JP2006001596A - 収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】 パチンコ機の梱包を容易にする。
【解決手段】 収納ケース50は、収納ボックス51、上蓋52、下蓋53、固定ユニット54を備える。収納ボックス51は、平面板51a、上周壁部51b、下周壁部51cを備える。平面板51aに、裏セットユニット挿通孔51d、貯留タンク挿通孔51eを形成する。上周壁部51bを貯留ユニット9よりも高く立設する。下周壁部51cを貯留タンク15及び裏セットユニット18よりも高く立設する。上周壁部51bの先端面の四隅に係合凸部51gを、下周壁部51cの先端面の四隅に係合凹部51hを形成する。上蓋52の下面の四隅に挿入凹部52aを、下蓋53の上面の四隅に挿入凸部53aを形成する。固定ユニット54を、収納ボックス51の左右それぞれの側面と、上蓋52の左右ぞれぞれの側面とに計4個取り付ける。
【選択図】 図9

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるパチンコ機等の弾球遊技機を収納する収納ケースに関するものである。
現在、遊技場に設置されるパチンコ機は、図柄可変表示装置や制御回路基板が組み付けられた裏セット板と称される支持体、遊技盤、ガイドレール枠を備えた遊技盤ユニットが本体枠に取り付けられている。遊技盤ユニットは、ガイドレール枠を遊技盤の前面に取り付け、裏セット板を遊技盤の裏面に取り付けた構成となっている。遊技盤の前面側には、遊技盤の遊技領域を視認可能とする前面扉が設けられ、この前面扉は本体枠に保持される。本体枠の前面側の下側端部には、遊技領域に打ち出すパチンコ球の打ち出し強さを調整する操作ハンドルと、遊技領域に打ち出すためのパチンコ球を貯留する貯留皿とが取り付けられている。また、本体枠の裏面側の上側端部には、遊技盤に設けられた始動入賞口にパチンコ球が入ったとき等に、貯留皿に払いだすためのパチンコ球を貯留する貯留タンクが取り付けられている。
しかしながら、操作ハンドル及び貯留皿は本体枠の前面から、制御回路基板及び貯留タンクは本体枠の裏面からそれぞれ突出して設けられており、パチンコ機を製造工場から遊技場に搬送するために梱包する場合には、複数のパチンコ機を、その前面と裏面とが対面するように上下に重ねると、重ねた複数のパチンコ機の下側に位置するパチンコ機の操作ハンドル及び貯留皿が、上側に位置するパチンコ機の本体枠に接触してしまうとともに、重ねた複数のパチンコ機の上側に位置するパチンコ機の制御回路基板及び貯留タンクが、下側に位置するパチンコ機の前面扉に接触してしまうため、パチンコ機を1個ずつ個別に梱包箱に梱包する必要があり、さらには、梱包したパチンコ機がガタつかないように、梱包箱とパチンコ機との隙間に発泡スチロール等の緩衝材を挿入する必要があり、梱包作業に手間がかかっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、パチンコ機の梱包作業を容易に行うことができる収納ケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の収納ケースは、遊技盤を支持する本体部と、前記本体部の前面側に突出して設けられた前面突出体と、前記本体部の後面側に突出して設けられた後面突出体とを備え、遊技球を用いて遊技を行う弾球遊技機を収納する収納ケースであって、前記本体部の前面または後面が載置される載置面部を有する板状に形成され、前記前面突出体と前記後面突出体との一方を挿通する挿通孔部が形成された底板と、前記底板の前記載置面部側の面の外周部に前記前面突出体と前記後面突出体との他方よりも高く立設された第1周壁部と、前記底板の前記載置面部側とは反対側の面の外周部に前記前面突出体と前記後面突出体との一方よりも高く立設された第2周壁部と、を有するケース本体を備え、前記第1周壁部の先端面と前記第2周壁部の先端面との一方には係合凸部が、他方には前記係合凸部が挿入可能な係合凹部が設けられていることを特徴とする。
なお、前記ケース本体に収納した前記弾球遊技機を前記底板とともに挟持する挟持位置及び前記挟持位置から退避した退避位置の間で変位する変位部材と、前記変位部材を前記挟持位置に向けて付勢する付勢部と、を備えることが好ましい。
また、前記第1周壁部に設けられた前記係合凸部または前記係合凹部に係合する第1係合部を有し、前記底板と前記第1周壁部とで形成された第1収納部を覆う第1蓋部材と、前記第2周壁部に設けられた前記係合凸部または前記係合凹部に係合する第2係合部を有し、前記底板と前記第2周壁部とで形成された第2収納部を覆う第2蓋部材と、を備えることが好ましい。
さらに、複数の前記ケース本体同士を、または、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材の一方と前記ケース本体とを固定する固定部を備え、前記固定部は、板状に形成され、一方の先端部が前記ケース本体、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材に設けられた回動軸に軸支される本体板と、前記ケース本体、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材に設けられた雌ネジに螺合する雄ネジと、前記本体板の他方の先端部に設けられ、短手方向が前記雄ネジの頭部の径よりも小さい長孔状に形成された雄ネジ挿通孔と、前記本体板に前記雄ネジ挿通孔を囲み且つ前記雄ネジよりも低く立設され、前記雄ネジ挿通孔の短手方向において前記雄ネジの頭部の径よりも僅かに大きい間隔で互いに対向する第1対向壁及び第2対向壁、前記雄ネジ挿通孔の長手方向においてこの長手方向の長さよりも僅かに大きい間隔で互いに対向する第3対向壁及び第4対向壁を有するネジ周壁部と、前記ネジ周壁部の先端面に設けられ、前記本体板と前記ネジ周壁部とで形成されたネジ収納部を覆うとともに、前記雄ネジの頭部の径よりも小さく且つ前記雄ネジを操作する操作工具が挿通可能な長孔状の操作孔が前記雄ネジ挿通孔に沿って形成された収納蓋部と、を有することが好ましい。
本発明の収納ケースによれば、遊技盤を支持する本体部と、本体部の前面側に突出して設けられた前面突出体と、本体部の後面側に突出して設けられた後面突出体とを備え、遊技球を用いて遊技を行う弾球遊技機を収納し、本体部の前面または後面が載置される載置面部を有する板状に形成され、前面突出体と後面突出体との一方を挿通する挿通孔部が形成された底板と、底板の載置面部側の面の外周部に前面突出体と後面突出体との他方よりも高く立設された第1周壁部と、底板の載置面部側とは反対側の面の外周部に前面突出体と後面突出体との一方よりも高く立設された第2周壁部と、を有するケース本体を備え、第1周壁部の先端面と第2周壁部の先端面との一方には係合凸部が、他方には係合凸部が挿入可能な係合凹部が設けられているから、弾球遊技機の本体部を底板の載置面部に載置すると、前面突出体と後面突出体との一方が挿通孔部を挿通し、第1周壁部により前面突出体と後面突出体との他方を覆い、第2周壁部により前面突出体と後面突出体との一方を覆うことができるため、弾球遊技機を収納した複数のケース本体を第1周壁部の先端面と第2周壁部の先端面とが対面するように上下に重ねる場合にも、下側に位置する弾球遊技機の前面突出体と後面突出体との一方が、上側に位置する弾球遊技機の前面突出体と後面突出体との他方に接触することがなく、弾球遊技機を収納した複数のケース本体を重ねることができ、弾球遊技機の梱包作業の手間を軽減することができる。さらに、複数のケース本体を重ねると、係合凸部が係合凹部に挿入されるから、複数のケース本体を重ねたときに、その重ねた状態を維持することができる。
また、ケース本体に収納した弾球遊技機を底板とともに挟持する挟持位置及び挟持位置から退避した退避位置の間で変位する変位部材と、変位部材を挟持位置に向けて付勢する付勢部と、を備えたから、ケース本体に収納した弾球遊技機を変位部材と底板とで挟持することができ、通常時には、変位部材は付勢部によりケース本体に収納した弾球遊技機を底板とともに挟持する挟持位置に位置するから、変位部材を退避位置に変位しない限りは、変位部材を挟持位置に位置することができる。
さらに、第1周壁部に設けられた係合凸部または係合凹部に係合する第1係合部を有し、底板と第1周壁部とで形成された第1収納部を覆う第1蓋部材と、第2周壁部に設けられた係合凸部または係合凹部に係合する第2係合部を有し、底板と第2周壁部とで形成された第2収納部を覆う第2蓋部材と、を備えたから、第1周壁部に設けられた係合凸部または係合凹部に第1蓋部材の第1係合部を係合し、第2周壁部に設けられた係合凸部または係合凹部に第2蓋部材の第2係合部を係合すると、第1蓋部材により第1収納部を覆い、第2蓋部材により第2収納部を覆うことができるため、ケース本体、第1蓋部材及び第2蓋部材によりケース本体に収納した弾球遊技機を外部から接触不能に防護することができ、ケース本体に収納した弾球遊技機が傷つくことを防止することができる。
また、複数のケース本体同士を、または、第1蓋部材及び第2蓋部材の一方とケース本体とを固定する固定部を備え、固定部は、板状に形成され、一方の先端部がケース本体、第1蓋部材及び第2蓋部材に設けられた回動軸に軸支される本体板と、ケース本体、第1蓋部材及び第2蓋部材に設けられた雌ネジに螺合する雄ネジと、本体板の他方の先端部に設けられ、短手方向が雄ネジの頭部の径よりも小さい長孔状に形成された雄ネジ挿通孔と、本体板に雄ネジ挿通孔を囲み且つ雄ネジよりも低く立設され、雄ネジ挿通孔の短手方向において雄ネジの頭部の径よりも僅かに大きい間隔で互いに対向する第1対向壁及び第2対向壁、雄ネジ挿通孔の長手方向においてこの長手方向の長さよりも僅かに大きい間隔で互いに対向する第3対向壁及び第4対向壁を有するネジ周壁部と、ネジ周壁部の先端面に設けられ、本体板とネジ周壁部とで形成されたネジ収納部を覆うとともに、雄ネジの頭部の径よりも小さく且つ雄ネジを操作する操作工具が挿通可能な長孔状の操作孔が雄ネジ挿通孔に沿って形成された収納蓋部と、を有するから、複数の固定部を用いることにより、複数のケース本体同士を固定し、第1蓋部材とケース本体とを固定し、第2蓋部材とケース本体とを固定することができるため、搬送する際に、複数のケース本体、第1蓋部材及び第2蓋部材がバラバラになることがなく、容易に収納ケースを搬送することができる。
さらに、本体板に設けられた雄ネジを挿通する雄ネジ挿通孔は、短手方向が雄ネジの頭部の径よりも小さい長孔状に形成されているから、雄ネジ挿通孔の長手方向において雄ネジを挿通する位置を移動することができ、ケース本体を重ねときや、ケース本体に第1蓋部材及び第2蓋部材を係合したときに、ケース本体、第1蓋部材及び第2蓋部材に設けられた雌ネジの位置が、基準となる位置からずれた場合にも、雄ネジを挿通する位置を移動することにより、確実に複数のケース本体同士を、または、第1蓋部材及び第2蓋部材の一方とケース本体とを固定することができる。また、ネジ周壁部の先端面に本体板とネジ周壁部とで形成されたネジ収納部を覆う収納蓋部を設けたから、雄ネジを常にネジ収納部に収納することができ、固定作業を行う際に、雄ネジを用意する必要がなく、作業性を向上することができる。さらに、ケース本体を弾球遊技機の収納に使用していないときには、雄ネジをケース本体に設けられた雌ネジに螺合することにより、固定部がふらふらして邪魔になることがない。また、ネジ周壁部の第1対向壁及び第2対向壁は、雄ネジ挿通孔の短手方向において雄ネジの頭部の径よりも僅かに大きい間隔で互いに対向するから、雄ネジと雌ネジとの螺合を解除し、雄ネジがどの部材にも螺合していない状態で雄ネジが倒れた場合にも、雄ネジの頭部はすぐに第1対向壁または第2対向壁に当接し、さらには、第3対向壁及び第4対向壁は雄ネジ挿通孔の長手方向においてこの長手方向の長さよりも僅かに大きい間隔で互いに対向し、収納蓋部の長孔状の操作孔は雄ネジ挿通孔に沿って形成されているから、雄ネジは常に納蓋部の操作孔から視認可能となっており、雄ネジを操作する操作工具を操作孔に挿通して雄ネジを操作するときに、容易にその操作を行うことができる。
図1に示すように、弾球遊技機の1実施例であるパチンコ機(弾球遊技機)2は、本体枠(本体部)3の内部に遊技盤4が配設されており、本体枠3の前面には前面扉5が開閉自在に取り付けられている。前面扉5の下方には、打球供給用の供給皿(前面突出体)6及びパチンコ球(遊技球)7の打ち出し強さを調節する操作ハンドル(前面突出体)8が設けられた貯留ユニット(前面突出体)9が、本体枠3の前面側に突出して取り付けられている。遊技盤4のパチンコ球7が打ち出される遊技領域4aの略中央には、予め定められた入賞口へパチンコ球7を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて遊技中に様々な図柄を液晶画面に所定時間内において変動表示させた後に停止表示させる図柄可変表示装置10が設けられている。図柄可変表示装置10の周りには、始動入賞口11、アタッカ12、アウト口13が設けられている。また、遊技盤4の略中央には、センター役物14が組み付けられており、センター役物14に形成された開口14aを介して、後述する裏セット板20に組み付けられた図柄可変表示装置10を視認することができる。なお、前面扉5の前面には、凸状の装飾部が設けられており、この装飾部は、本体枠3の前面側に突出して設けられた前面突出体となる。また、本実施形態では、貯留ユニット9は、前面扉5の装飾部よりも本体枠3の前面から大きく突出するようにされている。
本体枠3の裏面の上側端部には、本体枠3の裏面から突出するように箱状の貯留タンク(後面突出体)15が取り付けられている。この貯留タンク15は、貯留皿6に払い出すためのパチンコ球7を貯留するものであり、凹状の貯留凹部15aが形成されている。
遊技者は供給皿6にパチンコ球7を投入して遊技を開始する。投入されたパチンコ球7は供給皿6内に設けられた誘導路を経て球発射装置に導かれる。遊技者は、回動式の操作ハンドル8を所定量回動して球発射装置の駆動を制御することで、パチンコ球7を1個ずつ遊技盤4の遊技領域4aの上方に向けて打ち出すことができる。打ち出されたパチンコ球7は遊技領域4aの上方から流下する途中で始動入賞口11に入るか、あるいはアウト口13から回収される。なお、パチンコ機2の遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
図2に示すように、前面扉5は、本体枠3の前面に開閉自在に取り付けられている。前面扉5の内側には、可視可能なガラスが取り付けられている。なお、前面扉5が閉じているロック状態であるときには、遊技者や遊技場の作業者は、ガラスを通して遊技盤4の遊技領域4aを流下していくパチンコ球7を見ることはできるが、遊技盤4にはもちろんのこと本体枠3の内部にも触れることができないようになっている。
図3に示すように、遊技盤ユニット16は、本体枠3の遊技盤ユニット係止部3aに交換可能に係止されている。遊技盤ユニット係止部3aの右側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤ユニット16を係止するための遊技盤ユニット係止部材17が設けられている。なお、遊技盤ユニット係止部材17には、回動可能な係止部17aが軸支されている。
図4に示すように、遊技盤ユニット16は、遊技盤4、裏セットユニット(後面突出体)18及びガイドレール枠19を備え、裏セットユニット18とガイドレール枠19とは、詳しくは後述するように、遊技盤4を挟持した状態で係止されている。
遊技盤4の右側端部の上側端部及び下側端部には、遊技盤ユニット係止部材17(図3参照)を挿通するための係止部材挿通孔4bが形成されている。遊技盤4の四隅には、後述するボス23を挿通するための位置決め開口4cが形成されている。
裏セットユニット18は、裏セット板(後面突出体)20と、この裏セット板20に支持される主制御回路装置(後面突出体)35及び副制御回路装置(後面突出体)39(図5参照)とを備える。裏セット板20は略板状に形成されており、裏セット板20の前面には複数のリブ20aが設けられ、これらリブ20aにより球通路20bが形成される。遊技を行った際に始動入賞口11、アタッカ12及びアウト口13に入ったパチンコ球7は、球通路20bを通過して所定の受け部に誘導される。裏セット板20の上下4箇所にはボス23が形成されており、このボス23には後述するガイドレール枠19に設けられた係止つまみ41を挿通させるための開口24が形成されている。このボス23を、遊技盤4に形成された位置決め開口4cに裏面側から挿通させることで、遊技盤4と裏セット板20との位置決めが行われる。裏セット板20の裏面には、図柄可変表示装置10が組み付けられる(図5参照)。
ガイドレール枠19は、板状に形成され前面の外周にリブが形成された枠本体25に、外レール26、第1内レール27、第2内レール28が取り付けられた構成となっている。枠本体25、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は例えばポリアセタール等の摺動性、耐摩耗性に優れた樹脂材から形成されている。なお、外レール26と第1内レール27との間は、打ち出されたパチンコ球7を遊技領域4aに向けて誘導するためのガイド部25aとなる。また、枠本体25の中央には、遊技におけるパチンコ球7の移動を規制(形成)するための開口25bが形成され、その下方に始動入賞口11、アタッカ12のいずれにも入賞しなかったパチンコ球7を所定の受け部に導くためのアウト口29の前面装飾29aが形成されている。なお、外レール26、第1内レール27及び第2内レール28は、それぞれ図示しないネジ等により枠本体25に組み付け固定される。
図5に示すように、主制御回路装置(後面突出体)35及び副制御回路装置(後面突出体)39は、裏セット板20の裏面側に突出するように裏セット板20に支持されている。遊技盤4の裏面には、遊技を行う際に作動が行われる各種装置を制御するためのメインプログラムや図柄可変表示装置10の可変表示制御を行うための演出プログラムが記憶されたプログラムROM31及び、図柄可変表示装置10で表示する画像データ、音声データ、メインプログラム等に基づいて行われる処理状況に応じて各種装置を作動させるためのデータ等が記憶されているデータROM32、メモリコントローラが組み付けられた回路基板33が設けられている。この回路基板33にはコネクタ34が設けられており、裏セット板20に組み付けられた主制御回路装置35に連接させるためのコネクタ36が嵌め込まれる。これにより、主制御回路装置35と回路基板33とがケーブル37、38を介して電気的に接続される。なお、本実施形態では回路基板に組み付ける情報記憶媒体としてROMを挙げたが、これに限定する必要はなく、RAM(Random Access Memory)を組み付けてもよい。この場合、組み付け作業時にプログラムやデータ等を記憶させるようにしたり、機種替えの際に又は弾球遊技機の起動時にプログラムやデータをインストールするようにする。なお、インストールはパチンコ店等のホールコンピュータと接続させ、ホールコンピュータに記憶されたプログラムやデータを用いて行うようにすると好適である。
図4に示すように、枠本体25の裏面の上端部及び下端部のそれぞれ2箇所計4箇所にはボス(図示せず)が形成され、このボスにロック機構である回動自在な係止つまみ41が取り付けられる。このボスを遊技盤4に形成された位置決め開口4cに挿通させることで、枠本体25と遊技盤4との位置決めが行われる。また、係止つまみ41は裏セット板20に形成されたボス23の開口24に挿通された後に、開口24に対して水平位置から垂直位置へと回動させることで、遊技盤4を挟持した状態でガイドレール枠19と裏セット板20との係合を行うことが可能となる。なお、ロック機構の構造及び個数は遊技盤ユニット16の構成等を考慮して、適宜設定することが可能である。また、枠本体25の右側の上下端部には係止部材係止孔25cが形成されている。係止部材係止孔25cは遊技盤ユニット係止部材17の係止部17aを挿通させることのできる位置に設けられている。
図6に示すように、枠本体25の係止部材係止孔25cは、遊技盤ユニット係止部材17が挿通可能な大きさで、遊技盤ユニット係止部材17の係止部17aと係止可能となるように形成されている。係止部17aは、遊技盤ユニット係止部材17に回動自在に軸支されており、遊技盤ユニット16が取り付けられていない状態では、係止部17aは長手方向が垂直に向けられた係止解除位置にセットされている。遊技盤ユニット16が本体枠3の遊技盤ユニット係止部3aに取り付けられると、遊技盤ユニット係止部材17が係止部材係止孔25cに挿通され、係止部17aが回動自在となるように係止部材係止孔25cから突出する。
図7に示すように、係止部17aが係止部材係止孔25cから突出した状態でその長手方向が水平となるように90度回動されると、遊技盤ユニット係止部材17は係止位置にセットされる。係止位置への回動によって、係止部17aが係止部材係止孔25cから挿脱不能となり、遊技盤ユニット16を係止する。これにより、遊技盤ユニット16が本体枠3に係止される。
図8及び図9に示すように、本発明を実施した収納ケース50は、裏セットユニット18を図9中において下側にした状態でパチンコ機2を収納するものであり、略箱状の収納ボックス(ケース本体)51、収納ボックス51の上面に取り付けられる板状の上蓋(第1蓋部材)52、収納ボックス51の下面に取り付けられる板状の下蓋(第2蓋部材)53、他の収納ボックス51を固定するための固定ユニット(固定部)54を備える。固定ユニット54は、4個設けられている。収納ボックス51は、板状の平面板(底板)51aと、平面板51aの図9中の上面に全周に亘って立設された上周壁部(第1周壁部)51bと、平面板51aの図9中の下面に全周に亘って立設された下周壁部(第2周壁部)51cとを備える。平面板51aには、裏セットユニット18を挿通するための裏セットユニット挿通孔(挿通孔部)51dと、貯留タンク15を挿通するための貯留タンク挿通孔(挿通孔部)51eとが形成されている。平面板51aの図9における上面の上周壁部51bによって覆われた部分が、本体枠3の後面が載置される載置面部51fとなる。平面板51aと上周壁部51bとで形成された第1収納部には、本体枠3、遊技盤4、前面扉5及び貯留ユニット9が収納される。上周壁部51bは、その高さ方向において、貯留ユニット9よりも高く立設されている。平面板51aと上周壁部51bとは、収納した本体枠3がガタつくことがない形状、具体的には、本体枠3の後面を載置面部51fに載置したときに、本体枠3の上側面, 下側面, 左側面及び右側面が、上周壁部51bの内壁面に当接するように形成されている。平面板51aと下周壁部51cとで形成された第2収納部には、貯留タンク15及び裏セットユニット18が収納され、下周壁部51cは、その高さ方向において、貯留タンク15及び裏セットユニット18よりも高く立設されている。
上周壁部51bの先端面の四隅には、それぞれ凸状の係合凸部51gが形成されており、下周壁部51cの先端面の四隅には、それぞれ凹状の係合凹部51hが形成されている。係合凹部51hは、係合凸部51gを挿入可能であり、他の収納ボックス51の係合凸部51gを挿入したときに、挿入した係合凸部51gが形成された収納ボックス51がガタつくことがない形状で形成されている。
上周壁部51bの図9における左右それぞれの内壁面には、凹状の挟持凹部51iが形成されており、この挟持凹部51iには、収納ボックス51に収納されたパチンコ機2を平面板51aとともに挟持する挟持板(変位部材)55と、挟持板55を付勢するコイルバネ(付勢部)56とが挿入されている。挟持板55は、図9における左右方向に移動可能に挿入されている。コイルバネ56は、一端が挟持凹部51iの底面に取り付けられ、他端が挟持板55に取り付けられている。このコイルバネ56の付勢により、図9中の左側の挟持凹部51iに挿入された挟持板55は図9中A方向に付勢され、図9中の右側の挟持凹部51iに挿入された挟持板55は図9中B方向に付勢された状態となる。上周壁部51bの先端面の図9における左右それぞれには、パチンコ機2を挿入するときに挟持板55を移動させるための凹状の移動凹部51jが形成されている。
下周壁部51cの図9における左右それぞれの外壁面には、後述するピン(回動軸)62を挿入するための挿入孔51kが、平面板51aの図9における左右それぞれの側面には、固定ユニット54を取り付けるための第1雌ネジ(雌ネジ)51l が、上周壁部51bの図9における左右ぞれぞれの外壁面には、固定ユニット54を取り付けるための第2雌ネジ(雌ネジ)51mが、それぞれ形成されている。挿入孔51kに、固定ユニット54を挿通したピン62を挿入すると、固定ユニット54は、ピン62を中心に回動自在に収納ボックス51に取り付けられる。そして、後述するネジ(雄ネジ)61を、第1雌ネジ51l に螺合すると、固定ユニット54は、収納ボックス51に固定される。
上蓋52の下面の四隅には、それぞれ係合凸部51gを挿入するための凹状の挿入凹部(第1係合部)52aが形成されている。挿入凹部52aは、係合凸部51gを挿入したときに、挿入した係合凸部51gが形成された収納ボックス51がガタつくことがない形状で形成されている。上蓋52の図9における左右ぞれぞれの側面には、ピン62を挿入するための挿入孔52bと固定ユニット54を取り付けるための上蓋雌ネジ(雌ネジ)52c(図8参照)とが形成されている。挿入孔52bに、固定ユニット54を挿通したピン62を挿入すると、固定ユニット54は、ピン62を中心に回動自在に上蓋52に取り付けられる。そして、ネジ61を、上蓋雌ネジ52cに螺合すると、固定ユニット54は、上蓋52に固定される。
下蓋53の上面の四隅には、それぞれ係合凹部51hに挿入するための凸状の挿入凸部(第2係合部)53aが形成されている。挿入凸部53aは、係合凹部51hに挿入したときに、下蓋53がガタつくことがない形状で形成されている。下蓋53の図9における左右ぞれぞれの側面には、固定ユニット54を取り付けるための下蓋雌ネジ(雌ネジ)53bが形成されている。
固定ユニット(固定部)54は、収納ボックス51の図9における左右それぞれの側面と、上蓋52の左右ぞれぞれの側面とに計4個取り付けられている。図10及び図11に示すように、固定ユニット54は、板状の固定板(本体板)54a、固定板54aの図10における前面に全周に亘って立設され、ネジ61を収納するためのネジ周壁部54b、ネジ周壁部54bの先端面に取り付けられる板状の蓋部(収納蓋部)54c、固定ユニット54を収納ボックス51または下蓋53に固定するためのネジ(雄ネジ)61を備え、ピン62により収納ボックス51または上蓋52に取り付けられる。なお、図11(A)は正面図、図11(B)は左側面断面図、図11(C)は上側面断面図である。固定板54aの図10における下側端部には、ピン62を挿通するためのピン挿通孔54dが形成されている。ピン挿通孔54dは、ピン62の軸部の径よりも僅かに大きな径で形成されており、これにより、固定ユニット54は、ピン挿通孔54dに挿通したピン62を中心に回動自在となる。
固定板54aの図11(B)における上側端部には、ネジ61の軸部を挿通するための長孔状のネジ挿通孔(雄ネジ挿通孔)54eが形成されている。ネジ挿通孔54eは、長手方向が図11(B)における上下方向になるように、且つ短手方向の長さがネジ61の頭部の径よりも小さく形成されている。ネジ周壁部54bは、ネジ挿通孔54eを囲むように、且つネジ61の全長よりも低く立設されており、ネジ挿通孔54eの短手方向(図11(C)中の左右方向)においてネジ61の頭部の径よりも僅かに大きい間隔(例えば、ネジ61の頭部の径の1.2倍)で互いに対向するように形成された第1対向壁54f及び第2対向壁54g、ネジ挿通孔54eの長手方向(図11(B)中の上下方向)においてこの長手方向の長さよりも僅かに大きい間隔(例えば、ネジ挿通孔54eの長手方向の長さの1.2倍)で互いに対向するように形成された第3対向壁54h及び第4対向壁54i、固定板54aの図11(C)における左右の側面に外壁面が連続して形成された左対向壁54j及び右対向壁54kを備える。第3対向壁54h及び第4対向壁54iは、左対向壁54j及び右対向壁54kに繋がって一体化するように形成されている。また、第3対向壁54hと第4対向壁54iとの間隔は、ネジ61の全長より短く形成されている。ネジ61をネジ挿通孔54eに挿通した状態で、蓋部54cをネジ周壁部54bの先端面に取り付けると、ネジ61は取り出し不能となる。
蓋部54cは、板状に形成され、ネジ61をドライバ等の工具を用いてネジ締めするときに、ドライバを挿通するための長孔状のドライバ挿通孔(操作孔)54lがネジ挿通孔54eに沿って形成されている。ドライバ挿通孔54lは、短手方向の長さがネジ61の頭部の径よりも小さく、且つドライバを挿通可能な大きさで、長手方向の長さがネジ挿通孔54eの長手方向の長さと略同一となるように形成されている。これにより、ネジ61は、常にネジ周壁部54bと蓋部54cとにより形成された空間に収納された状態となるから、固定ユニット54を取り付けるときに、取り付け用の別のネジを用意する必要がなく、作業性を向上することができる。
上記のように構成された収納ケース50の作用について説明する。製造したパチンコ機2を倉庫等の保管場所に保管する場合には、図12に示すように、先ず、下蓋53の挿入凸部53aを、収納ボックス51の係合凹部51hに挿入し、収納ボックス51に取り付けられた固定ユニット54のネジ61と第1雌ネジ51l との螺合を解除して、固定ユニット54を回動自在にし、この状態で固定ユニット54をピン62を中心に180°回動させて,ネジ61を下蓋53の下蓋雌ネジ53bに螺合する。これにより、下蓋53が第1の収納ボックス51の下面側に固定される。そして、裏セットユニット18を下向きにした状態で、パチンコ機2を収納ボックス51に収納する。このとき、作業者は、移動凹部51jに板状の治具等を挿入して2個の挟持板55を挟持凹部51iに入る方向に移動させる。図13に示すように、本体枠3の後面を載置面部51fに当接させてパチンコ機2を収納ボックス51に収納すると、貯留タンク15が貯留タンク挿通孔51eに、裏セットユニット18が裏セットユニット挿通孔51dにそれぞれ挿通される。パチンコ機2を収納ボックス51に収納した後に、移動凹部51jから治具を抜くと、コイルバネ56の付勢により、図13中の左側の挟持板55は図13中A方向に移動し、図13中の右側の挟持板55は図13中B方向に移動する。これにより、パチンコ機2は、2個の挟持板55と平面板51aとにより挟持された状態となる。
次に、図14に示すように、上述したように第1のパチンコ機2を収納した第1の収納ボックス51の係合凸部51gを、別の第2の収納ボックス51の係合凹部51hに挿入し、第2の収納ボックス51に取り付けられた固定ユニット54のネジ61と第1雌ネジ51l との螺合を解除して、固定ユニット54を回動自在にし、この状態で固定ユニット54をピン62を中心に180°回動させて,ネジ61を第1の収納ボックス51の第2雌ネジ51mに螺合する。これにより、第2の収納ボックス51が第1の収納ボックス51の上面側に固定される。そして、上述したような方法で、第2の収納ボックス51に、第2のパチンコ機2を収納する。なお、第1の収納ボックス51とは、図14及び図15において下段のものを示し、第2の収納ボックス51とは、図14及び図15において上段のものを示す。また、第1のパチンコ機2とは、図14及び図15において下段のものを示し、第2のパチンコ機2とは、図14及び図15において上段のものを示す。そして、図15に示すように、第2の収納ボックス51の係合凸部51gを、上蓋52の挿入凹部52aに挿入し、上蓋52に取り付けられた固定ユニット54のネジ61と上蓋雌ネジ52cとの螺合を解除して、固定ユニット54を回動自在にし、この状態で固定ユニット54をピン62を中心に90°回動させて,ネジ61を第2の収納ボックス51の第2雌ネジ51mに螺合する。これにより、上蓋52が第2の収納ボックス51の上面側に固定される。この状態では、第1及び第2のパチンコ機2は、第1及び第2の収納ボックス51と上蓋52及び下蓋53とにより覆われた状態で収納され、外部からは接触不能となっているため、傷つくことがない。パチンコ機2を倉庫等の保管場所に保管する場合には、このように収納ケース50に収納した状態で倉庫に保管する。なお、重ねる収納ボックス51の個数は、2個に限定されることなく、適宜変更されるものである。
このように、収納ボックス51にパチンコ機2を収納することができ、上周壁部51bは、その高さ方向において、貯留ユニット9よりも高く立設されており、下周壁部51cは、その高さ方向において、貯留タンク15及び裏セットユニット18よりも高く立設されているから、収納したパチンコ機2を傷つけることなく、パチンコ機2を収納した収納ボックス51を複数個重ねることができ、複数のパチンコ機2を1個ずつ個別に梱包する場合に比べて、その作業の手間を軽減することができる。
また、平面板51aと上周壁部51bとは、本体枠3の後面を載置面部51fに載置したときに、本体枠3の上側面, 下側面, 左側面及び右側面が、上周壁部51bの内壁面に当接するように形成されており、収納ボックス51に収納した本体枠3がガタつくことがないから、パチンコ機2を収納した状態で収納ケース50を搬送するときに、パチンコ機2が傷つくことがない。さらに、固定ユニット54のネジ挿通孔54eと、蓋部54cのドライバ挿通孔54lとは長孔状に形成されているから、下蓋53の挿入凸部53aを、収納ボックス51の係合凹部51hに挿入した後で、収納ボックス51と下蓋53との図12中の上下方向における位置にバラツキが生じた場合にも、そのバラツキの分だけ、ネジ61を上下方向に移動させることにより、下蓋53と収納ボックス51とを確実に固定することができ、同様にして、収納ボックス51の係合凸部51gを、別の収納ボックス51の係合凹部51hに挿入した後で、2個の収納ボックス51の図14中の上下方向における位置にバラツキが生じた場合にも、そのバラツキの分だけ、ネジ61を上下方向に移動させることにより、2個の収納ボックス51を確実に固定することができ、同様にして、収納ボックス51の係合凸部51gを、上蓋52の挿入凹部52aに挿入した後で、収納ボックス51と上蓋52との図15中の上下方向における位置にバラツキが生じた場合にも、そのバラツキの分だけ、ネジ61を上下方向に移動させることにより、収納ボックス51と上蓋52とを確実に固定することができる。
さらに、固定ユニット54により、パチンコ機2を収納した複数の収納ボックス51を一体的に固定することができるため、複数の収納ボックス51を搬送する場合にも、複数の収納ボックス51がバラバラになることがなく、搬送の際の手間を軽減することができる。さらに、収納ボックス51に収納されたパチンコ機2は、収納ボックス51と上蓋52及び下蓋53とにより覆われた状態で収納され、外部からは接触不能となっているため、傷つくことがない。
また、収納ボックス51及び上蓋52を使用しないときには、収納ボックス51に取り付けられた固定ユニット54は、収納ボックス51に固定され、上蓋52に取り付けられた固定ユニット54は、上蓋52に固定されているから、収納ボックス51及び上蓋52を使用しないときには、それぞれに取り付けられた固定ユニット54がふらふらして邪魔になることがない。
さらに、固定ユニット54のネジ周壁部54bの第1対向壁54f及び第2対向壁54gは、ネジ挿通孔54eの短手方向においてネジ61の頭部の径の1.2倍の間隔で互いに対向するから、ネジ61と収納ボックス51の第1雌ネジ51lとの螺合を解除し、ネジ61が倒れた場合にも、ネジ61の頭部がすぐに第1対向壁54fまたは第2対向壁54gに当接し、さらには、第3対向壁54h及び第4対向壁54iは、ネジ挿通孔54eの長手方向においてこの長手方向の長さの1.2倍で、且つネジ61の全長より短い間隔で互いに対向し、蓋部54cのドライバ挿通孔54lは、その長手方向の長さがネジ挿通孔54eの長手方向の長さと略同一で形成されているから、ネジ61は常にドライバ挿通孔54lから視認可能となっており、ドライバをドライバ挿通孔54lに挿通して、ネジ61を操作するときに、容易にその操作を行うことができる。
なお、上記実施形態では、収納ボックス51に取り付けた固定ユニット54により収納ボックス51と下蓋53とを固定し、上蓋52に取り付けた固定ユニット54により収納ボックス51と上蓋52とを固定したが、これに限定されることなく、収納ボックス51に取り付けた固定ユニット54により収納ボックス51と上蓋52とを固定し、下蓋53に取り付けた固定ユニット54により収納ボックス51と下蓋53とを固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、固定ユニット54を、収納ボックス51の左右それぞれの側面と、上蓋52の左右ぞれぞれの側面とに計4個取り付けたが、固定ユニット54の個数は4個に限定されることなく、適宜変更されるものである。
さらに、上記実施形態では、上周壁部51bの先端面の四隅に係合凸部51gを、下周壁部51cの先端面の四隅に係合凹部51hを形成したが、これに限定されることなく、上周壁部51bの先端面の四隅に凹状の係合凹部を、下周壁部51cの先端面の四隅に凸状の係合凸部を形成してもよく、この場合には、上蓋52の下面の四隅に凸状の挿入凸部を、下蓋53の上面の四隅に凹状の挿入凹部を形成する。また、係合凸部51g及び係合凹部51hの個数は、4個に限定されることなく、適宜変更されるものである。
また、上記実施形態では、裏セットユニット18を下側にした状態のパチンコ機2を収納ボックス51に収納するようにしたが、これに限定されることなく、裏セットユニット18を上側にした状態のパチンコ機2を収納ボックス51に収納するようにしてもよく、この場合には、平面板51aに、貯留ユニット9を挿通するための貯留ユニット挿通孔を形成し、上周壁部51bを、その高さ方向において、裏セットユニット18よりも高く立設し、下周壁部51cを、その高さ方向において、貯留ユニット9よりも高く立設する。
さらに、上記実施形態では、ネジ挿通孔54eを、長手方向が図11(B)中の上下方向になるように形成し、ネジ61を上下方向に移動可能にしたが、これに限定されることなく、長手方向が図11(C)中の左右方向になるように形成し、ネジ61を左右方向に移動可能にしてもよい。
本発明を実施したパチンコ機の外観を示す斜視図である。 前面扉を開けた状態のパチンコ機を示す斜視図である。 本体枠と遊技盤ユニットとを示す分解斜視図である。 遊技盤と支持体とガイドレール枠とを示す分解斜視図である。 遊技盤と支持体との構成を分解した状態の概略を示す断面図である。 遊技盤ユニット係止部材が開始解除位置にセットされた状態を示す正面図である。 遊技盤ユニット係止部材が係止位置にセットされた状態を示す正面図である。 収納ケースを示す分解斜視図である。 収納ケースを示す分解側面断面図である。 固定ユニットを示す分解斜視図である。 固定ユニットを示す正面図, 左側面断面図, 上側面断面図である。 パチンコ機を収納ボックスに収納する際のパチンコ機と収納ボックスと固定ユニットと下蓋とを示す側面断面図である。 パチンコ機を収納ボックスに収納した後のパチンコ機と収納ボックスと固定ユニットと下蓋とを示す側面断面図である。 収納ボックスを2個重ねた状態の側面断面図である。 収納ボックスを2個重ね、上側の収納ボックスに上蓋を取り付けた状態の側面断面図である。
符号の説明
2 パチンコ機(弾球遊技機)
3 本体枠(本体部)
4 遊技盤
5 前面扉
6 供給皿(前面突出体)
7 パチンコ球(遊技球)
8 操作ハンドル(前面突出体)
9 貯留ユニット(前面突出体)
15 貯留タンク(後面突出体)
18 裏セットユニット(後面突出体)
20 裏セット板(後面突出体)
35 主制御回路装置(後面突出体)
39 副制御回路装置(後面突出体)
50 収納ケース
51 収納ボックス(ケース本体)
51a 平面板(底板)
51b 上周壁部(第1周壁部)
51c 下周壁部(第2周壁部)
51d 裏セットユニット挿通孔(挿通孔部)
51e 貯留タンク挿通孔(挿通孔部)
51f 載置面部
51g 係合凸部
51h 係合凹部
51l 第1雌ネジ(雌ネジ)
51m 第2雌ネジ(雌ネジ)
52 上蓋(第1蓋部材)
52a 挿入凹部(第1係合部)
52c 上蓋雌ネジ(雌ネジ)
53 下蓋(第2蓋部材)
53a 挿入凸部(第2係合部)
53b 下蓋雌ネジ(雌ネジ)
54 固定ユニット(固定部)
54a 固定板(本体板)
54b ネジ周壁部
54c 蓋部(収納蓋部)
54e ネジ挿通孔(雄ネジ挿通孔)
54f 第1対向壁
54g 第2対向壁
54h 第3対向壁
54i 第4対向壁
54l ドライバ挿通孔(操作孔)
55 挟持板(変位部材)
56 コイルバネ(付勢部)
61 ネジ(雄ネジ)
62 ピン(回動軸)

Claims (4)

  1. 遊技盤を支持する本体部と、前記本体部の前面側に突出して設けられた前面突出体と、前記本体部の後面側に突出して設けられた後面突出体とを備え、遊技球を用いて遊技を行う弾球遊技機を収納する収納ケースであって、
    前記本体部の前面または後面が載置される載置面部を有する板状に形成され、前記前面突出体と前記後面突出体との一方を挿通する挿通孔部が形成された底板と、
    前記底板の前記載置面部側の面の外周部に前記前面突出体と前記後面突出体との他方よりも高く立設された第1周壁部と、
    前記底板の前記載置面部側とは反対側の面の外周部に前記前面突出体と前記後面突出体との一方よりも高く立設された第2周壁部と、を有するケース本体を備え、
    前記第1周壁部の先端面と前記第2周壁部の先端面との一方には係合凸部が、他方には前記係合凸部が挿入可能な係合凹部が設けられていることを特徴とする収納ケース。
  2. 前記ケース本体に収納した前記弾球遊技機を前記底板とともに挟持する挟持位置及び前記挟持位置から退避した退避位置の間で変位する変位部材と、
    前記変位部材を前記挟持位置に向けて付勢する付勢部と、を備えたことを特徴とする請求項1記載の収納ケース。
  3. 前記第1周壁部に設けられた前記係合凸部または前記係合凹部に係合する第1係合部を有し、前記底板と前記第1周壁部とで形成された第1収納部を覆う第1蓋部材と、
    前記第2周壁部に設けられた前記係合凸部または前記係合凹部に係合する第2係合部を有し、前記底板と前記第2周壁部とで形成された第2収納部を覆う第2蓋部材と、を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の収納ケース。
  4. 複数の前記ケース本体同士を、または、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材の一方と前記ケース本体とを固定する固定部を備え、
    前記固定部は、板状に形成され、一方の先端部が前記ケース本体、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材に設けられた回動軸に軸支される本体板と、
    前記ケース本体、前記第1蓋部材及び前記第2蓋部材に設けられた雌ネジに螺合する雄ネジと、
    前記本体板の他方の先端部に設けられ、短手方向が前記雄ネジの頭部の径よりも小さい長孔状に形成された雄ネジ挿通孔と、
    前記本体板に前記雄ネジ挿通孔を囲み且つ前記雄ネジよりも低く立設され、前記雄ネジ挿通孔の短手方向において前記雄ネジの頭部の径よりも僅かに大きい間隔で互いに対向する第1対向壁及び第2対向壁、前記雄ネジ挿通孔の長手方向においてこの長手方向の長さよりも僅かに大きい間隔で互いに対向する第3対向壁及び第4対向壁を有するネジ周壁部と、
    前記ネジ周壁部の先端面に設けられ、前記本体板と前記ネジ周壁部とで形成されたネジ収納部を覆うとともに、前記雄ネジの頭部の径よりも小さく且つ前記雄ネジを操作する操作工具が挿通可能な長孔状の操作孔が前記雄ネジ挿通孔に沿って形成された収納蓋部と、を有することを特徴とする請求項3記載の収納ケース。
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