JP2005522593A - 織物トリートメント組成物 - Google Patents

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Abstract

熱活性化織物トリートメント組成物は、3−75重量%の1種または複数の織物トリートメント有効成分と、10−50重量%の水と、5−40重量%の油と、場合によっては2−30重量%の非イオン性界面活性剤とを含む。組成物は、タンブル乾燥機の内側パネルに取り付けられて使用されるディスペンスデバイスから供給される。

Description

本発明は織物トリートメント組成物に関する。より特定的には本発明は、タンブル乾燥機で使用するための熱活性化織物トリートメント組成物に関する。
タンブル乾燥機内の織物類をトリートメントするために、乾燥される洗濯物と一緒に1種または複数のコンディショニング剤を投入することは公知である。例えば、織物類に柔軟仕上げ効果を与えるために、通常は固体状の織物コンディショニング剤を担持する可撓性基板を織物類と一緒にタンブル乾燥機に投入することはカナダ特許第1,005,204号から公知である。しかしながら、織物類と含浸基板とが交ざり合うと、コンディショナーが均等に分配されないという危険がある。更に、織物類と一緒に含浸基板を投入したときには、タンブル乾燥機トリートメントの完了後に織物類から基板を分離する必要がある。基板を探し出すことが容易ではないので、この分離にはしばしば時間がかかる。
このような製品の別の欠点は、基板が織物類に絡まってしまうと製品の分配が不均一になり、このため織物類に油染みが付いてしまうこと(汚染)、及び、このような基板はタンブル乾燥機の通風孔に集まり易い傾向があり、このためタンブル乾燥機の乾燥サイクル中に織物類に対して有益な効果が実質的に全く与えられないことである。更に、これらの製品は一回限りの使い捨て製品として設計されており、従って、毎回のサイクル後に補充することが必要である。更に、基板から織物類への香料の移譲がしばしば不十分であり、その結果として消費者は適正量の香料が移譲されるように追加の基板を使用することになり、これは資源の浪費である。
これらの問題を克服するために、例えば英国特許第2,066,309号及び米国特許第3,634,947号は、基板をタンブル乾燥機壁に取り付ける手段を含むコンディショナーディスペンス製品の使用を示唆した。別の提案、例えば英国特許第1,399,728号に開示されている提案は、コンディショニング製品をタンブル乾燥機壁に取り付ける独立手段の使用を含む。
あるいは、欧州特許EP−B−361593は、織物コンディショニング製品が基板と織物コンディショニング組成物との組合せを含み、基板が特定された気孔率及び気泡計測値をもつ多孔質材料から成る製品に関する。欧州特許EP−B−361593の製品はタンブル乾燥機壁に付着するように設計されている。
米国特許第4053992号は、タンブル乾燥機の扉に装着されシートから織物コンディショナーを配給する半球形デバイスを開示している。
米国特許第5787606号は、タンブル乾燥機用シートのロールを収納しておりタンブル乾燥機の扉に配置されるディスペンサーを開示している。
国際特許公開WO−A−97/42290は、タンブル乾燥機の扉またはドラムの表面に取り付けられた簡便なアプリケーターによって配給され得る固体組成物を開示している。
米国特許第5040311号は、慣用の水性織物コンディショナーを配給するためにタンブル乾燥機内部で使用されるデバイスを開示している。該特許では、織物コンディショナーが外側に移行してデバイスの表面に到達し、乾燥機の熱及び回転の作用によって洗濯衣類に取り込まれる。織物類を“湿潤させる”このような液体織物コンディショナーによる汚染についても言及されている。
米国特許第5966831号は、タンブル乾燥機の内部で使用するためのマイクロカプセル化流体を含浸した泡担体を開示している。機械的作用及び熱作用によってマイクロカプセルが破壊される。
米国特許第4642908号は、正確に計量された量の流体を配給するためにタンブル乾燥機のドラムの非回転ヘッドに取り付けられた弁収納デバイスを開示している。
米国特許第4014105号は、タンブル乾燥機の内部で使用するための多数開口をもつデバイスを開示している。水性液体コンディショナーが記載されているが、製品は永久に液体状態であり、従って、保存中にディスペンスデバイスから漏れるという問題に対処できない。
欧州特許公開EP−A2−0539025は、織物コンディショニング用着香料マイクロカプセルを開示している。マイクロカプセルを噴霧乾燥し、タンブル乾燥機用製品に組込む。
欧州特許公開EP−A1−0459821は液体織物コンディショニング組成物及び全自動洗濯機乾燥機に使用する織物類コンディショニング製品を開示している。液体組成物は熱活性化組成物でなく、タンブル乾燥機用製品は水を含有しない。
米国特許第5425887号は、遊離水を殆どまたは実質的に全く含まない織物コンディショニング組成物を含むタンブル乾燥機用製品を開示している。
出願人らの同時係属出願である国際特許公開WO−A1−02/33160及びWO−A1−02/33161には、タンブル乾燥機で織物類をトリートメントするための適当な製品が開示されている。本発明の組成物はこのようなデバイスに使用するために特に適当である。
乾燥サイクル中の織物類に有効物質を最適に配給するためには、タンブル乾燥機の加熱サイクルの温度よりも低温では実質的にディスペンス製品内部に維持され、タンブル乾燥機の加熱サイクル中に転移を生じてディスペンス製品から分出され得る織物トリートメント組成物を提供することが望まれる。
従って、容認できない不安定性を伴うことなくこのような転移を生じることが可能な織物トリートメント組成物を提供することが望まれる。組成物がこのようなサイクルの繰り返しに耐えられることが特に望まれる。
米国特許第4014432号は、回転乾燥機内の織物類トリートメント製品に関する。室温で通常は固体でありタンブル乾燥機の作動温度では十分に軟化して製品内部の多孔から押し出されるようなコンディショニング剤が開示されている。コンディショニング剤は好ましくは、非イオン性界面活性剤と混合された第四アンモニウム織物柔軟剤である。水性溶液または分散液についても極めて短く記載されており、実施例では、3−アルコイルオキシ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの1.8%水溶液またはラウリルジメチルアンモニオプロパンスルホネートの4.8%水溶液を含む組成物が開示されている。消費者が視認できる汚染の問題には言及されていない。
上述のようなデバイスから織物トリートメント組成物を効果的に配給するためには、組成物が配給温度(即ち、タンブル乾燥機の加熱温度)で流動性であることが要求される。本発明の発明者らは、液体状態で織物類に配給するのに適した織物トリートメント組成物に関する問題はトリートメント済みの織物にしみが残ることであるのを確認した。
織物の汚染に関しては米国特許第5066413号、第4049858号、国際特許公開WO−A−97/42290及び米国特許第4149977号に記載されている。しかしながら、これらの記載は、タンブル乾燥機用シート状コンディショニング組成物による汚染だけに関連している。
汚染の問題は特に、実質的に液状の製品が家庭用タンブル乾燥機の加熱サイクル中に分配されることに付随する。このような理由から、液状の織物トリートメント組成物は通常は、タンブル乾燥機の加熱サイクルでなく洗濯機のすすぎサイクルで配給される。
理論によって制約されることは望まないが、出願人らは、このような目に見えるしみの原因は汚染織物表面からの光の反射が隣接の非汚染織物部分からの光の反射に比べて少ないことにあると考える。より特定的には、目に見えるしみの原因は、織物の繊維の屈折率と配給された組成物の屈折率との違いにある。
また、汚染のレベルは、配給された組成物が繊維間のスペースを満たしているかまたは繊維自体に塗織物されているかに左右されると考えられる。繊維間の空気が組成物で置換されているときは、これによって繊維と周囲の織物との屈折率の差が小さくなり、透過光が増加して反射光が減少するので、しみがいっそう目立つ。
目に見えるしみはまた、織物類に塗織物された組成物の厚み及び均一性の影響を受けると考えられる。組成物の薄い均一な塗織物が最も望ましい。従って、織物トリートメント組成物が塗織物をより薄くより均一に改善するような粘度及び表面張力などの特性を有することが特に望ましい。
しかしながら、液体は配給中に均一に分出及び分配されると考えられるので、液体として織物類に配給される組成物が望ましい。
従って、タンブル乾燥機の加熱サイクル中にディスペンスデバイスから液体として配給され、汚染の問題に対処できるような熱活性化織物トリートメント組成物を提供することが望まれる。
更に、静電防止効果を与える熱活性化織物トリートメント組成物を提供することが望まれる。更に、本発明の組成物を使用してトリートメントした織物類に対して良好な香料の持続性及び/または香料の体質化を与えることが望ましい。
更に、ディスペンスデバイスに保存でき高粘性の保存状態から低粘性の分出可能状態への反復サイクルに耐えることができ、タンブル乾燥機の加熱サイクル中に組成物の少なくとも一部分を織物類に配給するような熱活性化織物トリートメント組成物を提供することが望まれる。
本発明は上記の問題の1つまたは複数に対処し、上記効果の1つまたは複数を提供することを目的とする。
従って、本発明によれば、
(a)3−75重量%の1種または複数の織物トリートメント有効成分と、
(b)10−50重量%の水と、
(c)5−40重量%の油と、
(d)場合によっては2−30重量%の非イオン性界面活性剤と、
を含む熱活性化織物トリートメント組成物が提供される。
本発明の別の目的によれば、上記に定義の組成物をディスペンスデバイスに収容した包装品が提供される。
本発明は更に、熱活性化織物トリートメント組成物をディスペンスデバイスに供給する段階と、タンブル乾燥機の扉の内側パネルにディスペンスデバイスを配置する段階と、タンブル乾燥機に織物類を挿入する段階と、織物類をコンディショニングするために乾燥中の織物類に織物トリートメント組成物の少なくとも一部分がデバイスからディスペンスされるように乾燥機を作動させる段階とを含むタンブル乾燥機内の織物類のコンディショニング方法を提案する。
本発明の文脈で、“熱活性化”という用語は、組成物が家庭用タンブル乾燥機に使用するために適当であることを意味し、好ましくは、組成物が周囲温度、即ち、20℃で実質的に固体であり、家庭用タンブル乾燥機の加熱温度で実質的に液体状態に転移することを意味する。
家庭用タンブル乾燥機の加熱温度が典型的には約40℃−約80℃の範囲内なので、組成物が30℃よりも低温、より好ましくは32℃よりも低温、最も好ましくは35℃よりも低温、例えば37℃よりも低温で実質的に固体であり、45℃よりも高温、より好ましくは40℃よりも高温、最も好ましくは37℃よりも高温で実質的に液体または少なくとも移動性であるのが特に好ましい。50℃よりも高温で組成物が完全に溶融するのが好ましい。
組成物が流動性になる温度を決定する1つの方法によれば、組成物のスリップ点が30℃よりも高く50℃よりも低い温度、より好ましくは35℃よりも高く47℃よりも低い温度、最も好ましくは37℃よりも高く45℃よりも低い温度であるのが望ましい。
組成物のスリップ点は、英国標準British Standard BS 684 section 1.3 1991 ISO 6321:1991(UK)に定義された方法で測定される。
製品形態
保存中には実質的にディスペンスデバイス内部に維持され、タンブル乾燥機の加熱サイクル中に織物類に配給され得る織物トリートメント組成物を提供するためには、組成物が熱サイクルの加熱温度またはそれに近い温度で保存状態から分出状態への転移を生じ得る粘度特性を有していることが重要である。即ち、組成物は好ましくは周囲温度で非流動性の高粘度物質(例えば固体、軟質固体またはゲル)であり、タンブル乾燥機の加熱温度で低粘度物質(例えば液体)になることが必要である。
最も好ましくは組成物が、周囲温度では非流動性ゲルまたはゲル様粘稠度を組成物に与えるネットワークを形成する結晶質状態を含む“ゲル”である。タンブル乾燥機の加熱温度では組成物が最も好ましくは透明なまたは等方性溶液を含む“ゾル”である。
理想的には加熱温度で組成物が単相であるか、または、多相であるならば分散相がディスペンスデバイスの典型的な膜の細孔サイズよりも小さい単位サイズを有している。典型的な膜は0.1−10ミクロンの範囲の細孔サイズを有している。細孔サイズがこの範囲よりも顕著に小さいと、分出が難しくなり、細孔サイズがこの範囲よりも顕著に大きいと1サイクルあたり過度に多量の組成物が放出され、これによって汚染の危険が増す。
典型的には組成物が周囲温度で100s−1の剪断速度で375mPa.sを上回る粘度、より好ましくは450mPa.sを上回る粘度、最も好ましくは500mPa.sを上回る粘度、例えば600mPa.sを上回る粘度を有するであろう。周囲温度の組成物の粘度は、(必要ならば)組成物を溶融し、粘度計のカップに移し、次いでゆるやかな剪断を伴って室温に放冷することによって測定する。
家庭用タンブル乾燥機の加熱温度で組成物は典型的には100s−1で350mPa.sを下回る粘度、より好ましくは300mPa.sを下回る粘度、最も好ましくは250mPa.sを下回る粘度、例えば200mPa.sを下回る粘度を有するであろう。
Haake回転粘度計RV20 cup and bob NV1を使用して測定することができる。
織物類への組成物の配給を改善しかつ保存状態と分出状態との間のサイクル切り替えを円滑にすると共に最適な静電防止効果を与えるために、(1種または複数の)有効成分の担体系が水及び油を含む。場合によっては、担体系が更に非イオン性界面活性剤を含む。

本発明の組成物は水を含む。
本発明の組成物が水を基材とするという特性は汚染の抑制を助けると考えられ、これが実質的に非水性の従来のタンブル乾燥機用シートとの違いである。
水は、組成物の全重量を基準として10−50重量%、好ましくは15−40重量%、より好ましくは20−35重量%のレベルで存在する。

本発明の組成物中には1種または複数の油が存在する。
本発明の組成物では、油の存在下で香料の良好な移譲が行われることが知見された。
適当な油としては鉱油/炭化水素油、エステル油、糖エステル油、シリコーン油及び/または天然油例えば植物油がある。しかしながら、天然油または鉱油が好ましい。
鉱油は、実質的に炭素及び水素だけを含有する炭化水素油を含む。炭化水素油は好ましくは芳香族成分を実質的に含まず、完全に飽和している。適当な炭化水素油は、種々の枝分かれ度を有している種々の鎖長(例えばC−C40)の炭化水素の混合物を含み得る。炭化水素油は好ましくは脂肪族である。
好ましい鉱油としてはMarcolシリーズの工業用油(Esso社)が挙げられるが、Siriusシリーズ(Fuchs社)、Semtolシリーズ(Goldschmidt社)、または、Merkur Tecシリーズ(Merkur Vaseline社)が特に好ましい。
鉱油の分子量は典型的には100−400の範囲である。
エステル油は疎水性である。このようなエステル油としては、炭化水素鎖に1−24個の炭素原子を有している一価または多価アルコールの脂肪エステル、炭化水素鎖に1−24個の炭素原子を有しているモノまたはポリカルボン酸がある。但し、エステル油中の炭素原子の総数は16以上である、及び、炭化水素鎖の少なくとも1つが12個以上の炭素原子を有しているという条件を満たしていなければならない。
適当なエステル油としては、実質的に飽和したエステル油(即ち、10%未満の数の不飽和炭素−炭素結合を有している)、例えば、PRIOLUBES(Unichema社)がある。2−エチルヘキシルステアレート(PRIOLUBE 1545)、ネオペンチルグリコールモノメレート(PRIOLUBE 2045)及びメチルラウレート(PRIOLUBE 1415)が特に好ましいが、オレイックモノグリセリド(PRIOLUBE 1407)及びネオペンチルグリコールジオレエート(PRIOLUBE 1446)も適当である。
その他の適当なエステル油としては、欧州特許公開EP−A1−0746603に定義されているような脂肪酸グリセリドエステル、例えば、パーム油及びタロウ油が挙げられる。
適当な油性糖エステル化合物としては、国際特許公開WO−A−98/16538に定義されているような糖エステル油が挙げられる。該特許は参照によって本発明に含まれるものとする。油性糖エステルは好ましくは、5−50Pa.sの粘度を有しており、好ましくは0.8−1.2gcm−3、より好ましくは0.9−1gcm−3、最も好ましくは0.93−0.99gcm−3の密度を有している。
エステル油の粘度は、Haake回転粘度計RV20 NV cup and bobを使用して温度25℃、106s−1で測定して0.002−2.0Pa.s、より好ましくは0.004−0.4Pa.sであり、鉱油の密度は25℃で0.8−0.9g.cm−3であるのが好ましい。
適当なシリコーン油は低分子量、例えば1000未満の分子量をもつ油を含む。好ましくは油が揮発性である。適当な市販のシリコーン油はDow Chemicals社のDC 245である。
本発明に使用するための最も好ましい油は天然油、特に植物基材の油である。適当な植物基材の油としては、グレープシード油、ナタネ油、コムギ胚芽油、ヒマシ油、トウモロコシ油、綿実油、オリーブ油、ナタネ油、ベニバナ種油、ホホバ油、マツヨイグサ油、アボカド油及びティーツリー油(tea tree oil)がある。これらの油は典型的な鉱油よりも高い極性及び不飽和レベルを有しており、このため単独でも織物トリートメント有効成分と併用されたときにも改善された静電防止効果を与えると考えられている。
上述の種類の油のいずれか一種または複数を使用し得るが、油が表面活性を実質的に全く有していないのが特に好ましい。
タンブル乾燥機の配給温度では油と水とが織物トリートメント有効成分の補助によって油中水型マイクロエマルジョンを形成すると考えられる。
マイクロエマルジョン組成物の予想外の効果は、伝統的なタンブル乾燥機用シートに比べて汚染の量がタンブル乾燥機の加熱サイクルあたりの組成物の配給量に左右されないことである。これは、米国特許第4149977号に開示されているような従来技術の系よりも有利である。該特許の系は典型的には、汚染をコントロールするために各サイクルで配給される組成物の量の完全なコントロールが維持されることに依存しなければならない。
油の存在はまた、織物類に対する香料の移譲を実質的に改善し、乾燥後のトリートメント済み織物類に対する香料の体質化及び持続性を改善することが知見された。
油は組成物の全重量を基準として5−40重量%、好ましくは8−35重量%、より好ましくは10−30重量%のレベルで存在する。
非イオン性界面活性剤
非イオン性界面活性剤は、組成物の溶融温度のコントロールを改善するため、または、少なくとも組成物が流動性になる温度に影響を与えるために存在し得る。
好ましい非イオン性界面活性剤は、周囲温度で固体であり、その結果として、織物類にいったん付着すると織物類からの光散乱を増加させこれによって織物類に付着した物質の目立ち易さを抑える。
更に、好ましい非イオン性界面活性剤は、8−20、より好ましくは10−20の範囲内のHLBを有している。これが加熱サイクルの上昇温度で水相中の有効成分(例えば、典型的には20℃の水中で1×10−3重量%未満の溶解度を有している織物柔軟剤)の溶解性を有意に改善するからである。
適当な非イオン性界面活性剤としては、エチレンオキシド及び/またはプロピレンオキシドと脂肪アルコール、脂肪酸及び脂肪アミンとの付加物がある。
理想的には、非イオン性界面活性剤が1分子あたり8−40アルコキシ単位、より好ましくは10−30、もっと好ましくは11−25、例えば12−22アルコキシ単位という平均アルコキシ化度を含む。
本文中で後述する特定種類のアルコキシル化材料のいずれかを非イオン性界面活性剤として使用し得る。
適当な界面活性剤は一般式:
Figure 2005522593
の実質的に水溶性の界面活性剤であり、
式中のRは、第一、第二及び分枝状のアルキル及び/またはアシルヒドロカルビル基;第一、第二及び分枝状のアルケニルヒドロカルビル基;第一、第二及び分枝状のアルケニル置換フェノール系ヒドロカルビル基;炭素原子数8−約25、好ましくは10−20、例えば14−18の鎖長を有しているヒドロカルビル基からなる群から選択される。ココ及びタロウまたは連鎖組成物が最も好ましい。
エトキシル化非イオン性界面活性剤を表す一般式中のYは典型的には:
Figure 2005522593
であり、式中のRは上記と同義であるかまたは水素を表し、Zは好ましくは8−40、より好ましくは10−30、最も好ましくは11−25、例えば12−22を表す。
アルコキシル化度Zは1分子あたりのアルコキシ基の平均数を表す。
非イオン性界面活性剤の具体例を以下に示す。これらの具体例で整数は分子中のエトキシ(EO)基の数を表す。
A.直鎖状第一アルコールアルコキシレート
本発明の文脈では本文中に記載した範囲内のHLBを有しているn−ヘキサデカノール及びn−オクタデカノールのデカ−、ウンデカ−、ドデカ−、テトラデカ−及びペンタデカエトキシレートが有用な粘度/分散性調節剤である。天然アルコール及び合成アルコールの混在する“タロウ”鎖長範囲のエトキシレートも本発明に有用である。このような材料の特定例は、タロウアルコール−EO(11)、タロウアルコール−EO(18)及びタロウアルコール−EO(25)、ココアルコール−EO(10)、ココアルコール−EO(15)、ココアルコール−EO(20)及びココアルコール−EO(25)である。
B.直鎖状第二アルコールアルコキシレート
本発明の文脈では本文中に記載した範囲内のHLBを有している3−ヘキサデカノール、2−オクタデカノール、4−エイコサノール及び5−エイコサノールのデカ−、ウンデカ−、ドデカ−、テトラデカ−、ペンタデカ−、オクタデカ−及びノナデカ−エトキシレートが有用な粘度/分散性調節剤である。組成物の粘度及び/または分散性調節剤として本発明に有用な代表的なエトキシル化第二アルコールは:C16EO(11);C20EO(11);及びC16EO(14)である。
C.アルキルフェノールアルコキシレート
アルコールアルコキシレートの場合と同様に、本文中に記載した範囲内のHLBを有しているアルキル化フェノール、特に一価アルキルフェノールのヘキサ−からオクタデカ−までのエトキシレートが本発明の組成物の粘度/分散性調節剤として有用である。p−トリ−デシルフェノール、m−ペンタデシルフェノールなどのヘキサ−からオクタデカ−までのエトキシレートが本発明に有用である。本発明の混合物の粘度及び/または分散性調節剤として有用な代表的なエトキシル化アルキルフェノールはp−トリデシルフェノールEO(11)及びp−ペンタデシルフェノールEO(18)である。
本文中でも使用し当業界でも一般に認識されているように、非イオン性界面活性剤の式中のフェニレン基は2−4個の炭素原子を含んでいるアルキレン基と等価である。本発明の目的に適うフェニレン基含有の非イオン性界面活性剤は、アルキル基の炭素原子数に各フェニレン基あたり約3.3個の炭素原子を加算した和に等しい数の炭素原子を含むと考えられる。
フェノール系アルコキシレートが特に好ましい。その理由は、これらはタンブル乾燥機でトリートメントされた織物類に改善された静電防止効果を与えると考えられるからである。
D.オレフィン系アルコキシレート
第一及び第二のアルケニルアルコール並びに前項に開示したアルキルフェノールに対応するアルケニルフェノールは本文中に記載した範囲内のHLBまでエトキシル化されて本発明の組成物の粘度及び/または分散性の調節剤として使用することができる。
オレフィン系アルコキシレートはフェノール系アルコキシレートと同じ理由で好ましい。
E.分枝鎖アルコキシレート
公知の“OXO”法で得られる分枝鎖をもつ第一及び第二アルコールをエトキシル化し、本発明の組成物の粘度及び/または分散性の調節剤として使用できる。
分枝鎖をもつアルコキシレート及び第二アルコキシレートは本発明の範囲内であるが、アルコキシル化非イオン性界面活性剤はアルコキシル化直鎖状第一アルコールであるのが最も好ましい。
F.ポリオール基材の界面活性剤
適当なポリオール基材の界面活性剤としては、スクロースモノオレエート、スクロースモノステアレートまたはそれらの混合物のようなスクロースエステル、ココまたはステアリルモノグルコシド及びステアリルトリグルコシド及びアルキルポリグリセロールのようなポリグリセロール及びアルキルポリグルコシドがある。
上記の非イオン性界面活性剤は単独または併用で本発明組成物に使用でき、“非イオン性界面活性剤”という用語は、非イオン性界面活性剤の混合物を含意する。
スクロース基材の界面活性剤が極めて好適である。その理由は、それらが別のアルコキシレートに比べて高い水和状態を有するからである。
非イオン性界面活性剤は、組成物の全重量を基準として2−30重量%、好ましくは5−20重量%、最も好ましくは5−15重量%の範囲内の量で存在する。
溶媒
場合によって組成物が(1種または複数の)有効成分の溶媒を含み、また、溶媒を含むのが有利である。溶媒は組成物の粘度及び流動温度特性を更に最適にする。加えて、溶媒は保存中の組成物から水分が失われることを遅らせる保湿剤として作用する。
好ましくは溶媒が半極性である。
適当な溶媒は、タンブル乾燥機の加熱温度よりも高温の引火点を有しているいかなる溶媒でもよい。理想的には溶媒がまた無臭である。
市販の例はポリオールである。グリコールエーテルのようなグリコール基材の溶媒が特に好ましい。最も好ましい溶媒はジプロピレングリコールである。
溶媒は好ましくは、組成物の全重量を基準として、1−25重量%、より好ましくは2−20重量%、最も好ましくは3−10重量%のレベルで存在する。
好ましくは非イオン性界面活性剤対溶媒の重量比が1:1−15:1、より好ましくは3:2−8:1、最も好ましくは2:1−6:1である。
非イオン性界面活性剤と場合によっては存在する溶媒とを合わせた量が好ましくは組成物の50重量%未満、より好ましくは47重量%未満、最も好ましくは45重量%未満である。
織物トリートメント有効成分
洗濯作業のすすぎサイクルまたはタンブル乾燥サイクル中に典型的に配給されるどのような有効成分も本発明の組成物中の使用に適している。
好ましくは、織物トリートメント有効成分が非イオン性界面活性剤に対して過剰重量、より好ましくは過剰モル量で存在する。
理想的には、織物トリートメント有効成分対非イオン性界面活性剤のモル比が、50:1−1:1、より好ましくは30:1−2:1、最も好ましくは25:1−2:1、例えば5:1−2:1の範囲内である。
好ましくは、織物トリートメント有効成分対非イオン性界面活性剤の重量比が、100:1−1:3、より好ましくは50:1−1:2、最も好ましくは25:1−1:1、例えば5:1−1:1の範囲内である。
常用の有効成分の例を以下に示す。すべての有効成分を網羅してはいない。本発明の組成物に使用するための同等に適当な有効成分が他にも存在することが当業者には理解されよう。
静電防止剤
適当な静電防止剤は、グリセロール及び酢酸カリウムのような保湿剤、塩化リチウムのような無機塩、トリエタノールアミンのようなアミンである。イオン化性静電防止剤は非イオン化性静電防止剤よりも有効であると考えられており、従って、静電防止剤が相対湿度40%未満の環境と平衡した溶液を形成するために十分に吸湿性であるのが望ましい。
特に好ましい静電防止剤は、80%以下の脂肪酸を含有するNHDEFI/脂肪酸系、25/75LAS/脂肪酸系、1つまたは複数のアルキル基がポリ(オキシエチレン)基で置換された第四アンモニウム化合物、ペル第四級化アルキレン−ジアミン誘導体、ポリ(オキシエチレン)基を含有するポリアミン、PEG600、米国特許第4058489号に記載されているような好ましくは双方の界面活性剤が共有結合した非イオン性界面活性剤とカチオン性界面活性剤との組合せ、Textile Month May 1983,22に記載されているような第四アンモニウム材料と非イオン性界面活性剤との組合せ、トリ−メチルベンジルアンモニウムクロリド、トリ−オクチルアンモニウムクロリド、トリ−メチルベンジルアンモニウムクロリド、Gafstat S100(Gaf Corp.製)、Alubrasol MM(Jordan Chem.Co.製)、好ましくはジ−オクチルジメチルアンモニウムブロミドと組み合わせたテトラブチルアンモニウムブロミド、米国特許第3951879号に記載されているような第四アンモニウム材料とマグネシウム塩またはカルシウム塩(CaCl、CaSO、MgSO)との組合せ、米国特許第4049557号に記載されているような高級アルキル−1,2−エポキシドと低級アルカンジアミンとの反応によって生成したモノ−及びジ−置換アルカンジアミンの混合物、米国特許第3725473号に記載されているようなN−置換イミノジカルボキシレート、米国特許第3962100号に記載されているような式RNH O(O)CNRのアルキルアンモニウムカーバメート[式中のRは水素または例えば原子数1−22のアルキル基;Rは炭素原子数10以上(好ましくは10−22)のアルキル基;R及びRの各々は水素またはアルキル基(炭素数1−22)を表す]、米国特許第3844952号に記載されているような式−[N(R′)(CH−[式中のyは1−4の整数、好ましくは2;zは1よりも大きい整数、好ましくは20−10000;R′は水素、好ましくは炭素原子数12−18のアルキル及びアルカノイル置換基から成るグループから選択される]で表され、好ましくは窒素原子の10−20%がアルキル及びアルカノイル置換基で置換されているポリアルキルエチレンイミン、米国特許第3959157号に記載されているようなモノ−またはジ−長鎖アルキルイミダゾリニウム化合物、米国特許第4058489号に記載されているような非イオン性、カチオン性及びアニオン性の界面活性剤の混合物である。
織物柔軟剤
適当な織物柔軟剤としては、第四アンモニウム織物柔軟剤及びイミダゾリンのようなカチオン性界面活性剤並びに非イオン性織物柔軟剤がある。
織物トリートメント有効成分がカチオン性界面活性剤を含むとき、非イオン性界面活性剤が存在するのが好ましい。非イオン性界面活性剤は、カチオン性界面活性剤によるマイクロ−エマルジョンの形成を補助し、これによって有効成分の溶解を促進する。これが活性化組成物の流動性を向上させ、織物類への付着を改善する。
織物柔軟剤が第四アンモニウム織物柔軟剤であるならば、この柔軟剤は、好ましくは少なくとも1個のエステルリンクを介して窒素ヘッド基に結合された2個のC12−28アルキル基またはアルケニル基を有しているのが好ましい。第四アンモニウム材料に2個のエステルリンクが存在しているならばより好ましい。
好ましくは、アルキル基またはアルケニル基の平均鎖長は少なくともC14、より好ましくは少なくともC16である。最も好ましくは鎖の少なくとも半量がC18の長さを有している。
一般には、アルキル鎖またはアルケニル鎖が主として線状であるのが好ましい。
本発明に使用するためのカチオン性織物柔軟化合物の第一グループは、式(I):
Figure 2005522593
によって表され、式中のRの各々は独立にC5−35のアルキル基またはアルケニル基から選択され、RはC1−4アルキル基、C2−4アルケニル基またはC1−4ヒドロキシアルキル基を表し、Tは、
Figure 2005522593
であり、nは0であるかまたは1−4から選択された整数を表し、mは1、2または3であり、このmはN原子に直結した側鎖部分の数を表し、Xはハロゲン化物またはアルキルスルフェートのようなアニオン性基、例えば、塩化物、メチルスルフェートまたはエチルスルフェートを表す。
このクラスの特に好ましい材料は、トリエタノールアンモニウムメチルスルフェートのジ−アルケニルエステルである。市販例は、いずれもKaoの製品であるTetranyl AHT−1(トリエタノールアンモニウムメチルスルフェートのジ硬化オレイックエステル、80%有効成分)、AT−1(トリエタノールアンモニウムメチルスルフェートのジ−オレイックエステル、90%有効成分)、L5/90(トリエタノールアンモニウムメチルスルフェートのパームエステル、90%有効成分)、並びに、Witco Corporationの製品であるRewoquat WE15(C10−C20及びC16−C18の不飽和脂肪酸とトリエタノールアミンジメチルスルフェート第四級化化合物との反応生成物、90%有効成分)である。
本発明に使用するための第二グループのカチオン性織物柔軟化合物は式(II):
Figure 2005522593
によって表され、式中のR基の各々は独立にC1−4アルキル基、ヒドロキシアルキル基またはC2−4アルケニル基から選択され;R基の各々は独立にC8−28のアルキル基またはアルケニル基から選択され;nは0であるかまたは1−5の整数であり、T及びXは上記の定義と同義である。
1,2−ビス[タロウオイルオキシ]−3−トリメチルアンモニウムプロパンクロリド及び1,2−ビス[オレイルオキシ]−3−トリメチルアンモニウムプロパンクロリドのようなこのクラスの好ましい材料及びそれらの調製方法は例えば米国特許第4137180号(Lever Brothers)に記載されている。該特許の記載内容は参照によって本発明に含まれるものとする。好ましくはこれらの材料がまた、米国特許第4137180号に記載されているように少量の対応モノエステルを含む。
本発明に使用するための第三グループのカチオン性織物柔軟化合物は式(III):
Figure 2005522593
によって表され、式中のR基の各々は独立にC1−4アルキル基またはC2−4アルケニル基から選択され;R基の各々は独立にC8−28のアルキル基またはアルケニル基から選択され;nは0であるかまたは1−5の整数であり、T及びXは上記の定義と同義である。このクラスの好ましい材料はN−N−ジ(タロウオイルオキシエチル)N,N−ジメチルアンモニウムクロリドである。
本発明に使用するための第四グループのカチオン性織物柔軟化合物は式(IV):
Figure 2005522593
によって表され、式中のR基の各々は独立にC1−4アルキル基またはC2−4アルケニル基から選択され;R基の各々は独立にC8−28のアルキル基またはアルケニル基から選択され;Xは上記の定義と同義である。
また、ある種の織物柔軟剤は織物類に静電防止効果も与え得ることを理解されたい。
例えば、1分子あたり1つまたは複数のアルコキシレート基をもつ第四アンモニウム材料は、優れた柔軟効果と優れた静電防止効果との双方を織物類に与えると考えられている。
同時に静電防止効果を与える織物柔軟剤が特に好ましい。
織物トリートメント有効成分は組成物の全重量を基準として3−75重量%(有効成分)、好ましくは4−60重量%、より好ましくは5−50重量%、最も好ましくは10−45重量%の量で存在する。
親脂肪アシル基または酸のヨウ素価
第四アンモニウム織物柔軟材料の形成原料となる親脂肪アシル化合物または酸のヨウ素価は0−140、より好ましくは0−80、最も好ましくは0−40、例えば0−35である。
4未満のヨウ素価が特に望ましい。得られる有効成分が優れた柔軟効果を与えかつ保存中の悪臭の問題に対する抵抗性が大きいからである。また、ヨウ素価が低いほど汚染が抑制されると考えられる。
しかしながら、5−35のヨウ素価も適当である。得られる有効成分がタンブル乾燥機の加熱温度でいっそう容易に溶融し、改善された静電防止効果を与えるからである。
第四アンモニウム材料が5−35、例えば10−25のヨウ素価をもつ親脂肪酸またはアシル化合物を基材とする場合、非イオン性界面活性剤が完全飽和アルコキシル化アルコール、例えば硬化タロウ15EOを含むのが特に好ましい。
本発明の文脈で、織物柔軟材料の形成原料となる親脂肪アシル化合物または酸のヨウ素価は、100グラムの化合物と反応するヨウ素のグラム数であると定義される。
親脂肪アシル化合物/酸のヨウ素価の計算方法は、規定量(0.1−3g)を約15mlのクロロホルムに溶解する段階を含む。溶解した親脂肪アシル化合物/脂肪酸を次に25mlの一塩化ヨウ素(0.1M)の酢酸溶液と反応させる。これに、20mlの10%ヨウ化カリウム溶液と約150mlの脱イオン水とを加える。ハロゲンの付加が生じた後、余剰の一塩化ヨウ素を青色デンプン指示薬粉末の存在下にチオ硫酸ナトリウム溶液(0.1M)で滴定することによって測定する。同時に、ブランクを同量の試薬によって同じ条件下で測定する。ブランク中で消費されたチオ硫酸ナトリウムの容量と親脂肪アシル化合物または脂肪酸との反応で消費されたチオ硫酸ナトリウムの容量との差からヨウ素価を計算し得る。
香料
本発明の組成物がまた1種または複数の香料を含むのが好ましい。適当な香料成分としては、1969年に著者によって出版されたSteffen Arctanderの“Perfume and Flavor Chemicals (Aroma Chemicals)”に開示された香料成分が挙げられる。該文献の記載内容は参照によって本発明に含まれるものとする。
本発明の発明者らは、組成物を不安定にすることなく10重量%までの香料を本発明の組成物に含有させ得ることを知見した。このようなレベルは市販のタンブル乾燥機用シートに存在するレベルよりも有意に高い。従って、本発明の組成物によって得られる香料の体質化及び持続性は伝統的なタンブル乾燥機用シートよりも優れている。
脂肪成分
本発明の組成物は脂肪酸及び/または脂肪アルコールのような脂肪成分を含み得る。
適当な脂肪酸/アルコールは、炭素原子数8−26、より好ましくは12−22、最も好ましくは炭素原子数12−20のヒドロカルビル鎖長を有している。
好ましい脂肪酸は、硬化タロウ脂肪酸(Uniqema社から商標Pristereneとして入手可能)である。
好ましい脂肪アルコールは、硬化タロウアルコール(Cognis社の商標Stenol及びHydrenol、Albright and Wilson社のLaurex CSとして入手可能)、ベヘニルアルコール、Lanette 22(Henkel社)として入手可能なC22鎖アルコールである。
脂肪酸及び/またはアルコールは好ましくは、組成物の全重量を基準として0.5−15重量%、より好ましくは1−10重量%、最も好ましくは1.5−7重量%の量で存在する。
その他の補助有効成分
織物トリートメント有効成分に役立つその他の補助有効成分を組成物の全重量を基準として0.01−20重量%、より好ましくは0.05−10重量%の量で含有させてもよい。この種の好ましい成分としては脂肪エステル及び脂肪N−オキシドがある。
好ましい脂肪エステルとしてはグリセロールモノステアレートのような脂肪モノエステルがある。GMSが存在する場合、組成物中のGMSのレベルは組成物の全重量を基準として0.01−10重量%であるのが好ましい。
高分子粘度コントロール剤
本発明の組成物中にはまた高分子粘度コントロール剤が存在し得る。適当な高分子粘度コントロール剤としては、非イオン性及びカチオン性のポリマー、例えば、疎水的に改質されたセルロースエーテル(例えば、Hercules社のNatrosol Plus)、及び、カチオン的に改質されたデンプン(例えば、いずれもAvebe社のSoftgel BDA及びSoftgel BD)がある。特に好ましい粘度コントロール剤は、メタクリレートとカチオン性アクリルアミドとのコポリマーであり、Flosoft 200(SNF Floerger社)として入手可能である。
高分子粘度コントロール剤は好ましくは、組成物の全重量を基準として0.01−5重量%、より好ましくは0.02−4重量%の量で存在する。
その他の任意成分
組成物はまた、織物コンディショニング組成物中で慣用の1種または複数の任意成分、例えば、pH緩衝剤、香料担体、蛍光剤、着色剤、抑泡剤、再付着防止剤、高分子電解質、酵素、蛍光増白剤、収縮防止剤、しわ防止剤、斑点防止剤、殺菌剤、殺真菌剤、腐食防止剤、ドレープ付与剤、アイロン補助剤及び染料を含み得る。
次に本発明を以下の実施例によって説明する。本発明の範囲内のよりいっそうの変更は当業者に明らかであろう。
本発明のサンプルは数字によって表す。比較用サンプルは文字によって表す。
異なる記述がないならば全ての値は有効成分の重量%である。
表1のサンプルを以下のごとく調製した。
第四アンモニウム材料(quat)と油と任意の溶媒とをビーカーで計量し、ホットプレートに載せて溶融するまで加熱した(約70℃)。次に溶融混合物を撹拌しながら所定量の熱水(同じく約70℃)をゆっくりと加えた。この混合物に香料を添加し、“透明な”液体になるまで撹拌を継続した。液体をびんに詰め、びんに入れてまたは回転ブレンダーに載せて放冷した。
Figure 2005522593
表中の“*”記号を付けた材料に関する量は溶媒を含む原料のレベルを表す。
汚染評価
次に、表2に示した織物類で汚染評価を行った。
Figure 2005522593
1.5kgの洗濯物をMiele Novotronic W820洗濯機で80gの無香料Persil織物用粉末洗剤を使用し40℃の洗浄温度で洗濯した。織物類を遠心脱水し、次いでMiele Novotronic T43タンブル乾燥機に移した。
膜厚160μm、膜の細孔サイズ0.2μm及び膜面積1080mmを有している、国際特許公開WO−A1−02/33161の16頁26行から20頁12行に記載され図1、3及び4に図示されているディスペンスデバイスに30gのサンプルを充填し、次いでタンブル乾燥機の扉の内面に取り付け、60分間の“Cotton Extra Dry”乾燥サイクルを開始した。サイクルが終了すると織物類を取り出した。またタンブル乾燥機用シートを使用して比較評価を行った(各サイクルに一枚のタンブル乾燥機用シートを使用した)。
標準Viewing Cabinet(北半球の典型的な戸外光をシミュレートするD65光)を使用し熟練の研究所員のパネルによって汚染を評価した。パネルは鋭い鑑識眼で様々な角度から観察しまた黒色背景のもとで観察することによって水性組成物の汚染を鑑定した。
異なる指定がない限り、各サンプルを3回ずつ鑑定した。毎回の鑑定の間に織物を上述の条件で洗濯した。
しみの数及びしみの大きさ/視認度に従って汚染を0−5の段階でランク付けした。段階0は汚染が全く無いことを表し、段階5は汚染がひどいことを表す。
結果を以下の表3に示す。
Figure 2005522593
配給評価
上述の方法に従って以下の組成物を調製した。
Figure 2005522593
配給評価は以下のように行った。
評価すべき約30gのサンプルを上述のディスペンスデバイスに移した。次にデバイスをMieleタンブル乾燥機の扉の内側に取り付け、60分間の“Cotton extra dry”加熱サイクルを開始した。
各サンプルについて、加熱サイクル中の種々の時点で配給された製品の量を測定した。
60分間のサイクル中に1−2gの範囲の製品が配給されるのが望ましい。この量よりも少ないと、織物に配給される有効成分の量が十分でない。この量よりも有意に多い量は汚染の問題を生じるであろう。
配給された各サンプルの量を表5にグラムで表す。
Figure 2005522593
サンプルD及びEの場合、過剰量の製品が配給されたので約20分後に配給を停止した。
汚染評価
次に、表2に示した衣服に対する表4のサンプルの汚染評価を行った。評価は上述の実施例に記載の方法に従って行った。
結果を表6に示す。
Figure 2005522593
香料評価
また、サンプル4−8及び市販の標準タンブル乾燥機用シート(Bounce、2001年にUKで購入)を使用した10回の洗濯・乾燥サイクルで香料評価を行った。
等しい重量の木綿、ポリコットン、ポリエステル、ナイロン、アクリル、マイクロファイバモニター及びポンジーポリエステルモニターを混在させた1.5kgの洗濯物を上述のように洗濯した。洗濯物を遠心脱水し、Hotpoint Aquariusタンブル乾燥機に移し、次いで60分間タンブルした。ディスペンスデバイスは所定位置に維持しておき再充填はしないでこのプロセスを10回繰り返した。各サイクル後に洗濯物を取り出して評価し次いで洗濯し、10サイクルが完了するまでこのサイクルを繰り返した。タンブル乾燥機用シートを含むサンプルについては各乾燥サイクルの前に新しいシートを導入した。
サンプル4−8の各々を使用したとき、各乾燥サイクル後の織物類はタンブル乾燥機用シートでトリートメントした織物類よりも有意に強い香りを示した。
追加の汚染評価
第四アンモニウム材料と油と非イオン性界面活性剤と任意の溶媒とをビーカーで計量しホットプレートに載せて溶融するまで加熱する(約70℃)ことによって以下の組成物を調製した。次に溶融混合物を撹拌しながら所定量の熱水(同じく約70℃)をゆっくりと加えた。香料を添加し、“透明な”液体が生じるまで撹拌を継続した。液体をびんに入れてまたは回転ブレンダーに載せて放冷した。
Figure 2005522593
上記の配合物はいずれもタンブル乾燥機の加熱温度でマイクロエマルジョンを生成した。
前述の実施例に記載の方法に従って汚染性能を評価した。結果を表8に示す。
Figure 2005522593

Claims (10)

  1. (a)3−75重量%の1種または複数の織物トリートメント有効成分と、
    (b)10−50重量%の水と、
    (c)5−40重量%の油と、
    (d)場合によっては2−30重量%の非イオン性界面活性剤と、
    を含む熱活性化織物トリートメント組成物。
  2. 織物トリートメント有効成分が第四アンモニウム材料である請求項1に記載の熱活性化織物コンディショニング組成物。
  3. 油が植物基材の天然油を含む請求項1または2に記載の熱活性化織物コンディショニング組成物。
  4. 油が揮発性シリコーン油を含む請求項1から3のいずれか一項に記載の熱活性化織物コンディショニング組成物。
  5. 非イオン性界面活性剤が12−20個のEO基を有しているエトキシル化アルコールを含む請求項1から4のいずれか一項に記載の熱活性化織物コンディショニング組成物。
  6. 織物トリートメント有効成分対非イオン性界面活性剤の重量比が100:1−1:3の範囲内である請求項1から5のいずれか一項に記載の熱活性化織物コンディショニング組成物。
  7. 織物トリートメント有効成分対非イオン性界面活性剤の重量比が50:1−1:2の範囲内である請求項1から6のいずれか一項に記載の熱活性化織物コンディショニング組成物。
  8. 織物トリートメント有効成分対非イオン性界面活性剤の重量比が5:1−1:1の範囲内である請求項1から7のいずれか一項に記載の熱活性化織物コンディショニング組成物。
  9. ディスペンスデバイスに収容された請求項1に記載の熱活性化組成物を含む包装品。
  10. タンブル乾燥機の扉の内側パネルに請求項9に記載の包装品を配置する段階と、タンブル乾燥機に織物類を挿入する段階と、織物類をコンディショニングするために乾燥中の織物類に織物トリートメント組成物の少なくとも一部分がデバイスからディスペンスされるように乾燥機を作動させる段階とを含むタンブル乾燥機内の織物類のコンディショニング方法。
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