JP2005537289A - 石鹸を含有した洗浄用の基質 - Google Patents

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Abstract

本発明は1種またはそれ以上の脂肪酸塩を含んで成る化粧品調合物で含浸された基質に関する。

Description

本発明は脂肪酸塩を含む化粧品調合物で含浸された洗浄用基質、その製造法および使用に関する。
清潔な皮膚に対する願望は人類の発祥と同じくらい古い。何故なら、汚れ、汗および壊死した皮膚の粒子の残渣はあらゆる種類の病原体および寄生虫に対する理想的な温床になるからである。皮膚を洗浄するための恐らく最も古い調合物は石鹸であり、その調合はメソポタミア地方の伝承から既に紀元前2500年の粘土板に見出だされている。石鹸の使用と消費は洗浄用の表面活性剤の発展以来たとえ後退しているとは言え、とりわけその製造価格が低いために、石鹸は化粧品用洗浄調合物の品目として未だなお確固たる地位を保っている。
石鹸は油脂またはそれから得られる脂肪酸ないしは脂肪酸メチルエステルと苛性ソーダまたは苛性カリとが反応する(「鹸化」)際に生じ、化学的に見て脂肪酸のアルカリ塩を表す。
中性の油脂としては、通常牛脂、パーム油、椰子の実油、またはココヤシ油が用いられる。石鹸の性質に対しては、対応する脂肪酸の炭素鎖の長さの分布が重要である。従ってラウレート石鹸(ラウリン酸=ドデカンカルボン酸から生じる)の濃度が高いと特に泡立ちの良い設計が得られる。また塩をつくるのに必要な陽イオンの選択は石鹸の性質に影響を及ぼす。ナトリウム石鹸は殆どが固体であるが、カリウム石鹸は一般に軟らかいペースト状のかたさを示す(非特許文献1)。
洗浄調合物に対する特別な形の製品は固体の洗浄用基質、特に繊維布の形の製品である。これらは製造業者によって既に洗浄調合物で浸漬されていることができ、そのためその中に調合物を正しい投与量で予め与えておけるという利点が得られる。特にこれによって瓶の中に保管された調合物から包装が壊れてその内容物が流出し得る欠点が避けられる。洗浄用基質/繊維布のさらに他の利点として、一緒に持ち運んで簡単に少量ずつ放出させことができ、使用する際に一般にそれ以上水を必要としないことが挙られる。
洗浄用基質/繊維布は繊維製品から製造される。繊維製品は織られるか、編まれるか、または織編みされた製品として、或いは不織布(Verbundstoff(結合材料),英語でいうnonwoven textile)として存在することができる。大部分の場合不織布が用いられる(コストの観点から)。不織布の場合織物は、縦糸および横糸を用いるかまたは網目をつくって製造するのではなく、繊維布用繊維を絡み合わせるか、および/または粘着剤および/または接着剤を用いて接合して製造される。DIN 61210 T2に従えば、不織布はフリース(Vlies)、紙の詰物材料、およびフェルトに区別することができる。フリースは紡糸繊維(即ち限られた長さをもった繊維)またはフィラメント(無端の繊維)から成る緩い材料であり、大部分はポリプロピレン、ポリエステルまたはビスコースから製造され、その結合性は一般に繊維に固有な接着性により与えられる。この場合個々の繊維は優先的な方向を示す(配向したフリースまたは交叉したフリース)か、或いは方向性をもっていない(不規則なフリース)ことができる。フリースは針留めにするか、網目をつくって留めるか、または鋭い水流を用い渦巻き状に動かすことにより機械的に固定することができる。接着剤で固定されたフリースは液体の接合剤(例えばアクリレート重合体、SBR/NBR、ポリビニルエーテル、ポリウレタン分散物)を用いて繊維を接着させてつくられるか、或いは製造の際にフリースに混入されたいわゆる接着性の繊維を熔融または溶解することによってつくられる。粘着剤による固定の場合には繊維の表面を適当な化学薬品で溶解し、圧力をかけて結合させるか高温において熔融させる(非特許文献2)。
化粧品調合物で含浸された基質、および特に繊維布は種々の方法で製造することができる。いわゆる「浸漬法」では繊維布を浸漬浴に浸漬するか、または浴の中に通す。この方法は特に紙の繊維布に適しているが、フリースにはあまり適していない。何故ならばフリースは液体(=調合物)を多量に吸収し過ぎ、次に包装を行う際再放出された調合物のプールができるからである。
第2の方法は「噴霧法」であり、この方法では通過する繊維布の上に調合物を噴霧する。この方法はすべての繊維材料に適しているが、強く泡立つ調合物を繊維布の上に塗布することはできない。何故ならば噴霧法では泡の成長が大きすぎるからである。
他の方法としてはいわゆる擦り付け法が使用される。この場合には、擦り付け用の板、角材またはノズルに連続的に含浸溶液を供給し、そのすぐ傍に帯状のフリースまたは繊維布を走らせる。含浸の程度は特にプレス圧力および繊維布の速度を変化させてを種々に調節される。
当業界における技術の現状に従えば、「浸漬法」において紙の繊維布の上に強く泡立つ調合物を被覆することは既に満足すべき程度まで可能になっている。強く泡立つ調合物は先ず第1に洗浄調合物として用いられる。何故ならば、泡によってその洗浄作用が強く強化されるからである。フリースに比べ紙の繊維布がもつ欠点は引裂き強さが小さいことである。またフリースは皮膚の上で実質的に柔らかくなり、従って皮膚に優しくなる。従ってフリースは洗顔に特に適している。特にフリースは紙の繊維布に比べて白色度が著しく大きいから、使用者に対して衛生的な印象を強く与える。
また当業界の技術の現状において、洗浄用の基質をいわゆる乾燥した繊維布(英語で言うdry wipe、乾いた布巾)の形で使用しようとする場合、洗浄用の基質を洗浄調合物で含浸した後に乾燥しなければならないことは不利である。この乾燥工程は特に時間および労力を要し、従って基質繊維布を製造する場合重大な価格因子になる。さらに、表面活性剤を含む洗浄調合物の場合、表面活性剤を調合物の中で非常に高い濃度で含ませなければならない。それによって、最終製品は使用時に十分多くの量の泡を生じ、高い洗浄作用を行い、泡によるクリーム状の心地よさが得られる。しかし表面活性剤の高い濃度は調合物を調合する際に問題を生じ、乾燥工程を遅滞させるる可能性がある。
W.Umbach(Hrsg.):Kosmetik,Entwicklung,Herstellung und Anwendung kosmetischer Mittel、第2版、ドイツ、Stuttgart、Thieme Verlag、1995年発行。 J.Falbe, M. Regnitz: Roempp−Chemie−Lexikon、第9版、ドイツ、Stuttgart,Thieme−Verlag、1992年発行。
従って本発明の目的は当業界における現在の技術の欠点を全くまたは殆ど示さない基質を開発することである。
驚くべきことには、この本発明の目的は1種またはそれ以上の脂肪酸塩を含む化粧品調合物で含浸された基質によって達成される。
本発明による基質は、使用時に高い洗浄作用を示し、良好な泡立ち性(大量の泡を生成)並びに泡によるクリーム状の快適さをもっていることを特徴とする洗浄用の器具である。
本発明による基質において含浸された基質とは、噴霧、浸漬または擦り付けることによって化粧品調合物が滲み込まされた基質であると理解されたい。含浸という概念は、湿気をもった新しく浸漬された基質ばかりではなく、乾燥工程によって乾燥されるか自己乾燥した、化粧品調合物を濃厚な形で含む基質を包含するものとする。
本発明による基質は平らであるか、或いは表面に構造をもっていることができる。本発明によれば表面に構造をもった基質が好適である。
本発明による基質においては、繊維布の製造は縦糸および横糸を用いるか、または網目をつくるか或いは絡み合わせるか、および/または粘着剤および/または接着剤を用いて繊維布用繊維を接合して製造することができる。この場合本発明に従えば基質が不織布である場合が好適である。
本発明に従えば、基質は好ましくは繊維布の形で使用され、これはフリースから、特に水流によって固定されたおよび/または水流によってエンボッシングを行った(waaerstrahlgepraegt)フリースから成っている。また基質は好ましくは詰物材料、穿孔されたフリースまたは網として仕上げられていることが有利である。
このような基質はそれぞれ所望の柄をもった大きな打ち出し模様を示す。その際選択は先ず第1には被覆すべき含浸方法に従い、次にはその繊維布を後で使用する用途分野に従って行われる。
エンボッシングを行ったフリースを使用すると、含浸した繊維布で皮膚の上を拭いた場合、フリースの表面に大きな空洞ができ、汚れや不純物がフリースの中に取り込まれ易くなる。洗浄作用はエンボッシングを行っていない繊維布に比べ何倍も増大することができる。
繊維布に対しては、それが20〜120g/m、好ましくは30〜80g/m、特に好ましくは40〜60g/mの重さ(温度20℃±2℃、室内の空気の湿度65%±5%において24時間保持して測定)をもっている場合有利であることが判った。
基質の厚さは好ましくは0.2〜2mm、特に好ましくは0.4〜1.5mm、極めて好ましくは0.6〜0.9mmである。
繊維布のフリース材料の原料としては、一般に天然産および合成品のすべての有機性および無機性の繊維を用いることができる。例えばビスコース、綿、セルロース、ジュート、麻、サイザル繊維、絹、羊毛、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アラミド、ナイロン、ポリビニル誘導体、ポリウレタン、ポリラクチド、ポリヒドロキシアルカノエート、セルロースエステル、および/またはポリエチレン、並びに鉱物性繊維、例えばガラス繊維または炭素繊維が挙られる。しかし本発明はこれらの上記の材料に限定されるものではなく、多数の他の繊維をフリースの製造に用いることができる。本発明の目的においては、これらの使用される繊維が水溶性でないことが有利である。
フリースの有利な実施形態においては、繊維は60〜80%のビスコースと40〜20%のPETとの混合物、特に70%のビスコースと30%のPETとの混合物から成っている。70%のビスコースと30%のPETとの混合物から成っていることが特に有利である。
また高強度重合体、例えばポリアミド、ポリエステル、および/または高度に伸長されたポリエチレンから成る繊維が等に有利である。
これに加えて、繊維はフリースの光学的な魅力を強調および/または補強するために染色されていることもできる。さらに繊維は紫外線安定剤および/または防腐剤を含んでいることができる。
繊維布をつくるために使用される繊維は、吸水率(EDANA試験10.1−72で測定)が60mm/[10分]より、特に80mm/[10分]より大きいことがことが好ましい。
さらに繊維布をつくるために使用される繊維は、吸水能力(EDANA試験10.1−72で測定)が5g/gより、特に8g/gより大きいことがことが好ましい。
本発明の目的において有利な繊維布は特に次のような引裂き強さをもっている。
[N/50mm]
乾燥状態において 機械方向 >60、好ましくは >80
横方向 >20、好ましくは >30
浸漬状態において 機械方向 > 4、好ましくは >60
横方向 >10、好ましくは >20
有利な繊維布の伸びは好ましくは次のような値である。
乾燥状態において 機械方向 >15〜100%、
好ましくは >20〜50%
横方向 >40〜120%、
好ましくは >50〜85%
浸漬状態において 機械方向 >15〜100%、
好ましくは >20〜40%
横方向 >40〜120%、
好ましくは >50〜85%
本発明に従えば、直接被覆した後の基質対洗浄調合物の重量比が1:0.5〜1:5、特に好ましくは1:0.7〜1:3である場合有利である。
本発明による有利な脂肪酸塩は1分子当たりの炭素数が8〜20の脂肪酸から成る群から選ばれる。
この場合本発明によれば、脂肪酸はラウリン酸(ドデカンカルボン酸)、ミリスチン酸(テトラデカンカルボン酸)、パルミチン酸(ヘキサデカンカルボン酸)、ステアリン酸(オクタデカンカルボン酸)であることが好適である。また本発明によれば、本発明による脂肪酸のナトリウムまたはカリウム塩を用いることが好適である。
本発明の目的においては、1種またはそれ以上の脂肪酸塩はカリウムラウレート、カリウムミリステート、カリウムパルミテート、カリウムステアレート、カリウムオレエートから成る群から選ばれる場合特に好適である。
本発明に従えば、基質に被覆する時点において化粧品調合物が該調合物の全重量に関し0.1〜20重量%、好ましくは1〜15重量%、極めて好ましくは2〜10重量%の濃度で1種またはそれ以上の脂肪酸塩を含む場合有利である。
本発明に従えば、化粧品用の洗浄調合物が、1種またはそれ以上の脂肪酸塩の他に、化粧品用の作用物質、助剤、および/または添加剤を含んでいる場合有利である。
従って本発明によれば例えば化粧品用の調合物が1種またはそれ以上の表面活性剤を含んでいる場合が有利である。
1種またはそれ以上の本発明による洗浄活性をもった表面活性剤は、25よりも大きいHLB値をもつ表面活性剤から成る群から選ばれることが特に有利であり、HLB値が35よりも大きい表面活性剤から成る群から選ばれることが極めて有利である。
本発明の目的において本発明による有利な陰イオン性表面活性剤には次のものがある。
アシルアミノ酸およびその塩、例えば
・ アシルグルタメート、特にナトリウムアシルグルタメート、
・ サルコシネート、例えばミリストイルサルコシン、TEA−ラウロイルサルコシネート、ナトリウムラウロイルサルコシネート、およびナトリウムココイルサルコシネート、
スルフォン酸およびその塩、例えば
・ アシルイセチオネート、例えばナトリウム−/アンモニウムココイル−イセチオネート、
・ スルフォスクシネート、例えばジオクチルナトリウムスルフォスクシネート、ジナトリウムラウレトスルフォスクシネート、ジナトリウムラウリルスルフォスクシネート、およびジナトリウムウンデシレンアミドMEA−スルフォスクシネート、
並びに硫酸エステル、例えば
・ アルキルエーテルサルフェート、例えばナトリウム−、アンモニウム−、マグネシウム−、MIPA−、TIPA−ラウレトサルフェート、ナトリウムミレトサルフェート、およびナトリウムC12〜13パレトサルフェート、
・ アルキルサルフェート、例えばナトリウム−、アンモニウム−およびTEA−ラウリルサルフェート。
また
・ タウレート、例えばナトリウムラウロイルタウレート、およびナトリウムメチルココイルタウレート、
・ エーテル−カルボン酸、例えばナトリウムラウレト−13カルボキシレート、およびナトリウムPEG−6ココアミドカルボキシレート、ナトリウムPEG−7オリーブ油カルボキシレート、
・ 燐酸エステルおよび塩、例えばDEA−オレト−10フォスフェート、およびジラウレト−4フォスフェート、
・ アルキルスルフォネート、例えばナトリウムココスモノグリセリドサルフェート、ナトリウムC12〜14オレフィンスルフォネート、ナトリウムラウリルスルフォアセテート、およびマグネシウムPEG−3ココアミドサルフェート
も本発明に従い有利に使用することができる。
この場合本発明に従えば、陰イオン性表面活性剤としてアルキルエーテルサルフェート、アシルアミノ酸表面活性剤、サルコシネート、スルフォスクシネート、スルフォスクシネートシトレート、モノアルキルフォスフェート、オレフィンスルフォネートを用いると有利である。
また本発明に従えば、陰イオン性表面活性剤としてアシルアミノ酸表面活性剤、例えばナトリウムココイルグルタメート(例えばAjinomoto社のAminosoft CS−11)、ナトリウムラウロイルグルタメート、ナトリウムカプリロイルグルタメート、ナトリウムカプリノイルグルタメート、および/またはジ−TEA−パルミトイルアスパルテートを用いることが特に有利である。
本発明の目的において特に有利な洗浄活性をもった陽イオン性表面活性剤は4級化された表面活性剤である。4級化された表面活性剤は4個のアルキル基またはアリール基と共有結合で結合したN原子を少なくとも1個含んでいる。ベンズアルコニウムクロリド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、およびアルキルアミドプロピルヒドロキシスルテンが有利である。
本発明の目的において特に有利な洗浄活性をもった両性表面活性剤には次のものがある。
・ アシル−/ジアルキルエチレンジアミン、例えばナトリウムアシルアンフォアセテート、二ナトリウムアシルアンフォ二プロピオネート、二ナトリウムアルキルアンフォ二アセテート、ナトリウムアシルアンフォヒドロキシプロピルスルフォネート、二ナトリウムアシルアンフォ二アセテート、およびナトリウムアシルアンフォプロピオネート。
本発明の目的において特に有利な洗浄活性をもった非イオン性表面活性剤は次の通りである。
・ アルカノールアミド、例えばココアミドMEA/DEA/MIPA、
・ カルボン酸がエチレンオキシド、グリセリン、ソルビタンまたは他のアルコールとエステル化することによって生じるエステル、
・ エーテル、例えばエトキシル化されたアルコール、エトキシル化されたラノリン、エトキシル化されたポリシロキサン、プロポキシル化されたPOEエーテル、およびアルキルポリグリコシド、例えばラウリルグルコシド、デシルグリコシド、およびココグリコシド。
さらに他の有利な陰イオン性表面活性剤は次の通りである。
・ タウレート、例えばナトリウムラウロイルタウレート、およびナトリウムメチルココイルタウレート、
・ エーテル−カルボン酸、例えばナトリウムラウレト−13カルボキシレート、およびナトリウムPEG−6ココアミドカルボキシレート、ナトリウムPEG−7オリーブ油カルボキシレート、
・ 燐酸エステルおよび塩、例えばDEA−オレト−10フォスフェート、およびジラウレト−4フォスフェート、
・ アルキルスルフォネート、例えばナトリウムココスモノグリセリドサルフェート、ナトリウムC12〜14オレフィンスルフォネート、ナトリウムラウリルスルフォアセテート、およびマグネシウムPEG−3ココアミドサルフェート。
さらに他の有利な両性表面活性剤には次のものがある。
・ N−アルキルアミノ酸、例えばアミノプロピルアルキルグルタメート、アルキルアミノプロピオン酸、ナトリウムアルキルイミド二プロピオンネート、およびラウロ両性カルボキシグリシネート。
さらに他の有利な非イオン性表面活性剤はアルコールである。
本発明の目的に対し他の適した陰イオン性表面活性剤にはさらに次のものがる。
・ アシルグルタメート、例えばジ−TEA−パルミトイルアスパルテートおよびナトリウムカプリリック/カプリックグルタメート、
・ アシルペプチド、例えばパルミトイル加水分解乳蛋白、ナトリウムココイル加水分解大豆蛋白、およびナトリウム−/カリウムココイル加水分解コラーゲン、
並びにカルボン酸およびその誘導体、例えば
・ ラウリン酸、アルミニウムステアレート、マグネシウムアルカノレート、および亜鉛ウンデシレネート
・ エステルカルボン酸、例えばカルシウムステアロイルラクチレート、ラウレト−6シトレート、およびナトリウムPEG−4ラウラミドカルボキシレート、
・ アルキルアリールスルフォネート。
本発明の目的において他の適した陽イオン性表面活性剤にはさらに次のものがある。
・ アルキルアミン、
・ アルキルイミダゾール、および
・ エオキシル化されたアミン。
本発明の目的においてさらに他の適した非イオン性表面活性剤はアミンオキシド、例えばココアミドプロピルアミンオキシドである。
本発明の目的においては、化粧品調合物の中における1種またはそれ以上の洗浄活性をもった表面活性剤の含量がそれぞれ該調合物の全重量に関し、0.1〜25重量%、好ましくは1〜15重量%、極めて好ましくは2〜10重量%の場合に有利である。
本発明に従えば、本発明による調合物はポリソルベートを有利に含んでいることができる。ポリソルベートはソルビタン自身、およびソルビットから2当量の水を分離して得られるフラン誘導体から派生する化合物の種類である。ソルビタンのヒドロキシル基はポリエチレングリコールでエーテル化され、その末端基は脂肪酸でエステル化されることができる。これらは一般に下記の式をもっている。
Figure 2005537289
ここでR=R=R=Hまたは脂肪酸残基である。
本発明の目的において有利なポリソルビタンは例えば次の通りである。
− ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウレート(Tween 20、CAS−番号、9005−64−5)
− ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノラウレート(Tween 21、CAS−番号、9005−64−5)
− ポリオキシエチレン(4)ソルビタンモノステアレート(Tween 61、CAS−番号、9005−67−8)
− ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリステアレート(Tween 65、CAS−番号、9005−71−4)
− ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(Tween 80、CAS−番号、9005−65−6)
− ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエート(Tween 81、CAS−番号、9005−65−5)
− ポリオキシエチレン(20)ソルビタントリオレエート(Tween 85、CAS−番号、9005−70−3)
本発明に従えば、調合物の全量に関し0.1〜5重量%、特に1.5〜2.5重量%の濃度で1種のポリソルベート、またはその2種以上の混合物を使用することが有利である。
本発明による基質は、それが浸漬される洗浄調合物の中に防腐剤を含んでいる。本発明の目的において有利な防腐剤は例えばフォルムアルデヒド分離剤(例えばLonza社からGlydantTMの商品名で購入し得るDMDMヒダントイン)、ヨードプロピルブチルカルバメート(例えばLonza社からGlycacil−L、Glycacil−Sの商品名で購入できるものおよび/またはJan Dekker社のDekaben LMB)、パラベン(即ちp−ヒドロキシ安息香酸アルキルエステル、例えばメチル−、エチル−、プロピル−、および/またはブチルパラベン)、フェノキシエタノール、エタノール、安息香酸および同様物、その他である。通常、本発明においては防腐剤システムはまた防腐助剤、例えばオクトキシグリセリン、グリセリン大豆等を含んでいることがさらに有利である。次に本発明による有利な防腐剤物質の一覧を示す。
Figure 2005537289
さらに化粧品に用いられる防腐剤または防腐助剤、例えばジブロモジシアノブタン(2−ブロモ−2−ブロモメチルグルタロニトリル)、フェノキシエタノール、3−ヨード−2−プロピニルブチルカルバメート、2−ブロモ−2−ニトロ−プロパン−1,3−ジオール、イミダゾリジニル尿素、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−クロロアセトアミド、ベンズアルコニウムクロリド、ベンジルアルコールが有利である。
本発明に従えば、この場合防腐剤として安息香酸および/またはサリチル酸および/またはそれらの誘導体および/またはこれらの化合物の塩を用いると特に有利である。
さらに、1種またはそれ以上の防腐剤がそれぞれ調合物の全重量に関して0.01〜3重量%、好ましくは0.1〜2重量%の濃度で存在する場合が有利である。
本発明の洗浄調合物は、好ましくは1種またはそれ以上の水性相の他に、さらに1種またはそれ以上の油相を含み、例えばW/O−、O/W−、W/O/W−またはO/W/O−型の乳化液の形で存在していることが好ましい。。このような調合物は好ましくはまた微小乳化物(例えばPIT−乳化物)であることができる。
本発明に従えば、本発明の洗浄調合物は上記の物質の他に随時化粧品の中に用いられる添加物、例えば香料、染料、抗生物質、脱脂剤(Rueckfettende Agentie)、錯化剤および分離剤(Sequestierungsagentie)、植物抽出物、ビタミン、作用物質、殺菌剤、紫外線保護フィルター、忌避剤、自己発酵剤、顔料除去剤、着色作用をもった顔料、軟化剤、加湿剤および/または保湿剤、或いは他の化粧品用または皮膚科用組成物の通常の成分、例えば乳化剤、重合体、泡安定剤、電解質、有機溶媒、または珪素誘導体を含んでいることができる。
本発明によれば、本発明による洗浄調合物は水溶液として或いは水性相として水の他に乳化物、或いは他の内包物質、例えばアルコール、ジオール、または低い炭素数のポリオール、並びにそのエーテル、好ましくはエタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、グリセリン、エチレングリコール、エチレングリコールモノエチル−または−モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル、−モノエチル−または−モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル−または−モノエチルエーテル、および同様な生成物、さらに低炭素数のアルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、1,2−プロパンジオール、およびグリセリンを含むことができる。
本発明の目的における加湿剤ないし保湿剤(いわゆる湿潤剤)は例えばグリセリン、乳酸、および/または乳酸塩、特に乳酸ナトリウム、ブチレングリコール、プロピレングリコール、ビオサッカリド・ガム−1、グリシン大豆、エチルヘキシロキシグリセリン、ピロリドンカルボン酸および尿素である。さらに水溶性および/または水に膨潤するおよび/または水でゼリー状になるポリサッカリドの群から選ばれる重合体の湿潤剤を使用することが有利である。例えばヒアルロン酸、キトサン、および/またはChemical Abstracts誌の登録番号が178463−23−5で例えばGesellschaft SOLABIA−S.A.からFuco−gel(R)1000の商品名で入手できるフコースに富んだポリサッカリドが特に有利である。
本発明に従えば、本発明の洗浄調合物にフィルム生成剤(調節剤)を添加すると有利である。
有利な水溶性のまたは分散可能なフィルム生成剤は例えばポリウレタン(例えばGoodrich社のAvalure(R)型)、ジメチコンポリオール共重合体ポリアクリレート(Witco Organo SiliconesグループのSilsoft Surface(R))、PVP/VA(VA=酢酸ビニル)共重合体(BASF社のLuvlscolVA 64粉末)等である。
有利な油溶性のフィルム生成剤は例えばポリビニルピロリドン(PVP)をベースにした重合体
Figure 2005537289
から成る群から選ばれるフィルム生成剤である。ポリビニルピロリドンの共重合体、例えばGAP Chemicals CooperationからAntaron V216およびAntaron V220の商品名で購入できるPVPヘキサデセン共重合体およびPVPエイコセン共重合体、並びにトリコンタイルPVPおよび同様物、その他が有利である。
少なくとも1個の部分的に4級化された窒素原子基をもったフィルム生成剤としては、好ましくはINCI命名法(nternational omenclature osmetic ngredient)に従えば「ポリ4級化物(Polyquarterniumu)」の名前をもったものが適している。これらのものには例えば次のものがある。
Polyquaternium−2: Chemical Abstracts−番号(CAS−番号)、63451−27−4,例えばMirapold(R)A−15
Polyquaternium−5: アクリルアミドとβ−メタクリロキシエチルトリメチルアンモニウムメトサルフェートとからつくられる共重合体、CAS−番号、26006−22−4
Polyquaternium−6: N,N−ジメチル−N−2−プロペニル−2−プロペン−1−アミニウムクロリドの単独重合体、CAS−番号、26062−79−3、例えばMerquat(R)100
Polyquaternium−7: N,N−ジメチル−N−2−プロペニル−2−プロペン−1−アミニウムクロリド、2−プロペンアミドとの重合体、CAS−番号、26590−05−6、例えばMerauat(R)
Polyquaternium−10: ヒドロキシエチルセルロースの4級アンモニウム塩、CAS−番号、53568−66−4、55353−19−0、54351−50−7、68610−92−4、81859−24−7、例えばCelquat(R)SC−230M
Polyquaternium−11: ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチル−メタクリレート共重合体/硫酸ジエチルの反応生成物、CAS−番号、53633−54−8、例えばGafquat(R)755N
Polyquaternium−16: ビニルピロリドン/ビニルイミダゾリニウムメトクロリド共重合体、CAS番号、29297−55−0、例えばLuviquat(R)HM 552
Polyquaternium−17: CAS−番号、90624−75−2、例えばMirapol(R)AD−1
Polyquaternium−19: 4級化された水溶性のポリビニルアルコール
Polyquaternium−20: 水に分散させ得る4級化されたポリビニルオクタデシルエーテル
Polyquaternium−21: ポリシロキサン−ポリジメチル−ジメチルアンモニウムアセテート共重合体、例えばAbil(R)B 9905
Polyquaternium−22: ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸共重合体、CAS−番号、53694−7−0、例えばMerquat(R)280
Polyquaternium−24: ヒドロキシエチルセルロースの4級アンモニウム塩の重合体、ラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドとの反応生成物、CAS−番号、107987−23−5、例えばQuatrisoft(R)LM−200
Polyquaternium−28: ビニルピロリドン/メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリド共重合体、例えばGafquat(R)HS−100
Polyquaternium−29: 例えばLexquat(R)CH
Polyquaternium−31: CAS−番号、136505−02−7、例えばHypan(R)QT 100
Polyquaternium−32: N,N,N−トリメチル−2−[(2−メチル−1−オキソ−2−プロペニル)オキシド]−エタンアミニウムクロリド、2−プロパンアミドとの重合体、CAS−番号、35429−19−7
Polyquaternium−37: CAS−番号、26161−33−1
Polyquaternium−44: ビニルピロリドンと4級化されたイミダゾリンとから成る4級アンモニウム塩の共重合体、例えばLuviquat Care(R)
重合体のPolyquaternium−10、Polyquaternium−22およびPolyquaternium−44が好適で有利であることが示された。
本発明による特に好適なフィルム生成剤はPolyquaternium−10(Amerchol社のUcare Polymer JR−125(R)、Ucare Polymer JR−400(R))である。
他の有利なフィルム生成剤は4級化されたグアーゴム誘導体、例えばグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド(Rhodia社のJaguar Excel(R)、Jaguar C 162(R))、および/またはセルロース誘導体である。
本発明による洗浄調合物の油相は極性をもった油から成る群、例えばレシチンおよび脂肪酸トリグリセリド、即ち飽和および/または不飽和の分岐したおよび/または分岐しない炭素数8〜24、特に12〜18の鎖長をもつアルカンカルボン酸のトリグリセリドから成る群から選ばれることが有利である。例えば脂肪酸のトリグリセリドは合成品、半合成品および天然産の油、例えばココグリセリド、オリーブ油、ヒマワリ油、大豆油、落花生油、菜種油、アーモンド油、パーム油、ココヤシ油、ひまし油、麦芽油、葡萄果実油、アザミ油、待宵草油、マカダミア果実油および同様物、その他から有利に選ぶことができる。
本発明の目的におけるさらに他の有利な極性をもった油成分は、炭素数3〜30の鎖長をもつ飽和および/または不飽和の分岐したおよび/または分岐しないアルカンカルボン酸と、炭素数3〜30の鎖長をもつ飽和および/または不飽和の分岐したおよび/または分岐しないアルコールとのエステルから成る群、並びに芳香族カルボン酸と炭素数3〜30の鎖長をもつ飽和および/または不飽和の分岐したおよび/または分岐しないアルコールとのエステルから成る群から選ぶことができる。この場合このようなエステル油はオクチルパルミテート、オクチルココエート、オクチルイソステアレート、オクチルドデセイルミリステート、オクチルドデカノール、セテアリルイソノナノエート、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、イソプロピルステアレート、イソプロピルオレエート、n−ブチルステアレート、n−ヘキシルラウレート、n−デシルオレエート、イソオクチルステアレート、イソノニルステアレート、イソノニルイソノナノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、2−エチルヘキシルラウレート、2−ヘキシルデシルステアレート、2−オクチルドデシルパルミテート、ステアリルヘプタノエート、オレイルオレエート、オレイルエルケート、エルシルオレエート、エルシルエルケート、トリデシルステアレート、トリデシルトリメリテート、並びにこれらのエステルの合成品、半合成品、および天然産の混合物、例えばホホバ油から成る群から有利に選ぶことができる。
さらにこれらの油相は、ジアルキルエーテルおよびジアルキルカーボネートから成る群から有利に選ばれ、例えばジカプリリルエーテル(Cetiol OE)および/またはジカプリリルカーボネート、例えばCognis社からCetiol CCの商品名で市販されているものが有利である。
また1種またはそれ以上の油相成分がイソエイコサン、ネオペンチルグリコールジヘプタノエート、プロピレングリコールジカプリレート/ジカプレート、カプリリック/カプリック/ジグリセリルスクシネート、ブチレングリコールジカプリレート/ジカプレート、ココグリセリド(例えばHenkel社のMyritol(R)331)、C12〜13−アルキルラクテート、ジ−C12〜13−アルキルタルタレート、トリイソステアリン、ジペンタエリスリトリチルヘキサカプリレート/ヘキサカプレート、プロピレングリコールモノイソステアレート、トリカプリリン、ジメチルイソソルビドの群から成っていることも好適である。本発明による調合物の油相が安息香酸C12〜15アルキルを或る量で含んでいるか、或いは完全にこれから成っていることが特に有利である。
有利な油相成分はさらに例えばサリチル酸ブチルオクチル(例えばCP Hall社から商品名Hallbrite BHBで市販されているもの)、安息香酸ヘキサデシルおよび安息香酸ブチルオクチルおよびこれらの混合物(Hallstar AB)、および/またはジエチルヘキシルナフタレート(Haarmann & Reimer社のCorapan(R)TQ)である。
また本発明に従えば油相成分として液状パラフィンも有利に使用することができる。
本発明による基質の本発明に従った有利な実施形態は、洗浄調合物が皮膚の手入れ用の油および/または乳化物を含んでいることを特徴としている。この場合本発明によれば該洗浄調合物が皮膚の手入れ用の油および/または乳化物を0.5重量%より少ない濃度で含んでいる場合が有利である。
また本発明に従えば、化粧品調合物を40℃または40℃よりも高い温度で基質の上に被覆し、次いで冷却することを特徴とする基質の製造法が提供される。本発明に従えばこの場合、基質の上に塗布された調合物を室温に冷却することが好適であり、15〜25℃の温度が特に好適である。
加温した調合物を冷却することにより、基質の上および/または中に脂肪酸塩が分離(または析出)する。本発明による調合物の他の成分はこの分離された脂肪酸の中に閉じ込められるか、および/またはそれに付着して基質の上に固定される。従ってまた本発明によれば、加温した化粧品調合物の中の脂肪酸塩を溶解し、基質の上で被覆し、次いで冷却することにより基質の上に分離させることを特徴とする化粧品調合物を含浸させおよび/または固定する方法が提供される。
本発明によれば、本発明による調合物は下記の方法によって有利に製造することができる。
(a)擦り付けによる被覆
擦り付け装置(擦り付け用の角材、反対方向に移動する回転システム等)を連続的に含浸溶液の中に導く。接触させることにより含浸溶液を移動している基質の上に移す。
(b)噴霧による被覆
液状の含浸溶液を移動する基質の上に噴霧する。
(c)浸漬による被覆
液状の含浸溶液を満たした浴の中に浸漬する材料を通すか、繊維布のロール全体を含浸溶液の中に浸漬する。
また本発明によれば、含浸した基質を冷却した後に乾燥することを特徴とする本発明の基質の製造法が提供される。
また本発明は身体および顔の洗浄および手入れに対する本発明による基質の使用に関する。
また本発明は皮膚の洗浄および手入れに対する本発明による基質の使用に関する。
また本発明は装飾用の化粧品からの顔の皮膚の洗浄(いわゆる「化粧落し」)および不潔な皮膚の洗浄に対する本発明による基質の使用に関する。
特に本発明は皮膚の付属構造部分、特に毛髪および爪の洗浄および手入れに対する本発明による基質の使用に関する。
また本発明は穏やかに泡立つ洗浄器としての本発明による繊維布の使用に関する。
下記実施例により本発明を例示するが、これらの実施例は本発明を限定するものではない。これらの実施例において特記しない限りすべての量、割合および%は重量によるものであり、全体の量は調合物の全量に関する値である。

含浸溶液の例
Figure 2005537289

Claims (10)

  1. 1種またはそれ以上の脂肪酸塩を含む化粧品調合物で含浸されていることを特徴とする基質。
  2. 該基質はフリースから成る繊維布であることを特徴とする請求項1記載の基質。
  3. 該1種またはそれ以上の脂肪酸の塩は1分子当たり8〜20個の炭素原子を含んで成る脂肪酸から成る群から選ばれることを特徴とする請求項1または2記載の基質。
  4. 該1種またはそれ以上の脂肪酸の塩はカリウムラウレート、カリウムミリステート、カリウムパルミテート、カリウムステアレート、カリウムオレエートから成る群から選ばれることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載された基質。
  5. 該化粧品調合物は基質に被覆する時点において該1種またはそれ以上の脂肪酸塩を該調合物の全量に関し0.1〜20重量%の濃度で含んでいることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載された基質。
  6. 該化粧品調合物は1種またはそれ以上の表面活性剤を含んでいることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載された基質。
  7. 脂肪酸塩を加温された化粧品調合物の中に溶解し、基質の上に被覆し、次いで冷却して基質の上に分離させることを特徴とする基質の上に化粧品調合物を含浸しおよび/または固定する方法。
  8. 40℃または40℃以上の温度で化粧品調合物を基質の上に被覆し、次いで冷却することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載された基質を製造する方法。
  9. 含浸した基質を冷却した後乾燥することを特徴とする請求項8記載の基質の製造法。
  10. 身体および顔の洗浄および手入れに対する上記請求項のいずれか一つに記載された基質の使用。
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