JP4104770B2 - 試験片保持部材およびこれを用いた余剰試料液除去装置 - Google Patents

試験片保持部材およびこれを用いた余剰試料液除去装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、試験片に付着した余剰の試料液を除去するように構成された試験片保持部材およびこれを用いた余剰試料液除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、尿検査において、尿に含まれるグルコース、タンパク質、潜血、ケトン体、ビリルビリンの濃度、あるいは尿のpHなどの複数の項目を一括して簡易に測定する方法として、短冊板状の基材の上面に複数の試薬パッドを並設してなる試験片を試料液としての尿に浸漬させ、各試薬パッドの呈色度合いを測定する方法がある。
【0003】
このような方法を採用する自動または半自動の検査装置は、尿に浸漬した試験片を自動または手動で所定の試験片保持部上に載置し、各試薬パッドが一定の呈色反応を終えた時点で各試薬パッドの呈色度合いが光学的に検出されるようになっている。この場合、尿に浸漬した後の試験片を試験片保持部に載置した段階で、試験片に付着した余剰の尿をすみやかに除去する必要がある。
【0004】
その理由の第1は、検査項目によっては、試薬パッドに付着した尿の量によって反応の進行速度が異なることから、検査の精度を確保するためには、常に一定量の尿を試薬パッドに付着させるのが好ましいからである。とくに、グルコースの濃度検査の場合、余剰尿の量によって測定結果が大きく異なってしまう。これは、試薬との反応に酸素が必要なため、試薬パッドの水分量により反応の進行が大きく左右されるためと考えられる。
【0005】
その理由の第2は、通常、1枚の試験片に複数の検査項目を測定するための複数の試薬パッドが設けられているため、余剰尿に溶出した試薬が隣接する試薬パッドに付着する可能性があり、このような場合、正確な検査結果が得られないからである。
【0006】
その理由の第3は、複数枚の試験片を連続的に検査装置で検査をする場合、1の試験片に付着していた余剰尿がこの試験片を取り除いた後にも試験片保持部に残存し、この残存尿が次に試験片保持部に載置された新たな試験片ないしこの試験片に付着させられていた尿を汚染することがあり、この場合にもやはり、正確な検査結果が得られないからである。
【0007】
そこで、自動または半自動の尿検査装置は、通常、試験片に付着した余剰尿を除去するための装置を具備している。
【0008】
図10は、従来の余剰尿除去装置aの一例を示している。試験片保持部材bの上面には、試験片Sの幅と対応した幅の溝cが形成されている。この溝cは、底面c1 と、この底面の両側縁から立ち上がる側壁c2 ,c2 とによって形成されており、底面c1 が試験片載置面を構成するとともに、側壁c2 ,c2 は試験片Sを試験片載置面に載置する際のガイドの役割と、試験片Sが幅方向にずれ動かないように規制する役割とを果たす。そして、溝cの底面c1 には、その幅方向両側部位に、スリットまたは孔dが開口させられており、このスリットまたは孔dは、試験片保持部材bの底部に接続した可撓性のチューブeを介して図示しない吸引ポンプに連通させられている。
【0009】
尿中に浸漬されて全体が尿で濡れた試験片Sが試験片保持部材b上に載置されると、吸引ポンプが作動し、溝cの底面c1 から余剰尿を吸い出す。このとき、溝cの幅方向両側部位に開口させられたスリットまたは孔dから余剰尿が吸い出されるので、試験片Sの上面に付着している余剰尿が速やかに試験片Sの両側縁と側壁c2 ,c2 とのすきまを通って吸い出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の余剰尿除去装置は、吸引ポンプによる強制的なものであるので、試験片Sに付着する余剰尿は確実に除去されるし、また、試験片保持部材b上に前回検査の試験片に付着していた尿が残留する程度が減じられる。
【0011】
しかしながら、上記従来の余剰尿除去装置aは、吸引ポンプないしこの吸引ポンプと試験片保持部材bをつなぐ可撓性チューブe、さらには、吸引された余剰尿を貯留する容器等の付属物が必要となるので、このことが検査装置のコスト上昇の要因となる。また、吸引ポンプ、可撓性チューブ、ないしは余剰尿貯留容器を一定期間ごとに洗浄する等のメインテナンスが面倒である。
【0012】
本願発明は、上記したような事情のもとで考え出されたものであって、上面に複数の試薬パッドを備えた短冊板状の試験片を用いる検査装置において、吸引ポンプ等の付属物を必要とすることなく、試験片に付着する余剰の試料液を効果的に除去することができ、しかもメインテナンスが容易な余剰試料液除去機能を付与することをその課題としている。
【0013】
【発明の開示】
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0014】
すなわち、本願発明の第1の側面によれば、試験片保持部材が提供される。この試験片保持部材は、長手方向に延びる上面部と、幅方向両側の側面部とを備えており、上面部には、その長手方向に延び、かつ試験片の幅と対応する幅を有する底面と、この底面の両側縁から立ち上がる左右の起立壁とから構成される試験片保持溝が形成されているとともに、この試験片保持溝の左右の起立壁のそれぞれの内面には、上下方向に延びる複数の溝が形成されており、かつ、この複数の溝の下端は、各溝と対応するようにして試験片保持溝の底面の側縁部に開口させた孔を介して左右の側面部に連通させられていることを特徴としている。この試験片保持部材は、好ましくはABS樹脂等を用いた樹脂成形によって得られ、その表面は、成形直後に表面に付着する離型材を除去して一定の親水性が与えられる。
【0015】
この試験片保持部材は、後記する外套と組み合わせて余剰試料液除去装置を構成し、尿検査装置等に組み込まれる。試験片保持部材の試験片保持溝には、試料液としての尿に浸漬した試験片が一定のタイミングで載置される。この時点での試験片は、各試薬パッドの適正な呈色反応に必要な量を超える余剰の尿が付着して濡れた状態にある。しかしながら、試験片保持溝の左右の起立壁の内面には上下方向の複数の溝が形成されており、しかも、この溝は試験片保持溝の底面に開口させられている孔を介してこの試験片保持部材の側面部に連通させられているので、上記の余剰の尿は、まず、毛管現象によって左右の起立壁の溝に吸い取られ、かつ、こうして吸い取られた余剰の尿は、試験片保持溝の底面の孔を介して保持部材の側面部に伝って重力によって流れ落ちる。試験片保持溝の底面の孔は、底面の側縁部に形成されており、しかも、起立壁の内面の各溝と対応させられた複数の孔であるので、この孔もまた毛管現象による吸い取り作用を発揮する。したがって、余剰尿は、試験片と起立壁との間のすきまに溜まろうとすることなく、すみやかに試験片保持部材の側部に導出され、また、測定済の試験片を取り除いた後においても、不要な尿が試験片保持溝の底面に残ることがなくなる。このようなことから、本願発明に係る試験片保持部材は、吸引ポンプやホース等の付属物を必要とすることなく、試験片に付着した余剰の試料液を効果的に除去することができる。しかも、この試験片保持部材は、樹脂成形によって形成しうる簡単な構造であるので、たとえば丸洗いによる洗浄をすることも可能であり、メインテナンスがきわめて容易である。
【0016】
好ましい実施の形態においては、試験片保持部材の左右の側面部には、それぞれ上下方向に延びる複数の側面溝が形成されており、各側面溝の上端は、試験片保持溝の底面の側縁部に開口させた上記孔にそれぞれ連通させられている。
【0017】
好ましい実施の形態においてはさらに、試験片保持溝の左右の起立壁の内面に形成された上記複数の溝、試験片保持溝の底面の側縁部に開口させた上記複数の孔、および、左右の側面部に形成された上記複数の側面溝は、それぞれ同一ピッチで形成されている。
【0018】
好ましい実施の形態においてはさらに、試験片保持溝の左右の起立壁の内面に形成された上記複数の溝の幅、試験片保持溝の底面の側縁部に開口させた上記複数の孔の幅、および左右の側面部に形成された上記複数の側面溝の幅は、互いに等しく、かつ、 0.4〜 1.0mm、好ましくは 0.6〜 0.8mmに設定されている。
【0019】
このような実施形態に係る試験片保持部材は、上記のように試験片保持溝の起立壁内面の複数の溝、および各溝と対応するように試験片保持溝の底面に開口させられた孔が毛管現象によって試験片の余剰試料液を吸い取るだけではなく、側面部に形成した側面溝もまた毛管現象による吸い出し作用を発揮する。側面溝は上下方向にある程度の長さを持たせることができるので、毛管現象による余剰試料液吸い出し容量が大きくなる。したがって、試験片保持溝に載置された試験片に対する余剰試料液除去効果がさらに高まるとともに、この試験片を用いた測定を繰り返し行なっても、余剰試料液除去効果が低下することはない。
【0020】
好ましい実施の形態においてはまた、側面視において上記側面部の幅が下方に向かうほど縮小している。
【0021】
このように構成すれば、試験片保持部材の側面部を伝い落ちる余剰の試料液を試験片保持部材の下部の一定箇所に導くことができるので、その排出を容易に行なえる。
【0022】
本願発明の第2の側面によれば、上記試験片保持部材を用いた余剰試料液除去装置が提供され、この余剰試料液除去装置は、上記試験片保持部材をその上面部が露出するようにして収納する外套体をさらに備え、この外套体の底部には余剰試料液排出孔が開口させられていることを特徴としている。
【0023】
このような余剰試料液除去装置によれば、上記したように試験片保持部材による優れた余剰試料液除去作用を期待できるほか、試験片保持部材のとくに側面部に付着する余剰試料液が周囲に飛散して尿検査装置等の内部機構を汚すといったことがなく、余剰試料液を適正に排出することができる。また、外套体は、試験片保持部材を入れ子状に収容する単純な容器の形態とすることができるので、樹脂成形によって容易に形成することができ、試験片保持部材と同様、丸洗いによる洗浄も可能であるので、メインテナンスがすこぶる容易である。
【0024】
本願発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行なう詳細な説明から、より明らかとなろう。
【0025】
【好ましい実施の形態】
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照しつつ具体的に説明する。図1は本願発明に係る余剰試料液除去装置1の一実施形態の分解斜視図、図2は分解側面図、図3は平面図、図4は試験片保持部材の一部拡大平面図、図5は図4のV−V線断面図、図6は図4のVI−VI線断面図である。
【0026】
これらの図に示されるように、本願発明に係る余剰試料液除去装置1は、試験片保持部材2と、この試験片保持部材2をその上面部の試験片保持溝20を臨ませるようにして収容する外套体3とによって構成される。
【0027】
試験片保持部材2は、図1および図2によく表れているように、上面部に長手方向に延びる試験片保持溝20が形成された、全体として所定の幅方向厚みをもった板状の部材であり、たとえばABS樹脂等を用いた樹脂成形によって得ることができる。上面に形成された試験片保持溝20は、試験片Sの平面的な形状と対応してこれを収容保持できる形態となっている。試験片Sは、通常、プラスチックの短冊板Sbの上面に、試料液に接触して所定の呈色反応を行なう複数の試薬パッドs1,2,s3 …が並設されたものであり、たとえば、尿検査用の試験片Sの場合、グルコース、タンパク質、潜血、ケトン体、ビリルビリンの濃度、あるいは尿のpHなどの項目を各別に測定しうる複数の試薬パッドs1,2,s3 …が設けられる。
【0028】
図1、図4ないし図6に良く表れているように、試験片保持溝20は、試験片Sの幅と対応した幅と、長さとをもつ底面21と、この底面の両側端縁から立ち上がる左右の起立壁22,22とで構成される。本実施形態においてこの起立壁22,22の上面は、内方に傾斜するガイド面22a,22aとなっており、このガイド面22a,22aは、試験片Sを保持溝20内に落とし込む機能を果たす。
【0029】
さて、本願発明においては、まず、上記試験片保持溝20を形成する左右の起立壁22,22の内面に、上下方向に延びる複数の溝41が形成される。この溝41の幅は、たとえば、 0.4〜 1.0mm、好ましくは 0.6〜 0.8mmとされ、図に示す実施形態においては、これらの溝41は、図5に良く表れているように、起立壁22の厚み方向にその外面まで貫通させられている。この溝の幅が上記より狭いと、樹脂成形による溝41の形成が困難となる。また、上記より広いと、後記する毛管現象による余剰試料液吸引作用を効果的に発揮することができなくなる。また、溝41と溝41との間の突条の幅は、樹脂成形を問題なくなしうる限りにおいて、できるだけ細幅とされる。なお、毛管現象をより効率よく発揮させるには、溝41は、その深さ寸法を幅寸法より大とすることにより、その断面積を高めることが望ましい。この点は、後記する保持部材側面部の側面溝43についても同様である。
【0030】
次に、本願発明においては、上記試験片保持溝20を形成する底面21に、上記左右の起立壁22,22に形成した複数の溝41のそれぞれと対応してこれらに連通する複数の孔42が設けられる。これらの孔42はまた、試験片保持部材2の側面部24,24に連通させられている。これらの孔42の幅は、上記起立壁22,22の溝41の幅と同じである。本願発明において特徴的な点は、この孔42は、上記起立壁22,22の溝41と連通しつつ、試験片保持溝20の底面21の側縁部に開口している点である。
【0031】
そして、図に示す実施形態では、この試験片保持部材2の両側面部24,24にも、上下方向に延びる複数の側面溝43が形成されている。この側面溝43の溝幅は、上記起立壁22,22の溝41、および試験片保持溝20の底面21に形成された孔42の幅と同じであり、この孔42と連通させられている。そして、この側面溝43の深さは、樹脂成形を行ない得る範囲において、適正な深さに設定される。
【0032】
したがって、本実施形態においては、試験片保持部材2の上面部における試験片保持溝20の左右の起立壁22,22の内面に形成された溝41、保持溝20の底面21に形成された孔42、ないしこの試験片保持部材2の両側面部24,24に形成された側面溝43は、上下方向に一連につながった格好となる。
【0033】
また、この試験片保持部材2は、図1および図2に表れているように、側面視において、下方に向かうほど長手方向幅が縮小する形態となっている。
【0034】
一方、上記構成の試験片保持部材2をその上面部が露出するようにして収容する外套体3は、図1に良く表れているように、上記試験片保持部材2の外形と対応した収容空間を持った上に開放する容器の形態をもち、底部の最もすぼまった部位には、余剰試料液を外部に排出するための排出孔31が形成されている。この外套体3もまた、ABS樹脂等を用いた樹脂成形によって容易に形成することができる。
【0035】
上記のような試験片保持部材2およびこれを収容する外套体3からなる余剰試料液除去装置1は、図7に略示的に示すように、たとえば、尿検査装置5の試験片搬送機構51上に設置される。試験片搬送機構51は、試験片保持部材2の上面部を外部に露出させる進出位置と、試験片保持部材2の上面部を完全に装置内部に引き込む退動位置との間を適宜往復移動する。図7において符号52は、検査装置5の内部において、試験片S上の各試薬パッドs1,2,s3 …の呈色度合いを計測する光学センサを示す。
【0036】
次に、上記構成の尿検査装置5の動作および余剰試料液除去装置1の作用を説明する。
【0037】
余剰試料液除去装置1ないしその試験片保持部材2は、尿検査装置5の搬送機構51によって進出位置をとる。この状態において、試料液としての尿検体に浸漬した試験片Sを所定のタイミングで試験片保持部材上に載置する。この動作は、自動または手動によって行なわれる。このとき、試験片保持溝20を形成する左右の起立壁22,22の上面が内側に傾斜するガイド面22a,22aとなっているので、容易に試験片Sを保持溝20内に収容することができる。
【0038】
試験片Sが保持溝20内に載置された刹那においては、この試験片Sは、各試薬パッドs1,2,s3 …が所定の呈色反応をするに必要十分な量を超えた余剰尿で濡れた状態にある。しかしながら、試験片保持溝20の左右の起立壁22,22の内面に上下方向に延びる溝41が形成されているので、この溝41が毛管現象によって試験片Sの両側縁付近からこの試験片Sに付着する余剰尿を吸い取る。こうして吸い取られた余剰尿は、試験片保持溝20の底面21に開口する孔42通じて試験片保持部材2の両側面部24,24に伝い落ちるが、保持溝20の底面21に開口する孔42もまた、起立壁22,22に設けた溝41と同程度の幅の孔であるので、この孔42もまた毛管現象を発揮し、試験片Sの裏面両側部付近からも、この試験片Sに付着する余剰尿を吸い取る。さらに、この試験片保持部材2の両側面部24,24には、上記した起立壁22,22の溝41、試験片保持溝20の底面21の孔42と同等の幅をもった側面溝43が形成されているので、この側面溝43それ自体も毛管現象による余剰尿吸引力を助成する。これらのことが総合して、上記のように試験片保持溝20に載置された試験片Sの余剰尿は、速やかに除去される。しかも、側面溝43は、起立壁22,22の溝41や保持溝20の底面21の孔42に比較して上下方向に十分に長いので、毛管現象による余剰尿吸引容量が大きく、したがって、繰り返し検査を継続しても、余剰尿除去能力が経時的に低下するといったこともない。
【0039】
上記のようにして試験片保持部材2の側面溝24を伝い落ちる余剰尿は、この保持部材2の下縁に至るが、この保持部材2は側面視においてその長手方向幅が縮小するように構成されているから、余剰尿は、保持部材2の下縁を伝って最も低位となる一定部位に導かれる。一方、この試験片保持部材2は、これをすっぽり覆う外套体3に収容されているので、上記のように試験片保持部材2の側面溝43を伝い落ちる余剰尿が周囲に飛散して尿検査装置5の内部機構を汚すといったことはない。上記のようにして試験片保持部材2の最も低位となる一定部位に集められた余剰尿は、外套体3の下部排出孔31から排出され、尿検査装置5の底部に設置された受け皿(図示略)に落下させられる。
【0040】
このようにして余剰尿が除去された試験片Sは、試験片保持部材2上に載置されたまま搬送機構51によって尿検査装置5の内部に引き込まれ、試験片S上の各試薬パッドs1,2,s3 …の呈色度合いが光学センサ52によって順次測定される。測定を終えた試験片Sは、試験片保持部材2に載置されたまま搬送機構51によって進出させられ、オペレータにより、または自動的に次に測定するべき尿浸漬後の試験片Sと交換される。
【0041】
このように、試験片保持部材2に載置された試験片Sに付着する余剰の尿は比較的短時間のうちに効果的に除去されるので、試薬パッドs1,2,s3 …中の試薬が余剰尿に溶出して隣接する試薬パッドを汚染するといったことがなくなる。また、測定を終えた試験片Sを試験片保持部材2上から除去した後に試験片保持部材2上、とくに試験片保持溝20上に前回測定に係る余剰尿が残留するということも回避ないしは著しく軽減されるので、前回検査の尿によって次回検査の試験片Sが汚染されるといったことも回避ないしは著しく軽減される。
【0042】
図8は、上記実施形態に係る余剰試料液除去装置の余剰試料液除去機能の従来例との比較を表している。すなわち、図8に示すグラフは、尿中グルコース濃度の測定において、同じ試験片保持部材2を用い、低濃度検体(陰性検体)と高濃度検体(陽性検体)を数サンプルずつ交互に測定して得られた結果を示しており、第1〜第3番目に陰性検体を、第4〜第6番目に陽性検体を、第7〜第11番目に再び陰性検体を、第12〜第14番目に再び陽性検体を、第15〜第19番目に再度陰性検体を測定した結果を示している。グラフ中、符号Aは上記実施形態に係る余剰試料液除去装置を用いた場合の測定結果を、符号Bは図10に示した吸引式の余剰試料液除去装置を用いた場合の測定結果を、符号Cは従来の構造の試験片保持部材を用い、吸引を行なわなかった場合の測定結果を、それぞれ示している。
【0043】
符号Cのグラフにおいては、陽性検体の測定後、陰性検体を測定した場合、反射率があきらかに陰性を示す値よりも陽性側に低下している。これは、陽性検体の測定時に試験片保持部材2上に残る陽性検体が陰性検体の測定に影響を及ぼしていることを示している。これに対し、グラフAおよびBでは、陽性検体の測定後、引き続いて陰性検体の測定をしても、反射率の目立った低下はなく、陽性検体の残留ないしはその影響がほんどないことを示している。このことはすなわち、上記実施形態に係る余剰試料液除去装置1は、図10に示したポンプ吸引式の余剰試料液除去装置と同等の前液除去機能を発揮していることを示している。
【0044】
図9は、グルコース濃度の測定において、サンプル毎の測定のバラツキを上記実施形態に係る余剰試料液除去装置を用いた場合(図9(a) )と、図10に示した従来の余剰試料液除去装置を用いた場合 (図9(b))とで比較したものである。ここで特筆するべきは、高濃度サンプル(グルコース濃度1500mg/dl)の測定結果(反射率)のばらつきが、従来の装置では3.27であるのに対し、本願発明の上記実施形態に係る装置では、1.98と著しく改善されている点である。高濃度サンプルの場合、酵素反応に多量の酸素が必要なため、余剰尿の残留程度によって大きな測定ばらつきが生じるのであるが、上記実施形態に係る余剰試料液除去装置の場合、余剰尿の除去が、測定バラツキの面からみても、適正に行なわれていることになる。
【0045】
そして、上記実施形態に係る余剰試料液除去装置1は、樹脂成形によって形成しうる簡単な構成の試験片保持部材2および外套体3とによって構成され、吸引ポンプ等の付属物が不要であるので、コスト的に有利である。また、試験片保持部材2および外套体3は、丸洗い洗浄が可能であるので、メインテナンスもきわめて容易である。
【0046】
もちろん、この発明の範囲は上述した実施形態に限定されるものではない。上記の説明では、尿検査に関して説明したが、試料液に試験片を浸漬して試薬パッドに所定の反応を行なわせ、この反応結果をなんらかの手段で検出するあらゆる検査装置の試験片保持部に本願発明を適用しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る余剰試料液除去装置の一実施形態の分解斜視図である。
【図2】上記余剰試料液除去装置の分解側面図である。
【図3】上記余剰試料液除去装置の平面図である。
【図4】上記余剰試料液除去装置を構成する試験片保持部材の一部拡大平面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】上記余剰試料液除去装置が装備される尿検査装置の一例の模式的説明図である。
【図8】本願発明の作用を従来例と比較するために行なった測定結果を示すグラフである。
【図9】本願発明の作用を従来例と比較するために行なった測定結果を示す表である。
【図10】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 余剰試料液除去装置
2 試験片保持部材
20 試験片保持溝
21(試験片保持溝の)底面
22(試験片保持溝の)起立壁
24 側面部
3 外套体
31 排出孔
41 溝(起立壁の内面)
42 孔(試験片保持溝の底面)
43 側面溝(側面部)
5 尿検査装置
51 試験片搬送機構
52 光学センサ
S 試験片
1,2,s3 … (試験片の)試薬パッド

Claims (6)

  1. 長手方向に延びる上面部と、幅方向両側の側面部とを備えており、上面部には、その長手方向に延び、かつ試験片の幅と対応する幅を有する底面と、この底面の両側縁から立ち上がる左右の起立壁とから構成される試験片保持溝が形成されているとともに、この試験片保持溝の左右の起立壁のそれぞれの内面には、上下方向に延びる複数の溝が形成されており、かつ、この複数の溝の下端は、各溝と対応するようにして試験片保持溝の底面の側縁部に開口させた孔を介して左右の側面部に連通させられていることを特徴とする、試験片保持部材。
  2. 左右の側面部には、それぞれ上下方向に延びる複数の側面溝が形成されており、各側面溝の上端は、試験片保持溝の底面の側縁部に開口させた上記孔にそれぞれ連通させられている、請求項1に記載の試験片保持部材。
  3. 試験片保持溝の左右の起立壁の内面に形成された上記複数の溝、試験片保持溝の底面の側縁部に開口させた上記複数の孔、および、左右の側面部に形成された上記複数の側面溝は、それぞれ同一ピッチで形成されている、請求項2に記載の試験片保持部材。
  4. 試験片保持溝の左右の起立壁の内面に形成された上記複数の溝の幅、試験片保持溝の底面の側縁部に開口させた上記複数の孔の幅、および左右の側面部に形成された上記複数の側面溝の幅は、互いに等しく、かつ、 0.4〜1.0mm ある、請求項3に記載の試験片保持部材。
  5. 側面視において、上記側面部の幅が下方に向かうほど縮小している、請求項1ないし4のいずれかに記載の試験片保持部材。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の試験片保持部材をその上面部が露出するようにして収納する外套体をさらに備え、この外套体の底部には余剰試料液排出孔が開口させられていることを特徴とする、余剰試料液除去装置。
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