JP2005516161A - トルクバイアス能力が向上した伝達ケース - Google Patents

トルクバイアス能力が向上した伝達ケース Download PDF

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Abstract

自動車(A、B)の1次と2次駆動輪(2、4)間にトルクを選択的に分布させるために使用できる伝達ケース(12、90、130)は、共通軸線(X)に沿って位置する入力要素(30、104、132)および2つの出力要素(32、34;106、108;132、134)を含む。これは、両方とも同じ軸線を中心に構成された磁気粒子クラッチ(38、102、138)および遊星歯車セット(36、100、140)も含む。クラッチおよび遊星セットは相互に接続され、したがってトルクが滑らずに入力要素から出力要素の一方へと伝達される直接路を提供する。構成はさらに、滑り路を提供し、トルクはこれを通って入力要素から他の要素へと滑りがある状態で伝達され、この路は2つのセグメントを有し、一方は遊星セットを通り、他方はクラッチおよび遊星セットを通る。クラッチ路は滑りに対応し、滑り路を通って伝達されるトルクの割合は、専らクラッチを通って流れる電流に依存する。

Description

本発明は概ねトルクの分配に関し、特に2つの出力部に分配できるようにトルクを分割する伝達ケースに関する。
セダン、ステーションワゴンおよびバンなどの大部分の4輪自動車は、このような車両の1組の車輪のみにエンジントルクを送出した状態で作動する。一部の車両ではこの組は後輪であるが、現在製造されている大部分の車両では、これは前輪である。しかし、現在、全輪駆動車を提供する製造業者もあり、このタイプの典型的車両は、常に4輪全てにエンジントルクを分配した状態で作動する。確かに、多くの軽トラックおよびスポーツユーティリティ車両は4輪駆動であるが、このタイプの車両では、2輪のみ、一般には後輪のみが通常は車両を推進し、残りの2輪は、必要性が生じた場合に同様に車両を推進するよう要求される。これは一般的に、ドライバがレバーを切り換えるか操縦して、エンジンから切り離されている車輪を係合させることを必要とする。これに対して、全輪駆動車両では、エンジンが基本的に常にトルクを4輪全てに送出し、2組の車輪の一方または他方をエンジンから切り離すための制御装置は存在しない。
エンジントルクを全輪駆動車両の前輪と後輪との間に分配するために、様々な機構が存在する。単純に前輪と後輪間の粘性連結を使用するものもある。クラッチを操作するために様々な機構を有するクラッチを使用するものもある。これらの機構は、よりよい牽引力を有する車輪により多くのトルクを伝達するよう、前輪と後輪との間のトルクを変化させる能力を有することがある。実際、前輪と後輪との間のすべり量ばかりでなく、スロットル位置、ギアレバー位置およびエンジン速度などの他の動作状態も感知する高度に洗練された制御システムを装備したものもあり、これらは全て、駆動状態に最善の牽引力を提供するようトルク分布を調整する。
しかし、典型的なクラッチは、すべり量のわずかな程度に対応し、1次車輪が牽引力を喪失して滑り始めると、より大きいバイアスで相互に押し付けられるプレートを有する。しかし、クラッチを通して伝達されるトルクは、クラッチ温度、プレート間の相対的速度などの幾つかの変数、さらにクラッチプレートを相互に対して押し付ける力または圧力に依存する。これらの変数のため、このようなクラッチは制御が困難になり、実際に、制御を実行するために複雑な電子機器を必要とする。
本発明は、トルクを入力要素と2つの出力要素との間で伝達する伝達ケースに存する。伝達ケースは、クラッチおよび遊星歯車セットを含み、トルクを直接路と間接路とに分割し、間接路はクラッチと遊星セットとの両方を通る。
次に図面を参照すると、乗用車またはスポーツユーティリティ車またはバン、さらには軽トラックなどの自動車A(図1)は、2セットで配置構成された4つの車輪、つまり2つの1次駆動輪2と2つの2次駆動輪4を有する。1次駆動輪2は、車両Aの前部で基本的に共通横軸に沿って位置し、2次駆動輪は、車両Aの後部で基本的に別の共通横軸に沿って位置する。
車両Aはモータ6も含み、これは通常は横方向に置かれ、オートマチック品またはマニュアル品でよいトランスミッション8に結合される。モータ6およびトランスミッション8は動力ユニットを構成し、これは車輪2および4を回転させ、車両Aを推進するのに必要なトルクを供給する。実際、トランスミッション8はトルクを伝達ケース12に送出し、これはトルクを分割し、トルクの一部を前駆動輪2に、残りを後駆動輪4へと選択的に配分する。実際、伝達ケース12は、2つの前輪2の間に位置するヘリカルギアセット14および差動装置16を通して前輪2と結合する。伝達ケース12は、ベベルまたはハイポイドギアセット18、車両A内で長手方向に延在する駆動シャフト20、および2つの後輪4の間に位置する後部差動装置22を通して後輪4と結合する。
伝達ケース12は(図2)、シャフト30の形態の入力要素と、一方が歯車セット14の部分を形成するヘリカルギア32の形態で、他方がシャフト34の形態である2つの出力要素とを有する。伝達ケースには入力シャフト30と出力歯車32および出力シャフト34の両方との間に遊星歯車セット36も含む。また、伝達ケース12は、入力シャフト30と出力シャフト34との間に磁気粒子クラッチ38を有する。トルクは、すべり量なしに入力シャフト30と出力歯車32との間で伝達される。つまり、伝達は直接的である。トルクは、入力シャフト30からクラッチ38を通して、および遊星セット36も通して出力シャフト34に伝達され、一部の動作状態でこの伝達は、滑りによって達成される。クラッチ38は直接路を、遊星セット36は間接路を構成する。入力シャフト30、出力歯車32およびシャフト34、遊星セット36およびクラッチ38は全て、共通軸線Xの周囲に構成される。
遊星セット36について説明すると、これは(図2)、太陽歯車40、輪歯車42、および太陽歯車40と輪歯車42との間に位置して太陽歯車40および輪歯車42と係合する幾つかの遊星歯車44を含む。また、遊星セット36はスピンドル48を有するキャリア46を含み、スピンドルの周囲で遊星歯車44が回転する。太陽歯車40は、それから軸方向に突出するスタブシャフト50を有する。
輪歯車42は、入力シャフト30の端部にある駆動フランジ52と、クラッチ38を通してフランジ52から延在し、輪歯車42の1つの中に固定されたコネクタ54とを通して入力シャフト30に堅固に接続される。コネクタ54は、機械ねじの形態をとることができる。出力歯車14は、輪歯車42の他方端に取り付けた別の駆動フランジ56に装着される。したがって、入力シャフト30と出力平歯車32との間に直接接続が存在し、2つが一体になって同じ角速度で回転する。
機械的には、磁気粒子クラッチ38が、駆動フランジ52上のコネクタ54と太陽歯車40上のスタブシャフト50との間にある。したがって、磁気粒子クラッチ38は入力シャフト30と、最低トルクが作用する遊星セット36の要素である太陽歯車40との間でトルクを伝達する。
磁気粒子クラッチ38は(図2)電磁石60を含み、これは入力シャフト30のフランジ52と遊星歯車セット36の輪歯車42との間に捕捉され、コネクタ54で両方に固定される。その結果、入力シャフト30、輪歯車46、および電磁石60が全て、軸線Xの周囲で一体になって回転する。電磁石60は、軸線Xに向かって内側に提示される円筒形表面62を有し、さらに静止ブッシュ66のセットを通して電流が供給されるコイル64と、電磁石60とともに回転するスリップリング68のセットを含む。
電磁石60およびそのコイル64に加えて、クラッチ38は電機子70を有し、電機子70は電磁石60内に位置し、遊星歯車セット36のスタブシャフト50が嵌め込まれるスリーブ72を含み、それは対合スプラインを通してスタブシャフト50に結合される。電機子70は、軸線Xから離れて外側に提示され、電磁石60の円筒形表面62に向かう円筒形表面74も有し、2つの円筒形表面62と74との間には小さいギャップgがある。電機子70の端部から環状窪み76が開き、環状窪み76は電機子70上で電磁石60を支持する減摩軸受け78を含む。
軸受け78は、電機子70のスリーブ72の周囲に取り付けられ、電磁石60は軸受け78の周囲に填る。入力シャフト30、輪歯車42、および電磁石60が軸線Xの周囲で1つのユニットとして回転し、同様にスタブシャフト50、太陽歯車40および電機子70が軸線Xの周囲で別のユニットとして回転するような配置構成である。2つのユニットは、わずかに異なる角速度で回転するか、同じ角速度で回転してよい。クラッチ38が噛み合うと、スタブシャフト50と太陽歯車40が必要な反応トルクを提供し、2つのユニットを一緒に回転させる。
クラッチ38は、磁化可能な鉄物質の微粒子80を含み、微粒子80はギャップg内に存在する。軸受け78は、シール82によって磁気粒子80から隔離される。コイル64に電流を通電すると、粒子80が磁化されて、電磁石60を電機子70と結合させ、したがってこの2つの間でトルクを伝達できるが、2つの間の滑りも発生し得る。伝達されるトルクの量は、専らコイル64によって流れる電流の量に依存し、クラッチ38の滑りの大きさまたは温度には全く依存しない。実際、直交座標上でプロットした場合、トルクと電流との関係は、直線に非常に近づく(図4)。車両Aの運転状態を反映する信号をセンサから供給されるマイクロプロセッサが、クラッチ38のコイル64に供給する電流の量を制御する。しかし、電流の量は、加減抵抗器などの手動操作装置で制御してもよい。
車両Aの運転時には、モータ6がトルクを発生し、そのトルクは、トルクを変更する能力を有するトランスミッション8を通して伝達され、したがってトランスミッション8が送出するトルクは、モータ6が送出するトルクとは異なることがある。トランスミッション8が送出するトルクは伝達ケース12の入力シャフトに伝達される。ケース12内でトルクは分割され、その一部は直接路を通して出力歯車32に送出され、残りは間接路を通して出力シャフト34に送出される。歯車32とシャフト34間のトルクの配分は、磁気粒子クラッチ38のコイル64を通して流れる電流に専ら依存する。
特に、出力歯車32に送出されるトルクは、伝達ケース12の直接路を通る。つまり、入力シャフト30から駆動フランジ52を通してコネクタ54、さらに遊星セット36の輪歯車42へ、そこから他の駆動フランジ56を通って出力歯車32へと進む。出力歯車32は、前部差動装置16を通して前輪2を駆動する歯車セット14の一部であるので、直接路のトルクは前輪2に伝達される。接続は直接的であり、滑りは発生しない。前部差動装置16は、言うまでもなく前輪2の1つを他の前輪2と異なる速度で回転させることができるが、差動装置16を通したトルクの伝達は滑りを伴わない。
出力シャフト34に送出されるトルクは、2つのセグメントを有する間接路を通る。一方の機械的セグメントでは、トルクが入力シャフト30から駆動フランジ52およびコネクタ54を通して輪歯車42へ、遊星セット36の遊星歯車44へと、そこからキャリア46を通して出力シャフト34へと伝達される。他方のセグメント、つまりクラッチセグメントは、コネクタ54にて機械的セグメントから分割して、クラッチ38を通してトルクを伝達し、これは電磁石60からギャップgの磁気粒子80を通って電機子70へ、およびそこからスタブシャフト50を通して太陽歯車40へ伝達される。太陽歯車40は、遊星歯車44と噛み合い、同様にこれを駆動して、ここで間接路のクラッチセグメントのトルクが、間接路の機械的セグメントのトルクと再び組み合わされて、キャリア46を駆動し、キャリア46は間接路のトルクを出力シャフト34に伝達する。出力シャフト34は歯車セット18、駆動シャフト20および後部差動装置22を通して後輪4に接続されているので、間接路のトルクは後輪4に送出され、動作状態によっては伝達ケース12の滑りを伴うことがある。この滑りは、クラッチ38内で発生し、発生した場合、遊星セット36の太陽歯車40は、輪歯車42とわずかに異なる速度で回転する。その結果、キャリア46は、太陽歯車40と輪歯車42の速度間にあるいずれかの速度で回転する。実際、場合によっては、前輪2と比較した後輪4のサイズ、またはベベルギア18の速度比、あるいは後部差動装置22の速度比さえ、滑りが誘発されるようなものである。つまり、前記の1つまたは複数により、出力シャフト34が、出力歯車32および入力シャフト30の回転速度とは異なる速度で回転する。通常、入力シャフト30は、出力シャフト34よりわずかに高速で回転するが、明らかに出力歯車32と同速度で回転する。滑りの大きさに関係なく、クラッチ38を通して伝達されるトルクは、クラッチ38の電磁石60のコイル64に流れる電流が変化しない限りは同じままであり、言うまでもなく入力シャフト30のトルクに変化がない。実際、間接路のクラッチセグメントを通したトルクの伝達は、専らコイル60によって流れる電流の量に依存する。滑り路を通して伝達されるトルクの量に関しても同じことが当てはまり、これは専ら、クラッチ38のコイル64を通して流れる電流の量に依存する。
入力シャフト30にて伝達ケースに送出されるトルクは、専らコイル64を通して流れる電流に応答して、出力歯車32と出力シャフト34とに配分される。出力歯車32と出力シャフト34間の相対的速度またはクラッチ38の温度などの変数は、歯車32とシャフト34、そして同様に前輪2と後輪4とのトルク配分に影響を及ぼさない。それでも、クラッチ38を通して伝達されるトルクは、間接路を通して伝達されるトルクのうち小さい割合を表わすにすぎない。つまり、出力シャフト34および後輪4に送出されるトルクに関する限り、少量のみが間接路のクラッチセグメントを通り、それよりはるかに大きい量が機械的セグメントを通る。この関係は、歯車32および出力シャフト34における出力トルクと、遊星セット36のクラッチ38を通って伝達されるトルクとを直交座標上にプロットすることによって実証され、ここで輪歯車42の歯と太陽歯車40の歯との比率uは4である(図5)。例えば、入力シャフト30におけるトルクが100Nmになり、クラッチ38におけるトルク、つまり間接路のクラッチセグメントを通るトルクが5Nmである場合、出力歯車32および前輪2に送出されるトルクは75Nmであり、出力シャフト34および後輪4に送出されるトルクは25Nmである。したがって、間接路を通って伝達されるトルクのわずか1/5がクラッチ38を通り、したがってクラッチ38は比較的小さく、コンパクトでよい。
別の自動車B(図6)は、同様に前輪および後輪2および4を有し、これらはそれぞれ前部および後部差動装置16および22を通して駆動される。さらに、車両Bはモータ6およびトランスミッション8を有する。しかし、後輪4が1次駆動輪として働き、前輪2が2次駆動輪として働いて、モータ6およびトランスミッション8は、車両Aのように横方向ではなく長手方向に置かれる。トランスミッション8は、トルクを改造伝達ケース90に送出し、改造伝達ケースはトルクを後輪4と前輪2に分割する。実際、分割後、トルクは伝達ケース90から延在する駆動シャフト92を通して後輪22に送出される。残りのトルクは、チェーン・スプロケット式駆動装置94および前部差動装置16へ至る前部駆動シャフト96を通って前輪2に送出される。
伝達ケース90は、伝達ケース12と同様(図7)、遊星セット100およびクラッチ102を有し、これらは軸線Xの周囲に構成されるが、その他の点では伝達ケース12の対応する部品と同様である。また、伝達ケース90は、入力シャフト104の形態の入力要素、およびスプライン付きカプラ106の形態の出力要素、およびスプロケット108の形態の別の出力要素を有する。これらの出力要素も軸線Xの周囲に構成される。入力シャフト104がトランスミッション8に結合され、したがってトランスミッション8が送出するトルクは全て入力シャフト104を通る。カプラ106は入力シャフト104の端部にあり、駆動シャフト92と接続する。スプロケット108はカプラ106を囲み、チェーン・スプロケット式駆動装置94の部分を形成する。
磁気粒子クラッチ102は、実質的にクラッチ38と同じであり、クラッチ102に与えた参照番号はクラッチ38に与えた参照番号に対応する。
遊星セット100は遊星セット36と多少異なるが、太陽歯車110、太陽歯車112の周囲に配置された輪歯車112、太陽および輪歯車110および112と噛み合う遊星歯車114、および遊星歯車114に従動するキャリア116を有し、キャリア116には遊星歯車114の回転の軸が設けられる。
遊星セット100の太陽歯車110は入力シャフト104を囲むが、それでも入力シャフト104に対して回転することができる。これは、フランジ118を通してクラッチ102の電磁石60に結合する。したがって、輪歯車112および電磁石60は一体で回転する。輪歯車112は、別のフランジ120を通して入力シャフト104およびカプラ106に結合する。キャリア116は分割ハウジング122を含み、分割ハウジング122は輪歯車112および遊星歯車114を囲み、ハウジング122から遊星歯車114内へと延在して遊星歯車114の回転の軸を提供するスピンドル124も囲む。スプロケット108が分割ハウジング122上に置かれる。
入力シャフト104は、対合スプラインを通してクラッチ102の電機子70に結合する。入力シャフト104は太陽歯車110を通って延在し、ここでフランジ120およびカプラ106に接合する。
伝達ケース12と同様、伝達ケース90は2つの路を有し、一方は直接路で、他方は滑りに対応することができる間接路である。また、加熱路は2つのセグメントを有し、一方は機械的セグメント、他方はクラッチセグメントである。
車両Bの動作時には、伝達ケース100は、入力シャフト104からのトルクをカプラ106にて駆動シャフト92に直接送出し、すなわちこれは直接路をなすものである。したがって、駆動シャフト92は入力シャフト104と一体で、常にそれと同速度で回転する。出力スプロケット108に送出されるトルクは、間接路の機械的セグメントおよびクラッチセグメントを通り、該トルクの大部分は機械的セグメントを通る。そのセグメントで、トルクは入力シャフト104からフランジ120を通って輪歯車112に進み、そこから遊星歯車114を通ってスプロケット108が取り付けられたキャリア116へと進む。クラッチセグメントでは、トルクが入力シャフト104からクラッチ102の電機子70へ、その後はクラッチ102のギャップgの磁気粒子80を通ってクラッチ102の電磁石60へと伝達される。トルクは電磁石60からフランジ118を通って太陽歯車110へ流れ、太陽歯車110がこのトルクを遊星歯車114へと伝達し、該トルクは、ここで機械的セグメント内のトルクと再結合し、分割ハウジング122を通ってスプロケット108へと伝達される。入力シャフト104およびカプラ106は、スプロケット108よりわずかに高速で回転することができる。間接路のクラッチセグメントのトルクと直接および間接路のトルクとの間には同じ関係が当てはまり、これは、遊星セット100の4という比率について直交座標で実証された関係である(図5)。
別の改造伝達ケース130(図9)は、同様にシャフト132の形態の単一入力要素、およびシャフト134およびスプロケット136の形態の2つの出力要素を有する。入力シャフト132および出力シャフト134は一体化され、同速度で一体回転する。伝達ケース130はクラッチ138を使用し、これは実質的にクラッチ38と同じであるが、セット36および100とは多少異なる運動原理で動作する遊星セット140を使用する。両方とも、シャフト132および134およびスプロケット136と同様に軸線Xの周囲に構成される。遊星セット140は2つの太陽歯車142および144を含む。2つの太陽歯車142および144は軸線Xの周囲で回転する一方、これらは相互から分離し、歯車142が入力シャフト132に接続し、歯車144が出力スプロケット136に接続する。太陽歯車142および144は、それぞれ遊星歯車146および148と噛み合い、遊星歯車146および148は、スピンドル152を有するキャリア150に結合される。実際、遊星歯車146および148は対で構成され、各対が1つの遊星歯車146、およびキャリア150の1つのスピンドル152の周囲に配置された1つの遊星歯車148を含む。1対の遊星歯車146および148は、相互に接合し、したがってそのスピンドル152の周囲で一致してかつ同じ角速度で回転する。キャリア150がクラッチ138の電磁石60に取り付けられ、クラッチ138の電機子70が入力シャフト132に取り付けられる。歯車142、144、146および148およびキャリア150は全て、遊星セット140の要素を構成する。
伝達ケース130の動作時に、入力シャフト132に加えられるトルクは、直接路と間接路に分割され、間接路は機械的セグメントおよびクラッチセグメントを有する。直接路では、基本的に同じであるので、トルクは入力シャフト132から出力シャフト134へと直接伝達される。間接路の機械的セグメントでは、トルクは太陽歯車142から遊星歯車146へ、および同様に歯車146が接合された遊星歯車148へ、その後は他の太陽歯車144、およびそれが接続された出力スプロケット136へと伝達される。クラッチセグメントでは、トルクは入力シャフト132から磁気粒子クラッチ138の電機子70へ、その後はクラッチ138の電磁石60へと進む。電磁石60は、キャリア150を通して遊星歯車146および148に結合され、間接セグメントのトルクをキャリア150および遊星歯車146および148へと伝達し、ここでトルクは機械的セグメントからのトルクと組み合わされて、太陽歯車144、およびそれに取り付けた出力スプロケット136に伝達される。
伝達ケース12は車両Bで使用することができ、伝達ケース100は車両Aで使用することができる。さらに、伝達ケース130は、車両AまたはBで使用することができるが、恐らく車両Bに最もよく適合する。他の変形も可能であり、異なる組立の同じ遊星セット36、100または140、または異なる遊星セットを使用してもよい。組立または遊星セットに関係なく、配置構成は、入力トルクを直接路または硬質貫通路と間接路に分割しなければならず、間接路は機械的セグメントおよびクラッチセグメントを有する。間接路の2セグメントのトルクは、その路の出力要素の前に組み合わせなければならない。遊星セット36、100および140は、歯車ばかりでなく、代わりに摩擦表面も使用する必要があり、したがって牽引駆動装置になり、実際に「歯車」という言葉は牽引駆動装置も指す。クラッチ38、102および138の電磁石および電機子は、一方が他方の中になくてもよく、相互に対して軸方向に配置してもよい。磁気クラッチ38、102および131が好ましいが、他のタイプのクラッチでもよい。例えば、湿式プレートクラッチなどの摩擦クラッチが、電磁石クラッチまたはヒステリシスクラッチと同様に作動する。実際、これらの代替クラッチのいずれも、間接路で機械的セグメントとクラッチセグメントとに分割され、クラッチが遊星セットの低トルク要素と結合するという理由から、従来の伝達ケースのクラッチより小さくてよい。
本発明に従って構築され、それを実現する伝達ケースと結合された横置きモータを有する自動車の略図である。 伝達ケースの長手方向断面図である。 伝達ケースの運動図である。 伝達ケースのクラッチによって伝達されるトルクと、クラッチのコイルに通じた電流との間の関係を示すグラフである。 遊星セットが4の比率を有する伝達ケースのクラッチトルクへの出力トルクと入力トルクとの関係を示すグラフである。 縦置きモータに対応する改造伝達ケースを設けた自動車の略図である。 改造伝達ケースの長手方向断面図である。 改造伝達ケースの運動図である。 さらに別の改造伝達ケースの運動図である。

Claims (19)

  1. 入力要素と、
    前記入力要素に接続された第1出力要素と、
    第2出力要素と、
    異なる角速度で回転可能な第1クラッチ部材および第2クラッチ部材を有するクラッチであって、前記クラッチ部材が異なる角速度で回転するときに、前記クラッチ部材間でトルクを伝達することが可能であり、前記第1クラッチ部材が前記入力要素に接続されているところのクラッチと、
    軸線の周囲に構成された第1、第2、第3および第4遊星要素を含む遊星歯車セットであって、前記第1遊星要素が前記第2クラッチ部材に接続され、前記第2遊星要素が前記第1クラッチ部材に接続され、前記第3遊星要素が前記第2出力要素に接続され、そして、前記第4遊星要素が前記第1遊星要素と前記第3遊星要素との間に位置するところの遊星歯車セットと
    を備える伝達ケース。
  2. 前記クラッチが磁気粒子クラッチである、請求項1に記載の伝達ケース。
  3. 前記クラッチ部材が、軸線を中心に回転し、前記軸線の周囲に遊星セットが構成されている、請求項2に記載の伝達ケース。
  4. 前記第1遊星要素が太陽歯車であり、前記第2遊星要素が、前記太陽歯車を囲む輪歯車であり、前記第4遊星要素が、前記太陽歯車と前記輪歯車との間に位置して、それらと係合する遊星歯車であり、そして、前記第3遊星要素が、前記軸線を中心に回転して、他の軸線を提供し、前記他の軸線の周囲を前記遊星歯車が回転するキャリアである、請求項3に記載の伝達ケース。
  5. 前記第1および第2クラッチ部材が同心であり、前記第1クラッチ部材が前記第2クラッチ部材を囲んでいる、請求項4に記載の伝達ケース。
  6. 前記クラッチ部材が同心であり、前記第2クラッチ部材が前記第1クラッチ部材を囲んでいる、請求項4に記載の伝達ケース。
  7. 前記第2遊星要素が太陽歯車であり、前記第3遊星要素が別の太陽歯車であり、前記第4遊星要素が、2つの前記太陽歯車と係合して相互に接合した遊星歯車であり、そして、前記第1遊星要素が、前記軸線を中心に回転して、他の軸線を提供し、前記他の軸線の周囲を前記相互に接合した遊星歯車が回転するキャリアである、請求項3に記載の伝達ケース。
  8. 前記出力および入力要素が前記軸線を中心に回転し、前記出力要素の一方が他方の出力要素を囲む、請求項3に記載の伝達ケース。
  9. 前記クラッチ部材の1つが前記遊星セットの前記太陽歯車に接続されて、前記クラッチ部材と前記太陽歯車とが常に一致してかつ同じ速度で回転する、請求項3に記載の伝達ケース。
  10. 全てが相互に接続された入力要素と、第1および第2出力要素と、クラッチと、遊星セットとを備え、直接路が存在し、前記直接路を通してトルクが、前記入力要素と前記第1出力要素との間の角速度の変化がない状態で、前記入力要素と前記第1出力要素との間で伝達され、そして、間接路が存在し、前記間接路を通してトルクが、前記間接路を通って伝達されるトルクの量が前記クラッチを通して伝達されるトルクに依存する状態で、前記入力要素から前記第2出力要素へと進む伝達ケース。
  11. 前記間接路は、トルクが前記入力要素から前記遊星セットのみを通して前記第2出力要素へと進む機械的セグメントと、トルクが前記入力要素から前記クラッチおよび遊星セットの両方を通して前記第2出力要素へと進むクラッチセグメントとを含む、請求項10に記載の伝達ケース。
  12. 前記遊星セットが、太陽歯車と、前記太陽歯車を囲む輪歯車と、太陽歯車と輪歯車との間に位置して、それらと係合する遊星歯車と、前記遊星歯車の回転の中心となる軸線を提供するキャリアとを含み、前記間接路の前記クラッチセグメントを通るトルクが、前記太陽歯車を通して伝達される、請求項11に記載の伝達ケース。
  13. 前記クラッチが、電気コイルを有する磁気粒子クラッチであり、そして、前記間接路を通して伝達されるトルクの量が、前記コイルを通るトルクに依存する、請求項10に記載の伝達ケース。
  14. 入力要素と、
    第1出力要素と、
    第2出力要素と、
    軸線に沿って配置された第1および第2クラッチ部材を有するクラッチと、
    同一の軸線を中心に構成され、前記第1クラッチ部材に接続された太陽歯車と、前記第2クラッチ部材および前記入力要素に接続された輪歯車と、前記太陽歯車と前記輪歯車との間に位置して、それらと係合する遊星歯車と、そして、前記遊星歯車の回転の中心となる軸線を提供し、前記第2出力要素に接続されたキャリアとを含む遊星セットと
    を備える伝達ケース。
  15. 前記第2クラッチ部材が前記第1クラッチ部材を囲み、前記入力および出力要素が前記軸線を中心に回転し、そして、前記第1出力要素が前記第2出力要素を囲む、請求項14に記載の伝達ケース。
  16. 前記第1クラッチ部材が前記第2クラッチ部材を囲み、前記入力および出力要素が前記軸線を中心に回転し、そして、前記第2出力要素が前記第1出力要素を囲む、請求項14に記載の伝達ケース。
  17. 前記クラッチが磁気粒子クラッチである、請求項14に記載の伝達ケース。
  18. 1次および2次駆動輪、および、トルクを送出するパワーユニットを有する自動車において、前記パワーユニットによって送出されたトルクを前記1次および2次駆動輪に分配する伝達ケースであって、
    前記パワーユニットに接続された入力要素と、
    前記入力要素および前記1次駆動輪に接続された第1出力要素と、
    前記2次駆動輪に接続された第2出力要素と、
    異なる角速度で回転可能である第1および第2クラッチ部材を有するクラッチであって、前記クラッチ部材間でトルクを伝達することが可能であり、前記第1クラッチ部材が前記入力要素に接続されているところのクラッチと、そして、
    軸線を中心に構成された第1、第2、第3および第4遊星要素を含む遊星歯車セットであって、前記第1遊星要素が前記第2クラッチ部材に接続され、前記第2遊星要素が前記入力要素に接続され、前記第3遊星要素が前記第2出力要素に接続され、そして、前記第4遊星要素が前記第1遊星要素および前記第3遊星要素間に位置しているところの遊星歯車セットと
    を備える伝達ケース。
  19. 前記クラッチが磁気粒子クラッチである、請求項18に記載の組合せ。

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