JP2005515924A - 実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ(20)は、固定パネル(58)とスライドパネル(48)とにより画定される窓開口部を有している。窓開口部の水平方向縁部の近傍に置配された、互いに平行であり、アセンブリの幅方向に延びる固定レール(42,52)は、スライドパネルの両端部に取り付けられたロケータレール(44,54)と嵌合する。開口部の垂直方向縁部の近傍で、固定パネルに取り付けられたピラーシール部材(62)は、スライドパネルが開口部を覆ったときに、スライドパネルとシール可能に接触する。また、開口部の水平方向の縁部を形成する固定パネル端部に取り付けられたスライドシール部材(46,56)は、スライドパネルが開口部を覆ったときに、スライドパネルとシール可能に接触する。
Description
本発明は窓フレームアセンブリに関し、詳しくは、車両の後部窓用のスライドパネル機構及びシールシステムを有するアセンブリに関する。さらに、詳しくは、本発明は、車両ボディフレームのボディ開口部に実質的にフラッシュ・サーフェス化された、車両の後部窓用のスライドパネル機構及びシールシステムを有する窓フレームアセンブリ、及びその製造方法に関する。
ピックアップトラックや他の関連する車両は、パッセンジャーコンパートメント内の座席のすぐ後ろにある、車両ボディ開口部に取り付けられたリアウィンドウ(後部窓)を有している。一般に、そのような後部窓は、ピックアップトラックの製造者にボディフレームアセンブリとして提供され、組立ラインで製造される新しい車両に取り付けられるか、補修部品市場にて自動車部品の小売店に提供され、既存のトラックの所有者に直接販売される。
後部窓アセンブリは、一般に、金属製の窓フレーム(例えばアルミ製である)を含んでおり、前記窓フレームは、その上端及び下端にガラスパネルをスライドさせるのを容易にするための溝を備えている。また、一般に、プラスチックのフレームがアセンブリ全体を取り囲んでいる。
そして、前記後部窓アセンブリは、車両ボディフレームの車両ボディ開口部に直接埋め込むことができる。このアセンブリは、接着剤及び/又は機械的な固定手段により、車両のボディ開口部に固定される。接着剤としては、ウレタン接着剤がよく使用される。そのような接着剤は、車両ボディ開口部又は後部窓アセンブリの取付面に、それら2つの構造体を接着のために接触させる前に、塗布される。そのような従来の構造では、結果として、溝、シール、及び様々な他の部品の累積厚さは、アセンブリのそれらの部分を車両ボディ開口部より外側に突き出させる原因となる。
さらに、ピックアップトラックの後部窓アセンブリは、水漏れなどの問題の原因となる。水漏れは、後部窓アセンブリとボディパネルの嵌合部で生じ、概して不適切な接着剤の塗布又はボディのゆがみにより引き起こされる。水漏れは、そのエッジにシールが伸張されている窓開口部の周囲で生じる。窓開口部の縁部(edge)は、複数の固定パネルで形成されている(固定パネル間には支柱が取り付けられている)。水漏れしないシーリングは、全ての窓開口部シール部材の完全性を保証するために、スライドパネルの全てのエッジで必要とされている。
後部窓アセンブリに用いられる主要な構造は、2つの金属製のブラケットを有し、その周囲に2つの溝が延びるアセンブリから構成されている。固定パネルは、パネル間の開口部の周りの外側の溝に固定された2つの水平方向及び2つの垂直方向のシール部材と間隙を介して、平面の外側の溝に取り付けられる。スライドパネルは、固定パネルと隣接する内側の溝に配置される。閉位置では、固定パネル間で窓開口部をシールすべく(及び必要ならば互いにシールすべく)、スライドパネルはシール部材とシール可能に嵌合する。また、開位置に動かすときは、スライドパネルは、外側の溝の固定パネルと重なるように(必要ならば互いに重なるように)、内側の溝をスライドする。
窓開口部シール部材は、ゴム、プラスチック、又は適切な物質(例えば、エチレンプロピレンジエンモノマー(ethylene propylene diene monomer:EPDM))から作られる。そして、水や埃がスライドパネルの周囲に侵入するのを防ぐべく、スライドパネルと弾力的に嵌合する、伸ばされたリップを含む。これらのシール部材は、固定パネル間の外側の溝に取り付けられる。窓開口部シール部材は、シール部材の周囲から水が漏れてアセンブリ内(最終的には車両のパッセンジャーコンパートメント内)に入るのを防ぐべく、リップでシール部材が十分な圧力を保っている間は、スライドパネルの水平方向の摺動を容易にする。
窓フレームアセンブリの周りにシール部材を正確に取り付けるために、手作業による製造段階が必要とされている。窓の製造者は、代わりの、しかし完全に満足できるものではないシーリングシステムを見つけた。それは、個々のゴム又は適切なシール部材を使用することなく窓フレームをシールする方法であり、それにより生産作業中の材料及び仕事コストを減少させ、スライドパネル周囲のシールの完全性を向上させることができる。
また、ゴム又は適切なシール部材は高価であり、取り付けるのも難しいので、前記方法は今もなお必要とされている(又は、ある実施形態では好ましい)。これらのシール部材が正確に取り付けられなかった場合は、水平の溝内に又は車両ボディ開口部の垂直方向の端部に沿って、水漏れが生じる。後部窓での、窓フレームアセンブリの周囲にこれらのシール部材を固定するための、改善された方法(例えば封止成形(encapsulation)など)が業界では望まれている。
さらに、上記した要件をシーリングするためには、いくつかのさらなる要件が要求されるが、その要件は、ピックアップトラックでスライドパネルアセンブリを使用するとしばしば問題が生じる。閉位置では、後部窓パネルアセンブリは、パッセンジャーコンパートメント内の騒音レベルを許容範囲に保つことを目的とする。車両から締め出されるべき騒音は、風や交通騒音に起因する。溝の排水孔や他の設計上の特徴は、衝突した水分を除去するために使用されるが、結果として車両のパッセンジャーコンパートメント内の騒音を増大させる。
高い又は可変するスライドさせる力が、後部窓パネルアセンブリにおける他の懸案事項である。スライドパネルは、一般にゴムやプラスチックのガイドを含んでおり、そのガイドによりスライド可能なパネルを下部の内部溝に固定している。スライド可能なパネルはガイド内で自由にスライドするが、その間は、ゴムのシーリング部材のリップをシール可能に嵌合すべく位置している。シールが不正確に取り付けられると(例えばズレのせいで)、移動可能なパネルはスライドするのが難しくなる。窓フレームの溝もまたズレるかもしれない。ゴム(又は適切なシール)と溝ガイドのスライド特性は、スライドパネルとシール間で必要なシール力を保っている間は、スライドパネルのスライドを可能にする。
後部窓アセンブリでしばしば生じる他の問題は、スライドパネルのガタツキである。スライドパネルが開位置に移動したとき、車両の運転中にパネルがガタつくのを防ぐべく、溝ガイドはスライドパネルを保持する。
車両において実質的にフラッシュ・サーフェス化された窓アセンブリを実現することは、スライドパネルアセンブリに適用される新たな基準である。実質的にフラッシュ・サーフェス化された窓アセンブリの利点は、車両のパッセンジャーコンパートメント全体の後部ボディフレームから突出するスライドパネルアセンブリと比べて、車両のアセンブリの外観が向上することである。
一般に、実質的にフラッシュ・サーフェス化されたスライドパネルアセンブリは、次の(1)〜(5)により実現される。
(1)窓アセンブリフレームとして、実質的な同一平面上に窓アセンブリのパネルを有する。
(2)スライドパネルが閉じられたときに固定パネルと同一平面であり、スライドグラスが開けられたときにスライドパネルを固定パネルの背後に移動することができるスライドパネルを有する。
(3)窓フレームアセンブリ全体を車両ボディフレームに嵌め込み、窓パネルの外面が、実質的に、車両ボディフレームと同一平面となるような位置となるようにする。
(4)スライドパネルを車両ボディ開口部の奥まった場所に移動させる。
(5)窓アセンブリを車両ボディフレームの平面に取り付け、実質的にフラッシュ・サーフェス化された外観を実現すべく、固定パネルとスライドパネルの分離を最小化する。
(1)窓アセンブリフレームとして、実質的な同一平面上に窓アセンブリのパネルを有する。
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(3)窓フレームアセンブリ全体を車両ボディフレームに嵌め込み、窓パネルの外面が、実質的に、車両ボディフレームと同一平面となるような位置となるようにする。
(4)スライドパネルを車両ボディ開口部の奥まった場所に移動させる。
(5)窓アセンブリを車両ボディフレームの平面に取り付け、実質的にフラッシュ・サーフェス化された外観を実現すべく、固定パネルとスライドパネルの分離を最小化する。
要約すれば、後部窓の窓アセンブリとスライドパネルアセンブリは、閉位置における水漏れ及び交通騒音を減少させる又は解消するための適切なシールを保つ。スライドパネルは、要求されるシールを妥協することなく、容易に動かすことができる。開位置では、パネルのガタツキを防ぐべく、スライドパネルアセンブリは溝内で固定される。外観としては、実質的にフラッシュ・サーフェス化することは、後部窓の窓アセンブリに提供することができる望ましい特長である。
従来、後部窓アセンブリをピックアップトラックのボディ開口部に固定するのには、接着剤が使用される。また、ゴム(又は適切なシール部材)とガイドをアセンブリに固定するのにも、接着剤が使用される。窓開口部シール部材及びガイド壁に対するスライドパネルアセンブリのスライドを容易にするために、スリップ塗料及び他の潤滑剤がしばしば使用される。同じ組立ラインにおいてそのような近傍に接着剤及び潤滑剤を適用することは、製造コストを増加させる。また、もし、それらを不正確に塗布した場合は、品質の問題が生じる。
ピックアップトラックの後部窓用の窓フレームアセンブリは、米国特許第5,294,168(Kronbetter)に開示されている。この窓アセンブリは、2つの溝を有する複合した上端及び下端のレール、固定ガラスとゴム(又は同等のシール部材)の2つの外側部品を取り付けるための外側溝、及びガイドとスライド窓を固定するための内側溝を備えている。
この特許では、窓フレームのアセンブリは、ガイドを内側溝に嵌め込むことにより始まる。窓フレームに固定窓パネルを固定するために、外側溝に接着剤が塗布される。スライド窓パネルはガイドに嵌め込まれ、下端の金属製の窓フレーム部分と、湾曲した上端の金属製の窓フレーム部分とが、溶接又は他の方法により一体に結合される。また、内側溝に嵌め込まれるスライドパネルがスライド可能かつシール可能となるように、窓フレームの外側溝にはシール部材が取り付けられる。そして、窓フレームアセンブリはピックアップトラックに取り付ける準備が整う。
この特許における窓アセンブリの金属製の窓フレームは、製造及び組み立てるためのコストが高い。例えばピックアップトラック製造では、現在、取り付けるのが容易で要求される機能を全て備えている、安上がりの窓アセンブリが求められている。
近年は、自動車用ガラスの供給者は、自動車の製造者に、反応射出成形法(reaction injection molding)により現場で(in situ)モールド成型されたウレタンガスケットを有するモジュール式組立品の窓を供給している。これらのガスケットは、ガラス窓の周縁部を封止(encapsulate)する。このことにより、車両のボディ開口部において、ガラスと車両のボディフレーム間が効果的にシールされる。ガスケットによる封止化(Encapsulation)は、板ガラスを適切なモールドに入れ、その後モールドに流体の塑性加工組成物を注入することにより実現される。このことにより、その窓フレームの周縁部では、組成物は重合し、板ガラスと接触し、そこにしっかりと付着して保存される。
反応射出成形プロセスの進行の前に、車両の窓アセンブリは、パネル板の周縁部の周囲に塗布される接着性シーリング材、適切な機械的固定手段(例えば、金属製クリップ)、及びパネル板の周縁部と車両ボディフレームの隣接部分との接合部を覆うべく配置される外部の装飾的な装飾ストリップを含む複数の要素から成っている。
初期の車両用の窓ガスケットは、モールド成形されたプラスチック材料(例えばポリ塩化ビニール)より作成されている。ポリ塩化ビニール(PVC)を射出成形処理するためには、比較的高い圧力が必要であるが、結果としてガラス破損や他の製造に関する問題が生じる。PVC窓アセンブリの製法は、米国特許第4,072, 340(Morgan)に開示されている。
1980年代に、窓モジュールを製造するために、ガラス破損を減らすことができ、ロボットにより自動車窓に取り付けるのが容易である、反応射出成形法による封入成形法(encapsulation process)が開発された。米国特許第4,561, 625(Weaver)は、反応射出成形技術を用いて、低圧下で、ポリウレタンを使用してガラスの周縁部にモールド成形する方法を説明している。ポリウレタンガスケットは、従来の接着性シール部材が不要であるという点で、大きな意義があった。ガラス板の周縁部と車両ボディフレームの隣接する部分との結合部を保護するために、補助的な金属製クリップと外部の装飾的装飾ストリップが配置される。
つい最近では、封入化されたフレームシール部材を製造するのには、PVCを使用した射出成形法が用いられる。PVC材料は、一般に、反応射出成形法で使用される材料よりも低価格であるので、好ましい結果をもたらしている。
米国特許第4,755, 339(Reilly他)と、米国特許第4,839, 122(Weaver)は、窓ガスケットの反応射出成形のための、さらに詳細な方法及び装置に関して開示している。
ガラスの機能性を向上させるために、金属製ブラケット及びスペーサが反応射出成形法組み込まれる。米国特許第4,662, 113(Weaver他)は、自動車のドア窓に使用される窓アセンブリを開示している。ブラケットは、窓ガラスと共にモールド内に入れられ、反応射出成形法によるガスケットの成形中は、窓ガラスと一体的に固定される。ブラケットは、自動車の窓ガラスを上げ下げするリンケージ又は他の駆動手段を窓ガラスに結合する方法を提供する。
米国特許第4,951, 927(Johnston他)は、2枚のガラス間のスペースを保つために使用されるスペーサ素子を開示している。このスペース素子は、ガラスを反応射出成形するべくモールド内に入れる前に、両ガラス板の窓フレーム周縁部の周囲に配置される。このことにより、両ガラス板の窓フレーム周縁部の周囲に、封入されたガスケットが成形され、複合ガラス構造体が作られる。
反応射出成形により成形されたガスケットの好ましい特徴により、いくつかのさらなる用途のために次の製法が使用される。米国特許第5,060, 440号(Weaver)は、反応射出成形中に、隣接するガスケットと弾力的に結合する2枚のガラス板を開示している。また、米国特許第4,996, 808号(Weaver)は、ガスケット成形過程の前に、前もって成形したプラスチック材料シートがモールド内に入れられた、封止された窓アセンブリを開示している。
つい最近では、熱可塑性エラストマーが適用される、シール部材を封入成形する技術が提案されている。米国特許第5,822, 932号(Agrawal他)では、一般的なRIM材料よりも優れた熱可塑性物質を融解処理して製造された金属製のガスケットの、改善された持続的な、障害に強い結合を開示している。
米国特許第6,293, 609号(Xu他)は、一般的なRIMウレタン及びPVC材料より優れた、熱可塑性エラストマーの潜在的な利点(1)〜(8)について言及している
(1)シール部材が長期に渡って紫外線にさらされた場合の、シール部材の寿命の向上。
(2)シール部材の製造するための製作所要時間の短縮。
(3)材料コストの低減。
(4)シール部材及び窓パネル間の張力又は剪断力に対する耐性の向上による、シール部材の寿命の長期化。
(5)ガスケット及びシーリング材が不用となるため、シール部材の製造が簡略化されること。
(6)低温作業特性の向上。
(7)耐クリープ性の向上(クリープはシール部材の所望するシーリング位置からの移動であるため)。
(1)シール部材が長期に渡って紫外線にさらされた場合の、シール部材の寿命の向上。
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(5)ガスケット及びシーリング材が不用となるため、シール部材の製造が簡略化されること。
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実質的にフラッシュ・サーフェス化されたスライド窓アセンブリに関しては、米国特許第5,442, 880号(Gipson)が、パネルの外側の面を、スライド窓アセンブリの周縁部フレームとして、実質的に同じ平面に置くことにより、実質的にフラッシュ・サーフェス化することを実現している。しかしながら、この特許では、パネルの外側の面と、周縁部フレームの外側の面は、車両フレームの外側の表面から突き出て見える。
米国特許第5, 522, 191号(Wenner他)では、スライド窓アセンブリを、車両のパッセンジャーコンパートメントの内部に突き出させて、スライド窓アセンブリの外側の表面を、近隣のボディパネルの輪郭と基本的に同一平面にさせることにより、実質的にフラッシュ・サーフェス化することを実現している。
米国特許第5,542, 214号(Buening)は、スライドガラスが閉位置のときに、スライドガラスを固定ガラス面と同一面となるように配置させる構造を使用している。スライドガラス窓枠は、固定窓枠と同一面となるように移動する。スライドガラス窓枠を開くためには、スライドガラスを、車両のパッセンジャーコンパートメント内部及び固定ガラス窓枠の後ろ側に移動させるための構造として、溝付きのスライドが提供されている。
米国特許第5,799, 444号(Freimark他)では、窓開口部を閉じたときに、固定ガラス窓枠内に実質的にフラッシュ・サーフェス化されたスライド車両窓を開示している。カム機構を使用することにより、スライドガラス窓枠は、車両のパッセンジャーコンパートメントの内部に配置される。このことにより、スライドガラス窓枠を窓開口部から移動させた後、固定ガラスパネルの背後に移動させることができる。
米国特許第6,220, 650号(Davis他)では、車両の側部にある三角窓又は後部窓に使用することができ、スライド可能な窓がドアパネル内又は後部の奥まった場所のパネル内で下がることができる、従来の車両の側部の窓と酷似した、実質的にフラッシュ・サーフェス化されたスライドガラスパネルを提供している。
(発明の概要)
実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリは、窓開口部の少なくとも一部を画定すべく配置された少なくとも1つの固定パネルと、固定パネルの主面上で互いに平行となるように配置された、窓開口部の上方に位置する第1固定レール及び窓開口部の下方に位置する第2固定レールとを備えている。前記車両用窓フレームアセンブリは、さらに、少なくとも1つのスライドパネル、第1のスライドパネル端部に配置される第1のロケータレール、及び第2のスライドパネル端部に配置される第2のロケータレールを有するスライドパネルアセンブリを備えている。スライドパネルは、互いに反対側にある第1及び第2のスライドパネル端部と、少なくとも1つの主面を有している。
実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリは、窓開口部の少なくとも一部を画定すべく配置された少なくとも1つの固定パネルと、固定パネルの主面上で互いに平行となるように配置された、窓開口部の上方に位置する第1固定レール及び窓開口部の下方に位置する第2固定レールとを備えている。前記車両用窓フレームアセンブリは、さらに、少なくとも1つのスライドパネル、第1のスライドパネル端部に配置される第1のロケータレール、及び第2のスライドパネル端部に配置される第2のロケータレールを有するスライドパネルアセンブリを備えている。スライドパネルは、互いに反対側にある第1及び第2のスライドパネル端部と、少なくとも1つの主面を有している。
前記車両用窓フレームアセンブリは、さらに、前記第1固定レールと嵌合して接触する第1ロケータレールと、前記第2固定レールと嵌合して接触する第2ロケータレールとを備えており、これらのレールによりスライドパネルアセンブリは、両固定レール上をスライド動作することが可能となり、さらには窓開口部を少なくとも部分的に閉めることが可能となる。
窓開口部から車両のパッセンジャーコンパートメント内に騒音及び水分が入るのを防ぐために、窓開口部の上側及び下側部分の互いに反対側の端部には、第1及び第2のスライドシール部材が配置される。また、窓開口部の垂直方向の互いに反対側の端部には、ピラーシール部材が配置される。スライドシール部材及びピラーシール部材の両方は、スライドパネルが窓開口部を少なくとも部分的に閉じたときに、スライドパネルとシール可能に接触する。
結果として、アセンブリの実質的なフラッシュ・サーフェス化は、窓フレームアセンブリ、固定パネル、及びスライドパネルを、実質的な車両ボディフレームの外部の平面に、取り付けることにより実現される。
本発明のさらなる目的及び利点は、後述する詳細な説明及び添付した特許請求の範囲により明らかになろう。
図1は、車両のパッセンジャーコンパートメント内から見た、実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ10の一部を示す立面図である。図1では、窓開口部60の一部が示されている。図1に示すように、窓フレームアセンブリ20は、窓フレーム周縁部68にて、車両ボディフレーム30の車両ボディ開口部65に取り付けられている。
図2は図1の2−2線断面図であり、図1における上側部分を示している。図2は、車両ボディ開口部65の外面と内面との間における窓フレームアセンブリ20の累積厚さにより、実質的にフラッシュ・サーフェス化された外観が実現されることを示している。第1固定レール42は、第1フェイシアパネル40の第1フェイシア面47に取り付けられる。窓フレームアセンブリ20の長さ方向に延びる第1固定レール42は、窓フレームアセンブリ20のスライド動作を可能にすべく、第1ロケータレール44を含むスライドパネルアセンブリ66と嵌合し、スライドパネルアセンブリ66用のスライド経路を形成する。第1ロケータレール44は、少なくとも1つのスライドパネル48の第1スライドパネル端部45に取り付けられている。第1フェイシアパネル40としては、例えばガラスやプラスチックを用いることができる。また、前記少なくとも1つのスライドパネル48としては、例えばガラスやプラスチックを用いることができる。
第1スライドシール部材46は、第1フェイシアパネル40の第1フェイシア端部41に取り付けられている。第1スライドシール部材46は、車両のパッセンジャーコンパートメントの外側で、少なくとも1つのスライドパネル48のスライド面49とシール可能に接触する。この第1スライドシール部材46は、スライドパネルアセンブリ66が窓開口部60を閉じたときに、騒音及び水が車両のパッセンジャーコンパートメント内に入るのを防止する。第1スライドシール部材46としては、例えば、エチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)を用いることができる。車両のボディ開口部65では、窓フレーム周縁部68上に窓フレームアセンブリシール部材64が配置されている。窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、反応射出成形法又は熱可塑性エラストマー射出成形法により成形することができる、封止成形方法(encapsulation process)を用いることができる。また、窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、窓フレーム周縁部68上及びその周囲に配置される、片側だけ又は片側と端部だけの窓フレームアセンブリシール部材64を用いることができる。
図3は図1の3−3線断面図であり、図1における上側部分を示している。第1固定レール42は、少なくとも1つの固定パネル58の固定パネル面59に取り付けられている。第1固定レール42は、第1ロケータレール44と嵌合し、第1ロケータレール44用のスライド経路を形成する。第1ロケータレール44は、少なくとも1つのスライドパネル48の第1スライドパネル端部45に取り付けられている。この第1固定レール42は、次の(1)〜(3)のために作用する。
(1)窓フレームアセンブリ20内に、第1ロケータレール44及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体を収容する。
(2)前記集合体(第1ロケータレール44及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体)と、少なくとも1つの固定パネル58との間の分離を維持する。
(3)前記集合体(第1ロケータレール44及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体)で、窓フレームアセンブリ20の上側の部分をスライドさせる。
固定パネル58としては、例えば、ガラスやプラスチックを用いることができる。
(1)窓フレームアセンブリ20内に、第1ロケータレール44及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体を収容する。
(2)前記集合体(第1ロケータレール44及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体)と、少なくとも1つの固定パネル58との間の分離を維持する。
(3)前記集合体(第1ロケータレール44及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体)で、窓フレームアセンブリ20の上側の部分をスライドさせる。
固定パネル58としては、例えば、ガラスやプラスチックを用いることができる。
ピラーシール部材62は、窓開口部60(図1参照)の近傍で、少なくとも1つの固定パネル58の固定パネル面59に取り付けられている。少なくとも1つのスライドパネル48が窓開口部60を閉じたときに、騒音及び水が車両のパッセンジャーコンパートメント内に入るのを防止するために、ピラーシール部材62は、少なくとも1つのスライドパネル48と、外側のスライド面49においてシール可能に接触する。ピラーシール部材62としては、例えばエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)を用いることができる。車両のボディ開口部65では、窓フレーム周縁部68上に窓フレームアセンブリシール部材64が配置されている。窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、反応射出成形法又は熱可塑性エラストマー射出成形法により成形することができる、封止成形方法(encapsulation process)を用いることができる。また、窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、窓フレーム周縁部68上及びその周囲に配置される、片側だけ又は片側と端部だけの窓フレームアセンブリシール部材64を用いることができる。
図4は図1の4−4線断面図であり、図1における上側部分を示している。窓フレームアセンブリ20は、車両ボディフレーム30に配置されている。第1固定レール42は、少なくとも1つの固定パネル58の固定パネル面59に取り付けられている。車両のボディ開口部65では、窓フレーム周縁部68上に窓フレームアセンブリシール部材64が配置されている。窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、反応射出成形法又は熱可塑性エラストマー射出成形法により成形することができる、封止成形方法(encapsulation process)を用いることができる。また、窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、窓フレーム周縁部68上及びその周囲に配置される、片側だけ又は片側と端部だけの窓フレームアセンブリシール部材64を用いることができる。
図5は、車両のパッセンジャーコンパートメント内から見た、実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ10の下側部分の一部を破断して示す立面図である。図1では、窓開口部60の一部が示されている。図5に示すように、窓フレームアセンブリ20は、車両ボディフレーム30の車両ボディ開口部65に取り付けられている。第2スライドシール部材56は、第2フェイシアパネル50の第2フェイシア端部51に取り付けられる。固定パネル58が、第1フェイシアパネル40及び第2フェイシアパネル50を含んでいることに留意されたい。第2スライドシール部材56は、騒音及び水が車両のパッセンジャーコンパートメント内に入るのを防止すべく、固定パネル端部61の近傍に配置されているピラーシール部材62と共に作用する。第2フェイシア端部51は、固定パネル端部61に対して垂直である。また、スライドシール部材56は、ピラーシール部材62に対して垂直である。第2フェイシアパネル50としては、例えばガラスやプラスチックを用いることができる。第2スライドシール部材56としては、例えばエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)を用いることができる。
また、第2固定レール52は、窓フレームアセンブリ20の全長に延びており、第2フェイシアパネル50と少なくとも1つの固定パネル58に取り付けられている。また、第2フェイシア端部51により形成されている窓開口部60と平行に延び、近接している。第2固定レール52は、第2ロケータレール54と嵌合している。第2ロケータレール54は、少なくとも1つのスライドパネル48の第2スライドパネル端部55に取り付けられている。第1固定レール42と第2固定レール52は互いに平行である。
図6は図1の2−2線断面図であり、図1における下側部分を示している。第2固定レール52は、第2フェイシアパネル50の第2フェイシア面57に取り付けられている。第2固定レール52は、窓フレームアセンブリ20のスライド動作を可能にすべく、スライドパネルアセンブリ66と嵌合し、スライドパネルアセンブリ66用のスライド経路を形成する。スライドパネルアセンブリ66は、少なくとも1つのスライドパネル48の第2スライドパネル端部55に取り付けられた第2ロケータレール54を含んでいる。
第2スライドシール部材56は、第2フェイシアパネル50の第2フェイシア端部51に取り付けられている。第2スライドシール部材56は、車両のパッセンジャーコンパートメントの外側で、少なくとも1つのスライドパネル48のスライド面49と、シール可能に接触する。この第2スライドシール部材56は、少なくとも1つのスライドパネル48が窓開口部60を閉じたときに、騒音及び水が車両のパッセンジャーコンパートメント内に入るのを防止する。車両ボディフレーム30の車両のボディ開口部65では、窓フレーム周縁部68上に窓フレームアセンブリシール部材64が配置されている。窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、反応射出成形法又は熱可塑性エラストマー射出成形法により成形することができる、封止成形方法(encapsulation process)を用いることができる。また、窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、窓フレーム周縁部68上及びその周囲に配置される、片側だけ又は片側と端部だけの窓フレームアセンブリシール部材64を用いることができる。
図7は図1の3−3線断面図であり、図1における下側部分を示している。第2固定レール52は、少なくとも1つの固定パネル58の固定パネル面59に取り付けられている。第2固定レール52は、第2ロケータレール54と嵌合し、第2ロケータレール54用のスライド経路を形成する。第2ロケータレール54は、少なくとも1つのスライドパネル48の第2スライドパネル端部55に取り付けられている。この第2固定レール52は、次の(1)〜(3)のために作用する。
これは、次の(1)〜(3)のために作用する。
(1)窓フレームアセンブリ20内に、第2ロケータレール54及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合を収容する。
(2)前記集合体(第2ロケータレール54及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体)と、少なくとも1つの固定パネル58との間の離間を維持する。
(3)前記集合体(第2ロケータレール54及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体)で、窓フレームアセンブリ20の上側の部分をスライドさせる。
これは、次の(1)〜(3)のために作用する。
(1)窓フレームアセンブリ20内に、第2ロケータレール54及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合を収容する。
(2)前記集合体(第2ロケータレール54及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体)と、少なくとも1つの固定パネル58との間の離間を維持する。
(3)前記集合体(第2ロケータレール54及び少なくとも1つのスライドパネル48の集合体)で、窓フレームアセンブリ20の上側の部分をスライドさせる。
ピラーシール部材62は、窓開口部60(図5参照)の近傍で、少なくとも1つの固定パネル58の固定パネル面59に取り付けられている。少なくとも1つのスライドパネル48が窓開口部60を閉じたときに、騒音及び水が車両のパッセンジャーコンパートメント内に入るのを防止するために、ピラーシール部材62は、少なくとも1つのスライドパネル48と、外側のスライド面49においてシール可能に接触する。車両ボディフレーム30の車両ボディ開口部65では、窓フレーム周縁部68上に窓フレームアセンブリシール部材64が配置される。窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、反応射出成形法又は熱可塑性エラストマー射出成形法により成形することができる、封止成形方法(encapsulation process)を用いることができる。また、窓フレームアセンブリシール部材64としては、例えば、窓フレーム周縁部68上及びその周囲に配置される、片側だけ又は片側と端部だけの窓フレームアセンブリシール部材64を用いることができる。
図8は図1の4−4線断面図であり、図1における下側部分を示している。第2固定レール52は、少なくとも1つの固定パネル58の固定パネル面59に取り付けられている。車両ボディフレーム30の車両ボディ開口部65では、窓フレーム周縁部68上に窓フレームアセンブリシール部材64が配置されている。
図9は、窓開口部60の側方から見た、実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ10の断面を示す斜視図である。車両ボディフレーム30は、少なくとも1つの固定パネル58を取り囲んでいる。固定パネル58上には、第2固定レール52、ピラーシール部材62、第2スライドシール部材56、及び窓フレームアセンブリシール部材64が配置されている。ピラーシール部材62と第2スライドシール部材56は互いにシールしている。また、窓フレームアセンブリシール部材64と車両ボディフレーム30は互いにシールしている。少なくとも1つのスライドパネル48はスライド面49を有し、スライド面49上には第2ロケータレール54が配置されている。第2ロケータレール54を介して、第2スライドパネル端部55上に配置されている、少なくとも1つのスライドパネル48は第2ロケータレール54と嵌合して接触している。第2ロケータレール54は、少なくとも1つのスライドパネル48が、第2スライドパネル端部52の全長をスライド動作することを可能にし、少なくとも1つのスライドパネル48が窓開口部60を部分的に閉じることを可能にする。
少なくとも1つのスライドパネル48は、少なくとも1つのスライドパネル48が窓開口部60を少なくとも部分的に閉じたときに、ピラーシール部材62及び第2スライドシール部材56とシール可能に接触する。このことにより、騒音及び水が窓開口部60を通過するのを防止する。
実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリの製造方法は、下記の(1)〜(11)のステップを含んでいる。
(1)第1フェイシアパネル、第2フェイシアパネル、及び2つの固定パネルが隣接する間に、窓開口部を形成するステップ。
(2)隣接する第1フェイシアパネル、第2フェイシアパネル、及び2つの固定パネルを、窓開口部から離れる方向に延ばすことにより、窓フレーム周縁部を形成するステップ。
(3)第1フェイシアパネルの第1フェイシア面に、第1固定レールを配置するステップ。
(4)第2フェイシアパネルの第2フェイシア面に、第2固定レールを配置するステップ。
(5)窓フレーム周縁部上に窓フレームアセンブリシール部材を配置するステップ。
(6)少なくとも1つのスライドパネルの第1スライドパネル端部上に第1ロケータレールを配置するステップ。
(7)少なくとも1つのスライドパネルの第2スライドパネル端部上に第2ロケータレールを配置するステップ。
(8)少なくとも1つのスライドパネル、第1ロケータレール、及び第2ロケータレールの集合体を、第1固定レールと第2固定レールの間に取り付けるステップ。
(9)第1フェイシア端部に第1スライドシール部材を配置するステップ。
(10)第2フェイシア端部に第2スライドシール部材を配置するステップ。
(11)各固定パネルの表面にピラーシール部材を配置するステップ。
(1)第1フェイシアパネル、第2フェイシアパネル、及び2つの固定パネルが隣接する間に、窓開口部を形成するステップ。
(2)隣接する第1フェイシアパネル、第2フェイシアパネル、及び2つの固定パネルを、窓開口部から離れる方向に延ばすことにより、窓フレーム周縁部を形成するステップ。
(3)第1フェイシアパネルの第1フェイシア面に、第1固定レールを配置するステップ。
(4)第2フェイシアパネルの第2フェイシア面に、第2固定レールを配置するステップ。
(5)窓フレーム周縁部上に窓フレームアセンブリシール部材を配置するステップ。
(6)少なくとも1つのスライドパネルの第1スライドパネル端部上に第1ロケータレールを配置するステップ。
(7)少なくとも1つのスライドパネルの第2スライドパネル端部上に第2ロケータレールを配置するステップ。
(8)少なくとも1つのスライドパネル、第1ロケータレール、及び第2ロケータレールの集合体を、第1固定レールと第2固定レールの間に取り付けるステップ。
(9)第1フェイシア端部に第1スライドシール部材を配置するステップ。
(10)第2フェイシア端部に第2スライドシール部材を配置するステップ。
(11)各固定パネルの表面にピラーシール部材を配置するステップ。
10 実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ
20 窓フレームアセンブリ
30 車両ボディフレーム
60 窓開口部
65 車両ボディ開口部
68 窓フレーム周縁部
20 窓フレームアセンブリ
30 車両ボディフレーム
60 窓開口部
65 車両ボディ開口部
68 窓フレーム周縁部
Claims (24)
- 窓開口部の少なくとも一部を画定すべく配置された少なくとも1つの固定パネルと、
前記固定パネルの主面上で互いに平行となるように配置された、前記窓開口部の上方に位置する第1固定レール及び前記窓開口部の下方に位置する第2固定レールと、
互いに反対側にある第1及び第2スライドパネル端部と少なくとも1つの主面を有する少なくとも1つのスライドパネル、前記第1スライドパネル端部上に配置された第1ロケータレール、及び前記第2スライドパネル端部上に配置された第2ロケータレールを含んでいるスライドパネルアセンブリとを備えており、
前記第1ロケータレールは前記第1固定レールと嵌合して接触しており、前記第2ロケータレールは前記第2固定レールと嵌合して接触しており、前記スライドパネルアセンブリは前記両固定レール上で滑動することができ、前記スライドパネルアセンブリは前記窓開口部を少なくとも部分的に閉じることができることを特徴とする窓フレームアセンブリ。 - 互いに反対側にある固定パネル両端部の全体に実質的に配置され、互いにシール可能に隣接し、前記スライドパネルが前記窓開口部の少なくとも一部を閉じたときに、前記スライドパネルの前記少なくとも1つの主面とシール可能に接触することができるスライドシール部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の窓フレームアセンブリ。
- 少なくとも1つの固定パネルの主面上に前記固定パネル両端部の残り全体に渡って配置され、互いにシール可能に隣接し、前記スライドシール部材とシール可能に隣接し、前記スライドパネルが前記窓開口部の少なくとも一部を閉じたときに、前記スライドパネルの前記少なくとも1つの主面とシール可能に接触することができ、そのことにより水分及び騒音が前記窓開口部を通過するのを防ぐピラーシール部材をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の窓フレームアセンブリ。
- 窓開口部を形成するために配置され、窓フレーム周縁部に配置されたシール部材を有しており、固定パネル端部を有する少なくとも1つの固定パネルと、
前記固定パネルの主面上で互いに平行に配置されており、前記窓開口部の上方及び下方に位置する第1固定レール及び第2固定レールと、
第1及び第2スライドパネル端部と少なくとも1つの主面を有する少なくとも1つのスライドパネル、第1スライドパネル端部上に配置された第1ロケータレール、及び前記第2スライドパネル端部上に配置された第2ロケータレールとを有しており、前記第1及び第2固定レールと嵌合して接触し、前記両固定レールの全長に渡って滑動することができるように配置され、前記窓開口部を少なくとも部分的に閉じることができるスライドパネルアセンブリと、
互いに反対側にある固定パネル両端部の全体に実質的に配置され、互いにシール可能に隣接し、前記スライドパネルが前記窓開口部の少なくとも一部を閉じたときに、前記スライドパネルの少なくとも1つの主面とシール可能に接触することができるスライドシール部材と、
少なくとも1つの固定パネルの主面上に前記固定パネル両端部の残り全体に渡って配置され、互いにシール可能に隣接し、前記スライドシール部材とシール可能に隣接し、前記スライドパネルが前記窓開口部の少なくとも一部を閉じたときに、前記スライドパネルの前記少なくとも1つの主面とシール可能に接触することができ、そのことにより水分及び騒音が前記窓開口部を通過するのを防ぐピラーシール部材と
を備えていることを特徴とする窓フレームアセンブリ。 - 互いに間隙を介して平行に配置された、第1フェイシア端部を有する第1フェイシアパネル及び第2フェイシア端部を有する第2フェイシアパネルと、
互いに間隙を介して平行に配置され、それぞれ固定パネル端部を有する2つの固定パネルと、
前記第1フェイシアパネルの第1フェイシア面上に配置され、窓開口部の近傍に位置し、前記第1フェイシア端部と平行であり、窓フレーム周縁部に向かって延びる第1固定レールと、
前記第2フェイシアパネルの第2フェイシア面上に配置され、前記窓開口部の近傍に位置し、前記第2フェイシア端部と平行であり、窓フレーム周縁部に向かって延びる第2固定レールと、
前記窓フレーム周縁部上に配置される窓フレームアセンブリシール部材とを備えており、
前記第1フェイシア端部、第2フェイシア端部及び2つの固定パネル端部の間に窓開口部を形成すべく、前記第1及び第2フェイシア端部は前記固定パネル端部に対して垂直であり、前記第1フェイシアパネル、前記第2フェイシアパネル及び前記2つの固定パネルは、窓フレーム周縁部を形成すべく、互いに隣接しつつ、前記窓開口部から離れて延びていることを特徴とする窓フレームアセンブリ。 - 前記第1フェイシアパネル、前記第2フェイシアパネル及び前記2つの固定パネルは、ガラスから成ることを特徴とする請求項5に記載の窓フレームアセンブリ。
- 前記第1フェイシアパネル、前記第2フェイシアパネル及び前記2つの固定パネルは、プラスチックから成ることを特徴とする請求項5に記載の窓フレームアセンブリ。
- 前記窓フレームアセンブリシール部材は、封止可能なシール部材から成ることを特徴とする請求項5に記載の窓フレームアセンブリ。
- 前記封止可能なシール部材は、反応射出成形法により成形されることを特徴とする請求項8に記載の窓フレームアセンブリ。
- 前記封止可能なシール部材は、熱可塑性エラストマー成形法により成形されることを特徴とする請求項8に記載の窓フレームアセンブリ。
- 第1スライドパネル端部及び第1スライドパネル端部を有する少なくとも1つのスライドパネルと、
前記第1スライドパネル端部上に配置される第1ロケータレールと、
前記第2スライドパネル端部上に配置される第2ロケータレールと
を備えていることを特徴とするスライドパネルアセンブリ。 - 前記少なくとも1つのスライドパネルは、ガラスから成ることを特徴とする請求項11に記載のスライドパネルアセンブリ。
- 前記少なくとも1つのスライドパネルは、プラスチックから成ることを特徴とする請求項11に記載のスライドパネルアセンブリ。
- 互いに間隙を介して平行に配置された、第1フェイシア端部を有する第1フェイシアパネル及び第2フェイシア端部を有する第2フェイシアパネルと、
互いに間隙を介して平行に配置され、それぞれ固定パネル端部を有する2つの固定パネルと、
前記第1フェイシアパネルの第1フェイシア面上に配置され、窓開口部の近傍に位置し、前記第1フェイシア端部と平行であり、窓フレーム周縁部に向かって延びる第1固定レールと、
前記第2フェイシアパネルの第2フェイシア面上に配置され、前記窓開口部の近傍に位置し、前記第2フェイシア端部と平行であり、窓フレーム周縁部に向かって延びる第2固定レールと、
前記窓フレーム周縁部上に配置された窓フレームと、
第1スライドパネル端部及び第2スライドパネル端部を有する少なくとも1つのスライドパネルと
それらの間に少なくとも1つのスライドパネルと共に、及び前記第2固定レールと嵌合して接触する第2ロケータレールと、
第1スライドパネル端部上に配置され、前記第1固定レールと嵌合して接触する第1ロケータレールと、
第2スライドパネル端部上に配置され、前記第2固定レールと嵌合して接触する第2ロケータレールと、
前記第1固定レール及び前記第2固定レール間を、窓フレームアセンブリの全長に渡って、スライド可能に移動できるように構成された集合体と、
前記窓開口部の幅方向に、及び前記窓開口部と平行に、前記第1フェイシアパネル上に配置された第1スライドシール部材と、
前記窓開口部の幅方向に、及び前記窓開口部と平行に、前記第2フェイシアパネル上に配置された第2スライドシール部材と、
前記第2つの固定パネルの各固定パネル面上に配置された2つのピラーシール部材とを備えており、
前記第1及び第2フェイシア端部は前記固定パネル端部に対して垂直であり、前記第1フェイシア端部、前記第2フェイシア端部及び前記2つの固定パネル端部の間に窓開口部を形成し、前記第1フェイシアパネル、前記第2フェイシアパネル及び前記2つの固定パネルは、窓フレーム周縁部を形成すべく、互いに隣接しつつ、前記窓開口部から離れて延びており、
前記第1固定レール及び前記第2固定レールは、窓フレームアセンブリの全長に渡って互いに平行であり、
第1ロケータレールと第2ロケータレールとの間には、少なくとも1つのスライドパネルが一体となっており、
各ピラーシール部材は、平行であり、前記窓開口部の幅方向に延びており、前記第1及び第2スライドシール部材に対して垂直であり、第1及び第2スライドシール部材に対してシール可能に隣接しており、
前記第1スライドシール部材は、少なくとも1つのスライドパネルが前記窓開口部を横切ったときに、騒音及び水分が前記窓開口部を通過するのを防ぐべく、前記第2スライドシール部材と共に、さらには各ピラーシール部材と共に、車両の外側に露出する少なくとも1つのスライドパネルのスライド面とシール可能に接触し、
前記窓フレームアセンブリシール部材、前記固定パネル、前記第1フェイシアパネル、前記第2フェイシアパネル、前記第1固定レール、前記第2固定レール、前記第1ロケータレール、前記第2ロケータレール、前記少なくとも1つのスライドパネル、前記ピラーシール部材、前記第1スライドシール部材、及び前記第2スライドシール部材の集合体は、車両ボディフレームの車両ボディ開口部内に配置され、
さらには、車両ボディ開口部内の前記集合体の累積厚さは、前記集合体を車両ボディフレーム外部の平面上に配置させることを特徴とする実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。 - 前記第1フェイシアパネル、前記第2フェイシアパネル、前記2つの固定パネル、及び前記少なくとも2つのスライドパネルは、ガラスから成ることを特徴とする請求項14に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 前記第1フェイシアパネル、前記第2フェイシアパネル、前記2つの固定パネル、及び前記少なくとも2つのスライドパネルは、プラスチックから成ることを特徴とする請求項14に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 前記窓フレームアセンブリシール部材は、封止可能なシール部材から成ることを特徴とする請求項14に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 前記封止可能なシール部材は、反応射出成形法により成形されることを特徴とする請求項17に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 前記封止可能なシール部材は、熱可塑性エラストマー成形法により成形されることを特徴とする請求項17に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 前記スライドシール部材は、エチレンプロピレンジエンモノマーから成ることを特徴とする請求項14に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 前記ピラーシール部材は、エチレンプロピレンジエンモノマーから成ることを特徴とする請求項14に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 前記窓フレームアセンブリシール部材は、前記固定パネルの表面上に配置される片側だけのシール部材から成ることを特徴とする請求項14に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 前記窓フレームアセンブリシール部材は、前記固定パネルの表面及び窓フレーム周縁部上に配置される、片側だけ及び端部だけのシール部材から成ることを特徴とする請求項14に記載の実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリ。
- 第1フェイシアパネル、第2フェイシアパネル、及び2つの固定パネルが隣接する間に、窓開口部を形成するステップと、
隣接する前記第1フェイシアパネル、前記第2フェイシアパネル、及び前記2つの固定パネルを、前記窓開口部から離れる方向に延ばすことにより、窓フレーム周縁部を形成するステップと、
前記第1フェイシアパネルの第1フェイシア面に、第1固定レールを配置するステップと、
前記第2フェイシアパネルの第2フェイシア面に、第2固定レールを配置するステップと、
前記窓フレーム周縁部上に窓フレームアセンブリシール部材を配置するステップと、
少なくとも1つのスライドパネルの第1スライドパネル端部上に第1ロケータレールを配置するステップと、
少なくとも1つのスライドパネルの第2スライドパネル端部上に第2ロケータレールを配置するステップと、
前記少なくとも1つのスライドパネル、前記第1ロケータレール、及び前記第2ロケータレールの集合体を、前記第1固定レールと前記第2固定レールの間に取り付けるステップと、
前記第1フェイシア端部に第1スライドシール部材を配置するステップと、
前記第2フェイシア端部に第2スライドシール部材を配置するステップと、
各固定パネルの表面にピラーシール部材を配置するステップと
を含むことを特徴とする実質的にフラッシュ・サーフェス化された車両用窓フレームアセンブリの製造方法。
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