JP2005531714A - 噴射弁部材の運動による圧力増幅装置制御 - Google Patents

噴射弁部材の運動による圧力増幅装置制御 Download PDF

Info

Publication number
JP2005531714A
JP2005531714A JP2004516440A JP2004516440A JP2005531714A JP 2005531714 A JP2005531714 A JP 2005531714A JP 2004516440 A JP2004516440 A JP 2004516440A JP 2004516440 A JP2004516440 A JP 2004516440A JP 2005531714 A JP2005531714 A JP 2005531714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
chamber
injection
valve
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004516440A
Other languages
English (en)
Inventor
ハンス−クリストフ マーゲル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2005531714A publication Critical patent/JP2005531714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M57/00Fuel-injectors combined or associated with other devices
    • F02M57/02Injectors structurally combined with fuel-injection pumps
    • F02M57/022Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive
    • F02M57/025Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive hydraulic, e.g. with pressure amplification
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M47/00Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure
    • F02M47/02Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure of accumulator-injector type, i.e. having fuel pressure of accumulator tending to open, and fuel pressure in other chamber tending to close, injection valves and having means for periodically releasing that closing pressure
    • F02M47/027Electrically actuated valves draining the chamber to release the closing pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/02Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type
    • F02M59/10Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type characterised by the piston-drive
    • F02M59/105Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps of reciprocating-piston or reciprocating-cylinder type characterised by the piston-drive hydraulic drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M61/00Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
    • F02M61/04Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series
    • F02M61/042The valves being provided with fuel passages
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/02Fuel-injection apparatus having several injectors fed by a common pumping element, or having several pumping elements feeding a common injector; Fuel-injection apparatus having provisions for cutting-out pumps, pumping elements, or injectors; Fuel-injection apparatus having provisions for variably interconnecting pumping elements and injectors alternatively
    • F02M63/0225Fuel-injection apparatus having a common rail feeding several injectors ; Means for varying pressure in common rails; Pumps feeding common rails

Abstract

本発明は、内燃機関の燃焼室(41)に燃料を噴射する装置であって、インジェクタ本体(5,6)が設けられていて、該インジェクタ本体(5,6)に噴射弁部材(34)が受容されていて、該噴射弁部材(34)が制御室(21)の圧力負荷/放圧によって操作可能であり、制御室(21)の圧力負荷/放圧は制御弁(25)を用いて生ぜしめられるようになっており、さらに圧力増幅装置(3)が設けられていて、該圧力増幅装置(3)が、圧縮室(18)と制御室(15)とを隔てるピストンユニット(17)を有しており、該ピストンユニット(17)が、噴射弁部材(34)を取り囲むノズル室(36)に接続(9,20)されている圧縮室(18)を負荷するようになっている形式のものに関する。本発明では、このような形式の燃料を噴射する装置において、圧力増幅装置(3)の制御室(15)の圧力負荷(2,11,12)並びに放圧(19,26.2,64)が、噴射弁部材(34)の行程運動に関連して行われる。

Description

自己着火式の内燃機関の燃焼室に燃料を供給するためには、圧力制御される噴射系及び行程制御される噴射系を使用することができる。燃料噴射系としては、ポンプ・ノズルユニットの他に、ポンプ・管路・ノズルユニットやアキュムレータ噴射系が使用される。アキュムレータ噴射系(コモンレール)は、有利な形式で噴射圧を自己着火式の内燃機関の負荷及び回転数に合わせることができる。内燃機関の高い比出力を得るため及び有害物質放出を減じるためには、一般的に可能な限り高い噴射圧が必要である。
従来の技術
製造上の理由から、今日使用されているアキュムレータ噴射系において得ることのできる圧力レベルは、約1600バールに制限されている。アキュムレータ噴射系においてさらに圧力を上昇させるために、コモンレール系においては圧力増幅装置が使用される。
ドイツ連邦共和国特許第19910970号明細書に開示された燃料噴射装置は、アキュムレータ室とノズル室との間に配置された圧力増幅ユニットを有しており、この圧力増幅ユニットの圧力室は圧力管路を介してノズル室に接続されている。さらに、アキュムレータ室に接続されたバイパス管路が設けられている。このバイパス管路は直接、圧力管路に接続されている。バイパス管路は圧力噴射のために使用可能であり、圧力室に対して並列的に配置されており、その結果バイパス管路は、圧力増幅ユニットの摺動可能な圧力手段の運動及び位置とは無関係に独立している。このように構成されていることによって、噴射のフレキシビリティが高められる。差室(Differenzraum)は2ポート2位置方向切換え弁を介して、漏れ管路と接続可能であり、差室からアキュムレータ室への接続を生ぜしめる。圧力増幅ユニットには、該圧力増幅ユニットを制御するための弁装置が、インジェクタの外側においてアキュムレータ室とインジェクタとの間における任意の箇所に配属されている。
ドイツ連邦共和国特許第19040526号明細書に開示された燃料噴射装置は、アキュムレータ室とノズル室との間に配置された圧力増幅ユニットを有しており、この圧力増幅ユニットは、ノズル室に供給される燃料の圧力を増幅するために、摺動可能なピストンユニットを有している。ピストンユニットは圧力増幅ユニットを制御するために、大きなピストン横断面から小さなピストン横断面への移行部と、これによって形成された差室とを有している。差室は、充てん弁を備えた充てん路を介してアキュムレータ室に接続されている。これによって、圧力増幅ユニットの制御中における制御量の減少と、ピストンユニットの迅速な戻り運動とが達成される。
自己着火式の内燃機関において有害物質放出や騒音発生に対する要求が益々高まってくる状況を鑑みて、近い将来必ず課せられることになるより厳しい制限値を満たすために、噴射系における別の解決策が必要である。
発明の開示
本発明による解決策によって、アクチュエータを備えた燃料噴射系の燃料インジェクタの制御が可能になり、これにより製造に関する手間及びコストを著しく低減させることができる。本発明による解決策によって特に、別体の調整装置を省いて、有利にはノズルニードルとして形成された噴射弁部材の運動に直接的に関与する圧力増幅装置を得ることができる。圧力増幅装置は、噴射弁部材の開放運動時に接続されることができる。圧力増幅装置は、その作業室と制御室とを隔てるピストンユニットを有しており、このピストンユニットにおいては部分行程が調節可能であり、この部分行程を進んだ後で圧力増幅装置を接続することができる。これによって、圧力増幅装置を備えた燃料インジェクタの設計に関して、数々の著しい利点を得ることができる。例えば、圧力増幅装置を作動させることなしに、自己着火式の内燃機関の燃焼室への前噴射を複数回行うことができる。従って、高圧アキュムレータ室(コモンレール)の内室における圧力レベルにほぼ相当する圧力レベルで、前噴射を行うことが可能になる。圧力増幅装置のピストンユニットにおいて調節された行程距離を完全に進んだ後で、圧力増幅装置が作動させられた状態での主噴射を行うことができ、これによって主噴射中に、自己着火式の内燃機関の有害物質放出を阻止するのに有利な高い圧力レベルが得られ、この高い圧力レベルは、高圧アキュムレータ室(コモンレール)の内室における圧力よりも高い。これによってブーツ形の噴射形態を得ることができる。それというのは、第1の噴射段階(前噴射)が低い圧力で行われ、次いで、増幅された噴射圧への増圧が行われるからである。圧力増幅装置の作動によって、主噴射段階中には、開放位置にある噴射弁部材において、最大許容圧力までの圧力形成を行うことができる。さらに本発明による解決策によって、圧力増幅装置は、有利にはノズルニードルとして形成される噴射弁部材の閉鎖前に、その作動を止めることができるので、これによって最大噴射圧を上回るニードル閉鎖時における圧力ピークを、回避することができる。このことは、自己着火式の内燃機関における燃料噴射系の耐用寿命に対して有利に作用する。さらにまた本発明による解決策によって、主噴射段階に続く後噴射段階を、極めて高い噴射圧で行うことも、幾分長く設定された時間をおいて主噴射に続く抑制された後噴射を行うこともできる。
図面
次に図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
図1は、噴射弁部材を介して操作される圧力増幅装置の実施例を、第1の状態において示す図であり、
図2は、図1に示された圧力増幅装置の実施例を、第2の状態において示す図であり、
図3は、互いに入れ子式に案内される2つの弁エレメントを備えた、噴射弁部材を介して操作される圧力増幅装置の実施例を示す図であり、
図4は、2つの弁エレメントを備えていて、そのうちの1つがばね負荷された構成を有する、噴射弁部材を介して操作される圧力増幅装置の実施例を示す図である。
実施例
図1には、噴射弁部材を介して操作可能な圧力増幅装置の第1実施例が示されており、この場合噴射弁部材は第1の状態を占めていて、この第1の状態では圧力増幅装置の制御室は、戻し路から、つまり燃焼噴射系の低圧領域から切り離されている。
例えば高圧アキュムレータ室(コモンレール)として形成することができる高圧源1からは、高圧供給路2が圧力増幅装置3に延びている。高圧供給路2は高圧管路7を有しており、この高圧管路7には逆止弁8が受容されている。高圧管路7に対して並列に、高圧供給路2によって高圧源1から並列分岐路11に燃料が供給され、この並列分岐路11には充てん弁10が受容されている。この並列分岐路11に対して並列に、別の並列分岐路12が延びており、この並列分岐路12は絞り箇所13を有している。充てん弁10を有する並列分岐路11及び絞り箇所13を受容する別の並列分岐路12は、共に圧力増幅装置3の制御室15に開口している。圧力増幅装置3はさらに作業室14を有していて、この作業室14は同様に高圧供給路2を介して高圧源1と接続されている。
圧力増幅装置3内においては作業室14と制御室15とが、ピストンユニット17によって互いに隔てられている。ピストンユニット17は一体に形成されていても、複数部分から形成されていてもよく、大きな直径をもって形成されていて圧力増幅装置3の作業室14を画成する端面を備えた区分と、該区分に対して減じられた直径をもって形成されたピストン部分とを有しており、このピストン部分の下側の端面は、圧力増幅装置3の圧縮室18を画成している。圧力増幅装置3の圧縮室18からは圧縮室管路20が延びており、この圧縮室管路20はさらなる経過において、逆止弁8を有する高圧供給路7と合流し、この高圧供給路7と一緒にノズル室供給路9に移行している。圧力増幅装置3の制御室15の内部にはばねエレメント16が受容されており、このばねエレメント16は、ピストンユニット17の下側を負荷し、制御室15の底部に支持されている。圧力増幅装置3はインジェクタ本体5の内部に設けられており、圧力増幅装置3の制御室15は制御管路19を有していて、この制御管路19は弁エレメント27のリング室33に接続されている。
高圧管路7と、圧縮室18から延びている圧縮管路20とが開口しているノズル供給路9は、開口箇所37でノズル室36に開口している。
ノズル室供給路9からは高圧分岐路22が分岐しており、この高圧分岐路22は供給絞りエレメント23を有している。高圧分岐路22は、燃料インジェクタ4のノズル本体6の内部における制御室21に開口している。制御室21は、2ポート2位置方向切換え弁として形成された制御弁25を介して放圧可能である。制御弁25(2ポート2位置方向切換え弁)と制御室21との間には、排出絞りエレメント24が受容されている。制御弁25(2ポート2位置方向切換え弁)の低圧側には、低圧側の戻し路26が延びており、この戻し路26は自動車の燃料タンク(図示せず)に開口している。制御弁25は電磁弁として形成されていても、ピエゾアクチュエータによって操作可能な弁として形成されていてもよい。さらにまた制御弁25はサーボ弁であっても直接的に操作可能な弁であってもよい。
図1に示された燃料インジェクタ4は噴射弁部材34を有しており、この噴射弁部材34は有利にはノズルニードルとして形成されている。噴射弁部材34は図1に示された実施例では、一体的な弁エレメント27によって負荷されていて、この弁エレメント27は弁ピストンとして形成されていることができる。一体的に形成された弁エレメント27の端面29は、制御室21を画成しており、この制御室21は供給絞り箇所23を介して充てん可能であり、かつ排出絞り箇所24を介して放圧可能である。制御室21の下においては、弁ピストンとして形成された一体的な弁エレメント27が、リング室33によって取り囲まれていて、このリング室33には制御管路19が開口しており、この制御管路19はリング室33を圧力増幅装置3の制御室15と接続している。リング室33には制御縁31が形成されていて、この制御縁31は、一体的に形成された弁エレメント27に形成された制御縁30と共働する。図1の図示では制御縁30;31は行程距離h1(符号32参照)だけ重なっている。一体的に形成された弁エレメント27の下にはノズル本体6の内部に、別の液圧室が形成されており、この液圧室からも同様に、自動車の燃料タンク(図示せず)に通じる第2の低圧側の戻し路26.2が、分岐している。
ノズル室供給路9からは、燃料インジェクタ4のノズル本体6の内部におけるノズル室36に、高圧下にある燃料が供給され、その結果噴射弁部材34の外周面に形成された受圧肩部35には、開放方向に作用する液圧力が加えられる。ノズル本体6の内部におけるノズル室36からは、噴射弁部材34の燃焼室側の座40に通じるリング間隙38が延びている。燃焼室側の座40の下には噴射開口39が配置されており、これらの噴射開口39は例えばリング状の孔列として、単数又は複数の互いに同心的に延びる孔円として形成されていることができる。図1に示された噴射弁部材34のポジションでは、噴射開口39は、燃焼室側の座40に進入した噴射弁部材34によって閉鎖されるので、この場合燃料は自己着火式の内燃機関の燃焼室41内に達することができない。噴射開口39に対する噴射弁部材34の閉鎖位置は、図1において符号42で示されている。噴射弁部材34のこのポジションにおいては、自己着火式の内燃機関の燃焼室41内への燃料の噴射は行われない。
自己着火式の内燃機関のシリンダ数に相応して、燃料噴射系は相応な数の燃料インジェクタ4を有しており、この場合各燃料インジェクタ4はそれぞれ圧力増幅装置3を有していて、各燃料インジェクタ4には制御弁25が配属されている。図1に示された作業状態、つまり噴射開口の閉鎖された状態42において、有利には2ポート2位置方向切換え弁として形成された制御弁25は閉鎖位置を占めており、つまり噴射弁部材34の制御室21と低圧側の戻し路26とは互いに切り離されている。ノズル本体6における制御縁31と一体的な弁エレメント27における制御縁30とが合致していることによって、制御縁30;31によって形成されたスライダシール機構(Schieberdichtung)は閉鎖されている。噴射弁部材34が、燃焼室側の噴射開口39を閉鎖する位置42を占めていて、圧力増幅装置3のピストンユニット17が圧力バランスされているので、この場合には圧力増幅は行われない。図1に示されたこの状態において、高圧供給路2から分岐している第1の並列管路11における充てん弁10は、開放しており、圧力増幅装置3のピストンユニット17はその出発位置を占めている。高圧アキュムレータ室(コモンレール)の内室における圧力は、開放された充てん弁10を介して圧力増幅装置3の制御室15に作用し、高圧管路7に受容された逆止弁8を介して、燃料インジェクタ4の制御室21とノズル室36に達する。この運転状態では何時でも、高圧源1における圧力レベル、つまりレール圧レベルで噴射を行うことができる。
有利には2ポート2位置方向切換え弁として形成される制御弁25が、開放位置に切り換えられると、制御室21は排出絞り24を介して第1の低圧側の戻し路26.1から燃料インジェクタ4の低圧側へと放圧される。燃料インジェクタ4の制御室21における圧力低下に基づいて、この制御室21における圧力を、噴射弁部材34の受圧肩部35に作用する液圧力が上回り、噴射弁部材34は噴射開口39を開放する。これにより、高圧源1における圧力レベルで、燃焼室側の噴射開口39を通して自己着火式の内燃機関の燃焼室41への燃料噴射が開始する。一体的な弁エレメント27と噴射弁部材34とが直列的に接続されていることに基づいて、一体的な弁エレメント27の端面29は噴射弁部材34の開放運動時に、燃料インジェクタ4の制御室21に進入する。この際に行程運動が行程距離h1(符号32)を上回ると、制御縁30;31は、図1に示された重なり合った状態をもはや占めておらず、互いに離れており、その結果スライダシール機構は開放されている。これによって圧力増幅装置3の制御室15は、該制御室15をリング室33と接続している制御管路19を介して、第2の低圧側の戻し路26.2と接続される。圧力増幅装置3の制御室15はいまや放圧されて低圧になり、充てん弁10は閉鎖するので、圧力増幅装置3のピストンユニット17はもはや圧力バランスされておらず、その結果圧力増幅装置3の作業室14内における圧力が上回り、ピストンユニット17の下端面は圧縮室18に進入する。圧力増幅装置3のピストンユニット17における受圧面の比に相応して、ピストンユニット17は圧縮室18に進入するので、高圧管路7と一緒に高圧源1からノズル供給路9に開口している圧縮室管路20を介して、ノズル室36においては、増幅された圧力、つまり、高圧源1だけでもたらすことができるよりも高い圧力が存在することになる。圧縮室18における燃料は、圧縮室18へのピストンユニット17の下端面の進入時に圧縮され、その結果ノズル供給路9を介してノズル室36には、より高いつまり増幅された圧力が存在することになる。
行程距離h1(符号32参照)を上回ると、噴射は増幅されたつまりより高い圧力で行われる。これによってブーツ形の噴射(bootfoermige Einspritzung)を達成することができる。例えば前噴射段階である第1の噴射段階は、例えば高圧アキュムレータ室(コモンレール)として形成された高圧源1における圧力レベルで行われ、次いで次に続く噴射段階は著しく高い噴射圧レベルで行われ、この高い噴射圧レベルは、圧力増幅装置3のピストンユニット17における受圧面の比によって生ぜしめられ、そして圧縮室管路20を介して燃料インジェクタ4のノズル本体6におけるノズル室36に存在している。
図2には、図1に示された圧力増幅装置を備えた燃料インジェクタの実施例が第2の状態で示されている。
図2に示されているように第2の状態では、ノズル本体6におけるハウジング側の制御縁31と一体的な弁エレメント27の制御縁30とは重なり合っておらず、これによって制御管路19を介して圧力増幅装置3の制御室15に通じる低圧側の接続部50が形成され、この接続部50は、一体的に形成された弁エレメント27を取り囲むリング室33の下側部分との通流を可能にする。このようにして制御室15は、第2の低圧側の戻し路26.2を介して放圧され、その結果ピストンユニット17は、圧力増幅装置3の作業室14における圧力に基づいて、圧力増幅装置3の圧縮室18における燃料容積を圧縮し、圧縮された燃料容積を圧縮室管路20とノズル供給路9とを介してノズル本体6のノズル室36に圧送する。燃料インジェクタ4の噴射弁部材34はいまや、上昇させられたポジション51つまり開放位置を占めており、これによって燃料は圧力増幅された高められた圧力レベルに相応して、ノズル室36とリング間隙38と開放された噴射開口39とを介して、高い圧力で、自己着火式の内燃機関の燃焼室41内に噴射される。
噴射終了のためには、有利には2ポート2位置方向切換え弁として形成された制御弁25が閉鎖され、これにより噴射弁部材34の制御室21において圧力が形成される。一体的な弁エレメント27の端面29が負荷されることに基づいて、弁エレメント27と共働する噴射弁部材34が閉鎖方向に移動する。ノズル本体6における制御縁31に達すると、制御縁30;31は互いに重なり合い、その結果両制御縁30,31によって形成されたスライダシール機構が閉鎖される。これにより制御管路19とリング室33とを介した制御室15と低圧側の戻し路26との接続部が閉鎖され、圧力増幅装置3は不作動になる。噴射弁部材34はその燃焼室側の座40にさらに進入し、これによって遅い時期で、自己着火式の内燃機関の燃焼室41に開口する噴射開口39を閉鎖する。圧力増幅装置3は既に不作動になっているので、噴射弁部材34の閉鎖時に生じる圧力ピークは補償される。
行程距離h1(符号32)と噴射弁部材34及び弁エレメント27の閉鎖速度とによって、圧力増幅装置3の遮断時期つまり制御縁30,31が重なり合う時期を、各噴射段階の終了に最適に合わせることができる。例えば前噴射におけるような小さな噴射量では、有利にはノズルニードルとして形成された噴射弁部材34は、行程距離h1(符号32)全体に沿って完全には開放されなくてもよく、このようにすると、圧力増幅装置3は不作動のままになる。これによって任意に多くの前噴射を、圧力増幅装置3の作動なしに実現することができる。燃焼室41における燃焼混合体を調整するための前噴射の際における圧力レベルは、この前噴射の際には、例えば高圧アキュムレータ室(コモンレール)である高圧源1が有している圧力レベルにあり、つまり圧力増幅装置3によって得られる高められた圧力レベルにはない。各前噴射段階の数及び時間並びに、高められた圧力レベルにおける主噴射の時間は、制御弁25の制御時間によって調節することができる。
図3には、互いに入れ子式に案内される弁エレメントを備えた、噴射弁部材を介して操作される圧力増幅装置の別の実施例が示されている。
自己着火式の内燃機関に燃料供給するために働く、図3に示された燃料インジェクタ4もまた、インジェクタ本体5に組み込まれた圧力増幅装置3を有している。高圧源1からは高圧供給路2を介して、高圧管路7と第1の並列分岐路11と別の並列分岐路12と圧力増幅装置3の作業室14とに燃料が供給される。第1の並列分岐路11には充てん弁10が受容され、別の並列分岐路12には絞り箇所13が受容されている。そして高圧管路7には逆止弁8が受容されている。
図3に示されたこの別の実施例による圧力増幅装置3は、図1に示された圧力増幅装置3と同様に、作業室14と制御室15とを隔てているピストンユニット17を有している。このピストンユニット17の下側によって、圧力増幅装置3のインジェクタ本体5における圧縮室18が負荷され、この圧縮室18からは圧縮室管路20がノズル室供給路9に向かって分岐していて、圧縮室管路20は、高圧源1から延びる高圧管路7と合流して一緒になっている。
図1及び図2に示された本発明による解決策の実施例とは異なり、図3に示された噴射弁部材34は、複数部分から成る弁エレメント28によって負荷されている。複数部分から成るこの弁エレメント28は第1の弁エレメント28.1と、該弁エレメント28.1を取り囲んでいる第2の弁エレメント28.2とを有している。第1の弁エレメント28.1及び第2の弁エレメント28.2はピストン状に形成されることができる。第2の弁エレメント28.2におけるリング面60は部分的に制御室21を画成している。第2の弁エレメント28.2には開口61が形成されていて、この開口61を介して第1の弁エレメント28.1の端面は、制御室21における圧力によって負荷可能である。この実施例では、複数部分から成る弁エレメント28の内側の第1の弁エレメント28.1もしくはその端面62と、第2の弁エレメント28.2の開口61におけるカラーとの間において、行程距離h1(符号32)が生ぜしめられている。第2の弁エレメント28.2には制御縁30が設けられていて、この制御縁30は、弁室63の座と共働する。弁室63には、座の上において、圧力増幅装置3の制御室15から延びる制御管路19が開口している。弁室63からは、燃料供給系の低圧側に通じる第1の戻し管路64が分岐している。第1の弁エレメント28.1にはピストン延長部66が形成されていて、このピストン延長部66は、第1の弁エレメント28.1のピストン部分に比べて小さな直径を有している。ピストン延長部66は、ノズル本体6の弁室63の下に配置された別の中空室を貫通しており、この中空室内には閉鎖ばね67が受容されている。ピストン延長部66の端面は、有利にはノズルニードルとして形成された噴射弁部材34の端面に接触している。
有利には2ポート2位置方向切換え弁として形成された制御弁25による制御室21の放圧と、同時に行われる噴射弁部材34のノズル室36の負荷時に、ノズル供給路9を介してノズル室36には、噴射弁部材34の受圧肩部35を負荷する液圧力が生ぜしめられる。これによる噴射弁部材34の開放によって、噴射開口39を介した図示されていない内燃機関の燃焼室への例えば前噴射を実施することができる。しかしながらこの前噴射は、高圧源1における圧力レベルでしか行われない。それというのは、この時点では圧力増幅装置3はまだ作動していないからである。制御室21がさらに放圧されると、内部に位置するように配置された第1の弁エレメント28.1の端面62が、外側に位置する第2の弁エレメント28.2のカラー状のストッパに接触し、この外側に位置する第2の弁エレメント28.2を開放方向に連行する。これによって第2の弁エレメント28.2の外周部における制御縁30は、制御管路19と弁室63とを介して第1の戻し管路64に通じる制御室15の接続部を開放し、その結果圧力増幅装置3の制御室15が放圧される。従って圧力増幅装置3のピストンユニット17は圧縮室18内に進入し、その結果圧縮室管路20とノズル供給路9とを介して、開口箇所37において、高められた圧力下にある燃料が、ノズル本体6におけるノズル室36に導入される。いまや、圧力増幅装置3の圧力増幅作用に相応して高められた圧力レベルにある後続噴射を、自己着火式の内燃機関の燃焼室内へと行うことができる。図3に示された本発明による燃料インジェクタの別の実施例は、弁室63から分岐している第1の戻し管路64の他に、燃料供給系の低圧領域に通じる第2の戻し管路65を有しており、この第2の戻し管路65は、噴射弁部材34の上に位置していて閉鎖ばねエレメント67を受容する中空室から分岐している。ストッパ箇所、つまり内側に位置する第1の弁エレメント28.1の端面62が外側に位置する第2の弁エレメント28.2に当接して、該第2の弁エレメント28.2を制御室21のさらなる放圧時に開放方向に連行するストッパ箇所は、図3においても符号68で示されている。
ここでは個々に述べない、図3に示された噴射弁部材34の残りの構成部材は、図1及び図2に示された本発明による燃料インジェクタの実施例において既に記載した構成部材にほぼ相当している。
図4には、2つの弁エレメントを備えていて噴射弁部材を介して操作される圧力増幅装置の実施例が示されており、この場合2つの弁エレメントのうちの1つは、ばね負荷されて構成されている。
高圧源1からは高圧供給路2が延びており、この高圧供給路2からは、逆止弁8を有する高圧管路7と、第1の並列分岐路11と、圧力増幅装置3の制御室15に通じる別の並列分岐路12とが分岐している。さらに、例えば高圧アキュムレータ室(コモンレール)である高圧源1は、圧力増幅装置3の作業室14を直接的に負荷する。圧力増幅装置3の作業室14と制御室15とはピストンユニット17を用いて互いに隔てられており、ピストンユニット17の、作業室14に向けられた端面は、圧力増幅装置3の圧縮室18を画成しているピストンユニット17の端面よりも、大きな直径を有している。燃料インジェクタ4のインジェクタ本体5の内部における圧縮室18からは、圧縮室管路20が延びており、この圧縮室管路20は、逆止弁8を受容する高圧管路7と合流して一緒になって、ノズル室供給路9に移行している。
燃料インジェクタ4の内部における制御室21は、供給絞り箇所23を備えた高圧分岐路22を介して圧力負荷され、制御弁25の操作時には排出絞り箇所24を介して低圧側の戻し路26に放圧可能である。
図4に示された燃料インジェクタ4の実施例においても、複数部分から形成された弁エレメント28が使用されている。燃料インジェクタ4のノズル本体6における噴射弁部材34を負荷する、この複数部分から形成された弁エレメント28は、第1の弁エレメント28.1を有しており、この第1の弁エレメント28.1の端面62は制御室21を画成している。第1の弁エレメント28.1はピストン延長部66を有していて、このピストン延長部66はその下端面で、噴射弁部材34の端面に接触している。第1の弁エレメント28.1は別の第2の弁エレメント28.2によって取り囲まれており、そして第1の弁エレメント28.1と第2の弁エレメント28.2との間には、貫通間隙72が形成されている。図3に示された実施例とは異なり、第2の弁エレメント28.2は制御室21を画成しているのではなく、第1の弁エレメント28.1の下に配置されていて、リング面60においてばねエレメント70によって負荷されている。ばねエレメント70は、燃料インジェクタ4のノズル本体6における弁室63の上側面71に支持されている。
弁室63内に配置されたばねエレメント70によって、スリーブ状に形成された第2の弁エレメント28.2もしくはその制御縁30は、閉鎖位置に向かって押圧され、その結果休止位置において、制御縁30と弁室63のハウジング縁31と間における弁座は閉鎖され、圧力増幅装置3は不作動になる。座が、第2の弁エレメント28.2における制御縁と弁室63における制御縁31とによって閉鎖されているので、管路19を介した弁室63への制御室15の放圧は不可能であり、その結果ピストンユニット17は、圧力増幅装置3の作業室14と制御室15の放圧との間において出発位置を占めている。制御縁30に対する閉鎖力を高めるために、閉鎖方向に作用する液圧力を、弁室63の内部における相応な圧力段によって生ぜしめることができる。有利には2ポート2位置方向切換え弁として形成されている制御弁25の制御後に制御室21の放圧が行われ、その結果第1の弁エレメント28.1の端面62は制御室21内に進入する。第1の弁エレメント28.1の端面62の上における制御室21が放圧されて、噴射弁部材34の端面が第2の弁エレメント28.2の下側のリング面に当接すると、つまり端面の移動距離が行程距離h1(符号32)を上回ると、圧力増幅装置3は噴射弁部材34によって作動させられる。それというのは、受圧肩部35に作用するノズル室36内における液圧力に基づいて、第2の弁エレメント28.2における制御縁30と弁室63の制御縁31との間におけるシール座が開放され、圧力増幅装置3の制御室15における圧力を、管路19を介して第1の低圧側の戻し路64へと放圧することができるからである。これによって、圧力増幅装置3の圧縮室18において圧縮された燃料が、圧縮室管路20とノズル室供給路9と該ノズル室供給路9の開口箇所37とを介してノズル室36に存在することになる。図4に示された実施例によって、規定された範囲内で、つまり噴射弁部材34の上昇移動距離を、行程距離h1(符号32)を下回るように、噴射弁部材34の制御室21を相応に放圧すると、前噴射段階を、高圧源1における圧力で行うことができ、次いで噴射弁部材34を介して制御室21の放圧停止を終わらせることによって、圧力増幅装置3を作動させることができ、そして主噴射段階を高められた圧力レベルにおける噴射パターン(Rate-Shaping)で実現することができる。制御弁25の制御サイクルに相応して、有利には2ポート2位置方向切換え弁として形成され得る制御弁25の制御時間及び制御プログラムだけに関連して、1回又は複数回の前噴射段階を行うことができる。図1及び図2もしくは図3及び図4に示された本発明の実施例によって、ニードル行程h1(符号32)を下回る値で、第1の圧力レベル、例えば高圧源1の圧力エレメントベルに相当する圧力レベルにおいて、自己着火式の内燃機関の燃焼室41への燃料の噴射を行うことができ、その結果後続の噴射が高められた圧力レベルで行われる。このことによって一方では、ブーツ形の経過を有する噴射を行うことができる。それというのは、第1の噴射段階(前噴射)は、主噴射よりも低い圧力レベルで行われるからである。噴射弁部材34の垂直な行程運動による圧力増幅装置3の作動によって、高められた圧力レベルは、これが自己着火式の内燃機関の燃焼室における燃焼経過においてプロセス技術的に必要である時に、ちょうど存在することになる。噴射量が少量の場合には、前噴射は、制御室21の放圧時間をコントロールすることによって噴射弁部材34の行程距離h1(符号32)が得られるまで、行われるのではなく、圧力増幅装置3を不作動のままにすることができる。従って本発明による解決策によって、圧力増幅装置3の作動時に比べて低い圧力レベルで複数回の前噴射を行うことが可能であり、燃料インジェクタ4は本発明による解決策では、単に1つの制御弁25で運転することができる。
噴射弁部材を介して操作される圧力増幅装置の実施例を、第1の状態において示す図である。 図1に示された圧力増幅装置の実施例を、第2の状態において示す図である。 互いに入れ子式に案内される2つの弁エレメントを備えた、噴射弁部材を介して操作される圧力増幅装置の実施例を示す図である。 2つの弁エレメントを備えていて、そのうちの1つがばね負荷された構成を有する、噴射弁部材を介して操作される圧力増幅装置の実施例を示す図である。
符号の説明
1 高圧源、 2 高圧供給路、 3 圧力増幅装置、 4 燃料インジェクタ、 5 インジェクタ本体、 6 ノズル本体、 7 高圧管路、 8 逆止弁、 9 分岐路、 10 充てん弁、 11,12 並列分岐路、 13 絞り箇所、 14 作業室、 15 制御室、 16 ばねエレメント、 17 ピストンユニット、 18 圧縮室、 19 制御管路、 20 圧縮室管路、 21 制御室、 22 高圧分岐路、 23 供給絞り箇所、 24 排出絞り箇所、 25 制御弁、 26.1 第1の低圧側の戻し路、 26.2 第2の低圧側の戻し路、 27 一体的な弁エレメント、 28 複数部分から成る弁エレメント、 28.1 第1の弁エレメント、 28.2 第2の弁エレメント、 29 一体的な弁エレメントの端面、 30 弁エレメントの制御縁、 31 ハウジングの制御縁、 32 行程距離h1、 33 リング室、 34 噴射弁部材、 35 受圧肩部、 36 ノズル室、 37 開口箇所、 38 リング間隙、 39 噴射開口、 40 燃焼室側の座、 41 燃焼室、 42 閉鎖された噴射開口、 50 低圧側の接続部、 51 噴射弁部材、 52 開放された噴射開口、 60 第2の弁エレメントのリング面、 61 貫通開口、 62 第1の弁エレメントの端面、 63 弁室、 64 第1の戻し管路、 65 第2の戻し管路、 66 ピストン延長部、 67 閉鎖ばね、 68 第2の弁エレメントにおける第1の弁エレメントのストッパ、 70 第2の弁エレメントのばねエレメント、 71 ばねエレメントのストッパ、 72 オーバフロー間隙

Claims (17)

  1. 内燃機関の燃焼室(41)に燃料を噴射する装置であって、インジェクタ本体(5,6)が設けられていて、該インジェクタ本体(5,6)に噴射弁部材(34)が受容されていて、該噴射弁部材(34)が制御室(21)の圧力負荷/放圧によって操作可能であり、制御室(21)の圧力負荷/放圧は制御弁(25)を用いて生ぜしめられるようになっており、さらに圧力増幅装置(3)が設けられていて、該圧力増幅装置(3)が、圧縮室(18)と制御室(15)とを隔てるピストンユニット(17)を有しており、該ピストンユニット(17)が、噴射弁部材(34)を取り囲むノズル室(36)に接続(9,20)されている圧縮室(18)を負荷するようになっている形式のものにおいて、圧力増幅装置(3)の制御室(15)の圧力負荷(2,11,12)/放圧(19,26,64)が、噴射弁部材(34)の行程運動に関連して行われることを特徴とする、燃料を噴射する装置。
  2. 噴射弁部材(34)に弁エレメント(27,28)が配属もしくは対応配置されていて、該弁エレメント(27,28)が液圧室(33,63)の内部において可動であり、該液圧室(33,63)に、圧力増幅装置(3)の制御室(15)から延びる制御管路(19)が開口している、請求項1記載の燃料を噴射する装置。
  3. 液圧室(33,63)の内部に配置された弁エレメント(27,28)が、噴射弁部材(34)の、燃焼室側の噴射開口(39)とは反対側の端面を負荷する、請求項2記載の燃料を噴射する装置。
  4. 弁エレメント(27,28)の液圧負荷可能な面(29,60,62)が、噴射弁部材(34)を圧力負荷する制御室(21)に進入している、請求項2記載の燃料を噴射する装置。
  5. 弁エレメント(27)が一体的に形成されていて、制御縁(30)を有しており、該制御縁(30)が、液圧室(33)に設けられた制御縁(31)と共働して、スライダシール機構を形成している、請求項2記載の燃料を噴射する装置。
  6. 液圧室(33,63)から、低圧領域に通じる戻し管路(26.2,64)が分岐している、請求項2記載の燃料を噴射する装置。
  7. 制御室(21)の放圧によって生ぜしめられる、行程距離h1(32)よりも小さな噴射弁部材(34)の行程運動時、つまり前記両制御縁(30,31)が互いに重なり合っている場合に、スライダシール機構(30,31)が閉鎖されたままであり、かつ燃焼室(41)への燃料の噴射が第1の圧力レベルで行われる、請求項5又は6記載の燃料を噴射する装置。
  8. 制御室(21)のさらなる放圧によって、行程距離h1(32)を上回る噴射弁部材(34)の行程運動が生ぜしめられると、圧力増幅装置(3)の制御室(15)が、制御管路(19)と開放した制御縁(30,31)とを介して、第2の低圧側の戻し路(26.2)に接続され、燃焼室(41)への燃料の噴射が第2の高い圧力レベルで行われる、請求項5又は6記載の燃料を噴射する装置。
  9. 弁エレメント(28)が複数部分から形成されていて、第1の弁部分(28.1)と第2の弁部分(28.2)とを有しており、両弁部分のうちの少なくとも一方の弁部分が、噴射弁部材(34)の制御室(21)における圧力によって負荷されている、請求項2記載の燃料を噴射する装置。
  10. 第1の弁部分(28.1)が第2の弁部分(28.2)において案内されていて、第1の弁部分(28.1)の端面(29)と第2の弁部分(28.2)の行程ストッパ(68)との間において、行程距離h1(32)が調節されている、請求項9記載の燃料を噴射する装置。
  11. 第2の弁部分(28.2)が、液圧室(63)におけるシール座と共働する制御縁(30)を有している、請求項10記載の燃料を噴射する装置。
  12. 制御室(21)の放圧時に第1の弁部分(28.1)が行程距離h1(32)だけストッパ(68)に向かって移動し、噴射弁部材(34)が燃焼室(41)への燃料の噴射を第1の圧力レベルで実施する、請求項10又は11記載の燃料を噴射する装置。
  13. 制御室(21)のさらなる放圧時に、第1の弁部分(28.1)が行程距離h1(32)を完全に進んだ後で、液圧室(63)のシール座において第2の弁部分(28.2)を開放制御し、制御室(15)が制御管路(19)と液圧室(63)とを介して低圧側に放圧され、そして燃料の噴射が第2の圧力レベルで行われる、請求項10又は11記載の燃料を噴射する装置。
  14. 複数部分から成る弁エレメント(28)の弁部分(28.1,28.2)のうちの1つが、ばねエレメント(70)によって、液圧室(63)におけるシール座に向かって負荷されている、請求項9記載の燃料を噴射する装置。
  15. 第1の弁部分(28.1)のピストン延長部(66)が第2の弁部分(28.2)を貫通していて、リング間隙を形成しており、第1の弁部分(28.1)のピストン延長部(66)が噴射弁部材(34)の端面を負荷している、請求項9又は14記載の燃料を噴射する装置。
  16. 第2の弁部分(28.2)と噴射弁部材(34)との間に行程距離h1(32)が所定可能であり、該行程距離h1(32)の分だけ噴射弁部材(34)が、制御室(21)の放圧時に第1の圧力レベルで燃料を噴射するために可動である、請求項9又は14記載の燃料を噴射する装置。
  17. 制御室(21)のさらなる放圧時及び、行程距離h1(32)を上回る噴射弁部材(34)の開放運動時に、噴射弁部材(34)が第2の弁部分(28.2)を液圧室(63)における座から移動させ、圧力増幅装置(3)の制御室(15)を、制御管路(19)を介して低圧側に放圧し、これによって第2の高められた圧力レベルで燃焼室(41)内への燃料の噴射が行われる、請求項9又は16記載の燃料を噴射する装置。
JP2004516440A 2002-06-29 2003-04-03 噴射弁部材の運動による圧力増幅装置制御 Pending JP2005531714A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10229413A DE10229413A1 (de) 2002-06-29 2002-06-29 Druckübersetzersteuerung durch Bewegung eines Einspritzventilgliedes
PCT/DE2003/001100 WO2004003373A1 (de) 2002-06-29 2003-04-03 Druckübersetzersteuerung durch bewegung eines einspritzventilgliedes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005531714A true JP2005531714A (ja) 2005-10-20

Family

ID=29796046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004516440A Pending JP2005531714A (ja) 2002-06-29 2003-04-03 噴射弁部材の運動による圧力増幅装置制御

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20050116058A1 (ja)
EP (1) EP1520095B1 (ja)
JP (1) JP2005531714A (ja)
DE (2) DE10229413A1 (ja)
WO (1) WO2004003373A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513781A (ja) * 2006-12-22 2010-04-30 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料インジェクタ

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004017305A1 (de) * 2004-04-08 2005-10-27 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffeinspritzeinrichtung für Brennkraftmaschinen mit direkt ansteuerbaren Düsennadeln
DE102004019836A1 (de) * 2004-04-23 2005-11-17 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffeinspritzventil für Brennkraftmaschinen
DE102004022268A1 (de) * 2004-05-06 2005-12-01 Robert Bosch Gmbh Ansteuerverfahren zur Beeinflussung der Öffnungsgeschwindigkeit eines Steuerventiles an einem Kraftstoffinjektor
DE102004028521A1 (de) * 2004-06-11 2005-12-29 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffinjektor mit mehrteiligem Einspritzventilglied und mit Druckverstärker
DE102004035293A1 (de) * 2004-07-21 2006-02-16 Robert Bosch Gmbh Kraftstoffinjektor mit Nadelhubdämpfung
JP4075894B2 (ja) * 2004-09-24 2008-04-16 トヨタ自動車株式会社 燃料噴射装置
US7334741B2 (en) * 2005-01-28 2008-02-26 Cummins Inc. Fuel injector with injection rate control
DE102005033123B3 (de) * 2005-07-15 2006-12-21 L'orange Gmbh Kraftstoffinjektor
US7832374B2 (en) * 2008-10-21 2010-11-16 Gm Global Technology Operations, Inc. Fuel pressure amplifier
US8775054B2 (en) 2012-05-04 2014-07-08 GM Global Technology Operations LLC Cold start engine control systems and methods
CN107110082B (zh) * 2014-12-19 2020-06-05 沃尔沃卡车集团 内燃机的喷射系统和包括这种喷射系统的机动车辆
CN104847553A (zh) * 2015-04-09 2015-08-19 中国第一汽车股份有限公司无锡油泵油嘴研究所 可优化喷油速率且可增压式共轨喷油器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19706469A1 (de) * 1997-02-19 1998-08-27 Daimler Benz Ag Speichereinspritzsystem für eine mehrzylindrige Brennkraftmaschine mit magnetventilgesteuerten Kraftstoffeinspritzventilen
DE19910970A1 (de) * 1999-03-12 2000-09-28 Bosch Gmbh Robert Kraftstoffeinspritzeinrichtung
DE19956598A1 (de) * 1999-11-25 2001-06-13 Bosch Gmbh Robert Ventil zum Steuern von Flüssigkeiten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010513781A (ja) * 2006-12-22 2010-04-30 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料インジェクタ

Also Published As

Publication number Publication date
DE50301573D1 (de) 2005-12-08
EP1520095B1 (de) 2005-11-02
DE10229413A1 (de) 2004-01-29
WO2004003373A1 (de) 2004-01-08
EP1520095A1 (de) 2005-04-06
US20050116058A1 (en) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7320310B2 (en) Fuel injector provided with provided with a pressure transmitter controlled by a servo valve
US7201149B2 (en) Fuel injector with multistage control valve for internal combustion engines
US7267109B2 (en) Fuel injection device for an internal combustion engine
US20050224600A1 (en) Fuel injection apparatus for internal combustion engines, with nozzle needles that can be actuated directly
US20050172935A1 (en) Common rail injection system comprising a variable injector and booster device
US20100006675A1 (en) Fuel injector with direct control of the injection valve member
JP2005531714A (ja) 噴射弁部材の運動による圧力増幅装置制御
US20050274828A1 (en) Fuel injector with multi-part injection valve member and with pressure booster
US6892703B2 (en) Boosted fuel injector with rapid pressure reduction at end of injection
US6675773B1 (en) Method and apparatus for performing a fuel injection
US6889659B2 (en) Fuel injector with pressure booster and servo valve with optimized control quantity
US7188782B2 (en) Fuel injector provided with a servo leakage free valve
JP2005531711A (ja) 複数回噴射用の圧力増幅装置を備えた燃料インジェクタ
JP4173821B2 (ja) 内燃機関用の燃料噴射装置
JP2006503209A (ja) 内部で制御管路を有する増圧式燃料噴射装置
US7273185B2 (en) Device for attenuating the stroke of the needle in pressure-controlled fuel injectors
US7216815B2 (en) Control valve for a fuel injector comprising a pressure exchanger
JP2005513331A (ja) 内燃機関に用いられる燃料噴射装置
JP2003328898A (ja) 内燃機関用の燃料噴射装置
JP4714268B2 (ja) 燃料直噴式内燃機関のための燃料噴射装置
JP2004514826A (ja) 内燃機関用の燃料噴射システム
JP2006504040A (ja) 内燃機関に用いられる燃料噴射装置
JP4848047B2 (ja) 少なくとも1つの燃料インジェクタのための増圧システム
JP2006514217A (ja) 増圧器を備えた燃料インジェクタのための圧力調整装置を有する切換弁
US20070204837A1 (en) Fuel Injector With Multi-Part, Directly-Controlled Injection Valve Member

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090715