JP2005537149A5 - - Google Patents

Claims (23)

1. 硬化した石膏芯と、前記芯に接着される少なくとも一つのフェーサシートと、を有する石膏板を製造するための方法において、前記方法は、
   フェーサシートを提供する工程と、
   接着を促進するのに効果的な量のポリビニルアルコールを含有する第一の焼き石膏の水性スラリーを前記フェーサシートの第一の側に適用する工程と、
   ポリビニルアルコールを実質的に含んでいない第二の焼き石膏の水性スラリーを前記フェーサシートに適用して、前記芯の主要部を形成する工程と、
   前記第二の焼き石膏の水性スラリーを成形して、湿った板を形成する工程と、
   前記湿った板を乾燥し、前記硬化した石膏芯に接着される少なくとも一つのフェーサシートを有する石膏板を形成する工程と、
   からなる方法。
2. 前記硬化した石膏芯は、澱粉を実質的に含んでいない請求項１に記載の方法。
3. 前記フェーサシートは紙製フェーサシートである請求項１に記載の方法。
4. 前記フェーサシートは繊維状マットである請求項１に記載の方法。
5. 前記ポリビニルアルコールは、乾燥基本重量に対して約０．０５重量％から約０．４重量％の量にて前記第一の水性スラリーに存在している請求項１に記載の方法。
6. 硬化した石膏芯と、前記芯に接着される二つのフェーサシートと、を有する石膏板を製造するための方法において、前記方法は、
   第一のフェーサシートを提供する工程と、
   接着を促進するのに効果的な量のポリビニルアルコールを含有する第一の焼き石膏の水性スラリーを前記第一のフェーサシートの第一の側に適用する工程と、
   第二のフェーサシートを提供する工程と、
   接着を促進するのに効果的な量のポリビニルアルコールを含有する第二の焼き石膏の水性スラリーを前記第二のフェーサシートの第一の側に適用する工程と、
   ポリビニルアルコールを実質的に含んでいない第三の焼き石膏の水性スラリーを前記第一のフェーサシート又は前記第二のフェーサシートに適用して、前記芯の主要部を形成する工程と、
   前記第三の焼き石膏の水性スラリーを成形して、前記第三の焼き石膏の水性スラリーを間に挟んだ状態にて前記第一及び第二のフェーサシートを結合して、湿った板を形成する工程と、
   前記湿った板を乾燥し、前記硬化した石膏芯に接着される二つのフェーサシートを有する石膏板を形成する工程と、
   からなる方法。
7. 前記第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートの各々は、紙製フェーサシートである請求項６に記載の方法。
8. 前記第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートの一方は紙製フェーサシートであり、他方は繊維状マットである請求項６に記載の方法。
9. 前記第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートの各々は、繊維状マットである請求項６に記載の方法。
10. 前記ポリビニルアルコールは、乾燥基本重量に対して約０．０５重量％から約０．４重量％の量にて、前記第一及び第二の水性スラリーの各々に存在している請求項６に記載の方法。
11. 接着を促進するのに効果的な量のポリビニルアルコールを含有する硬化した石膏芯と、前記硬化した石膏芯に接着される少なくとも一つのフェーサシートと、からなる石膏板において、前記ポリビニルアルコールは、硬化した石膏芯の、前記少なくとも一つのフェーサシートに隣接する少なくとも一つの領域にて濃縮され、かつ前記少なくとも一つの領域を除く前記硬化した石膏芯はポリビニルアルコールを実質的に含んでいない石膏板。
12. 第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートを有し、かつ前記第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートの各々が紙製フェーサシートである請求項１１に記載の石膏板。
13. 第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートを有し、かつ前記第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートのうちの一方が紙製フェーサシートであり、他方が繊維状マットである請求項１１に記載の石膏板。
14. 第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートを有し、かつ前記第一のフェーサシート及び第二のフェーサシートの各々が繊維状マットである請求項１１に記載の石膏板。
15. 前記ポリビニルアルコールは、乾燥基本重量に対して約０．００２乃至約０．０４重量％の平均濃度にて、前記硬化した石膏芯中に存在している請求項１１に記載の石膏板。
16. 前記硬化した石膏芯は澱粉を実質的に含んでいない請求項１１に記載の石膏板。
17. 前記少なくとも一つのポリビニルアルコール含有領域は、前記石膏芯全体の約３乃至１１重量％からなる請求項１１に記載の石膏板。
18. 接着を促進するのに効果的な量のポリビニルアルコールを含有する硬化した石膏芯と、前記石膏芯に接着される少なくとも一つの紙製フェーサシートとからなる石膏板において、前記石膏芯は澱粉を実質的に含んでいない石膏板。
19. 前記ポリビニルアルコールは、前記硬化した石膏芯の、前記少なくとも一つの紙製フェーサシートに隣接する少なくとも一つの領域にて濃縮され、かつ前記ポリビニルアルコールは、乾燥基本重量に対して約０．００２乃至約０．０４重量％の平均濃度にて、前記硬化した石膏芯中に存在している請求項１８に記載の石膏板。
20. 前記少なくとも一つの領域を除く硬化した石膏芯は、ポリビニルアルコールを実質的に含んでいない請求項１９に記載の石膏板。
21. 前記ポリビニルアルコールは、乾燥基本重量に対して約０．０５乃至約０．８重量％の濃度にて前記硬化した石膏芯のほぼ全体に存在している請求項１８に記載の石膏板。
22. 前記ポリビニルアルコールの濃度は、乾燥基本重量に対して約０．１乃至約０．６重量％である請求項２１に記載の石膏板。
23. 前記少なくとも一つのポリビニルアルコール含有領域は、前記石膏芯全体の約３乃至１１重量％からなる請求項１８に記載の石膏板。