JP2005539082A - 血小板および造血幹細胞の産生の増大方法 - Google Patents

血小板および造血幹細胞の産生の増大方法 Download PDF

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Abstract

造血幹細胞産生の増大方法が開示される。該方法は被験体にTPO模倣化合物を投与することを包含する。TPO模倣化合物および製薬学的に許容できる担体を包含する製薬学的組成物もまた開示される。

Description

本出願は2002年9月18日出願の特許出願第60/411,779号および同第60/411,700号明細書に対する優先権を主張する。
当初、血小板産生の主要調節物質としてクローン化されたトロンボポエチン(TPO)は造血幹細胞(HSC)の生物学において中枢的な役割を演じている。非特許文献1。再増殖(repopulating)活性を表す事実上全部の原始HSCがTPOの受容体c−Mplを発現する。非特許文献2。TPOは、単独で若しくは幹細胞因子(SCF)、インターロイキン3(IL−3)若しくはFlt−3リガンドのような他の初期に作用するサイトカインと組合せでin vitroで原始HSCの増殖を高める。非特許文献3;非特許文献4。in vivo研究はこれらの結論を確認した。非特許文献5。幹細胞の自己複製(self renewal)および拡張(expansion)におけるTPOの重要性は、c−Mpl遺伝子の突然変異が先天性無巨核球性血小板減少症(全部の造血系譜が小児期に作用しなくなる疾患)を引き起こしたという臨床観察結果によってもまた支持された。非特許文献6。成体骨髄中のHCSの拡張は骨髄移植後にtpo−/−マウスで10ないし20倍より少なく確実であることが見出された。外因性に添加されたTPOがこの欠陥を救済した。非特許文献7。これらの報告は、TPOがHSCの自己複製および拡張への主要な非冗長的寄与因子であることを示す。
自己幹細胞移植(ASCT)は、潜在的に治癒的な骨髄破壊的な高用量の化学療法の投与後の骨髄の再構成の手段としてますます広範に使用されている。この技術の基礎は、HSCを骨髄から(G−CSF+/−プライミング化学療法を使用して)末梢血(ここからそれらをアフェレシス(apheresis)により収集する(harvest))へと動員する(mobilize)ことである。収集した集団の少数派を形成するこれらの幹細胞は、その場合、骨髄破壊的治療後に再注入される場合に骨髄を再構成することが可能である。この技術で末梢血から得られる幹細胞は、10日より少ない好中球および血小板生着(engraftment)までの時間を伴い、骨髄破壊的治療後に骨髄を再生するそれらの能力において臍帯血細胞と同様でありかつ骨髄細胞より優れているようである。ASCTが使用される最も一般的な腫瘍型は骨髄腫、リンパ腫(ホジキン病および非ホジキンリンパ腫双方)ならびに急性骨髄性白血病である。ASCTを伴う高用量の化学療法は第一選択治療としてとりわけ骨髄腫においてますます使用されるであろうが、しかしそれはまた第一選択化学療法の失敗後の救済療法としても使用される。こうした被験体はしばしば激しく前処置されておりかつ従って損なわれた造血能力を伴う骨髄を有する。
これらの収集した細胞の被験体への再注入後に、被験体例えばヒト患者が感染症(低好中球)および出血(低血小板)の危険にさらされる期間が存在する。この期間は再注入された幹細胞の数に依存して変動し、その数は順に骨髄からの幹細胞の拡張を刺激する能力に依存する。さらに、若干の被験体は生着の初期期間後に骨髄不全もまた発症する。
幹細胞移植は、末梢血幹細胞を動員しかつHLAを一致させたドナーから収集する場合に同種異系の状況でもまた使用される。こうした同種異系移植は、対宿主性移植片病の発生率のためASCTより少なく頻繁に使用されるが、しかし患者から十分な幹細胞を得ることが可能でない場合に使用されうる。しかしながら、完全な骨髄破壊(「ミニ移植」)の非存在下で部分的生着を得るための同種異系幹細胞の使用は、対腫瘍性の移植片の効果により若干の治療上の利益もまた提供しうる。現在は極めて少数の患者での別の可能な使用は、正常な同種異系骨髄細胞若しくは欠損遺伝子の正常なコピーを形質導入した自己細胞が単一遺伝子欠損により引き起こされる若干の遺伝病に対し治癒的でありうる、遺伝子治療の分野においてである。同種異系移植片はまた、自己免疫疾患に対する治療の選択肢としても研究中である。
ASCTの潜在的な利用性および単純性にもかかわらず、汎血球減少の期待される期間を超えての広範な使用に対する大きな制限が存在する(再注入した細胞に末梢血球数を維持するのに十分な造血のレベルを取り戻させるために集中的な被験体の支持が必要とされる)。かなりの比率(40%まで)の移植された被験体は移植後長期間血小板輸血を必要とする(生着の一次失敗)。より小さな群(自己で5〜10%、しかし同種異系移植で20%超)は、初期生着にもかかわらず二次的血小板減少症を発症し、ときに長期の輸血を必要とする。生着の失敗若しくは遅延された生着は増大された死亡率、増大された医療費および低下された被験体の生活の質を伴う。
従って、こうした被験体においてHSC産生を増大させる必要性が存在する。研究は、患者へのTPOの投与が末梢血前駆細胞の動員をもたらすことを示した。1研究は、G−CSFと組合せのTPOの複数用量の投与後の多系譜からのコロニー形成細胞およびCD34+細胞の末梢血への動員を示した。別の研究は、それ以外は正常な造血を伴う癌患者における単一用量のTPOの投与後3〜7日に循環CD34+細胞の6倍の増大を同定した。この研究では、幹細胞が濃縮された下位画分(CD34+Thy+Lin−)がほぼ9倍増大され、また前駆(committed)巨核球の下位画分(CD34+CD41+CD14−)はほぼ15倍増大した。この研究は、TPOが自己複製型HSCおよび骨髄からの前駆娘細胞の双方を動員することが可能であることを示唆する。組換えTPO(rhTPO)の利用可能性はHSC産生の増大において有望であることが示されたとは言え、薬物送達の様式としてのTPO治療の改良に対する必要性が存在する。
従って、多様な投与様式を同時に可能にしつつTPOの完全なアゴニスト活性を実質的に保持するTPOの小分子模倣化合物に対する必要性が存在する。
また、rhTPOおよびrhIL−11の1種若しくはそれ以上に関して低下された免疫原性ならびにrhTPOおよびrhIL−11の1種若しくはそれ以上に関して改良された薬物動態プロファイルを有するTPOの小分子模倣化合物に対する必要性も存在する。
Kaushanskyら、Nature、369:568−571(1994) Solarら、Blood、92:4−10(1998) Kuら、Blood、87:4544−4551(1996) Sitnickaら、Blood、87:4998−5005(1996) Kimuraら、Proc.Natl.Acad.Sci.U.S.A.、95:1195−1200(1998) Ballmaierら、Blood、97:139−146(2001) Foxら、J.Clin.Invest.、110:389−394(2002)
[発明の要約]
本発明は、被験体にTPO模倣化合物を投与する段階を含んでなる、被験体におけるHSC産生の増大方法に向けられる。該TPO模倣化合物は単独で若しくは製薬学的に許容できる担体中で被験体に投与してよい。該TPO模倣化合物は単独で使用し得るか、あるいは1種若しくはそれ以上の付加的なTPO模倣化合物ならびに/または例えばG−CSF、SCF、IL−3および/若しくはFlt−3を包含する骨髄からの幹細胞の動員を高め得る他の剤と組合せ得る。
本発明は従って、有効量のTPO模倣化合物および製薬学的に許容できる担体を含んでなるTPO模倣製薬学的組成物にもまた向けられる。TPO模倣化合物の有効量は、投与に際してTPO模倣化合物が被験体の骨髄内の幹細胞集団の拡張を高めかつ/若しくは被験体の末梢循環に幹細胞を動員する場合に存在する。
本発明はまた、被験体へのHSCの提供方法にも向けられる。該方法は、TPO模倣化合物を被験体に投与して骨髄内の幹細胞集団の拡張を高めかつ/若しくは末梢循環に幹細胞を動員する段階を包含し得る。次に、該方法は、被験体から骨髄若しくは末梢循環のいずれかから1個若しくはそれ以上の幹細胞を収集すること、およびその後収穫した1個若しくはそれ以上の幹細胞を被験体に移植することを包含し得る。
本発明はまた、ドナー被験体からレシピエント被験体へのHSCの提供方法にも向けられる。
[発明の詳細な記述]
本明細書に引用される特許公開および文献の適切な部分は引用することにより本明細書に組み込まれる。
一態様において、本発明は、TPOペプチド、限定されるものでないが図1に示される化合物、および図1に示される化合物のPEG化(PEGylated)形態を挙げることができるTPO模倣化合物を被験体に投与することによりHSC産生を増大させることに向けられる。図1に示される化合物のPEG化に使用しうる方法論は米国特許第5,869,451号明細書に記述されている。
一態様において、本発明は、2003年8月28日出願の対応する米国特許出願第________号(代理人案件番号第038073−5005 PR号)(その内容全体は引用することにより本明細書に組み込まれる)に記述されるところのTPOペプチドを被験体に投与することによりHSC産生を増大させることに向けられる。本態様により、TPOペプチドは、(1)約5000ダルトン未満の分子量、ならびに(2)約100μMを超えないIC50により表されるところのTPO受容体に対する結合親和性{ここで該ペプチドの−C(O)NH−結合の0から全部までは、−CHOC(O)NR−結合;ホスホネート結合;−CHS(O)NR−結合;CHNR−結合;C(O)NR結合;および−NHC(O)NH−結合よりなる群から選択される結合により置換され、式中Rは水素若しくは低級アルキルでありかつRは低級アルキルであり、さらにここで前記化合物のN末端は−NRR基;−NRC(O)OR基;−NRS(O)R基;−NHC(O)NHR基;スクシンイミド基;ベンジルオキシルカルボニル−NH基;ならびに低級アルキル、低級アルコキシ、クロロおよびブロモよりなる群から選択されるフェニル環上の1から3個までの置換基を有するベンジルオキシカルボニル−NH基よりなる群から選択され、式中RおよびRは水素および低級アルキルよりなる群から独立に選択され、かつ、なおさらに、該化合物のC末端が式−C(O)R(式中Rはヒドロキシ、低級アルコキシよりなる群から選択される)ならびに−NR(式中RおよびRは水素および低級アルキルよりなる群から独立に選択される)を有する場合、かつ、式中−NR基の窒素原子は環状ペプチドを形成するように場合によっては該ペプチドのN末端のアミン基であり得る}を有する化合物、ならびにその生理学的に許容できる塩である。
関連する一態様において、該TPO模倣ペプチドはアミノ酸の配列XGXを含んでなり、式中XはA、C、E、G、I、L、M、P、R、Q、S、T若しくはVであり;また、XはA、C、D、E、K、L、Q、R、S、T若しくはVであり;また、Xはβ−(2−ナフチル)アラニン(本明細書で「2−Nal」と称される)残基である。より好ましくは、XはA若しくはIであり、そしてXはD、R若しくはKである。さらに、XはC、L、M、P、Q若しくはVであり;XはF、K、L、N、Q、R、S、T若しくはVであり;XはC、F、I、L、M、R、S、V若しくはWであり;Xは20種の遺伝子にコードされるL−アミノ酸のいずれかであり;XはA、D、E、G、K、M、Q、R、S、T、V若しくはYであり;そしてXはC、G、I、K、L、M、N、R若しくはVである。
とりわけ好ましいTPO模倣ペプチドはIEGPTLRQ(2−Nal)LAARAである。
別の態様において、TPO模倣ペプチドは該化合物の親和性および/若しくは活性を増大させるように二量体化若しくはオリゴマー化される。こうした化合物の一例は:
[式中X10はサルコシン若しくはβ−アラニン残基またはpeg化された形態の本化合物である]
を包含する。peg化された形態は各N末端のイソロイシンに共有結合された20k MPEG残基を包含してもよい。
1種若しくはそれ以上のTPO模倣ペプチド、およびとりわけPEG化されたTPO模倣ペプチド(本明細書で集合的に「TPO模倣化合物」若しくは「本発明のTPO模倣化合物」と称される)を使用して骨髄中の幹細胞の数を増大させ得る。ASCTにおけるTPO模倣化合物の使用を支持する重要なデータは、組換えヒトトロンボポエチン(rhTPO)が、アフェレシスの回数の結果としての減少を伴いG−CSFに応答してのCD34+幹細胞の動員およびアフェレシスの収量を高めることが可能であった、Somloら、Blood、93(9):2798−2806(1999)により実施された研究により提供されている。その後、再注入した細胞の生着は0.5×10/L超のANCまでの短縮された時間および血小板輸血への非依存性に関してもまた改善されたが、とは言えこの効果はこのパイロット試験で使用された小さいサンプルサイズでは統計学的有意性に達しなかった。幹細胞の数を増大させることにより、被験体からの幹細胞の総収集量を有意に改善し得る。さらに、被験体から収集される幹細胞の数を増大させることにより、被験体に戻す移植に利用可能な幹細胞の数もまた有意に向上させ得、それにより生着までの時間(被験体が不十分な好中球および血小板を有する時間)を潜在的に短縮し、従って合併症を予防する。
加えて、本発明は、被験体の原疾患の処置、例えば化学療法および他の骨髄破壊的処置を伴い着手する(proceed)のに十分な細胞を収集することが不可能である被験体の比率もまた低下させ得る。さらに、遅延された一次生着を伴う被験体の数の比率もまた低下させ得る。
図1中および本明細書に開示されるもののようなTPO模倣化合物を使用してHSC産生を増大させ得る。これは被験体に該化合物の1種若しくはそれ以上を投与することにより達成される。図1に示されるおよび本明細書に開示される化合物、ならびに図1に示されるPEG化された形態の化合物は、rhTPOおよびrhIL−11の1種若しくはそれ以上に関して低下された免疫原性を有し得、そしてまたrhTPOおよびrhIL−11の1種若しくはそれ以上に関して改善された薬物動態プロファイルも有し得る。
TPO模倣化合物は被験体に自己HSCを提供するのにもまた使用し得る。典型的には、これは、それの必要な被験体にTPO模倣化合物を投与して骨髄内の幹細胞集団の拡張を高めかつ/若しくは末梢循環中の幹細胞を動員する段階;骨髄幹細胞の1個若しくはそれ以上または末梢循環中の幹細胞の1個若しくはそれ以上を収集する段階;ならびに1個若しくはそれ以上の収集した幹細胞を被験体に戻し移植する段階を必要とする。
加えて、上述された本発明の方法による収集から得た幹細胞は幹細胞の低温保存のための当該技術分野で既知の技術を使用して低温保存し得る。従って、低温保存を使用して、被験体が幹細胞移植を必要としていることが一旦決定されれば該幹細胞を融解しかつ被験体に戻し移植し得るような幹細胞を維持し得る。
図1に示されるおよび本明細書に開示される化合物ならびに図1に示される化合物のPEG化された形態を包含するTPO模倣化合物は、従って、とりわけ:被験体における幹細胞の再注入後の生着までの時間を短縮する;遅延された一次生着の発生率を低下させる;血小板産生の二次失敗の発生率を低下させる;ならびに被験体への幹細胞の再注入後の血小板および/若しくは好中球生着の時間を短縮するために使用し得る。これらの方法は、典型的には、それの必要な被験体にTPO模倣化合物を投与して骨髄内の幹細胞集団の拡張を高めかつ/若しくは末梢循環中の幹細胞を動員する段階、およびその後骨髄幹細胞の1個若しくはそれ以上または末梢循環中の幹細胞の1個若しくはそれ以上を収集する段階、ならびにその後、収集した幹細胞を被験体の特定の必要により決定されるところの適切な時点で被験体に戻し移植する段階を包含する。
本発明の方法はまた、骨髄を破壊する化学療法を受領したレシピエント被験体の救済にその後細胞が使用されるドナー被験体からの幹細胞の数を増大させるのに使用してもよい。
A.投薬形態物および投与経路
本発明に有用なTPO模倣化合物は、製薬学的担体若しくは希釈剤とともに、有効成分として図1に示されかつ/若しくは本明細書に開示されかつ/若しくは米国特許第5,869,451号明細書(その内容全体はこれにより引用することにより組み込まれる)に記述されるペプチド若しくはペプチド模倣物の最低1種を含んでなる製薬学的組成物として投与し得る。化合物は経口、肺、非経口(筋肉内、腹腔内、静脈内(IV)若しくは皮下注入)、吸入(微細粉末製剤を介して)、経皮、鼻、膣、直腸または舌下投与経路により投与し得、また、各投与経路に適切な投薬形態物に処方し得る。例えばBernsteinら、PCT特許公開第WO 93/25221号明細書;Pittら、PCT特許公開第WO 94/17784号明細書;およびPittら、欧州特許出願第613,683号明細書(そのそれぞれは引用することにより本明細書に組み込まれる)を参照されたい。
経口投与のための固体の投薬形態物はカプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒剤を包含する。こうした固体の投薬形態物において、有効成分をショ糖、乳糖若しくはデンプンのような最低1種の不活性の製薬学的に許容できる担体と混合し得る。こうした投薬形態物はまた、通常の実務でそうであるように、不活性希釈剤以外の付加的な物質、例えばステアリン酸マグネシウムのような滑沢剤も含み得る。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合には、該投薬形態物は緩衝剤もまた含んでよい。錠剤および丸剤は付加的に腸溶コーティングを伴い製造し得る。
経口投与のための液体投薬形態物は製薬学的に許容できる乳剤、溶液、懸濁剤、シロップ剤を包含し、エリキシル剤は水のような当該技術分野で一般に使用される不活性希釈剤を含有する。こうした不活性希釈剤のほかに、組成物は湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、ならびに甘味料、着香料および香料のような補助物質もまた包含し得る。
非経口投与のための製剤は滅菌の水性若しくは非水性の溶液、懸濁剤若しくは乳剤を包含する。非水性の溶媒若しくはベヒクルの例は、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油およびトウモロコシ油のような植物油、ゼラチン、ならびにエチルオレエートのような注入可能な有機エステルである。こうした投薬形態物は保存剤、湿潤剤、乳化剤および分散助剤のような補助物質もまた含有してよい。それらは例えば細菌を保持するフィルターを通る濾過、殺菌剤を組成物中に組込むこと、組成物を照射すること若しくは組成物を加熱することにより滅菌してよい。それらはまた、使用直前に滅菌水若しくは数種の他の滅菌の注入可能な媒体を使用しても製造し得る。
直腸若しくは膣投与のための組成物は、好ましくは、有効成分に加えカカオバター若しくは坐剤蝋のような賦形剤を含有してよい坐剤である。鼻若しくは舌下投与のための組成物もまた当該技術分野で公知の標準的賦形剤を用いて製造する。
本発明の組成物は例えばTiceとBibiの方法(Treatise on Controlled Drug Delibery、A.Kydonieus編、Marcel Dekker、ニューヨーク(1992)、pp.315−339中)により微小被包化もまたし得る。
該組成物はまた、とりわけG−CSF、SCF、IL−3若しくはFlt−3および/または骨髄からの幹細胞の動員を高め得る他の剤(プライミング化学療法およびインテグリンアンタゴニストを包含する)とも組合せ得る。
B.投薬量
本発明に必要なTPO模倣化合物の量は、投与手段、標的部位、被験体の生理学的状態および投与される他の薬品を包含する多くの多様な因子に依存することができる。従って、安全性および有効性を至適化するように処置投薬量を滴定すべきである。典型的には、in vitroで使用される投薬量はこれらの試薬のin situ投与に有用な量で有用な指針を提供しうる。特定の障害の処置のための有効用量の動物試験はヒト投薬量のさらなる予測指標を提供することができる。多様な考慮は例えばGilmanら(編)、GoodmanとGilman’s:The Pharmacological Basis of Therapeutics、第8版、Pergamon Press(1990);およびRemington’s Pharmaceutical Sciences、第7版、Mack Publishing Co.、フィラデルフィア州イーストン(1985);(それらのそれぞれはこれにより引用することにより組み込まれる)に記述されている。
該TPO模倣化合物は1日あたり約0.001mgから約20mg/kg体重までの投薬量範囲で投与される場合に本発明に有用である。あるいは、いくつかの場合には、0.0001mg/kgないし約10mg/kgもまた投与してよい。使用される特定の用量は、治療されている特定の状態、投与経路ならびに状態の重症度、被験体の齢および全身状態などのような因子に依存する主治医の判断により調節される。
C.被験体および適応症
本明細書で使用されるところの被験体は、悪性疾患のための処置の経過の間若しくは遺伝子治療の成分としての自己幹細胞若しくは骨髄移植の候補であるいかなる者も包含する。他の可能な候補は、悪性疾患若しくは遺伝子治療のための同種異系移植の被験体に幹細胞若しくは骨髄を供与する被験体である。
生着の許容できる確率を提供するためには最少数の幹細胞を収集しなければならない。正確に規定されないとは言え、生着の合理的な機会を提供するために1kgあたり2〜3×10CD34細胞を収集しなければならないことが一般に許容できる。5×10/kgの細胞の再注入が生着までの時間に関して至適の結果を生じるようである。骨髄の長期の再構成が可能であるCD34細胞の特定のサブセットの実際の数は非常に少ないため、この多数の細胞が必要とされる。移植された患者の約20%が不十分な動員体(mobilizer)であるとみなされ、十分な細胞を生成させるために複数回のアフェレシスを必要とする。不十分な幹細胞の動員の最も重要な予測因子の1つは患者の年齢であるとは言え、化学療法での激しい前処置もまた有意の因子である。成功裏の生着の低い確率のためASCTに考慮されない多数の患者、とりわけ骨髄腫若しくはNHLを伴う高齢患者が存在することがありそうである。
結果、本発明の方法は、ASCTの満たされていない必要性、すなわち成功裏かつ迅速な生着を有する患者の比率を向上させる必要性に対する解決策を提供する。これは、主として、動員された細胞の数を増大させること若しくは動員されたCD34+集団中のHSCの比率を増大させることのいずれかによる幹細胞の動員の改善により達成される。本発明の方法は、従って、以下の利益:
1.失敗した生着の許容できない高い危険のためそうでなければ候補として考慮されなかったであろう患者において移植を着手させる;
2.最低限の許容できる収集物を生成させるのに必要とされるアフェレシスの回数を低下させる;
3.移植に利用可能なHSCの数を増大させることにより生着の一次および二次失敗の発生率を低下させる;
4.重要な造血系譜の前駆細胞(committed precursor)の数を増大させることにより一次生着に必要とされる時間を短縮する
を提供する。
HSCに対するTPOの確立された効果に従い、本発明のTPO模倣化合物は幹細胞移植において以下の臨床的利益:
・アフェレシス収量の改善:再注入されるCD34幹細胞の数が生着までの時間の決定において重要な因子であることを多数の研究が示唆している。TPOで示されるとおり、TPO模倣化合物の追加はG−CSFおよび化学療法の慣習的動員レジメンへの付加物としてCD34細胞の動員を増大させるとみられる。一次利益は迅速なおよびその後の長期の生着の見通しを改善させることであろう。許容できる数の細胞を生成させるのに必要とされるアフェレシスの回数を低下させることは費用および患者の不便を低下させるとみられる。アフェレシス収量の改善は低動員の危険因子を伴う患者(齢および激しい前処置)においてとりわけ有益であるとみられる。こうした患者はそうでなければASCTの候補でないかもしれない。
・アフェレシスした細胞の生着能力の向上:骨髄破壊的治療後の長期生着はCD34細胞集団の小画分(最もありそうにはCD34CD38Lin集団)により生じられる。それらは非常に希であるため、有効な生着を提供するために多数のCD34細胞が必要とされる(2〜5×10/kg)。G−CSFは多様なサブタイプのCD34細胞の比率に影響を及ぼさず、そして単に収集前の末梢血中のこれらの細胞の数を増大させ得る剤として使用される。プライミング化学療法はこうした細胞に対して実際に毒性でありうる。しかしながら、TPOは最も原始の幹細胞の自己複製を増大させ得る剤としてますます広範に認識され、そして従って長期の造血再構成が可能である。従って、TPO模倣化合物の類似の効果が、長期の生着に寄与し得るCD34細胞集団の比率を増加させかつ従って生着の失敗の危険を低減させ得る。TPOはまた、巨核球の系譜に拘束された(committed)幹細胞の数も増大させて従って血小板輸血からのより早期の非依存性すなわち生着までの短縮された時間を生じうる
を有しうる。
上述された2つの有益な効果は付加的若しくは相乗的であるとみられ、幹細胞の動員を増大させるのみである剤でみられるであろうよりも生着までの時間のより大きな短縮につながる。
本発明のTPO模倣化合物の使用は、アフェレシス前に例えば静脈内若しくは皮下に投与される少数回の投与のみを必要とすることがありそうであるとみられる。こうした投与レジメンは、peg化された生成物の使用により低いことが既に予測されている、大きな抗原性の危険を最低限にするとみられる。
本発明のTPO模倣化合物は:
1.末梢血CD34細胞集団、血小板数および他の血液学的パラメータに対するTPO模倣化合物の影響を確立するため;
2.用量を制限する毒性および高頻度の有害事象に関してTPO模倣化合物の予備的安全性プロファイルを確立するため;
3.TPO模倣化合物を用いる最も適切な用量、投与レジメンおよびアフェレシス前投与の投与のタイミングを決定するため;ならびに
4.ヒトにおけるTPO模倣化合物の薬物動態プロファイルを決定するため。
5.末梢血幹細胞の多系譜能力に対する本発明のTPO模倣化合物およびG−CSFの影響についての予備的な比較情報を生成させるため
最初に正常志願者に投与される。
薬物動態および初期の安全性プロファイルの評価のための最も適切な集団である正常ヒト志願者は、化学療法および疾患の背景の影響の非存在のため、HSCに対するTPO模倣化合物の影響の最も明瞭な理解を提供する。
該試験は単盲検用量漸増試験であることができ、正常ヒト志願者は1時間注入として投与される本発明のTPO模倣化合物の単回静脈内投与を受領する。開始用量は15μg/kgであることができる。次の用量コホートは25、50、100および200μg/kgを受領することができる。4名の被験体を各コホートに参入させることができ、それらのうち3名は実薬治療を受領することができかつそれらの1名はプラセボを受領することができる。各被験体は注入の間定期的(15分)間隔で観察することができ、そして緊密な安全性のモニタリングおよび薬物動態のサンプリングのため24時間入院患者として留まることができる。安全性、薬物動態および薬動力学評価のためのさらなる外来経過観察が第2、4、7、14、21および28日に起こることができる。各次の用量コホートは前の群の2週間後に処置することができる。
用量が、薬動力学的影響(処置前の値に関して血小板数の50%増大と定義する)が実薬で処置した被験体の2/3で観察される場合は、そのレベルの投薬をさらなる4名の被験体(3/1 実薬/プラセボ)を包含するように拡大することができる。有効性が確認される場合は、6名の被験体(4/2 実薬/プラセボ)の1つのさらなる用量コホートを参入させて薬動力学的影響のさらなる確認を提供することができる。薬動力学的影響が最高の計画された用量で観察されるのみである場合は、毒性の証拠が観察されていないと想定して、さらなる用量増大を考慮することができる。
試験薬におそらく若しくは十中八九関係づけられる安全性/忍容性事象がいずれかの用量で単一の実薬で処置された被験体で起こる場合は、4名のさらなる被験体(3/1 実薬/プラセボ)をその用量で参入させて用量を制限する毒性が同定されたかどうかを決定することができる。
血液サンプルは、薬物濃度の測定のため、注入の開始30分後、注入終了時ならびに注入終了後以下の時点すなわち5分、15分、30分、1、2、4、8、12、24、48、96時間ならびに7および14、21および28日に採取することができる。化合物濃度は細胞に基づくバイオアッセイ若しくはELISAのいずれかを使用して測定することができる。
比較のため、単回投与のG−CSFを3名の被験体に投与してCD34+細胞に対する影響を測定する。
末梢血CD34数に対するTPO模倣化合物の影響(あれば)は数日(影響がトロンボポエチンに類似である場合は3〜7)間遅延されることができる。さらに、PDプロファイルに対するTPO模倣化合物の薬物動態の未知の影響のため、単回投与の最大効果がみられるであろう時期は確実でない。TPO模倣化合物の投与とその後の患者試験でのCD34細胞の収集との間の間隔を決定することができるのは最大効果のタイミングである。末梢血CD34数とその後の収集での収量との間の良好な相関が示されており、このアプローチが合理的であることを示唆する。本発明のTPO模倣化合物が骨髄内のHSC集団の拡張、次いで拡張された集団の動員を可能にするためにG−CSFの前に投与されることを確実にすることが適切であるかもしれない。動員を刺激するためにG−CSFを使用する大部分の研究は、5日間薬物を投与し、収集は投与期間の終了に向けて示した。TPO模倣化合物の薬動力学プロファイルが、それがG−CSFの数日前に投与されることを必要とするであろうことは可能である。
動員された集団中の自己複製型HSCの数に対するTPO模倣化合物の影響は、より少数の動員された細胞、タンデム移植実施のより大きな容易さ、およびTPO模倣化合物が標準的な動員剤としてついにはG−CSFに取って代わり得る可能性を伴う成功裏の生着に至り得る自己複製能力の増大を提供し得る。
TPO模倣化合物の臨床薬理学のこの局面は、長期コロニー形成を持続する能力のin vitro研究(LTC−IC培養物)において、および動員された細胞を致死的に照射したSCID/NODマウスに注入するSCID/NODマウス再増殖アッセイを実施することによりの双方で、正常志願者試験からのCD34集団の自己複製能力を測定することにより取扱い得る。予備計算は、こうした試験を実施することが30〜50mlの血液中に含有されるCD34細胞で実施可能であるはずであることを示すが、但し、CD34数がおよそ15×10/mlに上昇している。
この声明の根底にある仮定を下に概説する:
1.正常被験体からのPBMCをFicoll/Hypaque分離により得ることができ、そしてその後、Lin+細胞を陰性選択により除去することができる。この濃縮された集団のCD34+CD38−下位画分をその後FACSにより単離しかつSCID/NODマウスに投与することができる。マウスは、マウスあたりより少数のCD34+CD38−Lin−細胞の使用を可能にするためにアクセサリー細胞および増殖因子もまた受領することができる(Bonnetら、Bone,Marrow Transplantation、23:203−209(1999))。あるいは、さらなる精製を伴わずに元のPBMC集団を使用して再増殖およびアクセサリー細胞双方を提供することができる。
2.このアッセイの一次エンドポイントはレシピエントマウスの生存であることができる。しかしながら、サザンブロット分析もまた、レシピエントマウスでヒトDNAを検出するために実施することができる。可能な場合は、ヒト前駆細胞の検出は、ヒト選択的長期骨髄培養物および/若しくはヒト特異的MAbを用いるフローサイトメトリーにより決定することができる。
3.各被験体は4種のCD34+CD38−Lin−細胞用量(250、500、1000および2000細胞/マウス)を試験するのに十分な血液を提供することができる。各細胞用量は5匹のマウスに投与することができる。これらのデザインの仮定を用いて、およそ1.9×10のCD34+CD38−Lin−細胞が各被験体から必要とされるであろう。付加的なin vitroコロニー形成試験を実施する場合はより多くの細胞が必要とされるであろう。
4.各正常被験体は、一回のみかつ末梢血中のCD34+細胞数が15×103/mlに達した場合にのみこの血液サンプルを提供することができる。CD34+CD38−Lin−集団はCD34+集団の5〜8%に相当する(Gallacherら、Blood、95:2813−2820(2000))。正常志願者でのTPOを用いる試験は、16×10のCD34+細胞/mlが末梢血中でみられたことを示した。
5.2.25〜3.6×104細胞を生じるには各被験体から30mlの血液が必要とされるであろう。
6.プラセボ処置した被験体ではCD34+細胞の低レベル(3×10/ml未満)によりこれらの試験を実施することが可能でないであろう。比較のため、類似の量の細胞を、G−CSFで処置した被験体から採取することができる。等しい数の細胞をマウスに注入することができる。
7.これらの仮定の妥当性を独立したデータで試験する。6×10のPBMC中のおよそ1個が、SCID/NODマウスを再増殖させることが可能である(Wangら、Blood、89:3919−3924(1997))。この集団のうち、CD34+集団は0.13〜0.39%であり、そしてこのサブセットの5〜8%がCD34+CD38−Lin−である(Tichelliら、Br.J.Hematol.、106:152−158(1999))。これは元の6×10のPBMCからの390〜1872細胞に相当する。別個の試験で、CD34+CD38−Lin−集団でのSCID/NOD再増殖型細胞の頻度が617個中1個であることが示されている(Bhatiaら、PNAS、94:5320−5323(1997))。この数字は未選択細胞中の頻度への外挿と矛盾しない。
8.細胞数が制限するようになる場合は、マウスの最高細胞用量コホートを中止することができる。
G−CSFを投与される志願者から採取したCD34細胞をこれらの試験の対照として使用することができる。
提案された正常志願者試験は、用量、投与レジメンおよび投与のタイミング、ならびに臨床での有効性を予測する強い薬動力学的証拠に関して患者試験のデザインを決定するのに必要とされるデータベースを提供するであろう。臨床薬理学プログラムの次の相は、幹細胞移植に予定された患者で観察された効果を再現すること、ならびに上述された薬動力学的エンドポイントと規制の承認に必要とされる臨床的エンドポイントとの間の関連を示すことができる説明的(translational)データを提供することを求めるであろう。その後、本発明の模倣化合物は:
1.自己幹細胞移植の候補である患者の多様な集団におけるTPO模倣化合物のリスク対効果プロファイルを探究するため;ならびに
2.末梢血CD34幹細胞のアフェレシスの収量および生着後の転帰に対するTPO模倣化合物のありそうな影響の予備的証拠を得るため
必要な患者に投与される。
最初の患者試験は、再度、(TPO模倣化合物の用量を分割用量として投与する理由が存在しないと想定して)単回投与の用量漸増デザインであることができる。TPO模倣化合物の投与は、投与と志願者試験から予測された収集との間の投与間隔を伴う標準的動員レジメンに導入することができる。以前の試験でと同一の薬動力学的エンドポイントをこの試験で評価することができるが、しかし、アフェレシスの収量、アフェレシスの回数ならびに生着のその後の率および時間に関するデータもまた得られるであろう。投与は、アフェレシス前および収集した細胞の再注入後の静脈内ボーラス投与による単回投与として、凍結乾燥した粉末を含有する使い捨ての10〜20mgバイアルを介して投与することができる。皮下投与する生物学的同等物は静脈内投与で投与し得る。用量は約10〜300μg/kgの間であるとみられることが期待される。
本試験の重要な一局面は、多様な患者集団におけるTPO模倣化合物のリスク対効果を探究することであることができる。増大する数の患者が、彼らの疾患の経過の比較的初期にASCTを含む高用量の骨髄破壊的治療を受領している。こうした患者はしばしば比較的正常な骨髄を有し、かつ、とりわけ彼らが若い場合は、迅速な生着の結果として高い見込みを伴い許容できる数のCD34+細胞を動員することがありそうである。この集団において、動員を高める付加的な剤の潜在的影響は制限されているかもしれないが、しかしタンデム移植のための収集された細胞の予備(reservation)を伴うなおより迅速な生着として明示され得る。にもかかわらず、少なくとも骨髄応答性に関して正常集団に最も緊密に似ているこの集団は、TPO模倣化合物の開発のための重要な説明する群である。
複数の以前の治療クール後にASCTの候補となる患者はしばしば十分な収集のための十分なCD34細胞の生成においてより大きな困難を有する。結果、これらの患者の多くが延長されたアフェレシス予定および遅延若しくは失敗した生着のより高い発生率を必要とする。これらの患者のある比率は、自己移植を受けることが可能でなく、そして代わりに移植後の合併症の増大された危険を伴う同種異系移植に頼らなければならない。付加的な動員剤が非常に有益でありうるのはこの集団においてである。
結果、第一の患者試験は双方の範疇からの患者を参入させることができる。「良好な動員体」からのデータは、「不十分な動員体」に対するTPO模倣化合物の影響を決定するための水準点として使用することができる。治療の標準のみを受領する未処置群を包含することができる。
上に概説した薬動力学的エンドポイントは、ASCTにおけるTPO模倣化合物のありそうな臨床上の利益の確実な代理物を提供することができる。
決定的な研究を平行群二重盲検プラセボ対照試験として実施することができる。無作為化が一旦起これば、予め定義された規則および許容できる臨床実務に従って移植についての臨床決定を行うことができる。
該試験の一次エンドポイントは収集された細胞の再注入後の生着までの時間の平均であることができる。生着までの時間は、血小板数が7日の期間の間輸血支持なしで20×10/Lより上に維持されるまでの日数と定義することができる。
二次エンドポイントは:
1.好中球生着までの時間(0.5×10/Lより上に維持される好中球数と定義される);
2.血小板数が50×10/L超までの時間(輸血支持なしで7日間維持される);
3.遅延された血小板生着を伴う患者の比率;
4.血小板生着の二次失敗を伴う患者の比率;
5.移植に必要な最低限の収集量を生成させることに失敗する患者の比率;
6.CD34収集量(CD34細胞/kg);
7.収集に必要とされるアフェレシスの回数;および
8.血小板輸血の回数
を包含することができる。
試験デザインにおける重要な一因子は標的集団の選択であろう。公表されたデータは、収集されたCD34細胞の数がその後の生着のキネティクスの主要決定子でありそして従って試験の一次エンドポイントに直接影響することができることを示す。CD34細胞を動員する能力に影響するであろう重要な人口統計学的特徴は前処置の量および患者年齢である。多数の問題が考慮されなければならない:
1.不十分に動員する集団が選択される場合、生着率の改善を検出する最大の機会が存在するであろうが、しかし、TPO模倣化合物に応答する骨髄の能力は、応答が可能でないくらい損なわれるかもしれない;
2.高動員集団が選択される場合、背景治療を上回る応答を検出する能力は、至適の数の自己複製型HSCがTPO模倣化合物の添加に関係なく再注入されるであろうという事実により制限されるかもしれない;
3.動員を増大させる本発明のTPO模倣化合物の固有の効果は、良好な若しくは不十分な動員体の正確な定義を予防するかもしれない;
4.自己複製型HSCの増大の生着に対する影響を検出する能力は、これらの細胞の数が生着のキネティクスにおいて制限する因子である患者でのみみられるかもしれない。
これらの問題に基づけば、これらの試験のための試験集団が動員範囲の極端の患者の数において制限されることが重要である。いずれの極端でも、該化合物の有効性を示すことが困難であるかもしれない。これは、極端な値の動員に寄与することが高度にありそうである若干の患者群(例えば第一列の治療を受領する患者、骨髄異形成および/若しくは低い骨髄予備を伴う患者)を除外することにより、ならびにまた、サンプルサイズがCD34収集の大きさの予め定義した範囲に達する患者(すなわちこれらの基準に合致することに失敗した無作為化した患者を置換するとみられる)により決定されることを確実にすることにより、達成し得る。
この型のデザインに従う場合、プラセボ群で一次エンドポイントに寄与するとみられる患者の大多数は、それぞれ2:3:1の比で以下の範疇に入るCD34収量を有するとみられる:
2.0×10/kg未満(生着までの時間の中央値=17日)
2〜5×10/kg(生着までの時間の中央値=12日)
5×10/kg超(生着までの時間の中央値=10日)。
この型の一集団において、生着までの時間の期待される中央値は13〜14日であるとみられる。CD34細胞の収量に対するTPO模倣化合物の影響が異なる収集物範疇の比率を2:3:1から1:2:3に変えることであった場合、この変化単独は1.66日の生着までの時間の中央値の短縮をもたらすとみられる。自己複製型HSCの増大された数により引き起こされる各範疇内の改善された生着までの時間が、生着までの時間の中央値が最低収量群で5日だけ(すなわち彼らは中央の収量群のように挙動する)および中央群で2日(すなわち彼らは高収量群のように挙動する)改善するようにこれに重ね合わせられる場合は、生着までの時間の中央値の付加的な短縮が1.66日となるとみられる。生着までの時間に対する影響は高収量群について想定されない。集合的に、サンプルサイズを計算する目的上、血小板生着までの時間の中央値に対するTPO模倣化合物処置の影響は3日であるとみられる。TPO模倣化合物の臨床での利益を定義するための最大の機会を可能にするために、骨髄破壊を進行させるのに必要とされる最少収集物の比較的低い閾値が設定されるべきである。
ASCTにおけるTPO模倣化合物の有効性を示す能力は、単回投与で処置した正常志願者の末梢血中のCD34幹細胞の増大された数の観察結果が十分であろうために比較的わかりやすい。第一のヒト試験は、従って生物学的に関連する影響を示すであろう。いくつかの研究が、末梢血中のCD34細胞のレベルをその後のアフェレシス収量の重要な予測因子として同定した。しかしながら、G−CSFと組合せの幹細胞動員に対する影響は、第一の患者試験が完了するまで確立されないであろう。動員されたCD34細胞が増大された数の幹細胞を含有することを確立することはより困難であろう。部分的に、未刺激の患者における低レベルのHSCを測定することが困難であるためである。しかしながら、G−CSFはCD34集団中のHSCの比率に影響を及ぼさないことが報告されているため、G−CSFで動員された細胞との比較により、動員された細胞集団内の自己複製型HSCの数に対するTPO模倣化合物の何らかの影響を推論することが可能であるかもしれない。
成功の最も重要な予測因子はアフェレシスの収量であろう。再注入される細胞の数は後の生着までの時間の重要な予測因子である。結果、臨床上許容できるすなわち高収量を伴う患者の比率は、生着までの時間および遅延若しくは失敗した生着を伴う患者の比率に対するありそうな影響の主要な決定子となろう。
TPO模倣化合物は幹細胞の動員においてG−CSFと同じくらいであるか若しくはそれより優れていること、およびTPO模倣化合物が動員された幹細胞集団の向上された質を提供することが期待される。
自己幹細胞移植を用いる骨髄破壊的化学療法に予定された患者において標準的動員レジメンに付加された場合の末梢血CD34+幹細胞の動員に対するTPO模倣化合物の影響を評価する単盲検試験。
アフェレシス前の幹細胞の動員に対するTPO模倣化合物の影響を決定するため、正常志願者でCD34+細胞を動員することが判明した用量を使用する単一用量の用量漸増試験を実施することができる。各用量コホートは、実薬を受領する6例の患者およびG−CSF背景治療のみを受領する2例を含有することができる。各コホートを3例の実薬および1例のプラセボ患者の2群に分割することができる。一方の群は第一列の治療として自己SCTを受領する患者であることができる一方、他方は救済療法として自己SCTを受領する激しく前処置された患者であることができる。用量が、プラセボ患者(効果の大きさが定義されるべきである)および幹細胞動員に対するG−CSFの影響についての歴史的対照に関してCD34+細胞の増大された収量を生じさせるものに達した場合は、8例の追加の患者(サブコホートあたり)をその用量で補充して、有効性の証拠を強固なものにしかつ(3×10細胞/kgを生じるのに必要とされるアフェレシスの回数、十分な収集物を獲得する患者の比率、および移植後の好中球の回復までの時間、ならびに血小板輸血への非依存性を包含する)追加の生着前および後のエンドポイントを探究することができる。さらなる用量増大を元の無作為化予定に従って継続することができる。1サブコホートが有効性のプラトー若しくは用量を制限する毒性に達する場合は、残存するサブコホートは用量増大を継続することができる。アフェレシスの時点で、収集した細胞の多能性の能力の研究のためアフェレシスした細胞のサンプルを得ることができる(収集物の大きさは制限しないと想定する)。スクリーニング基準に合致させかつ基礎血液サンプルの収集後に、患者は60分の期間にわたる静脈内注入により投与される試験薬の単回投与を受領することができる。経過観察来院は幹細胞収集が完了するまで48時間ごとに生じることができる。幹細胞収集は、10回のアフェレシスが成功裏の生着に十分な細胞(最低2×10/kg)を生じることに失敗した場合に失敗したと考えることができる。患者はその後、患者の腫瘍について定義されたプロトコルに従って骨髄破壊的化学療法、幹細胞の再注入、および適切な支持療法を用いる経過観察で継続することができる。生着についてのデータは、予め定義された明細事項に従って原典の文書から抜粋することができる。
サンプルは各試験来院時に薬物動態サンプリングのため採取することができる。化合物濃度はELISAを使用して測定することができる。
本発明の方法によるTPO模倣化合物の投与は、とりわけ:
・標準的治療に追加した場合に3日の血小板生着(20×10/L超の血小板数と定義する)までの時間の中央値の短縮。短縮は標準治療の代わりに使用した場合は1日である。
・血小板生着までの遅延した時間を伴う患者の比率の40%から10%への低下。
・一次血小板回復を達成する患者(50,000超の血小板数を7日間維持する患者と定義する)の比率の60%から85%までの増加。
・必要とされる血小板輸血の回数の低減(5の中央値から3の中央値へ)。
・0.5×10/L超のANCまでの時間の中央値の1日の短縮。
・G−CSFと組合せで使用した場合の移植のための最少の幹細胞収集物(3×10/kg)に合致することに失敗する患者の比率の(35%から5%への)低下。
・G−CSFと組合せで使用した場合のCD34+細胞の収量の増大(4×10/kg対1×10/kg)。
・G−CSFと組合せで使用した場合の移植を支持するための十分な細胞を生じるのに必要とされる収集の回数の減少(3の中央値から1の中央値まで)
を包含する多数の利点を提供するであろうことが考えられる。
幹細胞移植の有効性を改善させるため、充実性腫瘍、骨髄腫およびリンパ腫のより攻撃的な処置を可能にするため、ならびに幹細胞移植の候補の数を増大するための便宜的単回投与治療。
本発明の特定の態様のみを具体的に上述したとは言え、本発明の改変および変形が本発明の技術思想および意図される範囲から離れることなく可能であることが認識されるであろう。
本発明の方法での使用に適し得る化合物の一覧である。 本発明の方法による血小板およびHSCの産生の調節を表す図解である。

Claims (12)

  1. 被験体にTPO模倣化合物を投与する段階を含んでなる、前記被験体における造血幹細胞産生の増大方法。
  2. 被験体にTPO模倣化合物を投与して骨髄内の幹細胞集団の拡張を高めかつ/若しくは末梢循環中の幹細胞を動員する段階;
    骨髄幹細胞若しくは末梢循環中の幹細胞の1個若しくはそれ以上を収集する段階;および
    収集した幹細胞を被験体に移植する段階
    を含んでなる、被験体への造血幹細胞の提供方法。
  3. 被験体がヒトである、請求項1および2に記載の方法。
  4. 1個若しくはそれ以上の幹細胞が収集後に低温保存される、請求項2に記載の方法。
  5. 1個若しくはそれ以上の低温保存された幹細胞が、被験体に該幹細胞を移植する前に融解されかつ生存可能であることが決定される、請求項4に記載の方法。
  6. 1個若しくはそれ以上の幹細胞が、被験体がこうした移植を必要とする場合に被験体に移植される、請求項4に記載の方法。
  7. TPO模倣化合物がrhTPOおよびrhIL−11の1種若しくはそれ以上に関して低下された免疫原性を有する、請求項1および2に記載の方法。
  8. TPO模倣化合物が、rhTPOおよびrhIL−11の1種若しくはそれ以上に関して改善されたPKプロファイルを有する、請求項1および2に記載の方法。
  9. 被験体にTPO模倣化合物を投与する段階;
    骨髄内の幹細胞集団の拡張を高める段階、および/若しくは末梢循環中の幹細胞を動員する段階;ならびに
    骨髄幹細胞の1個若しくはそれ以上または末梢循環中の幹細胞の1個若しくはそれ以上を収集する段階;ならびに
    1個若しくはそれ以上の収集した幹細胞を被験体に移植する段階
    を含んでなる、被験体における幹細胞の再注入後の生着までの時間の短縮方法。
  10. 被験体にTPO模倣化合物を投与する段階;
    骨髄内の幹細胞集団の拡張を高める段階、および/若しくは末梢循環中の幹細胞を動員する段階;ならびに
    骨髄幹細胞の1個若しくはそれ以上または末梢循環中の幹細胞の1個若しくはそれ以上を収集する段階;ならびに
    1個若しくはそれ以上の収集した幹細胞を被験体に移植する段階
    を含んでなる、遅延された一次生着の発生率の低下方法。
  11. TPO模倣化合物を被験体に投与する段階;
    骨髄内の幹細胞集団の拡張を高める段階、および/若しくは末梢循環中の幹細胞を動員する段階;ならびに
    骨髄幹細胞の1個若しくはそれ以上または末梢循環中の幹細胞の1個若しくはそれ以上を収集する段階;ならびに
    1個若しくはそれ以上の収集した幹細胞を被験体に移植する段階
    を含んでなる、血小板産生の二次失敗の発生率の低下方法。
  12. TPO模倣化合物を被験体に投与する段階;
    骨髄内の幹細胞集団の拡張を高める段階、および/若しくは末梢循環中の幹細胞を動員する段階;ならびに
    骨髄幹細胞の1個若しくはそれ以上、または末梢循環中の幹細胞の1個若しくはそれ以上を収集する段階;ならびに
    1個若しくはそれ以上の収集した幹細胞を被験体に移植する段階
    を含んでなる、被験体における幹細胞の再注入後の血小板および/若しくは好中球生着の時間の短縮方法。
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