JP2005536105A - トランジスタのしきい値電圧を制御するための回路および装置 - Google Patents

トランジスタのしきい値電圧を制御するための回路および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005536105A
JP2005536105A JP2004527197A JP2004527197A JP2005536105A JP 2005536105 A JP2005536105 A JP 2005536105A JP 2004527197 A JP2004527197 A JP 2004527197A JP 2004527197 A JP2004527197 A JP 2004527197A JP 2005536105 A JP2005536105 A JP 2005536105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
threshold voltage
circuit
circuit unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004527197A
Other languages
English (en)
Inventor
ホセ、デ.ホタ.ピネダ、デ、ギベス
マッシモ、レオーネ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips Electronics NV
Publication of JP2005536105A publication Critical patent/JP2005536105A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/0021Modifications of threshold
    • H03K19/0027Modifications of threshold in field effect transistor circuits
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K19/00Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
    • H03K19/02Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
    • H03K19/08Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
    • H03K19/094Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices using field-effect transistors
    • H03K19/096Synchronous circuits, i.e. using clock signals
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K2217/00Indexing scheme related to electronic switching or gating, i.e. not by contact-making or -breaking covered by H03K17/00
    • H03K2217/0018Special modifications or use of the back gate voltage of a FET

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

複数のトランジスタ装置を有する回路ユニット(2)のしきい値電圧を制御する制御ユニットは、基準回路と、回路ユニット(2)の少なくとも1つの検出トランジスタのしきい値電圧を測定し、基準回路の少なくとも1つの基準トランジスタのしきい値電圧を測定する測定ユニット(12)と、測定ユニット(12)の出力から差動電圧を生成する差動電圧発生器(18)と、差動電圧がバイアス電圧(VB)として供給される、回路ユニット(2)内のトランジスタデバイスのバルク接続と、を備える。

Description

本発明は、複数のトランジスタデバイスを有する回路ユニットのしきい値電圧を制御する制御ユニットに関する。
しきい値電圧の可変性は、回路の性能に有害な影響をもたらす場合がある。すなわち、電流消費およびセル遅延への悪影響がある。深いサブミクロンの領域でスケーリングを行う技術によると、チップ内のしきい値電圧の統計的な変化は、より明白である。同様に重要なのが、電源および対応する電圧バウンスのスケーリングにより生じる変化である。
しきい値電圧の制御およびバルクバイアシングは、基本的に、1998年のmt. Symp on Low Power Electronics and Design、48〜53ページのM.ミヤザキ(Miyazaki)らによる“A Delay Distribution Squeezing Scheme with Speed-Adaptive Threshold-Voltage CMOS (SA-Vt CMOS) for Low Voltage LSIs”および1996 ISSCC Digest of Technical Papers、166〜167ページのクロダ(Kuroda)らによる“A. O.9V 150MHZ 10mW 4mm 2-D Discrete Cosine Transform Core Processor with Variable Threshold-Voltage Scheme”により知られている。しきい値電圧制御は、漏れ電流および遅延の改善に用いられている。同様に、しきい値電圧の抽出が、報告されている。1997年のIEEE Hong Kong Electron Devices Meeting、31〜38ページの、JJ リウ(Liou)らによる“Extraction of Threshold Voltage of Mosfets: An Overview”を参照されたい。これらの回路の目的は、絶対しきい値電圧値を抽出することである。
米国特許出願第2002/0005750A1号は、集積回路の測定パラメータの結果として、補償回路内のトランジスタのボディを順または逆バイアスする適応ボディバイアス回路を開示している。適応ボディバイアス回路は、補償回路内の信号経路のレプリカを含む整合回路を含む。整合回路への入力におけるクロック信号の位相が、整合回路の出力における遅延クロック信号の位相と比較される。整合回路を通した遅延が、クロック信号の約1期間で変化した場合に、非ゼロの誤差値が生成される。バイアス電圧が、誤差値の関数として生成され、このバイアス電圧は、補償回路および整合回路に印加される。集積回路は、多くの適応ボディバイアス回路を含むことができる。バイアス値は、後の使用のためにメモリに格納することができ、メモリ内のバイアス値を定期的に更新して、回路を経時的に補償することができる。
米国特許第6,275,094B1号は、シリコンオンインシュレータ構造内に作られ、サーキットリーを含んだCMOSデバイスを開示しており、第1の実施形態における方法では、受信器内のCMOSデバイスのしきい値電圧を動的にシフトして、改善されたノイズマージンを提供し、第2の実施形態における方法では、異なる増幅器において、しきい値電圧を動的に整合して、製造オフセットを修正する。ノイズ耐性のためにしきい値電圧を動的にシフトするには、デバイスのバックゲートまたはバルクノードを、クランピングデバイスを有するnpnインバータにより構成される2つの類似の回路を通してシフトする。nデバイスのバックゲートは、デバイスの最大Vthのために0ボルトにバイアスされ、最小Vthのために+1のしきい値にバイアスされる。pデバイスのバックゲートのみが、デバイスの最大VthのためにVddにバイアスされ、デバイスの最小VthのためにVdd未満で1Vthにバイアスされる。nデバイスおよびpデバイスのVthは、望まれないバイポーラ電流を防止するために、各ソースボルト接合の順方向バイアス未満にする必要がある。バックゲートを、受信回路への入力の反対方向かつ同相に駆動することにより、入力が論理的“0”である場合に、受信器のしきい値電圧をグラウンド(GND)から引き離し、入力が論理的“1”である場合に、Vddから引き離して、受信器のノイズ耐性を高め、受信器の所望の信号への応答を早くする。差動ペアを動的に整合してオフセット修正を行うために、フィードバック回路によって、出力信号の高速なフーリエ変換分析を行い、偶数高調波の存在を決定する。偶数高調波を表すフィードバック電圧が生成され、CMOSデバイスのバックバイアス接触に印加され、差動ペアにおけるしきい値不整合の影響を修正する。
米国特許出願第2002/0005750A1号は、複数のブロックを参照し、レプリカを含む整合回路を使用して遅延を補償し、フィードバックスキームを用いて補償を行う。
米国特許第6,275,094B1号は、受信デジタル回路のノイズ耐性および増幅器の差動ペアの不整合を主に強化する。増幅器のために、高調波ひずみが、フーリエ変換を計算するフィードバック内のマイクロを介して最小化される。
本発明の目的は、回路ユニットの複数のトランジスタのしきい値電圧における、例えば製造不整合、温度勾配、回路ノイズ等により生じる差に対処することができる、回路ユニットのしきい値電圧を制御する制御ユニット、回路ユニットと回路ユニットのしきい値電圧を制御する制御ユニットとを備える集積回路(IC)装置、および回路ユニットのしきい値電圧を制御するための方法を提供することである。
本発明の目的を達成するために、複数のトランジスタデバイスを有する回路ユニットのしきい値電圧を制御する制御ユニットが提供され、この制御ユニットは、基準回路と、回路ユニットの少なくとも1つの検出トランジスタのしきい値電圧を測定し、基準回路の少なくとも1つの基準トランジスタの基準しきい値電圧を測定する測定ユニットと、測定ユニットの出力から差動電圧を生成する差動電圧発生器と、差動電圧がバイアス電圧として供給される、回路ユニット内のトランジスタデバイスのバルク接続と、を備える。本発明は、例えばノイズ、V不整合による製造不整合を制御することを可能にする。これは、すべてのIC製造、特に、このような製造不整合に敏感な深いサブミクロンICにおいて有用である。したがって、製造コストが減少し、また、半導体産業にとって最も重要なことに、欠陥のあるICの数が減少する。さらなる有利な特性は、回路ユニットのしきい値電圧を制御するために、絶対電圧でなく差動電圧を使用することである。これは、差動電圧が、回路ユニットのしきい値電圧と少なくとも1つの基準トランジスタの間の差の除去に直接使用できるためである。
本発明の好適な実施形態によれば、差動電圧発生器は、回路ユニットの少なくとも1つの測定されたトランジスタしきい値電圧の、少なくとも1つの平均しきい値電圧値を形成する平均化ユニットと、回路ユニットの少なくとも1つの平均しきい値電圧値を、基準回路の少なくとも1つの測定されたトランジスタしきい値電圧と比較し、回路ユニットの少なくとも1つの平均しきい値電圧値と、基準回路の少なくとも1つのトランジスタしきい値電圧との差を示す少なくとも1つの差分電圧値を生成する比較ユニットと、比較ユニットの少なくとも1つの差分電圧値を増幅し、少なくとも1つの増幅された差分電圧値を生成する増幅ユニットと、を備える。この実施形態の利点は、差動電圧発生器が、回路ユニット全体の平均しきい値電圧を生成することであり、これは、真のしきい値電圧の、非常に信頼性の高いしきい値を提供する。この平均しきい値電圧は、基準回路のしきい値電圧に関連して設定される。これは、平均しきい値電圧と、基準回路の1つとの間の差を決定し、この差をゼロにする電圧を生成することを可能にする。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、増幅ユニットは、高利得増幅器である。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、基準回路は、少なくとも1つの比較増幅器内の少なくとも1つの基準トランジスタを備える。少なくとも1つの基準トランジスタの利点は、異なる基準電圧が使用されること、または、信頼性の高い基準電圧を生成する少なくとも1つの基準トランジスタにより、非常に信頼性の高い基準電圧が生成されることである。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、基準トランジスタは、回路ユニットを備えるチップに配置される。基準トランジスタは、それぞれ、同じウェハまたはチップ上にあり、これは、回路ユニットおよび基準トランジスタ用の回路面積を小さくする。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、基準トランジスタは、回路ユニットを備えるチップの別のウェルに設けられている。基準トランジスタは、別のウェルで製造される際に、回路ユニットから完全に独立している。これは、信頼性の高い基準トランジスタの基準電圧をもたらす。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、基準トランジスタは、基準電圧により回路ユニットのトランジスタデバイスとは別に制御される。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、測定ユニットは、しきい値電圧を検出する少なくとも1つの検出トランジスタを備える。いくつかの検出トランジスタの使用が可能であることは、少なくとも1つのしきい値電圧を用いて、平均しきい値電圧を決定することができるという利点を有する。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、検出トランジスタは、回路ユニットを備えるチップに配置され、これにより、検出トランジスタは、回路ユニットのトランジスタと同一の温度および他の物理的影響を受けることになる。これは、評価される基準電圧の正確さを向上させる。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、検出トランジスタは、検出電圧により基準トランジスタとは別に制御される。これは、基準電圧の評価に、より高い柔軟性をもたらす。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、基準電圧および/または検出電圧は、DCまたはAC電圧である。DCまたはAC電圧のいずれかを使用できることは、電圧の種類に関して制限がないという利点を有する。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、回路ユニットは、複数のトランジスタデバイスを備え、第1の補助的な複数のトランジスタデバイスを、基準トランジスタとして使用し、第2の補助的な複数のトランジスタデバイスを、検出トランジスタとして使用し、差動電圧発生器の差動出力は、バイアス電圧として、複数のトランジスタデバイスのバルクに供給される。この好適な実施形態は、別の基準回路を使用しなくてもよいという利点を有する。基準回路としては、回路ユニットの少なくとも1つのトランジスタも可能である。
本発明の目的を達成するために、集積回路(IC)デバイスは、前記請求項のいずれかに記載の回路ユニットと制御ユニットとを備える。この実施形態の利点は、本発明のすべての必須の部品が、1つの集積回路に含まれることである。
本発明の目的を達成するために、回路ユニット内のトランジスタの少なくとも1つのしきい値電圧を制御するための方法が提供され、この方法は、制御ユニットの少なくとも1つのトランジスタしきい値電圧を測定し、少なくとも1つの基準トランジスタを提供し、少なくとも1つの基準トランジスタのしきい値電圧を測定し、測定ユニットの出力から、差動電圧を生成し、差動電圧を、バイアス電圧として回路ユニット内のトランジスタデバイスのバルク接続に供給する。
本発明の好適な実施形態によると、生成するステップでは、回路ユニットの少なくとも1つの測定されたトランジスタしきい値電圧の少なくとも1つの平均しきい値電圧値を形成し、回路ユニットの少なくとも1つの平均しきい値電圧値を、基準回路の少なくとも1つの測定されたトランジスタしきい値電圧と比較し、回路ユニットの少なくとも1つの平均しきい値電圧値と少なくとも1つの基準トランジスタの少なくとも1つのトランジスタしきい値電圧との間の差を表す少なくとも1つの差分電圧を生成し、比較ユニットの少なくとも1つの差分電圧を増幅し、少なくとも1つの増幅された差分電圧を生成する。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、差分電圧値は、高利得増幅器により増幅される。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、少なくとも1つの比較増幅器内の少なくとも1つの基準トランジスタは、基準回路として使用される。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、基準トランジスタは、回路ユニットを備えるチップに配置される。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、基準トランジスタは、回路ユニットを備えるチップの別のウェルに設けられる。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、基準トランジスタは、基準電圧により回路ユニットのトランジスタデバイスとは別に制御される。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、しきい値電圧は、少なくとも1つの検出トランジスタにより検出される。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、検出トランジスタは、回路ユニットを備えるチップに配置される。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、検出トランジスタは、検出電圧により基準トランジスタとは別に制御される。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、方法では、基準電圧および/または検出電圧に、DCまたはAC電圧を使用する。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、複数のトランジスタデバイスを、第1の補助的な複数の基準トランジスタと、第2の補助的な複数の検出トランジスタとに分割し、第1の補助的な複数のトランジスタしきい値電圧を、基準電圧として測定し、第2の補助的な複数のしきい値電圧を、検出電圧として測定し、差動電圧を、基準電圧および検出電圧から生成し、差動電圧を、複数のトランジスタデバイスのバルクに入力する。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、回路ユニット内のトランジスタの少なくとも1つのしきい値電圧の制御は、閉ループ内で行われる。この好適な実施形態の利点は、閉ループ内での制御が、回路ユニットと基準回路のしきい値電圧の間の差を連続的に除去することにより、連続する方法でしきい値電圧を調整することである。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、閉ループ内の制御は、電源の制御を含む。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、増幅された平均電圧は、回路ユニットにマイナスにフィードバックされ、回路ユニットと基準回路の間のしきい値電圧差を減少させる。
本発明のさらなる好適な実施形態によると、しきい値電圧は、直接測定される。ライン遅れおよび漏れ電流などの間接的なモニタリングを通じてVを制御するために用いられる他のアプローチとは異なり、我々のアプローチはVtの値を直接モニタする。これは、測定値の取得において起こり得る問題を、直接の測定によってなくすことができるという利点を有する。
本発明を特徴付ける新規性のこれらおよびさまざまな他の利点ならびに機能を、本明細書に添付されその一部を形成する特許請求の範囲における特徴と共に述べた。しかしながら、本発明、その利点、およびその使用により得られる目的をよりよく理解するためには、本明細書のさらなる部分を形成する図面、および本発明の好適な実施形態を例証し説明する添付の記載事項を参照すべきである。
図1は、回路ユニットのしきい値電圧を制御する制御ユニットの基本的構造を示している。モジュールは、ライン4を通して異なるしきい値電圧Vt1を、ライン6を通してVt2を、ライン8を通してVtnを、ライン10を通して基準電圧Vtrfを、ΔVモニタ12に提供する回路ユニット2を備える。モニタ12は、回路ユニット2の平均しきい値電圧値を生成する。モニタ12は、DC基準Vおよび平均しきい値電圧差ΔVを、ライン14を通して出力し、基準電圧Vを、ライン16を通して受ける。基準電圧Vは、また、増幅器18のプラス端子にも供給される。増幅器18は、平均しきい値電圧差ΔV+Vを受け、基準電圧Vをそのマイナス端子に受ける。増幅器18は、ライン20を通してバイアス電圧Vを回路ユニット2に出力する。
図1に示すように、本発明は、閉ループスキームと、対応するサーキットリーとを備え、回路ユニット2のトランジスタのしきい値電圧Vt1〜Vtnを制御する。制御は、適応バルクバイアシング、および、基準電圧Vtrfに対するしきい値電圧Vt1〜Vtnの差動測定を介して行われる。簡素なV不整合モニタ12の使用を通じて、マルチポイントしきい値電圧検出スキームを用いて回路ユニット2全体にわたるしきい値電圧の平均値を得る。ループは、製造工程の偶発性、ライン上の温度勾配、および基板内の過度のノイズにより起こる不整合により生じる、しきい値電圧Vt1〜Vtnにおける不整合を制御する。
一般に、しきい値電圧Vは、トランジスタをオンにするために必要な最小の電圧である。この電圧を調整する1つの方法は、トランジスタのバルク端子をバイアスすることである。モニタ12は、回路ユニット2のさまざまな部分におけるしきい値電圧Vt1〜Vtnを空間的に検出し、しきい値電圧の平均値を、基準“静穏”トランジスタのしきい値電圧Vtrfと比較し、しきい値電圧差ΔVを生成する。比較−増幅器18は、しきい値電圧差ΔVを、バルクをバイアスするのに必要なライン20上の比例バイアス電圧VBに変換するという意味で、トランスデューサとして動作する。このバイアス電圧VBは、回路ユニット2にマイナスにフィードバックされ、次にしきい値電圧差ΔVを減少させる。この閉ループスキームの最終的な結果は、増幅器18の高利得のおかげで、しきい値電圧差ΔVが非常に小さい値に減少されることである。
以下に、本発明の制御ループを、より詳細に説明する。制御ループは、増幅器を用いてバルク電圧を固定するために採用されている。モニタ12は、図6および図7でより詳細に説明される、電流ミラーの各ブランチに並列接続されたトランジスタを有する。こうして、モニタ12への入力の一方のセットは、回路ユニット2に配置された検出トランジスタのしきい値電圧Vt1であり、そして他方の入力は、回路ユニット2にて内部基準電圧VRを用いた結果として生成された、しきい値基準電圧Vtrfである。増幅器18のマイナス入力は、モニタ12の出力に接続され、一方で、プラス入力は、モニタ12に対して用いられる同一の基準電圧VRである。両方の回路2および12において同一の電圧基準を使用することにより、この電圧基準の結果として生じる変動から独立したループを作る。さらに、このスキームは、内部で提供されるため、外部しきい値電圧基準を必要とせず、これによりピンを省いている。ループ動作は、仮想グラウンドおよびマイナスフィードバックの概念に基づいている。比較増幅器の出力は、
(1) V=A(V+ΔV−V
となる。ここで、Aは増幅器18の利得である。高利得増幅器が用いられる場合、
Figure 2005536105
となる。もちろんこれは、ループが安定しており、かつ、マイナスフィードバックが存在する場合にのみ機能する。
図2は、ツインタブ(twin-tub)技術の断面図を示している。図2は、PMOSトランジスタが、Nウェル22と、ソース24と、ゲート26と、ドレイン28と、を備えていることを示している。PMOSの右側には、NMOSトランジスタが示されており、これはPウェル34と、ソース30と、ゲート32と、ドレイン33と、を備えている。PMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタは、共通のP基板に取り付けられている。本発明のトランジスタを独立してバイアスするために、ツインタブ技術を用いているが、同一の原理を、トリプルウェル技術の場合のようにNウェルからPを区別する他の任意の技術でも使うことができる。PMOSトランジスタのNウェル22は、通常、電源Vddに接続されている。ここで提案されるのは、Nウェル22を、電源からの電位差に接続することである。同じことを、NMOSトランジスタのPウェル34にも行う。Pウェル34は、グラウンドからの電位差に接続される。バルク端子は、PMOSトランジスタのNウェル22またはNMOSトランジスタのPウェル34に接続され、MOSトランジスタのしきい値電圧の制御を可能にしている。すべてのNMOSトランジスタは、制御下にあるものと仮定する。次いで、バイアシングがPウェルで行われる。これは、基準トランジスタが、回路ユニット2のトランジスタのバイアスから独立するために、回路の残りから離れたそれ自体のウェルに置かれていることを意味する。
ツインタブ技術は、非限定の例のみとして示されていることが、強調される。当業者には、他の技術、例えばトリプルウェル技術、の使用が、本発明の範囲から逸脱することなく、同等に有効であることが理解されるであろう。
図3は、PMOSトランジスタの回路シンボルを示している。PMOSトランジスタは、ドレイン端子38と、ゲート端子40と、ソース端子42と、バルク端子44と、を備える。図4は、NMOSトランジスタの回路シンボルを示している。NMOSトランジスタは、ドレイン端子46と、ゲート端子48と、ソース端子50と、バルク端子52と、を備える。バルクトランジスタ44および52は、それぞれ、以下にさらに説明する本発明の概念の実施に役立つ。
図5は、しきい値電圧を抽出する典型的な回路を示している。回路は、電界効果トランジスタ58のドレインに接続された電流源54を備える。端子56は、トランジスタ58のゲート端子に接続されている。トランジスタ58のソース端子は、グラウンドに接続されている。しきい値電圧抽出器を実現する最も簡単な方法は、ダイオード接続されたトランジスタをしきい値より下にバイアスすることである。ドレイン電流Iは、次の式(3)で概算することができる。
Figure 2005536105
各変数の意味は、次の通りである。
:真のドレイン電流
:理論上のドレイン電流
GS:ゲート端子とソース端子の間の電圧
:しきい値電圧
n:一定値
:熱電圧
長さ変調チャネルを無視することにより、しきい値より下で動作するトランジスタのドレイン電流の良好な近似値(3)が得られる。
(3)をしきい値電圧について解くと、次式が得られる。
Figure 2005536105
ここで、典型的にはn=1.5およびV=VGSである。最高の正確さを得るには、ドレイン電流IをI=Iと選択すべきであり、この値は、プロセスとトランジスタの形状に依存する。
図6は、モニタ12の可能な実施を示している。電流ミラー60は、トランジスタ62のドレイン端子に接続される。トランジスタ62のゲート端子は、端子66に接続される。トランジスタ62のソース端子は、グラウンドに接続される。電流ミラー66は、また、トランジスタ64のドレイン端子に接続される。トランジスタ64のゲート端子は、端子68に接続される。トランジスタ64のソース端子は、グラウンドに接続される。トランジスタ62M1は、回路ユニット2を表す。トランジスタ64M2は、基準回路を表す。トランジスタ62のゲート端子とソース端子の間の電圧は、端子66で測定される。トランジスタ64のゲート端子とソース端子の間の電圧は、端子68で測定される。端子68は、基準電圧Vを表す。端子66は、測定されたしきい値電圧Vを表す。本発明のモニタ12は、文献で報告されているものとは完全に異なっている。基本的に、このモニタは、他がするようには絶対しきい値電圧を抽出しないが、少なくとも2つのトランジスタの間のしきい値電圧差を抽出する。モニタ12は、簡素で正確である。最高の正確さは、トランジスタがしきい値より下の領域にバイアスされている場合に得られる。モニタ12の複数の点で行う検出の利点は、しきい値より下の動作が、より正確に、減少した電流消費によって行われること、および非常に簡素なサーキットリーで実施することができることである。
モニタの動作は、次の通りである。M2を、基準“静穏”トランジスタとし、M1を、回路の何処かに配置されたセンストランジスタとする。M1を、しきい値より下の領域にバイアスさせる。Vt2は、Vt1とは異なり、ドレイン電流がほぼ同一と仮定する。これは、次のように示すことができる。
Figure 2005536105
ここで、Vt1およびVt2は、それぞれM1およびM2のしきい値電圧である。積nUは、ほぼ25mVであり、βおよびβは、M1およびM2のトランスコンダクタンスと、電流ミラーによる可能な誤差とを含む。ほぼ同一のトランジスタおよびほぼ完全な電流ミラーのためには、εを、対数効果のために、ほぼゼロとする。
この動作の代わりの説明は、基準電圧が、トランジスタをしきい値より下にバイアスするように選択された場合、IM1≒IM2と仮定すると、推論される式(6)は、次のようになる。
Figure 2005536105
ここで、βおよびβ項により、2つの試験中のトランジスタ間のいくらかの不整合またはミラーによるいくらかの誤差が推定される。VGS1=VおよびVGS2=Vと仮定して(6)を解くと、式(7)によりΔVt=Vt1−Vt2の表現を得ることができる。
Figure 2005536105
結果的な誤差の存在は、対数表現の存在によって最小化される。さらに、より多くの数のトランジスタを用いて、Vの2つの絶対値の差の替わりに、基準として用いられる1つのトランジスタのしきい値電圧とnトランジスタを用いて測定される平均しきい値との間の差を得ることで、この検出を改善することができる。
図7は、基本的に、図6の拡張を示している。電流ミラー66の各ブランチには、電流ミラー66とグラウンドの間で並列に接続された同数のトランジスタがある。いわゆる回路ユニットのブランチは、3つのトランジスタ68,70,および72を備える。ドレイン接触は、並列に接続され、ゲート接触は、並列に接続され、ドレイン接触は、並列に接続される。ドレイン接触は、グラウンドに接続される。ドレイン接触は、電流ミラーに並列に接続される。ゲート接触は、端子80に接続される。原則的に、電流ミラー66の右ブランチにおいても、同じことが行われる。右ブランチは、3つのトランジスタ74,76,78を備える。ドレイン接触は、グラウンドに並列に接続される。ゲート接触は、端子82に並列に接続される。ドレイン接触は、電流ミラー66に並列に接続される。(6)とほぼ同一の表現を得るIM1≒IM2を持つために、回路の両方のブランチにおいて同数のトランジスタを、またはブランチの1つにおいて同等な幅のトランジスタを用いる必要がある。
Figure 2005536105
図8は、モニタの動作を説明するための簡素な類似を示している。電圧基準に接続されたすべてのトランジスタは、電流ミラー84とグラウンドの間に並列に接続された理想的な電流ソース94,96,および98であり、かつ、接続されたトランジスタダイオードは、電流ミラー84とグラウンドの間に並列に接続された抵抗器88,90,および92に近接していると仮定する。電流ミラー84と抵抗器88,90,および92の並列回路との間に接続された、端子86における出力電圧は、抵抗器88,90,および92の並列回路における電流に、式V≒Rtotaltotalによって関連しており、ここでRtotalは、抵抗器88,90,92の並列回路の合計抵抗値、すなわち1/Rtotal=1/R+1/R+...+1/Rを表し、Itotalは、抵抗器88,90,92の並列回路における合計電流、すなわちItotal=I+I+...+Iを表し、ここでiを1〜nとするR=Rである。すべての電流が等しい場合、V≒RIとなり、電流ソースの1つに電流の変動がある場合、端子86における出力電圧Vは、次の平均電流によって与えられる。
Figure 2005536105
図9は、本発明の回路図を示している。回路は、端子100にて電源に接続される。端子102にて、回路はグラウンドに接続される。回路は、4つの異なるグループを備える。第1グループは、トランジスタ108,110,112,114を備える電流ミラーである。第2グループは、トランジスタ120,122,124を備える基準回路である。第3グループは、トランジスタ126,128,130を備える回路ユニットである。第4グループは、トランジスタ116および118を備える分圧器である。基準電圧は、端子104にて出力される。回路ユニットのしきい値電圧は、端子106にて出力される。トランジスタ108および110は、それぞれのソース端子にフィードバックループを備える。さらに、トランジスタ108およびトランジスタ110のソース端子は、端子100に接続されている。トランジスタ108および110のゲート接触は、互いに接続される。トランジスタ108および112のドレイン接触は、互いに接続される。トランジスタ110および114のドレイン接触も、互いに接続される。さらに、トランジスタ110のゲート接触は、トランジスタ114のドレインに接続される。トランジスタ112のゲート接触は、トランジスタ112のドレイン接触に接続される。トランジスタ112および114のゲート接触は、互いに接続される。トランジスタ112のソース接触は、基準回路に接続される。トランジスタ112のソース接触は、トランジスタ120,122,および124のドレイン接触に並列に接続される。トランジスタ120,122,124のゲート接触は、互いに並列に端子104に接続される。トランジスタ120,122,124のソース接触は、互いに並列に端子102に接続される。トランジスタ114のソース接触は、回路ユニットのトランジスタ126,128,および130のドレイン接触に並列に接続される。トランジスタ126,128および130のゲート接触は、互いに並列に端子106に接続される。トランジスタ126,128,および130のソース接触は、並列に端子102に接続される。トランジスタ116のソース端子は、フィードバックループを有する。トランジスタ116のソース端子は、端子100に接続される。トランジスタ116のゲート端子は、同じトランジスタのドレイン接触および端子106に接続される。トランジスタ116のドレイン接触は、トランジスタ118のドレイン接触に接続される。トランジスタ118のゲート接触は、端子106に接続される。トランジスタ118のソース接触は、端子102に接続される。チャネル長さ変調による誤差を最小化するため、二重のフィードバックミラーを使用したが、これは、モニタが飽和領域にてバイアスされる場合は、非常に大きなトランジスタを行わない限り使用できない。
図10は、しきい値電圧と差動電圧の関係を表す図を示している。ミラー60のサイジングは、モニタ12の設計において最も重要なステップである。誤ったサイジングは、正確さの欠如をもたらすためである。これは、しきい値電圧差ΔVがゼロの場合に、モニタ12の出力が電圧基準に等しい際に、良いサイズとなる。図10に示されたDCシミュレーション結果は、モニタ12の挙動を表している。理想のVラインは、マイナスの電圧をトランジスタのバルクに印加することによって、しきい値電圧が増加することを示している。モニタ12の基準電圧Vをゼロに等しく設定し、電圧をM1(回路ユニット)のバルクに印加し、グラウンドをM2(基準電圧)のバルクに接続することにより、我々は、出力Vにおいて、基準トランジスタと、バルクを変化させることでVが変化したトランジスタとの間のしきい値電圧差ΔVを得た。該当する範囲内で、この特定の例におけるこの特定の技術でのしきい値電圧変化は、ほぼ直線の挙動を有し、値−0.2によるスロープを有するランプと類似している。しきい値電圧変化が、例えば製造プロセスで導入される実施量および拡散分布などのパラメータの範囲に依存しているため、このスロープは実質的に変化し得ることが、当業者には理解されるであろう。
図11は、回路ユニットのしきい値電圧の直接の変更を示している。他の適用は、回路ユニットのしきい値電圧を直接変えるものである。フィードバック制御のために、基準トランジスタのバルクを変更した場合、それに応じて回路ユニットのバルクも変化する。ここで、1つの基準トランジスタが、回路のウェルから独立したウェルに配置されており、多くの検出トランジスタが、回路ユニットに配置されており、制御が、回路ユニットのさまざまなトランジスタの共有バルクに加えられている、と仮定する。次に、基準トランジスタのバルクを変更し、回路ユニットを検出することにより、制御は、同一のバルクを共有するすべてのトランジスタのしきい値電圧Vを自動的に変更する。図11の上側の図は、制御がどのようにして回路ユニットのトランジスタのバルク電圧を自動的に変更するかを示している。図11の下側の図は、回路ユニットのすべてのトランジスタのしきい値電圧の自動変更のコースを示している。図11の下側の図では、電圧は0Vから50mVにジャンプする。
図12は、基準トランジスタのバルクにステップを印加した場合のしきい値電圧の制御の効果を示している。このケースでは、50mVのステップを、基準トランジスタのバルクに印加した。このケースでは、モニタのVは350mVである。基準トランジスタのバルクにおける50mVステップの結果として、しきい値電圧Vが10mV減少すること、および、制御ループがしきい値電圧Vを再度復元して、差分しきい値電圧ΔVをゼロにすることが観察される。図12の上側の図は、制御された差分しきい値電圧ΔVのケースを示しており、図12の下側の図は、制御されていない差分しきい値電圧ΔVのケースを示している。
図13は、しきい値電圧V検出スキームのレイアウトを示している。この検出スキームは、電源ライン132と、グラウンドライン134と、しきい値電圧制御スキーム136と、しきい値電圧検出トランジスタ138,140,142,144,146と、検出トランジスタ138,140,142,144,146を制御スキーム136に接続する接続ライン148,150,152,154,156と、標準セル158,160,162,164,168,170,172の列と、を備える。図13は、標準セルレイアウトスタイルの検出スキームを示している。検出トランジスタは小さいため、レイアウトのほとんどの場所に配置することができる。
図14は、電源およびバルクラインのルーティングのレイアウトを示している。レイアウトは、電源ライン174、グラウンドライン176、標準セル178,180,182と、バルクライン184と、を備える。標準セル178,180,182は、P−MOSFETおよびN−MOSFETの配置で構成されている。バルクをソースから独立してバイアスすることは、ラッチアップの問題やバルクラインのノイズ発生の原因となり得るため、レイアウトには十分な注意を払う必要がある。我々は、電源およびバルクをバイアスするためのクローズループスキームを提示する。図16は、NMOSのV制御の特定のケースにおける電源およびバルクラインのルーティングの詳細を示している。ウェルへの接触の作製には、選択肢があることに留意されたい。これは、すべてのセルまたは全てのNセルに対して行うことができる。
本明細書で扱う本発明の新たな特徴および利点を、上の説明で述べた。しかしながら、本開示は、多くの観点において、例示的でしかないことを理解されたい。その詳細、特に部品の形状、サイズ、および配置の内容については、本発明の範囲を逸脱することなく変更することができる。本発明の範囲は、当然ながら、添付の特許請求の範囲が表現される言語において定義される。
図1は、本発明に係る回路ユニットのしきい値電圧を制御する制御ユニットの構造を示している。 図2は、PMOSトランジスタおよびNMOSトランジスタのツインタブ技術の断面図を示している。 図3は、PMOSトランジスタのシンボルを示している。 図4は、NMOSトランジスタのシンボルを示している。 図5は、しきい値電圧を抽出する回路の構造を示している。 図6は、本発明の基本回路を示している。 図7は、本発明の基本回路を示している。 図8は、図6および図7の構造の類似構造を示している。 図9は、本発明の実施形態の回路図を示している。 図10は、2つの異なるケースにおけるしきい値電圧とバルク電圧の関係を表す2つのグラフを示している。 図11は、回路ユニットのバルクが基準回路のバルクにおける変化に従うことを示している。 図12は、バルクの変化の後に制御ループがどのようにしきい値電圧を復元するかを示している。 図13は、しきい値電圧検出スキームのレイアウトを示している。 図14は、電源およびバルクラインルーティングのレイアウトを示している。

Claims (17)

  1. 複数のトランジスタデバイスを有する回路ユニットのしきい値電圧を制御する制御ユニットであって、
    基準回路と、
    前記回路ユニットの少なくとも1つの検出トランジスタのしきい値電圧を測定し、前記基準回路の少なくとも1つの基準トランジスタの基準しきい値電圧を測定する測定ユニットと、
    前記測定ユニットの出力から差動電圧を生成する差動電圧発生器と、
    前記差動電圧がバイアス電圧として供給される、前記回路ユニット内の前記トランジスタデバイスのバルク接続と、を備えることを特徴とする制御ユニット。
  2. 前記差動電圧発生器は、
    前記回路ユニットの少なくとも1つの測定されたトランジスタしきい値電圧の、少なくとも1つの平均しきい値電圧値を形成する平均化ユニットと、
    前記回路ユニットの少なくとも1つの平均しきい値電圧値を、前記基準回路の少なくとも1つの測定されたトランジスタしきい値電圧と比較し、前記回路ユニットの少なくとも1つの平均しきい値電圧値と、前記基準回路の少なくとも1つのトランジスタしきい値電圧との差を示す少なくとも1つの差分電圧値を生成する比較ユニットと、
    前記比較ユニットの少なくとも1つの差分電圧値を増幅し、少なくとも1つの増幅された差分電圧値を生成する増幅ユニットと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の制御ユニット。
  3. 前記増幅ユニットは、高利得増幅器であることを特徴とする請求項2に記載の制御ユニット。
  4. 前記基準回路は、少なくとも1つの比較増幅器内に少なくとも1つの基準トランジスタを備えることを特徴とする請求項1に記載の制御ユニット。
  5. 前記基準トランジスタは、前記回路ユニットを備えるチップの別のウェルに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の制御ユニット。
  6. 前記基準トランジスタは、基準電圧により前記回路ユニットの前記トランジスタデバイスとは別に制御されることを特徴とする請求項4に記載の制御ユニット。
  7. 前記測定ユニットは、前記しきい値電圧を検出する少なくとも1つの検出トランジスタを備えることを特徴とする請求項1に記載の制御ユニット。
  8. 前記検出トランジスタは、検出電圧により前記基準トランジスタとは別に制御されることを特徴とする請求項7に記載の制御回路。
  9. 前記回路ユニットは、複数のトランジスタデバイスを備え、
    第1の補助的な複数の前記トランジスタデバイスを、基準トランジスタとして使用し、第2の補助的な複数の前記トランジスタデバイスを、検出トランジスタとして使用し、
    前記差動電圧発生器の差動出力は、バイアス電圧として、前記複数のトランジスタデバイスのバルクに供給される、ことを特徴とする請求項1に記載の制御ユニット。
  10. 集積回路デバイスであって、
    請求項1に記載の回路ユニットと制御ユニットとを備えることを特徴とする集積回路デバイス。
  11. 回路ユニット内のトランジスタの少なくとも1つのしきい値電圧を制御するための方法であって、
    前記回路ユニットの少なくとも1つのトランジスタしきい値電圧を測定し、
    少なくとも1つの基準トランジスタを提供し、前記少なくとも1つの基準トランジスタのしきい値電圧を測定し、
    前記測定ユニットの出力から、差動電圧を生成し、
    前記差動電圧を、バイアス電圧として前記回路ユニット内の前記トランジスタデバイスのバルク接続に供給する、ことを特徴とする方法。
  12. 前記生成するステップでは、
    前記回路ユニットの少なくとも1つの測定されたトランジスタしきい値電圧の少なくとも1つの平均しきい値電圧値を形成し、
    前記回路ユニットの少なくとも1つの平均しきい値電圧値を、前記基準回路の少なくとも1つの測定されたトランジスタしきい値電圧と比較し、前記回路ユニットの少なくとも1つの平均しきい値電圧値と少なくとも1つの基準トランジスタの少なくとも1つのトランジスタしきい値電圧との間の差を表す少なくとも1つの差分電圧を生成し、
    前記比較ユニットの少なくとも1つの差分電圧を増幅し、少なくとも1つの増幅された差分電圧を生成する、ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 複数のトランジスタデバイスを、第1の補助的な複数の基準トランジスタと、第2の補助的な複数の検出トランジスタとに分割し、
    前記第1の補助的な複数のトランジスタしきい値電圧を、基準電圧として測定し、
    前記第2の補助的な複数のしきい値電圧を、検出電圧として測定し、
    差動電圧を、前記基準電圧および前記検出電圧から生成し、
    前記差動電圧を、前記複数のトランジスタデバイスのバルクに入力する、ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の方法。
  14. 回路ユニット内のトランジスタの少なくとも1つのしきい値電圧の制御は、閉ループ内で行われることを特徴とする請求項11に記載の方法。
  15. 前記閉ループ内の制御は、電源の制御を含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記増幅された平均電圧は、前記回路ユニットにマイナスにフィードバックされ、前記回路ユニットと前記基準回路の間のしきい値電圧差を減少させる、ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  17. 前記しきい値電圧は、直接測定されることを特徴とする請求項11に記載の方法。
JP2004527197A 2002-08-08 2003-08-04 トランジスタのしきい値電圧を制御するための回路および装置 Pending JP2005536105A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP02078286 2002-08-08
EP02078778 2002-09-13
PCT/IB2003/003473 WO2004015867A1 (en) 2002-08-08 2003-08-04 Circuit and method for controlling the threshold voltage of transistors

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005536105A true JP2005536105A (ja) 2005-11-24

Family

ID=31716851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004527197A Pending JP2005536105A (ja) 2002-08-08 2003-08-04 トランジスタのしきい値電圧を制御するための回路および装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7332953B2 (ja)
EP (1) EP1529343A1 (ja)
JP (1) JP2005536105A (ja)
KR (1) KR20050065518A (ja)
AU (1) AU2003250452A1 (ja)
TW (1) TW200410058A (ja)
WO (1) WO2004015867A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011023490A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Fujitsu Semiconductor Ltd ボディバイアス制御回路及びボディバイアス制御方法
JP2019523597A (ja) * 2016-07-22 2019-08-22 セー エス ウー エム・サントル・スイス・デレクトロニク・エ・ドゥ・ミクロテクニク・エス アー・ルシェルシュ・エ・デヴェロプマン アナログ及び/又はデジタル回路のpvt変動を補償するための補償装置

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8323228B2 (en) * 2007-04-12 2012-12-04 Rex Medical L.P. Dialysis catheter
US7129745B2 (en) * 2004-05-19 2006-10-31 Altera Corporation Apparatus and methods for adjusting performance of integrated circuits
US7348827B2 (en) * 2004-05-19 2008-03-25 Altera Corporation Apparatus and methods for adjusting performance of programmable logic devices
US20060119382A1 (en) * 2004-12-07 2006-06-08 Shumarayev Sergey Y Apparatus and methods for adjusting performance characteristics of programmable logic devices
US7388387B2 (en) * 2006-01-11 2008-06-17 Stratosphere Solutions, Inc. Method and apparatus for measurement of electrical resistance
US7355437B2 (en) * 2006-03-06 2008-04-08 Altera Corporation Latch-up prevention circuitry for integrated circuits with transistor body biasing
US7330049B2 (en) * 2006-03-06 2008-02-12 Altera Corporation Adjustable transistor body bias generation circuitry with latch-up prevention
US7495471B2 (en) 2006-03-06 2009-02-24 Altera Corporation Adjustable transistor body bias circuitry
KR100776749B1 (ko) * 2006-05-19 2007-11-19 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 장치 및 그 구동방법
DE102006048379B4 (de) * 2006-10-12 2008-11-06 Infineon Technologies Ag Verfahren zur Durchsatzsteuerung einer elektronischen Schaltung sowie entsprechende Durchsatzsteuerung und zugehörige Halbleiterschaltung
US7545161B2 (en) * 2007-08-02 2009-06-09 International Business Machines Corporation Method and apparatus to measure threshold shifting of a MOSFET device and voltage difference between nodes
US7933141B2 (en) * 2008-04-04 2011-04-26 Elpida Memory, Inc. Semiconductor memory device
EP2266007A1 (en) * 2008-04-16 2010-12-29 Nxp B.V. Threshold voltage extraction circuit
KR101143470B1 (ko) 2010-07-02 2012-05-08 에스케이하이닉스 주식회사 전압 정류 회로
US10868537B1 (en) 2020-07-16 2020-12-15 Apple Inc. Supply voltage and temperature independent receiver
CN116938159A (zh) * 2023-09-19 2023-10-24 微龛(广州)半导体有限公司 差分输入的电路、差分对失配噪声补偿电路及方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4791318A (en) * 1987-12-15 1988-12-13 Analog Devices, Inc. MOS threshold control circuit
US5087830A (en) * 1989-05-22 1992-02-11 David Cave Start circuit for a bandgap reference cell
US5017811A (en) * 1989-10-27 1991-05-21 Rockwell International Corporation CMOS TTL input buffer using a ratioed inverter with a threshold voltage adjusted N channel field effect transistor
JP2586171B2 (ja) * 1990-03-26 1997-02-26 日本電気株式会社 演算増幅器
KR940001816B1 (ko) * 1991-07-26 1994-03-09 삼성전자 주식회사 슬루우레이트 스피드엎 회로
US5397934A (en) 1993-04-05 1995-03-14 National Semiconductor Corporation Apparatus and method for adjusting the threshold voltage of MOS transistors
US5811993A (en) * 1996-10-04 1998-09-22 International Business Machines Corporation Supply voltage independent bandgap based reference generator circuit for SOI/bulk CMOS technologies
US6002245A (en) * 1999-02-26 1999-12-14 National Semiconductor Corporation Dual regeneration bandgap reference voltage generator
US6529421B1 (en) * 2001-08-28 2003-03-04 Micron Technology, Inc. SRAM array with temperature-compensated threshold voltage
US6486727B1 (en) * 2001-10-11 2002-11-26 Pericom Semiconductor Corp. Low-power substrate bias generator disabled by comparators for supply over-voltage protection and bias target voltage

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011023490A (ja) * 2009-07-15 2011-02-03 Fujitsu Semiconductor Ltd ボディバイアス制御回路及びボディバイアス制御方法
US8659346B2 (en) 2009-07-15 2014-02-25 Spansion Llc Body-bias voltage controller and method of controlling body-bias voltage
JP2019523597A (ja) * 2016-07-22 2019-08-22 セー エス ウー エム・サントル・スイス・デレクトロニク・エ・ドゥ・ミクロテクニク・エス アー・ルシェルシュ・エ・デヴェロプマン アナログ及び/又はデジタル回路のpvt変動を補償するための補償装置
US11012067B2 (en) 2016-07-22 2021-05-18 CSEM Centre Suisse d'Electronique et de Microtechnique SA—Recherche et Développement Compensation device for compensating PVT variations of an analog and/or digital circuit
JP7113811B2 (ja) 2016-07-22 2022-08-05 セー エス ウー エム・サントル・スイス・デレクトロニク・エ・ドゥ・ミクロテクニク・エス アー・ルシェルシュ・エ・デヴェロプマン デジタル回路のpvt変動を補償するための補償装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003250452A1 (en) 2004-02-25
TW200410058A (en) 2004-06-16
EP1529343A1 (en) 2005-05-11
WO2004015867A1 (en) 2004-02-19
US7332953B2 (en) 2008-02-19
US20060038605A1 (en) 2006-02-23
KR20050065518A (ko) 2005-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005536105A (ja) トランジスタのしきい値電圧を制御するための回路および装置
US10198022B1 (en) Ultra-low power bias current generation and utilization in current and voltage source and regulator devices
KR100272508B1 (ko) 내부전압(vdd) 발생회로
KR101031434B1 (ko) 초저전력 아날로그 보상 회로 및 보상 방법
US7920015B2 (en) Methods and apparatus to sense a PTAT reference in a fully isolated NPN-based bandgap reference
US10707757B2 (en) Reference voltage generator with adaptive voltage and power circuit
US5384739A (en) Summing circuit with biased inputs and an unbiased output
GB2425419A (en) An overtemperature detector for integrated circuits, using hysteresis
US11099081B2 (en) Current generating circuits capable of generating currents with different temperature coefficients and flexibly adjusting slope of the temperature coefficient
KR20080061208A (ko) 파워-온-리셋 회로
Souliotis et al. A high accuracy voltage reference generator
US20070182477A1 (en) Band gap reference circuit for low voltage and semiconductor device including the same
US7466171B2 (en) Voltage detection circuit and circuit for generating a trigger flag signal
JP3593486B2 (ja) 電圧比較回路およびこれを用いた基板バイアス調整回路
US6683489B1 (en) Methods and apparatus for generating a supply-independent and temperature-stable bias current
He et al. A compensation technique for threshold mismatch in sub-threshold current mirror
Bernardson Precision, temperature and supply independent CMOS current source with no external components
KR20000004505A (ko) 내부 전압 강하 회로
KR0153049B1 (ko) 정전류회로
KR100599974B1 (ko) 기준 전압 발생기
US11927493B2 (en) Temperature sensor
US10871404B2 (en) Miniaturized thermistor based thermal sensor
Puşcaşu et al. A low voltage operational amplifier cell with extended input common mode range for high voltage current sensing applications
KR100197559B1 (ko) 기준전압 발생회로
Komark Design of an integrated voltage regulator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060802

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090224

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090714