JP2005533849A - 肥満治療のための組み合わせ療法 - Google Patents

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Abstract

本発明は一般化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストと
【化1】
Figure 2005533849

;第2の抗肥満薬とを有する、糖尿病、肥満及び肥満関連疾患の治療と予防に有用な組成に関する。本発明は更に、本発明の組成を投与することによって、前記を必要とする被験体の肥満及び肥満関連疾患の治療と予防を行う方法に関する。更に本発明は、これらの方法を実行するために有用な医薬組成及び薬剤及びキットを提供する。

Description

本発明はNYP5アンタゴニストと第2の抗肥満薬とを含む、肥満及び肥満関連疾病の治療又は予防に有用な組成物を提供する。
本発明はまた、一般化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストと、
Figure 2005533849
第2の抗肥満薬とを含む、肥満及び肥満関連疾病の治療と予防に有用な組成物を提供する。
本発明は更に、以下の群から選択した、NPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬とを有する組成物に関するものである。5HT輸送体阻害剤、NE輸送体阻害剤、CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト、グレリン・アンタゴニスト、H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト、MCH1Rアンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、レプチン、レプチン誘導体、オピオイド・アンタゴニスト、オレキシン・アンタゴニスト、BRS3アゴニスト、CCK−Aアゴニスト、CNTF、CNTF誘導体、GHSアゴニスト、5HT2Cアゴニスト、Mc4rアゴニスト、モノアミン再摂取阻害剤、UCP−1又は2又は3活性剤、β3アゴニスト、甲状腺ホルモンβアゴニスト、PDE阻害剤、FAS阻害剤、DGAT1阻害剤、DGAT2阻害剤、ACC2阻害剤、グルココルチコイド・アンタゴニスト、アシル−エストロゲン、リパーゼ阻害剤、脂肪酸輸送体阻害剤、ジカルボン酸輸送体阻害剤、グルコース輸送体阻害剤、セロトニン摂取阻害剤、メトホルミン、トピラメート。
本発明の組成物は以下の肥満関連疾病の治療と予防に有用である。過食、過食症、高血圧、糖尿病、血漿インスリン濃度上昇、インスリン抵抗性、異常脂質血症、高脂血症、子宮内膜癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌、変形性関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、胆石症、胆石、心拍リズム異常、不整脈、心筋梗塞、鬱血性心不全、冠動脈性心疾患、突然死、脳卒中、多嚢胞性卵巣、頭蓋咽頭腫、プラダーウィリ症候群、フレーリッヒ症候群、GH欠乏症、正常変異型低身長、ターナー症候群、及びその他の代謝活動の低下又は例えば急性リンパ芽球性白血病の子供に見られるような除脂肪体重率の減少として安静時エネルギー消費の減少を示す病的な症状。
本発明はまた、これらの状態の治療、及びこれらの状態の治療に有用な薬剤の製造のための本発明の組成物の使用に関する。
本発明はまた、NPY5アンタゴニスト及び第2の抗肥満薬を有効成分として有する医薬組成物に関する。
本発明はまた、肥満治療のための薬剤を製造するための、化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の使用に関するものであり、該使用は化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストの有効量と抗肥満薬の有効量を同時に、又は別々に使用することを含む。
本発明はまた、同時、別々に又は連続的に肥満に用いる組み合わせ製剤として、化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬を含む製品に関する。
本発明はまた、別々に投与することも可能なNPY5アンタゴニストと抗肥満薬の組み合わせを用いた肥満治療に関するものであり、本発明はまた、別々の医薬の組み合わせを1つのキットとして組み合わせることに関する。本発明に従った前記キットは、2つの別個の医薬組成―すなわち予防的又は治療的に有効な量の化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト又は医薬的に許容される塩又はそれらのエステル及び第1単位投与形態における医薬的に許容される担体又は希釈剤とから成る第1単位投与形態と、予防的又は治療的に有効な量の第2の抗肥満薬又は医薬的に許容される塩又はそのエステル及び第2単位投与形態における医薬的に許容可能な担体又は希釈剤とから成る第2単位投与形態―と容器を含む。
理想的な体重を20%以上上回る体重として定義される肥満は、西洋社会における大きな健康問題である。アメリカ合衆国の成人約9,700万人が過体重若しくは肥満と推定される。肥満はエネルギー消費に対するカロリー摂取の割合の増加によってもたらされる正エネルギーバランスの結果である。食物摂取と体重のバランスを統制する分子要因は完全には理解されていない[B.Staels他、J.Biol.Chem.270(27),15958(1995);F.Lonnquist他、Nature Medicine 1(9),950(1995)]。肥満に至る遺伝的及び/又は環境的要因はよく理解されていないが、いくつかの遺伝的要因が確認されている。
疫学的研究により、過体重及び肥満の度合いの増加が推定寿命低下の重要な予測因子であることが示された。肥満は、それ自体によって、且つ他の病気との関係によって、多くの健康問題を引き起こす、若しくは悪化させる。肥満に関わる医療問題であり深刻且つ生命を脅かし得るものとして、高血圧、II型糖尿病、血漿インスリン濃度上昇、インスリン抵抗性、異常脂質血症、高脂血症、子宮内膜癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌、変形性関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群のような呼吸器系合併症、胆石症、胆石、動脈硬化症、心臓病、心拍リズム異常、不整脈が挙げられる(Kopelman,P.G.,Nature 404,635−643(2000))。更に肥満は、早死にとも関連しており、脳卒中、心筋梗塞、鬱血性心不全、冠動脈性心疾患、突然死による死亡率及び罹患率の大幅な増加とも関連している。
しばしば肥満治療は、患者の食物摂取を減らすことにより、若しくは運動量を増やすことにより、患者のエネルギー産出量を増加することを患者に奨励して行われる。体重の5%から10%の体重減少を持続すれば、糖尿病と高血圧のような合併性罹患が改善され、変形性関節症、睡眠時無呼吸症候群、心肺機能障害のような肥満関連の病状の改善につながる可能性が示されている。
肥満治療のための単独療法に現在使われている体重減少薬の効能は限られており、有意な副作用がある。前記体重減少薬であるオーリスタット(Davidson,M.H.他、(1999)JAMA 281:235−42)、デキスフェンフルラミン(Guy Grand,B.他、(1989)Lancet 2:1142−5)、シブトラミン(Bray,G.A.他、(1999) Obes.Res.&:189−98)及びフェンテルミン(Douglas,A.他、(1983) Int.J.Obes.7:591−5)の研究では、プラセボとの比較において、薬物により体重の約5%から10%の制限的体重減少が示された。具体的には、シブトラミンとオーリスタットはどちらも6ヶ月から1年間に体重を10%未満減らす。前臨床研究の結果も、シブトラミン、フェンフルラミン、Y5アンタゴニスト、CB−1インバースアゴニスト、Mc4rアゴニストなど大半の薬剤が強力に食物摂取を抑制し当初体重を減少させることを示した。しかし、10日を超える慢性治療期間中、これら薬剤の効能は低下し、対照に比べ10%以下の体重減少となる。肥満の人の体重は容易に150kg以上となるため、正常な体重に戻すには彼らの体重の50%以上を減少する必要がある。これらの患者にとって、単独の薬剤が持つ治療効果は最小限であると見込まれる。それらの使用は更に、これら薬剤及び抗肥満薬の副作用によって制限される。デキスフェンフルラミンは心弁膜症が疑われたために市場から撤退された。オーリスタットは消化器官の副作用による制限がある。トピラメートの使用は中枢神経系への影響による制限を受ける。シブトラミンの使用は循環器系への副作用による制限を受け、前記副作用の結果、死亡事例が報告され、イタリア市場から撤退された。
一部の患者の肥満治療には単独薬剤でも効果的な場合があるが、肥満の病因の多遺伝子的性質から、肥満患者のかなりの大多数にとり効果的な単独薬剤はないと予測される。それに比べ組み合わせ療法であれば、初期治療中に各薬剤を個別に処方することによる試行錯誤を伴わずに、望ましい医療利益を達成する可能性が高い。
成分の1つにフェンテルミンを含む市販の組み合わせ療法は様々な結果をもたらしてきた。フェンテルミンはフェン−フェンとして知られる組み合わせ療法としてフェンフルラミン(Pondimin(登録商標))若しくはデキスフェンフルラミン(Redux(登録商標))と共に処方されたが、前記薬剤群が心臓の僧帽弁の損傷と肺高血圧症を引き起こすことを示唆する研究に基づき1997年に市場から撤退された。更に、フェンフルラミンとフェンタミン(フェンテルミン)はどちらも、いわゆるセロトニン・ノルエピネフリン経路という同じメカニズムで作用する。
現在入手可能な単独及び組み合わせ療法の抗肥満薬には副作用があり効能に限界があることから、より強力な効能を与え、望ましくない副作用の少ない組み合わせ体重減少療法が必要である。本発明は、肥満及び肥満関連疾病の治療と予防に有用な、NPY5アンタゴニスト及び第2の抗肥満薬を有する組み合わせ療法を提供することによってこの問題に対処する。
NPY5アンタゴニストと、食欲又は食物摂取を減退する抗肥満薬との組み合わせが、代謝率上昇若しくは栄養吸収抑制をもたらし、前記NPY5アンタゴニスト又は前記抗肥満薬を単独で用いた治療よりも肥満治療に有利であることがわかった。本発明の組成物は、これらの組成物における前記NPY5アンタゴニスト及び前記第2抗肥満薬の作用形態に基づく現在入手可能な単独及び組み合わせ療法よりも効果が高い。更に、本発明の組成物を用いた治療は、有意な副作用のないNPY5アンタゴニストを最大有効投与量で用い、既知の副作用のある第2の抗肥満薬を准臨床投与量で用いることを可能とし、結果的に現在の単独療法より少ない副作用を持つ効果的な治療を可能にする。
本発明の目的は、NPY5アンタゴニストと抗肥満薬とを有する、肥満治療と肥満関連の病気に有用な組成物を確認することである。本発明のもう1つの目的は肥満治療の方法を確認することである。本発明の更にもう1つの目的は肥満予防の方法を確認することである。本発明の更なる目的は、NPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬とを有する医薬組成物を提供することである。また、本発明の更なる目的は肥満治療に有用な薬剤の製造方法を提供することである。
視床下部の神経ペプチドは体重制御を調節する上で主要な役割を果たす(Flier他、Cell,92,437−440(1998))。哺乳類の神経系に広範に分布する、膵臓ポリペプチド群の1つであり36アミノ酸である神経ペプチドY(NPY)は、摂食行動との関係が確認されているもう1つの作用因子である。神経ペプチドYは摂食行動の調節と関連する、極めて強力な食欲促進剤である[例としてStanley,B.G.他、Peptides 13:581−587(1992);Sahu,A.及びS.P.Kalra、Trends In Endocrinology And Metabolism(内分泌学及び代謝作用の傾向)4(7):217−224(1993)を参照]。NPY5アンタゴニストは様々な種の異なる発達段階における食欲を刺激することが示されている。Y5受容体が哺乳類の摂食行動に作用する重要なサブタイプであることが報告されている[WO第96/16542号、1996年6月6日特許公報]。その他のサブタイプ(例:NPY1、NPY4)も体重制御に関連する可能性がある。
神経ペプチドY5(NPY5)アンタゴニストが2元的機構によって体重減少を促進することが最近発見された。第1に、NPY5アンタゴニストに穏やかな食欲減退作用があり、約4から8%の食物摂取量の減少につながることがげっ歯類で示された。この発見は、慢性的にNPY5アンタゴニスト(化合物A)で治療した食餌性肥満(DIO)マウスが、治療を受けない対照に比べ約10%少ない食物を摂取することを示す研究に基づくものである(図1及び図2参照)。第2に、食餌制限及び食餌療法中に観察される代謝率の減少をNPY5アンタゴニストが抑制することが示された。この発見は、前記のペア給餌させたマウスが食餌制限に対し補足的な体温低下という形で反応し、前記NPY5アンタゴニスト化合物Aを用いた治療によってこの体温低下が防がれたことを示すデータにより裏付けられている(図3参照)。これらのデータはNPY5アンタゴニストが、食餌療法又はその他の抗肥満治療によるエネルギー消費と代謝率の低下を防ぐ可能性を持っていることを示している。DIOマウスに10%の食餌制限を与え、前記NPY5アンタゴニスト化合物Bで治療すると、食餌制限のみの場合よりも多くの体重が減少する(図4及び5)。この研究は更に、NPY5アンタゴニストと食餌制限(第2の抗肥満薬を表す)を用いた組み合わせ治療によって、いずれか一方の治療よりも多くの体重が減少することを示している。
NPY5アンタゴニストの前記の驚くべき2元的作用形態によって、食物摂取若しくは食物吸収若しくは代謝率に影響を与えるNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の組み合わせは、より強力な効能をもたらすであろう。
NPY5アンタゴニストに穏やかな食欲減退作用があるという発見に基づき、第2の抗肥満薬を用いて食物摂取の減少又は栄養吸収の阻害をする前記の組み合わせ療法は、いずれか一方を単独で摂る場合よりも食物摂取及びカロリー摂取をより強力に抑制するであろう。更に、ACC2ノックアウト・マウス(Abu−Elheiga他、Science 291:2613−6(2001))、DGAT KOノックアウト・マウス(Smith他、Nature Genetics,25:87−90(2000))、あるいはUCP3過反応を示す形質転換マウス(Wolf Nutrition Rev.,59:56−7(2001))のように代謝率を強化したマウス・モデルは食餌性肥満に対する抵抗力を持つが、過食症であることが多い。NPY5アンタゴニストの食欲減退性に基づき、代謝率を上昇させる化合物に関連する過食症も含め、NPY5アンタゴニストによる食物摂取量の減少が可能である。結果的に、代謝率を上昇させるNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の組み合わせにより、いずれかの化合物単独の場合よりも強い効能の肥満治療がもたらされる。最後に、食餌療法中など食餌制限を与えた場合に通常観察される代謝率低下を抑制する能力をNPY5アンタゴニストが持つことから、食物摂取又は栄養吸収を減少させるNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の組み合わせを投与することによって、食餌制限の後に通常見られる代謝率の低下を防ぐことになり、食餌制限又は栄養制限が体重に与える影響を強化することになるであろう(Menozzi他、Br.J.Nutrition.84:515−20(2000))。NPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の組み合わせは、体重増加及び体重再増加に対する抵抗期間の延長に有用である。更に、NPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の組み合わせは、食餌療法、薬物療法、運動を含め、ただしこれらに限定されることなく、あらゆる原因による体重減少を含めた体重減少の維持に有用である。
本発明はNYP5アンタゴニストと第2の抗肥満薬とを含む、肥満及び肥満関連疾病の治療又は予防に有用な組成物を提供する。
本発明の方法及び組成物はNPY5アンタゴニストを含む。本発明に使われるNPY5アンタゴニストは当該技術において既知のいかなるNPY5アンタゴニストでも良い。前記NPY5アンタゴニストは性質上ペプチド性又は非ペプチド性のいずれも可能であるが、非ペプチド性NPY5アンタゴニストの使用が好ましい。また利便性から、経口活性NPY5アンタゴニストの使用が好ましい。
本発明の方法と組成物は抗肥満薬を含む。本発明の組成物に有用な抗肥満薬として、5HT(セロトニン)輸送体阻害剤、NE(ノルエピネフリン)輸送体阻害剤、CB−1(カンナビノイド)アンタゴニスト/インバースアゴニスト、グレリン・アンタゴニスト、H3(ヒスタミンH3)アンタゴニスト/インバースアゴニスト、MCH1R(メラニン濃縮ホルモン1R)アンタゴニスト、MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト、NPY1アンタゴニスト、レプチン、レプチン誘導体、オピオイド・アンタゴニスト、オレキシン・アンタゴニスト、BRS3(ボンベシン受容体サブタイプ3)アゴニスト、CCK−A(コレシストキニンA)アゴニスト、CNTF(せん毛神経分化誘導因子)、CNTF誘導体、GHS(成長ホルモン分泌促進剤)アゴニスト、5HT2C(セロトニン受容体2C)アゴニスト、Mc4r(メラノコルチン4受容体)アゴニスト、モノアミン再摂取阻害剤、UCP(脱共役タンパク質)−1、2又は3活性剤、β3(ベータ・アドレナリン受容体3)アゴニスト、甲状腺ホルモンβアゴニスト、PDE(ホスホジエステラーゼ)阻害剤、FAS(脂肪酸シンターゼ)阻害剤、DGAT(ジアシルグリセロール・アシルトランスフェラーゼ)1阻害剤、DGAT2阻害剤、ACC2(アセチル−CoAカルボキシラーゼ−2)阻害剤、グルココルチコイド・アンタゴニスト、アシル−エストロゲン、リパーゼ阻害剤、脂肪酸輸送体阻害剤、ジカルボン酸輸送体阻害剤、グルコース輸送体阻害剤、セロトニン摂取阻害剤、メトホルミン、トピラメートが挙げられる。
本発明の1つの実施形態において、本発明に有用な前記NPY5アンタゴニストは構造式I又はIIの化合物、
Figure 2005533849
及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルと互変異性体とによって表され、ここにおいて、
Arは以下の群から選択され、
(1)アリール 及び
(2)ヘテロアリール
ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
(a)ハロゲン
(b)ニトロ
(c)低級アルキル
(d)ハロ(低級)アルキル
(e)ヒドロキシ(低級)アルキル
(f)シクロ(低級)アルキル
(g)低級アルケニル
(h)低級アルコキシ
(i)ハロ(低級)アルコキシ
(j)低級アルキルチオ
(k)カルボキシル
(l)低級アルカノイル
(m)低級アルコキシカルボニル
(n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
(o)−Q−Ar
Arは以下の群から選択され、
(1)アリール 及び
(2)ヘテロアリール
ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
(a)ハロゲン
(b)シアノ
(c)低級アルキル
(d)ハロ(低級)アルキル
(e)ヒドロキシ(低級)アルキル
(f)ヒドロキシ
(g)低級アルコキシ
(h)ハロ(低級)アルコキシ
(i)低級アルキルアミノ
(j)ジ低級アルキルアミノ
(k)低級アルカノイル 及び
(l)アリール
nは0又は1であり、
Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
(1)窒素原子 及び
(2)メチン
ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
(a)ハロゲン
(b)低級アルキル
(c)ヒドロキシ 及び
(d)低級アルコキシ
ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
Xは以下から成る群から選択され、
(1)窒素原子 及び
(2)メチン
そしてYは以下から成る群から選択される。
(1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
(2)酸素原子
この実施形態の1つのクラスにおいて、本発明に有用な前記NPY5アンタゴニストは構造式Iの化合物、
Figure 2005533849
及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルによって表され、ここにおいて、
Arは以下から成る群から選択され、
(1)アリール 及び
(2)ヘテロアリール
ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
(a)ハロゲン
(b)ニトロ
(c)低級アルキル
(d)ハロ(低級)アルキル
(e)ヒドロキシ(低級)アルキル
(f)シクロ(低級)アルキル
(g)低級アルケニル
(h)低級アルコキシ
(i)ハロ(低級)アルコキシ
(j)低級アルキルチオ
(k)カルボキシル
(l)低級アルカノイル
(m)低級アルコキシカルボニル
(n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
(o)−Q−Ar
Arは以下の群から選択され、
(1)アリール 及び
(2)ヘテロアリール
ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
(a)ハロゲン
(b)シアノ
(c)低級アルキル
(d)ハロ(低級)アルキル
(e)ヒドロキシ(低級)アルキル
(f)ヒドロキシ
(g)低級アルコキシ
(h)ハロ(低級)アルコキシ
(i)低級アルキルアミノ
(j)ジ低級アルキルアミノ
(k)低級アルカノイル 及び
(l)アリール
nは0又は1であり、
Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
(1)窒素原子 及び
(2)メチン
ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
(a)ハロゲン
(b)低級アルキル
(c)ヒドロキシ 及び
(d)低級アルコキシ
ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
Xは以下から成る群から選択され、
(1)窒素原子 及び
(2)メチン
そしてYは以下から成る群から選択される。
(1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
(2)酸素原子
このクラスのサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストは以下から成る群から選択される。
(1)N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[イソインドリン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(2)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[イソインドリン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(3)N−(7−メチル−2−キノリル)−3−オキソスピロ[イソインドリン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(4)N−(4−ベンゾイルフェニル)−2−メチル−3−オキソスピロ[イソインドリン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(5)N−(4−ベンゾイルフェニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(6)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2ピラジニル)スピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(7)3,4−ジヒドロ−N−(7−メチル−2−キノリル)−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(8)N−(4−アセチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(9)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−[1−(2−キノリル)−4−イミダゾリル]−スピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(10)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル)スピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(11)3,4−ジヒドロ−N−[5−(2−メチル−1−プロペニル)−2−ピラジニル]−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(12)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(3−フェニル−5−イソキサゾリル)スピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(13)N−[1−(7−ベンゾ[b]フラニル)−4−イミダゾリル]−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(14)N−[1−(3−ジフルオロメトキシフェニル)−4−イミダゾリル]−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(15)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−[4−(2−ピリジルカルボニル)フェニル]−スピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(16)N−(3,4−ジクロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(17)N−[1−(3−クロロフェニル)−4−イミダゾリル]−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(18)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−チアゾリル)スピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(19)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−[5−(2−ピリジル)−2−ピラジニル]スピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(20)3,4−ジヒドロ−N−(4−メチル−2−ベンゾチアゾリル)−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(21)N−(5−クロロ−2−ベンゾキサゾリル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(22)N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(23)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(24)N−(7−メチル−2−キノリル)−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(25)3−オキソ−N−(3−フェニル−5−イソキサゾリル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(26)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(27)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(28)3−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(29)3−オキソ−N−(5−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(30)N−[5−(4−クロロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(31)3−オキソ−N−[5−(3−キノリル)−3−ピラゾリル]スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(32)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(33)3−オキソ−N−[5−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル]−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド,
(34)N−[5−(3−クロロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(35)N−(7−ジフルオロメトキシピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(36)3−オキソ−N−(5−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(37)N−{1−[3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−4−イミダゾリ}−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(38)N−[4−(1−エチル−2−イミダゾリル)フェニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(39)N−[1−(3−メトキシフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(40)6−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド,
(41)6−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(42)5−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(43)5−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(44)N−(4−ベンゾイルフェニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[1H−2−ベンゾピラン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(45)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[1H−2−ベンゾピラン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド,
(46)N−(5−ベンゾイル−2−ピラジニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[1H−2−ベンゾピラン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(47)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(48)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(49)トランス−3’−オキソ−N−(1−フェニル−4−イミダゾリル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(50)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(51)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3’−オキソスピロ−[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(52)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(53)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3’−オキソスピロ−[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(54)トランス−N−(4−アセチル−3−トリフルオロメチルフェニル)−3’−オキソスピロ−[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(55)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]−スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(56)トランス−N−[1−(3−シアノフェニル)−4−イミダゾリル]−3’−オキソスピロ−[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(57)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(58)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(59)トランス−3−オキソ−N−(3−フェニル−5−イソキサゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(60)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(61)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(62)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(63)N−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル]−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(64)N−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル]−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(65)4−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(66)7−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(67)6−エチル−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(68)6−ヒドロキシ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(69)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(70)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(71)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(72)トランス−3−オキソ−N−(4−フェニル−2−オキサゾリル)スピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(73)トランス−N−[5−(2−メチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(74)トランス−N−[5−(3−メチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(75)トランス−N−[5−(3−フルオロメトキシフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(76)トランス−N−[5−(3−フルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(77)トランス−N−[5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(78)トランス−N−[5−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(79)トランス−N−[4−(3−フルオロメトキシフェニル)−2−オキサゾリル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(80)トランス−N−[5−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(81)トランス−N−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(82)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(83)トランス−N−[5−(3−フルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(84)トランス−N−[5−(3−フルオロメトキシフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(85)トランス−3−オキソ−N−(6−フェニル−1,2,4−トリアジン−3−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(86)トランス−N−[5−(2−ジフルオロメトキシフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(87)トランス−N−[5−(3−ジフルオロメトキシフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(88)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド,
(89)トランス−N−[5−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(90)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(91)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(92)トランス−3−オキソ−N−[2−フェニル−4−ピリジル]スピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド,
(93)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド,
(94)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピロリル)スピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(95)トランス−N−[1−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(96)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド,
(97)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド,
(98)トランス−N−[1−(3−フルオロフェニル)−4−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(99)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(100)トランス−N−[1−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(101)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(102)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(103)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−3−イソキサゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(104)トランス−3−オキソ−N−(6−フェニル−3−ピリジル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(105)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−3−チアゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(106)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
このクラスの別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストは以下から成る群から選択される。
(1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド
(4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(5)(5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド
(6)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(7)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(8)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(9)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(10)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド
(11)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド,
(12)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド 及び
(13)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なそれらの塩及びエステル。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストは3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストは3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはN−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストはトランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
更に、このクラスのまた別のサブクラスにおいて、前記NPY5アンタゴニストは3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
化学式IのNPY5アンタゴニスト及びそれらの製剤は、米国特許第6,326,375号と第6,335,345号、及び国際公開特許WO第01/14376号に開示されている。
本発明の第1の実施形態の別のクラスにおいて、本発明に有用な前記NPY5アンタゴニストは構造式IIの化合物、
Figure 2005533849
及び医薬的に許容可能なその塩とエステルと互変異性体によって表される。
化学式II(化合物A)のNPY5アンタゴニスト及びその製剤はJ.Organic Chemistry,vol.31,No.5,p.1639(1966)及び米国特許第6,258,837号に開示されている。
本発明の別の実施形態において、前記抗肥満薬はMc4rアゴニスト及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルから選択される。
この実施形態の1つのクラスにおいて、前記Mc4rアゴニストは以下から成る群から選択される。
(1)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド
(2)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド
(3)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド
(4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−フェニル]−N−メチルカルボキサミド
(5)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド
(6)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド
(7)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン
(8)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(R)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン
(9)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン
(10)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン
(11)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン
(12)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン
(13)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド
(14)N−{(1R)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド
(15)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド
(16)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド
(17)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド
(18)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}プロパンアミド
(19)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}−N−メチルウレア
(20)メチル−2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−2−メチルプロパノアート
(21)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド
(22)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}−N−メチルウレア
(23)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド
(24)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}プロパンアミド
(25)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド
(26)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]プロピル}アセトアミド 及び
(27)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド
及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
このクラスのサブクラスにおいて、前記Mc4rアゴニストは以下から成る群から選択される。
(1)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド
(2)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]プロピル}アセトアミド
(3)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド
(4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド
(5)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド 及び
(6)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン
及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
本発明の別の実施形態において、前記抗肥満薬は以下から成る群から選択される。
(1)5HT輸送体阻害剤
(2)NE輸送体阻害剤
(3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
(4)グレリン・アンタゴニスト
(5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
(6)MCH1Rアンタゴニスト
(7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
(8)NPY1アンタゴニスト
(9)レプチン
(10)レプチン誘導体
(11)オピオイド・アンタゴニスト
(12)オレキシン・アンタゴニスト
(13)BRS3アゴニスト
(14)CCK−Aアゴニスト
(15)CNTF
(16)CNTF誘導体
(17)GHSアゴニスト
(18)5HT2Cアゴニスト
(19)モノアミン再摂取阻害剤
(20)UCP−1、2及び3活性剤
(21)β3アゴニスト
(22)甲状腺ホルモンβインバースアゴニスト
(23)PDE阻害剤
(24)FAS阻害剤
(25)DGAT1阻害剤
(26)DGAT2阻害剤
(27)ACC2阻害剤
(28)グルココルチコイド・アンタゴニスト
(29)アシル−エストロゲン
(30)リパーゼ阻害剤
(31)脂肪酸輸送体阻害剤
(32)ジカルボン酸輸送体阻害剤
(33)グルコース輸送体阻害剤
(34)セロトニン再摂取阻害剤
(35)メトホルミン 及び
(36)トピラメート
及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
本発明のこの実施形態の1つのクラスにおいて、前記抗肥満薬は以下から成る群から選択される。
(1)5HT輸送体阻害剤
(2)NE輸送体阻害剤
(3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
(4)グレリン・アンタゴニスト
(5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
(6)MCH1Rアンタゴニスト
(7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
(8)オピオイド・アンタゴニスト
(9)BRS3アゴニスト
(10)CCK−Aアゴニスト
(11)CNTF
(12)CNTF誘導体
(13)GHSアゴニスト
(14)モノアミン再摂取阻害剤
(15)甲状腺ホルモンβインバースアゴニスト
(16)PDE阻害剤
(17)FAS阻害剤
(18)DGAT1阻害剤
(19)DGAT2阻害剤
(20)ACC2阻害剤
(21)グルココルチコイド・アンタゴニスト
(22)アシル−エストロゲン
(23)脂肪酸輸送体阻害剤
(24)ジカルボン酸輸送体阻害剤
(25)グルコース輸送体阻害剤
(26)メトホルミン 及び
(27)トピラメート
及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
この実施形態の別のクラスにおいて、前記抗肥満薬は以下から成る群から選択される。
(1)アシル−エストロゲン
(2)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
(3)オピオイド・アンタゴニスト
(4)モノアミン再摂取阻害剤
(5)リパーゼ阻害剤
(6)レプチン
(7)CNTF
(8)CNTF誘導体
(9)メトホルミン 及び
(10)トピラメート
及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
このクラスの1つのサブクラスにおいて、前記アシル−エストロゲンはオレオイル−エストロン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
このクラスの1つのサブクラスにおいて、前記モノアミン再摂取阻害剤はシブトラミン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
このクラスの別のサブクラスにおいて、前記CNTF誘導体はアキソカイン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
このクラスの別のサブクラスにおいて、前記リパーゼ阻害剤はオーリスタット及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
このクラスの別のサブクラスにおいて、前記CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニストはリモナバント及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
このクラスの別のサブクラスにおいて、前記抗肥満薬はレプチン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
このクラスの別のサブクラスにおいて、前記オピオイド・アンタゴニストはナルメフェン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
このクラスの別のサブクラスにおいて、前記抗肥満薬はトピラメート及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
このクラスの別のサブクラスにおいて、前記抗肥満薬はメトホルミン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される。
本発明の別の実施形態において、前記抗肥満薬は以下から成る群から選択される。
(1)アミノレックス
(2)アンフェクロラル
(3)アンフェタミン
(4)ベンズフェタミン
(5)クロルフェンテルミン
(6)クロベンゾレックス
(7)クロフォレックス
(8)クロミノレックス
(9)クロルテルミン
(10)シクレキセドリン
(11)デキスフェンフルラミン
(12)デキストロアンフェタミン
(13)ジエチルプロピオン
(14)ジフェメトキシジン
(15)N−エチルアンフェタミン
(16)フェンブトラゼート
(17)フェンフルアミン
(18)フェニソレックス
(19)フェンプロポレックス
(20)フルドレックス
(21)フルミノレックス
(22)フルフリルメチルアンフェタミン
(23)レバンフェタミン
(24)レボファセトペラン
(25)マズインドール
(26)メフェノレックス
(27)メタアンフェプラモン
(28)メタアンフェタミン
(29)ノル・スードエフェドリン
(30)ペントレックス
(31)フェンジメトラジン
(32)フェンメトラジン
(33)フェンテルミン
(34)フェニルプロパノルアミン 及び
(35)ピシロレックス
及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
この実施形態のクラスにおいて、前記抗肥満薬は以下から成る群から選択される。デキスフェンフルラミン、フェンフルラミン及びフェンテルミン、及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
本発明の別の実施形態において、前記抗肥満薬はファイトファーム社の化合物57(CP第644,673号)である。
本発明の別の実施形態において、前記抗肥満薬はゾニサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルから成る群から選択される。
本発明は更に、有効量のNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の投与によって、肥満の治療又は予防を必要とする被験体の肥満の治療又は予防の方法に関する。本発明はまた、医薬組成物及びこれらの方法を実行するために有用な薬剤に関する。
本発明は更に、肥満治療のための薬剤の製造のための、化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストと抗肥満薬の使用に関するものであり、該使用は化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストの有効量と抗肥満薬の有効量を同時に、又は別々に使用することを含む。
本発明は更に、同時に、別々に又は連続的に肥満に用いる組み合わせ製剤として、化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストと抗肥満薬を含む製品に関する。
本発明に有用なNPY5アンタゴニストは以下に記述されている化合物を含むが、前記に限定されない。米国特許番号:6,140,354、6,191,160、6,313,298、6,337,332、6,329,395、6,340,683;欧州特許番号:EP−01010691、EP−01044970;PCT国際公開特許番号:WO97/19682、WO97/20820、WO97/20821、WO97/20822、WO97/20823、WO98/27063、WO00/64880、WO00/68197、WO00/69849、WO01/09120、WO01/85714、WO01/85730、WO01/07409、WO01/02379、WO01/02379、WO01/23388、WO01/23389、WO01/44201、WO01/62737、WO01/62738、WO01/09120、WO02/22592、WO0248152、WO02/49648。本発明の組み合わせに有用な具体的なNPY5アンタゴニストはGW−569180A、GW−594884A、GW−587081X、GW−548118X;FR226928、FR240662、FR252384;1229U91、GI−264879A、CGP71683A、LY−377897、PD−160170、SR−120562A、SR−120819A、JCF−104を含むが、前記に限定されない。本発明の組み合わせに有用な具体的なNPY5アンタゴニストは更にNorman他、J.Med.Chem.43:4288−4312(2000)に記述されている化合物を含むが、前記に限定されない。
当該技術分野における当業者であれば、WO96/16542に記述されている方法を用いた本発明の化合物と方法に有用なNPY5アンタゴニスト化合物を容易に識別することができる。本発明に有用なNPY5アンタゴニストは一般に、Kanatani他、Biochem.Biophys.Res.Commun.272:169−173(2000)に記述されているNPY Y5結合アッセイにおいて1uM未満のIC50を有す。本発明に好ましいNPY5アンタゴニストは一般に、前記NPY Y5結合アッセイにおいて100nM未満のIC50を有す。
本書において使われる「抗肥満薬」とは、総合食物摂取を5から30%削減する化合物、又はカロリー摂取若しくは選択的に炭水化物や脂肪など食生活における特定の構成要素の摂取を5から30%削減する化合物を含み、被験体に投与すると前記被験体の代謝率を上昇させる作用を持ち、具体的には前記被験体に投与すると24時間のエネルギー消費中に代謝率を少なくとも5%、好ましくは10%、最も好ましくは20%上昇させる化合物であり、栄養分の吸収を10から50%抑制する化合物である。
当該技術分野における当業者であれば、本発明の化合物及び方法に有用な抗肥満薬を容易に識別できる。食物摂取を減少する抗肥満薬は、以下に記述される手順に従ってげっ歯類において評価することができる。Daniels,A.J.他、Regulatory Peptides、106:47−54(2002);Halaas,J.L.他、Science,269:543−546(1995);Strack,A.M.、Obesity Research、10:173−81(2002)。代謝率を上昇させる抗肥満薬は通常げっ歯類において評価され(Atgie,C.、Comp.Biochem.Physiol.A.Mol.Integr.Physiol.119:629−36(1998);Himms−Hagan,J.、American J.Physiology、266:R1371−82(1994))、げっし類において不活性である場合であっても、最終的にヒトにおいてテストを行う前に追加的に犬や猿などの種においてテストされる(Connacher,A.A.他、Int’l J.Obesity,16:685−694(1992);Connacher,A.A.他、Am.J.Clin.Nutr.,55:258S−261S(1992);Connacher,A.A.他、Brit.Med.J.,296:1217−1220(1998))。代謝率を高める抗肥満薬の有用性は、マウスを用いた実験によって裏付けられており、前記実験において、食餌性肥満に対する抵抗を示したRIIベータ遺伝子が削除された(D.E.Cummings他、Nature382:622−626(1996))。栄養吸収を抑制する抗肥満薬は、Badr M.Z.及びChen,T.S.、Toxicology、34:333−40(1985);Sorribas,V.、J.Pharm.Pharmacol.、44:1030−2(1992)において評価することができる。
この発明に有用なセロトニン(5HT)輸送体阻害剤はパロキセチン、フルオキセチン、フェンフルラミン、フルボキサミン、セルトラリン、イミプラミンを含むが、前記に限定されない。
この発明に有用なノルエピネフリン(NE)輸送体阻害剤はGW320659、デスピラミン、タルスプラム、ノミフェンシンを含むが、前記に限定されない。
本発明に有用なカンナビノイド受容体1(CB−1)アンタゴニスト/インバースアゴニストは以下を含む。米国特許番号:5,532,237、4,973,587、5,013,837、5,081,122、5,112,820、5,292,736、5,624,941、6,028,084;及びPCT特許出願番号:WO96/33159、WO98/33765、WO98/43636、WO98/43635、WO01/09120、WO98/31227、WO98/41519、WO98/37061、WO00/10967、WO00/10968、WO97/29079、WO99/02499、WO01/58869、WO02/076949;及びEPO特許出願番号:EP−658546。本発明に有用な具体的なCB−1アンタゴニスト/インバースアゴニストはリモナバント(サノフィ・サンテラボ社)及びSR−147778(サノフィ・サンテラボ社)を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用なグレリン・アンタゴニストはPCT特許出願WO01/87335及びWO02/08250を含む。
本発明に有用なヒスタミン3(H3)アンタゴニスト/インバースアゴニストは以下を含む。PCT特許出願WO02/15905、及びO−[3−(1H−イミダゾール−4−イル)プロパノール]カルバメート(Kiec−Kononowicz,K.他、Pharmazie,55:349−55(2000))、ピペリジン含有ヒスタミンH3受容体アンタゴニスト(Lazewska,D.他、Pharmazie、56:927−32(2001))、ベンゾフェノン誘導体及び関連化合物(Sasse,A.他、Arch.Pharm.(Weinheim)334:45−52(2001))、置換N−フェニルカルバメート(Reidemeister,S.他、Pharmazie,55:83−6(2000))及びプロキシファン誘導体(Sasse,A.他、J.Med.Chem.43:3335−43(2000))。本発明に有用なH3アンタゴニスト/インバースアゴニストはチオペラミド、3−(1H−イミダゾール−4−イル)プロピル N−(4−ペンテニル)カルバメート、クロベンプロピット、イオドフェンプロピット、イモプロキシファン及びGT2394(Gliatech社)を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用なメラニン濃縮ホルモン1受容体(MCH1R)アンタゴニスト及びメラニン濃縮ホルモン2受容体(MCH2R)アゴニスト/アンタゴニストはPCT特許出願番号:WO01/82925、WO01/87834、WO02/06245、WO02/04433、WO02/51809;及び日本特許出願番号:JP13226269を含む。本発明に有用な具体的なMCH1RアンタゴニストはT−226296(武田)を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用な神経ペプチドY1(NPY1)アンタゴニストは以下を含む。米国特許第6,001,836号;及びPCT特許出願番号:WO96/14307、WO01/23387、WO99/51600、WO01/85690、WO01/85098、WO01/85173、WO01/89528。本発明に有用な具体的なNPY1アンタゴニストの例として、BIBP3226、J−115814、BIBO3304、LY−357897、CP−671906、GI−264879Aを挙げるが、前記に限定されない。
レプチンは組み換えヒトレプチン(PEG−OB,Hoffman La Roche)及び組み換えメシオニル・ヒトレプチン(Amgen)を含むが、前記に限定されない。本発明に有用なレプチン誘導体(例えばレプチンの切断形)は以下を含む。特許番号:5,552,524、5,552,523、5,552,522、5,521,283、及びPCT国際公開特許番号:WO96/23513、WO96/23514、WO96/23515、WO96/23516、WO96/23517、WO96/23518、WO96/23519、WO96/23520。
本発明に有用なオピオイド・アンタゴニストはPCT特許出願第WO00/21509号を含む。本発明に有用な具体的なオピオイド・アンタゴニストはナルメフェン(Revex(登録商標))、3−メトキシナルトレキソン、及びナルトレキソンを含むが、前記に限定されない。
本発明に有用なオレキシン・アンタゴニストはPCT特許出願番号WO01/96302、WO01/68609、WO02/51232、WO02/51838を含む。本発明に有用な具体的なオレキシン・アンタゴニストはSB−334867−Aを含むが、前記に限定されない。
本発明に有用なアシール−エストロゲンはオレオイル−エストロン(del Mar−Grasa,M.et al.,Obesity Research,9:202−9(2001))を含む。
本発明に有用なコレシストキニン−A(CCK−A)アゴニストは米国特許第5,739,106号を含む。具体的なCCK−AアゴニストはAR−R15849、GI181771、JMV−180、A−71378、A−71623、SR146131を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用な具体的なせん毛神経分化誘導因子(CNTF)はGI−181771(グラクソ・スミスクライン社)、SR146131(サノフィ・シンテラボ社)、ブタビンダイド、PD170,292、PD149164(ファイザー社)を含むが、前記に限定されない。本発明に有用なCNTF誘導体はアキソカイン(リジェネロン社)及びPCT特許出願番号WO94/09134、WO98/22128、WO99/43813を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用な成長ホルモン分泌促進剤(GHS)アゴニストは以下を含む。米国特許第6358951号、及び米国特許出願番号:2002/049196及び2002/022637、及びPCT特許出願番号WO01/56592及びWO02/32888。具体的なGHSアゴニストはNN703、ヘキサレリン、MK−0677、SM−130686、CP−424,391、L−692,429、L−163,255を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用な5HT2Cアゴニストは以下を含む。米国特許第3,914,250号、及びPCT特許出願番号WO02/36596、WO02/48124、WO02/10169、WO01/66548、WO02/44152、WO02/51844、WO02/40456、WO02/40457。本発明に有用な具体的な5HT2CアゴニストはBVT933、DPCA37215、WAY161503、R−1065を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用なMc4rアゴニストは以下を含む。
PCT特許出願番号WO01/991752、WO01/74844、WO02/12166、WO02/11715、WO02/12178、WO99/64002、WO00/74679、WO01/70708、WO01/70337、WO01/91752、WO02/059095、WO02/059107、WO02/059108、WO02/059117、WO02/068387、WO02/068388、WO03/007949、WO03/009847。本発明に有用な具体的なMc4rアゴニストはCHIR86036(カイロン社)、ME−10142、ME−10145(メラキュア社)を含む。
本発明に有用なモノアミン再摂取阻害剤は以下を含む。PCT特許出願番号WO01/27068及びWO01/62341。本発明に有用なモノアミン再摂取阻害剤は具体的に、米国特許番号4,746,680、4,806,570、5,436,272、及び米国公開特許番号2002/0006964に開示されているシブトラミン(Meridia(登録商標)/Reductil(登録商標))を含むが、前記に限定されない。本発明はラセミ混合物として、あるいは光学的に純粋な異性体(+)及び(−)として、あるいは医薬的に許容可能なそれらの塩、溶剤、水和物、包接化合物、又はプロドラッグとしてのシブトラトミンを含み、具体的には塩酸シブトラミン一水和物を含む。
本発明に有用なセロトニン再摂取阻害剤は以下を含む。米国特許第6,365,633号、及びPCT特許出願番号WO01/27060及びWO01/162341。
本発明に有用な脱共役タンパク質(UCP−1、UCP−2及びUCP−3)活性剤はPCT特許出願WO99/00123号を含む。本発明に有用な具体的な脱共役タンパク質(UCP−1、UCP−2及びUCP−3)活性剤はフィタン酸、4−[(E)−2−(5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル−1−プロペニル)安息香酸(TTNPB)、レチノイン酸を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用なβ3アドレナリン受容体(β3)アゴニストは以下を含む。米国特許出願番号5,705,515、5,451,677;及びPCT特許出願番号WO01/74782、WO02/32897。本発明に有用な具体的なβ3アゴニストはAD9677/TAK677(大日本/武田)、CL−316,243、SB418790、BRL−37344、L−796568、BMS−196085、BRL−35135A、CGP12177A、BTA−243、トレカドリン(Trecadrine)、ゼネカ(Zeneca)D7114、SR59119Aを含むが、前記に限定されない。
本発明に有用な甲状腺ホルモンβアゴニストはPCT特許出願WO02/15845号、及び日本特許出願JP2000256190号を含む。本発明に有用な具体的な甲状腺ホルモンβアゴニストはKB−2611(KaroBioBMS)を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用な具体的な脂肪酸シンターゼ(FAS)はセルレニン(Cerulenin)及びC75を含むが、前記に限定されない。
本発明に有用な具体的なホスホジエステラーゼ(PDE)阻害剤はセオフィリン、ペントキシフィリン、ザプリナスト、シルデナフィル、アムリノン、ミルリノン、シロスタミド、ロリプラム、シロミラストを含むが、前記に限定されない。
本発明に有用なリパーゼ阻害剤はPCT特許出願WO01/77094号を含む。本発明に有用な具体的なリパーゼ阻害剤はオーリスタット(Xenical(登録商標))、トリトン(Triton)WR1339、RHC80267、リプスタチン、テトラヒドロリプスタチン、テアサポニン、リン酸ジエチルアンベリフェリルを含むが、前記に限定されない。
抗痙攣剤及び抗痙攣剤として使われているトピラメート(Topimax(登録商標))は、体重の減少が増加することが示されている。
メトホルミン(Glucophage(登録商標))は、特に難治性の肥満を患う非インスリン依存性糖尿病患者の治療に適応される(Physician’s Desk Reference(登録商標) 1080−1086ページ、(2002年第56版))。
本発明に有用な具体的なボンベシン(BRS−3)アゴニストは、[D−Phe6,ベータ−アラニン11,Phe13,Nle14]Bn(6−14)及び[D−Phe6,Phe13]Bn(6−13)プロピルアミド、及びPept.Sci.2002 Aug;8(8):461−75に記述されている化合物を含むが、前記に限定されない。
ナトリウムチャネルとカルシウムチャネルを遮断する能力に加えセロトニン作動性とドーパミン作動性の活性を持つ抗てんかん剤として市販されているゾニサミドは、てんかんを患う成人及び肥満の成人の体重減少をもたらすことが示されている。
上記化合物群は本発明の組成物に用いることができるNPY5アンタゴニスト及び抗肥満薬の具体例に過ぎない。この化合物群のリストは包括的な意図を持つものではなく、本発明の方法は化学式IのいかなるNPY5アンタゴニスト及びいかなる抗肥満薬を採用することも可能であり、化合物のいかなる特定の構造類によっても限定されない。
NPY5アンタゴニスト「化合物A」とは化学式IIの化合物、
Figure 2005533849
及び医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
NPY5アンタゴニスト「化合物B」とは3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド又は医薬的に許容可能なその塩とエステルである。
本発明はまた、別々に投与することも可能なNPY5アンタゴニストと抗肥満薬の組み合わせを用いた肥満治療に関し、よって本発明はまた、別々の医薬の組み合わせを1つのキットとして組み合わせることにも関する。本発明に従った前記キットは、第1単位投与形態において、予防的又は治療的に有効な量のNPY5アンタゴニスト又は医薬的に許容可能なその塩又はエステル及び医薬的に許容可能な担体又は希釈剤とを有する第1単位投与形態と、第2単位投与形態において、予防的又は治療的に有効な量の第2の抗肥満薬又は医薬的に許容可能なその塩又はエステル及び医薬的に許容可能な担体又は希釈剤とを有する第2単位投与形態という、2つの別個の医薬組成物を含む。当該キットは更に容器を含む。当該キットは錠剤又はカプセルのような固形の経口投与形態での伝達に特に適している。そのようなキットは好ましくは多数の単位投与量を含む。当該キットは、それらが意図された使用手順に適応した投与量を有するカードを含むことができる。前述のキットの一例は「ブリスター包装」である。ブリスター包装は包装産業でよく知られており、医薬品の単位投与形態の包装に広く用いられている。希望に応じて、記憶を助けるためのものとして、例えば投与量を投与する治療スケジュールの日又は時刻を指定する数字、文字、あるいは他の記し、若しくは差し込みカレンダーを提供することができる。
「ハロゲン原子」とはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を示す。
「低級アルキル」とはC1からC6の直鎖又は分枝鎖アルキル基を示し、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、第2級ブチル、第3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシルなどである。
「ハロ(低級)アルキル」とは前述の低級アルキルを、置換可能な任意の位置において同一若しくは異なる前述のハロゲン原子で、1つ若しくは2つ以上、好ましくは1つから3つ置換したものを示し、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2−フルオロエチル、1,2−ジフルオロエチル、クロロメチル、2−クロロエチル、1,2−ジクロロエチル、ブロモメチル、ヨードメチルなどである。
「ヒドロキシ(低級)アルキル」とは前述の低級アルキルを、置換可能な任意の位置において1つ若しくは2つ以上、好ましくは1つ又は2つのヒドロキシ基で置換したものであり、例えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル、1,2−ジヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピルなどである。
「シクロ(低級)アルキル」とはC3からC6のシクロアルキル基を示し、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどである。
「低級アルケニル」とはC2からC6の直鎖又は分枝鎖アルケニル基を示し、例えば、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、イソプロペニル、3−ブテニル、2−ブテニル、1−ブテニル、1−メチル−2−プロペニル、1−メチル−1−プロペニル、1−エチル−1−エテニル、2−メチル−2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、3−メチル−2−ブテニル、4−ペンテニルなどである。
「低級アルコキシ」とはC1からC6の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基を示し、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、第2級ブトキシ、イソブトキシ、第3級ブトキシ、ペンチロキシ、イソペンチロキシ、ヘキシロキシ、イソヘキシロキシなどである。
「ハロ(低級)アルコキシ」とは前述の低級アルコキシを、置換可能な任意の位置において同一若しくは異なる前述のハロゲン原子で、1つ若しくは2つ以上、好ましくは1つから3つ置換したものを示し、例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ、1,2−ジフルオロエトキシ、クロロメトキシ、2−クロロエトキシ、1,2−ジクロロエトキシ、ブロモメトキシ、イオドメトキシなどである。
「低級アルキルチオ」とはC1からC6の直鎖又は分枝鎖アルキルチオ基を示し、例えばメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、イソブチルチオ、第3級ブチルチオ、ペンチルチオ、イソペンチルチオ、ヘキシルチオ、イソヘキシルチオなどである。
「低級アルカノイル」とは前述の低級アルキルを含むアルカノイル基を示し、前記はC2からC7のアルカノイル基であり、例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイルなどである。
「低級アルコキシカルボニル」とは前述の低級アルコキシを含むアルコキシカルボニル基であり、前記はC2からC7のアルコキシカルボニル基であり、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、第3級ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニルなどである。
「オキソで任意置換した低級アルキレン」とはC2からC6の直鎖又は分枝鎖アルキレン基を示し、前記は置換可能な任意の位置で1つ若しくは2つ以上、好ましくは1つのオキソ基により置換される場合があり、例えばエチレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン、1−オキソエチレン、1−オキソトリメチレン、2−オキソトリメチレン、1−オキソテトラメチレン、2−オキソテトラメチレンなどである。
「アリール」はフェニル、ナフチルなどを含む。
「ヘテロアリール」とは酸素原子、窒素原子及び硫黄原子から成る群より同一又は異なって、1又は2以上、好ましくは1ないし3選択されるヘテロ原子を含む5員又は6員の単環式芳香族複素環基を示すか、又は前述の単環式芳香族複素環基が前述のアリール基、若しくは同一若しくは異なる前述の単環式芳香族複素環基と互いに縮合した縮合環式芳香族複素環基を示し、例えばピロリル、フリル、チエニル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキザゾリル、イソキサゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、1,2,4−トリアジニル、1,3,5−トリアジニル、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾキサゾリル、ベンゾイソキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾイソチアゾリル、インダゾリル、プリニル、キノリル、イソキノリル、フタラジル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、プテリジニル、ピリド[3,2−b]ピリジルなどである。
「低級アルキルアミノ」とは前述の低級アルキルを用いてモノ置換したアミノ基を示し、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、第2級ブチルアミノ、第3級ブチルアミノなどである。
「ジ低級アルキルアミノ」とは同一若しくは異なる前述の低級アルキルを用いてジ置換したアミノ基を示し、例えばジメチルアミノ、ジエチルアミノ、エチルメチルアミノ、ジプロピルアミノ、メチルプロピルアミノ、ジイソプロピルアミノなどである。
前記一般式(I)の前述の化合物についてより詳細に説明するために、前記化学式(I)に使われる様々な記号について、好ましい実施形態を用いてより詳細に説明する。
Arは置換されていてもよい、アリール又はヘテロアリールを表し、前記置換基はハロゲン、ニトロ、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキルチオ、カルボキシル、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、オキソで任意置換した低級アルキレン及び式−Q−Arによって表される基から成る群から選択される。
「ハロゲン、ニトロ、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキルチオ、カルボキシル、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、オキソで任意置換した低級アルキレンから成る群及び化学式−Q−Arによって表される基から選択される置換基により、置換されていてもよい、アリール又はヘテロアリール」とは、無置換の前述のアリール又は前述のヘテロアリール、又は前記の置換可能な任意の位置に置換基を持つ前述のアリール又は前述のヘテロアリールであり、該置換基として、ハロゲン、ニトロ、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル、シクロ(低級)アルキル、低級アルケニル、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキルチオ、カルボキシル、低級アルカノイル、低級アルコキシカルボニル、オキソで任意置換した低級アルキレン及び式−Q−Arによって表される基から成る群から選択される同一又は異なる1又は2以上、好ましくは1又は2の基が可能である。
好ましくは、前述の置換基としてのハロゲン原子はフッ素原子、塩素原子などを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルキルはメチル、エチル、プロピル、イソプロピルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのハロ(低級)アルキルはジフルオロメチル、トリフルオロメチルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのヒドロキシ(低級)アルキルはヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシ−1−メチルエチルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのシクロ(低級)アルキルはシクロプロピル、シクロブチルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルケニルはビニル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルコキシはメトキシ、エトキシなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのハロ(低級)アルコキシはフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルキルチオはメチルチオ、エチルチオなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルカノイルはアセチル、プロピオニルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルコキシカルボニルはメトキシカルボニル、エトキシカルボニルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての、オキソで任意置換した低級アルキレンは1−オキソテトラメチレンなどを含む。
前述の置換基としての式−Q−Arの基において、Arは置換されていてもよい、アリール又はヘテロアリールを表し、当該置換基はハロゲン、シアノ、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキルアミノ、ジ低級アルキルアミノ、低級アルカノイル及びアリールから成る群から選択される。
Qは単結合又はカルボニルを表す。
「ハロゲン、シアノ、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキルアミノ、ジ低級アルキルアミノ、低級アルカノイル及びアリールから成る群から選択される置換基により、置換されていてもよい、アリール又はヘテロアリール」とは、無置換の前述のアリール又は前述のヘテロアリール、又は前記の置換可能な任意の位置に置換基を持つ前述のアリール又は前述のヘテロアリールを示す。該置換基は、ハロゲン、シアノ、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル、ヒドロキシ、低級アルコキシ、ハロ(低級)アルコキシ、低級アルキルアミノ、ジ低級アルキルアミノ、低級アルカノイル及びアリールから成る群から選択した、同一又は異なる、1又は2以上、好ましくは1又は2の基が可能である。
好ましくは、前述の置換基としてのハロゲン原子はフッ素原子、塩素原子などを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルキルはメチル、エチル、プロピル、イソプロピルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのハロ(低級)アルキルはジフルオロメチル、トリフルオロメチルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのヒドロキシ(低級)アルキルはヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシ−1−メチルエチルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルコキシはメトキシ、エトキシなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのハロ(低級)アルコキシはフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルコキシはメトキシ、エトキシなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのジ低級アルキルアミノはジメチルアミノ、ジエチルアミノなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルカノイルはアセチル、プロピオニルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としてのアリールはフェニルなどを含む。
好ましくは、Arの置換基はハロゲン、シアノ、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル、ヒドロキシ(低級)アルキル、ヒドロキシ、ハロ(低級)アルコキシなどを含む。
好ましくは、Arにおけるアリールはフェニルなどを含み、ヘテロアリールはイミダゾリル、ピリジル、ベンゾフラニル、キノリルなどを含む。
したがって、式−Q−Arの基は、例えばフェニル,2−フルオロフェニル,3−フルオロフェニル,4−フルオロフェニル,2,3−ジフルオロフェニル,2,4−ジフルオロフェニル,3,5−ジフルオロフェニル,2−クロロフェニル,3−クロロフェニル,4−クロロフェニル,2−シアノフェニル,3−シアノフェニル,4−シアノフェニル,2−メチルフェニル,3−メチルフェニル,4−メチルフェニル,2−フルオロ−5−メチルフェニル,3−フルオロメチルフェニル,2−トリフルオロメチルフェニル,3−トリフルオロメチルフェニル,4−トリフルオロメチルフェニル,2−メトキシフェニル,3−メトキシフェニル,4−メトキシフェニル,3−フルオロ−5−メトキシフェニル,3−フルオロメトキシフェニル,3−ジフルオロメトキシフェニル,3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル,3−ヒドロキシメチルフェニル,3−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)フェニル,3−ヒドロキシフェニル,4−ヒドロキシフェニル,2−イミダゾリル,1−エチル−2−イミダゾリル,1,2,4−チアジアゾール−5−イル,1,3,4−チアジアゾール−2−イル,2−ピリジル,3−ピリジル,4−ピリジル,2−エチル−4−ピリジル,4−ピリミジニル,5−ピリミジニル,4−ベンゾ[b]フラニル,5−ベンゾ[b]フラニル,7−ベンゾ[b]フラニル,2−キノリル,3−キノリル,4−キノリル,5−キノリル,6−キノリル,8−キノリル,ベンゾイル,2−ピリジルカルボニルなどであり、好ましくはフェニル,2−フルオロフェニル,3−フルオロフェニル,3,5−ジフルオロフェニル,3−クロロフェニル,4−クロロフェニル,3−シアノフェニル,3−トリフルオロメチルフェニル,3−ジフルオロメトキシフェニル,3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル,3−ヒドロキシフェニル,4−ヒドロキシフェニル,1−エチル−2−イミダゾリル,2−ピリジル,7−ベンゾ[b]フラニル,2−キノリル,3−キノリル,ベンゾイル,2−ピリジルカルボニルなどである。
好ましくは、Arの置換基はハロゲン、低級アルキル、ハロ(低級)アルキル、低級アルケニル、低級アルカノイル、オキソで任意置換した低級アルキレン、及び式−Q−Arの基などを含む。
好ましくは、Arのアリールはフェニルなどを含み、Arのヘテロアリールはピロリル,イミダゾリル,ピラゾリル,チアゾリル,オキサゾリル,イソキサゾリル,1,2,3−トリアゾリル,1,2,4−チアジアゾリル,ピリジル,ピラジニル,ピリミジニル,1,2,4−トリアジニル,ベンゾキサゾリル,ベンゾチアゾリル,キノリル,ピリド[3,2−b]ピリジルなどを含む。
したがって、Arは例えば3−フルオロフェニル,4−フルオロフェニル,3,4−ジフルオロフェニル,3−クロロフェニル,4−クロロフェニル,3,4−ジクロロフェニル,4−アセチルフェニル,5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル,4−アセチル−3−トリフルオロメチルフェニル,4−(1−エチル−2−イミダゾリル)フェニル,3−(2−ピリジル)フェニル,3−(4−ピリジル)フェニル,4−(2−ピリジル)フェニル,4−(3−ピリジル)フェニル,4−(2−エチル−4−ピリジル)フェニル,4−(4−ピリミジニル)フェニル,4−ベンゾイルフェニル,4−(2−ピリジルカルボニル)フェニル,1−フェニル−3−ピロリル,1−フェニル−4−イミダゾリル,1−(2−フルオロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3−フルオロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(4−フルオロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(2,3−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3−クロロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(2−シアノフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3−シアノフェニル)−4−イミダゾリル,1−(4−シアノフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3−トリフルオロメチルフェニル)−4−イミダゾリル,1−[3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−4−イミダゾリル,1−[3−(1−ヒドロキシ−1−メチルエチル)フェニル]−4−イミダゾリル,1−(3−メトキシフェニル)−4−イミダゾリル,1−(2−ジフルオロメトキシフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3−ジフルオロメトキシフェニル)−4−イミダゾリル,1−(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−4−イミダゾリル,1−(2−ピリジル)−4−イミダゾリル,1−(4−ベンゾ[b]フラニル)−4−イミダゾリル,1−(5−ベンゾ[b]フラニル)−4−イミダゾリル,1−(7−ベンゾ[b]フラニル)−4−イミダゾリル,1−(2−キノリル)−4−イミダゾリル,1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル,1−(4−キノリル)−4−イミダゾリル,1−(5−キノリル)−4−イミダゾリル,1−(6−キノリル)−4−イミダゾリル,1−(8−キノリル)−4−イミダゾリル,1−フェニル−3−ピラゾリル,5−フェニル−3−ピラゾリル,1−フェニル−4−ピラゾリル,1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(3−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル,1−(3−フルオロフェニル)−4−ピラゾリル,1−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(2−クロロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(3−クロロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(4−クロロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(2−ジフルオロメトキシフェニル)−3−ピラゾリル,5−(3−ジフルオロメトキシフェニル)−3−ピラゾリル,2−メチル−5−フェニル−3−ピラゾリル,5−(2−ピリジル)−3−ピラゾリル,5−(2−キノリル)−3−ピラゾリル,5−(3−キノリル)−3−ピラゾリル,4−フェニル−2−チアゾリル,5−フェニル−2−チアゾリル,5−(3−クロロフェニル)−2−チアゾリル,5−(4−クロロフェニル)−2−チアゾリル,5−(4−メトキシフェニル)−2−チアゾリル,5−(2−ピリジル)−2−チアゾリル,2−フェニル−4−チアゾリル,4−フェニル−2−オキサゾリル,5−フェニル−2−オキサゾリル,4−(2−フルオロメトキシフェニル)−2−オキサゾリル,4−(3−フルオロメトキシフェニル)−2−オキサゾリル,5−フェニル−3−イソキサゾリル,3−フェニル−5−イソキサゾリル,3−(2−クロロフェニル)−5−イソキサゾリル,3−(3−クロロフェニル)−5−イソキサゾリル,3−(4−クロロフェニル)−5−イソキサゾリル,3−(2−ピリジル)−5−イソキサゾリル,2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル,5−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−3−イル,5−フェニル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル,5−(3−クロロフェニル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル,5−(2−ピリジル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル,5−(2−エチル−4−ピリジル)−1,3,4−チアジアゾール−2−イル,5−フェニル−2−ピリジル,6−フェニル−3−ピリジル,2−フェニル−4−ピリジル,5−(2−ピリジル)−2−ピリジル,5−ベンゾイル−2−ピリジル,6−ベンゾイル−3−ピリジル,5−クロロ−2−ピラジニル,5−(2−メチル−1−プロペニル)−2−ピラジニル,5−アセチル−2−ピラジニル,5−プロピオニル−2−ピラジニル,5−フェニル−2−ピラジニル,5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル,5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル,5−(1,2,4−チアジアゾール−5−イル)−2−ピラジニル,5−(1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−2−ピラジニル,5−(2−ピリジル)−2−ピラジニル,5−(3−ピリジル)−2−ピラジニル,5−(5−ピリミジニル)−2−ピラジニル,5−(3−キノリル)−2−ピラジニル,5−ベンゾイル−2−ピラジニル,5−(2−ピリジルカルボニル)−2−ピラジニル,5−アセチル−2−ピリミジニル,5−アセチル−3−メチル−2−ピリミジニル,4−フェニル−2−ピリミジニル,5−フェニル−2−ピリミジニル,6−フェニル−4−ピリミジニル,2−フェニル−5−ピリミジニル,5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(4−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−クロロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−クロロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(4−クロロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−メチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−メチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−フルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−フルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−トリフルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(4−トリフルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−ヒドロキシメチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−ヒドロキシフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−メトキシフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−メトキシフェニル)−2−ピリミジニル,5−(4−メトキシフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−フルオロメトキシフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−フルオロメトキシフェニル)−2−ピリミジニル,5−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−2−ピリミジニル,6−フェニル−3−ピリダジニル,6−フェニル−1,2,4−トリアジン−3−イル,5−クロロ−2−ベンゾキサゾリル,5−フルオロ−2−ベンゾチアゾリル,4−メチル−2−ベンゾチアゾリル,2−メチル−5−ベンゾチアゾリル,4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル,3−キノリル,6−キノリル,7−メチル−2−キノリル,2−メチル−6−キノリル,6−クロロ−2−キノキサリニル,ピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル,7−クロロピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル,7−メチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル,7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル,7−ジフルオロメトキシピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル,7−アセチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イルなどであり、好ましくは3,4−ジクロロフェニル,4−アセチルフェニル,5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル,4−アセチル−3−トリフルオロメチルフェニル,4−(1−エチル−2−イミダゾリル)フェニル,4−ベンゾイルフェニル,4−(2−ピリジルカルボニル)フェニル,1−フェニル−3−ピロリル,1−フェニル−4−イミダゾリル,1−(2−フルオロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3−クロロフェニル)−4−イミダゾリル,1−(3−シアノフェニル)−4−イミダゾリル,1−[3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−4−イミダゾリル,1−(3−ジフルオロメトキシフェニル)−4−イミダゾリル,1−(7−ベンゾ[b]フラニル)−4−イミダゾリル,1−(2−キノリル)−4−イミダゾリル,1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル,1−フェニル−3−ピラゾリル,5−フェニル−3−ピラゾリル,1−フェニル−4−ピラゾリル,1−(3−フルオロフェニル)−4−ピラゾリル,1−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(4−クロロフェニル)−3−ピラゾリル,5−(3−キノリル)−3−ピラゾリル,5−フェニル−2−チアゾリル,3−フェニル−5−イソキサゾリル,5−(2−メチル−1−プロペニル)−2−ピラジニル,5−フェニル−2−ピラジニル,5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル,5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル,5−(2−ピリジル)−2−ピラジニル,5−ベンゾイル−2−ピラジニル,5−フェニル−2−ピリミジニル,5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−クロロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−2−ピリミジニル,5−クロロ−2−ベンゾキサゾリル,4−メチル−2−ベンゾチアゾリル,7−メチル−2−キノリル,7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イルなどであり、特に1−フェニル−3−ピラゾリル,5−フェニル−3−ピラゾリル,5−フェニル−2−ピラジニル,5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル,5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル,5−フェニル−2−ピリミジニル,5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル,5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル,7−トリフルオロ−メチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イルなどが好ましい。
nは0又は1を表し、0が好ましい。
T,U,V及びWは独立に窒素原子又はメチンを表し、該メチンはハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ及び低級アルコキシから成る群から選択される置換基を有することができ、ここにおいてそれらの少なくとも2つは当該メチン基を表す。
「ハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ及び低級アルコキシから成る群から選択される置換基を有することができるメチン」とは、無置換メチン、又はハロゲン、低級アルキル、ヒドロキシ及び低級アルコキシから成る群から選択し得る置換基を有するメチンである。
好ましくは、前述の置換基としてのハロゲン原子はフッ素原子、塩素原子などを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルキルはメチル、エチルなどを含む。
好ましくは、前述の置換基としての低級アルコキシはメトキシ、エトキシなどを含む。
好ましくは、前述の置換基はハロゲンなどを含む。
T,U,V及びWの好ましい形態は、例えばT,U,V及びWが独立に、前述の置換基、好ましくはハロゲンを任意で有するメチンか、又はT,U,V及びWの1つが窒素原子である形態である。
Xはメチン又は窒素原子を表す。
Yは低級アルキルで置換可能なイミノ、又は酸素原子を表す。
「低級アルキルで置換されていてもよいイミノ」とは、無置換イミノ又は低級アルキルで置換したイミノである。
好ましくは、前述の低級アルキルはメチル、エチルなどを含む。
好ましくは、Yは無置換イミノ又は酸素原子であり、特に酸素原子が好ましい。
「医薬的に許容可能な塩」とは、医薬的に許容可能な一般的な塩であり、例えば、前記化合物がカルボキシル基を有する場合はカルボキシル基への塩基付加した塩あるいは前記化合物がアミノ又は塩基性複素環基を有する場合はアミノ又は塩基性複素環へ酸を付加した塩であり、第4級アンモニウム塩を含み、無機又は有機塩基及び無機又は有機酸を含め医薬的に許容可能な非毒性の塩基又は酸から作られる。無機塩基から得られた塩はアルミニウム、アンモニウム、カルシウム、銅、第2鉄、第1鉄、リチウム、マグネシウム、マンガン塩、マンガン性、カリウム、ナトリウム、亜鉛などを含む。特に好ましいのはアンモニウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム塩である。医薬的に許容可能な有機非毒性塩基から作られる塩は、第1、第2、第3アミン、天然置換アミンを含む置換アミン、環状アミン、塩基イオン交換樹脂の塩を含み、例えば、アルギニン、ベタイン、カフェイン、塩素、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ジエチルアミン、2−ジエチルアミノエタノール、2−ジメチルアミノエタノール、エタノールアミン、エチレンエジアミン、N−エチル−モルホリン、N−エチルピペリジン、グルカミン、グルコサミン、ヒスチジン、ヒドラバミン、イソプロピルアミン、リジン、メチルグルカミン、モルホリン、ピペラジン、ピペリジン、ポリアミン樹脂、プロカイン、プリン、テオブロミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トロメタミンなどである。更に、「医薬的に許容可能な塩」とはすべての許容可能な塩を含み、例えば酢酸塩、ラクトビオン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、ラウリン酸塩、安息香酸塩、リンゴ酸塩、重炭酸塩、マレイン酸塩、重硫酸塩、マンデル酸塩、酸性酒石酸塩、メシラート、ホウ酸塩、臭化メチル、臭化物、メチル硝酸塩、エデト酸カルシウム、メチル硫酸塩、カンシル酸塩、ムシン酸塩、カルボン酸塩、ナプシル酸塩、塩化物、硝酸塩、クラブラン酸塩,N−メチルグルカミン、クエン酸塩、アンモニウム塩、2塩酸塩、オレイン酸塩、エデト酸塩、シュウ酸塩、エジシル酸塩、パモエート(エンボネート)、エストレート、パルミチン酸塩、エシレート、パントテン酸塩、フマル酸塩、リン酸塩/2リン酸塩、グルセプテート、ポリガラクツロン酸塩、グルコン酸塩、サリチル酸塩、グルタミン酸塩、ステアリン酸塩、グリコリルアルサニレート、硫酸塩、ヘキシルレゾルシネート、塩基性酢酸塩、ヒドラバミン、コハク酸塩、臭化水素酸塩、タンニン酸塩、塩酸塩、酒石酸塩、ヒドロキシナフトエート、テオクレート、ヨウ化物、トシレート、トリフルオロ・アセテート、イソチオネート、トリエチオダイド、乳酸塩、パノエート、吉草酸塩などであり、前記は溶解性又は加水分解性を変更するための投与形態として用いること、あるいは持続性放出製剤又はプロドラッグ製剤に用いることができる。
本書において用いられるように、前記NPY5アンタゴニスト及び化学式IのNPY5アンタゴニスト及び化学式IIのNPY5アンタゴニスト及び抗肥満薬が、医薬的に許容可能なそれらの塩及びエステルも含むことを意味するものであることは明確である。
本発明の組成物の医薬的に許容可能な塩は、本発明の組成物の個別成分の1つが医薬的に許容可能な塩の形である組成物か、又は前記の個別成分がすべて医薬的に許容可能な塩の形である組成物(前記において各成分の塩は同じ若しくは異なる場合がある)か、又は組み合わせた成分が医薬的に許容可能な塩(すなわち前記組成物の塩)である。
本発明の「医薬的に許容可能なエステル」とは非毒性エステルであり、例えば前記化合物がカルボキシル基を有する場合の当該カルボキシル基における医薬的に許容可能な一般的なエステルであり、例えば低級アルキル(例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、第2級ブチル、第3級ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル)、アラルキル(例えばベンジル、フェネチル)、低級アルケニル(例えばアリール、2−ブテニル)、低級アルコキシ(低級)アルキル(例えばメトキシメチル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル)を持つエステル、低級アルカノイロキシ(低級)アルキル(例えばアセトキシメチル、ピバロイルオキシ−メチル、1−ピバロイルオキシエチル)、低級アルコキシカルボニル(低級)アルキル(例えばメトキシカルボニルメチル、イソプロポキシカルボニルメチル)、カルボキシ−(低級)アルキル(例えばカルボキシメチル)、低級アルコキシカルボニルオキシ−(低級)アルキル(例えば1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−(シクロヘキシル−オキシカルボニルオキシ)エチル)、カルバモイルオキシ(低級)アルキル(例えばカルバモイルオキシメチル)、フタリジル基、(5−置換−2−オキソ−1,3−ジオキソル−4−イル)メチル(例えば(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソル−4−イル)メチル)などである。
本発明の組成物の化合物は立体異性体を含み、置換の形態により例えば光学異性体、ジアステレオマー、幾何異性体、あるいは互変異性体を含む。前記化合物は1つ以上のキラル中心を含む場合があり、本発明に含まれるすべての異性体形と共に、ラセミ化合物、ラセミ混合体、個別のジアステレオマー、鏡像異性混合体又は単独の鏡像異性体、又は互変異性体として生じる。本発明は、本発明の組成物に含まれる化合物の前述のすべての異性体形及びそれらの混合体を包含する。よって、化合物がキラルである場合は、対の一方から実質的に離れた分離鏡像異性体が本発明の範囲に含まれ、更に、前記2つの鏡像異性体のすべての混合体が含まれる。また、本発明の化合物の多形体、水和物、溶媒和物も本発明の範囲に含まれる。
本発明の組成物に含まれる化合物のプロドラッグは本発明の範囲に含まれる。一般に、前述のプロドラッグはこれらの組成物に含まれる化合物の機能的誘導体となり、前記は必要な化合物に生体内で容易に変換される。ゆえに、本発明の治療方法における「投与する」という言葉は、前記組成物の要素として具体的に開示された化合物を用いた、若しくは場合によっては具体的に開示されていない化合物ではあるが肥満及び肥満関連疾患患者に投与した後に生体内で前記の具体的な化合物に変換する化合物を用いた、肥満及び肥満関連疾患の治療を含む。適切なプロドラッグ誘導体の選択と製剤のための通常の手順は、例えばDesign of Prodrugs(ed.H.Bundgaard,Elsevier,1985)に記述されている。
本発明の組成物は、例えば肥満及び肥満関連疾患など、過度の食物摂取に伴う疾患の治療又は予防に有用である。本書で言う肥満には、遺伝的又は環境的なものを含めあらゆる原因による肥満が含まれる。
本書で言う肥満関連疾患は肥満に伴うか、肥満により引き起こされるか、肥満の結果起きる。肥満関連疾患の例として、過食及び過食症、高血圧、糖尿病、血漿インスリン濃度上昇、インスリン抵抗性、異常脂質血症、高脂血症、子宮内膜癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌、変形性関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、胆石症、胆石、心疾患、心拍リズム異常、不整脈、心筋梗塞、鬱血性心不全、冠動脈性心疾患、突然死、脳卒中、多嚢胞性卵巣、頭蓋咽頭腫、プラダーウィリ症候群、フレーリッヒ症候群、GH欠乏症、正常変異型低身長、ターナー症候群、及びその他の代謝活動の低下又は例えば急性リンパ芽球性白血病の子供などに見られる除脂肪体重率の減少としての安静時エネルギー消費の減少を示す病的な状態が挙げられる。肥満関連疾患の例として更に、症候群Xとしても知られる代謝症候群、インスリン抵抗症候群、生殖ホルモン異常、例えば受胎能力障害、不妊、男性の性腺機能低下症、女性の多毛症など性的及び生殖機能不全、母系肥満に伴う胎児異常、肥満に関係する胃食道逆流など消化器官運動異常、肥満性低換気症候群(ピックウィック症候群)など呼吸器官疾患、息切れ、循環器系疾患、全身性脈管炎、動脈硬化症、高コレステロール血症、高尿酸血症、腰痛、胆嚢疾患、痛風、腎臓癌、及び麻酔リスクの増加が挙げられる。本発明の組成物は左心室肥大のリスクの低減など、肥満の2次的な結果のリスクの低減にも有用である。本発明の組成物はまた、アルツハイマー病の治療にも有用である。
症候群Xとしても知られる「代謝症候群」という用語は、「成人の高血中コレステロールの検知・評価・治療に関する全国コレステロール教育計画専門家パネル」の3次報告書(ATP−III)に定義されている(E.S.Ford他、JAMA,vol.287(3),2002年1月16日,p356−359)。簡単に述べると、以下の症状を3つ以上持つ人は代謝症候群を持つ人として定義される。腹部肥満、トリグリセリド過剰血、低HDLコレステロール、高血圧、空腹時血漿グルコースが高い。これらの分類基準はATP−IIIに定義されている。
本書で言う「糖尿病」はインスリン依存性糖尿病(すなわちIDDM、またの名をI型糖尿病)とインスリン非依存性糖尿病(すなわちNIDDM、またの名をII型糖尿病の両方を含む。I型糖尿病すなわちインスリン依存性糖尿病は、グルコース利用を調整するホルモンであるインスリンの絶対的な欠乏によって起きる。II型糖尿病すなわちインスリン独立性糖尿病(すなわち非インスリン依存性糖尿病)はインスリンのレベルが正常若しくは上昇している場合でさえも起き、組織がインスリンに対する適切な反応をできないために起きるようである。II型糖尿病患者の多くは肥満でもある。本発明の組成物はタイプI及びII型糖尿病のどちらの治療にも有用である。前記組成物はII型糖尿病の治療に特に効果的である。本発明の組成物又は組み合わせは、妊娠性糖尿病の治療及び/又は予防にも有用である。
体脂肪過多であることが「肥満」の条件である。肥満の機能上の定義は、平方メートルで表す身長当たりの体重(kg/m)として計算される身体質量指数(BMI)に基づく。「肥満」とは、被験体の身体質量指数(BMI)が30kg/m以上である以外は健康な状態、若しくは被験体が少なくとも1つの共存症を持ちBMIが27kg/m以上である状態である。「肥満被験体」は被験体の身体質量指数(BMI)が30kg/m以上である以外は健康であるか、若しくは少なくとも1つの共存症を持ちBMIが27kg/m以上である。「肥満のリスクを持つ被験体」は被験体の身体質量指数(BMI)が25kg/m以上30kg/m未満である以外は健康であるか、若しくは少なくとも1つの共存症を持ちBMIが25kg/m以上27kg/m未満である。
東洋人においては、より低い身体質量指数(BMI)で肥満に伴うリスクが上昇する。日本を含む東洋諸国では、「肥満」とは被験体が少なくとも1つの肥満誘導性若しくは肥満関連性共存症を持ち、それによって体重減少が必要であるか体重減少によってそれが改善されるであろう状態にあり、BMIが25kg/m以上である状態を示す。日本を含む東洋諸国では、「肥満被験体」とは少なくとも1つの肥満誘導性若しくは肥満関連性共存症を持ち、それによって体重減少が必要であるか体重減少によってそれが改善されるであろう状態にあり、BMIが25kg/m以上である被験体を示す。アジア太平洋地域では、「肥満のリスクを持つ被験体」はBMIが23kg/m以上25kg/m未満の被験体である。
本書で言う「肥満」は上述の肥満の定義をすべて包含することを意図する。
肥満誘導性若しくは肥満関連性共存症は糖尿病、非インスリン依存性糖尿病(II型)、耐糖能障害、空腹時糖能障害、インスリン抵抗症候群、異常脂質血症、高血圧、高尿酸血症、痛風、冠動脈疾患、心筋梗塞、狭心症、睡眠時無呼吸症候群、ピックウィック症候群、脂肪肝、脳梗塞、脳血栓、一過性脳虚血発作、肢体障害、変形性関節炎、腰痛(lumbodynia)、月経異常、不妊を含むが、前記に限定されない。具体的な共存症は高血圧、高脂血症、異常脂質血症、耐糖能障害、循環器系疾患、睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、及びその他の肥満関連病状を含む。
(肥満及び肥満関連疾患の)「治療」とは、肥満被験体の体重を減少若しくは維持するための本発明の組成物又は組み合わせの投与を示す。治療の1つの結果として、本発明の組成物又は組み合わせの投与開始直前の肥満被験体の体重と比較した、その被験体の体重の減少が可能である。治療の別の結果として、過去の食餌療法、運動、あるいは薬物療法の結果減少した体重が最加重されないように予防することが可能である。治療の別の結果として、肥満関連疾病の発生及び/又は重症度の低減が可能である。治療の別の結果として、減少した体重の維持が可能である。前記治療によって、総合食物摂取の減少あるいは炭水化物や脂肪のような特定の食生活構成要素の摂取の減少を含め、前記被験体による食物又はカロリー摂取を適切に減少すること、及び/又は栄養吸収の阻害、及び/又は代謝率低下の抑制、及び体重減少する必要のある患者の体重減少が可能である。前記治療によって、代謝率の低下の抑制あるいはその追加的抑制ではなく、代謝率の上昇のような代謝率の変化、及び/又は体重減少によって通常もたらされる代謝抵抗を最小限にすることも可能である。
(肥満及び肥満関連疾患の)「予防」とは、肥満のリスクを持つ被験体の体重を減少若しくは維持するための本発明の組成物又は組み合わせの投与を示す。予防の1つの結果として、本発明の組成物又は組み合わせの投与開始直前の「肥満のリスクを持つ被験体」の体重と比較した、その被験体の体重の減少が可能である。予防の別の結果として、過去の食餌療法、運動、あるいは薬物療法の結果減少した体重が最加重されないように予防することが可能である。予防の別の結果として、肥満のリスクを持つ被験体の肥満が始まる前に治療を行う場合の、肥満の発生の予防が可能である。予防の別の結果として、肥満のリスクを持つ被験体の肥満が始まる前に治療を行う場合の、肥満関連疾患の発生及び/又は重症度の減少が可能である。予防の別の結果として、体重増加に対する抵抗の延長が可能である。予防の別の結果として、体重の最加重の予防が可能である。更に、すでに肥満である被験体に対する治療を開始する場合、前述の治療は、動脈硬化、II型糖尿病、多嚢胞性卵巣、循環器系疾患、変形性関節症、皮膚障害、高血圧、インスリン抵抗性、高コレステロール血症、トリグリセリド過剰血症、胆石症を含むがこれらに限定されない肥満関連疾患の発生、進行又は重い症状を防ぐことが可能である。
化合物「の投与」及び/又は化合物「を投与する」とは、治療を必要とする被験体に本発明の化合物若しくは本発明の化合物のプロドラッグを与えることと理解されるべきである。本発明の医薬組成物は、第2の抗肥満薬と組み合わせた前記NPY5アンタゴニストを含む単一の医薬投与製剤の投与、及びそれぞれ独自の分離した医薬投与製剤としての各有効成分の投与の両方を含む。分離した投与製剤を用いる場合、前記組成物の個別成分を基本的に同時に(共に)、若しくは時間を空けて別々に、すなわち前記組成物の一方の成分の投与の前又は後に連続して投与することが可能である。ゆえに本発明の医薬組成物は前述の同時又は交互治療のあらゆる投薬計画を含むものと理解され、「投与」及び「投与する」という言葉もその理解に従って解釈されるべきである。これら様々な方法における本発明の組成物の投与は、前記NPY5アンタゴニスト及び前記第2抗肥満薬の組み合わせがもたらす利益を伴う医薬効果が実質的に同時に前記患者によって実現される限り適切である。好ましくは、前述の利益をもたらす効果は各有効薬の目標血中濃度が実質的に同時に維持されると達成される。前記NPY5アンタゴニストと前記第2抗肥満薬の組み合わせは1日1回の投薬スケジュールで同時に共投与されるのが好ましいが、前記NPY5アンタゴニストを1日1回とし前記抗肥満薬を1日1回か2回か3回にするなど、様々な投薬スケジュールも本書に包含する。NPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の両方を有する単独の経口投薬製剤が好ましい。単独投薬製剤は前記患者にとって便利であり、複数の薬剤を必要とする可能性のある糖尿病又は肥満患者にとっては特に重要な点として考慮される。
本書で言う「被験体」とは治療、観察、又は実験の対象となった動物であり、好ましくは哺乳類であり、最も好ましくはヒトである。
「前記を必要とする被験体」とは、研究者、獣医、医師、又は他の臨床医が定めた治療又は予防法を必要とする被験体である。1つの実施形態において、前記の治療を必要とする被験体は肥満哺乳動物である。別の実施形態において、前記の治療を必要とする被験体は1つ以上の肥満関連共存症を持つ肥満のヒトである。別の実施形態において、前記の治療を必要とする被験体は肥満関連共存症を持たない肥満のヒトである。
本治療法を行うための本発明の組成物の投与は、前記の組成物に含まれる化合物が治療効果を与える有効量を、前述の治療又は予防法を必要とする被験体に投与することによって実行される。本発明の方法に従った予防的投与の必要性は、よく知られたリスク因子を用いて定める。個別の化合物の有効量は、その事例を担当する医師による最終分析において定められるが、治療すべき病気、その病気の重症度及び前記患者が患うその他の病気又は状態、選ばれた投与経路、同時に患者が必要とする可能性のある他の薬物及び治療、及び前記医師の判断に含まれる他の要因などの要因に依存する。
本書で言う「治療効果を与える有効量」とは、前記の研究者、獣医、医師、又は他の臨床医が求める、組織、器官、被験体、又はヒトの生物学的又は医療的反応を引き出すことになる、前記組成物に含まれる有効化合物の量を意味し、前記反応は治療対象の疾患の症状の軽減を含む。当該技術分野における当業者であれば本発明の新規治療方法を使うべき疾患がわかる。
本書で言う「予防的有効量」とは、前記の研究者、獣医、医師、又は他の臨床医が求める、組織、器官、被験体、又はヒトの生物学的又は医療的反応を、肥満又は肥満関連疾患のリスクを持つ被験体の肥満又は肥満関連疾患の発症を防ぐために引き出すことになる、前記組成物に含まれる有効化合物の量を意味する。
前記組成物の有効成分(例えばNPY5アンタゴニスト、抗肥満薬)の予防的又は治療的投与量は、当然、治療を受ける状態の重症度の性質及び前記組成物の具体的な化合物とその投与経路によって異なる。また、患者個人の年齢、体重、反応によっても異なる。一般に、前記組み合わせの各化合物の1日当たりの投与量の範囲は、1回又は分割投与量において被験体の体重(kg)に基づき、約0.0001mg/kgから約100mg/kgの範囲内であり、好ましくは約0.001mg/kgから約50mg/kgである。一方、場合によってはこれらの制限範囲外の投与量を用いる必要がある。
静脈内投与のための組成物を用いる場合は、適切な投与量の範囲は、前記組成物の各化合物を1日当たり約0.0001mg/kgから約50mg/kgとし、好ましくは約0.001mg/kgから約20mg/kgとする。
経口用組成物を用いる場合は、適切な投与量の範囲は、例えば前記組成物の各化合物を1日当たり約0.001mg/kgから約100mg/kgとし、好ましくは約0.01mgから約1000mgとする。経口投与の場合、前記組成物を0.01mgから1,000mg含む錠剤の形で与えるのが好ましく、好ましくは、治療を受ける被験体の症状によって投与量を調節するために、各有効成分を0.01、0.05、0.1、0.2、0.5、1.0、2.5、5、10、15、20、25、30、40、50、75、100、125、150、175、200、225、250、500、750、850、1,000ミリグラムとする。この投薬治療法を調節して最適な治療反応を与えることができる。
この発明の化合物は、各化合物に特定の投与量の範囲でヒトに投与することができる。一般に、肥満及び/又は肥満関連疾患の治療の場合、体重に基づき1日に約0.0001mg/kgから約100mg/kgの前記NPY5アンタゴニストを経口投与する。より具体的には、肥満及び/又は肥満関連疾患を治療する場合、化学式IのNPY5アンタゴニスト又は医薬的に許容可能なそれらの塩又はエステルを、単独投与又は1日2〜6回の分割投与で、体重に基づき1日当たり約0.001mg/kgから約100mg/kg、好ましくは約0.001mg/kgから約10mg/kg経口投与すると、一般に満足のいく結果が得られる。化学式IIのNPY5アンタゴニスト又は医薬的に許容可能なそれらの塩又はエステルは、単独投与又は1日2〜6回の分割投与で、あるいは持続性放出をする形で、体重に基づき1日当たり約1mg/kgから約30mg/kgを経口投与することができる。
一般に、肥満及び/又は肥満関連疾患を治療する場合、前記抗肥満薬は単独投与又は1日2〜6回の分割投与で、あるいは持続性放出をする形で、体重に基づき1日当たり約0.0001mg/kgから約100mg/kg、好ましくは約0.001mg/kgから約50mg/kgを投与される。
レプチンは1日当たり約0.01mg/kgから約20mg/kg、好ましくは約0.01mg/kgから約0.3mg/kgを、好ましくは単独投与又は分割投与による注射によって投与することができる。
メトホルミンは単独投与又は1日2〜3回の分割投与で、あるいは持続性放出をする形で、1日当たり約0.01mg/kgから約100mg/kg、好ましくは約1mg/kgから約50mg/kgを投与することができ、より好ましくは1日当たりの投与量は500mg、850mg、1000mg、1500mg、2000mg、又は2550mgであり、単独投与又は1日2〜3回の分割投与で与える。
ナルメフェンは1日当たり約0.0001mg/kgから約10mg/kg、好ましくは約0.001mg/kgから約0.05mg/kgを投与することができる。
オーリスタットは単独投与又は1日2〜3回の分割投与で、あるいは持続性放出をする形で、1日当たり約20mgから約1200mg、好ましくは約120mgから約400mgを投与することができ、より好ましくは単独投与で120mgを1日3回、又は持続性放出をする形で投与する。
シブトラミンは単独投与又は1日2〜3回の分割投与で、あるいは持続性放出をする形で、1日当たり約0.01mg/kgから約10mg/kg、好ましくは約0.01mg/kgから約1mg/kgを投与することができ、より好ましくはシブトラミンの1日あたりの投与量を1回で5mg、10mg、15mg、20mg、又は30mg経口投与する。
リモナバントは単独投与又は1日2〜3回の分割投与で、あるいは持続性放出をする形で、体重に基づき1日当たり約0.01mg/kgから約8mg/kg、より好ましくは約0.3mg/kgから約3mg/kgを投与することができる。
トピラメート(Topamax(登録商標))は単独投与又は分割投与で、あるいは持続性放出をする形で、1日当たり約10mgから約1600mg、より好ましくは約50mgから約400mgを投与することができる。
ゾナサミドは単独投与又は分割投与で、あるいは持続性放出をする形で、1日当たり約10mgから約1,500mg、好ましくは約100mgから約600mgを投与することができる。より好ましくは、ゾナサミドは1日当たり約100mg/dを経口投与し、徐々に400mg/dに増やし、更に、12週の終わりに体重減少が5%未満である患者には600mg/dまで増やす。
前記組成物に採用される各有効成分の有効投与量は、採用される具体的な化合物、投与形態、治療対象の状態、治療対象の状態の重症度により異なることがある。ゆえに、本発明の組成物を活用する投薬治療法は、被験体のタイプ、種、年齢、全般的健康状態、体重、食生活、性別、病状、及び治療対象の状態の重症度、及び患者の腎臓及び肝臓機能、及び薬剤の組み合わせ、及び採用される具体的な化合物とそれらの投与経路を含む様々な要因に従って選択される。通常の当該技術を有する医師、臨床医、又は獣医であれば、前記の状態の予防、対策、又は進行停止をするために必要な薬物の有効量を容易に定め、処方することができる。
前記第2抗肥満薬に対する化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストの重量率は変えることができ、各成分の有効量によって変わる。一般に、それぞれの有効量が用いられる。ゆえに、例えば、化学式I又は化学式IIのNPY5アンタゴニストをシブトラミンのような第2の抗肥満薬と組み合わせると、前記シブトラミンに対する化学式I又は化学式IIのNPY5アンタゴニストの重量率は一般に約1000:1から約1:1000の範囲になり、好ましくは約200:1から約1:200である。化学式I又は化学式IIのNPY5アンタゴニスト及び他の抗肥満薬の組成物も一般に上述の範囲内であるが、各有効成分の有効量を各事例において用いるべきである。
本発明の別の側面は、医薬担体及び本発明の組成物の各化合物の「治療効果を与える有効量」を有する医薬組成物を提供する。医薬組成物における「組成物」とは、有効成分と、担体の原料である医薬的に許容可能な賦形剤のような不活性成分とを有する製品、及び2つ以上の成分の組み合わせ、錯体化、又は凝集によって、あるいは1つ以上の成分の解離によって、あるいは1つ以上の成分のその他のタイプの反応又は相互反応によって、直接又は間接にもたらされる製品を含むことを意図する。したがって、本発明の医薬組成物はNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬のような追加的有効成分と医薬的に許容可能な賦形剤を混合することによって作られるあらゆる組成物を含む。
被験体、特にヒトに本発明の組成物の有効投与量を与えるために適切ないかなる投与経路を用いることも可能である。例えば、経口、直腸、局所、非経口、経眼、経肺、経鼻腔などを採用することができる。投与形は錠剤、トローチ、分散、懸濁、溶液、カプセル、クリーム、軟膏、エアロゾルなどを含む。
本発明の医薬組成物は有効成分又は医薬的に許容可能な塩又はエステルとしてNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の組み合わせを有し、また、医薬的に許容可能な担体及び任意の他の治療成分を含んでもよい。「医薬的に許容可能」とは、希釈剤又は賦形剤が前記製剤の他の成分と相容性を持ち、前記製剤の受容体にとって有害にならない必要があることを意味する。具体的には、「医薬的に許容可能な塩」とは、無機塩基又は酸、及び有機塩基又は酸を含め、医薬的に許容可能な非毒性塩基又は酸から作られた塩を示す。
前記組成物は経口、直腸、局所、非経口(皮下、筋肉内、静脈内を含む)、経眼(点眼)、経肺(エアロゾル吸入)、又は経鼻腔投与に適する化合物を含むが、いかなる事例においても、その最適な経路は治療の対象である状態の性質と重症度と前記有効成分の性質によって決まる。これらの組成物は便利な単位投与形態で与えることができ、医薬技術分野でよく知られたいかなる方法を用いて製剤することもできる。
吸入投与の場合、加圧パック又は噴霧器を利用した便利なエアロゾル・スプレーの形で本発明の組成物を伝達する。前記組成物はまた、製剤可能な粉末として伝達することもでき、前記粉末組成物は吹送粉末吸入装置を利用して吸入することができる。吸入の場合に好ましい装置は、過フッ化炭素又は炭化水素のような適切な噴射剤として本発明の懸濁液又は溶液として製剤することができる定量噴霧器(MDI)エアロゾル、及び追加的賦形剤の有無を問わず本組成物の乾燥粉末として製剤することのできる乾燥粉末吸入(DPI)エアロゾルである。
本発明の組成物の局所製剤としては、経皮装置、エアロゾル、クリーム、溶液、軟膏、ゲル、ローション、ダスティング・パウダーなどが適切である。本発明の組成物を含む局所医薬組成物は通常、医薬的に許容可能な賦形剤と混合された前記有効化合物を約0.005重量%から5重量%含む。本発明の組成物の投与に有用な経皮パッチは、当該技術の当業者によく知られた経皮パッチを含む。経皮伝達システムの形で投与する場合、当然、前記投与量の投薬は前記投与治療法が行われる間、断続的にではなく継続的に行われる。
本発明の組成物はまた、単層小胞、大単層小胞、多重層小胞のようなリポソーム伝達システムの形で投与することも可能である。リポソームはコレステロール、ステリルアミン、あるいはホスファチジルコリンなど様々なリン脂質から作ることができる。
本発明の組成物はまた、前記化合物分子が結合する個別担体としての単クローン抗体を用いて伝達することもできる。また、これらの組成物の化合物を、標的化可能な薬物担体としての可溶性重合体と結合することもできる。前述の重合体としてポリビニルピロリドン、ピラン共重合体、ポリヒドロキシプロピル−メタクリルアミド・フェノール、ポリヒドロキシエチルアスパルアミドフェオン、あるいはパルミトイル残基で置換したポリエチレンオキシドポリリジンが挙げられる。更に、薬物の放出制御に有用な生分解可能な重合体、例えばポリ乳酸、ポリエプシロン・カプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルソエステル、ポリアセタール、ポリジヒドロピラン、ポリシアノアクリレート、及び架橋又は両親媒性のヒドロゲルのブロック共重合体と本発明の組成物を結合することができる。
本発明の組成物はまた、ココアバター、グリセリンゼラチン、硬化植物油、様々な分子量のポリエチレン・グリコールの混合物、ポリエチレン・グリコールの脂肪酸エステルのような基材を用いて坐薬として伝達することもできる。
実用においては、通常の医薬の混合技術に従って、本発明の組成物に含まれる各化合物(例えばNPY5アンタゴニスト又は抗肥満薬)を有効成分として医薬担体と緊密混合物に混ぜ合わせることができる。前記担体は、例えば経口か非経口(静脈内を含む)など投与方法にとって望ましい製剤形態により、様々な形を採ることができる。経口投与形態としての前記組成物を製剤する場合、例えば水、グリコール、油、アルコール、香味料、保存料、着色料など通常のいかなる医薬媒体を採用することもでき、経口液体製剤の場合は例えば懸濁液、エリキシル、溶液、あるいは担体としてデンプン、砂糖、微結晶性セルロース、希釈剤、造粒剤、潤滑剤、結合剤、崩壊剤などを使うことができ、経口固形製剤の場合は例えば粉末、カプセル、ペレット、粉末及び錠剤などを使うことができ、前記液体製剤よりも前記固形経口剤が好ましい。投与が容易であることから、錠剤とカプセルが最も有利な経口投与単位の形態であり、前記の場合、固形医薬担体を当然採用する。望まれる場合は、錠剤を標準的な水性又は非水性技術によりコーティングすることができる。
上述の一般的な投与形態に加え、米国特許番号3,845,770、3,916,899、3,536,809、3,598,123、3,630,200、4,008,719に記述されている放出制御を伴う方法及び/又は伝達装置によって前記組成物を投与することもできる。
経口投与に適した本発明の医薬組成物はカプセル(持続放出及び徐放製剤を含む)、ピル、カシェー、粉末、顆粒、あるいは錠剤(タブレット)など個別単位として提供することができ、それぞれに前記有効成分の予め定められた量が、粉末か顆粒として、又はエリキシル、チンキ、溶液、懸濁液、シロップ、乳濁液を含む水溶液、非水溶液、水中油乳濁液、あるいは油中水乳濁液としての溶液か懸濁液として含まれている。前述の組成物はいかなる調剤方法によって調合することもできるが、前記有効成分を、1つ以上の必要な成分を成す担体と組み合わせる段階が、全ての方法に含まれる。一般に前記組成物は、前記有効成分と、液体担体又は微細に分割された固形担体又はそれら両方との、均一且つ緊密な混合によって調合され、必要に応じて製品は望ましい形に製剤される。例えば、錠剤は任意に1つ以上の付属成分を用いて圧縮又は成形により製剤することができる。圧縮錠剤は、粉末又は顆粒のように自由に流れる形状にある有効成分を、任意により結合剤、潤滑剤、不活性希釈剤、界面活性剤又は分散剤と混合し、適切な機械で圧縮することによって製剤される。成形錠剤は不活性液体希釈剤で湿らせた粉末化合物の混合物を適切な機械で成形することによって作られる。
例えば錠剤、カプセル、ペレット、又は粉末の形状による経口投与の場合は、前記有効成分をラクトース、デンプン、ショ糖、グルコース、メチル・セルロース、ステアリン酸マグネシウム、マンニトール、ソルビトール、クロスカルメロース・ナトリウムなど経口且つ非毒性且つ医薬的に許容可能な不活性担体と混合することができ、例えばエリキシル、シロップ、スラリー、乳濁液、懸濁液、溶液、発泡性組成物など液体形状の経口投与の場合は、経口薬剤成分をエタノール、グリセロール、水、油など、経口且つ非毒性且つ医薬的に許容可能な不活性担体と混合することができる。更に、それが望ましいあるいは必要な場合は、適切な結合剤、潤滑剤、崩壊剤、緩衝剤、コーティング、着色料を取り入れることもできる。適切な結合剤はデンプン、ゼラチン、グルコース、無水ラクトース、フリーフローラクトース、ベータ・ラクトース、トウモロコシ甘味料など天然糖、及びアカシア、グアール、トラガカント、あるいはアルギン酸ナトリウムなど天然及び合成ガム、及びカルボキシメチル・セルロース、ポリエチレン・グリコール、ろうなどを含む。これら投与形状に用いられる潤滑剤はオレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどを含む。コーティングとして、あるいは前記投与単位の物理的形状を改変するために、様々なその他の物質が存在し得る。例えば、錠剤をシェラック、砂糖、あるいはそれら両方でコーティングすることができる。シロップ又はエリキシルは前記有効成分に加え、甘味料としてのショ糖、保存料としてのメチル及びプロピルパラベン、染料、及びチェリー味あるいはオレンジ味などの香味量を含むことができる。投与単位形態がカプセルである場合は、上述のタイプの物質に加え、脂肪油のような液体担体を含むことができる。
望ましくは、各錠剤は0.01mgから1,000mgを含み、具体的には、治療を受ける被験体に与える投与量の症状に応じた調節のために、本発明の組成物に含まれる各有効成分(例えばNPY5アンタゴニスト、抗肥満薬)を0.01、0.05、0.1、0.2、0.5、1.0、2.5、5、10、15、20、25、30、40、50、75、100、125、150、175、200、225、250、500、750、850、1,000ミリグラム含み、各カシェー又はカプセルは約0.01から1,000mgを含み、具体的には、治療を受ける被験体に与える投与量の症状に応じた調節のために、本発明の組成物に含まれる各有効成分(例えばNPY5アンタゴニスト、抗肥満薬)を0.01、0.05、0.1、0.2、0.5、1.0、2.5、5、10、15、20、25、30、40、50、75、100、125、150、175、200、225、250、500、750、850、1,000ミリグラム含む。
本発明の実施例は、上述の1つのNPY5アンタゴニストと1つの第2の抗肥満薬、及び医薬的に許容可能な1つの担体を有する医薬組成物である。本発明の別の実施例は、上述のNPY5アンタゴニスト群と抗肥満薬群のいずれかと、医薬的に許容可能な1つの担体を組み合わせることによって作られる医薬組成物である。本発明は、上述のNPY5アンタゴニスト群と抗肥満薬群のいずれかと、医薬的に許容可能な1つの担体を組み合わせることによって作られる医薬組成物を作るプロセスにより明らかになる。
前記投与量は単独の1日分の投与量として投与するか、若しくは1日2回から6回の分割投与量として投与することができる。更に、投与のために選択された個別化合物の性状に基づき、例えば週毎、週2回、月毎とするなど、前記投与量を投与する頻度を下げてもよい。前記単位投与量は当然、投与頻度が下がればそれに応じて多くなる。
鼻腔内経路、経皮経路、直腸又は膣坐薬、あるいは継続静注液により投与する場合、その投与は当然、前記投与治療法が行なわれる間、断続的にではなく継続的に行われる。
本発明の組成物の代表的医薬投与形態の例を以下に挙げる。
Figure 2005533849
Figure 2005533849
Figure 2005533849
Figure 2005533849
肥満及び肥満関連状態を治療又は予防するために有用な他の薬剤を用いた本発明の化合物の組成物の範囲は、原則として、肥満及び肥満関連疾患の治療に有用ないかなる医薬組成物とのいかなる組み合わせも含むものと理解される。
本発明を例を挙げて説明するために、以下の実施例を含める。これら実施例は本発明を限定するものではない。あくまでも本発明を実用化するための方法を提案する意図によってこれら実施例を示す。当該技術の当業者であれば、本発明を実用化するその他の方法を自ら容易に発見するであろう。しかし、それらの方法もやはり本発明の範囲に含まれる。
実施例1
NPY5アンタゴニストを用いたIn vivoペア給餌試験
材料と方法
化合物Aは経口活性を持つ、選択的NPY5アンタゴニスト(Kanatani他、2000,Biochem.Biophys.Research Comm.272:169−173)である。雄のC57BL/6Jマウス(CLEA Japan Inc.,薬剤投与開始時に16ヶ月齢)を使った。マウスには水とペレット状の通常餌(CE−2,CLEA Japan Inc.)を自由摂取させた。マウスは1週間の検疫及び馴化期間中、温度23±2℃、相対湿度55±15%に維持された動物室で、12時間の明暗周期(7時から19時)に置かれた。
薬物投与開始前に、マウスに約9から10ヶ月間、体重増加が頭打ちになるまでMHF餌(Oriental BioService Co.,東京(日本))を与えた。体重増加が頭打ちになった後、餌を粉末MHF餌に変更した。粉末MHF餌は粉末給餌器(小皿)で与えた。餌及び容器は毎日交換し、日々の摂餌量を測った。この期間に、動物に経口で溶媒(0.5%メチルセルロース水溶液)を1日1回強制投与した。摂餌量が安定した後、餌の食べこぼしを最小限にするために、新しく与える餌の量を毎日の摂餌量プラス0.3gに調節した。馴化期間の後、MHF餌飼育マウスを、平均体重が等しくなるように3群に分けた(初期平均体重は48から49gであった)。3群にそれぞれ溶媒、100mg/kgの化合物A、及び溶媒を1ヶ月間1日1回、強制経口投与した。摂餌量及び体重を測定した。投与は暗期が始まる1時間半前に、体重測定に続いて行った。投与開始の4日後、ペア給餌を開始した。ペア給餌する量は以下の等式に従って計算した。
薬剤投与群の平均F.I.(摂餌量)抑制(%)=(対照群の平均F.I.−薬剤投与群の平均F.I.)/対照群の平均F.I.×100
各動物のペア給餌量=薬剤投与開始前の各動物の平均F.I.×(1−薬剤治療群の平均F.I.抑制(%))
ペア給餌マウスは上記の抑制率及び薬剤投与開始前の平均F.I.を元に計算した量の餌を与えられた。餌は絶食期間が長く続くのを避けるために8時ごろと18時頃との2回に分けて与えた。
直腸温は13時から14時に、直腸への温度測定電極の挿入によって、投与開始後14日目、22日目、29日目、34日目(ペア給餌群の場合は10日目、18日目、25日目、30日目)に測定した。
結果
図1は化合物A投与、又はペア給餌したDIOマウスの体重変化を、図2は日々の摂餌量を、図3は直腸温を示す。化合物Aの1日1回100mg/kgの投与は、投与期間中を通して体重を有意に減少させ、摂餌量を軽度に低下させた。化合物A投与群の累積摂餌量の抑制率は12.5%であった。ペア給餌群では、摂餌量は化合物A投与群とほぼ同じであり、累積摂餌量の抑制率は11.9%であった。ペア給餌群の体重は、最初の数日間のみ化合物A群と同じように減少した。その後、体重減少が止まり、実験期間中一定に維持された。ペア給餌群の直腸温は実験期間を通してわずかではあるが有意に低下した。一方、化合物A投与群の直腸温は対照群とほぼ同じであった。
NPY5アンタゴニストを投与した群における体重減少が前記溶媒投与群における体重減少を上回ったことから、この実施例は軽度の摂餌量の低下と、それ以外のメカニズムがNPY5アンタゴニストの抗肥満効果に寄与していることを示している。ペア給餌群における体温低下は、摂餌量減少の代償作用と考えられる代謝率の低下を示唆するものである。食餌療法中の人でも同様の代謝率の低下が報告されており、それが体重減少を困難にさせている(Grubbs,L.,1993,Nurse Practitioner,18:20−2,25−6,29)。直腸温測定の結果は、食餌制限による体温の低下をNPY5アンタゴニスト処置が防ぐことを示唆している。これはNPY5アンタゴニストの抗肥満効果のメカニズムの1つが、食餌療法のような食餌制限に伴う代謝率の低下の防止であることを示唆している。
実施例2
NPY5アンタゴニストと食餌制限の組み合わせに関するin vivo試験
材料と方法
雄のC57BL/6Jマウス(CLEA Japan Inc.,薬剤投与開始時に14ヶ月齢)を使った。マウスには水とペレット状の通常餌(CE−2,CLEA Japan Inc.)を自由摂取させた。マウスは1週間の検疫及び馴化期間中、温度23±2℃、相対湿度55±15%に維持された動物室で、12時間の明暗周期(7時から19時)に置かれた。薬物投与開始前に、マウスに約9から10ヶ月間、体重増加が頭打ちになるまでMHF餌(Oriental BioService Co.,東京(日本))を与えた。体重増加が頭打ちになった後、餌を粉末MHF餌に変更した。粉末MHF餌は粉末給餌器(小皿)で与えた。餌及び容器は毎日交換し、日々の摂餌量を測定した。この期間、動物に経口で溶媒(0.5%メチルセルロース水溶液)を1日2回強制投与した。摂餌量が安定した後、餌の食べこぼしを最小限にするために、新しく与える餌の量を毎日の摂餌量プラス0.3gに調節した。馴化期間の後、MHF餌飼育マウスを平均の体重と摂餌量が等しくなるように4群に分けた(n=7−10。初期平均体重は49から51gであった)。2群に、溶媒か30mg/kgの化合物Bを1日2回1.5ヶ月間それぞれ経口で強制投与した。他の2群は溶媒か化合物Bを投与し、各マウスの馴化期間中の平均摂餌量の90%を与えた(10%食餌制限)。投与は、暗期が始まる1時間半前に体重測定に続いてと、明期が始まる1時間半後に行った。餌は絶食期間が長く続くのを避けるために、8時ごろと18時頃との2回に分けて与えた。餌重量及び体重を測定した。
結果
図4は体重変化を、図5は各群の体重抑制率(%)を示す。化合物Bの1日2回30mg/kgの投与は、投与期間中を通して体重を有意に減少させ、摂餌量を軽度に低下させた。化合物B投与群の累積摂餌量の抑制率は6.0%であった。10%の食餌制限のみでは、最初の数日間だけ、化合物Bと同様の体重減少を示した。その後体重減少は止まり、対照群の体重と平行に変化した。これに対し、DIOモデルにおける化合物Bと10%の食餌制限の組み合わせは、いずれか一方よりも体重を減少させた。これらの結果はNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬の組み合わせが肥満の治療に有効であることを示唆している。
実施例3
NPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬を用いた組み合わせ療法のin vivo試験
DIOマウスに於いて、有効な用量のNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬を同時に投与した。
材料と方法
雄のC57BL/6Jマウス(CLEA Japan Inc.,薬剤投与開始時に12から16ヶ月齢)を使う。マウスには水とペレット状の通常餌(CE−2,CLEA Japan Inc.)を自由に摂取させる。マウスは1週間の検疫及び馴化期間中、温度23±2℃、相対湿度55±15%に維持された動物室で、12時間の明暗周期(7時から19時)に置かれる。薬物投与開始前に、マウスに約9から10ヶ月間、体重増加が頭打ちになるまでMHF餌(Oriental BioService Co.,東京(日本))を与える。体重増加が頭打ちになった後、餌を粉末MHF餌に変更する。粉末MHF餌は粉末給餌器(小皿)で与える。餌及び容器は毎日交換し、日々の摂餌量を測定する。この期間に、動物に経口で溶媒(0.5%メチルセルロース水溶液)を1日1回強制投与する。摂餌量が安定した後、餌の食べこぼしを最小限にするために、新しく与える餌の量を毎日の摂餌量プラス0.3gに調節する。馴化期間の後、MHF餌を与えたマウスを平均の体重と摂餌量が等しくなるように4群に分ける(n=7−10)。2群に、溶媒又は化合物Aを1日1回100mg/kgで1.5ヶ月間、経口で強制投与する。他の2群には溶媒又は化合物Aと、有効な用量の第2の抗肥満薬を投与する。投与は、暗期が始まる1時間半前に、体重測定に続いて行う。第2の抗肥満薬の作用の持続時間が限られている場合は、1日2回投与する。その場合の投与は、暗期が始まる1時間半前に体重測定に続いてと、明期が始まる1時間半後に行う。餌は絶食時間が長くなるのを防ぐため、2回に分け、8時ごろと18時頃とに与える。餌重量及び体重を測定する。
NPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬を共に与えると、いずれかの化合物のみを与える場合に見られる体重変化より多くの体重変化をもたらす。
実施例4
ヒトに於けるNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬を用いた組み合わせ療法試験
方法
BMI>30の800人に食餌療法と運動を増やすよう勧める。食餌療法、運動、生活習慣の改善の標準的プログラムを含む、プラセボによる2週間の「ならし」期間の後、患者を任意に4群に分ける。4群は、プラセボ群、有効な用量のNPY5アンタゴニスト、例えば化合物A1000mgを与える群、有効な用量の第2の抗肥満薬、例えばシブトラミン15mgを与える群、有効な用量のNPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬を併用して与える群とする。NPY5アンタゴニストは、あらかじめ有効と判断されているやり方で、1日1回又はそれ以上、錠剤として与える。第2の抗肥満薬は、あらかじめ有効と判断されているやり方で、1日1回又はそれ以上、錠剤として与える。第2の抗肥満薬がシブトラミンである場合は、シブトラミンのカプセルを1日1回与える。6ヶ月間患者を治療し、毎週体重を測定し、標準質問表により食欲、空腹感、満腹感を毎週測定する。
NPY5アンタゴニストと第2の抗肥満薬を共に与えると、いずれかの化合物のみを与える場合に見られる体重変化より、多くの体重変化をもたらす。
本発明は本発明の特定の具体的な実施形態によって説明及び例証されているが、当該技術の当業者であれば本発明の意図と範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更、改良、代替を適用し得ることを理解するであろう。例えば、本発明の上述の何らかの化合物を適応する治療を受ける患者の反応に見られるバリエーションの結果として、本書に記述した前記の具体的な投与量以外の有効量が適用可能である。同様に、観察される具体的な薬理反応は、選択された特定の活性化合物あるいは医薬担体の存在の有無、及び製剤のタイプ、採用される投与形態に従って、あるいはそれらによって異なる場合があり、結果に期待される前述のバリエーション又は差異は本発明の目的と実行方法に従って考慮される。ゆえに本発明を以下の請求項の範囲によって定め、正当な範囲で前述の請求項をできる限り広範に解釈することを意図する。
溶媒(プラセボ)及び100mg/kgの化合物A(1日1回経口投与)を30日間処置した際の、食餌性肥満(DIO)マウスの体重への影響を、化合物A処置群の摂餌量と同量の餌をペア給餌した群と比較して示す。 溶媒(プラセボ)及び100mg/kgの化合物A(1日1回経口投与)を30日間処置した際の、食餌性肥満(DIO)マウスの日々の摂食量に与える影響を示す。 溶媒(プラセボ)及び100mg/kgの化合物A(1日1回経口投与)を30日間処置した際の、食餌性肥満(DIO)マウスの直腸温への影響を、化合物A処置群の摂餌量と同量の餌をペア給餌した群と比較して示す。 食餌制限なし、及び10%の食餌制限をかけた食餌性肥満(DIO)マウスに、溶媒(プラセボ)及び30mg/kgの化合物B(1日2回経口投与)を49日間処置した際の体重への影響を示す。 食餌制限なし、及び10%の食餌制限をかけた食餌性肥満(DIO)マウスに、溶媒(プラセボ)及び30mg/kgの化合物B(1日2回経口投与)を49日間処置した際の体重増加抑制率(%)を示す。

Claims (55)

  1. 以下を含む組成物。
    (a)化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルであり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子;
    並びに
    (b)以下の群から選択される抗肥満薬:
    (1)5HT輸送体阻害剤
    (2)NE輸送体阻害剤
    (3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (4)グレリン・アンタゴニスト
    (5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (6)MCH1Rアンタゴニスト
    (7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
    (8)NPY1アンタゴニスト
    (9)レプチン
    (10)レプチン誘導体
    (11)オピオイド・アンタゴニスト
    (12)オレキシン・アンタゴニスト
    (13)BRS3アゴニスト
    (14)CCK−Aアゴニスト
    (15)CNTF
    (16)CNTF誘導体
    (17)GHSアゴニスト
    (18)5HT2Cアゴニスト
    (19)モノアミン再摂取阻害剤
    (20)UCP−1、2及び3活性剤
    (21)β3アゴニスト
    (22)甲状腺ホルモンβアゴニスト
    (23)PDE阻害剤
    (24)FAS阻害剤
    (25)DGAT1阻害剤
    (26)DGAT2阻害剤
    (27)ACC2阻害剤
    (28)グルココルチコイド・アンタゴニスト
    (29)アシル−エストロゲン
    (30)リパーゼ阻害剤
    (31)脂肪酸輸送体阻害剤
    (32)ジカルボン酸輸送体阻害剤
    (33)グルコース輸送体阻害剤
    (34)セロトニン再摂取阻害剤
    (35)メトホルミン 及び
    (36)トピラメート;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  2. 抗肥満薬が以下から成る群から選択される請求項1の組成物。
    (1)アシル−エストロゲン
    (2)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (3)オピオイド・アンタゴニスト
    (4)モノアミン再摂取阻害剤
    (5)リパーゼ阻害剤
    (6)レプチン
    (7)CNTF
    (8)CNTF誘導体
    (9)メトホルミン 及び
    (10)トピラメート;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  3. アシル−エストロゲンがオレオイル−エストロン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  4. モノアミン再摂取阻害剤がシブトラミン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  5. CNTF誘導体がアキソカイン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  6. リパーゼ阻害剤がオーリスタット及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  7. CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニストがリモナバント及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  8. 抗肥満薬がレプチン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  9. オピオイド・アンタゴニストがナルメフェン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  10. 抗肥満薬がトピラメート及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  11. 抗肥満薬がメトホルミン及び医薬的に許容可能なその塩から選択される請求項2の組成物。
  12. NPY5アンタゴニストが化学式Iの化合物
    Figure 2005533849
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルから選択される請求項1の組成物。
    ここにおいて、Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される。
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子
  13. NPY5アンタゴニストが以下から成る群から選択される請求項12の組成物。
    (1)N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[イソインドリン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[イソインドリン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−(7−メチル−2−キノリル)−3−オキソスピロ[イソインドリン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)N−(4−ベンゾイルフェニル)−2−メチル−3−オキソスピロ[イソインドリン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (5)N−(4−ベンゾイルフェニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (6)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2ピラジニル)スピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (7)3,4−ジヒドロ−N−(7−メチル−2−キノリル)−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (8)N−(4−アセチルフェニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (9)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−[1−(2−キノリル)−4−イミダゾリル]−スピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (10)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(5−オキソ−5,6,7,8−テトラヒドロ−2−ナフチル)スピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (11)3,4−ジヒドロ−N−[5−(2−メチル−1−プロペニル)−2−ピラジニル]−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (12)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(3−フェニル−5−イソキサゾリル)スピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (13)N−[1−(7−ベンゾ[b]フラニル)−4−イミダゾリル]−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (14)N−[1−(3−ジフルオロメトキシフェニル)−4−イミダゾリル]−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (15)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−[4−(2−ピリジルカルボニル)フェニル]−スピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (16)N−(3,4−ジクロロフェニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (17)N−[1−(3−クロロフェニル)−4−イミダゾリル]−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (18)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−チアゾリル)スピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (19)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−[5−(2−ピリジル)−2−ピラジニル]スピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (20)3,4−ジヒドロ−N−(4−メチル−2−ベンゾチアゾリル)−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (21)N−(5−クロロ−2−ベンゾキサゾリル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ−[イソキノリン−1(2H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (22)N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (23)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (24)N−(7−メチル−2−キノリル)−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (25)3−オキソ−N−(3−フェニル−5−イソキサゾリル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (26)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (27)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (28)3−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (29)3−オキソ−N−(5−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (30)N−[5−(4−クロロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (31)3−オキソ−N−[5−(3−キノリル)−3−ピラゾリル]スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (32)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (33)3−オキソ−N−[5−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル]−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (34)N−[5−(3−クロロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (35)N−(7−ジフルオロメトキシピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (36)3−オキソ−N−(5−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (37)N−{1−[3−(2−ヒドロキシエチル)フェニル]−4−イミダゾリル}−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (38)N−[4−(1−エチル−2−イミダゾリル)フェニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (39)N−[1−(3−メトキシフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (40)6−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (41)6−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (42)5−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (43)5−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (44)N−(4−ベンゾイルフェニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[1H−2−ベンゾピラン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (45)3,4−ジヒドロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[1H−2−ベンゾピラン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (46)N−(5−ベンゾイル−2−ピラジニル)−3,4−ジヒドロ−3−オキソスピロ[1H−2−ベンゾピラン−1,4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (47)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3’−オキソスピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (48)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (49)トランス−3’−オキソ−N−(1−フェニル−4−イミダゾリル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (50)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (51)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3’−オキソスピロ−[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (52)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (53)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3’−オキソスピロ−[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (54)トランス−N−(4−アセチル−3−トリフルオロメチルフェニル)−3’−オキソスピロ−[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (55)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]−スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (56)トランス−N−[1−(3−シアノフェニル)−4−イミダゾリル]−3’−オキソスピロ−[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (57)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (58)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (59)トランス−3−オキソ−N−(3−フェニル−5−イソキサゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (60)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (61)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (62)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (63)N−[5−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル]−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (64)N−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−ピラジニル]−3−オキソスピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (65)4−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (66)7−フルオロ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (67)6−エチル−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (68)6−ヒドロキシ−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (69)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (70)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (71)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (72)トランス−3−オキソ−N−(4−フェニル−2−オキサゾリル)スピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (73)トランス−N−[5−(2−メチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (74)トランス−N−[5−(3−メチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (75)トランス−N−[5−(3−フルオロメトキシフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (76)トランス−N−[5−(3−フルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (77)トランス−N−[5−(3−フルオロ−5−メトキシフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (78)トランス−N−[5−(2−フルオロ−5−メチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (79)トランス−N−[4−(3−フルオロメトキシフェニル)−2−オキサゾリル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (80)トランス−N−[5−(3−ヒドロキシメチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (81)トランス−N−[5−(3−ヒドロキシフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (82)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (83)トランス−N−[5−(3−フルオロメチルフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (84)トランス−N−[5−(3−フルオロメトキシフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (85)トランス−3−オキソ−N−(6−フェニル−1,2,4−トリアジン−3−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (86)トランス−N−[5−(2−ジフルオロメトキシフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (87)トランス−N−[5−(3−ジフルオロメトキシフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (88)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (89)トランス−N−[5−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (90)トランス−N−(4−ベンゾイルフェニル)−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (91)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (92)トランス−3−オキソ−N−[2−フェニル−4−ピリジル]スピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (93)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (94)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピロリル)スピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (95)トランス−N−[1−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (96)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (97)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (98)トランス−N−[1−(3−フルオロフェニル)−4−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (99)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (100)トランス−N−[1−(4−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (101)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (102)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−1,2,4−チアジアゾール−3−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (103)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−3−イソキサゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (104)トランス−3−オキソ−N−(6−フェニル−3−ピリジル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (105)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−3−チアゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (107)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  14. NPY5アンタゴニストが以下から成る群から選択される請求項13の組成物。
    (1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (7)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (8)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (9)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (10)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (11)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (12)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (13)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (14)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  15. 以下を含む組成物。
    (a)化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルであり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子;
    並びに
    (b)以下の群から選択される抗肥満薬:
    (1)アミノレックス
    (2)アンフェクロラル
    (3)アンフェタミン
    (4)ベンズフェタミン
    (5)クロルフェンテルミン
    (6)クロベンゾレックス
    (7)クロフォレックス
    (8)クロミノレックス
    (9)クロルテルミン
    (10)シクレキセドリン
    (11)デキスフェンフルラミン
    (12)デキストロアンフェタミン
    (13)ジエチルプロピオン
    (14)ジフェメトキシジン
    (15)N−エチルアンフェタミン
    (16)フェンブトラゼート
    (17)フェンフルアミン
    (18)フェニソレックス
    (19)フェンプロポレックス
    (20)フルドレックス
    (21)フルミノレックス
    (22)フルフリルメチルアンフェタミン
    (23)レバンフェタミン
    (24)レボファセトペラン
    (25)マズインドール
    (26)メフェノレックス
    (27)メタアンフェプラモン
    (28)メタアンフェタミン
    (29)ノル・スードエフェドリン
    (30)ペントレックス
    (31)フェンジメトラジン
    (32)フェンメトラジン
    (33)フェンテルミン
    (34)フェニルプロパノルアミン 及び
    (35)ピシロレックス;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
  16. 以下を含む組成物。
    (a)以下から成る群から選択されるNPY5アンタゴニスト:
    (1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (6)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (7)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (8)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (9)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (10)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (12)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (13)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (14)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル;
    並びに
    (b)以下から成る群から選択されるMc4rアゴニスト:
    (1)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (2)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (3)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (5)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (6)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (7)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (8)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(R)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (9)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (10)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (11)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (12)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (13)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (14)N−{(1R)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (15)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (16)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (17)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (18)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (19)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (20)メチル−2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−2−メチルプロパノアート;
    (21)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (22)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (23)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (24)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (25)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (26)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]プロピル}アセトアミド;及び
    (27)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
  17. 以下を含む組成物。
    (a)以下から成る群から選択されるNPY5アンタゴニスト:
    (1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (6)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (7)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (8)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (9)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (10)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (11)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (12)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (13)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル;
    並びに
    (b)以下から成る群から選択されるMc4rアゴニスト:
    (1)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド,
    (2)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]propイル}アセトアミド,
    (3)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド,
    (4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド,
    (5)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド,及び
    (6)(6)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン,
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
  18. 医薬的に許容可能な担体を更に含む請求項1の組成物。
  19. 医薬的に許容可能な担体を更に含む請求項13の組成物。
  20. 医薬的に許容可能な担体を更に含む請求項16又は17の組成物。
  21. 肥満のリスクを持つ被験体の肥満の予防方法であって、
    当該被験体に以下を投与する過程を含む方法。
    (a)予防的に有効な量の化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルであり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子;
    並びに
    (b)予防的に有効な量の以下の群から選択される抗肥満薬:
    (1)5HT輸送体阻害剤
    (2)NE輸送体阻害剤
    (3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (4)グレリン・アンタゴニスト
    (5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (6)MCH1Rアンタゴニスト
    (7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
    (8)NPY1アンタゴニスト
    (9)レプチン
    (10)レプチン誘導体
    (11)オピオイド・アンタゴニスト
    (12)オレキシン・アンタゴニスト
    (13)BRS3アゴニスト
    (14)CCK−Aアゴニスト
    (15)CNTF
    (16)CNTF誘導体
    (17)GHSアゴニスト
    (18)5HT2Cアゴニスト
    (19)モノアミン再摂取阻害剤
    (20)UCP−1、2及び3活性剤
    (21)β3アゴニスト
    (22)甲状腺ホルモンβアゴニスト
    (23)PDE阻害剤
    (24)FAS阻害剤
    (25)DGAT1阻害剤
    (26)DGAT2阻害剤
    (27)ACC2阻害剤
    (28)グルココルチコイド・アンタゴニスト
    (29)アシル−エストロゲン
    (30)リパーゼ阻害剤
    (31)脂肪酸輸送体阻害剤
    (32)ジカルボン酸輸送体阻害剤
    (33)グルコース輸送体阻害剤
    (34)セロトニン再摂取阻害剤
    (35)メトホルミン 及び
    (36)トピラメート;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  22. 過度の食物摂取に伴う疾患を持つ被験体の治療方法であって、当該治療を必要とする被験体に以下を投与する過程を含む方法。
    (a)治療的に有効な量の化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルであり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子;
    並びに
    (b)治療的に有効な量の以下の群から選択される抗肥満薬:
    (1)5HT輸送体阻害剤
    (2)NE輸送体阻害剤
    (3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (4)グレリン・アンタゴニスト
    (5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (6)MCH1Rアンタゴニスト
    (7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
    (8)NPY1アンタゴニスト
    (9)レプチン
    (10)レプチン誘導体
    (11)オピオイド・アンタゴニスト
    (12)オレキシン・アンタゴニスト
    (13)BRS3アゴニスト
    (14)CCK−Aアゴニスト
    (15)CNTF
    (16)CNTF誘導体
    (17)GHSアゴニスト
    (18)5HT2Cアゴニスト
    (19)モノアミン再摂取阻害剤
    (20)UCP−1、2及び3活性剤
    (21)β3アゴニスト
    (22)甲状腺ホルモンβアゴニスト
    (23)PDE阻害剤
    (24)FAS阻害剤
    (25)DGAT1阻害剤
    (26)DGAT2阻害剤
    (27)ACC2阻害剤
    (28)グルココルチコイド・アンタゴニスト
    (29)アシル−エストロゲン
    (30)リパーゼ阻害剤
    (31)脂肪酸輸送体阻害剤
    (32)ジカルボン酸輸送体阻害剤
    (33)グルコース輸送体阻害剤
    (34)セロトニン再摂取阻害剤
    (35)メトホルミン 及び
    (36)トピラメート;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  23. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満である請求項22の方法。
  24. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満関連疾患である請求項22の方法。
  25. 肥満関連疾患が以下から選択される請求項24の方法。過食、過食症、高血圧、糖尿病、血漿インスリン濃度上昇、インスリン抵抗性、異常脂質血症、高脂血症、子宮内膜癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌、変形性関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、胆石症、胆石、冠動脈性心疾患、心拍リズム異常、不整脈、心筋梗塞、多嚢胞性卵巣、頭蓋咽頭腫、プラダーウィリ症候群、フレーリッヒ症候群、GH欠乏症、正常変異型低身長、ターナー症候群及び急性リンパ芽球性白血病。
  26. 肥満関連疾患が糖尿病である請求項25の方法。
  27. 過度の食物摂取に伴う疾患の治療に有用な薬剤の製造のための、当該治療を必要とする被験体における以下の使用。
    (a)治療的に有効な量の化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルあり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子;
    並びに
    (b)治療的に有効な量の以下の群から選択される抗肥満薬:
    (1)5HT輸送体阻害剤
    (2)NE輸送体阻害剤
    (3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (4)グレリン・アンタゴニスト
    (5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (6)MCH1Rアンタゴニスト
    (7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
    (8)NPY1アンタゴニスト
    (9)レプチン
    (10)レプチン誘導体
    (11)オピオイド・アンタゴニスト
    (12)オレキシン・アンタゴニスト
    (13)BRS3アゴニスト
    (14)CCK−Aアゴニスト
    (15)CNTF
    (16)CNTF誘導体
    (17)GHSアゴニスト
    (18)5HT2Cアゴニスト
    (19)モノアミン再摂取阻害剤
    (20)UCP−1、2及び3活性剤
    (21)β3アゴニスト
    (22)甲状腺ホルモンβアゴニスト
    (23)PDE阻害剤
    (24)FAS阻害剤
    (25)DGAT1阻害剤
    (26)DGAT2阻害剤
    (27)ACC2阻害剤
    (28)グルココルチコイド・アンタゴニスト
    (29)アシル−エストロゲン
    (30)リパーゼ阻害剤
    (31)脂肪酸輸送体阻害剤
    (32)ジカルボン酸輸送体阻害剤
    (33)グルコース輸送体阻害剤
    (34)セロトニン再摂取阻害剤
    (35)メトホルミン 及び
    (36)トピラメート。
  28. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満である請求項27の使用。
  29. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満関連疾患である請求項27の使用。
  30. 肥満関連疾患が以下から選択される請求項29の使用。過食、過食症、高血圧、糖尿病、血漿インスリン濃度上昇、インスリン抵抗性、異常脂質血症、高脂血症、子宮内膜癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌、変形性関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、胆石症、胆石、冠動脈性心疾患、心拍リズム異常、不整脈、心筋梗塞、多嚢胞性卵巣、頭蓋咽頭腫、プラダーウィリ症候群、フレーリッヒ症候群、GH欠乏症、正常変異型低身長、ターナー症候群及び急性リンパ芽球性白血病。
  31. 肥満関連疾患が糖尿病である請求項30の使用。
  32. 化学式I又はIIのNPY5アンタゴニストの有効量と抗肥満薬の有効量を含む、肥満治療のための薬剤の製造のための、同時又は別々の以下の使用。
    化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルであり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子
    並びに
    以下の群から選択される抗肥満薬:
    (1)5HT輸送体阻害剤
    (2)NE輸送体阻害剤
    (3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (4)グレリン・アンタゴニスト
    (5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (6)MCH1Rアンタゴニスト
    (7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
    (8)NPY1アンタゴニスト
    (9)レプチン
    (10)レプチン誘導体
    (11)オピオイド・アンタゴニスト
    (12)オレキシン・アンタゴニスト
    (13)BRS3アゴニスト
    (14)CCK−Aアゴニスト
    (15)CNTF
    (16)CNTF誘導体
    (17)GHSアゴニスト
    (18)5HT2Cアゴニスト
    (19)モノアミン再摂取阻害剤
    (20)UCP−1、2及び3活性剤
    (21)β3アゴニスト
    (22)甲状腺ホルモンβアゴニスト
    (23)PDE阻害剤
    (24)FAS阻害剤
    (25)DGAT1阻害剤
    (26)DGAT2阻害剤
    (27)ACC2阻害剤
    (28)グルココルチコイド・アンタゴニスト
    (29)アシル−エストロゲン
    (30)リパーゼ阻害剤
    (31)脂肪酸輸送体阻害剤
    (32)ジカルボン酸輸送体阻害剤
    (33)グルコース輸送体阻害剤
    (34)セロトニン再摂取阻害剤
    (35)メトホルミン 及び
    (36)トピラメート
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  33. 以下を含有する、肥満における同時、分離又は連続使用のための組み合わせ製剤としての製品。
    化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルであり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子
    並びに
    以下の群から選択される抗肥満薬:
    (1)5HT輸送体阻害剤
    (2)NE輸送体阻害剤
    (3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (4)グレリン・アンタゴニスト
    (5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (6)MCH1Rアンタゴニスト
    (7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
    (8)NPY1アンタゴニスト
    (9)レプチン
    (10)レプチン誘導体
    (11)オピオイド・アンタゴニスト
    (12)オレキシン・アンタゴニスト
    (13)BRS3アゴニスト
    (14)CCK−Aアゴニスト
    (15)CNTF
    (16)CNTF誘導体
    (17)GHSアゴニスト
    (18)5HT2Cアゴニスト
    (19)モノアミン再摂取阻害剤
    (20)UCP−1、2及び3活性剤
    (21)β3アゴニスト
    (22)甲状腺ホルモンβアゴニスト
    (23)PDE阻害剤
    (24)FAS阻害剤
    (25)DGAT1阻害剤
    (26)DGAT2阻害剤
    (27)ACC2阻害剤
    (28)グルココルチコイド・アンタゴニスト
    (29)アシル−エストロゲン
    (30)リパーゼ阻害剤
    (31)脂肪酸輸送体阻害剤
    (32)ジカルボン酸輸送体阻害剤
    (33)グルコース輸送体阻害剤
    (34)セロトニン再摂取阻害剤
    (35)メトホルミン 及び
    (36)トピラメート
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  34. 肥満のリスクを持つ被験体の肥満の予防方法であって、当該被験体に以下を投与する過程を含む方法。
    (a)予防的に有効な量の以下の群から選択したNPY5アンタゴニスト:
    (1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (6)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (7)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (8)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (9)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (10)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (11)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (12)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (13)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル
    並びに
    (b)予防的に有効な量の以下の群から選択したMc4rアゴニスト:
    (1)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (2)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (3)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (5)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (6)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (7)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (8)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(R)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (9)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (10)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (11)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (12)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (13)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (14)N−{(1R)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (15)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (16)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (17)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (18)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (19)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (20)メチル−2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−2−メチルプロパノアート;
    (21)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (22)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (23)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (24)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (25)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (26)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]プロピル}アセトアミド;及び
    (27)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
  35. 過度の食物摂取に伴う疾患を有する被験体の治療方法であって、当該治療を必要とする被験体に以下を投与する過程を含む方法。
    (a)治療的に有効な量の以下の群から選択したNPY5アンタゴニスト:
    (1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (6)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (7)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (8)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (9)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (10)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (11)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (12)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (13)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル
    並びに
    (b)治療的に有効な量の以下の群から選択したMc4rアゴニスト:
    (1)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (2)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (3)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (5)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (6)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (7)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (8)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(R)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (9)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (10)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (11)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (12)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (13)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−diフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (14)N−{(1R)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (15)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (16)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (17)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (18)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (19)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (20)メチル−2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−2−メチルプロパノアート;
    (21)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (22)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (23)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (24)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (25)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (26)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]プロピル}アセトアミド;及び
    (27)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩。
  36. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満である請求項35の方法。
  37. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満関連疾患である請求項35の方法。
  38. 肥満関連疾患が以下から選択される請求項37の方法。過食、過食症、高血圧、糖尿病、血漿インスリン濃度上昇、インスリン抵抗性、異常脂質血症、高脂血症、子宮内膜癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌、変形性関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、胆石症、胆石、冠動脈性心疾患、心拍リズム異常、不整脈、心筋梗塞、多嚢胞性卵巣、頭蓋咽頭腫、プラダーウィリ症候群、フレーリッヒ症候群、GH欠乏症、正常変異型低身長、ターナー症候群及び急性リンパ芽球性白血病。
  39. 肥満関連疾患が糖尿病である請求項38の方法。
  40. 過度の食物摂取に伴う疾患の治療を必要とする被験体における当該治療に有用な薬剤の製造のための以下の使用。
    (a)治療的に有効な量の以下の群から選択したNPY5アンタゴニスト:
    (1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (6)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (7)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (8)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (9)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (10)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (11)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (12)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (13)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル
    並びに
    (b)治療的に有効な量の以下の群から選択されるMc4rアゴニスト:
    (1)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (2)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (3)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (5)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (6)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (7)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (8)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(R)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (9)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (10)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (11)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−diフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (12)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (13)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (14)N−{(1R)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (15)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (16)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (17)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (18)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (19)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (20)メチル−2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−2−メチルプロパノアート;
    (21)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (22)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (23)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (24)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (25)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (26)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]プロピル}アセトアミド;及び
    (27)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  41. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満である請求項40の使用。
  42. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満関連疾患である請求項40の使用。
  43. 肥満関連疾患が以下から選択される請求項42の使用。過食、過食症、高血圧、糖尿病、血漿インスリン濃度上昇、インスリン抵抗性、異常脂質血症、高脂血症、子宮内膜癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌、変形性関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、胆石症、胆石、冠動脈性心疾患、心拍リズム異常、不整脈、心筋梗塞、多嚢胞性卵巣、頭蓋咽頭腫、プラダーウィリ症候群、フレーリッヒ症候群、GH欠乏症、正常変異型低身長、ターナー症候群及び急性リンパ芽球性白血病。
  44. 肥満関連疾患が糖尿病である請求項43の使用。
  45. 以下のNPY5アンタゴニストの有効量及びMc4rアゴニストの有効量を含む、肥満治療のための薬剤の製造のための、同時又は別々のそれらの使用。
    (1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (6)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (7)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (8)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (9)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (10)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (11)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (12)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (13)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩及びエステルを含む群から選択したNPY5アンタゴニスト;
    並びに
    (1)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (2)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (3)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (5)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (6)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (7)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (8)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(R)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (9)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (10)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (11)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (12)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (13)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (14)N−{(1R)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (15)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (16)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (17)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (18)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (19)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (20)メチル−2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−2−メチルプロパノアート;
    (21)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (22)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (23)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (24)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (25)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (26)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]プロピル}アセトアミド;及び
    (27)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩及びエステルを含む群から選択したMc4rアゴニスト。
  46. 以下のNPY5アンタゴニスト及びMc4rアゴニストを含有する、肥満における同時、分離又は連続使用のための組み合わせ製剤としての製品。
    (1)3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)−スピロ[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (2)3−オキソ−N−(7−トリフルオロメチルピリド[3,2−b]ピリジン−2−イル)スピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (3)N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ−[イソベンゾフラン−1(3H),4’−ピペリジン]−1’−カルボキサミド;
    (4)トランス−3’−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピリミジニル)スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (5)トランス−3’−オキソ−N−[1−(3−キノリル)−4−イミダゾリル]スピロ[シクロヘキサン−1,1’(3’H)−イソベンゾフラン]−4−カルボキサミド;
    (6)トランス−3−オキソ−N−(5−フェニル−2−ピラジニル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (7)トランス−N−[5−(3−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (8)トランス−N−[5−(2−フルオロフェニル)−2−ピリミジニル]−3−オキソスピロ[5−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (9)トランス−N−[1−(3,5−ジフルオロフェニル)−4−イミダゾリル]−3−オキソスピロ[7−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (10)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−4−ピラゾリル)スピロ[4−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (11)トランス−N−[1−(2−フルオロフェニル)−3−ピラゾリル]−3−オキソスピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    (12)トランス−3−オキソ−N−(1−フェニル−3−ピラゾリル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;及び
    (13)トランス−3−オキソ−N−(2−フェニル−1,2,3−トリアゾール−4−イル)スピロ[6−アザイソベンゾフラン−1(3H),1’−シクロヘキサン]−4’−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩及びエステルから成る群から選択したNPY5アンタゴニスト
    並びに
    (1)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (2)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (3)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (4)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (5)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−メチル−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (6)2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−4−フルオロ−フェニル]−N−メチルカルボキサミド;
    (7)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(S)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (8)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1(R)−メチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (9)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (10)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−クロロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (11)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1,1−diメチル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−diフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (12)4−[2−(2−アゼチジン−1−イル−1−シクロプロピル−2−オキソエチル)−4−フルオロフェニル]−1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン;
    (13)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (14)N−{(1R)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (15)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (16)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (17)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (18)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (19)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (20)メチル−2−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]−2−メチルプロパノアート;
    (21)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]−1−メチルエチル}アセトアミド;
    (22)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}−N−メチルウレア;
    (23)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}シクロブタンカルボキサミド;
    (24)N−{1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロ−フェニル)ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}プロパンアミド;
    (25)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−フルオロフェニル]エチル}アセトアミド;
    (26)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]プロピル}アセトアミド;及び
    (27)N−{(1S)−1−[2−(1−{[(3S,4R)−1−第3級−ブチル−4−(2,4−ジフルオロフェニル)−ピロリジン−3−イル]カルボニル}ピペリジン−4−イル)−5−クロロフェニル]エチル}ピリミジン−5−カルボキサミド;
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルから成る群から選択したMc4rアゴニスト。
  47. 化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト及び医薬的に許容可能なそれらの塩又はエステルの予防的又は治療的に有効な少なくとも1つの単位投与量と、抗肥満薬及び医薬的に許容可能なそれらの塩又はエステルの予防的又は治療的に有効な少なくとも1つの単位投与量を含有するキット。
  48. 被験体の体重減少を維持する方法であって、当該治療を必要とする被験体に以下を投与する過程を含む方法。
    (a)治療的有効量の化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルであり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子
    並びに
    (b)治療的に有効な量の以下の群から選択される抗肥満薬:
    (1)5HT輸送体阻害剤
    (2)NE輸送体阻害剤
    (3)CB−1アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (4)グレリン・アンタゴニスト
    (5)H3アンタゴニスト/インバースアゴニスト
    (6)MCH1Rアンタゴニスト
    (7)MCH2Rアゴニスト/アンタゴニスト
    (8)NPY1アンタゴニスト
    (9)レプチン
    (10)レプチン誘導体
    (11)オピオイド・アンタゴニスト
    (12)オレキシン・アンタゴニスト
    (13)BRS3アゴニスト
    (14)CCK−Aアゴニスト
    (15)CNTF
    (16)CNTF誘導体
    (17)GHSアゴニスト
    (18)5HT2Cアゴニスト
    (19)モノアミン再摂取阻害剤
    (20)UCP−1、2及び3活性剤
    (21)β3アゴニスト
    (22)甲状腺ホルモンβアゴニスト
    (23)PDE阻害剤
    (24)FAS阻害剤
    (25)DGAT1阻害剤
    (26)DGAT2阻害剤
    (27)ACC2阻害剤
    (28)グルココルチコイド・アンタゴニスト
    (29)アシル−エストロゲン
    (30)リパーゼ阻害剤
    (31)脂肪酸輸送体阻害剤
    (32)ジカルボン酸輸送体阻害剤
    (33)グルコース輸送体阻害剤
    (34)セロトニン再摂取阻害剤
    (35)メトホルミン
    (36)トピラメート
    (37)ゾニサミド
    (38)アミノレックス
    (39)アンフェクロラル
    (40)アンフェタミン
    (41)ベンズフェタミン
    (42)クロルフェンテルミン
    (43)クロベンゾレックス
    (44)クロフォレックス
    (45)クロミノレックス
    (46)クロルテルミン
    (47)シクレキセドリン
    (48)デキスフェンフルラミン
    (49)デキストロアンフェタミン
    (50)ジエチルプロピオン
    (51)ジフェメトキシジン
    (52)N−エチルアンフェタミン
    (53)フェンブトラゼート
    (54)フェンフルアミン
    (55)フェニソレックス
    (56)フェンプロポレックス
    (57)フルドレックス
    (58)フルミノレックス
    (59)フルフリルメチルアンフェタミン
    (60)レバンフェタミン
    (61)レボファセトペラン
    (62)マズインドール
    (63)メフェノレックス
    (64)メタアンフェプラモン
    (65)メタアンフェタミン
    (66)ノル・スードエフェドリン
    (67)ペントレックス
    (68)フェンジメトラジン
    (69)フェンメトラジン
    (70)フェンテルミン
    (71)フェニルプロパノルアミン 及び
    (72)ピシロレックス
    及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステル。
  49. 以下を含む組成物。
    (a)化学式I又はIIのNPY5アンタゴニスト
    Figure 2005533849
    ;及び医薬的に許容可能なそれらの塩とエステルであり、ここにおいて、
    Arは以下から成る群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリール基は置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)ニトロ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)シクロ(低級)アルキル
    (g)低級アルケニル
    (h)低級アルコキシ
    (i)ハロ(低級)アルコキシ
    (j)低級アルキルチオ
    (k)カルボキシル
    (l)低級アルカノイル
    (m)低級アルコキシカルボニル
    (n)オキソで任意置換した低級アルキレン 及び
    (o)−Q−Ar
    Arは以下の群から選択され、
    (1)アリール 及び
    (2)ヘテロアリール
    ここにおいて前記アリール及びヘテロアリールは置換されないか、若しくは以下の群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)シアノ
    (c)低級アルキル
    (d)ハロ(低級)アルキル
    (e)ヒドロキシ(低級)アルキル
    (f)ヒドロキシ
    (g)低級アルコキシ
    (h)ハロ(低級)アルコキシ
    (i)低級アルキルアミノ
    (j)ジ低級アルキルアミノ
    (k)低級アルカノイル 及び
    (l)アリール
    nは0又は1であり、
    Qは単結合又はカルボニルから成る群から選択され、
    T,U,V及びWはそれぞれ以下から成る群から独立に選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    ここにおいて前記メチン基は置換されないか、若しくは以下から成る群から選択される置換基により任意に置換され、
    (a)ハロゲン
    (b)低級アルキル
    (c)ヒドロキシ 及び
    (d)低級アルコキシ
    ここにおいてT,U,V及びWの少なくとも2つはメチンであり、
    Xは以下から成る群から選択され、
    (1)窒素原子 及び
    (2)メチン
    そしてYは以下から成る群から選択される;
    (1)置換されないか、若しくは低級アルキルで任意に置換されるイミノ 及び
    (2)酸素原子
    並びに
    (b)ゾニサミド及び医薬的に許容可能なその塩とエステルから成る群から選択される抗肥満薬。
  50. 過度の食物摂取に伴う疾患を有する被験体を治療する方法であって、前記を必要とする被験体に請求項49の組成物を投与する過程を含む方法。
  51. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満である請求項50の方法。
  52. 過度の食物摂取に伴う疾患が肥満関連疾患である請求項51の方法。
  53. 肥満関連疾患が以下から選択される請求項52の方法。過食、過食症、高血圧、糖尿病、血漿インスリン濃度上昇、インスリン抵抗性、異常脂質血症、高脂血症、子宮内膜癌、乳癌、前立腺癌、大腸癌、変形性関節症、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、胆石症、胆石、冠動脈性心疾患、心拍リズム異常、不整脈、心筋梗塞、多嚢胞性卵巣、頭蓋咽頭腫、プラダーウィリ症候群、フレーリッヒ症候群、GH欠乏症、正常変異型低身長、ターナー症候群及び急性リンパ芽球性白血病。
  54. 肥満関連疾患が糖尿病である請求項53の方法。
  55. 肥満のリスクを持つ被験体の肥満を予防する方法であって、当該被験体に請求項49の組成物を投与する過程を含む方法。

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