JP2005524827A - 増強ダイナミックレンジによる欠陥検出 - Google Patents

増強ダイナミックレンジによる欠陥検出 Download PDF

Info

Publication number
JP2005524827A
JP2005524827A JP2003531154A JP2003531154A JP2005524827A JP 2005524827 A JP2005524827 A JP 2005524827A JP 2003531154 A JP2003531154 A JP 2003531154A JP 2003531154 A JP2003531154 A JP 2003531154A JP 2005524827 A JP2005524827 A JP 2005524827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
scattered radiation
radiation
detectors
scattered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003531154A
Other languages
English (en)
Inventor
ギラッド アルモジー,
ボリス ゴールドバーグ,
ロン ナフタリ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Publication of JP2005524827A publication Critical patent/JP2005524827A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/9501Semiconductor wafers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

光学検査用の装置は、サンプル上で放射スポットを走査するように適合され、それにより、上記放射スポットから放射線が散乱する光放射線源を有する。検出システムは、互いに光学的に結合されて散乱放射線を受けるとともにそれに応じて第1および第2の出力をそれぞれ形成する少なくとも第1および第2の検出器を備えるとともに、上記第1の検出器が上記第2の検出器よりも大きな感度をもって散乱放射線における変化を検出し、上記第2の検出器が散乱放射線の強度を上記第1の検出器よりも高く飽和するように構成されている。信号プロセッサは、上記第1および第2の出力を受けるとともに、この出力に応じてサンプル上の欠陥の場所を決定するように結合されている。

Description

関連出願に対する相互参照
この出願は、2001年9月24日に提出された「欠陥検出のためのシステムおよび方法」と題する米国仮特許出願第60/324,341号の利益を主張し、参照として本願に組み込まれる。
発明の分野
本発明は、一般に、光学検査システムに関し、具体的には、基板上の欠陥を検出するための方法およびシステムに関する。
発明の背景
特に半導体ウエハ等の基板上の欠陥を検出するための暗視野システムは、光学検査の技術において良く知られている。暗視野検査で生成される光信号は、一般に、非常に高いダイナミックレンジによって特徴付けられる。この光信号は、(複合屈折率の関数として)検査下にあるスポット内の材料の反射率およびスポット内での空間的な変化の両方に依存している。明視野システムにおいては、通常、反射率が支配的であり、その結果として生じる収集信号の変化は、一般に、約2オーダー以下の大きさである。しかしながら、暗視野検出の場合、滑らかな表面では、殆ど信号を収集することができず、突出した特徴部を有する表面が大きい度合いで散乱することができる。
高性能集積回路を製造する際に使用されるパターン化されたウエハは、通常、その暗視野散乱信号が6オーダー以上の大きさで変化し得る領域を含む。この現象の例としては、以下のタイプの領域間の散乱変化(差異)を挙げることができる。
・スクライブラインは、パターン領域とは違って光を散乱する。
・メモリブロックは、その付随するI/O回路とは違って散乱する。
・マイクロプロセッサユニットのキャッシュメモリは、論理領域とは違って散乱する。
・所定のメモリ領域は、散乱放射線を集めるために使用される検出器へ向かって強い回折ローブを生成するピッチを有していてもよいが、異なるピッチを有する他の領域のローブは、検出を逃れることができる。
・(サイズが数ミクロン以下の)ベアパッチは、密度の高いパターンの隣接領域よりもかなり少なく散乱する。
検査ツールの感度は、信号取得(例えば、レーザパワーおよび検出器のゲイン)および信号処理パラメータの両方を制御することにより、これらの異なる領域に関して最適化することができる。しかしながら、1つのウエハを走査するプロセスにおいて、検査スループットを低下させることなく、取得パラメータを進行中に変えることは非常に困難である。これは、一般に、取得パラメータの急速な変化に起因するアーチファクトを避けるためには、走査速度を低下させなければならないからである。また、信号の取得および処理のためにウエハ上で様々な領域を規定することは、厄介な作業である。パターンの密度が高い領域間の(検査システムの数ピクセルに対応して、サイズが数ミクロンとなる場合がある)ベアパッチの特別な場合、検査システムをプログラミングして領域毎にその取得パラメータおよび処理パラメータを変更することは実用的ではない。検査システムは、基本的には、信号処理パラメータを適応させて学習することができるが、取得パラメータが幾つかのピクセルのタイムスパン内で適応することは殆ど不可能である。現代の検査システムの通常の動作において、このタイムスパンは、一般に、10〜100ナノ秒以下である。
したがって、特に、暗視野検査においては、進行中の調整を行なうことなく、検査される基板の非常に暗い領域および明るい領域の両方から重要な信号を集めるために、非常に大きなダイナミックレンジを有する検出システムが必要である。しかしながら、高いデータ転送速度(毎秒数十〜数百のメガサンプル)で動作する検出システムを用いて、10ビットまた12ビット(1:1024または1:4096)よりも大きいダイナミックレンジを得ることは非常に困難である。検出器それ自身のダイナミックレンジは、最小検出可能信号に対する飽和出力の比によって制限される。この比は、通常、検出器および増幅回路のノイズレベルによって決まる。更なる制限は、高速アナログ・デジタル変換器の限られたビットレンジによって課される。
この問題に対する1つの考えられる解決策は、検出器からの出力信号に対して非線形な増幅を適用して、低振幅信号範囲を強調することである。この種の手法については、米国特許第6,002,122号でWolfにより説明されている。なお、この特許の開示内容は、参照として本願に組み込まれる。この場合、暗視野検出器の出力は、対数増幅器およびゲイン補正機構によって処理される。この手法は、基板の暗視野像における欠陥の視認性を向上させるが、検出システムのダイナミックレンジの根本的な制約を解決することはできない。
マルチ露光イメージングシステムが技術的に知られている。例えば、Alston等に対して付与された米国特許第4,647,975号は、2つの連続する露光区間を実施することに基づく、ダイナミック露光レンジが拡張された電子イメージングカメラについて説明している。なお、この特許の開示内容は、参照として本願に組み込まれる。この場合、組み合わされた像は、2つの露光区間中に検出された電子情報信号間で選択することにより構成される。通常、周辺光を用いて撮られた景色の一方の露光と、フラッシュ照明下で撮られた景色の他方の露光とを組み合わせるために、カメラが使用される。Ginosar等に対するPCT特許公報WO90/01845は、様々な露光レベルで像を受ける複数のイメージセンサを有する撮像装置について説明している。なお、この特許の開示内容は、参照として本願に組み込まれる。これらのセンサ出力は、広いダイナミックレンジで1つの像を作るために組み合わされる。
発明の概要
本発明の幾つかの態様の目的は、光学検査のための、特に基板上の欠陥を検出するための改良されたシステムおよび方法を提供することである。
本発明の幾つかの態様の更なる目的は、大きいダイナミックレンジを有する暗視野検出システムを提供することである。
本発明の好ましい実施形態において、暗視野光学検出システムは、検査下の基板を走査するレーザ等の光照射源と、基板からの散乱光を捕捉するための2つ以上の検出器とを備える。一方の検出器は高感度に最適化され、他方の検出器は、通常、その感度を犠牲にして、高い飽和レベルを有するように設計されていることが好ましい。基板上の各点から散乱された光は、検出器間で分割される。この場合、異なる検出器へと方向付けられる放射線の各部分は、必ずしも等しくない。光は、例えば全ての検出器に光を供給する共通の積分球を使用して、偏光および角度とは無関係な一貫した形態で、検出器間において分割されることが好ましい。
各検出器の出力は、それ自身の処理チャンネルによってサンプリングされる。高感度チャンネルの出力は、散乱強度が低い領域での基板上の欠陥に関する情報を与える。一方、高飽和チャンネルの出力は、散乱強度が高い領域に関する情報を与える。したがって、複数の平行な検出器を使用することにより、利用可能な光が非常に少ない領域においても、明るい領域での飽和に起因して信号を損失することなく、散弾雑音が緩和された検出が可能になる。このようにすると、基板上の欠陥は、技術的に知られるような検出器が1つのシステムを使用して得られるダイナミックレンジよりも非常に大きいダイナミックレンジで検出される。
本発明の幾つかの好ましい実施形態においては、基板から散乱された光に対し、この光が検出器に影響を与える前に、空間フィルタリングが適用される。そのようなフィルタリングの重要な目的は、基板上の繰り返しパターンに起因する特定の角度での干渉による強め合いの干渉ローブ(constructive interference lobes)を除去することであり、また、基板上の他の明るい特徴からの反射を遮ることである。そのような空間フィルタリングは、局部の欠陥からの弱い散乱信号に対する検出器の感度を高める。これらの幾つかの好ましい実施形態においては、全ての検出器によって収集される散乱光を濾過するために、1つの空間フィルタが使用される。他の好ましい実施形態において、少なくとも2つの検出器は、それ自身の別個の空間フィルタを有する。このようにすれば、高飽和検出器に影響を与える強い散乱光に対して適用されるフィルタリング特性とは異なるフィルタリング特性を、高感度検出器に影響を与える弱い散乱光に対して適用することができる。
ここに記載される好ましい実施形態は、一般に半導体ウエハである基板上の欠陥の暗視野検出に関するものであるが、本発明の原理は、様々なタイプのサンプルの光学検査で使用される他の種類の散乱測定および他の検出手法に対しても同様に適用することができる。
したがって、本発明の好ましい実施形態においては、サンプル上で放射スポットを走査するように適合し、上記放射スポットから放射線が散乱する光放射線源と、
互いに光学的に結合されて散乱放射線を受けるとともにそれに応じて第1および第2の出力をそれぞれ生成する少なくとも第1および第2の検出器を有し、上記第1の検出器が上記第2の検出器よりも大きな感度をもって散乱放射線における変化を検出し、上記第2の検出器が散乱放射線の強度を上記第1の検出器よりも高く飽和するように構成された検出システムと、
上記第1および第2の出力を受けるとともに、この出力に応じてサンプル上の欠陥の場所を決定するように結合された信号プロセッサと、
を備える光学検査用の装置が提供される。
上記第1および第2の検出器は、第1および第2のダイナミックレンジをそれぞれ有し、上記信号プロセッサは、上記第1および第2の出力を処理するように適合することにより、上記第1および第2のダイナミックレンジよりも大きい第3のダイナミックレンジを有する組み合わせ出力を、欠陥の場所を決定する際に使用するために生成するように適合されていることが好ましい。好ましい実施形態において、上記信号プロセッサは、上記組み合わせ出力を、上記第1および第2の出力の加重合計として生成するように適合されている。他の好ましい実施形態において、上記信号プロセッサは、スポットがサンプル上にわたって走査される際の各点で、上記第1および第2の出力のうちの一方の値を選択することにより、組み合わせ出力を生成するように適合されている。更に他の好ましい実施形態において、上記検出システムは、散乱放射線を上記第1および第2の検出器のいずれか一方へと順に方向付けるように適合されている光スイッチを備え、上記信号プロセッサは、上記スイッチを駆動させることにより、スポットがサンプル上にわたって走査される際の各点で、散乱放射線が方向付けられるべき検出器の一方を選択するように結合されている。通常、上記第1および第2の検出器は、組み合わせ出力の感度が散弾雑音を緩和するように選択される各ゲインによって特徴付けられる。
更なる他の好ましい実施形態において、上記信号プロセッサは、上記第1および第2の出力をそれぞれ処理して、第1および第2の欠陥マップをそれぞれ形成するとともに、上記第1および第2の欠陥マップを組み合わせてサンプル上の欠陥の場所を決定するように結合されている。
上記第1および第2の検出器は、これらの検出器に入射する散乱放射線の強度に関連する上記第1および第2のゲインをそれぞれ用いて上記第1および第2の出力を形成するように構成され、第1のゲインは、第2のゲインよりも実質的に大きいことが好ましい。好ましい実施形態において、上記第1の検出器は光電子増倍管およびアバランシェ・フォトダイオードのうちの一方を備え、上記第2の検出器はPINフォトダイオードを備える。
好ましい実施形態において、上記検出システムは、散乱放射線を上記第1の検出器と上記第2の検出器との間で分割するように位置されるビームスプリッタを備える。上記ビームスプリッタは、大部分の散乱放射線を上記第2の検出器よりも上記第1の検出器の方へと方向付けるように構成されていることが好ましい。
他の好ましい実施形態においては、上記検出システムが回折格子を備え、この回折格子は、散乱放射線を遮るとともに、散乱放射線の一方の次数を上記第1の検出器へと回折させ、散乱放射線の他方の次数を上記第2の検出器へと回折させるように位置されている。
上記検出システムは、散乱放射線の散乱角および偏向とは実質的に無関係に上記第1の検出器と上記第2の検出器との間で散乱放射線を分割するように適合されている光学素子を備えることが好ましい。好ましい実施形態においては、上記光学素子が積分球を有し、この積分球は、散乱放射線を受けるように結合された入口ポートと、散乱放射線を上記第1および第2の検出器へそれぞれ伝送するように結合された第1および第2の出口ポートとを有する。
上記検出システムが少なくとも1つの空間フィルタを備え、この空間フィルタは、散乱放射線の一部が上記第1および第2の検出器に達するのを妨げるように構成され、これにより、欠陥から散乱される放射線の検出を容易にすることが好ましい。好ましい実施形態において、上記少なくとも1つの空間フィルタは、第1および第2の空間フィルタから成り、これらの空間フィルタはそれぞれ、上記第1の空間フィルタが上記第1の検出器に達する散乱放射線を濾過し且つ上記第2の空間フィルタが上記第2の検出器に達する散乱放射線を濾過するように位置されている。上記信号プロセッサは、各空間フィルタによって遮られる散乱放射線の部分を変更するために、上記第1および第2の空間フィルタをそれぞれ個別に制御するように結合されていることが好ましい。
随意的に、上記検出システムが少なくとも1つの減衰器を備えており、この減衰器は、上記第1および第2の検出器の少なくとも一方に達する散乱放射線の強度を調整するように制御可能である。
好ましい実施形態において、装置は、散乱放射線を受けるととともに、それに応じて第3の出力を形成するように光学的に結合された第3の検出器を有し、上記第3の検出器の感度は、上記第1の検出器の感度と上記第2の検出器の感度との中間であり、上記信号プロセッサは、上記第3の出力を受けるとともに、この第3の出力と上記第1および第2の出力とに応じて欠陥の場所を決定するように結合されている。
通常、光放射線がコヒーレントな放射線を含み、上記検出システムは、上記検出器が暗視野モードで散乱放射線を受けるように構成されている。好ましい実施形態において、上記サンプルは、その上にパターンが形成された半導体ウエハを含み、上記信号プロセッサは、上記パターンの欠陥の場所をマッピングするように適合されている。
また、本発明の好ましい実施形態においては、
放射線を受けるように適合されている入口ポートと、
上記入口ポートを通じて受けられた放射線を拡散反射するように適合されている内面を有する球体と、
第1および第2の出力ポートであって、放射線を上記球体内から出力ポートに結合された第1および第2の検出器へと伝送するように適合されている第1および第2の出力ポートと、
を備え、
上記第1の出力ポートは、上記第2の出力ポートよりも実質的に大きい直径を有し、これにより、放射線のかなりの部分が上記第2の検出器よりも上記第1の検出器の方へと伝送される積分球が提供される。
更に、本発明の好ましい実施形態においては、
サンプル上で放射スポットを走査することにより、上記放射スポットから放射線が散乱されるようにし、
第1の検出器が第2の検出器よりも大きな感度をもって散乱放射線における変化を検出し、上記第2の検出器が散乱放射線の強度を上記第1の検出器よりも高く飽和するように、少なくとも第1および第2の検出器を構成し、
少なくとも上記第1および第2の検出器を使用して散乱放射線を検出し、それに応じて第1および第2の出力をそれぞれ形成し、
少なくとも上記第1および第2の出力を処理して、サンプル上の欠陥の場所を決定する、
光学検査方法が提供される。
更に、本発明の好ましい実施形態においては、
積分球内で放射線を集め、
第1および第2の検出器を上記積分球の第1および第2の出力ポートにそれぞれ結合することを含み、
上記第1の出力ポートは、上記第2の出力ポートよりも実質的に大きい直径を有し、これにより、放射線のかなりの部分が上記第2の検出器よりも上記第1の検出器の方へと伝送される放射線処理方法が提供される。
本発明は、図面を参照するとともに、その好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から、更に十分に理解することができる。
好ましい実施形態の詳細な説明
図1は、基板22上の欠陥を検出するための本発明の好ましい実施形態に係るシステム20の概略斜視図である。一般に、基板22は、レーザ光源24によってコヒーレント光から成るビームが照射される半導体ウエハを構成している。ビームは、技術的に知られるスキャニング方法を使用して、基板の表面上にわたって走査される。対物レンズ25は、基板22から散乱された光を収集するとともに、この光を検出器26,28,30へと方向付ける。レーザ光源24およびレンズ25は、暗視野照明の形態で配置され、これにより、検出器が散乱光のみを受光してレーザ光源からの照明反射光を受光しないようにすることが好ましい。図面に描かれた構成において、光源24は、略垂直な方向で基板22に光を当てる。一方、レンズ25は、散乱光を小さい角度(ローアングル)で収集する。当業者であれば分かるように、他の光照射形態および検出形態を使用してもよい。
空間フィルタ38は、基板22からの散乱光の望ましくない角度成分を濾過して除くため、レンズ25のフーリエ面内に配置されていることが好ましい。基板が規則正しく繰り返す構造(例えば、特徴的なパターンが付けられた半導体ウエハ)を含む場合、これらの構造からのコヒーレント光の散乱は、干渉による強め合いの干渉ローブ(constructive interference lobes)を明確な方向に沿って形成する。フィルタ38は、フーリエ面内で干渉ローブを遮断し、これにより、基板上の欠陥および不規則なパターンの検出を容易にする。フィルタ38は、技術的に知られる任意の適当な空間フィルタリング法を行なってもよい。例えば、Batchelder等に対して付与された米国特許第5,177,559号は、ウエハパターンに対応する空間周波数成分を減じるために不透明な空間フィルタを使用してパターンが繰り返された集積回路を検査するための暗視野結像系について説明している。なお、米国特許第5,177,559号の開示内容は、参照として本願に組み込まれる。また、Galbraith等に対して付与された米国特許第5,276,498号は、走査される集束レーザビームと、液晶光弁アレーから成る適応空間フィルタとを使用して、暗視野面検査を行なうシステムについて説明している。なお、米国特許第5,276,498号の開示内容も、参照として本願に組み込まれる。
他の例として、本特許出願の譲受人に対して譲渡されたMilshtein等による米国特許出願09/595,902は、透明な基板上のクロム内に形成され且つフィルタホイールと精密な並進モータとを組み合わせ使用して位置決めされる一組のマスクを使用する空間フィルタリングシステムについて説明している。なお、米国特許出願09/595,902の開示内容は、参照として本願に組み込まれる。また、この特許出願は、材料の周知の特性および基板の3次元構造と組み合わせて、ウエハ面の高解像度2次元画像を解析することにより、最適なフィルタ形態を演繹的に決定する方法について説明している。また、 に提出された「空間フィルタリングを使用するパターン化されたウエハの検査」と題する他の米国特許出願に記載されているように、反射型空間フィルタが使用されてもよい。なお、この米国特許出願も同様に、本特許出願の譲受人に対して譲渡されており、その内容は、参照として本願に組み込まれる。また、この出願は、レンズ25のフーリエ面の像をリアルタイムで取得して解析することに基づいてフィルタ38により適用される空間フィルタリングパターンを決定するために使用できる方法について説明している。
図1に示される実施形態は、1つの空間フィルタ38を使用して、全ての検出器26,28.30に影響を与える散乱光を濾過するが、各検出器毎に別個のフィルタを使用することもできる。この種の実施形態は図4に示されている。
第1のビームスプリッタ32は、レンズ25によって集められた散乱光の一部を分割して、この一部を検出器26へと方向付ける。第1のビームスプリッタを通過して伝送された光は、第2のビームスプリッタ34により検出器28と検出器30との間で分割される。3つの検出器は、組み合わせて使用されることにより、後述するように大きなダイナミックレンジで、基板22上の欠陥に起因する散乱を検出する。随意的に、ここに記載された方法は、システム20内の検出状態および特定の照射に応じて、多数のビームスプリッタおよび検出器の使用にまで及んでもよい。他の方法では、ビームスプリッタ32および検出器26,30だけが使用され、ビームスプリッタ34および検出器28が省かれる。簡単のため、以下の説明は、明らかに、2つの検出器および1つのビームスプリッタを使用するこの後者の形態のみに関するものである。以下に説明する考え方を3つ以上の検出器の場合に適用するために必要な変更は、当業者にとって明らかである。
検出器の一方(例えば、検出器26)は、強い散乱信号を受けるように構成されており、したがって、高い飽和レベルを有することが好ましい。これに対し、他方の検出器(例えば、検出器30)は、高い感度をもって弱い散乱信号を受けるように構成されている(検出器28も使用される場合には、検出器28は、例えば、他の2つの検出器間の中間の範囲の散乱信号を受けるように構成されてもよい)。光信号が弱いと、この光信号は、検出器26の最小検出可能信号限界値を下回る可能性があるが、その場合でもまだ、検出器30が良好な信号/ノイズ性能を達成することができる。光信号が強いと、検出器30が飽和する場合があるが、検出器26は、良好な信号/ノイズ比をもって信号を検出する。
検出器26,30の出力は、一般的には適当なフロントエンド・アナログ・デジタル処理回路(図示せず)を有するコンピュータである信号プロセッサ36によって受けられる。プロセッサ36は、検出器信号を解析することにより、基板22上の欠陥を検出して分類する。欠陥検出のための典型的な方法は、米国特許第5,699,447号、第5,982,921号、第6,178,257号において、Alumot等により説明されている。なお、これらの特許の開示内容は、これらを参照することにより本願に組み込まれる。また、Ravid等は、米国特許第6,256,093号において、有用な不良分類方法について説明している。なお、同様に、米国特許第6,256,093号の開示内容は、これらを参照することにより本願に組み込まれる。欠陥を検出して分類するため、プロセッサ36は、検出器26,30からのそれぞれの出力信号を解析してもよく、あるいは、これらの検出器信号を組み合わせることにより、解析用の1つの増強信号を形成してもよい。以下、検出器信号を組み合わせて処理する方法について詳細に説明する。
Ravid等は、レーザ光が照射されるウエハ上の1つの点の周囲に離間して配置された複数の暗視野センサを使用して、様々な方向で散乱された光を取得している。欠陥を検出するとともに、欠陥を異なる欠陥タイプに分類するために、センサの出力が組み合わされて比較される。しかしながら、Ravid等は、本発明によって教示されるようにこれらの複数のセンサを異なる感度レベルで使用して欠陥検出のダイナミックレンジを高めることができる点については示唆していない。一方、本発明の好ましい実施形態に係るマルチ検出器アセンブリは、ダイナミックレンジが大きいという利点が付加された状態でRavid等の検出手法を実施するために、システム20内の複数の方位角位置に配置されてもよい。
ビームスプリッタ32の分割比は、所要のダイナミックレンジ、システム20内のノイズ源、利用可能なアナログ・デジタル変換器の機能に応じて規定される。1つの実施形態において、ビームスプリッタ32は、基板22から散乱された光信号を、2つの検出器間で均等に分割する。検出器26は、高い飽和レベルを有するタイプのもの、例えばUDT(カリフォルニア州のエルセガンド)から入手できるシリコンPINフォトダイオード等であることが好ましい。検出器30は、高感度検出器、例えば浜松(日本の浜松市)から入手できる光電子増倍管(PMT)や、アドバンストフォトニクス(カリフォルニア州のサンタバーバラ)から入手できるアバランシェ・フォトダイオード(APD)等を備えることが好ましい。検出器30は、高い光レベル(すなわち強度)からダメージを受けることなく急速に回復することができるように、「ダメージ制御」機構(図示せず)を有することが好ましい。この種の「ダメージ制御」は、検出器への供給電流を制限することにより、非線形な又は飽和可能な検出器ゲイン特性(検出器利得特性)を使用することにより、あるいは、ビームスプリッタ32と検出器30との間に非線形な光吸収体を配置することにより行なうことができる。
他の実施形態において、ビームスプリッタ32は、検出器間で不均等に光を分割する。通常、大部分の光は高感度検出器へと方向付けられ、これにより、散乱光が弱い場合であっても、適切な信号/ノイズ比を維持することができるように適合されている。例えば、ビームスプリッタ32が1:10の強度比をもって検出器26,30間で散乱光を分割する場合、システム20のダイナミックレンジは、いずれかの検出器がそれ単独で要する固有のダイナミックレンジを900%だけ超えて効果的に増大する。
前述したように、プロセッサ36は、以下のような多くの他の方法で、検出器26,30による信号出力を処理してもよい。
・選択 − 基板22上の各点毎に、高感度検出器30の出力は、それが飽和されていない場合に、選択されて出力信号として使用され、一方、そうでない場合には、検出器26の出力が使用される。このような選択は、ソフトウェアにより、あるいは、プロセッサ36内の高速アナログまたはデジタル切換回路(図示せず)により行なうことができる。
・パラレル − 基板22の欠陥マップを形成するため、各検出器による信号出力が個別に処理される。検出器26の出力に基づく欠陥マップは、一般に、強く散乱する欠陥のみを示しており、一方、検出器30の出力に基づく欠陥マップは、明るい欠陥の領域で飽和を伴って弱く散乱する欠陥を示している。これらのマップは、幅広いダイナミックレンジを有する1つのマップ出力を与えるために組み合わされる。
・再構成 − 検出器26,30の出力の加重合計が計算され、これにより、ダイナミックレンジが大きい1つの組み合わされた検出器信号が効果的に形成される。
ここで、幅広いダイナミックレンジを有する出力信号を再構成するための典型的な方法について説明する。この目的のため、我々は以下の用語を定義する。
・Sin − 任意の単位での全ての光信号
・r − 検出器30(高感度)へと向かう信号部分
・1−r − 検出器26(高飽和)へと向かう信号部分
・G − 検出器30,26のゲイン(利得)間の比
・S1 − 検出器30からのデジタル信号
・S2 − 検出器26からのデジタル信号
・n,n − 検出器30および検出器26のそれぞれにおけるデジタル化ビットの数
・w(S1,S2) − 高感度信号(S1)のための重み関数
・w(S1,S2) − 高飽和信号(S2)のための重み関数
・Sout − デジタル出力信号(noutビット)
通常、重み付け値w,wは、ゲイン差(G)、光出力分布(r)、S1(n)およびS2(n)のビット数、システムノイズ特性、所要の出力ビット数(nout)によって決まる。正確な重み付け値を伴なう2つの信号S1,S2を加えるために、出力信号Soutは、ルックアップテーブル(LUT)を使用して形成されることが好ましい。
out=S1・w(S1,S2)+S2・G・w(S1,S2) (1)
(また、この演算は、noutを処理するために、出力信号を所要の数の出力ビットに圧縮する)通常、高感度信号S1が非常に低い場合、w(S1,S2)=1であり、w(S1,S2)=0である。一方、S1が飽和状態である場合、w(S1,S2)=0であり、w(S1,S2)=1である。これらの両極端間では、S1においてw(S1,S2)が単調に減少することが好ましく、一方、w(S1,S2)が単調に増加することが好ましい。(S1,S2)の階段関数として値0と値1との間で変化するようにwおよびwを設定することは、前述した信号S1,S2同士を組み合わせる「選択」方法に相当する。簡単のため、方程式(1)は、両方の検出器チャンネルにおいてゼロオフセットを前提としているが、方程式は、同様にオフセットを扱うために変更されてもよい。
システム20で得られる実際のダイナミックレンジの向上は、特に、システム内のノイズ源によって決まる。ここで、高感度検出器の出力でノイズと同等の信号が最下位ビットである散弾雑音機構(信号の平方根に比例する)を想定する。デジタル化量子(digitization quantum)が任意の所定の信号で散弾雑音よりも大きくならないように我々が選択できる最大利得係数(G)は、G=2^(n/2)である。すなわち、Gは、検出器30のダイナミックレンジDRの平方根2^nに等しい。LUTエントリを決定する利得係数を適切に選択することにより、システム20の散弾雑音が緩和される。このゲイン(利得)の選択のため、システム20の全ダイナミックレンジ(DR)は、n=n=nで且つ両方の検出器が同じダイナミックレンジ2^n/2を有すると仮定すると、DR=GDR=2^(n/2)DR=2^(3n/2)となる。
図2は、本発明の他の好ましい実施形態に係るシステム20の概略斜視図である。この実施形態では、基板22から散乱された放射線ビームを検出器26,28,30間で分割するため、ビームスプリッタ32の代わりに回折格子40が使用される。レンズ25および空間フィルタ38等の光学素子は、簡単のため、この図から省かれている。回折格子40および検出器26,28,30は、回折次数のうちの1つ、例えば一次回折が検出器30に向かって回折され、二次回折等の他の回折次数が検出器28に向かって回折され、三次回折等の更に他の回折次数が検出器26に向かって回折されるように配置されている。したがって、図1の実施形態で複数のビームスプリッタが必要とされたのとは異なり、1つの光学素子(回折格子40)を使用して、3つ以上の検出器間で放射線を分配することができる。回折格子は、回折格子に入射する殆どの光が検出器30に達する次数へと回折され、一方、連続する僅かな光の部分が検出器28,26に達する次数となるように形成されていることが好ましい。随意的に、他の高次の回折を捕らえるために、別個の検出器が配置されてもよい。
図3は、本発明の更に他の好ましい実施形態に係るシステム20の概略斜視図である。基板22から散乱された光は、積分球44の入力ポート45を通じて、積分球44内に集められる(この場合も同様に、簡単のため、幾つかの光学素子が省かれている)。技術的に知られるように、積分球は、その内側が拡散反射コーティング剤を用いてコーティングされている。光は、検出器26,30がそれぞれ結合される出力ポート46,48を通じて積分球から出る。好ましくは、ポート48は、ポート46よりも大きく、そのため、高感度検出器30は、比較的多くの散乱光を受けることが好ましい。また、検出器28のための別個の中間ポート(図示せず)が設けられてもよい。
積分球44は、光の偏向および散乱角とは無関係に散乱光を検出器へ分配する(積分球の入力開口の限界内で)ため、有益である。これに対し、ビームスプリッタ32等の鏡面反射する素子は、偏光および入射角に影響されるため、異なる検出器によって取得された信号間で不一致が生じる虞がある。
図4は、本発明の更に他の好ましい実施形態に係るシステム20の概略斜視図である。この実施形態において、ガルバノミラーまたは音響光学素子等の光スイッチ50は、基板22から散乱された光ビームを検出器26,30間で切り換える。スイッチは、基板のレイアウトについての事前の知識に基づいてプロセッサ36により制御されることが好ましい。強く散乱することが分かっている領域では、スイッチ50は、散乱光を高飽和検出器26へと偏向させる。これに対し、散乱が弱い領域では、スイッチは、光を高感度検出器30へと方向付ける。また、中間検出器28等の別個の検出器が加えられてスイッチ50により扱われてもよい。
プロセッサ36は、検出器26,30からの出力信号を組み合わせて、基板全体の欠陥マップを形成する。基板上の各点では、活性な検出器信号だけを処理しなければならず、一方、他の信号は切り捨てることができる。この手法は、プロセッサ36側での負担を減少させるという利点がある。また、この手法によれば、システム20は、高い検査スループット率を維持することができる。これは、高感度チャンネルと高飽和チャンネルとの間で迅速にスイッチ50を走査できるからである。技術的に知られた適応ゲインシステムとは異なり、ここでは、オンザフライで検出器のゲイン(利得)または他の取得パラメータを変更する必要がない。
随意的に、各検出器26,30は、それ自身の空間フィルタ52,54を有し、プロセッサ36によって制御されることが好ましい。この構成により、基板22の様々な領域の様々な散乱特性に応じて、空間フィルタを単独で設定することができる。例えば、フィルタ54は、基板の薄暗い部分の特定のパターンから散乱された回折ローブを遮るように設定されてもよい。一方、フィルタ52は、基板上の導電ラインに起因する特定の方位角の強い回折を遮るように設定される。また、基板の様々な薄暗い領域のために様々な空間フィルタリング特性が必要とされる場合には、例えば、基板の明るい領域を光源24が走査している間、プロセッサ36は、フィルタ54の特性を変更することができる。この場合、フィルタ52および検出器26だけが使用される。新たなフィルタ特性をフィルタ54にロードすることはゆっくりとしたプロセスであるが、このプロセスは、システム20のスループットに対して実質的に影響を与えない。これは、検出器30が使用されていない間にプロセスが行なわれるからである。フィルタ52を同様にして再ロードすることができる。
別の選択肢として、各検出器26,30は、好ましくはプロセッサ36によって制御されるそれ自身の可変減衰器56,58を有していてもよい。減衰器58は、ダメージを与える虞がある高い光レベルから高感度検出器30を保護する際に特に有用である。
ここに記載した好ましい実施形態は、一般的には半導体ウエハである基板22上の欠陥の暗視野検出に関するものであるが、本発明の原理は、他のタイプのサンプルおよび散乱測定に対しても同様に適用することができ、また、他の分野の光学検査に適用することもできる。特に、本発明のマルチ検出器光学手法および処理方法は、様々な暗視野検出構成および明視野検出に対しても同様に適用することができる。
すなわち、前述した好ましい実施形態が一例として挙げられており、特に図示して前述したものに本発明が限定されないことは言うまでもない。むしろ、本発明の範囲は、前述した様々な特徴のコンビネーションおよびサブコンビネーションを含むとともに、前述した説明を読む当業者にとって自明で且つ従来技術に開示されていない変形および変更を含むものである。
基板上の欠陥を検出するための本発明の好ましい実施形態に係るシステムの概略斜視図である。 基板上の欠陥を検出するための本発明の好ましい実施形態に係るシステムの概略斜視図である。 基板上の欠陥を検出するための本発明の好ましい実施形態に係るシステムの概略斜視図である。 基板上の欠陥を検出するための本発明の好ましい実施形態に係るシステムの概略斜視図である。
符号の説明
20…システム、22…基板、24…レーザ光源、25…対物レンズ、26,28,30…検出器、32,34…ビームスプリッタ、36…プロセッサ

Claims (46)

  1. サンプル上で放射スポットを走査するように適合され、これにより、前記放射スポットから放射線が散乱する光放射線源と、
    互いに光学的に結合されて散乱放射線を受けるとともにそれに応じて第1および第2の出力をそれぞれ生成する少なくとも第1および第2の検出器を備える検出システムであって、前記第1の検出器が前記第2の検出器よりも大きな感度をもって散乱放射線における変化を検出し、前記第2の検出器が散乱放射線の強度を前記第1の検出器よりも高く飽和するように構成された前記検出システムと、
    前記第1および第2の出力を受けるとともに、この出力に応じてサンプル上の欠陥の場所を決定するように結合された信号プロセッサと、
    を備える光学検査用の装置。
  2. 前記第1および第2の検出器は、第1および第2のダイナミックレンジをそれぞれ有し、前記信号プロセッサは、前記第1および第2の出力を処理するように適合され、前記第1および第2のダイナミックレンジよりも大きい第3のダイナミックレンジを有する組み合わせ出力を、欠陥の場所を決定する際に使用するために生成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記信号プロセッサは、前記組み合わせ出力を、前記第1および第2の出力の加重合計として生成するように適合されている、請求項2に記載の装置。
  4. 前記信号プロセッサは、スポットがサンプル上にわたって走査される際の各点で、前記第1および第2の出力のうち、一方の値を選択することにより、組み合わせ出力を生成するように適合されている、請求項2に記載の装置。
  5. 前記検出システムは、散乱放射線を前記第1および第2の検出器のいずれか一方へと順に方向付けるように適合されている光スイッチを備え、前記信号プロセッサは、前記スイッチを駆動させることにより、スポットがサンプル上にわたって走査される際の各点で、散乱放射線が方向付けられるべき検出器の一方を選択するように結合されている、請求項2に記載の装置。
  6. 前記第1および第2の検出器は、組み合わせ出力の感度が散弾雑音を緩和するように選択される各ゲインによって特徴付けられる、請求項2に記載の装置。
  7. 前記信号プロセッサは、前記第1および第2の出力をそれぞれ処理して、第1および第2の欠陥マップをそれぞれ生成するとともに、前記第1および第2の欠陥マップを組み合わせてサンプル上の欠陥の場所を決定するように結合されている、請求項1に記載の装置。
  8. 前記第1および第2の検出器は、これらの検出器に入射する散乱放射線の強度に関連する前記第1および第2のゲインをそれぞれ用いて前記第1および第2の出力を生成するように構成され、第1のゲインは、第2のゲインよりも実質的に大きい、請求項1に記載の装置。
  9. 前記第1の検出器は光電子増倍管およびアバランシェ・フォトダイオードのうちの一方を備え、前記第2の検出器はPINフォトダイオードを備える、請求項8に記載の装置。
  10. 前記検出システムは、散乱放射線を前記第1の検出器と前記第2の検出器との間で分割するように位置されるビームスプリッタを備える、請求項1に記載の装置。
  11. 前記ビームスプリッタは、大部分の散乱放射線を前記第2の検出器よりも前記第1の検出器の方へと方向付けるように構成されている、請求項10に記載の装置。
  12. 前記検出システムが回折格子を備え、この回折格子は、散乱放射線を遮るとともに、散乱放射線の一方の次数を前記第1の検出器へと回折させ、散乱放射線の他方の次数を前記第2の検出器へと回折させるように位置されている、請求項1に記載の装置。
  13. 前記検出システムは、散乱放射線の散乱角および偏向とは実質的に無関係に前記第1の検出器と前記第2の検出器との間で散乱放射線を分割するように適合されている光学素子を備える、請求項1に記載の装置。
  14. 前記光学素子が積分球を構成し、この積分球は、散乱放射線を受けるように結合された入口ポートと、散乱放射線を前記第1および第2の検出器へそれぞれ伝送するように結合された第1および第2の出口ポートとを有する、請求項13に記載の装置。
  15. 前記第1の出口ポートは、前記第2の出口ポートよりも実質的に大きい、請求項14に記載の装置。
  16. 前記検出システムが少なくとも1つの空間フィルタを備え、この空間フィルタは、散乱放射線の一部が前記第1および第2の検出器に達するのを妨げるように構成され、これにより、欠陥から散乱される放射線の検出を容易にする、請求項1に記載の装置。
  17. 前記少なくとも1つの空間フィルタは、第1および第2の空間フィルタから成り、これらの空間フィルタはそれぞれ、前記第1の空間フィルタが前記第1の検出器に達する散乱放射線を濾過し且つ前記第2の空間フィルタが前記第2の検出器に達する散乱放射線を濾過するように位置されている、請求項16に記載の装置。
  18. 前記信号プロセッサは、各空間フィルタによって遮られる散乱放射線の部分を変更するために、前記第1および第2の空間フィルタをそれぞれ個別に制御するように結合されている、請求項17に記載の装置。
  19. 前記検出システムが少なくとも1つの減衰器を備えており、この減衰器は、前記第1および第2の検出器の少なくとも一方に達する散乱放射線の強度を調整するように制御可能である、請求項1に記載の装置。
  20. 散乱放射線を受けるととともに、それに応じて第3の出力を生成するように光学的に結合された第3の検出器を備え、前記第3の検出器の感度は、前記第1の検出器の感度と前記第2の検出器の感度との中間であり、前記信号プロセッサは、前記第3の出力を受けるとともに、この第3の出力と前記第1および第2の出力とに応じて欠陥の場所を決定するように結合されている、請求項1に記載の装置。
  21. 光放射線がコヒーレントな放射線を構成し、前記検出システムは、前記検出器が暗視野モードで散乱放射線を受けるように構成されている、請求項1に記載の装置。
  22. 前記サンプルは、その上にパターンが生成された半導体ウエハを構成し、前記信号プロセッサは、前記パターンの欠陥の場所をマッピングするように適合されている、請求項21に記載の装置。
  23. 放射線を受けるように適合されている入口ポートと、
    前記入口ポートを通じて受けられた放射線を拡散反射するように適合されている内面を有する球体と、
    第1および第2の出力ポートであって、放射線を前記球体内から出力ポートに結合された第1および第2の検出器へと伝送するように適合されている第1および第2の出力ポートと、
    を備え、
    前記第1の出力ポートは、前記第2の出力ポートよりも実質的に大きい直径を有し、これにより、放射線のかなりの部分が前記第2の検出器よりも前記第1の検出器の方へと伝送される積分球。
  24. サンプル上で放射スポットを走査することにより、前記放射スポットから放射線が散乱されるようにするステップと、
    第1の検出器が第2の検出器よりも大きな感度をもって散乱放射線における変化を検出し、前記第2の検出器が散乱放射線の強度を前記第1の検出器よりも高く飽和するように、少なくとも第1および第2の検出器を構成するステップと、
    少なくとも前記第1および第2の検出器を使用して散乱放射線を検出するステップであって、それに応じて第1および第2の出力をそれぞれ生成する前記ステップと、
    少なくとも前記第1および第2の出力を処理するステップであって、サンプル上の欠陥の場所を決定する前記ステップと、
    を含む光学検査方法。
  25. 前記第1および第2の検出器は、第1および第2のダイナミックレンジをそれぞれ有し、少なくとも前記第1および第2の出力を処理するステップは、前記第1および第2のダイナミックレンジよりも大きい第3のダイナミックレンジを有する組み合わせ出力を、欠陥の場所を決定する際に使用するために生成することを含む、請求項24に記載の方法。
  26. 組み合わせ出力を生成することは、前記第1および第2の出力の加重合計を計算することを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 組み合わせ出力を生成することは、スポットがサンプル上にわたって走査される際の各点で、前記第1および第2の出力のうち、一方の値を選択することを含む、請求項25に記載の方法。
  28. 前記散乱放射線を検出するステップは、スポットがサンプル上にわたって走査される際に、散乱放射線を前記第1の検出器と前記第2の検出器との間で光学的に切り換えることを含み、組み合わせ出力を生成することは、散乱放射線が方向付けられる検出器から出力を受けることを含む、請求項25に記載の方法。
  29. 前記第1および第2の検出器は各ゲインによって特徴付けられ、少なくとも第1および第2の検出器を構成するステップは、組み合わせ出力の感度が散弾雑音を緩和するようにゲインを設定することを含む、請求項25に記載の方法。
  30. 少なくとも前記第1および第2の出力を処理するステップは、前記第1および第2の出力をそれぞれ処理して、第1および第2の欠陥マップをそれぞれ生成するとともに、前記第1および第2の欠陥マップを組み合わせてサンプル上の欠陥の場所を決定することを含む、請求項24に記載の方法。
  31. 少なくとも第1および第2の検出器を構成するステップは、これらの検出器に入射する散乱放射線の強度に関連する前記第1および第2のゲインをそれぞれ用いて前記第1および第2の出力を生成するように検出器を構成することを含み、第1のゲインは、第2のゲインよりも実質的に大きい、請求項24に記載の方法。
  32. 前記第1の検出器は光電子増倍管およびアバランシェ・フォトダイオードのうちの一方を備え、前記第2の検出器はPINフォトダイオードを備える、請求項31に記載の方法。
  33. 少なくとも第1および第2の検出器を構成するステップは、散乱放射線を前記第1の検出器と前記第2の検出器との間で分割することを含む、請求項24に記載の方法。
  34. 散乱放射線を分割することは、大部分の散乱放射線を前記第2の検出器よりも前記第1の検出器の方へと方向付けることを含む、請求項33に記載の方法。
  35. 散乱放射線を分割することは、回折格子を位置決めして、散乱放射線を遮るとともに、散乱放射線の一方の次数を前記第1の検出器へと回折させ、散乱放射線の他方の次数を前記第2の検出器へと回折させることを含む、請求項33に記載の方法。
  36. 散乱放射線を分割することは、散乱放射線の散乱角および偏向とは実質的に無関係に前記第1の検出器と前記第2の検出器との間で散乱放射線を分割することを含む、請求項33に記載の方法。
  37. 散乱放射線を分割することは、散乱放射線を積分球に通過させることを含み、前記積分球は、散乱放射線を前記第1および第2の検出器へそれぞれ伝送するように結合された第1および第2の出口ポートを有する、請求項36に記載の方法。
  38. 前記第1の出口ポートは、前記第2の出口ポートよりも実質的に大きい、請求項37に記載の方法。
  39. 少なくとも第1および第2の検出器を構成するステップは、欠陥から散乱される放射線の検出を容易にするため、散乱放射線の一部が前記第1および第2の検出器に達するのを妨げるように散乱放射線を空間的にフィルタリングすることを含む、請求項24に記載の方法。
  40. 散乱放射線を空間的にフィルタリングすることは、第1および第2の空間フィルタを使用して放射線をフィルタリングすることを含み、前記第1および第2の空間フィルタはそれぞれ、前記第1の空間フィルタが前記第1の検出器に達する散乱放射線を濾過し且つ前記第2の空間フィルタが前記第2の検出器に達する散乱放射線を濾過するように位置されている、請求項39に記載の方法。
  41. 散乱放射線を空間的にフィルタリングすることは、各空間フィルタによって遮られる散乱放射線の部分を変更するために、前記第1および第2の空間フィルタをそれぞれ個別に制御することを含む、請求項40に記載の方法。
  42. 少なくとも第1および第2の検出器を構成することは、前記第1および第2の検出器の少なくとも一方に達する散乱放射線の強度を可変減衰させることを含む、請求項24に記載の方法。
  43. 少なくとも第1および第2の検出器を構成するステップは、散乱放射線を受けるととともに、それに応じて第3の出力を生成するための第3の検出器を構成することを含み、前記第3の検出器の感度は、前記第1の検出器の感度と前記第2の検出器の感度との中間であり、少なくとも前記第1および第2の出力を処理することは、前記第3の出力と前記第1および第2の出力とを処理することを含む、請求項24に記載の方法。
  44. 光放射線がコヒーレントな放射線を構成し、少なくとも第1および第2の検出器を構成するステップは、前記検出器が暗視野モードで散乱放射線を受けるように光学系を構成することを含む、請求項24に記載の方法。
  45. 前記サンプルは、その上にパターンが生成された半導体ウエハを構成し、少なくとも前記第1および第2の出力を処理するステップは、前記パターンの欠陥の場所をマッピングすることを含む、請求項44に記載の方法。
  46. 積分球内で放射線を集めるとともに、第1および第2の検出器を前記積分球の第1および第2の出力ポートにそれぞれ結合することを含み、前記第1の出力ポートは、前記第2の出力ポートよりも実質的に大きい直径を有し、これにより、放射線のかなりの部分が前記第2の検出器よりも前記第1の検出器の方へと伝送される放射線処理方法。
JP2003531154A 2001-09-24 2002-09-24 増強ダイナミックレンジによる欠陥検出 Pending JP2005524827A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US32434101P 2001-09-24 2001-09-24
US10/050,889 US6657714B2 (en) 2001-09-24 2002-01-15 Defect detection with enhanced dynamic range
PCT/US2002/030397 WO2003027651A1 (en) 2001-09-24 2002-09-24 Defect detection with enhanced dynamic range

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005524827A true JP2005524827A (ja) 2005-08-18

Family

ID=26728809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003531154A Pending JP2005524827A (ja) 2001-09-24 2002-09-24 増強ダイナミックレンジによる欠陥検出

Country Status (5)

Country Link
US (2) US6657714B2 (ja)
EP (1) EP1432978A1 (ja)
JP (1) JP2005524827A (ja)
KR (1) KR20040048901A (ja)
WO (1) WO2003027651A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009501902A (ja) * 2005-07-14 2009-01-22 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 検出器と回路の飽和を避けることにより検査システムの熱破損を削減して、検出範囲を拡張するためのシステム、回路、方法
JP2015508494A (ja) * 2011-12-22 2015-03-19 ラディセンス ダイアグノスティクス リミテッド マイクロ流体システムにおける生物学的試料の高解像度、瞬時広ダイナミックレンジ、多色発光検出のためのシステムおよび方法
JP2017062252A (ja) * 2011-07-12 2017-03-30 ケーエルエー−テンカー コーポレイション ウェハ検査システム

Families Citing this family (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6271916B1 (en) * 1994-03-24 2001-08-07 Kla-Tencor Corporation Process and assembly for non-destructive surface inspections
US6201601B1 (en) 1997-09-19 2001-03-13 Kla-Tencor Corporation Sample inspection system
US20040057045A1 (en) * 2000-12-21 2004-03-25 Mehdi Vaez-Iravani Sample inspection system
US20050134841A1 (en) * 1998-09-18 2005-06-23 Mehdi Vacz-Iravani Sample inspection system
EP1416651B1 (en) * 2002-10-31 2008-03-26 Alcatel Lucent Optical receiver
US7525659B2 (en) * 2003-01-15 2009-04-28 Negevtech Ltd. System for detection of water defects
US7304310B1 (en) * 2003-11-21 2007-12-04 Kla-Tencor Technologies Corp. Methods and systems for inspecting a specimen using light scattered in different wavelength ranges
CN101187621B (zh) * 2004-01-14 2012-02-15 卢米尼克斯股份有限公司 用于动态范围扩展的方法和系统
GB0402941D0 (en) * 2004-02-11 2004-03-17 Qinetiq Ltd Surface shape measurement
JP2005283190A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Hitachi High-Technologies Corp 異物検査方法及びその装置
US7336222B2 (en) * 2005-06-23 2008-02-26 Enerlab, Inc. System and method for measuring characteristics of a continuous medium and/or localized targets using multiple sensors
US7414715B2 (en) * 2005-07-14 2008-08-19 Kla-Tencor Technologies Corp. Systems, circuits and methods for extending the detection range of an inspection system by avoiding detector saturation
US7436508B2 (en) * 2005-07-14 2008-10-14 Kla-Tencor Technologies Corp. Systems, circuits and methods for reducing thermal damage and extending the detection range of an inspection system
US7423250B2 (en) * 2005-07-14 2008-09-09 Kla-Tencor Technologies Corp. Systems, circuits and methods for extending the detection range of an inspection system by avoiding circuit saturation
WO2007060873A1 (ja) * 2005-11-24 2007-05-31 Kirin Techno-System Corporation 表面検査装置
US8031931B2 (en) 2006-04-24 2011-10-04 Applied Materials South East Asia Pte. Ltd. Printed fourier filtering in optical inspection tools
US7924517B2 (en) * 2006-06-21 2011-04-12 Applied Materials Israel, Ltd. Spatial filter, a system and method for collecting light from an object
JP5006005B2 (ja) * 2006-10-16 2012-08-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ 異物検査装置及び異物検査方法
US7746462B2 (en) * 2007-05-21 2010-06-29 Kla-Tencor Technologies Corporation Inspection systems and methods for extending the detection range of an inspection system by forcing the photodetector into the non-linear range
US7787114B2 (en) * 2007-06-06 2010-08-31 Kla-Tencor Technologies Corp. Systems and methods for inspecting a specimen with light at varying power levels
US7683299B2 (en) * 2007-07-09 2010-03-23 Bio-Rad Laboratories, Inc. Extended dynamic range system design using a photomultiplier tube and solid state detector
US8228497B2 (en) * 2007-07-12 2012-07-24 Applied Materials Israel, Ltd. Method and system for evaluating an object that has a repetitive pattern
US20090059039A1 (en) * 2007-08-31 2009-03-05 Micron Technology, Inc. Method and apparatus for combining multi-exposure image data
JP5039495B2 (ja) * 2007-10-04 2012-10-03 ルネサスエレクトロニクス株式会社 マスクブランク検査方法、反射型露光マスクの製造方法、反射型露光方法および半導体集積回路の製造方法
US8134698B1 (en) 2008-03-14 2012-03-13 Kla-Tencor Corporation Dynamic range extension in surface inspection systems
EP2643680B1 (en) * 2010-11-26 2021-11-17 Ricoh Company, Ltd. Optical sensor and image forming apparatus
RU2481604C1 (ru) * 2011-10-18 2013-05-10 Российская Федерация, от имени которой выступает Государственная корпорация по атомной энергии "Росатом" Устройство для ограничения интенсивности лазерного излучения
KR20140117640A (ko) * 2012-05-16 2014-10-07 가부시키가이샤 히다치 하이테크놀로지즈 검사 장치
US9664907B2 (en) * 2014-07-21 2017-05-30 Applied Materials Israel Ltd. Optical element for spatial beam shaping
JP6276734B2 (ja) * 2015-07-22 2018-02-07 矢崎総業株式会社 検査装置及び検査方法
GB201601960D0 (en) * 2016-02-03 2016-03-16 Glaxosmithkline Biolog Sa Novel device
US10504805B2 (en) 2017-08-24 2019-12-10 Applied Materials Israel Ltd. Method of examining defects in a semiconductor specimen and system thereof
US20200158632A1 (en) * 2018-11-19 2020-05-21 Luminit Llc Test System for a Holographic Optical Element
US10784302B1 (en) 2019-03-07 2020-09-22 Semiconductor Components Industries, Llc Semiconductor device with single-photon avalanche diode pixels and a light attenuating layer
US11959847B2 (en) * 2019-09-12 2024-04-16 Cytonome/St, Llc Systems and methods for extended dynamic range detection of light
RU2754028C1 (ru) * 2020-12-07 2021-08-25 Петр Александрович Дурнов Способ оптического контроля качества преформы
DE102023102206A1 (de) 2023-01-31 2024-08-01 TRUMPF Laser SE Kontrastmessung zur Laserpulseinstellung

Family Cites Families (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3827808A (en) * 1973-05-09 1974-08-06 Industrial Nucleonics Corp Method and apparatus for measuring the opacity of sheet material in which the transmittance signal is compensated for the reflectivity of the material
US4280625A (en) * 1978-04-03 1981-07-28 Grobbelaar Jacobus H Shade determination
GB8425273D0 (en) * 1984-10-05 1984-11-14 Spandrel Etab Signal responsive to parameter of objects
US4902131A (en) * 1985-03-28 1990-02-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Surface inspection method and apparatus therefor
US4647975A (en) 1985-10-30 1987-03-03 Polaroid Corporation Exposure control system for an electronic imaging camera having increased dynamic range
US4785336A (en) * 1986-12-04 1988-11-15 Libbey-Owens-Ford Co. Device for monitoring characteristics of a film on a substrate
US4889998A (en) * 1987-01-29 1989-12-26 Nikon Corporation Apparatus with four light detectors for checking surface of mask with pellicle
US4794265A (en) * 1987-05-08 1988-12-27 Qc Optics, Inc. Surface pit detection system and method
US4965454A (en) * 1988-01-21 1990-10-23 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for detecting foreign particle
IL87306A0 (en) 1988-08-02 1989-01-31 Technion Res & Dev Foundation Wide dynamic range camera
US5068739A (en) * 1989-02-10 1991-11-26 Optum Corporation Method to image transparent media utilizing integrated scanning
US5072128A (en) * 1989-07-26 1991-12-10 Nikon Corporation Defect inspecting apparatus using multiple color light to detect defects
IL99823A0 (en) 1990-11-16 1992-08-18 Orbot Instr Ltd Optical inspection method and apparatus
US5159412A (en) * 1991-03-15 1992-10-27 Therma-Wave, Inc. Optical measurement device with enhanced sensitivity
US5159408A (en) * 1991-03-27 1992-10-27 Hughes Danbury Optical Systems, Inc. Optical thickness profiler using synthetic wavelengths
US5177559A (en) 1991-05-17 1993-01-05 International Business Machines Corporation Dark field imaging defect inspection system for repetitive pattern integrated circuits
US5369481A (en) * 1992-05-08 1994-11-29 X-Rite, Incorporated Portable spectrophotometer
US5276498A (en) 1992-05-12 1994-01-04 Tencor Instruments Adaptive spatial filter for surface inspection
US5581346A (en) * 1993-05-10 1996-12-03 Midwest Research Institute System for characterizing semiconductor materials and photovoltaic device
US5355212A (en) * 1993-07-19 1994-10-11 Tencor Instruments Process for inspecting patterned wafers
US6271916B1 (en) * 1994-03-24 2001-08-07 Kla-Tencor Corporation Process and assembly for non-destructive surface inspections
US5506676A (en) * 1994-10-25 1996-04-09 Pixel Systems, Inc. Defect detection using fourier optics and a spatial separator for simultaneous optical computing of separated fourier transform components
US5679949A (en) * 1995-06-16 1997-10-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Night vision device automated spectral response determination
US5790247A (en) * 1995-10-06 1998-08-04 Photon Dynamics, Inc. Technique for determining defect positions in three dimensions in a transparent structure
US5777729A (en) * 1996-05-07 1998-07-07 Nikon Corporation Wafer inspection method and apparatus using diffracted light
EP0979398B1 (en) * 1996-06-04 2012-01-04 KLA-Tencor Corporation Optical scanning system for surface inspection
US5940175A (en) * 1996-11-01 1999-08-17 Msp Corporation Method and apparatus for surface inspection in a chamber
MY123792A (en) * 1996-12-04 2006-06-30 Ade Optical Systems Wafer inspection system for distinguishing pits and particles
US6104481A (en) * 1997-11-11 2000-08-15 Kabushiki Kaisha Topcon Surface inspection apparatus
US6002122A (en) 1998-01-23 1999-12-14 Transient Dynamics High-speed logarithmic photo-detector
US5929994A (en) * 1998-05-20 1999-07-27 Ahead Optoelectronics, Inc. Intergrating sphere ellipsometer
US6256093B1 (en) * 1998-06-25 2001-07-03 Applied Materials, Inc. On-the-fly automatic defect classification for substrates using signal attributes
JP3566589B2 (ja) * 1998-07-28 2004-09-15 株式会社日立製作所 欠陥検査装置およびその方法
US6366352B1 (en) * 1999-06-10 2002-04-02 Applied Materials, Inc. Optical inspection method and apparatus utilizing a variable angle design

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009501902A (ja) * 2005-07-14 2009-01-22 ケーエルエー−テンカー テクノロジィース コーポレイション 検出器と回路の飽和を避けることにより検査システムの熱破損を削減して、検出範囲を拡張するためのシステム、回路、方法
JP2012159513A (ja) * 2005-07-14 2012-08-23 Kla-Encor Corp 検出器と回路の飽和を避けることにより検査システムの熱破損を削減して、検出範囲を拡張するためのシステム、回路、方法
JP2017062252A (ja) * 2011-07-12 2017-03-30 ケーエルエー−テンカー コーポレイション ウェハ検査システム
US9915622B2 (en) 2011-07-12 2018-03-13 Kla-Tencor Corp. Wafer inspection
US10488348B2 (en) 2011-07-12 2019-11-26 Kla-Tencor Corp. Wafer inspection
JP2015508494A (ja) * 2011-12-22 2015-03-19 ラディセンス ダイアグノスティクス リミテッド マイクロ流体システムにおける生物学的試料の高解像度、瞬時広ダイナミックレンジ、多色発光検出のためのシステムおよび方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6657714B2 (en) 2003-12-02
WO2003027651A1 (en) 2003-04-03
EP1432978A1 (en) 2004-06-30
US6914670B1 (en) 2005-07-05
KR20040048901A (ko) 2004-06-10
US20030058433A1 (en) 2003-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005524827A (ja) 増強ダイナミックレンジによる欠陥検出
JP6755323B2 (ja) 偏光形ウエハ検査のための方法及び装置
JP4662712B2 (ja) 空間フィルタリングを使用したパターン化されたウェハの検査
JP4444668B2 (ja) 露光制御を使用して表面を検査する方法およびシステム
JP5132866B2 (ja) 表面検査装置および表面検査方法
JP5211242B2 (ja) 光学検査システムにおける動的照明
US11366069B2 (en) Simultaneous multi-directional laser wafer inspection
US7965386B2 (en) Method and its apparatus for inspecting defects
US20060163503A1 (en) Method for inspecting pattern defect and device for realizing the same
US9194811B1 (en) Apparatus and methods for improving defect detection sensitivity
TW201706593A (zh) 在雷射暗場系統中用於斑點抑制之方法及裝置
JP2006005360A (ja) ウエハ検査方法及びシステム
WO2010024067A1 (ja) 欠陥検査方法及び欠陥検査装置
US11841621B2 (en) Moiré scatterometry overlay
US7924517B2 (en) Spatial filter, a system and method for collecting light from an object
JP2012190021A (ja) レーザ走査顕微鏡およびその動作方法
JP2004309240A (ja) 3次元形状測定装置
US10184835B2 (en) High dynamic range infrared imaging spectroscopy
EP0977029A1 (en) Pattern inspecting apparatus
JP2003017536A (ja) パターン検査方法及び検査装置
JPH0682373A (ja) 欠陥検査方法
JPH0682380A (ja) 欠陥検査装置
JPH04159551A (ja) 異物検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081029

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20081029

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090519