JP2005527610A - ナタネ用の殺真菌性種子処理剤 - Google Patents

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Abstract

殺真菌性の活性物質であるフルキンコナゾールはナタネ(Brassica napus)の種子処理に適している。

Description

本発明は種子処理剤としての活性物質フルキンコナゾール(fluquinconazole)の使用に関する。
フルキンコナゾール(BSI「一般名」)、IUPAC名称:3-(2,4-ジクロロフェニル)-6-フルオロ-2-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-キナゾリン-4(3H)-オン、Chemical Abstractでの名称:3-(2,4-ジクロロフェニル)-6-フルオロ-2-((1H)-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-4(3H)-キナゾリノン、CAS-RN:[136426-54-5]、このものは、子嚢菌類(Ascomycete)、不完全菌類(Deuteromycete)、および担子菌類(Basidiomycete)に属する広範囲の真菌を、栽培広葉樹および穀類の葉に適用することによって制御するための抗真菌活性物質として知られており、そのような真菌病としては例えば、リンゴの黒星病(Venturia inaequalis)およびうどん粉病(Podosphaera leucotricha)、ぶどうの樹のぶどううどん粉病(Uncinula necator)、コムギのさび病(Puccinia種)および葉枯病(Septoria種)、サトウキビのサーコスポラによる病害(Cercospora)、エリシフェによる病害(Erysiphe)、およびその他のもの、ならびにナタネ、核果(stone fruit)、およびその他の栽培物の他の経済的に重要な真菌病が挙げられる。葉への適用に加えて、この活性物質をコムギおよびオオムギで、例えば立枯病菌(Gaeumannomyces graminis var tritici)などの穀類の立ち枯れ病の土壌由来の特定の真菌病原体に対して種子を処理することによって、穀物のいくつかの真菌性の病気を制御する効果を有することも示されている(The 1998 Brighton Conference - Pests and Diseases, Section 9A-3, pp.907-912およびSection 4D-2, pp.301-302)。
本発明の目的は活性物質フルキンコナゾールのさらに新たな適用領域を見出すことであった。
ナタネの種子の処理にフルキンコナゾールを用いることによってナタネの初期成長を促進させることができたこと、またさらに、特にナタネの葉に現れる植物病原性の真菌に対する長期間の防御を行い得たことは驚くべきこととである。
従って、本発明の対象はナタネの種子の処理にフルキンコナゾールを使用することである。
本発明は、ナタネにおける真菌病害の防除を経済的および生態学的に利点のある方法で行うことを可能とするのみならず、植物の健康と活力の改善をもたらすものである。
本発明ではフルキンコナゾールは一般的には種子1キログラムあたり活性物質を0.001gから50g、好ましくは0.01gから10g、特に好ましくは0.1gから5gの濃度で用いられる。
この場合フルキンコナゾールは直接的に、または製剤化された製品として用いることができる。製剤化された製品中のフルキンコナゾールの濃度は一般的には活性物質が0.1〜90重量%、好ましくは1〜60重量%、特に好ましくは5〜30重量%である。
さらに、活性物質として、または製剤化された製品として、フルキンコナゾールは種子の処理(種子のドレッシングと同義)に適した添加物とともに用いることもできる。
本発明のさらに別の対象は、ナタネの種子の処理のためのフルキンコナゾールの使用であり、その際フルキンコナゾールは適切な添加剤と組み合わせる。
フルキンコナゾールとの混合物中で用いることのできる一般的な成分は全て添加物と見なすことができ、そのようなものとしては例えば、染料、湿潤剤、分散剤、乳化剤、消泡剤、保存剤、乾燥遅延成分、凍結防止剤、二次増粘剤、溶剤、固着剤(adhesive)、および生分解性ポリマーなどがある。
そのような目的に用いる一般的な染料はフルキンコナゾールと組み合わせることのできる染料となりうるものと考えられる。水に難溶性の染料および水溶性の染料の双方ともに用いることができる。例として、Rhodamin B、C.I. Pigment Res 112、およびC.I. Solvent Red 1という名称で知られている染料を挙げることができる。
農薬として活性な物質を製剤化するために通常用いられる湿潤化促進物質は、フルキンコナゾールと組み合わせることのできる湿潤剤となりうるものと考えられる。用いるのに好ましいものは、ジイソプロピルまたはジイソブチルナフタレンスルホネートなどのアルキルナフタレンスルホネートである。
農薬として活性な物質を製剤化するために通常用いられる非イオン性、陰イオン性、および陽イオン性分散剤は、フルキンコナゾールと組み合わせることのできる分散剤および/または乳化剤となりうるものと考えられる。用いるのに好ましいものは、非イオン性もしくは陰イオン性の分散剤、または非イオン性もしくは陰イオン性分散剤の混合物である。適切な非イオン性分散剤としては、特にエチレンオキサイド−プロピレンオキサイドブロックポリマー、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、およびトリスチリルフェノールポリグリコールエーテル、ならびにそれらのリン酸化または硫酸化誘導体が挙げられる。適切な陰イオン性分散剤としては、特にリグニンスルホネート酸、ポリアクリル酸塩、およびアリールスルホネートホルムアルデヒド縮合物が挙げられる。
農薬として活性な物質を製剤化するために通常用いられる消泡性物質は、フルキンコナゾールと組み合わせることのできる消泡剤として含有させることができる。用いるのに好ましいものは、シリコン消泡剤およびステアリン酸マグネシウムである。
農薬中に保存剤の目的で用いることのできる物質は全て、フルキンコナゾールと組み合わせて保存剤として用いることができる。例としては、ジクロロフェン、およびベンジルアルコールヘミホルマルが挙げられる。
農薬中に乾燥遅延成分および凍結防止剤として用いることのできる物質は全て、フルキンコナゾールと組み合わせて乾燥遅延成分、および凍結防止剤として用いうるものと考えられる。好ましいと考えられるものは、グリセロール、エタンジオール、プロパンジオールおよび種々の分子量のポリエチレングリコールのような多価アルコールである。
農薬中に二次増粘剤として用いうる物質は全て、フルキンコナゾールと組み合わせて二次増粘剤として用いうるものと考えられる。好ましいと考えられるものは、セルロース誘導体、キサンタン、改良された粘土(modified clay)、および高分散シリカである。
農薬中に用いられ得る有機溶媒は全て、フルキンコナゾールと組み合わせて溶媒として用いうるものと考えられる。好ましいと考えられるものは、メチルイソブチルケトンおよびシクロヘキサノンなどのケトン、ジメチルホルムアミドなどのアミド、さらにN-メチルピロリドン、N-オクチルピロリドン、N-ドデシルピロリドン、N-オクチルカプロラクタム、N-ドデシルカプロラクタム、およびγ-ブチロラクトンなどの環状化合物、ジメチルスルホキシドなどの強い極性を有する溶媒、キシロールなどの芳香族炭化水素、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、アジピン酸ジブチル、酢酸ヘキシル、酢酸ヘプチル、クエン酸トリ-n-ブチル、フタル酸ジエチル、およびフタル酸ジ-n-ブチルなどのエステル、エタノール、n-およびi-プロパノール、n-およびi-ブタノール、n-およびi-アミルアルコール、ベンジルアルコール、および1-メトキシ-2-プロパノールなどのアルコールである。
種子処理剤に通常用いられる結合剤は全て、フルキンコナゾールと組み合わせて固着剤として用いうるものと考えられる。好ましいものとしては、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、およびチロースがある。
通常用いられている、生分解性の天然および合成の物質は、ポリマー性の混合成分として用いうるものと考えられる。好ましいと考えられるものは、ポリエステル、ポリエーテルエステル、コポリエステル、ポリ無水物、ポリエステルウレタン、熱可塑性ポリ多糖もしくはポリ多糖誘導体、ならびに脂肪族および芳香族エステル基を含んでいるポリエステル、ポリエーテルエステル、およびポリエステルアミドである。
特に好ましい混合物の成分は、ポリアクチド、ポリグリコリド、ポリカプロラクトン、ポリヒドロキシアルカノレート、ポリアスパラギン酸、ポリ酒石酸、さらにセルロースエステル、セルロースエーテル、セルロースエーテルエステルなどの熱可塑性ポリ多糖、ならびにデンプンエステルなどのデンプン誘導体、さらに熱可塑性デンプンである。
本発明でフルキンコナゾール製剤中で用いられる個々の成分の濃度はかなり広い範囲で変えることができる。従って、個々の添加剤の量は通常、0.0001〜99.9999重量%の間、好ましくは0.001〜99.999重量%の間である。
それらの添加剤は個々のものを直接的に組み合わせるか、または複数の添加剤をあらかじめ混合させたものをフルキンコナゾールと組み合わせることができる。
製剤として可能な全てのタイプのものを、生物学的および/または物理化学的パラメーターによってあらかじめ定めた方法に従って考えることができ、例えば、ドレッシング、水または油をベースとした分散液(FSまたはSC)、スプレーパウダー(WP)、乳化可能な濃縮液(EC)、水溶液(SL)、懸濁乳剤(SE)、散粉剤(DP)、ミクロ顆粒、スプレー顆粒、コーティング顆粒、および吸着顆粒の形態の顆粒剤、水に分散性の顆粒(WG)、乳剤、スプレー可能な溶液、マイクロカプセル、ワックス剤、フォーム剤、ペースト剤、およびゲル剤が挙げられ、好ましいのは当業者にはよく知られている種子の処理(ドレッシングと同義)用の特別な製剤、例えば、分散液、好ましくは水をベースとした分散液であり、特に好ましいのは「液状種子処理」(FS)製剤である。
これらの個々のタイプの製剤は原理的には知られている。
本発明のさらに別の対象は、フルキンコナゾールが適切な農薬としての活性を有する物質とさらに組み合わせて用いられる、ナタネの種子処理のためのフルキンコナゾールの使用である。
フルキンコナゾールと組み合わせて用いることのできる、適切な農薬としての活性を有する物質としては、例えば、他の殺真菌剤、殺虫剤、ダニ駆除剤、および/または殺線虫剤が挙げられ、好ましくは殺真菌剤および殺虫剤であり、特に好ましくはプロクロラズなどのイミダゾール殺真菌剤、特に好ましくはプロクロラズ/Cuの組み合わせである。これらの農薬としての活性のある物質とフルキンコナゾールとの比(重量比)は通常は1:100から100:1で、好ましくは1:10から10:1である。
実際に一般的に用いられている方法、それはドレッシング法として知られているものであるが、その方法をフルキンコナゾールおよび/またはフルキンコナゾールの組み合わせ製剤でのナタネの種子処理に用いる。好ましくはその方法には次のものが含まれる:
・乾燥種子ドレッシング(好ましくは、例えばパラフィン油またはタルクなどの固着促進剤、および必要に応じて染料を添加して)、
・スラッジドレッシング(好ましくは、湿潤剤、分散剤、乳化剤、固着剤、不活性充填剤、および染料を添加して)、
・水性液剤ドレッシング(好ましくは、乳化剤、分散剤、増粘剤、凍結防止剤、ポリマー、固着剤、および染料を添加して)、
・溶媒含有の液剤ドレッシング(溶媒および染料を添加して)、
・乳剤ドレッシング(乳化剤、溶媒、および染料を添加して)
本発明の種子処理は、通常は従来のドレッシング装置、または例えば建設業界で一般的に用いられているドラムミキサー中で行われる。
本発明のさらに別の対象は、ナタネにおいて真菌を防除する方法であり、その方法では、フルキンコナゾールを適切な添加剤と組み合わせて、および/またはさらに農薬としての活性のある別の物質と組み合わせて用いることによって、ナタネの種子がフルキンコナゾールで処理される。
フルキンコナゾールでのナタネの種子の処理は、植物病原性の真菌、例えば子嚢菌類、不完全菌類、担子菌類、および糸状不完全菌類が原因の真菌性病害、好ましくは例えば、アルタナリア・アルタナータ f.sp.リコペルシ(Alternaria alternata f.sp. lycopersici)、アルタナリア・ブラシカ(Altenaria brassicae)、アルタナリア・ブラシコーラ(Alternaria brassicicola)、アルタナリア・ジャポニカ(Alternaria japonica)、アルタナリア・テヌシマ(Alternaria tenussima)などのアルタナリア(Alternaria)種;アスペルギルス・フラバス(Aspergillus flavus)などのアスペルギルス(Aspergillus)種;エリシフェ・クルシフェラム(Erysiphe cruciferarum)などのエリシフェ(Erysiphe)種;ジベレラ・アベナシア(Gibberella avenacea)、ジベレラ・プリカリス(Gibberella pulicaris)などのジベレラ(Gibberella)種;レプトスフェリア・マクランス(Leptosphaeria maculans)などのレプトスフェリア(Leptosphaeria)種;フォーマ・リグナム(Phoma lingam)などのフォーマ(Phoma)種;レベリルラ・タウリカ(Leveillula taurica)などのレベリルラ(Leveillula)種;スクレロティニア・スクレロティオラム(Sclerotinia sclerotiorum)などのスクレロティニア(Sclerotinia)種;タナテフォラス・ククメリス(Thanatephorus cucumeris)などのタナテフォラス(Thanatephorus)種;ベルティシリウム・ダリア(Verticillium dahliae)などのベルティシリウム(Verticillium)種などの、アブラナ科の植物にダメージを与える真菌性病害を防除するのに特に適している。
ナタネの種子をフルキンコナゾールで処理することのさらに別の良い効果は処理された植物の活力を増大させることであり、それはとりわけ、根の成長がより強くなり、植物のバイオマス形成の増大で表される。それによってナタネの収量の増大が可能となる。
従って、本発明のさらに別の対象は、ナタネの種子をフルキンコナゾールで処理することによってナタネの収量を増大させる方法である。
本発明でナタネという用語は、ブラシカ・ナパス(Brassica napus)(冬ナタネ(winter rape)、夏ナタネ(summer rape)、ナタネ(rape、oilseed rape)、キャノーラと同義)および関連の亜種、変種、形態ならびに培養および遺伝操作で得られた種の全てのタイプの植物を意味する。
本発明は下記の実施例、本発明がそれらの実施例に限定されるものではないが、それらの実施例で説明される。
A. 生産の実施例
実施例A1
450 mLの、167 g/Lのフルキンコナゾールを含有する水をベースとするFSタイプの製剤(JOCKEY(登録商標) FLEXI, Aventis CropScience Deutschland GmbH, Germany)を、希釈せずに100 kgのブラシカ・ナパスL (partim), 冬ナタネ, Express種(育種者:Norddeutsche Pflanzenzucht, Lembke KG、 Hohenlieth, Holtsee, Germany)の洗浄済の種子と混合した(活性物質フルキンコナゾールの濃度:75 g活性物質/100 kg 種子)。
実施例A2
900 mLの、167 g/Lのフルキンコナゾールを含有する水をベースとするFSタイプの製剤(JOCKEY(登録商標) FLEXI, Aventis CropScience Deutschland GmbH, Germany)を、希釈せずに100 kgのブラシカ・ナパスL (partim), 冬ナタネ, Express種(育種者:Norddeutsche Pflanzenzucht, Lembke KG、 Hohenlieth, Holtsee, Germany)の洗浄済の種子と混合した(活性物質フルキンコナゾールの濃度:150 g活性物質/100 kg 種子)。
実施例A3
450 mLの、167 g/Lのフルキンコナゾールと34g/Lのプロクロラズ Cuを含有する水をベースとするFSタイプの製剤(JOCKEY(登録商標), Aventis CropScience Deutschland GmbH, Germany)を、希釈せずに100 kgのブラシカ・ナパスL (partim), 冬ナタネ, Express種(育種者:Norddeutsche Pflanzenzucht, Lembke KG、 Hohenlieth, Holtsee, Germany)の洗浄済の種子と混合した(活性物質フルキンコナゾールの濃度:75 g活性物質/100 kg 種子;活性物質プロクロラズ Cuの濃度:15.3 g活性物質/100 kg 種子)。
実施例A4
900 mLの、167 g/Lのフルキンコナゾールと34g/Lのプロクロラズ Cuを含有する水をベースとするFSタイプの製剤(JOCKEY(登録商標), Aventis CropScience Deutschland GmbH, Germany)を、希釈せずに100 kgのブラシカ・ナパスL (partim), 冬ナタネ, Bristol種(育種者:Deutsche Saatveredelung, Lippstadt-Bremen GmbH, Lippstadt, Germany)の洗浄済の種子と混合した(活性物質フルキンコナゾールの濃度:150 g活性物質/100 kg 種子;活性物質プロクロラズ Cuの濃度:30.6 g活性物質/100 kg 種子)。
B. 生物学的な実施例
実施例1および2の試験:
上述の生産の実施例に従って処理された種子を播種量(sowing rate)を4kg/ヘクタールとして野外試験を行った。個々の試験パラメーターは各々の場合において通常実際に用いられている方法、例えば植物のバイオマスの重量の測定、および植物への真菌の寄生の程度のグレード分けなどを用いて評価した。
実施例B1
Figure 2005527610
植物の成長期後の収量はナタネの種子をフルキンコナゾールで処理したものでは非処理の対照と比較してより高かった。この効果は部位による差はなかった。
実施例B2
Figure 2005527610
ナタネの種子をフルキンコナゾールで処理する典型的な2つの実施形態の双方における植物バイオマスの増大および真菌寄生の抑制は、非処理の対照と比較してより高度であるとともに、参照として同時に試験した、ナタネをべと病(downy mildew)から防護するための標準的な処理剤として用いられる活性物質ジメトモルフと比較してより高度である。

Claims (9)

  1. ナタネの種子処理のためのフルキンコナゾールの使用。
  2. フルキンコナゾールが適切な添加剤と組み合わされる、請求項1に記載の使用。
  3. フルキンコナゾールが活性物質プロクロラズと組み合わせて用いられる、請求項1または2に記載の使用。
  4. フルキンコナゾールが種子1kgあたり活性物質として0.001gから50gの濃度で用いられる、請求項1から3のいずれか1項に記載の使用。
  5. ナタネの種子をフルキンコナゾールで処理する、ナタネにおいて真菌を防除するための方法。
  6. フルキンコナゾールが適切な添加剤と組み合わされる、請求項5に記載の方法。
  7. フルキンコナゾールが活性物質プロクロラズと組み合わせて用いられる、請求項5または6に記載の方法。
  8. フルキンコナゾールが種子1kgあたり活性物質として0.001gから50gの濃度で用いられる、請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. ナタネの種子をフルキンコナゾールで処理する、ナタネの収量を増大させるための方法。
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