JP2005526250A - 較正及びデエンベッディングのための方法、デエンベッディングのためのデバイスセット、並びにベクトルネットワークアナライザ - Google Patents

較正及びデエンベッディングのための方法、デエンベッディングのためのデバイスセット、並びにベクトルネットワークアナライザ Download PDF

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Abstract

N端子マイクロ波測定ネットワーク(10)を較正するための方法は、負荷デバイス(43)のネットワークパラメータ値を測定するステップを含むが、この方法の精度は、負荷デバイス(43)の寄生インピーダンスに関する知識に依存する。本発明によると、この方法の精度が、この負荷デバイス(43)の寄生インピーダンスを少なくとも近似的に決定することで改善される。一つの実施例においては、これは、負荷デバイス(43)と実質的に等しい寄生インピーダンスを有する補助オープンデバイス(44)のネットワークパラメータ値を測定することで達成される。この方法の精度は、更に、負荷デバイス(43)と実質的に等しい寄生インピーダンスを有する補助ショートデバイス(45)のネットワークパラメータ値を測定することで改善される。類似の原理をテスト下のデバイスをデエンベッディングするために用いることもできる。実質的に等しい寄生インピーダンスを有する負荷デバイス(43)、補助オープンデバイス(44)及び補助ショートデバイス(45)についても開示される。

Description

本発明は、N個の端子を有するマイクロ波測定ネットワークを較正するための方法に係る。ここで、Nは、1ではない整数を表す。この方法は、互いに電気的に絶縁されたN個の端子を有するオープンデバイス(open device)のオープンネットワークパラメータ値を測定するステップと、各々がショートデバイスDC抵抗を有する導体によって互いに電気的に接続されたN個の端子を有するショートデバイス(short device)のショートネットワークパラメータ値を測定するステップと、各々がショートデバイスDC抵抗より大きなある負荷デバイスDC抵抗を有する抵抗によって互いに電気的に接続されたN個の端子を有し、ある寄生負荷インピーダンスを有する、負荷デバイス(load device)の負荷ネットワークパラメータ値を測定するステップと、を含む。
本発明は、N個の端子を有するテスト下のデバイスをデエンベッディング(de-embedding)するための方法にも係る。
本発明は、N個の端子を有するテスト下のデバイスをデエンベッディングするためのデバイスセットにも係る。
本発明は、本発明によるデエンベッディングのための方法を実行するように構成されたベクトルネットワークアナライザ(vector network analyzer)にも係る。
米国特許第4,858,160号明細書は、N端子マイクロ波測定ネットワーク(N terminal microwave measurement network)を較正するための方法の一つの形態を開示する。この方法の目的は、N端子マイクロ波測定ネットワークを、半導体製品内にエンベッドされたテスト下のデバイス(DUT)のマイクロ波特性がベクトルネットワークアナライザ(VNA)にて決定できるように、較正(calibrate)することにある。テスト下のデバイス(DUT)、例えば、、トランジスタやインダクタの、マイクロ波特性についての正確な知識は、マイクロ波放射(microwave radiation)を利用する装置、例えば、移動電話機を設計及び製造する際に必須となる。
ベクトルネットワークアナライザ(VNA)は、少なくとも一つの入力プローブと、出力プローブを備え、各プローブは、少なくとも一つの信号リード(signal lead)を有する。多くのケースにおいて、これらプローブは、アースリード(ground lead)も有する。これらプローブは、ボンドパッド(bond pads)と接触されるが、これらボンドパッドは、DUTを含む本体の表面の所に設けられ、これらはDUTの端子と電気的に接続される。DUTを含む本体は半導体製品(semiconductor article of manufacture)であり得る。
ベクトルネットワークアナライザ(VNA)は、入力プローブに向けられるマイクロ波テスト信号を生成する。ベクトルネットワークアナライザ(VNA)は、反射されて入力プローブに向かって戻ってくる信号の振幅及び位相と、出力プローブに向かって透過される信号の振幅及び位相を、例えば、マイクロ波テスト信号の周波数の関数として測定する。透過された信号と反射された信号を用いて、最初に、テスト下のデバイス(DUT)のDUTネットワークパラメータ値(DUT network parameter values)が決定され、次に、これらパラメータ値を用いてテスト下のデバイス(DUT)のマイクロ波特性が決定される。
一般には、DUTのマイクロ波特性の測定は、以下に示すような様々なソースの寄生インピーダンスに起因する人為的影響(artifacts)を受け易い:
・ベクトルネットワークアナライザ(VNA)
・VANとプローブを接続するケーブル
・プローブ自体
・プローブとボンドパッドとの間の接触
・ボンドパッド自体
・ボンドパッドとDUTとの相互接続
DUTのマイクロ波特性を高精度にて得るためには、測定値から寄生インピーダンスの寄与分を除去することが必須となる。これは、通常は、2つのステップにて行なわれる。第一のステップにおいては、VNAがデバイスセットを用いて較正されるが、このデバイスセットは、通常は、
・入力リードと接触されるボンドパッドが出力リードと接触されるボンドパッドから電気的に絶縁されたオープンデバイス(open device)と、
・入力リードと接触されるボンドパッドが出力リードと接触されるボンドパッドと、これら2つのボンドパッド間のDC抵抗が低くなる、例えば、5オームより低くなるようなやり方にて電気的に接続されたショートデバイス(short device)と、
・入力リードと接触されるボンドパッドが出力リードと接触されるボンドパッドと、これら2つのボンドパッド間のDC抵抗がある所定の値、例えば、50オームを有するように電気的に接続された負荷デバイス(load device)と、を備える。
較正の結果として、理想的には、VNAとプローブチップとの間の、ボンドパッドと相互接続は除く、全ての寄生インピーダンスが、決定され、除去される。
第二のステップにおいては、このステップは、通常、デエンベッディング(de-embedding)と呼ばれるが、DUTの測定ネットワークパラメータ値から、ボンドパッド及び相互接続の寄生インピーダンスを除去することが図られる。これら寄生インピーダンスは、別のデバイスセットを用いて決定される。このデバイスセットの全ては、半導体製品内に、DUTと類似するやり方にて一体化される。好ましくは、これら全てのデバイスは、DUTの対応する部分と実質的に同一のボンドパッド及び相互接続を有するようにされる。このデバイスセットは、
・テスト下のデバイス(DUT)と、
・入力リードと接触されるボンドパッドが出力リードと接触されるボンドパッドから電気的に絶縁されたオープンデバイスと、
・入力リードと接触されるボンドパッドが出力リードと接触されるボンドパッドと、これら2つのボンドパッド間のDC抵抗が低くなる、例えば、5オームより低くなるようなやり方にて電気的に接続されたショートデバイスと、
・入力リードと接触されるボンドパッドが出力リードと接触されるボンドパッドと、これら2つのボンドパッド間のDC抵抗がある設計値、例えば、50オームを有するように電気的に接続された負荷デバイスと、を備える。
較正ステップを遂行した後に、マイクロ波特性を測定するための参照平面がこれらボンドパッドの所に置かれる。このデエンベッディングステップを遂行した後に、この参照平面がDUTの端子の所に置かれ、DUTのマイクロ波特性が得られる。
較正ステップ及びデエンベッディングステップの両方の精度、及び結果としての、DUTの決定されたマイクロ波特性の精度は、較正及びデエンベッディングのために用いるオープンデバイス、ショートデバイス及び負荷デバイスのインピーダンスについての正確な知識に大きく左右される。
従来の較正及びデエンベッディングのための方法の短所は、DUTのマイクロ波特性が、とりわけ、例えば、10GHz以上の、比較的高い周波数において、十分な精度にて決定できない点にある。
本発明の一つの目的は、冒頭において説明されたタイプのN端子マイクロ波測定ネットワークを較正するための方法であって、DUTのマイクロ波特性をより高い精度にて決定することができる方法を提供することにある。
本発明は独立クレームにおいて定義されている。従属クレームは好ましい実施例を定義する。
本発明は、従来の方法の精度は主として未知の寄生負荷インピーダンスによって制限されるという洞察に基づく。DUTのマイクロ波特性は較正ステップのために用いる負荷デバイスの寄生負荷インピーダンスが少なくとも近似的にでも知られている場合、より高い精度にて決定することができる。
本発明の方法の一つの実施例においては、この寄生負荷インピーダンスを少なくも近似的に決定するステップは、互いに電気的に絶縁されたN個の端子を有するある補助オープンデバイスの補助オープンネットワークパラメータ値を測定するサブステップを含み、この補助オープンデバイスは、寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助オープンインピーダンスを有する。
このようにして、寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生インピーダンスを有する補助オープンデバイスのネットワークパラメータ値を測定することで、この較正方法のために用いるための負荷デバイスの寄生負荷インピーダンスに関する追加の情報が得られる。次に、この寄生負荷インピーダンスに関する追加の情報を用いることで、その寄生負荷インピーダンスが少なくとも近似的に決定される。
一つの好ましい実施例においては、この寄生負荷インピーダンスを少なくとも近似的に決定するステップは、更に、各々が負荷デバイスDC抵抗より小さな補助ショートデバイスDC抵抗を有する導体(49)にて互いに電気的に接続されたN個の端子(85)を有する補助ショートデバイス(45)の補助ショートネットワークパラメータ値YM,ASを測定するサブステップを含み、この補助ショートデバイス(45)は、寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助ショートインピーダンスを有する。
テスト下のデバイスのマイクロ波特性は、寄生負荷インピーダンスが上述の近似と比較して更に正確に知られている場合は、更に高い精度にて決定することができる。両方とも負荷寄生インピーダンスと実質的に等しいある寄生インピーダンスを有する補助オープンデバイス及び補助ショートデバイスのネットワークパラメータ値を測定することで、寄生負荷インピーダンスに関する更に正確な追加の情報を得ることができる。そして、この寄生負荷インピーダンスに関する追加の情報を用いることで、寄生負荷インピーダンスをより高い精度にて決定することができる。
これら補助オープンデバイス及び補助ショートデバイスのネットワークパラメータ値のこれら2つの測定値は、補助ショートデバイスDC抵抗が負荷デバイスDC抵抗よりもかなり小さな場合は、実質的に相補的な情報を含む。好ましくは、補助ショートデバイスDC抵抗は、零或いは少なくとも可能な限り小さくされる。好ましくは、負荷デバイスDC抵抗は、良く定義された値(well-defined value)を有するようにされる。好ましくは、負荷デバイスDC抵抗は、ベクトルネットワークアナライザの信号リードのインピーダンスと整合するように選択される。多くのベクトルネットワークアナライザに対しては、負荷デバイスDC抵抗は50オーム近傍とする必要がある。
本発明によるテスト下のデバイスをデエンベッディングするための方法は、そのデバイスに固有のマイクロ波特性YDUTを決定する前に、寄生負荷インピーダンスを少なくとも近似的に決定するステップを含む。DUTのマイクロ波特性は、デエンベッディングステップのために用いる負荷デバイスの寄生負荷インピーダンスが少なくとも近似的に知られているときは、より高い精度にて決定することができる。
テスト下のデバイスをデエンベッディングするための方法の一つの実施例においては、この寄生負荷インピーダンスを少なくとも近似的に決定するステップは、N個の端子(84)を有する補助オープンデバイスの補助オープンネットワークパラメータ値を測定するサブステップを含み、この補助オープンデバイスは、DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれ、この補助オープンデバイスは、N個の端子は互いに電気的に絶縁され、この補助オープンデバイスは、寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助オープンインピーダンスを有する。
このようにして、寄生負荷インピーダンスと実質的に等しい寄生インピーダンスを有する補助オープンデバイスのネットワークパラメータ値を測定することで、寄生負荷インピーダンスに関する追加の情報を得ることができる。次に、この寄生負荷インピーダンスに関する追加の情報を用いて、寄生負荷インピーダンスが少なくとも近似的に決定される。
一つの好ましい実施例においては、測定負荷ネットワークパラメータ値が負荷デバイスから独立したある第一のインピーダンスセットを含むある負荷ネットワークにてモデル化され、測定補助オープンネットワークパラメータ値がこの第一のインピーダンスセットを含むある補助オープンネットワークにてモデル化され、測定ショートネットワークパラメータ値がこの第一のインピーダンスセットを含むある補助ショートネットワークにてモデル化され;次に、この第一のインピーダンスセットが、これらモデル化された負荷ネットワーク、モデル化された補助オープンネットワーク、及びモデル化された補助ショートネットワークから決定され;次に、測定オープンネットワークパラメータ値がこの第一のインピーダンスセットとある第二のインピーダンスセットを含むあるオープンネットワークにてモデル化され、測定ショートネットワークパラメータ値がこれら第一のインピーダンスセット及び第二のインピーダンスセットを含むあるショートネットワークにてモデル化され;次に、この第二のインピーダンスセットが、これらモデル化されたオープンネットワーク、モデル化されたショートネットワーク及び決定された第一のインピーダンスセットから決定され;次に、測定DUTネットワークパラメータ値がこれら第一のインピーダンスセット及び第二のインピーダンスと、あるDUTインピーダンスセットを含むあるDUTネットワークにてモデル化され;次に、このDUTインピーダンスセットが、これらモデル化されたDUTネットワーク、決定された第一のインピーダンスセット及び決定された第二のインピーダンスセットから決定される。
これらステップの後に、寄生負荷インピーダンスが近似的に決定される。この近似においては、ショートデバイスは寄生負荷インピーダンスは有さないが、あたかも寄生負荷インピーダンスを有するように取り扱われ、このため、寄生負荷インピーダンスの誘導部分(inductive part)は無視され、容量部分(capacitive part)のみが考慮される。このため、この近似は、とりわけ、寄生負荷の誘導部分が比較的小さな場合に適する。
測定負荷ネットワークパラメータ値、測定補助オープンネットワークパラメータ値及び測定ショートネットワークパラメータ値を負荷デバイスから独立したある第一のインピーダンスセットを含むネットワークにてモデル化することで、この第一のインピーダンスセットをこれらネットワークパラメータ値から近似的に決定することが可能となる。次に、この第一のインピーダンスセットに対する結果を用いることで、DUTエンベッド構造に起因する寄生インピーダンスを測定オープンネットワークパラメータ値及び測定ショートネットワークパラメータ値から決定することが可能となる。
一つの好ましい実施例においては、寄生負荷インピーダンスを少なくとも近似的に決定するステップは、更に、N個の端子を有する補助ショートデバイスの補助ショートネットワークパラメータ値を測定するサブステップを含み、この補助ショートデバイスはDUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれ、この補助ショートデバイスのN個の端子は互いに電気的に接続され、各接続は、負荷デバイスDC抵抗より小さなある補助ショートデバイスDC抵抗を有し、この補助ショートデバイスは、寄生負荷インピーダンスと実質的に等しい寄生補助ショートインピーダンスを有する。
補助オープンデバイス及び補助ショートデバイスのネットワークパラメータ値のこれら2つの測定値は、補助ショートデバイスDC抵抗が負荷デバイスDC抵抗よりもかなり小さな場合は、実質的に相補的な情報を含む。好ましくは、補助ショートデバイスDC抵抗は、零或いは少なくとも可能な限り小さくされる。好ましくは、負荷デバイスDC抵抗は、良く定義された値を有するようにされる。好ましくは、負荷デバイスDC抵抗は、ベクトルネットワークアナライザの信号リードのインピーダンスと類似するものとされる。多くのベクトルネットワークアナライザに対しては、負荷デバイスDC抵抗は、好ましくは、50オーム近傍とされる。
DUTのマイクロ波特性は、デエンベッディングのために用いられる負荷デバイスの寄生負荷インピーダンスを上述の近似と比較して更に正確に知ることができれば、更に高い精度にて決定することができる。両方ともDUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造を有し、かつ、両方とも寄生負荷インピーダンスと実質的に等しい寄生インピーダンスを有する補助オープンデバイス及び補助ショートデバイスのネットワークパラメータ値を測定することで、寄生負荷インピーダンスに関する更に正確な追加の情報を得ることが可能となる。次に、この寄生負荷インピーダンスに関する追加の情報を用いることで、寄生負荷インピーダンスを更に高い精度にて決定することが可能となる。
一つの好ましい実施例においては、測定負荷ネットワークパラメータ値が負荷デバイスから独立したある第一のインピーダンスセットを含むある負荷ネットワークにてモデル化され、測定補助オープンネットワークパラメータ値がこの第一のインピーダンスセットを含むある補助オープンネットワークにてモデル化され、測定補助ショートネットワークパラメータ値がこの第一のインピーダンスセットを含むある補助ショートネットワークにてモデル化され;次に、この第一のインピーダンスセットが、これらモデル化された負荷ネットワーク、モデル化された補助オープンネットワーク、及びモデル化された補助ショートネットワークから決定され;次に、測定オープンネットワークパラメータ値がこの第一のインピーダンスセットとある第二のインピーダンスセットを含むあるオープンネットワークにてモデル化され、測定ショートネットワークパラメータ値がこれら第一のインピーダンスセット及び第二のインピーダンスセットを含むあるショートネットワークにてモデル化され;次に、この第二のインピーダンスセットが、これらモデル化されたオープンネットワーク、モデル化されたショートネットワーク及び決定された第一のインピーダンスセットから決定され;次に、測定DUTネットワークパラメータ値がこれら第一のインピーダンスセット及び第二のインピーダンスセットと、あるDUTインピーダンスセットを含むあるDUTネットワークにてモデル化され;次にこのDUTインピーダンスセットが、これらモデル化されたDUTネットワーク、決定された第一のインピーダンスセット及び決定された第二のインピーダンスセットから決定される。
これらステップは、上述のステップと非常に類似するが、寄生負荷インピーダンスをより高い精度にて決定することを可能にする。ただし、ここでは、上述の近似は用いられず、寄生負荷インピーダンスを有する補助ショートデバイスから得られる測定補助ショートネットワークパラメータ値が用いられる。このため、この方法では、寄生負荷インピーダンスの誘導部分はもはや無視されることはなく、寄生負荷インピーダンスの誘導部分及び容量部分の両方が考慮されることとなる。
測定負荷ネットワークパラメータ値、測定補助オープンネットワークパラメータ値及び測定補助ショートネットワークパラメータ値を、負荷デバイスから独立したある第一のインピーダンスセットを含むネットワークにてモデル化した場合、この第一のインピーダンスセットをこれらネットワークパラメータ値から高い精度にて決定することが可能となる。次に、この第一のインピーダンスセットに対する結果を用いることで、これら測定オープンネットワークパラメータ値及び測定ショートネットワークパラメータ値からDUTエンベッド構造に起因する寄生インピーダンスが決定される。この方法によると、寄生負荷インピーダンスと混合されたDUTエンベッド構造に起因する寄生インピーダンスを相殺することができ、デエンベッディングの精度をより改善することが可能となる。
本発明によるデバイスセットは、N個の端子を有する補助オープンデバイスを含み、DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれる。Nは1より大きな整数を表し、この補助オープンデバイスのN個の端子は、互いに電気的に絶縁され、この補助オープンデバイスは寄生負荷インピーダンスと実質的に等しい寄生補助オープンインピーダンスを有する。
本発明によると、テスト下のデバイスのマイクロ波特性を得るためのデバイスセットは、DUTのエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造と寄生負荷インピーダンスと実質的に等しい寄生補助オープンインピーダンスを有する補助オープンデバイスを含み、これを用いることで、寄生負荷インピーダンスが少なくとも近似的に決定され、これによってDUTのマイクロ波特性の決定の精度が改善される。
一つの好ましい実施例においては、このデバイスセットは、更に、N個の端子を有する補助ショートデバイスを備え、この補助ショートデバイスはDUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれ、この補助ショートデバイスのN個の端子は互いに電気的に接続され、各接続は負荷デバイスDC抵抗より小さなある補助ショートデバイスDC抵抗を有し、この補助ショートデバイスは寄生負荷インピーダンスと実質的に等しい寄生補助ショートインピーダンスを有する。
このようなデバイスセットを用いると、寄生負荷インピーダンスをより高い精度にて決定することができ、このため、DUTのマクロ波特性をより高い精度にて決定することが可能となる。
一つの好ましい実施例においては、この負荷デバイスはある負荷デバイス構造を備え、この補助オープンデバイスは負荷デバイス構造と実質的に同一のある補助オープンデバイス構造を備え、この負荷デバイス構造は、第一の本体、第二の本体及び第三の本体を備える。第一の本体は、第一の表面積を有し、第一のリードにて第一の端子と第一の本体が電気的に接続され、第二の端子と第二の本体とは第二のリードを電気的に接続され、第三の本体は、第三の表面積を有し、第一の本体と第二の本体とを電気的に接続する。
実質的に同一のデバイス構造を有する負荷デバイスと補助オープンデバイスを用いることで、実質的に同一の寄生インピーダンスを有する2つのデバイスを日常的な簡単さにて得ることが可能となる。各々が異なるデバイス構造を有する負荷デバイスと補助オープンデバイスを用いて、これと同一の目的を、一方のデバイス、例えば、補助オープンデバイスのデバイス構造を、それが他方のデバイス、例えば、負荷デバイスと類似する寄生インピーダンスを有するように設計することで達成することもできる。ただし、このような設計では寄生インピーダンスに関する詳細な知識が必要とされ、これを得るためには、複雑なモデリングが必要とされ、このモデリングは潜在的に不正確さを伴う。
実質的に同一のデバイス構造を有する負荷デバイスと補助オープンデバイスを用いる方法においては、これらの寄生インピーダンスの差は、補助オープンデバイス内には存在しない、負荷デバイスの第三の本体にて決定される。この第三の本体は、主として、第一の本体と第二の本体のキャパシタンスに寄与する寄生容量を誘導する。この第三の本体は第一の本体と第二の本体とを電気的に接続するために、第一の本体から始まり、第三の本体を介して、第二の本体に至る電流路に沿ってある連続的な電圧降下が現れる。この電圧降下の結果として、有効容量は、幾何学的容量と同一とは一致せず、第一の本体、第二の本体及び第三の本体の表面積、及び電圧降下の関数となる。この有効容量は、第一の表面積と第三の表面積と類似する場合は、補助オープンデバイスの容量と概ね等しくなる。好ましくは、これら2つの表面積の比は0.5から2倍の間とされる。
一つの好ましい実施例においては、負荷デバイスの第一の本体、第二の本体及び第三の本体は、抵抗要素の一部とされる。この場合は、第一の本体と第三の本体の間の接続及び第二の本体と第三の本体との間の接続に起因する未知の寄生インピーダンスはほとんどなくなる。
一つの好ましい実施例においては、負荷デバイスの第一の本体、第二の本体及び第三の本体は多結晶シリコンから成る。この場合は、負荷デバイスは通常のシリコン技術を用いて製造することが可能となる。
一つの好ましい実施例においては、このセットのデバイスは、更に、補助ショートデバイスを備える。この補助ショートデバイスは、負荷デバイス構造と実質的に同一の補助ショートデバイス構造と第四の本体とを備え、この第四の本体は第四の表面積を有し、第一の本体と第二の本体とを電気的に接続する。この第四の表面積は第三の表面積は実質的に等しくされる。第三の本体はある負荷固有抵抗を有するが、第四の本体はこの負荷固有抵抗よりかなり小さなある補助固有ショート抵抗を有する。
両方とも実質的に同一のデバイス構造と、実質的に同一の表面積を有する第三の本体とを有する負荷デバイスと補助ショートデバイスを用いた場合、日常的な簡単さにてこれら2つのデバイスが実質的に同一の寄生インピーダンスを有することを確保することが可能となる。この条件を満たさない負荷デバイスと補助オープンデバイスにて、これと同一の目的を、一方のデバイス、例えば、補助ショートデバイスのデバイス構造を、他方のデバイス、例えば、負荷デバイスのそれと類似する寄生インピーダンスを有するように設計することで達成することもできる。ただし、このような設計には寄生インピーダンスに関する詳細な知識が必要とされるが、これを得るためには複雑なモデリングが必要とされ、このモデリングは潜在的に不正確さを伴う。
一つの好ましい実施例においては、補助ショートデバイスの第三の本体は、チタンシリサイド(titanium silicide)とコバルトシリサイド(cobalt silicide)の一群から選択される材料から成る。これは、こうすることで、補助ショートデバイスを、通常のシリコン技術にて製造することが可能となるためである。より具体的には、この場合、このシリコン過程においてマスクを適当に選択することで、補助ショートデバイスの第三の本体の固有抵抗を、負荷デバイスの第三の本体の固有抵抗を変えることなく、変えることができる。
以下では、N端子マイクロ波測定ネットワークを較正するための方法、テスト下のデバイスのマイクロ波特性を知るための方法、及びテスト下のデバイスのマイクロ波特性を知るためのセットのデバイスのこれら及びその他の面について図面を参照しながらより詳細に説明する。
これら図面は実寸にては描かれていない。類似する参照符号は類似する要素を指す。
図1には、従来の技術によるN端子マイクロ波測定ネットワーク10が、N=3なる特別なケースについて示される。ただし、本発明は、N=3に限定されるものではなく、これは単にここでは解説の目的のためにのみ選択されたものである。このN端子マイクロ波測定ネットワーク10は、テスト下のデバイス(device under test, DUT)20のネットワークパラメータ値(network parameter valuse)を測定するためのベクトルネットワークアナライザ11を備える。DUT20は、例えば、半導体製品22内に埋め込まれた(embedded)トランジスタ或いはインダクタンスであり得る。
VNAは、少なくとも入力プローブ12と出力プローブ13とを備え、各プローブは、それぞれ、少なくとも一つの信号リード14、15を有する。ここでは、これら2つのプローブの各々は、加えて、それぞれ、アースリード16、17も有し、これらは測定されるべきデバイスを介してショートされる。従って、アースは、これは両方のプローブと接触されるが、1つの端子として扱われる。これらプローブ12、13はボンドパッド(bond pad)21と接触されるが、これらボンドパッドは、半導体製品22の表面の所に存在し、これらはDUT20のN=3端子23に、DUTエンベッド構造(DUT embedding structure)24を介して電気的に接続される。DUTエンベッド構造24は、相互接続25と、相互接続25を互いに絶縁するための誘電体と、基板とから構成される。
VNA11は、マイクロ波テスト信号を生成し、これを入力プローブ12に向ける。VNA11は、入力プローブ12に戻る方向に反射された信号の振幅と位相、及び出力プローブ13に伝送された信号の振幅と位相を、例えば、マイクロ波テスト信号の周波数の関数として測定する。これら伝送された信号と反射された信号を用いて、最初に、DUT20の測定DUTネットワークパラメータ値(measured DUT network parameter values)YM,DUTが決定され、次に、これを用いて、DUT20のそのデバイスに固有のマイクロ波特性YDUTが決定される。ただし、一般的には、この測定DUTネットワークパラメータ値YM,DUTと、DUT20のデバイスに固有のマイクロ波特性YDUTとは、例えば、DUTエンベッド構造24に起因する寄生インピーダンス及び他の上述の寄与のために異なる。
本発明によるマイクロ波測定ネットワーク10を較正するための方法は、以下の測定ステップから成り、これらがマイクロ波テスト信号の少なくとも一つの周波数に対して遂行される。つまり、この方法は、具体的には、オープンデバイス41のオープンネットワークパラメータ値YM,Oを測定するステップと、ショートデバイス42のショートネットワークパラメータ値YM,Sを測定するステップと、負荷デバイス43の負荷ネットワークパラメータ値YM,Lを測定するステップと、補助オープンデバイス44の補助オープンネットワークパラメータ値YM,AOを測定するステップと、を含む。オプションとして、より高い精度を達成するために、補助ショートデバイス45の補助ショートネットワークパラメータ値YM,ASを測定するステップを追加することもできる。最後に、ネットワークパラメータ値を較正するために、後に述べるやり方にて、測定ネットワークパラメータを処理するステップが遂行される。
図2Aから2Eには、これらオープンデバイス41、ショートデバイス42、負荷デバイス43、補助オープンデバイス44、補助ショートデバイス45が簡略的に示される。これらデバイスをマイクロ波測定ネットワーク10を較正するための方法に用いる場合、各デバイスは、図1に示されるDUT20と類似のやり方にてエンベッドされる。
これらエンベッド構造は、各々、4つのボンドパッド21を備え、これらボンドパッド21は電気的にN=3端子に接続される。図1に示されるように、入力プローブ12の信号リード14及び出力プローブ13の信号リード15は、各々、これらの端子に接続されるが、アースリード16と17は、これら端子の一つを共有する。
オープンデバイス41のN=3端子81は、図2Aに示されるように、互いに電気的に絶縁される。これは、相互接続25をデバイスの端子81に終端させ、このデバイスを誘電体等の絶縁体にて満たすことで容易に達成することができる。
ショートデバイス42のN=3端子は、図2Bに示されるように、互いに、導体46、例えば金属によって、任意の2つの端子82間のDC抵抗、つまり、ショートデバイスDC抵抗が、可能な限り小さくなるようなやり方にて電気的に接続される。好ましくは、このショートデバイスDC抵抗は、5オーム以下となるようにされる。
負荷デバイス43のN=3端子83は、図2Cに示されるように、互いに、抵抗47によって、入力信号リード15がアースに対して、ショートデバイスDC抵抗より大きなある負荷デバイスDC抵抗を有するようなやり方にて電気的に接続される。負荷デバイスDC抵抗Rを50オームとした場合、良好な結果を得ることができる。好ましくは、出力信号リード16は、アースに対して実質的にRと等しいある設計DC抵抗を有するようにされる。負荷デバイス43は、例えば、抵抗47の形状と位置に起因する寄生負荷インピーダンスを有する。この寄生負荷インピーダンスは、通常は事前には知られておらず、較正ステップの精度に悪影響を及ぼす。この寄生負荷インピーダンスは、補助オープンデバイス44を介して少なくとも近似的に決定することができる。
補助オープンデバイス44のN=3端子84は、図2Dに示されるように、互いに電気的に絶縁されるが、ただし、補助オープンデバイス44は、寄生負荷インピーダンスと実質的に等しい寄生補助オープンインピーダンスを有する。これは、例えば、後に説明するように、補助オープンデバイス44が、その少なくとも一つの導体48はN=3の端子84の1つに電気的に接続され、他の2つの端子84からは電気的に絶縁されるように設計することで達成することができる。
補助ショートデバイス45のN=3端子85は、図2Eに示されるように、互いに電気的に接続され、各接続は、可能な限り小さなDC抵抗を有する。DC抵抗を5オーム以下とした場合、良好な結果が得られる。この補助ショートデバイスは、寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助ショートインピーダンスを有する。これは、後に詳細に説明するように、補助ショートデバイスは、抵抗47と同一の形状と位置を有するが、ただし、より低い固有抵抗を有する導体49を備えるように設計することで達成することができる。
オープンデバイス41は半導体製品91内に埋め込まれ、ショートデバイス42は半導体製品92内に埋め込まれ、負荷デバイス43は半導体製品93内に埋め込まれ、補助オープンデバイス44は半導体製品94内に埋め込まれ、補助ショートデバイス45は、用いられる場合は、半導体製品95内に埋め込まれる。
ただし、オープンデバイス41、ショートデバイス42、負荷デバイス43、補助オープンデバイス44、及び用いられる場合、補助ショートデバイス45は、代替として、同一の本体、例えば、半導体製品22内或いはガラス基板内に一体化することもできる。代替として、各本体がこれらデバイスの少なくとも一つを含む数個の本体を用いることもできる。
テスト下のデバイス20をデエンベッドするための方法は、マイクロ波測定ネットワーク10を較正するための方法と殆ど類似する。ただし、このための方法は、マイクロ波測定ネットワーク10を較正するための方法と、以下の2つの点で異なる:
第一に、テスト下のデバイス20をデエンベッドするための方法は、追加的に半導体製品22内にDUTエンベッド構造24にエンベッドされた(埋め込まれた)テスト下のデバイス20のDUTネットワークパラメータ値YM,DUTを測定するステップと、
第二に、テスト下のデバイス20をデエンベッドするための方法においては、オープンデバイス41、ショートデバイス42、負荷デバイス43、補助オープンデバイス44、及び用いられる場合は、補助ショートデバイス45は、各々、半導体製品22内にDUTエンベッド構造24と実質的に同一のエンベッド構造にて埋め込まれる。
これらテスト下のデバイス20、オープンデバイス41、ショートデバイス42、負荷デバイス43、補助オープンデバイス44、及び補助ショートデバイス45から構成されるセットのデバイスは、シリコン技術を用いるて簡単に作成することができる。類似の相互接続25、誘電体及び基板を用いることで、これらセットのデバイスは、各々、DUTエンベッド構造24と実質的に同一のエンベッド構造を有するようにすることができる。
マイクロ波測定ネットワーク10を較正するための方法及びテスト下のデバイス20をデエンベッドするための方法を用いることで、DUT20のマイクロ波特性を、測定補助オープンネットワークパラメータ値YM,AO及び、測定される場合は、測定補助ショートネットワークパラメータ値YM,ASを用いて、寄生負荷インピーダンスを近似的に決定することが可能となるために、改善された精度にて得ることが可能となる。以下では、この手続の遂行を可能とするための一つの可能なやり方について、テスト下のデバイス20をデエンベッドするための方法との関連で説明する。この手続のマイクロ波測定ネットワーク10を較正するための方法へのこの適用は単純である。
この寄生負荷インピーダンスを決定するためには、測定負荷ネットワークパラメータ値YM,Lが、図3Aに簡略的に示されるように負荷ネットワーク50にてモデル化される。この負荷ネットワーク50は、第一のインピーダンスセットYを含み、これは、各々が負荷ネットワークから独立したZ、Z、及びZから形成される。図3Aに示される他のインピーダンス、つまり、ZからZは、エンベッド構造及び負荷寄生インピーダンスの両方に依存する。ここで、デバイス59のY−行列Yは、負荷デバイスのY−行列Yに等しく、これは、2×2単位行列Eにy=I/Rを乗じた値に等しい。
図3Aに示されるようなネットワークにおいては、ボンドパッド21の所で測定されたY−パラメータYは、デバイスのY−パラメータYと以下のような関係を有する:
Figure 2005526250
ここで、Y、Z及びYは以下のように定義される:
Figure 2005526250
測定補助オープンネットワークパラメータ値YM,AOは、Y−行列Yが概ね2×2単位行列EにyAO=0を乗じた値に等しくされる点を除いて図3Aに示される負荷ネットワークと等しい補助オープンネットワークにてモデル化される。
測定補助ショートネットワークパラメータ値YM,ASは、Y−行列Yが概ね2×2単位行列EにyAO=∞を乗じた値に等しくされる点を除いて図3Aに示される負荷ネットワークと等しい補助ショートネットワークにてモデル化される。
測定負荷ネットワークY−パラメータYM,L、測定補助ネットワークパラメータYM,AO、測定補助ショートネットワークパラメータYM,AS、及び負荷デバイス、補助オープンデバイス及び補助ショートデバイスに対する既知のY−行列Yを用いることで、式1に類似する3つの線形式が得られ、これらをY、Z及びYに関して以下のように解くことができる:
Figure 2005526250
ここで、
Figure 2005526250
式(5)は複素2×2行列の平方根から成り、これは無限個の解を有する。式(3)から、式(1)を満たすZに対する解は各々が非負の虚数部を有するZ、Z、及びZを有しなければならないことがわかる。
最初に第一のインピーダンスセットYが決定され、これがその後の計算に用いられる。それぞれ、式(5)及び(7)から決定される他のインピーダンスセットZ及びYは、これらは両方とも寄生負荷インピーダンスに起因する寄与を含むために、DUTのインピーダンスセットYDUTを決定するために用いることはできない。
インピーダンスセットZ及びYと等しいインピーダンスセットZ’及びY’を含む第二のインピーダンスセットは、DUTエンベッド構造に起因するが、ただし、寄生負荷インピーダンスに起因する寄与は含まない、寄生インピーダンスを記述する。これらインピーダンスセットZ’及びY’は、測定オープンネットワークパラメータ値YM,Oをオープンネットワークにてモデル化し、測定ショートネットワークパラメータ値YM,Sをショートネットワークにてモデル化することで得ることができる。これらオープンネットワーク及びショートネットワークは、図3Aに示される負荷ネットワークと類似するが、以下の点で異なる:
第一に、Y−行列Yは、ここでは、オープンネットワークについては、2×2単位行列Eに、y=0を乗じた値に、そして、ショートネットワークについては、y=∞を乗じた値に概ね等しくされ、
第二に、インピーダンスZからZの値は、ここでは、寄生負荷インピーダンスに起因する寄与は含まなようにされる。
これらインピーダンスセットZ’及びY’は以下によって与えられる:
Figure 2005526250
次に、これら結果を用いてDUT20のデバイスに固有のマイクロ波特性YDUTが測定DUTネットワークパラメータ値YM,DUTから決定される。これを達成するために、測定DUTネットワークパラメータ値YM,DUTがDUTネットワークにてモデル化される。このDUTネットワークは、図3Aに示される負荷ネットワークと類似するが、以下の点で異なる:
第一に、Y−行列Yは、DUT20のデバイスに固有のマイクロ波特性YDUTと等しくされ、
第二に、インピーダンスZからZの値は、測定オープンネットワークパラメータ値YM,O及び測定ショートネットワークパラメータ値YM,Sをモデル化するために用いた値と等しくされる。
こうして、全てのインピーダンスZからZが既知となるために、DUT20のデバイスに固有のマイクロ波特性YDUTを測定DUTネットワークパラメータ値YM,DUTから以下の式に従って得ることが可能となる:
Figure 2005526250
テスト下のデバイス20をデエンベッドするための方法が補助ショートデバイス45の補助ショートネットワークパラメータ値YASを測定するステップ35を含まない場合は、DUT20のデバイスに固有のマイクロ波特性YDUTを決定するための手続は、以下のように修正することが必要となる:つまり、測定補助ショートネットワークパラメータ値YASの代わりに、測定ショートネットワークパラメータ値Yを上述のやり方にて補助ショートネットワークにてモデル化する。ただし、こうして得られるYの値は、これは寄生負荷インピーダンスのスプリアス寄与を含むために、近似に過ぎない。ただし、幾つかのケース、とりわけ、寄生負荷インピーダンスが主として寄生キャパシタンスにて決まるような場合には、この近似(手続)によると、上述のテスト下のデバイス20をデエンベッドするための方法と比較して、測定ステップとデバイスの個数が1つ少なくて済み、測定時間及びデバイスの製造コストが節約できるため、この近似を用いる方が有利なこともある。
一つの代替実施例においては、寄生負荷インピーダンスは、少なくとも近似的に、測定補助ショートネットワークパラメータ値YASの代わりに測定ショートネットワークパラメータ値Yを用い、測定補助オープンネットワークパラメータ値YAOの代わりに測定オープンネットワークパラメータ値Yを用いることで決定される。この場合には、長所として、デエンベッドのために補助ショートデバイス及び補助オープンデバイスは必要とされず、このため、デエンベッディングのために要求されるデバイスの数を削減することができ、従って、コストを削減することが可能となる。
寄生負荷インピーダンスは、近似的に、負荷デバイスを、測定ショートネットワークパラメータY及び測定オープンネットワークパラメータYを用いてデエンベッドすることで決定することができる。この近似においては、Z、Z及びZから形成され、負荷デバイスから独立した、第一のインピーダンスセットYは、スケーリングファクタxを除いて、Z、Z、及びZから形成され、寄生負荷インピーダンス及びエンベッド構造の両方に依存するインピーダンスセットYと同一であるものと想定される。これを達成するために、式1において、YとしてYが用いられ、Y、Y及びZに対しては以下の近似が用いられる:
Figure 2005526250
及び
Figure 2005526250
式(16)を式(17)に代入することで、ある与えられたパラメータxに対してYが決定される。次に、このY及びxの値を用いることで、パラメータY、Z及びYが決定される。その後、YDUTが式1から、これら結果とYとしてYM,DUTを用いることでYDUTが決定される。
このスケーリングファクタxは、デエンベッドされた負荷インピーダンス(de-embedded load impedance)の実数部Re{Z}を、その周波数依存性が最小となるように内挿(fitting)することで決定される。図5A及び図5Bには、デエンベッドされた負荷インピーダンスの実数部と虚数部が、それぞれ、一点鎖線と破線にて、x=1及びx=0に対して示されている。しばしばオープン・ショート及びショート・オープンデエンベッディングと呼ばれる、これら2つの限られたケースにおいては、デエンベッドされた負荷インピーダンスの実数部は、結果として、物理的な周波数依存性を示さなくなる(unphysical frequency dependence)。図6A及び6Bに実線にて示される最良の結果は、x=0.45としたときに得られる。xの値は、使用されるエンベッド構造及び負荷デバイスの構造に依存する。
寄生インピーダンスをモデル化するために、図3Aに示される集中ネットワーク(lumped network)の代わりに、他のタイプの集中ネットワークを用いることもできる。図3Bには、代替集中ネットワークの一例が示される。このモデルにおいては、図3Aのモデルと比較して、インピーダンスの数が一つ減少される。より具体的には、このモデルにおいては、入力ポートと出力ポートとの間の、デバイスに対して並列な、接続は考慮されない。このため、このモデルをテスト下のデバイス20をデエンベッドするための方法に用いた場合、精度は落ちるが、ただし、それでも、寄生負荷インピーダンスを近似的に考慮にいれるためには有効である。このモデルのために、上述の数学的取り扱いをいかに拡張するかは当業者においては明白であり、ここでは割愛する。
この発明によると、負荷デバイス43、補助オープンデバイス44及び補助ショートデバイス45は、実質的に等しい寄生インピーダンスを有する。この特性を有するこれらデバイスの一つの実施例が、それぞれ、図4A、図4B及び図4Cに示されている。それぞれ、負荷デバイス43は負荷デバイス構造53、補助オープンデバイス44は補助オープンデバイス構造54を、補助ショートデバイス45は補助ショートデバイス構造55を有する。これら3つのデバイス構造は互いに実質的に同一である。
負荷デバイス構造53は、基板60を備えるが、これはアース端子68を備える。アース端子68は、電気的に、相互接続46を介して、ボンドパッド21の1つに接続されるが、これらボンドパッドはアースリード16、17と接触される。基板60は、金属及び半導体、例えば、シリコンから成なる一群から選択される材料とされる。
負荷デバイス構造53は、更に、第一の表面積を有する第一の本体61と、第二の本体62とを備える。第一のリード63は、水平金属層70と、少なくとも一つのバイア(via)71から形成されるが、このバイア71は垂直電気コネクタから成る。第一のリード63は、第一の端子65と第一の本体61とを電気的に接続する。第二のリード64は、金属層70と、少なくとも一つのバイア71から形成され、第二の端子66と第二の本体62とを電気的に接続する。
一つの好ましい実施例においては、バイア71は、バイアのオーム抵抗を低減させるために複数のバイアから構成される。製造の際の便宜のため、及びデバイスの対称性を確保するために、第一の本体61と第二の本体62は、同一の厚さを有するとともに、基板60までの距離も同一となるようにされる。
負荷デバイス構造53は、更に、アース接続構造73を備え、これは、金属層70と、基板60と金属層70とを電気的に接続するバイア71と、補助本体72から形成される。
負荷デバイス構造53は、更に、第三の本体67を備えるが、これは、第三の表面積を有し、第一の本体61と第二の本体62とを電気的に接続する。図4Bには、補助オープンデバイス構造54が示されるが、この構造においては、第一の端子65と第二の端子66は電気的に絶縁され、第三の本体67は備えない。好ましくは、負荷デバイス43の第一の表面積は、負荷デバイス43の第三の表面積の0.5から2倍の間とされる。この条件は、負荷デバイス43の第一の本体61、第二の本体62及び第三の本体67によって形成される導体の容量性結合が、補助オープンデバイス43の第一の本体61と第二の本体62の容量性結合とが概ね等しくされることを意味する。
図4Aの実施例においては、負荷デバイス43の第一の本体61、第二の本体62及び第三の本体67は、抵抗47の一部を構成する。一つの好ましい実施例においては、第一の本体61と第二の本体62は、メタルシリサイドから選択される金属とされる。PtSi、PdSi、CoSi、及びNiSiを用いると良好な結果が得られることが確認されている。好ましくは、第三の本体67は、多結晶シリコンから成るが、これは、この材料は、良く定義された固有抵抗(well-defined resistivity)を有し、後に説明されるように修正することができるためである。図4Bの補助オープンデバイスも、同一のプロセスを用いて簡単に得ることができる:より具体的には、抵抗47を堆積した後に、第三の本体67が、第三の本体67の幅の開口を定義するリソグラフィステップを用いて除去され、その後、エッチングステップによって、第三の本体67が除去され、この結果として、図4Bの構造が得られる。
図4Cには、補助ショートデバイスが示されるが、このデバイスは、第一の本体61と第二の本体62を電気的に接続する第四の本体69を備える。この補助ショートデバイス45の第四の本体69は、負荷デバイス43の第三の本体67の表面積と実質的に等しい表面積を有する。第三の本体67は、第四の本体69の固有抵抗よりもかなり大きな固有抵抗を有する。この特性は、例えば、負荷デバイス43及び補助オープンデバイス44を得るのと類似のやり方にて得ることができる:より具体的には、抵抗47を堆積した後に、第三の本体67が、第三の本体67の幅の開口を定義するリソグラフィステップを用いて選択的に化学的に修正され、その後、チタンとコバルトから成る一群から選択される材料が堆積され、その後、多結晶シリコンにて低い固有抵抗を有する膜を形成することで、図4Cの構造が得られる。
図5A及び5Bには、それぞれ、0.4nHなるインダクタンスと100GHzなる共振周波数を有する単一ループコイル(single loop coil)の複素インダクタンス(complex inductance)Zの実数部Re{Z}及び虚数部Im{Z}が周波数の関数として示されている。これら実数部Re{Z}と虚数部Im{Z}は、それぞれ、直列抵抗とインダクタンスに対応する。破線は従来の方法によるデエンベッディングによって得られた結果を示し、一点鎖線は、等価回路モデルの挿間によって得られた結果を示す。図6A及び6Bから、従来の方法は10GHzより高い周波数において信頼できないことが明らかである。
本発明によるデエンベッディングのための方法であって、オープンデバイス、ショートデバイス、負荷デバイス及び補助オープンデバイスを用いることで得られた結果は、点線にて示される理論的に予測される挙動とより良く一致する。これら結果を分析しているときに、発明者らは、より良好な結果を得るためには、オープンデバイスの寄生インピーダンスも考慮すべきであるという洞察に達した。図5A及び5Bの実線は、本発明によるデエンベッディングのための方法であって、オープンデバイス、ショートデバイス、負荷デバイス及び補助オープンデバイスを用いることに加えて、オープンデバイスに関して、2.5fFなる寄生キャパシタンス及び700V/Aなる寄生直列抵抗を考慮することで得られた結果を示す。この結果は、点線にて示される理論的に期待される挙動の形状を非常に良く再現する。
本発明によるデエンベッディングのための方法であって、オープンデバイス、ショートデバイス及び負荷デバイスのみを用いることで得られた結果、つまり、パラメータxを挿間することで寄生負荷インピーダンスを近似的に決定するすることで得られた結果は、加えて、デエンベッディングのために補助オープンデバイスも用いて得られた結果と類似する。
N端子マイクロ波測定ネットワーク10を較正するための、負荷デバイス43のネットワークパラメータ値を測定するステップを含む方法の精度は、負荷デバイス43の寄生インピーダンスについての知識に依存する。負荷デバイス43と実質的に等しい寄生インピーダンスを有する補助オープンデバイス44のネットワークパラメータ値を測定することで、少なくとも近似的に、負荷デバイス43の寄生インピーダンスを決定することが可能となる。この精度は、負荷デバイス43のそれと実質的に等しい寄生インピーダンスを有する補助ショートデバイス45のネットワークパラメータ値を測定することで更に向上させることができる。類似の原理をテスト下のデバイスをデエンベッディングするために用いることもできる。ここでは、実質的に等しい寄生インピーダンスを有する負荷デバイス43、補助オープンデバイス44及び補助ショートデバイス45についても開示された。
上述の実施例は、本発明を、限定するためのものではなく、解説するためのものであり、当業者においては添付のクレームの範囲から逸脱することなく、多くの代替の態様を設計できるものである。クレーム中、括弧内に示される任意の参照符号はそのクレームを限定するものと解されるべきではない。「を備える/含む(comprising)」なる語は、クレーム内に列挙される以外の他の要素或いはステップの存在を排除するものではない。ある要素の前に置かれる冠詞「a或いはan」は、それら要素が複数個存在することを排除するものではない。クレーム中、寄生負荷インピーダンスを決定するステップの範囲は、寄生負荷インピーダンスを近似的に決定すること、及び寄生負荷インピーダンスの値をより厳密に決定することの両方を含むものと解されるべきである。
従来の技術によるN端子マイクロ波測定ネットワークの略図である。 本発明によるオープンデバイスの略図である。 本発明によるショートデバイスの略図である。 本発明による負荷デバイスの略図である。 本発明による補助オープンデバイスの略図である。 本発明による補助ショートデバイスの略図である。 デバイスの寄生インピーダンスをモデル化するための集中ネットワークを示す図である。 デバイスの寄生インピーダンスをモデル化するための代替の集中ネットワークを示す図である。 本発明によるデバイスセットの負荷デバイスの一つの実施例を示す図である。 本発明によるデバイスセットの補助オープンデバイスの一つの実施例を示す図である。 本発明によるデバイスセットの補助ショートデバイスの一つの実施例を示す図である。 負荷抵抗の直列抵抗を周波数の関数として挿間パラメータxの異なる値に対して示す図である。 負荷抵抗のインダクタンスを周波数の関数として挿間パラメータxの異なる値に対して示す図である。 コイルの直列抵抗を周波数の関数として挿間パラメータxの異なる値に対して示す図である。 コイルのインダクタンスを周波数の関数として挿間パラメータxの異なる値に対して示す図である。
符号の説明
10 N端子マイクロ波測定ネットワーク
11 ベクトルネットワークアナライザ(VNA)
12 入力プローブ
13 出力プローブ
20 テスト下のデバイス(DUT)
21 ボンドパッド
22 半導体製品
24 DUTエンベッド構造
41 オープンデバイス
42 ショートデバイス
43 負荷デバイス
44 補助オープンデバイス
45 補助ショートデバイス
46 導体
50 負荷ネットワーク

Claims (17)

  1. 1より大きな整数をNとしたときN個の端子と、ベクトルネットワークアナライザと、複数のプローブチップと、前記ベクトルネットワークアナライザと前記プローブチップの間にある寄生インピーダンスとを備えたマイクロ波測定ネットワークを較正するための方法であって、
    互いに電気的に絶縁されたN個の端子を有するオープンデバイスのオープンネットワークパラメータ値を測定するステップと、
    各々があるショートデバイスDC抵抗を有する導体によって互いに電気的に接続されたN個の端子を有するショートデバイスのショートネットワークパラメータ値を測定するステップと、
    各々が前記ショートデバイスDC抵抗より大きなある負荷デバイスDC抵抗を有する抵抗によって互いに電気的に接続されたN個の端子を有する負荷デバイスであって、ある寄生負荷インピーダンスを有するデバイスの負荷ネットワークパラメータ値を測定するステップと、
    前記ベクトルネットワークアナライザとプローブチップとの間の前記寄生インピーダンスを決定するステップと、
    前記ベクトルネットワークアナライザとプローブチップとの間の前記寄生インピーダンスを決定するステップの前に、前記寄生負荷インピーダンスを決定するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記寄生負荷インピーダンスを決定するステップは、互いに電気的に絶縁されたN個の端子を有する補助オープンデバイスの補助オープンネットワークパラメータ値を測定するサブステップを含み、前記補助オープンデバイスは前記寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助オープンインピーダンスを有することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記寄生負荷インピーダンスを決定するステップは、更に、各々が前記負荷デバイスDC抵抗より小さなある補助ショートデバイスDC抵抗を有する導体によって互いに電気的に接続されたN個の端子を有する補助ショートデバイスの補助ショートネットワークパラメータ値を測定するサブステップを含み、前記補助ショートデバイスは前記寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助ショートインピーダンスを有することを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 個の端子を有するテスト下のデバイスをデエンベッディングするための方法であって、Nは1より大きな整数を表し、前記テスト下のデバイスは、デバイスに固有のマイクロ波特性を有し、半導体製品内にDUTエンベッド構造にて埋め込まれ、前記半導体製品は測定ネットワーク内に埋め込まれ、
    前記テスト下のデバイスのDUTネットワークパラメータ値を測定するステップと、
    互いに電気的に絶縁されたN個の端子を有し、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれたオープンデバイスのオープンネットワークパラメータ値を測定するステップと、
    各々があるショートデバイスDC抵抗を有する導体にて互いに電気的に接続されたN個の端子を有し、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれたショートデバイスのショートネットワークパラメータ値を測定するステップと、
    前記ショートデバイスDC抵抗より大きなある負荷デバイスDC抵抗を有する抵抗にて互いに電気的に接続されたN個の端子を有し、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれたある寄生負荷インピーダンスを有する負荷デバイスの負荷ネットワークパラメータ値を測定するステップと、
    前記テスト下のデバイスデバイスに固有のマイクロ波特性を決定するステップと、
    前記テスト下のデバイスに固有のマイクロ波特性を決定するステップの前に前記寄生負荷インピーダンスを決定するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  5. 前記寄生負荷インピーダンスを決定するステップは、電気的に互いに絶縁されたN個の端子を有する補助オープンデバイスの補助オープンネットワークパラメータ値を測定するサブステップを含み、前記補助オープンデバイスは、前記寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助オープンインピーダンスを有し、前記補助オープンデバイスは、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれることを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 前記測定負荷ネットワークパラメータ値が前記負荷デバイスから独立したある第一のインピーダンスセットを含むある負荷ネットワークにてモデル化され、
    前記測定補助オープンネットワークパラメータ値が前記第一のインピーダンスセットを含むある補助オープンネットワークにてモデル化され、
    前記測定ショートネットワークパラメータ値が前記第一のインピーダンスセットを含むある補助ショートネットワークにてモデル化され、
    前記第一のインピーダンスセットが前記負荷ネットワーク、前記補助オープンネットワーク、及び前記補助ショートネットワークから決定され、
    前記測定オープンネットワークパラメータ値が前記決定された第一のインピーダンスセットとある第二のインピーダンスセットを含むあるオープンネットワークにてモデル化され、
    前記測定ショートネットワークパラメータ値が前記決定された第一のインピーダンスセットと前記第二のインピーダンスセットを含むあるショートネットワークにてモデル化され、
    前記第二のインピーダンスセットが前記オープンネットワーク、前記ショートネットワーク及び前記第一のインピーダンスセットから決定され、
    前記測定DUTネットワークパラメータ値が、前記第一のインピーダンスセット、前記決定された第二のインピーダンスセット、及びあるDUTインピーダンスセットを含むDUTネットワークにてモデル化され、
    前記DUTインピーダンスセットが前記DUTネットワーク、前記第一のインピーダンスセット及び前記第二のインピーダンスセットから決定される
    ことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記寄生負荷インピーダンスを決定するステップは、更に、各々が前記負荷デバイスDC抵抗より小さなある補助ショートデバイスDC抵抗を有する導体にて互いに電気的に接続されたN個の端子を有する補助ショートデバイスの補助ショートネットワークパラメータ値を測定するサブステップを含み、前記補助ショートデバイスは、前記寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助ショートインピーダンスを有し、前記補助ショートデバイスは、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれることを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 前記測定負荷ネットワークパラメータ値が前記負荷デバイスから独立したある第一のインピーダンスセットを含むある負荷ネットワークにてモデル化され、
    前記測定補助オープンネットワークパラメータ値が前記第一のインピーダンスセットを含むある補助オープンネットワークにてモデル化され、
    前記測定補助ショートネットワークパラメータ値が前記第一のインピーダンスセットを含むある補助ショートネットワークにてモデル化され、
    前記第一のインピーダンスセットが前記負荷ネットワーク、前記補助オープンネットワーク、及び前記補助ショートネットワークから決定され、
    前記測定オープンネットワークパラメータ値が前記前記第一のインピーダンスセットとある第二のインピーダンスセットを含むあるオープンネットワークにてモデル化され、
    前記測定ショートネットワークパラメータ値が前記第一のインピーダンスセットと前記第二のインピーダンスセットを含むあるショートネットワークにてモデル化され、
    前記第二のインピーダンスセットが前記オープンネットワーク、前記ショートネットワーク及び前記第一のインピーダンスセットから決定され、
    前記測定DUTネットワークパラメータ値が、前記第一のインピーダンスセット及び第二のインピーダンスセットと、あるDUTインピーダンスセットを含むあるDUTネットワークにてモデル化され、
    前記DUTインピーダンスセットが、前記DUTネットワーク、前記第一のインピーダンスセット及び前記第二のインピーダンスセットから決定される
    ことを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 前記寄生負荷インピーダンスを前記測定ショートネットワークパラメータ値及び前記測定オープンネットワークパラメータ値から決定するステップを含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
  10. N個の端子を有するテスト下のデバイスをデエンベッディングするためのセットのデバイスであって、Nは1より大きな整数を表し、前記テスト下のデバイスは、半導体製品内にDUTエンベッド構造にて埋め込まれ、前記セットのデバイスは、
    前記テスト下のデバイスと、
    互いに電気的に絶縁されたN個の端子を有し、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれたオープンデバイスと、
    各々がショートデバイスDC抵抗を有する導体にて互いに電気的に接続されたN個の端子を有し、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれたショートデバイスと、
    各々が前記ショートデバイスDC抵抗より大きな負荷デバイスDC抵抗を有する抵抗にて互いに電気的に接続されたN個の端子を有し、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれたある寄生負荷インピーダンスを有する負荷デバイスと、
    互いに電気的に絶縁されたN個の端子と、前記寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助オープンインピーダンスとを有し、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれる補助オープンデバイスと、
    を備えたことを特徴とするデバイスセット。
  11. 各々が前記負荷デバイスDC抵抗より小さなある補助ショートデバイスDC抵抗を有する導体にて互いに電気的に接続されたN個の端子と、前記寄生負荷インピーダンスと実質的に等しいある寄生補助ショートインピーダンスとを有し、前記DUTエンベッド構造と実質的に同一のエンベッド構造にて半導体製品内に埋め込まれる補助ショートデバイスを更に備えたことを特徴とする請求項10記載のデバイスセット。
  12. 前記負荷デバイスはある負荷デバイス構造を備え、
    前記補助オープンデバイスは、前記負荷デバイス構造と実質的に同一のある補助オープンデバイス構造を備え、
    前記負荷デバイス構造は、
    第一の表面積と、第一の端子と第一の本体とを電気的に接続する第一のリードとを有する前記第一の本体と、
    第二の端子と第二の本体とを電気的に接続する第二のリードを有する第二の本体と
    を備え、
    前記負荷デバイスは、第三の表面積と、前記第一の本体と前記第二の本体とを電気的に接続する第三の本体を更に備えたことを特徴とする請求項10記載のデバイスセット。
  13. 前記負荷デバイスの前記第一の本体、第二の本体及び第三の本体は、抵抗の全体部を構成することを特徴とする請求項12記載のデバイスセット。
  14. 前記負荷デバイスの前記第一の本体、第二の本体及び第三の本体は、多結晶シリコンから成ることを特徴とする請求項12記載のデバイスセット。
  15. 補助ショートデバイスを更に備え、この補助ショートデバイスは、
    前記負荷デバイス構造と実質的に同一のある補助ショートデバイス構造と、
    前記第三の表面積と実質的に等しい第四の表面積を有し、前記第一の本体と第二の本体とを電気的に接続する第四の本体と
    を備え、
    前記第三の本体はある負荷固有抵抗を有し、前記第四の本体は前記負荷固有抵抗よりかなり小さなある補助固有ショート抵抗を有することを特徴とする請求項12記載のデバイスセット。
  16. 前記第四の本体は、チタンシリサイドとコバルトシリサイドから成る一群から選択される材料から成ることを特徴とする請求項15記載のデバイスセット。
  17. 入力プローブの所にマイクロ波テスト信号を生成し、入力プローブに反射されて戻ってくる信号と出力プローブに向かって伝送される信号とを測定し、請求項4記載のデエンベッディングのための方法に従ってデバイスに固有のマイクロ波特性を決定するためのベクトルアネットワークナライザ。
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