JP2005526852A - 新規な置換スルファメート抗痙攣性誘導体 - Google Patents

新規な置換スルファメート抗痙攣性誘導体 Download PDF

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Abstract

【化1】
Figure 2005526852

本発明は、X、R、R、R、R、R及びRが明細書に記載した通りである式(I)の新規な化合物、該誘導体の製造法ならびに該誘導体を含んでなる製薬学的組成物を目的とする。本発明の化合物はてんかんの処置に有用である。本発明はさらに、X、R、R、R及びRが明細書に記載した通りである式(XX)の化合物の製造法を目的とする。

Description

関連出願へのクロスリファレンス
本出願は、2002年5月13日に申請された米国仮出願第60/378,017号明細書の利益を請求し、それは引用することによりその記載事項全体が本明細書の内容となる。
発明の分野
本発明は、一般式(I):
Figure 2005526852
[式中、R、R、R、R、R、R及びXは本明細書で定義する通りである]
の新規な抗痙攣性誘導体及び該誘導体を含有する製薬学的組成物に関する。式(I)の化合物はてんかんの処置において有用である。
本発明はさらに、式(XX)
Figure 2005526852
[式中、X、R、R、R及びRは本明細書で定義する通りである]
の化合物の製造法を目的とする。
本発明はさらに、本明細書に記載される方法のいずれかに従って製造される化合物を目的とする。
発明の背景
てんかんは、人が慢性の根源的なプロセスの故の再発性発作を有する状態を記述している。てんかんは、1つの疾患自体ではなくて臨床的現象を指し、それは、てんかんの多くの形態及び原因が存在するからである。てんかんの定義を2回もしくはそれより多い正当な理由のない発作として用いると、てんかんの発生率は世界中の種々の集団において約0.3〜0.5パーセントと見積もられ、てんかんの有病率は1000人当たり5〜10人と見積もられる。
発作を有する患者の評価及び処置における必須の段階は、起こった発作の型を決定することである。発作の種々の部門を区別する主な特徴は、発作活動が部分性(病巣性(focal)と同義)か又は全身性かである。
部分発作は、発作活動が大脳皮質の分離された領域に限られているものである。発作の間、意識が完全に保持されていれば、臨床的発現は比較的単純であると考えられ、発作は単純−部分発作と呼ばれる。意識が損なわれている場合、発作は複雑−部分発作と呼ばれる。重要な追加のサブグループは、部分発作として始まり、次いで皮質全体に拡散して広がる発作を含み、それは二次的全身化を有する部分発作として既知である。
全身性発作は、同時に左右対称的な様式で脳の拡散領域を含む。アブセンスもしくは小発作は、体位制御の喪失のない突然で短時間の意識の喪失により特徴付けられる。非定型的なアブセンス発作は典型的に、意識の喪失の比較的長い持続時間、比較的急激でない開始及び停止ならびに中心的もしくは側面的特徴(focal or lateralizing features)を含み得るより明らかな運動的兆候を含む。全身性発作の主な型である全身性強直−間代もしくは大発作は、警告のない急激な開始により特徴付けられる。発作の初期は通常、筋肉の緊張性収縮、呼吸障害、心拍数、血圧及び瞳孔の大きさの向上に導く交感神経緊張の顕著な強化である。10〜20秒後、発作の強直期は典型的に、緊張性筋肉収縮上に筋肉弛緩の期間が重なることにより生ずる間代期に進む。通常1分より長くは続かない発作期の最後まで、弛緩の期間が徐々に増加する。発作後の段階(postictal phase)は、非応答状態、筋肉弛緩状態ならびにぜん鳴性呼吸及び部分的気道閉塞を引き起こし得る過剰な唾液分泌過多により特徴付けられる。非強直性(atonic)発作は、1〜2秒間続く体位筋肉緊張の突然の喪失により特徴付けられる。意識は短時間損なわれるが、発作後錯乱は通常ない。間代性筋痙攣発作は、突然且つ短時間の筋肉収縮により特徴付けられ、それは体の一部又は体全体を含むことができる。(www.harrisonsonline.com,March 29,2001)
特許文献1は、ある種類の新規な抗−てんかん性化合物を開示している。これらの化合物の1つ、トピラメートとして既知の2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメートは、ヒトのてんかんの臨床試験において、単純及び複雑部分発作ならびに二次的に全身化した発作の処置における付属治療として又はモノテラピー(monotherapy)として有効であることが示された(非特許文献1;非特許文献2)。
米国特許第4,513,006号明細書 E.Faught,B.J.Wilder,R.E.Ramsey,R.A.Reife,L.D.Kramer,G..Pledger,R.M.Karim,et al.著,Epilepsia,36(S4),1995年,33 S.K.Sachdeo,R.C.Sachdeo,R.A.Reife,P.Lim and G.Pledger著,Epilepsia,36(S4),1995年,33
発明の要約
本発明は、式(I)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111、−SO12及びSEMより成る群から選ばれ;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
はヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−SO12、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R12は独立してアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR12置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アラルキルカルボニルアミノ、アリール、ヘテロアリール、ベンゼンスルホニル又はフェノキシから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでフェノキシ基は場合によりハロゲン、アルキル、アルコキシ又はニトロから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R及びRはそれらが結合しているN原子と一緒になってヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基を形成し;ここでヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでアリール置換基は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここで−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基は、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル上の窒素又は炭素原子に結合しており;そしてここで1個より多い−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基がアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルに結合していることはないか;
あるいはまた、R及びRはそれらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
ここで各R14は独立して水素、シクロアルキル、アルキル、ジアルキルアミノ、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
あるいはまた、2個のR14基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
のヘテロシクロアルキル基を形成し、
ここでR20は低級アルキルであり;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成し;
但し、Rがアルキルである場合、Rはアルキル以外であり;
さらに但し、Rが水素である場合、Rはアルキル、メチルカルボニル、フェニル、ベンジル又はカルボキシアルキル以外であり;
さらに但し、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になる場合、イミダゾリル以外であり;
さらに但し、XがOであり、R及びRが一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基を形成し、
及びRが一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基を形成し、
ここでR及びRはそれぞれの場合にそれぞれメチルであり、
且つRが水素である場合、R
イソプロピルスルホニル、4−(N−ベンジル)−ピペリジニル又は4−ピリジル以外である]
の新規な化合物又はその製薬学的に許容され得る塩に関する。
本発明の実例は、本明細書に記載されるいずれかの化合物及び製薬学的に許容され得る担体を含んでなる製薬学的組成物である。
本発明の例は、本明細書に記載されるいずれかの化合物及び製薬学的に許容され得る担体を合わせることにより調製される製薬学的組成物である。
本発明の例は、本明細書に記載されるいずれかの化合物及び製薬学的に許容され得る担体を合わせることを含んでなる製薬学的組成物の調製法である。
本発明の実例は、本明細書に記載されるいずれかの化合物又は製薬学的組成物の治療的に有効な量を必要のある患者に投与することを含んでなる、てんかんの処置の方法である。
本発明の実例は、必要のある患者においててんかんを処置するための薬剤の製造における、本明細書に記載される化合物の使用である。
本発明は、さらに、式(XX)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩の製造法に関し、その方法は式(Ij)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
の基を形成し;
ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
あるいはまた、2個のR14基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
のヘテロシクロアルキル基を形成し、
ここでR20は低級アルキルであり;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を脱−保護条件下で反応させて対応する式(XX)の化合物を得ることを含んでなる。
本発明はさらに、本明細書に記載されるいずれかの方法に従って製造される生成物に関する。
発明の詳細な記述
本発明は、てんかんの処置のために有用な式(I)
Figure 2005526852
[式中、R、R、R、R、R、R及びXは前に定義した通りである]
の化合物に関する。
本発明の1つの態様において、式(I)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111、−SO12及びSEMより成る群から選ばれ;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
はヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−SO12、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各Rは独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R12は独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR12置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルコキシ、ニトロ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アラルキルカルボニルアミノ、アリール、ベンゼンスルホニル又はフェノキシから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでフェノキシ基は場合によりハロゲン、アルキル、アルコキシ又はニトロから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R及びRは、それらが結合しているN原子と一緒になってヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基を形成し;ここでヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでアリール置換基は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここで−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基は、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル上の窒素又は炭素原子に結合しており;そしてここで1個より多い−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基がアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルに結合していることはないか;
あるいはまた、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
ここで各R14は独立して水素、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれ;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成し;
但し、Rがアルキルである場合、Rはアルキル以外であり;
さらに但し、Rが水素である場合、Rはアルキル、メチルカルボニル、フェニル、ベンジル又はカルボキシアルキル以外であり;
さらに但し、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になる場合、イミダゾリル以外であり;
さらに但し、XがOであり、R及びRが一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基を形成し、
及びRが一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基を形成し、
ここでR及びRはそれぞれの場合にそれぞれメチルであり、
且つRが水素である場合、R
イソプロピルスルホニル、4−(N−ベンジル)−ピペリジニル又は4−ピリジル以外である]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩がある。
本発明の1つの態様において、XはOである。
本発明の他の態様において、RとR及びRとRは式
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基として一緒になり、
ここでそれぞれの場合にR及びRは両方とも水素であるか、又は両方とも低級アルキルである。好ましくは、R及びRは両方とも水素又はメチルである。
本発明の1つの態様に、XがOであり、RとR及びRとRが式
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基として一緒になり、ここでそれぞれの場合にR及びRはそれぞれ低級アルキル、好ましくはメチルである式(I)の化合物がある。
本発明の他の態様において、式(It)
Figure 2005526852
[式中、R及びRは前に定義した通りである]
の化合物がある。
本発明の1つの態様において、Rは水素、低級アルキル及びアラルキルより成る群から選ばれ、好ましくはRは水素、メチル又はベンジルである。本発明の他の態様において、Rは水素又は低級アルキルであり、好ましくは、Rは水素、メチル又はエチルである。本発明のさらに別の態様において、Rは水素である。
本発明の1つの態様において、Rはヒドロキシ、アルキル、ベンズヒドリル、アルコキシ、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルキルオキシ、アルコキシカルボニルアルキル、−C(O)−R、アルコキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、窒素含有ヘテロアリール、窒素含有ヘテロシクロアルキル、−SO12、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここで単独のもしくは置換基の一部としてのアルキル、アラルキル、窒素含有ヘテロアリール又は窒素含有ヘテロシクロアルキルは、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができる。
本発明の他の態様において、Rはヒドロキシ、ハロゲン化アルキル、ベンズヒドリル、アルコキシ、アルケニル、アラルキル(ここでアラルキルは場合によりアルコキシから選ばれる置換基で置換されていることができる)、アラルキルオキシ、アルコキシカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルカルボニル(ここでアルキルは場合によりカルボキシ又はアルコキシカルボニルから選ばれる置換基で置換されていることができる)、アリールカルボニル(ここでアリールは場合によりアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル又はカルボキシから選ばれる置換基で置換されていることができる)、アラルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、窒素含有ヘテロアリール(好ましくは、窒素含有ヘテロアリールは4−ピリジル以外である)、窒素含有ヘテロシクロアルキル、アミノスルホニル(ここでアミノ基は場合により1〜2個の低級アルキルで置換されていることができる)、アルキルスルホニル(ここでアルキル基は場合によりハロゲンから独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていることができる)、アリールスルホニル(ここでアリール基は場合によりアルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、アセトアミド、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ又は2−クロロ−4−ニトロフェノキシから独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていることができる)、アラルキルスルホニル、ビフェニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル(ここでヘテロアリールは場合によりハロゲン、アルキル、ヘテロアリール又はベンゼンスルホニルから独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていることができる)、ベンズヒドリル、−Si−(アリール)、−C(O)O−Si(アリール)、−P(=O)(アリール)、−P(=O)(アルコキシ)及びSEMより成る群から選ばれる。
本発明の他の態様において、Rはヒドロキシ、ハロゲン化アルキル、ベンズヒドリル、アルコキシ、アルケニル、アルコキシ置換アラルキル、アラルキルオキシ、アルコキシカルボニルアルキル、置換アルキルカルボニル(ここでアルキルカルボニルのアルキル部分はカルボキシ又はアルコキシカルボニルから選ばれる置換基で置換されている)、アリールカルボニル(ここでアリールは場合によりアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル又はカルボキシから選ばれる置換基で置換されていることができる)、アラルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、窒素含有ヘテロアリール(好ましくは、窒素含有ヘテロアリールは4−ピリジル以外である)、窒素含有ヘテロシクロアルキル、アミノスルホニル(ここでアミノ基は場合により1〜2個の低級アルキルで置換されていることができる)、アルキルスルホニル(ここでアルキル基は場合によりハロゲンから独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていることができる)、アリールスルホニル(ここでアリール基は場合によりメチル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ハロゲン、アルコキシ、メチルカルボニルアミノ、アセトアミド、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ又は2−クロロ−4−ニトロフェノキシから独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていることができる)、アラルキルスルホニル、ビフェニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル(ここでヘテロアリールは場合によりハロゲン、アルキル、ヘテロアリール又はベンゼンスルホニルから独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていることができる)、ベンズヒドリル、−Si−(アリール)、−C(O)O−Si(アリール)、−P(=O)(アリール)、−P(=O)(アルコキシ)及びSEMより成る群から選ばれる。
好ましくは、Rはヒドロキシ、メトキシ、アリル、1−(2−ブロモ)−エチル、1−(2−エトキシカルボニル)エチル、メトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニルエチル、1−(メトキシカルボニル)−n−プロピル、カルボキシメチル、1−(3−カルボキシ)−n−プロピル、1−(2−カルボキシ)エチル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、n−プロピルカルボニル、イソブチルカルボニル、フェニルエチルカルボニル、ベンジルカルボニル、フェニルカルボニル、2−メトキシカルボニルフェニル−カルボニル、2−カルボキシフェニル−カルボニル、メトキシカルボニル−エチルカルボニル、カルボキシエチルカルボニル、ジエトキシ−ホスフィニル、トリフェニルシリル、トリフェニルシリルオキシカルボニル、トリフルオロメチルスルホニル、ジメチルアミノエチル、ベンジル、4−メトキシベンジル、ベンジルオキシ、3−ピロリジニル、SEM、ジフェニルホスフィニル、ベンズヒドリル、2−メトキシフェニルカルボニル、3−メトキシフェニルカルボニル、4−メトキシフェニルカルボニル、メトキシメチルカルボニル、2−トリルカルボニル、3−トリルカルボニル、4−トリルカルボニル、5−ヘプチルカルボニル、アミノスルホニル、4−トリフルオロメトキシフェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニル、1−(5−ジメチルアミノ−ナフチル)−スルホニル、4−ビフェニルスルホニル、2−チエニルスルホニル、2−(3−(2−ピリジル)−チエニル)−スルホニル、4−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、3−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、2,6−ジフルオロフェニルスルホニル、ベンジルスルホニル、4−メトキシフェニルスルホニル、4,5−ジブロモ−2−チエニルスルホニル、2−ベンゼンスルホニル−5−チエニルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、3−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、フェニルスルホニル、2,4,6−トリメチルフェニル−スルホニル、2−クロロ−1−エチルスルホニル、イソブチルスルホニル、1−ブチルスルホニル、4−(2,1,3−ベンズオキサジアゾリル)スルホニル、4−(2−クロロ−4−ニトロフェノキシ)−3,5−ジクロロフェニルスルホニル、4−ブロモフェニルスルホニル、エチルスルホニル、8−キノリニルスルホニル、3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリルスルホニル、4−(2,1,3−ベンゾチジアゾリル)スルホニル、1−プロピルスルホニル、4−メチルカルボニルアミノ−フェニル−スルホニル、4−アセトアミドフェニルスルホニル及び4−ニトロフェニルスルホニルより成る群から選ばれる。
本発明の1つの態様において、Rはヒドロキシ、メトキシ、アリル、1−(3−メトキシカルボニル)−n−プロピル、1−(2−カルボキシ)エチル、1−(2−ブロモ)−エチル、1−(2−エトキシカルボニル)エチル、メトキシカルボニルメチル、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、トリフェニルシリル、トリフェニルシリルオキシカルボニル、トリフルオロメチルスルホニル及びベンズヒドリルより成る群から選ばれる。
本発明の1つの態様において、Rは−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)及び−SO12より成る群から選ばれる。
本発明の他の態様において、Rは−C(O)−Rであり;ここでRはアルキル、アリール(ここでアリール基は場合によりアルキル又はアルコキシから選ばれる置換基で置換されていることができる)及びアラルキルより成る群から選ばれる。好ましくは、Rはメチル、エチル、n−プロピル、イソブチル、5−ヘプチル、フェニル、ベンジル、フェニルエチル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−トリル、3−トリル及び4−トリルより成る群から選ばれる。
本発明のさらに別の態様において、Rは−SO−R12であり;ここでR12はアミノ、低級アルキルアミノ、ジ(低級アルキル)アミノ、アルキル(ここで単独のもしくは置換基の一部としてのアルキル基は、場合によりハロゲンから独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていることができる)、アリール(ここでアリール基は場合によりアルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、アセトアミド、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ又は2−クロロ−4−ニトロフェノキシから独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていることができる)、アラルキル、ビフェニル及びヘテロアリール(ここでヘテロアリールは場合によりハロゲン、アルキル、ヘテロアリール又はベンゼンスルホニルから独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていることができる)より成る群から選ばれる。好ましくは、R12はトリフルオロメチル、4−トリフルオロメトキシフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−(5−ジメチルアミノ−ナフチル)、4−ビフェニル、2−チエニル、4−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、ベンジル、4−メトキシフェニル、4,5−ジブロモ−2−チエニル、2−ベンゼンスルホニル−5−チエニル、2−(3−(2−ピリジル)−チエニル)、3−トリフルオロメチルフェニル、2,2,2−トリフルオロエチル、フェニル、2,4,6−トリメチルフェニル、2−クロロ−1−エチル、イソブチル、1−ブチル、4−(2,1,3−ベンズオキサジアゾリル)、4−(2−クロロ−4−ニトロフェノキシ)−3,5−ジクロロフェニル、4−ブロモフェニル、エチル、8−キノリニル、3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル、4−(2,1,3−ベンゾチジアゾリル)、1−プロピル、4−メチルカルボニルアミノ−フェニル、4−アセトアミドフェニル及び4−ニトロフェニルより成る群から選ばれる。
本発明の1つの態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になってヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルから選ばれる基を形成し;ここでヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでアリール置換基は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここで−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基は、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル上の窒素又は炭素原子に結合しており;そしてここで1個より多い−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基がアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルに結合していることはない。
好ましくは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になってヘテロシクロアルキル基、6員単環式ヘテロアリール基又は9〜10員二環式ヘテロアリール基を形成し、ここでヘテロシクロアルキル又はヘテロアリール基は場合により前に定義された通りに置換されていることができる。より好ましくは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になってヘテロシクロアルキル基又は9〜10員二環式ヘテロアリール基を形成し、ここでヘテロシクロアルキル又はヘテロアリール基は場合により前に定義された通りに置換されていることができる。さらにもっと好ましくは、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になってモルホリニル、1−(2−イソプロポキシフェニル)−ピペラジニル、イソインドール−1,3−ジオンから選ばれる基を形成する。
本発明の1つの態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;ここでR14は水素、ジアルキルアミノ、シクロアルキル及びアリールより成る群から選ばれ;ここでシクロアルキル又はアリールは、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができる。好ましくは、R14は水素、ジ(低級アルキル)アミノ、3〜8員単環式シクロアルキル及びアリールより成る群から選ばれ、より好ましくは、R14は水素、ジメチルアミノ、シクロヘキシル及びフェニルより成る群から選ばれる。
本発明の1つの態様において、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;ここで2個のR14基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、式
Figure 2005526852
のヘテロシクロアルキル基を形成し、
ここでR20は低級アルキルである。好ましくは、2個のR14基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって2−(1−メチル−ピロリジニル)を形成する。
1つの態様において、本発明は式(Ij)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
の基を形成し;
ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aは、それらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
あるいはまた、2個のR14基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
のヘテロシクロアルキル基を形成し、
ここでR20は低級アルキルであり;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成し;
但し、Rが水素の場合、Rはメチルカルボニル又はカルボキシエチル以外である]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を目的とする。
本発明の他の態様において式(Ik)
Figure 2005526852
[式中、
1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
の基を形成し;
ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
あるいはまた、2個のR14基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
のヘテロシクロアルキル基を形成し、
ここでR20は低級アルキルであり;
但し、Rが水素の場合、Rはメチルカルボニル又はカルボキシエチル以外である]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩がある。
本発明の1つの態様において、R1a置換基が酸性(酸開裂)脱−保護条件下で除去され得る置換基である式(Ij)及び(Ik)の化合物がある。本発明の他の態様において、R1a置換基が塩基性脱−保護条件下で除去され得る置換基である式(Ij)及び(Ik)の化合物がある。本発明のさらに別の態様において、R1a置換基が接触還元条件下で除去され得る置換基である式(Ij)及び(Ik)の化合物がある。
本発明の1つの態様において、R2a置換基が酸性(酸開裂)脱−保護条件下で除去され得る置換基である式(Ij)及び(Ik)の化合物がある。本発明の他の態様において、R2a置換基が塩基性脱−保護条件下で除去され得る置換基である式(Ij)及び(Ik)の化合物がある。本発明のさらに別の態様において、R2a置換基が接触還元条件下で除去され得る置換基である式(Ij)及び(Ik)の化合物がある。
本発明の1つの態様において、R1a及びR2aが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、脱−保護条件下で除去され得る基を形成する式(Ij)及び(Ik)の化合物がある。
式(Ij)及び(Ik)の化合物は、それぞれ対応する式(XX)
Figure 2005526852
[式中、X、R、R、R及びRは前に定義した通りである]
の化合物及び式(XXa)
Figure 2005526852
の化合物の製造のための中間体として有用である。
本発明はさらに、式(XX)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHの場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOの場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルから選ばれるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
の化合物の製造法に関し、その方法は式(Ij)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
の基を形成し;
ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
あるいはまた、2個のR14基はそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
のヘテロシクロアルキル基を形成し、
ここでR20は低級アルキルであり;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を脱−保護条件下で反応させて、対応する式(XX)の化合物を得ることを含んでなる。式(XX)の化合物はてんかんの処置に有用である。
本発明の1つの態様において、式(XX)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHの場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOの場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を製造する方法であって、式(Ij)
Figure 2005526852
[式中、
XはCH又はOから選ばれ;
1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各Rは独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
の基を形成し;
ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
ここで各R14は独立して水素、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれ;
、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHの場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
Figure 2005526852
のメチレンジオキシ基であることができ、
ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を脱−保護条件下で反応させ、対応する式(XX)の化合物を得ることを含んでなる方法がある。
本発明の1つの態様において、式(XXa)
Figure 2005526852
の化合物を製造する方法であって、式(Ik)
Figure 2005526852
[式中、
1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
の基を形成し;
ここでnは1〜3の整数であり;且つここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
あるいはまた、2個のR14基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
のヘテロシクロアルキル基を形成し、
ここでR20は低級アルキルである]
の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を脱−保護条件下で反応させ、対応する式(XXa)の化合物を得ることを含んでなる方法がある。式(XXa)の化合物はてんかんの処置に有用である。
本発明はさらに、前に定義した式(Ij)の化合物を脱−保護条件下で反応させることにより製造される生成物に関する。本発明の1つの態様において、前に定義した式(Ik)の化合物を脱−保護条件下で反応させることにより製造される生成物がある。
本明細書で用いられる場合、「ハロゲン」は塩素、臭素、フッ素及びヨウ素を意味するものとする。
本明細書で用いられる場合、単独で又は置換基の一部として用いられる「アルキル」という用語は、直鎖及び分枝鎖を含む。例えばアルキル基にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチルなどが含まれる。好ましくは、アルキル基は1〜8個の炭素原子を含む。他にことわらなければ、アルキルと一緒に用いられる「低級」は、1〜4個の炭素原子の炭素鎖組成を意味する。
本明細書で用いられる場合、「アルケニル」という用語は、1個もしくはそれより多い二重結合、好ましくは1〜2個の二重結合を含有する部分的不飽和直鎖状及び分枝鎖状アルキル鎖を示すものとする。適した例にはアリル、ブテニル、プロペニルなどが含まれる。好ましくは、アルケニル基上の二重結合は、結合点から少なくとも炭素原子1個移動した位置にある。
類似して、「アルキニル」という用語は、1個もしくはそれより多い三重結合、好ましくは1〜2個の三重結合、より好ましくは1個の三重結合を含有する部分的不飽和直鎖状及び分枝鎖状アルキル鎖を示すものとする。適した例にはプロパルギル、−CHCHCCHなどが含まれ;ここでアルキニル基上の三重結合は、結合点から少なくとも炭素原子1個移動した位置にある。
本明細書で用いられる場合、「シクロアルキル」という用語は、いずれかの安定な3〜8員単環式又は9〜14員飽和二環式環系を意味するものとする。適した例にはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、オクタヒドロインデニル、デカヒドロナフチルなどが含まれる。「シクロアルケニル」という用語は、1個もしくはそれより多い二重結合を含有するいずれかの安定な3〜8員単環式部分的不飽和環系あるいはいずれかの安定な9〜14員二環式部分的不飽和(すなわち1個もしくはそれより多い二重結合を含有する)又は部分的芳香族環系を意味するものとする。適した例にはシクロヘキセニル、シクロペンテニル、シクロプロペニル、シクロヘキシ−1,4−ジエニル、テトラヒドロナフチル、インダニルなどが含まれる。
本明細書で用いられる場合、他にことわらなければ、単独でもしくは置換基の一部として用いられる「アリール」は、炭素環式芳香族基、例えばフェニル、ナフチルなどを指すものとする。
本明細書で用いられる場合、他にことわらなければ、単独でもしくは置換基の一部として用いられる「アラルキル」は、フェニル、ナフチルなどのようなアリール基で置換されたいずれかの低級アルキル基を意味するものとする。適した例にはベンジル、フェニルエチル、ナフチルメチルなどが含まれる。
本明細書で用いられる場合、他にことわらなければ、単独でもしくは置換基の一部として用いられる「アルコキシ」は、上記の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル基の酸素エーテル基を示すものとする。例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、sec−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ヘキシルオキシなど。類似して、「アリールオキシ」及び「アラルキルオキシ」という用語は、それぞれ上記のアリール及びアラルキル基の酸素エーテル基を示すものとする。
本明細書で用いられる場合、他にことわらなければ、単独でもしくは置換基の一部として用いられる「ヘテロアリール」は、O、N及びSより成る群から選ばれる少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、場合によりO、N及びSより成る群から独立して選ばれる1〜3個の追加のヘテロ原子を含有することができるいずれかの5もしくは6員単環式芳香族環構造;あるいはO、N及びSより成る群から選ばれる少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、場合によりO、N及びSより成る群から独立して選ばれる1〜4個の追加のヘテロ原子を含有することができるいずれかの9もしくは10員二環式芳香族環構造を示すものとする。ヘテロアリール基は、結果が安定な構造であるように、環のいずれのヘテロ原子又は炭素原子において結合していることもできる。好ましくは、ヘテロアリール基は、結果が安定な構造であるように、環のいずれかの炭素原子において結合している。
適したヘテロアリール基の例にはピロリル、フリル、チエニル、オキサゾリル、イミダゾリル、プラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、フラザニル、インドリジニル、インドリル、イソインドリニル、インダゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、ベンズチジアゾリル、ベンズオキサジアゾリル、プリニル、キノリジニル、キノリニル、イソキノリニル、イソチアゾリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、プテリジニルなどが含まれるが、これらに限られない。
特に好ましいヘテロアリール基にはチエニル、2,1,3−ベンズオキサジアゾリル、2,1,3−ベンゾチジアゾリル、キノリニル及びイソオキサゾリルが含まれる。
本明細書で用いられる場合、単独でもしくは置換基の一部として用いられる「ヘテロシクロアルキル」という用語は、O、N及びSより成る群から選ばれる少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、場合によりO、N及びSより成る群から独立して選ばれる1〜3個の追加のヘテロ原子を含有することができるいずれかの5〜7員単環式飽和もしくは部分的不飽和環構造;あるいはO、N及びSより成る群から選ばれる少なくとも1個のヘテロ原子を含有し、場合によりO、N及びSより成る群から独立して選ばれる1〜4個の追加のヘテロ原子を含有することができるいずれかの9〜10員飽和、部分的不飽和もしくは部分的芳香族二環式環系を示すものとする。ヘテロシクロアルキル基は、結果が安定な構造であるように、環のいずれのヘテロ原子又は炭素原子において結合していることもできる。
適したヘテロシクロアルキル基の例には、ピロリニル、ピロリジニル、ジオキサラニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、ジオキサニル、モルホリニル、ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、トリチアニル、インドリニル、クロメニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−ジヒドロベンゾフリル、2,3−ジヒドロ−1H−イソインドールなどが含まれるが、これらに限られない。
特に好ましいヘテロシクロアルキル基にはピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル及び2,3−ジヒドロ−1H−イソインドールが含まれる。
置換基と関連して、「独立して」という用語は、1個より多いそのような置換基が可能な場合、そのような置換基が同一であるか又は互いに異なることができることを意味する。
特定の基が「置換されている」場合(例えばフェニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール)、その基は1個もしくはそれより多い置換基、好ましくは1〜4個の置換基、より好ましくは1〜3個の置換基、さらにもっと好ましくは1〜2個の置換基を有することができる。
本明細書で用いられる場合、記号
Figure 2005526852
は、分子の平面の上方の結合を示すものとする。類似して、記号
Figure 2005526852
は、分子の平面の下方の結合を示すものとする。
薬剤における使用のために、本発明の化合物の塩は、無毒性の「製薬学的に許容され得る塩」を指す。しかしながら他の塩は、本発明に従う化合物又はそれらの製薬学的に許容され得る塩の製造において有用であり得る。
化合物の適した製薬学的に許容され得る塩には酸付加塩が含まれ、それは例えば化合物の溶液を製薬学的に許容され得る酸、例えば塩酸、硫酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酢酸、安息香酸、クエン酸、酒石酸、炭酸又はリン酸の溶液と混合することにより形成することができる。
さらに、本発明の化合物が酸性部分を有している場合、あるいはR又はR1aが水素の場合、適したその製薬学的に許容され得る塩にはアルカリ金属塩、例えばナトリウムもしくはカリウム塩;アルカリ土類金属塩、例えばカルシウムもしくはマグネシウム塩;ならびに適した有機リガンドを用いて形成される塩、例えば第1級、第2級、第3級もしくは第4級アンモニウム塩、例えばモルホリニル、t−ブチルアミノ、コリンなどが含まれ得る。
代表的な製薬学的に許容され得る塩には以下も含まれる:
酢酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、重酒石酸塩、ホウ酸塩、カルシウムエデト酸塩、カムシレート、炭酸塩、クラブラネート、クエン酸塩、エデト酸塩、エジシレート、エストレート、エシレート、フマル酸塩、グルセプテート、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニレート、ヘキシルレゾルシネート、ヒドラバミン、ヒドロブロミド、ヒドロクロリド、ヒドロキシナフトエート、ヨーダイド、イソチオネート、乳酸塩、ラクトビオネート、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシレート、メチルブロミド、メチルナイトレート、メチルサルフェート、粘液酸塩、ナプシレート、硝酸塩、N−メチルグルカミンアンモニウム塩、オレイン酸塩、パモ酸塩(エンボネート)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、硫酸塩、サブアセテート、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクレート、トシレート、トリエチオダイド、吉草酸塩、ベンザンチン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、メグルミン、プロカイン、アルミニウム、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム及び亜鉛。
本発明は、本発明の化合物のプロドラッグをその範囲内に含む。一般にそのようなプロドラッグは化合物の官能基誘導体であり、それは生体内で容易に必要な化合物に転換可能である。かくして本発明の処置の方法において、「投与」という用語は、特定的に開示される化合物又は特定的に開示されていないかもしれないが、患者への投与の後に生体内で特定の化合物に転換される化合物を用いて、記載される種々の障害を処置することを包含するものとする。適したプロドラッグ誘導体の選択及び製造のための通常の方法は、例えば“Design of Prodrugs”,H.Bundgaard編集,Elsevier,1985年に記載されている。
本発明に従う化合物が少なくとも1個のキラル中心を有する場合、それらは従ってエナンチオマーとして存在することができる。化合物が2個もしくはそれより多いキラル中心を有する場合、それらは従ってジアステレオマーとして存在することができる。すべてのそのような異性体及びそれらの混合物が本発明の範囲内に包含されることが理解されねばならない。さらに、化合物に関する結晶形のいくつかは多形相として存在することができ、そのまま本発明に含まれることが意図されている。さらに、化合物のいくつかは水(すなわち水和物)又は通常の有機溶媒と溶媒和物を形成することができ、そのような溶媒和物も本発明の範囲内に包含されることが意図されている。
本明細書で用いられる場合、「患者」という用語は、処置、観察又は実験の対象である動物、好ましくは哺乳類、最も好ましくはヒトを指す。
本明細書で用いられる場合、「治療的に有効な量」という用語は、研究者、獣医、医師又は他の臨床医により追及されている組織系、動物又は人間における生物学的もしくは医学的応答を引き出す活性化合物又は製薬学的薬剤の量を意味し、応答には処置されている疾患又は障害の症状の軽減が含まれる。
本明細書で用いられる場合、「組成物」という用語は、特定の量における特定の成分ならびに特定の量における特定の成分の組み合わせから直接もしくは間接に生ずるいずれかの生成物を含んでなる生成物を包含することが意図されている。
明細書、特にスキーム及び実施例中で用いられる略語は以下の通りである:
AcN =アセトニトリル
Benzhydryl =−CH(フェニル)
CDI =1,1’−カルボニルジイミダゾール
DAF =ジアセトンフルクトース
DCC =1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド
DCM =ジクロロメタン
DIPEA =ジイソプロピルエチルアミン
DME =ジメトキシエタン
DMF =ジメチルホルムアミド
EtOAc =酢酸エチル
EtOH =エタノール
GC =ガスクロマトグラフィー
HBTU =O−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート
HPLC =高圧液体クロマトグラフィー
MeOH =メタノール
SEM =2−(トリメチルシリル)エトキシメチル
SEM−Cl =2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド
TBAH =テトラブチルアンモニウムヒドロキシド
TEA =トリエチルアミン
THF =テトラヒドロフラン
TLC =薄層クロマトグラフィー
Topiramate=2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート
式(I)の化合物は、スキーム1に概述される方法に従って製造することができる。
Figure 2005526852
さらに特定的に、既知の化合物である式(II)の化合物(1985年4月23日発行の米国特許第4,513,006号、Maryanoff,et al.,に開示されている通りに製造される)を、好ましくは約1〜約2当量の範囲内の量における、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物である式(III)の適切に置換されたアミンと、アセトニトリル、THF、DME、塩化メチレンなどのような有機溶媒中で、ピリジン、DIPEA、TEAなどのような有機塩基の存在下で反応させ、対応する式(I)の化合物を得る。
あるいはまた、R又はRの1つがヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ又はアラルキルオキシから選ばれる式(I)の化合物を、スキーム2に概述される方法に従って製造することができる。
Figure 2005526852
さらに特定的に、式(II)の化合物を、好ましくは約1〜約2当量の範囲内の量における、R1b又はR2bの1つがヒドロキシ、アルコキシ、アリールオキシ又はアラルキルオキシである適切に置換された式(IV)の化合物、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物と、アセトニトリル、THF、DMEなどのような有機溶媒中で、KCO、DIPEA、TEAなどのような塩基、好ましくはKCOの存在下で反応させ、対応する式(Ia)の化合物を得る。
の1つが水素であり、Rがアルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル又はアラルキルオキシカルボニルから選ばれる(すなわちR又はRが−C(O)−O−R16であり、ここでR16はアルキル、アリール又はアラルキルである)式(I)の化合物は、スキーム3に概述される方法に従って製造することができる。
Figure 2005526852
さらに特定的に、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物である式(V)の化合物を、R16がアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれる適切に置換された式(VI)の化合物、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物と、アセトニトリル、THFなどのような有機溶媒中で、水酸化ナトリウム、KCO、NaCO、CsCOなどのような無機塩基又はTEA、DIPEA、ピリジンなどのような有機塩基の存在下、好ましく有機塩基の存在下で反応させ、対応する式(Ib)の化合物を得る。
及びRの両方が−C(O)−O−R16から選ばれ、ここでR16は前に定義した通りである式(I)の化合物は、式(Ib)の化合物を、適切に置換された式R16−O−C(O)−Clの化合物又は適切に置換された式R16−O−C(O)O−O−R16の対称もしくは非対称化合物と、TEA、DIPEA、ピリジンなどのような塩基の存在下に、アセトニトリル、THFなどのような有機溶媒中でさらに反応させることにより製造することができる。
あるいはまた、式(I)の化合物を式(XX)
Figure 2005526852
の化合物から直接製造することができる。
又はRの1つが−C(O)−Rより成る群から選ばれ、ここでRは前に定義した通りである式(I)の化合物は、スキーム4に概述される方法に従って製造することができる。
Figure 2005526852
従って、式(XX)の化合物を適切に置換された対称もしくは非対称無水物、好ましくは適切に置換された対称無水物、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物であるRが前に定義した通りである式(VIII)の化合物と、TEA、DIPEA、ピリジンなどのような有機塩基の存在下に、THF、AcN、酢酸エチル、DMEなどのような有機溶媒中で反応させ、対応する式(Ic)の化合物を得る。
あるいはまた、式(XX)の化合物を、適切に置換された酸クロリド、Rが前に定義した通りである式(IX)の化合物と、TEA、、DIPEA、ピリジンなどのような有機塩基の存在下に、THF、アセトニトリル、酢酸エチル、DMEなどのような有機溶媒中で反応させ、対応する式(Ic)の化合物を得る。
当該技術分野における熟練者は、上記のスキーム4に概述した方法において、式(IX)の酸クロリド化合物を代わりに適切に置換された酸ブロミド(すわち式R−C(O)−Brの化合物)又は適切に置換された酸フルオリド(すわち式R−C(O)−Fの化合物)で置き換え、式(XX)の化合物と反応させて対応する式(Ic)の化合物を得ることができることを認識するであろう。
及びRの両方が−C(O)−Rから選ばれる式(I)の化合物は、上記の方法に従って式(XX)の化合物を、少なくとも2当量の式(IX)の適切に置換された酸クロリドと反応させることにより製造することができる。
あるいはまた、R及びRの両方がそれぞれ−C(O)−Rから選ばれ、且つ同じでない式(I)の化合物は、上記の方法に従って式(Ic)の化合物を、適切に置換された式(IX)の酸クロリドと反応させることにより製造することができる。
類似して、R又はRの1つが−SO−R12より成る群から選ばれ、ここでR12は前に定義した通りである式(I)の化合物は、スキーム4に概述した方法に従い、式(VIII)の対称もしくは非対称無水物の代わりに適切に置換された対称もしくは非対称スルホン酸無水物(R12−SO−O−SO−R12)を選び且つ置き換えて、あるいは式(IX)の酸クロリドの代わりに適切に置換されたスルホニルクロリド(R12−SO−Cl)を選び且つ置き換えて製造することができる。当該技術分野における熟練者はさらに、適切に置換されたスルホニルクロリドの代わりに適切に置換されたスルホニルブロミド(R12−SO−Br)を用いて所望の生成物を得ることができることを認識するであろう。
類似して、R又はRの1つが−SO−R12から選ばれ、R12がアミノ、アルキルアミノ及びジアルキルアミノより成る群から選ばれる式(I)の化合物は、適切に置換された式(XX)の化合物をスルフリルクロリド(SOCl)と反応させ、次いで適切に置換されたアミン、アルキルアミン又はジアルキルアミンと反応させることにより製造することができる。
もしくはRの1つ又は両方がSEMである式(I)の化合物は、式(XX)の化合物をSEM−Clと、水素化ナトリウム、n−ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドなどのような塩基の存在下に、THF、DME、アセトニトリル、酢酸エチルなどのような有機溶媒中で反応させることにより製造することができる。R又はRの1つがSEMの場合、SEM−Cl試薬は約1当量に等しい量で存在する。R及びRの両方がSEMの場合、SEM−Cl試薬は1当量より多い量で、好ましくは約2当量に等しいかもしくはそれより多い量で存在する。
が−P(O)(R13であり、ここでR13は前に定義した通りである式(I)の化合物は、スキーム5に概述される方法に従って製造することができる。
Figure 2005526852
従って、スキーム2に記載した通りに製造される適切に置換された式(Ib’)の化合物を、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物である適切に置換された式(XI)の化合物と、TEA、DIPEA、ピリジンなどのような塩基の存在下に、トルエン、キシレン、ベンゼンなどのような有機溶媒中で、下げられた温度において反応させ、対応する式(XII)の化合物を得、それを高められた温度で、好ましくは約80℃より高いかもしくはそれと等しい温度で加熱し、対応する式(Id)の化合物を得る。
当該技術分野における熟練者は、上記のスキーム5に概述される方法において、式Br−P(R13の適切に置換された化合物を式(XI)の化合物の代わりに置き換え、式(Ib’)の化合物と反応させて対応する式(XII)の化合物を得、それを次いでさらに反応させて対応する式(Id)の化合物を得ることができることを認識するであろう。
及びRが、それらが結合するN原子と一緒になって式−N=C(R14の基を形成し;且つここで少なくとも1個のR14が水素及びアルキルより成る群から選ばれる式(I)の化合物は、スキーム6に概述される方法に従って製造することができる。
Figure 2005526852
従って、既知の化合物である適切に置換された式(XX)の化合物を、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物である適切に置換された式(XIII)の化合物と、MeOH、THF、AcNなどのような有機溶媒中で、好ましくは触媒量の酢酸、p−トルエンスルホン酸、HClなどのような酸の存在下に反応させ、対応する式(Ie)の化合物を得る。
類似して、R及びRが、それらが結合する窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し、ここで1個のR14がジアルキルアミノである式(I)の化合物は、適切に置換された式(XX)の化合物を、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物である式
Figure 2005526852
の適切に置換された化合物と、塩化メチレン、ジエチルエーテル、THFなどのような有機溶媒中で反応させることにより製造することができる。
類似して、R及びRが、それらが結合する窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し、ここで2個のR14基が、それらが結合している炭素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
のヘテロシクロアルキル基を形成する式(I)の化合物は、適切に置換された式(XX)の化合物を、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物である式
Figure 2005526852
の適切に置換された化合物と、水素化ナトリウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドなどのような塩基の存在下に、塩化メチレン、ジエチルエーテル、THFなどのような有機溶媒中で反応させることにより製造することができる。
及びRが、それらが結合する窒素原子と一緒になって式
Figure 2005526852
の基を形成する式(I)の化合物は、スキーム7に概述される方法に従って製造することができる。
Figure 2005526852
従って、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物である式(XX)の化合物を、Wが−OH、−Cl、−Br又は−Fである式(XIV)の適切に置換された化合物、既知の化合物又は既知の方法により製造される化合物と、DCC、CDI、HBTUなどのようなカップリング剤の存在下に、DIPEA、TEA、ピリジンなどのような有機塩基の存在下で、DCM、THF、DMFなどもしくはそれらの混合物のような有機溶媒中において反応させ、対応する式(If)の化合物を得る。式(XIV)の化合物においてWがCl、Br又はFである場合、有機塩基は有機第3級アミン塩基、例えばTEA、DIPEA、ピリジンなどである。
式(If)の化合物を、アセトン、メタノール、DMF、THFなどのような極性有機溶媒中でNaOH、KOH、TBAHなどのような塩基と反応させ、対応する式(Ig)の化合物を得る。
式(Ig)の化合物を、CDI、DCC、HBTUなどのようなカップリング剤の存在下に、DIPEA、TEA、ピリジンなどのような有機塩基の存在下で、THF、DMF、AcNなどのような有機溶媒中において閉環させ、対応する式(Ih)の化合物を得る。
式(XX)の化合物は、スキーム8に概述される方法に従って製造することができる。
Figure 2005526852
従って、上記のスキームのいずれかにおける通りに製造される式(Ij)の化合物を脱−保護条件下で反応させ(例えばT.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,1991に記載されている通り)、対応する式(XX)の化合物を得る。
1aが水素、ベンジル、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル及びベンジルオキシカルボニルより成る群から選ばれ;且つR2aがベンジル、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル及びベンジルオキシカルボニルより成る群から選ばれる式(Ij)の化合物の場合;式(Ij)の化合物を接触還元に供し、対応する式(XX)の化合物を得る。さらに特定的に、式(Ij)の化合物を、炭素上の10%Pd、炭素上のPtなどのような触媒の存在下に、エタノール、メタノールなどのような有機溶媒中において、Hガスのような還元剤で、好ましくは約1〜約70psi、好ましくは約50psiの圧力における水素ガスで処理し、対応する式(XX)の化合物を得る。
あるいはまた、R1aが水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;且つR2aが置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれるか;あるいはR1a及びR2aが、それらが結合している窒素原子と一緒になって式−N=C(R14の基を形成する式(Ij)の化合物の場合;式(Ij)の化合物を酸開裂に供し、対応する式(XX)の化合物を得る。さらに特定的に、式(Ij)の化合物をアセトン、THF、DCMなどのような極性溶媒、好ましくはアセトン中で、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢酸などのような酸と反応させ、対応する式(XX)の化合物を得る。
あるいはさらにまた、R1aが水素、アルコキシカルボニルCアルキル及び−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)より成る群から選ばれ;且つR2aがカルボキシエチル、アルコキシカルボニルCアルキル及び−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)より成る群から選ばれる式(Ij)の化合物の場合;式(I)の化合物を塩基性開裂に供し、対応する式(XX)の化合物を得る。さらに特定的に、式(Ij)の化合物を、THF、DMFなどのような有機溶媒中で水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、TBAHなどのような塩基と反応させ、対応する式(XX)の化合物を得る。
1a及びR2aが一緒になって式
Figure 2005526852
の基を形成する式(Ij)の化合物を脱−保護条件下で反応させ、対応する式(XX)の化合物を得ることができる。例えば式(Ij)の化合物を、低級アルコール(例えばエタノール、メタノール、イソプロパノールなど)、THF、DMFなどのような有機溶媒中で、ヒドラジン、メチルヒドラジン又はフェニルヒドラジンのような試薬と反応させる。
当該技術分野における熟練者は、R1a及びR2aが独立して同じ条件下で除去され得ない基である場合(例えばR1a基は酸開裂により除去され得、R2a基は塩基性開裂により除去され得る場合)、式(Ij)の化合物をR1a及びR2a基のために必要なそれぞれの脱−保護条件に、逐次的又は同時的やり方で供し、対応する式(XX)の化合物を得ることができることを認識するであろう。
本発明の1つの好ましい態様に、脱−保護条件下(例えばT.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,1991に記載されているような)で式(Ik)の化合物を反応させることを含んでなる、式(XXa)の化合物の製造法がある。
本発明の1つの態様において、式(Ij)の化合物を上記の方法に従って接触還元に供することにより、式(Ij)の化合物を脱−保護する。本発明の他の態様において、式(Ij)の化合物を上記の方法に従って酸開裂に供することにより、式(Ij)の化合物を脱−保護する。本発明のさらに別の態様において、式(Ij)の化合物を上記の方法に従って塩基性開裂に供することにより、式(Ij)の化合物を脱−保護する。本発明のさらに別の態様において、式(Ij)の化合物を上記の方法に従ってヒドラジン、メチルヒドラジン又はフェニルヒドラジンのような試薬と反応させることにより、式(Ij)の化合物を脱−保護する。
本発明の1つの態様において、式(Ik)の化合物を上記の方法に従って接触還元に供することにより、式(Ik)の化合物を脱−保護する。本発明の他の態様において、式(Ik)の化合物を上記の方法に従って酸開裂に供することにより、式(Ik)の化合物を脱−保護する。本発明のさらに別の態様において、式(Ik)の化合物を上記の方法に従って塩基性開裂に供することにより、式(Ik)の化合物を脱−保護する。本発明のさらに別の態様において、式(Ik)の化合物を上記の方法に従ってヒドラジン、メチルヒドラジン又はフェニルヒドラジンのような試薬と反応させることにより、式(Ik)の化合物を脱−保護する。
本発明に従う化合物の製造法が立体異性体の混合物を生ずる場合、これらの異性体を調製的クロマトグラフィーのような通常の方法により分離することができる。化合物をラセミ体において製造することができるか、あるいはエナンチオマー特異的合成により、又は分割により個々のエナンチオマーを製造することができる。例えば、光学的に活性な酸、例えば(−)−ジ−p−トルオイル−d−酒石酸及び/又は(+)−ジ−p−トルオイル−l−酒石酸との塩形成によるジアステレオマー対の形成ならびに続く分別結晶化及び遊離の塩基の再生のような標準的方法により、化合物をそれらの成分エナンチオマー(component enantiomers)に分割することができる。ジアステレオマーエステル又はアミドの形成ならびに続くクロマトグラフィー分離及びキラル助剤の除去により化合物を分割することもできる。あるいはまた、キラルHPLCカラムを用いて化合物を分割することができる。
本発明の化合物の製造のためのいずれの方法の間にも、関連するいずれかの分子上の敏感なもしくは反応性の基を保護することが必要及び/又は望ましいかもしれない。これは、通常の保護基、例えばProtective Groups in Organic Chemistry,J.F.W.McOmie編集,Plenum Press,1973年;及びT.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,1991年に記載されているものにより達成することができる。簡便な続く段階に当該技術分野から既知の方法を用い、保護基を除去することができる。
当該技術分野における熟練者はさらに、本発明の反応段階を多様な適した溶媒中で行なうことができる場合、該反応段階を適した溶媒の混合物中で行なうこともできることを認識するであろう。
本発明は、1種もしくはそれより多い本発明の化合物を製薬学的に許容され得る担体と一緒に含んでなる製薬学的組成物も提供する。好ましくは、これらの組成物は経口的、非経口的、鼻内、舌下又は直腸的投与のためあるいは吸入又は吹入による投与のための単位投薬形態物、例えば錠剤、丸薬、カプセル、粉剤、顆粒剤、無菌非経口用溶液又は懸濁剤、計量エアゾール又は液体スプレー、ドロップス、アンプル剤、自動注入装置(autoinjector devices)又は座薬において存在する。あるいはまた、組成物は週に1回又は月に1回の投与に適した形態で存在することができ;例えば活性化合物の不溶性塩、例えばデカン酸塩を筋肉内注入のためのデポ剤(depot preparation)を与えるように適応させることができる。錠剤のような固体組成物の調製のためには、主な活性成分を製薬学的担体、例えばコーンスターチ、ラクトース、スクロース、ソルビトール、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム又はゴムのような通常の錠剤化成分及び他の製薬学的希釈剤、例えば水と混合し、本発明の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩の均一な混合物を含有する固体予備調製組成物(solid preformulation composition)を形成する。これらの予備調製組成物を均一と言う場合、活性成分が組成物全体に均一に分散し、組成物が錠剤、丸薬及びカプセルのような等しく有効な投薬形態物に容易に細分され得ることを意味する。この固体予備調製組成物を次いで、約5〜約2000mgの本発明の活性成分を含有する上記のような型の単位投薬形態物に細分する。新規な組成物の錠剤又は丸薬をコーティングするか又は他のやり方で配合し、長期間の作用の利点を与える投薬形態物を与えることができる。例えば錠剤又は丸薬は内部投薬及び外部投薬成分を含み、後者が前者を覆う外被の形態にあることができる。胃における崩壊に抵抗するように働き、内部成分が十二指腸中に無損傷で通過するか、又は放出が遅れることを可能にする腸溶層により、2つの成分を分離することができる。そのような腸溶層又はコーティングのために多様な材料を用いることができ、そのような材料にはシェラック、セチルアルコール及び酢酸セルロースのような材料と一緒に複数の高分子酸が含まれる。
経口的に又は注入により投与するために本発明の新規な組成物を導入することができる液体形態物には、水溶液、適切に風味付けられたシロップ、水性もしくは油懸濁剤ならびに綿実油、ごま油、ココナツ油又はピーナツ油のような食用油ならびにエリキサー及び類似の製薬学的ビヒクルを用いる風味付けられた乳剤が含まれる。水性懸濁剤のための適した分散剤又は懸濁化剤には合成及び天然ゴム、例えばトラガカント、アラビアゴム、アルギネート、デキストラン、ナトリウムカルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルピロリドン又はゼラチンが含まれる。
本発明に記載されるてんかんの処置の方法を、本明細書で定義されるいずれかの化合物及び製薬学的に許容され得る担体を含んでなる製薬学的組成物を用いて行なうこともできる。製薬学的組成物は約1mg〜約2000mg、好ましくは約5mg〜約1000mg、より好ましくは約10mg〜約500mgの化合物を含有することができ、選ばれる投与の様式に適したいずれの形態に構成されることもできる。担体には、結合剤、懸濁化剤、潤沢剤、風味剤、甘味料、防腐剤、染料及びコーティングを含むがこれらに限られない、必要且つ不活性な製薬学的賦形剤が含まれる。経口的投与に適した組成物には固体形態物、例えば丸薬、錠剤、キャプレット(caplets)、カプセル(それぞれ即時放出、適時放出(timed release)及び持続放出調剤を含む)、顆粒剤及び粉剤ならびに液体形態物、例えば溶液、シロップ、エリキサー、乳剤及び懸濁剤が含まれる。非経口的投与に有用な形態物には無菌溶液、乳剤及び懸濁剤が含まれる。
有利には、本発明の化合物を1回の1日の投薬量において投与することができるか、あるいは1日の投薬量全体を1日2、3又は4回の分割された投薬量において投与することができる。さらに、適した鼻内ビヒクルの局所的使用を介して鼻内形態物において、あるいは当該技術分野における通常の熟練者に周知の経皮的皮膚パッチを介して本発明の化合物を投与することができる。経皮送達系の形態で投与するためには、投薬量投与はもちろん、投薬量管理全体を通じて断続的ではなくて継続的であろう。
例えば、錠剤又はカプセルの形態における経口的投与のために、活性薬剤成分を経口用無毒性の製薬学的に許容され得る不活性担体、例えばエタノール、グリセロール、水などと合わせることができる。さらに、望ましいかもしくは必要な場合、適した結合剤、滑沢剤、崩壊剤及び着色剤を混合物中に導入することもできる。適した結合剤には澱粉、ゼラチン、天然の糖類、例えばグルコース又はベータ−ラクトース、コーン甘味料、天然及び合成ゴム、例えばアラビアゴム、トラガカント又はオレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが含まれるが、これらに限られない。崩壊剤には澱粉、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンゴムなどが含まれるが、これらに限られない。
液体形態物は、適切に風味付けられた懸濁化剤又は分散剤、例えば合成及び天然ゴム、例えばトラガカント、アラビアゴム、メチルセルロースなどを含むことができる。非経口的投与のためには、無菌の懸濁剤及び溶液が望ましい。静脈内投与が望ましい場合、一般に適切な防腐剤を含有する等張調製物が用いられる。
本発明の化合物をリポソーム送達系、例えば小さい単層小胞、大きい単層小胞及び多層小胞の形態で投与することもできる。リポソームは、多様なリン脂質、例えばコレステロール、ステアリルアミン又はホスファチジルコリンから形成することができる。
化合物分子をカップリングさせた個別の担体としてモノクローナル抗体を用いることにより本発明の化合物を送達することもできる。本発明の化合物を、標的化可能な薬剤担体としての可溶性ポリマーとカップリングさせることもできる。そのようなポリマーにはポリビニルピロリドン、ピランコポリマー、ポリヒドロキシプロピルメタクリルアミドフェノール、ポリヒドロキシエチルアスパルタミドフェノール又はパルミトイル残基で置換されたポリエチレンオキシドポリリシンが含まれ得る。さらに、制御された薬剤の放出の達成に有用なある種の生分解性ポリマー、例えばポリ乳酸、ポリエプシロンカプロラクトン、ポリヒドロキシ酪酸、ポリオルトエステル、ポリアセタール、ポリジヒドロピラン、ポリシアノアクリレート及びヒドロゲルの架橋されたもしくは両親媒性ブロックコポリマーに本発明の化合物をカップリングさせることができる。
てんかんの処置が必要な場合には常に、前記のいずれかの組成物において且つ当該技術分野において確立された投薬管理に従って、本発明の化合物を投与することができる。
生成物の1日の投薬量は、1日当たり成人につき5〜1,000mgの広い範囲に及んで変わることができる。経口的投与の場合、処置されるべき患者に投薬量を症状的に調節するため、組成物は好ましくは5.0、10.0、15.0、25.0、50.0、100、250及び500ミリグラムの活性成分を含有する錠剤の形態で与えられる。薬剤の有効量は通常1日に体重のkg当たり約0.01mg〜約50mgの投薬量レベルで供給される。好ましくは、範囲は1日に体重のkg当たり約0.1mg〜約25mg、より好ましくは1日に体重のkg当たり約0.2mg〜約10mg、より好ましくは1日に体重のkg当たり約0.5mg〜約10mgである。化合物を1日につき1〜4回の管理で投与することができる。
投与されるべき最適投薬量は当該技術分野における熟練者により容易に決定され得、用いられる特定の化合物、調製物の濃度、投与の様式及び疾患状態の進行とともに変わるであろう。さらに、患者の年令、体重、食事及び投与の時間を含む、処置されている特定の患者に関連する因子が投薬量を調節する必要を生ずるであろう。
下記の実施例は本発明をより詳細に記述し、本発明を例示することが意図されているが、それを制限することは意図されていない。
[実施例1]
N−アリル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#2)
Figure 2005526852
温度計、攪拌棒、滴下ロート及びN出口が備えられた500mLの3つ口反応フラスコに、アリルアミン(2.1mL,28ミリモル)、テトラヒドロフラン(85mL)及びトリエチルアミン(4.7mL,33.5ミリモル)を入れた。滴下ロートに2,2,7,7−テトラメチル−テトラヒドロ−ビス[1,3]ジオキソロ[4,5−b;4’,5’−d]ピラン−3a−イルメチルエステルクロロ硫酸(10.0g,28ミリモル)及びテトラヒドロフラン(20mL)を入れ、それを室温でゆっくり(10分かけて)加えた。完全に滴下したら、反応物を50℃に温め、4時間攪拌した。得られる懸濁液を濾過し、濃縮して粗油を得た。油を酢酸エチル(200mL)中に取り上げ、飽和NHCl(1x50mL)及びブライン(1x50mL)で洗浄した。相分離の後、有機層をNaSO(150g)上で乾燥し、次いで濾過し、真空下で濃縮して明黄色の油(9.3g)を得た。油をシリカゲルに適用し、酢酸エチル及びヘキサン(30%)で溶離させ、表題化合物を得た。放置すると化合物はゆっくり結晶化し、低融点の白色の固体を与えた。
融点 51〜52℃
H NMR(300MHz,CDCl)δ 5.99−5.80(1H,m),5.30(1H,d,J=17.5Hz),5.24(1H,d,J=10.2Hz),4.63(1H,dd,J=8.3,2.5Hz),4.35(1H,d,J=2.7Hz),4.27(1H,s),4.19(2H,dd,J=12.9,10.5Hz),3.93(1H,dd,J=13.0,1.9Hz),3.83−3.74(3H,m),1.56(3H,s),1.49(3H,s),1.44(3H,s),1.36(3H,s)。
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,47.48;H 6.64;N,3.69;O,33.73;S,8.45
F:C,47.52;H 6.77
化合物#3〜6,8,21〜27,37〜39及び45は、上記のアリルアミンの代わりに適切に置換されたアミンを適宜に選択し且つ置き換えて、上記の方法に従い、類似して製造された。
[実施例2]
N−ヒドロキシ−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#9)
Figure 2005526852
温度計、攪拌棒、滴下ロート及びN出口が備えられた250mLの3つ口反応フラスコに、ヒドロキシルアミンヒドロクロリド(2.0g,29ミリモル)、テトラヒドロフラン(65mL)、水(1.7mL)及び炭酸カリウム(3.8g,27ミリモル)を入れた。テトラヒドロフラン(20mL)中の2,2,7,7−テトラメチル−テトラヒドロ−ビス[1,3]ジオキソロ[4,5−b;4’,5’−d]ピラン−3a−イルメチルエステルクロロ硫酸(9.3g,26ミリモル)を、室温で滴下ロートを介し、ゆっくり(10分かけて)加えた。完全に滴下したら、懸濁液を12時間攪拌した。反応混合物を濾過し、濃縮して表題生成物を白色の固体として得た。
第3級ブチルメチルエーテル/ヘキサンからの再結晶により生成物をさらに精製し、白色の固体を得た。
融点 45〜48℃
H NMR(300MHz,CDCl)δ 7.10(1H,s),7.05(1H,s),4.62(1H,dd,J=8.0,2.5Hz),4.35(1H,d,J=2.6Hz),4.25(1H,d,J=7.6Hz),3.93(1H,dd,J=13.0,1.8Hz),3.78(1H,d,J=12.9Hz),3.69(2H,q,J=17.4,12.0Hz),1.55(3H,s),1.49(3H,s),1.40(3H,s),1.36(3H,s)。
化合物#10〜12は、上記のヒドロキシルアミンヒドロクロリドの代わりに適切に置換されたアミンを適宜選択し且つ置き換えて、上記の方法に従い、類似して製造された。
[実施例3]
N−t−ブトキシカルボニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#14)
Figure 2005526852
攪拌棒及びN出口が備えられた100mLの反応フラスコに、クロロスルホニルイソシアノエート(1.85mL,21ミリモル)及びジクロロメタン(10mL)を入れた。室温で第3級ブチルアルコール(2.03mL,21ミリモル)をゆっくり加え、溶液を30分間攪拌した。次いで反応物を濃縮し、残留物をAcN(20mL)中に取り上げた。次いで滴下ロートを介してピリジン(2.6mL,32ミリモル)中のDAF(5.5g,21ミリモル)を加え、反応物を終夜攪拌した。次いで材料を濃縮乾固して油を得た。油をDCM(100mL)中に取り上げ、0.5N HCl(2x50mL)及びブライン(1x50mL)で洗浄した。相分離の後、有機層をNaSO(150g)上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して明黄色の油(10.5g)を得た。油をシリカゲルに適用し、酢酸エチル及びヘキサン(30%)で溶離させて表題化合物を白色の粉末として得た。
融点 88〜90℃
H NMR(300MHz,CDCl)δ 4.60(1H,d,J=7.7Hz),4.45−4.34(2H,m),4.30−4.19(2H,m),3.91(1H,d,J=12.8Hz),3.75(1H,d,J=13.0Hz),1.60−1.38(18H,m),1.33(3H,s)
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,46.46;H,6.65;N,3.19;O,36.41;S,7.30
F:C,46.78;H,6.89;N,3.15
化合物#13は、第3級ブチルアルコールの代わりにトリフェニルシリノールに置き換えて、上記の方法に従って類似して製造され、白色の固体を与えた。
[実施例4]
N−ベンジルオキシカルボニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#15)
Figure 2005526852
段階A:
Figure 2005526852
−[[[(クロロスルホニル)アミノ]カルボニル]オキシ]−ベンゼンの製造
攪拌棒、熱電対及びN出口が備えられた250mLの反応フラスコに、クロロスルホニルイソシアノエート(10.0mL,115ミリモル)及びジクロロメタン(20mL)を入れた。反応フラスコを0℃に冷却した後、滴下ロートを介し、30分かけてベンジルアルコール(11.9mL,115ミリモル)を加えた。内部温度を10℃より低く保った。完全な添加の後、反応混合物を室温に温め、15分間攪拌し、次いで真空下で濃縮して白色の固体を得た。白色の固体を石油エーテル(100mL)中で磨砕した。濾過により固体を集め、石油エーテル(2x50mL)で洗浄し、真空下で乾燥し、最終的生成物を白色の微粉末として得た。
段階B:
攪拌棒及びN出口が備えられた100mLの反応フラスコに、[[[(クロロスルホニル)アミノ]カルボニル]オキシ]−ベンゼン(5.0g,21ミリモル)及びアセトニトリル(20mL)を入れた。次いで滴下ロートを介し、ピリジン(2.4mL,30ミリモル)中のジアセトンフルクトース(5.2g,20ミリモル)を加え、反応物を終夜攪拌した。次いで材料を濃縮乾固して油を得た。油をDCM(100mL)中に取り上げ、0.5N HCl(2x50mL)及びブライン(1x50mL)で洗浄した。相分離の後、有機層をNaSO(150g)上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して粘着性の白色の固体を得た(9.3g)。材料をシリカゲルに適用し、酢酸エチル及びヘキサン(50%)で溶離させて表題化合物を粘性の油として得た。
H NMR(300MHz,CDCl)δ 8.58(1H,s),7.45−7.30(5H,m),5.21(1H,s),4.58−4.50(1H,m),4.42(1H,dd,J=10.6,3.0Hz),4.35−4.17(3H,m),3.87(1H,d,J=13.4Hz),3.74(1H,d,J=13.2Hz),1.51(3H,s),1.43(3H,s),1.36(3H,s),1.32(3H,s)
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,50.73;H,5.75;N,2.96;O,33.79;S,6.77
F:C,50.97;H,6.10;N,2.67
[実施例5]
N−プロパノイル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#28)
Figure 2005526852
攪拌棒、滴下ロート及びN出口が備えられた200mLの3つ口反応フラスコに、トピラメート(3.0g,9ミリモル)、トリエチルアミン(1.5mL,11ミリモル)、テトラヒドロフラン(88mL)、無水プロピオン酸(3.4mL,27ミリモル)及び触媒量の1,1−ジメチルアミノピリジン(0.5g,4ミリモル)を入れた。反応混合物を室温で16時間攪拌し、その後、水(200mL)及び酢酸エチル(150mL)を用いて反応をクエンチングした。有機層をブライン(1x100mL)で洗浄し、NaSO(75g)上で乾燥し、濾過し、濃縮して表題化合物を粘性の油として得た。
H NMR(300MHz,CDCl)δ 4.61(1H,dd,J=8.0,2.6Hz),4.39(1H,d,J=10.7),4.33−4.20(3H,m),3.90(1H,d,J=13.4Hz),3.76(1H,d,J=13.4),2.54−2.34(2H,m),1.54(3H,s),1.47(3H,s),1.42(3H,s),1.34(3H,s),1.16(3H,t,J=7.2Hz)
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,45.56;H,6.37;N,3.54;O,36.42;S,8.11
F:C,45.28;H,6.47;N,3.26
化合物#29は、無水プロピオン酸の代わりに無水酢酸に置き換え、上記の方法に従って類似して製造され、黄色の油を与えた。
化合物#49〜61は、無水プロピオン酸の代わりに適切に置換された酸クロリドを選択し且つ置き換え、上記の方法に従って類似して製造された。
[実施例6]
N−アセチル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメートナトリウム塩(化合物#18)
Figure 2005526852
攪拌棒、滴下ロート及びN出口が備えられた200mLの3つ口反応フラスコに、水素化ナトリウム(0.2g,8ミリモル)及びテトラヒドロフラン(70mL)を入れた。滴下ロートを介し、N−アセチル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(3.2g,8ミリモル)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液をゆっくり加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、その後溶媒を減圧下で除去した。ヘキサンを用いて固体を磨砕し、生成物を固体として得た。
固体生成物の試料をアセトンから再結晶し、濾過し、ナトリウム塩としての表題生成物を白色の微粉末として得た。
H NMR(300MHz,CDCl)δ 4.54(1H,dd,J=8.0,2.7Hz),4.35(1H,d,J=2.7Hz),4.21(1H,d,J=8.2Hz),3.89−3.68(3H,m),3.56(1H,d,J=13.3Hz),1.70(3H,s),1.43(3H,s),1.34(3H,s),1.27(3H,s)
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,41.69;H,5.50;N,3.47;Na,5.70;O,35.70;S,7.95
F:C,41.56;H,5.89;N,2.94;Na,5.93
化合物#16、17、19及び20は、上記の方法に従い、類似して製造された。
[実施例7]
N−トリフルオロメチルスルホニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#30)
Figure 2005526852
攪拌棒及びN出口が備えられた100mLの反応フラスコに、トピラメート(3.0g,9ミリモル)、ピリジン(0.8mL,10ミリモル)及びテトラヒドロフラン(10mL)を入れた。室温でN−トリフルオロメタンスルホニルクロリド(0.94mL,9ミリモル)を滴下し、2.5時間攪拌した。1.0N HCl(50mL)の添加により反応をクエンチングし、酢酸エチル(100mL)で抽出した。相分離の後、有機層をブライン(1x50mL)で洗浄し、NaSO(100g)上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して粘着性の白色の固体を得た(3.0g)。固体をヘキサン/エーテルから再結晶し、表題化合物を白色の粉末として得た。
融点 126℃
H NMR(300MHz,CDCl)δ 4.63(1H,dd,J=8.0,2.7Hz),4.36−4.2(4H,m),3.93(1H,d,J=13.0,1.9Hz),3.80(1H,d,J=13.0Hz),1.56(3H,s),1.51(3H,s),1.44(3H,s),1.37(3H,s)
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,33.12;H,4.28;N,2.97;O,33.94;S,13.60;F,12.09
F:C,33.25;H,4.18;N,3.06
化合物#44及び62〜91は、N−トリフルオロメタンスルホニルクロリドの代わりに適切に置換されたクロリドを適宜選択し且つ置き換え、上記の方法に従って類似して製造された。
[実施例8]
N−トリフルオロメチルスルホニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメートモルホリニル塩(化合物#31)
Figure 2005526852
攪拌棒及びN出口が備えられた50mLの3つ口反応フラスコに、N−トリフルオロスルホニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(0.4g,1ミリモル)、テトラヒドロフラン(10mL)を入れ、続いてモルホリン(0.07mL,1ミリモル)を加えた。室温で12時間攪拌した後、反応物を濃縮し、得られる固体をヘキサン/酢酸エチルから再結晶し、水溶性塩としての表題生成物をオフホワイト色の固体として得た。
H NMR(300MHz,CDCl)δ 4.70(8H,s),4.43−4.37(2H,m),4.16(2H,d,J=3.6Hz),3.93(1H,d,J=13.7Hz),3.83(1H,t,J=5.0Hz),3.74(1H,d,J=13.7Hz),1.52(3H,s),1.44(3H,s),1.38(3H,s),1.33(3H,s)
化合物#32は、モルホリンの代わりにt−ブチルアミンに置き換え、上記の方法に従って類似して製造され、白色の固体を与えた。
[実施例9]
N,N−ジ(2−(トリメチルシリル)エトキシメチル)−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#33)
Figure 2005526852
攪拌棒及びN出口が備えられた100mLの3つ口反応フラスコに、トピラメート(1.0g,3ミリモル)、ジイソプロピルエチルアミン(0.6mL,4ミリモル)及びテトラヒドロフラン(30mL)を入れた。室温で2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(SEM−Cl)(0.55mL,3ミリモル)を滴下し、14時間攪拌した。飽和塩化ナトリウム(50mL)の添加により反応をクエンチングし、酢酸エチル(100mL)で抽出した。相分離の後、有機層をブライン(1x50mL)で洗浄し、次いでNaSO(50g)上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して濃い油を得た。油の材料をシリカゲルに適用し、酢酸エチル及びヘキサン(30%)を用いて溶離させ、主生成物としての表題生成物を油として得た。
H NMR(300MHz,CDCl)δ 4.76(4H,s),4.61(1H,dd,J=8.0,2.7Hz),4.28(1H,d,J=3.6Hz),4.27−4.24(1H,m),4.22(1H,s),4.14−4.10(1H,m),3.91(1H,dd,J=13.0,2.0Hz),3.75(1H,d,J=12.8Hz),3.66−3.57(4H,m),1.55(3H,s),1.48(3H,s),1.41(3H,s),1.32(3H,s),0.01(18H,s)
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,48.05;H,8.23;N,2.33;O,26.67;S,5.35;Si,9.36
F:C,48.33;H,8.15;N,2.12
[実施例10]
N−ジフェニルホスフィニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#34)
Figure 2005526852
攪拌棒及びN出口が備えられた50mLの反応フラスコに、N−ヒドロキシトピラメート誘導体(2.1g,6ミリモル)、トリエチルアミン(0.9mL,7ミリモル)及びトルエン(16mL)を入れた。混合物を0℃に冷却し、クロロジフェニルホスフィン(1.17mL,7ミリモル)を滴下し、反応混合物を室温で1時間攪拌した。セライトを介して懸濁液を濾過し、濾液を80℃に14時間温めた。容器を冷却し、反応混合物を濃縮乾固し、白色の固体を得、それを第3級ブチルメチルエーテルから再結晶して表題生成物を白色の固体として得た。
融点 137〜138℃
H NMR(300MHz,CDCl)δ 7.52−7.39(4H,m),7.17−7.00(6H,m),4.22(1H,dd,J=7.9,2.5Hz),3.90−3.86(1H,m),3.84(1H,s),3.68(2H,dd,J=16.1,9.9Hz),3.49(1H,dd,J=13.0,1.8Hz),3.24(3H,d,J=13.0Hz),1.11(3H,s),0.98(3H,s),0.96(3H,s),0.89(3H,s)
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,53.43;H,5.60;N,2.60;O,26.69;P,5.74;S,5.94
F:C,53.72;H,5.42;N,2.33
[実施例11]
N−(4−カルボキシ−1−プロピル)−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#7)
Figure 2005526852
攪拌棒及びN出口が備えられた50mLの反応フラスコに、酪酸メチル、2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(0.79g,2ミリモル)及びアセトン(6mL)を入れた。溶液に1.0Nの水酸化ナトリウム(1.9mL,1.9ミリモル)を加え、反応混合物を室温で15分間攪拌した。真空下でアセトンを除去した。次いで酢酸エチル(50mL)を加え、1.0N HClを用いてpHを約pH3に調節した。層を分離し、有機層をNaSO(25g)上で乾燥し、濾過し、濃縮して表題化合物を濃い油として得た。
H NMR(300MHz,CDCl)δ 5.30(1H,s),4.63−4.55(1H,m),4.35−4.28(1H,m),4.23(1H,d,J=7.6Hz),4.12(2H,q,J=20.4,11.4Hz),3.89(1H,d,J=12.8Hz),3.74(1H,d,J=12.7Hz),3.19(2H,q,J=12.3,5.7Hz),2.41(2H,t,J=7.1Hz),1.89(2H,t,J=7.1Hz),1.53(3H,s),1.45(3H,s),1.40(3H,s),1.33(3H,s)
元素分析:(T=理論値,F=測定値)
T:C,45.17;H,6.40;N,3.29;O,37.61;S,7.54
F:C,44.95;H,6.22;N,3.05
化合物#35及び36は、酪酸ブチルの代わりに適切に置換されたエステルを適宜に選択し且つ置き換え、上記の方法に従い、類似して製造された。
[実施例12]
2,2,7,7−テトラメチル−テトラヒドロ−ビス[1,3]ジオキソロ[4,5−b;4’,5’−d]ピラン−3a−イルメチルエンジリデンスルホネート(化合物#47)
Figure 2005526852
攪拌棒、N出口及びDean−Starkトラップが備えられた100mLの反応フラスコに、2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(3.39g,10ミリモル)及びトルエン(50mL)を入れた。ベンズアルデヒド(1.1ml,11ミリモル)及び10滴の酢酸を加え、反応物を温めて終夜還流させた。次いで反応物を冷却し、濃縮して濃い油を得た。(注:回転蒸発器上における濃縮の前に、セライトを介して反応混合物を濾過し、固体粒子を除去した)。次いで油をEtOAc(150mL)中に取り上げ、NaHCO(2x50mL)で洗浄した。有機物を乾燥し、次いでシリカゲル(10g)の栓を介して濾過した。溶離物を濃縮して表題生成物を粗油として得た。
HPLC/MS/ES[M+1]質量=428.0
化合物#46は上記の方法に従い、類似して製造された。
[実施例13]
N−(2−メトキシカルボニルフェニル)カルボニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#40)
Figure 2005526852
攪拌棒、N出口及び滴下ロートが備えられた300mLの反応フラスコに、フタル酸モノメチル(5.6g,31ミリモル)、ジクロロメタン(100mL)及び1滴のDIPEAを入れた。反応混合物を0℃に冷却した。次いで反応混合物に、滴下ロートを介してゆっくりDCC(6.7g,32ミリモル)及びジクロロメタン(25mL)を加えた。得られる溶液を次いで0℃で30分間攪拌した。次いで反応混合物に2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(10.0g,29ミリモル)をジクロロメタン及びDIPEA(5.7mL,32ミリモル)の溶液として加えた。攪拌を続けながら、反応物をゆっくり室温に温めた(12時間)。次いで反応混合物を濃縮して濃い油とした。油をDCM(100mL)中に取り上げ、次いで0.5N HCl(2x50mL)及びブライン(1x50mL)で洗浄した。有機層を分離し、NaSO(150g)上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮し、明黄色の油を得た。油をシリカゲルに適用し、EtOAc/ヘキサン(60%)を用いて溶離させ、表題化合物を油として得た。
[実施例14]
N−(2−カルボキシフェニル)カルボニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(化合物#41)
Figure 2005526852
攪拌棒及びN出口が備えられた100mLの反応フラスコに、実施例13における通りに製造された化合物(4.0g,8ミリモル)及びアセトン(200mL)を入れた。室温でNaOH(1.0M,20ml,20ミリモル)を加え、反応物を終夜攪拌した。次いで反応物を濃縮し、残留油をEtOAc(250mL)中に取り上げた。抽出の後、層を分離した。1.0N HCl(25mL)を用いて水層を約pH1に調節した。EtOAc(200mL)を用いて生成物を抽出し、有機層をNaSO(150g)上で乾燥し、濾過し、真空下で濃縮して表題化合物を明黄色の油として得た。
化合物#42及び43は、上記の実施例13及び14に記載した方法に従い、類似して製造された。
[実施例15]
2,2,7,7−テトラメチル−テトラヒドロ−ビス[1,3]ジオキソロ[4,5−b;4’,5’−d]ピラン−3a−イルメチル−1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−イソインドール−2−スルホネート(化合物#48)
Figure 2005526852
100mLの丸底フラスコに実施例15における通りに製造された化合物(1.2g,2.2ミリモル)及びDMF(25mL)を入れた。次いで反応容器にCDI(0.5g,3ミリモル)を入れ、反応混合物を室温で1時間攪拌した。次いで反応混合物にDIPEA(0.51mL,3ミリモル)を加え、反応を終夜続けさせた。反応混合物をシリカゲル(50g)で処理し、セライトの栓を介して濾過した。トルエン(3x50mL)を用いてセライトのパッド及びシリカゲルを洗浄した。濾液を濃縮して表題化合物を明黄色の油として得た。
HPLC/MS(ES)[M+Na]=492.1;[M+K]=508.2m/z
[実施例16]
2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(トピラメートとしても既知)
Figure 2005526852
250mLの水素化容器にN−フェノキシカルボニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(実施例4における通りに製造)(1.0g,2.1ミリモル)、エタノール(21mL)及びパラジウムカーボン(0.1g,10%w/w,公称湿潤)を入れた。室温においてParr水素化器を用い、容器を50psiのHに供した。5時間後、反応物にNをパージし、セライトの栓を介して濾過した。濾液を濃縮して濃い油とした。油をエタノール(15mL)及び水(1mL)で処理し、得られる濁った混合物を温め(50℃)、熱濾過して不溶性材料を除去した。濾液を0℃に冷却し、終夜結晶化させた。固体を濾過により集め、次いで真空下で乾燥し、表題生成物を白色の固体として得た。
融点 126℃
[実施例17]
2,3:4,5−ビス−O(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(トピラメートとしても既知)
Figure 2005526852
20mlのフラスコに、実施例12における通りに製造された化合物(0.18g,0.42ミリモル)及びアセトン(5mL)を入れた。室温で触媒量の2.0N HCl(0.2mL,0.2ミリモル)を反応混合物に加え、得られる明黄色の溶液を室温で攪拌した。GC及びTLCを用いて反応の進行を監視した。1.5時間後、反応が完了した。次いで反応混合物をEtOAc(1x50mL)及び水(5mL)で希釈し、有機層を分離し、乾燥し(NaSO)、濾過し、濃縮した。EtOHからの結晶化の後に生成物が白色の固体として単離された。
固体のHNMRはトピラメートと一致した。
[実施例18]
2,3:4,5−ビス−O(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(トピラメートとしても既知)
Figure 2005526852
攪拌棒及びN出口が備えられた20mLの反応フラスコに、N−(2−メトキシカルボニルフェニル)カルボニル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート、実施例13における通りに製造された化合物(0.3g,0.6ミリモル)及びDMF(6mL)を入れた。室温でNaOH(3.0M,1.2ml,3.6ミリモル)を加えた。反応物を80℃に温め、反応を終夜続けさせた(約12時間)。次いで反応混合物を室温に冷却した。1.0N HCl(10mL)を加え、続いてEtOAc(75mL)で希釈した。層を分離し、有機層をNaSO(10g)上で乾燥し、濾過し、濃縮して表題化合物を濃い油として得た。
固体のHNMRはトピラメートと一致した。
[実施例19]
N−スルファモイル−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメートモルホリニル塩(化合物#100)
Figure 2005526852
冷却された(−60℃)THF(300mL)中のトピラメート(39.02g,0.114モル)及びピリジン(18.19g,0.23モル)の混合物に、−60℃より低い温度を保持しながら10分間かけてスルフリルクロリド(31.04g,0.23モル)を滴下した。30分後、氷浴を除去し、混合物を1Lのガラスで内張りされたオートクレーブ中に注いだ。無水アンモニアを用い、反応器を周囲温度で24psiに加圧し、終夜保持した。翌朝、得られる暗褐色の混合物を減圧下で濃縮し、得られる赤がかった褐色の残留物(53.04g)を蒸留水中に溶解し、CHCl(4x100mL)で抽出した。水層を減圧下で濃縮して表題化合物を脆い淡褐色の泡として得た。
この泡の3つの別の試料(30〜40mLの水中に溶解された6.0g、MeOH中に溶解された4.6g及び溶媒系中に溶解された2.0g)を、18Cカラムを用いてWaters Prep 500上でクロマトグラフィーにかけ、MeOH:AcN:0.5M NaCl(15:35:50)を用いて溶離させた。生成物を含有する最もきれいな画分を合わせ、減圧下で濃縮して生成物を淡褐色の固体として得た。
MS MH=418
[実施例20]
N−(1−メチル−ピロリジン−2−イリデン)−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメートモルホリニル塩(化合物#102)
Figure 2005526852
N−メチルピロリジオン(130.01g,1.31モル)及びジメチルサルフェート(153.94g,115.5mL,1.22モル)を蒸気浴上で1時間加熱した。得られる黒い溶液を、塩化メチレン(660mL)中にトピラメート(104.5g,0.31モル)及びナトリウムメトキシド(66.5g,1.22モル)を含有する混合物に加え、次いで蒸気浴上で4時間加熱還流した。反応混合物を1N NaOH(4x100mL)で洗浄し、層を分離し、水層をCHCl(4x100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して黄色の残留物を得、それは放置すると結晶化した。混合物を濾過し、ヘキサンで洗浄して黄色の結晶性固体を得た。粗固体を蒸留水中でスラリ化し、蒸気浴上で加熱した。透明な溶液が得られるまでエタノールを加えた。熱溶液を攪拌しながら終夜冷却した。白色の沈殿が観察された。混合物を濾過し、冷水で洗浄し、乾燥して表題化合物を白色の結晶性の固体として得た。
MS MH=420
[実施例21]
N−(ジメチルアミノメチレン)−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメートモルホリニル塩(化合物#103)
Figure 2005526852
ジエチルエーテル(672mL)中のN,N−ジメチルホルムアミド(26.20g,0.358モル)の攪拌溶液に、35分間かけて塩化オキサリル(45.48g,0.358モル)を滴下した。すぐに白色の固体が溶液から析出し始めた。滴下が完了した後、混合物を1時間攪拌し、次いで減圧下で濃縮して溶媒を除去した。この固体に、塩化メチレン(800mL)中に溶解されたトピラメート(105.54g,0.311モル)を加えた。黄色の溶液をアルゴン下に、周囲温度で3時間攪拌し、次いで1N NaOH(4x100mL)で洗浄した。水層を塩化メチレン(4x100mL)で抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮し、濃い黄色の残留物を得た。蒸気浴上で温めながら残留物を蒸留水(100mL)中でスラリ化し、続いて透明な溶液が得られるまでエタノール(10〜15mL)を加えた。熱を除去し、溶液を攪拌しながら終夜周囲温度に冷ました。固体が溶液から析出した。混合物を濾過し、冷水で洗浄し、表題生成物を白色の固体として得た。
MS MH=394.44
[実施例22]
N−2−(5−(2−ピリジル)−チエニル)−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメートモルホリニル塩(化合物#98)
Figure 2005526852
トピラメート(1.5グラム,4.4ミリモル)、5−(ピリド−2−イル)チエン−2−イル−スルホニルクロリド(2.4グラム,9ミリモル)、DMAP(0.5グラム)、TEA(1.9ml.13ミリモル)の混合物をジクロロメタン(100mL)中で5時間攪拌した。真空下で溶媒を除去して残留物を得た。残留物に酢酸エチル(200mL)を加えた。次いで溶液を飽和NaCl溶液で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を真空下で除去し、粗油を得た。粗油をカラム上で精製し(5%MeOH/CHClを用いて溶離)、表題化合物を固体として得た。
H NMR(300MHz,CDCl):δ1.23(s,3H),δ1.32(s,3H),δ1.39(s,3H),δ1.42(s,3H),δ3.68(d,1H,J=12.3MHz),δ3.81(d,1H,J=12.3MHz),δ4.10−4.25(m,4H),δ4.47(dd 1H,J=2.46MHz,J=7.88MHz),δ7.14(t,1H,J=7.2MHz),δ7.36(d,1H,J=3.93MHz),δ7.54(d,1H,J=7.71MHz),δ7.59(d 1H,J=7.71MHz),δ7.67(d,1H,J=3.99MHz),δ8.49(d 1H,J=4.6MHz)。
[実施例23]
N−(ベンジルオキシ−カルボニル)−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメートナトリウム塩
Figure 2005526852
100mLの丸底フラスコに、水素化ナトリウム(0.1g,4ミリモル)及びTHF(20mL)を入れた。得られる懸濁液を、THF(10mL)中のN−(ベンジルオキシ−カルボニル)−2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリデン)−β−D−フルクトピラノーススルファメート(1.8g,4ミリモル)(実施例4における通りに製造)の溶液でゆっくり処理した。添加の完了後、反応物をさらに30分間攪拌した。溶媒を真空下で濃縮し、白色の固体を得、それを95%エタノール(40mL)で処理して表題化合物を白色の固体として得た。
融点 >250℃。
H NMR(300MHz,DMSO)δ 7.45−7.20(5H,m),4.86(2H,s),4.55(1H,dd,J=8.1,2.4Hz),4.38(1H,d,J=2.8Hz),4.20(1H,d,J=8.1Hz),3.84(2H,q,J=28.2,10.5Hz),3.73(1H,d,J=13.3Hz),3.56(1H,d,J=12.9Hz),1.44(3H,s),1.34(3H,s),1.33(3H,s),1.25(3H,s)
上記の方法に従い、表1、2及び3に挙げる本発明の代表的な化合物を製造した。塩として製造された化合物の場合、Rを塩カチオンで置き換える。
Figure 2005526852
Figure 2005526852
Figure 2005526852
Figure 2005526852
Figure 2005526852
Figure 2005526852
表1、2及び3に挙げた代表的化合物に関する分子量をAgilent 1100 HPLC/MSD質量分析計上で測定し、表4に挙げる結果を得た。
Figure 2005526852
Figure 2005526852
[実施例24及び25]
生体内試験、最大電気ショック発作
全身性強直−間代発作のための標準的MESモデルを用いて抗痙攣活性を決定した(Swinyard EA,Woodhead JH,White HS,Franklin MR,In:Levy RH,Mattson RH,Meldrum BS,Penry JK,Dreifuss FE編集,Antiepileptic drugs.New York:Raven Press,1989:85−102)。
0.2秒の持続時間の60Hz、マウスにおいて50mA、ラットにおいて150mAの電気刺激を、麻酔薬(0.9%食塩水中の0.5%テトラカイン・塩酸)を含有する電解質溶液が注入された(primed with)角膜電極を介して送達した。
マウス又はラットを無作為に標準及び試験グループに選択した。動物にビヒクル又は種々の濃度における試験化合物を投薬した。マウスを試験化合物の投与から30分及び4時間後に電気刺激に供した。ラットを試験化合物の投与から15分後〜4時間後の時間間隔で電気刺激に供した。後肢緊張性伸筋成分の全廃(abolition of the hind limb tonic extensor component)が、MES−誘導発作の広がりを妨げる試験化合物の能力の指標であった。
ED50(試験された動物の50%において最大電気ショック発作の後肢緊張性−伸筋成分を遮断するのに必要な算出される用量)を算出した。ED50の算出にプロビット分析(Finney DJ.Probit Analysis.Cambridge,England:Cambridge University Press,1971)を用いた。
上記のマウス法に従い、本発明の代表的な化合物をマウスにおける生物学的活性に関して試験し、表5に挙げる結果を得た。試験化合物の投与後の時間における活性なマウスの数/試験されたマウスの合計数としてマウス活性を挙げる。
Figure 2005526852
Figure 2005526852
上記のラット法に従い、本発明の代表的な化合物をラットにおける生物学的活性に関して試験し、表6及び7に挙げる結果を得た。試験化合物の投与後の時間における活性なラットの数/試験されたラットの合計数としてラット活性を挙げる。
Figure 2005526852
Figure 2005526852
Figure 2005526852
前記の明細書は本発明の原理を記載しており、例示の目的で実施例を示したが、本発明の実施は、前記の請求項及びそれらの同等事項の範囲内に含まれる通常の変更、適合化及び/又は修正のすべてを包含することが理解されるであろう。

Claims (34)

  1. 式(I)
    Figure 2005526852
    [式中、
    XはCH又はOから選ばれ;
    は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111、−SO12及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    はヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−SO12、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R12は独立してアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR12置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アラルキルカルボニルアミノ、アリール、ヘテロアリール、ベンゼンスルホニル又はフェノキシから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでフェノキシ基は場合によりハロゲン、アルキル、アルコキシ又はニトロから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R及びRは、それらが結合しているN原子と一緒になって、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基を形成し;ここでヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでアリール置換基は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここで−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基は、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル上の窒素又は炭素原子に結合しており;そしてここで1個より多い−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基がアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルに結合していることはないか;
    あるいはまた、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−N=C(R14を形成し;
    ここで各R14は独立して水素、アルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR14基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって式
    Figure 2005526852
    のヘテロシクロアルキル基を形成し、
    ここでR20は低級アルキルであり;
    、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHの場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOの場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基であることができ、
    ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成し;
    但し、Rがアルキルである場合、Rはアルキル以外であり;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはアルキル、メチルカルボニル、フェニル、ベンジル又はカルボキシアルキル以外であり;
    さらに但し、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になる場合、イミダゾリル以外であり;
    さらに但し、XがOであり、R及びRが一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基を形成し、
    及びRが一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基を形成し、
    ここでR及びRはそれぞれの場合にそれぞれメチルであり、
    且つRが水素である場合、R
    イソプロピルスルホニル、4−(N−ベンジル)−ピペリジニル又は4−ピリジル以外である]
    の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  2. 式(It)
    Figure 2005526852
    [式中、
    は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111、−SO12及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    はヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−SO12、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R12は独立してアミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR12置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりアルキル、ハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルコキシ、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アラルキルカルボニルアミノ、アリール、ヘテロアリール、ベンゼンスルホニル又はフェノキシから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでフェノキシ基は場合によりハロゲン、アルキル、アルコキシ又はニトロから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R及びRは、それらが結合しているN原子と一緒になって、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基を形成し;ここでヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでアリール置換基は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここで−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基は、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル上の窒素又は炭素原子に結合しており;且つここで1個より多い−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基がアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルに結合していることはないか;
    あるいはまた、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−N=C(R14を形成し;
    ここで各R14は独立して水素、アルキル、シクロアルキル、ジアルキルアミノ、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR14基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、式
    Figure 2005526852
    のヘテロシクロアルキル基を形成し、
    ここでR20は低級アルキルであり;
    但し、Rがアルキルである場合、Rはアルキル以外であり;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはアルキル、メチルカルボニル、フェニル、ベンジル又はカルボキシアルキル以外であり;
    さらに但し、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になる場合、イミダゾリル以外であり;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはイソプロピルスルホニル、4−(N−ベンジル)−ピペリジニル又は4−ピリジル以外である]
    の請求項1に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  3. が水素、低級アルキル及びアラルキルより成る群から選ばれ;
    がヒドロキシ、アルキル、ベンズヒドリル、アルコキシ、アルケニル、アリール、アラルキル、アラルキルオキシ、アルコキシカルボニルアルキル、−C(O)−R、アルコキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、窒素含有ヘテロアリール、窒素含有ヘテロシクロアルキル、−SO12、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここで単独のもしくは置換基の一部としてのアルキル、アラルキル、窒素含有ヘテロアリール又は窒素含有ヘテロシクロアルキルは、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    但し、Rが低級アルキルである場合、Rはアルキル以外であり;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはアルキル、メチルカルボニル、フェニル、ベンジル又はカルボキシアルキル以外であり;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはイソプロピルスルホニル、4−(N−ベンジル)−ピペリジニル又は4−ピリジル以外である
    請求項1に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  4. が−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)及び−SO12より成る群から選ばれる請求項3に記載の化合物。
  5. 及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルから選ばれる基を形成し;
    ここでヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでアリール置換基は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここで−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基は、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル上の窒素又は炭素原子に結合しており;且つここで1個より多い−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基がアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルに結合していることはなく;
    但し、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になる場合、イミダゾリル以外である
    請求項1に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  6. 及びRが、それらが結合しているN原子と一緒になって、モルホリニル又は1−(2−イソプロポキシ−フェニル)−ピペラジニル、イソインドール−1,3−ジオンから選ばれる基を形成する請求項5に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  7. 及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−N=C(R14を形成し;
    ここでR14は水素、ジアルキルアミノ、シクロアルキル及びアリールより成る群から選ばれ;ここでシクロアルキル又はアリールは、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、2個のR14基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、式
    Figure 2005526852
    のヘテロシクロアルキル基を形成し、
    ここでR20は低級アルキルである
    請求項3に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  8. 14が水素、ジ(低級アルキル)アミノ、アリール及びシクロアルキルより成る群から選ばれる
    請求項7に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  9. 14がジメチルアミノ、シクロヘキシル及びフェニルより成る群から選ばれる
    請求項8に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  10. 2個のR14基が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、2−(1−メチル−ピロリジニル)を形成する請求項7に記載の化合物。
  11. が水素、アルキル、アラルキル及びSEMより成る群から選ばれ;
    がヒドロキシ、ハロゲン化アルキル、ベンズヒドリル、アルコキシ、アルケニル、アラルキル(ここでアラルキルは場合によりアルコキシから選ばれる置換基で置換されていることができる)、アラルキルオキシ、アルコキシカルボニルアルキル、カルボキシアルキル、アルキルカルボニル(ここでアルキルは場合によりカルボキシ又はアルコキシカルボニルから選ばれる置換基で置換されていることができる)、アリールカルボニル(ここでアリールは場合によりアルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル又はカルボキシから選ばれる置換基で置換されていることができる)、アラルキルカルボニル、アルコキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、アルコキシアルキルカルボニル、アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、窒素含有ヘテロアリール、窒素含有ヘテロシクロアルキル、アミノスルホニル(ここでアミノ基は場合により1〜2個の低級アルキルで置換されていることができる)、アルキルスルホニル(ここでアルキル基は場合によりハロゲンから独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていることができる)、アリールスルホニル(ここでアリール基は場合によりアルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、ハロゲン、アルコキシ、アルキルカルボニルアミノ、アセトアミド、ニトロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ又は2−クロロ−4−ニトロフェノキシから独立して選ばれる1〜3個の置換基で置換されていることができる)、アラルキルスルホニル、ビフェニルスルホニル、ヘテロアリールスルホニル(ここでヘテロアリールは場合によりハロゲン、アルキル、ヘテロアリール又はベンゼンスルホニルから独立して選ばれる1〜2個の置換基で置換されていることができる)、ベンズヒドリル、−Si−(アリール)、−C(O)O−Si(アリール)、−P(=O)(アリール)、−P(=O)(アルコキシ)及びSEMより成る群から選ばれ;
    但し、Rが水素である場合、Rはメチルカルボニル、フェニル、ベンジル又はカルボキシアルキル以外であり;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはイソプロピルスルホニル又は4−ピリジル以外である
    請求項3に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  12. が水素、メチル、エチル、ベンジル及びSEMより成る群から選ばれ;
    がヒドロキシ、メトキシ、アリル、1−(2−ブロモ)−エチル、1−(2−エトキシカルボニル)エチル、メトキシカルボニルメチル、メトキシカルボニルエチル、1−(メトキシカルボニル)−n−プロピル、カルボキシメチル、1−(3−カルボキシ)−n−プロピル、1−(2−カルボキシ)エチル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、n−プロピルカルボニル、イソブチルカルボニル、フェニルエチルカルボニル、ベンジルカルボニル、フェニルカルボニル、2−メトキシカルボニルフェニル−カルボニル、2−カルボキシフェニル−カルボニル、メトキシカルボニル−エチルカルボニル、カルボキシエチルカルボニル、ジエトキシ−ホスフィニル、トリフェニルシリル、トリフェニルシリルオキシカルボニル、トリフルオロメチルスルホニル、ジメチルアミノエチル、ベンジル、4−メトキシベンジル、ベンジルオキシ、3−ピロリジニル、4−ピリジル、4−(N−ベンジル)−ピペリジニル,SEM、ジフェニルホスフィニル、ベンズヒドリル、2−メトキシフェニルカルボニル、3−メトキシフェニルカルボニル、4−メトキシフェニルカルボニル、メトキシメチルカルボニル、2−トリルカルボニル、3−トリルカルボニル、4−トリルカルボニル、5−ヘプチルカルボニル、アミノスルホニル、4−トリフルオロメトキシフェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニル、1−(5−ジメチルアミノ)−ナフチル−スルホニル、4−ビフェニルスルホニル、2−チエニルスルホニル、2−(3−(2−ピリジル)−チエニル)−スルホニル、4−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、3−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、2,6−ジフルオロフェニルスルホニル、ベンジルスルホニル、4−メトキシフェニルスルホニル、4,5−ジブロモ−2−チエニルスルホニル、2−ベンゼンスルホニル−5−チエニルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、3−トリフルオロメチルフェニルスルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、フェニルスルホニル、2,4,6−トリメチルフェニル−スルホニル、2−クロロ−1−エチルスルホニル、イソプロピルスルホニル、イソブチルスルホニル、1−ブチルスルホニル、4−(2,1,3−ベンズオキサジアゾリル)スルホニル、4−(2−クロロ−4−ニトロフェノキシ)−3,5−ジクロロフェニルスルホニル、4−ブロモフェニルスルホニル、エチルスルホニル、8−キノリニルスルホニル、3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリルスルホニル、4−(2,1,3−ベンゾチジアゾリル)スルホニル、1−プロピルスルホニル、4−メチルカルボニルアミノフェニル−スルホニル、4−アセトアミドフェニルスルホニル及び4−ニトロフェニルスルホニルより成る群から選ばれ;
    但し、Rが水素である場合、Rはメチルカルボニル、フェニル、ベンジル又はカルボキシメチル以外であり;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはイソプロピルスルホニル、4−(N−ベンジル)−ピペリジニル又は4−ピリジル以外である
    請求項11に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  13. が水素及びメチルより成る群から選ばれ;
    がヒドロキシ、メトキシ、アリル、1−(3−メトキシカルボニル)−n−プロピル、1−(2−カルボキシ)エチル、1−(2−ブロモ)−エチル、1−(2−エトキシカルボニル)エチル、メトキシカルボニルメチル、t−ブトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、メチルカルボニル、エチルカルボニル、トリフェニルシリル、トリフェニルシリルオキシカルボニル、トリフルオロメチルスルホニル及びベンズヒドリルより成る群から選ばれるか;
    あるいはまた、R及びRが、それらが結合している窒素原子と一緒になって、1−(2−イソプロポキシフェニル)−ピペリジニルを形成し;
    但し、Rが水素である場合、Rはメチルカルボニル以外である
    請求項12に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  14. 製薬学的に許容され得る担体及び請求項1の化合物を含んでなる製薬学的組成物。
  15. 請求項1の化合物及び製薬学的に許容され得る担体を混合することにより調製される製薬学的組成物。
  16. 請求項1の化合物及び製薬学的に許容され得る担体を混合することを含んでなる製薬学的組成物の調製法。
  17. 請求項1の化合物の治療的に有効な量を患者に投与することを含んでなる、必要のある患者におけるてんかんの処置方法。
  18. 式(Ij)
    Figure 2005526852

    [式中、
    XはCH又はOから選ばれ;
    1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
    Figure 2005526852
    の基を形成し;
    ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって、フェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−N=C(R14を形成し;
    ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR14基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、式
    Figure 2005526852
    のヘテロシクロアルキル基を形成し、
    ここでR20は低級アルキルであり;
    、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基であることができ、
    ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
    の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を脱−保護条件下で反応させることを含んでなる式(XX)
    Figure 2005526852
    [式中、
    XはCH又はOから選ばれ;
    、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基であることができ、
    ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
    の化合物の製造法。
  19. 脱−保護条件が接触還元である請求項18に記載の方法。
  20. 脱−保護条件が酸開裂である請求項18に記載の方法。
  21. 脱−保護条件が塩基性開裂である請求項18に記載の方法。
  22. 式(Ij)の化合物をヒドラジン、メチルヒドラジン又はフェニルヒドラジンと反応させる請求項18に記載の方法。
  23. 式(XX)の化合物が式(XXa)
    Figure 2005526852
    の化合物である請求項18に記載の方法。
  24. 式(Ik)
    Figure 2005526852
    [式中、
    1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aは、それらが結合している窒素原子と一緒になって式
    Figure 2005526852
    の基を形成し;
    ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aは、それらが結合している窒素原子と一緒になって、−N=C(R14を形成し;
    ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR14基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、式
    Figure 2005526852
    のヘテロシクロアルキル基を形成し、
    ここでR20は低級アルキルである]
    の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を脱−保護条件下で反応させることを含んでなる式(XXa)
    Figure 2005526852
    の化合物の製造法。
  25. 脱−保護条件が接触還元である請求項24に記載の方法。
  26. 脱−保護条件が酸開裂である請求項24に記載の方法。
  27. 脱−保護条件が塩基性開裂である請求項24に記載の方法。
  28. 式(Ik)の化合物をヒドラジン、メチルヒドラジン又はフェニルヒドラジンと反応させる請求項24に記載の方法。
  29. 式(Ij)
    Figure 2005526852
    [式中、
    XはCH又はOから選ばれ;
    1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
    Figure 2005526852
    の基を形成し;
    ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
    ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR14基は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、式
    Figure 2005526852
    のヘテロシクロアルキル基を形成し、
    ここでR20は低級アルキルであり;
    、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基であることができ、
    ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成し;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはメチルカルボニル又はカルボキシエチル以外である]
    の請求項1に記載の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  30. 式(Ik)
    Figure 2005526852
    の請求項29に記載の化合物。
  31. 式(Ij)
    Figure 2005526852
    [式中、
    XはCH又はOから選ばれ;
    1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各Rは独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
    Figure 2005526852
    の基を形成し;
    ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
    ここで各R14は独立して水素、ジアルキルアミノ、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR14基はそれらが結合している炭素原子と一緒になって式
    Figure 2005526852
    のヘテロシクロアルキル基を形成し、
    ここでR20は低級アルキルであり;
    、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基であることができ、
    ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
    の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を脱−保護条件下で反応させることにより製造される生成物。
  32. 式(Ij)の化合物が式(Ik)
    Figure 2005526852
    の化合物である請求項31に記載の生成物。
  33. 式(I)
    Figure 2005526852
    [式中、
    XはCH又はOから選ばれ;
    は水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル−アルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111、−SO12及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    はヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキル−アルキル、シクロアルケニル、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリール−アルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシカルボニルアルキル、−(C2−8アルキル)−O−C(O)−(アルキル)、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−SO12、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各Rは独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R12は独立してアルキル、アリール、アラルキル又はヘテロアリールから選ばれ;ここで単独のもしくはR12置換基の一部としてのアルキル、アリール又はヘテロアリール基は、場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アルキル、アルコキシ、ニトロ、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アラルキルカルボニルアミノ、アリール、ベンゼンスルホニル又はフェノキシから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでフェノキシ基は場合によりハロゲン、アルキル、アルコキシ又はニトロから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R及びRはそれらが結合しているN原子と一緒になってヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基を形成し;ここでヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、オキソ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここでアリール置換基は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ、シアノ、−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;ここで−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基は、アリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル上の窒素又は炭素原子に結合しており;そしてここで1個より多い−C(=NH)−アミノ、−C(=NH)−アルキルアミノ又は−C(=NH)−ジアルキルアミノ基がアリール、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルに結合していることはないか;
    あるいはまた、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
    ここで各R14は独立して水素、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれ;
    、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基であることができ、
    ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成し;
    但し、Rがアルキルである場合、Rはアルキル以外であり;
    さらに但し、Rが水素である場合、Rはアルキル、メチルカルボニル、フェニル、ベンジル又はカルボキシアルキル以外であり;
    さらに但し、R及びRは、それらが結合している窒素原子と一緒になる場合、イミダゾリル以外であり;
    さらに但し、XがOであり、R及びRが一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基を形成し、
    及びRが一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基を形成し、
    ここでR及びRはそれぞれの場合にそれぞれメチルであり、
    且つRが水素である場合、R
    イソプロピルスルホニル、4−(N−ベンジル)−ピペリジニル又は4−ピリジル以外である]
    の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩。
  34. 式(Ij)
    Figure 2005526852
    [式中、
    XはCH又はOから選ばれ;
    1aは水素、置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−Si(R10)(O0−111及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    2aは置換エチル、アルケニル(ここでアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、シクロアルケニル(ここでシクロアルケニル基の二重結合は窒素に直接結合しているか、又は窒素から炭素原子1個移動した位置にある)、ベンジルオキシ、ヘテロアリール−Cアルキル、ヘテロシクロアルキル−Cアルキル、アルコキシカルボニルCアルキル、−C(O)−R、−C(O)−(アルキル)−O−(アルキル)、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、−C(O)O−Si(R17、−Si(R10)(O0−111、−P(=O)(R13及びSEMより成る群から選ばれ;
    ここでエチル基上の置換基はハロゲン、カルボキシ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基であり;
    ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル、ベンジル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキル基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各Rは独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R10は独立して水素、アルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR10置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R11は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR11置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R13は独立してアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル又はアラルキルオキシから選ばれ;ここで単独のもしくはR13置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    ここで各R17は独立してアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR17置換基の一部としてのアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aはそれらが結合している窒素原子と一緒になって式
    Figure 2005526852
    の基を形成し;
    ここでnは1〜3の整数であり;そしてここで各R15はハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ及びシアノより成る群から独立して選ばれるか;
    あるいはまた、2個のR15基はそれらが結合している炭素原子と一緒になってフェニル環を形成し;ここでフェニル環は場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができるか;
    あるいはまた、R1a及びR2aは、それらが結合している窒素原子と一緒になって−N=C(R14を形成し;
    ここで各R14は独立して水素、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアラルキルから選ばれ;ここで単独のもしくはR14置換基の一部としてのアルキル、シクロアルキル又はアリール基は、場合によりハロゲン、ヒドロキシ、カルボキシ、アルキル、アルコキシ、アリール、アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、ニトロ又はシアノから独立して選ばれる1個もしくはそれより多い置換基で置換されていることができ;
    但し、少なくとも1個のR14は水素及びアルキルより成る群から選ばれ;
    、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基であることができ、
    ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
    の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩を脱−保護条件下で反応させ、対応する式(XX)の化合物を得ることを含んでなる式(XX)
    Figure 2005526852
    [式中、
    XはCH又はOから選ばれ;
    、R、R及びRはそれぞれ独立して水素又は低級アルキルから選ばれ、XがCHである場合、R及びRは一緒になってベンゼン環を形成するアルケン基であることができ、XがOである場合、RとR及び/又はRとRは一緒になって式:
    Figure 2005526852
    のメチレンジオキシ基であることができ、
    ここでR及びRは同一もしくは異なり、水素、低級アルキルであるか、又はアルキルであり、且つ一緒になってシクロペンチルもしくはシクロヘキシル環を形成する]
    の化合物又はその製薬学的に許容され得る塩の製造法。
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