JP2005535631A - プリン誘導体の合成 - Google Patents
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Abstract
Description
R1は、固体支持体、水素、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
R2は、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であり;
R3は、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であり;
R4は、水素、アルキル、アリール、または−NR6R7(ここで、R6とR7の各々は、独立に、水素、アルキル、アリール、またはシクロアルキルである)であり;そして
R5は、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、チオアルキル、チオアリール、または−NR8R9(ここで、R8とR9の各々は、独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であるか、あるいはR8とR9はそれらが結合している窒素原子と一緒にヘテロ環を形成する)である]
の置換プリン化合物の製造方法であって、
(a)式:
(b)4,5,6−トリアミノピリミジンを環化剤と接触させることによりプリン環を形成して、置換プリンを製造する、
ことを含む方法を提供する。
(a)CrX2(ここで、各々のXは独立にハライドである)および
(b)1,1’−ジアルキル−4,4’−ビピリジニウムジハライドとチオスルファート化合物の混合物よりなる群から選択される。本明細書中で使用される「チオスルファート化合物」とは、化合物M2 +S2O3 2-(式中、Mはアルカリ金属カチオンである)を意味する。
(a)式:
(b)6−アミノピリミジンを、式:Z2Hの第二のアミン化合物と接触させて、式:
(c)4,6−ジアミノピリミジンを、酸化剤と接触させて、式:
(d)2−スルホニルピリミジンを、式:R5−Mの求核試薬と接触させて、5−ニトロピリミジン化合物を製造する
(式中、
Z1およびZ2の一方は−NR1R2であり、他方は−NHR3であり;
R1,R2,R3およびR5は本明細書で定義されたものであり;
R10は、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
R5−Mは、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属チオアルコキシド、有機クプラート、有機リチウムおよびグリニャール試薬よりなる群から選択される求核試薬であるか、あるいはR5−Mは、HNR8R9であり、各々のXは独立にハライドである)
ことを含む工程により製造される。
(a)式:
(b)6−アミノピリミジンを、式:Z2Hの第二のアミン化合物と接触させて、式:
(c)4,6−ジアミノピリミジンを、酸化剤と接触させて、式:
の2−スルホニルピリミジンを製造し、
(d)2−スルホニルピリミジンを、式:R5−Mの求核試薬と接触させて、式:
(e)5−ニトロピリミジンを還元剤と接触させて、式:
(f)4,5,6−トリアミノピリミジンを、環化剤と接触させて、置換プリンを製造する、
(式中、R1、R2、R3、R5、およびMは、本明細書中で定義したものである)
ことを含む方法を提供する。
のものである、プリンのコンビナトリアルライブラリーを提供する。
(a)固体支持体に結合したピリミジン化合物を、二ハロゲン化クロムと接触させることによりニトロ官能基をアミノ官能基に還元して、固体支持体に結合したアミノピリミジン化合物を含む反応混合物を製造し、そして
(b)固体支持体に結合したアミノピリミジン化合物を反応混合物から除去する、ことを含み、
反応混合物から除去される固体支持体に結合したアミノピリミジン化合物が実質的に無機塩を含まないものである方法を提供する。
特に明記しない限り、下記の用語は、以下の意味を有する。
a)ビーズ、ペレット、ディスク、ファイバー、ゲル、表面、または粒子、例えばセルロースビーズ、有孔ガラスビーズ、シリカゲル、ジビニルベンゼンで場合により架橋されたおよびポリエチレングリコールで場合によりグラフトされたおよびアミノ、ヒドロキシ、カルボキシ、またはハロ基で場合により官能化されたポリスチレンビーズ、グラフト化されたコポリビーズ、ポリアクリルアミドビーズ、ラテックスビーズ、N,N’−ビスアクリロイルエチレンジアミンで場合により架橋されたジメチルアクリルアミドビーズ、疎水性ポリマーでコーティングされたガラス粒子など、すなわち剛体のもしくは半剛体の表面を有する材料;
b)可溶性支持体、例えば低分子量非架橋ポリスチレン;および
c)これらの誘導された形態
を包含することを意図している。
別に明記しない限り、以下の番号付けシステムを、プリン環上の位置を表すために使用する。
本発明の方法は、プリン化合物の溶液相および固相での合成に適用可能である。一つの態様では、本発明の方法は、適切に置換されたピリミジン化合物を適切に置換された環化化合物と反応させることによる、プリン化合物、好ましくは高度に置換されたプリン化合物を製造することを含む。特に、本発明の方法は、プリン環系に各々の置換基を導入することを可能にし、したがって、高度に置換されたプリン化合物を容易に製造することができる。
R1は、固体支持体、水素、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
R2は、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であり;
R3は、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であり;
R4は、水素、アルキル、アリール、または−NR6R7(ここで、R6とR7の各々は、独立に、水素、アルキル、アリール、またはシクロアルキルである)であり;そして
R5は、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、チオアルキル、チオアリール、または−NR8R9(ここで、R8とR9の各々は、独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であるか、あるいはR8とR9はそれらが結合している窒素原子と一緒にヘテロ環を形成する)である]
のプリン化合物を製造する方法を提供する。
好ましくは、R4は水素またはアルキルである。
好ましくは、R5は−NR8R9(ここで、R8とR9は本明細書中で定義したものである)である。
好ましくは、R6とR7の各々は、独立に、水素またはアルキルである。
さらに他の実施態様において、R3は水素、アルキル、またはシクロアルキルである。
の4,5,6−トリアミノピリミジン化合物を環化化合物と反応させて式Iの化合物のプリン環系を製造することによる、式Iのプリン化合物を製造する方法を提供する。環化剤の例として、アルデヒド、オルトエステル、活性化されたカルボン酸、イソシアナート、およびイソチオシアナートが挙げられる。活性化されたカルボニル化合物の例として、アシルハライド、無水物、および当業者に公知の他の活性化されたカルボニル化合物が挙げられる。
上記のスキームIに示されているように、プリン環上の4個の置換基のうち3個は、式IIのピリミジン上の置換基に由来する。そこで、本発明の他の態様は、式IIの4,5,6−トリアミノピリミジン化合物を製造する方法を提供する。一つの特定の実施態様において、式IIの4,5,6−トリアミノピリミジン化合物は、式:
の対応する5−ニトロ−4,6−ジアミノピリミジンから製造される。この方法は、一般に、ニトロ基の選択的還元を含む。式IIIの5−ニトロ−4,6−ジアミノピリミジンを固体支持体に結合させた場合、多くの慣用のニトロ基還元条件では、固体支持体からのピリミジン部位の切断が生じる。他の慣用の還元剤では、ばらばらな結果や、望ましくない無機塩が混入した生成物が得られる。例えば、Di Lucreziaら、 J. Comb. Chem., 2000, 2, 249-253参照。
再度スキーム1を参照すると、プリン環系の2位、6位、および9位の置換基は、ピリミジン環系の対応する置換基により決定される。第二の環系は、ピリミジン環の4位および5位のアミノ基から形成されるので、式IIIのニトロピリミジンの4位および5位の置換基は、アミン置換基でなければならない。しかしながら、2位および6位の置換基は、非アミン置換基でありうる。
Yは、−SOnR10(ここで、nは0、1、または2であり、R10はアルキル、シクロアルキル、またはアリールである)である]。
好ましくは、R10はアルキル、より好ましくはメチルまたはエチルである。
のニトロピリミジンが得られる。
上記のように、本発明は、ピリミジン化合物からの高度に置換されたプリンを製造する方法を提供する。そのような合成方法は、単一のプリン化合物およびプリンのコンビナトリアルライブラリーを製造する上で有用である。また、本発明の方法は、プリン環系の段階的な溶液相または固相合成を可能とする。プリン環上に広範な置換基を構築する能力は、事実上、任意の望ましい程度の複雑性を有するライブラリーの構築を可能にする。ライブラリーの可能な複雑性は、さらに、立体化学的なバリエーションにより増大される。
のプリンのコンビナトリアルライブラリーを提供する。
化合物のライブラリーを調製するために用いうる多数の固相法がある。例えば、各々の工程の間に所望の置換基の混ざりを単純に加えることができ、これにより単一のバッチで合成が行われる。この単一バッチ法は、置換基の混ざりを任意の所与のプリン環の位置に一反応で導入することを可能にする。しかしながら、試薬の混合物が異なる反応性の化合物を含んでいる場合には、得られる生成物は、必ずしも、望んだような、すべての構造的に多様なプリン化合物を含むとは限らない。
本発明のライブラリーは、選択的キナーゼ阻害剤の発見を含む、生物学的分析のアレー全体にわたる評価による新規なリード構造発見用のスクリーニングツールとして有用である。ライブラリーは、したがって、医薬発見用ツール、すなわち、種々の生物学的ターゲットに対してライブラリーをスクリーニングすることによる新規なリード化合物を発見するための手段、および、関連化合物の大きなファミリー内で構造活性相関(SAR)を展開するための手段である。ライブラリーは、固体支持体に結合したリガンドで試験することができるか、あるいはプリンは、評価の前に、固体支持体から切断することができる。評価の前にプリンが分離される場合は、その固体支持体に対するその関係は、例えば、標準的96ウェルプレートのグリッド内の位置により、あるいは細胞叢上の活性の位置により、維持されうる。化合物が固体支持体に結合して試験されようがあるいはそれから分離して試験されようが、生物活性に関連する固体支持体につけたタグは、次いで解読されて、活性化合物の構造上のまたは合成上の履歴が明らかになる。例えば、Ohlmeyerら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 1993, 90, 10922-10926およびStillら、PCT公報WO94/08051参照。あるいは、構造は、デコンヴォルーションにより、あるいはそれらの物理的特性、例えば、NMR、IR、UVスペクトル、マススペクトル、X線結晶学等により決定することができる。所与のスクリーニングでいずれの化合物も活性ではないことが見出されたとしても、そのような活性の欠如は、しばしば、有用なSAR情報を提供する。
この実施例は、本発明の手順を用いる、オロモウシンの合成方法を例証するものである。
粗生成物:純度89%
フラッシュカラムクロマトグラフィー(80:10:1のEtOAc:MeOH:TEA)で精製。
収量:182mg、LC−MS分析での純度:92%
EtOAc−MeOH−ヘキサンから、純度100%に再結晶可能。
この実施例は、固相上でのプリン化合物のライブラリーの合成方法を例証する。
Claims (24)
- 式:
[式中、
R1は、固体支持体、水素、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
R2は、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であり;
R3は、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であり;
R4は、水素、アルキル、アリール、または−NR6R7(ここで、R6とR7の各々は、独立に、水素、アルキル、アリール、またはシクロアルキルである)であり;そして
R5は、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、チオアルキル、チオアリール、または−NR8R9(ここで、R8とR9の各々は、独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であるか、あるいはR8とR9はそれらが結合している窒素原子と一緒にヘテロ環を形成する)である]
の置換プリン化合物の製造方法であって、
(a)式:
の5−ニトロピリミジン化合物を還元剤と接触させて、式:
の4,5,6−トリアミノピリミジンを製造し、そして
(b)4,5,6−トリアミノピリミジンを環化剤と接触させることによりプリン環を形成して、置換プリンを製造する、
ことを含む方法。 - R1が固体支持体である、請求項1の方法。
- R2が窒素保護基である、請求項2の方法。
- 還元剤が、
(a)CrX2(ここで、各々のXは、独立にハライドである)および
(b)1,1’−ジアルキル−4,4’−ビピリジニウムジハライドとチオスルファート化合物の混合物
よりなる群から選択されるものである、請求項2の方法。 - ニトロ還元工程(a)が、プロトン性溶媒の存在を含む、請求項4の方法。
- 工程(a)で製造された4,5,6−トリアミノピリミジンが、実質的に無機塩を含まないものである、請求項4の方法。
- 前記ニトロ基還元工程(a)の間、固体支持体に結合したピリミジン環の実質的にすべてが、固体支持体に結合したままである、請求項4の方法。
- 置換プリンを固体支持体から切断して、R1が水素であるプリン化合物を製造することをさらに含む、請求項2の方法。
- 環化剤が、オルトエステル、アシル無水物、アシルハライド、イソチオシアナートと脱水剤の混合物、イソシアナートと脱水剤の混合物、またはアルデヒドと酸化剤の混合物である、請求項1の方法。
- R4が水素またはアルキルである、請求項1の方法。
- 5−ニトロピリミジン化合物が、
(a)式:
の4,6−ジハロ−5−ニトロ−2−チオエーテルピリミジンを、式:Z1Hの第一のアミン化合物と接触させて、式:
の6−アミノピリミジンを製造し、
(b)6−アミノピリミジンを、式:Z2Hの第二のアミン化合物と接触させて、式:
の4,6−ジアミノピリミジンを製造し、
(c)4,6−ジアミノピリミジンを、酸化剤と接触させて、式:
の2−スルホニルピリミジンを製造し、そして
(d)2−スルホニルピリミジンを、式:R5−Mの求核試薬と接触させて、5−ニトロピリミジン化合物を製造する
(式中、
Z1およびZ2の一方は、−NR1R2であり、他方は−NHR3であり;
R1,R2,R3およびR5は、請求項1で定義されたものであり;
R10は、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
R5−Mは、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属チオアルコキシド、有機クプラート、有機リチウムおよびグリニャール試薬よりなる群から選択される求核試薬であるか、あるいはR5−Mは、HNR8R9であり、各々のXは独立にハライドである)
ことを含む工程により製造される、請求項1の方法。 - 式:
の置換プリンの製造方法であって、
(a)式:
の4,6−ジハロ−5−ニトロ−2−チオエーテルピリミジンを、式:Z1Hの第一のアミン化合物と接触させて、式:
の6−アミノピリミジンを製造し、
(b)6−アミノピリミジンを、式:Z2Hの第二のアミン化合物と接触させて、式:
の4,6−ジアミノピリミジンを製造し、
(c)4,6−ジアミノピリミジンを、酸化剤と接触させて、式:
(式中、Z1およびZ2の一方は、−NR1R2であり、他方は−NHR3である)
の2−スルホニルピリミジンを製造し、
(d)2−スルホニルピリミジンを、式:R5−Mの求核試薬と接触させて、式:
の5−ニトロピリミジンを製造し、
(e)5−ニトロピリミジンを、還元剤と接触させて、式:
の4,5,6−トリアミノピリミジンを製造し、そして
(f)4,5,6−トリアミノピリミジンを、環化剤と接触させて、置換プリンのライブラリーを製造することを含む方法
[式中、
R1は、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または固体支持体であり;
R2は、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
R3は、水素、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
R4は、水素、アルキル、アリール、または−NR6R7(ここで、R6とR7の各々は、独立に、水素、アルキル、アリール、またはシクロアルキルである)であり;そして
R5は、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、チオアルキル、チオアリール、または−NR8R9(ここで、R8とR9の各々は、独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であるか、もしくはR8とR9はそれらが結合している窒素原子と一緒にヘテロ環を形成する)であり;
R5−Mは、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属チオアルコキシド、有機クプラート、有機リチウムおよびグリニャール試薬よりなる群から選択される求核試薬であるか、あるいはR5−Mは、HNR8R9である]。 - 置換プリン化合物のコンビナトリアルライブラリーを製造するために使用される、請求項12の方法。
- R1が固体支持体であり、置換プリンのライブラリーが固体支持体に結合した置換プリンのライブラリーである、請求項13の方法。
- コンビナトリアルライブラリーにおける各々のプリン化合物が空間的に分離されたものである、請求項14の方法。
- コンビナトリアルライブラリーが複数の粒子上に形成され、各々の粒子が同一の置換基のプリン分子の表面コーティングを有する、請求項14の方法。
- 固体支持体に結合した置換プリンを固体支持体から切断して、固体支持体に結合されていない置換プリンのライブラリーを製造することをさらに含む、請求項14の方法。
- ライブラリー中の各々のプリンが、式:
[式中、
R1は、固体支持体、水素、アルキル、シクロアルキル、またはアリールであり;
R2は、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であり;
R3は、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、または窒素保護基であり;
R4は、水素、アルキル、アリール、または−NR6R7(ここで、R6とR7の各々は、独立に、水素、アルキル、アリール、またはシクロアルキルである)であり;そして
R5は、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールオキシ、シクロアルキル、シクロアルコキシ、チオアルキル、チオアリール、または−NR8R9(ここで、R8とR9の各々は、独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、もしくは窒素保護基であるか、またはR8とR9はそれらが結合している窒素原子と一緒にヘテロ環を形成する)である]
のものである、プリンのコンビナトリアルライブラリー。 - R1が固体支持体である、請求項18のコンビナトリアルライブラリー。
- R4が水素以外である、請求項18のコンビナトリアルライブラリー。
- 固体支持体に共有結合しているピリミジン環上のニトロ置換基の還元方法であって、そのピリミジン環は、場合により、1、2、または3個の独立の水素ではない置換基で置換されており、その方法は
(a)固体支持体に結合したピリミジン化合物を、二ハロゲン化クロムと接触させることによりニトロ官能基をアミノ官能基に還元して、固体支持体に結合したアミノピリミジン化合物を含む反応混合物を製造し、そして
(b)固体支持体に結合したアミノピリミジン化合物を反応混合物から除去する、
ことを含み、
反応混合物から除去される固体支持体に結合したアミノピリミジン化合物が実質的に無機塩を含まないものである、方法。 - 前記ニトロ還元工程(a)の間、固体支持体に結合したピリミジン環の実質的にすべてが、固体支持体に共有結合したままである、請求項21の方法。
- 反応混合物がさらにプロトン性溶媒を含む、請求項21の方法。
- 二ハロゲン化クロムが二塩化クロムである、請求項21の方法。
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