JP2005523957A - コーティング、接着剤、又は封止剤用の改善された変性剤 - Google Patents

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Abstract

フェノール、アルファ−メチルスチレン、及びビニルトルエンを含む純粋な原料から得られた、魅力的な低粘度とともに十分な貯蔵安定性を示す、接着剤、インキ、封止剤、床張り剤、及び複合材などのコーティング組成物又は非コーティング組成物用の変性剤組成物、当該変性剤組成物を含む高性能コーティング、接着剤、封止剤、インキ、床張り剤、及び、複合組成物、表面に未硬化若しくは硬化状態の当該コーティング、接着剤、インキ、又は、封止剤組成物を有する成形物品、並びに、未硬化若しくは硬化状態の床張り剤又は複合組成物から得られる成形物品。

Description

本発明は、コーティング用途、並びに、接着剤、封止剤、インキ、及び、床張り剤又は複合組成物などのような非コーティング用途のための改善された変性剤に関し、もっと特定すると、熱可塑性樹脂−結合剤系に基づくコーティング用の変性剤、又は、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、若しくはアクリル樹脂と硬化剤、即ち、架橋剤とを組み合わせた系のような熱硬化型樹脂及び硬化剤ー結合剤系に基づくコーティング用の変性剤に関する。
当該変性剤は、数年の間、フェノール及びC/C10炭化水素から調製され、特に、エポキシ樹脂及び硬化剤を含む結合剤に基づくコーティング組成物に用いられていた。当初は、当該変性剤は、フェノール及び9個及び/又は10個の炭素原子を有する炭化水素をベースとしていた。
これらの典型例は、NOVARES LA 300、500、700、1000(ドイツ国、デュイスブルグ、リュートゲルスVFT社から入手可能)である。
当該慣用変性剤の主な不利な点は、比較的低いOH官能性(0.2〜0.5)及び暗色である。
主として白色及び/又は淡色の塗装系に適した炭化水素樹脂変性剤は、出発原料としてC/C10単量体の代わりにα−メチルスチレンのような純粋の単量体を用いて開発されてきた。
そのような樹脂の典型例は、NECIRES EPX LT/LC(オランダ国、ウイトホールン、Nevcin Polymers社から)である。
フェノール/C/C10樹脂に比べて、この樹脂は、はるかに良好な色(ガードナー1〜2)及び色安定性を示す。しかしながら、当該樹脂は結晶化する傾向が高い。
特に、0.5より大きいヒドロキシル官能性を有する樹脂は、結晶化する傾向が高い。
NEVOXY/Necires EPX−L、L2、L5、LH(米国、ピッツバーグ、Neville Chemical社/オランダ国、ウイトホールン、Nevcin Polymers社)のような芳香族性/脂肪族性の樹脂は、淡色(ガードナー1〜2)で、良好な色安定性を示し、結晶化する傾向が低い。
当該樹脂の主な不利な点は、比較的低いヒドロキシル官能性(0.2〜0.5)である。
このタイプの、もっと高いヒドロキシル官能性の樹脂は、良好な貯蔵安定性を与えるために比較的高い脂肪族含有量が必要になることを考慮すると、非常に魅力的というわけではない。
脂肪族含有量が高い結果、このような樹脂を使用すると、硬さが低過ぎるコーティングになってしまっていた。
原料として、α−メチルスチレンと組み合わせるフェノールの代わりにo−クレゾールを用いて得られる、NOVARES LX−200(リュートガースVFT社)のような芳香族樹脂は、ややもっと高いOH官能性(0.5〜0.6)という優位点を有する。
当該樹脂の不利な点は、貧弱な色及び気にさわる不快臭である。
フェノール及びスチレンから得られる、NOVARES LS−500(リュートガースVFT社)のような芳香族樹脂変性剤は、高いヒドロキシル官能性(0.9〜1.0)を有する。
当該樹脂の不利な点は、劣悪な不快臭及びスチレンの毒物学的特性である。
特に、フェノール、α−メチルスチレン(AMS)及びイソブチレンの2量体から得られる変性剤組成物においては、それぞれ、1モルのフェノール、1モルのAMS、及び1モルの2量体の反応、又は、1モルのフェノールと1モルの2量体の反応のからそれぞれ生じうる、アルキル化されたフェノール成分が、最終組成物中に存在する可能性がある。
アルキル化フェノールは、ある国々では規制され、また、他の国々では疑義の対象となっている。
アルキル化フェノールに関する規制は、世界的に増加すると予想される。
最近の十年間に、コーティング、インキ、接着剤、封止剤等の組成物に適用されるべき変性剤の実際の機能は、ある性能特性の改善とともに最終組成物のコストを低減することの1つから、ある性能特性の改善とともに現行の低揮発性有機化合物量(VOC)規制を満たすことへと、徐々に変わってきたことは、当業者には理解されるであろう。
殆どの工業化国における健康環境当局からのますます強まる圧力により、また、低コスト変性剤へのますます増加する経済的圧力により、現在要求されている特性の組み合わせ、即ち、淡色、無臭又は僅かの低臭、コーティング組成物のような最終用途における十分な反応性、貯蔵中に結晶化する傾向が低いこと、魅力的なほどの低粘度、即ち、25℃で20,000mPa.s未満、最終変性剤組成物中に(潜在的に)毒性な反応生成物がないこと、そして、最終のコーティング、接着剤、又は封止剤等の組成物中の有機溶媒がより少ないこと等、を満たすことができるような、さらに改善された変性剤を提供することへの、ますます強まる必要性は依然として存在している。
従って、本発明の目的は、当該改善された変性剤を提供することである。
当該目的とする変性剤組成物は、例えばコーティング組成物等においてそれが適用されるあらゆる種類の樹脂結合剤材料(エポキシ、アルキル、ポリエステル、アクリル、ポリウレタン、及び、熱可塑性樹脂)と良好な相溶性/混合性を示さなければならないし、十分な粘度の低下、高い溶解/希釈力を示さなければならないし、コーティング組成物等中での顔料の濡れ及びその後にそのコーティング組成物が塗られたときに十分な基体の濡れを促進しなければならない。
加えて、当該目的とする変性剤組成物は、コーティング組成物等の結合剤系の硬化速度を高めなければならないし、コーティング組成物等の十分に高い貯蔵寿命を可能としなければならないし、最終硬化膜の柔軟性/固さの良好なバランスを与えなければならないし、コーティング組成物等の密着性及び/又は腐食耐性が劣化せず、好ましくは向上すらしなければならないし、そして、コーティング組成物等の流れ性を高めなければならない。
本発明の他の目的は、当該改善された変性剤、結合剤、顔料、充填剤、任意的な他の補助添加物、及び、任意的に少量の(例えば、全組成物に対する割合で、5重量%より少ない)溶媒を含み、もっと好ましくは溶媒を全く含まない、高性能のコーティング並びに非コーティング組成物を提供することである。
本発明のさらに他の目的は、接着剤、封止剤、インキ、床張り剤、及び、複合組成物などの当該コーティング組成物並びに非コーティング組成物が未硬化又は硬化状態で、その表面に施与されている成形物品を提供することである。
広汎な研究及び実験の結果、当該目的とする改善された変性剤が驚くべきことにここに見出された。
従って、本発明は、フェノール、α−メチルスチレン(AMS)、及び、ビニルトルエン(VT)を含む純粋な原料から得られたものであり、魅力的な低粘度と合わせて十分な貯蔵安定性を示す、コーティング又は非コーティング用途の低臭変性剤組成物に関する。
オルトビニルトルエン、パラビニルトルエン、及びメタビニルトルエン、又はこれらの混合物が、他の付随化学物質を含有しないビニルトルエン成分として使用できることは理解されるであろう。
本発明の低臭変性剤組成物の好ましい実施態様に従えば、実質的に純粋なパラビニルトルエンが包含され、それは変性剤に改善された色を、また、最終用途の組成物において相溶性を付与することが見出された。
好ましくは、本発明の低臭変性剤組成物は、0.1から40重量%の重量比のフェノール、30から90重量%の重量比のα−メチルスチレン、及び、0.1から36重量%の重量比のビニルトルエンを含み、ここで全ての特定された重量比が全変性剤組成物の重量に対する割合であり、該3つの比の合計が常に100%である。
さらにもっと好ましくは、フェノール、α−メチルスチレン、及び、ビニルトルエンの当該重量比は、それぞれ、9から23重量%、60から80重量%、1から30重量%の範囲にある。
フェノールとビニルトルエンの好ましい相対モル比は、1:0.2から1:0.80の範囲にあり、また、最も好ましい比は、1:0.28から1:0.60の範囲にある。
フェノールとα−メチルスチレンの好ましい相対モル比は、1:0.50から1:8.0の範囲にあり、また、最も好ましい比は、1:0.80から1:6.0の範囲にある。
本発明の改善された低臭変性剤組成物が、一般的に認知された非毒性で貯蔵安定性のある成分の検知可能量のみの存在により特徴付けられると見出されたことは、理解されるであろう。
驚くべきことに、このことは、元々採用されていたα−メチルスチレンの一部を、他の通常付随する9個又は10個の炭素原子を含有する有機化合物を含まない、明確定義された、むしろ純粋な化学成分で置き換えることにより達成できた。
本発明の変性剤組成物は、25℃での粘性率が100から3000mPa.s、好ましくは100から2000mPa.sの範囲にあり、ガードナー色価が4より小さく、好ましくは2以下、ヒドロキシル価が0.1から7.0重量%、好ましくは1.5から6.5重量%、及び、官能性が0.05から1.0、好ましくは0.2から0.8の範囲にあることをさらに特徴とすることができる。
驚くべきことに、α−メチルスチレン(AMS)をビニルトルエンで(部分的に又は完全に)置換すると、比較的高いフェノール含有量を持ち、優れた貯蔵安定性、即ち、25℃で6ヵ月以上貯蔵しても結晶化を示さないような貯蔵安定性を示す低臭変性剤組成物を提供できることがここに見出され、また同時に、ビニルトルエンに比較して、過剰のAMSを使用するとき変性剤組成物の魅力的な粘度がに達成されるようであった(フェノール/VT樹脂は高粘度を持つ。表2の比較組成物例E)。
その上、当該変性剤組成物は、例えばイソプロピルアルコールなどの非芳香族溶媒への著しく高められた溶解性を示すことが見出された。
本発明の他の側面は、以上に特定した、改善された変性剤の少なくとも1つ、それとともに、結合剤、任意的に顔料、充填剤、他の補助添加物、及び、必要な限りで少量の(即ち、全組成物の重量に対する割合で、5重量%より少ない)有機溶媒を含んでなる、高性能のコーティング並びに非コーティング組成物からなることは理解されるであろう。
当該組成物中の結合剤は、アルキド樹脂、硬化剤と一緒のポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、熱可塑性樹脂をベースとすることができる。
本発明のさらなる側面は、当該コーティング、接着剤、インキ、封止剤、床張り剤、若しくは複合組成物が未硬化若しくは硬化状態で、その表面に施与されている成形物品、又は、未硬化若しくは硬化状態の床張り剤若しくは複合組成物から得られる成形物品からなる。
本発明の変性剤組成物は、以上に特定したそれぞれの成分を任意の順序でキシレン、トルエンのような不活性有機溶媒に混合し、酸触媒を用いて反応させることにより調製することができる。
しかしながら、もっと好ましい調製方法は、有機溶媒に溶解したフェノールにビニルトルエンを徐々にゆっくりと添加して両成分を混合し、実質的に完全に反応させた後、AMSをゆっくりと徐々に反応混合物に添加し、さらに反応を続行させる方法を含む。
この好ましい方法でつくられた樹脂は、当該好ましい方法では調製されなかった樹脂に比較して、幾分良好な貯蔵安定性を示した。
当該好ましい製造方法が、本発明の他の側面を構成することは理解されるであろう。
従って、本発明は、フェノールを、30:70から40:60の重量比で有機溶媒、及び0.01から0.2重量%の量の触媒、例えばルイス酸触媒、もっと好ましくはBFエーテラートと、40から60℃の温度で混合し、次いで得られた溶液に所定量のビニルトルエンを激しい攪拌下、0.25から0.75時間にわたってゆっくりと徐々に加え、その後に約0.5時間の追加反応を続行することを含む、本明細書にこれまでに特定した変性剤組成物の製造方法にも関する。
次いで、AMSを3から5時間にわたって徐々にゆっくりと反応混合物に加え、完全に添加し終わった後、0.25から0.75時間の追加反応時間を与え、反応混合物を中和、ろ過し、有機溶媒を除去して、有機溶媒が全反応混合物の重量に対する割合で10から25重量%の重量比で最終反応混合物中に存在するようにする。
本発明は以下の実施例により詳細に説明されるが、その範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
(表1の組成物1の一般的調製手順)
凝縮器、攪拌機及び温度制御装置を装備された丸底ガラス反応器に、フェノール(8.8g)とキシレン(14.8g)を入れた。
混合物を50.0℃まで加熱し、均一化した後、0.05%(w/w)のBF触媒を加えた。
均一化した後、予め調製したVT(3.1g)とAMS(88.1g)の混合物を反応混合物に約4時間かけて徐々にゆっくりと添加した。
完全に添加した後、混合物はさらに0.5時間反応を続行させた。
次いで、混合物を中和し、そしてろ過した。溶媒除去後、生成物を分析した。
フェノール性ヒドロキシル含有量 :1.5重量%
25.0℃でのブルックフィールド粘度 :125mPa.s
ガードナー色価 :1
(表1の組成物1のための好ましい方法)
凝縮器、攪拌機及び温度制御装置を装備された丸底ガラス反応器に、フェノール(8.8g)とキシレン(14.8g)を充入れた。
混合物を50.0℃まで加熱し、均一化した後、0.05%(w/w)のBF触媒を加えた。
均一化した後、VT(3.1g)を反応混合物に約0.5時間かけて徐々にゆっくりと添加した。
完全に添加した後、混合物はさらに0.5時間反応を続行させた。
次いで、AMS(88.1g)を反応混合物に約4.0時間かけて徐々にゆっくりと添加した。
完全に添加した後、混合物はさらに0.5時間反応を続行させた。
次いで、混合物を中和し、そしてろ過した。溶媒除去後、生成物を分析した。
フェノール性ヒドロキシル含有量 :1.5重量%
25.0℃でのブルックフィールド粘度 :125mPa.s
ガードナー色価 :1
(表1の組成物Vの一般的調製手順)
凝縮器、攪拌機及び温度制御装置を装備された丸底ガラス反応器に、フェノール(8.8g)とキシレン(14.8g)をいれた。
混合物を50.0℃まで加熱し、均一化した後、0.08%(w/w)のBF触媒を加えた。
均一化した後、予め調製したVT(5.5g)とAMS(24.0g)の混合物を反応混合物に約3時間かけて徐々にゆっくりと添加した。
完全に添加した後、混合物はさらに0.5時間反応を続行させた。
次いで、混合物を中和し、そしてろ過した。溶媒除去後、生成物を分析した。
フェノール性ヒドロキシル含有量 :4.2重量%
25.0℃でのブルックフィールド粘度 :500mPa.s
ガードナー色価 :1〜2
(表1の組成物Vのための好ましい方法)
凝縮器、攪拌機及び温度制御装置を装備された丸底ガラス反応器に、フェノール(8.8g)とキシレン(14.8g)をいれた。
混合物を50.0℃まで加熱し、均一化した後、0.08%(w/w)のBF触媒を加えた。
均一化した後、VT(5.5g)を反応混合物に約0.75時間かけて徐々にゆっくりと添加した。
完全に添加した後、混合物はさらに0.5時間反応を続行させた。
次いで、AMS(24.1g)を反応混合物に約2.5時間かけて徐々にゆっくりと添加した。
完全に添加した後、混合物はさらに0.5時間反応を続行させた。
次いで、混合物を中和し、そしてろ過した。溶媒除去後、生成物を分析した。
フェノール性ヒドロキシル含有量 :4.2重量%
25.0℃でのブルックフィールド粘度 :500mPa.s
ガードナー色価 :1〜2
本発明の変性剤組成物(表1の1〜7、並びに表2の比較組成物C及びD)は、実施例2及び4で説明しかつ表1及び2に明細を記したように、1回分1kg量で調製した。
組成物は、粘度、色、ヒドロキシル価、ヒドロキシル含有量、官能性、及び貯蔵安定性について分析した。
結果は表1(実施例1〜7)並びに表2(比較組成物C及びD)に記載した。比較変性剤組成物A及びBは、フェノールとAMSのみから調製した。
具体的なデータ及び結果は表2(比較組成物A及びB)に記載した。
Figure 2005523957
Figure 2005523957

Claims (12)

  1. フェノール、α−メチルスチレン、及びオルト−、メタ−、若しくはパラ−ビニルトルエン又はこれらの混合物を含む純粋な原料から得られたものであり、かつ、魅力的な低粘度と合わせて十分な貯蔵安定性を示す、コーティング又は非コーティング用途の低臭変性剤組成物。
  2. 0.1から40重量%の重量比のフェノール、30%から90重量%の重量比のα−メチルスチレン、及び0.1から36重量%の重量比のビニルトルエンを含み、ここで全ての特定された重量比が全変性剤組成物の重量に対する割合であり、かつ該3つの比の合計が常に100%である、請求項1に従う変性剤組成物。
  3. フェノール、α−メチルスチレン、及びビニルトルエンの重量比がそれぞれ、9から23重量%、60から80重量%、及び1から30重量%の範囲にある、請求項2に従う変性剤組成物。
  4. フェノールとビニルトルエンの相対モル比が1:0.20から1:0.80の範囲にある、請求項1に従う変性剤組成物。
  5. フェノールとビニルトルエンの相対モル比が1:0.28から1:0.60の範囲にある、請求項4に従う変性剤組成物。
  6. フェノールとα−メチルスチレンの相対モル比が1:0.50から1:8.0の範囲にある、請求項1に従う変性剤組成物。
  7. フェノールとα−メチルスチレンの相対モル比が1:3.2から1:8.0の範囲にある、請求項6に従う変性剤組成物。
  8. 25℃での粘性率が100から2000mPa.sの範囲にあり、ガードナー色価が4より小さく、ヒドロキシル価が0.1から7.0であり、かつ官能性が0.05から1.0の範囲にあることを特徴とする、請求項1に従う変性剤組成物。
  9. 25℃での粘性率が100から2000mPa.sの範囲にあり、ガードナー色価が2より小さく、ヒドロキシル価が1.5から6.5であり、かつ官能性が0.2から0.8であることを特徴とする、請求項8に従う変性剤組成物。
  10. 結合剤、および任意的に顔料、充填剤並びに補助添加物、及び、必要により、少量の(全組成物に対する割合で5重量%より少ない)有機溶媒とともに、請求項1〜9の変性剤組成物のうち少なくとも1つを含む、高性能のコーティング又は非コーティング組成物。
  11. その表面に未硬化若しくは硬化状態の請求項10のコーティング組成物を有する、又は、未硬化若しくは硬化状態の請求項10の床張り剤若しくは複合組成物から作製された、成形物品。
  12. 30:70から40:60の重量比のフェノールと有機溶媒、及び0.01から0.2重量%の量のルイス酸触媒又は他の酸触媒を40から60℃の温度で混合し、次に得られた溶液に激しい攪拌下、0.25から0.75時間にわたって所定量のメチルスチレンをゆっくりと徐々に添加し、次いで3から5時間の反応時間を追加し、完全に添加し終わって、さらに0.25から0.75時間の反応時間を追加した後、反応混合物を中和し、ろ過し、そして蒸留により有機溶媒を除去することを含む、請求項1〜11記載の変性剤組成物の製造方法。
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