JP2005532797A - リボ核酸の増幅方法 - Google Patents

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Abstract

本発明のリボ核酸の増幅方法は以下の工程を含む:(a)規定された配列の一本鎖プライマー、RNA依存DNAポリメラーゼ、デオキシリボヌクレオシド三リン酸塩、を用いて、DNA一本鎖をRNAから逆転写して生成する工程;(b)RNAを除去する工程;(c)ボックス配列を含む一本鎖プライマー、DNAポリメラーゼ、デオキシリボヌクレオシド三リン酸塩、を用いて、DNA二本鎖を生成する工程;(d)DNA二本鎖をDNA一本鎖に分離する工程;(e)5’領域にプロモータの配列および3’領域に工程(a)のプライマーと同一配列を含む一本鎖プライマー、DNAポリメラーゼ、デオキシリボヌクレオシド三リン酸塩、を用いて、工程(d)で得たDNA一本鎖の1つからDNA二本鎖を生成する工程;(f)RNAポリメラーゼ、リボヌクレオシド三リン酸塩、を用いて、その両末端に規定された配列を有する複数のRNA一本鎖を生成する工程。

Description

本発明はリボ核酸の増幅方法に関し、該方法は、以下の工程、
(a) 規定された配列の一本鎖プライマー、RNA依存DNAポリメラーゼ、およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA一本鎖を、RNAから逆転写によって生成する工程と、
(b) 該RNAを除去する工程と、
(c) ボックス配列を含む一本鎖プライマー、DNAポリメラーゼ、およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA二本鎖を生成する工程と、
(d) 該DNA二本鎖をDNA一本鎖に分離する工程と、
(e) その5’領域にプロモータの配列およびその3’領域に工程(a)における該プライマーと同一配列を含む一本鎖プライマー、DNAポリメラーゼ、ならびにデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA二本鎖を、工程(d)において得られた該DNA一本鎖の1つから、生成する工程と、
(f) RNAポリメラーゼおよびリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、その両末端において規定された配列を有する複数のRNA一本鎖を生成する工程と、
を包含する。
本発明は、さらに、本発明の方法の実施に必要な要素を含むキットに関する。
従来技術において、リボ核酸の増幅に関して多くの方法が知られている。最もよく知られた方法は、80年代半ばにKary Mullisによって開発されたポリメラーゼ連鎖反応(「polymerase chain reaction」 あるいはPCR)である(Saikiらによる、Science,Vol.230(1985),1350〜1354ページ;およびEP 201 184を参照)。
PCR反応においては、一本鎖プライマー(通常12〜24のヌクレオチドの鎖長を有するオリゴヌクレオチド)が、相補的なDNA一本鎖配列に付加される。プライマーは、DNAポリメラーゼおよびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩(dNTP、すなわちdATP、dCTP、dGTP、dTTP)を用いて、二本鎖に延長される。二本鎖は、熱作用によって一本鎖にほどかれる。温度は、一本鎖プライマーが再びDNA一本鎖に付加されるように、低下される。プライマーは、DNAポリメラーゼによって再び二本鎖に延長される。
上記工程の繰り返しによって、指数的な出発DNA鎖の増幅が可能である。なぜなら、各反応過程において、ほぼ全てのDNA一本鎖からDNA二本鎖が形成される反応条件が選択され得るからである。ここで、形成されたDNA二本鎖は続いて2つのDNA一本鎖に分離され、DNA一本鎖は、再びさらなる鎖のためのマトリクスとして機能する。
RNA依存DNAポリメラーゼを用いてDNA一本鎖(いわゆるcDNA)がmRNAから形成される逆転写接続の後に、PCR反応が、RNA配列から出発する核酸の増幅に使用可能である(EP 201 184を参照)。
この反応基本型に対して、その間、出発材料(RNA、DNA、一本鎖、二本鎖)および反応生成物(サンプルあるいは全ての配列内の特定のRNA配列あるいはDNA配列の増幅)に依存しつつ互いに異なる多くの変形が開発された。
最近においては、いわゆるマイクロアレイが核酸の分析に頻繁に利用される。その際、多数の異なる核酸配列(ほとんどDNA)が異なる領域に結合されるキャリアプレートが重要である。通常、所定の極小領域内に、DNAのみが所定の配列で結合され、その際、マイクロアレイは1000以上までもの異なる領域を有し、かつ配列を結合し得る。
マイクロアレイが、適正な条件(塩含量、温度等)のもとに、試験サンプルからの多数の異なる核酸配列(ほとんど同様にDNA)と接触する場合、サンプル内に存在しかつプレート上に結合された配列から相補的ハイブリッドが形成される。非相補的配列は洗い落とされ得る。マイクロアレイ上のDNA二本鎖を含む領域が見出され、該領域は開始サンプル内の核酸の配列および数量に対する逆推理を可能にする。
マイクロアレイは、例えば対応する方法において、例えば細胞の表示プロフィールの分析、すなわち所定の細胞から発現されるmRNA配列の全体分析に使用される(Lock−hartらによる、Nat.Biotechnol.14(1996),1675〜1680ページ参照)。
この分析に利用されるmRNAの数量は通常制限されるため、引き続きマイクロアレイを用いて分析されねばならないリボ核酸の特別な増幅方法が開発された。そのために、リボ核酸は、必要に応じて逆転写によって、より安定したcDNA形態に移行される。
個々の細胞のRNA量の高増幅を可能にする方法は、例えばUS 5,514,545に記載されている。この方法においては、オリゴdT配列およびT7プロモータ領域を有するプライマーが使用される。オリゴdT配列は、mRNAの3’ポリA配列に付加さて、それによってmRNAの逆転写を指導する。RNA/DNAヘテロデュプレックスのアルカリ変性の後に、第2のDNA鎖が、ヘアピン構造の使用のもとに、cDNAの3’末端にプライマーとして形成され、ヌクレアーゼS1を用いて直鎖状の二本鎖に解体される。DNA二本鎖は、続いてT7RNAポリメラーゼのマトリクスとして機能する。そのようにして得られたRNAは、再びcDNA合成のためのプライマーとして機能する。その際、任意は配列の6マーオリゴヌクレオチド(いわゆる「ランダム プライマー(random primer)」)が使用される。第2のDNA鎖が、熱変性の後に、上記T7オリゴ(dT)プライマーの使用のもとに生成される。このDNAは、再びT7RNAプライマーのマトリクスとして機能し得る。
その他に、US 5,514,522は、高増幅率を得るために、単一のプライマーオリゴヌクレオチドが使用され得ることを開示する。そのために、cDNAは、1つのRNAから逆転写によって生成され、その際、以下の成分を有するプライマーが使用される:(a)5’dN20、すなわちヌクレオチド20個の長さより大きい任意の配列、(b)最小限のT7プロモータ、(c)転写開始配列GGGCG、および(d)オリゴdT15。第2のDNA鎖の合成は、RNAの部分的な消化の後に、RNアーゼを用いて行われる。その際、残存するRNAオリゴヌクレオチドはポリメラーゼIのプライマーとして機能する。そのようにして得られたDNAの末端は、T4DNAポリメラーゼによって平滑化される。
同様な方法が、US 5,932,451に開示される。ここでは、5’近位領域に2つのボックスプライマー配列がさらに追加される。該配列はビオチンボックスプライマーを介して二重の固定化を可能にする。
しかしながら、上記リボ核酸の増幅方法は、不利な点を有する。各方法は、その構成においてオリジナルの群に対応しないリボ核酸の群を生成する。その原因は、mRNAの3’領域から第一次のリボ核酸配列を増幅するT7プロモータオリゴdTプライマーを使用することにある。さらに、上記方法に使用されるかなり長いプライマー(60のヌクレオチドより多い)は、プライマー−プライマーハイブリッドおよびプライマーの特有でない増幅を可能にすることが実験によって実証された(Baughらによる、Nucle Acids Res.、29(2001)、e29)。そのため、従来の方法は、核酸のさらなる分析の際に障害となる相当な量の人工産物を生成する。
本発明の課題は、開始材料内において、一様な、特に好適に生成可能なリボ核酸の増幅を可能とするリボ核酸の増幅方法を提供することにある。
この課題は、以下の工程を包含する本発明のリボ核酸の増幅方法によって解決される:
(a) 規定された配列の一本鎖プライマー、RNA依存DNAポリメラーゼ、およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA一本鎖を、RNAから逆転写によって生成する工程;
(b) RNAを除去する工程;
(c) ボックス配列を含む一本鎖プライマー、DNAポリメラーゼ、およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA二本鎖を生成する工程;
(d) DNA二本鎖をDNA一本鎖に分離する工程;
(e) その5’領域にプロモータの配列およびその3’領域に工程(a)における該プライマーと同一配列を含む一本鎖プライマー、DNAポリメラーゼ、ならびにデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA二本鎖を、工程(d)において得られた該DNA一本鎖の1つから、生成する工程;および
(f) RNAポリメラーゼおよびリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、その両末端において規定された配列を有する複数のRNA一本鎖を生成する工程。
本発明によれば、上記方法工程の結合は、開始材料内の存在するリボ核酸の特に一様な増幅を導く、かつ同時に人工産物の生成を防止することが、確定された。そのため、本発明による方法は、リボ核酸の改善された増幅方法を示し、かつマイクロアレイを用いたリボ核酸の改善された分析方法を可能にする。
示された本発明の方法によれば、増幅の際に、RNA出発材料のような逆センス方向(アンチセンス配列)を有するRNA一本鎖が生成される。
本発明の一実施形態によれば、工程(a)において、マトリクスとして機能するRNAが生体の細胞から単離される。mRNAの多細胞生体の細胞から単離は、特に好ましい。
工程(a)において使用される一本鎖プライマーは、任意に規定された配列を有するプライマーであり、すなわち、いかなる偶然の連続ヌクレオチドをも含まない。1つより多い規定されたプライマーが使用され得る。
工程(a)において使用される一本鎖プライマーは、オリゴdT配列、すなわち、その中で複数のdTヌクレオチドが隣接して連なる配列を含む。これは、mRNAのポリA配列の領域内にプライマーが付加されるという長所を有する。そのため、それは、逆転写において、ほぼ続いてmRNAに転写される。
本発明によれば、特に好ましくは、工程(a)において、逆転写のために、5’(dT)18V−プライマーが使用さる。ここで、プライマーは、他の種類(すなわち、dA、dC、あるいはdG、ここではVとして示される)の個別のデオキシヌクレオチドモノマーによって後続された18dTデオキシリボヌクレオチド−モノマーを含む。このプライマーは、ポリA配列の5’領域に隣接して開始する配列をほとんど連続的に転写する逆転写を可能にする。そのため、このプライマーの使用は転写人工産物の形成を抑制する。この転写人工産物は、従来技術の方法の場合には、mRNAのより大きなポリA領域内における通常のオリゴdTプライマーの付加によって生じる。
その他さらに、工程(a)において、1つのあるいは複数の所定の配列に対するホモロジーをサンプル内に有するプライマーが使用され得る。そのため、対応する方法において、リボ核酸の増幅は所定の目的配列に制限される。
本発明によれば、好ましくは、DNA−RNAハイブリッド内のRNAは、工程(b)において、RNアーゼによって加水分解される。RNアーゼIおよび/またはRNアーゼHの使用が好ましい。それによって、さらに、第1の工程においてcDNA内に書き込まれなかった全てのRNA、特にリボソームRNAが除去され、さらにmRNAのための特徴付けられたポリ(A)テイルを有さない他の細胞的なRNAも除去される。逆転写によって生成されたDNA−RNAハイブリッドは、また、熱作用によって一本鎖形態に移行され得る。RNアーゼの使用は、通常同様にサンプル内に存在するゲノムDNAは直線状にされず、それによってゲノムDNAは、後続の工程においてプライマーのハイブリッドパートナーとして利用できないという利点を有する。RNアーゼIは熱によって不活性化されないため、特に、RNアーゼIの使用に利点がある。本発明の方法はまさにリボ核酸の増幅を目的として有し、RNアーゼはこの目的に対抗して機能し、反応物から除去されねばならない。
工程(c)において、ボックス配列を含む一本鎖プライマーが使用される。本発明の範囲において、規定された配列が10〜25のヌクレオチドの長さを有する場合、RNAあるいはDNA配列は、ボックス配列を有する。該ヌクレオチドは、生体で発現される遺伝子配列への低いホモロジーのみを有する。該生体から増幅されたリボ核酸が得られる。
対応する遺伝子配列への潜在能力のあるボックス配列の低いホモロジーは、実験的に標準ノザン分析によって決定され得る。そのために、増幅されたリボ核酸が得られる生体(例えば、植物、ヒト、動物)のRNAサンプルは、電気泳動的に分離され、膜上に移転され得る。低いホモロジーは、ボックス配列を有する標識化されたオリゴヌクレオチドとのハイブリダイズが、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下において、ハイブリダイゼーショシグナルを生成できない場合に、提供される。ストリンジェント条件は、例えば、摂氏25度における、40分間の0.1*SSC、0.1%SDSを用いたハイブリダイゼーション後の精製により、実現され得る。
ボックス配列の実験的立証の他の方法として、多細胞生体で発現される既知の遺伝子配列への低いホモロジーのみを有する配列の探索が、データバンクによってなされ得る。従来技術において、多細胞生体で発現される既知の遺伝子配列は、データバンクの形で一般に利用可能である;すなわち、既知の機能を有する遺伝子配列として、あるいは既知で場合はいわゆる「発現配列タグ」あるいはESTの形において。その際において、配列が、対応するデータバンク内に格納された10〜25のヌクレオチドの全長を超える全ての配列と比較して、少なくとも20%、好ましくは30あるいは40%の配列相違を有する場合には、該配列は、既知の遺伝子配列への低いホモロジーのみを有する配列として示され、それに応じてボックス配列として適正化される。すなわち、これは、10ヌクレオチドの全長の場合には少なくとも2の配列相違が存在し、あるいは20ヌクレオチドの全長の場合には少なくとも4の配列相違が存在することを意味する。配列同一性、あるいは2つの配列の相違は、その際、好ましくはBLASTソフトウェアによって探索される。
それによって、所定の配列が、所定の使用を考慮して、ボックス配列として示めされ得る。本発明の方法を用いてヒトのmRNAが増幅される場合、上記低いホモロジーはヒトデータバンクと比較して存在していなければならないか、あるいはヒトRNA配列に対するボックス配列の実験的立証は「ノーザンブロット」を介して行われなければならない。本発明の方法を用いて植物のmRNAが増幅される場合、上記低いホモロジーは植物のリボ核酸と比較して存在していなければならない。本発明の所定の方法においてボックス配列として扱われている配列は、他の方法においては、ボックス配列でないこともあり得る。
さらに好ましくは、ボックス配列は、いかなるヴィールス性配列も含まず、またヴィールスあるいはバクテリオファージのコード化された配列および調節塩基配列(プロモータあるいはターミネータ)を含まないように選定される。
本発明の方法における、対応するボックス配列を含むプライマーの使用は、増幅人工産物の発生を大幅に減少させるため、非常に有益である。
その際、ボックス配列は、工程(c)において使用されるプライマーの5’領域に存在する。プライマーは、さらに好ましくは、3〜6個の任意のヌクレオチド(N3〜N6)の配列、および選択されたトリヌクレオチド配列(例えばTCTのような)を含む。その他、プライマーの様々なトリヌクレオチド配列の一部分の混合もあり得る。
ボックス配列を含むプライマーは、好ましくは40ヌクレオチドの長さを有する。この場合、ほぼ30ヌクレオチドの長さが特に好ましい。
本発明の特に好ましい実施形態によれば、工程(c)において、ボックス配列に加え、少なくとも6個のヌクレオチドの特に最適化された配列を含む一本鎖プライマーが使用される。工程(c)において使用される一本鎖プライマーは、例えば、配列 GCA TCA TAC AAG CTT GGT ACC N3〜6 TCT(27〜30nt)を有する。
工程(c)および工程(e)において使用されるDNAポリメラーゼとして、任意のDNA依存DNAポリメラーゼが使用され得る。好ましくは、逆転写酵素が使用される。逆転写酵素はDNA二本鎖領域を解体しないため、DNAポリメラーゼとして逆転写酵素を使用する場合は、特に有益である。工程(a)、(c)、(e)におけるDNA重合のために、さらに4つのデオキシリボヌクレオチシド三リン酸塩、通常dATP、dCTP、dGTPおよびdTTPが、要求される。
工程(d)において、DNA二本鎖は、任意の方法によって一本鎖に分離される。好ましくは、熱作用によって分離される。
工程(e)において使用される一本鎖プライマーはプロモータを含む。プロモータ配列はRNAポリメラーゼの結合を可能にし、それによってRNA鎖の合成が開始される。好ましくは、工程(e)において使用される一本鎖プライマーは、T7、T3、あるいはS6Rのような、高度に特殊化されたRNAポリメラーゼプロモータを含む。例えば、T7プロモータを含むプライマーは、配列 ACT AAT ACT CAC TAT A g+1 g(dT)18V(40nt)を有する。
本発明の方法において使用されるRNAポリメラーゼ(n)の選定は、プライマー内に存在するプロモータ配列に依存して行われる。T7ポリメラーゼの配列を含むプライマーの場合、T7RNAポリメラーゼが使用される。
リボ核酸の形成のために、さらなるリボヌクレオシド三リン酸塩が要求され、通常、ATP、CTP、GTP、およびUTPが使用される。
本発明による方法は、RNA開始配列の高度に特殊化された増幅を最初に可能にする。その際、RNA群の全体配列が示される。開始RNA配列は、好ましくは少なくとも500倍増幅され、その際、1000倍より多く増幅されることが特に好ましい。
本発明は、最後に、RNAポリメラーゼが認められる前に、一本鎖プライマーおよびプライマー起因人工産物(例えば、ダイマー)が除去される方法工程を含む。
さらなるリボ核酸の増幅が、工程(f)に続く以下の工程によって達成され得る:
(g) 工程(f)において生成された複数のRNA一本鎖、ボックス配列を含む一本鎖プライマー、RNA依存DNAポリメラーゼ、およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩から、逆転写によって、DNA一本鎖を生成する工程;
(h) RNAを除去する工程;
(i)5’領域においてはプロモータの配列、および3’領域においては工程(a)において使用されたプライマーと同一に規定された配列を含む一本鎖プライマーを用いて、工程(g)において生成されたDNA一本鎖から、DNAポリメラーゼおよびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩DNA二本鎖を生成する工程;および
(j)RNAポリメラーゼ、およびリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、複数のRNA一本鎖を生成する工程。
この方法変形例によって、特別な利点が得られる。工程(a)〜工程(f)の方法によって生成されたリボ核酸の規定された末端は、DNA内において逆転写を可能にする。そのDNAは、引き続いて、プロモータから開始されるさらなるRNA合成のベースとして再び機能する。この方法によって、増幅されたリボ核酸の数量は、もう一度少なくとも50倍は増加され得る。
好ましくは、本方法は、工程(i)において使用される一本鎖プライマーが、工程(a)において使用されたプライマーと同一の配列を有するように、実施される。
工程(g)において使用されるプライマーは、工程(c)において使用されるプライマーと同一である。その他さらに、工程(g)において使用されるプライマーは、十分規定されたボックス配列のみを含み、工程(c)において要求とされたプライマーの特別化されない要素を含まない。そのため、工程(g)において使用されるプライマーは、例えば、配列 GCA TCA TAC AAG CTT GGT ACC(21nt)を有し得る。
工程(h)において生成されたRNAは従来技術において知られた任意の方法を用いて除去され、しかしながらその際、RNアーゼを用いた加水分解が好ましい。
転写(本発明による方法の工程(f)および(j))前に、核酸を従来技術において知られた方法にしたがって精留することが有益であり得る。その際、第1の線に余分に使用されたプライマーおよびそのプライマーから発生した人工産物(例えば、プライマーダイマー)は除去されねばならない。
上記本発明による方法は、もっぱら、逆センス方向(いわゆるアンチセンス鎖)を有するRNA一本鎖を生成する。しかしながら、本発明の範囲において、引き続き、従来技術において通常の方法(逆転写、PCR、cDNA二次鎖合成、転写等)を用いて、逆センス方向のRNA一本鎖から、DNA二本鎖、任意センス方向のRNA一本鎖、あるいはセンス方向を有するRNA一本鎖(いわゆるセンス鎖)を生成する方法が含まれる。方法生成物の正確な性質は、当然、計画された利用の第1のラインに依存する。
本発明は、さらに、本発明の方法を用いてリボ核酸の増幅のための全ての試薬を利用可能にするキットに関する。該キットは以下の構成を含む:
(a) プロモータ配列を含む少なくとも1つの一本鎖プライマー;
(b) ボックス配列を含む少なくとも1つの一本鎖プライマー;
(c) RNA依存DNAポリメラーゼ;
(d) デオキシリボヌクレオシド三リン酸塩;
(e) DNA依存DNAポリメラーゼ;
(f) RNAポリメラーゼ;および
(g) リボヌクレオシド三リン酸塩。
そのために、キットは、上記特徴によって特徴付けられる少なくとも2つの異なる一本鎖プライマーを含む。しかしながら、キットは計画された利用に依存して、2つより多くのプライマーおよびさらなる試薬を含み得る。
キットは、追加的に、RNアーゼIおよび/またはRNアーゼHを含み得る。
キット内に存在するDNAポリメラーゼは、好ましくは、逆転写酵素あるいはDNA二本鎖領域を分解しない特性を有する他のDNAポリメラーゼである。
キットは、さらに、検出可能な化合物によってDNAを標識するための構成、および1つのあるいは複数のDNAマイクロアレイを含み得る。そのため、キットによって、表示分析の実施に必要な全ての要素が提供され得る。通常、個々の成分は異なる容器に梱包される。しかしながら、一方法工程で使用される要素は、1つの容器に小分けして梱包され得る。
それに応じて、本発明は、さらに、核酸の分析方法に関する。該分析方法において、本発明の方法を用いて増幅され、かつマイクロアレイを用いて分析されるリボ核酸が得られる。リボ核酸は、通常、生化学的サンプルから単離される。本発明の方法を用いて増幅されたリボ核酸は、マイクロアレイを用いた分析の前に、逆転写によりcDNAへ変換され得る。該方法は、cDNAの質量および配列の分析を可能にする。また、製造方法の中間において得られたDNAも使用され得る;例えば、クローニングによって表出遺伝子バンクを得るために。その遺伝子バンクにおいては、生化学的サンプルにおいて試験された遺伝子、あるいは実験室において生成されたサンプルにおいて試験された遺伝子が含まれる。
本発明による方法が図1に例示される。まず、RNAからDNA一本鎖の合成が逆転写によって実施され、その際、結合されたオリゴ5’(dT)18Vプライマーが使用される。この方法は、mRNAのポリ(A)末端の3’UTR領域への移行の転写を可能にする。次の工程において、RNA/cDNAヘテロデュプレックスからのRNAが、RNアーゼH/RNアーゼIを用いて除去され、残留するRNA(特にリボソームRNA)が除去される。
二次の相補的DNA鎖の合成物は、ボックス配列の導入のために、特別のプライマーの使用によって、利用される。そのプライマーは、3〜9個の任意のヌクレオチドが互いに連なる部分と、ボックス配列を含む第2の部分とからなる。
プライマーの付加の後に、二本鎖のために充填がDNAポリメラーゼを用いて行われる。過剰のプライマーは除去され、二本鎖の熱変性の後に温度が低下され、それによって、T7プロモータおよび配列(dT)18Vを含むプライマーはハイブリダイズされ得る。さらなる、DNA鎖がプライマーの延長によって得られる。続いて、過剰に存在するプライマー、および必要に応じてプライマーに起因する人工産物(例えばダイマー)が除去され、RNAの増幅が生体外の転写ごとにT7プロモータから行われる。
図1cには、上記工程(g)〜(j)を用いたリボ核酸の増幅方法が示される。逆転写酵素およびdNTPの、ボックス配列を含むプライマーの使用のもとに、工程(f)において生成されたリボ核酸が逆転写される。RNアーゼはRNA鎖を変性する。プロモータおよびオリゴdT配列を含むプライマーの導入のもとに、転写においてRNAポリメラーゼのマトリクスとして機能する二次DNA鎖が生成される。
本発明による方法の反応工程の順序および詳細な実施が、以下に例示的に示される。
A.第一の増幅ランド(図1a、図1b参照)
A1. オリゴ(dT)18Vプライマーを含む100ngの全RNAの逆転写
Figure 2005532797
熱蓋を用いてサーモサイクラー内において65°C、4分間培養し、続いて氷上に配置する。
Figure 2005532797
第一のcDNA鎖合成混合物をピペットで氷上に配置し、サンプルのために氷浴する。
続いて、サンプルを42°Cに加熱されたサーモサイクラー内に配置する。
サンプルの培養:
37°C/5分間
42°C/50分間
45°C/10分間
50°C/10分間
70°C/15分間(酵素の不活化のために)
続いて氷上に配置する。
A2.RNAの除去
Figure 2005532797
37°Cで20分間の培養、続いて氷上に配置。リボソームRNAの除去のために、RNアーゼAは、活性化が非常に困難であるため、使用されない。使用されるRNアーゼIは、この場所において、70°Cで15分間の培養によって、最適に完全に不活性化される。
A3.ボックスランダムプライマーおよびT7(dT)18Vを有するテンプレートDNA二本鎖
Figure 2005532797
培養:
70°C/1分間
37°C/1分間
1μl逆転写酵素(5U/μl)のサンプルへの投与
37°C/30分間
過剰プライマーの除去
1μlエキソヌクレアーゼI(10U/μl)
37°C/5分間
96°C/6分間
続いて氷上に配置。

T7(dT)18Vを有するテンプレートDNA二本鎖
2μlT7(dT)18Vプライマー(10pmol/μl)
70°C/1分間
42°C/1分間

1μl逆転写酵素(5U/μl)のサンプルへの投与
42°C/30分間
37°Cで冷却
1μlT4DNAポリメラーゼ(10U/μl)
37°C/1分間
65°C/1分間
続いてサンプルを氷上に配置する。
A4.High−PurePCR精製キット(Roche)を用いてcDNAの精製
Figure 2005532797
混合物をピペットでカラム上に配置し、卓上遠心分離器内において最大回転数において1分間遠心分離する。漏液を除去し、カラムを500μlの洗浄緩衝剤によって充填し、上記のように遠心分離する。漏液を除去し、カラムを200μlの洗浄緩衝剤によって充填し、上記のように遠心分離する。
カラムを新たな1.5mlのエッペンドルフ容器内に移行し、かつ50μlの溶離緩衝剤によって充填し、1分間培養し、そして上記のように遠心分離する。溶離工程はもう一度上記のように繰り返す。
A5.精製されたcDNAのエタノール沈殿
Pellet PaintTMキャリアストック溶液を渦巻かせることなく常に暗部保存する。−20°Cでの長期保存、少量のアリコートは、ほぼ1ヶ月の4°Cで保存され得る。
Figure 2005532797
沈殿物をよく混ぜ(ボルテックスせず)、cDNAを室温において10分間、最大回転数によってペレットにする。上ずみ液を除去し、ペレットを200μl、70%のエタノールで一度洗浄する。上記したように1分間遠心分離し、上ずみ液をピペットによって完全に除去する。ペレットの乾燥のために、エッペンドルフ容器をほぼ5分間、室温において開放させる。スピードバック(speedvac)内において乾燥してはならない。続いて、ペレットを8μlのトリス緩衝剤(pH8.5)内において溶解し、氷上に配置する。
A6. インビトロでの増幅
Figure 2005532797
全ての成分を溶かし、沈殿物を氷上ではなく室温においてピペットする。なぜなら、反応緩衝剤内のスペルミジンはテンプレートの沈降物となるためである。反応のために、0.5mlあるいは0.2mlのRNアーゼ−フリーPCRチューブが使用される。
転写を、熱蓋を用いてサーモサイクラー内に、あるいはハイブリダイズオーブン内に37°Cで夜間培養する。1〜2μlの沈殿物を自然の1.5%アガロース上に配置する。続いて、反応毎に1μlのDNアーゼを付与し、さらに15分間、37°Cにて培養する。RNAの精製のために、Qiagen製のRNeasyキットを使用し、RNAクリーンアッププロトコルにしたがって設定する。続いて、RNAを、2×50μlDEPC水を用いて溶離し、工程5に示されたように、エタノールによって沈殿する。RNAペレットは、5μlDEPC水内において溶解する。
ここで、RNAはマイクロアレイハイブリダイズするための標識のため、あるいは第二の増幅ラウンドの実施のために完成される。

B.第二の増幅ラウンド(図1c参照)
B1. ボックス配列を有する増幅されたRNAの逆転写
Figure 2005532797
熱蓋を用いてサーモサイクラー内において65°C、4分間培養し、続いて氷上に配置する。
Figure 2005532797
第一のcDNA鎖合成混合物をピペットで氷上に配置し、サンプルのために氷浴する。
続いて、サンプルを48°Cに加熱されたサーモサイクラー内に配置する。

サンプルの培養:
48°C/1分間
45°Cでの冷却
1μl逆転写酵素(5U/μl)のサンプルへの投与
45°C/30分間
70°C/15分間
続いて氷上に配置する。

B2.RNAの除去
Figure 2005532797
37°Cで20分間の培養、続いて氷上に配置。リボソームRNAの除去のために、RNアーゼAは、活性化が非常に困難であるため、使用されない。使用されるRNアーゼIは、この場所において、70°Cで15分間の培養によって、最適に完全に不活性化される。
B3.T7(dT)18Vプライマーを有するテンプレートDNA二本鎖
Figure 2005532797
培養:
96°C/1分間
42°C/1分間
1μl逆転写酵素(5U/μl)のサンプルへの投与
42°C/30分間
dsDNA末端の平滑化
37°Cで冷却
1μlT4DNAポリメラーゼ(10U/μl)
37°C/3分間
96°C/15分間
続いてサンプルを氷上に配置する。

B4.High−PurePCR精製キット(Roche)を用いてcDNAの精製
Figure 2005532797
混合物をピペットでカラム上に配置し、卓上遠心分離器内において最大回転数において1分間遠心分離する。漏液を除去し、カラムを500μlの洗浄緩衝剤によって充填し、上記のように遠心分離する。漏液を除去し、カラムを200μlの洗浄緩衝剤によって充填し、上記のように遠心分離する。
カラムを新たな1.5mlのエッペンドルフ容器内に移行し、かつ50μlの溶離緩衝剤によって充填し、1分間培養し、そして上記のように遠心分離する。溶離工程はもう一度上記のように繰り返す。
B5.精製されたcDNAのエタノール沈殿
Pellet PaintTMキャリアストック溶液を渦巻かせることなく常に暗部保存する。−20°Cでの長期保存、少量のアリコートは、ほぼ1ヶ月の4°Cで保存され得る。
Figure 2005532797
沈殿物をよく混ぜ(ボルテックスせず)、cDNAを室温において10分間、最大回転数によってペレットにする。上ずみ液を除去し、ペレットを200μl、70%のエタノールで一度精製する。上記したように1分間遠心分離し、上ずみ液をピペットによって完全に除去する。ペレットの乾燥のために、エッペンドルフ容器をほぼ5分間、室温において開放させる。スピードバック(speedvac)内において乾燥してはならない。続いて、ペレットを8μlのトリス緩衝剤(pH8.5)内において溶解し、氷上に配置する。

B6. インビトロでの第二の増幅
Figure 2005532797
全ての成分を溶かし、沈殿物を氷上ではなく室温においてピペットする。なぜなら、反応緩衝剤内のスペルミジンはテンプレートの沈降物となるためである。反応のために、0.5mlあるいは0.2mlのRNアーゼ−フリーPCRチューブが使用される。
転写を、熱蓋を用いてサーモサイクラー内に、あるいはハイブリダイズオーブン内に37°Cで夜間培養する。1〜2μlの沈殿物を自然の1.5%アガロース上に配置する。続いて、反応毎に1μlのDNアーゼを付与し、さらに15分間、37°Cにて培養する。RNAの精製のために、Qiagen製のRNeasyキットを使用し、RNAクリーンアッププロトコルにしたがって設定する。続いて、RNAを、2×50μlDEPC水を用いて溶離し、工程5に示されたように、エタノールによって沈殿する。RNAペレットは、5μlDEPC水内において溶解する。
ここで、RNAはマイクロアレイハイブリダイズするための標識のため、あるいはさらなる増幅ラウンドの実施のために完成される(これらはB1〜B6に記載されたように忠実に行われる)。
本発明による方法工程の順序を示す図である。 同じく、方法工程の順序を示す図である。 同じく、方法工程の順序を示す図である。

Claims (37)

  1. リボ核酸の増幅方法であって、以下の工程、
    (a) 規定された配列の一本鎖プライマー、RNA依存DNAポリメラーゼ、およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA一本鎖を、RNAから逆転写によって生成する工程と、
    (b) 該RNAを除去する工程と、
    (c) ボックス配列を含む一本鎖プライマー、DNAポリメラーゼ、およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA二本鎖を生成する工程と、
    (d) 該DNA二本鎖をDNA一本鎖に分離する工程と、
    (e) その5’領域にプロモータの配列およびその3’領域に工程(a)における該プライマーと同一配列を含む一本鎖プライマー、DNAポリメラーゼ、ならびにデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、DNA二本鎖を、工程(d)において得られた該DNA一本鎖の1つから、生成する工程と、
    (f) RNAポリメラーゼおよびリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、その両末端において規定された配列を有する複数のRNA一本鎖を生成する工程と、
    を包含する、方法。
  2. 前記RNA一本鎖は、RNA出発材料のような、逆センス方向(アンチセンス配列)を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 工程(a)において使用される前記一本鎖プライマーは、オリゴdT配列を含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記逆転写のために、工程(a)において、5’(dT)18V−プライマーが使用され、ここでVは、dTではないデオキシリボヌクレオチド−モノマーを示す、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 工程(b)において、前記RNAはRNアーゼによって加水分解される、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 工程(b)において、前記RNAはRNアーゼIおよび/またはRNアーゼHによって除去される、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記ボックス配列は少なくとも6個のヌクレオチドを含み、該ヌクレオチドは、多細胞生体で発現される既知の遺伝子配列への低いホモロジーのみを有する、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 工程(c)において、ボックス配列に加え、少なくとも6個のヌクレオチドからなる任意の配列を含む一本鎖プライマーが使用される、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 工程(c)において、配列 GCA TCA TAC AAG CTT GGT ACC NNN NNN TCT(nt)を有する一本鎖プライマーが使用される、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 逆転写酵素がDNAポリメラーゼとして使用される、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. dATP、dCTP、dGTPおよびdTTPが、デオキシリボヌクレオチシド三リン酸塩として使用される、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 工程(d)において、前記DNA二本鎖は、熱作用によって一本鎖に分離される、請求項1から11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 工程(e)において、T7RNAポリメラーゼプロモータ、T3RNAポリメラーゼプロモータあるいはS6RNAポリメラーゼプロモータの配列を含む一本鎖プライマーが使用される、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 工程(e)において、プロモータ配列、および少なくとも8個のヌクレオチドのオリゴ(dT)配列を含む一本鎖プライマーが使用される、請求項1から13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 工程(e)において、前記一本鎖プライマーは、配列 ACT AAT ACT CAC TAT A g+1 g(dT)18V(40nt)を有する、請求項1から14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 工程(f)において、T7RNAポリメラーゼがRNAポリメラーゼとして使用される、請求項1から15のいずれか1項に記載の方法。
  17. ATP、CTP、GTP、およびUTPがリボヌクレオシド三リン酸塩として使用される、請求項1から16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記開始RNA配列の増幅は、少なくとも500倍、好ましくは1000倍より多く達成される、請求項1から17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 工程(f)の後に、以下の工程:
    (g) 工程(f)において生成された複数のRNA一本鎖、前記ボックス配列を含む一本鎖プライマー、RNA依存DNAポリメラーゼ、およびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩から、逆転写によって、DNA一本鎖を生成する工程と、
    (h) 前記RNAを除去する工程と、
    (i)5’領域においてはプロモータの前記配列、および3’領域においては工程(a)において使用されたプライマーと同一に規定された配列を含む一本鎖プライマーを用いて、工程(g)において生成された前記DNA一本鎖から、DNAポリメラーゼおよびデオキシリボヌクレオシド三リン酸塩DNA二本鎖を生成する工程と、
    (j)RNAポリメラーゼ、およびリボヌクレオシド三リン酸塩を用いて、複数のRNA一本鎖を生成する工程と、
    をさらに包含する、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 工程(i)において使用された前記一本鎖プライマーは、工程(e)において使用されたプライマーと同一の配列を有する、請求項1から19のいずれか1項に記載の方法。
  21. 工程(h)における前記RNAは、RNアーゼによって加水分解される、請求項1から20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 工程(j)において生成された全てのRNA一本鎖は、逆センス方向を有する、請求項1から21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 請求項1から21のいずれか1項に記載のリボ核酸の増幅用のキットであって、以下の成分
    (a) プロモータ配列を含む少なくとも1つの一本鎖プライマーと、
    (b) ボックス配列を含む少なくとも1つの一本鎖プライマーと、
    (c) RNA依存DNAポリメラーゼと、
    (d) デオキシリボヌクレオシド三リン酸塩と、
    (e) DNA依存DNAポリメラーゼと、
    (f) RNAポリメラーゼと、
    (g) リボヌクレオシド三リン酸塩と、
    を含む、キット。
  24. 3つの異なる一本鎖プライマーを含む、請求項23に記載のキット。
  25. 前記プロモータ配列の前記一本鎖プライマーは、またオリゴdT配列を含む、請求項23に記載のキット。
  26. 一本鎖プライマーは、5’(dT)18V−プライマー配列を含み、ここでVは、dTではないデオキシリボヌクレオチド−モノマーを示す、請求項23に記載のキット。
  27. 追加的に、RNアーゼIおよび/またはRNアーゼHを含む、請求項23から26のいずれか1項に記載のキット。
  28. 一本鎖プライマーは、T7RNAポリメラーゼプロモータあるいはS6RNAポリメラーゼプロモータの配列を含む一本鎖プライマーが使用される、請求項23から27のいずれか1項に記載のキット。
  29. 連続配列 ACT AAT ACT CAC TAT A g+1 g(dT)18V(40nt)の一本鎖プライマーを含む、請求項23から28のいずれか1項記載のキット。
  30. DNAポリメラーゼとして逆転写酵素を含む、請求項23から29のいずれか1項に記載のキット。
  31. T7RNAポリメラーゼを含む、請求項23から30のいずれか1項に記載のキット。
  32. 検出可能な化合物によってDNAを標識するための構成を含む、請求項23から31のいずれか1項に記載のキット。
  33. DNAマイクロアレイを含む、請求項23から32のいずれか1項に記載のキット。
  34. 核酸の分析方法であって、
    請求項1から22のいずれか1項に記載の方法を用いて増幅され、かつマイクロアレイを用いて分析されたリボ核酸が得られる、方法。
  35. 前記リボ核酸が、生化学的サンプルから単離されることによって得られる、請求項34に記載の方法。
  36. 前記増幅されたリボ核酸が、逆転写によってcDNAに変換され、該cDNAがマイクロアレイを用いて分析される、請求項34または35に記載の方法。
  37. 前記cDNAの質量および配列が分析される、請求項34から36のいずれか1項に記載の方法。
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