JP2005514781A - 化学機械研磨におけるウェハの温度制御装置およびその方法 - Google Patents

化学機械研磨におけるウェハの温度制御装置およびその方法 Download PDF

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Abstract

【解決手段】 装置および方法は化学機械研磨工程のためにウェハ(52)の温度を制御する。ウェハキャリア(66)は、ウェハ(52)に対するエネルギを伝達する熱エネルギ伝達部(64)に近接するウェハを配置するためのウェハ取り付け面を備える。熱エネルギ検出器(54)は、ウェハ(52)の温度を検出するために、ウェハ取り付け面に近接して配置されている。制御装置(60)は、検出器(54)に対応し、熱エネルギ伝達部(64)に対する熱エネルギ供給を制御する。実施例は、ウェハの分離領域の規定と、各分離領域に対する熱エネルギ伝達部(64)の分離区画の提供と、分離領域に関連付けられている熱エネルギ伝達部(64)に対する熱エネルギ供給を個別に制御するために、各分離領域の温度を別々に検出することを含む。

Description

本発明は概して、化学機械研磨(CMP)システム、およびその操作性能と効率とを向上させる技術に関する。より具体的には、本発明は、CMP工程の間、ウェハの温度を直接監視するとともに、ウェハと熱エネルギをやりとりすることによりウェハの温度を制御する装置および方法に関する。
半導体素子の製造では、研磨工程、バフ研磨工程、およびウエハ洗浄工程を含むCMP操作と、かかるCMP操作と関連してウェハ処理操作とを実施する必要がある。例えば、一般的な半導体ウェハはシリコンで製造され、200mm、あるいは300mm径の円盤になり得る。例えば、200mm径のウェハの厚みは0.028インチ(0.071cm)となり得る。説明の簡略化のため、「ウェハ」という用語は以下において、かかる半導体ウェハ、および電気回路または電子回路を支持するために用いられるその他の平面構造、すなわち基板を記述しまた含むように用いられる。
一般的に集積回路素子は、かかるウェハ上に加工されている多層構造である。ウェハ層には、拡散領域を有するトランジスタ素子が形成される。続く層には金属配線がパターニングされ、所望の機能装置を定義するためにトランジスタ素子に電気的に接続される。パターニングされた導電層は、絶縁体によって、他の導電層から絶縁されている。金属層とそれらに伴う絶縁層の形成層数が多くなるほど、絶縁体を平滑化する必要性が増す。平滑化しない場合、表面のトポグラフィのばらつきが一層多くなるため、金属層の積層は実質的により困難になる。他の実施態様としては、誘電体に金属配線がパターニングされた後に、余分な金属を除去するために金属CMP操作が行われる。
一般的なCMPシステムでは、ウェハはCMP処理のために、表面を露出した状態でキャリアに載せられている。キャリアおよびウェハは、回転方向に回転する。例えば、回転するウェハの露出面および研磨パッドの露出面が研磨力によって互いに接触するよう作用されるとともに、かかる露出面がそれぞれ研磨方向に動くと、CMP処理が実現され得る。CMP処理の化学的側面には、ウェハと、研磨パッドおよびウェハに適用されるスラリ化合物との間の反応が含まれる。CMP処理の機械的特徴には、ウェハおよび研磨パッドが互いに作用し合う力と、ウェハと研磨パッドとの相対配置とを含む。
良好なCMP処理の前提となる多くの要素に制御が与えられてきたが、CMPシステムは、一般的に、ウェハの温度を直接制御しないシステムである。例えば、研磨パッドの露出面とウェハの露出面との相対角度のような要素は、ジンバルにより制御され得る。その他の種類のCMPシステムでは、線形軸受が備えられ、任意の角度を回避する。
ウェハの温度以外の要素の制御は、CMP処理中、ウェハの温度に間接的に影響するに過ぎない。例えば、温度依存性化学反応は、ウェハおよびキャリアヘッドが互いに作用しあう力を制御することにより間接的に影響を及ぼされ、摩擦熱に影響し、間接的にウェハの温度変化を発生させ得る。ウェハ露出面の不均一な研磨により発生が予測される課題を克服するために、いくつかの試みがなされてきた。かかる試みは、研磨パッド(例えば研磨ベルト)上に凹凸をもたらしている。さらに、キャリアヘッドからウェハへと流体が流れ得るように、様々な物質がウェハキャリアとウェハとの間に備えられてきた。例えば、ウェハを搬送するバキューム・ヘッド内には、ヘッドからウェハへとスラリを散布するために薄膜が備えられていた。しかしながら、スラリのような流体は粘性などの温度依存性を備えているが、一般的なCMPシステムは、ウェハの温度を直接制御しない。
ウェハ温度の間接制御、すなわち無制御に関連するこの状況は、制御される要素の多くにおける相互関係、およびCMP操作におけるかかる要素の複合効果によって複雑になる。したがって、ウェハの温度を上昇させる目的でウェハからキャリアへの力が増加された場合には、その他の多くの意図せぬ変数に影響が及び、目的の温度制御のための力の使用を制限あるいは妨げ得る。例えば、かかる力は、特定のウェハ温度状態を有する必要性と矛盾するという形で、研磨速度に直接影響を与え得る。
したがって、CMP工程中、例えばCMP力などの間接的要素に依存することなく、ウェハの温度を直接制御するCMPシステムおよび方法が必要となる。かかるCMPシステムは、CMP工程中に、ウェハの温度を直接監視するとともに、所望のウェハ温度を実現するために、一つ以上の熱エネルギ源を制御する装置および方法を提供する。さらに、所望のCMP工程は、ウェハの領域全域における温度差を必要とし得るため、かかるCMPシステムは、CMP操作中に、ウェハの様々な領域の温度を直接監視するとともに、所望の温度をウェハ領域の各々に対して実現するために熱エネルギ源を個別に制御する装置および方法を提供する。さらに、かかるCMPシステムおよび方法は、所望のウェハの温度制御と一致するように、CMP工程中、ウェハと直接接触する構造を構成する。
発明を解決するための手段
概して、本発明は、上述の課題を解決するCMPシステムおよび方法を提供することにより、これらの要求を満たす。したがって、本発明により、CMPシステムおよび方法は、ウェハにおいて一つ以上のCMP工程を実行中、ウェハの局所的平滑化特性を制御することが可能である。例えば特性には、ウェハから除去される物質量が該当し得る。システム制御装置および熱制御装置を介して、ウェハにおける所望の局所的平滑化特性を実現するために、ウェハの温度を制御するための工程が実施される。かかる目的のために、かかるシステムは、CMP工程の間、例えばCMP力のような間接的要素に依存することなくウェハの温度を直接制御し得る。かかるCMPシステムはさらに、CMP工程中に、ウェハの温度を直接監視するとともに、所望のウェハの温度を実現するために一つ以上の熱エネルギ源を制御する装置および方法を提供する。さらに、ウェハの領域に亘って温度差を要求するCMP工程に対応するために、かかるCMPシステムはCMP工程の間、ウェハの様々な領域の温度を直接監視するとともに、所望の温度をウェハ領域各々に対して実現するため、熱エネルギ源を個別制御するよう構成され得る。さらに、かかるCMPシステムおよび方法は、CMP工程中、設定(例えば、熱伝達特性)が所望のウェハの温度制御と一致するように、ウェハ支持膜のようなウェハと直接接触する構造体を構成し得る。
本発明において、化学機械研磨操作のためのウェハの温度制御の一態様は、ウェハ取り付け面を有するウェハキャリアを備える。熱エネルギ伝達部は、ウェハに対するエネルギを伝達するために、ウェハ取り付け面に近接し得る。熱エネルギ検出部は、ウェハの温度を検出するために、ウェハ取り付け面に近接して配置され得る。制御装置は、検出部に応答し、熱エネルギ伝達部に対する熱エネルギ供給を制御する。
本発明の別の実施態様において、化学機械研磨工程のためにウェハの温度を監視および制御する装置が提供されている。熱エネルギ伝達部は、分離離間されている区画を伴うように構成され、各区画はウェハ取り付け面の分離領域に近接している。また、各分離区画は、ウェハの特定領域に対し、個別のエネルギ量を伝達するのに効果的である。制御装置は、分離領域と関連付けられている複数の検出部の各々に応答することが可能で、熱エネルギ伝達部の分離離間されている区画への熱エネルギ供給を制御する。
本発明のさらに別の実施態様において、化学機械研磨工程の間、ウェハの温度を監視する方法が提供されている。工程は、ウェハの表面における少なくとも一つの分離領域を規定する。特定の温度は、化学機械研磨工程の間、少なくとも一つの分離領域にて維持される。別の工程は、化学機械研磨工程の間、少なくとも一つの分離した領域の温度を検知する。方法の態様は、少なくとも一つの分離領域をウェハの表面に亘る複数の分離領域とすることを含む。また、検知工程は、分離領域の各々の温度を個別に検知することにより実行され得る。別の工程は、それぞれの同心分離領域の検知された温度にしたがって、同心分離領域の各々に対する熱エネルギの供給を制御するために提供され得る。
本発明のさらに別の態様において、方法は、ウェハの温度を制御するためにウェハの表面における多数の分離領域を規定することを含んで提供される。その方法において特定の温度は、ウェハ全域に亘る温度勾配を提供するために、分離領域の各々において維持される。ウェハは、所定の配置にて、化学機械研磨工程のために、分離領域を伴って取り付けられる。分離領域の温度が測定される。熱エネルギ伝達工程は、それぞれの領域の検知された温度にしたがって、分離領域の各々に対する熱エネルギを伝達する。別の工程では、分離領域の各々に対する熱エネルギの供給が制御される。
本発明のその他の態様および利点は、本発明の原理を例示した添付図面と関連付ながら行う以下の詳細な説明から明らかになる。
本発明は、上述の問題を解決するCMPシステムおよび方法を説明する。したがって本発明により、CMPシステムおよび方法は、CMP工程の間、例えばCMP力などの間接的要素に依存することなくウェハの温度を制御する。かかるCMPシステムはさらに、CMP工程中に、ウェハの温度を直接監視するとともに、所望のウェハの温度を実現するために一つ以上の熱エネルギ源を制御する装置および方法を提供する。本態様において、ウェハの領域全体に亘って温度偏差を要求するCMP工程に対し、例えば、かかるCMPシステムは、CMP工程の間、ウェハの様々な領域の個々の領域温度を直接監視するとともに、所望のウェハの温度が個々のウェハ領域それぞれに対して実現されるように、熱エネルギ源を個別に制御するよう構成され得る。
本発明の完全な理解を促すために、以下の記述において詳細を説明する。しかしながら、当業者にとっては、本発明がこれらの詳細の一部もしくはすべてがなくとも実行可能であることが理解されるだろう。その他にも、本発明を不明瞭にしないように、周知の処理工程および構造についての詳細な説明は省略した。
図1Aを参照すると、本発明は、例えばCMP力などの間接的要素に依存することなく、CMP工程中にウェハ52の温度Tを制御するCMPシステム50を提供するものとして理解され得る。熱エネルギ検出器54は、ウェハ52の温度Tを直接監視するとともに、システム制御装置58に一つ以上の温度信号56を出力する。システム制御装置58は、一つ以上の熱エネルギ伝達部64に一つ以上の熱エネルギ源62を接続する熱制御装置60を制御する。伝達部64は、キャリアヘッド66に取り付けられるとともに、所望のウェハ52のウェハ温度Tを実現するために、熱制御装置60およびシステム制御装置58の制御下において動作する。
通常、システム50は、ウェハ52において一以上のCMP工程を実施する間、ウェハ52の局所的平滑化特性を制御する方法を実行し得る。例えばこの特性には、ウェハ52から除去される物質量が該当し得る。以下に詳述されるように、システム制御装置58および熱制御装置60を介し、ウェハ52において所望の局所平滑化特性を実現するために、ウェハ52の温度を制御するための工程が実施される。
キャリアヘッド66は、研磨パッド76の研磨面74に対向して作用する位置において、露出面72を有するウェハ52を取り付けるための取り付け面68を提供する任意の種類のヘッドとしてよい。図1Aは、CMP工程を実施するために矢印方向に動くベルト型研磨パッド76Bを使用する代表的なキャリアヘッド66を示す図である。但し、他の種類のヘッド66およびパッド76も使用してよい。例えば、図1Bは、図1Aと同様に配置(ウェハは下)されているキャリアヘッド66を見下ろした図である。キャリアヘッド66は、実質的にウェハ52より直径が大きい円盤状の研磨パッド76DLとキャリア66とを用いて示されている。図1Cでは、キャリアヘッド66は、円盤状の研磨パッド調整部83に近接してウェハの上方向に示される。本明細書において、旋回および回転する円盤状の研磨パッド76Tは、サブーアパーチャCMP工程に対し、ウェハ52の一部を覆って移動するとともに、パッドコンディショナ83上を覆って移動する。
図2は、ウェハ52に対する熱エネルギを伝達する、光源64L形式の熱エネルギ伝達部64を備える本発明のキャリアヘッド66の態様を示す。光源64L形式の場合には、ウェハ52に対する熱エネルギ伝達は、キャリアヘッド66に取り付けられているウェハ52への伝達となり得る。光源64Lは、広い領域全域、例えばウェハ52の領域全体に亘って、強度の高い光エネルギを均一に分配するよう構成されている任意の供給源としてよい。かかる光エネルギには、ウェハ52に熱を伝達する放射エネルギ、あるいは伝導性エネルギが含まれ得る。一般に、かかる光源64Lは、迅速にかかる熱エネルギを伝達する。光源64Lは、キャリア膜84上に取り付けられ得るウェハ52に近接して示されている。光源64Lは、例えばタングステンのハロゲン・ランプとしてよい。ウェハの領域全体に亘って均一に熱エネルギを供給するための光源64Lは、本発明の一例としての実施例である。以下の説明は、ウェハ領域全体に亘って、不均一に熱エネルギを供給する本発明の他の実施例に関することは理解されるであろう。
キャリアヘッド66には特定の種類の伝達部64が備えられているがにもかかわらず、キャリアヘッド66は、キャリア膜84を通じて、ウェハ52およびパッド76とそれぞれ対面する接触面、72と74(図1A)との間にスラリ88を散布する一つ以上の搬送路86を備え得る。使用されている研磨パッドの種類に応じて、SiO2および/あるいはAl23など、異なる種類の分散研磨粒子を含む水溶液からなるスラリ88を研磨パッド76に適用可能であり、それによって研磨パッド76とウェハ52の露出面72との間に研磨化学溶液が生成される。スラリ88の温度はウェハ52の温度Tに影響を与え、スラリ88の年度は温度依存する可能性があるため、熱エネルギ検出器54Sは、スラリ88の温度を直接監視するとともに、温度信号56Sをシステム制御装置58に出力するために、搬送路86に近接して取り付けられ得る。信号56の場合と同様の使用方法にて、ウェハ52の所望の温度Tを実現するために、熱制御装置60を制御する方法を決定する際、システム制御装置58は信号56Sを使用する。本発明の一態様において、スラリ88の温度は、ウェハ52の温度Tを制御するために利用され得る。例えば、図2に示すとおり、熱エネルギ伝達部64もまた、スラリ搬送路86との熱エネルギ伝達関係においてキャリアヘッド66に取り付けられるとともに、スラリ88の所望の温度を実現するために、熱制御装置60およびシステム制御装置58の制御下において操作され得る。スラリ88とウェハ52との接触を介し、ウェハ52の所望のウェハ温度Tは、例えば図2に示す熱エネルギ伝達部64Lと独立して実現され得る。
図2はまた、ウェハ52の温度Tを直接監視する熱エネルギ検出器54を熱電対92の形状にて備えるキャリアヘッド66を示す。熱電対92は、ウェハ52を囲むリング92Rとして、露出面72近傍におけるウェハ52の平均温度Tを検知するために構成され得る。熱電対92は、システム制御装置58に温度信号56を出力し得る。ウェハ52の温度Tを正確に検出のため、検出器54をウェハ52に接近、あるいは接触させる必要のない状況において、検出器54は、ウェハ52からわずかに間隔をあけて、キャリアヘッド66に取り付けられ得る。したがって、かかる検出器54は、ウェハ52に近接(極めて接近)しているキャリアヘッド66の温度を検出し得るため、ウェハ温度を正確に表示し得る(例えば、実際のウェハ温度Tから5度以内の温度)。ウェハ領域に全体に亘って均一に熱エネルギを供給するための光源64Lは、本発明の一実施例である。
本発明の別の実施例も同様に、ウェハ領域全体に対して、均一に熱エネルギを伝達する。図3Aは、抵抗加熱器64Rを規定する一連の同心リング状の熱エネルギ伝達部64を示す。光源64Lの場合と同様に、抵抗加熱器64Rによる熱エネルギの伝達は、キャリアヘッド66に取り付けられているウェハ52への伝達である。加熱器64Rは、分離した同心リングとして構成され、ウェハ52の全領域に亘って均一に熱エネルギを分配する3つのリングとして示されている。直径の大きいウェハ52に対して(例えば、200mmウェハに対し、300mmウェハ)、均一な加熱を確保するためにさらにリングを用いてもよく、それによって、ウェハ52の全領域において、温度Tを均一にすることができる。抵抗加熱器64Rからの熱エネルギは、ウェハ52に熱伝達を提供するために、伝導性エネルギ形式である。抵抗加熱器62Rは、ウェハ52に近接して取り付けられてよく、キャリア膜84にも取り付けられ得る。各抵抗加熱器64Rは、例えばワトロー抵抗加熱器としてよい。
図3Aはまた、熱エネルギ検出器54の別の実施形態を備えるキャリアヘッド66を示す。本明細書において、多くの短型熱電対プローブ92Pは、露出面72近傍位置にてウェハ52の温度Tを直接監視するために、ウェハ52周辺に均等間隔にて配置されている。プローブ92Pの各々からの信号56Pは、特定のプローブ92Pの位置におけるウェハ温度Tを決定するために、システム制御装置58によって個別に監視され得る、すなわち、露出面72近傍におけるウェハ52の平均温度Tを決定するために、システム制御装置58によって平均化され得る。温度Tが、ウェハ52の露出面72の領域に亘って確実に均一になるように、システム制御装置58は、それぞれのプローブ92Pから検知された温度Tを比較し得る。ゼロ、あるいは小さな(例えば5度)温度Tの差異は、ウェハ52の領域に亘って、均一な温度Tを表示するために用いられ得る。4つのプローブ92Pが図3Aに示されているが、例えば、ウェハ52の直径といった要因に基づき、それより多い、または少ないプローブ92Pが提供されてもよい。また、ウェハ52の領域に亘って均一な温度Tをさらに確実に提供するために、例えば図5Aに関連して以下に詳述されるように、それぞれ分離した熱エネルギ検出器54の配列を用いてもよい。
図3Bは、キャリアヘッド66に取り付けられているウェハ52の露出面72を下から見た平面図である。代表的な3つのリング64Rは点線で示され、直径D3は、ウェハ52の一端からウェハ52の中心94を通って反対の端へと外側に伸長して示されている。直径D3は、例えば、ウェハ52の対面する両側におけるプローブ92Pの間に伸長し得る。本発明の本実施形態に説明するように、露出面72の領域に亘って均一な温度Tは、ウェハ52の温度Tに対してプロットされている、直径D3に沿った位置を示す図3Cのグラフにより示される。温度Tは比較的一定なものとして示され、ウェハ52の露出面72の領域に亘って温度変化がないことを示している。
本発明のその他の実施形態は、ウェハ領域全体に亘って不均一に熱エネルギを提供する実施形態で、図4Aから図7に示される。すなわち、各実施形態は、ウェハ52の露出面72に亘って、温度勾配を供給し得る。図4Aは、これらのうちの第1実施例を示し、ウェハ52の中心94など一点に位置し得る一つの中心ディスク64Pの形状の熱エネルギ伝達部64を示す。ディスク64Pは、供給源102(図1A)からの電子エネルギに対応する圧電性物質より構成され得る。ディスク64Pによる熱エネルギ伝達は、キャリアヘッド66に取り付けられているウェハ52への伝達である。唯一の制御可能なウェハ52への熱エネルギ源として、ディスク64Pは、ウェハ52の中心94へと熱エネルギを分配し得る。したがって熱エネルギは、ウェハ52へと不均一に伝達される。ディスク64Pからの熱エネルギは、外向き、すなわち、中心94からウェハ52の端部方向へと放射線状に流れる。本実施例において、温度Tの値がウェハ52の端部近傍において最低値となるように、中心94から離れた例示的領域104、106の温度Tは、中心94の温度よりも低い。ディスク64Pは、光源64Lに関連して図2に示す方法と同様の方法にて、ウェハ52に近接して取り付けられ得る。
図4Aは、図2に示す熱電対92と類似し得る、熱電対リング92Rを含む熱エネルギ検出器54の一実施例を備えるキャリアヘッド66も示す。すなわち、例えば多数の短型熱電対プローブ92Pが、図3Aに関連して上述されたように提供され得る。熱電対リング92Rは、露出面72近傍におけるウェハ52の平均温度Tを検知するために、ウェハ52を取り囲む。熱電対リング92Rは、システム制御装置58に温度信号56を出力し得る。
図4Bは、キャリアヘッド66に取り付けられているウェハ52の露出面72を下から見た平面図である。代表的な中心ディスク64Pは点線で示され、直径D4は、ウェハ52の一端からウェハ52の中心94を通り、反対の端へと外側に延びるように示されている。直径D4は、例えば、ウェハ52の対面する両側のリング92Rの間に伸長し得る。本発明の本実施例に説明されるように、露出面72の領域に亘る温度勾配は、ウェハ52の温度Tに対してプロットされる、直径D4沿いの位置を示す図4Cのグラフにより示される。リング92Rからの信号56は、半径D4の端における温度Tを示す。図4Cは、ウェハ52の露出面72の領域に亘る例示的な所望の温度勾配を描く逆U字状曲線110を示す。曲線110によれば、温度Tは中心94にて最大値をとり、外側にいくほど値が小さくなることがわかる。
ウェハ52の直径D4に沿った位置における温度Tがより正確に測定され、中心ディスク64Pを使用した結果、温度勾配を測定することができる場合には、図5Aに関連して以下に詳述されるように、分離した熱エネルギ検出器54Aの配列が用いられ得るのが好ましい。実際のCMP工程において、かかる配列を用いると、図8に関連して以下に詳述するように、例えば、CMP処理またはキャリア膜84の熱伝達特性に基づき、曲線110の形状は図4Cに示す逆U形とは異なる傾向となり得る。かかる傾向にもかかわらず、例えば、図4Cに示す曲線110にしたがった特定の方法にて、温度勾配を変化させることは望ましい。ある領域(例えば106)におけるCMP処理の不均一な熱伝達特性を補正するために、熱エネルギ伝達部64は、例えば図6Aおよび図7に関連して説明されるように構成され得る。
温度勾配がウェハ52の露出面72に亘って与えられている別の実施例は図5Aに示され、外リング64OR状の熱エネルギ伝達部64を図示する。外リング64ORは、ウェハ52の端部近傍へと伸長する環状に構成され得る。外リング64ORは、図3Aに示すリング64Rと同様に抵抗加熱器としてよいし、図4Aに示すディスク64Pの圧電性物質で構成されてもよい。しかしながら、ウェハ52へ供給またはウェハ52から取り出される熱エネルギとして、ウェハ52に対する熱エネルギを伝達するために、図5Aに示す実施例は、低温TLと高温THとの両方において、熱エネルギ伝達流体116を外リング64ORへと供給する機能を与える。このため、外リング64ORは中空リング状の管として構成される。外リング64ORは、光源64Lに関連して図2に示す方法と同様の方法にて、ウェハ52に近接して取り付けられ得る。流体116は、例えばエチレン・グリコールとしてよい。
供給源62の一つは、熱制御装置60に応じて、流体116を加熱および冷却するために提供されてよく、あるいは図1Aに示すように、供給源62Hが熱流体116、別の供給源62Cが冷流体116をそれぞれ供給するとしてもよい。熱制御装置60は、システム制御装置58の制御下において稼動し、加熱または冷却の必要性に応じて、供給源62Hまたは62Cのいずれかを外リング64ORに接続する。制御装置60は、中空リング64ORへの適切な温度を有する流体116を供給する。ウェハ52との熱エネルギの入出力を唯一制御可能な供給源、あるいは受入部として、外リング64ORは、ウェハ52の外側に対してのみ、あるいは外側からのみ熱エネルギを直接伝達し得る。したがって熱エネルギは、ウェハ52の領域へと、あるいは領域から不均一に伝達される。加熱の際、リング64ORからウェハ52へと直接伝達される熱エネルギは内向き、すなわちウェハ52の端部から中心94へと放射状に流れる。例えば、端部から離れている領域122、124の温度Tが変化する。冷却のため、ウェハ52からリング64ORへと直接伝達される熱エネルギは外向き、すなわち、ウェハ52の中心から端部へと放射状に流れる。端部から離れている領域122、124の温度Tが変化する。ウェハ52に供給される流体がウェハ52の現在の温度Tよりも冷たいか、あるいは暖かいかに応じて、最低温度Tは、本実施例のウェハ52の端部付近、あるいは中心付近に現れる。
図5Aは、間隔をあけて配置されている複数位置の各々にてウェハ52の温度Tを検知するよう構成されている熱エネルギ検出器54の実施例を備えるキャリアヘッド66を示す。以下にさらに説明するように、温度勾配は、ウェハ52の中心94、あるいはウェハ52の端部に関連して、様々な態様にて配置され得る。直径D5に沿った温度勾配を監視するために、例えば、検出器54は、均等間隔にて直径D5に沿って配置されている別個の熱エネルギセンサ54Fの配列54Aにより構成されている。配列54Aは、例えば、領域122、124を横断する。図5Dは、様々な温度に対応してそれぞれ蛍光を発する物質の塗膜126を備える検出器先端126を有する蛍光式光ファイバプローブ(LUXTRONブランドのプローブなど)として、代表的なセンサ54Fを示す。先端126は、ウェハ52と直接接触するように、ウェハ52に近接して配置され得る。キャリア膜84が用いられているキャリアヘッド66の構成において(例えば、図2参照)、先端126は、ウェハ52と接触するキャリア膜84のすぐそばに近接し得る。
蛍光式光ファイバプローブ54Fからの信号56の強度により、プローブ54Fの位置における温度Tが表示される。配列のプローブ54が等間隔なため、システム制御装置58が異なるプローブ54Fからの信号56を受信すると、各プローブ54Fに対して、温度Tが表示され、プローブ54Fの位置が参照される(例えば、直径D5に沿って)。信号56の中の特定の信号および特定の信号56を生成したプローブ54Fの位置関係により、システム制御装置58は、ウェハ52の直径D5に沿って広がる実際の温度勾配表示を受信し、実際の温度勾配を所望の温度勾配と比較することが可能となり、熱エネルギ伝達部64のリング64ORを介して、適切な熱伝達をもたらし得る。
図5Bは、キャリアヘッド66に取り付けられているウェハ52の露出面72を下から見た平面図である。代表的なリングリング64ORは点線で示され、直径D5は、ウェハ52の一端からウェハ52の中心94を通り、反対の端部へと外向きに伸長して示される。したがって、直径D5は通常、リング64ORの対面する両側の間に伸長し、例えば配列54Aに沿っている。本発明の本実施例に説明されるように、露出面72の領域に亘る温度勾配は、ウェハ52の温度Tに対してプロットされる直径D5沿いの位置を示す図5Cのグラフにより示される。図5Cは、ウェハ52の露出面72の直径D5に沿ってひろがる温度勾配を描くU字状曲線118を示す。曲線118は、温度Tは端部にて最大値をとり、内側に向かって低下することを示す。CMP処理の特性(例えば、処理が発熱か吸熱か)がそのようであるならば、所望の温度勾配は冷却流体116または加熱流体116のいずれかをリング64Rに供給することにより実現され、次に、上述のとおり、システム制御装置58は、供給源62Hまたは62Cのうちの適した供給源から、熱的に適した(熱い、あるいは冷たい)流体116を外リング64ORへと供給し得る。
図4Aから4Cに関連して上述したのと同様に、実際、曲線118の形状は、図5Cに示すU字状とは異なる傾向となり得る。差異は、例えば図8Aおよび8Bに関連して以下に詳述するように、CMP処理、すなわちキャリア膜84の熱伝達特性に基づき得る。この傾向にもかかわらず、例えば図5Cに示す曲線118に従う特定の態様にて変化する温度勾配を有することが望まれ得る。ある領域(例えば122)におけるこの不均一なCMP処理の熱伝達特性を補正するために、熱エネルギ伝達部64は、例えば図6Aに関連して以下に述べるように構成され得る。
図6Aを参照すると、本発明はまた、ウェハ52の直径Dに沿って広がる温度勾配を特定の方法において変化させる要求も満たす。さらに、例えば別の領域134と比較して、ある領域(例えば132)における不均一な熱生成、すなわち、CMP処理の伝達特性に対する補正も提供される。図6Aは、異なる熱エネルギ伝達が、同時にウェハ52の2つ以上の様々な領域において、個々に行われ得る本発明の別の実施例を示す。これらの例示的領域は、例えば、放射状に間隔をあけて配置されている領域132および134としてよい。また、図7に示すパイ状、あるいはV字状の領域136としてよい。図6Aを検討すると、例えば、ある熱エネルギは領域132に伝達され、別の熱エネルギは領域134から、すなわち逆向きに伝達され得る。例えば、所定の時間において、CMP処理は、(本発明の温度制御を伴わないためにもたらされる温度Tの不要な上昇のため)領域134にて熱エネルギを生成し、同時に、(本発明の温度制御を伴わないためにもたらされる温度Tの不要な減少のため)領域132にて熱エネルギを吸収する。熱エネルギの個々の伝達は、システム制御装置58の制御下において、領域134から提供されるとともに、領域132へと供給され得る。
図6Aは、複数の中空リング、すなわち中空管64PIの形状にてエネルギ伝達部64を示す。各管64PIは、ウェハ52のそれぞれ分離された環状の領域上にて、例えば、領域132または134のうちの一つの領域上にて弓状に伸長して円形に構成され得る。外側の管64PIは、ウェハ52の端部に近接し、それより一つ内側の管64PIは、ウェハ52の複数の環状領域に対する個々の熱伝達のやりとりを提供するため、外側の管64PIから内向きに放射状に配置され得る。
管64PIは、ウェハ52への、およびウェハ52からの熱エネルギとしてウェハ52に関連する熱エネルギを伝達するために構成され得る。こうするために、管64PIは、熱エネルギを供給する供給源62Lからの光を導入可能な中空光学ファイバとしてよい。管64PIは、ウェハ52の特定領域を避けて熱エネルギ伝達を提供するために、冷流体116の供給源62Cに接続されてもよい。
図6Aに示す実施例は、図5Aに示す外リング64ORと同様の方法、すなわち、低温TLおよび高温THにて、ウェハ52の近傍に、複数の管64PIの各々に関連して熱エネルギを伝達する。
したがって、熱制御装置60に対応して、供給源62のうちの一つを流体116の加熱および冷却のために提供してよく、あるいは図1Aに示すように、供給源62Hが熱流体116、別の供給源62Cが冷流体116をそれぞれ供給してもよい。熱制御装置60は、システム制御装置58の制御下において動作し、供給源62Hまたは62Cのいずれかを管64PIに接続する。制御装置60は適切な管64PIに対して適した温度を有する流体116を供給する。
管64PIは、リング64ORに関連して上述したように、ウェハ52に近接するキャリアヘッド66に取り付けられ得る。各管64PIは、直接、主としてウェハ52の特定領域(例えば、132または134)と熱エネルギ伝達をやりとりする。したがって、熱エネルギは、ウェハ52の全領域に対し、不均一に伝達され得る。例えば、特定の領域132または134との間の熱エネルギ伝達のやりとりは、その領域の温度Tの上昇、あるいは低下をもたらす。
個々の管64PIの間に断熱材138を提供することにより、このような領域132の温度Tの変化は、実質的にウェハ52の任意の近接する領域134の温度Tの変化と切り離される。
図6Aはまた、多数の離間位置の各々にて、ウェハ52の温度Tを検知するよう構成されている熱エネルギ検出器54の実現例を備えるキャリアヘッド66も示す。かかる位置は、異なる管64PIにより与えられている領域に対応する。以下にさらに説明するように、所望の温度勾配は、例えばウェハ52の中心94から端部にというように、様々な態様にて配向され得る。図6Bは、キャリアヘッド66に取り付けられているウェハ52の露出面72を下から見た平面図である。例示的な円形の管64PIを点線で示し、環状領域132および134を図面の簡略化のため、点線内に示す。例えば、直径D6(図6A)に沿って変化し、実質的に同じ温度Tが中心を同心とする各管状領域(例えば132)内に要求されている温度勾配に対し、検出器54は、図5Aと関連して上述される別々の熱エネルギセンサ54Fの同心円状の配列54Cとして構成され得る。一つの配列54Cは、領域132の温度Tの監視を容易にするために、領域132の周辺に環状経路状に配置される。各配列54Cに対して、検出器54Fは、例えば環状領域132の周辺に均等間隔にて配置される。したがって各配列54Cは、隣り合う配列54Cと間隔をあけて配置されている。個々の配列54Cのプローブ54Fが等間隔であるとともに、各配列54Cはその他の配列54Cから切り離されているため、システム制御装置58が異なるプローブ54Fからの信号56を受信すると、各プローブ54Fに対して、温度Tが表示され、プローブ54Fの一部である配列64Cおよびプローブ54Fの位置が参照される。したがって、システム制御装置58は、ウェハ52の特定の環状領域(例えば132)周辺の実際の温度勾配を表示するためのデータを受信し、かかる実際の温度勾配をその領域に必要な温度勾配と比較し得る。同様に、システム制御装置58は、図6Aの直径D6沿いに配置されている異なるプローブ54Fからの信号56を用いて、直径D6沿いの温度勾配が許容できるか否か、あるいは、例えば管64PIに供給されている流体の温度を適切に制御することにより変更すべきか否かを判断する。
本発明の本実施例に説明されるように、露出面72の領域に亘る温度勾配は、ウェハ52の温度Tに対してプロットされる直径D6に沿った位置を示す図6Cのグラフにより示される。その位置は、環状領域132、134などと近接するプローブ54Fの各々の位置にそれぞれ対応する。波形曲線142は、ウェハ52の露出面72の直径D6にわたる例示的な温度勾配を示す。曲線142は、本発明の温度監視および制御をしない場合の温度勾配を表し、勾配は、(本発明の温度制御をしない場合には温度Tの不要な上昇が発生するため)領域134にて熱エネルギを生成し、それと同時に、(本発明の温度制御をしない場合には温度Tの不要な低下が発生するため)領域132にて熱エネルギを吸収するCMP処理に依存し得る。 図6Cはまた、ウェハ52の露出面72の直径D6にわたる例示的な制御された温度勾配を描く均一な曲線144を示す。曲線144は、本発明の温度監視と制御を伴う温度勾配を表す。領域134にて熱エネルギを生成するCMP処理にもかかわらず、領域134と近接する検出器54Fからの信号56に応じて、領域134の管64PIは、領域134からの熱エネルギを移動させるよう制御されるとともに、曲線144の位置134に示すように、温度Tを低下させる。この方法にて、システム50は、本発明の温度制御がない場合に領域134に生じる温度Tの不要な上昇を回避する。同様に、領域132へと熱エネルギを供給することにより、システム50は本発明の温度制御がない場合に領域132に生じる温度Tの不要な低下を回避する。
このようにシステム50は、温度勾配を除くための制御を含む特定の方法にて、ウェハ52の直径D6に沿う温度勾配の偏差を制御するために用いられ得ることが理解され得るであろう。システム50は、発生し得る不要な温度勾配が、不均一な熱生成、すなわち、例えば別の領域134と比較してある領域(例えば132)におけるCMP処理の熱エネルギ伝達特性に依存するか否かという制御を提供し得る。
システム50の別の実施例により、ウェハ52の領域は、例えば領域132および134といった環状以外の形状に分割され得る。図7は、例示的なV字状、あるいはパイ状の領域136を有するウェハ52の一部を示す。これらのパイ状領域136の温度Tは、例えば、複数の中空リング、すなわち管64Wのように熱エネルギ伝達部64を構成することにより制御され得る。各管64Wがウェハ52の分離されたV字状領域136の一つと近接するV字状構成となり得ることを示すために、ウェハ52は図7において裁断されている。第1の管64W−1は、ウェハ52の全領域の選択された角度152により規定されるとおり、第1の領域136−1に近接し得る。第2の管64W−2は、選択された角度154により規定されるとおり、第2の領域136−2に近接するとともに、第1の管64W−1に近接して配置され得る。かかる領域136を熱的に分離するために、領域136間に断熱材152が提供され得る。上述の実施例に基づいて、他のV字状管64W、すなわちその他の熱伝達部64は、ウェハ52の領域の他の部分に提供され得る。同様に、上述の実施例に基づき、ウェハ52の各領域136の温度Tをそれぞれ監視および制御するために、検出器はV字状領域136に適合するよう配置され得る。
図8Aおよび8Bは、キャリア膜84の熱伝達特性がウェハ52の温度Tの監視および制御に併用され得るシステム50の実施例をさらに示す。膜84は、例えば図8Bに示す環状領域を含む任意の形状に構成され得る多数の区画158を含んで示されている。区画158は、例えば表面の粗さ、すなわち熱伝導係数などの異なる熱伝導特性を備え得る。本態様において、特定位置におけるCMP処理の特定の熱特性(例えば発熱反応)からみて、膜84は特定位置に近接するウェハ52へのより多くの熱エネルギ伝達、あるいはウェハ52からのより少ない熱エネルギ伝達を許容するよう構成され得る。異なる熱エネルギ伝達特性は、熱エネルギ伝達部64の分離した複数部分のうちの一つから別の一部分を熱的に分離するために提供され得る。
上述のとおり、システム50は、ウェハ52上において一以上のCMP工程を実施する間、ウェハ52の局所平滑化特性を制御する方法を実行し得る。かかる方法の一態様は、ウェハ52の温度を監視することを含む。図9は、化学機械研磨工程の間、ウェハ52の温度を監視する本発明の方法における工程を説明するフローチャート170を示す。その方法は、ウェハ52の表面の少なくとも一つの分離領域を規定する工程172を含む。特定の温度Tは、化学機械研磨工程の間、少なくとも一つの分離領域において維持される。その領域は、ウェハ52の全領域、あるいは、例えば上述の領域、132、134、136のうちの一領域としてよい。その方法は、化学機械研磨工程の間、少なくとも一つの分離領域の温度を検知する工程174へと移行する。検知は、上述の検出器54のうちの一つを用いて行われ得る。
本方法の別の態様は、例えば、多数の領域136、132、134のような、ウェハ52の表面に亘る分離領域のうちの多くの領域として、少なくとも一つの分離領域を定義するために工程172を実行し得る。分離領域はウェハ52の中心を同心とし、特定の温度Tは、複数の同心分離領域の各々において維持され得る。また、検知工程174は、かかる分離領域の各々の温度を個々に検知することにより実行され得る。その方法は、各領域の検知された温度およびその領域の所望の温度と検知された温度との比較に基づき、分離領域のうちの少なくとも一領域、あるいは各々の領域に対する熱エネルギを伝達する工程176に移行し得る。
検知された温度とその領域の所望の温度との比較はシステム制御装置58により行われ得ることは理解され得る。システム制御装置58は、ワロー温度制御装置、すなわち、受信した信号56を処理するようプログラムされているコンピュータとしてよい。例えば、キャリアヘッド66に一つの信号56がある場合には、その信号は、ウェハ52の温度Tの所望の値を表す記憶データと比較され得る。かかる比較から生じる任意の差異に基づき、システム制御装置58は、検知された温度Tを所望の値にするため、熱制御装置60にキャリアヘッド66へ熱エネルギを供給させる。ある値、例えば所望の温度が、CMPによりウェハ52から除去される部分の所望の分量など、ウェハへの所望の局所平滑化特性の提供をもたらす値を決定した後、記憶データはシステム制御装置58に入力され得る。
上述のように、例えば個別の配列54Cのプローブ54Fが均一に離間されている場合には、信号56は複数存在し得る。上述のとおり、ある配列54Cはその他の配列54Cから分離しているため、システム制御装置58はプローブ54Fのうちの一つから、温度T、そのプローブ54Fに対応する配列54C、およびプローブ54Fの位置を示すデータとして信号56を受信し得る。システム制御装置58は、かかるデータを整理するとともにウェハ52の特定の環状領域(例えば132)周辺の実際の温度勾配表示(例えば、図5Cおよび6Cのグラフ)を提供するようプログラムされている。このようなウェハ52の特定の環状領域周辺の実際の温度勾配に対するデータ(例えば曲線142)は、その領域の所望の温度勾配(例えば曲線144)を表すデータと比較される。
次にシステム制御装置58により、熱制御装置60は、様々な領域にて所望の温度Tを提供するよう動作する。上述のとおり、この工程は、加熱または冷却の必要性に応じて、供給源62Hまたは62Cのいずれかをリング64ORに接続することにより実行され得る。システム制御装置58は、中空リング64ORに対して適切な温度を有する流体116を供給するため、制御装置60を制御する。したがって、CMP処理が領域134にて熱エネルギを生成する例示的状況にもかかわらず、領域134と近接する検出器54Fからの信号56に応じて、システム制御装置58のプログラムは、領域134に対する管64PIにより、領域134から熱エネルギを送出するとともに、曲線144の位置134に示すように温度Tを低下させる。
配列54Cを使用する場合には、複数の別個の値、例えば所望の温度がウェハ52における各領域(例えば、図6Bの領域132、134)にて別個の所望の局所的な平滑化特性を提供する値を決定した後、記憶データはシステム制御装置58に入力される。かかる決定は、例えば、スラリ88およびウェハ52間の温度依存性化学反応に基づき得る。通常、例えばウェハ52に接触するスラリ88の温度が高くなり、ウェハ52の温度Tが高くなるほど除去速度が高くなる、すなわちCMP処理が迅速に行われる。
本発明の態様は、図10示す温度対時間のグラフに関し、本グラフによればウェハ温度Tは時間t1にて最高値となる。時間t1は、特定のCMP工程の開始と対応し得る。また一般に、高速研磨、すなわち高速除去が要求され、高い値にて実現される。しかしながら、CMP工程が行われている間、時間が経過(例えば時間t1から時間t2)すると、除去速度全体に対するより大規模な制御が要求され得る。このため、ウェハ温度Tは、例えば時間t2で始まり時間t3へと続く低い値に低下して示されている。時間t2およびt3は、特定のCMP工程の終了間際となり得るため、ウェハ52の過剰研磨を防止するために、通常そこでは、低い、すなわち速度の遅い研磨が要求される。上述に基づき、システム50は、例えばこのようなウェハ温度Tの時間相関制御を提供するため、時間t1、t2、t3にて用いられ得る。
本発明のさらに別の実施態様は、ウェハ52および研磨パッド76の間の接触に関する。ウェハ52および研磨パッド76の間で熱エネルギが伝達し得るように、かかる接触は加圧下である。システム50は、パッド76の温度を制御するため、ウェハ52の温度Tを制御することにより、上述のとおり用いられ得る。本方法において、パッド76の研磨特性(例えば、所定の圧力における研磨速度)がパッド76の温度に関連して変化する場合には、ウェハ温度Tは制御され得るとともに、ウェハパッドによりパッド76の温度と接触され得るため、パッド76の研磨特性は、CMP工程中の任意の時間において選択され得る。
本発明のさらに別の態様は、ウェハ52の温度Tを制御するためにスラリ88の温度を用いることに関する。例えば、図11に示すとおり、熱エネルギ伝達部64SLは、研磨パッド76B上に取り付けられている分離排出口212として構成され得る。分離排出口212は、パッド76Bの分離区画216上のスラリ88の分離した流れを供給し、区画216は、パッド76Bと共にキャリアヘッド66へと移動する。パッド76Bの区画216の温度は、各流れ214中のスラリ88の温度により決定される。パッドの動作は、例えばウェハ52の各領域それぞれの所望の温度が実現され得るように、ウェハ52の各分離領域との熱エネルギ伝達関係にスラリ88の各区画216を利用する。それぞれの温度のスラリ88およびウェハ52の各領域に生じた温度を有するパッド76Bの区画216は、ウェハ52の各領域の所望の除去量のような、ウェハの各領域における所望の局所平滑化特性を提供するために用いられ得る。
CMPシステム50および上述の問題に対する解決法を実行する上述の方法を提供することにより、本発明が上述の要求を満たすことは理解され得る。したがって、CMPシステム50およびこれらの方法により、CMP工程中、ウェハ54の温度T全体に対し、直接制御が維持され得る。すなわち、かかる温度Tは、例えばウェハ52に適用されるCMP力のような間接的要因に依存することなく制御される。かかるCMPシステム50はさらに、CMP工程中、ウェハ52の温度を直接監視する。さらに、ウェハの領域に広がる温度偏差を要求するCMP工程に対応するために、かかるCMPシステム50は、CMP工程中、ウェハ52の様々な領域(例えば、132、134、136)の温度Tを直接監視するとともに、所望のウェハ温度Tがウェハ領域の各々に対して実現されるように、熱エネルギ源62を個別に制御するよう構成され得る。さらに、CMPシステム50および方法は、膜構成(例えば、熱伝達特性)が所望のウェハの温度制御と一致するように、CMP工程中、キャリアヘッド66に取り付けられているウェハ支持膜84など、ウェハと直接接触する構造体を構成し得る。
理解を深めるために従来技術を詳しく説明したが、添付の特許請求の範囲内で所定の変更と修正を行ってもよいことは明らかである。例えば、ウェハ52の領域は、熱エネルギ伝達が制御される場所によって、様々な寸法と形状とに定義され得る。また、熱エネルギ伝達部64および検出器54の構成は、このように定義された領域に応じて変更され得る。したがって、本実施形態は、例示的なものであって、制限的なものではないとみなされ、本発明は、本明細書に示した詳細に限定されず、添付の特許請求の範囲および等価物の範囲内で修正可能である。
ウェハの温度を制御する本発明のシステムを示す概略図であり、CMPシステムの一のタイプに取り付けられているウェハに熱エネルギを伝達するために用いられる熱エネルギの制御装置を示す。 ウェハの温度を制御する本発明のシステムを示す概略図であり、CMPシステムの他のタイプに取り付けられているウェハを示す。 ウェハの温度を制御する本発明のシステムを示す概略図であり、CMPシステムのさらに他のタイプに取り付けられているウェハを示す。 本発明のキャリアヘッドの概略図であり、ヘッド上のウェハの全領域に対し、熱エネルギを伝達する部分の光源の実施例と、リング型の温度検出器を示す。 熱エネルギ伝達部の一実施例の同心リングおよび温度検出器のプローブの構成を上から見下ろした概略図である。 ウェハの同心領域に亘って伸長する直径を示す概略図である。 図3Aに示す熱エネルギ伝達部の均一な温度に対する直径位置特性を示すグラフである。 熱エネルギ伝達部の実施例および温度センサのリング状実施例の中心点を上から見下ろした図である。 中心点とリング状センサとの間のウェハ領域を横断して伸長する直径を示す概略図である。 温度勾配の実施例を示すグラフであり、図4Aに示す熱エネルギ伝達部の温度変化に対する直径位置特性を示す。 熱エネルギ伝達部の別の実施例における外輪形の流体供給構造を上からみた概略図である。 リング形流体供給構造の対向面におけるセンサ配列に沿った、ウェハ領域に伸長する直径を示す概略図である。 別の温度勾配を示すグラフであり、図5Aに示す熱エネルギ伝達部の別の温度に対する直径位置特性を示す。 蛍光式光ファイバプローブとしてのセンサの図である。 熱エネルギ伝達部の別の実施例における複数の加熱−冷却リング型構造と複数の温度センサ配列とを上から見た概略図である。 ウェハの環状領域と各々一直線に配列されているセンサ配列のうちの一配列とを示す概略図である。 二つの温度勾配を示すグラフである。一つは、本発明を用いていないCMP工程による結果で、もう一つは本発明の温度制御を用いた場合の結果である。 熱エネルギ伝達部の別の実施例における複数の加熱−冷却リング型構造と、リング型構造と関連付けられている多数の温度センサ配列とを上から見た概略図である。 図2に示す構造の一部を部分的に示す拡大図であり、キャリアヘッドのウェハ取り付け面に配置され、膜の様々な領域における相対位置によって熱伝導係数が変化するように熱的に構成されているキャリア膜を示す。 図8Aに示すキャリア膜の平面図であり、キャリア膜の様々な領域を示す。 化学機械研磨工程の間、ウェハの温度を監視する方法工程を示すフローチャートである。 CMP工程の間、時間と関係づけて行われるウェハ温度の制御を表すグラフである。 研磨ベルト上に個別に制御されたスラリ流体を滴下する個別制御スラリ供給を示す概略図である。

Claims (34)

  1. 化学機械研磨工程のためのウェハの温度を制御する装置であって、
    ウェハ取り付け面を有するウェハキャリアと、
    前記ウェハ取り付け面に近接し、前記ウェハに対してエネルギを伝達する熱エネルギ伝達部と、
    前記ウェハ取り付け面に近接し、前記ウェハの温度を検出する熱エネルギ検出部と、
    前記検出部に対応して、前記熱エネルギ伝達部に対する熱エネルギの供給を制御する制御装置と
    を備える装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記熱エネルギ伝達部は、前記ウェハの表面の選択された領域に対して前記熱エネルギを伝達し、前記表面に亘って温度勾配を確立するよう構成され、前記熱エネルギ検出部は、前記表面上の所定の位置における温度を検出するよう構成されている装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、前記熱エネルギ伝達部の構造は円と対応づけて規定され、前記ウェハの前記表面の前記選択された領域は前記ウェハの中心に近接しており、前記熱エネルギ検出部の構造は円と対応付けて規定され、前記表面の前記所定の位置は、前記ウェハの外縁に近接している装置。
  4. 請求項2に記載の装置において、前記熱エネルギ伝達部の前記構成は環状であるとともに前記ウェハの前記表面の前記選択された領域は前記ウェハの外縁に近接し、前記熱エネルギ検出部の前記構成は環状であるとともに前記表面の前記所定の位置は前記ウェハの中心に近接している装置。
  5. 請求項1に記載の装置において、前記熱エネルギ伝達部は、前記表面全域に均一な熱条件を確立するために、前記ウェハの表面のほぼ全体に対して均一に前記熱エネルギを伝達するよう構成され、前記熱エネルギ検出部は、前記表面上の所定の位置における温度を検出するよう構成されている装置。
  6. 請求項1記載の装置はさらに、
    前記ウェハを支持するために前記ウェハ取り付け面上に備えられているウェハ取り付け膜を備え、前記ウェハ取り付け膜は前記ウェハ取り付け面の相対位置によって熱伝導係数が変化するように熱的に構成されており、
    前記ウェハに対して前記熱エネルギ伝達部から伝達される前記エネルギは、前記熱伝導係数の差違により前記ウェハの様々な部分に伝達される装置。
  7. 請求項1記載の装置において、前記制御装置は、前記ウェハの温度を上昇させるために、熱エネルギ源を前記熱エネルギ伝達部に接続することにより低温を表示する前記熱エネルギ検出部に応答する装置。
  8. 請求項1記載の装置において、前記制御装置は、前記ウェハの温度を低下させるために、熱エネルギ受信部を前記熱エネルギ伝達部に接続することにより高温を表示する前記熱エネルギ検出部に応答する装置。
  9. 化学機械研磨工程のためのウェハの温度を変更する装置であって、前記ウェハの裏面全体を支持する面を有するウェハキャリアと、
    分離離間されている区画を伴い構成されている熱エネルギ伝達部と
    を備え、各区画はウェハ取り付け面の分離領域に近接し、各分離区画は前記ウェハの特定領域に対する別々のエネルギ量の伝達に有効である装置。
  10. 請求項9記載の装置はさらに、
    前記ウェハの特定の分離したスラリ投入領域にスラリを供給するために、前記ウェハキャリアに接続されているスラリ供給口と、
    前記分離したスラリ投入領域の各々に近接し、前記ウェハの各分離したスラリ投入領域に近接する前記ウェハの前記特定領域のうちの一領域の温度を検出する熱エネルギ検出部と
    を備える装置。
  11. 請求項10記載の装置はさらに、
    前記スラリにより前記ウェハに対して伝達される熱エネルギを補正するために、前記熱エネルギ検出部の各々に対応して、前記熱エネルギ伝達部の分離離間されている区画への熱エネルギの供給を制御する制御装置を備える装置。
  12. 請求項9記載の装置はさらに、
    前記分離離間されている区画の各々に対応するプローブを含む光学熱エネルギ検出部と、各プローブは各分離離間されている区画に対応する前記ウェハの領域における温度を検出し、
    前記熱エネルギ伝達部における各々の分離離間されている区画への熱エネルギの供給を制御するプローブの各々に対応する制御装置と
    を備える装置。
  13. 請求項9に記載の装置であって、前記熱エネルギ伝達部は、前記ウェハのそれぞれの特定領域に対して個別のエネルギ量を伝達するために、前記分離離間されている区画の各々に対応する分離された発光体を含む光エネルギ源である装置。
  14. 請求項9記載の装置はさらに、
    前記分離離間されている区画に関連して、アレイ状に均一に配置されている温度検出部と、各温度検出部は前記ウェハの特定位置における温度を表す信号を出力するよう構成され、
    前記熱エネルギ検出部から前記信号に対応するとともに前記分離離間されている区画全域における実際の温度勾配を表示するようプログラムされているシステム制御装置と、前記システムは前記実際の温度勾配と前記分離離間されている区画全域における所望の温度勾配とを比較するようプログラムされ、
    前記実際の温度勾配を前記分離離間されている区画全域における所望の温度勾配と等しくするために、前記システム制御装置に対応して、前記熱エネルギ伝達部の各分離離間されている区画への熱エネルギ供給を制御する熱エネルギ制御装置と
    を備える装置。
  15. 化学機械研磨工程間ウェハの温度を監視する方法であって、
    前記ウェハの表面における少なくとも一つの分離領域を規定する工程と、化学機械研磨工程の間、前記少なくとも一つの分離領域において特定の温度が維持され、
    前記化学機械研磨工程の間、前記少なくとも一つの分離領域における温度を検知する工程と
    を備える方法。
  16. 請求項15に記載の方法において、前記少なくとも一つの分離領域は、前記ウェハの表面に亘る複数の前記分離領域であり、前記検知工程は、前記分離領域の各々の温度を別々に検知することにより実施される方法。
  17. 請求項16記載の方法はさらに、
    前記各々の領域の前記検知された温度にしたがって、前記分離領域の各々に対する熱エネルギを伝達する工程を備える方法。
  18. 請求項15に記載の方法において、前記規定工程は、前記ウェハの中心を同心とする前記ウェハの前記表面の複数の分離領域を規定し、前記複数の同心分離領域の各々において特定の温度が維持され、前記検知工程は前記同心分離領域の各々の温度に関連して個別に実施される方法。
  19. 請求項18記載の方法はさらに、
    前記それぞれの同心分離領域の前記検知された温度にしたがって、前記同心分離領域の各々に対する熱エネルギの供給を制御する工程を備える方法。
  20. 請求項15に記載の方法において、前記少なくとも一つの分離領域は、前記ウェハの外周内に規定されている円盤状の領域であって、
    前記方法はさらに、
    前記検知工程における出力にしたがって前記円盤状の領域のほぼ全体に対する光エネルギを方向づけることにより、前記円盤状の領域に対する熱エネルギ供給を制御する工程を備える方法。
  21. 化学機械研磨工程間ウェハの温度を監視する方法であって、
    前記ウェハの表面における少なくとも一つの分離領域を規定する工程と、前記少なくとも一つの分離領域において特定の温度が維持され、
    化学機械研磨工程のために前記ウェハを所定の配置にて前記少なくとも一つの分離領域とともに取り付ける工程と、
    前記少なくとも一つの分離領域の温度を検知する工程と
    を備える方法。
  22. 請求項21に記載の方法において、複数の前記少なくとも一つの分離領域は、前記ウェハの前記表面に亘って供給され、前記取り付け工程は、キャリアヘッド上に前記ウェハを置くことにより実施され、前記検知工程は、前記分離領域の各々の温度を別々に検知することにより実施される方法。
  23. 請求項22記載の方法はさらに、
    前記それぞれの領域の前記検知された温度にしたがって、前記分離領域の各々に対する熱エネルギを伝達する工程を備える方法。
  24. 請求項21に記載の方法において、前記規定工程は、前記ウェハの中心を同心とする前記ウェハの前記表面の複数の分離領域を規定し、前記複数の同心分離領域の各々において特定の温度が維持され、前記検知工程は、前記同心分離領域の各々の温度に応答することにより実施される方法。
  25. 請求項24記載の方法はさらに、
    前記それぞれの分離プローブの出力にしたがって、前記同心分離領域の各々に対する熱エネルギの供給を制御する工程を備える方法。
  26. ウェハにおいて、少なくとも一つの化学機械研磨工程の実行中ウェハの局所的平滑化特性を制御する方法であって、
    特定の平滑化特性が少なくとも一つの分離領域において実施される前記ウェハの表面における少なくとも一つの分離領域を規定する工程と、
    前記少なくとも一つの分離領域の温度を制御する工程と
    を備える方法。
  27. 請求項26に記載の方法はさらに、
    前記少なくとも一つの化学機械研磨工程の一工程として、前記ウェハの少なくとも一つの分離領域にスラリを適用する工程と、
    前記ウェハの前記少なくとも一つの分離領域に適用される前記スラリの温度を制御する工程と
    を備える方法。
  28. 請求項26に記載の方法において、複数の前記少なくとも一つの分離領域は、前記ウェハの前記表面に規定され、
    前記方法はさらに、
    前記少なくとも一つの化学機械研磨工程の一部として、分離適用スラリを前記ウェハの前記各分離領域に対して適用する工程と、
    前記ウェハの前記分離領域に適用される前記分離適用スラリの各々の温度を制御する工程と
    を備える方法。
  29. ウェハにおける化学機械研磨工程の実行中、ウェハの局所的平滑化特性を制御する方法であって、
    特定の平滑化特性が実現される少なくとも1つの分離領域を前記ウェハの表面に規定する工程と、
    前記化学機械研磨工程のうちの一工程において、研磨パッドを前記ウェハの表面に接触させる工程と、前記研磨パッドは異なる温度に応じて異なる化学機械研磨性能を有することと、
    前記ウェハに接触する前記研磨パッドの局所的温度を変更するために、前記研磨パッドと接触する前記ウェハが、前記研磨パッドに対する熱エネルギを伝達するように前記ウェハの前記少なくとも一つの分離領域の温度を制御する工程と
    を備える方法。
  30. ウェハにおける化学機械研磨工程の実行中、前記ウェハの平滑化速度を制御する方法であって、
    様々な平滑化速度が実現される少なくとも1つの分離領域を前記ウェハの表面に規定する工程と、
    前記少なくとも一つの分離領域における温度を時間との関係において変化させる工程と
    を備える方法。
  31. 請求項30記載の方法において、時間との関係において前記少なくとも一つの分離領域における温度を変化させる前記工程は、前記ウェハの温度を、まず第1の期間中は高い値とし、前記第1の期間後は、前記第1の期間後の平滑化速度を低減するために、前記高い値よりも低い値とする方法。
  32. ウェハにおける少なくとも一つの化学機械研磨工程を実行中、前記ウェハの局所的平滑化特性を制御する装置であって、
    ウェハキャリアと、
    前記ウェハに対してエネルギを伝達する前記ウェハキャリアにおける熱エネルギ伝達部と、
    前記ウェハに近接し、温度を検出する熱エネルギ検出システムと、
    前記検出システムに応答して、前記熱エネルギ伝達部に対する熱エネルギ供給を制御する制御装置と
    を備える装置。
  33. 請求項32記載の装置において、前記熱エネルギ検出システムは、前記ウェハの温度を示す温度を検出するために、前記ウェハに近接する前記ウェハキャリアに取り付けられる装置。
  34. 請求項33に記載の装置において、前記熱エネルギ検出システムは、離間された各位置の近傍における前記ウェハの温度を示す温度を検出するために、前記ウェハに近接する前記離間された各位置にて前記ウェハキャリアに取り付けられている亜鈴状の分離熱エネルギ検出部を備える装置。
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