JP2006001057A - スクリーン清掃方法およびスクリーン清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 概して棒状を成すねじれ角柱120に5つの螺旋突部を設け、拭取シート42をスクリーン20に押し付けた状態で、拭取シート42の幅方向に平行な軸線まわりに回転させつつ長さ方向に移動させる。5つの螺旋突部の各一部が押付突部134として機能し、5個の押付突部134が拭取シート42をスクリーン20に押し付け、ねじれ角柱120の回転,移動により幅方向に移動しつつ長さ方向に移動し、拭取シート42のスクリーン20に押し付けられる5箇所の押付領域230の幅方向の移行と長さ方向の移動とによりスクリーン20の要清掃領域全体が拭かれる。押付突部は2個以下でもよい。
【選択図】 図11
Description
また、特許文献2に記載のスクリーン清掃装置は、スクリーンの下面に付着した付着物をスクリーンの幅方向に長く延びるブレードによって掻き取る構成とされている。ブレードは、スクリーンの幅方向に平行な回転軸線のまわりに回転可能に設けられた回転体に複数、放射状に設けられ、回転体が回転させられつつスクリーンの長さ方向に移動させられることにより、複数のブレードの先端部が順次スクリーンに接触して付着物を掻き落とす。また、ブレードの移動方向の両側に、それぞれ拭取シートをスキージによってスクリーンの下面に押し付け、付着した汚れを拭き取る構成のスクリーン清掃装置を設けることも記載されている。スキージはスクリーンの幅方向に長く延び、拭取シートをスクリーンに押し付けつつスクリーンの長さ方向に移動させられ、拭取シートにスクリーンの汚れを拭き取らせる。
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、拭取シートをスクリーンに確実に押し付けて、スクリーンの上下両面の少なくとも一方に付着した付着物を拭取シートにより良好に拭き取ることができるスクリーン清掃方法および装置の提供を課題とする。
本装置発明によれば、前記スクリーン清掃方法の発明の実施に適した装置が得られる。また、押付領域列が一列設けられるのみであり、スクリーン清掃装置をコンパクトに構成することができる。
前記スクリーンの清掃すべき領域である要清掃領域の幅以上の幅を有する拭取シートの、前記要清掃領域より幅の狭い部分である押付領域が1個以上概して前記要清掃領域の幅方向に一列に並んで成る押付領域列を、前記要清掃領域の対応する部分に他の部分より大きい面圧で押し付け、その押付領域列を概して前記幅方向に移行させつつ、前記拭取シートと前記スクリーンとを前記要清掃領域の長さ方向に相対移動させるスクリーン清掃方法。
ここにおいて、「要清掃領域の押付領域列に対応する部分に他の部分より大きい面圧で押し付け、」には、他の部分は押し付けない場合も含まれ、「押し付けない場合」には、接触もさせない場合と、接触はさせるが積極的に押し付けることはない場合とが含まれるものとする。また、押付領域列の押付力は、その押付領域列の面圧が付着物を拭い取るに適した大きさとなるように決定される。押付力(ひいては押付面圧)は、一定の大きさとされても、大きさの制御が可能とされてもよい。要清掃領域の幅および長さなる表現は、拭取シートとスクリーンとの相対移動方向を長さ方向とし、その長さ方向と直交する方向を幅方向として便宜的に定めたものであり、必ずしも長さが幅より大きいことを意味しない。要清掃領域の幅方向とスクリーンの幅方向とは同じ方向であり、要清掃領域の長さ方向とスクリーンの長さ方向とは同じ方向である。さらに、「概して幅方向」は、幅方向に平行な方向である場合と、幅方向に対して小角度傾斜した方向である場合とを含む。
要清掃領域は、スクリーンの印刷剤が押し込まれる貫通孔が設けられた部分であって、印刷に使用される印刷使用領域の全部でもよく、一部でもよい。後者の場合、例えば、特に印刷剤がつまり易い箇所、例えば、貫通孔が密集して設けられている箇所を含む領域や、横断面積が小さい貫通孔が設けられている箇所を含む領域が要清掃領域とされる。要清掃領域は、その幅が印刷使用領域の幅の一部であることもあり、長さが印刷使用領域の長さの一部であることもある。要清掃領域は、印刷使用領域より、幅方向と長さ方向との少なくとも一方において大きくてもよい。要清掃領域に関する説明は、請求可能発明に係るスクリーン清掃装置についても当てはまる。
(2)前記押付領域の移行速度を、前記拭取シートと前記スクリーンとの相対移動速度より大きくする (1)項に記載のスクリーン清掃方法。
移行速度が相対移動速度に対して大きいほど、拭取間隔が小さくなって、要清掃領域内に拭取シートが押し付けられない部分が残り難くなる。移行速度を相対移動速度の3倍以上とすることが望ましい。
(3)スクリーン印刷用のスクリーンを支持するスクリーン支持装置と、
拭取シートを、概して前記スクリーンの幅方向に平行な長い部分である作用部が前記スクリーンの面にほぼ平行に近接する状態で支持するシート支持装置と、
前記作用部の前記幅方向における一部である押付領域が1個以上概して前記幅方向に一列に並んで成る押付領域列を前記スクリーンに押し付けるとともに、その押付領域列を概して前記幅方向に移行させる押付装置と、
前記スクリーン支持装置と前記シート支持装置および前記押付装置とを、前記幅方向と直交する長さ方向に相対移動させる相対移動装置と
を含むスクリーン清掃装置。
(1)項のスクリーン清掃方法における拭取シートの押付力に関する説明は、本スクリーン清掃装置にも当てはまる。また、「概して幅方向に」は、スクリーンの幅方向に平行である場合と、幅方向に対して小角度傾斜している場合とを含む。なお、拭取シートの幅方向は、スクリーンの幅方向と平行とされても、小角度傾斜させられてもよい。作用部の長手方向が、スクリーンの幅方向に対して小角度傾斜させられる場合には、拭取シートの幅方向も小角度傾斜させられて作用部の長手方向と平行とされることが、不可欠ではないが望ましい。
(4)前記拭取シートを前記長さ方向に送るシート送り装置を含む(3)項に記載のスクリーン清掃装置。
本項のスクリーン清掃装置によれば、拭取シートを送ることにより、付着物を拭き取って汚れた部分を未だ汚れていない部分と交替させ、汚れていない部分により付着物を拭き取ることができる。
(5)前記相対移動装置が、少なくとも前記シート支持装置および前記押付装置を前記長さ方向に移動させるシート等移動装置を含む(3)項または(4)項に記載のスクリーン清掃装置。
押付装置が前記弾性材シート,後述する摺擦力軽減シート等を含む場合には、それらもシート等移動装置により移動させられるようにすることが望ましい。
スクリーンを長さ方向に移動させてもよいが、移動に要するスペースが大きく、スクリーン清掃装置が大形となる。それに対し、シート支持装置等を移動させる場合、スクリーンが上記長さ方向において占める領域内において移動させればよく、スクリーン清掃装置を大形とすることなく、拭取シートにスクリーンの付着物を拭き取らせることができる。
(6)前記押付装置が、
概して前記幅方向に移動可能であって前記押付領域列の各押付領域を前記スクリーンに向かって押す押付突部の列である押付突部列を備えた押付部材と、
前記押付突部列を概して前記幅方向に移動させる突部列移動装置と
を含む(3)項ないし(5)項のいずれかに記載のスクリーン清掃装置。
押付突部列は1列設けられ、その移動により押付領域列が移行させられる。
なお、押付部材を複数設けることも可能である。複数の押付部材は、拭取シートの、幅方向に対してほぼ直角な方向に距離を隔てて設ける。この場合、押付装置としては押付領域列を複数列有することとなり、押付部材を複数設ければ、拭取シートとスクリーンとの1回の相対移動時にスクリーンが拭取シートによって拭かれる回数が多くなり、押付領域が押し付けられない部分が残ることが極めて良好に回避される。
1つの押付部材は押付突部列を1列有するのみであり、押付部材を複数設けても、個々の押付部材が拭取シートをスクリーンに押し付ける押付力の和は大きくはなく、全体として、スクリーンに過大な力が加えられて破損することはない。1つの押付部材に設けられる押付突部の数が比較的少ない場合、例えば2つ以下である場合には特にそうである。押付突部列を複数列有する押付部材を少なくとも1つ設けてもよい。
(7)前記押付部材が、概して棒状を成し、外周面に螺旋突部を備えて前記作用部に平行な回転軸線のまわりに回転可能な押付回転体であり、前記突部列移動装置が、その押付回転体を回転させる回転駆動装置であって、前記螺旋突部の前記スクリーンに最も近接した部分およびその近傍部から成る近接部が前記押付突部として機能する(6)項に記載のスクリーン清掃装置。
押付回転体の回転に伴って押付突部が押付回転体の回転軸線に平行な方向に移動し、押付領域列が移行させられる。押付回転体が、その回転軸線がスクリーンの幅方向に平行となる方向に配設されれば、押付領域が幅方向に平行に移行し、被拭取領域は幅方向に対して傾斜した方向に移行する。回転軸線が幅方向に対して傾斜した状態となる方向に配設されれば、押付領域が幅方向に対して傾斜した方向に移行し、被拭取領域が幅方向に平行に移行するようにすることができる。
本項のスクリーン清掃装置によれば、押付回転体を回転させるだけで、押付突部を移動させることができ、押付領域列をスクリーンに押し付けつつ容易に移行させることができる。回転駆動装置が押付回転体を一定速度で回転させるものである場合には、被拭取領域が一直線に沿って延びる状態となり、特に望ましい。
(8)前記押付部材が、外側面に前記押付突部が形成された周回ベルトであり、前記突部列移動装置が、その周回ベルトを前記作用部に沿って延びる直線部を含む状態で支持するとともに周回させるベルト周回装置である(6)に記載のスクリーン清掃装置。
ベルト周回装置が周回ベルトを一定速度で周回させるものである場合には、被拭取領域が一直線に沿って延びる状態となり、特に望ましい。
(9)前記押付部材が前記押付突部を、前記作用部に沿った1直線上において3個以上備えた(7)項または(8)項に記載のスクリーン清掃装置。
本項のスクリーン清掃装置によれば、押付突部が同時に3個以上、拭取シートをスクリーンに押し付け、同時に清掃される領域が広く、清掃が迅速に行われる。
(10)前記押付部材が前記押付突部を、前記作用部に沿った1直線上において2つ以下備えた(7)項または(8)項に記載のスクリーン清掃装置。
押付突部が拭取シートをスクリーンに押し付けるとき、スクリーンが押付突部から離れる向きに凸に湾曲することがあっても、いずれの押付突部も拭取シートをスクリーンに押し付け、付着物を拭き取らせることができる。また、押付突部は2つ以下であって少なく、それら押付突部がそれぞれ拭取シートをスクリーンに押し付ける面圧を、スクリーン全体に加えられる力を小さく抑えつつ大きく設定することができ、より確実に付着物を拭き取らせることができる。
(11)前記押付装置が、前記突部列移動装置を制御し、前記押付突部列を前記幅方向の一方向に繰り返し移動させる一方向移動制御部を含む(6)項ないし(10)項のいずれかに記載のスクリーン清掃装置。
押付突部を一方向に移動させる場合は、例えば、押付回転体を一方向に一定角速度で回転させ、周回ベルトを一方向に一定速度で周回させればよく、押付突部を全移動範囲において一定速度で移動させることが容易であり、スクリーンの清掃すべき領域である要清掃領域全体を均等に清掃することが容易である。
(12)前記押付装置が、前記突部列移動装置を制御し、前記押付突部列を、前記スクリーンの清掃すべき領域である要清掃領域の幅に応じた領域を往復移動させる往復移動制御部を含む(6)項ないし(10)項のいずれかに記載のスクリーン清掃装置。
往復移動制御部は、突部列移動装置が回転駆動装置である場合には、押付回転体を、要清掃領域の幅に応じて予め設定された角度内で往復回転させる往復回転制御部とされ、突部列移動装置がベルト周回装置である場合には、周回ベルトを、要清掃領域の幅に応じて予め設定された範囲で往復運動させる往復運動制御部とされる。本態様は、押付突部が1個である場合に特に適している。要清掃領域がスクリーンの限られた一部である場合に、その一部の幅に対応する範囲内で押付突部を往復移動させるのである。
本項のスクリーン清掃装置によれば、要清掃領域の幅に応じて押付突部の往復移動領域を設定し、スクリーンの必要な部分のみを拭取シートにより拭くことができ、印刷幅の変更に容易に対応することができる。要清掃領域の、スクリーンの幅方向における位置の変更にも容易に対応することができる。
(13)前記押付装置が、前記押付部材と前記拭取シートとの間に介在し、前記押付突部の押付力を拡散させて均等化する弾性材シートを含む(6)項ないし(12)項のいずれかに記載のスクリーン清掃装置。
押付部材と拭取シートとの間に弾性材シートを介在させれば、介在させられない場合に比較して押付領域が広くなり、スクリーンに押付領域が押し付けられない部分が残り難くなる。また、押付突部が3個以上設けられる場合、スクリーンが拭取シートから離れる向きに凸に湾曲することがあっても、スクリーンと複数の押付突部との距離のむらが弾性材シートの弾性変形により吸収され、全部の押付突部が拭取シートをスクリーンに押し付けることができる。
(14)前記拭取シートを前記弾性材シートに対して相対的に前記長さ方向に送る拭取シート送り装置を含む(13)項に記載のスクリーン清掃装置。
拭取シート送り装置は、拭取シートを送ることによって、汚れた部分を未だ汚れていない部分と交替させるものであり、作用部変更装置と称することもできる。拭取シート送り装置は、清掃実行中は拭取シートを送らず、1回の清掃が終了した後に送るものとすることも、清掃実行中に少しずつ断続的にまたは連続的に送るものとすることも可能である。
本項のスクリーン清掃装置によれば、拭取シートの送り時に弾性材シートを送らなくてよく、スクリーン清掃装置を簡易に構成することができる。
(15)前記弾性材シートを前記拭取シートに接触する接触位置と拭取シートから離間する離間位置とに移動させる弾性材シート接離装置を含む(14)項に記載のスクリーン清掃装置。
弾性材シートが離間位置に移動させられた状態において拭取シートが送られ、弾性材シートによって抵抗が付与されることなく、スムーズに送られる。
(16)前記拭取シートを前記弾性材シートと共に前記長さ方向に送る拭取・弾性材シート送り装置を含む(13)項に記載のスクリーン清掃装置。
(17)前記拭取・弾性材シート送り装置が、
少なくとも、前記拭取シートの供給ロールを回転可能に支持する供給ロール支持装置および前記拭取シートを巻き取る巻取装置を含む拭取シート送り装置と、
前記弾性材シートが周回ベルト状とされたものを、少なくとも前記拭取シートと接触している部分がその拭取シートと同じ速度で移動するように周回させる弾性材シート周回装置と
を含む(16)項に記載のスクリーン清掃装置。
弾性材シートは周回させられつつ拭取シートと共に送られる。拭取シートの送り毎に弾性材シートが送られ、その押付部材によって拭取シートに押し付けられる部分が交替させられる。そのため、弾性材シートの寿命が向上し、交換回数が少なくて済む。
(18)前記押付装置が、前記押付突部と前記弾性材シートとの間の摺擦力を軽減する摺擦力軽減手段を含む(13)項ないし(17)項のいずれかに記載のスクリーン清掃装置
弾性材シートは摩擦係数が高く、それに接触させられつつ相対移動させられる部材との間の摺擦力が大きいが、摺擦力軽減手段を設ければ、押付突部をスムーズに移動させることができる。
(19)前記摺擦力軽減手段が、前記押付部材および前記弾性材シートのいずれよりも摩擦係数が小さい材料から成り、押付部材と弾性材シートとの間に介在する摺擦力軽減シートを含む(18)項に記載のスクリーン清掃装置。
必要に応じて摺擦力軽減シートのみを交換することが可能であり、摺擦力軽減層を形成する場合に比較してメンテナンスコストを低減させ得ることが多い。
(20)前記摺擦力軽減手段が、前記押付部材と前記弾性材シートとの互いに接触する面の少なくとも一方に、その少なくとも一方より摩擦係数が小さい材料で形成された摺擦力軽減層を含む(18)項または(19)項に記載のスクリーン清掃装置。
押付部材の少なくとも押付突部自体を摩擦係数の小さい低摺擦力材により形成して摺擦力軽減手段とすることも可能である。しかし、本項におけるように摺擦力軽減層を形成する方が装置コストを安価にできる場合が多い。
(21)前記押付部材に形成された吸引孔と、その吸引孔から空気を吸引する吸引装置とを含む(6)項ないし(20)項のいずれかに記載のスクリーン清掃装置。
本項のスクリーン清掃装置においては、拭取シートとして、紙製,不織布製等、厚さ方向に貫通する通孔を有するものが使用され、その通孔を通して空気が吸引されることにより、空気と共に、スクリーンの貫通孔内や被清掃面に付着した付着物が吸引される。清掃に溶剤等の液体が使用される場合にはその溶剤も吸引される。前記弾性材シートや摺擦力軽減シートが設けられる場合には、これらも通孔を有するものとされる。
拭取シートによる付着物の拭取りに加えて吸引も為され、スクリーンの付着物がより確実に除去される。
(22)スクリーン印刷用のスクリーンを支持するスクリーン支持装置と、
拭取シートを、概して前記スクリーンの幅方向に平行な長い部分である作用部が前記スクリーンの面にほぼ平行に近接する状態で支持するシート支持装置と、
拭取シートを前記スクリーンの被清掃面に押し付ける押付部を有する押付部材と、
前記押付部材と前記拭取シートとの間に介在し、前記押付部の押付力を拡散させつつ均等化する弾性材シートと、
前記スクリーン支持装置と前記シート支持装置,前記押付部材および前記弾性材シートとを前記被清掃面に平行な方向に相対移動させる相対移動装置と
を含むスクリーン清掃装置。
押付部材は、(6)項ないし(21)項のいずれかに記載の構成を有する部材としてもよく、押付部がスクリーンの要清掃領域の幅以上の長さを有する突条を成す部材としてもよい。前者の場合、スクリーン清掃装置は、(6)項ないし(21)項のいずれかに記載の突部列移動装置を含むものとされ、後者の場合、突部列移動装置は不要である。いずれの場合にも、相対移動装置は、スクリーン支持装置とシート支持装置,押付部材および弾性材シートとを、要清掃領域の長さ方向に相対移動させる。
押付部は弾性材シートを介して拭取シートに接触させられて拭取シートをスクリーンの被清掃面に押し付け、その状態でシート支持装置等とスクリーンとが相対移動させられることにより、被清掃面に付着した付着物が拭取シートによって拭き取られる。弾性材シートの介在により、押付部による拭取シートのスクリーンへの押付領域が広くなり、押付部を板材等、比較的幅(要清掃領域の長さ方向に平行な方向の寸法)の狭い部材としても拭取シートに十分に付着物を拭き取らせることが可能である。
なお、本実施例において、螺旋突部408の表面を摺擦力軽減層418により覆うことに代え、あるいはそれと共に、拭取シート42と押付ローラ404との間に前記プラスチックシート126等の摺擦力軽減シートを配設すること、あるいは拭取シート42を摺擦力軽減材層で裏打ちすること等により、螺旋突部408と拭取シート42との摺擦力を軽減することも可能である。螺旋突部408を金属製とし、螺旋突部408と拭取シート42との間に弾性材シートを介在させてもよい。
なお、本実施例において、押付突部460の表面を摺擦力軽減層482により覆うことに代え、あるいはそれと共に、スポンジベルト500と周回ベルト454との間に前記プラスチックシート126等の摺擦力軽減シートを配設すること、あるいはスポンジベルト500を摺擦力軽減材層で裏打ちすること等により、押付突部460とスポンジベルト500との摺擦力を軽減することも可能である。
また、押付突部460を比較的軟らかいゴムまたはその類似物製とし、スポンジベルトを省略してもよい。押付突部460の弾性変形により、拭取シート42の押付領域を広い面積でスクリーン20に接触させるのである。その際、押付突部460の表面を摺擦力軽減層により覆うことも、拭取シート42との間に摺擦力軽減シートを介在させることも、拭取シート42を摺擦力軽減層で裏打ちすることも可能である。
その場合、弾性材シートを介在させる場合と同様に、押付領域列が概してスクリーンの幅方向に移行させられることにより、拭取シートの概してスクリーンの幅方向に平行な長い部分である作用部全体がスクリーンに押し付けられる一方、拭取シートとスクリーンとは要清掃領域の長さ方向に相対移動させられるが、弾性材シートが介在させられない場合における拭取シートの拭取り作用の理解を容易にするために、押付領域列が1列であって、1つの押付領域から成り、その1個の押付領域の大きさが0で、移行速度が無限大である状態を考えれば、幅のない作用部全体がスクリーンに押し付けられているに等しいこととなる。その直線状の作用部が、拭取シートとスクリーンとの相対移動により、スクリーンに対して要清掃領域の長さ方向に相対移動させられれば、スクリーンの、幅が作用部の長さ(スクリーンの幅方向の寸法)と等しく、長さが相対移動距離と等しい領域の拭取りが行われることとなる。この拭取りが行われる領域が要清掃領域の全体を包含する結果となるように、作用部の長さと相対移動距離が決定されれば、要清掃領域全体が清掃されることとなる。
以上の説明においては、単純化のために、押付領域列が1つの押付領域から成るものとしたが、押付領域列が複数の押付領域から成る場合には、押付領域列の1回の移行の間に要清掃領域の複数本の直線あるいは複数本の帯に作用部が押し付けられることとなる点が異なるのみで、事情は同じである。
押付領域列が1列設けられるのみである場合、1個以上の押付領域の各々は、要清掃領域の幅より狭く、他の部分より大きい面圧でスクリーンに押し付けられるが、押付力の総和は大きくなく、スクリーンを破損させる恐れなく、拭取シートに付着物を拭き取らせることができる。
スクリーン支持装置,シート支持装置,押付突部列を備えた押付部材および突部列移動装置を含む押付装置,相対移動装置を備えたスクリーン清掃装置においては、スクリーン支持装置とシート支持装置との相対移動速度と、押付突部列の移動速度との割合は、スクリーンに押付領域が押し付けられない部分が残らない大きさに選定される。
Claims (6)
- スクリーン印刷用のスクリーンの上下両面の少なくとも一方に付着した付着物を、拭取シートにより拭き取る清掃方法であって、
前記スクリーンの清掃すべき領域である要清掃領域の幅以上の幅を有する拭取シートの、前記要清掃領域より幅の狭い部分である押付領域が1個以上概して前記要清掃領域の幅方向に一列に並んで成る押付領域列を、前記要清掃領域の対応する部分に他の部分より大きい面圧で押し付け、その押付領域列を概して前記幅方向に移行させつつ、前記拭取シートと前記スクリーンとを前記要清掃領域の長さ方向に相対移動させることを特徴とするスクリーン清掃方法。 - スクリーン印刷用のスクリーンを支持するスクリーン支持装置と、
拭取シートを、概して前記スクリーンの幅方向に平行な長い部分である作用部が前記スクリーンの面にほぼ平行に近接する状態で支持するシート支持装置と、
前記作用部の前記幅方向における一部である押付領域が1個以上概して前記幅方向に一列に並んで成る押付領域列を前記スクリーンに押し付けるとともに、その押付領域列を概して前記幅方向に移行させる押付装置と、
前記スクリーン支持装置と前記シート支持装置および前記押付装置とを、前記幅方向と直交する長さ方向に相対移動させる相対移動装置と
を含むことを特徴とするスクリーン清掃装置。 - 前記押付装置が、
概して前記幅方向に移動可能であって前記押付領域列の各押付領域を前記スクリーンに向かって押す押付突部の列である押付突部列を備えた押付部材と、
前記押付突部列を概して前記幅方向に移動させる突部列移動装置と
を含むことを特徴とする請求項2に記載のスクリーン清掃装置。 - 前記押付部材が、概して棒状を成し、外周面に螺旋突部を備えて前記作用部に平行な回転軸線のまわりに回転可能な押付回転体であり、前記突部列移動装置が、その押付回転体を回転させる回転駆動装置であって、前記螺旋突部の前記スクリーンに最も近接した部分およびその近傍部から成る近接部が前記押付突部として機能することを特徴とする請求項3に記載のスクリ
ーン清掃装置。 - 前記押付装置が、前記押付部材と前記拭取シートとの間に介在し、前記押付突部の押付力を拡散させて均等化する弾性材シートを含むことを特徴とする請求項3または4に記載のスクリーン清掃装置。
- 前記押付装置が、前記押付突部と前記弾性材シートとの間の摺擦力を軽減する摺擦力軽減手段を含むことを特徴とする請求項5に記載のスクリーン清掃装置。
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