JP2006001343A - ビルジ排出装置 - Google Patents

ビルジ排出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006001343A
JP2006001343A JP2004178008A JP2004178008A JP2006001343A JP 2006001343 A JP2006001343 A JP 2006001343A JP 2004178008 A JP2004178008 A JP 2004178008A JP 2004178008 A JP2004178008 A JP 2004178008A JP 2006001343 A JP2006001343 A JP 2006001343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bilge
hull
pipe
fixed
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004178008A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4562431B2 (ja
Inventor
Kenji Mikuriya
憲二 御厨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2004178008A priority Critical patent/JP4562431B2/ja
Publication of JP2006001343A publication Critical patent/JP2006001343A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4562431B2 publication Critical patent/JP4562431B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】 船底に溜まったビルジを波浪状況等に拘わらず確実に排出することができる簡易な構成のビルジ排出装置を提供する。
【解決手段】 船底に溜まったビルジ(3)を船体(2,32)外へ排出するためのビルジ排出装置(1,31)は、吃水線(4)より高い位置を通り、吃水線(4)より低い位置で船体(2,32)外と連通するように一端が船体(2,32)に固定される管路(5)を有している。この管路(5)の他端をビルジ(3)に浸した状態で船体(2,32)が推進するとき、船体(2,32)に固定された管路(5)の一端側から管路(5)内に負圧が生ずることにより、管路(5)の他端側からビルジ(3)を吸い上げて船体(2,32)外へ排出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、船底に溜まった雨水や海水などのビルジを船体外へ排出するための装置に関する。
一般に、船舶には、航海中や停泊中において海水や雨水などのビルジが船底に溜まるため、このビルジを船体外へ排出するための電動式のビルジポンプが備えられている。或いは、ボートなどの小型船舶であれば、高価な電動式のビルジポンプを備えていない場合も多く、このような場合には、手酌によってビルジを排出している。
下記特許文献1には、電源を必要とせず、波浪や船舶のローリング等の自然の力を利用して排水を行うビルジポンプが記載されている。これによると、波浪や船舶のローリングの際に、本体内に入った海水の面と本体周囲の海水面に高低差が生じることにより、本体内の空気室の圧力が変化すると共に、本体と本体に設けられた往復子との上下方向の相対的な変位により本体の吸込孔が開閉し、本体内の空気圧が減少した状態では、船体内のビルジが排水管を通って吸込孔から本体内に吸い込まれ、かつ本体内の空気圧が増加された状態では、本体内の空気が本体の排気孔から外部に排気されるようになっている。
特開平06−294400号公報
しかしながら、上記文献では、ビルジを排出するのに必要な吸引力は、本体と本体に設けられた往復子との上下方向の相対的な変位により生ずるようになっている。このため、波が穏やかな場合などにおいては、上記本体と往復子との相対的な変位が発生せず、ビルジの排出が必要な時にポンプを使用できないおそれがある。更に、航海中は、船舶の推進力と反対向きの大きな水圧がポンプ本体に掛かるため、ポンプ本体を船上に引き揚げておかなければならず、ビルジ排出作業の度にポンプ本体を水面に下ろすといった手間も掛かる。
また、個人で使用する小型船舶など、電動式のビルジポンプを備えていない船舶では、手酌によりビルジを排出しなければならず、たいへんな重労働である。
更に、電動式のビルジポンプを備えている場合において、漏れ出した燃料がビルジに混入しているときは、ビルジポンプを使用すると電源やモータに引火して火災を招くおそれもある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、船底に溜まった雨水や海水等のビルジを波浪状況等に拘わらず確実に排出することができる簡易な構成のビルジ排出装置を提供することである。
本発明のビルジ排出装置は、船底に溜まったビルジを船体外へ排出するためのビルジ排出装置であって、吃水線より高い位置を通り且つ吃水線より低い位置で船体外と連通するように該船体に一端が固定される管路を有し、該管路の他端を前記ビルジに浸した状態で前記船体が推進するとき、該船体に固定された管路の一端側から該管路内に負圧が生ずることにより、該管路の他端側から前記ビルジを吸い上げて船体外へ排出することを特徴とする。
本発明の具体的態様では、上記管路に前記ビルジを吸い上げるポンプを備えている。管路は、その一端を船尾側に向けた状態で船体に固定することができる。また、管路は、その一端側の径が他端側より大きいものとする。
或いは、管路の一端が船体に着脱可能な状態で固定される。具体的には、管路の一端は、その内周面又は外周面に螺旋状の溝が設けられ、これと噛み合う螺旋状の溝を有する連結部材によって船体に固定することができる。
更に、船体は、流体を少なくとも吃水線の高さまで貯留可能な流体貯留槽を有し、管路の一端は、該流体貯留槽内で船体に固定することができる。
本発明のビルジ排出装置によれば、管路の一端を船体に固定し、管路の他端をビルジに浸した状態で船体を推進させると、管路の一端側から管路内に負圧が生じ、ビルジは管路の他端側から吸い込まれて船体外へ排出される。このような簡易な構成でビルジ排出を実現できるので、コストが掛からず、安価なビルジ排出装置が提供される。
また、上記管路に、ビルジを吸い上げるポンプを備えることにより、船体の推進によって管路内に生ずる負圧だけではビルジを吸い上げることができない場合でも、上記負圧とポンプの操作によって管路内に生ずる負圧との相乗効果によって、ビルジを容易に吸い上げることができる。この場合、ビルジが一旦管路内を流れ出せば、管路の他端がビルジに浸った状態で船体が推進して負圧が生じ続けている限り、ビルジは管路内を途切れることなく流れることができる。このため、上記ポンプは、ビルジ排出中に適宜操作してもよいし、ビルジ吸引のきっかけとしてのみ利用することもできる。
上記管路は、その一端を船尾側に向けた状態で船体に固定することにより、最も推進力の大きい前進時において、管路内に負圧を生じさせることができ、ビルジの吸引力を一層大きくすることができる。
また、上記管路は、その一端が他端側より大径に作り、該一端側を船体に固定することにより、船体に固定された一端側では、船体の推進時には一層大きな負圧が生ずることになり、ビルジの吸引力もより大きくなる。
更に、上記管路の一端は船体に着脱可能な状態で固定することができるため、このビルジ排出装置は持ち運び可能になり、船底に取り付け用の孔を設けておけば、任意の船体に取り付けて、ビルジ排出作業を行うことができる。具体的には、管路の一端の内周面又は外周面に螺旋状の溝を設け、これと噛み合う螺旋状の溝を有する連結部材によって船体に固定すれば、ビルジ排出装置の着脱作業が簡単になる。
更に、管路の一端を、流体を少なくとも吃水線の高さまで貯留可能な流体貯留槽内で船体に固定することにより、管路の固定箇所から浸水しても、該流体貯留槽内に貯留されるので船体内への浸水を防ぐことができる。また、この流体貯留槽内に取水口を設ければ、いけすとして利用することができるし、ビルジ排出装置を取り外すことで、いけす内の水は循環可能になる。或いは、既にいけすを備えた船体の取水口を閉じるとともに、排水口にビルジ排出装置を取り付けることも可能である。
図1は、第1実施例のビルジ排出装置1を備えた船体2を示す。
このビルジ排出装置1は、船底に溜まった雨水や海水などのビルジ3を船体2外へ排出するための装置であり、船体2が水(例えば、海水)に浮いた状態で、常に吃水線4より高い位置を通り且つ吃水線4より低い位置で船体2外と連通するように一端が船体2に固定された管路5を有している。この管路5の他端がビルジ3に浸った状態で船体2を前進させると、船体2に固定された管路5の一端側から管路5内に負圧が生ずるため、ビルジ3が管路5の他端側から吸い上げられて管路5内を通って船体2外へ排出される。
具体的には、上記管路5は、以下の構成を有している。
一端がビルジ3の吸入口6となる吸入管7、
一端が船底に固定された排出管8、
ビルジ3を船体2外へ排出する排出口9を有し、この排出口9を船尾側に向けた状態で、排出管8の一端側及び船底を連結する連結部材11、及び
吸入管7の上部に固定され、吸入管7の吸入口6からビルジ3を吸い上げるときに使用するポンプ室12。
上記構成において、排出管8と連結部材11は、フランジを付き合わせた状態でボルト締めにより着脱可能に固定されている。また、船底に固定された排出管8の一端及び連結部材11は、吸入管7の吸入口6よりも径が大きく作られており、船体2が前進したときには、排出口9側からより大きな負圧が生じ、吸入管7の吸入口6側でのビルジ3の吸引力を一層大きくすることができるようになっている。
上記管路5を構成する吸入管7及び排出管8は、金属などの塑性材料や樹脂などの弾性材料など、任意の材料で作られたものを用いることができるが、船体2の前進時に管路5内に生ずる負圧は非常に大きいため、吸入管7及び排出管8を弾性材料で作る場合には、できるだけ硬質のものを用いるのがよい。
ここで、船体1を海に浮かべた場合には、図のように、排出口9から海水が入り込み、最高で吃水線(海面と同じ高さ)4まで達することになる。一方、吸入口6がビルジ3に浸っている場合には、ビルジ3は、吸入口6から吸入管7に入り込み、最高で周囲のビルジ3の水面と同じ高さまで達することになる。即ち、管路5の一部が吃水線4よりも常に高い位置を通っているため、排出口9から排出管8内に入り込んだ海水は、吸入管7側へ流れることはなく、安全である。
吸入管7の上部に固定されたポンプ室12は、握ったときに容易に変形することができる材料で作られており、上端部には、ネジ込み式の排気キャップ14が取り付けられている。ポンプ室12は、排気キャップ14を締め付けた状態では吸入管7側と通気可能になっており、排気キャップ14を緩めた状態では、この排気キャップ14の取り付け位置からも通気するようになっている。
また、吸入管7と排出管8には、夫々の内側に弁が設けられており、ポンプ室12を手で握ったときに生ずる管路5内の通気方向を適宜制御できるようになっている。具体的には、吸入管7側には、突起15によって係止されてポンプ室12側(上側)にのみ回動可能な吸入弁16が備えられ、排出管8側には、突起18によって係止されて排出口9側にのみ回動可能な排出弁19が備えられている。これにより、排気キャップ14を閉じた状態でポンプ室12を手で握ったときは、ポンプ室12内の空気が下方へ流れることによって、吸入管7側の吸入弁16は押さえ付けられて閉じるとともに、排出管8側の排出弁19は、ポンプ室12からの通気によって押し開けられ、排出口9に向って空気が流れる。一方、ポンプ室12が元の形状に戻る際には、空気がポンプ室12側に向かって流れるため、管路5内には負圧が生じ、排出弁19はポンプ室12側へ引き寄せられて閉じるとともに、吸入弁16はポンプ室12側へ引き上げられて開くことになる。このとき、吸入管7の吸入口6がビルジ3に浸っていれば、ビルジ3は、吸入口6から吸い上げられることになる。
更に、排出管8内に設けた排出弁19は、前述のとおり、突起18に係止されて排出口9側に回動可能となっているため、万が一海水が吸入管7に達したときは、逆止弁としても機能することができるようになっている。
第1実施例のビルジ排出装置1は、エンジン(図示省略)を動力源として推進力を得る一般的な船舶、或いは手漕ぎのボート等の小型船の船体に用いることができる。
図2は、船体2が前進したときの状態を示す。この図に基づいて、第1実施例のビルジ排出装置1の動作を説明する。
船体2が前進すると、連結部材11の排出口9側から管路5内に大きな負圧が生ずることにより、吸入管7側の吸入口6には吸引力が生ずるため、吸入口6をビルジ3に浸しておけば、その吸引力によってビルジ3は吸入管7内を引き上げられて排出口9から船体2外(海中)へ排出される。
一方、船体2の前進によって管路5内に生ずる負圧だけではビルジ3を引き上げることができない或いは困難な場合、ポンプ室12を握って圧縮すれば、ポンプ室12が元の形状に戻ろうとする際に生ずる負圧と、船体2の前進により生じている負圧との相乗効果により、ビルジ3を容易に吸い上げることができる。また、ビルジ3が一旦管路5内を流れ出せば、吸入管7の吸入口6がビルジ3に浸っており、且つ船体2が前進して負圧が生じ続けている限り、ビルジ3は管路5内を途切れることなく流れることができる。即ち、上記ポンプ室12は、ビルジ排出中に適宜(例えば、吸引力が小さくなったときに)操作してもよいが、上記のようにビルジ吸引のきっかけとしてのみ利用することもできる。
このように、本発明のビルジ排出装置1を用いれば、船体2を前進させるだけで、船底に溜まったビルジ3を吸引して船体2外へ排出することができる。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
図3は、第2実施例のビルジ排出装置31を備えた船体32を示す。
このビルジ排出装置31の基本的な構成は、第1実施例と同様であるが、排出管34が、連結可能な上部管35と下部管36によって構成されている。具体的には、上部管35と下部管36の端部外周面には螺旋状の溝が設けられており、これに噛み合う溝が内周面に設けられた連結管38によって連結される。また、排出管34は、その一端側の外周面にも螺旋状の溝が設けられており、これに噛み合う溝を有する連結部材40によって船体32の船底に固定され、この連結部材40の端部が排出口41を形成する。この排出管34の連結部材40への締め付け作業と上記連結管38の締め付け作業は、手で行うことができる。
また、第2実施例における船体32は、樹脂等で作られており、船体32と一体成形される浸水防止壁42を環状に設けたことによって、海水を少なくとも吃水線4の高さまで貯留可能ないけす43が形成されている。そして、このいけす43の底部に連結部材40が固定され、排出管34の一端と船体32とを連結することができるようになっている。これにより、排出管34と連結部材40との隙間等から浸水しても、海水は吃水線4の高さまでしか達しないため、船体32内へ浸水しないようになっている。
更に、このいけす43の底部には、船体32の前方に開口する取水口45を有する連結部材47が固定されており、いけす43の内側から蓋48をねじ込むようにして取り付けることができるようになっている。即ち、ビルジ3の排出作業を行うときは、まず、取水口45を有する連結部材47に蓋48を取り付け、排出口41を有する連結部材40にビルジ排出装置31の排出管34をねじ込んで連結すればよい。また、通常のいけすとして利用する場合には、排出口41と取水口45を開放すれば、海水を循環させることができる。尚、いけすとして利用する際には、排出口41又は取水口45から魚が逃げ出すのを防ぐため、各連結部材40,47にはフィルタ49a,49bを取り付けておくことができる。
図4は、第2実施例のビルジ排出装置31の船体32への取り付け方法を示す。
ビルジ排出装置31を船体32に取り付けるときは、まず、取水口45を有する連結部材47に蓋48を取り付ける。具体的には、蓋48の下部外周面には、螺旋状の溝50が設けられており、連結部材47の内周面に設けた螺旋状の溝51と噛み合うようになっている。これにより、蓋48を手で持って、連結部材47にねじ込んで固定することができる。
次に、排出管34の下部管36を、いけす43の底部に固定された連結部材40に取り付ける。この下部管36の一端側の外周面には、前述のとおり、螺旋状の溝52が設けられており、連結部材40の内周面に設けた螺旋状の溝53と噛み合うようになっている。これにより、下部管36を手で持って回転させることによって、連結部材40にねじ込んで固定することができる。
そして、上部管35と下部管36とを連結させる。下部管36は、その他端側の外周面にも螺旋状の溝54が設けられ、上部管35の端部外周面にも同様に螺旋状の溝55が設けられている。両者を連結する際には、まず、溝54,55に噛み合う螺旋状の溝56が内周面に設けられた連結管38を回転させて、上部管35をねじ込んでおく。この後、上部管35と下部管36とをつき合わせた状態で連結管38を回転させて、連結管38の溝56と下部管36の溝54とを噛み合わせる。上部管35と下部管36とをつき合わせた位置を連結管38の凡そ中心に位置させることにより、上部管35と下部管36は、連結管38によって連結される。
以上、実施例のビルジ排出装置1,31について説明したが、ポンプ室12は、手動式のものに限らず、電動式のポンプを用いることも可能である。また、ポンプをビルジ吸引のきっかけとしてのみ用いる場合には、安価な小型ポンプを採用することができる。
また、実施例では、排出管8,34の一端を船底に連結したが、連結位置は船底に限られず、船尾側や側方で吃水線より常に下に位置する場所に連結しても、同様にビルジを排出することができる。更に、排出管8の一端が常に海面下に位置するように排出管8を船体2の外側に固定することも可能である。この場合、排水管8は、船体2の前進に伴って海水から大きな圧力を受けるため、この圧力に耐え得るようにしっかりと固定することが必要である。このような取り付け方法を採用しても、ビルジ排出装置1は、持ち運び自由になり、任意の船体に取り付けてビルジ排出作業を行うことができる。
第1実施例のビルジ排出装置を備えた船体を示す図。 船体が前方に推進したときの状態を示す図。 第2実施例のビルジ排出装置を備えた船体を示す図。 第2実施例のビルジ排出装置の船体への取り付け方法を示す図。
符号の説明
1,31…ビルジ排出装置、2,32…船体、3…ビルジ、4…吃水線、5…管路、6…吸入口、7…吸入管、8,34…排出管、9,41…排出口、11,40,47…連結部材、12…ポンプ室、14…排気キャップ、15,18…突起、16…吸入弁、19…排出弁、35…上部管、36…下部管、38…連結管、42…浸水防止壁、43…いけす、45…取水口、48…蓋、49a,49b…フィルタ、50,51,52,53,54,55,56…溝。

Claims (7)

  1. 船底に溜まったビルジ(3)を船体(2,32)外へ排出するためのビルジ排出装置(1,31)であって、
    吃水線(4)より高い位置を通り、吃水線(4)より低い位置で船体(2,32)外と連通するように該船体(2,32)に一端が固定される管路(5)を有し、
    該管路(5)の他端を前記ビルジ(3)に浸した状態で前記船体(2,32)が推進するとき、該船体(2,32)に固定された管路(5)の一端側から該管路(5)内に負圧が生ずることにより、該管路(5)の他端側から前記ビルジ(3)を吸い上げて船体(2,32)外へ排出することを特徴とするビルジ排出装置。
  2. 請求項1記載のビルジ排出装置において、前記管路(5)には、前記ビルジ(3)を吸い上げるポンプ(12)を備えていることを特徴とするビルジ排出装置。
  3. 請求項1又は2記載のビルジ排出装置において、前記管路(5)は、その一端を船尾側に向けた状態で前記船体に固定されることを特徴とするビルジ排出装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載のビルジ排出装置において、前記管路(5)は、その一端側の径が他端側より大きいことを特徴とするビルジ排出装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載のビルジ排出装置において、前記管路(5)の一端は、前記船体(2,32)に着脱可能な状態で固定されることを特徴とするビルジ排出装置。
  6. 請求項5記載のビルジ排出装置において、前記管路(5)の一端は、その内周面又は外周面に螺旋状の溝(52)が設けられ、これと噛み合う螺旋状の溝(53)を有する連結部材(40)によって前記船体(2)に固定されることを特徴とするビルジ排出装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか記載のビルジ排出装置において、前記船体(2,32)は、流体を少なくとも吃水線(4)の高さまで貯留可能な流体貯留槽(43)を有し、前記管路(5)の一端は、該流体貯留槽(43)内で前記船体(2,32)に固定されることを特徴とするビルジ排出装置。
JP2004178008A 2004-06-16 2004-06-16 ビルジ排出装置 Expired - Fee Related JP4562431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004178008A JP4562431B2 (ja) 2004-06-16 2004-06-16 ビルジ排出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004178008A JP4562431B2 (ja) 2004-06-16 2004-06-16 ビルジ排出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006001343A true JP2006001343A (ja) 2006-01-05
JP4562431B2 JP4562431B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=35770112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004178008A Expired - Fee Related JP4562431B2 (ja) 2004-06-16 2004-06-16 ビルジ排出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4562431B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101028484B1 (ko) 2009-02-20 2011-04-14 대우조선해양 주식회사 액화천연가스 운반선의 빌지 처리장치
KR101390369B1 (ko) * 2012-09-14 2014-05-07 삼성중공업 주식회사 스러스터 및 이를 포함하는 선박
KR101444149B1 (ko) * 2012-12-13 2014-09-26 삼성중공업 주식회사 인입 가능한 스러스터를 구비한 선박
KR101444148B1 (ko) * 2012-12-06 2014-09-30 삼성중공업 주식회사 인입 가능한 스러스터를 구비한 선박
KR101497397B1 (ko) * 2013-11-20 2015-03-02 삼성중공업 주식회사 인입 가능한 스러스터를 구비한 선박

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS582199U (ja) * 1981-06-29 1983-01-08 スズキ株式会社 滑走艇の排水装置
JPH01103494U (ja) * 1987-12-28 1989-07-12
JPH01169497U (ja) * 1988-05-20 1989-11-29
JPH0986483A (ja) * 1995-09-20 1997-03-31 Kawasaki Heavy Ind Ltd 小型滑走艇の流体放出装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS582199U (ja) * 1981-06-29 1983-01-08 スズキ株式会社 滑走艇の排水装置
JPH01103494U (ja) * 1987-12-28 1989-07-12
JPH01169497U (ja) * 1988-05-20 1989-11-29
JPH0986483A (ja) * 1995-09-20 1997-03-31 Kawasaki Heavy Ind Ltd 小型滑走艇の流体放出装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101028484B1 (ko) 2009-02-20 2011-04-14 대우조선해양 주식회사 액화천연가스 운반선의 빌지 처리장치
KR101390369B1 (ko) * 2012-09-14 2014-05-07 삼성중공업 주식회사 스러스터 및 이를 포함하는 선박
KR101444148B1 (ko) * 2012-12-06 2014-09-30 삼성중공업 주식회사 인입 가능한 스러스터를 구비한 선박
KR101444149B1 (ko) * 2012-12-13 2014-09-26 삼성중공업 주식회사 인입 가능한 스러스터를 구비한 선박
KR101497397B1 (ko) * 2013-11-20 2015-03-02 삼성중공업 주식회사 인입 가능한 스러스터를 구비한 선박

Also Published As

Publication number Publication date
JP4562431B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2019315447B2 (en) Systems, apparatus and methods for collecting and separating floating debris and water from a body of water
US6554660B2 (en) Propulsion system for yachts, trawlers and the like
US20090101056A1 (en) Bow thruster for watercraft
JP2005239142A (ja) 船舶のシーチェスト海水流入孔堰板
CA2811316C (en) Oil skimmer barge
JP4562431B2 (ja) ビルジ排出装置
CN1085512A (zh) 船舶的全方位水流推进
US7201621B2 (en) Portable bow thruster for small boats
US8133087B1 (en) Cooling water distribution system with debris evacuation capability
KR101229217B1 (ko) 양력을 이용한 해수 추진장치
US5123369A (en) Marine valve structure
WO2012139172A1 (en) Marine growth inhibiting system
JP2007085128A (ja) 汚濁防止装置
JP3174374U (ja) 渦巻ポンプの自吸装置及び逆止抜気弁
FR2970939A1 (fr) Dispositif attenuateur des clapots dans un bassin du type piscine sur navire de croisiere ou radier de navire amphibie
US20170191504A1 (en) Static bilge pump
WO2022064433A1 (en) Anchor system of or for marine vessels and anchors for such
US9868499B2 (en) Watercraft propulsion system and method of propelling a watercraft through water
JP3202514B2 (ja) 空気抜き手段付きサイドスラスター
WO2004085242A3 (en) High-volume, no-drag sea chest with purge capability
JPH10203470A (ja) ウオータージェット推進高速船
JP2005014661A (ja) 遊魚舟艇内生簀の余剰水排出装置
JP2009262903A (ja) ポンプ水力推進装置及びボートコントローラー
JPS59164294A (ja) 船舶
JP3110993B2 (ja) 浮き桟橋構造物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070122

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4562431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees