JP2005516636A - 網膜下への薬剤送達のための方法およびデバイス - Google Patents

網膜下への薬剤送達のための方法およびデバイス Download PDF

Info

Publication number
JP2005516636A
JP2005516636A JP2003506953A JP2003506953A JP2005516636A JP 2005516636 A JP2005516636 A JP 2005516636A JP 2003506953 A JP2003506953 A JP 2003506953A JP 2003506953 A JP2003506953 A JP 2003506953A JP 2005516636 A JP2005516636 A JP 2005516636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cannula
distal end
piercing member
eye
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003506953A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005516636A5 (ja
JP4505219B2 (ja
Inventor
サイン エリクソン ヴァーナー,
ユージーン ジュニア デジュアン,
ハリソン シェリー,テリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Johns Hopkins University
Original Assignee
Johns Hopkins University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=25392484&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2005516636(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Johns Hopkins University filed Critical Johns Hopkins University
Publication of JP2005516636A publication Critical patent/JP2005516636A/ja
Publication of JP2005516636A5 publication Critical patent/JP2005516636A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4505219B2 publication Critical patent/JP4505219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • A61F9/0008Introducing ophthalmic products into the ocular cavity or retaining products therein
    • A61F9/0017Introducing ophthalmic products into the ocular cavity or retaining products therein implantable in, or in contact with, the eye, e.g. ocular inserts

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

眼に処置を施すためのデバイスが公開される。本発明の好適なデバイスは、カニューレを通すための通路を設けるために眼に挿入される、穿性部材を備える。カニューレは、スライド可能なように穿性部材に取り付けられ、そして、物質の注入、および/または抽出が行われる、眼内部の処置箇所に到達するように作られる。穿性部材の外径は十分に小さく、デバイスを引き抜いた際に、挿入箇所においてセルフシール(self-sealing)がなされる。また、このデバイスを眼の処置に利用するための方法が公開される。

Description

発明の詳細な説明
発明の背景
1.技術分野
本発明は、全般的には医薬の送達に関し、より具体的には治療剤の眼内組織への直接送達、および硝子体液などの眼内部からの物質の抽出を目的とするデバイスおよび方法に関する。これらのデバイスおよび方法は、眼内へのこのようなデバイスの挿入のように、挿入箇所の縫合を必要としないために、挿入箇所を十分に小さくする必要がある場合、つまり処置後のデバイスの除去に続いて、挿入箇所がセルフシール(self-sealing)される必要がある場合に、多くの理由で有用である。
2.背景
眼内、特に網膜への薬剤の送達は、多くの課題を提起し、それらの多くは眼とその構成要素の形状、および繊細さ、ならびに挙動とに、またはこれらのいずれかに関する課題である。
例えば、浸透投与(systematically administered)による薬剤および医薬は、血液-眼バリア(the blood ocular barrier)のために、眼内における吸収作用が限定され、これは網膜の色素上皮層(the retinal pigment epithelium)と血管の内皮細胞(vascular endothelial cells)との接合部が密であることによることは、当該技術分野において知られている。また、これらの医薬および剤に高い浸透性を持たせて投与することで、比較的少量であってもこの血液-眼バリア(the blood ocular barrier)の貫通は可能になるが、このような処置方法には、浸透性の中毒(systemic toxicity)の危険性を伴う。
薬剤および医薬の局所的な送達は、危険性は少ないが、一様に効果的ではないことが証明されている。角膜と強膜の複雑な疎水/親水特性が局所的に送達された剤の吸収を妨げるだけでなく、まばたきの機構/反動(the eye’s blink mechanism/reflex)により、吸収されずに取り除かれる剤は、注入された剤の85%にも達することが特異なケースではないことをデータが示している。
硝子体内への薬剤の注入は、眼の後部に薬剤を高濃度で送達するための効果的な方法であるが、適切な治療のための濃度を維持するために、必然的に再度の注入を行う必要がある。それぞれの眼内への追加の注入は、感染症、出血および/または網膜の剥離を引き起こす現実的な危険性を帯びており、今度は別の問題を提起する。
さらに、仮に硝子体内への注入技術に問題点がないとしても、この技術は、網膜下の細胞の交換、および網膜下への遺伝子ベクター(gene vectors)の送達、のそれぞれを必要とする細胞移植および遺伝子治療には不適切であることが証明されている。
網膜下への剤の送達に関しては、例えば米国特許第5,273,530号および第5,409,457号に記載されているように、複数の具体的な従来技術が知られている。別の方法として、強膜または角膜の切り口(incision)を通じて、細胞を眼に投与するためのマイクロスパチュラデバイス(microspatula device)についての議論が、Investigative Ophthalmology and Visual Science 30:1684 (1989)においてなされている。この従来技術に必要とされるもう一つの器具は、ガラスピペット(glass pipette)であり、これは強膜路(the scleral route)を介し、切り口を通じて、眼前部へ導入され、網膜内の細胞を交換するために使用される。(Investigative Ophthalmology and Visual Science 28:1131 (1987))
さらに、その他の網膜下への薬剤注入、および遺伝子送達のためのシステムは、Human Gene Therapy 11:449 (2000)、およびInvestigative Ophthalmology and Visual Science 35:2535 (1994)に記載されている。この目的を達するために、従来技術において利用されるもう一つの器具は、ガラスマイクロカニューレ(glass micro cannula)である。
これらの技術/機器における共通の特徴は、処置の最初においての切開、および/または処置の完了に続いての縫合が必然的に必要とされることである。これは言い換えると、処置にかかる時間、費用が増大し、角膜の潰瘍形成、白内障、眼内感染症および/または硝子体脱出(vitreous loss)の現実的な危険性の増大を伴うということである。
発明の概要
本発明は、眼への剤の送達を目的とする新規なデバイスおよび方法を提供する。より具体的には、眼の網膜下の空間へと物質(例えば遺伝子、タンパク質、細胞およびステロイドなどの小分子薬(small molecule pharmaceuticals)、ならびに殺菌溶剤などの治療剤/医薬)を導入するためのデバイスおよび方法に関する。また、本デバイスは、眼から硝子体内の流動体の抽出を目的とする場合にも使用され得る。
本発明におけるデバイスおよび方法は、眼の内部、特に網膜下での薬剤の局所的な付着(deposit)の提供に利用される。例えば、ステロイド組成物(steroidal composition)を網膜下に投与することが可能であり、ここでステロイドは固体(例えば最初の検査役の投与から)として存在し、時間をかけて拡散するか、または患者によって吸収される。
本発明の例示的な特徴は、デバイスが患者の眼の強膜を貫通するために、適切な鋭さを有する穿性部材(piercing element)を備えることである。穿性部材はハンドル(handle)またはグリッピングエレメント(gripping element)に接続が可能であり、これは使用時または使用前においてデバイスの制御を容易にする。
デバイスはさらにカニューレを備え、本発明の一つの特徴として、カニューレは、デバイス内部に画定される通路内部に、スライド可能なように配置され、またもう一つの特徴として、通路内部に配置された硬質部材の内部に接続され、配備される。前記二つの特徴のうち、前者において、カニューレは多数の管の末梢端に直接接続され、一方、後者において、硬質部材は管の末梢端に接続される。
本発明の両方の特徴において、多数の管の基部端は、外付けの注入/抽出デバイスに取り付けられる。この外部デバイスは、カニューレを通じて流動体の供給および/または抽出を行うのに適しており、カニューレの末梢端は、穿性部品から突出し、眼内部の処置/目標箇所の近傍まで至る。
本発明の例示的な方法に基づいて、穿性部材は、強膜の中を横断して(transconjunctively)前進させられ、貫通する。そして、デバイスは処置/目標箇所(例えば網膜)に向かって、カニューレの末梢端が該箇所に到達するまで前進させられる。
その後、管の基部端に接続された外部デバイスを起動させ、注入物質(例えば剤/医薬)の目標箇所への注入または該箇所からの除去を行う。物質の注入または除去の完了とともに、デバイスは処置/目標箇所から引き抜かれ、そして、挿入と逆の手順で患者の眼から引き抜かれる。
デバイスを引き抜く間において、穿性部材は眼から除去されている。好ましくは、穿性部材は十分に小さく、処置後に穿性部材を除去した後に、挿入箇所のセルフシール(つまり、縫合を必要としない)がなされる。
本発明の好適な側面において、該デバイスは直接、患者の眼の網膜下の空間に剤を送達する。この態様において、カニューレの末梢端は、網膜下の空間へと前進させられるが、貫通はしないように、デバイスは網膜へ向かって導かれる。デバイスの位置の精度は、例えば、網膜剥離の形成が観察されるまでカニューレを通じて剤を注入するといった、当該技術分野において既知の技術によって確定/確認される。半球状の網膜の剥離への剤の注入は、網膜下内の空間において、送達された剤が長期にわたって留まることを可能にする。これは言い換えると、眼圧または近傍の網膜細胞に悪影響を与えることなく、剤がより大きな治療効果を提供するということである。
該網膜下における注入デバイスは、内蔵式(self-contained)のシステムである。特に、本発明に従ってデバイスを使用する際に、独立した外科用のカニューレシステム(surgical cannula systems)を必要としない。これは、デバイスの操作を容易にし、穿性部材を除去する際に、挿入箇所のセルフシールがなされるという事実と合わせて、本発明に基づくデバイスは、オフィスで行われる手段(office-based procedure)に比類なく適しており、比較的安価であって、所要時間が短く、従来技術のシステムおよびデバイスで必要とされる処置に比べ、処置に伴う危険性が小さい。
さらに、穿性部材を除去に際して、挿入箇所のセルフシールがなされるため、該デバイスの使用は、現在知られている、処置前の切開、さらに処置完了後の縫合を必要とする、網膜内移植処置よりも好適な処置方法である。特に、網膜内移植技術においては、ガラスマイクロピペット(glass micropipette)または同種の器具を、眼球を通じて網膜下の空間に挿入するために、毛様体扁平部の切開が必要とされる。このような処置の完了に際しては、強膜および結膜の縫合がなされなければならないが、本発明においてはいずれも必要とされない。
また、一度眼に侵入すれば、オペレータは本発明のデバイスを利用し、単にデバイスの侵入角度を変化させることで、複数の目標箇所の処置を行うことができ、したがって、複数の侵入箇所を設ける必要がない。複数の侵入箇所が必要とされる場合においても、それぞれの侵入箇所は、上記の通りセルフシールがなされる。
さらに、本発明におけるデバイスによって、剤は、網膜下の空間に直接送達されるので、硝子体内に剤を導入する、硝子体内注入および眼内移植(intraocular implants)と比較して、より高濃度の剤を脈絡膜血管(choroidal vessels)および色素上皮細胞(retinal pigment epithelial cells)に送達することになる。また、網膜下への注入は、網膜細胞に剤/医薬の送達をより長く維持することができ、即ち、硝子体からのより大きな割合での排出を避けることができる。それに加えて、この局所送達の類は、眼圧の上昇の危険性を減少させることも可能であり、これは持続性を有する薬剤を硝子体に提供する従来のデバイスに関連して起こる。
本発明のその他の側面については、以下において明示される。
発明の詳細な説明
以上のように、この新しいデバイスおよび方法は、眼への剤の送達を目的として提供される。
参照符号と各部分が対応する、各種の図の図形を参照すると、本発明に基づく外科用デバイス10および10’の各種の図が図1〜4に描かれている。
図1が示すように、本発明のデバイスの第一の典型的な実施例10は、基部端14、および末梢端16、ならびにそれらの間に画定される内空部(lumen)を有する穿性部材を備える。穿性部材12の末梢端16は、以下に示す通り、穿性部材が目標/処置箇所を突き刺し、貫通できるように、ある方向を向く(例えば斜め方向)。
本発明の例示的な実施例において、穿性部材12は約25ゲージ(0.5ミリメートル)、またはそれ以下の外径を有し、長さPは、約6〜25ミリメートルであり、好ましくは、約15〜20ミリメートルである。
穿性部材の内空部は実質的に一定の径を有し、概して約0.152〜0.305ミリメートルの径を有する。
穿性部材12は、多種の生体適合の物質(biocompatible materials)から作られることが可能であり、これにはポリマー、金属および複合材料も含まれるが、これらに限定されない。しかしながら、一般的に、穿性部材12は、ステンレス鋼製である。
穿性部材12の末梢端14は、従来技術(例えば、圧入、および/または接着剤、またはエポキ樹脂)によって、第一接続部品18に接続される。
第一接続部品18は基部端20、および末梢端22ならびにそれらの間に画定される内空部を有する。ここで、第一接続部品の内空部は、穿性部材12の基部端16を第一接続部品18の末梢端22に接続する際に、これらの内空部は実質的に縦方向に関して同一直線上に並び、隙のない流動体通路を形成するように、穿性部材の内空部に実質的に等しい径を有するべきである。
第一接続部品18は、多種の生体適合の物質から作られることが可能であり、これにはポリマー、金属および複合材料も含まれるが、これらに限定されない。一般的に、部品18はチタン、ステンレス鋼、ニチノールまたは好ましくはデルリンで作られる。
任意であるが好ましくは、隙のない流動体通路の統合性をさらに高めるために、シール24が第一接続部品18に接続され、実質的に少なくとも第一接続部品の内空部の一部を取り囲む。シール24は、スライド可能なように第一接続部品18に接続され、および/または従来技術、例えば接着剤またはエポキシ樹脂によって、接続される。シール24は、多種の物質から作られることが可能であるが、一般的にシリコンで作られる。
隙のない流動体通路は、硬質部品26の大きさに適合して作られ、これによりデバイス10に物理的安定性を与える。硬質部品26は基部端28、および末梢端30、ならびにそれらの間に内空部を有する。硬質部材26の末梢端30は、穿性部材の末梢端より遠方まで及び、一方基部端28は、シール24よりも近傍まで及ぶ。
カニューレ44は、硬質部材26内部に配置される。好ましくは、硬質部材の末梢から基部への運動、または基部から末梢への運動のいずれについても、カニューレに対応した運動を伝えるように、ならびにカニューレの末梢から基部への運動、または基部から末梢への運動のいずれにおいても、硬質部材に対応した運動を伝えるように、カニューレ44が、硬質部材26に、物理的に接続される(例えば、接着剤、シーラント(sealant)もしくはエポキシ樹脂またはその他の従来技術による)。
カニューレ44は、硬質部材26内部に配置される際に、カニューレの末梢部46が、硬質部材の末梢端30より遠方にあり、またカニューレの基部端48が、管32の末梢端34より近傍まで届くような、ある長さCを有する。
しかしながら、カニューレ44の長さCは、図1に示されるものより小さくなり得ると理解される。例えば、カニューレの末梢端46は、硬質部材26の末梢端30よりも遠くへ届くことが可能であり、および/またはカニューレの基部端48は、管内部よりも近傍に、または管の基部端42よりも近くへ届くことが可能である。
カニューレ44の長さCは、一般的に約35〜75ミリメートルであり、約1〜3ミリメートルの末梢端46を伴う。
一般的に、硬質部材の外径は約28ゲージ(0.32mm)、またはそれ以下であり、一方カニューレ44の外径は、約38〜45ゲージ(0.0457〜0.128ミリメートル)である。
硬質部材26、およびカニューレ44のいずれも、多種の生体適合の物質から作られることが可能であり、これにはポリマー、金属、および複合材料も含まれるが、これらに限定されない。本発明の例示的な態様においては、カニューレ20はポリイミドチューブで作られ、また硬質部材26はポリイミド、チタンまたはニチノール、好ましくはステンレス鋼で作られる。
図1が示すように、硬質部材26は、多数の管32内部まで届き、硬質部材の基部端28は、管の末梢端34よりも近傍にある。本発明の典型的な実施例において、管の末梢から基部への運動または基部から末梢への運動のいずれにおいても、硬質部材に対応する運動を伝えるように(即ち、カニューレに関しても同様)、ならびに硬質部材の末梢から基部への運動または基部から末梢への運動のいずれにおいても、管に対応した運動を伝えるように、管32および硬質部材26は、互いに物理的に接続される。
好ましくは、管と硬質部材との間の接続を維持するために、第二接続部品36は、管32の末梢端38および硬質部材26の基部端40を取り囲む。第二接続部品は、適切な従来技術、例えば、圧入および/または接着剤、エポキ樹脂によって、管32および硬質部材に接続される。
第二接続部品は、多種の生体適合の物質から作られることが可能であり、これにはポリマー、金属および複合材料も含まれるが、これらに限定されない。一般に、第二接続部品36は、チタン、ポリマー、ニチノールまたはステンレス鋼、好ましくはデルリンで作られる。
管32は、外部の供給デバイスまたは抽出デバイス(図に表示なし)に、直接または接続部品(例えば、ルアーフィッティング(luer fitting))を介して連通される基部端を備える。この接続は、それぞれ以下に議論されるように、物質(例えば流動体、空気など)の管への注入または管からの抽出を可能にする。
管を作るための例示的な物質には、ポリマー、好ましくはシリコン、およびポリイミドが含まれるが、これらに限定されない。
次に図2を参照すると、図1のデバイス10の代替となる実施例が示されている。デバイス10’は、図1のデバイス10と構造および作用において類似しているが、ハンドル50を備え、硬質部材26を使用していない。
図2のデバイス10’は、穿性部材の長さが約22〜30ミリメートルであることを除き、実質的に前述したものと同様の穿性部材12’を備える。
穿性部材12’の基部端14’は、ハンドル50の末梢端52に接続されており、ハンドルは多数の管32’に接続された基部端54を有する。ハンドル50が、穿性部材12’と管32’との両方に接続されることによって、デバイス10’の初期および継続的な制御を容易にするだけでなく、デバイス10’を安定させ、支持の役割を果たす。
ハンドル50、および穿性部材12’ならびに管32’は、それぞれ自体の間に画定された内空部を有し、したがって穿性部材の末梢端16’と管の基部端42’との間には通路が画定される。
カニューレは、管32’内部に画定される内空部60に配置され、好ましくは接続される。管32’とカニューレ44’は、一般的な従来技術、例えば、接着剤、シーラントまたはエポキシ樹脂によって接続され得る。この接続によって、管32’の末梢から基部への運動または基部から末梢への運動に対応する運動をカニューレ44’にもたらす。
カニューレ44’は、一般的には、図1のカニューレ44と同一の長さ、および外径を有し、一般に同じ物質から作られる。
ハンドル50は、さらにスロット、または他の開口部に置かれた動作部品(actuating element)56を含む。動作部品56は、ハウジング(housing)58に連通し、ハウジングは、図2に示す通り、管32’の末梢端34’に連通する。この配置によって、スロット内部の動作部品の末梢から基部への運動または基部から末梢への運動に実質的に対応する運動をハウジングにもたらし、これはつまり、実質的に対応する運動を管にもたらすことであり、即ちカニューレ44’においても同様の運動をもたらす。
ハンドル50、およびハウジング58を作る典型的な物質は、ポリマー(例えば、アセタール、ポリフェニレン・スルフィド樹脂(polyphenylene sulfide)、ポリプロピレン、ABSプラスティック)および金属(例えばステンレス鋼)ならびに複合材料を含むが、これらに限定されない、生体適合の物質である。好ましくは、ハンドル50はアセタールで作られる。ハウジング58は、テフロン(登録商標)またはナイロンで作られる。本発明の典型的な実施例において、ハンドル50とハウジング58は、同一の物質で作られている。
図1および図2のデバイスは、一般的に、それぞれ眼の内部に位置する一つまたは複数の目標/処置箇所を処置するために使用される。以下の図3および図4の説明は、図2のデバイスに言及しているが、これらは、図1のデバイスの使用にも適用できる。また、これらの説明に関して、図1と図2のデバイス10、10’に共通する全ての構成要素は、図2の参照符号によって示される。
次に図3を参照すると、デバイス使用の準備段階として、デバイス10’は、人間の眼100の硝子体102への入口を得ている。これは、穿性部材12’の鋭利な末梢端18’が、眼100の強膜104を貫通するように、十分な圧力をデバイス10’に与えることで起こるのであり、即ちデバイスと、眼100の硝子体102との間に連続した道筋(図には表示なし)を設けているのである。
穿性部材12’は、ある長さPを有し(図1を参照)、一度その基部端16’が、強膜104の外縁部に接触すると、穿性機器の末梢端18は、眼100の硝子体102内部にあることが確定される。一度このようにして挿入されると、眼100の外部に置かれたデバイス10’のいずれかの部分を静かに傾けることによって、穿性部材12’の侵入角度を変えることができる。これにより、デバイスの眼への挿入を別々に複数回行うことなく、眼38内部の複数の処置箇所に処置を施すことが可能になる。
図3に示される穿性部材12’の硝子体102への挿入プロセスは、カニューレ44’が部分的にデバイス10に内部に挿入された状態で行われているが、このプロセスは、カニューレが完全に、または部分的にデバイスに挿入された状態、あるいはカニューレの挿入が行われていなくても起こり得ると理解される。
一度このようにして眼100に通路が設けられると、カニューレ44’および取り付けられた管32’(あるいは、図1におけるデバイス10において、カニューレ44内部に位置し、取り付けられた硬質部材)とを前進させ、デバイス10’を通じて、処置/目標箇所へと至る。図4において、目標箇所は眼100の網膜110であるが、眼のどの部分であっても目標箇所とすることができると理解される。
網膜110を目標箇所とする実施例において、カニューレ44’は、デバイス10’を通じて、カニューレの末梢端46’が、導入部材12’から硝子体102の中に現れるまで、導かれる。
カニューレ44’は、末梢端46’が網膜110に侵入するまで、眼内部を、さらに前へと進められる。デバイス10’のオペレータは、一般的に知られる従来技術によって、カニューレ44’の末梢端46’が網膜48に侵入し、しかし完全に貫通していないことを確認することができる。
例えば、一度オペレータが、カニューレの末梢端46’が網膜に接近していると判断すると、オペレータは、カニューレ44’を通じて薬剤を注入できる。この判断を容易にするために、カニューレ44’は、1個または2個以上のマーキング(markings)を備えることができ、このマーキングは、カニューレの網膜に対する相対的な位置を、視覚的および/または触覚的な指示を与える。注入に続いて網膜の剥離が観察されれば、オペレータは、カニューレ44’の末梢端46’が網膜110に侵入し、かつ網膜内部に留まっていることを、間違いなく推定でき、カニューレの前進を停止することができる。
処置/目標箇所110の点/内部において、カニューレ44’の末梢端46’の適切な位置が一度確認されると、デバイスは、眼100への物質の送達、あるいは眼からの物質の抽出に利用できる。これは、管32’の基部端42’に接続される、外付けの注入/抽出デバイス(図に表示なし)の作動によって行われる。好ましくは、この外付けデバイスは、接続デバイス(図に表示なし)、例えばルアーフィッティング、またはその他の当該技術分野において知られている接続デバイスによって、管32’に接続される。
物質が処置箇所に供給される態様においては、物質は、外付けの供給デバイスを介して、管32’の基部端42’に吹き込まれる。該物質は、管32’を通って移動し、ここで、管内部において、多量の物質がカニューレ44’の基部端48’に強制的に移動させられており、その末梢端46’を出るまで、カニューレを通って移動する。
物質が処置箇所から抽出される態様においては、吸引力が管32’を通して供給される。物質が、処置箇所からカニューレ44’の末梢端46’から抽出されるために必要なこの吸引力は、カニューレ44’の基部端48’から侵入する。そして、該物質は、カニューレ44’を通って、末梢端48’を出て、管32’に移動し、さらに管の基部端42’を出て、外付けの回収デバイス(図に表示なし)に移動する。
外付け供給デバイス(例えばシリンジ)を通って、網膜へと物質が送達される態様においては、その物質は、一般に治療剤または医薬であるが、完全に、または部分的に液体薬、または空気で運ばれる物質(airborne material)のいずれでも可能である。例示的な医薬/剤には、小分子治療薬、遺伝子、タンパク質、細胞などが含まれるが、これらに限定されない。
網膜110に供給されるこれらの剤/医薬の使用の中には、網膜剥離、血管閉塞、増殖網膜症、糖尿病性網膜炎およびブドウ膜炎、脈絡膜炎、網膜炎などの炎症ならびに変性疾患、血管疾患、そして新生物を含む多種の腫瘍などの問題/疾患の処置を目的とするものが含まれる。
処置箇所に送達される剤/医薬の必要な量は、処置を行う状況によって異なり、また必要以上の実験をしなくても、従来の技術で容易に計算することができると理解される。
物質がデバイス10’を介して除去される態様においては、処置箇所は、眼100の硝子体102であり得る。例えば、硝子体切除術中において、硝子体102が部分的にデバイス10’を通じて除去されることがあり、この一連の処置は、多種の眼の疾患、眼の損傷および複雑な網膜剥離の処置に用いられる。
本発明の例示的な態様に従って、穿性部材12’は、強膜104に向かって前進させられ、貫通し(例えば横断(transconjunctively)して)、そして眼100に突き刺さる。カニューレ44’(これは、図1の実施例において硬質部材26に接続され、図2の実施例においては管32’に接続される)は、前進させられてデバイス10’を貫通し、そして硝子体102へ、さらに硝子体を貫通して、カニューレ44’の末梢端46’が処置箇所に刺さるように、処置箇所(例えば網膜110)へ進ませられる。
管32’の基部端42’に接続された吹き込みデバイスまたは吸引用デバイス(図に表示なし)は、そこから処置箇所への物質の注入または処置箇所からの物質の抽出を行うために起動される。
注入および/または除去のステップの完了とともに、穿性部材12’が眼から除去された後に、カニューレ44’は、挿入と逆の手順で眼から引き抜かれる。好ましくは、穿性部材は十分に小さい外径、例えば約25ゲージ(0.4547ミリメートル)またはそれ以下の外径を有し、穿性部材が眼に侵入し、通るために得た切り口)においてセルフシールがなされ、これはつまり処置後の封鎖に縫合を必要としないことを意味する。
特に好適な態様において、デバイス10’は、患者の眼100の網膜下の空間110に直接薬剤を送達するために使用される。一度カニューレ44’の末梢端46’が適切に網膜下の空間110内部に位置すると、医薬はその中に注入され、即ち半球状の網膜の剥離を引き起こし、それにより送達された薬剤が長期にわたって、網膜下の空間に留まることを可能にする。これは言い換えると、薬剤を硝子体102に直接投与する手順を困難にしている問題である、眼圧、または近傍の網膜細胞に対する悪影響をいずれも引き起こすことなく、薬剤がより大きな治療効果を提供するということである。
該網膜下における注射デバイスは、内蔵式(self-contained)のシステムであり、つまりデバイスの使用中において、前記の態様に従って議論されるデバイス以外の追加のデバイスは要しない。加えて、以上において議論された通り、穿性部材12’の挿入箇所にはセルフシールがなされる。
本発明のこれらの特徴により、デバイス10は、オフィスで行われる手段(office-based procedure)(つまり、病院内で行われる必要がない手段)に比類なく適する。オフィスで行われる処置は、比較的安価であり、所要時間が短いこと、および従来技術のシステムおよびデバイスで必要とされる処置よりも、処置に伴う危険性が小さい。
それに加えて、デバイス10’による侵入領域は、デバイスの除去の際にセルフシールされるので、このデバイスの使用は、眼の外科的開口を必要とする網膜内移植技術と比較して、好適な処置方法である。特に、網膜内移植技術においては、ガラスマイクロピペット(glass micropipette)または同様な器具を、眼球を通し、網膜内の空間に挿入するために、毛様体扁平部の切開が必要となる。処置の完了に際し、切り口を閉じるために、強膜および結膜の縫合が必要となる。これは、上記において指摘された通り、処置時間の長時間化および/または感染症の危険性を増大することになるが、これは本発明においては、穿性部材12’の挿入箇所がセルフシールされることによって避けられる問題である。
本発明のデバイス10’の別の優位性は、オペレータはこれを使用して、単に眼100の外部に置かれるデバイスの部位の角度を変化させることによって、複数の処置箇所の処置を行うことができ、したがって、複数の侵入箇所を設ける必要性を避けることができることである。複数の侵入箇所が必要とされる場合においても、それぞれの侵入箇所は、上記の通りセルフシールがなされる。
さらに、本発明におけるデバイス10’によって、剤は、網膜下の空間に直接送達されるので、硝子体内に薬剤を導入する、硝子体内注入および眼内移植(intraocular implants)と比較して、より高濃度の剤を脈絡膜血管(choroidal vessels)および色素上皮細胞(retinal pigment epithelial cells)に送達することになる。それに加えて、本発明のデバイス10’および方法によって達成される局所送達は、眼圧の上昇の危険性を減少させることも可能であり、前記危険性は、硝子体に薬剤の持続的送達を提供する従来のデバイスに伴うものである。
本発明のデバイスは、さらに治療薬を網膜内における直接注入する方法も提供する。適切に設計された製剤(formulations)を、そのように送達することによって、網膜組織への持続的局所送達がもたらされ、一方眼内移植(intraocular implants)に付随して起こる眼圧への影響に対する危険性は減少する。
また、本発明は、一種または2種以上の本発明に従うデバイス10’を備えたキット(kit)も含み得る。このキットは、さらにデバイス10’とともに使用される機具(例えば、1種または2種以上の容器およびエアゾールキャニスター(aerosol canisters))および/またはデバイスおよび/または機具についての使用説明書を備え得る。
また本発明は、本発明の1種または2種以上のデバイスを備えるキットを、好ましくは殺菌された状態で備え得る。本発明のキットは、例えば1個または2個以上のカニューレを内蔵する穿性部材を、好ましくは殺菌された状態で備え、および/またはデバイスとその他のキットの構成要素についての使用説明書を備え得る。
前述の説明は、単に本発明の説明を目的としたものであり、上記特許請求の範囲に記載されている発明の、範囲または精神から離れない、変種および改変に対しても有効であると理解される。本明細書において言及された全ての文献は、その全体が本明細書に参照として組み込まれる。
本発明に基づくデバイスの例示的な実施例の側面図である。 カニューレが硬質部材によって支持されていない、図1のデバイスの代替となる態様の側面図である。 図2のデバイスの穿性部材が、眼の強膜を穿刺した後の概略図である。 図2のデバイスが、網膜を貫通した後の概略図である。

Claims (35)

  1. 眼に処置を施すためのデバイスであって、ある長さおよびある外径を有し、基部端および末梢端ならびにそれらの間に延在する内空部を有する穿性部材であって、前記末梢端は、該デバイスによる挿入箇所を貫通するために十分に鋭利である前記穿性部材、および前記穿性部材内部において、スライド可能なように挿入できるカニューレを備え、前記カニューレは、穿性部材の長さよりも長いある長さを有し、かつ処置箇所に進入するために十分に鋭利な末梢端を有し、前記穿性部材の外径は、十分に小さいために、挿入箇所から穿性部材を除去した際に、前記挿入箇所のセルフシールがなされる、前記デバイス。
  2. 眼に処置を施すためのデバイスであって、穿性部材および前記穿性部材内部に挿入可能なカニューレを備え、該カニューレは、穿性部材の長さよりも大きいある長さを有する、前記デバイス。
  3. ある長さを有し、基部端、および末梢端、ならびにそれらの間に内空部を有するハンドルを備え、前記ハンドルの末梢部は、穿性部材に取り付けられ、前記内空部は、カニューレに適合する大きさに作られている、請求項1または2に記載のデバイス。
  4. 穿性部材の末梢端が傾いている、請求項1〜3のいずれかに記載のデバイス。
  5. 穿性部材の外径が約25ゲージである、請求項1〜4のいずれかに記載のデバイス。
  6. 請求項1または請求項3〜5のいずれかに記載のデバイスであって、穿性部材の長さが約6〜40ミリメートルであり、カニューレの長さが約35〜75ミリメートルであり、径を縮小されたカニューレの末梢部分が約1〜3ミリメートルである、前記デバイス。
  7. 穿性部材がステンレス鋼製である、請求項1〜6のいずれかに記載のデバイス。
  8. カニューレがポリイミドチューブ製である、請求項1〜7のいずれかに記載のデバイス。
  9. 患者の眼の網膜下への治療剤送達に適合した、請求項1〜8のいずれかに記載のデバイス。
  10. 眼に処置を施すためのデバイスであって、ある長さおよびある外径を有し、基部端および末梢端ならびにそれらの間に延在する内空部を有する穿性部材であって、前記末梢端は、該デバイスによる挿入箇所を貫通するために十分に鋭利である前記穿性部材と、穿性部材の前記内空部の内部に配置された硬質部材であって、基部端および末梢端ならびにそれらの間に延在する内空部を有し、前記穿性部材の長さよりも大きなある長さを有する前記硬質部材と、硬質部材の内空部に配置され、接続されたカニューレであって、前記穿性部材および硬質部材のそれぞれの長さよりもある大きな長さを有し、処置箇所に進入するために十分に鋭利である末梢端を有する前記カニューレ、とを備える、前記デバイス。
  11. 基部端および末梢端ならびにそれらの間に延在する内空部を有する多数の管をさらに備え、硬質部材の基部端は、前記管の末梢端の内部に、備え付けられ、接続されている、請求項10に記載のデバイス。
  12. 基部端および末梢端ならびにそれらの間に延在する内空部を有する第一接続部品をさらに備え、前記第一接続部品の末梢端は穿性部品の基部端に接続されている、請求項11に記載のデバイス。
  13. 第一接続部品の内空部および穿性部材の内空部が、縦方向に実質的に整列されている、請求項12に記載のデバイス。
  14. 少なくとも第一接続部品の内空部の一部分を実質的に内包するように、第一接続部品に連通するシールをさらに備える、請求項12に記載のデバイス。
  15. 穿性部材の外径が、十分に小さいために、挿入箇所から前記穿性部材を除去した際に、挿入箇所のセルフシールがなされる、請求項10〜14のいずれかに記載のデバイス。
  16. 穿性部材の末梢端が傾いている、請求項10〜14のいずれかに記載のデバイス。
  17. 眼に処置を施すためのデバイスであって、ある長さおよびある外径を有し、基部端および末梢端ならびにそれらの間に延在する内空部を有する穿性部材であって、前記末梢端は、該デバイスによる挿入箇所を貫通するために十分に鋭利である前記穿性部材、ある長さを有し、基部端および末梢端ならびに実質的に空隙である部分を有するハンドルであって、該ハンドルの末梢端は穿性部材に取り付けられ、前記ハンドルの内空部は、カニューレの外径を収納し得る大きさになっている、前記ハンドル、基部端および末梢端ならびにそれらの間に延在する内空部を有する多くの管であって、該管の末梢端は、前記ハンドルの実質的に空隙である部分に配置されている、前記管および管の内空部に接続され、少なくとも一部分がその内部に配置されているカニューレであって、実質的に管の内空部と接触するようなある外径を有し、処置箇所に進入するために十分に鋭利である末梢端を有する、前記カニューレ、を備える前記デバイス。
  18. ハンドルの実質的な空隙部に設置され、管の末梢端に接続されるハウジングと、ハウジングに接続される動作部品、前記動作部品の末梢から基部への運動、および基部から末梢への運動について、ハウジング、および管に対応する運動伝えるような、前記動作部品とを備える、請求項17に記載のデバイス。
  19. 穿性部材の末梢端が傾いている、請求項17または18に記載のデバイス。
  20. 穿性部材の外径が、十分に小さいために、挿入箇所から前記穿性部材を除去した際に、挿入箇所のセルフシールがなされる、請求項17〜19のいずれかに記載のデバイス。
  21. 医療用デバイスキットであって、請求項1〜20に記載のデバイスの1種、または2種以上のデバイスを備える、前記医療用デバイスキット。
  22. 1種、または2種以上のデバイスが、殺菌された状態でパッケージされている、請求項21に記載のデバイスキット。
  23. 眼に処置を施すための方法であって、
    穿性部材、および前記穿性部材の内部に挿入可能なカニューレを備えるデバイスであって、前記カニューレは、穿性部材の長さより大きい長さを有する、前記デバイスの眼への挿入を含む、前記方法。
  24. 治療剤が、デバイスを通じて、患者の眼に投与される、請求項23に記載の方法。
  25. 治療剤が、網膜下において、患者の眼に投与される、請求項23に記載の方法。
  26. 請求項23〜25のいずれかに記載の方法であって、該デバイスにおける、患者の眼への進入部分の最大断面寸法が、約25ゲージ以下である、前記方法。
  27. 眼に処置を施す方法であって、ある外径を有し、基部端および末梢端ならびにそれらの間に画定される内空部を有する穿性部材を挿入箇所に貫通させること、基部端および末梢端を有するカニューレを、前記穿性部材の内空部を通し前進させること、前記カニューレを処置箇所に導くこと、処置箇所を処置すること、カニューレを該穿性部材から引き抜くこと、および挿入箇所から穿性部材を引き抜くこと、を含み、前記穿性部材の外径が、十分に小さいために、挿入箇所から穿性部材を引き抜いた後に、前記挿入箇所のセルフシールがなされる、前記方法。
  28. 請求項27に記載の方法であって、カニューレを処置箇所へ導入するステップにおいて、カニューレの末梢端が処置箇所の内部に進入するまでカニューレを前進させること、を含む前記方法。
  29. 請求項27または28に記載の方法であって、処置箇所を処置するステップにおいて、カニューレを通じて、前記処置箇所に、カニューレの末梢端を介して医薬の供給がなされること、を含む前記方法。
  30. 医薬が、遺伝子、タンパク質、細胞、小分子薬および殺菌溶液からなる群から選択される、請求項27〜29のいずれかに記載の方法。
  31. 請求項27〜30のいずれかに記載の方法であって、処置箇所を処置するステップにおいて、処置箇所からカニューレの末梢端に、物質を引き抜くことを含む、前記方法。
  32. 請求項27〜31のいずれかに記載の方法であって、穿性部材を挿入箇所に挿入するステップにおいて、前記穿性部材の末梢端が、眼の強膜の内部に挿入され、さらに強膜を貫通して挿入される、前記方法。
  33. 処置箇所が、眼の網膜および硝子体からなる群から選択される、請求項27〜32のいずれかに記載の方法。
  34. 請求項27〜33のいずれかに記載の方法であって、処置箇所が眼の網膜であり、前記処置箇所を処置するステップにおいて、半球状の網膜の剥離を形成させ、カニューレを通じて網膜への医薬を注入することを含む、前記方法。
  35. 穿性部材の外径が約25ゲージ以下である、請求項27〜34のいずれかに記載の方法。
JP2003506953A 2001-06-22 2002-06-21 網膜下への薬剤送達のための方法およびデバイス Expired - Fee Related JP4505219B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/888,079 US7485113B2 (en) 2001-06-22 2001-06-22 Method for drug delivery through the vitreous humor
PCT/US2002/019899 WO2003000312A2 (en) 2001-06-22 2002-06-21 Method and device for subretinal drug delivery

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005516636A true JP2005516636A (ja) 2005-06-09
JP2005516636A5 JP2005516636A5 (ja) 2008-11-27
JP4505219B2 JP4505219B2 (ja) 2010-07-21

Family

ID=25392484

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003506953A Expired - Fee Related JP4505219B2 (ja) 2001-06-22 2002-06-21 網膜下への薬剤送達のための方法およびデバイス

Country Status (6)

Country Link
US (2) US7485113B2 (ja)
EP (1) EP1404399A4 (ja)
JP (1) JP4505219B2 (ja)
AU (1) AU2002316350B2 (ja)
CA (1) CA2451663C (ja)
WO (1) WO2003000312A2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319423A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Univ Of Tokushima 硝子体手術用カニューラ
JP2012513864A (ja) * 2008-12-29 2012-06-21 ディー・オー・アール・シー・ダッチ・オフサルミック・リサーチ・センター・(インターナショナル)・ビー・ヴイ 眼科装置および硝子体内方法
JP2012526637A (ja) * 2009-05-15 2012-11-01 アイサイエンス・インターベンショナル・コーポレーション 網膜下カテーテル挿入のための方法及び装置
JP2013501579A (ja) * 2009-08-10 2013-01-17 サーモディクス,インコーポレイテッド 硝子体内に注射するための方法、装置、及び組成物
JP2014050552A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Hoya Corp 手術器具
JP2017505192A (ja) * 2014-02-06 2017-02-16 ノバルティス アーゲー 関節運動式眼科手術用プローブの製造

Families Citing this family (76)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PT1313415E (pt) * 2000-08-30 2008-11-25 Univ Johns Hopkins Dispositivos para entrega intra-ocular de fármacos
US7316676B2 (en) * 2002-08-20 2008-01-08 Gholam A. Peyman Treatment of retinal detachment
JP2006507368A (ja) * 2002-09-29 2006-03-02 サーモディックス,インコーポレイティド ステロイド含有治療剤の網膜下投与方法;脈絡膜及び網膜に薬力学作用を局在化するための方法;並びに網膜疾患の治療及び/又は予防のための関連する方法
US7483750B2 (en) * 2003-03-21 2009-01-27 Second Sight Medical Products, Inc. Transretinal implant and method of implantation
JP4824549B2 (ja) 2003-05-02 2011-11-30 サーモディクス,インコーポレイティド 制御放出型の生体活性物質デリバリー・デバイス
US8246974B2 (en) 2003-05-02 2012-08-21 Surmodics, Inc. Medical devices and methods for producing the same
WO2006014484A2 (en) * 2004-07-02 2006-02-09 Surmodics, Inc. Methods and devices for the treatment of ocular conditions
DE102005009694B4 (de) * 2005-02-28 2007-05-03 Geuder Ag Ophthalmologisches Set
CN101180086A (zh) 2005-04-08 2008-05-14 苏尔莫迪克斯公司 用于经视网膜下递送的持续释放植入物
WO2006125106A1 (en) * 2005-05-18 2006-11-23 Surmodics, Inc. Insertion instrument for non-linear medical devices
US20070009564A1 (en) * 2005-06-22 2007-01-11 Mcclain James B Drug/polymer composite materials and methods of making the same
WO2007011708A2 (en) 2005-07-15 2007-01-25 Micell Technologies, Inc. Stent with polymer coating containing amorphous rapamycin
CA2615452C (en) 2005-07-15 2015-03-31 Micell Technologies, Inc. Polymer coatings containing drug powder of controlled morphology
CA2650590C (en) 2006-04-26 2018-04-03 Micell Technologies, Inc. Coatings containing multiple drugs
US9539593B2 (en) * 2006-10-23 2017-01-10 Micell Technologies, Inc. Holder for electrically charging a substrate during coating
US11426494B2 (en) 2007-01-08 2022-08-30 MT Acquisition Holdings LLC Stents having biodegradable layers
CN101711137B (zh) 2007-01-08 2014-10-22 米歇尔技术公司 具有可生物降解层的支架
US9433516B2 (en) 2007-04-17 2016-09-06 Micell Technologies, Inc. Stents having controlled elution
US20100211164A1 (en) * 2007-04-17 2010-08-19 Mcclain James B Stents having biodegradable layers
CN101815540B (zh) 2007-05-25 2015-08-19 米歇尔技术公司 用于医疗器材涂层的聚合物膜
US20090036827A1 (en) 2007-07-31 2009-02-05 Karl Cazzini Juxtascleral Drug Delivery and Ocular Implant System
US20100298928A1 (en) * 2007-10-19 2010-11-25 Micell Technologies, Inc. Drug Coated Stents
US8353862B2 (en) * 2007-11-02 2013-01-15 Allergan, Inc. Drug delivery systems and methods
US9056201B1 (en) 2008-01-07 2015-06-16 Salutaris Medical Devices, Inc. Methods and devices for minimally-invasive delivery of radiation to the eye
US8602959B1 (en) 2010-05-21 2013-12-10 Robert Park Methods and devices for delivery of radiation to the posterior portion of the eye
WO2009089288A1 (en) 2008-01-07 2009-07-16 Salutaris Md Methods and devices for minimally-invasive extraocular delivery of radiation to the posterior portion of the eye
US10022558B1 (en) 2008-01-07 2018-07-17 Salutaris Medical Devices, Inc. Methods and devices for minimally-invasive delivery of radiation to the eye
US8608632B1 (en) 2009-07-03 2013-12-17 Salutaris Medical Devices, Inc. Methods and devices for minimally-invasive extraocular delivery of radiation and/or pharmaceutics to the posterior portion of the eye
US9873001B2 (en) 2008-01-07 2018-01-23 Salutaris Medical Devices, Inc. Methods and devices for minimally-invasive delivery of radiation to the eye
US9789233B2 (en) 2008-04-17 2017-10-17 Micell Technologies, Inc. Stents having bioabsorbable layers
US20090318856A1 (en) * 2008-06-18 2009-12-24 Glaser Bert M Sampling Ocular Fluid
CA2946195A1 (en) 2008-07-17 2010-01-21 Micell Technologies, Inc. Drug delivery medical device
WO2011009096A1 (en) 2009-07-16 2011-01-20 Micell Technologies, Inc. Drug delivery medical device
US7730628B2 (en) * 2008-09-05 2010-06-08 Bayer Schering Pharma Ag Depth stop devices and systems
CA2743824A1 (en) * 2008-11-26 2010-06-03 Surmodics, Inc. Implantable ocular drug delivery device and methods
US8834913B2 (en) * 2008-12-26 2014-09-16 Battelle Memorial Institute Medical implants and methods of making medical implants
USD691267S1 (en) 2009-01-07 2013-10-08 Salutaris Medical Devices, Inc. Fixed-shape cannula for posterior delivery of radiation to eye
USD691268S1 (en) 2009-01-07 2013-10-08 Salutaris Medical Devices, Inc. Fixed-shape cannula for posterior delivery of radiation to eye
USD691269S1 (en) 2009-01-07 2013-10-08 Salutaris Medical Devices, Inc. Fixed-shape cannula for posterior delivery of radiation to an eye
USD691270S1 (en) 2009-01-07 2013-10-08 Salutaris Medical Devices, Inc. Fixed-shape cannula for posterior delivery of radiation to an eye
US20100239635A1 (en) * 2009-03-23 2010-09-23 Micell Technologies, Inc. Drug delivery medical device
US8287494B2 (en) * 2009-03-23 2012-10-16 Colin Ma Intravitreal injection devices and methods of injecting a substance into the vitreous chamber of the eye
EP2410954A4 (en) * 2009-03-23 2014-03-05 Micell Technologies Inc PERIPHERAL STENTS WITH LAYERS
CA2757276C (en) 2009-04-01 2017-06-06 Micell Technologies, Inc. Coated stents
US20110166555A1 (en) * 2009-09-30 2011-07-07 Jianbo Zhou Carrier for an insertable medical device, insertion tools, methods of use, and kits
EP2496304A4 (en) * 2009-11-02 2013-04-17 Salutaris Medical Devices Inc METHOD AND DEVICES FOR THE ADMINISTRATION OF MINIMALLY INVASIVE EXTRACOLAR RADIATION
US20110112469A1 (en) * 2009-11-08 2011-05-12 Powerscope Incorporated Device and process for dispensing multiple-phase mixtures
US8529492B2 (en) 2009-12-23 2013-09-10 Trascend Medical, Inc. Drug delivery devices and methods
ES2464040T3 (es) 2009-12-23 2014-05-30 Alcon Research, Ltd. Cánula de trocar oftálmica con válvula
US8343106B2 (en) 2009-12-23 2013-01-01 Alcon Research, Ltd. Ophthalmic valved trocar vent
WO2011097103A1 (en) * 2010-02-02 2011-08-11 Micell Technologies, Inc. Stent and stent delivery system with improved deliverability
US8795762B2 (en) 2010-03-26 2014-08-05 Battelle Memorial Institute System and method for enhanced electrostatic deposition and surface coatings
WO2011133655A1 (en) 2010-04-22 2011-10-27 Micell Technologies, Inc. Stents and other devices having extracellular matrix coating
US20130172853A1 (en) 2010-07-16 2013-07-04 Micell Technologies, Inc. Drug delivery medical device
US10285852B2 (en) * 2010-12-02 2019-05-14 Tel Hashomer Medical Research Infrastructure And Services Ltd., The Chaim Sheba Medical Center Subretinal delivery of therapeutic compositions
WO2012166819A1 (en) 2011-05-31 2012-12-06 Micell Technologies, Inc. System and process for formation of a time-released, drug-eluting transferable coating
WO2013012689A1 (en) 2011-07-15 2013-01-24 Micell Technologies, Inc. Drug delivery medical device
US10188772B2 (en) 2011-10-18 2019-01-29 Micell Technologies, Inc. Drug delivery medical device
US9827401B2 (en) 2012-06-01 2017-11-28 Surmodics, Inc. Apparatus and methods for coating medical devices
CA2874824C (en) 2012-06-01 2021-10-26 Surmodics, Inc. Apparatus and methods for coating balloon catheters
US9757536B2 (en) 2012-07-17 2017-09-12 Novartis Ag Soft tip cannula
JP6330024B2 (ja) 2013-03-12 2018-05-23 マイセル・テクノロジーズ,インコーポレイテッド 生体吸収性バイオメディカルインプラント
US10272606B2 (en) 2013-05-15 2019-04-30 Micell Technologies, Inc. Bioabsorbable biomedical implants
US10463534B2 (en) * 2013-05-31 2019-11-05 The Regents Of The University Of Colorado, A Body Corporate Devices and methods for creating a predictable capsulorhexis of specific diameter
US9949874B2 (en) * 2014-06-06 2018-04-24 Janssen Biotech, Inc. Therapeutic agent delivery device with convergent lumen
US9925088B2 (en) * 2014-06-06 2018-03-27 Janssen Biotech, Inc. Sub-retinal tangential needle catheter guide and introducer
US10391206B2 (en) 2014-07-30 2019-08-27 University Of Kansas Cannula for external drainage of subretinal fluid
USD814637S1 (en) 2016-05-11 2018-04-03 Salutaris Medical Devices, Inc. Brachytherapy device
USD815285S1 (en) 2016-05-11 2018-04-10 Salutaris Medical Devices, Inc. Brachytherapy device
USD814638S1 (en) 2016-05-11 2018-04-03 Salutaris Medical Devices, Inc. Brachytherapy device
US10463532B2 (en) 2016-07-26 2019-11-05 Masatoshi Murata Method for placing implant in choroid that can less invasively and simply place implant in choroid in optic disc-macula area
USD808528S1 (en) 2016-08-31 2018-01-23 Salutaris Medical Devices, Inc. Holder for a brachytherapy device
USD808529S1 (en) 2016-08-31 2018-01-23 Salutaris Medical Devices, Inc. Holder for a brachytherapy device
US11628466B2 (en) 2018-11-29 2023-04-18 Surmodics, Inc. Apparatus and methods for coating medical devices
US11759355B1 (en) 2019-02-26 2023-09-19 Gyroscope Therapeutics Limited Method of delivering leading blebs and agent to subretinal space
US11819590B2 (en) 2019-05-13 2023-11-21 Surmodics, Inc. Apparatus and methods for coating medical devices

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03503373A (ja) * 1988-03-25 1991-08-01 デュブロフ シーモア 白内障手術方法及びそのための注射器
JPH1085331A (ja) * 1996-07-26 1998-04-07 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用注射具
WO2000001367A1 (en) * 1998-07-06 2000-01-13 Morris Robert E METHOD AND APPARATUS FOR PERFORMING SURGERY INSIDE THE HUMAN RETINA USING FLUIDIC INTERNAL LIMITING MEMBRANE (Ilm) SEPARATION (FILMS)
WO2000007530A2 (en) * 1998-08-03 2000-02-17 Insite Vision, Inc. Injection apparatus
JP2001504732A (ja) * 1996-11-29 2001-04-10 ザ ライオンズ アイ インスティチュート オブ ウェスタン オーストラリア インコーポレイテッド 生物マイクロフィステルチューブ及び移植方法及び移植装置

Family Cites Families (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3598119A (en) * 1970-02-02 1971-08-10 Charles A White Continuous paracervical anesthesia method and device
US3659610A (en) * 1970-04-14 1972-05-02 Hugo S Cimber Aspirator needle injector
US4002169A (en) * 1972-04-18 1977-01-11 Cupler Ii John A Method and apparatus for performing surgery without tissue incision
CA1221596A (en) * 1984-03-09 1987-05-12 David Evans Surgical needle
US4710171A (en) * 1986-06-09 1987-12-01 The Kendall Company Needle depth setting sheath assembly and needle stop
US4781691A (en) * 1987-07-17 1988-11-01 The Kendall Company Stepped needle
US4869717A (en) * 1988-04-25 1989-09-26 Adair Edwin Lloyd Gas insufflation needle with instrument port
US5066276A (en) 1988-06-21 1991-11-19 Alcon Laboratories, Inc. Method and apparatus for injecting viscous fluid into the eye to lift pre-retinal and post-retinal membrane with linear pressure control
US4978334A (en) * 1988-09-08 1990-12-18 Toye Frederic J Apparatus and method for providing passage into body viscus
SG49267A1 (en) * 1989-08-14 1998-05-18 Photogenesis Inc Surgical instrument and cell isolation and transplantation
JPH0399653A (ja) 1989-09-13 1991-04-24 Terumo Corp 穿刺針
US5273530A (en) * 1990-11-14 1993-12-28 The University Of Rochester Intraretinal delivery and withdrawal instruments
JP2660455B2 (ja) * 1991-02-08 1997-10-08 東洋鋼鈑株式会社 耐熱硬質焼結合金
US5326345A (en) 1991-08-14 1994-07-05 Price Jr Francis W Eye filtration prostheses
DE69330374T2 (de) * 1992-11-10 2002-05-02 Seikagaku Kogyo Co Ltd Injektor und dessen anwendung
US5487725A (en) * 1994-05-12 1996-01-30 Syntec, Inc. Pneumatic vitrectomy for retinal attachment
US5792099A (en) * 1995-02-14 1998-08-11 Decamp; Dennis Syringe and cannula for insertion of viscoelastic material into an eye and method of using same
US6824553B1 (en) * 1995-04-28 2004-11-30 Target Therapeutics, Inc. High performance braided catheter
US5984889A (en) * 1996-02-23 1999-11-16 Allergan Sales, Inc. Apparatus and method for delivering viscoelastic material to an eye
US5989262A (en) * 1996-04-15 1999-11-23 Josephberg; Robert Gary Sutureless pars plana vitrectomy tool
US5871470A (en) * 1997-04-18 1999-02-16 Becton Dickinson And Company Combined spinal epidural needle set
DE19725680C2 (de) * 1997-06-18 2000-04-06 Hans Haindl Trichterförmige Kanülenanordnung zur Kathetereinführung
US5997486A (en) * 1998-04-24 1999-12-07 Denver Biomaterials, Inc. Device for paracentisis and thoracentisis
US6402734B1 (en) * 1998-07-02 2002-06-11 Jeffrey N. Weiss Apparatus and method for cannulating retinal blood vessels
US6378526B1 (en) * 1998-08-03 2002-04-30 Insite Vision, Incorporated Methods of ophthalmic administration
US6585972B2 (en) * 1999-03-09 2003-07-01 Gholam A. Peyman Process for crosslinking of collagen in the vitreous of the eye and inducing separation of the posterior hyaloid from the retina
US6319230B1 (en) * 1999-05-07 2001-11-20 Scimed Life Systems, Inc. Lateral needle injection apparatus and method
US6428553B1 (en) * 2000-03-08 2002-08-06 Nuvue Technologies, Inc. Illuminated ophthalmic membrane pick assembly
US6641564B1 (en) * 2000-11-06 2003-11-04 Medamicus, Inc. Safety introducer apparatus and method therefor
US20030171722A1 (en) * 2001-01-04 2003-09-11 Michel Paques Microsurgical injection and/or distending instruments and surgical method and apparatus utilizing same
US7122042B2 (en) * 2001-03-15 2006-10-17 Lorusso Frank J Apparatuses and methods for transcleral cautery and subretinal drainage
US20030158521A1 (en) * 2002-02-21 2003-08-21 Ameri Darius M. Trocar placement guide needle

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03503373A (ja) * 1988-03-25 1991-08-01 デュブロフ シーモア 白内障手術方法及びそのための注射器
JPH1085331A (ja) * 1996-07-26 1998-04-07 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡用注射具
JP2001504732A (ja) * 1996-11-29 2001-04-10 ザ ライオンズ アイ インスティチュート オブ ウェスタン オーストラリア インコーポレイテッド 生物マイクロフィステルチューブ及び移植方法及び移植装置
WO2000001367A1 (en) * 1998-07-06 2000-01-13 Morris Robert E METHOD AND APPARATUS FOR PERFORMING SURGERY INSIDE THE HUMAN RETINA USING FLUIDIC INTERNAL LIMITING MEMBRANE (Ilm) SEPARATION (FILMS)
WO2000007530A2 (en) * 1998-08-03 2000-02-17 Insite Vision, Inc. Injection apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007319423A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Univ Of Tokushima 硝子体手術用カニューラ
JP2012513864A (ja) * 2008-12-29 2012-06-21 ディー・オー・アール・シー・ダッチ・オフサルミック・リサーチ・センター・(インターナショナル)・ビー・ヴイ 眼科装置および硝子体内方法
JP2012526637A (ja) * 2009-05-15 2012-11-01 アイサイエンス・インターベンショナル・コーポレーション 網膜下カテーテル挿入のための方法及び装置
JP2013501579A (ja) * 2009-08-10 2013-01-17 サーモディクス,インコーポレイテッド 硝子体内に注射するための方法、装置、及び組成物
JP2014050552A (ja) * 2012-09-07 2014-03-20 Hoya Corp 手術器具
JP2017505192A (ja) * 2014-02-06 2017-02-16 ノバルティス アーゲー 関節運動式眼科手術用プローブの製造
US10413446B2 (en) 2014-02-06 2019-09-17 Novartis Ag Manufacturing an articulating ophthalmic surgical probe

Also Published As

Publication number Publication date
US7485113B2 (en) 2009-02-03
AU2002316350B2 (en) 2008-06-05
WO2003000312A2 (en) 2003-01-03
JP4505219B2 (ja) 2010-07-21
US20020198511A1 (en) 2002-12-26
CA2451663A1 (en) 2003-01-03
CA2451663C (en) 2012-12-04
EP1404399A2 (en) 2004-04-07
US20080154204A1 (en) 2008-06-26
WO2003000312A3 (en) 2003-11-06
EP1404399A4 (en) 2008-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4505219B2 (ja) 網膜下への薬剤送達のための方法およびデバイス
AU2002316350A1 (en) Method and device for subretinal drug delivery
US11622884B2 (en) Ophthalmic delivery device and ophthalmic drug compositions
US20220288306A1 (en) Apparatus for subretinal administration of therapeutic agent via a curved needle
US8425473B2 (en) Subretinal access device
EP1522289A2 (en) Sub-tenon drug delivery
AU2010248912A1 (en) Methods and apparatus for sub-retinal catheterization
JP2005533619A (ja) 眼科用インプラントを送達するための装置
CN115337140A (zh) 眼部植入器具总成
RU2394536C2 (ru) Способ проведения антиглаукоматозной операции с помощью клапанного дренажа ахмеда
RU2388438C1 (ru) Способ введения лекарственных препаратов в субтеноново пространство у пациентов с оперированной рефрактерной глаукомой
RU2394535C2 (ru) Способ введения лекарственных препаратов в субтеноново пространство у пациентов с оперированной глаукомой

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050621

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080917

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20080917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090317

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090617

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090624

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090717

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090727

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090817

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees