JP2005515417A - 対称減偏光光ファイバジャイロスコープ - Google Patents
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Abstract
Description
ループ10を通って反対方向に伝播する電磁波は、光源11によって提供される。この源は、通常、広帯域光源であり、たとえば、約830nmから1550nmの波長の範囲にわたって、一般にスペクトルの近赤外線部分において電磁波を提供する半導体超ルミネセントダイオードまたは希土類ドープファイバ光源である。源11は、ループ10の散乱サイトにおけるローリー散乱およびフレネル散乱によるこれらの波の位相シフト差誤差を低減するために、放出光について短いコヒーレンス長を提示することが好ましい。広帯域源は、偏光の誤り状態における光の伝播によって生じる誤差を低減するようにも作用する。
i=(I0/2)η(1+cos(φR+φbcosωbt))
上式で、I0は、反時計方向の波に位相差がない場合の光検出器14における光強度の大きさ、ηは、検出器応答度係数である。
ここで図3を参照すると、複屈折ファイバ40Aが、直交軸xおよびy、すなわちそれぞれNxおよびNyの間の屈折率の差を提示するように適切に設計される。複屈折は、図3に示すように、楕円コアを使用することにより、または応力ロッドを複屈折ファイバ40A内に埋め込むことによって、導入することが可能である。45度スプライスを介してなど、45度の角度でファイバに入る光のパルス304は、2つの成分に分割される:ΔLoptの遅延によって分離される高速軸に沿ったAx308および低速軸に沿ったAy306。減偏光子40Aを使用することにより、高価なPMファイバ40(a)および40(b)をループ10に使用する必要性が回避されるので、コストが著しく抑えられる。
x=1100LB
y=800LB
w=2x=2200LB
z=1900LB
s=4400LB
SMセクション458、454、および456の長さは、それぞれ約100LBであり、IOC16の長さLは、約47mmである。
より具体的には、t2、t01、t04、ta、tb、t1、t2、t3、およびt4は、それぞれ、セクション460における複屈折誘起遅延、スプライス464からスプライス450までのIOC16、スプライス464からスプライス452までのIOC16、セクション454、セクション456、セクション432、セクション434、セクション444、およびセクション442を記述する。変数ks、k0、k1、k4、ka、およびkbは、それぞれ、スプライス462、464、450、452、431、および441において生じる小さい偏光交差結合を記述する。角度ΔΘ(「デルタシータ」または「dth」)およびΔΨ(「デルタプサイ」または「dpsi」)を使用して、スプライス433および443に存在する小さい誤整列をそれぞれ表す。
ts=s
ta=100
tb=100
t01=47.0/Lb;(*47mm−IOCチップの長さ*)
t04=47.0/Lb+0.125/Lb
t1=y
t2=2×(*より長い減偏光子セグメント*)
t3=×(*より短い減偏光子セグメント*)
t4=Abs[y]+Abs[x];(*同一長の制約*)
dpsi=1.5/180N[Pi](*45°からの偏差*)
dth=1.5/180N[Pi]
k=10.0^(−1.5)(*交差結合点*)
ka=10.0^(−1.5)
kb=10.0^(−1.5)
ks=1.0
k0=10.0^(−1.5)
k1=10.0^(−1.5)
k4=10.0^(−1.5)
eps=10.0^(−3.0)(*60db偏光子*)
dPow=10.0^(−1.5)(*偏光度*)
したがって、変数t1、t2、t3、およびt4は、xおよびyについて表され、w=2xおよびz=x+yである。EpsErrについて導出された関係によれば、偏光誤差の応答曲面グラフが、x、y、およびsの異なる値について適切に生成される。次いで、偏光誤差が妥当な最小値にあるように、1組のパラメータ値を選択することが可能である。好ましい実施形態では、上述したように、x=1100LB、y=800LB、w=2x=2200LB、z=1900LB、およびs=4400LBの値は、適切な最適値を生成し、この場合、SMセクション458、454、および456の長さは、それぞれ約100LBであり、IOC16の長さLは、約47mmである。
Claims (23)
- 第1の端部および第2の端部を有する単一モード光ファイバを含むループと、前記ループに結合された減偏光子領域とを備え、
前記減偏光子領域は、第1のスプライスを介して第2の光ファイバセクションに結合された第1の光ファイバセクション、および第3のスプライスを介して第4の光ファイバに結合された第3の光ファイバセクションを含み、前記第1の光ファイバセクションは、第2のスプライスを介して前記ループの前記第1の端部に結合され、前記第3のファイバセクションが、第4のスプライスを介して前記ループの前記第2の端部に結合され、前記第1のファイバセクション、前記第2のファイバセクション、前記第3のファイバセクション、および前記第4のファイバセクションが、偏光維持ファイバを備え、
前記第1のスプライスは、前記第1の光ファイバセクションの偏光の主軸と、前記第2の光ファイバセクションの偏光の主軸との間において、35°と55°との間の整列を有し、
前記第3のスプライスは、前記第3のファイバセクションの偏光の主軸と、前記第4のファイバセクションの偏光の主軸との間において、35°と55°との間の整列を有し、それにより、前記光ファイバセクションの各1つの光路長に対する熱的影響および機械的影響がほぼ同じになる、
光ファイバジャイロスコープ。 - 前記第1の光ファイバセクションは長さyを有し、前記第2の光ファイバセクションは長さwを有し、前記第3の光ファイバセクションは長さzを有し、前記第4の光ファイバセクションは長さxを有し、x+zはw+yに実質的に等しい、請求項1に記載の光ファイバジャイロスコープ。
- wはn*xにほぼ等しく、nは整数である、請求項2に記載の光ファイバジャイロスコープ。
- n=2である、請求項3に記載の光ファイバジャイロスコープ。
- x+zは、6.5メートルと7.5メートルの間で測定される長さである、請求項2に記載の光ファイバジャイロスコープ。
- 前記第1の光ファイバセクション、前記第2の光ファイバセクション、前記第3の光ファイバセクション、および前記第4の光ファイバセクションの各1つは、ビート長LBを提示し、wは2200LBに実質的に等しく、xは1100LBに実質的に等しく、yは800LBに実質的に等しく、zは1900LBにほぼ等しい、請求項2に記載の光ファイバジャイロスコープ。
- w>xおよびz>yである、請求項2に記載の光ファイバジャイロスコープ。
- 光ファイバループに結合された偏光維持光ファイバの2つのセグメントを有する減偏光子を提供するステップと、前記2つのセグメントは実質的に等しい長さを有し、
2つの光ファイバセクションがスプライスを介して共に接続される状態で、各偏光維持光ファイバセグメントを提供するステップと、各スプライスは光ファイバセクションの対応する対の偏光の主軸間において約35°から55°の角度を有し、
光ファイバループの熱的対称性および/または機械的対称性を維持するように、各光ファイバセクションの長さを選択するステップと、
を備える光ファイバジャイロスコープにおいて時間微分誤差を最小限に抑える方法。 - 前記減偏光子は集積光学チップおよび前記光ファイバループに結合される、請求項8に記載の方法。
- 前記光ファイバループは単一モード光ファイバループである、請求項8に記載の方法。
- 光ファイバジャイロスコープを含む慣性誘導システムであって、前記ジャイロスコープは、
短いコヒーレンス長を有する光源と、
前記光源に結合された集積光学チップと、
固定長を有するファイバループと、
2つの偏光維持ファイバセグメントを含む減偏光子とを備え、
前記ファイバセグメントのそれぞれが、1つまたは複数のスプライスを含み、かつ前記ファイバループのそれぞれの端部を前記集積光学チップに結合し、それにより、機械的対称性および/または熱的対称性が維持され、偏光誤差が抑制される、慣性誘導システム。 - 前記ファイバループは長さが約1000メートルである対称に巻かれた単一モードファイバのコイルを備える、請求項11に記載の慣性誘導システム。
- 前記集積光学チップは遮断軸ならびに透過軸、および入射光を分割ならびに変調するスプリッタを有する偏光子を備える、請求項11に記載の慣性誘導システム。
- 前記ファイバセグメントの1つは第1のセクションおよび第2のセクションを含み、前記第1のセクションはスプライスを介して前記第2のセクションに結合される、請求項11に記載の慣性誘導システム。
- 前記第1のセクションと前記第2のセクションとを結合する前記スプライスは、前記第1のセクションおよび前記第2のセクションの偏光の主軸間において、約35°から55°の角度を有する、請求項14に記載の完成誘導システム。
- 前記ファイバセグメントの他方は第3のセクションおよび第4のセクションを含み、前記第3のセクションはスプライスを介して前記第4のセクションに結合される、請求項14に記載の慣性誘導システム。
- 前記第3のセクションを前記第4のセクションに結合する前記スプライスは、前記第3のセクションおよび前記第4のセクションの偏光の主軸間において、約35°から約55°の角度を有する、請求項16に記載のシステム。
- 前記第1のセクションは長さyを有し、前記第2の光ファイバセクションは長さwを有し、前記第3の光ファイバセクションは長さzを有し、前記第4の光ファイバセクションは長さxを有し、x+zはw+yに実質的に等しい、請求項16に記載の慣性誘導システム。
- wはn*xに実質的に等しく、nは整数である、請求項18に記載の慣性誘導システム。
- n=2である、請求項19に記載の慣性誘導システム。
- x+zは6.5メートルと7.5メートルとの間で測定される長さである、請求項20に記載の慣性誘導システム。
- 前記第1の光ファイバセクション、前記第2の光ファイバセクション、前記第3の光ファイバセクション、および前記第4の光ファイバセクションの各1つは、ビート長LBを有し、wは2200LBに実質的に等しく、xは1100LBに実質的に等しく、yは800LBに実質的に等しく、zは1900LBに実質的に等しい、請求項18に記載の慣性誘導システム。
- 前記集積光学チップは偏光子、およびポートに入射する光を分割して変調し、かつ前記ループからの反対に回転する光ビームを減偏光子を介して再び組み合わせるように構成されたスプリッタを備える、請求項11に記載の慣性誘導システム。
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