JP2005536652A - 向上した通気性を持つエラストマー性手袋 - Google Patents

向上した通気性を持つエラストマー性手袋 Download PDF

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Abstract

異なる水蒸気透過率の領域を含むエラストマー性手袋が提供される。手袋は、少なくとも1つの液体及び蒸気不透過性領域、すなわち「湿分不透過性」領域を含む。このような湿分不透過性領域は一般的に、約1500g/m2/24時より小さいWVTRを持つ。更に、手袋は少なくとも1つの液体不透過性ではあるが蒸気透過性領域、すなわち「通気性」領域も含む。このような通気性領域は、一般的に、少なくとも、約250g/m2/24時である。結果として、手袋は、使用中に手との接触から液体及び湿分を十分に阻止することができ、そうでなければ使用中の皮膚に蓄積されるであろう水蒸気を手袋から逃がし、これにより長時間の使用の間、使用者の手の心地よさを向上させる。

Description

外科用及び実験用手袋のようなエラストマー性手袋は、良好な弾性及び強度の組み合わせを達成するために、天然及び/又は合成エラストマーから日常的に形成される。使用中には、手袋は、使用者の手を保護するために、比較的液体に不透過性のままであることが一般的に望ましい。例えば、液体不透過性手袋は、手術及び他の医療的手順の間にしばしば遭遇する血液及び他の液体から、医療スタッフを保護するものである。不幸なことに、使用者の手を保護する手袋と同じ特徴、すなわち液体不透過性は、多数の問題を引き起こすものである。特に、ある程度の時間の後に手袋の下の肌の表面上に、水蒸気が蓄積されることがある。この蓄積は、特に手袋を長い間着用すると、刺激、発疹、かゆみ、及びその様なものを引き起こすことがある。
このように、望ましい液体不透過性を付与するだけでなく、使用中の水蒸気の蓄積を減少するエラストマー性手袋の必要性が現在存在している。
米国特許第3,849,241号公報 米国特許第4,340,563号公報 米国特許第3,692,618号公報 米国特許第3,802,817号公報 米国特許第3,338,992号公報 米国特許第3,341,394号公報 米国特許第3,502,763号公報 米国特許第3,502,538号公報 米国特許第3,542,615号公報 米国特許第5,382,400号公報 米国特許第6,306,514号公報 米国特許第5,112,900号公報 米国特許第5,407,715号公報 米国特許第5,900,452号公報 米国特許第6,288,159号公報 米国特許第5,843,057号公報 米国特許第5,855,999号公報 米国特許第6,002,064号公報 米国特許第6,037,281号公報 米国特許第6,045,900号公報 米国特許第6,075,179号公報 WO99/12734公報 米国特許第4,888,829号公報 米国特許第5,650,225号公報 米国特許第5,792,531号公報 米国特許第5,742,943号公報
本発明の1つの実施形態によると、基体本体を含むエラストマー性手袋が記載されている。基体本体は、少なくとも1つの通気性領域及び少なくとも1つの湿分不透過性領域を定める。湿分不透過性領域は、エラストマー性材料を含む。基体本体は、手のひら側、手の甲側、及び指領域を形成することができる。このような場合、幾つかの実施形態において、通気性領域は少なくとも手の甲側の部分を構成し、一方湿分不透過性領域は少なくとも指領域、手のひら側の部分、又はこれらの組み合わせを構成することができる。
通気性領域は、湿分不透過性領域の水蒸気透過率より少なくとも約15%大きい水蒸気透過率を持つ。幾つかの実施形態において、通気性領域は、湿分不透過性領域の水蒸気透過率より少なくとも約50%大きい水蒸気透過率を持つ。更に幾つかの実施形態において、通気性領域は、湿分不透過性領域の水蒸気透過率より少なくとも約100%大きい水蒸気透過率を持つ。例えば通気性領域は、約250グラム/平方メートル/24時より大きい湿気透過率を持つことができる。幾つかの実施形態において、通気性領域は、約1000グラム/平方メートル/24時より大きい湿気透過率を持つものとすることができる。更に幾つかの実施形態において、通気性領域は、約3000グラム/平方メートル/24時より大きい湿気透過率を持つものとすることができる。幾つかの実施形態において、通気性領域は、約5000グラム/平方メートル/24時より大きい湿気透過率を持つものとすることができる。加えて、湿分不透過性領域は、約500グラム/平方メートル/24時より小さい水蒸気透過率を持つものとすることができる。更に幾つかの実施形態において、湿分不透過性領域は、約250グラム/平方メートル/24時より小さい水蒸気透過率を持つものとすることができる。
本発明に望まれる水蒸気透過率の差は、種々異なる違った方法で付与することができる。例えば幾つかの実施形態において、通気性領域は、湿分不透過性領域を形成する材料と異なる、少なくとも1つの材料を含む。例えば、通気性領域は通気性フィルムを含むことができる。他の実施形態において、通気性領域は、湿分不透過性領域と同じ材料から形成されることができる。このような1つの実施形態において、通気性領域及び湿分不透過性領域はポリウレタンを含む。幾つかの実施形態において、湿分不透過性領域及び通気性領域が同一の材料から形成されるところでは、通気性領域の厚さは、湿分不透過性領域の厚さより少なくとも約25%小さい。更に幾つかの実施形態において、通気性領域の厚さは、湿分不透過性領域の厚さより約50%から約95%小さい。
本発明の他の特徴及び態様を、以下に詳細に述べる。
その最良の形態を含む、本発明の十分で実施可能な開示は、当業者向けのものとして明細書に、添付図面を参照して特定的に記載されている。
本明細書及び図面に繰り返し使用される参照番号は、同様の又は類似した特徴又は発明の要素を表わすものである。
(定義)
ここで用いられる「水蒸気透過率」(WVTR)という用語は概して、24時間で平方メートル当たりのグラム単位(g/m2/24時)で計測された場合の、水蒸気が材料を通して透過する割合を意味する。材料のWVTRを求めるために使用される試験は、材料の性質に基づき種々異ならせることができる。例えば幾つかの実施形態において、WVTRは一般的に、ASTM Standard E−96E−80によって求めることができる。この試験は、約3,000g/m2/24時までのWVTRを持つと考えられる材料に特によく適するものである。WVTRを計測するための別の技術は、PERMATRAN−W100K水蒸気透過分析システムの使用を含み、これはミネソタ州ミネアポリスにあるModern Controls,Inc.より商業的に入手可能である。このシステムは、約3,000g/m2/24時より大きいWVTRを持つと考えられる材料に特定的によく適することができる。しかしながら当業者によく知られているように、WVTRの計測に他のシステム及び技術も、本発明に利用されることができることが理解されるべきである。
ここで用いられる「湿分不透過性」という用語は、それを通して水のような液体を容易に通過させない材料を意味する。材料の「湿分不透過性」は、水蒸気透過率(WVTR)を使用して計測することができ、高い値は湿分不透過性が小さい材料であることを表し、低い値は湿分不透過性が大きい材料であることを表す。幾つかの実施形態において、湿分不透過性材料は、約1500グラム/平方メートル/24時(g/m2/24時)より小さいWVTRを持つ。このWVTRは、約1000g/m2/24時より小さいものとすることができる。このWVTRは更に、約500g/m2/24時より小さいものとすることができる。幾つかの実施形態において、WVTRは、約250g/m2/24時より小さいものとすることができる。
ここで用いられる「通気性」という用語は、水蒸気及びガスに透過性があるが液体水には不透過性であることを意味する。例えば、「通気性バリア」及び「通気性フィルム」は、それを通して水蒸気を通過させるものではあるが、実質的に液体水に不透過性である。材料の「通気性」は、水蒸気透過率(WVTR)を使用して計測することができ、高い値は通気性が高い材料であることを表し、低い値は通気性が低い材料であることを表す。通気性材料は概して、約250グラム/平方メートル/24時(g/m2/24時)より大きいWVTRを持つ。幾つかの実施形態において、WVTRは、約1000g/m2/24時より大きいものとすることができる。更に幾つかの実施形態において、WVTRは、約3000g/m2/24時より大きいものとすることができる。幾つかの実施形態において、WVTRは、約5000g/m2/24時より大きいWVTRを持つことができる。
ここで用いられる「不織布」又は「不織ウエブ」という用語は、個々の繊維又は糸が互いに組み合わされているが、編布のように識別可能な形ではない構造を持つウエブを意味する。不織布又はウエブの幾つかの例として、これらに限られるものではないが、メルトブローンウエブ、スパンボンドウエブ、空気堆積ウエブ、ボンデッドカーデッドウエブなどを含む。
ここで用いられる「メルトブローンウエブ」という用語は、複数の微細な、通常は円形のダイ毛管を通して、溶融状態熱可塑性材料を集束する高速ガス(例えば空気)に溶融状態の繊維として押し出し、この高速ガスが溶融熱可塑性状態の繊維を細くして、その直径を、多分ミクロ繊維の直径にまで減少させることにより形成された繊維を意味する。その後、メルトブローン繊維は高速ガス流により運ばれて、集積表面に堆積され、ランダムに散布されたメルトブローン繊維のウエブを形成する。この方法は、例えば、Butin他の米国特許第3,849,241号に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。一般的に、メルトブローン繊維は、連続した又は連続しないミクロ繊維とすることができ、概して直径は10ミクロンより小さく、集積表面に堆積される時粘着性がある。
ここで用いられる「スパンボンドウエブ」という用語は、押し出される繊維の直径を持つ、複数の微細な、通常は円形の紡糸口金の毛管からフィラメントとして溶融熱可塑性材料を押し出し、次いで、例えば引き抜き及び/又はその他の周知のスパンボンド機構によって急激に大きさを減少させることにより形成される、小直径の実質的に連続した繊維を含む不織ウエブを意味する。スパンボンド不織ウエブの製造は、例えば、Appel他の米国特許第4,340,563号、Dorschner他の米国特許第3,692,618号、Matsuki他の米国特許第3,802,817号、Kinney他の米国特許第3,338,992号、Kinney他の米国特許第3,341,394号、Hartman他の米国特許第3,502,763号、Levy他の米国特許第3,502,538号、Dobo他の米国特許第3,542,615号、Pike他の米国特許第5,382,400号に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。スパンボンド繊維は概して、集積表面に堆積される時粘着性はない。スパンボンド繊維は、約40ミクロンより小さい直径を持つことがあり、更に約5から約20ミクロンの間の直径とする。
以下に、本発明の様々な実施形態について詳細に言及し、1つ又はそれより多い実施例が以下に述べられる。各々の例は説明のために与えられるもので、本発明を限定するものではない。事実、様々な修正及び変更を、本発明の範囲又は意図から外れることなく本発明に対して行うことができることは、当業者にとって明らかであろう。例えば、1つの実施形態の部分として述べられている特徴は、別の実施形態において利用し、更に別の実施形態とすることができる。このように本発明は、このような修正及び変更を含むものである。
概して本発明は、水蒸気透過率の異なる領域を含むエラストマー性手袋に向けられている。例えば、本発明の手袋は、少なくとも1つの液体及び蒸気不透過性領域、すなわち「湿分不透過性」領域、及び少なくとも1つの液体不透過性ではあるが蒸気透過性領域、すなわち「通気性領域」を含む。一般的に言えば、少なくとも通気性領域は、湿分不透過性領域のWVTRより約15%大きいWVTRを持つ。幾つかの実施形態において、通気性領域の少なくとも1つは、湿分不透過性領域のWVTRより少なくとも約50%大きいWVTRを持つ。更に幾つかの実施形態において、通気性領域の少なくとも1つは、湿分不透過性領域のWVTRより少なくとも約100%大きいWVTRを持つ。1つ又はそれより多い湿分不透過性領域を含むことにより、本発明の手袋は、使用中に手袋の外側の液体及び湿分が手に接触することを十分に妨げることができる。この不透過性は、医療用、外科用、更にクリーン室環境のような多数の用途において、手袋の使用を促進することができる。更に1つ又はそれより多い通気性領域の使用は、そうでなければ使用者の肌に接して蓄積されるかもしれない肌から誘導された水蒸気を、手袋から発散させ、これにより長時間の使用の間、使用者の心地よさを高めることになる。
例えば、図1−2を参照すると、エラストマー性手袋20の1つの実施形態が、使用者22の手に置かれた状態で描かれている。手袋20は、指領域21及び湿分不透過性領域25を定める手のひら側(示されていない)を持つ基体本体24を含む。更に又、基体本体24は、1つ又はそれより多い、湿分透過性ではあるが液体不透過性領域、すなわち「通気性」領域29を定める手の甲側27を持つ。しかしながら、手袋20は概して、どんな数の湿分不透過性領域25及び通気性領域29も含むことができることが理解されるべきである。更に領域25及び29は、手袋20のどの位置にでも位置させることができることも理解されるべきである。
湿分不透過性領域25及び通気性領域29の大きさ及び形状は、一般的に、所望通りに種々異ならせることができる。通気性領域29は、手袋20の実質的部分を構成するか又は、手袋が予め定められた部分の少なくとも1つの通気性領域29を含むならば、手袋20の小さい領域だけを構成することができる。例えば幾つかの実施形態において、通気性領域29の総面積は、約1から約15平方インチ(in2)とする。更に幾つかの実施形態において、通気性領域29の総面積は、約2から約10in2とする。上述したように、通気性領域29の形状も又、種々異ならせることができる。通気性領域29に適した形状に、円、四角、長方形、楕円、三角形、及び様々な他の規則的な又は不規則な形状などがある。多数の通気性領域29を利用する時、領域29は、連続した及び/又は連続していないものとすることができることも理解されるべきである。例えば1つの実施形態において、通気性領域29は、連続しない方法で手袋20の手の甲側27全体に位置されて、多数の部分を構成することができる。
一般的に言うと、手袋の湿分不透過性領域25は、当業者に知られている様々な天然及び/又は合成エラストマー性材料のどれからも形成することができる。例えば、適当なエラストマー性材料の幾つかの例は、これらに限られるものではないが、S−EB−S(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン)ブロックコポリマー、S−I−S(スチレン−イソプレン−スチレン)ブロックコポリマー、S−B−S(スチレン−ブタジエン−スチレン)ブロックコポリマー、S−I(スチレン−イソプレン)ブロックコポリマー、S−B(スチレン−ブタジエン)ブロックコポリマー、天然ゴムラテックス、ニトリルゴム(例えば、アクリロニトリロブタジエン)、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリビニル塩化物、シリコンゴム、ポリウレタン、及びこれらの混合物を含む。湿分不透過性領域を形成するために使用することができる他の適したエラストマー性材料は、Weikel他の米国特許第6,306,524号に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。
例えば、1つの実施形態において、1つ又はそれより多いエラストマー性ブロックコポリマーが利用される。これらの溶液を形成するためのS−EB−Sブロックコポリマー及び方法は、Buddenhagen他の米国特許第5,112,900号、Buddenhagen他の米国特許第5,407,715号、Plamthottam他の米国特許第5,900,452号、Plamthottam他の米国特許第6,288,159号に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。S−EB−Sブロックコポリマーの商業的に入手可能な幾つかの例は、これらに限られるものではないが、Kraton(登録商標)G1650、Kraton(登録商標)G1651、及びKraton(登録商標)G1652があり、これらはテキサス州、ヒューストンのKraton Polymersから入手可能である。Kraton(登録商標)1650は、スチレン/中央ブロック比28/72で、77°Fのトルエン溶液(20重量%濃度)で1500センチポアズのBrookfield Viscosityを持つS−EB−Sブロックコポリマーである。Kraton(登録商標)1651は、スチレン/中央ブロック比33/67で、77°Fのトルエン溶液(20重量%濃度)で2000センチポアズのBrookfield Viscosityを持つS−EB−Sブロックコポリマーである。Kraton(登録商標)1652は、スチレン/中央ブロック比29/71で、77°Fのトルエン溶液(20重量%濃度)で550センチポアズのBrollkfield Viscosityを持つS−EB−Sブロックコポリマーである。
エラストマー性手袋20の通気性領域29は、湿分不透過性領域25と同一か又は異なる材料から形成することができる。例えば1つの実施形態において、通気性領域29は、湿分不透過性領域25内に含まれない少なくとも1つの材料を含む。通気性領域29は、湿分不透過性領域25と重ねて、そこに密封シールすることができる。結果として、手袋全体は、液体にほぼ不透過のままとなる。湿分不透過性領域25に通気性領域29を密封シール接合するために、種々異なるよく知られた技術を利用することができる。例えば、通気性領域29は、接着剤、熱接着、超音波接着、浸漬被膜、部分被膜、及び同様のものを使用して、湿分不透過性領域25にシール接合することができる。例えば図1−2に示されるように、通気性領域29は、接合位置26で湿分不透過性領域25とシール接合される。
湿分不透過性領域25と異なる材料から形成される時、通気性領域29は概して、望ましい湿分透過性及び液体不透過性を形成するために可能な、どんな材料も含むことができる。例えば、通気性領域29は、フィルム、不織ウエブ、フィルム形成材料に被膜された不織(例えば、メルトブローンウエブ又はスパンボンド及びメルトブローンウエブを含む積層体上に被膜された乳濁液)、これらの組み合わせ、及び同様のものから形成することができる。例えば、フィルムは通気性を付与するためにマイクロ孔を持つようない構成することができる。マイクロ孔は、フィルムを通る曲がりくねった通路としばしば呼ばれるものを形成する。フィルムの1つの側に接触する液体は、フィルムを通して直接的な通路を持つことはない。代わりに、フィルムのマイクロ孔チャネルのネットワークが液体の通過を妨げるが、ガス及び水蒸気は通過させる。使用されることができる別の型のフィルムは、無孔の連続したフィルムで、その分子構造及び厚さのために、蒸気透過性バリアを形成することができる。この型に該当する様々なポリマー性フィルムには、十分な量のポリ(ビニルアルコール)、ポリビニルアセテート、エチレンビニルアルコール、ポリウレタン、エチレンメチルアクリレート、エチレンメチルアクリル酸、及び通気性にさせる親水性成分を含む他のフィルムから形成されるフィルムが含まれる。このようなポリマーから形成されたフィルムは、フィルムのある表面から別の表面へ、これらの分子を移動させるような十分なレベルの水溶性を持っていることが知られている。従って、これらのフィルムは、液体不透過性にするために、十分に連続性、すなわち無孔ではあるが、依然として蒸気透過性とすることができる。これらのフィルムは、単層又は多層とすることができ、更に押し出し、溶媒成形法、及び他の知られた技術により形成することができる。形成後においても又、望ましい厚さ寸法を得るために延伸することができる。
幾つかの実施形態において、通気性領域29は、炭酸カルシウムのようなフィラーを含むポリマーフィルムから形成することができる。ここで用いられる「フィラー」は、一般的に、フィルムポリマー押し出し混合物に付加することができ、更に押し出されたフィルムと化学的に干渉しないで、フィルムを通して均一に分散することができる粒子及び材料の他の形状を意味する。一般的にフィラーは、粒状であり、約0.1から約7ミクロンの範囲の平均粒子サイズで、球形又は非球形状である。有機物フィラー及び無機物フィラーのどちらも本発明の範囲内にあると考えられる。適したフィラーの例として、これらに限られるものではないが、炭酸カルシウム、様々な種類の粘土、シリカ、礬土、炭酸バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、タルク、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、二酸化チタン、沸石、セルロース型の粉末剤、カオリン、雲母、カーボン、二酸化カルシウム、二酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、パルプ粉末剤、木質粉末剤、セルロース派生物、チタン及びチタン派生物がある。例えば、ステアリン酸のような適当な被膜も又、望まれるならばフィラー粒子に付与することができる。
これらのフィルムは、延伸時にポリマーが炭酸カルシウムから分離するに伴ってマイクロ孔通路を形成するので、充填材入りフィルムを延伸することにより通気性とさせることができる。例えば、1つの実施形態において、通気性領域29は、少なくとも2つの基本的成分、すなわちポリオレフィンポリマー及びフィラーを含む、延伸肉薄化されたフィルムを含む。これらの成分は、混合され、加熱され、更に次いでフィルム製造技術においてよく知られている様々なフィルム製造工程のいずれかを使用して、フィルム層へと押し出される。これらのフィルム形成工程は、例えば、成形されエンボスされた、冷却及び平坦キャスト、及びブローンフィルム工程を含む。
一般的に、乾燥時重量において、フィルムの総重量を基本とすると、延伸肉薄化されたフィルムは約30重量%から約90重量%のポリオレフィンポリマーを含む。幾つかの実施形態において、延伸肉薄化されたフィルムは約30重量%から約90重量%の充填材を含む。これらのフィルムの例として、McCormack他の米国特許第5,843,057号、McCormack他の米国特許第5,855,999号、Kobylivker他の米国特許第6,002,064号、Mathis他の米国特許第6,037,281号に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。1つの実施形態において、ポリオレフィンポリマーは、線状で低密度のポリエチレン(LLDPE)又はポリプロピレンのような、優先的に線状のポリオレフィンポリマーとすることができる。「線状で低密度のポリエチレン」という用語は、C3−C12及びその組み合わせのような、エチレンおよび高アルファオレフィンコモノマーのポリマーを意味し、190℃で10分間当たり約0.5から約10グラムのMelt Index(ASTM D−1238で計測される)を持つ。更に、「優先的に線状」という用語は、主要なポリマー鎖が、1000エチレンユニット当たりに約5より少ない長鎖分枝を持つ線状であることを意味する。例えば、長鎖分枝は、C12より大きい炭素鎖を含む。非弾性である優先的な線状ポリオレフィンポリマーにとって、コモノマー含有による短鎖分枝(C3−C12)は典型的に、1000エチレンユニット当たり約20より小さい短鎖及び約20又はそれより多いエラストマー性ポリマーを持つ。優先的に線状のポリオレフィンポリマーの例として、これらに制限されるものではないが、以下のようなモノマーから形成されるポリマーを含む:エチレン、プロピレン、1−ブチレン、4−メチル−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクチレン、及び前述のコポリマー及びターポリマーと同様に高オレフィンを含む。付加的に、ブチレン、4−メチル−ペンテン、へキセン、ヘプテン、オクチレン、デセン、などを含むエチレン及び他のオレフィンのコポリマーも又、優先的に線状のポリオレフィンポリマーである。
ここで述べられる延伸肉薄化されたフィルムは、フィルム形成によく知られている従来のどんな方法を使用しても形成することができる。例えば、ポリオレフィンポリマー及びフィラーは、最初に望ましい割合で混合され、熱の付与で混合され、次いでフィルムに押し出される。より均一な通気性を提供するために、フィルムの水蒸気透過率を考慮して、フィラーは押し出された混合物全体に、結果的にフィルム全体に均一に分配されることができる。フィルムは単軸方向又は二軸方向に延伸される。フィルムは例えば、最初の長さの約1.1倍から約7.0倍に単軸方向に延伸することができる。幾つかの実施形態において、フィルムは最初の長さの約1.5倍から約6.0倍に延伸することができる。更に幾つかの実施形態において、フィルムは最初の長さの約2.5倍から約5.0倍に延伸することができる。フィルムは代替的に、当業者によく知られた技術を使用して、ニ軸方向に延伸されることができる。
上記したような通気性フィルムは、通気性領域29全体を構成するか又は、多層フィルムの部分とすることができる。多層フィルムは、層の成形又はブローンフィルム共押し出しにより、押し出し被膜により、又は従来のどんな層形成工程によっても形成されることができる。通気性で多層フィルムは、1つ又はそれより多い層の中にフィラーを含むことができる。各々の層にフィラーを含む多層フィルムの1つの例に、Haffner他の米国特許第6,045,900号に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。同様に、層の中に少ないレベルのフィラーを含むか、又はフィラーを含まない多層フィルムの1つの例が、McCormack他の米国特許第6,075,179号に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。望まれるならば、通気性フィルムは又、よく知られた技術によって、不織布、編布、及び/又は織成布と接着することができる。例えば、フィルムを不織ウエブに接着するのに適当な技術は、McCormack他の米国特許第5,843,057号、McCormack他の米国特許第5,855,999号、Kobylivker他の米国特許第6,002,064号、Mathis他の米国特許第6,037,281号、及びWO99/12734に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。例えば、1つの実施形態において、通気性、液体不透過性、通気性フィルム/不織積層体材料は、不織層および通気性フィルム層から形成することができる。層は、通気性フィルムが不織層に取り付けられるように配列することができる。
更に、通気性領域29は、湿分不透過性領域25と異なる材料から形成することができるが、湿分不透過性領域25と同一の材料から形成することもできる。このような実施形態において、通気性領域29は、湿分不透過性領域25とは別に、及び/又はこれと組み合わせて形成することができる。領域25と29の間の望ましい湿分透過性の違いを達成するために、各々の領域の厚さは種々異ならせることができる。すなわち、例えば、通気性領域29の厚さは、湿分不透過性領域25の厚さの少なくとも約25%小さいものとすることができる。更に幾つかの実施形態において、通気性領域29の厚さは、湿分不透過性領域25の厚さより少なくとも約50%小さいものとすることができる。幾つかの実施形態において、通気性領域29の厚さは、湿分不透過性領域25の厚さの約50%から約95%小さいものとすることができる。通気性領域29が不織ウエブのような強化材料で補強される場合は、通気性領域29の厚さは更に小さいものとすることができる。
図示の目的のために、以下に、本発明の手袋のために使用することができる厚さの範囲の幾つかの例が、より詳細に示される。例えば、湿分不透過性領域25の厚さは、約0.01ミリメートルから約0.50ミリメートルの範囲とすることができる。幾つかの実施形態において、湿分不透過性領域25の厚さは、約0.06ミリメートルから約0.35ミリメートルの範囲とすることができる。通気性領域29の厚さは、湿分不透過性領域25の厚さより小さい、同じ、又は大きいものとすることができる。例えば幾つかの実施形態において、通気性領域29の厚さは、約0.001ミリメートルから約1.5ミリメートルの範囲とすることができる。例えば、通気性領域29が湿分不透過性領域25と同様の材料から形成される時、その厚さは約0.01から約0.03ミリメートルの範囲とすることができる。幾つかの実施形態において、通気性領域29が通気性フィルムと補強材料(例えばスクリム又は不織ウエブ)の組み合わせとする時、その厚さは約0.003ミリメートルから約0.35ミリメートルとすることができる。しかし、通気性領域29の厚さは又、通気性領域29がフィルム及び補強剤との組み合わせとする時のように、特に通気性領域29及び湿分不透過性領域25が異なる材料で形成される時、湿分不透過性領域25の厚さと同じか又はそれより大きいものとすることができることが理解されるべきである。
同一材料で形成される時、通気性領域29及び湿分不透過性領域25は、手袋20を使用者の手の形状に容易に順応させることが可能なように、エラストマー性材料を含むことが典型的には望ましい。異なる厚さにすることにより、領域25と29の間に望ましい湿分透過性の違いを与えることができると考えられる適当なエラストマー性の材料の1つの例に、フィルム形成熱可塑性ポリウレタン(例えば、脂肪族ポリエーテル及び脂肪族ポリエステル型)、及びポリエーテルアミド(例えば、ペンシルベニア州フィラデルフィアのAtochem North Americaより入手可能なPebax(登録商標))がある。この目的に適したものとすることができる様々な型のポリウレタンは、Kleinerman他の米国特許第4,888,829号、及びDutta他の米国特許第5,650,225号に詳細に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。
再び図1−2を参照すると、手袋20は又、付加層を含むことができる。例えば、図2に示されるように、手袋20は使用中に使用者の身体に接触するコーティング26を含むことができる。この実施形態において、コーティング26は、基体本体24の少なくとも一部分と重なり、これと接触するドーニング層30、及びドーニング層30の少なくとも一部分と重なり、これと接触する潤滑剤32を含む。湿分不透過性であるドーニング層30又は潤滑剤32を使用する場合には、このような層は、通気性領域29が使用中に水蒸気を手袋20から自由に除去できるように、手袋20に配置することが望ましい。例えば、ドーニング層30及び/又は潤滑剤32は、手袋20の湿分不透過性領域29の内側表面のみに被覆することができる。
ドーニング層30は、手袋のドーニングを促進することが可能である種々異なるエラストマー性ポリマーのいずれを含むこともできる。ドーニング層30にとって適当な材料の幾つかの例として、これらに制限されるものではないが、ポリブタジエン(例えば、シンジオタクチック1、2ポリブタジエン)、ポリウレタン、ハロゲン処理されたコポリマー、及び同様のものがある。例えば、1つの実施形態において、トリブロック又はラジアルブロックを持つ不飽和スチレン−イソプレン(SIS)を利用することができる。幾つかの実施形態において、SISブロックコポリマーは、SISブロックコポリマーの総重量の約10重量%から約20重量%のポリスチレンエンドブロック成分を持つ。別の実施形態において、SISブロックコポリマーは、SISブロックコポリマーの総重量の約15重量%から約18重量%のポリスチレンエンドブロック成分を持つ。更に、ポリスチレンエンドブロックの分子量は、典型的には少なくとも1モル当たり約5,000グラムとする。適当なミッドブロック不飽和SISブロックコポリマーの幾つかの例として、これらに制限されるものではないが、テキサス州、ヒューストンのKraton Polymersより入手可能なKraton(登録商標)D1107及びDexco Polymersより入手可能なVector(登録商標)511更にVector(登録商標)4111がある。
別の適当なドーニング材料は、1、2ポリブタジエン(例えば、シンジオタクチック1、2ポリブタジエン)である。例えば1つの実施形態において、ドーニング層30は、5.0重量%のPresto乳濁液(15%固体)、2.0重量%の炭酸マグネシウム、3.0重量%の天然ゴムラテックス化合物、及び90.0重量%の消イオン水を含む溶液から形成される。「Presto乳濁液」は、サウスカロライナ州、イーズリーにあるOrtec,Inc.で製造されており、水の1、2シンジオタクチックポリブタジエンの乳濁液である。ドーニング層30で利用されることができるドーニング材料の他の例は、Littleton他の米国特許第5,792,531号に記載されており、この全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。
潤滑剤32は又、使用者の身体が湿潤状態又は乾燥状態のいずれの場合でも、物品をドーニング状態にするために、ドーニング層30を被膜することができる。例えば、潤滑剤32は、陽イオン界面活性剤(例えば、セチルピリジウム塩化物)、陰イオン界面活性剤(例えば、ソジウムラウリル硫酸塩)、非イオン界面活性剤、および同様のものを含むことができる。例えば1つの実施形態において、潤滑剤32は、Verisoft BTMSという商標名でオハイオ州、ダブリンのGoldschmidt Chemical Corp.より入手可能な4元素アンモニウム化合物、及びAF−60という商標名でGeneral Electric Siliconeより得られるようなシリコン乳濁液を含む。Verisoft BTMSは、ベヘニールトリメチル硫酸塩及びセチルアルコールを含み、一方AF−60は、ポリジメチルシロキサン、アセチルアルデヒド、及び小さい割合で乳化剤を含む。別の実施形態において潤滑剤32は、DC365(Dow Corning)又はSM2140(GE Silicones)などのシリコン乳濁液を含む。
更に上記した層に加えて、手袋20は又、望まれれば付加層を含むことができる。例えば1つの実施形態において、手袋20は、手袋20の周囲に露出した表面39を定める層37を含む。任意ではあるが、外側表面39上に把持しやすいように、例えば層37を利用することができる。例えば1つの実施形態において、この層37は、DC365(Dow Corning)又はSM2140(GEシリコン)のようなシリコン乳濁液を含むことができる。しかしながら基体本体24は、手袋20の周囲に露出した表面39を定めることができることも理解されるべきである。
本発明によるエラストマー性手袋は、当業者に知られた種々異なる処理を使用して一般的に形成することができる。事実、エラストマー性手袋を形成可能などんな処理も本発明に利用することができる。例えば、エラストマー性手袋形成技術は、浸漬、スプレー、塩素処理、乾燥、硬化、当業者に知られた他のどんな技術も同様に利用できる。本発明に使用することができる手袋の形成に適当な方法の幾つかの例は、Buddenhagen他の米国特許第5,112,900号、Buddenhagen他の米国特許第5,407,715号、Chen他の米国特許第5,742,943号、Littleton他の米国特許第5,792,531号、Plamthottam他の米国特許第5,900,452号、Plamthottam他の米国特許第6,288,159号、及びWeikel他の米国特許第6,306,514号に記載されており、その全体はすべての目的について引用によりここに組み入れられる。
例えば1つの実施形態において、金属、陶器又はプラスチックから形成された手袋形状フォーマーが、手袋本体を形成するために利用される。当業者によく知られているように、このようなフォーマーは、ポリマーラテックス(例えば、天然ゴムラテックス、ニトリル、ポリウレタンなど)の浴を含む1つまたはそれ以上のタンク内に浸漬させることができる。その後、ポリマーは、手袋本体を形成するために硬化される。ドーニング層又は潤滑剤のような他の層は、当業者によく知られた技術を使用して手袋本体上に形成することができる。
一般的に、種々異なる技術を、手袋に望ましい湿分不透過性及び通気性領域を与えるために使用することができる。例えば幾つかの実施形態において、通気性材料は、ポリマーラテックス浴に浸漬される前に、少なくともフォーマーの一部分(例えばフォーマーの手の甲部分)上に付与することができる。その結果、形成されたラテックス本体が、湿分不透過性及び通気性領域を形成するために、この通気性材料と部分的に重ねられることになる。硬化される時、通気性領域は湿分不透過性領域と密封シール接合される。
他の実施形態において、フォーマーは、手袋の部分が意図的に異なる厚さを持つように、1つ又はそれより多いポリマーラテックス浴に浸漬することができる。これは、当業者によく知られた技術を使用して形成される。例えば、1つの実施形態において、フォーマーの第一部分(例えば、フォーマーの指及び手のひら側)は、ある程度の時間第一ポリマーラテックス浴に浸漬することができる。第一浴から除去された後、フォーマーの第二部分(例えば、フォーマーの手の甲部分)は、第一ポリマーラテックスと同一か又は異なる第二ポリマーラテックスに浸漬することができる。手袋全体に異なる厚さを付与するために、浸漬条件(例えば、浸漬時間、浴の固形成分など)は、各々の浸漬段階に応じて種々異ならせることができる。例えばフォーマーは、第二ラテックス浴に浸漬されるより長い時間だけ、第一ラテックス浴に浸漬されることができる。これは、フォーマーの第一部分をフォーマーの第二部分より厚くさせ、これにより、上記したように手袋の通気性に望ましい違いを形成することができる。
エラストマー物品を形成するための様々な構成及び技術が述べられてきたが、本発明は、物品を形成するためのどんな特定の構成又は技術に制限されるものでないことが理解されるべきである。例えば、上記した層はすべての場合に利用されるわけではない。更に、これまで特定的に述べられなかった他の層を、本発明に利用することができる。
本発明は以下の実施例を参照することにより、より良く理解されるであろう。
使用中に、手袋の内部から水蒸気を発散させるための、本発明の手袋の能力が示された。3つのSafeskin(登録商標)紫ニトリル媒質手袋#1−#3(Kimberly−Clarkより入手可能)が試験に準備された。これらの手袋は、ASTM D3577−99で特定された位置、すなわち、指の厚さは、手袋の中指の先端部から約13±3mmの地点、手のひらの厚さは、手袋の中指と薬指の間の最も低い点から33±7mmで手袋の親指と反対側から48±9mmの点で計測されたもので、手のひらが0.08から0.16ミリメートルの間の厚さで、中指が0.12から0.19ミリメートルの間の厚さであった。これらの単一厚さ測定はダイアルマイクロメーターを使用して求められた。
最初に、図1に示された領域29によって示されるように、手首と指関節の間の各々の手袋の手の甲側から楕円形状が切り取られた。手袋#1−#3の切り取り片の面積は、それぞれ、2.6in2、2.8in2、及び5.5in2であった。その後、より大きいサイズの楕円形状又はパッチが、Kimberly−Clark,Inc.より入手可能なMICROCOOL(登録商標)外科用ガウンを形成するために使用される布から得られた通気性フィルムから切り取られた。これらの楕円パッチは、手袋から切り取られたものより大きい寸法、すなわち各々の手袋の切断部分よりおよそ0.25から0.5インチ大きい寸法であった。パッチの長い方の方向は、潜在的伸張可能性が最も少なかった方向と一致した。衣類布のフィルム成分は、不織外面から分離された。フィルムは、上記したような公知の方法を使用して、延伸肉薄化された炭酸カルシウム充填材入りフィルムによって形成された。フィルムの蒸気透過性(WVTR)は、4,250から8,000g/m2/24時の範囲であった。
楕円パッチは次いで、パッチが手袋を完全に覆い、更に通気性領域を形成するために使用される材料を含むように、手袋切り取り片全体に位置された。パッチを粘着するために使用される電気テープストリップは、各々のパッチの端部を0.33から0.5インチで、周囲全体にわたって重ね、更にパッチと手袋の残りの部分の間に密閉シールを形成した。
これらの手袋を形成した後、各々のパッチを通る水蒸気透過率(WVTR)が以下のようにして試験された。各々の手袋は、該手袋に接着したパッチを持つ手袋の側が手(皮膚)に接触するように、手に先ず着用された。
予め計量された湿分吸収性フィルムのストリップが、各々の通気性パッチ上に置かれた。湿分吸収性フィルムは、化学添加剤及び処理技術によって変性処理されたポリ(エチレン酸化物)コポリマー(PEOコポリマー)から形成され、水に溶解させるのではなく、水を吸収させるために、PEOコポリマー粒子間で、ある量が架橋結合するように形成された。PEOコポリマーは、分子量が1モル当たり600,000グラムを持ち、Union Carbideより入手可能なPOLYOXWSR−205から形成された。化学添加剤は、グラフティング試剤として「Z−6030」の名称でDow Corningより入手可能な、2モル%の3−トリメチオキシシリル(プロピル)メタクリレート及び0.33重量%のPOLYOXWSR−205と等しい量の過酸化水素起爆薬(R.T.Vanderbilt Co.,Inc.より入手可能な″Varox DBPH″)を含んでいた。このシラングラフト変性処理されたPEOレジンは、フィルム状に押し出されることにより熱的に処理され、架橋結合を達成するために周囲環境に露出された。
手袋の通気性領域にあるパッチの上部の湿分吸収性フィルムの位置を維持するために、テープの小片が、湿分吸収性フィルムの1つの端部に固定され、更に電気用テープシールに固定された。比較の目的のために、何の通気性領域も含まない(切り取り片のない)Safeskin(登録商標)紫ニトリル手袋が又、パッチを備えた手袋と同様に、湿分吸収性フィルムが取り付けられた状態で手に着用された。液体及び蒸気不透過性手袋(大きいサイズのSafeskin(登録商標)紫ニトリル手袋)が、各々の手袋(通気性パッチを備えたものと、切り取り部分を備えていない比較手袋)を包むように着用された。3インチの幅を持つ自己粘着性ラップ(Kimberly−Clark,Inc.より入手可能な3インチX5ヤードのSelf−Adherent Wrap、Non−Sterile,Latex−Free)が手袋の開口端部の周辺に巻きつけられて、該開口端部を手首の周りに締め付け、試験手袋を通る湿分蒸気透過を、包んでいる手袋内に限定するようにされた。湿分吸収性フィルムを取り付けるための時間及び着用時間が、各々の試験手袋(1つは通気性パッチを備えたもので、もう1つの比較手袋は切り取り部分がない)でほぼ同じになるように注意した。およそ80分後、包んでいる手袋が、対応する手から除去された。
次いで、湿分吸収性フィルムが手袋から分離され、計量されたが、この時も、包んでいる手袋を除去し、湿分吸収性フィルムを取り外して計量する時の時間がほぼ同じになるように留意した。フィルムの重量増加は、回収した(湿潤)フィルムの重量を最初の(乾燥)フィルムの重量で割り、1引いて計算された。
結果が以下の表1に示されている。

表1:蒸気透過性の結果

Figure 2005536652
上に示されたように、手袋#1−#3各々は、およそ80分間の着用の後重量が増加した。この重量増加は、手から水蒸気が透過し、通気性領域を通って、湿分吸収性フィルムにより吸収されたことによるものであった。これから分かるように、比較手袋は、およそ80分間着用された後も、何の重量増加は認められなかった。
更に、手袋#1及び#2は、パッチ周囲の密封シールが引き続き存在していることを検証するために、着用状態で、およそ50ミリリットルの水が手袋に注入された。何の漏れも視覚では認められなかった。その後、各々の手袋が外されて、水が一杯になるまで満たされた。比較手袋には何の漏れも観察されず、手袋#1−#3には、わずかに小さな点の漏れが観察された。
様々な商業的に入手可能な手袋が、本発明によって形成された手袋と比較された。
様々な商業的に入手可能な手袋の水蒸気透過率(WVTR)が、一般的なASTM Standard E−96E−80によって最初に求められた。具体的には、直径3インチに計測された円形試料が、各々の試験材料及び対照から切り取られた。これは、ニュージャージー州ソマービルのHoechst Celanese CorporationからのCELGARD(登録商標)2500であり、CELGARD(登録商標)2500フィルムは、マイクロ孔ポリプロピレンフィルムである。3つの被験物が各々の材料について準備された。試験皿は、ペンシルベニア州フィラデルフィアのThwing−Albert Instrument Companyより得られるナンバー681Vapometerカップであった。100ミリリットル(ml)の蒸留水が各々のVapometerカップに注入され、試験材料の個々の試料及び対照材料が、個々のカップの上部開口部を覆って配置された。ねじ固定式フランジが、各々のカップの縁に沿ってシールを形成するようにしめられ(シール用グリースは使用されなかった)、関連した試験材料又は対照材料が、およそ33.17平方センチメートルの露出した面積を持ち、直径6.5センチメートル(cm)の円形で周囲大気に露出されるように置かれた。カップは計量され、37℃の温度に固定された強制空気型オーブン内に配置された。オーブンは、内側に水蒸気の蓄積が生じるのを防止するために、外部空気がその内部を循環するようにした定温度のものであった。適当な強制空気型オーブンは、例えば、イリノイ州ブルーアイランドのBlue M Electric Co.より得られるBlue M Power−O−Matic60オーブンである。24時間後に、カップはオーブンから取り出され、再び計量された。水蒸気透過率の予備試験の値は次のようにして計算された:
試験WVTR=(24時間の損失グラム重量)X315.5(g/m2/24hrs)
オーブン内の相対湿度は特に制御されなかった。37℃の予め定められた設定条件及び周囲の相対湿度の下で、CELGARD(登録商標)2500フィルム対照のWVTRが、24時間で5000グラム平方メートル(g/m2/24時)であると求められた。従って、対照試料は各々の試験において使用され、予備試験値は、以下のような方程式を使用して設定条件に改められた:
WVTR=(試験WVTR/対照WVTR)X5000g/m2/24時(g/m2/24hrs)
ダイアルマイクロメーターを使用してASTM Standard D 3577−99で特定された位置において、各々の手袋の手のひら側の厚さが計測された。手のひら側の厚さの値は、各々の手袋の上側と底側を共に(二重層)3回計測して平均し、更に2で割って求められた。
結果は、次の表2に示されている。

表2:商業用手袋のWVTRの結果

Figure 2005536652
更に、Safeskin(登録商標)ニトリル手袋は、実施例1(手袋#1)において述べられたように、通気性領域を含むように形成された。WVTR及び、この手袋の湿分不透過性及び通気性領域の厚さが同様に求められた。特に、湿分不透過性領域について上記したように、ASTM Standard E−96E−80によって、湿分不透過性領域のWVTRが一般的に求められた。
しかしながら、ASTM Standard E−96E−80は、約3000g/m2/24時までのWVTRを計測するのに最も適しているので、通気性領域として使用するために適当な材料のWVTRは、ミネソタ州ミネアポリスのModern Controls, Inc.より商業的に入手可能なPERMATRAN−W 100K水蒸気透過分析システムを使用して求められた。MICROCOOL(登録商標)外科用ガウンから得られたフィルムの値は、32の個々の試験の平均であった。手のひら側の厚さとして表3に記録されている手袋#1成分の厚さの値は、各々の領域のタイプについて2(二重)層、すなわちASTM Standard D3577−99により手のひら側の厚さとして特定される概略の範囲において、手袋の上側及び底側のそれぞれの材料を折り返すことによって形成された二重層をダイアルマイクロメーターを使用して3回計測したものを平均し、単層の厚さを計算するために2で割って求められた。
WVTR及び手袋#1の厚さに加えて、本発明の手袋の通気性領域として使用するのに適当な2つの他の材料の値が、同様にして求められた。これらの2つの材料は、1)不織積層体、及び2)ポリウレタンフィルムであった。不織積層体は、MICROCOOL(登録商標)外科用ガウンに使用されている不織表面材及びマイクロ孔フィルムから形成された。ポリウレタンフィルムは、Allegiance Healthcare(イリノイ州60085、マクゴーパーク)より販売されているSMARTGOWNTM外科用ガウンのフィルム成分であり、熱可塑性ポリウレタンから形成されたものであった。このフィルムは、取り付けられている不織表面材から分離されたものである。
結果が、以下の表3に示されている。

表3:通気性領域を含む適当な手袋の材料のWVTR結果

Figure 2005536652
上に示したように、商業的に入手可能な手袋のWVTRは、ほぼ250gm/m2/24時より小さいものであった。反対に、通気性領域に適当な材料は、約6400g/m2/24時より大きいWVTR値を示し、これは、水蒸気が使用中に袖口開口から逃げる可能性に加えて、手袋を通して水蒸気を透過させるものであった。
本発明を、特定の実施形態に関して詳細に述べてきたが、前記の理解を得た場合に、当業者は、これらの実施形態の代替物、変更、及び均等なものも容易に着想できることを認識するであろう。従って、本発明の範囲は、添付された特許請求の範囲及びそれに対するあらゆる均等手段として評価されるべきである。
本発明によって形成されたエラストマー性手袋の1つの実施形態の斜視図である。 図1に示された手袋を2−2の線で切り取った横断面図である。
符号の説明
20 手袋
21 指領域
22 使用者
24 基体本体
25 湿分不透過性領域
27 手の甲側
29 通気性領域
30 ドーニング層
32 潤滑材

Claims (33)

  1. 基体本体からなるエラストマー性手袋であって、前記基体本体は、少なくとも1つの通気性領域及び少なくとも1つの湿分不透過性領域を定め、前記湿分不透過性領域はエラストマー性材料を含み、前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域の水蒸気透過率より少なくとも約15%大きい水蒸気透過率を持ち、前記通気性領域は、約250グラム/平方メートル/24時より大きい湿分蒸気透過率を持つことを特徴とする手袋。
  2. 前記湿分不透過性領域は、約500グラム/平方メートル/24時より小さい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  3. 前記湿分不透過性領域は、約250グラム/平方メートル/24時より小さい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  4. 前記通気性領域は、約1000グラム/平方メートル/24時より大きい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  5. 前記通気性領域は、約3000グラム/平方メートル/24時より大きい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  6. 前記通気性領域は、約5000グラム/平方メートル/24時より大きい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  7. 前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域の水蒸気透過率より少なくとも約50%大きい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  8. 前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域の水蒸気透過率より少なくとも約100%大きい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  9. 前記基体本体は、手のひら側、手の甲側、及び指領域を形成することを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  10. 前記通気性領域は、前記手の甲側の少なくとも一部分を構成することを特徴とする請求項9に記載のエラストマー性手袋。
  11. 前記湿分不透過性領域は、前記指領域、前記手のひら側、又はこれらの組み合わせの少なくとも一部分を構成することを特徴とする請求項9に記載のエラストマー性手袋。
  12. 前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域を形成する材料と異なる少なくとも1つの材料からなることを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  13. 前記通気性領域は、通気性フィルムからなることを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  14. 前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域に密封シールされていることを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  15. 前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域と同一の材料から形成されることを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  16. 前記エラストマー性材料は、ポリウレタンであることを特徴とする請求項15に記載のエラストマー性手袋。
  17. 前記通気性領域の厚さは、前記湿分不透過性領域の厚さより少なくとも約25%小さいことを特徴とする請求項15に記載のエラストマー性手袋。
  18. 前記通気性領域の厚さは、前記湿分不透過性領域の厚さの約50%から約95%小さいことを特徴とする請求項15に記載のエラストマー性手袋。
  19. 前記基体本体の少なくとも一部分は、浸漬形成処理により形成されることを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  20. 更に、前記湿分不透過性領域の内側表面に重なるドーニング層を備えることを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  21. 更に、前記ドーニング層を覆う潤滑材を備えることを特徴とする請求項1に記載のエラストマー性手袋。
  22. 基体本体からなり、前記基体本体は、少なくとも1つの通気性領域及び少なくとも1つの湿分不透過性領域を定め、前記湿分不透過性領域は、エラストマー性材料を含み、前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域の水蒸気透過率より少なくとも約100%大きい水蒸気透過率を持ち、前記通気性領域は、約3000グラム/平方メートル/24時より大きい湿分蒸気透過率を持つことを特徴とするエラストマー性手袋。
  23. 前記湿分不透過性領域は、約500グラム/平方メートル/24時より小さい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項22に記載のエラストマー性手袋。
  24. 前記湿分不透過性領域は、約250グラム/平方メートル/24時より小さい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項22に記載のエラストマー性手袋。
  25. 前記通気性領域は、約5000グラム/平方メートル/24時より大きい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項22に記載のエラストマー性手袋。
  26. 前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域を形成する材料と異なる少なくとも1つの材料からなることを特徴とする請求項22に記載のエラストマー性手袋。
  27. 前記通気性領域は、前記湿分不透過性領域と同じ材料から形成されることを特徴とする請求項22に記載のエラストマー性手袋。
  28. 前記エラストマー性材料は、ポリウレタンであることを特徴とする請求項27に記載のエラストマー性手袋。
  29. 前記通気性領域の厚さは、前記湿分不透過性領域の厚さより約50%から約95%小さいことを特徴とする請求項27に記載のエラストマー性手袋。
  30. 前記基体本体の少なくとも一部分は、浸漬形成処理によって形成されることを特徴とする請求項22に記載のエラストマー性手袋。
  31. 手のひら側、手の甲側、及び指領域を形成する基体本体からなるエラストマー性手袋であって、前記手の甲側の少なくとも一部分は通気性領域から構成され、前記指領域、前記手のひら側、又はこれらの組み合わせの少なくとも一部分は湿分不透過性領域から構成され、前記通気性領域は、約250グラム/平方メートル/24時より小さい水蒸気透過率を持つことを特徴とする手袋。
  32. 前記通気性領域は、5000グラム/平方メートル/24時より大きい水蒸気透過率を持つことを特徴とする請求項31に記載のエラストマー性手袋。
  33. 前記基体本体の少なくとも一部分は、浸漬形成処理によって形成されることを特徴とする請求項31に記載のエラストマー性手袋。
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