JP2005526556A - 複数の検出器からなる検出器ユニットによるx線検出のためのコンピュータ断層撮影装置およびx線検出方法 - Google Patents
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Abstract
コンピュータ断層撮影装置は、X線(40)の検出のための複数の検出器(1)からなる検出器ユニット(2)を有する。検出器ユニット(2)の個々の検出器(1)は、X線(40)の入射したX線量子を受信し、受信されたX線(40)を、強度に関しても、個々のX線量子の量子エネルギーに関しても検出するように構成されている。更に、複数の検出器(1)からなる検出器ユニットを有するコンピュータ断層撮影装置による相応のX線検出方法が開示されている。
Description
本発明は、複数の検出器からなる検出器ユニットによるX線検出のためのコンピュータ断層撮影装置およびX線検出方法に関する。
種々の医学的な問題発生時にコンピュータ断層撮影装置による検査が行なわれる。機械工学の幾つかの分野においても、とりわけ材料学および飛行安全性において、このような検査が検査目的で使用される。
この場合にX線が使用される。なぜならば、X線は固体、例えば非金属体を部分的に透過する能力があり、被観察体内部の物質分布に関する情報を得ることができるからである。
X線使用の欠点は、或る線量以上のX線は生物学的組織を害することにある。従って、測定に必要なX線量を低く保つことは医療においてまさに目指す価値がある。
X線の検出のために、X線が特定のシンチレーション材料によって吸収され、しかも吸収されたX線量子のエネルギーが光に変換されることが知られている。X線量子当たりに発生した光子の数は、一般にX線量子の量子エネルギーにほぼ比例する。ホトダイオードは光を電流に変換し、電流はアナログディジタル変換器によってディジタル化される。シンチレーション材料における光の自己吸収は光効率を低下させることから、発生した光の自己吸収を減らすために、しばしば、発生した光の周波数シフトを生じさせる分子がシンチレーション材料に混合される。
更に、X線の検出のために、入射するX線が電荷担体を発生する特殊な半導体材料も知られている。X線量子当たりに発生した電荷担体の個数は一般にX線量子の量子エネルギーにほぼ比例する。
X線の検出のための公知の検出器は上述の作用を利用する。公知の積分形検出器では測定毎に1つの測定値が求められるだけであることに注意すべきである。従って、測定周期毎に受信された多数のX線量子によって発生させられた閃光もしくは電荷が測定周期の期間に亘って積分される。受信されたX線量子の強度(単位時間当たりにおける平均量子エネルギーの受信されたX線量子の個数)は、検出器によって積分された値を、推計的に求められるべきX線量子当たりの平均量子エネルギーで割算することによってもたらされる。
コンピュータ断層撮影装置において測定目的のために放出された測定用X線は一般に多色スペクトルを有することから、この関係において硬化作用が考慮されるべきである。X線源から放出された測定用X線が測定対象物を透過する際、X線は、透過された物質およびその物質を通り抜けるX線経路の長さに依存して、スペクトルの低エネルギー成分の部分的に強い抑制を受ける。それによって、散乱X線は、受信されたX線量子の平均量子エネルギーと同様に、スペクトルにおいて高いエネルギーへシフトされる。
2次元分布の検出のために、従って入射するX線の画像形成のために、入射するX線を検出して相応の画像情報を出力すべく同種の多数の検出器をまとめることは公知である。検出器はとりわけ一平面に格子状に並べて配置されている。
これによって、硬化作用のために検出器ユニットの各検出器にとって、被観察測定対象物における物質分布に依存して、X線量子当たりの実際の平均的量子エネルギーに関して異なる値が生じる。この実際の値は多色法によっては近似的にしか求めることができない。被観察測定対象物内で異なる物質が互いに接している範囲(例えば骨の縁)において特に、X線量子当たりの平均量子エネルギーの近似計算は数値修正にもかかわらず著しく誤差を含む。
コンピュータ断層撮影装置によるX線測定における他の擾乱量は、被観察測定対象物に応じて程度の差こそあれ強く顕著な散乱X線である。散乱X線は、放射された測定用X線のスペクトルおよび被観察測定対象物の種類に応じて、放出された測定用X線の数十パーセントになることがある。散乱X線は、検出器ユニットの検出器によって得られた測定結果の著しいコントラスト低下をもたらす。
このために公知のコンピュータ断層撮影装置の検出器ユニットの前には、定められた方向およびエネルギーを有するX線量子(従って測定にとって重要なX線量子)のみが通り抜ける散乱X線除去用グリッドが設けられている。
散乱X線除去用グリッドは一般に薄層装置の形をした特殊なコリメータシステムを有するので、放出された測定用X線のX線量子のうち薄層壁にぶつかったX線量子も吸収される。
それゆえ、散乱X線除去用グリッドを設けることによって、測定目的のために放出された測定用X線のX線量子の数パーセントは散乱X線除去用グリッド内で吸収され、それゆえ検出器によってはもはや検出できなくなる。
従って、測定目的のために放出されたX線の強度は散乱X線除去用グリッドのために相応に高められなければならない。
これは、医療応用においては避けがたい患者線量の増加をもたらす。
更に、散乱X線除去用グリッドを設けることによっても散乱X線をしばしば十分によく抑制することができない。
本発明の課題は、散乱X線量子または硬化作用に起因する測定結果妨害が簡単かつ確実に回避される、複数の検出器からなる検出器ユニットを備えたX線検出のためのコンピュータ断層撮影装置およびX線検出方法を使用できるようにすることにある。
この課題は独立請求項によって解決される。本発明は従属請求項において展開されている。
この課題は、X線の検出のための複数の検出器からなる検出器ユニットを有するコンピュータ断層撮影装置において、検出器ユニットの個々の検出器が、X線の入射したX線量子を受信し、入射したX線を、強度に関しても、受信されたX線の個々のX線量子の量子エネルギーに関しても検出するように構成されていることによって解決される。
本発明によるコンピュータ断層撮影装置による検出器ユニットの検出器は、入射するX線を受信し、受信されたX線を、強度に関しても、受信されたX線の個々のX線量子の量子エネルギーに関しても検出するように構成されているので、検出器ユニットの検出器の出力端では、測定周期当たりの個々の測定値ではなくて、測定周期当たりに受信された平均量子エネルギーのX線量子の個数(強度)に関する情報のほかに、受信されたX線のX線量子のそれぞれの量子エネルギー(スペクトル)に関する情報をも含むスペクトルが出力される。
このようにして得られた情報に基づいて、散乱X線に起因する影響を、場合によっては存在する散乱X線除去用グリッドに加えて、更に抑制することができる。
更に、得られたスペクトルの観察によって、例えば骨の縁において現われるような、受信されたX線の硬化作用を、受信されたX線のスペクトルのシフトに基づいて確実に検出することができる。このようにして検出された硬化作用は、検出器ユニットの検出器から得られた情報を継続処理する際に相応に考慮され、場合によっては修正される。
更に、検出器ユニットの検出器から得られた情報を継続処理する際に、本発明によるコンピュータ断層撮影装置の検出器ユニットの検出器から得られたスペクトルデータの定量的評価は、従来のコンピュータ断層撮影装置において知られている方法を用いて(例えばρ−Z変換により)可能である。
更に、本発明によるコンピュータ断層撮影装置の検出器の電子回路は従来の検出器の電子回路よりも著しく少ないアナログ部分を有する。なぜならば、受信されたX線のX線量子に起因する多数の部分−事象の積分が必要でないからである。従って、本発明によるコンピュータ断層撮影装置の電子回路は小型、低コストおよび擾乱なく準備することができる。
要約するに、本発明によれば、散乱X線量子または硬化作用に起因する測定結果妨害が簡単かつ確実に回避される、複数の検出器からなる検出器ユニットを有するコンピュータ断層撮影装置を使用することができる。
第1の有利な実施態様によれば、検出器ユニットの検出器は、それぞれ1つの閾値を備えた並列接続された複数の比較器を有し、各比較器にはカウンタが付設され、比較器は、受信されたX線のX線量子の量子エネルギーがそれぞれの比較器の閾値を上回ったとき、それぞれの付属のカウンタを1単位だけ高めるように構成されている。
検出器のこのような構成によって、特に簡単に、受信されたX線の強度もスペクトルも検出することができる。更に、或る量子エネルギーを有する受信されたX線量子の個数は、低い閾値を有する比較器の全てのカウンタによって共に検出されるので、どの事象も退けられることはない。ある閾値範囲内の量子エネルギーを有するX線量子の個数は隣接する閾値を有する2つの比較器のカウンタ内容の差から簡単に算出することができる。カウンタにおける計数速度の相互関係が得られるので、引き算における統計誤差は増加しない。
本発明によるコンピュータ断層撮影装置が種々の被観察測定対象物および種々の測定方法に適応することができるように、比較器の閾値は自由に設定可能であると好ましい。
検出器ユニットの検出器が複数のパルスロジックを有するならば、検出器ユニットの検出器によって得られた情報は特に簡単に継続処理することができる。パルスロジックは比較器の出力信号の時間的規格化(又は正規化)をもたらす。それぞれ1つのパルスロジックは、それぞれの比較器の後に接続されかつそれぞれのカウンタの前に接続されている。
特に有利な実施態様によれば、本発明によるコンピュータ断層撮影装置は、更に、予め定められた強度および予め定められたスペクトルを有するX線を放出するX線源と、検出器ユニットの検出器によって検出された情報を評価装置に伝送する伝送装置と、評価装置とを有する。この評価装置は、検出器ユニットの検出器によって検出された情報に基づいて、X線源から放出されたX線の強度およびスペクトルを考慮して、X線によって透過される測定対象物の測定結果を算出するように構成されている。
このような構成により、X線源から放出されたX線の強度およびスペクトルを本発明によるコンピュータ断層撮影装置の検出器ユニットの検出器によって検出された受信されたX線の強度およびスペクトルと比較することによって、特に簡単かつ確実に、被観察測定対象物の特に詳細化された測定結果を算出することができる。
検出器ユニットの検出器は、ガドリニウム酸硫化物セラミックス、ゲルマン酸ビスマスまたはルテチウム−オキシオルトシリケート(Lutetium-Oxyorthosilicate;LSOと略記される)からなるX線の受信面を有すると好ましい。これらの高速のシンチレータ材料は、約1/50mm2のピクセルサイズの場合、本発明によるコンピュータ断層撮影装置において特に使用される10MHzの計数速度を可能にする。
しかしながら代替として、検出器は、テルル化カドミウム亜鉛またはテルル化カドミウムからなるX線の直接変換形の受信面を有することもできる。
直接変換形の検出器の利点は、検出器から発生した信号の継続処理に必要な評価電子回路の大部分を検出器内に組み込むことができるので、当然のことながらとりわけ引出し線の数の削減によって検出器ユニットの複雑さを軽減できることにある。
本発明の基礎をなしている課題は、複数の検出器からなる検出器ユニットを有するコンピュータ断層撮影装置によるX線検出方法において、検出器ユニットの検出器により受信されたX線が、強度に関しても、受信されたX線の個々のX線量子の量子エネルギーに関しても検出されることによっても解決される。
本発明による方法の第1の実施態様によれば、検出器ユニットの検出器により受信されたX線量子の検出は、
受信されたX線量子によって検出器内に発生され、受信されたX線量子の量子エネルギーに比例する信号高さを有する信号を検出するステップと、
信号高さを複数の予め定められた閾値と比較するステップと、
信号高さが2つの隣接する閾値間の範囲内にあるとき、2つの隣接する閾値間のそれぞれ1つの範囲に割当てられたカウンタを1単位だけ高めるステップと
を有する。
受信されたX線量子によって検出器内に発生され、受信されたX線量子の量子エネルギーに比例する信号高さを有する信号を検出するステップと、
信号高さを複数の予め定められた閾値と比較するステップと、
信号高さが2つの隣接する閾値間の範囲内にあるとき、2つの隣接する閾値間のそれぞれ1つの範囲に割当てられたカウンタを1単位だけ高めるステップと
を有する。
測定周期の終端におけるカウンタのカウンタ内容は、受信されたX線量子の個数に関する情報と共に、受信されたX線量子のそれぞれの量子エネルギーに関する情報も受け取るので、カウンタのカウンタ内容に基づいて、受信されたX線の強度もスペクトルも示すことは容易である。
本発明による方法の特に有利な代替としての第2の実施態様によれば、検出器ユニットの検出器により受信されたX線量子の検出は、
受信されたX線量子によって検出器内に発生され、受信されたX線量子の量子エネルギーに比例する信号高さを有する信号を検出するステップと、
信号高さを複数の予め与えられた閾値と比較するステップと、
信号の信号高さがそれぞれの閾値を上回ったとき、それぞれ1つの閾値に割当てられているカウンタを1単位だけ高めるステップと
を有する。
受信されたX線量子によって検出器内に発生され、受信されたX線量子の量子エネルギーに比例する信号高さを有する信号を検出するステップと、
信号高さを複数の予め与えられた閾値と比較するステップと、
信号の信号高さがそれぞれの閾値を上回ったとき、それぞれ1つの閾値に割当てられているカウンタを1単位だけ高めるステップと
を有する。
特にこの進行形式の利点はどんな事象も退けられないことである。なぜならば、或る量子エネルギーを有する受信されたX線量子の個数は、より低い閾値を有する全てのカウンタによって共に検出されるからである。1つの閾値範囲内の量子エネルギーを有するX線量子の個数は、隣接する閾値を有する2つの比較器のカウンタにおけるカウンタ内容の差から簡単に算出される。
更に、受信されたX線量子によって検出器内に発生された信号は、信号の検出された信号高さが最低の閾値よりも小さいときは拒否されると好ましい。
本発明による方法においても、閾値は自由に設定可能であると好ましい。
特に有利な実施形態によれば、本発明による方法は、
検出器により得られた情報を評価装置に伝送するステップと、
評価装置により、検出器によって検出された情報に基づいてX線源から放出されたX線の強度およびスペクトルを考慮して、X線によって透過される測定対象物の測定結果を算出するステップと
を有する。
検出器により得られた情報を評価装置に伝送するステップと、
評価装置により、検出器によって検出された情報に基づいてX線源から放出されたX線の強度およびスペクトルを考慮して、X線によって透過される測定対象物の測定結果を算出するステップと
を有する。
このような方法により、X線源から放出されたX線の強度およびスペクトルを、検出器ユニットの検出器によって検出された受信されたX線の強度およびスペクトルと比較することによって、特に簡単かつ確実に散乱X線の影響および硬化作用を修正し、従って被観察測定対象物の特に詳細化された測定結果を算出することができる。
以下に本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。図において同じ要素には同じ符号が付されている。
図1はX線検出のためのコンピュータ断層撮影装置における多数の検出器からなる検出器ユニットを示し、
図2は本発明によるコンピュータ断層撮影装置の特に有利な実施形態による検出器の主たる要素を概略的に示し、
図3は検出器の原理的な発展例を示し、
図4は本発明によるコンピュータ断層撮影装置による有利な測定構成の主たる要素を概略的に示し、
図5は多数の検出器からなる検出器ユニットを有するコンピュータ断層撮影装置を用いた本発明によるX線検出方法の特に有利な実施形態のフローチャートを示す。
図1はX線検出のためのコンピュータ断層撮影装置における多数の検出器からなる検出器ユニットを示し、
図2は本発明によるコンピュータ断層撮影装置の特に有利な実施形態による検出器の主たる要素を概略的に示し、
図3は検出器の原理的な発展例を示し、
図4は本発明によるコンピュータ断層撮影装置による有利な測定構成の主たる要素を概略的に示し、
図5は多数の検出器からなる検出器ユニットを有するコンピュータ断層撮影装置を用いた本発明によるX線検出方法の特に有利な実施形態のフローチャートを示す。
図1はX線検出のためのコンピュータ断層撮影装置における多数の検出器からなる検出器ユニットを示す。
検出器ユニット2の個々の検出器1はそれぞれ同じ構造を持ち、それぞれX線の受信面3を有する。
図示された有利な実施形態では、検出器の受信面3は、入射するX線量子を光に変換するシンチレータ材料を有する。受信されたX線量子によって発生された光子の数は受信されたX線量子の量子エネルギーにほぼ比例する。シンチレータ材料として、図1では、ゲルマン酸ビスマス(Bi4Ge3O12)が使用されている。しかしながら、代替として、ガドリニウム酸硫化物(Gd2O2S)セラミックスまたはルテチウム−オキシオルトシリケート(Lutetium-Oxyorthosilicate)(Lu2SiO5)もこれらのシンチレータ材料の高速性ゆえに非常に好適である。
しかしながら、代替として検出器の受信面3はテルル化カドミウム亜鉛(CdZnTe)またはテルル化カドミウム(CdTe)から形成することもできる。というのは、これらの材料は受信されたX線量子によって直接に(すなわち、光を介する回り道なしに)電気信号を出力することができるからである。(電荷または電流の形で発生する)信号の値/高さは受信されたX線量子の量子エネルギーにほぼ比例する。直接変換形の検出器の利点は、検出器のための継続処理する評価電子回路(図示されていない)の一部をそれぞれの検出器に直接に組込むことができる点にある。
図2には、本発明によるコンピュータ断層撮影装置の特に有利な実施形態による検出器の主たる要素が概略的に示されている。
既述のとおり、図2に示された検出器1の受信面3には受信されたX線量子によって信号が発生され、この信号の高さは受信されたX線量子の量子エネルギーに比例する。この信号は増幅器12によって増幅される。
増幅器12には並列接続された3つの比較器131,132,133を有する検出回路16が接続されている。
並列接続された各比較器131,132,133には同じでない自由に設定可能な閾値が割当てられている。図示の例では比較器131には最低の閾値(すなわち最も低い閾値)が割当てられ、比較器133には最高の閾値が割当てられている。
比較器131,132,133は、増幅器12から出力された信号をそれらの各閾値と比較し、増幅器12によって受信された信号がそれぞれの閾値よりも大きいときには正の信号を出力するように構成されている。
比較器131,132,133に直列にそれぞれパルスロジック141,142,143が接続されている。パルスロジック141,142,143は、それぞれ、比較器131,132,133の出力信号の時間的規格化(又は正規化)をもたらすために構成されている。更に、パルスロジック141,142,143に直列にそれぞれカウンタ151,152,153が接続されている。
各比較器131,132,133から出力され各パルスロジック141,142,143によって規格化された正の信号は各カウンタ151,152,153を1単位だけ高める。
パルスロジック141,142,143は、とりわけ互いに同期化され、図示されていない共通の制御線を有する。
本発明によるコンピュータ断層撮影装置の検出器の図2に示された特に好ましい実施形態では、X線量子が受信され、その受信されたX線量子の量子エネルギーが比較器132の閾値を上回り、従って比較器131の閾値を上回り、しかし比較器133の閾値を下回っている場合、比較器131も比較器132も正の出力信号を出力する。その結果として、カウンタ151,152が1だけ高められる。これに対して比較器133は負の出力信号を出力し、比較器133に属するカウンタ153は変化なしにとどまる。
図示された実施例においてX線量子が受信され、その受信されたX線量子の量子エネルギーが比較器131の閾値を上回っているが、しかし比較器132の閾値を下回っており、従って比較器133の閾値も下回っている場合、カウンタ151のみが1だけ高められ、他方カウンタ152,153は変化なしにとどまる。
これに対して、X線量子が受信され、その受信されたX線量子の量子エネルギーが比較器131の閾値を下回る場合、カウンタ151,152,153のいずれによっても検出されない。
最低の閾値の適切な選択によって散乱X線の影響を最初から排除することが可能である。なぜならばこれらの影響はいずれのカウンタによっても検出されないからである。
提示された例から容易に分かるように、それぞれの閾値範囲に対応した量子エネルギーを有する受信されたX線量子の数は、隣接した閾値の比較器のカウンタにおけるカウンタ内容の差によって簡単に算出される。
図2に示された特に有利な実施形態は、単に、4つの量子エネルギー範囲(比較器131の閾値以下、比較器131,132の閾値の間、比較器132,133の閾値の間、比較器133の閾値以上)におけるX線量子のスペクトル識別のために、改善された明瞭性を可能にする。
これに基づいて、受信されたX線の実際上望ましい高いスペクトル分解能を達成するためには、検出回路16において異なる閾値を有するより多数の並列接続された比較器を設けることだけが必要である。図3に示されているように、各比較器にはここでもパルスロジックおよびカウンタが付設される。従って、このように簡単に、検出器1の受信面3によって受信されたX線のほぼ任意の精密なスペクトル分解能が達成される。
それゆえ、本発明によるコンピュータ断層撮影装置における検出器ユニット2の既述の検出器1により、受信されたX線は、強度に関しても、受信されたX線の個々のX線量子の量子エネルギーに関しても検出される。
図4に示された特に有利な実施形態に従って、本発明によるコンピュータ断層撮影装置が、予め与えられた強度および予め与えられたスペクトルを有するX線40を放出するX線源41のほかに、検出器ユニット2の検出器1によって検出された情報を評価装置44に伝送する伝送装置43を有すると特に有利である。
評価装置44が、検出器ユニット2の検出器1によって検出された情報に基づいて、X線源41から放出されたX線40の強度およびスペクトルを考慮して、X線源41のX線40によって透過される測定対象物42の測定結果を算出するように構成されていると好ましい。
この構成により、特に正確な誤差のない測定結果が得られる。なぜならば、散乱X線の影響および硬化作用を有効に検出して定量化することができ、従って修正することもできるからである。
以下において、図5を参照しながらフローチャートに基づいて、多数の検出器1からなる検出器ユニット2を有するコンピュータ断層撮影装置によりX線を検出するための本発明による方法の有利な実施形態を説明する。
本発明による方法によれば、検出器ユニット2の検出器1により受信されたX線40は、強度に関しても、受信されたX線40の個々のX線量子の量子エネルギーに関しても検出される。
図5に示された有利な実施形態によれば、検出器ユニット2の各検出器1により受信されたX線量子の検出ステップは次のステップを有する。
第1のステップS1において、受信されたX線量子により検出器1から出力されたアナログ信号を検出するために、検出器1は入射するX線量子を連続的に監視される。この検出器1は、(例えば、シンチレーション検出器の場合におけるように)出力された信号の値(高さ)が受信されたX線量子の量子エネルギーに比例するように構成されている。この出力された信号は例えば或る高さを有する電流または電圧または電荷である。
ステップS2において、受信されたX線量子により検出器1から発生された信号が検出されたならば、発生された信号の値が、信号を生ぜしめた受信されたX線量子の量子エネルギーを決定するためにステップ3においてまず第1の最低の閾値と比較される。
ステップ4において信号値が最低の閾値よりも大きいと判定されると、最低の閾値に付属したカウンタ151が次のステップS5において1単位だけ高められる。
そうでない場合には、方法はステップS1に戻り、このステップS1において検出器1は入射するX線量子を連続的に監視される。
ステップS4において信号の値が最低の閾値よりも大きいと判定された場合、信号は、最低の閾値に割当てられたカウンタ151の増加(ステップS5参照)の後に、ステップ6において次に高い閾値と比較される。
次のステップS7において信号の値がこの次に高い閾値よりも大きいと判定された場合、ステップS8においてこの閾値に付属するカウンタ152,153も増加させられる。
次に、信号が再びステップS6においてその都度次に高い閾値と比較される。
ステップS7において、信号値がそれぞれの閾値よりも小さいと判定されると、方法はステップS1に戻り、このステップS1において検出器1は入射するX線量子を監視される。
図5に関連して説明された方法の個々のステップ(特に、ステップS3,S4,S5およびS6,S7,S8)は、これらが図2による電子的な検出回路によって実行される場合には、とりわけ、図5に示されたように直列にではなくて並列に処理されることを考慮すべきである。この場合に、図2におけるステップのクロック動作はパルスロジックによって予め与えられ数MHzであるとよい。
図5に基づいて説明した本発明による方法の実施形態から明らかであるように、受信されたX線量子により検出器1から発生された信号は、信号値が最低の閾値よりも小さい場合には拒否される。それにより、最低の閾値の適切な選択によって散乱X線の影響を大幅に排除することができる。
しかしながら、閾値は原理的に自由に設定できるので、零または零近傍の最低の閾値も考え得る。このような低い閾値はどの事象も退けられないという利点を有する。
前述の方法の終了後、定められた閾値範囲に相当する量子エネルギーを有する入射したX線量子の数は、隣接する閾値範囲に割当てられたカウンタのカウンタ内容の差によって容易に求められる。
既述の特に有利な実施形態では、図5に示された方法が、本発明によるコンピュータ断層撮影装置の検出器ユニット2の各検出器1に組み込まれている検出回路16において進行する。
本発明による方法の特に図示されていない代替的な実施形態によれば、上述の実施形態と違って、2つの隣接する閾値間のそれぞれ1つの範囲に割当てられているカウンタのみが1単位だけ高められ、これに対して残りのカウンタは一定のままである。これは更なる計算なしに或る閾値範囲に割当てられた量子エネルギーを有する入射したX線量子の個数を直接出力することを可能にする。
本発明による方法のこの代替としての実施形態は、例えば、各カウンタの前に、反転入力を有するANDゲートを接続することによって回路技術的に実現される。この場合、隣接する閾値の比較器の出力端は(場合によってはパルスロジックを介して)このANDゲートの入力端と接続されるべきである。
本発明による方法においても、本方法が更に、検出器1により得られた情報を評価装置44へ伝送するステップと、X線40によって透過された測定対象物42の測定結果を評価装置44により算出するステップとを含むと好ましい。評価装置44による測定結果の算出は、X線源41から放出されたX線40の強度およびスペクトルを考慮して、検出器1によって検出された情報に基づいて行なわれる。従って、測定対象物42の測定結果の算出時には散乱X線の影響のほかに硬化の影響も高い誤差信頼性をもって修正することができる。
以上のとおり、本発明によれば、コンピュータ断層撮影装置の検出器ユニット2の検出器1により受信されたX線40の強度およびスペクトルの検出によって、多数の検出器1からなる検出器ユニット2によるX線40の検出のためのコンピュータ断層撮影装置およびX線検出方法を使用することができ、しかもコンピュータ断層撮影装置およびX線検出方法においては散乱X線量子または硬化作用に起因する測定結果妨害が簡単かつ確実に回避される。
1 検出器
2 検出器ユニット
3 受信面
12 増幅器
16 検出回路
131〜133 比較器
141〜143 パルスロジック
151〜153 カウンタ
16 検出回路
40 X線
41 X線源
42 測定対象物
43 伝送装置
44 評価装置
S1〜S8 ステップ
2 検出器ユニット
3 受信面
12 増幅器
16 検出回路
131〜133 比較器
141〜143 パルスロジック
151〜153 カウンタ
16 検出回路
40 X線
41 X線源
42 測定対象物
43 伝送装置
44 評価装置
S1〜S8 ステップ
Claims (13)
- X線(40)を検出するための複数の検出器(1)からなる検出器ユニット(2)を有するコンピュータ断層撮影装置において、
検出器ユニット(2)の個々の検出器(1)は、X線(40)の入射するX線量子を受信し、受信されたX線(40)を、強度に関しても、受信されたX線(40)の個々のX線量子の量子エネルギーに関しても検出するように構成されていることを特徴とするコンピュータ断層撮影装置。 - 検出器ユニット(2)の検出器(1)は、それぞれ1つの閾値を備えた並列接続された複数の比較器(131,132,133)を有し、各比較器(131,132,133)にはカウンタ(151,152,153)が付設され、比較器(131,132,133)は、受信されたX線(40)のX線量子の量子エネルギーがそれぞれの比較器(131,132,133)の閾値を上回ったとき、それぞれの付属のカウンタ(151,152,153)を1単位だけ高めるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のコンピュータ断層撮影装置。
- 比較器(131,132,133)の閾値は自由に設定可能であることを特徴とする請求項2記載のコンピュータ断層撮影装置。
- 検出器ユニット(2)の検出器(1)は複数のパルスロジック(141,142,143)を有し、それぞれ1つのパルスロジック(141,142,143)が、それぞれの比較器(131,132,133)の後に接続されかつそれぞれのカウンタ(151,152,153)の前に接続され、パルスロジック(141,142,143)が比較器(131,132,133)の出力信号の時間的規格化をもたらすことを特徴とする請求項2又は3記載のコンピュータ断層撮影装置。
- コンピュータ断層撮影装置は、更に、
予め定められた強度および予め定められたスペクトルを有するX線(40)を放出するX線源(41)と、
検出器ユニット(2)の検出器(1)によって検出された情報を評価装置(44)に伝送する伝送装置(43)と、
検出器ユニット(2)の検出器(1)によって検出された情報に基づいて、X線源(41)から放出されたX線(40)の強度およびスペクトルを考慮して、X線(40)によって透過される測定対象物(42)の測定結果を算出するように構成されている評価装置(44)とを
有することを特徴とする請求項1乃至4の1つに記載のコンピュータ断層撮影装置。 - 検出器ユニット(2)の検出器(1)は、ガドリニウム酸硫化物セラミックス、ゲルマン酸ビスマスまたはルテチウム−オキシオルトシリケートからなるX線(40)の受信面(3)を有することを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載のコンピュータ断層撮影装置。
- 検出器ユニット(2)の検出器(1)は、テルル化カドミウム亜鉛またはテルル化カドミウムからなるX線(40)の直接変換形の受信面(3)を有することを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載のコンピュータ断層撮影装置。
- 複数の検出器(1)からなる検出器ユニット(2)を有するコンピュータ断層撮影装置によるX線検出方法において、検出器ユニット(2)の検出器(1)により受信されたX線(40)が、強度に関しても、受信されたX線(40)の個々のX線量子の量子エネルギーに関しても検出されることを特徴とするコンピュータ断層撮影装置によるX線検出方法。
- 検出器ユニット(2)の検出器(1)により受信されたX線量子の検出は、
受信されたX線量子によって検出器(1)内に発生され、受信されたX線量子の量子エネルギーに比例する信号高さを有する信号を検出するステップと、
信号高さを複数の予め定められた閾値と比較するステップと、
信号の信号高さが2つの隣接する閾値間の範囲内にあるとき、2つの隣接する閾値間のそれぞれ1つの範囲に割当てられたカウンタ(151,152,153)を1単位だけ高めるステップと
を有することを特徴とする請求項8記載のX線検出方法、 - 検出器ユニット(2)の検出器(1)により受信されたX線量子の検出は、
受信されたX線量子によって検出器(1)内に発生され、受信されたX線量子の量子エネルギーに比例する信号高さを有する信号を検出するステップと、
信号高さを複数の予め与えられた閾値と比較するステップと、
信号の信号高さがそれぞれの閾値を上回ったとき、それぞれ1つの閾値に割当てられているカウンタ(151,152,153)を1単位だけ高めるステップと
を有することを特徴とする請求項8記載のX線検出方法。 - 受信されたX線量子によって検出器(1)内に発生された信号は、信号の検出された信号高さが最低の閾値よりも小さいときは拒否されることを特徴とする請求項9又は10記載のX線検出方法。
- 閾値は自由に設定可能であることを特徴とする請求項9,10又は11記載のX線検出方法。
- 検出器(1)により得られた情報を評価装置(44)に伝送するステップと、
評価装置(44)により、検出器(1)によって検出された情報に基づいて、X線源(41)から放出されたX線(40)の強度およびスペクトルを考慮して、X線(40)によって透過される測定対象物(42)の測定結果を算出するステップと
を更に有することを特徴とする請求項8乃至12の1つに記載のX線検出方法。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060210 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20080207 |