JP2006001414A - 牽引車用車輪および牽引車 - Google Patents

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繁 岡村
Katsumi Yokoyama
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【課題】 芯金に取付けて踏面を形成するタイヤの構造を工夫することによって、金属タイヤではトラクションによる亀裂を招く恐れがなく、硬質ゴムを利用したタイヤでは、タイヤを車輪ごと交換することなくレールとの摩擦係数を変更可能とする牽引車用車輪である。
【解決手段】 牽引車用車輪21は、一側にフランジ23を有する芯金22のフランジ22側とは反対の他側に向けて縮径した外周面24に、レールaとの踏面を形成する該レールとの摩擦力が大きいアルミ製のリング状のタイヤ27を嵌合し、該アルミタイヤ27の端面に当てた押え板11を芯金22にボルト締めすることによってタイヤ27を軸方向に押圧して、タイヤの内周面29と芯金22の外周面24との圧接による摩擦力でタイヤ27を芯金22に固定した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、レール上において貨車その他の車両を牽引曳行するのに使用する牽引車用車輪および牽引車に関する。
貨車その他の車両を牽引曳行する車両移動機、車両入替機など牽引車の車輪は、一側にフランジを有する鋼製芯金にレールと接する踏面を形成してなっており、この車輪の踏面とレール面との摩擦係数と、牽引車の車体重量との相乗積がその牽引力の要素となる。
従来、牽引車の車輪の摩擦係数を高めて牽引力を確保する方法としては、図4に示すように、車輪1の芯金2のフランジ3側の環状部4と段差で接続した外周面5に、レールaとの摩擦力が大きい柔らかい金属材料、例えばアルミの皿状のタイヤ6を嵌合して、このタイヤ6の周壁7の外周面8を踏面とする方法が一般的である。芯金2のタイヤ6を取付ける外周面5は、フランジ3とは反対側に向けて漸次縮径している。
アルミタイヤ6の端面には押え板11が当てられ、該押え板11を介してタイヤ6の垂直壁9を複数のボルト12で芯金2に締付けることによってタイヤ6を軸方向に押圧して、タイヤ6の内周面10を芯金2の外周面5に圧接させてタイヤ6を芯金2に固定している。
しかし、この方法であると、アルミタイヤ6に車輪1の駆動によるトラクション(牽引力)が掛かったときに、タイヤ6と芯金2の滑りをタイヤ6の周壁7と垂直壁9の2箇所で受けるため、周壁7と垂直壁9の捩れによってその境界部分に亀裂が入ったり、垂直壁9に設けたボルト用の穴9aの周囲に亀裂が入る可能性があった。
一方、図5に示す車輪13のように、芯金2の外周部にフランジ3側の環状部4を残して環状溝14を形成し、この溝14にウレタンゴム等の硬質ゴムのタイヤ15を注入型で一体成形して、ゴムタイヤ15の外周面16によって踏面を形成する方法もある(例えば、特許文献1参照)。
この方法では、ゴムタイヤ15のゴム材質を変更することによってレールとの摩擦係数を容易に変えることができる利点はあるが、そのためには、ゴムタイヤ15を車輪13ごと牽引車から外して交換しなければならない不都合があった。
実開昭55−124303号公報
したがって、本発明の目的は、牽引力増強用に芯金に取付けて踏面を形成するタイヤの構造を工夫することによって、金属タイヤではトラクションによる亀裂を招く恐れがなく、硬質ゴムを利用したタイヤでは、タイヤを車輪ごと交換することなくレールとの摩擦係数を変更可能とする牽引車用車輪、およびその車輪を用いた牽引車を提供することである。
上記課題は本発明によって達成される。要約すれば、本発明は、一側にフランジを有する芯金の該フランジ側とは反対の他側に向けて縮径した外周面に、レールとの踏面を形成する該レールとの摩擦力が大きい材料のリング状のタイヤを嵌合し、該タイヤの端面に当てた押え板を芯金にボルト締めすることによって該タイヤを軸方向に押圧して、該タイヤの内周面と該芯金の外周面との圧接による摩擦力でタイヤを芯金に固定したことを特徴とする牽引車用車輪である。本発明の一態様では、前記タイヤをアルミで形成し、他の一態様では、鉄とその外面に付着した硬質ゴムで形成した。また本発明は、上記車輪を備えたことを特徴とする牽引車である。
本発明の車輪によれば、芯金の外周面に取付けてレールとの踏面を形成するタイヤをリング状としたので、タイヤに車輪の駆動によるトラクションが掛かったときに、タイヤと芯金の滑りがタイヤの内周面と芯金の外周面との圧接による摩擦力でのみ受けられ、タイヤには滑りを受けることによってその周壁との間で捩れる垂直壁自体がないため、タイヤをレールとの摩擦力が大きい金属材料、例えば柔らかいアルミで形成しても、タイヤに捩れによる亀裂が発生する問題がない。
また芯金にゴムタイヤを一体成形等で直接設けた車輪では、ゴム材質を変更することによってレールとの摩擦係数を変える場合、ゴムタイヤを車輪ごと交換しなければならないが、本発明の車輪では、硬質ゴムのリングを鉄リングに複合化して、芯金と別体のタイヤとして設けてあるので、ゴム材質を変えたタイヤに交換するだけでレールとの摩擦係数を変更することができる。またゴムが摩耗して新たなゴムに着け直す修理を行う場合にも、ゴムタイヤが一体成形の車輪では、牽引車から車輪を外してゴムタイヤを修理する必要があるが、本発明では、ゴムタイヤだけを外して修理することができる。
本発明の牽引車によれば、上記特性の車輪を備えるので、金属タイヤを取付けた車輪の場合には、牽引車を車輪の耐久性の高いものにできる。また鉄と硬質ゴムを複合化したタイヤを取付けた車輪の場合には、ゴム材質の変更によってタイヤの摩擦係数を高くすることができ、牽引車を軽量化することができる。またタイヤだけ外してゴムの摩耗を修理できるので、修理作業が省力化される。
本発明によれば、芯金に牽引力増強用に金属タイヤを固定した車輪では、トラクションによる亀裂を招く恐れがなく、鉄と硬質ゴムを複合化したタイヤを固定した車輪では、タイヤを車輪ごと交換することなくレールとの摩擦係数を変更することができるといった優れた効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳述する。図1は、本発明の牽引車用車輪の一実施例を示す半断面図である。
図1において、符号21はレール上において貨車その他の車両を牽引曳行する牽引車の車輪で、車輪21は、一側にフランジ23を有する鋼製の芯金22と、該芯金22の外周面24に取付けたアルミタイヤ27とからなり、該タイヤ27の外周面28をレールaの頭部と接する踏面としたものである。
芯金22は、中心に輪軸を取付ける穴25を有する皿状の短柱形状に形成され、アルミタイヤ27を取付ける外周面24は、フランジ23に滑らかに続く環状部26と段差で接続されている。この芯金22の外周面24は、フランジ23の側とは反対の他側に向けて縮径している。アルミタイヤ27は、これと同一方向に縮径した環状リングに形成され、このタイヤ27の内周面29は、芯金22の外周面24と同一傾斜を有している。タイヤ27の外周面28は、踏面として規定された一定の傾斜を有している。芯金22の外周面24およびタイヤ27の内周面29の傾斜は、タイヤ27の外周面28の傾斜と同一であることが好ましいが、異なっていても構わない。
アルミタイヤ27を芯金22に取付けるには、タイヤ27を芯金22に嵌合してタイヤ27の内周面29と芯金22の外周面24を接触させ、タイヤ27を軸方向に押圧する環状の押え板11をタイヤ27の端面に当てて、押え板11を6本のボルト12によって芯金22に締め付けて行く。締め付けた状態で押え板11と芯金22の端面との間およびタイヤ27と芯金22の環状部26との間に隙間があるように、芯金22とタイヤ27の寸法を設定しておくと、押え板11を締め付けて行く力は、タイヤ27の内周面29と芯金22の外周面24の接触面全体に掛かり、タイヤ27の内周面29と芯金22の外周面24とが圧接して、それら内周面29と外周面24との間の摩擦力によってタイヤ27が芯金22に固定される。
したがって、車輪21の駆動によってタイヤ27にトラクションが掛かると、タイヤ27と芯金22の滑り力がタイヤ27の内周面29と芯金22の外周面24との摩擦力で受けられ、車輪21の牽引力を正確にタイヤ27を通してレールaに伝えることができる。このとき、タイヤ27には滑り力を受けることによって周壁との間で捩れる垂直壁自体がないため、タイヤ27がアルミ製であっても、タイヤ27に捩れによる亀裂が発生することがない。したがって、該車輪21を取付けた牽引車を車輪の耐久性の高いものにすることができる。
本発明の他の実施例を図2に示す。本実施例の車輪31は、芯金22の外周面24に、鉄リング33とその外周面に一体成形で付着したウレタン等の硬質ゴムリング34とからなる複合タイヤ32を取り付け、ゴムリング34の外周面35をレールaと接する踏面としたものである。芯金22への複合タイヤ32の取付け法は、アルミタイヤ27のときと同様である。図2において図1に付した符号と同一の符号は同一の要素を示す。
芯金22に取付けるタイヤを硬質ゴムのみで形成した場合には、抑え板11を芯金22にボルト締めすることによってタイヤを軸方向に押圧しても、タイヤが変形してしまい、タイヤを芯金22の外周面24に強く圧接することができないが、本実施例のように、鉄リング33でゴムリング34を支持した態様の複合タイヤ32にしておけば、アルミタイヤ27のときと同様、芯金22の外周面24に強く圧接させて、それらの間の摩擦力によってタイヤ32を芯金22に固定することができる。このため、車輪31の駆動によってタイヤ32にトラクションが掛かったときに、車輪31の牽引力を正確にタイヤ32を通してレールaに伝えることができる。
なお、鉄リング33に対するゴムリング34の接着力の向上を目的として、図3(a)に示すように、鉄リング33の外周面に透孔36を幾つか設けることができる。こうしておけば、鉄リング33の外周面にゴムリング34を透孔36にゴムを充填した形に形成でき、鉄リング33に対するゴムリング34の接着力が増大して、鉄リング33からのゴムリング34のずれや剥がれ防止効果を一段と向上することができる。また鉄リング33を使用した複合タイヤ32では、アルミタイヤと違って芯金22に鉄リング33が固着して外しにくい傾向があるため、鉄リング33の外周面37の軸方向外方の端部(小径側の端部)周囲にフランジ38を設け、このフランジ38に開けておいたねじ孔39に取り外し治具のボルトを螺着して、取り外し治具でタイヤ32を引き抜くことによって芯金22から容易に取り外せるようにしておくとよい。この場合、図3(b)に示すように、鉄リング33の外周面37に傾斜を付けずに軸方向外方の端部の肉厚を厚くし、その端面にねじ孔39を設けておいてもよい。
本実施例の車輪31によれば、ゴムリング34を芯金22と別体のタイヤ32に複合化して設けてあるので、図5に示した芯金2にゴムタイヤ15を一体成形等で直接設けた車輪13とは違って、ゴム材質を変えたタイヤに交換するだけで容易にレールとの摩擦係数を変更することができる。したがって、車輪31を取付けた牽引車の重量を重くしないでも、ゴムリングのゴム材質の変更によって容易にタイヤ32の摩擦係数を高くして、牽引車を軽量化することができる。またゴムが摩耗して新たなゴムリング34を着け直す修理を行う場合にも、ゴムタイヤを一体成形した車輪13では、牽引車から車輪13を外して修理する必要があるが、本実施例の車輪31では、タイヤ32だけを外して修理することができる。したがって、ゴムの修理作業が省力化される。
本発明の牽引車用車輪の一実施例を示す半断面図である。 本発明の牽引車用車輪の他の実施例を示す半断面図である。 図2の車輪に設ける複合タイヤの鉄リングの好ましい態様を示す半断面図である。 従来の牽引車用車輪を示す半断面図である。 従来の牽引車用車輪の他の例を示す半断面図である。
符号の説明
21、31 車輪 22 芯金
23 フランジ 24 外周面
27 アルミタイヤ 28 外周面
29 内周面 32 複合タイヤ
33 鉄リング 34 ゴムリング
35 外周面

Claims (4)

  1. 一側にフランジを有する芯金の該フランジ側とは反対の他側に向けて縮径した外周面に、レールとの踏面を形成する該レールとの摩擦力が大きい材料のリング状のタイヤを嵌合し、該タイヤの端面に当てた押え板を芯金にボルト締めすることによって該タイヤを軸方向に押圧して、該タイヤの内周面と該芯金の外周面との圧接による摩擦力でタイヤを芯金に固定したことを特徴とする牽引車用車輪。
  2. 前記タイヤをアルミで形成したことを特徴とする請求項1記載の牽引車用車輪。
  3. 前記タイヤを鉄とその外面に付着した硬質ゴムとで形成したことを特徴とする請求項1記載の牽引車用車輪。
  4. 請求項1〜3のいずれかの項に記載の車輪を備えたことを特徴とする牽引車。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104908770A (zh) * 2014-03-14 2015-09-16 安海燕 攀山轨道车的驱动导向一体胶轮的设计方法

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