JP2005511844A5

JP2005511844A5 -

Info

Publication number: JP2005511844A5
Application number: JP2003551201A
Authority: JP
Filing date: 2002-12-09
Publication date: 2006-02-02

Claims

１．０未満のハンターｂ色値を有するシクロオレフィン共重合体樹脂であって：
（ａ）約１００〜約２２０℃のガラス転移温度、およびデカリン中で１３５℃において測定して約５〜約１０００ｍＬ／ｇの固有粘度を有する第一シクロオレフィン共重合体、
（ｂ）上記樹脂の総重量に基づいて約１０重量％までの、約５０℃より高いガラス転移温度、およびデカリン中で１３５℃において測定して約１〜約５００ｍＬ／ｇの固有粘度を有する第二シクロオレフィン共重合体、および
（ｃ）上記樹脂の総重量に基づいて約０．０１〜約３％の、脂肪族多価アルコールの脂肪酸エステルより成る群から選ばれる少なくとも１種の潤滑剤
を含み、但し第二シクロオレフィン共重合体のガラス転移温度は第一シクロオレフィン共重合体のガラス転移温度よりも少なくとも２５℃低い、ステアリン酸亜鉛を実質的に含んでいない上記のシクロオレフィン共重合体樹脂。
第一および第二シクロオレフィン共重合体が、（ａ）：

（式中、Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、Ｒ^４、Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７およびＲ^８は水素、Ｃ_１〜Ｃ_２０アルキル基、Ｃ_６〜Ｃ_２０アリール基、Ｆ、Ｃｌ、ＢｒおよびＩから独立に選ばれ、そしてｎは０〜５の値を有する整数である。）
より成る群から選ばれる少なくとも１種のシクロオレフィン；（ｂ）式：

（式中、Ｒ^９〜Ｒ^１２は水素およびＣ_１〜Ｃ_８アルキル基から独立に選ばれる。）
の非環式１−オレフィン；および（ｃ）随意に式：

（式中、ｍは２〜１０の値を有する整数である。）
のシクロオレフィンから誘導された単位を含むランダム共重合体である、請求項１に記載の樹脂。
第二シクロオレフィン共重合体が樹脂の総重量に基づいて約０．５〜約５重量パーセントの量で存在し、そして潤滑剤が樹脂の総重量に基づいて約０．０５〜約１．５重量パーセントの量で存在する、請求項２に記載の樹脂。
第一シクロオレフィン共重合体が約１００〜約１８５℃のＴｇを有し、そして第二シクロオレフィン共重合体が約５５〜約７０℃のＴｇを有する、請求項３に記載の樹脂。
第一および第二シクロオレフィン共重合体が、エチレンおよび式：

のシクロオレフィンから誘導された単位を含む、請求項４に記載の樹脂。
０．８未満のハンターｂ色値を有する、請求項１に記載の樹脂。
潤滑剤がペンタエリトリトールテトラステアレート、ペンタエリトリトールジステアレートおよびそれらの混合物より成る群から選ばれる、請求項１に記載の樹脂。
潤滑剤がペンタエリトリトールテトラステアレートである、請求項７に記載の樹脂。
０．８未満のハンターｂ色値を有するシクロオレフィン樹脂であって：
（ａ）約１２０〜約１６０℃のガラス転移温度、およびデカリン中で１３５℃において測定して約５〜約１０００ｍＬ／ｇの固有粘度を有する第一シクロオレフィン共重合体、
（ｂ）上記樹脂の総重量に基づいて約０．５〜約１０重量％の、約５５〜約８５℃のガラス転移温度、およびデカリン中で１３５℃において測定して約１〜約５００ｍＬ／ｇの固有粘度を有する第二シクロオレフィン共重合体、
（ｃ）上記樹脂の総重量に基づいて約０．０５〜約１．５重量パーセントの、多価アルコールの少なくとも１種の脂肪酸エステル、および
（ｄ）随意に、上記樹脂の総重量に基づいて約１重量パーセントまでの酸化防止剤
より本質的に成る、ステアリン酸亜鉛を実質的に含んでいない上記のシクロオレフィン樹脂。
第二シクロオレフィン共重合体が約５５〜約７０℃のＴｇを有する、請求項９に記載の
樹脂。
第一シクロオレフィン共重合体のモル質量分布（Ｍ_ｗ／Ｍ_ｎ）が２未満である、請求項１０に記載の樹脂。
第二シクロオレフィン共重合体が樹脂の総重量に基づいて約０．５〜約５重量パーセントの量で存在する、請求項１１に記載の樹脂。
第一および第二シクロオレフィン共重合体が化学的に実質的に同じであるシクロオレフィン出発物質から誘導されている、請求項１０に記載の樹脂。
第一および第二シクロオレフィン共重合体がエチレンおよびノルボルネンから誘導されている、請求項１３に記載の樹脂。
脂肪酸の金属塩を実質的に含んでいない、請求項９に記載の樹脂。
潤滑剤が樹脂の総重量に基づいて約０．１〜約０．５重量パーセントの量で存在する、請求項１３に記載の樹脂。
酸化防止剤が少なくとも１種のフェノール系酸化防止剤から成る、請求項１３に記載の樹脂。
第一および第二シクロオレフィン共重合体が、エチレンおよび

（式中、Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、Ｒ^４、Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７およびＲ^８は水素、Ｃ_１〜Ｃ_２０アルキル基、Ｃ_６〜Ｃ_２０アリール基、Ｆ、Ｃｌ、ＢｒおよびＩから独立に選ばれ、そしてｎは０〜５の値を有する整数である。）
より成る群から選ばれる少なくとも１種のシクロオレフィンから誘導された単位を含むランダム共重合体である、請求項９に記載の樹脂。