JP2005531883A - データ記憶システムのためのテープ・スレッディング装置に解放可能にラッチ可能なリーダ・ブロック、およびそのための方法 - Google Patents

データ記憶システムのためのテープ・スレッディング装置に解放可能にラッチ可能なリーダ・ブロック、およびそのための方法 Download PDF

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Abstract

読み取り/書き込み記録装置内のリーダ・ブロック60が、本体部材62と、互いに対して移動してテープ媒体上のリーダ・ピン30を受け入れ、係合し、保持するラッチ部材64とを含む。リーダ・ブロックは、フィンガ状の係合構造体74を含む。リーダ・ピンの最初の係合を容易にするように、捕捉部分が閉鎖位置の方に付勢されること、および傾斜94を含むことができる。捕捉部分はアクチュエータ・タブ100を含む。リーダ・ブロックを組み込むためのスレッディング・アセンブリが開示され、リーダ・ピンの解放を可能とするためにアクチュエータ・タブによって捕捉部分を選択的に動作させるアクチュエータを含んでいる。カム・アセンブリ120がアクチュエータを制御する。このアセンブリは、ガイド・トラックに受け入れられる可撓性のコンベヤ部材を含むスレッディング・アセンブリに関連して開示される。この構造を利用する方法が記載されている。

Description

本発明は、広義には、テープ媒体にデータを記憶するため、およびそれを検索するための方法および装置に関する。より詳細には、本発明はテープ移送装置上のテープ・スレッディング装置に関する。本発明は特に、テープ移送媒体のリーダ・ピンを確実にロックするリーダ・ブロックに関する。本発明はまた、こうしたリーダ・ブロックを用いて、テープ移送装置を通してテープ媒体を装填する方法に関する。
コンピュータの出現は人間社会に既に大きな影響を及ぼしており、処理技術の影響力は増すものと予測される。実際、後で検索できるように情報を記憶するのが望ましいことは、現在、指数関数的速度で増大している。したがって、オンラインでの使用と保管目的の両方の場合にデータを記憶するために、様々なタイプの装置が開発されている。
オンライン処理でデータがすぐに使えるようになっている必要がある場合については、磁気ディスク記憶アレイの出現によって著しい改善がもたらされた。その場合、1つまたは複数の磁気ディスクを設け、読み取り/書き込み記録ヘッドを用いて情報をディスクに記録し、またコンピュータ・プロセッサで使用するための情報またはデータを検索する。こうした磁気ディスク・アレイに記録されるデータの密度を高める能力の点では、著しく進歩している。オンライン・データ向けにさらに高い密度を得るために、光ディスクが開発された。これらの装置は、きわめて小さい光の波長に基づいてデータを記録するものであり、したがってこの技術によりさらに高い密度が得られる。光ディスクに記憶された情報またはデータを読み取るために、レーザー光が用いられる。
磁気ディスクおよび光ディスク記憶アセンブリが出現する前のコンピュータの初期には、一般にデータをオープンリールテープに、後にはカセットなどの磁気テープに記憶させた。磁気テープ記憶装置では、磁気コイルを変換器として用いて、移動する磁気フィルムの帯にデータを磁気的にインプリントし、その後フィルムを変換器を横切らせて進めると、データを読み取り、コプロセッサに再入力することができる。磁気テープは何度も消去および再書き込みが可能であり、低コストという利点を有する。
高速アクセスがあまり重要ではなく、コストが問題である場合、磁気テープは依然として、データ保管にきわめて望ましいフォーマットである。しかし、大量のデータを保持すべき場合、これらのテープは、大量のデータを記憶するのに必要な物理的な数のために嵩張ることがある。こうしたテープがデータを記憶する容量はもちろん、テープの幅を横切って独立して配置することができる「トラック」の数に依存する。
磁気テープ・フィルムにデータを高速で書き込む能力、およびフィルムから読み取るデータのアクセス可能性は2つの変数、すなわち(1)記憶装置の密度、および(2)テープ媒体が変換器を横切って移送され、変換器によって正確な読み取り/書き込みが行われ得る速度の関数である。したがって、例えば1片のテープに9トラックのデータを読み書きすることができる磁気テープ読み取り/書き込みシステムは、2トラックしか使用しないシステムの4倍半のデータ量を保持する。したがって、データを記憶する磁気テープの容量を高めるための努力は、実質的には磁気テープの帯に書き込むことができるトラック数を増やすための努力を包含してきた。
上述のシステムでは、(例えばカートリッジで使用する場合)フランジがあってもなくても、使用の際にテープの収納リールを機械に配置することができる。スレッディング・アセンブリは、テープの自由端と係合し、それを機械に通す。一般にテープは空気軸受を渡して装填され、変換器を通過して巻き取りハブまたはリールに入る。次いで、情報をテープに配置すること、またはテープから検索することができるように、テープの全長を機械に通す。この処理中にテープの全長が、マシン自体の一部であるかまたはカートリッジ内に含まれる、或いはそうした機械に着脱される巻き取りリールまたはハブへ移送される。機械を通して移送した後、テープを収納リールに巻き取り、機械から外すことができる。
1998年7月7日に発行された本発明者による先の米国特許第5777823号明細書で説明したように、データをテープ媒体から正確に入力および検索することができるように、移送方向に移動するテープの側縁を、データムと呼ばれる基準面に沿って正確に位置合わせすることが重要である。したがって、移送中のテープの支持物がきわめて重要であり、一般に当技術分野では周知のガイド・ローラ、空気軸受などを使用する。改善された空気軸受が、米国特許第5777823号明細書の主題である。2002年4月26日出願の米国特許出願10/111728号(優先日1999年10月28日)は、その開示を参照によって本明細書に組み込む。また、読み取り/書き込みヘッドが正確に位置決め可能であることも重要である。こうした位置決めのための代表的な構造が米国特許第6078478号明細書に示されており、その開示を参照によって本明細書に組み込む。
巻き取りリールは一般に、環状フランジを有し、幅がテープの幅よりわずかに大きい中央ハブを有するように構成される。フランジなしのハブを巻き取り用のテープ媒体に用いることも周知である。いずれの場合も、ハブを中央の巻き取り軸を中心に回転させ、テープの全長をハブのまわりの円周方向に巻き取る。
テープ駆動装置の多くは、記録装置および読み取り装置に着脱可能なカートリッジの形のテープ供給源を利用している。これらのカートリッジは一般に、情報を記憶することができるテープ媒体のスプールを含んでいる。その場合、テープ媒体は読み取り/書き込み記録ヘッドを渡して移送され、「書き込み」動作の場合と同様に既存のデータを無効にするようにブランク・テープにデータを配置するか、或いは「読み込み」状態の間にテープ媒体に既に存在している情報を検索する。いずれの場合も、テープは一般に、スレッディング機構の一部であるリーダ・ブロックに係合されるように適合されたリーダ・ピンに取り付けられている。スレッディング機構は、リーダ・ブロックによってリーダ・ピンと係合し、次いで、テープを読み取り/書き込み記録ヘッドの両面に配置された空気軸受を渡して機械的に装填する。スレッディング機構は、リーダ・ブロックを巻き取りハブへ運ぶ。
従来のリーダ・ブロックはテープ媒体のリーダ・ピンと、側面すなわち横から係合している。したがって、従来のリーダ・ブロックは、係合関係を維持するためにテープ媒体の一定の張力に依存している。このことは、いくつかの点で問題を引き起こす。一方、リーダ・ピンがテープ・カートリッジ内に誤って置かれた場合、リーダ・ブロックは、テープをカートリッジから取り出すためにリーダ・ピンと係合することすらできない可能性がある。リーダ・ブロックがリーダ・ピンと係合し、カートリッジからテープを引き始めた場合には、リーダ・ブロック内でのリーダ・ピンの芯ずれにより、スレッディング動作中にリーダ・ブロックがリーダ・ピンを落下させる可能性がある。リーダ・ピンが失われると、それがスレッディング装置によって回復されることはなく、したがって装置を点検または修理しなければならない。これは修理および停止時間のコストによって費用がかかるだけではなく、失われたリーダ・ピンが読み取り/書き込み装置を損傷する恐れがある。
リーダ・ブロックがリーダ・ピンと適切に係合している場合にも、他のいくつかの状況によってテープ媒体に対する張力が解放される危険は依然として常に存在する。例えば停電が起こった場合、張力が失われ、リーダ・ピンがリーダ・ブロックから落下する恐れがある。これにより、先に言及した修理および損傷という同じ問題をまねく。
したがって、確実な方法で選択的に解放できる形でリーダ・ピンと係合することができる、改善されたリーダ・ブロック・アセンブリが求められている。実質的に全てのタイプのスレッディング・アセンブリのために、またこうしたリーダ・ブロックをテープ移送装置に用いるために、リーダ・ピンと確実に係合することができるリーダ・ブロックが求められている。本発明は、これらの要求を満たすことを対象としている。
本発明の目的は、テープ移送装置のスレッディング・アセンブリに用いることができる、新規で有用なリーダ・ブロックを提供することである。
本発明の他の目的は、テープ媒体をテープ供給源から読み取り/書き込み装置を通して装填する、新規で有用な方法を提供することである。
本発明の他の目的は、テープ・カートリッジなどテープ供給源からのテープの自由端でリーダ・ピンと確実に係合するリーダ・ブロック、およびその方法を提供することである。
本発明の他の目的は、万一テープ・スレッディング動作中にテープの張力が失われた場合にもリーダ・ピンを落下させることがないように、リーダ・ピンを解放可能な形でラッチするリーダ・ブロックを提供することである。
本発明の他の目的は、リーダ・ピンを解放可能な形でラッチするリーダ・ブロックであって、リーダ・ブロックが機械的に作動した後にのみ、リーダ・ピンをリーダ・ブロックから制御可能な形で解放することができるリーダ・ブロックを提供することである。
本発明の他の目的は、リーダ・ブロックによってリーダ・ピンの確実なラッチが実施されるように、係合前にリーダ・ピンをテープ・カートリッジ内に置き直すことを補助するリーダ・ブロックを提供することである。
本発明の他の目的は、構造が単純で製造しやすく、しかもスレッディング動作中ずっとリーダ・ピンと確実に係合しているリーダ・ブロック・アセンブリを提供することである。
したがって本発明によれば、第1の方向に進められてテープ媒体上でリーダ・ピンと係合するようになっているリーダ・ブロックが提供される。概してリーダ・ブロックは、本体部材、および本体部材上に配置されたラッチ部材を備えている。ラッチ部材は、リーダ・ピンとの係合およびリーダ・ピンからの離脱を可能にする開放位置と、リーダ・ピンが係合されたときにリーダ・ピンを保持する閉鎖位置との間で、本体部材に対して相対的に移動することができる捕捉部分を含む。本発明によるリーダ・ピンをスレッディング・アセンブリに組み込み、次にそれを読み取り/書き込み装置に組み込むことができる。スレッディング・アセンブリおよび読み取り/書き込み装置は共に、本発明の他の態様を構成する。
リーダ・ブロック単独として見ても、スレッディング・アセンブリとの組み合せ、若しくは読み取り/書き込み装置との組み合せとして見ても、本発明のリーダ・ブロックは、リーダ・ピンと係合するように動作する1対の隔置された係合構造体を含む前縁部分を有することができる。その場合ラッチ部材は、係合構造体とそれぞれ関連付けられた1対の捕捉部分を含む。捕捉部分が1つ設けられているか複数設けられているかにかかわらず、それらは閉鎖位置の方に付勢される。係合構造体は、少なくとも1つの固定フィンガを含むことができる。その場合、捕捉部分はそれぞれ、閉鎖位置にあるときにはそれぞれのフィンガと協働して囲まれた領域を形成し、開放位置にあるときには通路を有する開放領域を形成する。ただし係合構造体は、溝穴を画定する1対の固定フィンガを含むことが好ましい。
捕捉部分とリーダ・ピンの係合を容易にするために、捕捉部分は案内傾斜部分を含み、これはリーダ・ブロックを第1の方向に移動させるとリーダ・ピンに突き当たり(attack)、それによって捕捉部分を開放位置に移動させるように動作する。その後、捕捉部分はその付勢によってリーダ・ピンのまわりを閉鎖位置にスナップ・ロックする。捕捉部分は弓形の後縁部分を含むことができ、したがってそれが閉鎖位置にくると、捕捉部分の確実な作動が起こるまで捕捉部分がリーダ・ピンから離れることはない。
さらに詳細に説明すると、本発明のリーダ・ブロックは、内部に本体部材を収めるチャネル状部分の形のラッチ部材を含む。本体部材は、前縁部分に配置された第1および第2の隔置された係合構造体を含み、これらの係合構造体はそれぞれ、溝穴をその間に有する1対の固定フィンガとして形成される。ラッチ部材は本体部材に枢設され、捕捉部分で終端する第1および第2のアームを含み、各捕捉部分は第1および第2の係合構造体のそれぞれ一方と関連付けられる。ラッチ部材は、各捕捉部分がそれぞれのフィンガと相互作用してリーダ・ピンと係合すること、およびリーダ・ピンから離脱することを可能とする開放位置の間で、本体部材に対して相対的に移動することができる。開放位置にあるとき、ラッチ部材は回復力によって閉鎖位置の方へばね付勢されている。閉鎖位置にあるとき、リーダ・ピンはリーダ・ブロック内に保持される。
ラッチ部材は中央パネルを含むことができ、それは第1のアームと第2のアームの間で延びており、それによって内部に本体部材を収めるチャネル構造を形成している。ばね部分が中央パネル部分から延び、本体部材と対面して、ラッチ部材が開放位置へ旋回すると撓む翼として形成される。第1および第2のアーム、中央パネル部分および翼は、ばね鋼または他の金属構造でできた一体型の構造として形成されることが好ましい。第1および第2のアームそれぞれの上のトラニオン・マウントに受け入れられた軸ピンによって、ラッチ部材を本体部材に対して旋回させることができる。ラッチ部材は、作動力を受けてラッチ部材を閉鎖位置から開放位置へ回復力に逆らって旋回させるように動作するアクチュエータ・タブを含むことができる。
本発明によるスレッディング・アセンブリは、上述のリーダ・ブロック構造の要素を1つまたは複数含む。さらに、スレッディング・アセンブリは、主ガイド・トラック、および主ガイド・トラックに受け入れられる可撓性のコンベヤ部材を含む。その場合、モータがコンベヤ部材を第1および第2の方向に可逆的に駆動するように動作する。リーダ・ブロックはこのコンベヤ部材に固定される。例示的な実施例では、コンベヤ部材はチェーンおよびベルトからなる群から選択される。本発明のスレッディング・アセンブリはまた、主ガイド・トラックの鏡像として形成された副ガイド・トラックを含む。この副ガイド・トラックは、コンベヤ部材が第1および第2の方向に駆動されたときの滑り運動のために、リーダ・ピンの一部を受け入れる。
本発明のスレッディング・アセンブリはまた、リーダ・ブロックのラッチ部材と係合するように動作するアクチュエータを含む。このアクチュエータは、捕捉部分を開放位置に移動させる動作位置と、ラッチ部材の回復力によって捕捉部分が閉鎖位置に移動された非動作位置との間で移動することができる。一例として、アクチュエータを、行程距離にわたって動作位置と非動作位置の間で枢動可能なレバーとすることができる。行程距離は選択的に調整することができる。アクチュエータを非動作位置から動作位置へ進めるため、アクチュエータを旋回させるカムが提供され、その結果、アクチュエータ・レバーの突起部分がラッチ部材上のアクチュエータ・タブに当接して、第1および第2のアームを開放位置に旋回させる。
本発明はまた、カートリッジなどテープ媒体のスプールを受け入れるように適合された読み取り/書き込み装置であって、テープ媒体が順方向に進むと、その上で読み取り/書き込み機能を実施するように動作する読み取り/書き込み装置を対象としている。本発明の読み取り/書き込み装置は、読み取り/書き込み記録ヘッド、およびテープ媒体がそこを横切って進むときにテープ媒体を支持するために読み取り/書き込み記録ヘッドの上流と下流それぞれに配置された第1および第2の軸受部材を含む。読み取り/書き込み装置は、テープ媒体をそのまわりに巻き取る外表面を有するハブを含む巻き取り機構を含む。その場合、回転可能な駆動装置がハブを回転させ、それによってその上にテープ媒体を巻き取るように動作する。読み取り/書き込み装置は、テープ部材の自由端と係合するように適合されたリーダ・ブロックを含むスレッディング・アセンブリを含む。リーダ・ブロックは上述のように構成されるが、スレッディング・アセンブリは上述のようなものでも、他の従来型のスレッディング・アセンブリでもよい。
最後に、本発明はテープ媒体をテープ供給源から読み取り/書き込み装置を通して装填(スレッディング)する方法であって、テープ媒体がリーダ・ピンに関連付けられている方法を対象としている。本発明の一般的な方法は、開放可能な形でラッチすることができるリーダ・ブロックをリーダ・ピンとの隣接点に進め、リーダ・ピンをリーダ・ブロックと係合させるステップを含む。この方法は、リーダ・ブロックをラッチしてそこにリーダ・ピンを捕捉し、次いでリーダ・ブロックを巻き取りハブへ進めるステップを含む。ハブを回転させ、それによってその上にテープ媒体を巻き取る。テープ媒体の一部をハブに巻き取った後、次いでこの方法は、ハブを回転させてテープ媒体を巻き取り面から解き、テープ媒体をテープ供給源に巻き戻すステップを含む。リーダ・ブロックをテープ供給源に隣接する位置に戻し、次いでリーダ・ピンをリーダ・ブロックからアンラッチする。これらのステップに加えて、この例示的な方法は、リーダ・ブロックをラッチしてリーダ・ピンを捕捉するステップを実施するために、リーダ・ブロックをリーダ・ピンに押しつけて、そこにリーダ・ピンをスナップ・ロックするステップを含むこともできる。リーダ・ピンをアンラッチするステップは、アクチュエータをリーダ・ブロックの一部に対して進め、そのラッチ部分を旋回させてリーダ・ピンとの係合から外すことによって実施することができる。
本発明のこれらの目的および他の目的は、添付図面と共に本発明の例示的な実施例についての以下の詳細な記述を考察することによって、より容易に認識および理解することができよう。
本発明は、広義には、データ・ストレージ業界で用いられるテープ移送装置(またはテープ転送装置)に関する。こうしたテープ移送装置は、データを配置することができるテープを使用する。一般に、テープ媒体は保存用リール上にあり、保存用リールはカートリッジの形とすることができる。テープ上にデータを配置するため、またはテープ上のデータにアクセスするために、テープ移送装置はその上に保存用リールが取り付けられると、テープ媒体を移送方向に、読み取り/書き込み変換器を横切って移送するように動作する。本発明は特に磁気テープ媒体について記載しているが、本明細書に記載する原理を、制限なしに他のタイプの媒体と共に使用可能であることを理解すべきである。例えば本発明を、磁気テープではなく光テープと共に用いることができる。さらに、本明細書で用いる「読み取り/書き込み変換器」という用語は、書き込み変換器、読み取り変換器、または読み取り機能と書き込み機能の両方を実行することができる変換器を指すものと理解すべきである。
テープ媒体を読み取り/書き込み装置に適切に取り付けるために、こうした装置には通常、自動スレッディング・アセンブリが組み込まれている。これらのスレッディング・アセンブリは、テープの先端に固定されたリーダ・ピンと係合するように機能する。スレッディング・アセンブリはリーダ・ピンと係合し、リーダ・ピンを第1の方向に進めてハブまたはリールを捉える。この動作中、スレッディング・アセンブリは一般に、テープ媒体を空気軸受および読み取り/書き込み変換器を通過するように進ませる。装填後、巻き取りハブおよびテープ供給源の回転を調整して、テープを所望の位置に進めるようにする。読み取り/書き込み動作が完了したら、工程を逆転させ、スレッディング装置はテープおよびリーダ・ピンを、カートリッジ・ハウジング内などテープ供給源に戻す。本発明は特に、テープ移送装置向けのスレッディング・アセンブリを対象とし、とりわけ本発明は、リーダ・ピンを係合させるために用いる、新しくて有用なリーダ・ブロックを対象としている。
図1および図2を参照すると、代表的なテープ移送装置または読み取り/書き込み装置10の線図が示してある。装置10は読み取り/書き込み変換器12を含み、この読み取り/書き込み変換器12は、テープ18がそれを越えて移送されるとき、上流の空気軸受14および下流の空気軸受16によって側面を囲まれている。必要に応じて、追加の空気軸受15を使用することもできる。テープ18を矢印「T」の方向に進め、巻き取りリール22と係合するように装填させる。当分野で周知の巻き取りモータによって回転する巻き取りリール22は、フレーム24上を回転して動く。所望の読み取り/書き込み機能を実行した後、巻き取りリール22上にテープ・パックとして既に巻き取られたテープを、やはり当分野で周知の巻き戻しモータによってカートリッジ20に巻き戻すことができる。
図3を参照すると、従来技術による従来のテープ・カートリッジ20が示してある。ここでは、カートリッジ20は、開放位置で示したアクセス・ドア28を有するハウジング26を含んでいる。テープ18は、「テープ・パック」と呼ばれることもあるスプール21上に巻き取られた状態で示してある。テープ18の自由端19は、通常ばねクリップ32によって正しい位置に正常に置かれ保持されたリーダ・ピン30に固定されている。
従来技術によるリーダ・ピン30とばねクリップ32の係合を、図4aに示す。ここでは、ばねクリップ32が、ハウジング26の上部パネル36および下部パネル38上に形成された支持体34に取り付けられていることが分かる。ばねクリップ32はC字形の外形をしており、リーダ・ピン30のヘッド部分40を受け入れている。そのために、リーダ・ピン30は一般に円筒形の本体42を含むが、実際にはヘッド部分40がネック部分44を介してその上に配置されていることを理解すべきである。
図4bに示すように、リーダ・ピン30がばねクリップ32に対して芯ずれしている場合に問題が生じる可能性がある。この図では、リーダ・ピン30はばねクリップ32から部分的に外れており、その結果、傾いて芯ずれし、ばねクリップ32内に適切に置かれていないことが分かる。この状態が起こる可能性があるのは、例えば読み取り/書き込み装置10のスレッディング・アセンブリが、リーダ・ピン30をカートリッジ20に適切に戻さなかった場合であるが、さらによくあるのは、テープ・カートリッジ20を誤って落下させたときに起こり得るように、テープ・カートリッジに過度の衝撃が与えられた場合である。
次に図5を参照すると、リーダ・ピン20と共に用いられる一般的なリーダ・ブロックが示してある。ここでは、リーダ・ブロック46はスレッディング・アーム48(想像線で示す)に取り付けられた状態で示してある。リーダ・ブロック46は部分的にリーダ・ピン30のまわりに延び、ネック部分44内に存在するように適合された1対のフック50を含んでいる。この構造は、係合を維持するためにテープの張力に依存している。このアセンブリの場合、図4aに示すようにリーダ・ピンがカートリッジ20内に適切に置かれているときには、リーダ・ピン30と係合するのは難しいことではない。しかし図4bに示すようにリーダ・ピンが芯ずれしている場合、不可能ではないにしても、リーダ・ブロック46がリーダ・ピン30と係合することはきわめて難しい。このことは、自動テープ・ライブラリ・システムの場合と同様に、手動システムの場合にも問題を引き起こす。さらに、例えフック部分50の一方がリーダ・ピン30とうまく係合しても、図4bに示すようにリーダ・ピン30が初めに芯ずれしていると、もう一方のフック部分50が係合しないことが多い。これが起こると、スレッディング動作中にリーダ・ピン30がスレッディング・アセンブリから離脱した状態になり、装置への損傷、および費用のかかる修理の必要を生じさせる。この問題は、従来技術のリーダ・ブロック46がリーダ・ピン30と側面から係合しなければならないことに起因している。リーダ・ピン30が適切に置かれていないと、適切な位置合わせは偶然によって起こり得るだけである。さらに、スレッディングまたはアンスレッディング動作中に動力が失われた場合、テープ18に対する張力が失われ、リーダ・ブロック46のリーダ・ピン30からの離脱がしばしば起こるようになる。
本発明は、リーダ・ピンと適切に係合することに関連するいくつかの問題を軽減しようとするものである。これは図6〜9に最もよく示された改善されたリーダ・ブロック60によって達成される。これらの図では、リーダ・ブロック60が本体部材62、および本体部材62上に配置され、軸ピン66によってその上に保持されたラッチ部材64を含むことが分かる。リーダ・ブロック60をスレッディング・アセンブリと相互接続するために、棒の形の取り付け部材68が提供される。さらに図6〜9を参照すると、本体部材62が、リーダ・ピンと係合するように機能し、特にそのネック部分44と係合するように適合され隔置された1対の係合構造体72を含む前縁部分70を有していることが理解できる。係合構造体72はそれぞれ、少なくとも1つの固定フィンガを含むが、これらの図に示したように各係合構造体72は、溝穴78をその間に画定する平行で対向する1対のフィンガ74および76によって形成されている。溝穴78は、リーダ・ピン30のネック44の直径よりわずかに大きい幅を有している。係合構造体72はリーダ・ピン30とゆるく係合し、リーダ・ピン30が溝穴78によって開放領域の内外へ、そこへの通路を通って移動できるようになっている。
リーダ・ピン30を選択的に保持または解放するために、リーダ・ピンとの係合およびリーダ・ピンからの離脱を可能にする開放位置と、リーダ・ピンが溝穴78内に係合されているときにリーダ・ピンを保持する閉鎖位置との間を、本体部材62に対して相対的に移動することができる少なくとも1つの、ただし好ましくは2つの捕捉部分によってラッチ部材64が提供される。図7を参照すると、例えば図6aに示すように内部に本体部材62を収めるチャネル構造を形成するため、ラッチ部材64は、中央パネル部分84によって共に結合された1対のアーム80および82を含むことが分かる。そのために各アーム部分80は、本体部材62の孔90と位置合わせをするための開口88を有する図7に示したトラニオン・マウント86などのトラニオン・マウントを含んでおり、したがって軸ピン66をそこに圧入してラッチ部材64を本体部材62に固定することができる。トラニオン・マウント86は、アーム80について図7に示したものと同様の方法でアーム82の上にも形成されていることを理解すべきである。
アーム80および82はそれぞれ、三角形を形成している先端部分90および92の形の捕捉部分を備えている。三角形の先端部分90および92はそれぞれ、案内傾斜部分または縁94、および弓形の後縁部分96を含んでおり、その機能は以下により明らかとなろう。図6aおよび図6bを参照すると、三角形の先端部分90および92によって形成される捕捉部分はそれぞれ、図6aに示した閉鎖位置と図6bに示した開放位置の間を本体部材62に対して相対的に移動できることが分かる。開放位置にあるとき、リーディング・ブロック60は、リーダ・ピン30との係合およびリーダ・ピンからの離脱が可能である。閉鎖位置にあるとき、リーダ・ピン30はリーダ・ブロック60によって保持される。そのために、三角形の先端部分90および92によって形成される各捕捉部分は、閉鎖位置の方へ寄せられる。ここでは、ラッチ部材64は可撓性および弾力のある翼部分85を備え、この翼部分85は、図6aおよび図8に示すようにそれが第1の位置にあるとき、本体部材62と接触して対面関係にある。しかし、ラッチ部材64は軸ピン66によって本体部材62に枢設されているため、アーム80および82が先端部分90および92の形の捕捉部分を閉鎖位置と開放位置の間で移動させるように旋回させることができる。図6bおよび図9に示すように開放位置へ移動させると、翼部材85はラッチ部材64を第1の位置の方へ移動させ、それによって捕捉部分を閉鎖位置へ寄せる助けとなるバイアス力または回復力を加える。アーム80、82、中央パネル部分84、および翼部材85は、ばね鋼でできた一体型の構造として形成される。
上述のことから、各係合構造体は少なくとも1つの、ただし好ましくは2つの固定フィンガを含むことを理解すべきである。アーム80および82の先端部分90および92の形の捕捉部分はそれぞれ、閉鎖位置にあるときにはこれらの固定フィンガと協力して囲まれた領域を形成し、開放位置にあるときには通路を有する開放領域を形成する。開放位置にあるとき、リーダ・ピン30を溝穴78と係合させることも、それから外すこともできる。しかし閉鎖位置にあるときには、捕捉部分は、そのようにリーダ・ピン30がリーダ・ブロック60から誤って解放されることを防ぐ。そのために各捕捉部分は、閉鎖位置でそれぞれの溝穴78の通路を閉じるように動作する。したがって閉鎖位置にあるとき、先端部分90および92の弓形の後縁部分96は閉鎖領域のための境界線を形成する。したがってスレッディング中にテープの張力が失われた状態でも、リーダ・ピン30は係合したままとなる。
ここで、先端部分90および92の案内傾斜部分94により、リーダ・ブロック60とリーダ・ピン30の最初の係合が容易になることが理解できる。図8に最もよく示すように、リーダ・ブロック60を矢印「B」の方向にリーダ・ピン30の方へ進めると、傾斜部分94はリーダ・ピン30のネック部分44に突き当たる。傾斜部分94が傾斜の付いた形状であるため、ラッチ部材64は開放位置の方へ移動し、それによって翼部材95を本体部材62に対して撓ませる。ネック部分44が捕捉部分の頂部98を通過すると、翼部材85によって与えられる回復力がラッチ部材64を閉鎖位置へ移動させ、その結果、弓形の縁部分96が溝穴78によって形成される開放領域への通路を閉じる。したがってリーダ・ブロックを矢印「B」で示した第1の方向に移動させると、傾斜部分94はリーダ・ピンに覆い当たる。
この際、図5に示した従来技術の構造の場合のようにリーダ・ブロック60がリーダ・ピン30と側面から係合するのではなく、リーダ・ピン30上に直接直線的に進むことによってリーダ・ピン30と係合することを認識すべきである。このため、図4bに示すようにリーダ・ピン30が外れた場合にも、リーダ・ブロック60は通常、リーダ・ピン30に対して進むとき、図4aに示した適切に置かれた向きにリーダ・ピン30を押し戻すように働く。これが起こると傾斜94がネック44を覆うように突き当たり、リーダ・ピン30の係合が起こる。リーダ・ブロック60を「B」と反対の第2の方向に引き出すと、リーダ・ピン30は捕捉されてカートリッジ20から外され、その結果、テープ移送装置10を通して装填することが可能になる。
リーダ・ピン30を再びカートリッジ20内に配置するために戻ると、リーダ・ブロック60は、リーダ・ピン30のヘッド部分40をばねクリップ32内に確実に係合させる。しかしこの位置で、アーム80および82の先端部分90および92によって形成される捕捉部分を、リーダ・ピンから機械的に解放する必要がある。そのために、アーム80上の三角形の先端部分90とは反対側の先端に、アクチュエータ・タブ100が配置されている。アクチュエータ・タブ100を横に押すことにより、図14bおよび図15bに示すように、ラッチ64を開放位置へ機械的に移動させる。
したがって、読み取り/書き込み装置10、並びにそれと結合されたスレッディング・アセンブリに、アクチュエータ・タブ100と相互作用してこの機能を実行することができる機械的アクチュエータを設ける必要がある。図10、図14および図15に示すように、本発明の例示的な実施例によるアクチュエータは、その一方の脚の先端に取り付け孔106を含むL字形の基部104を含むレバー102の形をしている。レバー102は、開口106を通って延びる適切な軸受ボルト108によってフレーム24に枢着されている。レバー102の直立部分110は、L字形の基部104の第2の脚のいちばん端に配置され、そこから突出した突起部分112を有している。行程調整ねじ114は、L字形の基部102の側縁に螺着可能な形で受け入れられ、この調整ねじ114は、以下でより詳細に記載するカム従動子を提供する。リーダ・ブロック60がリーダ・ピン30を機械的に解放することが望ましい位置にあるとき、突起部分112はアクチュエータ・タブ100と対面しており、したがって突起部分112をアクチュエータ・タブ100に対して機械的に進めると、ラッチ部材62が開放位置に旋回する。
したがって、何らかの方法でレバー102に作動力を与える必要がある。そのためにカム・アセンブリが提供され、それを図11〜13に最もよく示してある。図1および図2では、カム・アセンブリはフレーム24に取り付けた状態で示してある。図1および図2を参照すると、カム・アセンブリ120がフレーム24上に支持され、そこに枢着されたレバー102に近接していることが分かる。リーダ・ブロック60は、リーダ・ピン30を解放する位置にあるとき、図2に示すようにアクチュエータ・レバー102に近接している。カム・アセンブリ120は、ラッチ部材64を開放位置に移動させることに関係する諸機能のうちの1つだけを有するとともに、読み取り/書き込み装置10の機械的動作に必要な多くの動作を実行することができることを理解すべきである。例えばカム・アセンブリ120を、読み取り/書き込み装置10からカートリッジ20を着脱するために用いることができる。
いずれにしても図11〜13に示すように、カム・アセンブリ120は、カム要素124および環状歯車126を軸ピン128に取り付ける歯車箱122を含んでいる。爪要素130は、その一端に第1のカム従動子132を含んでいる。第2のフィンガ134は爪80上に位置している。軸ピン128を適切な軸受142同士の間に回転可能な形で固定し、したがってカム要素124および爪要素130を歯車箱122の内部に固定するように、プレート136は歯車箱122の上に乗っている。プレート136は、フィンガ134と係合するように適合されている溝穴140を含む。読み取り/書き込み装置10に取り付けた後、テープ・カートリッジ20を引き出し位置と引き込み位置の間で移動させるために、フィンガ134を、その一部が溝穴140から突出するのに十分な寸法にして、カートリッジ20のカートリッジ処理用の溝穴と係合するようにする。カム要素124を機械的に駆動させるために、環状歯車126と係合するウォーム歯車146と係合する駆動モータ144が提供される。ウォーム歯車146は、環状歯車126を回転させ、したがってねじ148によってそれに固定されたカム要素124を回転させるように動作する。
先に言及したように、カートリッジを読み取り/書き込み装置10とドッキングさせる際、カム・アセンブリ120、および特にカム要素124は複数の機能を実行する。本発明の目的のために、カム・アセンブリ120およびカム要素124はアクチュエータ・レバー102と相互作用して、リーダ・ブロック60の開放位置への移動も行う。そのために、図13に示すようにカム要素20 124の縁は傾斜部分152を含むカム・ローブ150を備えているが、このローブ150の動作は、図14および図15を参照するとよりよく理解することができる。図14aおよび図14bでは、カム要素124は初期位置にあり、そこではカム要素124のローブ150が調整ねじ/カム従動子114と係合していないことが分かる。この位置では、レバー102はリーダ・ブロック60から離れてばね付勢され、したがって突起部分112はアクチュエータ・タブ100と係合していない。しかし、図15aおよび図15bに示すように、カム要素120を回転させると、ローブ150はねじ114と係合して、アクチュエータ・レバー102を矢印「X」の方向に旋回させる。したがってねじ114はカム従動子として働く。レバー102が回転すると、レバー102の突起部分112はアクチュエータ・タブ100に対して作動力を加えて、ラッチ部材64を図14bに示す閉鎖位置から図15bに示す開放位置へ移動させる。すなわち、ラッチ部材64のアーム80および82を、開放位置へ矢印「Y」の方向に移動させる。ねじ114は、レバー102に対するその相対高さについて調整可能な形で変化させることができ、したがってレバー102の行程距離を選択的に調整することができる。この実施例では、ローブ150のカム・ドウェルは約70°の回転である。
リーダ・ブロック並びに作動構造について記載してきたが、本発明はテープ移送装置10向けのスレッディング・アセンブリをも対象としており、このスレッディング・アセンブリはテープ媒体上でリーダ・ピンと係合するように動作することを理解すべきである。本発明のスレッディング・アセンブリでは、チェーン駆動装置またはベルト駆動装置である可撓性のコンベヤ部材を用いることが好ましいが、ベルト駆動装置では受ける摩擦が高くなるため、チェーン駆動装置が優れた構成であると考えられる。スレッディング・アセンブリは、図2および図16〜18を参照すると最もよく理解することができる。これらの図では、スレッディング・アセンブリが、スプロケット162およびチェーン164の形の連続的なループ・コンベヤを駆動するモータ160を含んでいることが理解できる。チェーン164は、ねじ170によってサブフレームを固定する取り付け用の溝穴168を備えた潤滑軸受166を横切って延びており、したがって表面171および172を支えることにより、チェーン164に対して適切に張力を与えることができる。スレッディング・チャネル180がガイド・プレート174内に蛇行した経路を形成するとき、チェーン164は、図17に想像線で示したスレッディング・チャネル180を通って延びる。図18に示すように、ガイド・プレート174内のスレッディング・チャネル180は、ガイド・プレート174の周囲をたどることができるキャリッジ部分182を受け入れられるような大きさに作られている。キャリッジ部分182はリーダ・ブロック60の棒68に乗っており、したがってチェーン164が往復運動すると、リーダ・ブロック60を第1および第2の方向に可逆的に、テープ移送装置10を通して相互に進めることができる。副ガイド・トラック190は、スレッディング・チャネル180の形の主ガイド・トラックの鏡像として形成され、副ガイド・トラックはその鏡像として形成される。副ガイド・トラック190は図2に最もよく示してあり、この副ガイド・トラック190は、チェーン164をテープ移送装置10内で進めると、滑り運動ができるようにリーダ・ピン30のヘッド部分40を受け入れることができることを理解すべきである。
したがって、チェーン164はリーダ・ブロック60を進め、このリーダ・ブロック60は、リーダ・ピン30に接続されると空気軸受14、15および16のまわりに、また読み取り/書き込みヘッド12を通ってテープを装填するように働き、したがって、それを巻き取りハブ22によって係合させることが可能になる。次いで、テープ18が読み取り/書き込みヘッド112を通過するとき、情報をテープ18へ渡すかまたはテープ18から読み取ることができるように、テープ媒体を巻き取りハブ22に巻き取ることができる。読み取り/書き込みタスクの終了後、テープ18をハブ22から解き、次いでテープ12の端部をスレッディング・チャネル180を通して逆転させて図2に示した位置へ戻し、そこでレバー・アクチュエータ102を動作させて、リーダ・ピン30をリーダ・ブロック60から解放することができる。
スレッディング・アセンブリは、リーダ・ブロック60を駆動する可撓性のコンベヤ部材を含むことが好ましいが、現在周知の従来型のあらゆるタイプのスレッディング・アセンブリ、若しくは今後開発されるスレッディング・アセンブリでも、それを適切に用いてスレッディングまたはアンスレッディング動作中にリーダ・ブロック60を進めることができることを理解すべきである。したがって、例えばリーダ・ブロック60を、図5に示したスレッディング・アーム48、または当分野の技術者には明らかであろう同様の他の構造と共に用いることができる。
また上述のことから、本発明が、テープ媒体のスプールを受け入れるように適合され、テープ媒体が順方向に進むと、その上で読み取り/書き込み機能を実行するように動作する読み取り/書き込み装置を対象としていることを理解すべきである。ここでは、読み取り/書き込み装置は、ヘッド12などの読み取り/書き込み記録ヘッド、および少なくとも、それぞれ読み取り/書き込み記録ヘッドに対して上流位置および下流位置に配置された第1および第2の軸受部材を含む。その場合、テープ媒体を周囲に巻き取る外部表面を有するハブ22などの巻き取り機構が提供され、回転可能な駆動装置がハブを回転させ、それによってその上にテープ媒体を巻き取るように動作する。読み取り/書き込み装置はさらに、上述したタイプのスレッディング・アセンブリを含む。
また本発明が、テープ媒体をテープ供給源から読み取り/書き込み装置を通して装填する方法であって、テープ媒体が結合されたリーダ・ピンを有する方法を対象としていることを理解すべきである。本発明による方法は、上述の機械構造に固有の任意のステップを含むことができる。ただし、本発明の方法は特に、解放可能にラッチ可能なリーダ・ブロックをリーダ・ピンとの隣接点に進め、リーダ・ピンをリーダ・ブロックと係合させる第1のステップを含む。リーダ・ブロックはそこにリーダ・ピンを捕捉するようにラッチされ、その後リーダ・ブロックは巻き取りハブへ進められる。次いで巻き取りハブを回転させて、その上にテープ媒体を巻き取る。テープ媒体の一部をハブに巻き取った後、ハブを回転させてテープ媒体を巻き取り面から解き、テープ媒体をテープ供給源に巻き戻す。リーダ・ブロックをテープ供給源に隣接する位置に戻し、その後リーダ・ピンをリーダ・ブロックからアンラッチする。
リーダ・ブロックをラッチするステップを実施する先に述べた一般的な方法は、リーダ・ブロックをリーダ・ピンに押しつけて、そこにリーダ・ピンをスナップ・ロックすることによって実施することができる。さらに、リーダ・ピンをリーダ・ブロックからアンラッチするステップは、アクチュエータをリーダ・ブロックの一部に対して進め、そのラッチ部分を旋回させてリーダ・ピンとの係合から外すことによって実施することができる。
したがって、本発明を、本発明の例示的な実施例を対象とした特殊性についてある程度説明してきた。しかし本発明は、従来技術に照らして解釈される添付する特許請求の範囲によって定義され、したがって本明細書に包含される本発明の概念から逸脱することなく、本発明の例示的な実施例に修正または変更を加えることができることを理解すべきである。
テープ装置がテープ・カートリッジの形のテープ供給源を受け入れている状態で示した、本発明のスレッディング・アセンブリおよびリーダ・ブロックを組み込んだ本発明によるテープ駆動装置の斜視図である。 図1のテープ駆動装置の斜視図であるが、テープ・カートリッジがそこから外された状態で示した図である。 テープ供給源、すなわち図1で用いたようなテープ・カートリッジの内部を示す断面の上面図である。 適切に位置合わせまたは「駐車」された、図3のテープ・カートリッジ内のリーダ・ピンの横断面図である。 図4aと同様であるが、リーダ・ピンの一般的な芯ずれを示す横断面図である。 リーダ・ピンと係合する従来技術によるリーダ・ブロックを示す、部分的に切り取った斜視図である。 閉鎖位置にある本発明の例示的な実施例によるリーダ・ブロックを示す斜視図である。 開放位置にある本発明の例示的な実施例によるリーダ・ブロックを示す斜視図である。 本発明の例示的な実施例によるリーダ・ブロックを示す斜視図の形の分解図である。 閉鎖位置でリーダ・ピンに向かって進む図7のリーダ・ブロックの斜視図である。 開放位置に移動してリーダ・ピンと部分的に係合する図8のリーダ・ブロックの斜視図である。 本発明によるスレッディング・アセンブリに用いられるレバー・アクチュエータの斜視図である。 図6〜9のリーダ・ブロックを作動させるために用いられるカム・アセンブリの斜視図である。 図11のカム・アセンブリの分解斜視図である。 図11のカム・アセンブリの立面図による端面図である。 レバー・アクチュエータおよびリーダ・ブロックに対して非動作状態にある、図10のレバー・アクチュエータを有する図11〜13のカム・アセンブリを示す立面図による側面図である。 図14aの上面平面図である。 レバー・アクチュエータおよびリーダ・ブロックに対して動作状態にあるカム・アクチュエータを示す立面図による側面図である。 図15aの上面平面図である。 本発明の例示的な実施例のテープ・カートリッジ・ハウジングおよびテープ・スレッディング・アセンブリの斜視図である。 想像線で示したスレッディング・チャネルを有する、本発明のスレッディング・プレートの斜視図である。 スレッディング・チャネルに結合された本発明のリーダ・ブロックを示す横断面図である。

Claims (56)

  1. 第1の方向に進められるように、またテープ媒体上でリーダ・ピンと係合するようになっているリーダ・ブロックであって、
    (A)本体部材と、
    (B)前記本体部材上に配置されるラッチ部材であって、リーダ・ピンとの係合およびリーダ・ピンからの離脱を可能にする開放位置と、リーダ・ピンがそこに係合されたときにリーダ・ピンを保持する閉鎖位置との間で、前記本体部材に対して相対的に移動可能な捕捉部分を含むラッチ部材と
    を有するリーダ・ブロック。
  2. 前記捕捉部分が閉鎖位置の方に付勢されている請求項1に記載のリーダ・ブロック。
  3. 本体部材が、リーダ・ピンと係合するように動作する1対の隔置された係合構造体を含む前縁部分を有し、前記ラッチ部材が、前記係合構造体にそれぞれ関連付けられた1対の捕捉部分を含む請求項1に記載のリーダ・ブロック。
  4. 前記各係合構造体が少なくとも1つの固定フィンガを含み、前記各捕捉部分が、閉鎖位置にあるときにはそれぞれの前記フィンガと協働して囲まれた領域を形成し、開放位置にあるときには通路を有する開放領域を形成する請求項3に記載のリーダ・ブロック。
  5. 前記各係合構造体が、溝穴を間に画定している1対の固定フィンガを含む請求項4に記載のリーダ・ブロック。
  6. 前記捕捉部分が、リーダ・ブロックを第1の方向に移動させると前記リーダ・ピンに突き当たる案内傾斜部分であって、それによって前記捕捉部分を開放位置に移動させるように動作する案内傾斜部分を含む請求項1に記載のリーダ・ブロック。
  7. 前記捕捉部分が弓形の後縁部分を含む請求項6に記載のリーダ・ブロック。
  8. 前記ラッチ部材が、前記本体部材を内部に収めるチャネル状部分として形成されている請求項1に記載のリーダ・ブロック。
  9. 前記ラッチ部材が第1の位置と第2の位置の間で前記本体部材に枢設され、それによって前記捕捉部分がそれぞれ閉鎖位置および開放位置に位置し、また前記ラッチ部材は、第1の位置にあるときに前記本体部材と接触する翼部分であって、第2の位置で前記ラッチ部材を第1の位置の方へ移動させ、それによって前記捕捉部分を閉鎖位置の方へ動かせるバイアス力を加えるように動作する可撓性および弾力のある翼部分を含んでいる請求項8に記載のリーダ・ブロック。
  10. 前記ラッチ部材が、作動力を受けたときに前記捕捉部分を閉鎖位置から開放位置へ移動させるように動作するアクチュエータ・タブを含む請求項1に記載のリーダ・ブロック。
  11. テープ移送装置内のスレッディング・アセンブリによって、テープ媒体上でリーダ・ピンとの係合および解放を行う第1の方向、およびテープ媒体をテープ移送装置を通して装填する第2の方向に進められるようになっているリーダ・ブロックであって、
    (A)スレッディング・アセンブリに固定するようになっている取り付け部材と前縁部分とを支持する本体部材であって、該本体部材を第1の方向に進めるとリーダ・ピンと係合するように動作する、前記前縁部分に配置された第1および第2の隔置された係合構造体を含み、該各係合構造体は、前記本体部材から突出した少なくとも1つのフィンガを含んでいる本体部材と、
    (B)前記本体部材に枢設されるラッチ部材であって、前記第1および第2の係合構造体のそれぞれ一方に関連付けられた捕捉部分としてそれぞれ終端している第1および第2のアームを含み、前記各捕捉部分は、それぞれのフィンガと相互作用して、リーダ・ピンとの係合およびリーダ・ピンからの離脱を可能とする開放位置と、リーダ・ピンが係合されているときにリーダ・ピンを保持する閉鎖位置との間で、本体部材に対して相対的に移動することができるラッチ部材と、
    (C)回復力を用いて前記ラッチ部材を閉鎖位置に付勢するように動作するばね部分と
    を有するリーダ・ブロック。
  12. 前記各捕捉部分が、閉鎖位置にあるときにはそれぞれの前記フィンガと協働して囲まれた領域を形成し、開放位置にあるときには開放領域を形成する請求項11に記載のリーダ・ブロック。
  13. 前記各係合構造体が、1対の対向するフィンガであって、その間に溝穴および溝穴への通路を形成している1対のフィンガを含み、該溝穴は、そこにリーダ・ピンの一部を受け入れるように寸法決めおよび適合されており、前記各捕捉部分が、閉鎖位置でそれぞれの溝穴の通路を閉じるように動作する請求項12に記載のリーダ・ブロック。
  14. 前記各捕捉部分が、閉鎖位置にあるときに、閉鎖領域に対する境界線を形成する弓形の縁部分を有している請求項12に記載のリーダ・ブロック。
  15. 前記捕捉部分は、リーダ・ブロックを第1の方向に移動させると前記リーダ・ピンに突き当たり、それによって前記捕捉部分を開放位置へ回復力に逆らって移動させるように動作する案内傾斜部分を含んでいる請求項11に記載のリーダ・ブロック。
  16. 前記ラッチ部材が、前記第1のアームと第2のアームの間に延びる中央パネル部分であって、それによって内部に前記本体部材を収めるチャネル構造を形成している中央パネル部分を含む請求項11に記載のリーダ・ブロック。
  17. 前記ばね部分が、前記中央パネル部分から延びる翼として形成されている請求項16に記載のリーダ・ブロック。
  18. 前記第1および第2のアーム、前記中央パネル部分、および前記翼が、一体型の構造として形成されている請求項17に記載のリーダ・ブロック。
  19. 前記本体部材上に配置される軸ピンを含み、前記第1および第2のアームがそれぞれ、前記軸ピンに固定するように動作するトラニオン・マウントを含む請求項11に記載のリーダ・ブロック。
  20. 前記ラッチ部材が、作動力を受けて該ラッチ部材を閉鎖位置から開放位置へ回復力に逆らって旋回させるように動作するアクチュエータ・タブを含む請求項11に記載のリーダ・ブロック。
  21. テープ媒体上でリーダ・ピンと係合するように動作する、テープ移送装置向けのスレッディング・アセンブリであって、
    (A)主ガイド・トラックと、
    (B)前記主ガイド・トラックに受け入れられる可撓性のコンベヤ部材と、
    (C)前記コンベヤ部材を第1および第2の方向に可逆的に駆動するように動作するモータと、
    (D)前記コンベヤ部材に固定されたリーダ・ブロックであって、
    (1)本体部材、および
    (2)前記本体部材に配置されるラッチ部材であって、リーダ・ピンとの係合およびリーダ・ピンからの離脱を可能にする開放位置と、リーダ・ピンがそこに係合されたときにリーダ・ピンを保持する閉鎖位置との間で、前記本体部材に対して相対的に移動可能な捕捉部分を含むラッチ部材
    を含むリーダ・ブロックと
    を有するスレッディング・アセンブリ。
  22. 前記コンベヤ部材が、チェーンおよびベルトからなる群から選択される請求項21に記載のスレッディング・アセンブリ。
  23. 前記主ガイド・トラックの鏡像として形成された副ガイド・トラックを含み、該副ガイド・トラックは、前記コンベヤ部材が第1および第2の方向に駆動されたときの滑り運動のために前記リーダ・ピンの一部を受け入れる請求項21に記載のスレッディング・アセンブリ。
  24. 本体部材が、リーダ・ピンと係合するように動作する1対の隔置された係合構造体を含む前縁部分を有し、前記ラッチ部材が、前記係合構造体にそれぞれ関連付けられた1対の捕捉部分を含む請求項21に記載のリーダ・ブロック。
  25. 前記各係合構造体が少なくとも1つの固定フィンガを含み、前記各捕捉部分は、閉鎖位置にあるときにはそれぞれの前記フィンガと協力して囲まれた領域を形成し、開放位置にあるときには通路を有する開放領域を形成する請求項24に記載のリーダ・ブロック。
  26. 前記捕捉部分が、回復力によって閉鎖位置の方に付勢されている請求項21に記載のスレッディング・アセンブリ。
  27. 前記スレッディング・アセンブリがアクチュエータを含み、該アクチュエータは、アクチュエータが前記捕捉部分を開放位置に移動させる動作位置と、回復力が前記捕捉部分を閉鎖位置に移動させる非動作位置との間で移動可能な前記ラッチ部材と係合するように動作する請求項26に記載のスレッディング・アセンブリ。
  28. 前記ラッチ部材が、作動力を受けて前記捕捉部分を閉鎖位置から開放位置へ回復力に逆らって移動させるように動作するアクチュエータ・タブを含む請求項26に記載のスレッディング・アセンブリ。
  29. 前記スレッディング・アセンブリがアクチュエータを含み、該アクチュエータは、アクチュエータが前記アクチュエータ・タブと係合して前記捕捉部分を開放位置に移動させる動作位置と、回復力が前記捕捉部分を閉鎖位置に移動させる非動作位置との間で移動可能である請求項28に記載のスレッディング・アセンブリ。
  30. 前記アクチュエータを非動作位置から動作位置へ進めるように動作するカムを含む請求項29に記載のスレッディング・アセンブリ。
  31. 前記アクチュエータが、行程距離にわたって動作位置と非動作位置の間を枢動可能なレバーとして構成される請求項29に記載のスレッディング・アセンブリ。
  32. 行程距離が選択的に調整可能である請求項31に記載のスレッディング・アセンブリ。
  33. テープ媒体上でリーダ・ピンと係合するように動作する、テープ移送装置向けのスレッディング・アセンブリであって、
    (A)主ガイド・トラックと、
    (B)前記主ガイド・トラックに受け入れられる可撓性のコンベヤ部材と、
    (C)前記コンベヤ部材を第1および第2の方向に可逆的に駆動するように動作するモータと、
    (D)前記コンベヤ部材に機械的に連結されるリーダ・ブロックであって、
    (1)前記可撓性のコンベヤ部材に固定するようになっている本体部材であって、該本体部材は、前縁部分を有する取り付け部材を支持し、また前記本体部材は、本体部材を第1の方向に進めるとリーダ・ピンと係合するように動作する、前記前縁部分に配置された第1および第2の隔置された係合構造体を含み、該各係合構造体は、前記本体部材から突出する少なくとも1つのフィンガを含んでいる本体部材、
    (2)前記本体部材に枢設されるラッチ部材であって、前記第1および第2の係合構造体のそれぞれ一方と関連付けられた捕捉部分としてそれぞれ終端している第1および第2のアームを含み、該各捕捉部分をそれぞれのフィンガと相互作用させてリーダ・ピンとの係合およびリーダ・ピンからの離脱を可能とする開放位置と、リーダ・ピンが係合されたときにリーダ・ピンを保持する閉鎖位置との間で本体部材に対して相対的に移動することができるラッチ部材、および
    (3)回復力を用いて前記ラッチ部材を閉鎖部分に付勢するように動作するばね部分
    を含むリーダ・ブロックと
    を有するスレッディング・アセンブリ。
  34. 前記コンベヤ部材が、チェーンおよびベルトからなる群から選択される請求項33に記載のスレッディング・アセンブリ。
  35. 前記主ガイド・トラックの鏡像として形成された副ガイド・トラックを含み、該副ガイド・トラックは、前記コンベヤ部材が第1および第2の方向に駆動されたときの滑り運動のために前記リーダ・ピンの一部を受け入れる請求項33に記載のスレッディング・アセンブリ。
  36. 前記スレッディング・アセンブリがアクチュエータを含み、該アクチュエータは、アクチュエータが前記ラッチ部材を開放位置に移動させる動作位置と、回復力が前記捕捉部分を閉鎖位置に移動させる非動作位置との間で移動することができる前記ラッチ部材と係合するように動作する請求項33に記載のスレッディング・アセンブリ。
  37. 前記ラッチ部材は、作動力を受けてラッチ部材を閉鎖位置から開放位置へ回復力に逆らって移動させるように動作するアクチュエータ・タブを含む請求項36に記載のスレッディング・アセンブリ。
  38. 前記スレッディング・アセンブリがアクチュエータを含み、該アクチュエータは、アクチュエータが前記アクチュエータ・タブと係合して前記捕捉部分を開放位置に移動させる動作位置と、非動作位置との間で移動することができる請求項37に記載のスレッディング・アセンブリ。
  39. 前記アクチュエータを非動作位置から動作位置へ進めるように動作するカムを含む請求項38に記載のスレッディング・アセンブリ。
  40. 前記アクチュエータが、行程距離にわたって動作位置と非動作位置の間を枢動可能なレバーとして構成されている請求項38に記載のスレッディング・アセンブリ。
  41. 前記行程距離が選択的に調整可能である請求項40に記載のスレッディング・アセンブリ。
  42. 前記各捕捉部分が、閉鎖位置にあるときにはそれぞれの前記フィンガと協働して囲まれた領域を形成し、開放位置にあるときには開放領域を形成する請求項33に記載のスレッディング・アセンブリ。
  43. 前記各係合構造体が1対の対向するフィンガであって、その間に溝穴および溝穴への通路を形成する1対のフィンガを含み、前記溝穴がそこに前記リーダ・ピンの一部を受け入れるように寸法付けおよび適合されており、前記各捕捉部分が、閉鎖位置でそれぞれの溝穴の通路を閉じるように動作する請求項42に記載のスレッディング・アセンブリ。
  44. 前記捕捉部分が、リーダ・ブロックを第1の方向に移動させると前記リーダ・ピンに突き当たる案内傾斜部分であって、それによって前記捕捉部分を開放位置へ回復力に逆らって移動させるように動作する案内傾斜部分を含む請求項33に記載のスレッディング・アセンブリ。
  45. 前記ラッチ部材が、前記第1のアームと第2のアームの間に延びる中央パネルであって、それによって内部に前記本体部材を収めるチャネル構造を形成する中央パネル部分を含む請求項33に記載のスレッディング・アセンブリ。
  46. 前記ばね部分が、前記中央パネル部分から延びる翼として形成されている請求項45に記載のスレッディング・アセンブリ。
  47. テープ媒体のスプールを受け入れるようになっている読み取り/書き込み装置であって、前記テープ媒体が順方向に進むと、その上で読み取り/書き込み機能を実施するように動作する読み取り/書き込み装置において、
    (A)読み取り/書き込み記録ヘッドと、
    (B)前記読み取り/書き込み記録ヘッドに対して上流位置に配置される第1の軸受部材、および前記読み取り/書き込み記録ヘッドに対して下流位置に配置される第2の軸受部材と、
    (C)周囲に前記テープ媒体を巻き取る外表面を有するハブを含む巻き取り機構と、
    (D)前記ハブを回転させ、それによって前記テープ媒体をその上に巻き取るように機能する回転可能な駆動装置と、
    (E)前記スプールが読み取り/書き込み装置に取り付けられるとテープ媒体の自由端と係合して巻き取り機構の自由端を運ぶようになっているリーダ・ブロックを含むスレッディング・アセンブリであって、前記リーダ・ブロックが、
    (1)本体部材、および
    (2)前記本体部材に配置されるラッチ部材であって、リーダ・ピンとの係合およびリーダ・ピンからの離脱を可能とする開放位置と、リーダ・ピンが係合されたときにリーダ・ピンを保持する閉鎖位置との間で前記本体部材に対して相対的に移動することができる捕捉部分を含むラッチ部材
    を含むスレッディング・アセンブリと
    を有する読み取り/書き込み装置。
  48. テープ媒体のスプールを受け入れるようになっている読み取り/書き込み装置であって、前記テープ媒体が順方向に進むと、その上で読み取り/書き込み機能を実施するように動作する読み取り/書き込み装置において、
    (A)読み取り/書き込み記録ヘッドと、
    (B)前記読み取り/書き込み記録ヘッドに対して上流位置に配置される第1の軸受部材、および前記読み取り/書き込み記録ヘッドに対して下流位置に配置される第2の軸受部材と、
    (C)周囲にテープ媒体を巻き取る外表面を有するハブを含む巻き取り機構と、
    (D)前記ハブを回転させ、それによって前記テープ媒体をその上に巻き取るように機能する回転可能な駆動装置と、
    (E)前記スプールが読み取り/書き込み装置に取り付けられるとテープ媒体の自由端と係合して巻き取り機構の自由端を運ぶようになっているリーダ・ブロックを含むスレッディング・アセンブリであって、前記リーダ・ブロックが、
    (1)前記可撓性のコンベヤ部材に固定するようになっている本体部材であって、該本体部材は、前縁部分を有する取り付け部材を支持し、また前記本体部材は、本体部材を第1の方向に進めるとリーダ・ピンと係合するように動作する、前記前縁部分に配置された第1および第2の隔置された係合構造体を含み、各前記係合構造体は、本体部材から突出する少なくとも1つのフィンガを含んでいる本体部材、
    (2)前記本体部材に枢設されるラッチ部材であって、前記第1および第2の係合構造体のそれぞれ一方に関連付けられた捕捉部分としてそれぞれ終端している第1および第2のアームを含み、前記各捕捉部分がそれぞれのフィンガと相互作用してリーダ・ピンとの係合およびリーダ・ピンからの離脱を可能とする開放位置と、リーダ・ピンがそこに係合されたときにリーダ・ピンを保持する閉鎖位置との間で本体部材に対して相対的に移動することができるラッチ部材、および
    (3)回復力を用いて前記ラッチ部材を閉鎖部分に付勢するように動作するばね部分
    を含むスレッディング・アセンブリと
    を有する読み取り/書き込み装置。
  49. 前記コンベヤ部材が、チェーンおよびベルトからなる群から選択される請求項47に記載の読み取り/書き込み装置。
  50. 前記主ガイド・トラックの鏡像として形成された副ガイド・トラックを含み、該副ガイド・トラックは、前記コンベヤ部材が第1および第2の方向に駆動されたときの滑り運動のために前記リーダ・ピンの一部を受け入れる請求項47に記載の読み取り/書き込み装置。
  51. 前記読み取り/書き込み装置がアクチュエータを含み、該アクチュエータは、アクチュエータが前記ラッチ部分を開放位置に移動させる動作位置と、回復力が前記捕捉部分を閉鎖位置に移動させる非動作位置との間で移動することができる前記ラッチ部材と係合するように動作する請求項47に記載の読み取り/書き込み装置。
  52. 前記アクチュエータを非動作位置から動作位置へ進めるように動作するカムを含む請求項50に記載の読み取り/書き込み装置。
  53. 前記アクチュエータが、行程距離にわたって動作位置と非動作位置の間で枢動可能なレバーとして構成される請求項51に記載の読み取り/書き込み装置。
  54. テープ媒体をテープ供給源から読み取り/書き込み記録装置を通して装填する方法であって、前記テープ媒体がそれに関連付けられたリーダ・ピンを有する方法において、
    (A)解放可能にラッチすることができるリーダ・ブロックを前記リーダ・ピンとの隣接点に進めて該リーダ・ピンをリーダ・ブロックと係合させる段階と、
    (B)前記リーダ・ブロックをラッチして、前記リーダ・ピンをそこに捕捉する段階と、
    (C)前記リーダ・ブロックを巻き取りハブに進める段階と、
    (E)前記ハブを回転させ、それによって前記テープ媒体をその上に巻き取る段階と、
    (F)前記テープ媒体の一部を前記ハブ上に巻き取った後、前記ハブを回転させて前記テープ媒体を巻き取り面から解き、テープ媒体を再びテープ供給源に巻き取る段階と、
    (G)前記リーダ・ブロックを前記テープ媒体に隣接する位置に戻す段階と、
    (H)前記リーダ・ピンを前記リーダ・ブロックからアンラッチする段階と
    を含む方法。
  55. 前記リーダ・ブロックをラッチして前記リーダ・ピンを捕捉する段階が、前記リーダ・ブロックを前記リーダ・ピンに押しつけて、前記リーダ・ピンをそこにスナップ・ロックすることによって実施される請求項53に記載の方法。
  56. 前記リーダ・ピンを前記リーダ・ブロックからアンラッチする段階が、アクチュエータを再び前記リーダ・ブロックの一部に対して進め、そのラッチ部分を旋回させて前記リーダ・ピンとの係合から外すことによって実施される請求項54に記載の方法。
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