JP2006001733A - シート材給送装置、シート材給装方法および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 給送ローラと分離・給送ローラの回転を異ならせることによって、ニップ形成後の給送速度はそのままに、シート材を傾斜部材の傾斜面およびニップ形成部に給送するさいには低速で給送し、様々なシート材に対しての衝突音および弾き音を低減させるシート材給送装置およびこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 シート材積載部材1に蓄積されたシート材2に圧接してこのシート材を分離部へ繰り出す給送手段19と、分離・給送手段4に圧接し、前記シート材2の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面9を備えた傾斜部材6とを備え、前記分離部へ繰り出された前記シート材2を前記傾斜部材6の傾斜面9ならびにニップ形成部により分離するシート材給送装置において、前記給送手段19が前記シート材積載部材1の回動により上昇されたシート材2の給送先端側に接触してそのシート材2を給送する第2ローラ19であり、前記分離・給送手段4が前記傾斜部材6にその外周面が当接する分離・給送ローラ4であり、前記第2給送ローラ19の回転速度を前記分離・給送ローラ4よりも遅くした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、積載されたシート材を1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置およびこれを備えた画像形成装置に関するものである。
シート材積載部材に蓄積されたシート材に圧接して、積載されたシート材を分離部で1枚ずつ分離して給送するシート材給送装置は従来から知られている(例えば、特許文献1ないし4参照)。
特開平8−91612号公報 特開2003−026348公報 特開2002−274663公報 特開2003−040472公報
シート材積載部材に蓄積されたシート材に圧接して該シート材を分離部へ繰り出す給送手段と、該給送手段に圧接し、前記シート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材とを備えたシート材給送装置においては、前記給送手段によりシート材が傾斜部材の傾斜面に給送されたさい、またはシート材が傾斜部材のニップ形成部進入のさいに、シート材先端が傾斜面に突き当たるときの衝突音またはニップ形成部でのシート材の進入音(シート材を弾く音)が、様々なシート材の剛性の差により発生する場合がある。
この衝突音または進入音を軽減するためには、シート材を、給送速度を遅くし緩やかに給送手段と傾斜部材のニップ形成部に進入させれば良いが、高速化には不向きである。
上記のシート材給送装置では、給送ローラと分離ローラの回転速度に差があるため(給送ローラ<分離ローラ)、シート材が分離ローラに噛んだ後には、シート材は分離ローラの回転速度で搬送され、シート材と給送ローラのシート材給送材との間にスリップを起こすこととなる。そのため異音が発生したり、ローラの磨耗を早める結果となる。
本発明の目的は、上述した実情を考慮して、給送ローラと分離・給送ローラの回転速度を異ならせることによって、ニップ形成後の給送速度はそのままに、シート材を傾斜部材の傾斜面およびニップ形成部に給送するさいには、低速で給送し、様々なシート材に対しての衝突音および弾き音を低減させるシート材給送装置およびこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、シート材積載部材に蓄積されたシート材に圧接してこのシート材を繰り出す給送手段と、給送手段により繰り出されたシート材を分離しながら給送する分離・給送手段と、分離・給送手段に圧接し、前記シート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材とを備え、前記分離部へ繰り出された前記シート材を前記傾斜部材の傾斜面ならびにニップ形成部により分離するシート材給送装置において、前記給送手段が前記シート材積載部材の回動により上昇されたシート材の給送先端側に接触してそのシート材を給送する第2給送ローラであり、前記分離・給送手段が前記傾斜部材にその外周面が当接する分離・給送ローラであり、前記第2給送ローラの回転速度を前記分離・給送ローラよりも遅くする減速機構を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記シート材が前記分離・給送ローラに入った後には、前記第2給送ローラは前記分離・給送ローラと連れ回りをし、前記第2給送ローラと前記分離・給送ローラの回転速度が同じになる請求項1記載のシート材給送装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、シート材積載部材に蓄積されたシート材に圧接してこのシート材を分離部へ繰り出す給送手段を有するシート材給送方法において、傾斜部材の傾斜面が分離・給送手段に圧接し、前記シート材の繰り出し方向の先端が前記傾斜面に突き当たり、前記傾斜部材を、前記給送手段との当接面を前記給送手段の軸線方向に沿う突状に形成し、前記傾斜面先端が前記給送手段にエッジで当接しており前記給送手段により前記シート材を前記分離部へ繰り出し、繰り出された前記シート材を前記傾斜部材の傾斜面ならびにニップ形成部により分離し、第2給送ローラが回動自在な前記シート材積載部材上に積載されてこのシート材積載部材の回動により上昇されたシート材の給送先端側に接触して前記シート材を給送し、前記傾斜部材の前記傾斜面には、前記給送ローラにより給送された前記シート材の前端が突き当たり、分離・給送ローラが前記傾斜部材の前記傾斜面と前記分離・給送ローラ外周面が複数枚の記録紙を1枚ずつ分離するように当接し、前記第2給送ローラの回転速度を前記分離・給送ローラよりも遅くするシート材給送方法を特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1または2記載のシート材給送装置と、このシート材給送装置から送り出されたシート材に画像を形成する画像形成手段とを備えた画像形成装置を特徴とする。
本発明では、第2給送ローラを分離・第1給送ローラより遅く回転させることによって、ニップ形成後の給送速度はそのままに、シート材を傾斜部材の傾斜面およびニップ形成部に給送するさいには、低速で給送することが可能となり、様々なシート材に対しての衝突音および弾き音を低減させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1はプリンタとして構成された画像形成装置の一例を示す概略垂直断面図である。画像形成装置本体30の内部には、シート材給送装置20と、そのシート材給送装置20から送り出されたシート材2に対して画像形成位置のレジスト調整を行なうレジスト手段部17、シート材2に画像を形成する作像手段(画像形成手段)21とが設けられている。
先ず、レジスト手段部17、作像手段21の構成と作用を説明する。本実施の形態のレジスト手段部17ではレジストセンサ18にてシート材2の先端を検知する。シート材2はシート材給送装置20により所定量搬送される。
そのさいシート材給送装置20を停止させると、このときレジストローラ(レジスト手段部)17と対向コロ16は停止しており、繰り出されたシート材2の先端はレジストローラ17と対向コロ16のニップ部に突き当る。
シート材給送装置20により所定量繰り出されることによりシート材2の先端には弛みが形成され、レジストローラ17に対してシート材2の先端全幅が突き当ることにより、シート材2のスキューが補正される。
それによって、シート材2は画像形成時にレジストローラ17の駆動により作像手段21を含む作像部へ搬送されるさいに、画像形成位置のタイミングを図ることが可能となる。
また本実施の形態の作像部において、作像手段21はドラム状の感光体22を有し、この感光体22は画像形成動作時に図1における反時計方向に回転駆動される。
このとき、帯電装置の一例である帯電ローラ23によって感光体22の表面が、所定の極性に帯電され、その帯電された感光体22の表面には露光装置24から出射する光変調されたレーザ光Lが照射され、これによって感光体22の表面に静電潜像が形成される。
この静電潜像は現像装置25によってトナー像として可視像化される。感光体22に対向して、転写装置の一例である転写ローラ26が配置され、シート材給送装置20から後述する態様で矢印A方向に給送されたシート材2は、感光体22と転写ローラ26との間の転写部を通り、このとき感光体22上のトナー像がシート材2に転写される。
シート材2に転写されずに感光体22上に付着する転写残トナーはクリーニング装置27によって除去される。また、転写部を通過したシート材2は、矢印Bで示すように定着装置28を通り、このときシート材2上のトナー像が熱と圧力の作用でシート材に定着される。
定着装置28を通過したシート材2は排紙部29に排出される。上述のようにして、シート材給送装置20から送り出されたシート材2に作像手段21によって所定の画像が形成される。
図2は図1のプリンタのシート材給送装置を示す斜視図である。一方、シート材給送装置20は、図1および図2に示すように、上部が開放された箱状の本体ケース10と、その本体ケース10の後部に形成された開口部10bを通して本体ケース10内に着脱自在に装着されたカセット11を有している。
このカセット11内には、一般に底板とも称せられているシート材積載部材1が配置され、その後端側に突設された耳部1aに形成された孔が、カセット11の各側壁11bに突設されたピン11aに回動自在に嵌合している。
また、シート材積載部材1の先端側とカセット11の底壁11cとの間には、図1に示すように圧縮ばね3が配置され、これによってシート材積載部材1の先端側が上方に向けて付勢されている。
本体ケース10には、図1および図2に示した軸8が回転自在に支持され、この軸8には、弾性体よりなる分離・給送ローラとして構成されたシート材給送部材4が軸8に対して同心状に固定されている。
図3はシート材積載部材上に積載されたシート材の最上位のシート材の先端側部位Xがシート材給送部材の外周面に圧接する状態を説明する概略図である。シート材積載部材1上には、図1および図3に示すように、先に説明したシート材2が積載されている。
シート材積載部材1が圧縮ばね3により上方に付勢されることにより、図3に示すごとくそのシート材積載部材1上に積載されたシート材2の最上位のシート材2aの先端側部位Xがシート材給送部材4の外周面に圧接する。以下、この部位を圧接部Xという。
また本実施の形態において、シート材2は、紙または樹脂シートなどから構成されている。後述するように、シート材2はシート材給送部材4が回転することにより、図3に矢印Sで示した方向に送り出されるが、上述の圧接部Xよりもシート材搬送方向下流側には、傾斜面9を有する傾斜部材6が配置されている。
この傾斜部材6の符号12で示す部分は、圧縮ばね5(図1および図2)の付勢作用によって、シート材給送部材4の外周面に圧接している。以降、この部分を圧接部12と称することにする。
このように傾斜部材6は、シート材給送部材4の外周面に圧接する圧接部12を有しているとともに、その圧接部12よりもシート材送り出し方向上流側の部分が傾斜面9として構成されている。また、図2に示すように、傾斜部材6の各側面に突設された突部13が本体ケース10に設けられたガイドレール7にそれぞれ摺動自在に嵌合している。
これにより、傾斜部材6はシート材給送部材4の外周面に対して接離する方向、すなわちその外周面に対して接近または離間する方向に移動可能に支持され、通常は、そのシート材給送部材4と本体ケース10の間に配置された圧縮ばね5によって、傾斜部材6の圧接部12がシート材給送部材4の外周面に圧接している。
傾斜部材6の下部には1対のフック15が設けられ、これらが本体ケース10の係止部(図示せず)に係合することによって、傾斜部材6がその最上昇位置よりも上方に移動して本体ケース10から離脱することが阻止される。
傾斜部材6の圧接部12は、図2から判るように、分離・給送ローラよりなるシート材給送部材4の軸線方向に延び、その幅Wは狭くなっていて、圧接部12よりもシート材送り出し方向下流側の傾斜部材6の部分14はシート材給送部材4の外周面から離間している。
圧接部12をシート材2aの送り出し方向Sに複数に分割し、これらの圧接部12をシート材給送部材4の外周面に圧接させるように構成することも可能である。
また、図3に示すようにシート材積載部材1に積載されたシート材2がシート材給送部材4の外周面に圧接した圧接部Xと、傾斜部材6の圧接部12がシート材給送部材4の外周面に圧接した部分との間のシート材送り出し方向Sに沿う距離LSは、2mmないし6mm程度の短い距離に設定されている。
さらに、シート材2に対するシート材給送部材4の外周面の摩擦係数をμ1、シート材同士の摩擦係数をμ2、シート材2に対する傾斜部材6の圧接部12の摩擦係数をμ3としたとき、μ1>μ2>μ3に設定されている。傾斜部材6を樹脂により構成すると、シート材2に対する傾斜部材6の摩擦係数を確実に下げることができる。
図示していない制御部から給送信号が発せられると、同じく図示していないモータが作動を開始し、軸8とこれに固定された分離・給送ローラからなるシート材給送部材4が、図1および図3における反時計方向に回転駆動される。
これによりシート材給送部材4の外周面が移動するので、圧縮ばね3により加圧されてシート材給送部材4の外周面に圧接した最上位のシート材2aが、シート材給送部材4の外周面から受ける摩擦力によって、図3に示した矢印Sの方向に送り出される。
図4はシート材積載部材上に積載されたシート材の最上位のシート材の先端側部位Xが傾斜部材の傾斜面に突き当たる状態を示す概略図である。このように、シート材給送部材4は、その外周面がシート材積載部材1に積載された最上位のシート材2aに圧接し、外周面の移動によって、当該外周面に圧接した最上位のシート材2aを送り出すのに役立つ。
次いで、この送り出された最上位のシート材2aは、図4に示すようにその先端が傾斜部材6の傾斜面9に突き当たる。このとき、傾斜部材6の傾斜面9とシート材2aの送り出し方向のなす角度θ2は、図4に示すように、傾斜面9に突き当たったシート材2aの先端が、傾斜面9に案内されて圧接部12へ向けて移動できるように鋭角に設定されている。この角度θ2は、好ましくは、50°ないし70°である。
図5はシート材給送部材の外周面から摩擦力を受けながら、外周面と傾斜部材の圧接部との間を通るシート材を示す概略図である。上述のようにして、圧接部12に案内された最上位のシート材2aは、図5に示すように、シート材給送部材4の外周面から摩擦力を受けながら、この外周面と傾斜部材6の圧接部12との間を通る。
最上位のシート材2aの厚さに相当する距離だけ、傾斜部材6がシート材給送部材4の外周面から離間し、ここを、シート材給送部材4の外周面から摩擦力を受けたシート材2aが通過するのである。
このとき、前述のように、各摩擦係数μ1、μ2、μ3はμ1>μ2>μ3に設定されているので、最上位のシート材2aは、シート材給送部材4から受ける摩擦力によって、支障なくカセット11から送り出されて圧接部12の部位を通過する。
次いで、この最上位のシート材2aは、図1を参照して先に説明したように、感光体22と転写ローラ26の間の転写部に搬送され、このとき感光体22上のトナー像がその最上位のシート材2a上に転写される。
上述したシート材給送装置20によると、シート材積載部材1上に積載された複数のシート材2のうちの最上位のシート材2aを他のシート材、例えば、2b、2cから分離して、その最上位のシート材2aだけを給送することができる。
このときの作用を図4および図5を参照して明らかにする。図4に示すように、最上位のシート材2aの先端が傾斜部材6の傾斜面9に突き当たったとき、そのシート材2aが傾斜面9に及ぼす力をFとし、この力Fの傾斜面9に対して直交する方向の分力をF1、傾斜面9に沿う方向の分力をF2とする。
また、図1に示した圧縮ばね3が傾斜部材6をシート材給送部材4の外周面に押圧する力を分離圧Qと称することにすると、この分離圧Qの作用方向はシート材2aの送り出し方向に対してθ1で示した角度をなしている。
そこで、分離圧Qの作用方向に沿う上記分力F1の成分F1αよりも、分離圧Qが小さくなるように、その分離圧を設定することにより、傾斜部材6の圧接部12は図5に示すように、ほぼシート材2aの厚さに相当する距離だけシート材給送部材4の外周面から離間し、ここをシート材2aが通過する。
一方、図5に示すように最上位のシート材2aに接触する次のシート材2bが、最上位のシート材2aから受ける摩擦力によって、そのシート材2aと一緒に送り出された場合には、そのシート材2bの先端が傾斜部材6の傾斜面9に突き当たり、この傾斜面9に力Fpを加える。
この力Fpも、傾斜部材6の傾斜面9に直交する方向の分力Fp1と、傾斜面9に沿う方向の分力Fp2に分けられ、分離圧Qと逆向きの成分Fp1αを生じる。
しかし、一般にシート材2間に作用する摩擦力は小さく、シート材給送部材4の外周面とシート材2間に作用する摩擦力の、例えば50%程度である。このため、上記力Fp1αも非常に小さなものとなり、傾斜部材6が最上位のシート材2aの厚さ分よりも大きくシート材給送部材4の外周面から離間することを防止できる。
このため、次のシート材2bは、傾斜面9によって止められ、これが圧接部12を越えて給送されることはない。次のシート材2bよりも下方のシート材2cが一緒に送り出されてこれらが傾斜面9に突き当たったときも同様である。
上述のように、図示したシート材給送装置20は積載されたシート材2のうちの最上位のシート材2aだけを給送することができる。しかもシート材2aに対する圧接部12の摩擦係数を小さくすることができる。
それゆえ、傾斜部材6の圧接部12とシート材給送部材4の外周面との間で搬送されるシート材2がスティックスリップを起こす不具合を防止でき、異音の発生を効果的に抑制することができる。
図1を参照して本発明の実施の形態を説明する。シート材給送部材である前記分離・給送ローラ(第1給送ローラ)4の上流側に、この分離・給送ローラ4と同様に回転自在な軸31と弾性体よりなるシート材給送材を有する第2給送ローラ19を備えている。
この第2給送ローラ軸31と分離・給送ローラ軸8は、図2に示すようにギヤ33、34、35にて結合されており、分離・給送ローラ軸8からの駆動力はこのギヤ33、34、35を介して第2給送ローラ軸31に伝達される。また、ギヤ比にしたがって、第2給送ローラ19は分離・第1給送ローラ4より遅く回転するようになっている。ギヤ機構33、34、35は、減速機構を構成している。
前記シート積載部材1上の上位に位置するシート材2a、2b、2c・・・(1枚もしくは、複数枚)は第2給送ローラ19によって給送され、ガイド板32に沿って傾斜部材6のニップ形成部まで給送されて上記説明のように分離され、積載されたシート材2のうち最上位のシート材2aだけ画像形成部へと給送される。
そのさいに、シート材2は第2給送ローラ19によってゆっくりと給送されるため傾斜部材6のニップ形成部での衝突音または弾き音は軽減される。本発明では、分離・給送ローラ4の回転速度を速めることができるため、給送間隔を詰めることができ、画像形成装置の高速化を実現することが可能となる。
図2において、第2給送ローラ軸31には、矢印で示す回転方向36を規制するワンウェイクラッチ37を備えている。最上位のシート材2a・・・が傾斜部材6のニップ形成部まで給送される間は、ギヤ33、34、35を介した分離・給送ローラ軸8からの駆動によって第2給送ローラ19が回転し、シート材2a、2b、2c・・・を給送する。
シート材2aが分離・給送ローラニップに到達し、分離・給送ローラ4によって給送し始めると、この分離・給送ローラ4の方が速い速度で回転しているため、第2給送ローラ19はシート材2aに引っ張られる形となる。
そのさいに、ワンウェイクラッチ37が働き、分離・給送ローラ軸8からの駆動伝達を切断するため、第2給送ローラ19はフリーとなり、分離・給送ローラ4と等速で回転する。
したがって、シート材2と第2給送ローラ19のシート材給送材との間にスリップが起こることが無いので、異音の発生が無くなり、また、第2給送ローラ19のシート材給送材の磨耗も起こらなくなる。
プリンタとして構成された画像形成装置の実施の形態を示す概略垂直断面図。 図1のプリンタのシート材給送装置を示す斜視図。 シート材積載部材上に積載されたシート材の最上位のシート材の先端側部位Xがシート材給送部材の外周面に圧接する状態を説明する概略図。 シート材積載部材上に積載されたシート材の最上位のシート材の先端側部位Xが傾斜部材の傾斜面に突き当たる状態を示す概略図。 シート材給送部材の外周面から摩擦力を受けながら、外周面と傾斜部材の圧接部との間を通るシート材を示す概略図。
符号の説明
1 シート材積載部材、2 シート材、2a 最上位のシート材、4 シート材給送部材(分離・給送ローラ、分離・第1給送ローラ)、6 傾斜部材、9 傾斜面、12 傾斜部材の当接部(圧接部)、19 給送手段(第2給送ローラ)、X 圧接部

Claims (4)

  1. シート材積載部材に蓄積されたシート材に圧接してこのシート材を繰り出す給送手段と、給送手段により繰り出されたシート材を分離しながら給送する分離・給送手段と、分離・給送手段に圧接し、前記シート材の繰り出し方向の先端が突き当たる傾斜面を備えた傾斜部材とを備え、前記分離部へ繰り出された前記シート材を前記傾斜部材の傾斜面ならびにニップ形成部により分離するシート材給送装置において、前記給送手段が前記シート材積載部材の回動により上昇されたシート材の給送先端側に接触してそのシート材を給送する第2給送ローラであり、前記分離・給送手段が前記傾斜部材にその外周面が当接する分離・給送ローラであり、前記第2給送ローラの回転速度を前記分離・給送ローラよりも遅くする減速機構を備えたことを特徴とするシート材給送装置。
  2. 前記シート材が前記分離・給送ローラのニップ部に入った後には、前記第2給送ローラは前記分離・給送ローラと連れ回りし、前記第2給送ローラと前記分離・給送ローラの回転速度が同じになることを特徴とする請求項1記載のシート材給送装置。
  3. シート材積載部材に蓄積されたシート材に圧接してこのシート材を分離部へ繰り出す給送手段を有するシート材給送方法において、傾斜部材の傾斜面が分離給送手段に圧接し、前記シート材の繰り出し方向の先端が前記傾斜面に突き当たり、前記傾斜部材を、前記給送手段との当接面を前記給送手段の軸線方向に沿う突状に形成し、前記傾斜面先端が前記給送手段にエッジで当接しており前記給送手段により前記シート材を前記分離部へ繰り出し、繰り出された前記シート材を前記傾斜部材の傾斜面ならびにニップ形成部により分離し、第2給送ローラが回動自在な前記シート材積載部材上に積載されてこのシート材積載部材の回動により上昇されたシート材の給送先端側に接触して前記シート材を給送し、前記傾斜部材の前記傾斜面には、前記給送ローラにより給送された前記シート材の前端が突き当たり、分離・給送ローラが前記傾斜部材の前記傾斜面と前記分離・給送ローラ外周面が複数枚の記録紙を1枚ずつ分離するように当接し、前記第2給送ローラの回転速度を前記分離・給送ローラよりも遅くすることを特徴とするシート材給送方法。
  4. 請求項1または2記載のシート材給送装置と、このシート材給送装置から送り出されたシート材に画像を形成する画像形成手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103381971A (zh) * 2012-05-01 2013-11-06 富士施乐株式会社 片材供给装置、片材容纳装置以及图像形成设备

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