JP2005520810A - 骨再生を促進するカルモジュリンの使用 - Google Patents

骨再生を促進するカルモジュリンの使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、骨再生を促進する方法及び組成物を提供するものであって、カルモジュリンの投与を含む。骨再生の方法は、骨減少症及び骨粗鬆症のような骨質量が減少する骨疾患を患っている対象、非癒合性骨折を患っている対象に適用される。

Description

本出願は、2002年1月16日に出願された、米国仮特許出願第60/349,163号に基づく優先権の利益を主張する。本発明は、カルモジュリンの投与を含む方法であって、骨再生を促進し骨疾患の症状を治療する方法に関する。
骨の再構築は、骨形成及び骨吸収からなる進行中のプロセスである。健康な対象では、骨形成と骨吸収との間の正常なバランスがあり、前記バランスにより骨格質量が維持される。骨表面の大部分は活性ではなく、すなわち骨形成にも骨吸収にも関与しない。代わりに、骨格システム全体にわたってランダムに分布し、骨形成と骨吸収がユニットとして局所的に連関する活性表面がある。吸収部位は、骨組織を吸収し除去する細胞である活性破骨細胞で覆われ、骨形成表面は、骨組織を形成する細胞である造骨細胞で覆われている。
骨折を含む、痛くかつ衰弱させる症状を引き起こす骨疾患は、毎日何百万もの個体を冒している。結果的に骨量の損失となる骨組織の異常な恒常性によって引き起こされる骨疾患は特に重要性を有する。骨組織の異常な恒常性は、造骨細胞による骨形成と破骨細胞による骨吸収との間の不均衡の結果であって、この不均衡は最終的に骨吸収を導く。骨量の減少は、骨減少症、骨粗鬆症、そして他のよく知られた骨疾患を含む多くの異なる骨疾患に至る。
骨疾患の一つである骨粗鬆症は、一般に、閉経後の女性及び高齢者に見られ、低骨量と極わずかな外傷を伴う骨折となる微小構造の破壊に特徴づけられる。低骨量は、カルシウムの恒常性の異常又は障害によって引き起こされる。骨粗鬆症で苦しむ対象は手首や脊椎の骨折をしばしば経験し、大腿部の骨折は高齢者においては一般的である。この病気の症状は、単独または組み合わせで作用する多くの身体的、ホルモン、栄養的な因子を含むと解されている。
骨粗鬆症に利用できる治療は、食事摂取及び身体的活動の改善、又は骨からのカルシウムの最終的な吸収を減じる薬剤の使用に限定される。最終的な吸収は、骨吸収の速度を減少させること又は骨形成を促進させることによって達成される。現在流通している骨粗鬆症療法に利用される薬剤は、骨吸収を防止又は抑制することによって作用するが、骨代謝が定常状態レベルに到達してしまうという当然の限界がある。一度定常状態レベルに到達すると、骨形成のさらなる増加はなく、骨密度はプラトーに達する。骨粗鬆症治療及び骨密度を増加させるために有用な現存する抗吸収剤は、カルシウム塩(例えば炭酸カルシウム)、ビタミンD及びその類似体、エストロゲン、カルシトニン、並びにビスフォスフォネートを含む。フッ化物、アンドロゲン及び副甲状腺ホルモンを含み、骨粗鬆症の治療及び骨密度の増加に有用な骨形成剤もある。これらの薬剤が、骨密度を維持することに成功することが見出されてきたが、骨疾患を有する対象の骨密度を有意に改善することについてはほとんど成功していない。
特定の他の骨疾患として非癒合骨折がある。これは、通常期間で治癒せず、治癒するためには様々な処置を必要とする骨折である。非癒合骨折の要因となる公知の因子は、喫煙、糖尿病、老齢を含む。この疾患のためには、例えば電気刺激又は特殊な添え木を用いるような非観血的な治療が存在する一方、このような治療は特定の骨折に常に適用できるものではなく、適用できたとしてもおそらく成功しないだろう。他の治療は、死組織の除去、内部用添え木(ロッド、プレート、又はスクリューいずれでも)又は移植骨片の挿入のような観血的な処置(すなわちある種の外科的処置)を含む。場合によっては、非癒合骨折の対象にさらなる障害が起こらないようにするために切断が必要となるであろう。たとえこのような処置がいくらか成功したとしても、既存の介在治療は概して不都合であり、高価であり、しばしば痛みをともない、そして身体的瘢痕や機能障害となる。
カルモジュリンは細胞内でカルシウムイオン媒介体として機能するカルシウム依存性制御タンパク質であり、基本的な細胞内でのプロセス(例えば、タンパク質リン酸化、収縮プロセス、並びに、環状ヌクレオチド、グリコーゲン、及びカルシウムの代謝)やその他の代謝反応に含まれる多数の酵素を活性化するとして知られている。カルモジュリンは、また、対応するヌクレオチドを形成するために3’5’-環状ヌクレオチドのホスホジエステル結合を加水分解する3’5’-環状ヌクレオチドホスホジエステラーゼとしても作用できる。
骨疾患、特に骨粗鬆症を患う対象の骨密度を増加させるための治療または予防処置の必要性がまだ残されている。さらに、観血的な処置または切断を行うことなく非癒合骨折を治す治療の必要性がまだ残されている。
本発明は、骨疾患をもつ対象又はそうでないものであって骨再生の促進を必要とする対象の骨再生を促進する方法に関するものであり、骨再生を促進するために有効な量のカルモジュリンの投与を含む。骨再生を促進する前記方法は、骨量の減少に特徴づけられる骨疾患、特に骨粗鬆症、骨減少症を患う対象に適用できる。カルモジュリンは、経口的、静脈内、及び皮下を含む種々の投与方法によって投与される。好ましくは、カルモジュリンは経口的に投与され、特に舌下形態で投与される。さらに好ましくは、カルモジュリンは1日の投与量が約0.1単位から約1000単位の範囲で投与される。さらにいっそう好ましくは、カルモジュリンは1日の投与量が約1単位から約100単位の範囲で投与される。別のさらに好ましい形態は、対象がヒトであり、カルモジュリンは1日の投与量が約20単位から約80単位の範囲で投与される。
本発明の一局面は、非癒合骨折を患う対象の骨再生を促進する方法である。カルモジュリンは経口的、静脈内、及び皮下を含む種々の投与方法によって投与される。好ましくは、カルモジュリンは舌下に投与される。さらに好ましくは、カルモジュリンは1日の投与量が約0.1単位から約1000単位の範囲で投与される。さらにいっそう好ましくは、カルモジュリンは1日の投与量が約1単位から約100単位の範囲で投与される。別のさらに好ましい形態は、対象がヒトであり、カルモジュリンは1日の投与量が約20単位から約80単位の範囲で舌下に投与される。
本発明は、骨再生の促進を必要とする対象の骨再生の促進に有用であり、薬学的に許容し得る希釈剤中にあるカルモジュリンを含む医薬品組成物を提供する。好ましくは、前記医薬品組成物は、約0.1単位から約1000単位のカルモジュリンを有する経口用剤形である。他の好ましい形態において、前記医薬品組成物は、約1単位から約100単位のカルモジュリンを有する経口用剤形である。さらにいっそう好ましい形態において、前記医薬品組成物は、約10単位から約80単位のカルモジュリンを有する経口用剤形である。
本発明の多数の他の態様及び利点は、本発明の好ましい形態を記載する以下の詳細な説明で明らかにされる。以下の詳細な説明は、本発明の範囲を限定しない。
本発明は、カルモジュリンの投与により骨再生を促進する方法を提供する。
本明細書において、「骨再生」という用語は、骨量の増加、特に本明細書で記載されている方法を使用した骨量の増加をさす。骨量は、造骨細胞による骨形成の増加、破骨細胞による骨吸収の減少、又は両方により増加する。
本明細書において、「骨疾患」という用語は、非癒合骨折に加えて、骨量の減少に起因する骨疾患をさす。骨量の減少は、骨組織の異常な恒常性の結果である。具体的には、異常な恒常性は、破骨細胞による骨吸収により増加され、造骨細胞による骨形成により減少され、又は両者が生じ、結果的に骨量の減少がおこる。
本明細書において、「非癒合骨折」という用語は、通常期間で治癒せず、治癒を刺激するためのいくらかの介入を必要とする骨折をさす。本明細書で記載する方法は、非癒合骨折の治療、すなわち、骨折ポイントにおいて骨癒合の促進に利用できる介入の形態を示す。
本明細書において、「有効な量」または「骨再生を促進するために有効な量」とは、最終的な骨量の産生により対象の骨密度を増加させるために投与されるカルモジュリンの量をさす。骨量または骨密度の増加は、新たな骨形成の増加、骨吸収の減少、又は両方によるものであり、最終的な効果は、骨量又は骨密度における全体的な増加である。
骨量の減少に関係する骨疾患は、本明細書に記載の方法によって防ぐことができる。骨減少症及び骨粗鬆症は、骨組織の恒常性の異常による進行中の骨量の減少の結果として生じる。前記異常は、結果的には骨量の減少を引き起こし、時間の経過により骨量の減少又は骨格の萎縮症を引き起こす。骨量の全体的な減少は、カルモジュリンを用いた進行中の治療によって、防ぐこと、もしくはかなり減らすことができる。これらの骨疾患の危険性が高い、高齢者や閉経後の女性のような対象に対し、このような骨疾患の発症を遅らせる又は防ぐためにカルモジュリンの投与計画を与えることができる。
カルモジュリンは、任意の原料(組み換え体原料、非組換え体原料に限定されることなく)に由来し、必要とする対象に、単独で、又は適切な担体や賦形剤とともに混合された医薬品組成物として種々の病気を治療する又は回復させるための投与量にて投与される。この種の組成物は、希釈剤、充填剤、塩、バッファ、安定剤、可溶化剤及び当業者によく知られた他の材料を(カルモジュリン及び担体に加えて)任意に含むことができる。「薬学的に許容しうる」という用語は、カルモジュリンの生物活性の有効性を妨げない非毒性物質を意味する。担体の特性は、投与の経路に依存する。
医薬品組成物は、カルモジュリンの活性を強化する、又はその活性を補足する、又は治療に利用される他の薬剤(カルシウム及びカルシウム塩を含む)をさらに含んでいてもよい。この種の追加的な因子及び/又は薬剤は、カルモジュリンを伴うことにより相乗効果を得るために、又は副作用を最小にするために、医薬品組成物に含まれてもよい。
本出願における組成物の製剤又は投与の技術は、「Remington's Pharmaceutical Sciences」(Mack 出版社、ペンシルバニア州、最新版)で見られる。治療に有効な投与量は、骨量の増加を導くような骨再生の促進を生じさせる化合物の量であればよい。
投与の適切な経路は、例えば、経口送達(例えば、舌下へ、頬側へ、直腸へ、粘膜上皮を通して、又は腸管への投与);非経口送達(くも膜下腔内へ、直接心室内へ、静脈内へ、腹腔内へ、鼻腔内又は眼内への注入と同様に、筋肉内へ、皮下へ、髄内への注入を含む)を含む。医薬品組成物に用いられたカルモジュリンの投与又は本発明の方法の実行は、経口摂取、舌下適用、吸入、局所適用、又は皮膚、皮下、腹腔、非経口、静脈内への注入のような種々の従来の方法で達成することができる。対象への舌下投与が好ましい。
あるいは、系統的な方法よりもむしろ、例えば、特効性製剤又は徐放性製剤として、局部に組成物を投与(例えば骨組織に異常を含むと確認される局部に直接注射)してもよい。また、標的の薬物伝達システム(例えば、特定の骨組織を標的とするような抗体で被覆されたリポソーム)によって薬物を投与してもよい。リポソームは、問題ある組織によって標的とされ選択的に取り込まれる。
本発明に従って使用するための医薬品組成物は、このように、一つ以上の生理学的に許容しうる担体(カルモジュリンを薬学的に使用しうる製剤とする工程を促進する賦形剤と補助剤を含む)を用いる従来の方法によって製造される。これらの医薬品組成物は、それ自体公知の方法(例えば、従来の混合、溶解、造粒、糖衣錠形成、研磨、乳化、カプセル化、封入、又は凍結乾燥工程)によって製造される。適した剤形は、選択される投与の経路に依存する。治療上有効量のカルモジュリンが経口的に投与される場合、カルモジュリンはタブレット、カプセル、粉末、液体、又はエリキシル剤の形態をとりうる。タブレットの形態で投与される場合、本発明の医薬品組成物は、ゼラチン又は補助剤のような固体状のキャリアをさらに含んでいても良い。タブレット、カプセル、及び粉体はカルモジュリンを約5から95%、好ましくは約25から90%含む。液体形態で投与される場合、水、石油、動物性油又は植物性油(例えば、ピーナッツ油、鉱油、大豆油、ゴマ油)のような液体の担体が添加されていてもよい。医薬品組成物の液体形態は、生理的食塩水、ブドウ糖溶液又は他の糖類の溶液、若しくはグリコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、又はポリエチレングリコール)をさらに含んでいてもよい。液体形態で投与される場合、医薬品組成物は、カルモジュリンを約0.5から90重量%、好ましくは約1から50%を含む。
治療上有効量のカルモジュリンが、静脈内、皮膚又は皮下の注射により投与される場合、カルモジュリンは発熱物質を含まず、非経口的に投与されうる水溶液の形態をとる。このような非経口的に許容しうるカルモジュリン溶液(適当な、pH、等張性、安定性を有する)の調製は、当業者によく知られている。静脈内、皮膚、又は皮下への注射用の好ましい医薬品組成物は、カルモジュリンに加えて、塩化ナトリウム液、リンゲル液、ブドウ糖液、ブドウ糖と塩化ナトリウムの液、乳酸加リンゲル液などの等張溶媒、又は当業者に知られた他の溶媒を含む。本発明の医薬品組成物は、当業者に知られている、安定剤、保存剤、緩衝剤、酸化防止剤、又は他の添加剤を含んでいてもよい。注射の場合、本発明の製剤は水溶液として調製され、好ましくは生理学的に適合性を有する、ハンクス溶液、リンゲル溶液、又は生理的食塩水などの緩衝剤として調製される。粘膜上皮を通して投与される場合、浸透させるバリヤーに適した浸透剤が製剤として使われる。この種の浸透剤は、一般に当業者に知られている。
経口投与の場合、組成物は、カルモジュリンと、当業者に良く知られた薬学的に許容しうる担体とを組み合わせて容易に調製できる。本発明の組成物は、この種の担体により、タブレット、ピル、糖衣錠、カプセル、液体、ゲル、シロップ、スラリー、懸濁液等として調製可能となり、治療を受ける対象によって経口摂取される。経口用の医薬品組成物は、適した補助剤を加えた後、固体状の賦形剤を使用することによって得られ、必要に応じて、タブレット又は糖衣錠の核を得るために、混合物を粉砕し、この混合物を顆粒化する。特に適した賦形剤は、ラクトース、ショ糖、マンニトール、又はソルビトールのような糖;例えば、トウモロコシデンプン、小麦デンプン、米デンプン、ジャガイモデンプン、ゼラチン、トラガントガム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、及び/又はポリビニルピロリドン(PVP)のようなセルロース製剤である。必要に応じて、架橋ポリビニルピロリドン、寒天、又はアルギン酸若しくはそれらの塩(例えば、アルギン酸ナトリウム)のような崩壊剤を添加することができる。糖衣錠の核は、適切にコーティングされる。このためには、アラビアガム、タルク、ポリビニルピロリドン、カルボポルゲル、ポリエチレングリコール、及び/又は酸化チタン、ラッカー溶液、並びに適切な有機溶剤又は溶剤混合物を任意に含む濃縮した糖液が使用される。染料や色素は、カルモジュリン製剤の違いを証明するまたは特徴づけるために、タブレットや糖衣錠のコーティングに用いられる。
経口で使うことができる医薬品製剤は、ゼラチン又は可塑剤(例えばグリセロールやソルビトール)からなる軟らかい、シールされたカプセルと同様にプッシュフィットカプセルであり得る。プッシュフィットカプセルは、カルモジュリンを、乳糖のような充填剤、デンプンのようなバインダ、及び/又はタルクやマグネシウムステアリン酸塩のような潤滑剤、任意で安定剤、と混合して含むものであり得る。軟らかいカプセルにおいて、活性化合物は、適した液体(例えば、脂肪性の油脂、液状パラフィン、又は液状ポリエチレングリコール)に溶解又は懸濁されていてもよい。さらに、安定剤を添加しても良い。経口投与用の剤形は全て治療に適した投与量で投与される。頬側投与の場合、組成物は従来のタブレットやロジェンジーズの形態をとり得る。
非経口投与用の医薬品製剤は、水溶性形態のカルモジュリン水溶液を含む。加えて、適当な油性注射用懸濁液としてカルモジュリン懸濁液が用意され得る。適した親油性の溶媒又は媒体は、脂肪油(例えばゴマ油)、又は合成脂肪酸エステル(例えば、オレイン酸エチル、トリグリセリド)、又はリポソームを含む。水性注射用懸濁液は、その粘度を増加させる物質(例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ソルビトール、又はデキストラン)を含んでいてもよい。また、懸濁液は、高濃度の製剤の調製を可能とするために、適した安定剤又は薬剤を任意で含んでいてもよい。あるいは、カルモジュリンは、適した媒体(例えば発熱物質を含まない滅菌水)との組成物とするために、使用前において、粉体の形態をとり得る。
医薬品組成物は、また、適した固相又はゲル相の単体、賦形剤を含んでいてもよい。このような単体や賦形剤として、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、種々の糖、デンプン、セルロース誘導体、ゼラチン、ポリマー(例えば、ポリエチレングリコール)を含むがこれらに限定されない。
本発明に係る医薬品組成物の製剤中のカルモジュリンの量は、治療される状態の性質や重症度、対象が以前に受けた治療の性質による。最終的には、主治医が個々の対象を治療するためのカルモジュリンの量を決定することになる。主治医は、最初はカルモジュリンを低い投与量で投与し、対象の反応を観察する。カルモジュリンの投与量を増やしていき、治療上の最適な効果が得られたら、その時点で投与量を増やすことをやめる。本発明の方法を実行するために用いられる医薬品組成物の明確な投与量としては、約0.1単位から約1000単位の範囲のカルモジュリンを含み、好ましくは約1単位から約100単位の範囲のカルモジュリンを含む。さらに好ましくは、本発明に係る種々の医薬品組成物は約10単位から約80単位のカルモジュリンを含む。
治療用組成物は、現在獣医学上の治療としても有用性が高い。ヒトもそうであるが、特に家畜及びサラブレッドのウマは、カルモジュリンを用いたこの種の治療に望ましい対象である。骨再生を促進するカルモジュリン含有医薬品組成物の養生法は、カルモジュリンの作用を修飾する種々の要因(例えば、損傷部位、骨の損傷状態、対象の年齢、性別、食事療法、治療期間、他の臨床要因)を考慮して主治医によって決定される。骨成長及び/又は修復の定期診断(例えば、X線、組織形態計測的決定、テトラサイクリンの標識)により、経過をモニターすることができる。
以下の実施例は、カルモジュリン治療によって骨密度の増加がみられた対象の型として特定の形態を示す。実施例1では、足首が骨折し、カルモジュリンの投与により骨減少症と診断された対象の治療を示す。実施例2では、カルモジュリンの投与によって骨粗鬆症と診断された対象の治療を示す。実施例3では、カルモジュリンの投与によって骨粗鬆症と診断された対象の治療を示す。実施例4では、カルモジュリンの投与によって骨粗鬆症と診断された対象の治療を示す。実施例5では、カルモジュリンの投与によって骨粗鬆症と診断された対象の治療を示す。実施例6では、カルモジュリンの投与によって非癒合骨折と診断された対象の治療を示す。実施例7では、カルモジュリンの投与によって非癒合骨折と診断されたヒトの治療を示す。実施例8では、右足首のシャルコー関節病を患っている糖尿病患者の治療を示す。
(実施例1)
この実施例においては、骨減少症を患っている対象に対して、本発明に係るカルモジュリンの舌下への投与による治療を行った。ウシ由来のカルモジュリンは、シグマ社(セントルイス)から入手した。対象は、73歳の白人女性であり、腎結石又は骨減少症の家族歴がないが、足首の骨折及びリウマチ様関節炎を患っている。対象は、14単位のカルモジュリンの舌下投与を日に3度受けている。対象は、カルモジュリンに加えて、カルシウムのサプリメントを摂取した。カルモジュリン治療前と、治療中数回、治療完了時に、対象の股関節ワード三角、股関節頚部、股関節全体、そして腰椎(L1−L4)の骨スキャンをとった。
対象の骨密度の測定には、二重X線吸収(DEXA)装置を使用した。測定は、解析可能な画像が出力される骨スキャンによる。出力された画像の特定部分を、コンピュータによって測定した。測定した対象の中心部分はワード三角で、その部位において、X線と直接診断から大腿頚部の小柱状のパターンの密度が減少していたことが明らかであった。対象のその他の中心部位として、股関節頚部、股関節全体、腰椎(特にL1−L4)を測定した。これらの特定部位の対象の骨スキャンは、カルモジュリン治療が開始されたときに取得し、同じ部位の他のスキャンは、治療中又は治療完了時に取得した。それぞれの測定部位に対応した、最初の骨スキャンのデータと後のスキャンによって得られたデータを比較し、その比較によってそれぞれの測定部位において骨密度の変化を決定した。
対象のカルモジュリン治療による経過を解析するために、骨スキャンをカルモジュリン治療開始前にまず行い、第2スキャンを治療の約6ヶ月後に行った。結果は、DEXA装置による異なるタイプの3種類の測定として得られる:女性の骨密度が通常のピークを有する場合、約20歳の女性の骨密度の測定値との比較で表されるTタイプ;対象と同年代の女性の骨密度の測定値との比較で表されるZタイプ;そして、1平方センチメートル当たりのグラム(g/cm)で表される標準部位の骨の重さである、骨塩密度タイプ(BMD)。TとZタイプの測定値は標準偏差(SD)の単位で表される。
TとZタイプのSD値による対象の骨の状態の臨床評価は、以下の表で見ることができる。
Figure 2005520810
世界保健機構(WHO)の基準に準じると、TスコアのSD値が0.1から1.0である場合、正常な骨密度測定値であると考えられる。骨減少症は、Tスコアが−1.0から−2.5であると定義されている。骨粗鬆症は、TスコアのSD値が−2.5より負の場合、又は骨減少症の定義内であり股関節若しくは脊椎の脆弱性骨折を有する場合と定義されている。典型的に、脆弱性骨折を有する対象の90%は、BMDのTスコアのSD値が−2.5より低く、骨折閾値といわれている。脆弱性骨折を有する対象は、重度の骨粗鬆症を有すると解される。
多数の測定の結果を比較すると、同じ若しくはより正の「T」または「Z」の値は、骨密度が同じまま又は実際に時間を経て改善である骨縮退の進行の改善を示す。T値は、骨折の危険に関して最も信頼性が高い予報手段であると当業者に解されている。腰椎の骨塩密度の標準偏差において1減少すると、骨折の危険性が1.5倍、股関節においては2倍増える。BMD値(又はカルシウム密度)の増加は、対象が改善していることを示す。
治療を続けて6ヶ月後、対象は、以下のテーブル1に示した骨スキャン測定から決定されたように、同程度の値又は改善した値の骨密度を示した(股関節全体でわずかに悪化することを除いて)。
Figure 2005520810
(実施例2)
この実施例においては、骨粗鬆症及び高血圧症と診断された対象に対して、実施例1のプロトコルに従ってカルモジュリンの舌下投与による治療を行った。1回当たり14単位のカルモジュリンの投与量で、日に3度投与した。治療の開始前、治療開始後4ヶ月と11ヶ月に、実施例1と同様に種々の部位で骨スキャンをとった。
対象は、以下のテーブル2に示した骨スキャンの測定から決定されたように、股関節の異なる部位において、骨密度の維持若しくは改善がみられた。このことは、治療開始後4ヶ月の測定においても、治療開始後11ヶ月の測定においても見られる。同時に、治療開始後11ヶ月の測定によると、腰椎の骨密度に関してはわずかに悪化していた。変化はT値のSDにおいて−0.21、Z値のSDにおいて−0.15であった。
Figure 2005520810
(実施例3)
この実施例においては、骨粗鬆症、高血圧、及び高コレステロール血症と診断された対象に対して、実施例1のプロトコルに従ってカルモジュリンの舌下投与による治療を行った。1回当たり14単位のカルモジュリンの投与量で、日に3度投与した。治療の開始前、治療開始後4ヶ月と12ヶ月に、実施例1と同様に種々の部位で骨スキャンをとった。対象は、以下のテーブル3に示した骨スキャンの測定から決定されたように、測定部位の各々において、骨密度の維持若しくは改善がみられた。
Figure 2005520810
(実施例4)
この実施例においては、骨粗鬆症、高血圧、及び尿細管性狭窄症と診断された対象に対して、実施例1のプロトコルに従ってカルモジュリンの舌下投与による治療を行った。1回当たり14単位のカルモジュリンの投与量で、日に3度投与した。治療の開始前、治療開始後4ヶ月と10ヶ月に、実施例1と同様に種々の部位で骨スキャンをとった。
対象は、以下のテーブル4に示した骨スキャンの測定から決定されたように、各々の測定部位において、骨の状態の維持若しくは著しい改善がみられた。
Figure 2005520810
(実施例5)
この実施例においては、骨粗鬆症、及び甲状腺機能低下症と診断された対象に対して、実施例1のプロトコルに従ってカルモジュリンの舌下投与による治療を行った。1回当たり14単位のカルモジュリンの投与量で、日に3度投与した。治療の開始前、治療開始後5ヶ月と12ヶ月に、実施例1と同様に種々の部位で骨スキャンをとった。
対象は、以下のテーブル5に示した骨スキャンの測定から決定されたように、各々の測定部位において、骨の状態の維持若しくは著しい改善がみられた。同時に、測定結果によると、股関節頚部のT値(5ヶ月後のSDにおいて−0.80、12ヶ月後のSDにおいて−0.15)及びZ値(5ヶ月後のSDにおいて−0.92、12ヶ月後のSDにおいて−0.11)に関してはわずかに悪化していた。
Figure 2005520810
(実施例6)
イヌにおける非癒合骨折の治療
この実施例においては、治癒しそうもない四肢の骨折(すなわち非癒合骨折)を有するイヌに対して、本発明に係るカルモジュリンの皮下注射による治療を行った。骨折した四肢は、添え木やギブスを用いた固定化を含む通常の治療によっては治癒しなかった。カルモジュリンの1投与量(14単位)を毎日2回皮下注射した。約4〜8週間の期間の後、四肢の骨折は治癒した。
(実施例7)
ヒトにおける非癒合骨折の治療
この実施例においては、治癒しそうもない四肢の骨折(すなわち非癒合骨折)を有するヒトに対して、カルモジュリンの皮下注射による治療を行った。骨折した四肢は、添え木やギブスを用いた固定化を含む通常の治療によっては治癒しなかった。カルモジュリンの1投与量(14単位)を毎日4回皮下注射した。約4〜8週間の期間の後、四肢の骨折は完全に治癒した。
(実施例8)
ヒトにおけるシャルコー関節病の治療
この実施例においては、58歳の女性患者は、インスリン非依存性糖尿病を15年間患い、これによって右足首が関節の変質に特徴があるシャルコー関節病となり、つづいてすぐに左足首が関節の変質に特徴がるシャルコー関節病となった。シャルコー関節病は、神経障害性骨関節症としても知られ、部分的又は全体の感覚の喪失、骨の変質、場合によっては骨の破壊に関係する。患者は、痛み止め用の麻薬を与えられ、ギブスで脚を固定され、安静を命じられた。
患者は、カルモジュリン(14単位)の舌下投与を毎日4回受けた。カルモジュリン治療開始後の5週間目に、患者の足痛治療医(糖尿病患者治療における専門性を有する)により、患者の「このような急速な回復はこれまでみたことがなかった」と報告された。
骨粗鬆症及び骨減少症を含む骨疾患に対するカルモジュリン治療の総合的な結果は、骨密度を維持又は改善する傾向を示す。今回の結果は、骨疾患の進行は、年のオーダーという長期間をかけておこるという観点でみるべきである。したがって、これらの骨疾患の損傷効果の回復には、多くの年数を有する。上記実施例は、疾患の影響の逆転に加えて、疾患進行の1年以内での減退若しくは排除を示す。
本発明は、その好ましい実施形態で記載されており、請求項の範囲のみによって限定されることを意図する。

Claims (17)

  1. 骨再生を促進するために有効な量のカルモジュリンの投与を含む、骨再生を必要とする対象の骨再生を促進する方法。
  2. 前記対象は骨量の減少を特徴とする骨疾患を患っている、請求項1に記載の骨再生を促進する方法。
  3. 前記骨疾患は骨粗鬆症又は骨減少症である、請求項2に記載の骨再生を促進する方法。
  4. 前記カルモジュリンは、舌下又は皮下に投与される、請求項2に記載の骨再生を促進する方法。
  5. 前記カルモジュリンは、1日の投与量が約0.1単位から約1000単位の範囲で投与される、請求項4に記載の骨再生を促進する方法。
  6. 前記カルモジュリンは、1日の投与量が約1単位から約100単位の範囲で投与される、請求項4に記載の骨再生を促進する方法。
  7. 前記対象はヒトであり、前記カルモジュリンは1日の投与量が約20単位から約80単位の範囲で投与される、請求項4に記載の骨再生を促進する方法。
  8. 前記対象は非癒合骨折を患っている、請求項1に記載の骨再生を促進する方法。
  9. 前記カルモジュリンは、舌下又は皮下に投与される、請求項8に記載の骨再生を促進する方法。
  10. 前記カルモジュリンは、1日の投与量が約0.1単位から約1000単位の範囲で投与される、請求項9に記載の骨再生を促進する方法。
  11. 前記カルモジュリンは、1日の投与量が約1単位から約100単位の範囲で投与される、請求項9に記載の骨再生を促進する方法。
  12. 前記対象はヒトであり、前記カルモジュリンは1日の投与量が約20単位から約80単位の範囲で投与される、請求項9に記載の骨再生を促進する方法。
  13. 前記対象はイヌであり、前記カルモジュリンは1日の投与量が約10単位から約40単位の範囲で投与される、請求項9に記載の骨再生を促進する方法。
  14. 薬学的に許容しうる希釈剤中にあるカルモジュリンを含み、骨再生の促進を必要とする対象の骨再生の促進に有用な医薬品組成物。
  15. 約0.1単位から約1000単位のカルモジュリンを含む、請求項14に記載の医薬品組成物の剤形。
  16. 約1単位から約100単位のカルモジュリンを含む、請求項14に記載の医薬品組成物の剤形。
  17. 約10単位から約80単位のカルモジュリンを含む、請求項14に記載の医薬品組成物の剤形。
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