JP2005521007A - ダクト又は隔壁の開口部用の調節可能なインサート - Google Patents

ダクト又は隔壁の開口部用の調節可能なインサート Download PDF

Info

Publication number
JP2005521007A
JP2005521007A JP2003578802A JP2003578802A JP2005521007A JP 2005521007 A JP2005521007 A JP 2005521007A JP 2003578802 A JP2003578802 A JP 2003578802A JP 2003578802 A JP2003578802 A JP 2003578802A JP 2005521007 A JP2005521007 A JP 2005521007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert
duct
aperture
insert according
overlap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003578802A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4411084B2 (ja
Inventor
ティロ・ジモンゾーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tyco Electronics Raychem GmbH
Original Assignee
Tyco Electronics Raychem GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tyco Electronics Raychem GmbH filed Critical Tyco Electronics Raychem GmbH
Publication of JP2005521007A publication Critical patent/JP2005521007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4411084B2 publication Critical patent/JP4411084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L5/00Devices for use where pipes, cables or protective tubing pass through walls or partitions
    • F16L5/02Sealing
    • F16L5/10Sealing by using sealing rings or sleeves only

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

この発明は、封止すべきダクト又はアパーチャ内で、エンベロープを膨張させるための気体又は膨張可能な又は膨張性の充填材料を受けるための可撓性エンベロープを有する型のシールを有する、ダクト又はアパーチャ内で用いる調節可能なインサートを提供する。1つの態様で、インサートは筒状であり、連続していない円形形状の断面を有し、該インサートの円周のエンド部はそれぞれ対向しており、対向するエンド部の間にギャップを有する。エンド部の少なくとも1つは、隣接するエンド部と重なって係合し得るようにテーパーが付けられた内側及び/又は外側表面を有し、インサートの半径方向外側へ回復しようとする力に対して、エンド部の重なる程度を調節して、ダクト又はアパーチャ内への挿入を調節できる。このインサートは、シールすべきダクト又はアパーチャのまわりに実質的に連続する外側表面を有する連続するライニングを提供する。

Description

発明の詳細な説明
この発明は、ダクト、隔壁アパーチャなどの断面積を小さくするための調節可能なインサートに関し、特に、封止すべきダクト又はアパーチャ内で、ダクトの壁部又はアパーチャの周辺部と、ダクト又はアパーチャ内の何れか他の成分、例えばケーブル等に対して、エンベロープ(envelop)を膨張させるための気体又は膨張可能な若しくは膨張性のフィラー材料を受けるための可撓性のエンベロープを有するタイプのダクトシールと共に用いられるインサートに関する。
上述したタイプのシールは、EP−A−0152696に開示されている。この先に発行された刊行物において、可撓性のエンベロープは、封止すべきダクト又はアパーチャの中に挿入するように、それ自体を巻き付ける(オーバーラップする)形態に巻かれて配置されている。エンベロープは、ダクト又はアパーチャ及びその中に配されるその他の何れか追加の成分、例えばケーブル等に対してエンベロープを膨張させるための膨張可能な又は膨張性の充填材料(フィラー材料)を受ける(受容する)ための開口部を有している。1つの態様において、エンベロープは閉じたバッグの構造のような形態であって、ダクト内に同軸状に配されている1またはそれ以上のケーブルなどの部品の外周部分のまわりをそれ自体が包み込む(又は包囲する)ように配される。膨張の際にエンベロープがケーブルとダクトとの間の環状の領域を封止(又はシール)するように、エンベロープの外側表面の少なくとも一部に接着剤又はシーラントが設けられるか又は付けられている。
EP−A−0152696に開示されている種類のダクトシールは、150mmまでの内側直径のダクトを封止することができる。ダクトの内側直径が150mmよりも大きくなる場合には、エンベロープを拡げることによって、上述したような種類のシールを用いて十分な封止を提供することは困難である。
本発明の1つの要旨によれば、封止すべきダクト又はアパーチャ内でエンベロープを膨張させるための気体又は膨張可能な若しくは膨張性のフィラー材料(充填材料)を受け入れる可撓性のエンベロープを有する種類のシールと共にダクト又はアパーチャ内で用いられる調節可能なインサートであって、前記インサートは、前記ダクト又はアパーチャと前記エンベロープとの間に挿入するための少なくとも1つの弾性部材を有しており、前記1またはそれ以上の弾性部材はその対向する端部に一対のエンド部(end portion)を有しており、前記エンド部の少なくとも1つは隣接する部材又は弾性部材の隣り合うエンド部と重なって係合するテーパー付きの内側及び/又は外側表面を有しており、それによって前記ダクト又はアパーチャの周りに連続するライニングが設けられる調節可能なインサートが提供される。
本発明の上記の要旨によるインサートによれば、EP−A−0152696に記載されている種類のダクトシールを用いて、インサートと組み合わせて用いるとそのようなダクト内に十分な封止を提供し得るように、シール(封止)の領域におけるダクト又はアパーチャの直径を容易に小さくすることができる。インサートのオーバーラップする性質によってインサート直径の調節がもたらされ、封止すべきダクト又はアパーチャ内に挿入するようにインサートを調節することができる。オーバーラップするエンド部におけるテーパー付きの内側表面及び/又は外側表面によって、インサートのオーバーラップする領域において水密(water tight)シール又は気密(gas tight)シールを確実に設けることができる。テーパー付きの内側表面によって、オーバーラップするエンド部がオーバーラップ部において滑らかに移行する部分(smooth transition)を容易に形成することができ、従って、インサートが挿入されるダクト又はアパーチャの内側表面と接触すると、インサートのまわりにある程度の連続する外側表面が形成される。2つのエンド部のオーバーラップする領域に滑らかに移行する部分を設けることによって、内側のテーパー付きの表面はテーパーの付いていないエンド部を用いると、段付きの外側表面を生じ得るというような、インサート材料の変形を防止することもできる。従って、内側のテーパー付きの表面は、オーバーラップするエンド部の領域においてインサート材料が降伏(yielding)することを防止し、それによって、挿入する際におけるインサートへの損傷を防止することができる。このことは、特に、インサートをシールから取り外した後で再利用(re-use)する場合に重要な特徴である。
好ましくは、少なくとも1つの弾性部材はアーチ形形状を有しており、実質的に円形形状の断面のダクト又はアパーチャの中に挿入するために適している。このことによって、インサートの円周方向の剛性部分に対してオーバーラップの程度を大きくしたり又は小さくしたりすることによって、インサートの直径を調節することができるので、ダクト又はアパーチャの中にインサートを挿入することを容易に行うことができる。好ましい態様では、弾性部材は半径方向外側へ弾性的に偏向(又は偏倚(biased))させられ、その偏向力(biasing force)によってオーバーラップするエンド部を離れさせる力が作用する。インサートは、ダクト又はアパーチャ内に挿入するために、インサートの回復力(restoring force)に抗して、インサートの直径を小さくすることによってダクト又はアパーチャ内に実際に配置することができる。その後、回復力を解放することによって、ダクト又はアパーチャ内でインサートに回復力がプレロード(pre-load)されるように、インサートが半径方向に拡がって、インサートがダクト又はアパーチャの周囲に接触する。
好ましくは、前記オーバーラップするエンド部はいずれも、インサートの円周方向にテーパー付け(先細りに形成)されている。両方のエンド部にテーパー付けすることによって、エンド部の重なり関係とは独立して、インサートをダクト又はアパーチャ内に正しく挿入することができる。即ち、いずれのエンド部がオーバーラップして、いずれがダクト又はアパーチャに接触するかということについて考慮する必要なく、挿入することができる。好ましい態様において、オーバーラップする対(組)のそれぞれのテーパー付きのエンド部は実質的に対称である。
他の態様において、オーバーラップする対のそれぞれのテーパー付きのエンド部は異なる周囲長さを有する。このことは、オーバーラップする部分がテーパー付きの表面にだけ延びることが望まれる場合に、有利となり得る。テーパー付きの表面が異なる長さを有する態様では、インサートを挿入する場合に、オーバーラップ部が一方のテーパー付きの内側表面上でのみ延びるように、オーバーラップの程度に応じて、オーバーラップする形状を選択することができる。
好ましくは、各テーパー付きのエンド部の半径方向内側表面は、前記アーチ形形状部材の残りの部分のそれぞれの内側表面の曲率半径(radius of curvature)よりも小さい曲率半径を有している。このことによって、インサートの内側表面とテーパー付きの表面との間に比較的滑らかに移行する部分(relatively smooth transition)を有するテーパーが設けられる。
好ましい態様において、各テーパー付きのエンド部の半径方向外側表面は、その外側表面が実質的に連続するように、前記アーチ形形状部材の残りの部分の各外側表面の曲率半径と実質的に同じ曲率半径を有している。このことによって、インサートの外側表面におけるオーバーラップの始まり部分でのシーリングに関して、上述の利点を向上させることができる。
各エンド部はエンド部の円周方向の末端にエッジ(edge)部を有することができ、そのエッジ部は隣接するエンド部とオーバーラップして係合するように実質的に直線状であってもよいし、又は、隣接するエンド部と機構的に噛み合って、オーバーラップし係合するように、少なくとも1つのタングと溝とを有することもできる。タングと溝とのアレンジメントが存在する場合には、オーバーラップ部の円周方向におけるタングと溝との寸法によってオーバーラップの程度は制限されるが、エッジ部が実質的に直線状である場合には、オーバーラップの程度には有効な限界はない。
好ましい態様において、各テーパー付きのエンド部は、弾性部材の各端部から円周方向に突出して延びるタングを規定する。タングは、インサートの直径が小さくなると直ぐに、タングの部分どうしがオーバーラップし始めるので、互いにオーバーラップする部分の位置合わせを正確に行うことができる。このことは、タングの片側又は両側に機構的噛み合わせ手段が更に設けられる場合に、有利となり得る。
インサートは1種類の材料で形成することができる。材料は、例えばEPDM(エチレンプロピレンゴム)、シリコーン又は天然ゴム等を含むエラストマーであってよい。他の態様では、インサートの材料は熱可塑性エラストマーであってよい。インサートは、異なる材料の2又はそれ以上の層を有することもできるし、又は、例えば同じ材料であって、異なる剛性(stiffness)若しくは硬度(hardness)特性を有する2又はそれ以上の層を有することもできる。インサートは、内側層と外側層とを有し、内側層は外側層よりも高い剛性を有することもできる。
他の態様において、インサートは、内側層、外側層及び中間層を有することができ、中間層は内側層及び外側層よりも高い剛性を有することができる。別法として、内側層及び外側層は同程度の(又は同じ)剛性を有することができる。1つの態様において、中間層は、より軟質の材料の中に埋め込まれた補強部材を有することができ、そのより軟質の材料には内側層及び外側層も含まれる。補強部材は金属補強材料であってよく、それはスプリング・リング(spring ring)の形態であってもよい。別法として、補強部材は内側層及び外側層よりも高い硬度(hardness)を有するエラストマー材料によって設けることもできる。
インサートは、フォーム(発泡材料)又はフォーム状材料(気泡状材料)を有することもできる。そのような材料の発泡速度は、過度な圧縮性を有することがないように、比較的低いことが好ましい。インサートの材料又は少なくとも内側層及び外側層の材料は、ショアA硬度で20〜80の範囲の硬度を有することが好ましい。
インサートは、それ自体でラップアラウンドする(巻き付ける)ことができる1つのワンピースの一体物の構成であることが好ましい。他の態様では、インサートは、それぞれ重なって相互に係合することができる、2又はそれ以上の弾性部材を有することができる。例えば、インサートは、一対の全体としてC字形状を有してなり、相互に係合してC字形状のアームの部分に沿った2つのオーバーラップ領域を形成する弾性部材を有することができる。本発明は、3つ若しくは4つ又はそれ以上の弾性部材が設けられている態様も意図している。好ましい態様において、前記オーバーラップ部は、少なくとも10度の重なり(オーバーラップ)をもたらすように構成される。10度の重なりは、インサートに要求される直径の調節の程度が比較的小さい場合のインサートに好適である。その他の態様において、オーバーラップする部分は360度までの重なりをもたらすように構成されたり、或いは、その他の態様では、360度よりも大きい重なり又は360度の複数回の重なりをもたらして、インサートがそれ自体でラップアラウンドをすることもできるように構成されたりしてよい。インサートをそれ自体で少なくとも360度巻き付けることができる態様では、インサートの断面2次モーメント(second moment of area)及び断面積を小さくして、より弾性かつ可撓性のインサートをもたらすことができる。好ましい態様において、ラップした(巻き付けた)インサートは実質的に筒形状であって、好ましくは円筒形状(circular cylindrical)である。
好ましくは、インサートは、その外側表面及び/又は内側表面に封止手段(sealing means)を更に有する。封止手段は、内側表面若しくは外側表面又はその両方に適用されるシーラント材料、例えば接着剤又はマスチックシーラントを有することができる。別法として、封止手段は、インサートの内側表面及び/又は外側表面において立ち上がる少なくとも1つの封止部材(sealing member)を有することができる。1又はそれ以上の封止部材は、インサートの内側表面及び/又は外側表面の周りで円周方向に延びる1又はそれ以上の立ち上がりリブ(upstanding rib)の形態であってよい。1つの態様において、封止部材はインサートと一体物であってよい。その他の態様において、例えばスナップ止めの相互係合又は接着剤による取り付け等の手段によって、封止部材をインサートの上に脱着自在に取り付けることができる。
インサートには、ダクト又はアパーチャの中に挿入した場合に、ダクト/アパーチャ又はその他の部材とインサートとの間の摩擦係数を高めるために、内側表面及び/又は外側表面の少なくとも一部に表面積の大きな粗い部分(increased surface roughness)を設けることもできる。
好ましい態様において、インサートを円周方向に縮めて又は拡げる間に、インサートが横方向に滑ることを防止するために、インサートの内側表面及び外側表面に、前記オーバーラップ部の相互係合のための少なくとも一対の相互に係合する手段(interlocking engagement means)が設けられる。これも、使用状態において、外側から適用される圧力、例えば0.3バール(bar)の加圧水のために、インサートが横方向に滑ることを防止することができる。好ましくは、インサートは、外側表面に円周方向の溝を有し、内側表面にリブを有することによって、インサートを重なる形状にした場合に、インサートの重なる端部どうしの幾何形状的な相互係合をもたらすこともできる。好ましくは、2個又はそれ以上のインサートが互いに同軸状に相互係合して、内側のインサートの外側表面の溝と外側のインサートのリブとが互いに嵌り合うように溝とリブとを適用することもできる。もう1つのオプション(選択可能な態様)は、横並び(side by side)で相互に係合する軸の構成である。好ましい態様において、相互係合機構は、各インサートの内側表面及び外側表面に、少なくとも1つの相互に係合する円周方向のタングと溝のアレンジメントを有することができる。好ましくは、前記インサートは、そのインサートの一方又は両方の軸方向端部にフランジを更に有することができる。インサートの一方又は両方の側面にフランジを設けることによって、使用するためにインサートをダクト又はアパーチャに取り付ける際に、装着者(installer)はインサートを手作業で取り扱うことを容易に行うことができる。
本発明のもう1つの要旨によれば、封止すべきダクト又はアパーチャ内でエンベロープ(envelop)を膨張させるための気体又は膨張可能な若しくは膨張性のフィラー材料を受け入れるための可撓性のエンベロープを有するタイプのシールと共にダクト又はアパーチャ内で用いるための調節可能なインサートが提供される。前記インサートは、前記エンベロープと前記ダクト又はアパーチャとの間に挿入する少なくとも1つの弾性部材を有しており、1またはそれ以上の弾性部材はその対向する端部に一対のエンド部(end portions)を有しており、各エンド部の少なくとも1つはダクト又はアパーチャの内側表面から、前記ダクト又はアパーチャ内に挿入する際にインサートの内側表面へ実質的に連続する移行部(transition)を提供するテーパー付きの内側及び/又は外側表面を有しており、それによって前記ダクト又はアパーチャの周りに非一体の(non-continuous)ライニングが提供される。
以下、添付図面を例に挙げて、これに基づいて、本発明について更に説明する。
図1を参照すると、ダクト又はアパーチャ内で使用するための調節可能なインサートを全体として符号10でしている。このインサートは、封止すべきダクト又はアパーチャ内で、エンベロープを膨張させるための気体又は膨張可能な又は膨張性のフィラー材料(充填材料)を受け入れる可撓性のエンベロープを有する、EP−A−0,152,696(引用することによって、その開示内容を本明細書に含むこととする)に記載されている種類のシールに用いるためのものである。本発明のシールは、上述の種類のシールを用いてシールすべきダクト又はアパーチャに挿入するのに適しており、シールすべきダクト又はアパーチャは可撓性のエンベロープが封止することができる直径又は断面よりも大きな直径又は断面を有している。本発明のインサート、特に図1に示すインサートは、150mm以上、好ましくは210mm又はそれ以上の内側直径を有するダクト又はアパーチャに用いるのに適しているが、このインサートを用いて封止し得るダクトの範囲は特に限定されない。インサートの肉厚、即ち半径方向の寸法は、15mm〜30mmの範囲であることが好ましい。このようにして、25mmの肉厚を有するインサートを用いて、200mm〜150mmの内側直径を有するダクト内にインサートを挿入して、そのダクトの内側直径を小さくすることができる。同様に、そしてより好ましくは、直径が210mmまでのダクトを封止するためには、5〜30mmの肉厚を有する2つの同心状(concentric)のインサートを用いることができる。
図1〜4に示すように、インサート10は全体として円筒形態を有している。このインサートは、非一体の輪(又は不連続の輪(non-continuous hoop))の形態であって、円筒形態のインサートの2つの対向する円周エンド部14・14の間に、わずかな角度(小さな角度)の円周方向のギャップ12が設けられている。図4から最もよく理解することができるが、インサートは、2つのエンド部14の間の円周部の大部分にわたって実質的に一定の直径及び厚みを有しており、内側表面16及び外側表面18はシリンダー(円筒部)20の軸まわりで互いに同心形態となっている。外側表面18の半径は、2つのエンド部14の端部にある2つのエッジ22どうしの間の表面全体にわたって一定である。内側表面16の半径は、2つのエンド部24どうしの間で、例えば約300度の範囲にわたって一定であって、2つのエンド部24では、内側表面の半径はその端部22へ向かって徐々に大きくなっており、その2つのエンド部24の間にそれぞれテーパー付きの内側表面26を規定している。テーパー付きの内側表面の部分は、内側表面16の残りの部分の曲率半径よりもわずかに小さい曲率半径を有している。
図3から最もよく理解することができるが、エッジ24と先端部22との間のエンド部14は、エッジ24に最も近い第1の部分28と、円周方向に延びる舌(タング、tongue)状の形態の第2の部分30を有して形成されている。タング部(舌状部)の両側の領域にはかみ合いタング(interlocking tongue)及び溝32、34のアレンジメントが設けられており、円周状の溝32は内側表面16の円周方向のまわりの外側表面に設けられている。以下の説明においてより詳細に説明するが、エンド部14どうしが重なって係合することによってインサートの直径が小さくなる場合には、リブ34はそれぞれの溝32の中に位置する。図1〜4のインサートでは、タング部30の両側においてインサートの円周まわりに、更なるかみ合いタング及び溝の配置が設けられている。
図5a及び5bを参照すると、図5aのインサートは、図1〜4に関連して説明した種類のインサートであって、圧縮していない形態(uncompressed configuration)を模式的に示している。図5bにおいて、インサートはアパーチャ40の中に配置されており、そのアパーチャ40はダクトアパーチャ又はその他の開口部であってよく、アパーチャ40の中に挿入するために、インサートのエンド部どうしが互いに及び隣の端部と互いに重なり係合するように押し込み、インサートの直径を小さくする。挿入するためにインサートの直径をアパーチャ40の直径よりも小さくした後、解放すると、変形又は圧縮されたインサートの回復力(restoring force)によってインサートは拡がり、アパーチャ40の周辺部に係合する。図5bについて観察されるように、重なっているエンド部のエッジ22はアパーチャの周囲に接触しており、エッジ22における結合ラインにわずかに不連続に沿って、実質的に連続する外側表面をインサートが有するように、先端部とエッジ24との間のテーパー付きの内側表面によって、インサートの重なる部分に緩やかな移行部(transition)が設けられている。インサートの弾性の性質によってアパーチャ内でインサートの実質的な係合がもたらされ、インサートの材料の弾性によって重なり合い(overlapping)が可能となり、重なり合った部分を外側表面に不連続部を有することのない必要とされる重なり合い形態に適合させることができる。
図6a及び6bを参照すると、比較的薄い断面方向の肉厚(半径方向の厚み)を有するインサートであって、図6bに示すようなアパーチャ内に挿入するに際して、複数回回巻して螺旋状に重なるインサートを形成するのに好適なインサートが示されている。この態様において、重なる角度はほぼ900度であって、この点に関して、巻かれていないインサートの直径は、インサートが挿入されるアパーチャの直径よりも著しく大きいものとなっている。
インサートの肉厚が取り付ける周囲の長さとの関係で小さい態様においては、インサートは長尺のストリップ(elongate strip)として成形又は押出することができる。
図7a及び7bを参照すると、本発明の別の態様が示されており、このインサートは一対のC字形状の弾性部材42を有してなり、その弾性部材42は図1〜4に示すインサートと類似しているが、未圧縮(un-compressed)の形態ではほぼ180度の円弧(arc)を規定している。図7bにおいて、弾性のアーチ形C字形状部材42は、一方が他方の内側に配されており、圧縮及び変形された部材42の外側への弾性(resilience)によって、オーバーラップ係合して保持されている。
次に、図8を参照する。図1〜図7に示す態様のインサートは、1つの材料を有して形成することもできるし、又は、インサートが内側層44及び外側層46を有する図8に示す態様であると解釈することもできる。図8に示す態様の場合、内側層は比較的剛性及び/又は硬い材料を有して形成されており、外側層は比較的軟らかい材料を有して形成されている。
図9に示す態様では、インサートは埋設された補強材料の層48を有することができ、その補強材料の層は金属リング又はスプリングのような部品又は比較的硬い又は剛性の材料であってよい。補強材料48は、より軟らかい材料50、例えば比較的軟らかいエラストマーの中に埋設されている。
図10に示す態様では、インサートは、内側層44、外側層46及び中間層52を有している。中間層52は内側層44及び外側層46よりも高い剛性を有しており、内側層44及び外側層46は軟質のエラストマーを用いて形成し、中間層は硬いエラストマーを用いて形成することができる。
図11に示す態様では、エンド部14の端部において、まっすぐなエッジ部22は、エンド部14の長手方向に沿って相互係合する一連のタング及び溝54を形成するようにスプライン加工(凹凸形状に加工(castellated))されている。この態様において、インサートの直径を調節する範囲は、タングと溝の円周方向深さ寸法によって制限されている。
図12に示す態様において、図1〜11に関連して上述したインサート10には、その一方又は両方の軸方向端部にラジアル・フランジ(半径方向のフランジ)を設けることができ、図12の図では、フランジは1つだけ示されている。ラジアル・フランジは、アパーチャ40に挿入するために手作業で操作するためのインサートをより容易に挿入するために設けられている。
図13a及び13bの態様では、インサート10は、インサートの半径方向の肉厚(壁厚み)がインサートの外周部に沿って変化しているという点で上述の態様とは異なっている。図13aに示す態様において、インサートは全体としてより厚い中央部分(mid portion)48を有しており、その中央部分48はインサートのギャップ12に対して反対側に約180度で延びている。テーパー付きの端部14は上述のものと実質的に同様である。この態様において、インサートは、中央部分48よりも厚みの小さい一対の中間部分(intermediate portion)50を有している。中間部分は中央部分48と各端部14との間で延びている。図13aのインサートを円形断面のダクト又はアパーチャの中に配した状態の図13bにおいて最も良好に示すことができるが、端部14と中間部分15の少なくとも一部はオーバーラップして(重なって)おり、オーバーラップする部分は中央部分48の厚みと同様の厚みを有している。このようにして、インサートを挿入する際に中間部分15どうしが十分に(完全に)オーバーラップするように好適な寸法を有するインサートを選択することによって、ダクト又はアパーチャ内に実質的に一定の厚みのライニングを形成することができる。図13bに示す態様では、中間部分は完全にオーバーラップしてはおらず、従って、オーバーラップ(重なり部)の一方の側に半径方向について2つのより薄い部分が形成されている。
ここで、図14a及び14bを参照すると、本発明の更なる態様において、インサートは、全体として、インサートの半径方向の厚みが、エンド部14から、それぞれのエンド部からギャップ12に対して反対側へほぼ等しい距離の中央部分へ徐々に増大するという意味において三日月に似た形状の三日月形状(crescent shape)を有している。図14a及び14bのインサートの断面は、実質的により薄い中間部分50が、より厚い中央部分48からそれぞれのエンド部14へ向かって円周方向に延びているという意味で、図13a及び13bのインサートと似ているが、必ずしも同じではない。しかしながら、図14a及び14bのアレンジメントにおいて、インサートの断面の半径方向の厚みは、三日月形状のインサートの円周方向について全体として変動している。この半径方向についての変動によって、インサートの挿入の際のダクト又はアパーチャのまわりに偏心したライニングがもたらされ、これは、ダクト又はアパーチャの一方の側には、インサートは比較的大きな半径の厚みを有しており、他方の側でインサートの厚みは比較的薄く、オーバーラップしていない部分では零(ゼロ)まで小さくなっていると表現することもできる。図14a及び14bのインサートは、ダクト又はアパーチャにそのインサートを挿入する際に、それぞれのエンド部の間のギャップ12が閉じないような寸法に設定されることが好ましい。このアレンジメントにおいて、インサートは、ダクト又はアパーチャに挿入してギャップ12を閉じるように、インサートの外周及び半径を小さくするように圧縮されるが、エンド部及び/又は中間部分にオーバーラップを生じさせるのに十分な程度ではない。このアレンジメントにおいて、テーパー付きのエンド部によって、ダクト又はアパーチャの内側表面から、インサートの内側表面へ滑らかに移行する部分がもたらされ、ライニング及びダクト表面に不連続な部分を有することなく、上述した種類のエンベロープ又はバッグ型のシールを収容することができる。
図1〜13を参照して説明したインサートについての種々の材料及び特徴は、図14a及び14bの態様にも同様に当てはまり、各端部はオーバーラップしていないが、挿入すると、両端部の間にギャップ12を維持する代わりに、インサートの内側表面及びダクト又はアパーチャの内側表面の一部を含む滑らかな内側表面を形成して、上述した種類のシールのエンベロープと接触することができる。
添付図面の態様を参照しながら、以上、本発明について説明したが、本発明は上述した各態様に正確に限定されるのではなく、当業者は変更及び改変を特に困難を伴うことなく行うことができると理解されるべきである。例えば、本発明は、正方形又は長方形の断面形状を有するダクト又はアパーチャに用いるために全体として四角形の形状を有することもできる。
図1は、本発明の1つの態様におけるダクト又はアパーチャに用いるインサートの斜視図である。 図2は、図1に示すインサートを図1に示す状態から転倒させた状態を示す斜視図である。 図3は、図1及び2に示すインサートの端部を拡大した図である。 図4は、図1〜3に示すインサートの側面図である。 図5a及び図5bは、ダクト又はアパーチャ内に挿入する前後における図1に示すインサートの模式的断面図である。 図6a及び図6bは、本発明の第2の態様におけるインサートについての、図5a及び図5bと同様にダクト又はアパーチャ内に挿入する前後における模式的断面図である。 図7a及び図7bは、本発明の第3の態様におけるインサートについてのダクト又はアパーチャ内に挿入する前後における模式的断面図である。 図8は、本発明の更に別の態様におけるインサートについての側面図である。 図9は、本発明の更に別の態様におけるインサートについての断面図である。 図10は、本発明の更に別の態様におけるインサートについての断面図である。 図11は、本発明の更に別の態様におけるインサートについての斜視図である。 図12は、本発明の更に別の態様におけるインサートであって、壁に設けられたアパーチャ内に配置されたインサートについての断面図である。 図13a及び図13bは、本発明の更に別の態様におけるインサートについてのダクト又はアパーチャ内に挿入する前後における模式的断面図である。 図14a及び図14bは、本発明の更に別の態様におけるインサートについて、図13a及び図13bと同様にダクト又はアパーチャ内に挿入する前後における模式的断面図である。

Claims (38)

  1. ダクト又はアパーチャ内で、可撓性のエンベロープを有する種類のシールと共に用いられる調節可能なインサートであって、前記エンベロープは気体又は膨張可能な若しくは膨張性の充填材料を受け入れて膨張してダクト又はアパーチャ内を封止し、前記インサートは、前記ダクト又はアパーチャと前記エンベロープとの間に挿入するための少なくとも1つの弾性部材を有しており、前記弾性部材はその対向する端部に一対のエンド部を有しており、前記エンド部の少なくとも1つは該弾性部材の隣り合うエンド部又は隣接する弾性部材のエンド部とオーバーラップして係合するテーパー付きの内側及び/又は外側表面を有しており、それによって前記ダクト又はアパーチャの周りに連続するライニングが提供される調節可能なインサート。
  2. 少なくとも1つの弾性部材はアーチ形形状を有しており、実質的に円形形状の断面のダクト又はアパーチャの中に挿入するために適応化されている請求項1記載のインサート。
  3. オーバーラップするエンド部は、インサートの円周方向についていずれもテーパーが設けられている請求項1又は2記載のインサート。
  4. オーバーラップするそれぞれの対のテーパー付きエンド部は実質的に対称である請求項1〜3のいずれかに記載のインサート。
  5. テーパー付きエンド部又はオーバーラップするそれぞれの対は、異なる円周方向長さを有する請求項1〜4のいずれかに記載のインサート。
  6. 各テーパー付きエンド部の半径方向内側表面は、前記アーチ形形状部材の残りの部分のそれぞれの内側表面の曲率半径よりも小さい曲率半径を有する請求項1〜5のいずれかに記載のインサート。
  7. 各テーパー付きエンド部の半径方向外側表面は、前記アーチ形形状部材の残りの部分のそれぞれの外側表面の曲率半径と実質的に同じ曲率半径を有しており、前記外側表面は実質的に連続する請求項1〜5のいずれかに記載のインサート。
  8. 各エンド部は前記エンド部の円周方向末端にエッジ部を有しており、前記エッジ部は隣接するエンド部とオーバーラップして係合するように実質的に直線状であるか、又は、隣接するエンド部と機構的に噛み合い、オーバーラップして係合するように、少なくとも1つのタング及び溝のアレンジメントを有する請求項1〜7のいずれかに記載のインサート。
  9. 各テーパー付きエンド部は、弾性部材から突出して円周方向に延びるタングを規定する請求項1〜8のいずれかに記載のインサート。
  10. 1種類の材料を有してなる請求項1〜9のいずれかに記載のインサート。
  11. 前記インサートは、異なる材料特性の複数の層を有する請求項1〜10のいずれかに記載のインサート。
  12. 前記インサートは内側層及び外側層を有してなり、前記内側層は外側層と比べて、より高い剛性及び/又は硬度を有する請求項11記載のインサート。
  13. 前記インサートは内側層、外側層及び中間層を有してなり、前記中間層は前記内側層及び外側層と比べて、より高い剛性及び/又は硬度を有する請求項12記載のインサート。
  14. 前記内側層及び外側層は同程度の剛性を有する請求項13記載のインサート。
  15. 前記中間層は、前記内側層及び外側層を含むより軟質の材料の中に埋め込まれた補強部材を有する請求項13又は14記載のインサート。
  16. 前記補強部材は金属又は硬質のエラストマー材料を有してなる請求項15記載のインサート。
  17. インサートがエラストマー材料を有してなる請求項1〜16のいずれかに記載のインサート。
  18. 前記エラストマー材料には、EPDM、シリコーン又は天然ゴムが含まれる請求項17記載のインサート。
  19. 前記エラストマーは、熱可塑性エラストマーである請求項17記載のインサート。
  20. 前記インサートは、発泡材料又は気泡状材料を有する請求項1〜19のいずれかに記載のインサート。
  21. ショアA硬度で20〜80の範囲の硬度を有する請求項1〜20のいずれかに記載のインサート。
  22. 前記インサートは、同じ材料であって異なる硬度特性を有する少なくとも2つの層を有する請求項11記載のインサート。
  23. 前記インサートは、ワンピースで一体物の構成である請求項1〜22のいずれかに記載のインサート。
  24. 前記インサートは、それぞれオーバーラップして相互に係合する2又はそれ以上弾性部材を有してなる請求項1〜23のいずれかに記載のインサート。
  25. 前記オーバーラップ部は少なくとも10度のオーバーラップをもたらすように構成されている請求項1〜24のいずれかに記載のインサート。
  26. 前記オーバーラップ部は360度又はそれ以下のオーバーラップをもたらすように構成されている請求項25記載のインサート。
  27. 前記オーバーラップ部は900度又はそれ以下のオーバーラップをもたらすように構成されている請求項25記載のインサート。
  28. 実質的に円筒形状である請求項1〜27のいずれかに記載のインサート。
  29. インサートは実質的に長尺状ストリップである請求項1〜27のいずれかに記載のインサート。
  30. 外側表面及び/又は内側表面に封止手段を更に有する請求項1〜29のいずれかに記載のインサート。
  31. 前記封止手段は、前記表面に適用されるシーラント材料を有するか、又は前記表面において立ち上がる少なくとも1つの封止部材を有する請求項30記載のインサート。
  32. 前記封止部材は、インサートと一体であるか、又は、前記インサートに脱着自在である請求項31記載のインサート。
  33. 前記インサートの外側表面及び/又は内側表面は摩擦誘導表面粗さ特性を有している請求項1〜32のいずれかに記載のインサート。
  34. インサートの内側表面及び外側表面に少なくとも一対の相互係合手段が設けられており、インサートを圧縮し又は拡がらせる際に、前記オーバーラップ部を相互係合させる請求項1〜33のいずれかに記載のインサート。
  35. 前記相互係合手段は、前記インサートの内側表面及び外側表面のそれぞれに、相互係合する円周方向のタング及び溝のアレンジメントを有してなる請求項34記載のインサート。
  36. 前記インサートは、該インサートの一方又は両方の軸方向端部にフランジを更に有してなる請求項1〜35のいずれかに記載のインサート。
  37. 添付図面を参照して明細書に実質的に記載しているインサート。
  38. ダクト又はアパーチャ内で、可撓性のエンベロープを有する種類のシールと共に用いられる調節可能なインサートであって、前記エンベロープは気体又は膨張可能な若しくは膨張性の充填材料を受け入れて膨張してダクト又はアパーチャ内を封止し、前記インサートは前記ダクト又はアパーチャと前記エンベロープとの間に挿入するための少なくとも1つの弾性部材を有しており、前記弾性部材はその対向する端部に一対のエンド部を有しており、各エンド部の少なくとも1つは、前記ダクト又はアパーチャ内に挿入すると、ダクト又はアパーチャの内側表面からインサートの内側表面へ実質的に連続する移行部を提供するテーパー付きの内側及び/又は外側表面を有しており、それによって前記ダクト又はアパーチャの周りに不連続のライニングが提供される調節可能なインサート。
JP2003578802A 2002-03-22 2003-03-12 ダクト又は隔壁の開口部用の調節可能なインサート Expired - Fee Related JP4411084B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB0206804.7A GB0206804D0 (en) 2002-03-22 2002-03-22 Adjustable insert for a duct or bulkhead opening
PCT/GB2003/001061 WO2003081107A1 (en) 2002-03-22 2003-03-12 Adjustable insert for a duct or bulkhead opening

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005521007A true JP2005521007A (ja) 2005-07-14
JP4411084B2 JP4411084B2 (ja) 2010-02-10

Family

ID=9933523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003578802A Expired - Fee Related JP4411084B2 (ja) 2002-03-22 2003-03-12 ダクト又は隔壁の開口部用の調節可能なインサート

Country Status (8)

Country Link
EP (1) EP1488152B1 (ja)
JP (1) JP4411084B2 (ja)
CN (1) CN1643286A (ja)
AT (1) ATE342462T1 (ja)
AU (1) AU2003216806A1 (ja)
DE (1) DE60309009T2 (ja)
GB (1) GB0206804D0 (ja)
WO (1) WO2003081107A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075515A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 開口部防火措置具、及び、開口部防火措置工法
JP2012107749A (ja) * 2010-10-29 2012-06-07 Daisa:Kk 壁貫通装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102011117696B4 (de) * 2011-11-04 2013-09-12 Norma Germany Gmbh Schelle zum Befestigen von Rohren oder Leitungen
DE202011108013U1 (de) 2011-11-17 2013-02-18 Doyma Gmbh & Co. Dichtungsvorrichtung für Leitungen, insbesondere Wellrohrleitungen
CN102767647B (zh) * 2012-08-09 2014-11-26 南车株洲电力机车有限公司 一种密封管套
CN104633283A (zh) * 2014-12-24 2015-05-20 奇瑞商用车(安徽)有限公司 一种用于汽车转向管路固定的管夹结构
CN110165562B (zh) * 2019-03-19 2020-09-08 江苏浩威新材料有限公司 一种电力配电箱密封穿线装置
FR3095683B1 (fr) * 2019-05-03 2022-12-09 Caillau Joint d’étanchéité et dispositif et ensemble de serrage comprenant un tel joint d’étanchéité
CN112648250B (zh) * 2020-12-22 2023-12-19 溧阳市盛杰机械有限公司 一种液压阀组件及其制作方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8333722D0 (en) 1983-12-19 1984-01-25 Raychem Gmbh Expansible seal
EP0465725A1 (de) * 1990-07-11 1992-01-15 Siemens Aktiengesellschaft Kabeleinführungsdichtung
US5258578A (en) * 1992-02-18 1993-11-02 Minnesota Mining And Manufacturing Company Closure end seal

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075515A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 開口部防火措置具、及び、開口部防火措置工法
JP2012107749A (ja) * 2010-10-29 2012-06-07 Daisa:Kk 壁貫通装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1643286A (zh) 2005-07-20
DE60309009D1 (de) 2006-11-23
ATE342462T1 (de) 2006-11-15
DE60309009T2 (de) 2007-05-24
GB0206804D0 (en) 2002-05-01
WO2003081107A1 (en) 2003-10-02
EP1488152B1 (en) 2006-10-11
AU2003216806A1 (en) 2003-10-08
JP4411084B2 (ja) 2010-02-10
EP1488152A1 (en) 2004-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4411084B2 (ja) ダクト又は隔壁の開口部用の調節可能なインサート
KR940011855B1 (ko) 파이프 커플링
US6550775B2 (en) Annular gasket
GB2105425A (en) Hose coupling
CN102797913A (zh) 垫圈
US5531460A (en) U-shaped sealing device on a pipe
US10563763B1 (en) Tank piston with improved seal and cover
US4103399A (en) Hose clamp
TWI770326B (zh) 複合管
JPWO2019098319A1 (ja) 円筒管用断熱構造
JP3441147B2 (ja) 管路とマンホールとの接合具
ES2809746T3 (es) Inserto aislante de vibraciones para un clip de tubería
JP2017020191A (ja) マンホール側壁と管との接続部分における耐震構造
JP6769810B2 (ja) 螺旋管形成用帯状部材
JP3762467B2 (ja) 細径金属管と可撓ホースとの接続構造
ES2694146T3 (es) Un acoplamiento de tubería
JP4106694B2 (ja) 可撓性継手のリブ付管用締付けリング構造
JP7412232B2 (ja) 螺旋管用帯状部材及び螺旋管
JPWO2005100813A1 (ja) ジョイントブーツ
US7948146B2 (en) Clip
EP0322864B1 (en) Shaft for use with core
GB2043802A (en) Seals
JP6367138B2 (ja) ホース接続構造およびホース接続用筒状部材
JP2620837B2 (ja) ガスケット
JP2004316745A (ja) バタフライ弁用シートリング及びバタフライ弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090331

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090630

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090707

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090730

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090806

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090831

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091027

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121120

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees