JP2005527208A - リン脂質含有の安定なマトリックスを含んでいる機能食品 - Google Patents

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Abstract

本発明の機能食品と特殊食品は、支持体材料と生物活性成分とから成る、生理学的に相溶性のリン脂質含有の安定なマトリックスを含んでおり、その際、リン脂質成分は特にホスファチジルセリン、ホスファチジルコリンおよび類似物、それらのリソ変異体および/またはその誘導体である。機能食品は、液体、固体および半流動体の投薬型であるのが有利であり、一連の特殊食品から特殊栄養物が有利であるとみなされている。この中に挿入されるマトリックスは、有利に液体内容物を有するべきであり、特に0.1μm〜5.0mmの直径を有する。それぞれの食品と一緒に消化された後にマトリックスが遅延放出を発揮するのも有利であり、このことは胃腸管内で生じるのが有利である。

Description

本発明の対象は、生理学的に相溶性の安定なマトリックスを含んでいる機能食品と特殊食品である。
機能食品(ファンクショナル・フード)には、匹敵する“通常の”食品の栄養生理学的効果を上回る健康増進、能力向上または病気予防の効用が認められる食品が含められる。これらの食品は、匹敵する通常の食品に対して、相応する効用を得るために変性されており、かつこれらの効用は消費者にも明らかに認識されている。
国際的には、ファンクショナル・フードの他に、特に機能食品と同義語である栄養剤、デザイナーフーズ、ヘルシーフーズ、ファーマフーズという用語が大概は使用される。
全体の機能食品市場の約1.5%は、ファンクショナル・フード市場に含めることができる。去年の10%以上の増大率は、この特別な市場の勢いを示している。
現在、ファンクショナル・フードの最大の割合を占めているのは、約19%のヨーグルトである。機能的果汁飲料は、去年約16%の割合を達成している。同様に、二桁の分野では、穀物製品が僅差で14%にある。フレッシュチーズは7%の市場割合を占め、果汁は6%を上回っている。著しく増大する市場割合は、スポーツ飲料でも5%を示している。バター/マーガリンの商品グループは、ファンクショナル・フード市場の4%を成している。
従って、乳製品とノンアルコール飲料の世界市場は、優勢を占めている。
機能食品により、一連の様々な身体機能に影響させることができる。この場合に特に興味深いのは、マクロ栄養素の新陳代謝、反応性オキシダントの防御、心臓循環系および胃腸管の生理学である。
炭水化物、タンパク質および脂肪のようなミクロ栄養素の必要量と、工業国での供給との間のアンバランスは、多くの慢性疾患、例えば肥満、インシュリン非依存性糖尿病、心臓循環疾患と関連する。機能食品の素質は、ふさわしい体重の維持を促進し、血糖含有量の調節を軽減し、かつ血中脂肪値の調節に寄与することにある。
傷害を与える酸化物質を予防するために人体は、一連の防御メカニズムを駆使する。バランスのとれたメカニズムが妨害される場合には、生じる酸化的傷害が特定の疾患の発展もしくは進行の原因となり得る。これらの疾患には、とくに、ガン、心臓循環疾患および神経変性疾患が含まれる。
心臓循環系の疾患は、大抵の工業国では最も頻繁な死亡原因である。発病は、特にリポタンパク質の新陳代謝の妨害および高血圧の高い傾向に関与する。
胃腸管の正常な機能が妨害される場合には、そのことから胃腸感染、消化不良、炎症性腸疾患および腸ガンのような疾患が生じ得る。どの程度まで、どのような形で食品内容物が栄養素の吸収と活用に影響するのかが緊急に著しく研究されている。
“機能食品”の原則を変えるために、今日では種々の添加物がある:
プロバイオティックは、微生物、大抵は乳酸菌であり、これらは内因性ミクロフローラと一緒に規則的に飲食する際に胃腸管内で新陳代謝され、かつそれらの特性を影響させる。プロバイオティックは、胃中の特定の菌の生長および/または活性に選択的に必要とされる消化の悪い食品成分として定義される。通常は、これらはオリゴ糖類、例えばフルクトース−オリゴ糖類およびガラクト−オリゴ糖類である。
抗酸化剤は、DNA、タンパク質、脂質または他の生物分子に傷害を与える反応性オキシダントの形成に対して作用する。これらには、ビタミンEおよびC、カロチノイドおよびフラボノイドが含まれる。
30000以上のグループから、5〜10000の二次的な植物質がヒトの栄養物中に存在していることが公知である。これらには、種々の予防的かつ健康促進作用があると見なされている。最も頻繁には、抗発ガン性と抗酸化作用が挙げられる。
脂肪代用物と脂肪代用素材は、全体のエネルギーを低下させるために使用されている。数年来、工業国での食料では、とりわけ脂肪が批判され、僅かな割合で不飽和脂肪酸が非難されている。よって、機能食品には、一方では全体のエネルギー供給に対する脂肪の割合を下げ、他方では吸収された脂肪酸の性質に影響させるべき策略がある。脂肪代用物は、脂肪酸から製造されるが、しかし低いエネルギー経済を有する生成物である。脂肪代用素材はタンパク質または炭水化物をベースとする生成物である。
魚油から成るオメガ−3−脂肪酸は、とくに種々の自動免疫疾患について炎症阻止に作用し、心臓循環疾患と脳中発作のリスクを減少させる。日本では、これらの生成物は能力向上のために市場に出されている。パン、卵、朝食用シリアルの他に、オメガ−3−脂肪酸を含有する健康飲料も市場に出回っている。
最後に、生物活性ペプチドもファンクショナル・フードに含まれる。これらの牛乳タンパク質は、例えば、生物活性ペプチドの前駆体としてみなされるカゼイン、抗発ガン作用を与えるラクトアルブミン、および微生物作用、抗酸化作用および抗発ガン作用を有するラクトフェリンである。さらに、生物活性ペプチドにはホルモン様特性と制御特性があるとみなされている。
特殊食品は、特殊栄養食品または臨床栄養食品とも称され、主に医薬の分野では特殊栄養食品の範囲内で与えられる。
公知の先行技術より、本発明は、公知かつこれらの機能が既に十分に挿入された内容物の他に、更なる成分を含有する機能食品と特殊食品を提供し、このように、これらの特殊栄養食品が更なる作用領域を開拓することが課題である。
前記課題は、支持体材料と生物活性成分とから成る、生理学的に相溶性のリン脂質含有の安定なマトリックスを含んでいる機能食品および特殊栄養食品(まとめて以後、食品または特殊食品と称する)により解決された。
リン脂質の物質クラスは、いわゆる両親媒性物質、すなわち脂肪親和性と親水性特性を同時に有する複合脂質であり、このことは、とりわけ水性媒体中に脂質二重層を形成する能力を与える。
リン脂質(ホスファチドとも称する)は、リン酸が一方でスフィンゴシン基またはグリセリド基でエステル化され、もう一方がコリン、エタノールアミン、セリン、イノシトールまたはグリセリンでエステル化されたホスホジエステルであると化学的にみなされる。ホスファチジルコリンは、レシチンとしても公知であり、同時に、特殊なリン脂質の大きなグループに関してレシチンと命名される。ホスファチジルセリンとホスファチジルエタノールアミンは、ケファリンとも称される。
同様に、これらのグループに属するリソ(Lyso)−誘導体は、特殊なホスホリパーゼを用いる加水分解的分割により生じる。
リン脂質は、一般的にはアセトンに不溶性であり、そのためにアセトン不溶性ホスファチドまたはアセトン不溶性物質とも称される。レシチンは、物理学的方法により動物または植物性食品から得られるホスファチドから成る混合物またはフラクションである。レシチンは、アセトンに不溶性の物質を少なくとも60%含有する。これらの特徴に基づき、レシチン含有生成物はいわゆるアセトン溶解性試験を用いて、それらの実際のホスファチド含量またはリン脂質含量が検査される。
これらの化合物は、主要な基(すなわち、例えば、セリン、コリン、イノシトール等)の他に、sn−1もしくはsn−2の位置に有利には、グリセリンのヒドロキシル基に結合したC〜C30−カルボン酸、特にC12〜C28−カルボン酸から由来する基をそれぞれ含有する。酸基は、線状または分枝状、飽和またはモノ不飽和もしくはポリ不飽和であってよい。特に有利な基は、酢酸、酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、アラキン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、β−リノレン酸、エイコサペンタエン酸、エルカ酸、ネルボン酸、α−またはβ−エレオステアリン酸またはパリナリン酸の結合により形成される基である。特に、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、α−リノレン酸、アラキドン酸またはドコサヘキサエン酸の結合により形成される基が有利である。この場合に両方に利用できるグリセリンのOH−基に結合した酸基は、同じまたは異なっていてもよい。
リン脂質含有のカプセルは、先行技術から十分に公知であり、リン脂質を大抵は被覆物質として含有している。リン脂質を充填物、すなわちカプセルコア中に挿入する場合は、ここでリン脂質は僅かな割合で溶液媒介特性を有する配合助剤の役割を大抵は果たす。
レシチンは、軟質ゼラチンカプセルに生物活性内容物として含有されて、KAL(R) レシチンとして市販され、これは1200mgの大豆レシチンを含有している。しかし、この量のレシチンをカプセル中に挿入するためには、カプセルのサイズをセンチメーターの範囲に近づけ、それによって限定したコンプライアンスに条件付けるように保証しなくてはならない。さらに、軟質カプセルは加水分解反応ゆえに制限された安定性しか有さない。
同様に、軟質ゼラチンカプセルは、DE-PS 19917249に記載されている。これに関連して、ホスファチジルセリン(生成物)は、埋包により水性系の硬質脂肪中で安定化され、このことが飲料添加物としても適切にする。この場合には、生成物として硬い内容物を有する軟質カプセルが得られる。
意外にも、本発明の特殊食品に課題に相応する更なる健康増進特性を付与でき、さらに特別に安定なマトリックスを製造するにより、新たな機能食品もしくは特殊食品が可能になることが本発明の特殊食品により示された。よって、例えばマトリックスを用いてリン脂質を食品中に挿入できるが、従来はこれらの外因性添加物は、配合問題ゆえ、さらにはリン脂質の加水分解と酸化の受けやすさに基づき可能性が閉ざされていた。特に発酵乳製品と飲料、フレークの形のシリアルならびに押出生成物に、リン脂質を簡単かつ安定に添加することができる。これらの多くの利点は予見不能であった。
本発明によれば、機能食品のグループのうち、液体、固体または半流動体の投薬型であるものが有利である。原則的に、これには全ての食品、例えば、肉および肉製品(ブリューヴルスト、パステーテ、ストライヒヴルスト);加工果物、加工野菜(例えば、缶詰の)、ジャガイモピューレのようなジャガイモ製品、デリカテッセンのサラダ菜、プリン、甘味デザート、油種子、およびこれらから製造される物ならびに菓子(マルチパン)、アイスクリーム、香辛料、他の香辛料添加物、ハチミツ、お茶、お茶のような製品、それらの抽出物および調理物、パン、ビスケット、良質のパンケーキ類、麺類が該当する。さらに、ジャム、マーガリン、混合脂肪、チーズ、ミルク、乳製品(すなわちサワーミルク、ヨーグルト、ケフィール、脱脂乳、生クリーム、コーヒー用クリーム、コンデンスミルク、ミルクパウダー、ヨーグルトパウダー、甘味乳清、乳清粉末、牛乳タンパク質、乳糖)がとりわけ適切であり、一般的に滋養食品、乳児用食料および卵製品である。これらのグループから、本発明によれば、特にお茶、コーヒー、ミルク飲料およびミネラル飲料、ソフトドリンク、パワードリンク、バイタルドリンク、植物性ジュース、フルーツジュース、果実皮ジュースまたはネクタール、液体香辛料、エリキシールおよびトニック、清涼飲料およびビールが挙げられる。固体の投薬型の場合には、特に穀物製品、香辛料抽出物、植物抽出物、果物抽出物および果実皮抽出物、チョコバー、麺類、キャンディー、スライス製品およびソフト製品、例えば、グミ製品、発泡製品が特に適切である。
発酵乳製品、例えば、バター、ヨーグルト、コッテージチーズ、クーミス、ケフィール、チーズ、さらに既製ソース、マーガリン、パンに塗る物およびクリームは、半流動体の投薬型の有利な代表と認めることができる。
本発明の機能食品と特殊食品は、ここでは有利に特殊食品であるが、特別な食品の観点から関心の的であり、本発明の範囲内では、出発物質に対して、マトリックスが生物活性成分として、≧5質量%、特に有利に≧15質量%のアセトン不溶性リン脂質成分を含有することに特徴付けられる。
本発明による“マトリックス”という用語は、支持体材料と生物活性成分とから成る全体として定義される。この場合に、支持体材料は生物活性成分と均一または不均一に混合することができ、該支持体材料は生物活性成分を被覆として少なくとも部分的に包囲できるか、または生物活性成分を支持体材料上に塗付することができる。変異体の混合型も可能である。しかし、本発明は、特にペレット、顆粒またはカプセルであるマトリックス型を請求し、その際、マイクロカプセルは、とりわけ被覆と生物活性コアとから成るのが有利であるものとする。
本発明と関連する“生物活性”という用語は、生体内の吸収範囲内で、これらがカプセルから放出される間もしくは後に、輸送経路または目的部位で生物活性作用を発揮するような性質のリン脂質の作用であると解釈され、このことは、通常はヒトおよび獣医の分野での相応する薬剤にも当てはまる。
本発明によれば、マトリックスは、出発物質に対して、それぞれ5〜90質量%の間、特に20〜80質量%の間、とりわけ有利に40〜70質量%の間のアセトン不溶性リン脂質成分を含有するのが有利であり、その際、ホスファチジルセリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセリン、それらのリソ化合物および/またはそれらの誘導体が有利なアセトン不溶性成分としてみなされる。さらに、特にスフィンゴリン脂質、このことから有利にスフィンゴミエリンとそれらの誘導体が適切である。
この場合に、生物活性成分の起源は決して限定されず、むしろ微生物性でも植物性(藻類を含めて)、動物性起源でもよく、または合成方法により形成されるか、変えられていてもよい。
安定なマトリックスの支持体材料として、(非)変性炭水化物およびタンパク質、蝋、トリグリセリド、脂質およびポリマーのような疎水性材料またはシリケートのような無機成分およびそれらの混合物が特に適切であることが明らかである。脂質は、水素化されているか、または特殊な組成物を有することができ、その際、ポリマーは製剤学的および/または食料に適切なポリマーであることができる。これに関連して、特に、典型的な支持体材料のフレークまたは押出物として作られるトウモロコシ、小麦、燕麦、イネなどのような穀類生成物も言及することができる。
それぞれのマトリックス型と使用状況を考慮するために、本発明は、炭水化物の代表として、特にデンプン(誘導体)、単糖、二糖ならびにそれらの糖アルコール、グルコースシロップ、デキストリンおよび親水コロイド、例えば、アルギン酸塩、ペクチン、キトサンおよびセルロース(誘導体)を使用することを予定する。特に適切なタンパク質の代表は、植物性、動物性および微生物性のタンパク質、例えば、ゼイン、グルテン、ゼラチン、カゼイン、乳清タンパク質またはこれらの混合物であると認めるが、しかし、単細胞タンパク質および組織化タンパク質、例えば、紡糸または押出された(大豆)タンパク質単離物であってもよい。
当然ながら、それぞれの特殊な代表は、必要な場合は他の適切な被覆材料まで広げてもよく、その際、特に炭水化物としてマルトデキストリン、サッカロース、単糖および二糖、改質デンプン(例えば、エステルおよびエーテル)、アラビアゴム、キサンタンガム、アラビアゴム、カラギーナン、カラギーナン、フルセララン、寒天、アルギン酸塩、トラガカントおよびカルボキシメチルセルロースを推挙できる。
有利な代表に補足して疎水性材料により、水素化された植物油を使用することができるが、パーム油、綿実油、大豆油、トウモロコシ油、シュロ油、ババス油、ヒマワリ油およびベニバナ油のような天然油を使用することもでき、これらは蜜蝋、石油ベースのパラフィン蝋、米糠蝋、ヒマシ蝋および微晶蝋、カンデリラ蝋、カルナウバ蝋およびセラックと混合することができる。
脂質の更なる代表として、トリステアリン、ステアリン酸および脂肪を推挙でき、その際、当然ながら従来技術に相応して、リン脂質自体を被覆またはそれらの成分として選択できる。
生物活性成分の割合の範囲と同様に、支持体材料をカバーできる範囲は広い。これに関する割合は、全体のマトリックス重量に対して、≦95質量%、特に30〜80質量%の間であることが示された。マトリックス中の支持体材料の割合は、≧5質量%、特に≧10質量%、より有利には≧20質量%、さらに有利には≧40質量%、最も有利には≧50質量%であるのが有利であり、かつ95質量%まで、特に90質量%まで、より有利には70質量%まで、さらに有利には60質量%までであるのが有利である。このように、内容物の量を支持体材料の種類もしくはそれぞれの使用目的に正確に合わせることができる。
支持体材料として、本発明によれば、製造が完全なカプセル化を可能にする物質ならびに高い安定性と低い剪断応力を有するマトリックスを提供する物質である。
本発明の特別な食品(機能食品、特殊食品)に関しては、全体のマトリックスが有利に0.1μm〜5.0mmの間、特に0.5〜2.5mmの間の直径を有することを予定し、このことは特に有利なカプセル型に当てはまる。
本発明の関心の的は、生物活性成分として専らリン脂質を含有しているマトリックスを食料中の添加物として含むことであり、該マトリックスは主成分またはそれらの混合物の他に、自明ながら更なる生物活性物質、例えば、アミノ酸、ビタミン、脂質、ポリフェノール、炭水化物、微量元素、無機物質ならびにそれらの適切な誘導体を含有することができる。これには、特に必須アミノ酸が挙げられるが、例えば、クレアチンまたは他の特殊アミノ酸、例えば、テアニンおよびそれらの誘導体が挙げられる。ビタミンの代表としては、とりわけビタミンEファミリーのような脂溶性のトコトリエノール、フィトステアリンおよび他の脂肪随伴物、ならびにリン脂質から由来するビタミンDグループの代表またはビタミンCが適当である。同様に、一般的に魚油脂肪、例えば、ドコサヘキサエン酸およびエイコサヘキサン酸または一般的なトリグリセリドの形のオメガ−3−脂肪酸および共役リノレン酸も適切であることが示されている。これらの更なる生物活性物質を支持体材料、生物活性成分または両方に添加することができる。
本発明の利点として、マトリックスは特殊な形に限定されるのではなく、球、円形または不規則に形成できることが示された。しかし、球形またはレンズ型に製造される形が特に適切であることが示され、その際、当然ながらあらゆる他の形のバリエーション、例えば、円筒形、棒状、パッド状、フレーク状およびそのようなものを、用途に応じて当てはめることができ、これらも常に支持体材料と生物活性成分とから成る。
マトリックスとして、0.5〜500μmの間の有利な直径を有するマイクロカプセルを含有する食品が有利であるとみなされる。
最後に、本発明は液体成分の内容物を有するマトリックスを含有した食品の変異体も予定し、このことは、大抵は多少とも硬い被覆に必要である。
特別な用途の場合に関しては、本発明の食品中に含有されるカプセルが、特に胃腸管(GI-Trakt)中で行われるべき遅延放出を発揮する場合に有利であることが分かっている。この場合に、マトリックス自体ならびにそれらの成分(支持体材料と生物活性成分)が完全に胃液耐性ではないか、もしくは胃腸管の化学的および/または酵素的影響に耐性であるべきである。
本発明のマトリックスに関して有利な用途目的として、高い血清コレステロール含有量の予防および(非)典型的な糖尿病症状の予防手段を予定するが、精神適応性、身体的耐性および能力の強化も本発明に含まれる。
本発明の機能食品と特殊食品中に含有されるマトリックス型は、それらの特殊な特徴、例えば、直径、被覆またはカプセルコアに基づき、前記の特殊食品型にとって特に望ましい投薬型である。それというのも、これらは様々な外見的バリエーションが製造可能であるからであり、かつ消費者の要求に合わせることができるだけではなく、通常の特殊食品に付加的に有利な特性を付与することができるからであり、このことは、全体の食品の生理学的作用もしくはこれが添加されたマトリックスに関わるだけではなく、マトリックスを例えば完全または部分的に着色、芳香付けおよび/または特別に形成する可能性にも関わる。このように、ようやくリン脂質を長時間にわたり安定に媒体中に挿入することができるようになったが、従来は、例えば酸化的または加水分解的影響もしくはpHと溶解性の問題により達成できなかった。
以下の実施例は、リン脂質含有の安定なマトリックスを有する本発明の特殊食品の利点を説明する。
実施例
例1
ホスファチジルセリン8質量%を有するマイクロカプセル
公知の“噴霧技術”を用いて、トリグリセリド、リン脂質および糖脂質の混合物から成るホスファチジルセリンの20質量%濃度溶液(Degussa Bio Actives GmbH 社のLeciPS(R) 20 F)を天然の植物性脂質と一緒にマトリックス中にカプセル封入した。天然の植物性脂質は次の特徴により特徴付けられる:
融点約55℃、過酸化物価最大2meq O/kg、酸素価最大1mg KOH/g、ヨウ素価最大5gl/100g、鹸化価185〜215mgKOH/g、天然酸の94%以上(約33%パルミチン酸、約60%ステアリン酸)を満たした。
このように得られたマイクロカプセルの形の球状マトリックスは、100〜250μmの平均的な全直径および次の内容の組成物を有した:
ホスファチジルセリン8質量%、植物性脂質55質量%、トリグリセリド、糖脂質および他のリン脂質から成る混合物37質量%。
このマイクロカプセルをオレンジジュース飲料(pH3.5)に入れた。ホスファチジルセリンの安定性は、7週間にわたる持続的な4℃の貯蔵条件で90%であった(100%で開始)。
例2
ホスファチジルコリン14質量%を有するマイクロカプセル
“噴霧技術”を用いて、トリグリセリド、リン脂質および糖脂質の混合物から成るホスファチジルコリンの35質量%濃度溶液(Degussa Bio Actives GmbH社の Epikuron(R)135 F)を天然の植物性脂質と一緒にマリックス中にカプセル封入した。天然の植物性脂質は次の特徴により特徴付けられる:
融点約55℃、過酸化物価最大2meq O/kg、酸素価最大1mg KOH/g、ヨウ素価最大5gl/100g、鹸化価185〜215mgKOH/g、天然酸の94%以上(約33%パルミチン酸、約60%ステアリン酸)を満たした。
このように得られたマイクロカプセルの形の球状マトリックスは、100〜250μmの平均的な全直径と次の内容の組成物を有した:
ホスファチジルコリン14質量%、植物性脂質46質量%、トリグリセリド、糖脂質および他のリン脂質から成る混合物40質量%。
このマイクロカプセルを市販のフルーツヨーグルトに掻き混ぜながら入れた。93%のホスファチジルコリン(100%で開始)の値は、7週間後でも十分に加水分解安定で酸化安定のままであった。
例3
ホスファチジルセリン50質量%を有するマイクロカプセル
公知の“流動床技術”を用いて、大豆を添加したレシチンから成る形の90%濃度のホスファチジルセリン粉末(Degussa Bio Actives GmbH社の LeciPS(R)90PN)を天然の植物性脂質と一緒にマトリックス中にカプセル封入した。天然の植物性脂質は次の特徴により特徴付けられる:
融点約55℃、過酸化物価最大2meq O/kg、酸素価最大1mg KOH/g、ヨウ素価最大5gl/100g、鹸化価185〜215mgKOH/g、天然酸の94%以上(約33%パルミチン酸、約60%ステアリン酸)を満たした。
このように得られたマイクロカプセルの形の球状マトリックスは、100〜250μmの平均的な全直径と次の内容の組成物を有した:
ホスファチジルセリン5質量%、植物性脂質45質量%、リン脂質5質量%。
得られたマイクロカプセルをチョコバーに均一に組込んだ。7週間後に、91%(100%で開始)の値でマイクロカプセルのホスファチジルセリンの割合は、十分に加水分解安定かつ酸化安定であった。

Claims (22)

  1. 支持体材料と生物活性成分とから成る、生理学的に相溶性のリン脂質含有の安定なマトリックスを含んでいる機能食品。
  2. 液体、固体または半流動体の投薬型である、請求項1に記載の機能食品。
  3. お茶、コーヒー、ミルク飲料およびミネラル飲料、ソフトドリンク、パワードリンクまたはバイタルドリンク、植物性ジュース、フルーツジュース、果実皮ジュースまたはネクタール、液体香辛料、エリキシールまたはトニック、清涼飲料またはビールである、請求項2に記載の機能食品。
  4. 穀物製品、香辛料、植物抽出物、果物抽出物または果実皮抽出物、チョコバー、麺類、キャンディー、スライス製品またはグミ製品および発泡製品のようなソフト製品である、請求項2に記載の機能食品。
  5. バター、ヨーグルト、コッテージチーズ、クーミス、ケフィールのような発酵乳製品、既製ソース、マーガリン、パンに塗る物またはクリームである、請求項2に記載の機能食品。
  6. 支持体材料と生物活性成分とから成る、生理学的に相溶性のリン脂質含有の安定なマトリックスを含んでいる特殊食品。
  7. 特殊栄養食品である、請求項6に記載の特殊食品。
  8. マトリックスは、ペレット、顆粒またはカプセルであり、特に被覆と生物活性コアとから成るマイクロカプセルである、請求項1から7までのいずれか1項に記載の食品。
  9. マトリックスは、生物活性成分としてアセトン不溶性リン脂質成分を出発物質に対してそれぞれ≧5質量%、特に≧15質量%含有している、請求項1から8までのいずれか1項に記載の食品。
  10. マトリックスは、アセトン不溶性リン脂質成分を出発物質に対してそれぞれ5〜90質量%、特に20〜80質量%、とりわけ有利に40〜70質量%含有している、請求項1から9までのいずれか1項に記載の食品。
  11. マトリックスは、アセトン不溶性成分として、ホスファチジルセリン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセリン、それらのリソ変異体および/またはそれらの誘導体、および/またはスフィンゴリン脂質、特にスフィンゴミエリンを含有している、請求項1から10までのいずれか1項に記載の食品。
  12. マトリックスの支持体材料は、(非)変性炭水化物およびタンパク質、蝋、トリグリセリド、脂質およびポリマーのような疎水性材料、またはシリケートのような無機成分およびそれらの混合物を含有している、請求項1から11までのいずれか1項に記載の食品。
  13. 炭水化物は、デンプン(誘導体)、単糖、二糖ならびにそれらの糖アルコール、グルコースシロップ、デキストリンおよび例えばアルギン酸塩、ペクチン、キトサンのような親水コロイドならびにセルロース(誘導体)である、請求項12に記載の食品。
  14. タンパク質は、例えば、ゼイン、グルテン、ゼラチン、カゼインまたは乳清タンパク質のような植物性、動物性または微生物性のタンパク質、単細胞タンパク質、藻類からのタンパク質または組織化タンパク質またはこれらからの混合物である、請求項12または13に記載の食品。
  15. 支持体材料は、全体のマトリックス重量に対して、≦95質量%、特に30〜80質量%の間の割合である、請求項1から14までのいずれか1項に記載の食品。
  16. 全体のマトリックスは、特にカプセルの形で0.1μm〜5.0mm、特に0.5〜2.5mmの間の直径を有する、請求項1から15までのいずれか1項に記載の食品。
  17. マトリックスは、アミノ酸、ビタミン、ポリフェノール、炭水化物、脂質、微量元素、無機物質ならびにそれらの適切な誘導体のような更なる生物活性物質を含有している、請求項1から16までのいずれか1項に記載の食品。
  18. マトリックスは、球状またはレンズ型である、請求項1から17までのいずれか1項に記載の食品。
  19. マトリックスを、有利に0.5〜500μmの間の直径を有するマイクロカプセルとして含有している、請求項1から18までのいずれか1項に記載の食品。
  20. マトリックスは液体内容物を有している、請求項1から19までのいずれか1項に記載の食品。
  21. マトリックスは、特に胃腸管(GI-Trakt)中で遅延放出を発揮する、請求項1から20までのいずれか1項に記載の食品。
  22. 高い血清コレステロール含有量および糖尿病症状を予防するための、精神適応性、身体的耐性および能力を強化するための、請求項1から21までのいずれか1項に記載の食品の使用。
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