JP2000502888A - トピラメートのイムノアッセイ、並びに類似体及び抗体 - Google Patents

トピラメートのイムノアッセイ、並びに類似体及び抗体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、トピラメート免疫分析及び該免疫分析に使用するための試薬を提供する。特に、トピラメートを、トピラメートのスルファメート部分又は9−炭素又は10−炭素メチル基で誘導して直接結合した標識又はトレーサー(競合被検体類似体)として使用するために結合基を介して結合した標識を付加するか又は抗トピラメート抗体を誘導する免疫原として使用するためにキャリヤに結合した結合基を付加する。免疫結合法及びキットも提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 トピラメートのイムノアッセイ、並びに類似体及び抗体発明の背景 発明の分野 本発明は、トピラメートのイムノアッセイ、免疫原とトレーサーとして有用な トピラメート類似体、及びイムノアッセイにおいて有用な抗トピラメート抗体に 関するものである。関連技術の説明 トピラメート(2,3:4,5−ビス−−(1−メチルエチリデン)−β− D−フルクトピラノーススルファメート)は、けいれん性の病気の臨床治療にお いて有用であることが示されてきた、最近開発された抗癲癇薬である。治療薬剤 の血液レベルを追跡することは、治療を続け、患者の安全を保証するための通常 のプラクティスである。組織又は体液中の薬剤の定量は、薬物動態学的研究及び 患者のコンプライアンスを追跡することにおいても重要である。従って、患者の 試料、特に血漿及び血清中のトピラメートの濃度を定量するための分析法が必要 である。 現在、トピラメートの測定に利用できる2つの分析法がある。両方ともガスク ロマトグラフイーを利用する。1つは、炎イオン化検出と連結されるガスクロマ トグラフィーを使用し、2つ目は、質量分光法と連結されるガスクロマトグラフ ィーを使用する。これらの方法は、時間を消費し、特殊な装置、高度に熟練した 分析者、及び広範囲にわたる試料の調製を必要とし、かつ高価である。また、こ れらの方法は、小児科の検査においては、トピラメートの濃度が異常に高くない 限り利用できないほど多量の試料を必要とする。要するに、トピラメートのため の現存の方法は、典型的な臨床化学研究所又は病院の研究所での通常の利用には 適していない。 イムノアッセイは、20年以上の間、臨床研究所又は病院で、治療薬剤の血清 又は血漿レベルを追跡するために使用されてきた。イムノアッセイのいくつかの 利点は、このような定量法は、正確であり、感度が高く、多くの市販のアッセイ フォーマットにおいて、使用し易いということである。トピラメートを測定する ためのイムノアッセイは、患者の試料中の薬剤レベルを定期的に測定するために 使用できる分析法として有効であることは確かである。しかしながら、薬剤と反 応する抗体を産生する免疫原を発現させるための巨大分子(タンパク質のような )に接合するのに適した薬剤類似体を作ることは、困難若しくは不可能である。 しばしば、免疫原を生成するのに必要な誘導は、産生された抗体が、薬剤ではな く、その類似体を認識するように、その薬剤を完全に変えてしまうことがある。 従って、タンパク質に接合するのに適し、類似体と薬剤の両方を認識する抗体を 産生する類似体を調製することが、イムノアッセイを発展させるために要望され ている。発明の概要 本発明は、連結基を含有するように誘導されるトピラメート類似体を提供する 。一実施態様においては、トピラメート類似体は、標識に接合され、トレーサー として作用するトピラメート類似体を生成する。他の実施態様においては、トピ ラメート類似体は、キャリヤーに接合され、免疫原として作用するトピラメート 類似体を生成する。一実施態様におけるトピラメート類似体は、次式で表される 。 式中、R1とR2のうち一方は、Hである。他方は、R−Yである。Rは、連結 基で、Yは、キャリヤー又は標識である。R1がHの場合は、XはHである。R1 がHでない場合は、XはH又はアルキル基である。他の実施態様においては、ト ピラメート類似体は、次式で表される。式中、R3はR'−Yである。R'は、トピラメートのスルファメート基のNが環 の一員である複素環基を含有する連結基である。Yは、キャリヤー又は標識であ る。 また、本発明は、この発明の免疫原を使用して産生される抗トピラメート抗体 を提供する。本発明のトピラメートのイムノアッセイ法は、試料中のトピラメー トと抗トピラメート抗体のための本発明のトレーサーとの競合に基づいている。 一実施態様においては、イムノアッセイは、蛍光分極イムノアッセイである。ま た、イムノアッセイキットも提供される。発明の詳細な説明 本発明は、トピラメートの新規な類似体を提供する。一実施態様においては、 トピラメート類似体は、免疫原又はトレーサーとして使用できるトピラメート類 似体を生成するために、それぞれ、キャリヤー又は標識との接合を促進するため の連結基を含有するように誘導される。キャリヤーを含有するトピラメート類似 体は、その類似体と反応し、トピラメートと反応する抗体を産生する。標識を含 有するトピラメート類似体は、競合的なイムノアッセイ構成において、トレーサ ーとして使用することができる。また、抗トピラメート抗体及び本発明の試薬を 使用するトピラメートのためのイムノアッセイも提供される。トピラメート類似体 本発明のトピラメート類似体は、キャリヤー又は標識のトピラメート類似体と の結合を促進する化学的部位を含有するように誘導されたトピラメートである。 本発明のトピラメート類似体は、トピラメートのスルファメート部位、9−炭素 のメチル基、又は機能的に等価な10−炭素のメチル基において誘導される(炭 素の番号及びスルファメート部位の位置を示すトピラメートの構造は、下表1に 示されている。)。便宜上後述するトピラメートの9−炭素についての議論で、 等価な10−炭素の位置と称することについても理解される。スルファメート部 位を誘導することは、9−炭素メチル基を誘導することよりも有利である。なぜ なら、抗体産生及び抗体認識に利用できるトピラメート類似体の部分は、トピラ メート代謝生成物9−ヒドロキシ−トピラメート(表1参照)における部分とは 異なるからである。このように、トピラメートのスルファメート部位による連結 基とキャリヤーとの接合が、9−ヒドロキシ−トピラメートとの最少の交差反応 活性で抗体を引き出すことのできる免疫原を生成する。 スルファメート部位又は9−炭素メチル基におけるトピラメートの誘導は、類 似体によって産生された抗体が、類似体及びトピラメートの双方と反応するトピ ラメートと、免疫学的に十分類似するトピラメート類似体を提供する。従って、 本発明のキャリヤーを含有するトピラメート類似体は、抗トピラメート抗体を産 生することができる。さらに、トピラメート類似体は、以下にさらに詳しく述ベ るように、イムノアッセイにおけるトレーサーとして利用するために標識されう る。 本発明のトピラメート類似体の2つの一般式は、以下に示される。 式中、R1とR2のうち一方は、Hである。他方は、連結基である。R1がHの場 合は、XはHである。R1がHでない場合は、XはH又はアルキル基である。 式中、R3は、トピラメートのスルファメート基のNが環の一員である複素環基 を含有する連結基である。 周知のように、薬剤又は他のハプテンは、ハプテンがキャリヤー又は標識と結 合することを促進する化学的部位を有する連結基を含有するように誘導されうる 。ハプテンから免疫原及び/又はトレーサーを調製するための連結基は周知であ り、例えば、米国特許第5,051,361 号(Stenglein らに、1991年9月24日に発行 された)及び、Wong,S.のChemistry of Protein Conjugation and Cross-Linkin g,CRC Press,Inc.,Boca Raton,Florida(1991)に記載されている。接合のための 連結基において好適な化学的部位は、カルボキシ、アミノ、イミノ、アミド、カ ルボニル、ノンオキソカルボニル、アジド、ホスホニウム、チオ、ヒドロキシ、 アルコキシ、ハロ、スルホニルオキシ、ヒドロキシフェニル、イミダゾリル、マ レイミド、及び同様のその他の飽和又は不飽和の基を含む。このような連結基は 、このような連結基を担持するハプテン類似体を合成するための種々の化学的性 質として周知である。いくつかの実施態様においては、以下にさらに詳しく述べ るように、連結基は、トピラメート前駆体と反応することができ、連結基と結合 したトピラメート(1又は1以上の水素が存在する)が生成される。 連結基は、30個までの炭素原子と、酸素、イオウ、窒素、及びハロゲンより 選択されたヘテロ原子を0〜10個含有しうる。一般的に、連結基は、水素以外 の1〜15個の原子、さらに通常は、水素以外の1〜10個の原子から成る。よ り長い連結アームは、トピラメート分子からより離れたところで、標識又はキャ リヤーと結合する必要がある場合に、利用されうる。 Xが、アルキル基の場合は、そのアルキル基は、通常は1〜5個、さらに通常 は、1〜3個、最も通常は、1〜2個の炭素を有する。Xがアルキル基であるト ピラメート類似体を生成するためには、トピラメート前駆体を使うと都合がよい 。特に、Maryanoff らのJ.Med.Chem.30 :880-887(1987)に記載されているよう に、トピラメートの酸塩化物前駆体(ジイソプロピリデンフルクトピラノースク ロロスルフェート)を調製し、アルキル−アミンと反応させて、N−アルキル− トピラメート類似体を生成しうる。酸塩化物は、簡単には、次のように調製する ことができる。塩化メチレン(100 ml)に塩化スルフリル(93 ml、1.15モル) を加えた溶液を塩化メチレン(400ml)とピリジン(150 ml)にジアセトンフルク トース(150 g、0.58モル)を加えた冷溶液(-35℃)に、滴下して加え、反応混 合物を生成する。この反応混合物を攪拌し、室温まで暖める。その反応混合物を 、さらに2時間攪拌する。溶媒を減圧下除去して、酸塩化物トピラメート前駆体 を生成する。 そして、酸塩化物前駆体は、アルキル−アミンと反応して、Xがアルキル基で あるトピラメート類似体を生成しうる。さらに具体的には、酸塩化物前駆体は、 メチルアミン、6−アミノカプロン酸、N−メチル−グリシン、又はN−エチル −グリシンのようなアルキルアミンと反応して、Xがアルキル基であるトピラメ ート類似体を生成しうる。例えば、、Maryanoff らのJ.Med.Chem.30:880-887(( 1987)に記載されているように、トピラメートの酸塩化物前駆体は、メチルアミ ンと反応してN−メチル−トピラメートを生成しうる。上述のように調製した酸 塩化物前駆体(35 g、0.10モル)を無水アセトニトリル(150ml)に溶解し、メチ ルアミンを加える。得られた反応混合物を3日間密閉しておき、そして、溶媒を 減圧下除去する。得られたシロップを液体クロマトグラフィー(シリカゲルのド ライカラム、エチルアセテート/ヘキサン、4:1)にかけると、薄層クロマト グラフィー及び3HのNMRによって均一である明黄色のシロップ(4.1g、12% )が生じる。同様の方法を、他のN−アルキルトピラメート類似体を生成する ために、他のアルキルアミンに使用できる。 連結基は、トピラメートのスルファメート基のNが環の一員である複素環基を 含有しうる。複素環基は、閉環構造で、通常は、5又は6員環であり、環の1又 は1以上の原子が炭素以外のものである。好適な典型的複素環基は、例えば、ピ ロリジン、ピペリジン、ピペラジン、又はモルホリンである。 複素環基を生成するためには、通常、トピラメート前駆体が使用される。特に 、トピラメートの酸塩化物前駆体は、複素環と反応して、複素環トピラメート類 似体を生成しうる。 トピラメート類似体の連結基は、脱離基を含有しうる。脱離基は、トピラメー ト類似体が標識又はキャリヤーに接合するときに作用する化学的部位である。接 合プロセスの一部として、脱離基の1又は1以上の原子が捨てられる。さらに、 標識又はキャリヤーが接合すると、一般的に、脱離基が変化し、その変化に伴っ て生じる残基を、接合体の連結基が含有することになる。ここで、便宜上、用語 「連結基」は、トピラメート類似体を生成するためにトピラメートに結合された 連結基、及び標識若しくはキャリヤーとの接合に伴って生じる連結基の残基を意 味する。 ここで例示されるいくつかの実施態様においては、トピラメートは、類似体を 標識又はキャリヤーと結合させるために使用されるカルボキル基を含有する連結 基を有して誘導される。典型的な接合プロセスにおいては、トピラメート類似体 のカルボキシル基は、N−ヒドロキシスクシンイミド(NHS)と反応して活性 なエステルを生成する。その活性なエステルが、アミノ基と反応して、トピラメ ート類似体接合体(複合体)を生成する。アミノ基は、フルオレセイン若しくは ビオチン誘導体のような小さい分子の中又はウシの血清アルブミン若しくはアル カリ属ホスファターゼのようなタンパク質のような巨大分子の中に存在しうる。 接合体が、キャリヤー又は標識を含有する場合は、トピラメート類似体は、それ ぞれ、免疫原又はトレーサーとして用いることができる。 ここで記載されているトピラメート類似体は、接合プロセスに関与するカルボ キシル基を有するものが例示されているが、接合に関与しうる他の化学的部位は 周知であり、かつ、適用できる。例えば、トピラメートのアミン誘導体又はチオ ール誘導体は、本技術の当業者に周知の方法を使って、キャリヤー又は標識に結 合されうる。典型的なトピラメート類似体が、これら化合物の構造とともに、以 下の表1にリストされている。化合物番号5の9−ヒドロキシ−トピラメートは 、公知のトピラメート代謝生成物である。 表1 トピラメート及びその類似体 1. 2,3:4,5−ビス−−(1−メチルエチリデン)−β−D−フル クトピラノーススルファメート(トピラメート)2. N−カルボキシメチル−トピラメート、ナトリウム塩一水和物(トピラメ ートグリシン類似体又はTGAともいわれる) 3. N−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート、ナトリウム塩(トピラ メートカプロン酸類似体、ナトリウム塩又はTCAともいわれる) 4. 9−カルボキシメチル−トピラメート(トピラメートレブリン酸ケタール 類似体又は9−CMTともいわれる) 5. 9−ヒドロキシ−トピラメート(9−OH−T) 本発明のトピラメート類似体は、標準的な化学合成法を用いて調製した。類似 体2〜4を生成する典型的な方法は、実施例1〜3において詳細に記載されてい る。トピラメート及びいくつかのトピラメート類似体の調製は、Maryanoff らの J.Med.Chem.30 :880-887(1987)に記載されている出発原料を使用することがで きる。さらに、トピラメートは、Ortho/McNeil Pharmaceuticals によって、商 品名 TOPAMAXで市販されている。 また、本発明のトピラメート類似体は、キャリヤー又は標識と結合して、それ ぞれ、免疫原又はトレーサーを生成するトピラメートを含む。本発明の免疫原に おいては、連結基を含有するトピラメート類似体は、キャリヤーと接合する。本 発明のトレーサーにおいては、連結基を含有するトピラメート類似体は、標識と 接合する。これらのトピラメート類似体は、以下に示す2つの一般式で表すこと ができる。 式中、R1とR2のうち一方は、Hである。他方は、R−Yである。Rは、連結基 で、Yは、キャリヤー又は標識である。R1がHの場合は、XはHである。R1が Hでない場合は、Xは、H又はアルキル基である。 他の実施態様においては、トピラメート類似体は、次式で表される。式中、R3はR'−Yである。R'は、トピラメートのスルファメート基のNが環 の一員である複素環基を含有する連結基である。Yは、キャリヤー又は標識であ る。 本発明の免疫原は、キャリヤーを含有するトピラメート類似体である。ここで 、用語「キャリヤー」は、技術上、選択された宿主動物において免疫原性物質を 意味するのと同様に使用されている。キャリヤーにハプテンを結合させて免疫原 を調製することは、周知である。キャリヤー及び投与経路の選択は、宿主動物に よって変わる。キャリヤーは、一般的に巨大分子、通常は、ポリマー、最も通常 は、宿主動物以外の種から得られる巨大タンパク質である。ウシの血清アルブミ ン(BSA)及びキーホールリムペットヘモシアニン(KLH)は、マウス、ラ ット、ヤギ、ウサギ、ニワトリ、及びヒツジに抗体を産生するためのキャリヤー として、しばしば使用される。抗トピラメート抗体を産生するための免疫原性ト ピラメート類似体の典型的な調製は、実施例に記載されている。その典型的な免 疫原の調製においては、R−Yは、(CH2nCO−NH−(キャリヤー)であ り、nは、1〜9である。さらに具体的には、nが1又は5で、BSAが典型的 なキャリヤーである実施例がある。 ここで、用語「トレーサー」は、技術上、競合的なイムノアッセイ法において 使用される標識された分析用類似体を意味するのと同様に使用されている。本発 明のトレーサーは、連結基によってトピラメートに結合する標識を含有するトピ ラメート類似体である。ここで、用語「標識」は、直接的に又は間接的に検知し うる物質を意味する。直接的に検知しうる標識は、例えば、放射性核種又は蛍光 色素を含む。また1又は1以上の反応を経て間接的に検知しうる標識もある。こ のような標識は、着色生成物の生成によって検知される酵素を含む。このような 酵素標識及びその着色の改良システムは周知である。他のこのような標識は、ビ オチン/アビジンのように特異的な結合対を一員として使用することを含む。イ ムノアッセイ法において使用するのに適した標識は周知であり、例えば、酵素、 放射線核種、蛍光色素、ビオチン等を含む。標識は、蛍光色素が、便利である。 好適な蛍光色素は、ローダミン(例えば、テトラメチルローダミンイソチオシ アネート−TRITC)、フィコエリトリン(PE)、アロフィコシアニン(A PC)、テキサスレッド(Molecular Probes,Eugene OR)を含み、好ましくは、 フルオレセインである。アロフィコシアニン及びフィコエリトリンは、蛍光色素 に適しているが、これらは、大きすぎるので、蛍光分極イムノアッセイのために は使用されない。好適なフルオレセインは、フルオレセインイソチオシアネート (FITC)、2−(アミノエチル)−チオウレイド−フルオレセイン(FTE D)、フルオレセイン−チオセミカルバジド(FTSC)、(2−アミノエチル )−ウレイド−フルオレセイン(FAMCO−E)、エリトロシン(テトラ−ヨ ード−フルオロセイン)、及びフルオレセインアミン(FAM)を含む。 蛍光色素は、蛍光色素核上の可能などの位置でも連結基と結合しうる。5−、 6−、4'−、及び5'-位に結合された連結基からなるフルオレセイン標識が好 ましい。5−及び/又は6−位に結合された標識が最も好ましい。(例えば、表 2のトレーサー4〜10を見よ。) 便宜上、フルオレセイン部位の5−位において連結基と結合しているフルオレ セイン残基を有するトレーサーは、異性体Iと称される。フルオレセイン部位の 6−位において連結基と結合しているフルオレセイン残基を有するトレーサーは 、異性体IIと称される。特に言及しない場合は、異性体又は異性体の混合物とを 区別しない。フルオレセイン及びローダミンで標識されたトレーサーは、蛍光の 測定の間、ラクトンの形では、ほとんど又は全く存在せず、カルボキシル化され た形で主に塩として存在する。フルオレセインは、均一な組成物又は異性体の混 合物であってもよい。さらに、蛍光色素は、蛍光色素がイムノアッセイにおいて 、イオン化状態で存在できるように、ラクトンの形で又は生物学的に許容される 塩(例えば、Na、K、アンモニウム類の塩)として使用できる。 下表2は、実施例に記載されているように調製されたトピラメート類似体免疫 原及びトレーサーを示す。これらは、表1に示されている典型的なトピラメート 類似体から誘導された。免疫原及びトレーサーの調製においては、表1のトピラ メート類似体が、標準的な方法で活性化され、カルボン酸基によって、N−ヒド ロキシスクシンイミドエステルが生成された。この活性なエステルが、キャリヤ ー又は標識中の一級アミンと順次反応して、アミドが生成された。 換言すれば、カルボン酸は、技術的に公知の他の方法を使って、アミンと縮合 しうる。カルボン酸のアミド生成の合成法は周知であり、例えば、米国特許第5, 051,361号(Stengleinらに、1991年9月24日に発行された)に記載されている。 また、免疫原性接合体の製造方法は、Methods in Immunology and Immunochemis try,(Curtis A.Williams and Merrill W.Chase eds.,Volumel,1967)に記載され ている。これらの文献は、引用文献として、その全体が本明細書に組み入れられ ている。さらに、トレーサー又は免疫原として有用な典型的なトピラメート類似 体の典型的な製造方法が、実施例に詳細に記載されている。免疫原及びトレーサ ーとして有用な典型的なトピラメート類似体が、これら化合物の構造とともに、 以下の表2にリストされている。 表2 トピラメート接合体 1. TGA:BSA 2. 9−CMT:BSA3. TCA:BSA 4. TGA:FTED 5. TGA:FTSC 6. TGA:FAMCO−E7. TGA:Gly−FAM 8. TCA:FTED 9. TCA:FAMCO−E 10. TCA:FAMCO−E トレーサー、異性体II 11. 9CMT:FAMCO−E 12. TGA−R:ビオチン 抗トピラメート抗体 本発明の抗トピラメート抗体は、トピラメート及び抗体を誘導するために用い られるトピラメート類似体と反応する。抗トピラメート抗体は、水、生理食塩水 、リン酸塩緩衝食塩水等の水溶液中で処方される又はアジュバント又は類似の組 成物中に供給される本発明の免疫原を用いて誘導される。本組成物がトピラメー トに特異的であるかを求めるために誘導した抗体が試験される。 ポリクローナル抗トピラメート抗体組成物が所望の特異性を示さない(例えば 、高レベルの代謝物含む試料用トピラメート代謝物と許容しえないレベルの交差 反応性を有する)場合には、下記に詳述されるように、該抗体は低レベルの代謝 物を含む試料を分析するために用いられ、代謝物との交差反応性が関係しない方 法にも用いられる。 モノクローナル抗トピラメート抗体は、常法で調製される。マウスに、本発明 の免疫原を含む組成物及び得られた脾臓細胞を注射する。脾臓細胞は、ハイブリ ドーマを調製するために融合パートナーと融合することができる。ハイブリドー マによって分泌された抗体は、抗体がトピラメートと反応するハイブリドーマを 選択するためにスクリーニングされる。便利には、9−ヒドロキシトピラメート のようなトピラメート代謝物と最少の反応を示す抗体がスクリーニングされる。 所望の特異性の抗体を生じるハイブリドーマを標準法によって培養する。ハイブ リドーマ調製法及び培養法は、周知であり、本発明の一部を構成しない。 モノクローナル抗トピラメート抗体及びポリクローナル抗トピラメート抗体の 具体的な調製は、実施例に記載される。ほとんどの患者試料においては、単一ト ピラメート代謝物が試料中に少量(通常4%未満)の濃度のトピラメートで存在 することは留意される。しかしながら、数種の代謝物が存在することがあり、正 常な患者においては薬剤量の20%まで及び代謝が亢進した患者又は腎不全のよ うな医療問題のある患者においては50%まで集合体で存在することがある。 少量のトピラメート代謝物を含む試料中の正確な免疫分析値を得るのに抗トピ ラメート抗体と代謝物との交差反応性はほとんど重要でないが、抗トピラメート 抗体はトピラメート代謝物と実質的に交差反応しないことが好ましい。“実質的 に交差反応しない”とは、抗体が競合免疫分析形式に用いられる場合にトピラメ ートと同量の抗体阻害を得るため少なくとも約5倍以上の9−ヒドロキシトピラ メートを必要とすることを意味する。免疫分析(イムノアッセイ) 体液中に薬剤又は他の小分子のようなハプテンを検出する多くの定量的免疫分 析形式は既知である。トピラメートの分析法は、次の要素を含む。該方法は、試 料と抗トピラメート抗体とを混合する工程及び試料中のトピラメート量を表す抗 トピラメート抗体−トピラメート複合体量を検出する工程が含まれる。トピラメ ートが検出される具体的な方法は、該方法が所望の感度及び信頼度を得る限り本 発明の目的に重要ではない。免疫分析を行う種々の方法がTijssen,P.,Practice and Theory of Enzyme Immunoassays ,(R.H.Burdon & P.H.vanKniffeberg eds. ,Vol.15,1985); The Immunoassay Handbook,(David Wild ed.,1994)に記載 されている。 トピラメート免疫分析用試料は、体液、通常は血液、更に詳しくは血清又は血 漿である。しかしながら、尿又は唾液のような他の体液の使用も企図される。 様々なプロトコールや標識を用いる多くの異なる種類の免疫分析が周知である 。分析条件及び試薬は、従来技術に見られる種類のいずれでもよい。分析は、不 均質又は均質であってもよく、便利には競合分析とする。トピラメートのスルフ ァメート部分或いはトピラメートの9−炭素メチル基で誘導されたトピラメート 類似体を認識する抗体の誘導によって示されるように、トピラメートは抗体認識 できる少なくとも2種類の異なるエピトープがある。しかしながら、他の小分子 とのようにある抗体がトピラメート又はトピラメート類似体に結合する場合、第 2抗体によってトピラメートの認識が遮断され、2つの抗体が被検体に対する2 つのエピトープに結合する従来のサンドイッチ型免疫分析の使用が除外される。 トピラメート免疫分析は、ポリクローナル抗体又はモノクローナル抗体として もよい抗トピラメート抗体を使用する。便利には、分析は競合に基づき、試料中 のトピラメートが本発明の所定量のトピラメートトレーサーと競合する。競合分 析に必要なトレーサー量は、多くの周知の要因によって変動する。例えば、トレ ーサーが蛍光色素で標識される場合、分析に必要とされるトレーサー量は経験的 に求められる。トレーサーの使用量は、バックグラウンドシグナルに関して用い られる検出器に適切なシグナルを与えなければならずかつトレーサー及び試料中 に存在するトピラメートの範囲に対する抗トピラメート抗体の親和性が所望の感 度を与えるようなトレーサー量を与えなければならない。 競合免疫分析においては、使用される抗体標品はトレーサーとして用いたトピ ラメート類似体と同じ位置で誘導されたトピラメート類似体を含む免疫原によっ て誘導される。即ち、抗体組成物及びトレーサーを誘導するために用いられる免 疫原は共にトピラメートのスルファメート部分或いは9−炭素メチル基で誘導さ れたトピラメート類似体が含まれる。 抗体と試料中のトピラメート間の結合は、多くの方法で求められる。例えば、 試料中に存在するトピラメートは抗トピラメート抗体結合部位の所定量の標識ト ピラメート類似体(トレーサー)と競合することができる。固相に付着したトレ ーサー量又は溶液中に残存するトレーサー量が求められる。実施態様においては 、固相付着アビジンに結合することによりビオチンで標識したトレーサーが固相 に付着する。試料中のトピラメートは、抗トピラメート抗体の固相付着トピラメ ートトレーサーと競合する。固相に付着した又は溶液中に残存する標識抗トピラ メート抗体が検出される。抗トピラメート抗体は、直接標識されるか又は抗トピ ラメート抗体の種類に特異的な標識第2抗体を用いて検出される。 多くの他の形式も用いられる。例えば、抗トピラメート抗体は付着した固相と することができる。所定量の特異的トレーサーは、抗体結合について試料中のト ピラメートと競合することができる。固相付着トレーサー又は溶液中に残存する トレーサーの量が求められる。トレーサーは、放射性核種、蛍光色素等とのよう に直接に又は酵素とのように間接に検出される標識をもつことができる。また、 トピラメートトレーサーはビオチンで標識され、酵素標識アビジン又はアビジン 標識抗体で検出される。アビジン標識抗体は、直接標識されるか又は標識第2抗 体で検出される。 他の実施態様においては、免疫分析は、患者の試料中のトピラメートを測定す る蛍光偏光免疫分析である。便利には、蛍光偏光免疫分析は、臨床化学実験室や ような自動装置で用いられる。 蛍光分極免疫分析は、分子量(典型的には5000未満)の小さい蛍光的に標 識されたトレーサーを用いる。トレーサーは、平面偏光の入射ビーム内に配置さ れる。光が吸収され、蛍光として再発光される。小分子のブラウン運動が急速な ために発光蛍光が偏光解消する。トレーサーのサイズが大きいと回転時間が非常 に増加し、偏光したままの発光した蛍光を生じる。従って、フルオレセイン標識 トレーサーへの抗体の結合は発光した光の偏光を引き起こす。試料中の被検体は 、抗体結合に対してトレーサーと競合し、よって蛍光の偏光解消を増大させる。 偏光解消の程度は、試料中の被検体の濃度による。従って、蛍光の偏光解消量が 被検体の増加濃度と相関する競合免疫分析の標準曲線が調製される。 トピラメートを分析する試薬は、キット中に便利に包装される。トピラメート を分析する免疫分析キットは、抗トピラメート抗体及び本発明のトピラメート類 似体トレーサーが含まれる。 個々の実施例であるが限定されない下記の実施例によって本発明を更に具体的 に説明する。特にことわらない限り、温度は℃で示され、濃度は重量%として示 される。実施するために構成的に縮小される手順は現在時制で記載され、実験室 で行われた手順は過去時制で示される。上記明細書及び下記の実施例での引用は 全て、本願明細書に含まれるものとする。 実施例1 N−カルボキシメチル−トピラメートの調製 例示的な手順として、N−カルボキシメチル−トピラメート(トピラメートグ リシン類似体、TGA)は、以下に示すようにトピラメートから調製した(Mary anoff ら、J.Med.Chem.、30、880〜887 頁、1987年)。 トピラメート33.9g(0.1mol)、ヘキサメチルジシラザン16.1g(0.1mol)、 及びクロロトリメチルシラン約1ml をテトラヒドロフラン150mlに加えて溶液を 得た。溶液を、5時間還流し、室温まで冷却した。攪拌しながら、80%NaHの 3.0g(0.1mol)を、約10分間にわたって少しずつ(portion-wise)加えて反応混 合物を得た。反応混合物は、非常に濃厚になった。ジメチルホルムアミド20ml及 びテトラヒドロフラン100ml を加えて、反応混合物中の沈殿物を溶解させると、 反応混合物は、均質な溶液になった。その後、t−ブチル−ブロモアセテート19 .5g(0.1mol)を、30分間、反応混合物に滴下法で加えた。反応混合物を、終夜 攪拌した。反応混合物を、酢酸エチル500ml で希釈し、水洗し(2×100ml)、 塩水(水にNaClを飽和)で飽和し(100 ml)、乾燥し(MgSO4を使用) 、溶媒は、真空中で除去し、t−ブチルグリシネート類似体粗生成物を粘着性の 白色固体として得た。t−ブチルグリシネート類似体を含むこの粗固体を、シリ カゲルクロマトグラフィにかけ、18%酢酸エチル/ヘキサン(v/v) を溶出剤とし て溶出し、白色固体のt−ブチルグリシネート類似体17.2g(収率38%)を得た。 約9.0g(19.9mmol)のt−ブチルグリシネート類似体を室温で攪拌しながら、ト リフルオロ酢酸90ml に少しずつ加えて、反応混合物を得た。10分後、反応混合 物を、ろ過して少量の不溶物質を除去し、溶媒を真空中で除去して粗製のグリシ ン類似体を濃厚油状物として得た。この油状物は、1NのNaOH150ml で希釈し 、ジエチルエーテルで洗浄した(2×50m1)。水層を、3NのHClでpH3に酸 性化し、メチレンクロライドで抽出した(3×100ml)。混合した有機抽出物を真 空中で濃縮して、白色気泡のグリシン類似体6.68g( 収率84%)を得た。 グリシン類似体(6.0g、15.1mmol) を、13.6mlの1.0NNaOH中に溶解した。 水を、真空中で除去し、得られた残留物を、トルエンを使って共沸的に乾燥して 白色固体の粗製のナトリウムグリシネート4を得た。この白色固体をジエチルエ ーテル(2×50ml)で粉砕し、得られた固体を、真空ろ過して単離し、ナトリウ ムグリシネート水和物( N−カルボキシメチル−トピラメート)5.3g(収率80% )を得た。N−カルボキシメチル−トピラメートの融点は、169.0℃から170.0℃ である。元素分析で計算したN−カルボキシメチル−トピラメート(C1422N O10SNa・H2O)は、C、38.44;H、5.53;N、3.20;S、5.26;Na、5. 26である。元素分析で計算したN−カルボキシメチル−トピラメート類似体は、 C、38.27;H、5.59;N、3.08;S、5.50;Na、5.50である。H2O(KF)%は 4.12%である(KFは、含水量を、Karl Fischer法で測定し、かつ%w/w で表した ものを示す)。 N−カルボキシメチル−トピラメート(TGA)は、ナトリウム塩一水和物と して得られ、これは、以下の実施例において、免疫原、トレーサー、及びビオチ ン結合を調製するために使用する。 実施例2 N−(5−カルボキシメチル)−トピラメート(TCA)の調製 例示的な手順として、N−(5−カルボキシメチル)−トピラメート(トピラ メートカプロン酸類似体、TGA)を、以下に示すように 2,3:4,5−ビス−O− (1−メチルエチリジン)クロロ硫酸塩から調製した(Maryanoff ら、J.Med.Ch em.、30、880〜887頁、1987年)。 2,3:4,5−ビス−O−(1−メチルエチリジン)クロロ硫酸塩(35.8g、0.10mol )のメタノール溶液 (200ml)を、6−アミノカプロン酸 (26.2g、0.20mo1)、及び ピリジン(7.91g、0.10mol)のメタノール溶液 (300ml)にゆっくりと2.25時間にわ たって滴下法で加え、混合物を得た。溶液を、2.5時間加熱還流し、減圧下で 濃縮して赤橙色の油状物を得た。この油状物を、蒸留水(300ml)、酢酸エチル(20 0ml) に溶解し、4MのNaOH溶液でpH10〜12に塩基化した。この油層は 分離され、水層は、副産物であるジアセトンフルクトースが除去されるまで酢酸 エチルで繰り返し抽出された(12×200ml)。その後、水層を、濃HClでpH 5.0に酸性化し、酢酸エチルで抽出した (4×150m1)。有機抽出物を混合し、 乾燥し(MgSO4)、ろ過し、粗生成物の19.5%中に油状のカプロン酸誘導体 を得た。 この油状物を2−プロパノール(230ml) に溶解し、4M NaOH溶液(13ml)で処理 して反応混合物を得た。この反応混合物を濃縮し、得られる固体を、室温でISOP AR E(高沸点炭化水素、EXXON Corporation から入手可能)を用いて終夜スラリ ー化した。スラリーをろ過し、回収した固体を、ISOPAREで洗浄した。空気乾燥 を、白色固体で融点が197.0 〜202.0℃のカプロン酸ナトリウム類似体(N−(5 −カルボキシペンチル)−トピラメート)23.64g(収率97.5%)を得た。元素分 析で計算したC1830NO10SNaは、C、45.47;H、6.36;N、2.95;S、6 .74;Na、4.83である。元素分析で計算したこの類似体は、C、44.87;H、6. 31;N、2.89;S、6.44;Na、5.08である。 N−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート(TCA)は、以下の実施例 に おいて、免疫原及びトレーサーを調製するためのナトリウム塩として使用した。 実施例3 9−カルボキシメチル−トピラメート(9−CMT)の調製 例示的な手順として、9−カルボキシメチル−トピラメート(9−CMT)( レブリン酸ケタール類似体、TGA)は、以下に示すように調製した。 トリエチルオルトギ酸塩(24.6g、0.166mol)は、レブリン酸エチル24.0g(0. 166mol)、硫酸0.8ml、無水エタノール300ml を含む攪拌した溶液に加え、反応混 合物を得た。反応混合物を30分、室温で攪拌した後、16.4g(0.055mol)の2,3− O−(1−メチルエチリジン)−B−D−フルクトピラノーススルフアメート( Maryanoff ら、J.Med.Chem.、30、 880〜887 頁、1987年)を加え、攪拌を16〜 18時間続けた。固体炭酸ナトリウム (80.0g、0.75mol)を、反応混合物に続いて 蒸留水(100ml)に加え、pH7.0を有する反応混合物を得た。反応混合物を ろ過し、酢酸エチル (約500ml)で希釈した。この層を分離し、有機層を塩化ナト リウム飽和溶液洗浄し (3×200m1)、硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮し てケタール、少量のジオール、及びレブリン酸エチルの混合物である油状物を得 た。油状物を、過剰のレブリン酸エチルが除去されるまでヘキセンで繰り返し粉 砕し、その後、油状物をメタノール125ml に溶解して、メタノール溶液を得た。 1NのNaOH(250 〜300m1)をこのメタノール溶液に加え、得られる反応混合 物を約2時間加熱還流した。室温まで冷却後、反応混合物を、酢酸エチルで抽出 した(3×100ml)。水層を、3NのHClでpH4.0 に酸性化し、酢酸エチルで抽 出した (3×100ml)。有機抽出物を混合し、終夜乾燥し(MgSO4)、ろ過し 、濃縮して、白色脆性気泡で融点42.0〜45.0℃のレブリン酸ケタール誘導体(9 −カルボキシメチルートピラメート)15.7g(収率71.8%)を得た。元素分析で計 算したC1423NO10Sは、C、42.31;H、5.83;N、3.52;S、8.07である 。元素分析の実測値は、C、42.55;H、5.83;N、3.38;S、7.57である。 9−カルボキシメチルートピラメート(9−CMT)は、以下の実施例におい て、免疫原及びトレーサーを調製するための遊離酸として使用した。 実施例4 N−カルボキシメチルートピラメート:ウシ血清アルブミン免疫原の調製 本実施例は、本発明の例示的な免疫原の調製において、実施例1の記述で調製 されたN−カルボキシメチル−トピラメートが、ウシ血清アルブミン(BSA) と結合してN−カルボキシメチル−トピラメート:ウシ血清アルブミン免疫原( TGA:BSA)を得るものについて記述する。 N−カルボキシメチル−トピラメート103mg とN−ヒドロキシスクシンイミド (NHS)34.9mgのジメチルアセトアミド溶液1mlを、氷冷メタノール浴で冷却 し、3.15M のジシクロヘキシルカルボジイミド(ジメチルアセトアミド中)で処 理して反応混合物を得た。反応混合物を、氷冷メタノール浴上で15分間攪拌し、 ジシクロヘキシルカルボジイミド溶液を更に50μl加えた。攪拌を、反応混合物 が、ゆっくりと室温になる間、続けた。その後、攪拌を、室温で終夜続けた。 終夜攪拌した後、反応混合物中に得られる活性エステルを、ウシ血清アルブミ ンに結合した。ウシ血清アルブミンを、結合に使用する前に、脱イオン水中、G- 25 SEPHADEX カラムクロマトグラフィで脱塩する。あらかじめ脱塩したウシ血清 アルブミン109mg の水溶液の全量15mlを、氷冷メタノール浴で冷却した。活性エ ステルを含む反応混合物を、5%K2CO3をpHが安定化するまで加えて(約1 時間)pH8から9に維持して、撹拌しながらウシ血清アルブミン溶液に滴下法 で加えた。 その後、得られる反応混合物を、終夜4℃に維持し、固休を遠心分離法で除去 した。結合体を含む得られる上澄み液を、0.8μm ポリカーボネート膜を通して ろ過し、2.5 ×41cmのG-25 SEPHADEX カラムのクロマトグラフィにかけ、0.15M NaClを含む0.01M のリン酸カリウムでpH7.4に平衡しかつ溶出した。全量9 7mg(タンパク質として)のこの結合物(複合体)を、最終生成物中に得た。結 合物を凍結保存した。 本実施例及び後に続く実施例において、免疫原のタンパク質濃度を、市販ビュ レット分析により、又はウシ血清アルブミンの1mg/ml溶液が、pH7.4のリン 酸塩緩衝生理食塩水(PBS)中で280nm、光路1cmで0.67の吸光度を示すと仮定 することにより測定した。 実施例5 9−カルボキシメチル−トピラメート:ウシ血消アルブミン免疫原の調製 本実施例は、本発明のもう一つの例示的な免疫原の調製において、実施例3の 記述から調製した9−カルボキシメチル−トピラメートが、ウシ血清アルブミン (BSA)と結合して9−カルボキシメチル−トピラメート:ウシ血清アルブミ ン免疫原(9−CMT:BSA)を得るものについて記述する。 9−カルボキシメチル−トピラメート206mg とN−ヒドロキシスクシンイミド 70mgを、2ml のジメチルアセトアミドに溶解して反応混合物を得た。反応混合物 を、氷冷メタノール浴で冷却し、ジメチルアセトアミド中、3.15M のジシクロヘ キシルカルボジイミド200μl を加えた。反応混合物を、氷冷メタノール浴上で1 5分問攪拌し、その後、更に3.15M ジシクロヘキシルカルボジイミド溶液 100μ lを加えた。反応混合物を更に10分間、氷冷メタノール浴上で攪拌し、0.025mol のピリジンを加えた。反応混合物を含む容器を、浴から取り除き、外界温度で数 分間攪拌し、その後、-10℃で終夜保存した。翌日、反応混合物を、ウシ血清ア ルブミン溶液(G-25SEPHADEXカラムを使ってあらかじめ脱塩した)200mg を攪拌 しながら氷浴中で加えた。反応混合物のpHを、pHが安定化するまで5%K2 CO3を加えてpH8から9に維持した。その後、反応混合物を室温で終夜攪拌 した。後日、固体を遠心分離法で除去し、上澄み液を、0.2μmフィルターでろ過 して浄化溶液を得た。この溶液を、0.15M NaClを含む10mMのリン酸カリウム 緩衝液(KPi)でpH7.4 に平衡したG-25 SEPHADEX カラムで脱塩した。タン パク質の生成量は、189mg だった。9−CMT:BSA結合物を、凍結保存した 。 実施例6 N−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート:ウシ血清アルブミン免疫原 の調製 本実施例は、本発明のもう一つの例示的な免疫原の調製において、実施例2の 記述から調製したN−(5−カルボキシペンチル)−トピラメートが、ウシ血清 アルブミン(BSA)と結合してN−(5−カルボキシペンチル)−トピラメー ト:ウシ血清アルブミン免疫原(TCA:BSA)を得るものについて記述する 。 N−(5−カルボキシペンチル)−トピラメートのナトリウム塩250mg を、2m lのジメチルアセトアミドに溶解した。N−ヒドロキシスクシンイミドのナトリ ウム塩100mg を加えて反応混合物を得、この反応混合物を10分間室温で攪拌した 。ジメチルアセトアミド中、3.15M ジシクロヘキシルカルボジイミド200 μl を 加え、反応混合物を30分間室温で攪拌した。N−ヒドロキシスクシンイミド50mg を、3.15M ジシクロヘキシルカルボジイミド溶液を100 μl 加えた後に反応混合 物に加えた。反応混合物を、更に10分間攪拌し、0.025molのピリジンを加えた。 その後、反応混合物を終夜室温で攪拌し、活性エステルを得た。 翌日、活性エステルを含む反応混合物を、攪拌しながら、ウシ血清アルブミン 200mg の水溶液(使用する前に水のG-25SEPHADEXカラムクロマトグラフィで脱塩 した)全量20m1を氷浴中で滴下法で加えた。反応混合物のpHを、5%K2CO3 をpHが安定化するまで(約2時間)加えて、pH8から9に維持した。得られ る懸濁液を終夜4℃で保存した。不溶性物質をO.2 μm ポリカーボネート膜でろ 過して除去し、浄化溶液を得た。この浄化溶液を、0.15M NaClを含む、10mM KPiでpH7.4 に平衡したG-25 SEPHADEX カラムのクロマトグラフィにかけた 。TCA:BSAの最終生成量は、189mg だった。 実施例7 N−カルボキシメチル−トピラメート:(2−アミノエチル)−チオウレイド −フルオレッセインの調製 本実施例は、フルオレッセンス偏光免疫学的測定法におけるトレーサー(TG A:FTEDトレーサー)として有用な、N−カルボキシメチル−トピラメート :(2−アミノエチル)−チオウレイド−フルオレッセインの調製を記述する。 実施例1の記述から調製したN−カルボキシメチル−トピラメート22mgを、ジ メチルアセトアミド200 μl に溶解した。N−ヒドロキシスクシンイミド20mgと 1Mのジシクロヘキシルカルボジイミド(テトラヒドロフラン中)100 μl(100 μ mol)を加えて反応混合物を得た。この反応混合物を、90分間室温で攪拌し、活性 エステルを得た(TGA:NOS)。 MeOH2ml と1NNaOH0.1ml を試験管に加えた。(2−アミノエチル)− チオウレイド−フルオレッセイン(FTED)(Pourfarzenehら、Clinical Che mistry、26、730 項、1980年の記載から調製)21.6mgを、メタノール溶液に溶解 し、続いて活性TGA:NOSエステルを含む反応混合物に加えた。沈殿物は、 1NNaOHの4×50μl 分量を加えて再溶解して得た。得られる反応混合物のp Hは、8.5だった。その後、反応混合物を、30分間室温で攪拌した。pHを、 1NNaOHをpHが安定化するまで(約1時間)必要に応じて更に加えて、pH 7.5から8.5に維持した。反応混合物の試料は、その後1時間、長くても4 時間クロマトグラフィで除去した。 得られるN−カルボキシメチル−トピラメート:(2−アミノエチル)−チオ ウレイド−フルオレッセインを、以下に記述するように、CHCl3/MeOH /水(4+4+1) 中、シリカゲル(SGF-250)薄層クロマトグラフィの後、MeOH/ 水/15M NH4OH(25+75+2) 中、逆相(RPF-250)薄層クロマトグラフィで精製し た。 本実施例中、薄層クロマトグラフィ(TLC)を、254nm で吸収する蛍光指示 薬を含むシリカゲルプレートを使用して実施した。プレートは、250 μm(SGF-2 50 とする)又は1000μm(SGF-1000とする)の厚さだった。254nm で吸収する蛍 光指示薬を含むC-18逆相シリカゲルプレートは、厚さ250 μm(RPF-250 とする )だった。薄層クロマトグラフィ溶媒系、シリカ及び逆相カラムクロマトグラフ ィ溶媒系は、すべて体積/体積組成で表現される。一定の化合物を、化合物の吸 収(254nm又は366nm)又は種々のスプレー指示薬を用いてTLCプレートに可視化 した。多くの蛍光誘導体及び有色化合物は、処理なしでも見ることができた。 精製したトレーサー(N−アシルアミドフルオレッセイン)の近似の濃度を、 0.05M 炭酸塩緩衝液(pH9.6)で希釈した溶液に対し、最大吸収を示す波長 (490〜500nm、スキャニングして測定)での67000 のモル吸光係数から仮定し、 かつ1cm 光路長で読んで測定した。本実施例中、有機溶媒中のpH測定を、含水 pH紙で行った。 実施例8 N−カルボキシメチル−トピラメート:フルオレッセイン−チオセミカルバジ ドの調製 本実施例は、フルオレッセンス偏光免疫学的測定法におけるトレーサー(TG A:FTSCトレーサー)として有用な、N−カルボキシメチル−トピラメート :フルオレッセイン−チオセミカルバジドの調製を記述する。 実施例1で記述したように調製したN−カルボキシメチル−トピラメート22.8 mg を、ジメチルアセトアミド0.25mlに溶解した。N−ヒドロキシスクシンイミ ド14.8mgを加えた後、1Mのジシクロヘキシルカルボジイミド(テトラヒドロフラ ン中)0.1ml を加えて反応混合物を得た。この反応混合物を、終夜室温で攪拌し 、活性エステルを得た。 フルオレッセイン チオセミカルバジド(10mg、Sigma Chemica1 Companyから 入手)を、(MeOH0.1ml+1N NaOH0.05ml)に溶解し、N−カルボキシメ チル−トピラメートの活性エステルを含む反応混合物に加えた。反応混合物を、 15分間攪拌し、その時に10%トリエチルアミン(MeOH中)0.05mlを加え、攪 拌を室温で更に2時間続けてN−カルボキシメチル−トピラメート:フルオレッ セイン−チオセミカルバジドを得た。このN−カルボキシメチル−トピラメート :フルオレッセイン−チオセミカルバジドを、MeOH/CHCl3/H2O(4+4 +1)溶液中のシリカゲルプレート(SGF-250)連続薄層クロマトグラフィ工程の後、 MeOH/水/トリエチルアミン(20+80+1) 溶液系中の逆相プレート(RPF−250) で精製した。 実施例9 (2−アミノエチル)−ウレイド−フルオレッセインの調製 本実施例は、以下の実施例で記載したようなトピラメート類似体と結合した( 2−アミノエチル)−ウレイド−フルオレッセイン(FAMCO−E)の精製に ついて記述する。 FAMCO−Eを調製するために、フルオレッセインアミン異性体I3.25g を 、ジメチルアセトアミド17.5mlに溶解し、2.5gの1,1'−カルボニルジイミダゾー ルを加え、反応混合物を得た。(フルオレッセインの異性体I及びIIは、フルオ レッセイン環の5又は6位の置換基を有するものとして定義される。他言しない 限り、全てのフルオレッセイン誘導体の記述は、異性体I誘導体である。しかし な がら、異性体II又はIとIIの混合物は、適したリガンド試薬を調製するために使 用される。)反応混合物を、3時間、室温で攪拌した。エチレンジアミン5ml を 、1リットルフラスコ中のメチレンクロライド500ml に加え、エチレンジアミン 溶液を得、この溶液を氷冷メタノール浴で冷却した。1,1'−カルボニルジイミダ ゾール/フルオレッセインアミン反応混合物を、その後、勢いよく攪拌しながら 冷却したエチレンジアミン溶液に滴下法で加えた。橙色沈殿物が生じた。反応混 合物を、終夜室温で攪拌した。橙色沈殿物をブフナーロートで集め、メチレンク ロライド、メチレンクロライド/アセトン/MeOH(100+10+1 v/v)、そし てメチレンクロライドで連続的に大規模洗浄した。洗浄した沈殿生成物を乾燥し 、アセトン中で乾燥し、ろ過し、石油エーテルで洗浄し、粗粉末を空気乾燥した 。MeOH5ml 及び15M NH4OH0.15mlを、その乾燥粗粉末0.5042g に加え 、透明深赤色溶液を得た。この溶液を攪拌しながら滴下法で、体積 200倍のMe OH/水/酢酸(10+90+1 v/v)に加えた。いくらか沈殿を生じた。不溶性の物 質を集め、MeOH/15M NH4OH(100+2 v/v)に溶解し、再度、攪拌しなが ら滴下法で容積200 のMeOH/水/酢酸(10+90+1 v/v)に加えた。この沈殿 物を集め、廃棄した。たまったMeOH/水/酢酸の溶液を浄化するためにろ過 し、MeOH/水/酢酸(10+90+1 v/v)で平衡化したカラムの低圧C18 逆相ク ロマトグラフィにかけた。FAMCO−Eは、カラムに結合し、MeOH/水/ 酢酸(15+85+1 )で溶出した。溶出したFAMCO−Eを、7.5%メタノール洗浄 工程(酢酸除去のため)を溶出前に行い、溶出をメタノール(100%) で行った他 は、同一条件下、C18 カラム上で再循環して濃縮した。溶出したFAMCO−E を含む画分を貯蔵し、十分なトリエチルアミンを加えてpHを8から9にした。 精製したFAMCO−Eを、メタノール溶液として-10℃で保存した。 実施例10 N−カルボキシメチル−トピラメート:(2−アミノエチル)−ウレイド−フ ルオレッセインの調製 本実施例は、フルオレッセンス偏光免疫学的測定法におけるトレーサー(TG A:FAMCO−Eトレーサー)として有用な、N−カルボキシメチル−トピラ メート:(2−アミノエチル)−ウレイド−フルオレッセインの調製を記 述する。 実施例1の記述により調製したN−カルボキシメチル−トピラメート10mgとN −ヒドロキシスクシンイミド5mg を、ジエメルアセトアミド0.2ml に溶解した。 1Mのジシクロヘキシルカルボジイミド(テトラヒドロフラン中)0.05mlを加え、 得られる反応混合物を2.5時間攪拌し、活性エステルを得た。活性エステルを含 む反応混合物0.1mlを、実施例9の記載から調製した(2−アミノエチル)−ウ レイド−フルオレッセイン(FAMCO−E)溶液0.5ml に加えた。15分後、ト リエチルアミン5 μl をpH8から9に維持するために加えた。反応混合物を、 60分室温でインキュベートした。得られるN−カルボキシメチル−トピラメー ト:(2−アミノエチル)−ウレイド−フルオレッセインを、その後、CHCl3 /MeOH/水(4+4+1) 溶液系中のシリカゲル (SGF-250)連続薄層クロマトグ ラフィ工程、及びMeOH/水/15M NH4OH(20+80+2) 溶液系中の逆相薄層 クロマトグラフィで精製した。 実施例11 N−カルボキシメチル−トピラメート:グリシル−フルオレッセインアミンの 調製 本実施例は、フルオレッセンス偏光免疫学的測定法におけるトレーサー(TG A:Gly−FAMトレーサー)として有用な、N−カルボキシメチル−トピラ メート:グリシル−フルオレッセインアミンの調製を記述する。 アミノアセトアミドーフルオレッセイン(Molecular Probes,Inc.、Eugene、 Oregon)5mg を、ジメチルアセトアミド0.1ml に溶解した。実施例10の記述か ら調製したN−カルボキシメチル−トピラメートの活性エステル0.15mlを加え、 得られる反応を、1時間室温で行った。pHを、少量のトリエチルアミンを加え てpH6.5 から8に維持した。得られるN−カルボキシメチル−トピラメート: グリシルーフルオレッセインアミンを、CHCl3/MeOH/水(4+4+1) 溶液 系中のシリカゲル(SGF-250) 連続薄層クロマトグラフィ工程、及びMeOH/水 /15M NH4OH(20+80+2) 溶液系中の逆相(RPF-250) 薄層クロマトグラフィで 精製した。 実施例12 N−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート:(2−アミノエチル)−チ オウレイド−フルオレッセインの調製 本実施例は、フルオレッセンス偏光免疫学的測定法におけるトレーサー(TC A:FTEDトレーサー)として有用な、N−(5−カルボキシペンチル)−ト ピラメート:(2−アミノエチル)−チオウレイド−フルオレッセインの調製を 記述する。 実施例2の記述から調製したN−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート のナトリウム塩250mg を、ジメチルアセトアミド2ml に加えた。N−ヒドロキシ スルホスクシンイミドのナトリウム塩0.1gを加え、得られる反応混合物を10分間 攪拌し、3.15M ジシクロヘキシルカルボジイミド(ジメチルアセトアミド中)0. 2ml を加えた。反応混合物を30分間攪拌し、N−ヒドロキシスクシンイミド0.05 g と3.15M ジシクロヘキシルカルボジイミド(ジメチルアセトアミド中)0.1ml を連続的に加えた。さらに10分攪拌した後、ピリジン0.025ml を加え、反応混合 物を終夜室温で攪拌して活性エステルを得た。過剰の(2−アミノエチル)−チ オウレイド−フルオレッセイン(NaOHアルカリ性のメタノール中)を、活性 エステルを含む反応混合物0.5ml を加えた。反応は、30分間室温で行った。得ら れるN−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート:(2−アミノエチル)− チオウレイド−フルオレッセインを、CHCl3/MeOH/水(4+4+1)溶液系中 のシリカゲル(SGF-250) 薄層クロマトグラフィ、及びMeOH/水/15MNH4O H(27.5+72.5+2) 溶液系中の逆相薄層クロマトグラフィの連続工程で精製した。 実施例13 N−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート:(2−アミノエチル)−ウ レイド−フルオレッセインの調製 本実施例は、フルオレッセンス偏光免疫学的 測定法におけるトレーサー(TCA:FAMCO−Eトレーサー)として有用な 、N−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート:(2−アミノエチル)−ウ レイド−フルオレッセインの調製を記述する。 実施例2の記述から調製したN−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート のナトリウム塩473mg を、ジメチルアセトアミド5ml に加えて反応混合物を得た 。N−ヒドロキシスクシンイミド399 mgを加え、反応混合物を5分間室温で攪拌 し、その後5分間氷浴中で攪拌しながら冷却した。1Mジシクロヘキシルジカルボ ジイミド(テトラヒドロフラン中)1ml を加え、反応混合物を15分間氷浴上で 攪拌し、その後終夜室温で攪拌した。 実施例9の記述から調製した、FAMCO−E0.108mmol を含むMeOH20ml を、反応混合物に加えた。pHを、少量のトリエチルアミンを加えてpH8から 9に維持した。反応を、2時間室温で行い、TCA:FAMCO−Eトレーサー を得、その後、反応混合物を、9倍の0.5 %NH4OH(0.075M)で希釈し、Me OH/水/15M NH4OH(10+90+0.5) で平衡化した低圧C18 HPLC吸着剤カラム( 20g)を適用した。このカラムをカラム容量の約10倍のMeOH/水/15M NH4 OH(10+90+0.5) で洗浄して混入物を除去し、その後、TCA:FAMCO−E トレーサーを、MeOH/水/15M NH4OH(15+85+0.5) で溶出した。TCA :FAMCO−Eトレーサーを、同様の条件下、C18 クロマトグラフィで濃縮し たが、溶出は、メタノール/トリエチルアミン(10+0.04 v/v)で行った。その後 、TCA:FAMCO−Eトレーサーは、MeOH/CHCl3/水(4+4+1) 溶 液系中のシリカゲル(SGF-1000)プレート薄層クロマトグラフィで精製し、この中 でトレーサーは約0.6 のRfを示した。トレーサーバンドをメタノール/トリエ チルアミン(10+0.04) でシリカプレートから溶出し、溶液のpHをトリエチルア ミンでpH8から9に調節し、トレーサーを-10℃で保存した。 実施例14 N−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート:(2−アミノエチル)−ウ レイド−フルオレッセイン異性体IIの調製 本実施例は、フルオレッセンス偏光免疫学的測定法におけるトレーサー(TC A:FAMCO−Eトレーサー異性体II)として有用な、N−(5−カルボキシ ペンチル)ートピラメート:(2−アミノエチル)−ウレイド−フルオレッセイ ン異性体IIの調製を記述する。 本実施例で使用したFAMCO−E異性体IIを、フルオレッセイン異性体II( 6−アミノフルオセッセイン)を、フルオレッセイン異性体I(5−アミノフ ルオセッセイン)の代わりに合成で使用し、粗粉体を、メタノール水/15M NH4 OH(10+90+2) 溶液系を用いた逆相プレート薄層クロマトグラフィで精製した ことを除き、FAMCO−E異性体Iの調製について実施例9に記述した方法に より合成しかつ精製した。FAMCO−Eを、メタソール溶液として-10℃で保 存した。 実施例2の記述から調製したN−(5−カルボキシペンチル)−トピラメート のナトリウム塩25mgを、ジメチルアセトアミド0.25mlに加えて反応混合物を得た 。N−ヒドロキシスクシンイミド10mgを加えた。反応混合物を、攪拌し、氷浴中 で冷却し、1Mジシクロヘキシルカルボジイミド(テトラヒドロフラン中)0.05ml に加えた。反応混合物を、30分以上氷浴上で攪拌し、その後2時間室温で攪拌 した。過剰のFAMCO−E(異性体II)溶液を加え、反応を、1時間室温で、 pHをトリエチルアミンを必要に応じて加えて7以上に維持して行った。反応混 合物を1時間外界温度でインキュベートしてTCA:FAMCO−Eトレーサー 異性体IIを得た。その後、トレーサーを、MeOH/水/15M NH4OH(25+75+ 2)溶液系中の逆相プレート(RPF-250) 薄層クロマトグラフィで精製した。 実施例15 9−カルボキシメチル−トピラメート:(2−アミノエチル)−ウレイド−フ ルオレッセインの調製 本実施例は、フルオレッセンス偏光免疫学的測定法におけるトレーサー(9−C MT:FAMCO−Eトレーサー)として有用な、9−カルボキシメチル−トピ ラメート:(2−アミノエチル)−ウレイド−フルオレッセインの調製を記述す る。 実施例3の記述から調製した9−カルボキシメチル−トピラメート12.4mgを、 ジメチルアセトアミド0.20mlに加えた。N−ヒドロキシスクシンイミド12.9mgを 加えた後、1Mジシクロヘキシルカルボジイミド(テトラヒドロフラン中)0.05mg を加え、反応混合物を室温で2.5 時間インキュベートした。過剰のFAMCO− E(メタノール中)を加えた後、トリエチルアミン(9μl)を加えてpHを8.5 に 調節した。反応混合物を、60分間室温で攪拌し、その後、1NNaOH0.05mgを 加え、反応混合物を振り混ぜた。更に15分室温でインキュベートした後、1NHC 10.05mlを加えて最終pH8.5 とし、9−CMT:FAMCO−Eトレーサーを 得た。トレーサーを、CHCl3/MeOH/水(50+50+1) 溶液系中のシリカゲ ル(SGF-250) 薄層クロマトグラフィ(SGF-250) 精製した。 実施例16 N−カルボキシメチル−トピラメート:5−(((N−ビオチノイル)アミノ )ヘキサノール)アミノ)ペンチルアミンの調製 本実施例は、ビオチン−アビ ジン−基準免疫学的測定法におけるトレーサーとして有用な、N−カルボキシメ チルートピラメート:5−(((N−ビオチノイル)アミノ)ヘキサノール)ア ミノ)ペンチルアミン結合(TGA−R:ビオチン)の調製を記述する。 N−カルボキシメチルートピラメート(実施例1の記述で調製)9mg、N−ヒ ドロキシスクシンイミド3.3mg、5−(((N−ビオチノイル)アミノ)へキサ ノール)アミノ)ペンチルアミン(Molecular Probes、Eugene、Oregon)8.4mg を、ジメチルアセトアミド0.3ml に加え、反応混合物を得た。反応混合物を、氷 /メタノール浴中で冷却し、1Mジシクロヘキシルカルボジイミド(テトラヒドロ フラン中)0.025mlを加えた。反応混合物を数分間氷/メタノール浴上で攪拌し 、その後、メタノール0.05mlを加えた。反応混合物を終夜室温でインキュベート した。冷却中、結晶が生成した。反応混合物を-20℃で1時間置き、不溶性物質 を遠心分離して除去した。N−カルボキシメチル−トピラメート:ビオチン誘導 体を、MeOH/CHCl3/水(20+80+1) 溶液系を用いたシリカゲル(SGF-250) 薄層クロマトグラフィで可溶性の画分から精製した。生成物を、ほんの少しのT LCプレートに0.2 %KMnO4の1NH2SO4溶液をスプレーして可視化した。 適当なバンドを、残りのプレート(可視化のためにスプレーしていない)からこ すり取り、シリカからメタノールを用いて溶出した。競合的なアビジン−ビオチ ンフルオレッセンス偏向分析を使用して、調製中のビオチン濃度(トピラメート 結合として)を評価した。濃度を約1.2mM として評価した。TGA−R:ビオチ ン結合をメタノール貯蔵溶液として-10℃で貯蔵した。 実施例17 N−カルボキシメチルトピラメート:5−(((N−ビオチノイル)アミノ)ヘキ サノイル)アミノ)ペンチルアミン複合体を用いるELISA免疫分析 本実施例は、N−カルボキシメチルトピラメート:5−(((N−ビオチノイル )アミノ)ヘキサノイル)アミノ)ペンチルアミン複合体(TGA:R−ビオチ ン)を用いるトピラメートの具体的なELISA免疫分析を記載するものである 。 モノクローナル抗トピラメート抗体を産生する7B10と称するハイブリドー マ細胞系を、実施例4に記載されるように調製したN−カルボキシメチルトピラ メート:BSA(TGA:BSA)で免疫したBalb/c雌マウスの脾臓細胞 から作製した。マウスに、完全フロイントアジュバントに乳化した50μgのT GA:BSAを腹腔内に1回免疫した。その後、マウスに、不完全フロイントア ジュバントに乳化した50μgのTGA:BSAを3〜5週間毎に注射して合計 5回免疫した。次に、マウスに50μgのN−(5−カルボキシペンチル)トピ ラメート:BSA(実施例6に記載されたように調製した)を腹腔内に1回追加 免疫した。牌臓細胞を用いて融合パートナーとしてNS1マウスミエローマ系を 用いてハイブリドーマ細胞系を調製した。下記のELISA法を用いてハイブリ ドーマ培養液中のトピラメート抗体の存在をスクリーニングした。ストレプトア ビジンに固定化したTGA:R−ビオチンに結合したがストレプトアビジン単独 には結合しない抗体を確認のために選択した。スクリーニング結果によつて7B 10細胞系についてクローン化を選択し、サブクローン7B10.2及びこのクロ ーン7B10.2.1を樹立及び凍結保存した。 PBS(0.15M NaCl及び0.01%チメロサルを含有する0.01M リン酸 カリウムバッファー、pH7.4)中0.1μg/mlのストレプトアビジン溶液(Molec u1ar Probes,オレゴン州ユージーン)を調製し、0.1mlのストレプトアビジン溶液 をピアスイムノウェアポリスチレンマルチウェルプレートの各ウェルにピペット で分注した。ストレプトアビジン溶液をプレート上で4℃で一晩インキュベート した。他の工程は全て周囲温度で行った。 ウェルを0.1%(v/v) トウィーン20(以後、PBS/トゥイーン)を含有する PBSで4回洗浄し、はじいて大部分の液を全て取り除いた。実施例16に記載 されたように調製したTGA:R−ビオチンの貯蔵液(メタノール中約1.2mM)を PBS/トゥイーンで1/5000に希釈し、0.1mlの希釈TGA:R−ビオチ ン溶液を全ウェルに加えた。室温で3時間後、TGA:R−ビオチン溶液を吸引 し、プレートをPBS/トゥイーンで4回洗浄した。PBS/トゥイーン中のト ピラメートの貯蔵溶液を調製して濃度が20、200及び2000 ng/mlのトピ ラメート標準液を得た。トピラメート標準液(0.05ml)をウェルに加えて最終 濃度0、10、100及び1000ng/mlを得た。トピラメート代謝物、9−ヒ ドロキシトピラメート(Ortho/Mcnei1 Pharmaceuticals,カタログ No.RJW-38214 -000)を一連のウェルに加えて最終濃度100、1000及び10,000ng/ml を得た。 ハイブリドーマ細胞系7B10からの細胞培養液をPBS/トゥイーンで1/ 128に希釈し、0.05mlを各ウェルに加えた(最終抗体希釈度1/256)。プレー トを周囲温度で2時間インキュベートした。次に、プレートをPBS/トゥイー ンで4回洗浄した。ヤギ抗マウスIgG−ホースラディッシュペルオキシダーゼ 複合体(CALTAG Laboratories,カリフォルニア州サウスサンフランシスコ)をP BS/トゥイーンで1/500に希釈し、各ウェル(0.1ml)に加えた。室温で 2時間後、プレートをPBS/トゥイーンで4回洗浄し、0.125M 酢酸ナトリ ウム/0.075M クエン酸バッファー、pH4.0中2.6mMH22を含む0.1mlの0 .31 mg/mlテトラメチルベンジジンを加えることにより分析した。4分後、各 ウェルに0.1mlの1M 硫酸を加えることにより反応を停止した。ダイナテックMR50 00プレートリーダーで450nmの黄色生産物を読み取った。分析の結果を下記の 表3に示す。表中のB/B0 は、試験試料の450mnにおける吸光度を競合する 被検体の存在しないときに得られた吸光度(B0)で割った比率である。 表3に示されるように、トピラメートは100 ng/ml未満で抗体結合を50% より大きく阻害し、10,000 ng/mlの代謝物9−ヒドロキシトピラメートにお いては50%未満の阻害が見られた。分析から、トピラメート代謝物9−ヒドロ キシトピラメートに対する7B10モノクローナル抗体の交差反応性が1%未満 であることが証明された。 実施例18 N−カルボキシメチルトピラメート:(2−アミノエチル)チオウレイドフルオ レセインを用いる蛍光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとしてN−カルボキシメチルトピラメート:(2−ア ミノエチル)チオウレイドフルオレセイン(TGA:FTEDトレーサー)を用 いてトピラメートの具体的な蛍光偏光免疫分析(FPIA)を記載するものであ る。本実施例及び次の実施例に用いられる具体的な自動蛍光偏光免疫分析系に続 いて実施例に用いられる抗体の調製を下記に述べる。自動蛍光偏光免疫分析 グのアボットラボラトリーズ)を用いる蛍光偏光免疫分析を行った。自動分析を 行う試薬としては、抗被検体抗体(抗トピラメート抗体)又は“A”、フルオレ セイン:トピラメート類似体複合体(トレーサー又は“T”)、及び前処理バッフ ァー又は“B”を含めた。実施例に記載された自動分析の検定は、ヒト血清にス パイクした指定濃度のトピラメートを含む6種類の一連の検定物質を用いて得ら れた。 自動分析は、アボットラボラトリーズ、テキサス州アービングから入手しうる 文献に詳細に記載されている。本明細書に記載される実施例は全て、機器の“モ 用に設計された円形カルーセルのプラスチック試料カップに入れた。カルーセル をA、T及びBを含む試薬キットと共に機器に入れた。分析の最初のサイクルに 2ウェルで行い、試料(バッファーで希釈した患者試料)の全容量の1/2を試 薬キットからの0.025mlの前処理バッファーBと共に試料キュベット(全量約 1ml)に入れる。ブランクの蛍光を読み取る。第2ピペット分注サイクルにおい ては、希釈した患者試料の第2容量をキュベットの全量約2mlに0.025mlのト レーサー(典型的には0.5〜10ピコモル/試験管)及び0.025mlの抗体と共 に加える。反応が完結した後、アナライザーがガラスキュベット中の蛍光偏光を “読み取り、その数値をヒト血清中で処方した薬剤(検定物質)の6種の濃度を 測定することにより作られた検定曲線と比較する。0.5〜5マイクロリットルの 患者血清又は血漿の等価量は、自動分析における典型的な試料サイズである(2 ml アナライザーは、検定曲線と比較することにより試料中の被検体濃度を自動的に 計算する。 実施例においては、免疫分析キット中の抗体試薬(80×貯蔵溶液)とガラス キュベット中の最終希釈液双方の抗トピラメート抗体希釈液を記載する。実施例 においては、免疫分析キット中に存在する試薬の80×貯蔵溶液としてトレーサ ー希釈剤と前処理バッファー(B)を記載する。ポリクローナルヒツジ抗トピラメート抗体 初回注射用完全フロイントアジュバント及び次回注射用不完全フロイントアジ ュバント中のエマルジョンとして全ての免疫原を調製した。ヒツジに1mlの免疫 原(タンパク質として)を皮下に或いは50μg の免疫原をリンパ腺に直接免疫 した。ヒツジに典型的には3週間毎に注射した。マイクロタイタープレート内の ストレプトアビジン上に固定化したTGA:R−ビオチンに結合したヒツジ抗体 がウサギ抗ヒツジIgG−ホースラディッシュペルオキシダーゼ複合体(Chemic on International,カリフォルニア州テメキユラ)を用いて検出される以外は上 記マウスモノクローナル標品について記載されたELISAを用いて血清をスク リーニングした。 3匹のヒツジからの抗血清を実施例に用いた。ヒツジを下記のように免疫した 。 ヒツジNo. 免疫原 免疫経路 787 TGA:BSA リンパ腺 662 9CMT:BSA 皮下 650 TCA:BSA 皮下 ヒツジ No.787由来の3種の抗体標品を実施例に使用した。これらの標品を787− 1、787-2 及び787-3 としてコードする。ヒツジ 787を免疫するために用いるT GA:BSAを実施例4に記載されるように調製した。ヒツジ 662を免疫するた めに用いられる9−CMT:BSAを実施例5に記載されるように調製した。ヒ ツジ650を免疫するために用いるTCA:BSAを実施例6に記載されるように 調製した。 TGA:FTEDトレーサーを用いる蛍光偏光免疫分析においては、上記のよジ化ナトリウム及び0.01 mg/mlウシγグロブリン、pH7.0〜7.5を含有する) で1/24(最終濃度1/1920)に希釈したヒツジ抗体 No.787-1 を用いて検定曲 線を作った。トレーサーとして実施例7に記載されたように調製しかつ0.01M KPi、0.15M NaCl、0.1%w/v アジ化ナトリウム、1mg/mlウシγグロブ リン、pH7.4〜7.5に希釈したTGA:FTEDトレーサーを用いた。前処 μl とした。 表4は、6種のトピラメート検定物質を用いて得られた偏光値を示す表である 。 本表及び次表においては、偏光値をミリ偏光単位で示す。 実施例19 N−カルボキシメチルトピラメート:フルオレセインチオセミカルバジドを用い る蛍光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとして実施例8に記載されたように調製したN−カル ボキシメチルトピラメート:フルオレセインチオセミカルバジド(TGA:FT SCトレーサー)を用いる具体的な蛍光偏光免疫分析を記載するものである。Tレーサーを用いて次のことを除き実施例18に記載されるように検定曲線を作っ た。本実施例においては、抗体は実施例18に記載されるように調製しかつ1/ 24(最終抗体希釈度1/1920)に希釈したヒツジ抗体 No.787-1 とした。トレー とした。分析の結果を下記表5に示す。 実施例20 N−カルボキシメチルトピラメート:(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセ インを用いる蛍光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとして実施例8に記載されたように調製したN−カル ボキシメチルトピラメート:(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセイン(T GA:FAMCO−Eトレーサー)を用いるトピラメートの具体的な蛍光偏光免 疫分析を行いTGA:FAMCO−Eトレーサーを用いて次のことを除き実施例 18に記載されるように検定曲線を作った。本実施例においては、抗体は実施例 18に記載されるように調製しかつ1/80(最終抗体希釈度1/6400)に希釈し た抗体 No.787-2 とした。分析の結果を下記表6に示す。 実施例21 N−カルボキシメチルトピラメート:グリシルフルオレセインアミドを用いる蛍 光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとして実施例11に記載されたように調製したN−カ ルボキシメチルトピラメート:グリシルフルオレセインアミド(TGA:Gly −FAMトレーサー)を用いるトピラメートの具体的な蛍光偏光免疫分析を記載 TGA:Gly−FAMトレーサーを用いて次のことを除き実施例18に記載さ れるように検定曲線を作った。本実施例においては、抗体は実施例18に記載さ れるように調製しかつ1/80(最終抗体希釈度1/6400)に希釈した抗体 No.78 7-2 とした。分析の結果を下記表7に示す。 実施例22 N−(5−カルボキシペンチル)トピラメート:(2−アミノエチル)チオウレ イドフルオレセインを用いる蛍光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとして実施例12に記載されたように調製したN− (5−カルボキシペンチル)トピラメート:(2−アミノエチル)チオウレイド フルオレセイン(TCA:FTEDトレーサー)を用いるトピラメートの具体 いて蛍光偏光免疫分析を行いTCA:FTEDトレーサーを用いて次のことを除 き実施例18に記載されるように検定曲線を作った。本実施例においては、抗体 は実施例18に記載されるように調製しかつ1/100(最終希釈度1/8000)に 希釈した抗体 No.787-2 とした。トレーサーを0.01M KPi、pH7.5、0.1%w /v アジ化ナトリウム、1mg/mlウシγグロブリンで希釈した。分析の結果を 下記表8に示す。 実施例23 N−(5−カルボキシペンチル)トピラメート:(2−アミノエチル)ウレイド フルオレセインを用いる蛍光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとして実施例13に記載されたように調製したNー (5−カルボキシペンチル)トピラメート:(2−アミノエチル)チオウレイド フルオレセイン(TCA:FAMCO−Eトレーサー)を用いるトピラメート ーを用いて蛍光偏光免疫分析を行いTCA:FAMCO−Eトレーサーを用いて 次のことを除き実施例18に記載されるように検定曲線を作った。本実施例にお いては、抗体は実施例18に記載されるように調製しかつ1/90(最終希釈度 1/7200)に希釈した抗体 No.787-2 とした。トレーサー希釈剤は、TDx Systems 8バッファーとした。検定物質の試料容量は0.7μl とした。分析の結果を下記 表9に示す。 表9 トピラメート(μg/ml) 偏光 0 240.92 2.5 204.13 5.0 180.44 10.0 150.23 25.0 109.96 50.0 87.83 実施例24 N−(5−カルボキシペンチル)トピラメート:(2−アミノエチル)ウレイド フルオレセイン、異性体IIを用いる蛍光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとして実施例14に記載されたように調製したN− (5−カルボキシペンチル)トピラメート:(2−アミノエチル)ウレイドフル オレセイン、異性体II(TCA:FAMCO−Eトレーサー、異性体II)を 用いるトピラメートの具体的な蛍光偏光免疫分析を記載するものである。TDx Eトレーサー、異性体IIを用いて次のことを除き実施例18に記載されるように 検定曲線を作った。本実施例においては、抗体は実施例18に記載されるように 調製しかつ0.1M KPi、0.1%アジ化ナトリウム、pH7.4〜7.6で1/68 (最終希釈度1/5440)に希釈した抗体No.787-3 とした。トレーサー希釈剤は、0 .1M KPi、0.005%ジオクチルナトリウムスルホスクシネート(DOSS)、 0.1% w/vアジ化ナトリウム、1mg/mlウシγグロブリンとした。前処理バッフ ァーは、20mMKPi、pH4.0、0.1%DOSSとした。検定物質の試料容量 は1.4μl とした。分析の結果を下記表10に示す。 表10 トピラメート(μg/ml) 偏光 0 227.24 2 184.65 4 157.73 8 128.78 16 100.50 32 76.86 実施例25 9−カルボキシメチルトピラメート:(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセ インを用いる蛍光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとして実施例13に記載されたように調製した9−カ ルボキシメチルトピラメート:(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセイン (9−CMT:FAMCO−Eトレーサー)を用いるトピラメートの具体的な 蛍光偏光免疫分析を行い9−CMT:FAMCO−Eトレーサーを用いて次のこ とを除き実施例18に記載されるように検定曲線を作った。本実施例においては 、抗体は実施例18に記載されるように調製しかつ1/10(最終希釈度1/800) に ファーとした。検定物質の試料容量は5μl とした。分析の結果を下記表11に 示す。 表11 トピラメート(μg/ml) 偏光 0 202.90 4.0 185.60 8.0 174.58 16.0 159.91 32.0 143.77 64.0 124.42 実施例26 N−カルボキシメチルトピラメート:(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセ インを用いる蛍光偏光免疫分析 本実施例は、トレーサーとして実施例10に記載されたように調製したN−カ ルボキシメチルトピラメート:(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセイン( TGA:FAMCO−Eトレーサー)を用いるトピラメートの具体的な蛍光偏光 免疫分析を行いTGA:FAMCO−Eトレーサーを用いて次のことを除き実施 例18に記載されるように検定曲線を作った。本実施例においては、抗体は実施 例18に記載されるように調製しかつ1/10に希釈した(最終希釈度1/800)抗 物質の試料容量は2μl とした。分析の結果を下記表12に示す。 表12 トピラメート(μg/ml) 偏光 0 229.22 2 213.93 4 203.44 8 186.89 16 167.79 32 145.54 実施例27 トピラメートの蛍光偏光免疫分析とガスクロマトグラフィー分析の比較 本実施例は、トピラメートの具体的な蛍光偏光免疫分析の結果とトピラメート 治療を受けている患者から得られた117個の血漿試料を用いるガスクロマトグ ラフィー分析との比較を記載するものである。 蛍光偏光免疫分析は、0.1M KPi、pH7.4〜7.6、0.005%ジオクチルナ トリウムスルホスクシネート(DOSS)、0.1% w/vアジ化ナトリウム、1mg /ml ウシγグロブリンで希釈したN−(5−カルボキシペンチル)トピラメート :(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセイントレーサー(TCA:FAM CO−Eトレーサー)を用いた。抗体は、実施例18に記載されるように調製し かつ0.1% w/vアジ化ナトリウムを含有する0.1M KPi、pH7.4〜7.6で1 /68(最終希釈度1/5440)に希釈したヒツジ抗体No.787-3 を使用した。前処 理バッファーは、0.1%ジオクチルナトリウムスルホスクシネート(DOSS) を含有する20mMKPi、pH4.0とした。試料容量は1.4μl とした。検定曲 6種の検定物質とヒト血清中0、2、4、8、16及び32μg/mlのトピラメー トとした。試料を2回の実験で分析し、比較方法のために平均値を用いた。 窒素リン検出によるガスクロマトグラフイーを、Cooper,JM.Stubbs,RJ& Pa1mer,ME,Pharmaceutical Research 8(10 Suppl.),s19(1991)に記載される ように行った。この方法は多くを要求しており、感度、精度及び特異的であるこ とがわかった。 試料の2〜32μg/mlトピラメートの範囲にわたる検定を用いて2つの方法の 直接比較を行った。117個の患者試料に対する蛍光偏光免疫分析とガスクロマ トグラフィーの結果の比較から下記の関係が示された。 (FPIA値)=-0.147 + 0.985(GC値) r=0.9935 本実施例で証明されるように、本発明の具体的な試薬を用いる蛍光偏光免疫分 析は、トピラメートのガスクロマトグラフィー分析法に対して優れた相関を示し た。 実施例28 抗体交差反応性の定量 本実施例は、ポリクローナル抗体及びモノクローナル抗体組成物とトピラメー ト代謝生成物9−ヒドロキシトピラメートとの交差反応量の定量を記載するもの である。 ヒツジにおいて行われた2つのポリクローナル抗体標品(ヒツジ抗体 No.662 及び787-3)を実施例18に記載されるように調製した。ヒツジ抗体 No.662 及び 9−カルボキシメチルトピラメート:(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセ イントレーサー(9−CMT:FAMCO−Eトレーサー)を用いる標準曲線は 、実施例25に記載されるように作られる。その検定曲線を用いてヒト血清中の 既 知量の9−ヒドロキシトピラメートを分析した。 ヒツジ抗体 No.787-3とN−(5−カルボキシペンチル)トピラメート:(2 −アミノエチル)ウレイドフルオレセイントレーサー(TCA:FAMCO−E トレーサー)の標準曲線を実施例27に記載されるように作った。その検定曲線 を用いてヒト血清中の既知量の9−ヒドロキシトピラメートを分析した。 トピラメートの測定濃度を用いて次のように抗体標品と9−ヒドロキシトピラ メートとのの交差反応量を算出した。(%交差反応性)=(トピラメートの測定 濃度μg/ml×100)/(添加した9−ヒドロキシトピラメート濃度μg/ml)。 その分析結果を表13に示す。 表13* 9-ヒドロキシ 交差反応性抗体 No. トピラメート トピラメート (%) 662 3.1 2.6 83 6.2 5.2 83 12.5 9.9 79 25.0 16.3 63 50.0 26.5 53787-3 4 0.51 12.8 8 0.84 10.5 32 2.18 6.8* 表中の9−ヒドロキシトピラメートは試料中の9−ヒドロキシトピラメート濃 度μg/mlである。トピラメートはトピラメートの測定濃度μg/mlである。 本実施例からトピラメート類似体がトピラメートのスルファメート部分で誘導 された免疫原を用いる場合に市販の分析において使用するのに十分に特異的であ ったことが証明される。トピラメート類似体が9−炭素メチル基で誘導された免 疫原を用いて調製された抗血清は、9−ヒドロキシトピラメートの量が試料中の トピラメート量に比べて相対的に少ない免疫分析に有用な抗体を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12P 21/08 G01N 33/53 G G01N 33/53 C12N 5/00 B //(C12P 21/08 C12R 1:91) (72)発明者 カウリー ダニエル ビー アメリカ合衆国 オレゴン州 97007 ビ ーバートン サウス ウェスト ワンハン ドレッドアンドフォーティナインス スト リート 5465 (72)発明者 マリアノフ ブルース イー アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 18938 ニュー ホープ アクアトン ロ ード 3204 (72)発明者 ソーギ カーク エル アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 19477 ブルーベル アーリントン ロー ド 1725

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式を有するトピラメート類似体。 (式中、R1及びR2の一方はHであり、もう一方はR−Yであり、Rは結合基で あり、Yはキャリヤ又は標識であり、R1がHである場合、XはHであり、R1が Hでない場合、XはH又はアルキル基である。);又は (式中、R3はR′−Yであり、R′はトピラメートのスルファメート基のNが 環の一部である複素環結合基であり、Yはキャリヤ又は標識である。) 2.R′が該類似体に存在し、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン及びモルホ リンからなる群より選ばれた複素環結合基を含む、請求項1記載のトピラメート 類似体。 3.R′が5又は6員複素環を有する複素環結合基を含む、請求項2記載のトピ ラメート類似体。 4.R−Y又はR′−Yが該類似体に存在する、請求項1記載のトピラメート類 似体。 5.Yがキャリヤである、請求項4記載のトピラメート類似体。 6.R−Yが該類似体に存在し、R−Yが(CH2)nCO−NH−(キャリヤ)( ここで、n=1〜9)である、請求項1記載のトピラメート類似体。 7.該キャリヤがウシ血清アルブミン及びキーホールリンペットヘモシアニンか らなる群より選ばれる、請求項5記載のトピラメート類似体。 8.Yが標識である、請求項4記載のトピラメート類似体。 9.R1及びR2の一方が(CH2)nCO−NH−(標識)(ここで、n=1〜9)であ る、請求項8記載のトピラメート類似体。 10.R2が(CH2)nCO−NH−(標識)(ここで、n=1〜9)である、請求項9 記載のトピラメート類似体。 11.該標識が蛍光色素、酵素及びビオチンからなる群より選ばれる、請求項8記 載のトピラメート類似体。 12.該標識が蛍光色素である、請求項9記載のトピラメート類似体。 13.該蛍光色素がフルオレセインである、請求項10記載のトピラメート類似体。 14.該フルオレセインが、2−(アミノエチル)チオウレイドフルオレセイン、 フルオレセインチオセミカルバジド、(2−アミノエチル)ウレイドフルオレセ イン及びフルオレセインアミンからなる群より選ばれる請求項11記載のトピラメ ート類似体。 15.該標識が該トピラメート類似体に直接結合される、請求項1記載のトピラメ ート類似体。 16.該標識が放射性核種である、請求項15記載のトピラメート類似体。 17.抗トピラメート抗体。 18.該抗体がポリクローナル抗体である、請求項17記載の抗トピラメート抗体。 19.該抗体がモノクローナル抗体である請求項17記載の抗トピラメート抗体。 20.該抗体が、トピラメートのスルファメート部分で誘導されたトピラメート類 似体と反応する、請求項17記載の抗トピラメート抗体。 21.下記の成分を含むトピラメートを分析する免疫分析キット。 a.抗トピラメート抗体;及び b.下記式を有するトピラメート類似体:(式中、R1及びR2の一方はHであり、もう一方はR−Yであり、Rは結合基で あり、Yは標識であり、R1がHである場合、XはHであり、R1がHでない場合 、XはH又はアルキル基である。)を含むトピラメートを分析する免疫分析。 22.R2がR−Yである、請求項21記載の免疫分析キット。 23.R−Yが(CH2)nCO−NH−(標識)(ここで、n=1〜9)である、請求項 21記載のトピラメート類似体。 24.該標識が蛍光色素である、請求項21記載の免疫分析キット。 25.試料中のトピラメートを分析する方法であって、 a)該試料と、トピラメート類似体と抗トピラメート抗体とを混合する工程; b)該試料中のトピラメート量を示すものとして該トピラメート類似体に結合し た抗体量を求める工程 を含む、前記方法。 26.該トピラメート類似体が蛍光色素で標識される、請求項25記載の方法。
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