JP2005532658A - 燃料電池装置の内部のガス漏れ個所の位置測定方法 - Google Patents
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Abstract
燃料電池の内部における検出できないガス漏れが燃料電池内に火を発生し、燃料電池の焼損をもたらす。本発明は、多数の燃料電池を備えた燃料電池装置(1)の内部におけるガス漏れ個所の位置測定方法を提供する。本発明方法によれば、燃料電池への反応ガスの供給(ステップ21)の後に、燃料電池の両ガス室の少なくとも1つへの反応ガス供給が遮断され(ステップ25)、燃料電池の反応ガス供給を遮断されたガス室が不活性ガスで洗浄され(ステップ29)、それから燃料電池には放電抵抗(13)が電気的に接続されるか(ステップ31)、又は既に接続されており、そして燃料電池の電池電圧が監視される。
Description
本発明は、複数の燃料電池を備えた燃料電池装置の内部のガス漏れ個所の位置測定方法に関する。
燃料電池においては、電解質での水素(H2)と酸素(O2)との水(H2O)を生成する電気化学結合によって高効率で電流が発生する。この電流発生は、燃料ガスとして純粋な水素が使用される場合には有害物質や炭酸ガス(CO2)の放出なしに行なわれる。燃料電池のこの原理の技術的な置き換えが、異なる電解質にて60℃〜1000℃の運転温度を持つ種々の解決策をもたらした。その運転温度に関係して、燃料電池は低温燃料電池、中温燃料電池、高温燃料電池に分類され、これらは、更にまた種々の技術的な実施形態により区分けされている。
個々の燃料電池は最大で約1.1Vの運転電圧を出力する。従って、多数の燃料電池が接続されて1つの燃料電池装置が形成され、例えば管状燃料電池の場合には管束体が形成され、平面状燃料電池の場合には燃料電池ブロックの構成要素であるスタックが形成される。燃料電池装置の燃料電池の直列接続によって燃料電池装置の運転電圧は100V以上になり得る。
燃料電池は、技術的な実施形態に応じて、水素イオンまたは酸素イオンを透過する電解質を有する。電解質の一方側にはアノードが形成され、このアノードにはさらにアノードガス室が接している。電解質の他方側には燃料電池のカソードが形成され、このカソードは燃料電池のカソードガス室に隣接している。第1の燃料電池のアノードとこの第1の燃料電池に隣接する燃料電池のカソードとを電気的に接続する結合導体板(または所謂インターコネクタによる異なる性質の電気的接続)によって多数の燃料電池の直列接続が可能となる。
運転中、燃料電池には水素含有ガス(以下では燃料ガスと呼ぶ。)及び酸素含有ガス(以下では酸化ガスと呼ぶ。)が供給される。これらの両ガスは以下において“反応ガス”と呼ばれる。燃料ガスとしては、例えばメタン、天然ガス、石炭ガスが使用され、あるいは純粋な水素(H2)も使用される。酸化ガスとしては、一般に空気が使用されるが、しかし純粋な酸素(O2)も使用される。燃料電池の運転のために燃料ガスは燃料電池のアノードガス室に導入され、そこからガス透過性のアノードを通って電解質に到達する。酸化ガスは燃料電池のカソードガス室に導入され、そこから同様にガス透過性のカソードを通って電解質へも進入する。酸素イオンまたは水素イオンに対する電解質の透過性に応じて、酸化ガスからの酸素イオンと燃料ガスからの水素イオンとが電解質の一方側又は他方側において一緒になり、それによって水素と酸素との水を生成する電気化学結合によって電流が生じ、また熱も生じる。
例えばカソード、電解質及びアノードからなる電解質−電極ユニットのような燃料電池内部に漏れ個所があると、燃料電池の運転中に燃料ガスがアノードガス室からカソードガス室へ侵入し、あるいはその逆が生じる。そこで酸素と水素とが反応して水となり、その際に熱のみが発生し、電流は発生しない。ガス漏れの個所に生じる熱は電解質−電極ユニットの漏れ個所周辺を破損させる。高比率の水素成分を有する燃料ガス、とりわけ純粋な水素と、高比率の酸素成分を有する酸化ガス、とりわけ純粋な酸素とを併せて使用する場合、ガス漏れ個所周辺における熱成長が非常に大きいので、ガス漏れ個所が拡大し、ガスが漏れ個所を通してもはや制御できずに流れるほどに電解質−電極ユニットが破損される。この自ら増大する反応によって、燃料電池は短時間内に燃え尽き、炎が隣接の燃料電池を焼損させ、あるいはさらに燃料電池装置全体さえも焼損させる。最悪の場合、燃料電池装置に隣接する周囲にとって広範囲に及ぶ連鎖を持った爆発の危険すら存在する。
燃料電池装置内部のガス漏れ個所の識別のために、燃料電池装置における燃料電池の両ガス室の一方に不活性ガスが供給される漏れ試験方法が知られている。このガス室は周囲から封鎖され、このガス室内の不活性ガス圧が観察される。ガス圧の時間的な低下は燃料電池のこのガス室内部における漏れの示唆である。しかし、この方法によれば、燃料電池内部における大まかなガス漏れしか見つからず、しかるに、比較的小さなガス漏れ穴も燃料電池の運転時に急速に拡大する。さらに、この方法は、燃料電池装置の内部にガス漏れ個所が存在することを示唆するだけであって、燃料電池装置内部のどの燃料電池が損傷しているかは指示しない。
本発明の課題は、燃料電池装置内部の燃料電池の電解質−電極ユニットにおける小さな漏れ個所も発見できる方法を提供することにある。
この課題は、本発明によれば、複数の燃料電池を備えた燃料電池装置内部のガス漏れ個所の位置測定方法において、
a)燃料電池のアノードガス室に燃料ガスを供給し、燃料電池のカソードガス室に酸化ガスを供給し、
b)燃料電池の両ガス室の少なくとも一方への反応ガス供給を遮断し、
c)燃料電池の反応ガス供給を遮断されたガス室を不活性ガスで洗浄し、
d)燃料電池に放電抵抗を電気的に接続し、
e)燃料電池の電池電圧を監視する
ことによって解決される。
a)燃料電池のアノードガス室に燃料ガスを供給し、燃料電池のカソードガス室に酸化ガスを供給し、
b)燃料電池の両ガス室の少なくとも一方への反応ガス供給を遮断し、
c)燃料電池の反応ガス供給を遮断されたガス室を不活性ガスで洗浄し、
d)燃料電池に放電抵抗を電気的に接続し、
e)燃料電池の電池電圧を監視する
ことによって解決される。
この方法は、燃料電池装置内部における既知のガス漏れ個所の位置測定(位置決め)のみならず、ガス漏れ個所の初めての識別にも適している。
方法の個々のステップは必ずしも上述のアルファベット符号順に行なわなくてもよい。燃料電池の両ガス室の少なくとも一方への反応ガス供給の遮断時には、燃料電池のアノードガス室への燃料ガス供給または燃料電池のカソードガス室への酸化ガス供給を遮断すればよく、あるいは燃料電池への両反応ガスの供給を遮断してもよい。放電抵抗は、本発明による方法の開始前に既に燃料電池に電気的に接続されていてもよく、本発明による方法の実施中は燃料電池に接続されたままの状態に保たれる。しかしながら、燃料電池と放電抵抗との接続が不活性ガスによる燃料電池の洗浄の開始後に初めて行なわれるならば、より容易に漏れ個所を識別することができる。
放電抵抗としては、燃料電池を量的に検出可能で且つ適切な速度で放電させるあらゆる抵抗を用いることができる。従って、放電用としてのみ考慮された専用の放電抵抗であってもよいが、しかし燃料電池装置の運転中に電流を供給される運転負荷であってもよい。
燃料電池の反応ガス供給を遮断されたガス室を不活性ガスで洗浄すると、このガス室に初めになおも存在する反応ガスの大部分がこのガス室から洗い流される。しかしながら、ある量の反応ガスがガス透過性電極や、場合によってガス室の死空間にも残っており、そしてガス室に接続された水分離器内になおも残っている。洗浄されたガス室内のこれらの残留反応ガスは、燃料電池が放電抵抗に接続された状態にあるならば、電流を発生する電気化学反応で或る時間経過のうちに消費される。この時間の長さは洗浄されたガス室内に留まる残留反応ガスの量と放電抵抗の電気抵抗値とに依存する。燃料電池の電解質−電極ユニット内部に漏れ個所がある場合、燃料電池内部の圧力関係に応じて、不活性ガスが欠陥のある燃料電池の洗浄されないガス室内へ流れるか、又は反応ガスが欠陥のある燃料電池の洗浄されないガス室から燃料電池の不活性ガスによって洗浄されたガス室内へ流れる。不活性ガスが欠陥のある燃料電池の洗浄されないガス室内へ流れる場合、不活性ガスはそこで反応ガスをこのガス室に接する電極から排除する。これにより、放電抵抗に接続された状態にある燃料電池の内部で電流を発生する電気化学反応が低減されるので、欠陥のある燃料電池自体は電流を発生し得ない。反応ガスが燃料電池の洗浄されないガス室から燃料電池の不活性ガスによって洗浄された燃料ガス室へ侵入する場合、この反応ガスは洗浄されたガス室からの残留反応ガスとともに熱だけを発生する化学反応をする。これにより、欠陥のある燃料電池の不活性ガスによって洗浄されたガス室からの残留反応ガスの一部は、もはや燃料電池の電気化学反応のためには使用されず、それによってこの場合にも電気化学反応は少量しか行なわれ得ず、放電抵抗に接続された状態にある欠陥のある燃料電池は燃料電池装置の隣接する健全な燃料電池よりも僅かしか電流を生成し得ない。
燃料電池装置の直列接続された燃料電池内において反応ガスの消費中、燃料電池装置の各燃料電池は、各燃料電池によって生成された電流が燃料電池装置の全電流に寄与する。燃料電池装置のこの全電流は燃料電池装置の各燃料電池を一様に通流する。ここで、燃料電池の1つが、例えばこの燃料電池の欠陥のために、燃料電池装置の他の燃料電池よりも少ない電流しか生成しなくなると、燃料電池の直列接続によって、この燃料電池は燃料電池装置の他の燃料電池よりも低い出力電圧を有するようにされる。燃料電池の不活性ガスによって洗浄されたガス室内において残留反応ガスの消費中、燃料電池装置における全ての燃料電池の電圧は時間の経過にともなって燃料電池装置内で残留反応ガスが消費されるに応じて低下する。この場合、欠陥のある燃料電池の出力電圧は燃料電池装置の健全な燃料電池の出力電圧よりも急速に低下する。健全な燃料電池を通って流れるのと同じ電流が欠陥のある燃料電池に流れることによって、欠陥のある燃料電池の出力電圧は或る時間後に0Vに、そしてその後それ以下に下げられる。つまり、欠陥のある燃料電池の出力電圧は極性反転する。それにより、欠陥のある燃料電池は、燃料電池装置の燃料電池の放電中に或る時間に亘って、それの負の出力電圧によって識別可能である。従って、燃料電池の電池電圧の監視によって、燃料電池装置のどの燃料電池の内部(例えば電解質−電極ユニット)に漏れ個所があるのかを一義的に検出することができる。或る範囲内で、欠陥のある燃料電池の負の出力電圧の大きさから漏れ個所の大きさを推定することすら可能である。
電池電圧監視はガス漏れ個所の位置測定の所望精度に従って行なった方が良い。燃料電池装置の個々の各燃料電池を監視すると、欠陥のある燃料電池の正確な位置測定が可能である。しかしながら、試験の結果、燃料電池内における危険な漏れ個所は、漏れ個所の粗い監視の場合でも識別して限定することができるほど強く燃料電池の出力電圧の極性反転をもたらすことが分かった。
燃料電池は、燃料電池における両ガス室の一方への反応ガス供給を遮断する前に無負荷にもたらされると好ましい。放電抵抗は、本発明による方法の実施中に、最も好ましくは燃料電池の反応ガス供給を遮断されたガス室を不活性ガスによって洗浄中に、燃料電池に接続される。無負荷運転とは燃料電池において、燃料電池が放電抵抗や運転負荷から切り離されている状態をいう。無負荷運転中、燃料電池装置を通る電流はほぼ流れない。燃料電池が不活性ガスによる洗浄の開始時に無負荷運転状態にあるならば、不活性ガスまたは反応ガスの一方は燃料電池内の漏れ個所を通り、欠陥のある燃料電池の電池電圧が放電抵抗による放電によって低下してしまう前に他方のガス室内に拡散する。拡散することはこの侵入ガスに多くの時間が与えられる。これにより、欠陥のある燃料電池の電池電圧は燃料電池装置の放電中に急速に低下し、漏れ個所は容易に識別でき、位置測定(位置決め)することができる。
本発明による方法は燃料電池装置の正規の運転後に実施されると好ましい。この場合、本発明による方法の第1のステップ、すなわちアノードガス室への燃料ガスの供給及びカソードガス室への酸化ガスの供給は、燃料電池装置の正規運転で既に行なわれる。従って、本発明による方法は、非常に簡単に且つ燃料電池装置の状態変化なしに運転中の正規運転から開始することができる。本発明を正規運転中に実施することも可能であり、この場合に燃料電池装置の正規運転は、本発明による方法における燃料電池装置の電圧低下中に中断される。
本発明による方法は、燃料電池装置の遮断方法として実施するならば特に僅かな費用ですむ。本発明のこの構成の場合、本発明による方法の実施は燃料電池装置の正規の遮断に比べてほとんど付加的な費用を要しない。なぜならば、正規の遮断の場合にも、燃料電池への反応ガス供給が遮断され、そして燃料電池は一般に不活性ガスで洗浄され、放電抵抗によって放電させられるからである。
本発明による方法は燃料電池の全てのガス室を不活性ガスで満たすことによって終了すると好ましい。これによって燃料電池は安全な休止状態にもたらされる。
本発明の有利な実施態様では不活性ガスとして窒素(N2)が用いられる。窒素は特に割安であり、燃料電池内部の材料に障害を及ぼさない。
本発明の他の有利な実施態様では、燃料電池の両ガス室の内部におけるガス圧が不活性ガスによる洗浄の前に予め定められた値にもたらされる。燃料電池は、比較的高い、例えば2〜3Bar(絶対圧力)の範囲の反応ガス圧で運転される。本発明による方法を実施するためには、そのように高い反応ガス圧力は必要でない。従って、燃料電池のガス室は不活性ガスによる洗浄の前に例えば圧力を抜かれてもよい。さらに、ガス室内の反応ガス圧を予め定められた値に調整することは、状況によっては変動する反応ガス圧に応じて経験値が存在する既知の圧力で本発明による方法を実施することができるという利点をもたらす。これは、場合によっては存在する漏れ個所の大きさの評価を容易にする。
本発明の他の利点は、不活性ガス圧が燃料電池の洗浄されないガス室内の反応ガスの圧力よりも高い場合に得られる。漏れ個所がある場合、不活性ガスは燃料電池のそれぞれの他のガス室内に侵入し、そこにある反応ガスを部分的にそこの電極の孔から排除する。これによって、特に、制御できない化学反応を起こすことなしに再現可能な方法が達成される。さらに、燃料電池のアノードガス室を不活性ガスによって洗浄すると、このガス室に酸素が侵入しないことが達成される。これにより、このガス室の酸化が有効に避けられる。
本発明による方法の代替の実施態様では、不活性ガス圧が燃料電池の洗浄されないガス室内の反応ガスの圧力よりも低く選ばれる。燃料電池の洗浄された側における残留反応ガスが他の反応ガスの侵入により消費されることによって、本発明のこの実施態様では、欠陥のある燃料電池の電池電圧の急速な低下が生じ、これに続く方法経過において特に顕著な負の電池電圧が生じる。これは、特に小さな漏れ個所の識別及び位置測定を容易にする。
燃料電池のカソードガス室が不活性ガスで洗浄されると好ましい。これにより、本発明による方法の実施時に燃料電池内のほぼ全酸素を消費させることが達成される。これは、燃料電池装置が本発明による方法の実施後にしばらくの間停止される場合に特に好適である。停止状態では、燃料電池内に酸化による障害が生じることがないようにするために、できるだけ燃料電池内に残留酸素が留まらないようにした方が良い。
反応ガス供給を遮断されたガス室は、予め定められた第1の時間の間、不活性ガスで洗浄され、放電抵抗はこの時間の経過後に初めて投入されると好ましい。この時間経過後にも燃料電池はさらに洗浄され得る。燃料電池内部の漏れ個所を通して侵入する不活性ガスまたは反応ガスは、侵入されたガス室において他の反応ガスを消費させるかもしくは不活性ガスを排除するのに一時の間を必要とする。定められた時間の選択によって本発明による方法は再現可能に実施することができ、このことは本発明による方法の繰り返し時に、例えば不安定時に有利な結果となる。というのは、実施された両方法が比較可能であるからである。さらに、予め定められた時間によって方法結果の評価時における経験が得られる。さらに、この時間経過後に初めて放電抵抗の投入を行なうことによって、欠陥のある燃料電池におけるガスの消費又は排除が著しく顕著になるので、燃料電池に危険な障害を引き起こす漏れ個所が高信頼度で識別されることである。
この時間は10秒から5分までの範囲で選択されると好ましい。本発明による方法を燃料電池設備の運転中に実施し且つ比較的大きい漏れ個所のみを識別して位置測定しようとする場合には、短い時間で十分である。比較的小さい漏れ個所を識別するためには比較的長い時間が選ばれなければならない。一連の試験の結果、60〜120秒の時間の選択が特に好ましいことが分かった。この時間内で、侵入したガスは他方のガス室内で十分に拡散することができ、それでもやはり燃料電池の洗浄されたガス室内に十分な残留反応ガスが留まる。
代替の方法では、放電抵抗は燃料電池装置の電圧が予め定められた値へ低下したときに初めて投入される。燃料電池の反応ガス供給を遮断されたガス室を洗浄すると、不活性ガスが反応ガスの一部をこのガス室のガス透過性電極から排除する。これは、放電抵抗が投入されていない場合にも燃料電池の電池電圧のゆっくりした低下をもたらす。電池電圧のこの低下は、場合によっては漏れ個所を通して侵入するガスの広がりの再現可能な尺度としても使用できる。これによって、さまざまの時点で実施された方法の比較可能性が得られる。
燃料電池の無負荷電圧は約1.15Vである。数多くの試験で、電池電圧が或る予め定められた値を下回ったとき又は下回った直後に放電抵抗が投入されるが、この値は0.8〜1.05Vの範囲にあると好ましいことが分かった。電池電圧がこの値へ低下する場合、燃料電池の電解質−電極ユニットにおける漏れ個所がとりわけ高感度で検出される。
本発明の他の好ましい実施態様では、放電抵抗の抵抗値は、燃料電池装置の燃料電池が放電抵抗の投入後、遅くとも20秒以内に1Vから100mVへ放電されるように設定されている。つまり、1000mVの電池電圧において放電抵抗が投入される場合、健全な燃料電池の電池電圧は遅くとも20秒以内に1000mVから100mVの値まで低下する。この場合に、放電抵抗の量的な抵抗値は、燃料電池装置から生成される電流、それゆえ燃料電池装置における燃料電池の個数及び大きさに左右される。20秒の時間は欠陥のある燃料電池の極性反転が電池監視の機械的な読取りなしにも簡単に検出可能であるように設定されている。電池電圧が100mVを下回るまでの時間が20秒よりも著しく長い場合には、極性反転の効果が消し去られる。なぜならば、欠陥のある燃料電池と健全な燃料電池との間の電池電圧の差が小さくなるからである。
燃料電池は放電抵抗の投入後3〜10秒以内に1Vの電池電圧から50mVへ放電されると好ましい。このような放電速度は試験において小さなガス漏れ個所の識別のために特に好適であることが分かった。
欠陥のある燃料電池の位置測定の特別な精度は、各燃料電池の電池電圧が個別に監視されることによって達成される。
代替として、燃料電池の電池電圧は高々5個の燃料電池から成るグループ毎に監視される。これによって個別電池監視に比べて測定費用が著しく低減する。欠陥のある燃料電池の極性反転は非常に特徴があるので、それぞれ最大で5個の電池電圧を合成して1つの測定値にした場合にも、燃料電池の極性反転及びそれによる漏れ個所欠陥は監視グループにおいて正にまだ検出可能である。信頼できる正確な位置測定と測定費用との間の好ましい妥協はそれぞれ2つ又は3つの燃料電池から成るグループが監視される場合に得られる。
予め与えられた時間間隔で電池電圧を機械的に検出し、例えばディスプレイ画面である表示装置に出力するならば、燃料電池装置の燃料電池の電池電圧を特に簡単に視覚的に監視することができる。
電池電圧を予め与えられた時間間隔で機械的に検出し、データ担体に記憶させることによって、燃料電池の電池電圧の特に正確で後でなおも記録可能な監視が達成される。このようにして非常に短時間の弱い特徴的な極性反転のみでも識別することができる。さらにデータは後での検査のために、例えば燃料電池装置の長時間監視のために使用できる。
本発明による方法は、運転のために純粋な酸素(O2)及び純粋な水素(H2)が供給される燃料電池に適用されると好ましい。純粋な酸素及び純粋な水素で運転される燃料電池の場合には燃料電池の内部における漏れ個所による1つまたは複数の燃料電池の焼損の危険が特に大きい。従って、小さな漏れ個所に対するこのような燃料電池の監視が特に有利である。
本発明による方法はPEM燃料電池(プロトン交換膜型燃料電池)に適用されると特に好適である。この燃料電池は焼損に対して特に敏感であり、従って、本発明による方法はこのような燃料電池において特に良好に利点を発揮することができる。
本発明の実施例を5つの図からなる図面に基づいて説明する。
図1は本発明による方法の実施のための燃料電池装置を示し、
図2は本発明による方法の経過のフローチャートを示し、
図3は本発明による方法の実施中における健全な燃料電池の電池電圧経過を示し、
図4は本発明による方法の実施中における欠陥のある燃料電池の電池電圧経過を示し、
図5は本発明による方法の実施中における一時点での燃料電池装置の燃料電池の電池電圧を示す。
図1は本発明による方法の実施のための燃料電池装置を示し、
図2は本発明による方法の経過のフローチャートを示し、
図3は本発明による方法の実施中における健全な燃料電池の電池電圧経過を示し、
図4は本発明による方法の実施中における欠陥のある燃料電池の電池電圧経過を示し、
図5は本発明による方法の実施中における一時点での燃料電池装置の燃料電池の電池電圧を示す。
図1には、多数の燃料電池を備えた燃料電池装置1を含む燃料電池設備が概略的に示されている。燃料電池は積み重ねられて燃料電池スタックに形成された平坦な燃料電池である。さらに、燃料電池設備は酸化ガス入口弁3、燃料ガス入口弁5、酸化ガス出口弁7、燃料ガス出口弁9及び不活性ガス入口弁11を含む。さらに、燃料電池設備は、放電抵抗13と、燃料電池監視装置15と、ディスプレイ画面に接続されたコンピュータの形の評価ユニット17とを含む。燃料電池装置は、運転のために酸化ガスとして純粋な酸素(O2)を、燃料ガスとして純粋な水素を供給される260個のPEM燃料電池を含む。
図2は燃料電池装置内部におけるガス漏れ個所の位置測定(位置決め)方法のフローチャ−トを示す。このフローチャ−トにおいて、最初のステップ21では、燃料電池装置1の正規の運転中に、燃料電池装置1の燃料電池のアノードガス室に純粋な水素が供給され、燃料電池のカソードガス室に純粋な酸素が供給される。次のステップ23では、燃料電池装置1は図示されていない運転負荷(車両駆動装置)から電気的に分離され、無負荷運転にもたらされる。次に、燃料電池設備の酸化ガス入口弁3及び燃料ガス入口弁5が閉じられることによって、燃料電池装置1の燃料電池のガス室への反応ガス供給が遮断される(ステップ25)。燃料電池設備の不活性ガス入口弁11はこの時点では同様に閉じられている。次のステップ27において燃料電池のアノードガス室内部のガス圧が2.3Barの水素の運転圧力から1.6Barへ減圧される(それぞれ絶対圧力)。同様にカソードガス室にある酸素のガス圧が減圧され、酸素のガス圧は2.6Barの運転圧力から1.6Barに至る。次に、燃料電池装置1の燃料電池のアノードガス室が密閉されるように、燃料ガス出口弁9が閉じられる。
方法の次のステップ29では、不活性ガス入口弁11が開かれ、燃料電池のカソードガス室が窒素(N2)で洗浄される。この場合、2Barの圧力を持つ窒素が燃料電池のカソードガス室へ入れられる。図3及び図4に示されている第1の時間t1の経過後に放電抵抗13が燃料電池装置1の燃料電池に電気的に接続された状態にもたらされる(ステップ31)。放電抵抗13の抵抗値は10Ωである。次に燃料電池の電池電圧37が監視される(ステップ33)。放電抵抗13の投入後、燃料電池装置1における健全な燃料電池の電池電圧37は、図3に示されている第2の時間t2内に950mVから約100mVへ低下する。時間t2は約7sである。同じ第2の時間t2の間に、電解質−電極ユニットに漏れ個所を有する欠陥のある燃料電池の図4に示されている電池電圧37は、燃料電池装置1における健全な電池の電池電圧37よりも著しく急速に低下する。欠陥のある燃料電池を通る電流によって欠陥のある燃料電池の電池電圧37は極性が反転し、第2の時間t2の経過後には約−500mVの値に達する。窒素によるカソードガス室の洗浄及び燃料電池の放電中、燃料電池装置1の燃料電池の電池電圧37は燃料電池監視装置15によって持続的に監視される。燃料電池電圧37の値が燃料電池監視装置15から評価ユニット17に伝達され、評価ユニットはこれらの値を周期的な間隔で記憶し、さらにディスプレイ画面に出力する。最後のステップ35では燃料電池装置1の燃料電池のガス室が窒素で満たらされ、そのときまで開いていた酸化ガス出口弁7が閉じられる。それにより、不活性ガス入口弁11が引き続いて閉じられた後、燃料電池装置1の燃料電池のカソードガス室は外界に対して密閉される。
第1の時間t1の間、燃料電池装置1における健全な燃料電池の電池電圧37は、約1.15Vの無負荷電圧から約0.95Vの第2の電圧へ低下する。方法の代替では、この第2の電圧は、燃料電池装置1の燃料電池への放電抵抗の投入のためのトリガー電圧39として使用することができる。この場合、第2の電圧値の検出は燃料電池装置1の全電圧の測定及び燃料電池の個数によるこの値の割算によって行なわれる。
図5は、評価ユニットによって記憶された電池電圧データを第2の時点t2の経過直前における時点まで示す。この場合、1つの電圧値は隣接する2つの燃料電池の電池電圧37からなり、それぞれ1つのブロックにて示されている。隣接する2つの燃料電池の電池電圧37は、ほとんど全ての電池において約200mVである。それゆえ、個々の電池は約100mVの電池電圧を有する。燃料電池装置1における260個の燃料電池のうち両燃料電池19,20の合成された電池電圧37だけが強い負の電圧値を有する。この負の電圧値から、両燃料電池19,20のうち一方が両ガス室間に漏れ個所を有するか、または場合によっては両燃料電池19,20が損傷していることが分かる。
1 燃料電池装置
3 酸化ガス入口弁
5 燃料ガス入口弁
7 酸化ガス出口弁
9 燃料ガス出口弁
11 不活性ガス入口弁
13 放電抵抗
15 燃料電池監視装置
17 評価ユニット
21〜35 ステップ
37 電池電圧
39 トリガー電圧
3 酸化ガス入口弁
5 燃料ガス入口弁
7 酸化ガス出口弁
9 燃料ガス出口弁
11 不活性ガス入口弁
13 放電抵抗
15 燃料電池監視装置
17 評価ユニット
21〜35 ステップ
37 電池電圧
39 トリガー電圧
Claims (20)
- 複数の燃料電池を備えた燃料電池装置(1)の内部のガス漏れ個所の位置測定方法において、
a)燃料電池のアノードガス室に燃料ガスを供給し、燃料電池のカソードガス室に酸化ガスを供給し(ステップ21)、
b)燃料電池の両ガス室の少なくとも一方への反応ガス供給を遮断し(ステップ25)、
c)燃料電池の反応ガス供給を遮断されたガス室を不活性ガスで洗浄し(ステップ29)、
d)燃料電池に放電抵抗(13)を電気的に接続し(ステップ31)、
e)燃料電池の電池電圧(37)を監視する
ことを特徴とする燃料電池装置の内部のガス漏れ個所の位置測定方法。 - 燃料電池への反応ガス供給の遮断(ステップ25)の前に燃料電池を無負荷にすることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 燃料電池装置(1)の正規の運転後に実施され、アノードガス室への燃料ガスの供給及びカソードガス室への酸化ガスの供給は正規の運転中に行なわれることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
- 燃料電池装置(1)の遮断方法として実施されることを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の方法。
- 燃料電池の全てのガス室を不活性ガスで満たす(ステップ35)ことによって終了することを特徴とする請求項4記載の方法。
- 不活性ガスとして窒素(N2)を用いることを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載の方法。
- 燃料電池の両ガス室の内部におけるガス圧は不活性ガスによる洗浄(ステップ29)の前に予め定められた値にもたらされる(ステップ27)ことを特徴とする請求項1乃至6の1つに記載の方法。
- 不活性ガス圧は燃料電池の洗浄されないガス室内の反応ガスの圧力よりも高いことを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載の方法。
- 不活性ガス圧は燃料電池の洗浄されないガス室内の反応ガスの圧力よりも低いことを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載の方法。
- 燃料電池のカソードガス室が不活性ガスで洗浄される(ステップ29)ことを特徴とする請求項1乃至9の1つに記載の方法。
- 反応ガス供給を遮断されたガス室は予め定められた第1の時間(t1)の間不活性ガスで洗浄され(ステップ29)、放電抵抗(13)は第1の時間(t1)の経過後に投入されることを特徴とする請求項1乃至10の1つに記載の方法。
- 放電抵抗(13)は、燃料電池装置(1)の電圧が予め定められた値(39)へ低下したときに初めて投入されることを特徴とする請求項1乃至10の1つに記載の方法。
- 放電抵抗(13)の抵抗値は、燃料電池が放電抵抗(13)の投入後最長20秒である第2の時間(t2)内に1Vから100mVへ放電されるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至12の1つに記載の方法。
- 各燃料電池の電池電圧は個別に監視されることを特徴とする請求項1乃至13の1つに記載の方法。
- 燃料電池の電池電圧(37)は高々5個の燃料電池から成るグループ毎に監視されることを特徴とする請求項1乃至14の1つに記載の方法。
- 燃料電池の電池電圧(37)は極性反転を監視されることを特徴とする請求項1乃至15の1つに記載の方法。
- 電池電圧(37)が予め定められた時間間隔で機械的に検出され、表示装置に出力されることを特徴とする請求項1乃至16の1つに記載の方法。
- 電池電圧(37)が予め定められた時間間隔で機械的に検出され、データ担体に記憶されることを特徴とする請求項1乃至17の1つに記載の方法。
- 運転のために純粋な酸素(O2)及び純粋な水素(H2)が供給される燃料電池が用いられることを特徴とする請求項1乃至18の1つに記載の方法。
- プロトン交換膜型燃料電池に適用されることを特徴とする請求項1乃至19の1つに記載の方法。
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