JP2006000396A - スロットマシン - Google Patents

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Norio Horie
範郎 堀江
Kazuya Shioda
和也 潮田
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Sammy Corp
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Abstract

【課題】 重複入賞を防止して、役に与えられている役割に応じた動作を的確に行うことができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】 特別役と小役との双方が入賞し得ると判別したときには、遊技者の停止操作のタイミングに基づいて小役に対応した図柄の組み合せを有効ラインに停止させる。
【選択図】 図7

Description

複数のリールに付された図柄の組合せによって遊技結果が定まるスロットマシンに関する。
従前から存在するスロットマシンにおいては、小役とボーナスとが重複して入賞する場合があった。例えば、図柄「7」−「7」−「7」の組み合わせが1つの有効ラインに揃うとともに、他の有効ラインで「チェリー」−「任意の図柄」−「任意の図柄」の組み合わせが揃うような場合があった(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−76044号公報
入賞する役の各々には、異なる役割が予め与えられている。例えば、図柄「7」−「7」−「7」の組み合わせが揃ったときのいわゆるビッグボーナス等の特別役は、遊技者が有利になる遊技へ移行するための契機となる役である。また、リプレイという役は、遊技者が新たにメダルを投入することなく遊技を行うことができる役である。さらに、スイカ等の小役は、所定枚数のメダルを遊技者に払い出すための役である。
このように、役には異なる役割が与えられており、所定の役が入賞したときには、その役に応じた動作をする。
しかしながら、従来のスロットマシンのように重複入賞を認めた場合には、役に与えられた役割りとは矛盾した動作をせざるを得ない場合があった。例えば、重複入賞したにも拘らず、一方の役に対応した動作を無視し、他方の役に対応した動作のみを行ったようなときには、遊技者は一方の役の入賞による利益を得ることができなかった。このため、従来のスロットマシンは、遊技の結果について遊技者に疑念を抱かせるおそれがあった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、役に与えられている役割に応じた動作を的確に行うことができるスロットマシンを提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明においては、特別役と小役との双方が入賞し得ると判別したときには、遊技者の停止操作のタイミングに基づいて小役に対応した図柄の組み合せのみが揃うように図柄を有効ラインに停止させる。
具体的には、本発明に係るスロットマシンは、
遊技者の操作に基づいて回転又は停止し、かつ、複数種類の図柄が各々に付された複数のリールを含むスロットマシンであって、
遊技者の操作に基づいて前記複数のリールの回転又は停止を制御するリール制御手段と、
遊技者の操作に応じて前記リール制御手段に停止信号を発するストップスイッチと、
前記停止信号に基づいて有効ライン上に位置し得る前記図柄の種類を検出する図柄検出手段と、
遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役と、前記特別遊技に移行させない小役とを含む役の抽選を行う役抽選手段と、
前記図柄検出手段が検出した図柄の種類に基づいて、前記役の入賞の可能性を示す可能性情報を記憶する可能性情報記憶手段と、
前記役抽選手段によって前記特別役に当選してから、有効ラインに停止した前記図柄の組合せが前記特別役に対応した図柄の組合せと一致するまで、前記特別役に当選したことを持ち越す特別役当選持ち越し手段と、
前記特別役当選持ち越し手段によって、前記特別役に当選したことが持ち越されているとともに、前記役抽選手段によって前記小役に当選したときに、前記可能性情報記憶手段に記憶された可能性情報に基づいて、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得るか否かを判断する入賞判断手段と、
前記入賞判断手段が、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別したときには、前記リール制御手段は、遊技者の停止操作のタイミングに基づいて前記小役に対応した図柄の組み合せを前記有効ラインに停止させることを特徴とする。
上述した発明によれば、特別役と小役との双方が入賞し得ると判別したときには、小役に対応した図柄の組み合せを有効ラインに停止させるので、特別役と小役との重複入賞を防止することができ、役に与えられている役割に応じた動作を的確に行うことができる。
「当選」とは、特別役や小役等の役が抽選処理により抽選されたことを意味し、いわゆる「外れ」を除く意味である。即ち、遊技者へメダルの払い出しによる積極的な遊技者の利益のほか、メダルを新たに投入することなく遊技を続行できるような消極的な遊技者の利益の双方の利益を遊技者に与え得る役が抽選されることを意味する。
また、前記複数のリールのうちの1つのリール以外のリールが停止し、かつ、前記有効ラインに停止した図柄が前記特別役に対応した図柄であるときに、前記入賞判断手段が、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別した場合には、前記リール制御手段は、前記特別役が入賞せずかつ前記小役が入賞するように、前記1つのリールを停止させることが好ましい。
このようにしたことにより、特別役に対応した図柄が既に停止している場合でも、的確に重複入賞を防止することができる。
さらに、前記有効ラインは複数の停止ラインからなり、
前記複数のリールのうちの1つのリール以外のリールが停止し、かつ、前記複数の停止ラインのうちの一に停止した図柄が前記特別役に対応した図柄であるととともに、前記複数の停止ラインのうちの他に停止した図柄が前記小役に対応した図柄であるときに、前記入賞判断手段が、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別した場合には、前記リール制御手段は、前記特別役が入賞せずかつ前記小役が入賞するように、前記1つのリールを停止させるものが好ましい。
このようにしたことにより、特別役に対応した図柄と小役に対応した図柄とが既に停止している場合でも、的確に重複入賞を防止することができる。
前記複数種類の図柄には、前記複数のリールのうちの1つのリールが停止して前記有効ラインに停止したときには、前記1つのリール以外のリールが停止したときの図柄の種類にかかわらず入賞したとされる特定図柄を含み、かつ、
前記複数のリールのうちの1つのリールが停止して、前記有効ラインに停止した図柄が前記特定図柄であるときには、前記リール制御手段は、前記特別役が入賞しないように、前記1つのリール以外のリールを停止させることが望ましい。
このようにすることで、1つの図柄のみで複数の有効ラインで入賞し得る図柄が既に停止されている場合であっても、的確に重複入賞を防止することができる。
さらにまた、前記入賞判断手段が、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別し、かつ、前記小役に対応した図柄の組み合せのみを前記有効ラインに停止させることができないときには、前記リール制御手段は、前記特別役に対応した図柄の組み合せと前記小役に対応した図柄の組み合せとの双方が前記有効ラインに停止しないように、前記リールを停止させるものが好ましい。
上述した「前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別し、かつ、前記小役に対応した図柄の組み合せのみを前記有効ラインに停止させることができないとき」とは、「特別役と小役との双方が入賞する可能性がある場合に、一の有効ライン上に特別役に対応した図柄の組み合せを揃えずに、他の有効ライン上に小役に対応した図柄の組み合せを揃えることができないとき」という意味である。即ち、本発明によれば、特別役と小役との双方が入賞する可能性がある場合には、特別役と小役との重複入賞を防止するために、特別役が入賞しないように制御することを優先的に行うが、このような優先的な制御したときに、小役のみに入賞させることができないときには、特別役と小役とのいずれにも入賞しないように制御する。
このようにすることで、的確に重複入賞を回避して、矛盾した動作を防止することができる。
また、前記可能性情報記憶手段は、前記役に入賞し得る図柄の種類を記憶することがより好ましい。
さらに、前記可能性情報記憶手段は、前記役に入賞し得る有効ラインの情報を記憶することがより好ましい。
重複入賞を防止して、役に与えられている役割に応じた動作を的確に行うことができる
<<<第1の実施の形態>>>
<<スロットマシン10の構成>>
図1は、本実施形態に係るスロットマシン10の前面を示す正面図である。また、図2は、スロットマシン10の内部構造を示す図である。
図1及び図2に示すように、スロットマシン10は、箱形形状の基体部20と、前面扉40と、を含む。前面扉40は、基体部20の左側側部で枢支されて、基体部20の前面側で開閉可能に設けられている。図1は、前面扉40を基体部20に対して閉じた状態を示し、図2は、前面扉40を基体部20に対して略180度開放した状態を示す。
<前面扉40の前面>
前面扉40は、閉じられたときに基体部20の前面を覆うように、基体部20に開閉可能に取り付けられている。図1に示すように、前面扉40の前面には、主に、操作に関する部材と、表示に関する部材とが設けられている。また、前面扉40の背面には、主に、制御用の回路が設けられている。
<操作に関する部材>
図1に示すように、前面扉40の前面側(遊技者側)の略中央には、水平方向に伸長する操作パネル41が設けられている。操作パネル41の前面側には、スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cが設けられている。また、操作パネル41の上面側には、1−ベットスイッチ62、2−ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66や、メダル投入口46が設けられている。尚、前面扉40の下部には、メダル受け皿48も設けられている。
スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cは、遊技者によって操作されるスイッチである。スタートスイッチ42を遊技者が操作することによって、後述する3つのリール30L、30C及び30Rの回動が開始される。また、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作することによって、後述するように操作されたストップスイッチに対応するリール30L〜30Rが停止される。
尚、1−ベットスイッチ62、2−ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66の機能については後述する。
<リール表示窓50>
図1及び図2に示すように、前面扉40の前面の略中央部には、リール表示窓50が形成されている。図2に示すように、リール30L〜30Rは、前面側が開放されたリールユニット28内に回転可能に収容されおり、リールユニット28は、基体部20に固定された支持板26によって支持されている。前面扉40が閉じられたときには、リール表示窓50は、リールユニット28の開放された前面に位置し、遊技者は、リール表示窓50を介してリール30L〜30Rに描かれている図柄の種類を視認することができる。
リール表示窓50は、透明な部材で覆われており、図1や後述する図3に示すように、5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。
左リール30Lは、左側のストップスイッチ44aに対応し、中リール30Cは、中央のストップスイッチ44bに対応し、右リール30Rは、右側のストップスイッチ44cに対応する。これにより、左側のストップスイッチ44aを遊技者が操作したときには左リール30Lが停止し、中央のストップスイッチ44bを遊技者が操作したときには中リール30Cが停止し、右側のストップスイッチ44cを遊技者が操作したときには右リール30Rが停止する。
3つのリール30L〜30Rの各々には複数種類の図柄が付されている。図柄の種類は、例えば、数字の「7」や、果物の「チェリー」等の遊技者が識別できるものである。また、後述するように、3つのリール30L〜30Rが停止したときには、リール表示窓50においては、9個の図柄が視認可能に停止表示される。
<ベットスイッチ62、64及び66と入賞ラインL1〜L5>
上述した操作パネル41のメダル投入口46に規定枚数以上のメダルが投入されると、メダルカウンタ(図示せず)により投入されたメダルの枚数が計数され、その枚数はクレジット数として記憶される。上述した1−ベットスイッチ62は、記憶されたクレジット数のうちの1枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。また、2−ベットスイッチ64は、クレジット数のうちの2枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチであり、最大ベットスイッチ66は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
また、1−ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1を有効化し、2−ベットスイッチ64を操作したときには、5本の入賞ラインのうちの3本、例えば入賞ラインL1、L2及びL3を有効化し、最大ベットスイッチ66を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2、L3、L4及びL5を有効化する。このようにベットスイッチ62〜66は、遊技の賭けの対象となるメダルの枚数を定めるとともに、入賞ラインL1〜L5を有効化する選択手段として機能する。
尚、以下では、有効化された入賞ラインを有効ラインと称する。
<基体部20>
図2に示す基体部20は、木材等によって組み立られて、前面が開口された箱形に形成されている。基体部20の内部の下部には、スロットマシン10に搭載された種々の装置に電源を供給する電源ユニット22、及びメダルを貯留しておくホッパーを含むメダル払出し装置24が設けられている。また、これらの電源ユニット22及びメダル払出し装置24の上方には、支持板26が設けられている。この支持板26によって、リール30L、30C及び30Rを回転可能に収容するリールユニット28が支持されている。さらに、基体部20の内部の上部には、スロットマシン10で行われる遊技を全体的に制御するメイン制御基板32が設けられている。
<メイン制御基板32>
メイン制御基板32は、3つのリール30L、30C及び30Rの回転の開始及び停止制御をするとともに、スロットマシン10で行われる遊技の進行等の遊技全体を制御するための制御基板である。メイン制御基板32は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、遊技プログラムを記憶したROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
また、メイン制御基板32は、上述したベットスイッチ62、64及び66と電気的に接続されている。ベットスイッチ62、64及び66を遊技者が操作したときには、ベット指示信号がベットスイッチ62、64及び66の各々からメイン制御基板32へ発せられる。
さらに、メイン制御基板32は、上述したスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cと電気的に接続されている。スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作したときには、操作信号がスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cからメイン制御基板32へ発せられる。
<スロットマシン10における遊技>
スロットマシン10における遊技は、停止した複数のリール30L、30C又は30Rの停止位置により定まる図柄の組合せによって遊技結果が定まる遊技である。また、この遊技は、スタートスイッチ42を遊技者が操作する度に行われ、複数のリール30L、30C又は30Rの回転開始から回転停止までを単一の行程として繰り返され得る遊技である。
上述した役の種類には、例えば、特別役や、小役、及び再遊技役等の種類がある。特別役は、通常遊技から特別遊技(遊技者にとって有利な遊技)に移行することができる役である。この特別役には、ビックボーナス(以下、BBと称する。)及びレギュラーボーナス(以下、RBと称する。)がある。
上述したBBは、特別遊技の1つであるBBゲームに移行させる役である。このBBゲームは、一般遊技を行うとともに、特典遊技に移行できるようにしたゲームである。この特典遊技とは、所定役が高確率で当選する遊技を行うゲームであり、遊技者がより多くのメダルを取得する可能性を高めた特典を遊技者に付与し得るゲームである。BBゲームは、所定の終了条件を満たすまで、例えば、払い出されるメダルの枚数が所定の枚数を超えるまで、一般遊技と特典遊技とを繰り返し行えるゲームである。
また、RBは、特別遊技の1つであるRBゲームに移行させる役である。このRBゲームは、BBゲーム中の特典遊技に相当するゲームを1セット、即ち、所定役が高確率で当選する遊技を一定条件下で所定回数行うゲームである。
また、小役とは、予め定めた枚数のメダルの払出しを行う役である。更にまた、再遊技役とは、現在行われた遊技での賭数(ベット枚数)を維持した再遊技(以下、RPと称する。)が行えるようにした役である。
<停止位置P11〜P33>
上述したリール表示窓50を拡大した正面図を図3(a)に示す。図3(a)に示した図は、3つのリール30L〜30Rの全てが停止して、所定の停止位置に図柄が停止しているときの状態を示す。上述したように、3つのリール30L〜30Rの各々には、複数種類の図柄が複数個付されている。本実施の形態においては、3つのリール30L〜30Rの全てが停止したときには、1つのリールについて3つの図柄が停止表示されて、リール表示窓50の全体では9つの図柄が停止表示される。
また、図3(b)に示すように、左リール30Lについての3つの図柄の停止位置を下側から順に、P11、P12及びP13と称し、中リール30Cについての3つの図柄の停止位置を下側から順に、P21、P22及びP23と称し、右リール30Rについての3つの図柄の停止位置を下側から順に、P31、P32及びP33と称する。
例えば、図3(a)に示した例の場合では、左リール30Lについては、停止位置P11に図柄「プラム」が停止し、停止位置P12に図柄「チェリー」が停止し、停止位置P13に図柄「スイカ」が停止している。また、中リール30Cについては、停止位置P21に図柄「BAR」が停止し、停止位置P22に図柄「ベル」が停止し、停止位置P23に図柄「プラム」が停止している。右リール30Rについては、停止位置P31に図柄「7」が停止し、停止位置P32に図柄「スイカ」が停止し、停止位置P33に図柄「ベル」が停止している。
<入賞ラインL1〜L5>
上述したように、リール表示窓50は、透明な部材からなり、図1及び図3に示すように、リール表示窓50には、5つの入賞ラインL1〜L5が描かれている。
入賞ラインL1は、中段の水平に延びる直線であり、入賞ラインL2は、上段の水平に延びる直線であり、入賞ラインL3は、下段の水平に延びる直線である。また、入賞ラインL4は、左上から右下へ向かって延びる直線であり、入賞ラインL5は、左下から右上へ向かって延びる直線である。
例えば、図3(a)に示した例では、入賞ラインL1には、左から順に、図柄「チェリー」−「ベル」−「スイカ」が停止している。また、入賞ラインL2には、左から順に、図柄「プラム」−「BAR」−「7」が停止している。さらに、入賞ラインL3には、左から順に、図柄「スイカ」−「プラム」−「ベル」が停止している。
また、入賞ラインL4には、左から順に、図柄「スイカ」−「ベル」−「7」が停止し、入賞ラインL5には、左から順に、図柄「プラム」−「ベル」−「ベル」が停止している。
<有効ライン>
上述したようにベットスイッチ62〜66を遊技者が操作することにより、入賞ラインL1〜L5を有効化する選択手段として機能する。1−ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、入賞ラインL1が有効化され、2−ベットスイッチ64を操作したときには、入賞ラインL1、L2及びL3が有効化され、最大ベットスイッチ66を操作したときには、入賞ラインL1〜L5の全てが有効化される。上述したように、有効化された入賞ラインを有効ラインと称する。有効ライン上に停止した図柄の組合せによって入賞したか否かの判断と対象となる。
例えば、上述した有効ラインL1上に「7」−「7」−「7」の組合せとなったとき、即ち、停止位置P12、P22及びP32の各々に「7」の図柄が停止したときには、入賞したと判断される。また、有効ラインL1上に役を構成しない図柄の組合せが停止したときには、入賞しなかったと判断される。これに対して、入賞ラインであっても、有効化されていないときには、その入賞ライン上に「7」−「7」−「7」の組合せとなった場合であっても、その入賞ラインは入賞したか否かの判断の対象とはされない。
尚、以下においては、停止した図柄の具体例を簡略化して表示する場合には、図3(c)に示すような9個の矩形を用いて表示をする。この簡略化した表示において、左側の縦の列が、左リール30Lを示し、中央の縦の列が、中リール30Cを示し、右側の縦の列が、右リール30Rを示す。即ち、図3(c)に示した例では、図3(a)に示したように、左リール30Lには、上から「スイカ」、「チェリー」、「プラム」の3つの図柄が表示されていることを示し、中リール30Cには、上から「プラム」、「ベル」、「BAR」の3つの図柄が表示されていることを示し、右リール30Rには、上から「ベル」、「スイカ」、「7」の3つの図柄が表示されていることを示す。
<<スロットマシン10における機能>>
図4は、スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。図4に示すように、スロットマシン10は、主に、操作手段500と、メイン制御手段100と、図柄表示手段400と、を含む。
<操作手段500>
操作手段500は、遊技者によって操作されるもので、遊技者の操作に基づいて操作された旨の信号を後述するメイン制御手段100に発する。操作手段500からメイン制御手段100へ発せられた信号によって、遊技の開始や終了の契機が定められる。操作手段500は、遊技者の四肢の動作を検出して作動するものや、遊技者が発した音声を検出して作動するもの等、遊技者によって操作されるものであればよい。操作手段500は、好ましくは、上述したスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cからなる。スタートスイッチ42から発せられる信号によって、遊技の開始の契機が定められ、ストップスイッチ44a、44b又は44cから発せられる信号によって、遊技の終了の契機が定められる。
<メイン制御手段100>
メイン制御手段100には、上述した操作手段500のほか、後述する図柄表示手段400が接続されている。メイン制御手段100は、遊技の進行等の遊技全体を制御して、図柄表示手段400に制御信号を発する。
<役抽選手段120>
役抽選手段120は、予め定められている役の抽選を行うものである。ここで、役には、特別役、小役、及びリプレイが挙げられる。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行させる役である。特別役としては一般に、BB(ビックボーナス)及びRB(レギュラーボーナス)が挙げられる。なお、BB及びRBは、それぞれ、特別遊技の1つであるBB遊技及びRB遊技に移行させる役である。また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役である。小役の種類に応じて、メダルの払出し枚数が異なるように設定されている。さらに、リプレイとは、再遊技役であって、当該遊技でのメダルの投入枚数(ベット枚数)を維持した再遊技が行えるようにした役である。
役抽選手段120は、例えば、役抽選用の乱数発生手段122(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段124と、乱数抽出手段124が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段126とを含む。
役抽選手段120の乱数発生手段122は、所定の正の整数の範囲(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数抽出手段124は、乱数発生手段122によって発生させた乱数を、所定のタイミングで、本実施の形態では遊技者によってスタートスイッチ42が操作されたときに抽出する。乱数判定手段126は、乱数抽出手段124によって抽出された乱数値を、抽選テーブル(図示せず)と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。例えば、抽出した乱数値が小役のスイカの当選領域に属する場合は、小役のスイカに当選したと判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
尚、この役抽選の処理は、後述する図5のステップS12において実行される。
<リール制御手段130>
リール制御手段130は、リール回転制御手段132とリール停止制御手段140とからなる。
<リール回転制御手段132>
リール回転制御手段132は、上述した操作手段500、好ましくはスタートスイッチ42から発せられた始動操作信号を検出したときには、3つのリール30L〜30Rを回転させるためのモータ86a、86b及び86cに駆動信号を発する。この駆動信号により、3つのリール30L〜30Rは、回転を開始する。この処理は、後述する図5のステップS14で実行される。
<リール停止制御手段140>
リール停止制御手段140は、上述した操作手段500、好ましくはストップスイッチ44a〜44cから発せられた停止操作信号を検出したときには、3つのリール30R〜30Lを停止させるためのモータ86a、86b及び86cに駆動信号を発する。
また、後述する入賞判断手段180が、特別役と小役との双方が入賞し得ると判別したときには、このリール停止制御手段140は、遊技者の停止操作のタイミングに基づいてその小役に対応した図柄の組み合せを有効ラインに停止させる。
複数のリール、例えば、3つのリール30L〜30Rのうちの1つのリール以外のリールが停止し、かつ、有効ラインL1〜L5のいずれかに停止した図柄が特別役に対応した図柄であるときに、後述する入賞判断手段180が、特別役と小役との双方が入賞し得ると判別した場合には、このリール停止制御手段140は、特別役が入賞しないようにかつ小役が入賞するように、上述した1つのリールを停止させる。
複数のリール、例えば、3つのリール30L〜30Rのうちの1つのリール以外のリールが既に停止し、その最後の1つのリールが停止しようとしているときにおいて、有効ラインL1〜L5のうちの一に停止する可能性のある図柄が特別役に対応した図柄であるとともに、有効ラインL1〜L5のうちの他に停止する可能性のある図柄が小役に対応した図柄であるときに、入賞判断手段180が、特別役と小役との双方が入賞し得ると判別した場合には、リール停止制御手段140は、特別役が入賞しないようにかつ小役が入賞するように、上述した1つのリールを停止させる。
上述したリールに描かれている複数種類の図柄には、複数のリールのうちの1つのリールが停止して有効ラインに停止したときには、1つのリール以外のリールが停止したときの図柄の種類にかかわらず入賞したとされる特定図柄を含む。例えば、後述する図柄「チェリー」がこの特定図柄に対応する。
複数のリールのうちの1つのリールが停止して、有効ラインに停止した図柄が特定図柄であるときには、リール制御手段130は、特別役が入賞しないように、1つのリール以外のリールを停止させる。
<図柄検出手段150>
図柄検出手段150は、操作手段500から発せられた停止信号に基づいて有効ライン上に位置し得る図柄の種類を検出する。
後述するように、回転角度センサ83a〜83cは、リール30L〜30Rが所定の位置にあるときを原点として、リール30L〜30Rがその原点から変位した角度に相当する信号を発する。この信号を得ることで、リール30L〜30Rが原点から変位した位置を得ることができる。
図柄検出手段150には、リール30L〜30Rにおける周方向の位置とその位置に付されている図柄の種類との関係を定めた図柄対応テーブル(図示せず)が記憶されている。回転角度センサ83a〜83cから発せられた信号が示す位置に基づいて、図柄対応テーブルを検索することにより図柄の種類を取得することができる。
この図柄検出手段150によって図柄の種類を取得することで、後述する制御コマ範囲内に入賞する可能性のある図柄が存在するか否かを判断することができる。この判断処理は、後述する図6若しくは図12のステップS25、又は図7のステップS31において実行される。
<可能性情報記憶手段160>
可能性情報記憶手段160は、図柄検出手段150が検出した図柄の種類に基づいて、役の入賞の可能性を示す可能性情報を記憶する。この可能性情報記憶手段160は、後述する第1の実施の形態では、入賞可能性情報テーブルであり、第2の実施の形態では、入賞ラインテーブルである。
<特別役当選持ち越し手段170>
特別役当選持ち越し手段170は、役抽選手段120によって特別役に当選してから、有効ラインL1〜L5のいずれかに停止した図柄の組合せが特別役に対応した図柄の組合せと一致するまで、特別役に当選したことを持ち越す。
<入賞判断手段180>
入賞判断手段180は、特別役当選持ち越し手段170によって、特別役に当選したことが持ち越されているとともに、役抽選手段120によって小役に当選したときに、可能性情報記憶手段160に記憶された可能性情報に基づいて、特別役と小役との双方が入賞し得るか否かを判断する。
また、入賞判断手段180は、特別役と小役との双方に当選したときに、可能性情報記憶手段160に記憶された可能性情報に基づいて、特別役又は小役のいずれか一方に入賞し得るか否かを判断する。特に、この場合において、入賞判断手段180は、特別役には入賞させずかつ小役に入賞し得るか否かを判断するものが好ましい。
さらに、入賞判断手段180は、特別役と小役との双方に当選した場合のみならず、特別役や小役等の所定の単一の役に当選しているときには、可能性情報記憶手段160に記憶された可能性情報に基づいて、当選したその所定の役が入賞し得るか否かを判断する。
<図柄表示手段400>
図柄表示手段400は、リール30L、30C及び30Rを含む。リール30L、30C及び30Rの各々には、複数の図柄がリールの回転方向に沿って付されている。
リール30Lは、リール30Lを回転駆動するためのモータ86aと、リール30Lの回転角度を検出するための回転角度センサ83aとからなる。リール30Cは、リール30Cを回転駆動するためのモータ86bと、リール30Cの回転角度を検出するための回転角度センサ83bとからなる。リール30Rは、リール30Rを回転駆動するためのモータ86cと、リール30Rの回転角度を検出するための回転角度センサ83cとからなる。
回転角度センサ83a〜83cは、0〜360度の範囲内の角度に相当する信号を発する。即ち、回転角度センサ83a〜83cは、リール30L〜30Rが所定の位置にあるときを原点として、リール30L〜30Rがその原点から変位した角度に相当する信号を発する。例えば、リールの1周を400ステップに分割した場合、原点に位置するときには、0ステップ目であることを示す信号を発し、原点から90度回転した位置にあるときには、100ステップ目であることを示す信号を発する。この信号を得ることで、リール30L〜30Rが原点から変位した位置(以下、リールの回転角度位置と称する。)を得ることができる。
上述したように、回転角度センサ83a〜83cは、角度に相当するステップ数を示す信号を発するセンサであり、ステップ数を得れば具体的な角度に得たり換算したりすることなくリール30L〜30Rの回転方向に変位した位置を得ることができる。
また、上述した図柄検出手段150は、リール30L〜30Rにおける周方向の位置とその位置に付されている図柄の種類との関係を定めた図柄対応テーブル(図示せず)を記憶している。上述した回転角度センサ83a〜83cから発せられた信号が示す位置に基づいて、この図柄対応テーブルを検索することにより図柄の種類を取得することができる。このようにすることで、有効ラインL1〜L5に停止した図柄の種類を得ることができる。
回転角度センサ83a〜83cから発せられた信号によってリールの回転角度位置を得る処理は、後述する図6又は図12のステップS21において実行される。
<<制御処理>>
以下に、上述したメイン制御手段100(メイン制御基板32)において行われる制御について説明する。以下においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述したメイン制御手段100においては、制御に用いられる種々の変数の初期化等の起動処理を終えて、スロットマシン10は定常動作しているものとする。尚、これらの図5〜図7に示すフローチャートは、メイン制御手段100における制御処理を実行するための1つの例を示したにすぎず、この処理手順には限られない。また、以下においては、遊技者の最初の停止操作によって停止されるリールを第1リールと称し、2番目の停止操作によって停止されるリールを第2リールと称し、三番目の、即ち最後の停止操作によって停止されるリールを第3リールと称する。従って、常に、第1リールが左リール40Lに対応し、第2リールが中リール40Cに対応し、第3リールが右リール40Rに対応するわけでなく、遊技者が操作した順番に従って、第1リール〜第3リールが定まる。
<メイン制御手段100における制御>
図5は、本実施の形態において、メイン制御手段100における制御の流れを示すフローチャートである。
最初に、スタートスイッチ42が遊技者によってオンにされたか否かを判断する(ステップS11)。スタートスイッチ42がオンにされていないと判別したときには、ステップS11の処理を繰り返す。一方、スタートスイッチ42がオンにされたと判別したときには、上述した役抽選手段120によって役抽選処理を実行し、役に当選したときには、その役に当選したことを示す当選役フラグの値を1に設定する(ステップS12)。この役抽選処理は、上述したように、特別役、小役、及びリプレイ等の役を抽選する処理である。当選役フラグは、当選役の種類の各々毎に定められており、当選した役の種類に応じて、その役の種類に対応したフラグの値を1に設定する。
次いで、ステップS12の役抽選処理の抽選結果に応じて、3つのリール30L、30C及び30Rを停止制御する際に参照する停止制御テーブル(図示せず)を選択し(ステップS13)、3つのリール30L、30C及び30Rの回転制御を開始する(ステップS14)。
さらに、3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかが遊技者によってオンにされたか否かを判断する(ステップS15)。3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかがオンにされていないと判別したときには、この判断処理を繰り返す。3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかがオンにされたと判別したときには、リール制御手段130は、後述するリール停止制御の処理のサブルーチンを呼び出して実行し、そのオンにされたストップスイッチに対応するリール30L〜30Rのうちのいずれか1つのリールを停止制御する(ステップS16)。
次に、3つのリール30L〜30Rの全てが停止したか否かを判断する(ステップS17)。全てのリール30L〜30Rが停止していないと判別したときには、処理を上述したステップS15に戻す。一方、全てのリール30L〜30Rが停止したと判別したときには、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ライン上に停止したか否か、即ち、いずれかの役に入賞したか否かを判断する(ステップS18)。いずれかの役に入賞したと判別したときには、その入賞役に応じた処理を実行する(ステップS19)。例えば、小役等に入賞したときには、その入賞した役に対応する枚数のメダルの払出処理を行い、リプレイに入賞したときには、その遊技で投入されたメダルの枚数と同一の枚数の自動投入を行う。
ステップS18でいずれかの役に入賞しなかったと判別したとき、又はステップS19の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
<リールの停止制御>
図6は、上述した図5のステップS16で呼び出されて実行されるリールの停止制御を処理するサブルーチンである。
最初に、3つのリール30L〜30Rのうち、遊技者によって操作されたストップスイッチに対応するリールの回転角度位置を検出する(ステップS21)。上述したように、左リール30Lは、左側のストップスイッチ44aに対応し、中リール30Cは、中央のストップスイッチ44bに対応し、右リール30Rは、右側のストップスイッチ44cに対応する。また、左リール30Lは、回転角度センサ83aに対応し、中リール30Cは、回転角度センサ83bに対応し、右リール30Rは、回転角度センサ83cに対応する。従って、上述したステップS21の処理では、遊技者によって左側のストップスイッチ44aが操作されたときには、回転角度センサ83aから発せられる信号に基づいて左リール30Lの回転角度位置を検出し、中央のストップスイッチ44bが操作されたときには、回転角度センサ82bから発せられる信号に基づいて中リール30Cの回転角度位置を検出し、右側のストップスイッチ44cが操作されたときには、回転角度センサ83cから発せられる信号に基づいて右リール30Rの回転角度位置を検出する。
上述した役抽選手段120によって所定の役に当選した場合には、その役に対応する図柄の組合せが有効ライン上で比較的容易に揃うようにするために、また、いずれの役にも当選しなかった場合には、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ライン上で揃わないようにするために、リール停止制御手段140は、3つのリール30L〜30Rの停止制御を行う。即ち、遊技者がストップスイッチ44a〜44cを操作したときに、リール30L〜30Rを直ちに停止させるような制御をせず、ストップスイッチ44a〜44cが操作されてから実際にリール30L〜30Rが停止するまでの間に、所定の数の図柄分だけリール30L〜30Rが回転するように制御している。この所定の数の図柄を上述した制御コマ数と称する。また、当選した役に対応する図柄の組合せが有効ライン上で揃うようにリールの停止制御を行うことを「引き込み制御」と称し、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ライン上で揃わないようにリールの停止制御を行うことを「蹴飛ばし制御」と称する。
また、ストップスイッチ44a〜44cが操作されてからリール30L〜30Rが停止するまでの時間を余りに長くした場合には、リール30L〜30Rの停止の態様が不自然になる。このようなことから、ストップスイッチ44a〜44cが操作されたことを検出したときからリールが停止するまでの時間を、通常、190ms以下に設定している。さらに、リール30L〜30Rが回転しているときには、リール30L〜30Rに付された図柄を遊技者がおおむね識別できるようにする必要があり、リールが1分間に80回以上回転しないようにリールの回転速度を定めている。このような観点から、ストップスイッチ44a〜44cが操作されてから実際にリール30L〜30Rが停止するまでの間に、移動できる図柄の数、即ち制御コマ数を、最短距離で有効ライン上に停止させることができる図柄を含めて最大5個としている。
上述したステップS21におけるリールの回転角度位置を検出することによって、リールの「引き込み制御」や「蹴飛ばし制御」をすることができる。
次に、図5のステップS12の役抽選処理によって設定された当選役フラグの値が1であるか否かを判断する(ステップS22)。上述したように、当選役フラグは、当選役の種類の各々毎に定められており、このステップS22の処理は、当選役の種類に対応する当選役フラグの各々の値が1であるか否かを、当選役の種類の全てについて判断する処理である。
当選役フラグの値が1であるものが1つも存在しないと判別したとき、即ち、遊技者に利益をもたらし得る役が抽選されず、外れになったと判別したときには、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ライン上で揃わないように非入賞停止制御、上述したいわゆる「蹴飛ばし制御」を行う(ステップS23)。
ステップS22で当選役フラグの値が1であるものが存在すると判別したとき、即ち、遊技者に利益をもたらし得る何らかの役に当選したと判別したときには、ストップスイッチ44a〜44cの操作が、リールの停止操作における1番目又は2番目の操作のものであるか否かを判断する(ステップS24)。上述したように、スロットマシン10は、3つのリール30R〜30Lから構成されているので、遊技者によるリールの停止操作は、1番目の操作から3番目の操作までの3つの停止操作からなる。ステップS24の処理は、3つの操作のうちの最初の操作であるか、又は2番目の操作であるか、を判断する処理である。
ステップS24の処理で、遊技者によるストップスイッチの操作が、1番目のもの又は2番目のものであると判別したときには、制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在するか否かを判断する(ステップS25)。この処理は、図5のステップS12の役抽選処理で当選した役に対応する図柄が、上述した制御コマ数内に含まれているか否かを判断する処理である。例えば、図5のステップS12の役抽選処理で「BB」に当選した場合には、制御コマ数内に図柄「7」が含まれているか否かを判断する。
制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在すると判別したときには、上述した「引き込み制御」をして遊技者によって操作されたストップスイッチに対応するリールを停止制御する(ステップS26)。一方、制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在しないと判別したときには、リールを停止すべき位置を適宜定めてリールを停止制御する(ステップS27)。
上述したステップS26又はS27の処理を実行した後、入賞し得る可能性のある役について記憶する入賞可能性情報テーブルの内容を更新し(ステップS28)、本サブルーチンを終了する。この入賞可能性情報テーブルは、遊技者に何らかの利益をもたらし得る複数種類の役のうち、いずれの種類の役が入賞し得る可能性があるのかを示すテーブルであり、上述した可能性情報記憶手段160の記憶領域に記憶されている。後述する図8〜11に示す例では、遊技者に何らかの利益をもたらし得る役として、「BB」、「RB」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」及び「リプレイ」の6種類の役を示す。
上述したステップS24の判断処理で、遊技者によるストップスイッチの操作が、1番目のもの又は2番目のものでないと判別したとき、即ち、遊技者によるストップスイッチの操作が、最後のものであると判別したときには、後述する図7に示す第3リール停止制御処理のサブルーチンを呼び出して実行し(ステップS29)、上述したステップS28を実行して、本サブルーチンを終了する。
<第3リールの停止制御>
図7は、上述した図6のステップS29で呼び出されて実行される第3リールの停止制御を処理するサブルーチンである。ここで、第3リールとは、遊技者によって最後に停止されるリールを意味する。
最初に、制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在するか否かを判断する(ステップS31)。この処理は、上述したステップS25における処理と同様で、このステップS31の処理においては、最後に停止されるリールについて処理されるものである。制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在しないと判別したときには、リールを停止すべき位置を適宜定めてリールを停止制御し(ステップS32)、本サブルーチンを終了する。
制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在すると判別したときには、入賞し得る可能性のある役について記憶する入賞可能性情報テーブルの内容を更新する(ステップS33)。
次に、ステップS33で更新した入賞可能性情報テーブルの内容を参照して、ボーナスと小役とが同時に入賞する可能性があるか否かを判断する(ステップS34)。ボーナスと小役とが同時に入賞する可能性がないと判別したとき、即ち、ボーナスと小役とのうちのいずれか一方のみが入賞する可能性があると判別したときには、上述したいわゆる「引き込み制御」をして、入賞し得る可能性のある役に対応する図柄の組み合せが有効ライン上に揃うように、最後に停止されるリールを停止制御し(ステップS35)、本サブルーチンを終了する。
上述したステップS34で、ボーナスと小役とが同時に入賞する可能性があると判別した場合、例えば、「BB」と「チェリー」とが重複して入賞し得ると判別した場合には、既に停止している第1リールと第2リールについて、有効ライン上に停止している図柄の種類を取得する(ステップS36)。次いで、ステップS36で取得した図柄の種類に基づいて、第3リールを停止させる際に、ボーナス図柄を停止させてはいけない禁止位置を定める(ステップS37)。この処理は、ボーナスと小役との双方が重複して入賞しないようにするための処理である。例えば、「BB」と「チェリー」との双方が重複して入賞し得る場合には、いずれの有効ライン上においても「7」−「7」−「7」の組み合せが揃わないようにするために、最後に停止させるリールの図柄「7」を停止させてはいけない禁止位置を定める。
次いで、小役のみが入賞することになる停止位置が、第3リールについて存在するか否かを判断する(ステップS38)。小役のみが入賞することになる停止位置が、第3リールについて存在しないと判別したときには、ステップS37で定めた禁止位置以外の位置にボーナス図柄が停止するように、ボーナス図柄の停止位置を適宜定める(ステップS39)。一方、小役のみが入賞することになる停止位置が、第3リールについて存在すると判別したときには、第3リールを停止する際に、ボーナス図柄が禁止位置に停止しないようにして、小役図柄を停止させることができる位置が複数あるか否かを判断する(ステップS40)。
小役図柄を停止させることができる位置が複数でない、即ち、1箇所しか停止させる位置がないと判別したときには、その位置を小役図柄の停止位置として定める(ステップS41)。一方、小役図柄を停止させることができる位置が複数であると判別したときには、ボーナス図柄が禁止位置に停止しないようにして、その複数の位置から一の位置を適宜小役図柄の停止位置として定める(ステップS42)。
上述したステップS39、S41又はS42の処理を実行した後、これらの処理で定めた位置に基づいて引き込み制御をしてリールの停止制御をし(ステップS43)、本サブルーチンを終了する。
<入賞可能性情報テーブル>
図8〜図11は、3つのリール30L〜30Rの回転又は停止の状態を上側に示し、上述した入賞可能性情報テーブルに記憶された役の各々の値を示す表を下側に示す。尚、3つのリール30L〜30Rの状態は、リール30L〜30Rが回転していることを示す場合には、そのリールについては「回転中」と示し、リール30L〜30Rが停止しているとき、又は仮想的に停止したものとして示すときには、上述した図3(c)で説明した簡略化した表示で図柄を示す。
この入賞可能性情報テーブルは、図8〜図11に示すように、遊技者に何らかの利益をもたらし得る役の各々について、現在その役が入賞し得るか否かを示すテーブルであり、上述した可能性情報記憶手段160の記憶領域に記憶されている。この図8〜図11に示した例では、遊技者に何らかの利益をもたらし得る役として、「BB」、「RB」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」及び「リプレイ」の6種類の役を示す。また、図8(a−0)に示すように、この入賞可能性情報テーブルが初期化された状態では、「BB」、「RB」、「スイカ」、「ベル」、「チェリー」及び「リプレイ」に対応する値は全て0である。
以下に、リール30L〜30Rの動作と、入賞可能性情報テーブルに記憶される役の各々の値の変化について説明する。尚、以下に示す例においては、前提として、上述した図5のステップS12の役抽選処理の結果として、特別役BBと小役チェリーとの双方に当選し、上述した特別役BBを示す当選役フラグの値と、小役チェリーを示す当選役フラグの値とが、1になっているものとする。
<右リール→中リール→左リールの順に停止操作され、重複入賞し得る場合>
図8(b−1)は、左リール30Lと中リール30Cとは回転しており、右リール30Rのみが停止されたときに、停止した右リール30Rの図柄「7」が中央の位置P32で停止した状態を示す。このような場合には、上述した図6のステップS28が実行されると、右リール30Rの図柄「7」が位置P32に停止したことにより、特別役BBに入賞する可能性があるとして、図8(a−1)に示すように、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値が1に設定される。
次に、図8(b−2)は、中リール30Cが停止され左リール30Lのみが回転しているときに、停止した中リール30Cの図柄「7」が中央の位置P22で停止した状態を示す。この場合には、上述した図6のステップS28が実行されると、中リール30Cの図柄「7」が停止したことにより、特別役「BB」に入賞する可能性が維持されているとして、図8(a−2)に示すように、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値は1に維持される。
最後に、図8(b−3)は、ストップスイッチ44aが操作されて、図7のステップS33が実行されたときに、停止しようとしている左リール30Lの図柄「7」が中央の位置P12で停止し得るとともに、図柄「チェリー」が上側の位置P13に停止し得る状態を示す。この場合には、図8(a−3)に示すように、左リール30Lの図柄「7」が中央の位置P12で停止し得ることから、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値は、1に維持される。さらに、図柄「チェリー」が上側の位置P13に停止し得ることから入賞可能性情報テーブルの「チェリー」の欄の値は1に設定される。このように入賞可能性情報テーブルが設定されたときには、図7のステップS34の処理では、入賞可能役がボーナスと小役との双方であると判別する。このように判別した場合には、図7のステップS36〜S43の処理と、図6のステップS28の処理とを実行することにより、左リール30Lの図柄「7」が中央の位置P12で停止しないように、かつ、図柄「チェリー」が入賞するように、リール30Lの停止位置が定められて停止制御がされることで、図8(b−4)に示すように、「チェリー」のみが入賞し、「BB」と「チェリー」との重複入賞を避けることができる。さらに、図6のステップS28の処理を実行することにより、図8(a−4)に示すように、入賞可能性情報テーブルが更新されて、「BB」の欄の値は、0に戻される。
<右リール→中リール→左リールの順に停止操作され、入賞しない場合>
図9(b−1)は、左リール30Lと中リール30Cとは回転しており、右リール30Rのみが停止されたときに、停止した右リール30Rの図柄「7」が中央の位置P32で停止した状態を示す。
このような場合には、上述した図6のステップS28が実行されると、右リール30Rの図柄「7」が位置P32に停止したことにより、特別役BBに入賞する可能性があるとして、図9(a−1)に示すように、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値が1に設定される。
次に、図9(b−2)は、中リール30Cが停止され左リール30Lのみが回転しているときに、停止した中リール30Cの図柄「7」が中央の位置P21で停止した状態を示す。また、図9(b−3)は、ストップスイッチ44cが操作されて、図7のステップS33が実行されたときに、停止しようとしている左リール30Lの図柄「7」がいずれの位置P11〜P13にも停止し得ない状態を示す。この図9(b−2)の場合には、図6のステップS28の処理が実行されることにより、また、図9(b−3)の場合には、図7のステップS33の処理が実行されることにより、特別役「BB」に入賞する可能性がなくなったとして、図9(a−2)に示すように、入賞可能性情報テーブルの「BB」の値は「0」に戻される。
<左リール→中リール→右リールの順に停止操作され、重複入賞し得る場合>
図10(b−1)は、中リール30Cと右リール30Rとは回転しており、左リール30Lのみが停止されたときに、停止した左リール30Lの図柄「7」が中央の位置P12で停止するとともに、図柄「チェリー」が上段の位置P13で停止した状態を示す。このような場合には、上述した図6のステップS28が実行されると、図柄「7」が中央の位置P12で停止するとともに図柄「チェリー」が上段の位置P13で停止したことにより、特別役「BB」と「チェリー」とに入賞する可能性があるとして、図10(a−1)に示すように、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値と「チェリー」の欄の値とが1に設定される。
次に、図10(b−2)は、中リール30Cが停止されて右リール30Rのみが回転しているときに、停止した中リール30Cの図柄「7」が中央の位置P22で停止した状態を示す。このような場合には、上述した図6のステップS28が実行されると、特別役「BB」と小役「チェリー」とに入賞する可能性が維持されているとして、図10(a−2)に示すように、「BB」の欄の値と「チェリー」の欄の値は、1に維持される。
最後に、図10(b−3)は、ストップスイッチ44cが操作されて、図7のステップS33が実行されたときに、停止された右リール30Rの図柄「7」が中央の位置P32で停止し得る状態を示す。この場合には、図10(a−3)に示すように、右リール30Rの図柄「7」が中央の位置P32で停止し得ることから、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値と「チェリー」の欄の値とが1に設定された状態が維持される。このように維持されたときには、図7のステップS34の処理では、入賞可能役がボーナスと小役との双方であると判別する。このように判別した場合には、図7のステップS36〜S43の処理と、図6のステップS28の処理とを実行することにより、右リール30Rの図柄「7」が中央の位置で停止しないように、リール30Rの停止位置が定められて停止制御がされることで、図10(b−4)に示すように、「チェリー」のみが入賞し、「BB」と「チェリー」との重複入賞を避けることができる。さらに、図6のステップS28の処理を実行することにより、図10(a−4)に示すように、入賞可能性情報テーブルが更新されて、「BB」の欄の値は、0に戻される。
<左リール→中リール→右リールの順に停止操作され、BBが入賞しない場合>
さらにまた、図11(b−1)は、中リール30Cと右リール30Rとは回転しており、左リール30Lのみが停止されたときに、停止した左リール30Lの図柄「7」が中央の位置P12で停止するとともに、図柄「チェリー」が上段の位置P13で停止した状態を示す。このような場合には、上述した図6のステップS28が実行されると、図柄「7」が中央の位置P12で停止するとともに図柄「チェリー」が上段の位置P13で停止したことにより、特別役「BB」と「チェリー」とに入賞する可能性があるとして、図11(a−1)に示すように、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値と「チェリー」の欄の値とが1に設定される。
次に、図11(b−2)は、中リール30Cが停止されて右リール30Rのみが回転しているときに、停止した中リール30Cの図柄「7」が中央の位置P22以外の位置P21で停止した状態を示す。この場合には、上述した図6のステップS28が実行されると、特別役「BB」に入賞する可能性がなくなり、小役「チェリー」に入賞する可能性のみが維持されたとして、図11(a−2)に示すように、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値を0に戻すとともに、「チェリー」の欄の値は1に設定された状態が維持される。
最後に、図11(b−3)は、ストップスイッチ44cが操作されて、図7のステップS33が実行されたときに、停止された右リール30Rの図柄「7」が中央の位置P32で停止し得る状態を示す。このように、右リール30Rの図柄「7」が中央の位置P32で停止し得る場合であっても、図11(a−3)に示すように、特別役「BB」に入賞する可能性はなく、小役「チェリー」に入賞する可能性のみが維持されたとして、入賞可能性情報テーブルの「BB」の欄の値は0であり、「チェリー」の欄の値は1である。このように設定されたときには、図7のステップS34の処理では、入賞可能役は小役のみであると判別する。このように判別された場合には、上述したように、右リール30Rの図柄「7」が中央の位置P32で停止するように、右リール30Rは、ステップS35の処理で引き込み制御される。
<<<第2の実施の形態>>>
以下、本発明の第2の実施の形態に係るスロットマシンについて説明する。
尚、この第2の実施の形態に係るスロットマシンにおいては、上述した第1の実施の形態に係るスロットマシンの外観は図1と同様でありまた、内部構造は、図2に示すものと同様である。また、機能の概略についても、図4に示したブロック図と同様である。さらに、メイン制御手段100で実行される図5のサブルーチンも同様である。
<リールの停止制御>
図12は、図5のステップS16で呼び出されて実行されるリールの停止制御を処理するサブルーチンである。尚、この図12に示したサブルーチンにおいて、図6に示したサブルーチンと同様の処理を行うステップについては同じ符号を付した。
図12に示すように、図12に示したサブルーチンは、図6に示したサブルーチンのステップS28の処理を除いたステップS21〜S27及びS29と同様の処理を実行するものであり、これらの処理については説明を省略する。
図12に示すように、ステップS23、S26、S27又はS29の処理を実行したときには、直ちに本サブルーチンを終了する。
<第3リールの停止制御>
図13は、上述した図12のステップS29で呼び出されて実行される第3リールの停止制御を処理するサブルーチンである。尚、上述した第1の実施の形態の図7のサブルーチンと同様の処理を行うステップについては同じ符号を付した。ここで、第3リールとは、第1の実施の形態と同様に、遊技者によって最後に停止されるリールを意味する。
最初に、制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在するか否かを判断する(ステップS31)。この処理は、上述したステップS25における処理と同様で、このステップS31の処理においては、最後に停止されるリールについて処理されるものである。制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在しないと判別したときには、リールを停止すべき位置を適宜定めてリールを停止制御し(ステップS32)、本サブルーチンを終了する。
ステップS31の処理で、制御コマ数の範囲内に入賞可能図柄が存在すると判別したときには、変数である仮想移動コマ数の値を初期化、例えば1に設定する(ステップS51)。この仮想移動コマ数とは、図柄の位置を仮想的に移動させるコマ数を意味する。
以下、図14(a)に示す例を用いて、仮想移動コマ数について説明する。尚、この図14(a)に示す例は、最後に停止させるリールが左リール30Lである場合を示し、左リール30Lのみが回転しているときに、ストップスイッチ44aが操作された瞬間の状態を示す。この図14(a)に示した例では、図柄「ベル」を停止位置P12で停止させることができず、図柄「7」、「チェリー」、「ベル」、「スイカ」又は「プラム」を停止位置P12で停止させることができる。従って、この場合には、5個の制御コマ数を構成する図柄は、図柄「7」が1コマ目であり、「チェリー」が2コマ目であり、「ベル」が3コマ目であり、「スイカ」が4コマ目であり、「プラム」が5コマ目である。
この図14(a)に示した例では、左列が左リール30Lを示し、中列が中リール30Cを示し、右列が右リール30Rを示す。図14(a)に示した例では、中リール30Cと右リール30Rとは既に停止しており、左リール30Lについては、操作者によってストップスイッチ44aが操作されて停止制御が開始される直前の状態を示す。従って、図14(a)に示した例では、左リール30Lについては、位置P12よりもやや下の位置を図柄「ベル」が移動し、位置P13よりもやや下の位置を図柄「7」が移動している状態を示す。尚、図14(a)に示した例では、図柄「ベル」の下側の図柄については省略している。また、中リール30Cについては、位置P21には図柄「ベル」が停止し、位置P22には図柄「7」が停止し、位置P23には図柄「スイカ」が停止している。さらに、右リール30Rについては、位置P31には図柄「スイカ」が停止し、位置P32には図柄「7」が停止し、位置P33には図柄「ベル」が停止している。
図14(a)に示した例では、実線で囲まれた9つの図柄が、図3(c)で説明した簡略化した表示に相当し、リール表示窓50に表れて遊技者が視認できる図柄を示す。また、破線で囲まれた図柄は、左リール30Lに付された図柄であり、リール表示窓50には表れておらず遊技者が視認できない図柄を示す。
図14(a)に示すように、左リール30Lについて、停止位置P13を1コマ目として、上に向かって順に2コマ目、3コマ目、4コマ目及び5コマ目と称する。図14に示した例では、1コマ目の図柄は「7」であり、2コマ目の図柄は「チェリー」であり、3コマ目の図柄は「ベル」であり、4コマ目の図柄は「スイカ」であり、5コマ目の図柄は「プラム」である。このような状態から左リール30Lの図柄を仮想的に移動させたとしたときに図柄の移動量を示す変数が、上述した仮想移動コマ数である。
この仮想移動コマ数を1としたときには、1コマ目の図柄を停止位置P12に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を1としたときには、後述する図15(b−1)に示すように、左リール30Lについて、停止位置P11には、図柄「ベル」が仮想的に停止し、停止位置P12には、図柄「7」が仮想的に停止し、停止位置P13には、図柄「チェリー」が仮想的に停止したとする。
また、仮想移動コマ数を2としたときには、2コマ目の図柄を停止位置P12に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を2としたときには、後述する図15(b−2)に示すように、左リール30Lについて、停止位置P11には、図柄「7」が仮想的に停止し、停止位置P12には、図柄「チェリー」が仮想的に停止し、停止位置P13には、図柄「ベル」が仮想的に停止したとする。
さらに、仮想移動コマ数を3としたときには、3コマ目の図柄を停止位置P12に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を3としたときには、後述する図15(b−3)に示すように、左リール30Lについて、停止位置P11には、図柄「チェリー」が仮想的に停止し、停止位置P12には、図柄「ベル」が仮想的に停止し、停止位置P13には、図柄「スイカ」が仮想的に停止したとする。
さらにまた、仮想移動コマ数を4としたときには、4コマ目の図柄を停止位置P12に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を4としたときには、後述する図15(b−4)に示すように、左リール30Lについて、停止位置P11には、図柄「ベル」が仮想的に停止し、停止位置P12には、図柄「スイカ」が仮想的に停止し、停止位置P13には、図柄「プラム」が仮想的に停止したとする。
また、仮想移動コマ数を5としたときには、5コマ目の図柄を停止位置P12に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を5としたときには、後述する図15(b−5)に示すように、左リール30Lについて、停止位置P11には、図柄「スイカ」が仮想的に停止し、停止位置P12には、図柄「プラム」が仮想的に停止し、停止位置P13には、図柄「ベル」が仮想的に停止したとする。
上述した図13のステップS51の処理を実行した後、入賞ラインテーブルを作成する(ステップS52)。この入賞ラインテーブルは、図14(b)に示すようなテーブルであり、5本の有効ラインL1〜L5の各々について、小役が入賞し得るかについてを上段に、ボーナスが入賞し得るかについてを下段に記憶する。例えば、仮想移動コマ数を1としたときには、図柄の停止位置は、図15(b−1)に示すような位置となる。この場合には、有効ラインL1に「7」−「7」−「7」の図柄の組み合わせが成立しているので、図15(a−1)に示すように、ボーナスの行の有効ラインL1の欄の値は1となる。また、図柄「チェリー」が停止位置P13に停止しているので、有効ラインL2とL4とで入賞となり、図15(a−1)に示すように、小役の行の有効ラインL2とL4の欄の値は1となる。
このように図13のステップS52で入賞ラインテーブルを作成した後、入賞ラインテーブルの小役行のみに1があり、かつ、当選役フラグに対応する小役の図柄の組み合わせのみが有効ラインに揃うか否かを判断する(ステップS53)。この小役行のみに1があるか否かは、入賞ラインテーブルのボーナス行には1が設定されていない場合を意味し、このような判断をすることによって、小役とボーナスとの重複入賞を防止することができる。例えば、図15(a−1)に示した例では、小役行にもボーナス行にも1が設定されているので、ステップS53の判断では、「No」と判別する。
このステップS53の処理で、入賞ラインテーブルの小役行のみに1があり、かつ、当選役フラグに対応する小役の図柄の組み合わせのみが有効ラインに揃うと判別したときには、このときの仮想移動コマ数の値を記憶する(ステップS54)。
ステップS53の処理で、入賞ラインテーブルの小役行のみに1がない、若しくは、当選役フラグに対応する小役の図柄の組み合わせのみが有効ラインに揃わないと判別したとき、又はステップS54の処理を実行したときには、仮想移動コマ数の値に1を加算し(ステップS55)、仮想移動コマ数の値が、上述した制御コマ数より大きくなったか否かを判断する(ステップS56)。仮想移動コマ数の値が、制御コマ数以下であると判別したときには、処理を上述したステップS52へ戻す。
このようにステップS52〜S56の処理を繰り返すことによって、ステップS52の処理が実行されるたびに、図15(a−1)〜(a−4)に示すような入賞ラインテーブルが作成される。
例えば、上述したように仮想移動コマ数の値が2であるときに停止し得る図柄は、図15(b−2)のようになる。この場合には、図柄「チェリー」が停止位置P12に停止しているので、有効ラインL1で「チェリー」に入賞することになり、図15(a−2)に示すように、入賞ラインテーブルの小役の行の有効ラインL1の欄の値が1に設定される。
また、仮想移動コマ数の値が3であるときに停止し得る図柄は、図15(b−3)のようになる。この場合には、図柄「チェリー」が停止位置P11に停止しているので、有効ラインL3とL5とで「チェリー」に入賞することになり、図15(a−3)に示すように、入賞ラインテーブルの小役の行の有効ラインL3とL5の欄の値が1に設定される。
さらに、仮想移動コマ数の値が4であるときに停止し得る図柄は、図15(b−4)のようになる。また、仮想移動コマ数の値が5であるときに停止し得る図柄は、図15(b−5)のようになる。この場合には、入賞する図柄の組み合わせはないので、図15(a−4)に示すように、入賞ラインテーブルの全ての欄の値が0に設定される。
上述したステップS56の処理で、仮想移動コマ数の値が、制御コマ数より大きくなったと判別したときには、ステップS54の処理で記憶した仮想移動コマ数が複数あったか否かを判断する(ステップS57)。即ち、小役とボーナスとが重複入賞することなく、小役が入賞し得る仮想移動コマ数が複数あるか否かを判断する。仮想移動コマ数が複数ないと判別したとき、即ち仮想移動コマ数が1つしかないと判別したときには、その仮想移動コマ数の値に基づいて左リール30Lの停止位置を決定する(ステップS58)。一方、仮想移動コマ数が複数あると判別したときには、そのうちのいずれかの1つになるように左リール30Lの停止位置を決定する(ステップS59)。
上述したステップS58又はS59の処理を実行した後、これらの処理で定めた停止位置に左リール30Lが停止するように停止制御し(ステップS60)、本サブルーチンを終了する。
<第2の実施の形態における具体例2>
図16は、最後に停止させるリールが右リール30Rであるときの例を示す。尚、この図16に示した例は、図14(a)に示したものと同様であり、左列が左リール30Lを示し、中列が中リール30Cを示し、右列が右リール30Rを示す。尚、この図16に示す例は、最後に停止させるリールが右リール30Rである場合を示し、右リール30Rのみが回転しているときに、ストップスイッチ44cが操作された瞬間の状態を示す。この図16に示した例では、図柄「スイカ」を停止位置P32で停止させることができず、図柄「7」、「ベル」、「プラム」、「スイカ」又は「プラム」を停止位置P12で停止させることができる。従って、この場合には、5個の制御コマ数を構成する図柄は、図柄「7」が1コマ目であり、「ベル」が2コマ目であり、「プラム」が3コマ目であり、「スイカ」が4コマ目であり、「プラム」が5コマ目である。
この図16に示した例では、左リール30Lと中リール30Cとは既に停止しており、右リール30Rについては、操作者によってストップスイッチ44cが操作されて停止制御が開始される直前の状態を示す。従って、図16に示した例では、右リール30Rについては、位置P32よりもやや下の位置を図柄「スイカ」が移動し、位置P33よりもやや下の位置を図柄「7」が移動している状態を示す。尚、図16に示した例では、図柄「スイカ」の下側の図柄については省略している。また、左リール30Lについては、位置P11には図柄「ベル」が停止し、位置P12には図柄「チェリー」が停止し、位置P13には図柄「7」が停止している。さらに、中リール30Cについては、位置P21には図柄「ベル」が停止し、位置P22には図柄「7」が停止し、位置P23には図柄「スイカ」が停止している。
また、図16に示した例では、実線で囲まれた9つの図柄が、図3(c)で説明した簡略化した表示に相当し、リール表示窓50に表れて遊技者が視認できる図柄を示す。また、破線で囲まれた図柄は、右リール30Rに付された図柄であり、リール表示窓50には表れておらず遊技者が視認できない図柄を示す。
図16に示すように、右リール30Rについて、停止位置P33を1コマ目として、上に向かって順に2コマ目、3コマ目、4コマ目及び5コマ目と称する。この図16に示した例では、1コマ目の図柄は「7」であり、2コマ目の図柄は「ベル」であり、3コマ目の図柄は「プラム」であり、4コマ目の図柄は「スイカ」であり、5コマ目の図柄は「プラム」である。このような状態から右リール30Rの図柄を仮想的に移動させたとしたときに図柄の移動量を示す変数が、上述した仮想移動コマ数である。
この仮想移動コマ数を1としたときには、1コマ目の図柄が停止位置P32に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を1としたときには、図17(b−1)に示すように、右リール30Rについて、停止位置P31には、図柄「スイカ」が仮想的に停止し、停止位置P32には、図柄「7」が仮想的に停止し、停止位置P33には、図柄「ベル」が仮想的に停止したとする。
このような場合に、上述したステップS52の処理が実行されたときには、図柄「チェリー」が停止位置P12に位置しているので、小役「チェリー」が有効ラインL1に入賞する。従って、図17(a−1)に示すように、入賞可能ラインテーブルの小役行の有効ラインL1の欄の値が1に設定される。
また、仮想移動コマ数を2としたときには、2コマ目の図柄が停止位置P32に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を2としたときには、図17(b−2)に示すように、右リール30Rについて、停止位置P31には、図柄「7」が仮想的に停止し、停止位置P32には、図柄「ベル」が仮想的に停止し、停止位置P33には、図柄「プラム」が仮想的に停止したとする。
このような場合に、上述したステップS52の処理が実行されたときには、図柄「チェリー」が停止位置P12に位置しているので、小役「チェリー」が有効ラインL1に入賞する。さらに、図柄「7」−「7」−「7」の組み合わせが、有効ラインL4に入賞する。従って、図17(a−2)に示すように、入賞可能ラインテーブルの小役行の有効ラインL1の欄の値が1に設定されるとともに、ボーナス行の有効ラインL4の欄の値が1に設定される。この場合には、図13のステップS53の条件を満たさないので、ステップS54の処理は実行されず、このときの仮想移動コマ数の値は、記憶されない。
さらに、仮想移動コマ数を3としたときには、3コマ目の図柄が停止位置P32に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を3としたときには、図17(b−3)に示すように、右リール30Rについて、停止位置P31には、図柄「ベル」が仮想的に停止し、停止位置P32には、図柄「プラム」が仮想的に停止し、停止位置P33には、図柄「スイカ」が仮想的に停止したとする。
このような場合に、上述したステップS52の処理が実行されたときには、図柄「チェリー」が停止位置P12に位置しているので、小役「チェリー」が有効ラインL1に入賞する。さらに、図柄「ベル」−「ベル」−「ベル」の組み合わせが、有効ラインL3に入賞する。従って、図17(a−3)に示すように、入賞可能ラインテーブルの小役行の有効ラインL1とL3の欄の値が1に設定される。この場合には、上述した図5のステップS12の役抽選処理によってチェリーを示す当選役フラグのみが1に設定されて、チェリーに当選しているため、上述した図13のステップS53の条件を満たさず、ステップS54の処理は実行されないので、このときの仮想移動コマ数の値は、記憶されない。
さらにまた、仮想移動コマ数を4としたときには、4コマ目の図柄が停止位置P32に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を4としたときには、図17(b−4)に示すように、右リール30Rについて、停止位置P31には、図柄「プラム」が仮想的に停止し、停止位置P32には、図柄「スイカ」が仮想的に停止し、停止位置P33には、図柄「プラム」が仮想的に停止したとする。さらに、仮想移動コマ数を5としたときには、5コマ目の図柄が停止位置P32に移動させたことを意味する。即ち、仮想移動コマ数を5としたときには、図17(b−5)に示すように、右リール30Rについて、停止位置P31には、図柄「スイカ」が仮想的に停止し、停止位置P32には、図柄「プラム」が仮想的に停止し、停止位置P33には、図柄「ベル」が仮想的に停止したとする。
このような図17(b−4)又は図17(b−5)に示すような場合には、上述したステップS52の処理が実行されたときには、図柄「チェリー」が停止位置P12に位置しているので、小役「チェリー」が有効ラインL1に入賞する。従って、図17(a−4)に示すように、入賞可能ラインテーブルの小役行の有効ラインL1の欄の値が1に設定される。
本実施形態に係るスロットマシン10の前面を示す正面図である。 スロットマシン10の内部構造を示す図である。 リール表示窓50を拡大した正面図(a)と、図柄の停止位置を示す図(b)と、図柄の具体例を簡略化して表示する図(c)と、である。 スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。 メイン制御手段100における制御の流れを示すフローチャートである。 上述した図5のステップS16で呼び出されて実行されるリールの停止制御を処理するサブルーチンを示すフローチャートである。 上述した図6のステップS29で呼び出されて実行される第3リールの停止制御を処理するサブルーチンを示すフローチャートである。 第1の実施の形態における図柄の停止の状態と、入賞可能性情報テーブルとの第1の例を示す図である。 第1の実施の形態における図柄の停止の状態と、入賞可能性情報テーブルとの第2の例を示す図である。 第1の実施の形態における図柄の停止の状態と、入賞可能性情報テーブルとの第3の例を示す図である。 第1の実施の形態における図柄の停止の状態と、入賞可能性情報テーブルとの第4の例を示す図である。 図5のステップS16で呼び出されて実行されるリールの停止制御を処理する第2の実施の形態におけるサブルーチンを示すフローチャートである。 上述した図12のステップS29で呼び出されて実行される第3リールの停止制御を処理するサブルーチンを示すフローチャートである。 仮想移動コマ数を説明するための図(a)と、入賞ラインテーブルを示す図(b)と、の第1の例を示す図である。 第2の実施の形態における図柄の停止の状態と、入賞ラインテーブルとの第1の例を示す図である。 仮想移動コマ数を説明するための第2の例を示す図である。 第2の実施の形態における図柄の停止の状態と、入賞ラインテーブルとの第2の例を示す図である。
符号の説明
10 スロットマシン
30L、30C、30R リール
44a,44b,44c ストップスイッチ(操作手段)
120 役抽選手段
130 リール制御手段
150 図柄検出手段
160 可能性情報記憶手段
170 特別役当選持ち越し手段
180 入賞判断手段

Claims (7)

  1. 遊技者の操作に基づいて回転又は停止し、かつ、複数種類の図柄が各々に付された複数のリールを含むスロットマシンであって、
    遊技者の操作に基づいて前記複数のリールの回転又は停止を制御するリール制御手段と、
    遊技者の操作に応じて前記リール制御手段に停止信号を発するストップスイッチと、
    前記停止信号に基づいて有効ライン上に位置し得る前記図柄の種類を検出する図柄検出手段と、
    遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役と、前記特別遊技に移行させない小役とを含む役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記図柄検出手段が検出した図柄の種類に基づいて、前記役の入賞の可能性を示す可能性情報を記憶する可能性情報記憶手段と、
    前記役抽選手段によって前記特別役に当選してから、有効ラインに停止した前記図柄の組合せが前記特別役に対応した図柄の組合せと一致するまで、前記特別役に当選したことを持ち越す特別役当選持ち越し手段と、
    前記特別役当選持ち越し手段によって、前記特別役に当選したことが持ち越されているとともに、前記役抽選手段によって前記小役に当選したときに、前記可能性情報記憶手段に記憶された可能性情報に基づいて、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得るか否かを判断する入賞判断手段と、
    前記入賞判断手段が、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別したときには、前記リール制御手段は、遊技者の停止操作のタイミングに基づいて前記小役に対応した図柄の組み合せを前記有効ラインに停止させることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記複数のリールのうちの1つのリール以外のリールが停止し、かつ、前記有効ラインに停止した図柄が前記特別役に対応した図柄であるときに、前記入賞判断手段が、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別した場合には、前記リール制御手段は、前記特別役が入賞せずかつ前記小役が入賞するように、前記1つのリールを停止させる請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記有効ラインは複数の停止ラインからなり、
    前記複数のリールのうちの1つのリール以外のリールが停止し、かつ、前記複数の停止ラインのうちの一に停止し得る図柄が前記特別役に対応した図柄であるととともに、前記複数の停止ラインのうちの他に停止し得る図柄が前記小役に対応した図柄であるときに、前記入賞判断手段が、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別した場合には、前記リール制御手段は、前記特別役が入賞せずかつ前記小役が入賞するように、前記1つのリールを停止させる請求項1記載のスロットマシン。
  4. 前記複数種類の図柄には、前記複数のリールのうちの1つのリールが停止して前記有効ラインに停止したときには、前記1つのリール以外のリールが停止したときの図柄の種類にかかわらず入賞したとされる特定図柄を含み、かつ、
    前記複数のリールのうちの1つのリールが停止して、前記有効ラインに停止した図柄が前記特定図柄であるときには、前記リール制御手段は、前記特別役が入賞しないように、前記1つのリール以外のリールを停止させる請求項1記載のスロットマシン。
  5. 前記入賞判断手段が、前記特別役と前記小役との双方が入賞し得ると判別し、かつ、前記小役に対応した図柄の組み合せのみを前記有効ラインに停止させることができないときには、前記リール制御手段は、前記特別役に対応した図柄の組み合せと前記小役に対応した図柄の組み合せとの双方が前記有効ラインに停止しないように、前記リールを停止させる請求項1記載のスロットマシン。
  6. 前記可能性情報記憶手段は、前記役に入賞し得る図柄の種類を記憶する請求項1記載のスロットマシン。
  7. 前記可能性情報記憶手段は、前記役に入賞し得る有効ラインの情報を記憶する請求項1記載のスロットマシン。
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