JP2005515027A - 虹彩への眼内レンズの固定 - Google Patents

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Abstract

アームの間に挟持領域を形成するペンチ状の固定アーム(3)を有する眼内レンズ(4)を眼の虹彩(6)に取り付けるために、レンズ(6)は眼の前房において虹彩の表面(5)に位置決めされ、眼科手術器具の遠端部の通路(12)は、前房において挟持領域に密接する虹彩の表面上に位置決めされ、通路(12)に吸引力を作用させ、固定アーム(3)の少なくとも一つの端部を虹彩側に付勢し、通路に貼りついた虹彩組織のタックを挟持領域(2)に挿入させる。これにより、通路に貼りついたタックを、固定領域の間の挟持領域に容易に導くことができる。とくにこの方法を適用する器具およびレンズも、記載されている。

Description

本発明は、目の前房で虹彩の表面に取り付けられる眼内装置の固定アームの間に、虹彩組織のひだを挿入する方法および器具に関する。また、本発明は、虹彩組織のひだを挟むことによって取り付けらる眼科用インプラントに関する。
米国特許4 215 440および米国特許5 192 319には、眼内レンズが開示されている。これらの眼内レンズは、レンズの光学部から突出するペンチ状のアームの間に虹彩組織のひだ(タック)を挟んで固定することによって、人間の目の前房に移植される。
眼内レンズを虹彩組織のプレア(plea)に取り付けることの利点は、虹彩に穴を開ける必要が無いこと、レンズのいずれの部分も虹彩を突き通さないこと、わずかな操作で速やかに取り付けられること、および取り付けたレンズがその光軸周りの回転に対しても固定されるということである。虹彩組織のひだは、以下のように形成される。まず、虹彩組織をよせてタックをつくり、レンズから突出したペンチ状のアームの端部の間までタックをもってくる。これと同時に、固定アームの一方を他方の固定アームに対して押して虹彩から離し、虹彩を開かせる。多くの眼科手術医が広くこの技術を実施しているが、実施するためには特殊技能とトレーニングが必要とされる。
本発明は、虹彩組織にタックを形成し、そのタックを移植レンズの固定アームの間に挟みこむことを容易にするための解決策を提供することを目的とする。
本発明によると、この問題は以下の方法を提供することによって解決される。すなわち、 ペンチ状の固定アームを有する眼内レンズを眼の虹彩に装着する方法であって、固定アームはアームの間に挟持領域を形成し、眼の前房において虹彩の表面にレンズを位置決めし、眼科手術器具の遠端部の通路を、前房において挟持領域に密接する虹彩の表面上に位置決めし、通路に吸引力を作用させ、固定アームの少なくとも一つの端部を虹彩側に付勢し、通路に貼りついた虹彩組織のタックを挟持領域に挿入させる。
本発明はさらに、眼の前房の虹彩の表面に装着される眼内レンズの固定アームの間の挟持領域に虹彩組織のタックを挿入する眼科手術器具であって、 前房に挿入される細長い遠端部を備え、遠端部は実質的に軸方向に延在し、遠端部の遠方先端部分で側方に面した入口通路を有し、通路は、虹彩表面とシール性をもって接する単一面上に延在するリムに囲まれた入口領域と、単一面の反対方向に面して単一面と実質的に平行に延在し、固定アームの間の挟持領域を押し広げる頂部とを有し、通路から延在し、少なくとも器具の基端部から通路へ真空を供給する導管を備える眼科手術器具を提供する。このような器具は、特に本発明による方法を実施するために用いられる。
虹彩組織は通路に貼りつき、通路のリムは実質的に虹彩組織表面に密接するので、通路に貼りついたタックを容易に固定アームの間の挟持領域に導くことができる。このとき、遠端部が固定アームの間の挟持領域を通過することによって、固定アームは虹彩方向に付勢されている。虹彩組織は、虹彩組織のタックが固定アームの間に挿入されるように頂部に続いて移動する。
本発明はさらに、ペンチ状の固定アームを有し、眼の前房の虹彩の表面に取り付けるために虹彩組織のタックとかみ合う眼内レンズであって、ペンチ状の固定アームは、レンズの中央部から突出し、中央部から離れた位置に挟持領域を形成し、中央部と固定アームとで囲まれた隙間を備え、中央部は、固定アームの間の挟持領域の隙間を挟んだ反対側の位置に、眼科器具の先端を位置決めする位置決めスポットを有する眼内レンズを提供する。このようなレンズは、とくに本発明の実施形態と組み合わせて使用される。本発明の実施形態において、固定アームは、レンズの中央部に虹彩方向への力を加える器具の遠端部によって虹彩側に付勢され、器具の頂部はレンズから離れる方向へ向かって固定アームの間を通過する。レンズに力を加える器具の遠端部の先端の、レンズに対する位置を保つことを容易にするため、また、レンズを虹彩に完全に装着する前のレンズの位置の制御を容易に行うために、レンズは、眼科手術器具の先端を位置決めする位置決めスポットと備えている。このスポットは、眼科手術器具の先端と係合し、器具の先端がレンズ表面から滑り落ちてしまうことを抑止する。
本発明の具体的な実施の形態は、従属請求項に記載の通りである。
さらなる本発明の特徴、効果および詳細は、発明の詳細な説明および図面に記載されている。簡単な説明においては、眼および手術器具の方向、すなわち眼の前房が鉛直方向上方を向くような方向を基準とした。
本発明の第1の実施の形態の詳細を、図1から3を用いて説明する。
現在提案されている眼科手術器具の主な目的は、目の前房7で虹彩6の表面5に装着される眼内レンズ4の固定アーム3の間のスリット2に、虹彩組織1のタック(ひだ)を挿入することである。固定アームは通常、挟持領域で互いに隣接し、固定アーム3の挟持面の間の距離に対して締め付け力の変化が比較的小さいことが好ましい。図1には、器具の遠端部が拡大されて示されている。図1は、器具が操作中で、遠端部8が眼の角膜11の切込み10を通して眼9の前房7に挿入された状態を示している。切込みは、身体を左右に二分する正中面から最も離れた角膜の一部に、非常に注意深く形成することが好ましい。
眼科器具は、目の前房7へ挿入するための長い遠端部分8を備えている。本実施例において、針8はおよそ軸方向に延在し、先端部13に通路12を備えている。通路12は入口を有しており、この入口は、入口領域で針の縦方向中心軸から離れる方向に面している。入口領域は、縁(リム)14で、実質的に虹彩組織面5と密接に接する単一面15と接しており、通路12に作用する吸引力により、虹彩組織が通路12の縁14に貼りつくようになっている。さらに、針は、面15から離れる方向に面し、実質的に面15と平行に延在する固定アーム移動頂部16を備えている。虹彩組織のタックを挿入するために、頂部16はアーム3を押し広げてスリット2を開かせ、先端部13をスリット2の中に通して通過させる。遠端部13に続いて通過する虹彩組織1のタックは、その後解放され、スリット2の間に挟持される。
少なくとも器具17の基端部分から通路12に吸引力を作用させるために、内管18が針8の軸方向に延在する。内管18と連通する吸引源は、スプリング19からなるエネルギ保存部、エネルギ保存部19からエネルギが解放されると吸引力を発生させるピストン20からなる構造、およびダブルレバー21からなる操作構造を含んでいる。ダブルレバー21は、ピストン20を保持する図示の位置と、ピストン20を解放し、エネルギ保存部19に蓄積されたエネルギを放出する位置との間で回転可能である。蓄積された位置エネルギーの放出に応じて吸引力が発生するので、操作および構造の両方を非常に簡単にすることができる。外部からの真空供給の必要がないため、真空の供給源との接続構造を省くことができる。これにより、手術中の整理整頓および器具を正確な操作が容易に行えるようになる。
通路12へ送る真空は、例えば絞りを介して真空を作用させることにより弱めることができる。これにより、虹彩組織と通路の密着およびタックの形成を徐々に行うことができ、虹彩組織のタックの形成およびスリットへの挿入を行う際に制御を容易にするとともに密着性を向上させることができる。
ダブルレバーはハウジング26に取り付けられており、ハウジング26には、開口側30を通ってはじめにシリンジ27が設置される。そして、シリンジの操作フランジ28は、ハウジングのスリット29内に受け入れられる。次に、スプリング19とピストン20を、ハウジング26の基端部の通路31を介してシリンジ27内に挿入する。ピストン20に噛み合うように、ダブルレバーはピストン20のエンドプレート23の端部を受けるために設けられた凹部22を備えている。ダブルレバーは軸24回りに旋回可能である。スプリング25は、軸24の近傍側にあるレバー21のアーム32をピストン側に移動してピストン20と係合させるとともに、ハウジング26に沿って延在するレバー21の操作アームがハウジング26から離れて突出する状態になる位置に、レバー21を付勢する。ハウジング26方向にダブルレバー21の操作アーム33を押しつけることにより、ダブルレバー21はピストン20を解放する。これは器具を持つ手で行うことができる。
真空源が、エネルギ保存部19、エネルギ保存部19がエネルギを放出するのに応じて吸引力を発生させる構造20、27、およびエネルギ保存部19に蓄えられるエネルギを放出するための操作構造21を含んでいるので、外部の真空源に接続する必要のない、自己完結型の小型な器具を提供することができる。
これはまた、次の理由により、簡単な構成で実現することができる。すなわち、真空発生構造が、可動壁部20を含む壁により仕切られた内部容積(internal volume)を含む吸引室27を備えており、吸引室の容積が増える方向に可動壁部20を付勢する弾性部材19としてエネルギ保存部を構成している。ピストン20からなる可動壁部はチャンネル内で軸方向に移動可能であり、チャンネルの閉端部を介して管路がチャンネルと連通するので、従来のシリンジ、例えば1mlシリンジを使い捨て部品として使用することができる。
シリンジはまた、真空を適用する間、限られた量の流体(例えば、多くても1〜3ml未満)を抜き取るための制御構造も形成する。通路12への吸引力の作用中に抜き取る流体の量を限定することにより、以下のような利点が得られる。すなわち、初めに強い真空が作用して、通路12に効果的に密接させる虹彩組織が比較的大きい場合でも、縁14が虹彩面5との間を適切に封じていないときに、余剰な流体を眼内から取り除くことを避けられる。流体は、通常、眼内手術中にゲル化する。
本実施例による器具を使用する際、インプラント4は以下のように虹彩6に取り付けられる。まず最初に、インプラント4は眼9の前房7の虹彩6の表面5に位置決めされる。そして、眼9の前房7内の虹彩6の表面5上、かつ虹彩6に取り付けられる固定アーム3の端部の間のスリット2に非常に近接するように、針8の通路12を位置決めする。次に、吸引力を通路12に作用させ、少なくとも一つの固定アーム3の端部を虹彩6方向に付勢する。これにより、通路に貼りついた虹彩組織1のタックを、スリット2に挿入させる。最終的に、通路12を介した吸引力の供給を停止し、虹彩組織のタックを器具から解放する。
頂部16はスリット2を一時的に拡大し、針8の頂部につづく部分は、少なくとも一方の固定アーム3を他方の固定アーム3から離れるように付勢する。これは、例えば、初めに一方の固定アーム3の一端を、他方の固定アーム3から離すように前方に押すことによって実現できる。このとき、頂部16の中心がスリット2に対してわずかにずれるようにすると、初めに一方の固定アームだけが係合する。スリット2がいったん十分大きくなると、針8の先端部は他方のアームの方向(すなわちスリット2をわずかに越える方向)に移動し、虹彩組織1のタックをスリット2の中に引き込む。
頂部16を固定アーム3に対して前方へ移動させるには、頂部16をスリット2の中心で移動させてもよい。これにより、針8が通過できるように、固定アーム3を互いに離れる方向に曲げてスリット2を拡大する。
通路12に貼りついた虹彩組織1のタックは、実質的には前方に移動しないほうが好ましいと言える。虹彩組織1のタックに対するアーム3の移動は、針8において虹彩組織1のタックが貼りつく通路12の部分が所定の位置を保持している間に、アーム3を虹彩方向に付勢することによって実現することが好ましい。したがって、インプラントの一方または両方のアーム3は後方(奥)に移動し、針8と虹彩組織1のタックは眼9内で実質的に静止した位置に保たれる。
固定アーム3と虹彩組織1のタックの移動に対する制御を容易にし、眼9の中に同時に複数の器具を挿入する必要性を軽減するために、固定アーム3の一方または両方の端部を虹彩6方向に付勢する力は、手術器具の遠端部8によってインプラント4に作用させることが好ましい。
本実施例によると、固定アーム3の端部を虹彩6方向に付勢する力は、インプラント4の中央部34において、隙間36の側部に作用する。隙間36の反対側の側部には、固定アーム3の間にスリット2が形成される。これにより、頂部16をアーム3の間のスリット2内に付勢することができ、固定アーム3を離す方向に付勢する部分に対して針の先端部が後方(奥)に移動する間に、針8の単一のわずかな傾動により、インプラント4を虹彩6方向に付勢することができる。切込み10の領域において、針8は原則として軸方向以外には移動しないが、必要な傾動は非常に小さく、虹彩6とインプラント4は傾動に応じて後方へわずかに移動することができる。したがって、切込み10の領域で角膜11に過度のストレスを与えることなく、針8の必要な傾動を行うことができる。
図1から3に示すインプラントは、虹彩組織1のタックを固定アーム3の間のスリット2に挿入する本実施例を容易に実現するために、とくに適用されるものである。インプラント4に力を作用させる器具において、針8の先端38を所定の位置に保つことを容易にするために、また虹彩6に完全に取り付ける前のインプラント4の位置に対する制御を容易にするために、インプラントには、眼科器具の先端38を位置決めする位置決めスポット37が設けられている。このスポット37は、眼科器具の先端38と係合し、インプラント4の表面から先端38が滑り落ちることを抑止する。
本実施例によると、位置決めスポット37は、少なくとも眼科器具の先端38の一部を受けるための凹部37として形成される。突起として形成される位置決めスポットと比べて、これは次の点で有利である。すなわち、針の先端に突起を受け入れるための複雑で細かい構造を設ける必要がない。凹部37はスリット2に向かって開かれている。ただし、周囲を囲むような壁によって凹部全体を囲うこともできる。これにより、針8の先端の突起が凹部と係合し、虹彩面5のいずれの方向においても、虹彩6に取り付ける前のインプラント4の位置に対する制御を向上させることができる。位置決めスポットは、眼を少なくとも眼科器具の先端の一部分に係合させる突起によって形成することもできる。
頭部の正中面に面した眼の側部における切込みを通した操作によりインプラント4を虹彩6に容易に取り付けるために、先端部13が隣接する基端部40に角度をつけて延在することは効果的である。先端部13は、先端部13と平行な面上に延在する入口領域の縁14とともに虹彩面5上に平らに横たわるように構成されており、針8の基端部40に対して最大で60度、好ましくは5〜40度の角度で延在する。
針の角度がついた部分、すなわち曲部から離れた先端部13の長さは、少なくとも5mmであることが好ましく、その結果、曲部と、先端部13に対して角度をつけて延在する基端部40が、眼の外に残るようにする。これはまた、針8が不用意に角膜の内部に接触することを防止する点で有利である。
入口付近の縁14が針8の先端部13に実質的に平行な面15上に延在するので、先端部13が虹彩6の表面5に沿って延在するように針8を保持することにより、虹彩表面5と容易に密着させることができる。
針8の先端37は、鋭くなく、閉じられており、虹彩組織1がレンズを傷つけてしまうリスクを軽減している。また、先端を丸くすると、傷つけてしまうリスクがさらに軽減できる。
針8を細くしたままで通路の有効断面を増加させるために、特にスリット2を通過する頂部16が位置する部分において、通路は長細い形状を有している。通路に貼り付けられるタックも本来長細いため、通路12を長細い形状(好ましく、長さ対幅の割合が1:2より大きく、より好ましくは少なくとも1:3、最大で1:8)とすることは効果的である。細長い形状の通路によって、タックの頂部を通路の奥の室に保持することができる。通路12の幅は、少なくとも通路12の領域における針の幅の半分であることが好ましい。虹彩組織をスムーズに通路12に滑り込ませている間、虹彩表面5を有効に密閉するために、縁14は丸い形状を備えている。
虹彩組織1へ吸引力を作用させている間、虹彩組織1が実際に通路12に貼りついて、適切な場所で通路内に引き込まれているか否かを容易に確認することができると、便利である。そこで、少なくとも針8において通路12の領域に相当する部分は透明にしている。これにより、作用させた吸引力の効果を確認し、また、通路をさらに前方に移動する必要性や、さらに吸引力を作用させる必要性を手術医にフィードバックすることができる。透明針は、例えば、Schott社のDURANといった高強度ガラス、ホウケイ酸ガラス3.3(ISO3585または各国家基準に応じたもの)、または適当なプラスチック材料などから作ることができる。また、針全体または針の先端部を透明にする代わりに、通路の反対側に透明窓を設けることによって、虹彩部材が密着しているかの視認性を向上させることも可能である。
インプラントの固定アームの間のスリット2を容易に通過させるとともに、反対に十分に硬く、針8内に充分な通路と内管を設けることができるように、頂部16を含む部分の幅は、好ましくは1mm未満、さらに好ましくは0.2〜0.5mmである。針の厚さは、例えば21−28G、好ましくは23−26Gの範囲内である。さらに、遠端部は概して、刃物やその他の道具を備えない。
図1〜3に詳細に示すように、虹彩組織1のタックが付着する通路12は、スリット2を通り抜ける(通路がスリットを通過しない変形例については、図10と11を用いて後述する)。虹彩組織1が針8に保持される領域がスリット2を通過することの利点は、虹彩組織1をスリット2に引き込むことによって、固定アーム3に挟持される組織のタックを、スリット2の位置に正確に形成することができる点である。
図4から6に、上述した、虹彩組織のタックをスリットに挿入しながら、通路から離れる方向に面した頂部をスリットに通す手順の一例を、詳細に示す。ここでは、本発明の第2の実施の形態による器具の針を用いている。
針108の頂部116をスリット102に通すために、初めに、頂部116をスリット102の裏側中心に合わせる。そして、固定アーム103を虹彩6側に付勢し、アーム103の先端を位置103Aから位置103B,そして位置103Cまで開かせる。位置103Cでは、固定アームの先端は、針8の最も幅の広い部分を通過し、アーム同士の弾性によってアーム先端が互いに接近する。そして、図5に示すように固定アーム103Dが虹彩組織1のタックを挟んだ状態になる。通路112の前にある固定アーム103Dは、虹彩表面5を部分的に通路の縁114から離れるように付勢し、通路112に貼りついた虹彩組織1を離すようにする。
先端113の長手方向に直交する方向の断面図を見ると、頂部116は針108の隣接する他の部分よりも実質的に曲率半径が小さい。この特徴により、針の頂部116およびそれに続く部分がスリットに通りやすくなる。すなわち、実質的にくさび形状の断面を有する針108の部分が、針108を導きながらスリット102を通過するためである。
より明確には、針8は、少なくとも頂部116を含む部分で、その部分の長手方向に直交するおよそ三角形の断面を有するためである。これにより、次のような付加的な利点を得ることができる。すなわち、針の最大幅を通路112として利用することができ、通路112は、吸引力を作用させる前に虹彩表面5と密着する単一面上の縁114を有している。通路112の幅が広いほど、通路112を介して作用する吸引力の効果が得られる虹彩表面の範囲が大きくなる。これにより、吸引力の作用に応じて、虹彩組織をより確実に通路112に貼り付けることができる。
図7から9を用いて、本発明の第3実施例による眼科手術器具の針について説明する。図4および5に示す針と同様に、針208は三角形の断面を有する針を用いている。ただし、図1から3に示した針と同様に、本実施例の針208は、針208の基端部240に対して角度をつけて延在する先端213を有している。参照符号240’と240”、および一点鎖線により、針の基端部が延在する別の進路を示す。
通路212は、先端213の曲がった遠端部から針材を取り除くことによって、製造される。先端の別の形状を、参照符号213’と一点鎖線で示す。
通路212に密接する内管218には、シールド242が設けられる。このシールド242は、開口212の後側のタック受け室243と接しており、虹彩組織1が通路212からタック受け室243を越えてはみ出すことを防止する。これにより、組織を傷つけるリスクを軽減する。本実施例では、曲げられて内管218を形成する針208の壁材料の薄片から、シールド242を形成している。ただし、シールドを他の形状にすることも可能である。例えば、流体の通過は許容するが、虹彩組織がシールドを越えてはみ出すことを抑止するプラグや格子から形成することができる。
図10および11を用いて、本発明の第4の実施例による器具の針について説明する。ここでは、頂部316は通路の正反対には位置しない。本実施例では、針308は、一対の筒形状を有し、2つの通路312と連通する2つの内管318を有している。頂部316は、針308の2つの筒部材345を互いに接続するバー344の一部であり、筒部材345の間に延在する。操作中、虹彩組織が通路に貼りつくと虹彩組織にタックが形成されて挿入される。そして、インプラントの固定アーム303は、虹彩6の方向へ移動して開いた状態となり、頂部316とバー344はアーム303の間のスリットを通過する(図9参照)。
図12は、本発明による器具の一例を説明する図である。この例では、タックが形成される場所に、タック形成前に液体を注入し、通路を介して吸引力を発生させるものである。この例によると、針408はポンプ446からなる真空源に接続される。ポンプ446と針の間の導管418には、液体タンク447が組み込まれている。ポンプ446は両方向に動作可能であり、タンク447から所定量の液体を注入するために利用することが可能である。液体タンクはまた、真空源の一室を形成しており、例えば図1から3に示すようなシリンジを用いると別の部材を使用する必要が無くなる。ただし、予め液体で満たした、独立したタンクカートリッジを用いると、殺菌状態を確保しながら扱いが容易になるという利点がある。液体は、従来の生理的食塩水が好ましく、タックが形成される領域の粘弾性液体、例えばHPMC (HydroxyPropylMethylCellulose)やヒアルロン酸ナトリウム(Sodiumhyaluron)と置き換わって、吸引力が作用する通路に対する虹彩組織の密着性を向上させるとともに、通路の縁と虹彩組織の表面との間の漏れを低減させる。
また、眼内に注入される生理的食塩水等の液体は、角膜が圧力により曲がってしまい、手術医が見ている眼の前房のイメージがゆがんでしまうことを防止するという利点がある。吸引力を作用させている間、液体は徐々に注入される。液体を注入することにより、針を虹彩組織に密着させるために吸引力を作用させる間に眼から抜き取った液体を補償する。これに加えて、またはこの代わりに、緩衝用液体を眼内に注入することもできる。これにより、眼圧を一時的に上げて、角膜のひずみが大きくなる前に粘弾性液体をある程度取り除く。
液体タンク447が、虹彩組織に吸引力を作用させる針408の通路と連通するので、眼内に液体を送るための別の内管を設けたり、別の器具を挿入する必要がない。ただし、通路と連通して通路を真空にする内管とは別に、眼に液体を供給する内管を設けることも可能である。
図13に、本発明による器具の一例を示す。この器具において、針508の先端に隣接する通路に吸引力を作用させる手段は、真空源と接続可能な導管518によって形成される。使用する際には、導管518は真空源に接続されることが好ましく、真空源は、流量または真空、あるいはその両方を変化するよう調整可能である。例えば、水晶体超音波乳化吸引術(phakoemulsification)装置は、通常、真空を連続的に(または部分的に)提供可能な真空ポンプを含んでいる。したがって、眼科手術で通常用いられる真空を、ここでも使用することができる。
通路における吸引を制御するために、導管518と連通し、指先で選択的に閉じることができる通気路548が設けられている。通気路548が設けられる長細グリップ549は、その長手軸回りに針508に関して回転可能であり、例えば一点鎖線で示す位置548’のように、手術医の好みや人間工学に応じて、通気路548の方向を決めて配置することができる。このため、器具は針ホルダ550を備えている。針ホルダ550は、グリップ549に関して回転可能であり、使用中に、グリップ549に関して選択した針508の方向を保持する程度の摩擦力が働く。また、通気路は、一点鎖線で示すように基端位置548”に設けることもできる。この場合、通気路は薬指か小指で操作される。
また、例えば図1から3に示す器具のように、一時的に真空を発生させる装置にも、通気路を適用することは効果的である。これらの器具では、初め、導管と連通する通気孔は閉じた状態に保たれ、虹彩組織のタックが挿入された後に、通気孔を解放する。
図14および15に、グリップ549における通気路548の領域をより詳細に示す。通気路548の周辺の領域は、グリップが平らにされ、グリップの軸を横断する浅いくぼみ559が形成される。これにより、通気路548を適切にふさぐために手術医の指を置く場所に、幅を持たせることができる。
図16および17において、通気路548’’’は通気を容易にするように長細い形状となっており、これにより、真空の供給が容易となる。非常にわずかな通気が必要な場合でも空気の供給を容易にするために、通気路548’’’は幅の広い端と狭い端とを有している。幅の狭い端を介して通気すると、通路の断面の長手方向において通気路を部分的にふさぐ指のずれ量が同じであった場合、幅の広い端を介して通気するときに比べて、通気流量の変化が小さくなる。
本発明の器具に使用する第5の実施例による針608を、図18から20に示す。この針608は、インプラントに力を加えて少なくとも固定アーム603の一端を、虹彩方向に付勢するよう用いられる。本実施例によると、針608は、カバー651を含んでいる。カバー651は、実線で示す退避位置と一点鎖線で示す前方位置との間で、針608のコア652を覆った状態で軸方向に交互(前後)に移動可能である。カバーの先端部には、コア652に対して放射状に延びる突端を有するくさび653が設けらている。くさびの突端から、カバー651の先端を形成するガイド面654が基端部方向に延在している。ガイド面654は、それぞれコア652の両側に沿ってコア652のおよそ半周にわたって延在しており、くさび653の反対方向に面するコア652の側面で重なる。コア652の先端には、保持部655が配置されており、保持部はくさび653の先端を受けるように設計されたスロット656を含んでいる。
使用中、コア652は虹彩表面とインプラント604のアーム603Aの間に位置決めされる。このとき、カバー651は退避位置にある。次に、カバー651を前方位置に付勢し、ガイド面をアーム603の先端と係合させる。保持部655は、ガイド面654から加えられる力によって、アームの先端が軸方向に遠方に移動することを防止する。したがって、ガイド面654と保持部655は、参照符号603Bで示す位置に向かって固定アーム603の先端を付勢するように協同する。その後、虹彩組織は針の先端付近の通路612に貼りつき、虹彩組織のタックはアーム603の両端部の間に挟まれる。ここで、アームは針608のコア652と残りの虹彩組織との間の位置に達している。
眼科手術器具の遠端部は、固定アーム603の端部の少なくとも一方を用いることによって、虹彩方向に少なくとも力の一部を加える。したがって、移動が必要な位置の近傍に力が導かれ、インプラント604の素材による弾性力に対して比較的小さな力で、充分に効果的な移動をおこなうことができ、移動制御を直接的に行うことができる。
さらに、本発明による眼科器具の針608は、切込み657から挿入され、切込み657からインプラント604の中心部の方向に延び、その後中心部から離れて固定アーム603の少なくとも一端方向に曲がった位置に設定される。これにより、インプラント604の両端のタックを、一つの切込みを通して操作しながら挿入することができるという利点が得られる。したがって、例えばインプラントの長手方向の断面とともに示した切込み658を、別に設ける必要ない。
上述した実施例においては、遠端部が針から形成される例を説明したが、遠端部を、他の、およそ細長い管形状として形成することも考えられる。例えば、スリットに付勢される頂部と、縁によって区切られてスリットに挿入される虹彩組織が貼りつく通路とを備えるアームと結合した細片や柔軟性のある管としてもよい。なお、原則として、各実施例による針を、各実施例によるグリップおよび真空の供給と制御のための手段と組み合わせることもできる。
本発明の第1の実施例による眼科器具の一部拡大断面図であり、器具の遠端部が目の前房に挿入された状態を示している。 本発明による眼内レンズの拡大平面図であり、図1に示す器具の遠端部と係合した状態を示している。 図1に示すIII-III断面の拡大図である。 本発明の第2の実施の形態による眼科器具の遠端部を示した図3に応じた図であり、眼内レンズの固定アームの端部を順に示している。 図4に応じた図であり、固定アームの端部が虹彩組織のプレア(plea)を挟んだ最終段階に達し状態を示している。 図4におけるVI−VI断面図である。 本発明による眼科器具の第3実施例における遠端部の断面図である。 図7におけるVIII−VIII断面図である。 図7、8に示す遠端部の下面図である。 本発明の第4実施例における眼科器具の遠端部および眼内レンズの固定アームを横切る断面の側面図であり、遠端部が虹彩組織に処置を施している状態を示している。 図10に示す状況の平面図である。 本発明の第5実施例による眼科器具の概念を説明する図である。 本発明の第6実施例における眼科器具の側面図である。 図13による器具の一部拡大平面図である。 図14の線XV−XVに沿った側面図である。 図13による器具の変形部分を示す拡大平面図である。 図14の線XVII−XVIIに沿った側面図である。 本発明の第6実施例における眼科器具の遠端部および眼内レンズの固定アームの平面図であり、遠端部が虹彩組織に処置を施している状態を示している。 図18に示す遠端部の先端部分を示す側面図である。 図19による先端部分の端面図である。

Claims (34)

  1. ペンチ状の固定アームを有する眼内レンズを眼の虹彩に装着する方法であって、前記固定アームはアームの間に挟持領域を形成し、
    眼の前房において前記虹彩の表面に前記レンズを位置決めし、
    眼科手術器具の遠端部の通路を、前記前房において前記挟持領域に密接する前記虹彩の前記表面上に位置決めし、
    前記通路に吸引力を作用させ、前記固定アームの少なくとも一つの端部を前記虹彩側に付勢し、前記通路に貼りついた虹彩組織のタックを前記挟持領域に挿入させることを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記通路が、前記挟持領域を通過することを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、
    前記固定アームの少なくとも一つの前記端部を前記虹彩側に付勢する力の一部は、前記眼科手術器具の前記遠端部によって前記レンズに加えられることを特徴とする方法。
  4. 請求項3に記載の方法において、
    前記固定アームの少なくとも一つの前記端部を前記虹彩側に付勢する力の一部は、前記固定アームの少なくとも一つの前記端部を用いることによって加えられることを特徴とする方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、
    前記眼科手術器具の前記遠端部は、切込を介して挿入され、前記切込から前記レンズの中心部の方向へ延び、その後、前記中心部から離れて前記固定アームの少なくとも一つの前記端部に向かってカーブした位置に設定されることを特徴とする方法。
  6. 請求項3に記載の方法において、
    前記レンズは、前記ペンチ状の固定アームが突出する中心部を備え、前記中心部と前記固定アームとで囲まれた隙間が形成され、
    前記中心部における前記隙間側であって、その反対側には前記固定アームの間に前記挟持領域が配置される位置で、前記固定アームの少なくとも一つの前記端部を前記虹彩側に付勢する前記力は、前記レンズに加えられることを特徴とする方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、
    前記虹彩の表面部に吸引力を作用させる前に、前記通路の領域に液体を注入することを特徴とする方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、
    注入される前記液体は、所定量であることを特徴とする方法。
  9. 請求項7に記載の方法において、
    前記液体は、前記通路を介して注入されることを特徴とする方法。
  10. 請求項1に記載の方法において、
    吸引力は、真空源から導管を介して前記通路に供給され、
    前記吸引力は、前記管路の通気路を選択的に、また少なくとも部分的にふさぐことにより制御されることを特徴とする方法。
  11. 眼の前房の虹彩の表面に装着される眼内レンズの固定アームの間の挟持領域に虹彩組織のタックを挿入する眼科手術器具であって、
    前記前房に挿入される細長い遠端部を備え、前記遠端部は実質的に軸方向に延在し、前記遠端部の遠方先端部分で側方に面した入口通路を有し、前記通路は、前記虹彩表面とシール性をもって接する単一面上に延在するリムに囲まれた入口領域と、前記単一面の反対方向に面して前記単一面と実質的に平行に延在し、前記固定アームの間の前記挟持領域を押し広げる頂部とを有し、
    前記通路から延在し、少なくとも前記器具の基端部から前記通路へ真空を供給する導管を備えることを特徴とする眼科手術器具。
  12. 請求項11に記載の器具において、
    前記遠端部は、隣接する基部に対して角度をつけて延在する先端部を有することを特徴とする眼科手術器具。
  13. 請求項11に記載の器具において、
    前記リムは、少なくとも前記遠端部の先端部と実質的に平行な平面に延在することを特徴とする眼科手術器具。
  14. 請求項11に記載の器具において、
    前記通路は、細長い形状であることを特徴とする眼科手術器具。
  15. 請求項11に記載の器具において、
    前記遠端部は、少なくとも前記通路の反対側の領域が透明であることを特徴とする眼科手術器具。
  16. 請求項11に記載の器具において、
    前記真空源は、エネルギ保存部と、前記エネルギ保存部からのエネルギの放出に応じて吸引力を発生させる構造と、前記エネルギ保存部に蓄積されたエネルギを放出する操作構造とを備えることを特徴とする眼科手術器具。
  17. 請求項16に記載の器具において、
    前記吸引力発生構造は、可動壁部を有する壁によって仕切られた内部容積を有する吸引室を備え、
    前記エネルギ保存部は、前記吸引室の前記容積が増加する方向に前記可動壁部を付勢する弾性部材を含むことを特徴とする眼科手術器具。
  18. 請求項17に記載の器具において、
    前記可動壁部は、チャンネル内を軸方向に移動可能なピストンからなり、
    前記導管は、前記チャンネルの閉端部を通って前記チャンネルと連通することを特徴とする眼科手術器具。
  19. 請求項11に記載の器具において、
    前記導管と連通する通気孔をさらに備えることを特徴とする眼科手術器具。
  20. 請求項11に記載の器具において、
    液体タンクと、
    前記タンクから前記遠端部の領域に液体を注入する手段とをさらに備えることを特徴とする眼科手術器具。
  21. 請求項20に記載の器具において、
    前記液体タンクは、前記真空源の一室を形成し、前記室は、前記室から液体を放出し、さらに前記室内に真空を発生させる可変容積を有することを特徴とする眼科手術器具。
  22. 請求項20に記載の器具において、
    前記液体タンクは、前記通路と連通することを特徴とする眼科手術器具。
  23. 請求項11に記載の器具において、
    前記導管と連通するポンプをさらに備えることを特徴とする眼科手術器具。
  24. 請求項20に記載の器具において、
    前記導管と連通するポンプをさらに備え、
    前記ポンプは、前記タンクから液体を放出する一機能と、真空を発生させる反対の機能との間で切り換え可能であり、
    前記遠端部の領域に所定量の液体を注入するよう前記ポンプを制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする眼科手術器具。
  25. 請求項11に記載の器具において、
    前記真空を供給している間、所定量の流体を抜き取る制御構造をさらに備えることを特徴とする眼科手術器具。
  26. 請求項11に記載の器具において、
    前記遠端部の先端は閉じられていることを特徴とする眼科手術器具。
  27. 請求項11に記載の器具において、
    長手方向に直交する断面からみると、前記頂部は、前記遠端部の隣接する壁部に比べて実質的に曲率半径が小さいことを特徴とする眼科手術器具。
  28. 請求項27に記載の器具において、
    少なくとも前記頂部の領域において、前記遠端部は、前記遠端部の長手方向に直交するおよそ三角形の断面を有することを特徴とする眼科手術器具。
  29. 請求項11に記載の器具において、
    前記通路に密接する前記導管内に、シールドをさらに備え、前記シールドは前記通路の後側のタック受け室と接しており、虹彩組織が前記タック受け室を越えて前記通路からはみ出すことを防止することを特徴とする眼科手術器具。
  30. 請求項11に記載の器具において、
    少なくとも前記頂部を含む領域において、前記遠端部は前記通路の前記リムと平行に計測した場合の幅が、1mm以下であることを特徴とする眼科手術器具。
  31. 請求項11に記載の器具において、
    前記導管は、刃物を持たないことを特徴とする眼科手術器具。
  32. ペンチ状の固定アームを有し、眼の前房の虹彩の表面に取り付けるために虹彩組織のタックとかみ合う眼内レンズであって、
    前記ペンチ状の固定アームは、前記レンズの中央部から突出し、前記中央部から離れた位置に挟持領域を形成し、
    前記中央部と前記固定アームとで囲まれた隙間を備え、
    前記中央部は、前記固定アームの間の前記挟持領域の前記隙間を挟んだ反対側の位置に、眼科器具の先端を位置決めする位置決めスポットを有することを特徴とする眼内レンズ。
  33. 請求項32に記載の眼内レンズにおいて、
    前記位置決めスポットは、前記眼科器具の前記先端の少なくとも一部を受ける凹部であることを特徴とする眼内レンズ。
  34. 請求項33に記載の眼内レンズにおいて、
    前記位置決めスポットは、開口を少なくとも前記眼科器具の前記先端の一部に係合させる突起であることを特徴とする眼内レンズ。
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