JP2005531006A - バイオチップホルダー及び流体の回収方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 相互汚染を避けるため、フラッシング及び排出流体の回収時にバイオチップを保持する装置を提供する。
【解決手段】 バイオチップホルダー(60)は、バイオチップ(10)を装入するための手段と、装入されたバイオチップと連通する真空ポート(66)と、真空ポートに接続された真空源とを備える。バイオチップ(10)のフラッシング液体は、バイオチップの相互汚染を防ぐために、真空力によって真空ポート(66)に引かれ、回収できる。かかるバイオチップから流体を回収する方法についても開示する。
【解決手段】 バイオチップホルダー(60)は、バイオチップ(10)を装入するための手段と、装入されたバイオチップと連通する真空ポート(66)と、真空ポートに接続された真空源とを備える。バイオチップ(10)のフラッシング液体は、バイオチップの相互汚染を防ぐために、真空力によって真空ポート(66)に引かれ、回収できる。かかるバイオチップから流体を回収する方法についても開示する。
Description
本発明は、バイオチップホルダー並びにバイオチップからの流体の回収方法に関する。
分子生物学の進展に伴って、生物学的基質又は反応の試験及び分析での大容量アッセイの使用及び必要性が劇的に増加している。既存の技術では、生物学的反応性試料液中の分子(標的分子として知られる)と生物学的反応サイトに含まれる分子(プローブ分子として知られる)との結合を利用する。結合は一般にバイオチップと呼ばれる装置で行われ、バイオチップは基板(一般にはガラス)の表面に生物学的反応サイトを1以上の規則的な微視的アレイに固定化したものである。生物学的反応サイトは、基板表面の個々の場所に、生物学的試薬を含有する少量の流体を分注することによって作り出すことができる。従来のアッセイは元々は研究所で開発され、高度熟練者によって実施されていた。こうした手順を診断のような臨床用途、科学捜査その他の用途に適応させるため、熟練度の劣るオペレータがアッセイを大量かつ厳密さの緩いアッセイ条件下で効果的に実施できる装置及び方法が必要とされている。
バイオチップはそれらの表面で生物学的反応を実施するのに好適に使用されるが、大半の既存の装置は、反応サイトのフラッシングのような一般的作業の際の取扱いが難しく、反応サイト間の相互汚染を生じることが多々ある。2以上のアッセイが行われるバイオチップは、好ましくは、反応サイト間の相互汚染を防ぐためフラッシングしてからその様々な層を除去する。典型的には、ピペットで反応チャンバのポートに適量のフラッシング流体を流し込み、上記第1のポートから離隔した反応チャンバの第2のポートから流体を排出させる。フラッシングプロセスは、排出流体がスライドの端から溢れることがあり、しかも排出される流体が隣の反応チャンバのポートに入り込めば自ずと相互汚染を生じかねないという点で面倒である。相互汚染のおそれを低減するため、排出される流体をできるだけ迅速かつ効率的に除去するのが望ましい。
さらに、様々な層の除去にはある程度の力が必要とされるが、その力に抗するためバイオチップ全体を保持しなければならない。バイオチップは、端が尖っていることが多く、扱い難い形状と寸法を有していることもあるので、手で保持するのは難しい。除去時のスライドのぐらつきも、相互汚染或いはバイオチップの落下や損傷を起こしかねない。
本発明の一つの目的は、相互汚染を避けるため、フラッシング及び排出流体の回収時にバイオチップを保持する装置を提供することである。本発明の別の目的は、バイオチップのフラッシングの際に排出される流体の迅速かつ効率的な回収が可能な装置を提供することである。また、バイオチップの各種層の除去時に抵抗を与えるためバイオチップの保持手段を提供することも本発明の目的の一つである。本発明の別の目的は、バイオチップの各種層の除去時にバイオチップに加わる力に抗するための装置を提供することである。本発明のさらに別の目的は、バイオチップのフラッシング時に排出される流体を回収する方法を提供することである。
バイオチップの取扱い及び使用に関する本発明を理解するには、バイオチップの構造の簡単な説明が役立つ。本発明での使用に適したバイオチップの例は、国際公開第01/54814号に開示されている。
従来技術の図1を参照すると、バイオチップ6は概して基板10(ガラス、金属、プラスチック又はセラミックなど)を備えており、その上に活性物質が置かれる。反応チャンバ12は、各反応サイト又はアッセイが位置する特定の領域を画成する。可撓性層(図示せず)が各反応チャンバの上に設けられる。可撓性層は好ましくは、反応チャンバの容積からの水の蒸発を避けるため液体不透性である。さらに、ラベル層18が可撓性層の外面に設けられる。ラベル層は、様々な反応チャンバ及びそれらの内容物を識別及び区別するために用いられ、後でバイオチップから取り除かれる。
各反応チャンバは一般に入口ポート14と出口ポート16も備えている。ポート14及び16は、入口ポート14に導入された流体が反応チャンバ12に流入し、最終的に出口ポート16から流出するように、基板10上で反応チャンバ12の近傍に反応チャンバ12と連通して配置される。かかるポートは好ましくはプラスチックピペット先端が入り込める形状に賦形される。ポートは好ましくは、入口ポート14と出口ポート16が反応チャンバ12の両端に位置し、導入された液体が反応チャンバ全体に流れるように配置される。これらのポートは試料流体又は洗浄液の導入に使用できる。流体は、入口ポート14に導入され、出口ポート16を通して排出される。反応チャンバ12の容積が限られているので、流体の流れは通例入口ポート14に流体を継続的に導入することによって生じる。従来のシステムでは、流体は、バイオチップの縁から乱雑に溢れたり、他の反応チャンバ又はポートに流れ込んで、相互汚染を生じた。
本発明では、相互汚染を生じるのを防ぐため、バイオチップの出口ポートからのフラッシング流体の流れをとフラッシング流体の回収を促進するバイオチップホルダー及び方法を提供する。一般に、本方法及び装置では、反応チャンバの出口ポートの下方近傍に真空ポートを使用する。
一般に、図2〜図4(これらの図面で同じ符号は同様のの構造を表す。)に示すように、バイオチップホルダー装置60は、装置内にバイオチップ10を装入してしっかりと保持するための、例えば平行レール64のような装入手段を有する。装置60は、平行レール64のような装入手段に隣接して1以上の真空ポート66をさらに備えており、真空ポートは、装入手段にバイオチップが完全に挿入された時に(好ましくは1以上の出口ポート16の近傍で)バイオチップ6と連通する。出口ポート16を出た流体は真空ポート66に入る。真空ポート66は好ましくは出口ポート16の下方、つまり流体が重力によって出口ポート16に向かう位置にある。真空ポート66に入った流体は真空室68に流れ込むが、真空室68は好ましくは装置60の一部であり、真空ポート66と流体連通している。真空通路70が真空室68と連通していて、真空源(図示せず)による作用を受けて流体を真空室68から真空通路70を経て回収装置(図示せず)に引く。真空通路70は真空室68と流体連通し、真空室68は真空ポート66と流体連通し、真空ポート66はバイオチップ6の表面と流体連通しているので、真空源はバイオチップ6に(好ましくは出口ポート16の近傍で)作用し、流体をバイオチップホルダー装置から引いて装置外部で回収する。
真空通路70は真空源との連結部を装入可能で、こうすれば真空源が真空室68に作用する。好ましい実施形態では、真空通路70は、外部真空フラスコ(図示せず)とつながるチューブ接続用のねじ継手を装入できるねじ穴であり、これらは当技術分野で周知の技法である。真空フラスコに取付けられた真空源を作動すると、チューブに作用し、真空通路70を介して真空室68に作用する。真空室68を真空に引くと、真空ポート66に作用し、流体をバイオチップ6、特に出口ポート16の近傍から、真空ポート66を介して真空室68に向けて引く。
真空フラスコを介してバイオチップホルダーに作用する真空源は、フラッシング流体を出口ポート16近傍から真空ポート66に引いて真空室68へと導く。当業者には自明であろうが、流体は次いで好ましくは真空室68から真空通路70を経て吸引され、チューブを通して外部真空フラスコに至り、そこに留まって回収される。フラスコは好ましくは、真空フラスコを取外して中味を空けるまでに数個のバイオチップから流体を回収できる十分な容積をもつ。フラッシング流体の回収に外部真空フラスコを使用すると、回収した流体を空にするまでにフラッシングできるバイオチップの数が増し、回収した流体が漏れてバイオチップに逆流するおそれが低減する。
別法として、真空源を真空通路70に直接接続する場合或いは外部真空フラスコがない場合、真空室68にフラッシング流体を回収することもできる。そうした場合、真空通路70は、真空室68に流れ込んだ流体が重力によって真空室の底部に落下し、真空通路70を通して真空源に吸い込まれることが起こらないように配置される。そこで、真空室68は好ましくは、バイオチップ6の反応チャンバ12を適当な回数フラッシングしたときに真空室68を満杯とせずに流体を回収できる十分な容積をもつ。真空室68に溜まりすぎると、回収した流体が真空ポート66からバイオチップ6に溢れ出したり、真空通路70を塞いで、バイオチップからの流体の除去又は回収が阻害されかねない。真空室は好ましくは、使用後次の使用に移るまでの間又はフラッシングのため次のバイオチップの挿入前に、回収流体を空ける。
真空室68、装入手段及び真空ポート66を含め、バイオチップホルダー60の構成部品の大半は、好ましくは、化学物質の作用に耐性があって軽量であるプラスチックその他の材料で作られる。
図2及び図3に示す通り、本発明の一実施形態では、バイオチップホルダー装置60は概ねバイオチップ10を装入するための装入手段(好ましくは平行レール64)を有するベース62であり、流体が重力で出口ポートから流れ出ることができるようにバイオチップの出口ポート16は好ましくは入口ポート14の下方にある。ベース62はさらに、図3に示す通り、バイオチップ6と連通した1以上の真空ポート66を備える。流体は出口ポート16を出て真空ポート66に入る。真空ポート66も好ましくは出口ポート16の下方にある。真空ポート66に入った流体は、ベース62内部に設けられ、真空ポート66と流体連通した真空室68に流れ込む。好ましい実施形態では、ベースは、バイオチップ6の各出口ポート16に対して別々の真空ポート66を備える。真空ポート66は好ましくは、バイオチップが完全に挿入された時の出口ポート16の位置と整合し、流れ出す流体が真空室68に入るまでの移動距離を最小限にする。
図2に示す通り、バイオチップホルダー60のベース62は上面76と底面72を有する。底面72は実験台のような作業台に載る。上面76には、バイオチップをベース62に装入するための装入路74が平行レール64によって画成される。平行レール64は、バイオチップ6をベース62に装入する手段として働く。平行レール64は好ましくはベース62と一体化した溝であり、バイオチップ表面の大部分が露出してアクセスできるようにしながらバイオチップ6の縁部を装入するのに十分な長さと幅をもつ。その他の形態の装入手段もバイオチップホルダーに使用でき、例えば、特に限定されないが、バイオチップを配置できる挿入部、ばね式装置、タブ、スナップ、板ばね又は接着剤が挙げられる。装入手段は好ましくは、図2及び図3に示す通り、バイオチップが概ね露出されるように、ベース62の上面76に位置する。
平行レール64のような装入手段は好ましくは、バイオチップ6をベース62の底面72に対して所定の角度で保持する。なお、バイオチップが所定の角度をなすのが好ましいが、必須ではなく、本発明は、別の実施形態に示すように、バイオチップがベースの底面と略平行に保持されるバイオチップホルダーにも適用できる。好ましい実施形態では、バイオチップ6はベースの底面72と約10〜30°の角度、好ましくは約15〜25°の角度、最も好ましくは約20°の角度をなし、ベース62をテーブル又は作業台に設置した時にバイオチップ6自体が傾斜して、流体が重力によって真空ポート66に向かうようにする。バイオチップの傾斜は様々な方法で達成でき、例えば、特に限定されないが、装入手段又は平行レールをベース内で所望の角度の平面に置くこと、ベースの上面自体を傾けること、或いはベースの底面から傾いた平面にレールが位置するようにベースの構成部品を組立てることなどが挙げられる。
ベース62は、一つの連続品でもよいし、複数の構成部品からなるものでもよい。図3(同じ符号は同様のの構造を表す。)に示す実施形態では、ベース62は、底面72と底面に対して傾斜した境界面82とを有する傾斜ベース80、略矩形で傾斜境界面82の上に載置されるバイオチップレセプタクル84を始めとする多数の部品を含む。真空ポート66と真空室68が、ベース62のバイオチップレセプタクル84部に設けられる。ただし、平行レール64その他の装入手段を含めたベース62全体を一つの成形部品又は数個の部品から作り出すことも簡単にできる。
なお、フラッシング時にバイオチップ6を所定の角度で保持する場合、その角度はバイオチップから重力で流体が概して下方にある真空ポート66に向かって流れるようにするのが好ましい。ベースの底面72は重力の作用方向に略垂直な面にあることが多いので、バイオチップ6は好ましくはベースの底面72に対して鋭角に配置される。
図3に示す通り、ベース62における真空ポート66の位置は、バイオチップ6が装入路74及び平行レール64のような装入手段に完全に装入された時に、真空ポート66が好ましくは出口ポート16と整合し、流体が真空室68に入るまでの移動距離を最小限にする。真空ポート66は各出口ポート16毎に存在するのが好ましい。各出口ポート16からの流体の移動距離を最小限となり、回収がはかどり、相互汚染が防がれる可能性が高まるからである。真空ポート66と連通した真空源(図示せず)を適用すると、真空ポートを通しての流体の吸引が速まり、同じく相互汚染のおそれが減る。
図2及び図3に示す通り、真空室68は好ましくはベース62に一体に設けられる。真空室68は、真空ポート66と連通しており、真空ポートを介してバイオチップ6の表面と流体連通する。真空室68は真空通路70とも連通しており、真空通路70は好ましくは外部真空フラスコ(図示せず)を介して真空源につながる。真空源は真空フラスコを介してバイオチップホルダーに作用し、フラッシング流体を出口ポート16の近傍から真空ポート66に引いて真空室68に導く。当業者には自明であろうが、前述の通り、流体は次いで好ましくは真空室68から真空通路70を経て吸引され、チューブを通して外部真空フラスコに導かれ、そこに留まって回収される。
この好ましい実施形態の使用は以下の通り行われる。バイオチップホルダー60を作業台又は支持体表面に置く。フラッシングすべきバイオチップ6を、図2に示す通り、バイオチップホルダー60の平行レール64又は装入手段に挿入する。バイオチップが図3に示すようにホルダーに完全に挿入されたら、流体を入口ポート14に導入することによって各反応チャンバ12のフラッシングを行う。流体の導入によって、出口ポート16からフラッシング流体が排出される。排出された流体は好ましくは下方に向かって出口ポート16の近傍にある真空ポート66に流れ込む。真空源(図示せず)はホルダーの使用中いつでも作動できるが、好ましくは、排出される流体が真空ポート66以外の場所に流れ込む可能性を最小限にするため実際のフラッシングが起こる前に始動する。真空源は、真空室68及び真空ポート66に作用して、排出される流体を真空ポート66を通して真空室68へと迅速かつ完全に引き込む。流体は好ましくは、真空の力で真空通路70を介して外部真空フラスコに吸引し続け、フラスコに回収される。これは、各反応チャンバ12が十分に洗浄されるまで続けられる。その時点で真空源を切ればよく、所望に応じてバイオチップ6をバイオチップホルダー10から取外す。なお、本発明は、自動化システム及びマルチバイオチップ処理システムに使用するため適応又は修正することができる。
バイオチップホルダーは好ましくは複数の構成部品からなる。こうしたホルダーが好ましいのは、製作が容易であり、クリーニングが容易であり、実験台の上にバイオチップレセプタクルを平らに置いてローディングができ、バイオチップホルダー全体から分離したバイオチップレセプタクルを片手で保持しながらもう一方の手でバイオチップ自体から各種層を剥離できるという利点の1以上を有するからである。
図4に示すような本発明の別の実施形態では、バイオチップホルダー装置260は概して数個の連結及び積重ね部材からなる。同じ符号は同様の構造を表しており、好ましくは略矩形のバイオチップレセプタクル284は、バイオチップを適所にしっかりと保持する装入手段(図示せず)、好ましくはスナップ手段を備える。バイオチップレセプタクル284は、1以上の真空ポート266を有するポートプレート267の上に装着される。バイオチップレセプタクル284とポートプレート267は、真空室268と真空通路270とを有するチャンバープレート269の上に装着される。
バイオチップレセプタクル284は好ましくは矩形で、バイオチップ6の長さが収まる十分な幅をもつ。バイオチップレセプタクル284は好ましくは、図4に示す通り、レセプタクルの長さ方向に数個のバイオチップを同時に保持することができる。バイオチップレセプタクル284の底面285は、バイオチップ6をレセプタクル284に装入してしっかりと保持するための装入手段(図示せず)を備える。バイオチップを装入して保持するため、特に限定されないが、スナップ、ばね式装置、挿入部、タブ、板ばね又は接着剤を始めとする従来の装置を任意の数で有し得る。
バイオチップレセプタクル284は、上面283から底面285までバイオチップレセプタクル284の深さ全体を横断する複数の穴を備える。穴には、入口穴287と出口孔289がある。バイオチップは、バイオチップの上面及びその入口ポート14と出口ポート16がそれぞれバイオチップレセプタクル284の底面285の入口穴287と出口孔289と整合するように、バイオチップレセプタクルの装入手段に挿入される。その状態で、各入口穴287はバイオチップ6の各入口ポート14と位置が整合し、各出口孔289は各出口ポート16と位置が整合する。流体の導入は、好ましくはピペット200によって、バイオチップ6の入口ポート14へとつながる入口穴287を通して行われる。
ポートプレート267も好ましくは矩形であり、レセプタクル284がポートプレート267上に好適に載置できるように、バイオチップレセプタクル284と同様の寸法を有する。レセプタクル284がポートプレート267上に載置されると、プレートの真空ポート266は、レセプタクル284の出口孔289及びバイオチップの出口ポート16と略整列する。真空ポート266はポートプレート267の深さを横断する。好ましくは、エラストマー状コンタクトリング263を一般にバイオチップ側から真空ポート266に挿入して、真空ポート266とバイオチップ6とバイオチップレセプタクル284の間の封止性を高める。
チャンバープレート269も好ましくは矩形であり、レセプタクル284及びポートプレート267が真空プレート269上に好適に載置できるように、バイオチップレセプタクル284及びポートプレート267と同様の寸法を有する。真空プレート269は真空室268を備え、真空室268は好ましくはプレートにおける溝である。ただし、溝はチャンバープレートを貫通せず、チャンバープレート269に真空室268を生じる。真空室268は好ましくは、各真空ポート266が真空室268と流体連通し、出口ポート16からコンタクトリング263を経てチャンバーポート266に流れ込む流体が次いで真空室268に入るように設計される。真空室は真空通路270にも通じており、真空通路270は真空室268からチャンバープレート269を貫通する。真空通路は好ましくは外部真空フラスコ(図示せず)を介して真空源に通じる。
真空フラスコを介してバイオチップホルダー260に作用する真空源は、出口ポート16から出るフラッシング流体をコンタクトリング263を通して真空ポート266に引き、真空室268に導く。当業者には自明であろうが、前述の通り、流体は次いで好ましくは真空室268から真空通路270を経て吸引され、チューブを通して外部真空フラスコに導かれ、そこに留まって回収される。
この好ましい実施形態の使用は以下の通り行われる。1以上のバイオチップ6を、バイオチップ6の入口ポート14がレセプタクル284の入口穴287と整合し、出口ポート16が出口孔289と整合するように、バイオチップレセプタクル284の装入手段(図示せず)に挿入する。レセプタクル284を、次いでレセプタクル284の穴287及び289がバイオチップ6のポート14及び16、コンタクトリング263、真空ポート266及び真空室268と整合するように、チャンバープレート268上のポートプレート267上に載置する。組立てたら、入口ポート14に流体を導入して各反応チャンバ12のフラッシングを各反応チャンバのによって行われる。流体は好ましくはピペット200によって入口ポート14につながる入口穴287を通して導入される。
流体の導入によって、出口ポート16からフラッシング流体が排出される。出口孔289によってバイオチップ6の出口ポート16近傍の空気が入り込める。出口孔289から入る空気は、空気が出口ポート16の上方を通過する際に気流速度を増し、一緒に流体を真空ポート266に向けて引き込む。そのため、前の実施形態で好ましいとされるような流体をポートから引き出すための重力に関してバイオチップを傾斜させる必要がなくなる。真空源(図示せず)はホルダーの使用中いつでも作動できるが、好ましくは、排出される流体が真空ポート266以外の場所に流れ込む可能性を最小限にするため実際のフラッシングが起こる前に始動する。真空源は、真空室268及び真空ポート266に作用して、排出される流体を真空ポート266を通して真空室268へと迅速かつ完全に引き込む。流体は好ましくは、真空の力で真空通路270を介して外部真空フラスコに吸引し続け、フラスコに回収する。これは、各反応チャンバ12が十分に洗浄されるまで続けられる。その時点で真空源を切ればよく、所望に応じてバイオチップ6をバイオチップホルダー260から取外す。なお、本発明は、自動化システム及びマルチバイオチップ処理システムの多数のアレイに使用するため適応又は修正することができる。
本発明はさらに、バイオチップから流出するフラッシング流体を回収する方法を含む。バイオチップ6を最初にバイオチップホルダー60の好ましくは平行レール64のような装入手段に挿入する。次いで適当な液体を入口ポート14に挿入してバイオチップ6をフラッシングする。出口ポート16から排出された流体は、真空通路70を介して真空室68に作用する真空源によって生じた力で、真空室68と連通する真空ポート66に向けて引かれる。流体は、好ましくはホースで真空通路に接続した外部真空フラスコ又は真空室自体に回収される。
フラッシング流体の回収に加えて、バイオチップホルダー60は追加の機能及び用途を有する。バイオチップホルダーには、バイオチップのフラッシング中或いはフラッシング後のラベル層及び/又は可撓性層の除去を始めとするバイオチップの取扱い中に、バイオチップが誤って滑り落ちないようにするための保持手段が組み込まれている。各種層の除去にはある程度の力が必要であり、バイオチップを手で保持したときに行うのは面倒でしくじることがある。バイオチップホルダー60は、図2に示す通り、保持手段90を備えており、バイオチップ6をバイオチップホルダー60に保持し、フラッシング及び取扱い時にバイオチップに張力をかける。ラベル層又は可撓性層の除去に要する力は、ユーザーによるバイオチップの取外しが困難となるほど大きくないが、フラッシング及び各種層の除去時にバイオチップをしっかりと保持し、誤ってホルダーから脱落しないような十分な大きさとすべきである。かかるニーズに応える一つの方法は、力が平行レール64の平面に平行に加えられた場合にはラベルの除去に要する力が保持手段の摩擦力を上回るようにして、各種層の剥離は平行レール64に対して所定の角度で行わなければならないようにすることである。
保持手段90は、バイオチップを装入手段又は平行レール64に完全に挿入してその定位置に保持した状態でバイオチップ6とつながる。従って、保持手段90は好ましくは、ベース62の上面76の装入手段内もしくはその近傍又は装入路74内に位置する。好ましい保持手段の一つは保持ローラー92であり、これは円筒ころ(図示せず)の周囲にOリング94を装着したものである。図2に示す通り、装入手段又は平行レール64で画成される装入路74は好ましくは1以上の凹部96を備えており、ここに保持ローラー92が挿入される。次いでローラーの周囲にOリング94が装着される。Oリング94を装着したローラーは、装入路の端部近くでバイオチップ基板10の底面と0.014インチの接触面が得られるように、バイオチップホルダー60の装入路74の凹部96に配置される。
他の保持手段も可能であり、例えば、装入手段又は平行レール64への入口をブロックすること、クリップ又は板ばねやスナップのような弾力材で保持手段を装入手段と一体化すること、バイオチップをクランプ又はばね式装入手段その他同様の手段で適所に押し込むことなどが挙げられる。保持手段は装入手段と連係して、好ましくは、あらゆる方向の力に抗して、バイオチップを(垂直に)持ち上げてもホルダーからは取り外せず、水平に滑らせてホルダーから取り外すにもせない。保持手段は、各種層を除去する際の力に抗するには十分であるが、所望時にバイオチップの除去に問題を生じるほど強くすべきではない。
本発明の好ましい実施形態に関する以上の説明は、例示及び説明のためのものであり、すべての形態を網羅したものでも、開示した実施形態そのものに本発明を限定するものでもない。本発明の範囲は明細書によって限定されべきではなく、特許請求の範囲によって規定されるべきである。
10 バイオチップ
60 バイオチップホルダー
66 真空ポート
60 バイオチップホルダー
66 真空ポート
Claims (28)
- バイオチップの装入手段と、
真空源と、
真空源をバイオチップの表面に接続する1以上の真空ポートと
を備えるバイオチップホルダー。 - バイオチップホルダーが底面を有するベースをさらに備えており、装入手段がバイオチップをベースの底面に対して鋭角に配置する、請求項1記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップが、ホルダーへのバイオチップ装入時に1以上の真空ポートと整合する1以上の出口ポートを有する、請求項1記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップが複数の出口ポートを有しており、バイオチップホルダーが複数の真空ポートを有しており、ホルダーへのバイオチップ装入時に当該複数の出口ポートと真空ポートの位置が整合する、請求項1記載のバイオチップホルダー。
- 装入手段が平行レールを備える、請求項1記載のバイオチップホルダー。
- 底面及びバイオチップ装入用の平行レールを有するベースであって、平行レールがバイオチップをベースの底面に対して水平又は所定の角度に配置するベースと、
真空源と、
ベースに配置され、真空源をバイオチップの表面に接続する1以上の真空ポートと
を備えるバイオチップホルダー。 - バイオチップがベースの底面に対して鋭角をなす、請求項6記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップがベースの底面に対して約20°の角度をなす、請求項6記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップの装入手段と、
バイオチップの表面と連通する1以上の真空ポートと、
1以上の真空ポートと連通する真空室と、
真空室と連通する真空通路と、
真空通路を介して真空室と接続する真空源と
を備えるバイオチップホルダー。 - 底面を有するベースをさらに備えていて、ベースが装入手段を有し、装入手段がバイオチップをベースの底面に対して水平又は所定の角度に配置する平行レールを備える、請求項9記載のバイオチップホルダー。
- 真空通路と連通した外部真空フラスコをさらに備えていて、外部真空フラスコにバイオチップからの流体を回収する、請求項9記載のバイオチップホルダー。
- 真空源が、真空室及び1以上の真空ポートを介してバイオチップに作用する、請求項9記載のバイオチップホルダー。
- 装入手段を有するバイオチップレセプタクルをさらに備える、請求項9記載のバイオチップホルダー。
- 1以上の真空ポート及びバイオチップと接するコンタクトリングをさらに備える、請求項9記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップの装入手段を有するバイオチップレセプタクルであって、1以上の出口孔を有するバイオチップレセプタクルと、
出口孔及びバイオチップと連通する1以上の真空ポートを有するポートプレートと、
真空通路及び1以上の真空ポートと連通する真空室を有するチャンバープレートと
を備えるバイオチップホルダー。 - 1以上の真空ポート及びバイオチップと接するコンタクトリングをさらに含む、請求項15記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップの装入手段と、
装入時にバイオチップに真空を適用する手段と
を備えるバイオチップホルダー。 - 底面を有するベースをさらに備えていて、ベースが、バイオチップをベースの底面に対して水平又は所定の角度に配置する装入手段を有する、請求項17記載のバイオチップホルダー。
- 装入手段が平行レールを備える、請求項17記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップに真空を適用する手段が、バイオチップと連通する1以上の真空ポートと、1以上の真空ポートと連通する真空源とを備える、請求項17記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップの装入手段と、
装入手段内にあるバイオチップに真空を適用する手段と、
バイオチップから流体を回収する手段と
を備えるバイオチップホルダー。 - 流体を回収する手段が、バイオチップホルダーと連通する外部真空フラスコを備える、請求項21記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップの装入手段と、
真空源と、
真空源をバイオチップの表面に接続する1以上の真空ポートと、
装入手段に近接した保持ローラーであって、バイオチップに抵抗を加える保持ローラーと
を備えるバイオチップホルダー。 - 底面を有するベースをさらに備えていて、ベースがバイオチップをベースの底面に対して水平又は所定の角度に配置する装入手段を有し、装入手段が平行レールを備え、平行レールがベースに装入路を画成し、装入路が保持ローラーの挿入される凹部を有し、保持ローラーが円筒ころとOリングを備える、請求項23記載のバイオチップホルダー。
- 保持ローラーがバイオチップと0.014インチの接触面を有する、請求項24記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップの装入手段と、
装入手段内のバイオチップに真空を適用する手段と、
バイオチップホルダー内のバイオチップを保持する手段と
を備えるバイオチップホルダー。 - 保持手段が保持ローラーを備える、請求項26記載のバイオチップホルダー。
- バイオチップから排出されるフラッシング流体を回収する方法であって、
バイオチップをバイオチップホルダーに挿入し、
バイオチップの入口に流体を導入してバイオチップをフラッシングし、
バイオチップの出口ポートから排出される流体を、真空ポートと連通した真空源による作用を受ける真空ポートに引き、
排出された流体を、真空ポートと連通した外部真空フラスコに回収する
ことを含んでなる方法。
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