JP2005522072A - 信号遅延を導入する装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】信号に時間遅延を導入するための精確信号遅延装置及び遅延方法である。精確遅延は、それぞれ選択可能な遅延(すなわちバーニア型の回路)に直列に接続された1対の遅延ロックループ(DLL)により導入される。精確回路における不均一性は、遅延補償回路で補償される。本装置及び本方法は、位相シフト、データ遅延、精確パルス幅変調及び精確時間開窓に使用することができる。

Description

本発明は電子機器に関し、より詳細には信号遅延を導入する装置及び方法に関する。
現在、種々の信号に高精度の遅延を導入することができる信号遅延回路に対するニーズがある。例えば、高レンジ解像度レーダシステムにおいて、遅延回路は、200ピコ秒より細かい解像度で送信パルス及び受信パルス間に間隔を生成する必要がある。実践を考慮するため、遅延回路は高価でなく、高信頼性で小型でなければならない。
遅延を生成する一周知方法は、抵抗及びキャパシタ(RC)回路を使用することである。RC回路において、RC回路に印加される電圧が変化すると、キャパシタ両端の電圧は、予測可能な方法で徐々に変化し、RC回路に印加される新たな電圧になる。印加された電圧レベルでの所定の変化に応答してキャパシタが一電圧レベルから別の電圧レベルに移行するのに要する時間は、予測可能な時間間隔を決め、遅延を発生するのに使用可能である。この方法は、高価ではないものの信頼性に悪影響を与えるノイズを受け易い。
信号遅延を発生する別の方法は図1に示される。図1は、周期的入力信号の位相をシフトする公知のタップ遅延ロックループ(TDLL)のブロック図である。TDLL10は、(N個の)等しい遅延要素14を有する遅延チェーン12、比較器16及びマルチプレクサ18を有する。遅延要素は代表的には、シリコンウエハ上の単一集積回路(IC)として作られる。従って、遅延要素は基本的に同一で、遅延要素を通過する信号に等しい量の遅延をそれぞれ導入する。
作動中、TDLL10の入力ポート(IN)で受信される入力信号は、比較器16の一入力ポートを同時に通り、遅延チェーン12を通過する。遅延チェーン12を通過した後、遅延入力信号は、入力信号の位相と比較される比較器16の他の入力ポートに帰還する。比較器16は、遅延チェーン12内の各遅延要素に送られるエラー信号を生成し、各遅延要素により提供される遅延量を制御する。遅延要素は相等しいので、各遅延要素にエラー信号を印加することは各遅延要素を等量だけ調整する。比較器16は、その2つの入力が等しくなるまで出力(エラー信号)を調整する。出力は、入力信号の移動が遅延チェーン12だけ遅延した入力信号の位相と一致する際に生ずる。これは、遅延信号が入力信号の正確な一周期遅延する際に生ずる。入力信号の少なくとも一周期の後、位相が一致すると、TDLL10は「ロック」され、遅延チェーン12だけ遅延した入力信号は、入力信号の一周期だけ遅延した受信入力信号と等しい。
遅延チェーン12内の各遅延要素は、遅延チェーン12を通過すると入力信号に遅延を続けて導入する。ここで、引き続く遅延の各々は一般に「段」と称される。遅延チェーン12内の各遅延要素が「分岐(tap)」されると、分岐したものは入力信号の周期の一部分により遅延した入力信号に等しい信号をそれぞれ生成する。この部分は、入力信号が通過し遅延チェーン12内の全遅延要素数(N)で分割された遅延要素の数により与えられる。マルチプレクサ18は、各遅延要素のタップに結合され、選択ポート(Sel)で受信される選択信号に応答してタップの一つを選択することに使用され、所望の遅延を提供する。
特開平11−274904号公報
TDLL10は、周期的入力信号に遅延を導入することができる。しかし、TDLL10は入力信号の少なくとも一周期を「ロック」するので、個別の(すなわち可変周期の)パルスを遅延するのに適していない。さらに、入力信号の一周期内で生成される各段は付加的な遅延量を要する。従って、多数の段(すなわち高解像度)を要するシステムは多数の遅延要素を要する。しかし、多数の遅延要素が増加するにつれ、個別の離縁要素が一致することを確保することはますます困難になるので、線形性に悪影響を与える。
図2は、高いレベルの精確性を有する周期的入力信号の位相をシフトするための公知の「バーニア型」回路20のブロック図である。回路20は、図1のTDLL10と同一(同様の要素に同じ番号が付された)の第1TDLLと、図1のTDLL10と同様の第2TDLL22とを具備する。第2TDLL22は、(N−1)個の相等しい遅延要素26を有する第2遅延チェーン24、第2比較器28及び第2マルチプレクサ30を具備する。第1及び第2遅延チェーン12,24は代表的にはシリコンウエハ上に製造され、第1遅延チェーン12の遅延要素は基本的に互いに等しく、第2遅延チェーン22の遅延要素は基本的に互いに等しい。第1マルチプレクサ18の出力部は、第2TDLL22への入力部として使用される。従って、第1TDLL10は第1遅延を導入し、第2TDLL22は、第1TDLL10により遅延された入力信号に第2遅延を導入する。
図2のバーニア型の回路20は、TDLL10等の単一RDLLよりも少ない数の遅延要素を有する非常に細かい段のサイズを可能にする。第1及び第2TDLL10,22を直列に接続することにより、多数の段は比較的小さい数の遅延要素を使用して達成可能であるので、遅延要素をより容易に一致させることができる。段の数は、第1遅延チェーン12内の遅延要素の数(N個)及び第2遅延チェーン24内の遅延要素の数(N−1個)の積により与えられる。第2遅延チェーン24内の遅延要素の数が(N+1)個又は(N−1)個である限り、段のサイズは、その積により割られた入力信号の周期になる。例えば、N=16なら、段のサイズは入力信号一周期/(16*15)=1/240である。従って、入力信号が100MHzである場合、遅延は段あたり約40ピコ秒((1/100MHz)/(16*15)=41.7ps)である。この例では、240段(15*16=240)を達成するのに31遅延要素のみを要する。図1のTDLL10等の単一TDLLは240段を与えるために240個の遅延要素を要する。
図2(B)は、N=5の場合のN個の遅延要素(縦軸)を有する第1遅延チェーン12と、N−1個の遅延要素(横軸)を有する第2遅延チェーン24とを有するバーニア型回路20に関連する遅延段を示す表32である。このように、この回路20は5*4=20の遅延段を与える。第1遅延チェーン12内の各遅延要素は入力信号周期の1/5(すなわち0.200)である遅延段を導入し、第2遅延チェーン24内の各遅延要素は入力信号周期の1/4(すなわち0.250)である遅延段を導入する。従って、回路20は、各遅延チェーン12,24により最小遅延が導入される場合、入力信号周期の0.450倍と、各遅延チェーン12,24により最大遅延が導入される場合、入力信号周期の2.000倍との間の遅延を導入することができる。
バーニア型回路20の遅延段は入力信号の2周期にわたって広がる。従って、遅延段のいくつかは入力信号周期の一部分の時間遅延であるので、遅延信号は入力信号の1周期内に現れるのに対し、他の遅延段は、入力信号の一部分の時間遅延に加え、入力信号の1周期全体の時間遅延であるので、遅延信号は入力信号の1周期及び2周期の間に現れる。例えば、表32に示されるように、番号9,13〜14,17〜19で特定される遅延段は入力信号周期の一部分である遅延を導入するのに対し、番号1〜8,10〜12,15〜16,20で特定される遅延段は入力信号の一部分に加え、入力信号の1周期全体である遅延を導入する。バーニア型回路20用の遅延段の説明は、1999年10月発行のクリスチャンセン外著TTCrx参照マニュアル:タイミング、トリガー及びLHC検出器用の制御受信器ASIC第3版に見ることができる。
周期的入力信号については、入力信号の少なくとも1周期の後、バーニア型回路20により導入される遅延は、入力信号の1周期内に現れる。例えば、遅延段(1)は、入力信号の1/20に加えて入力信号の1周期分、第1パルスを遅延させる。しかしその後、出力信号は周期的であり、入力信号と同じ周期を有するので、入力信号はその周期のちょうど1/20だけ遅延して現れる。図2(B)のカッコ内の数字は、バーニア型回路(N=5)により導入される明白なシーケンシャル遅延を表わす。例えば、遅延段(1)は入力信号の周期の1/20の明白な遅延を生成し、遅延段(2)は入力信号の周期の2/20の明白な遅延を生成する。
しかし単一パルスについて、遅延段が非シーケンシャル方法で入力信号の2周期にわたって広がるという意味で「不均一」に現れる。例えば、第1遅延段(1)は、入力信号の一部分に加えて入力信号の1周期分(すなわち、1入力周期+入力周期の1/20)だけパルスを遅延させる。他方、遅延段(9)は、明白な遅延が遅延段(1)の明白な遅延より大きいが、入力周期の一部分(すなわち、入力周期の9/20)だけパルスを遅延させる。
バーニア型回路20は非常に高精度であるが、図1を参照して説明した第1TDLL10と同様に、各TDLL10,22をロックするのに入力信号の少なくとも1周期が必要なので、単一(すなわち可変周期)パルスを遅延させるのに回路20が使用されるのを防止する。さらに、遅延段のサイズは小さいが、図2(B)を参照して説明したように、入力信号の2周期にわたって不均一に広がる。
従って、上述の理由により、高信頼性で均一で個々の(すなわち可変)パルスを遅延させるのに使用できる高精度遅延を導入する装置及び方法に対するニーズがある。本発明はこのニーズを満たすものである。
本発明は、精確(precision)遅延を導入するよう直列に接続された1対のTDLLを使用し、遅延補償回路で精確な遅延の不均一性を補償することにより、上述の問題を克服する、信号に遅延を導入する方法及び装置を提供する。実施形態に従って、TDLL対の各TDLLは、同一の遅延要素を有する1対の遅延チェーンを含み、一方の遅延チェーンは周期クロックに結合されると共に(固有の段サイズと同様に)他方の遅延チェーンの段サイズをセットするのに使用され、第2遅延チェーンは入力信号に結合されて入力信号に遅延を導入する。従って、両遅延チェーン用の遅延は一方の遅延チェーンを使用して周期クロックによりセットされ、他方の遅延チェーンは入力信号をロックすることなく入力信号に精確な遅延を導入するのに使用することができる。このため、回路は、個々のパルスと、周期信号に加えて可変周期信号とを遅延させることができる。
本発明の一側面は、信号に遅延を導入する装置である。この装置は、第1レンジ内の遅延第1組及び第2レンジの遅延第2組から選択された第1遅延を信号に導入するよう構成された第1遅延回路と、第1遅延回路に結合され、信号に第2遅延を選択的に導入するよう構成された遅延補償回路と、第1遅延回路及び遅延補償回路に結合され、第1遅延が第1レンジ内の遅延第1組から選択される際に、第1遅延回路が第1遅延を選択するよう構成すると共に遅延補償回路が第2遅延を導入するよう構成するためのコントローラとを具備する。
本発明の別の側面は、信号に遅延を導入する装置である。この装置は、クロック信号を受信する第1入力部、帰還信号を受信する第2入力部、及びエラー訂正信号を生成する出力部を有する比較器と、クロック信号を受信する入力ポート、帰還信号を生成する出力ポート、及び各々がエラー訂正信号を受信するエラー訂正ポートを有する第1組の遅延要素を有する第1遅延チェーンと、信号を受信する入力ポート、及び第1組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、各々がエラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及び遅延信号を生成するタップポートを有する第2組の遅延要素を有する第2遅延チェーンと、第2遅延チェーンのタップポートに結合された複数の入力部、セレクタ信号を受信してタップポートの一つを選択する制御ポート、及び遅延信号の一つを通す出力部を有するセレクタとを具備する。
本発明の別の側面は、第1レンジ内に第1組の遅延及び第2レンジ内に第2組の遅延を導入することができるバーニア型回路に均一な遅延段を生成する方法である。この方法は、信号に追加する遅延量を特定する遅延指示器を受信し、バーニア型回路を用いて信号に第1遅延を導入し、第1遅延が第1レンジ内にある場合、入力信号に第2遅延を導入する工程とを具備し、第1及び第2遅延が一緒に第2レンジ内にある第3遅延を生成する。
図3は、本発明の一実施形態に従って入力信号に精確遅延(precision delay)を導入する回路の概観を表わすブロック図100である。ブロック図100は、入力ポート(IN)で受信される入力信号に精確な遅延を導入する精確遅延回路102と、入力信号に付加遅延(すなわち補償遅延)を選択的に付加する遅延補償回路104と、精確遅延回路102及び遅延補償回路104を制御するコントローラ106と、周期信号を生成するクロック108とを具備する。精確遅延回路102及び遅延補償回路104により遅延した入力信号は、出力ポート(OUT)における出力である。
精確遅延回路102は、異なる2レンジにわたって不均一に広がる複数の異なる遅延段を生成することができる。遅延補償回路104は、全遅延段が基本的に同じレンジの範囲に入るように入力信号に付加される精確遅延が特定の一レンジの範囲に入る際に、入力信号に補償遅延を付加するよう機能する。好適な一実施形態において、精確遅延回路102の異なる2レンジはクロック108の連続2クロック周期をカバーし、各レンジが別々のクロック周期に対応する。本実施形態において、精確遅延回路102により導入される遅延が第1クロック周期、すなわち第1レンジの範囲に入る場合、遅延補償回路104は1クロック周期遅延を付加する。従って、精確遅延回路102により導入される全遅延段は、単一クロック周期、すなわち第2レンジの範囲に効果的に入る。以下の実施形態で説明されるように、補償遅延は精確遅延の前に入力信号に付加することができ、精確遅延の後、すなわち精確遅延回路102の一部として遅延補償回路104を有することにより、精確遅延とほぼ同時である。
図4は、本発明に従った遅延システム110の一実施形態を示す。遅延システム110は、精確遅延回路102、遅延補償回路104、コントローラ106及びクロック108を具備する。一般的概観において、入力信号は入力ポート(IN)で受信される。入力信号は、必要な場合補償遅延が導入され、精確遅延が導入される精確遅延回路102を通って、遅延補償回路104を通過する。コントローラ106は、精確遅延回路102により付加される遅延量を制御する。さらに、精確遅延回路102により導入される所定の精確遅延について、コントローラ106は、入力信号に補償遅延を付加するよう遅延補償回路104に指示する。
遅延システム110を詳細に説明する。クロック108はタイミング及び同期情報を提供する。図示の実施形態において、クロック108は精確遅延回路102、遅延補償回路104及びコントローラ106に結合される。好適な一実施形態において、クロック108は、デジタル回路で使用される周期信号を発生する従来のクロックである。本発明で使用される適当なクロックの選択は、当業者には明白であろう。
精確遅延回路102は、入力ポート102aで受信される入力信号に精確遅延を導入し、出力ポート102bで精確遅延された入力信号を生成する。図示の実施形態において、精確遅延回路102は、直列に接続された第1TDLL112及び第2TDLL114、すなわちバーニア型回路を有する。従って、上述したバーニア型回路20(図2参照)と同様に、精確遅延回路102により導入される遅延段は、2レンジ、すなわち元の入力信号の1クロック周期内、及び元の入力信号の1クロック周期及び2クロック周期の間にわたる。
第1TDLL112は入力信号に精確遅延の第1構成要素を付加する。図示の実施形態において、第1TDLL112は、(N個の)同一の遅延要素118からなる遅延要素の第1組を有する第1遅延チェーン116と、少なくとも(N個の)同一の遅延要素122からなる遅延要素の第2組を有する第2遅延チェーン120と、第1比較器124と、第1マルチプレクサ126とを具備する。第1TDLL112は、入力ポート112aで入力信号を受信すると共に、出力ポート112bで精確遅延の第1構成要素により遅延した入力信号を発生する。さらに、第1TDLL112は、クロックポート112cを通ってクロック108に、及び制御ポート112dを通ってコントローラ106に結合される。
以下に詳細に説明するように、第1比較器124は、第1遅延チェーン116内の各遅延要素118により導入される遅延量を確立し、第2遅延チェーン120内の各遅延要素122により導入される遅延量も確立する。第2遅延チェーン120は、入力信号に遅延を実際に導入する遅延チェーンである。好適な一実施形態において、比較器124は、半導体ウエハに作ることができる従来の電子回路であり、各遅延要素に導入される遅延を制御するためにその出力部に信号を発生させることができる。本発明と共に使用するのに好適な比較器の選択は、当業者には明白であろう。
第1遅延チェーン116は、入力ポート116a、出力ポート116b、及び複数のエラー訂正ポート116c(第1遅延チェーン116内の各遅延要素118について各1個)を具備する。入力ポート116aで受信される信号は、遅延チェーン116における全遅延要素により遅延した出力ポートでの信号となる。エラー訂正ポート116cは全て、比較器124の出力ポート124cに結合され、比較器124により発生した同一のエラー訂正信号を受信する。各個別遅延要素は同じエラー訂正信号を受信し、遅延要素は基本的に同一であるので、エラー訂正信号は、等量だけ各遅延要素に関連した遅延周期を変更する。好適な一実施形態において、遅延要素は、シリコンウエハ上の単一集積回路として公知の方法で作ることにより基本的に同一に形成される。当業者には明白であるように、遅延要素は、ガリウム砒素等の他の半導体材料を使用して作られ、より速い応答時間で遅延要素を達成してもよい。
図示の実施形態において、クロック108は、第1遅延チェーン116の入力ポート116a及び比較器124の第1入力ポート124aに結合される。第1遅延チェーン116の出力ポート116bでの遅延クロック信号は、比較器124の第2入力ポート124bに結合される。比較器124は、クロック信号の位相を第1遅延チェーン116からの遅延信号の位相と比較し、エラー訂正信号を発生する。比較器124は、第1遅延チェーン116からの遅延信号の位相がクロック信号の位相と一致するまで、第1遅延チェーン116の出力116bからの帰還に基づいてエラー訂正信号を変更するので、遅延信号が1クロック周期だけ遅延し、第1遅延チェーン116を通っての遅延が1クロック周期であることを示す。
第2遅延チェーン120は、入力信号に精確遅延の第1構成要素を導入する。第2遅延チェーン120は、入力ポート120a、各遅延要素用のタップポート120b、及び各遅延要素用のエラー訂正ポート120cを具備する。入力ポート120aで受信される入力信号は、各タップポートにおいて遅延された入力信号となり、各タップポートは、信号が進んで特定のタップポートに至る遅延要素の数に比例して遅延した入力信号を生成する。
第1遅延チェーン120は、第1遅延チェーン120と少なくとも同数の遅延要素を有し、好適には同数の遅延要素を有する。第2遅延チェーン120が第1遅延チェーン116より多くの遅延要素を有する場合、第1TDLL112は、クロック周期より長い遅延を導入することができる。好適一実施形態において、第2遅延チェーン120の遅延要素は、互いに、そして第1遅延チェーン116の遅延要素と基本的に同一に形成される。遅延要素は、半導体ウエハの単一集積回路上に公知の方法で遅延チェーン116,120の両方を作ることにより、基本的に同一に形成される。
図示の実施形態において、第2遅延チェーン120の入力ポート120aは、遅延補償回路104を通って入力信号を受信するよう結合される。第2遅延チェーン120内の遅延要素のエラー訂正ポートは、比較器124の出力ポート124cに全て結合され、比較器124が発生する同一のエラー訂正信号を受信する。
この配置に従って、第1遅延チェーン116の個別の遅延要素は、図1及び図2の従来技術の回路で提供される入力信号の周期の等しく離間した部分とは反対に、クロック周期の等しく離間した部分の遅延周期を提供する。また、同じエラー訂正信号(比較器124の出力信号)は、第2遅延チェーン120の各遅延要素122に関連する遅延周期を変更するのに使用される。このため、第2遅延チェーン120の各遅延要素により入力信号に付加された遅延周期は、第1遅延チェーン116の各要素について同じである。すなわち、第2遅延チェーン120の遅延要素は、入力信号周期ではなく、クロック周期の等しい部分増分の入力信号に遅延を付加する。
第2遅延チェーン120の遅延要素のタップポートは、マルチプレクサ125に結合されて遅延した入力信号を通す。マルチプレクサ126は、適当な遅延量を有する第2遅延チェーン120により遅延された入力信号を選択するのに使用されるセレクタである。マルチプレクサ126は、複数の入力ポートを通って第2遅延チェーン120内の各遅延要素のタップに結合される。さらに、マルチプレクサ126は、コントローラ106に結合されて選択信号を受信する。選択信号に基づいて、マルチプレクサ126は、第2遅延チェーン120から遅延した入力信号一つを選択し、第1TDLL112の出力ポート112bに渡す。出力ポート112b上の信号は、精確遅延の第1構成要素により遅延された入力信号である。
好適な一実施形態において、マルチプレクサ126は、従来技術を用いて半導体ウエハ上に作られる。マルチプレクサ126は、入力の各一から出力までマルチプレクサ126を通る信号伝搬時間が一致する、すなわち基本的に同一であるように設計される。適当なマルチプレクサ126の設計は、集積回路の当業者には明白であろう。
クロック108からの周期信号にロックし第1及び第2遅延チェーン116,120内の個々の要素に対して遅延を確立するために第1遅延チェーン116を使用すること、及び入力信号に遅延を導入するのに第2遅延チェーン120を使用することにより、TDLL112は個々の(すなわち可変周期)パルスに遅延を導入することができる。これは、第1及び第2遅延チェーン116,120がクロック108のクロック信号に基本的に予めロックされるので、入力信号のロック周期に対するニーズを効果的に除くことにより達成される。
第2TDLL114は、第1TDLL112からの遅延した入力信号に精確遅延の第2構成要素を導入する。第2TDLL114は、第3遅延チェーン130、第4遅延チェーン132、第2比較器134及び第2マルチプレクサ136を具備する。第2TDLL114は、第3及び第4遅延チェーン130,132の遅延要素の数が第1及び第2遅延チェーン116,120の遅延要素の数(N個)と異なることを除き、第1TDLL112と同一である。従って、第2TDLL114の構成要素及びそれらの機能は第1TDLL112のそれらと基本的に同一であるので、必要な場合にのみ説明する。
第2TDLL114は、入力信号が精確遅延(及び付加された場合は補償遅延)の第1及び第2構成要素により遅延して精確遅延回路102の精確遅延により遅延された精確遅延回路102の出力ポート102bで出力信号を生成するように、入力信号に精確遅延の第2構成要素を付加する。好適な一実施形態において、第1遅延チェーン116の遅延要素の数はN個であり、第3遅延チェーン130の遅延要素の数は、遅延システム110がクロック信号の等しい部分段に遅延を導入することができるN+1個又はN−1個のいずれかである。
遅延補償回路104は、一信号に遅延を導入するための従来の遅延回路である。遅延補償回路104は、入力信号に補償遅延を導入して精確遅延回路102により導入される精確遅延内の不均一に順応するために、精確遅延回路102に結合される。遅延補償回路104は、クロック108に結合され同期のためにクロック信号を受信する。遅延補償回路104は公知のカウンタ又はシフトレジスタであってもよい。本発明での使用に適当な他の回路は、当業者に明白であろう。
好適な一実施形態において、遅延補償回路104はコントローラ106により制御され、入力信号に一クロック周期遅延を導入するか、又は入力信号に対して何もしない。図示の実施形態において、精確遅延回路102は遅延補償回路104を通って入力信号を受信する。従って、遅延補償回路104は、精確遅延回路102が入力信号に精確遅延を導入する前に、入力信号に補償遅延を導入する。図示の実施形態における遅延補償回路104は精確遅延回路102の入力部に結合されているが、遅延補償回路104は精確遅延回路102の出力部に結合してもよいことは当業者に明白であろう。
コントローラ106は、精確遅延回路102及び遅延補償回路104により導入される遅延量を制御する。図示の実施形態において、コントローラ106は、精確遅延回路102の第1及び第2マルチプレクサ126,136の選択ポート(Sel)に結合される。コントローラ106は、第1マルチプレクサ126を使用して第2遅延チェーン120のタップポートを選択し且つ第2マルチプレクサ136を使用して第4遅延チェーン132のタップポートを選択することにより、精確遅延回路102によって導入された遅延量を選択する。第2及び第4遅延チェーン120,132の選択されたタップポートに基づいて、コントローラ106は、入力信号に補償遅延を付加するよう遅延補償回路104に指示する。コントローラ106は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、状態マシーン、又は信号を処理するための基本的にはいかなるデバイスであってもよい。
使用の際、コントローラ106は、精確遅延回路102により入力信号に導入された精確遅延が単一レンジ内、例えば単一のクロック周期内にあるように、遅延補償回路104を制御する。例えば、表32(図2(B))を参照して、精確遅延回路102が示された遅延段を発生することができると仮定する。コントローラ106が遅延段9(すなわち0.450)を発生するよう精確遅延回路102を構成する場合、遅延段は、第1クロック周期の範囲内、例えば0遅延及び1クロック周期遅延の間に入る。しかし、コントローラ106が遅延段1(すなわち1.050)を発生するよう精確遅延回路102を構成する場合、遅延段は、第2クロック周期の範囲内、例えば1クロック周期遅延及び2クロック周期遅延の間に入る。従って、コントローラ106は、精確遅延回路102が段9等の第1クロック周期内である遅延段を発生するよう構成されると、信号に対して例えば1クロック周期等の補償遅延を導入するよう遅延補償回路104に指示するので、遅延段9用の精確遅延を第2レンジに効果的にシフトする。精確遅延回路102が第1クロック周期内で遅延を導入するときはいつでも補償遅延を導入することにより、全20遅延段は、1クロック周期、すなわち第2クロック周期内に効果的に置くことができる。
図5に示された別の実施形態において、第1及び第2TDLL112(図4参照)の一方又は両方は、リング発振器TDLL112aとして構成される。このTDLL112aは、図中に同一のラベルが付された同様の要素を有する点で上述のTDLL112に類似するが、例外は、クロック108がTDLL112a内で第1遅延チェーン116の入力ポート116a及び比較器124の第1入力ポート124aの両方ではなく、比較器124の第1入力ポート124aにのみ結合される点である。また、第1遅延チェーン116の出力ポート116bでの遅延信号は、比較器124の第2入力ポート124bに加えて第1遅延チェーン116の入力ポート116aに結合される。本実施形態において、公知の発振開始回路125は、第1遅延チェーン116からの発振信号となるTDLL112aにおける発振を開始する。次に、比較器124は、クロック信号を発振信号と比較し、第1及び第2遅延チェーン116,120での各遅延信号により導入される遅延量を確立するのに使用されるエラー訂正信号を発生する。比較器124は、第1遅延チェーン116からの発振信号の位相がクロック信号の位相と一致するまで第1遅延チェーン116の出力116bからの帰還に基づいてエラー訂正信号を変更するので、遅延信号が1クロック周期だけ遅延し、第1遅延チェーン116を通る遅延が1クロック周期であることを示す。
図6は、入力信号を遅延させるための別の遅延システム148の一実施形態を示す。遅延システムは、精確遅延回路102の第2TDLL114(図4参照)が拡張TDLL150と置換した点を除き、図4の遅延システム110と同一である。従って、以下では関連する差異のみを説明する。拡張TDLL150は、精確遅延の第2構成要素を導入することに加えて遅延補償回路104(図4参照)の機能を遂行することができる拡張遅延チェーン156を具備する。従って、補償遅延を導入するための別体の構成要素は、この別の遅延システム148において不要である。
拡張TDLL150は、N−1個の同一遅延要素154を有する第1遅延チェーン130、少なくとも[(N−1)+(N−1)]個の同一遅延要素158を有する拡張遅延チェーン156、比較器134、及び拡張マルチプレクサ162を具備する。第2遅延チェーン156はベース遅延チェーン164及び拡張遅延チェーン166を具備し、拡張遅延チェーン166はベース遅延チェーン164と少なくとも同数の遅延要素を有する。第1及び第2遅延チェーン130,156の遅延要素は基本的に同一である。好適な一実施形態において、遅延要素は、単一の集積回路(IC)として半導体ウエハ上に公知方法で互いに隣接して遅延チェーンを作ることにより、基本的に同一に形成される。拡張遅延チェーン156の遅延要素の数は、拡張TDLL150の第1遅延チェーン152の遅延要素の数の少なくとも2倍である。
比較器134は、図4を参照して上述したように、第1及び拡張遅延チェーン130,156の各遅延要素により導入される遅延量を確立する。拡張遅延チェーン156は、入力信号に精確遅延の第2構成要素を導入し、必要な場合拡張遅延チェーン156は入力信号に補償遅延を導入する。
図示の実施形態において、拡張遅延チェーン156は第1遅延チェーン130の2倍の遅延要素を有する。従って、拡張遅延チェーン156は、第1遅延チェーン130を通る遅延の2倍、すなわち2クロック周期だけ入力信号を遅延させることができる。ベース遅延チェーン164は、遅延補償が不要な場合、精確遅延の第2構成要素を追加するのに使用される。遅延補償が必要な場合、拡張遅延チェーン166は精確遅延の第2構成要素を付加するのに使用される。拡張遅延の遅延要素の数が第1遅延チェーン130の2倍以上の数の遅延要素を有する場合、拡張遅延チェーン156は2クロック周期を超える遅延を導入することができることは当業者に明白であろう。
拡張遅延チェーン166の遅延要素は、ベース遅延チェーン164の対応する遅延要素の等価量に1クロック周期を加えた遅延を付加するのに使用可能である。例えば、ベース遅延チェーン164内の拡張遅延チェーン156の入力ポート156a及び第3遅延要素158aのタップポート156bの間に、クロック周期の3/N−1の遅延が導入され、他方、拡張遅延チェーン166内の入力ポート156a及び第3遅延要素158bのタップポート156cの間に、クロック周期の1+3/N−1の遅延が導入される。このため、拡張遅延チェーン156は、第2精確遅延構成要素及び遅延補償の両方の機能を果たす。例えば、拡張遅延チェーン166の各遅延要素が0.1クロック周期遅延を導入すると仮定する。精確遅延の第2構成要素が0.1クロック周期遅延及び遅延補償を要する場合、拡張遅延チェーン166の第1遅延要素は、0.1クロック周期精確遅延及び遅延補償に要する1.0クロック周期遅延の両方を導入するのに使用することができる。遅延補償が不要な場合、ベース遅延チェーン164の第1遅延要素は0.1クロック周期遅延のみを導入するのに使用される。
拡張マルチプレクサ162は、適当な遅延量で拡張遅延チェーン156により遅延された入力信号を選択するのに使用されるセレクタである。マルチプレクサ162は、複数の入力ポートを通って拡張遅延チェーン156の各遅延要素のタップポートに結合される。さらに、マルチプレクサ162はコントローラ106に結合され、選択ポート(Sel)で選択信号を受信する。選択信号に基づいて、マルチプレクサ162は、拡張遅延チェーン156からの遅延された入力信号の一つを選択肢、それを出力ポートにわたす。マルチプレクサ162は、図4を参照して上述したマルチプレクサ126等の従来のマルチプレクサである。
使用の際、入力信号は入力ポート(IN)で受信される。入力信号は、第1マルチプレクサ126を介して精確遅延の第1構成要素を信号に付加するようコントローラ106により構成された第1TDLL112を通過する。次に、入力信号は、精確遅延の第2構成要素が付加された拡張TDLL150を通過する。TDLL112及び拡張TDLL150により導入された遅延の組合せが第1レンジの範囲内である遅延合計となることをコントローラ106が確認すると、コントローラ106は、(正確に1クロック周期だけ互いにオフセットする)ベース遅延チェーン164からの対応するタップポートよりも拡張遅延チェーン166からの適当なタップポートを選択するよう拡張マルチプレクサ162を制御する。これにより、第2レンジに遅延合計を効果的に配置する。他方、遅延合計が遅延補償内の第2レンジの範囲内にある場合、コントローラ106はベース遅延チェーン164から適当なタップポートを選択する。従って、遅延合計は常に単一レンジ内、例えば元の入力信号の後の第2クロック周期内にある。
拡張TDLL150は図4の回路における第2TDLL114に置換するものとして説明したが、同様のTDLL150が図4の回路における第1TDLL112又は両TDLL112,114に置換して使用されてもよいことは当業者には明白であろう。
本発明は広い範囲の用途に使用可能である。以下の用途は、例示であるが網羅的ではない、本発明の潜在的用途のリストである。
本発明は、周期信号の遅延を含む周期的遅延要素に使用してもよい。例えば、本発明は、周期的信号の位相をシフトすること、及び回路にわたる遅延伝搬を補償、すなわちデスキューに使用してもよい。さらに、本発明は、高周波位相シフト(例えば、1GHzまで及びそれ以上のクロック周波数用)、位相アレー遅延発生及び周波数測定に使用してもよい。
また、本発明は、データスキューイング及びデータ保存に必要かもしれない等の非周期的信号を遅延するのに使用してもよい。
本発明は、精確な幅を有するパルスの発生、精確な幅を有する長パルスの発生及び非同期パルスの発生用のデジタルコントローラと共に使用してもよい。さらに、本発明は、精確周波数分割器又、確周波数マルチプレクサ、又はランダム数及びパターン発生器用の任意のパルストレーン発生器として使用してもよい。
本発明は、例えば、システムに刺激が加えられ、精確な時間の後、データサンプルが集められるHRRレーダ等の刺激/応答システム等の処理制御システム内に使用してもよい。さらに、本発明は、複数サンプル収集用及び帰還制御用に使用してもよい。
本発明の特定実施形態をいくつか説明したが、種々の変更、変形及び改良が当業者には容易に想起されるであろう。本開示により明らかなこのような変更、変形及び改良は、本明細書において明示されていないくても、明細書の一部であることが意図されており、本発明の真髄及び範囲内に入ることが意図されている。従って、上述の説明は例示のみであり、それに限定するものではない。本発明は、特許請求の範囲に定義されたもの及びその等価物にのみ限定される。
従来のTDLLの概略図である。 (A)は従来のバーニア型回路の概略図であり、(B)は図2に類似しN=5であるバーニア型回路が発生する遅延段を示す表である。 本発明に従った遅延システムの一実施形態のブロック図である。 本発明に従った遅延システムの一実施形態の概略図である。 図4の遅延システムに使用するための別のTDLLの概略図である。 本発明に従った遅延システムの別の実施形態の概略図である。
符号の説明
102 精確遅延回路(遅延回路)
104 遅延補償回路
106 コントローラ
108 クロック
112 第1TDLL
112a 入力ポート
112b 出力ポート
112c クロックポート
112d 制御ポート
114 第2TDLL
116 第1遅延チェーン
116a 入力ポート
116b 出力ポート
116c エラー訂正ポート
118,122,154,158 遅延要素
120 第2遅延チェーン
120a 入力ポート
120b 出力ポート
120c エラー訂正ポート
124 第1比較器
124a 第1入力ポート
124b 第2入力ポート
124c 出力ポート
125 発振回路
126,162 マルチプレクサ(セレクタ)
130 第3遅延チェーン
132 第4遅延チェーン
134 第2比較器

Claims (27)

  1. 信号に遅延を導入する装置であって、
    第1レンジ内の遅延第1組及び第2レンジの遅延第2組から選択された第1遅延を前記信号に導入するよう構成された第1遅延回路と、
    該第1遅延回路に結合され、前記信号に第2遅延を選択的に導入するよう構成された遅延補償回路と、
    前記第1遅延回路及び前記遅延補償回路に結合されたコントローラであって、前記第1遅延回路が前記第1遅延を選択するよう構成すると共に前記遅延補償回路が前記第2遅延を導入するよう構成し、前記第1遅延が前記第1レンジ内の前記遅延第1組から選択される際に、前記遅延補償回路が前記第2遅延を導入するよう構成したコントローラとを具備することを特徴とする、信号に遅延を導入する装置。
  2. 前記第1遅延回路及び前記遅延補償回路に結合されるクロックをさらに具備することを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 前記第1レンジは前記クロックの第1クロック周期であり、
    前記第2レンジは前記クロックの第2クロック周期であり、
    前記第1及び第2クロック周期は連続することを特徴とする請求項2記載の装置。
  4. 前記第1レンジ内の前記遅延第1組と前記第2遅延との和は前記第2レンジ内の遅延第3組となることを特徴とする請求項3記載の装置。
  5. 前記第1遅延回路は、
    クロック信号を受信するためのクロックポート、前記コントローラから第1制御信号を受信する第1制御ポート、前記信号を受信する入力ポート、及び第1の遅延信号を通す出力ポートを有し、前記第1遅延の第1構成要素を導入する、第1のタップされた遅延ロックロープ(TDLL)と、
    前記クロック信号を受信するためのクロックポート、前記コントローラから第2制御信号を受信する第2制御ポート、前記第1の遅延信号を受信するために前記第1TDLLの前記出力に結合された入力ポート、及び第2の遅延信号を通す出力ポートを有し、前記第1遅延の第2構成要素を導入する、第2のTDLLとを具備することを特徴とする請求項1記載の装置。
  6. 前記第1TDLLは、
    前記クロック信号を受信する第1入力部、第1帰還信号を受信する第2入力部、及び第1エラー訂正信号を生成する出力部を有する第1比較器と、
    前記クロック信号を受信する入力ポート、前記第1帰還信号を生成する出力ポート、及び各々が前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポートを有する前記第1組の遅延要素を有する第1遅延チェーンと、
    前記信号を受信する入力ポート、及び前記第1組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、各々が前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及びタップポートを有する前記第2組の遅延要素を有する第2遅延チェーンと、
    該第2遅延チェーンの前記タップポートに結合された複数の入力部、前記コントローラから第1セレクタ信号を受信して前記タップポートの一つを選択する制御ポート、及び前記第1遅延信号の一つを通す出力部を有するセレクタとを具備することを特徴とする請求項5記載の装置。
  7. 前記第2TDLLは、
    前記クロック信号を受信する第1入力部、第2帰還信号を受信する第2入力部、及び第2エラー訂正信号を生成する出力部を有する第2比較器と、
    前記クロック信号を受信する入力ポート、前記第2帰還信号を生成する出力ポート、及び各々が前記第2エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポートを有する前記第3組の遅延要素を有する第3遅延チェーンと、
    前記第1の遅延信号を受信する入力ポート、及び前記第3組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、各々が前記第2エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及びタップポートを有する前記第4組の遅延要素を有する第4遅延チェーンと、
    該第4遅延チェーンの前記タップポートに結合された複数の入力部、前記コントローラから第2セレクタ信号を受信して前記タップポートの一つを選択する制御ポート、及び前記第2遅延信号の一つを通す出力部を有するセレクタとを具備することを特徴とする請求項6記載の装置。
  8. 前記第3組の遅延要素は、前記第1組の遅延要素よりも一つ多い遅延要素を有することを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 前記第3組の遅延要素は、前記第1組の遅延要素よりも一つ少ない遅延要素を有することを特徴とする請求項7記載の装置。
  10. 前記第1TDLLは、
    前記クロック信号を受信する第1入力部、第1発振信号を受信する第2入力部、及び第1エラー訂正信号を生成する出力部を有する第1比較器と、
    入力ポート、該入力ポートに結合されて前記第1発振信号を生成する出力ポート、及び各々が前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポートを有する前記第1組の遅延要素を有する第1遅延チェーンと、
    前記信号を受信する入力ポート、及び前記第1組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、各々が前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及びタップポートを有する前記第2組の遅延要素を有する第2遅延チェーンと、
    該第2遅延チェーンの前記タップポートに結合された複数の入力部、前記コントローラから第1セレクタ信号を受信して前記タップポートの一つを選択する制御ポート、及び前記第1遅延信号の一つを通す出力部を有するセレクタとを具備することを特徴とする請求項5記載の装置。
  11. 前記第1TDLLは、前記第1発振信号を開始するための少なくとも発振回路をさらに具備することを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 前記第2TDLLは、
    前記クロック信号を受信する第1入力部、第2発振信号を受信する第2入力部、及び第2エラー訂正信号を生成する出力部を有する第2比較器と、
    入力ポート、該入力ポートに結合されて前記第2発振信号を生成する出力ポート、及び各々が前記第2エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポートを有する前記第3組の遅延要素を有する第3遅延チェーンと、
    前記第1の遅延信号を受信する入力ポート、及び前記第3組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、各々が前記第2エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及びタップポートを有する前記第4組の遅延要素を有する第4遅延チェーンと、
    該第4遅延チェーンの前記タップポートに結合された複数の入力部、前記コントローラから第2セレクタ信号を受信して前記タップポートの一つを選択する制御ポート、及び前記第2遅延信号の一つを通す出力部を有するセレクタとを具備することを特徴とする請求項10記載の装置。
  13. 前記第1TDLLは、前記第1発振信号を開始するための少なくとも第1発振回路をさらに具備し、
    前記第2TDLLは、前記第2発振信号を開始するための少なくとも第2発振回路をさらに具備することを特徴とする請求項12記載の装置。
  14. 前記遅延補償回路はカウンタであることを特徴とする請求項1記載の装置。
  15. 前記第1遅延回路は、
    第1遅延チェーン及び第2遅延チェーンを有する第1TDLLと、
    第3遅延チェーン及び第4遅延チェーンを有し、該第4遅延チェーンがベース組の遅延要素を有する第2TDLLと
    を少なくとも具備することを特徴とする請求項1記載の装置。
  16. 前記第2TDLLは少なくとも第4遅延チェーンに対する拡張部をさらに具備し、
    該拡張部は、前記ベース組の遅延要素と直列に接続された拡張組の遅延要素を具備することを特徴とする請求項15記載の装置。
  17. 信号に遅延を導入する装置であって、
    クロック信号を受信する第1入力部、第1帰還信号を受信する第2入力部、及び第1エラー訂正信号を生成する出力部を有する比較器と、
    前記クロック信号を受信する入力ポート、前記第1帰還信号を生成する出力ポート、及び各々が前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポートを有し前記入力ポート及び前記出力ポートに間の前記第1組の遅延要素を有する第1遅延チェーンであって、前記各遅延要素は前記チェーンの前記入力ポートで信号に遅延を連続的に付加し、前記遅延は前記遅延要素の前記エラー訂正ポートにおける信号の関数である第1遅延チェーンと、
    前記信号を受信する入力ポート、及び前記第1組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、各々が前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及びタップポートを有する前記第2組の遅延要素を有する第2遅延チェーンであって、前記各遅延要素は前記チェーンの前記入力ポートで信号に遅延を連続的に付加し、前記遅延は前記遅延要素の前記エラー訂正ポートにおける信号の関数である第2遅延チェーンと、
    該第2遅延チェーンの前記タップポートに結合された複数の入力部、第1セレクタ信号を受信して前記タップポートの一つを選択する制御ポート、及び前記第1遅延信号を通す出力部を有するセレクタとを具備することを特徴とする、信号に遅延を導入する装置。
  18. 前記第2遅延チェーンは少なくとも第3組の遅延要素をさらに具備し、
    該第3組の遅延要素は、前記第2組の遅延要素に直列に接続された前記第2組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、
    前記第3組の遅延要素の各々は、前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及びタップポートを有することを特徴とする請求項17記載の装置。
  19. 前記クロック信号を受信する第1入力部、第2帰還信号を受信する第2入力部、及び第2エラー訂正信号を生成する出力部を有する第2比較器と、
    前記クロック信号を受信する入力ポート、前記第2帰還信号を生成する出力ポート、及び各々が前記第2エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポートを有する前記第3組の遅延要素を有する第3遅延チェーンであって、前記各遅延要素は前記チェーンの前記入力ポートで信号に遅延を連続的に付加し、前記遅延は前記遅延要素の前記エラー訂正ポートにおける信号の関数である第3遅延チェーンと、
    前記第1の遅延信号を受信する入力ポート、及び前記第3組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、各々が前記第2エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及び第2遅延信号を生成するタップポートを有する前記第4組の遅延要素を有する第4遅延チェーンであって、前記各遅延要素は前記チェーンの前記入力ポートで信号に遅延を連続的に付加し、前記遅延は前記遅延要素の前記エラー訂正ポートにおける信号の関数である第4遅延チェーンと、
    該第4遅延チェーンの前記タップポートに結合された複数の入力部、前記コントローラから第2セレクタ信号を受信して前記タップポートの一つを選択する制御ポート、及び第2遅延信号の一つを通す出力部を有するセレクタとをさらに具備することを特徴とする請求項17記載の装置。
  20. 前記第2遅延チェーンは少なくとも第5組の遅延要素をさらに具備し、
    該第5組の遅延要素は、前記第2組の遅延要素に直列に接続された前記第2組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、
    前記第5組の遅延要素の各々は、前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及び遅延信号を生成する遅延タップを有することを特徴とする請求項19記載の装置。
  21. 前記第4遅延チェーンは少なくとも第5組の遅延要素をさらに具備し、
    該第5組の遅延要素は、前記第4組の遅延要素に直列に接続された前記第4組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、
    前記第4組の遅延要素の各々は、前記第2エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及び遅延信号を生成する遅延タップを有することを特徴とする請求項19記載の装置。
  22. 信号に遅延を導入する装置であって、
    クロック信号を受信する第1入力部、第1発振信号を受信する第2入力部、及び第1エラー訂正信号を生成する出力部を有する比較器と、
    入力ポート、該入力ポートに結合され前記第1発振信号を生成する出力ポート、及び各々が前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポートを有し前記入力ポート及び前記出力ポートに間の前記第1組の遅延要素を有する第1遅延チェーンであって、前記各遅延要素は前記チェーンの前記入力ポートで信号に遅延を連続的に付加し、前記遅延は前記遅延要素の前記エラー訂正ポートにおける信号の関数である第1遅延チェーンと、
    前記信号を受信する入力ポート、及び前記第1組の遅延要素と少なくとも同数の遅延要素を有し、各々が前記第1エラー訂正信号を受信するエラー訂正ポート及びタップポートを有する第2組の遅延要素を有する第2遅延チェーンであって、前記各遅延要素は前記チェーンの前記入力ポートで信号に遅延を連続的に付加し、前記遅延は前記遅延要素の前記エラー訂正ポートにおける信号の関数である第2遅延チェーンと、
    該第2遅延チェーンの前記タップポートに結合された複数の入力部、第1セレクタ信号を受信して前記タップポートの一つを選択する制御ポート、及び第1遅延信号を通す出力部を有するセレクタとを具備することを特徴とする、信号に遅延を導入する装置。
  23. 少なくとも前記第1発振信号を開始する発振回路をさらに具備することを特徴とする請求項22記載の装置。
  24. 第1レンジ内に第1組の遅延及び第2レンジ内に第2組の遅延を具備するバーニア型回路に均一な遅延段を生成する方法であって、
    信号に追加する遅延量を特定する遅延指示器を受信し、
    前記バーニア型回路を用いて前記信号に第1遅延を導入し、
    該第1遅延が前記第1レンジ内にある場合、入力信号に第2遅延を導入し、
    前記第1及び第2遅延が一緒に前記第2レンジ内にある第3遅延を生成することを特徴とする遅延段の生成方法。
  25. 前記第2遅延は前記第1遅延の前に前記入力信号に導入されることを特徴とする請求項24記載の方法。
  26. 前記第2遅延は前記第1遅延の後に前記入力信号に導入されることを特徴とする請求項24記載の方法。
  27. 前記第1及び第2遅延はほぼ同時に前記入力信号に導入されることを特徴とする請求項24記載の方法。
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