JP2005510988A - 集中的管理型遠隔通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 アクセスポイントの変更が、単独のモバイル送受信機の開始で実行されず、該モバイル送受信機特有の動作環境の分析の後にモビリティ管理部によって実行される遠隔通信システムを提供する。
【解決手段】 本発明は、モバイル送受信機ERMと、多数のアクセスポイントであって、それぞれ、そのサービスエリアZA1i又はZA2jに位置するモバイル送受信機ERMと通信可能なアクセスポイントPA1i及びPA2jと、これらアクセスポイントとの間の通信を可能にする通信ネットワークNW1とを備えた遠隔通信システムSYSTに関する。本発明のシステムは、アクセスポイントの動作状況を基に、どのアクセスポイントとモバイル送受信機ERMとが通信を確立するかを判別可能な少なくとも1のモビリティ管理部GMを備える。

Description

本発明は、少なくとも1台の送受信機と、複数のアクセスポイントであって、それぞれ、送受信機が該各アクセスポイントのサービスエリア内に配置された場合に該送受信機と通信可能なアクセスポイントと、複数のアクセスポイント間の通信を可能にする通信ネットワークとを備える遠隔通信システムに関する。
この種のシステムは、一般的に、IPプロトコルと呼ばれるインターネットプロトコル等に基づいてデータ通信をするために用いられる。アクセスポイントは、基地局から構成され、通信ネットワークはイーサネット(登録商標)又はインターネット型ネットワークから構成される。この種のシステムでは、一般的に、モバイル送受信機が通信したいアクセスポイントを選択する。一般的に、1のアクセスポイントと通信状態にあるモバイル送受信機が、そのアクセスポイントのサービスエリア内を離れて他のアクセスポイントのサービスエリア内に入った場合、モバイル送受信機は自動的にこの他のアクセスポイントとの接続を確立し、新たなアクセスポイントに該アクセスポイントの接続確立許容能力について問い合わせることなくこの新たなアクセスポイントを呼び出す。これによって2つの問題点が生じていた。
1点は、新たなアクセスポイントのサービスエリア内に存在する全てのモバイル送受信機が既に該新たなアクセスポイントとの接続を確立し、送受信が多いために該アクセスポイントが輻輳状態にあって実行中の通信を適切に処理できない可能性がある、という点である。この状態はアクセスポイントの飽和として知られている。1以上の送受信機を更に接続した場合はこの状況がより悪化し、実行中の全ての通信の完全性が害される。
もう1点は、モバイル送受信機が自動的に新たなアクセスポイントに接続し、この自動接続の際に送受信機と対話者との間でデータ交換が実行されていた場合、該モバイル送受信機が、識別情報が変更されて新たなIPアドレスを受付ける傾向があり、その際にモバイル送受信機によって実行される自動接続によりゼロ及び空欄から構成される識別情報を有するエンティティにデータが送受信されるようになる結果、データの紛失が生じるおそれがある、という点である。
本発明は、これらの欠点を排除する遠隔通信システムを提供することを目的とする。この遠隔通信システムでは、原則として、モバイル送受信機によるイニシアチブ(initiative)のみではアクセスポイントが変更されず、モバイル送受信機に特有な動作環境の分析後に実行される。
本発明の遠隔通信システムは、モバイル送受信機がアクセスポイントの動作状況に応じて通信を確立すべき特定のアクセスポイントを特定することができるモビリティ管理部を1以上備える。
このような遠隔通信システムにおいて、モビリティ管理部は、モバイル送受信機に対して、アクセスポイントの変更が適切か否か、またどのアクセスポイントが前記アクセスポイントの飽和のリスクを制限し、該モバイル送受信機に対して新たなアクセスポイントとして機能するのに最適かを判別することができる。必要であれば、モビリティ管理部は、該モビリティ管理部によって選択される新たなアクセスポイントに接続する際に、送受信機に帰する新たな識別情報を決定する。モビリティ管理部は、通信ネットワークを介して伝送されるデータを制御する手段を備えてもよい。この場合は、モビリティ管理部は、例えば、アクセスポイントが変更される際にモビリティ送受信機に送信されるべきデータにおけるモビリティ送受信機の古い識別情報を新たな識別情報に置き換え、これによってデータが従来のシステムのように紛失することなく、新たなアクセスポイントを介してモビリティ送受信機に伝達される。
モビリティ管理部は、本発明の目的を達成するために、遠隔通信システムが有するモバイル送受信機の各々の動作環境に関する情報であって、負荷の係り具合の目安となる情報を収集する。
このような動作環境情報は、モバイル送受信機がどこに位置するかといった国の識別、市又は地理的座標等のモバイル送受信機に対する地理的な位置情報から構成される。
動作環境情報は、モバイル送受信機のユーザのプロファイル(profile)に関してもよく、中でも、同じ大学のキャンパスにいる学生、教授又は外来者といった者等の特定のグループのユーザの所属を基にした所定のアクセスポイントへのアクセス権限を定義するアクセス権限情報を含むとよい。プロファイルに関する動作環境情報は、例えば、関係者がいる建物の所定の階のアクセスポイントへのアクセス制限を示す情報を含む。
プロファイルに関する動作環境情報は、例えば、空港の使用者に利用可能なローカル通信ネットワークを介したアクセスに権限を与え、一方でホテルの使用者に利用可能なローカル通信ネットワークローカル通信ネットワークを介したアクセスに権限を制限する、というように、モバイル送受信機が使用する異なる種の公共ネットワークを基にしたアクセス状態の区別により、該モバイル送受信機が通信を開始することができるようにするための情報を含んでもよい。
本発明の1実施形態では、モビリティ管理部が、モバイル送受信機に情報を伝達し、該モバイル送受信機が、接続を許可されたアクセスポイントを識別することができるようにする。この種の情報は、アクセスが許可されたネットワーク、例えば、携帯ネットワークのPLMN(当業者に周知のPublic Land Mobile Networkの略)、ローカル無線ネットワークのアクセスポイントSSDI識別子(当業者に周知のService Set Identifierの略)、インターネットのようなグリッド型ネットワークに対するNAI(当業者に周知のNetwork Address Identifierの略)、又はグリッド型ネットワークに対するルータ局、さらにはグリッド型ネットワークのプレフィックスによって実現される。
本発明の変形例として、システムが有するモバイル送受信機は、前記送受信機が、現アクセスポイントと呼ばれるアクセスポイントと通信する際に、現アクセスポイントと隣接するアクセスポイントのリストを記憶するための記憶手段を備え、そのリストは管理部によって伝達される。
モビリティ管理部は、前記のリストを様々なときにモバイル送受信機に送り、これにより更新を実行したり、又は、現アクセスポイントへのモバイル送受信機の接続の際のみアップデートを実行したりする。
本発明の変形例では、モビリティ管理部が、モバイル送受信機の動作環境の簡単な分析を行い、モバイル送受信機の接続が許可されるべきアクセスポイントに隣接するアクセスポイントを選択した後、これら隣接アクセスポイントのリストをモバイル送受信機に送信したり、該モバイル送受信機がそれ自身これらの隣接アクセスポイントに関する情報をモビリティ管理部のために収集したりする。モバイル送受信機は、遠隔的にモビリティ管理部によって実行されるセンサ機能が割り当てられ、これによってモビリティ管理部への負荷を大幅に複数のモバイル送受信機に分配することが可能となる。本発明に従った遠隔通信システムが有するモバイル送受信機は、現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントの少なくとも1つと確立されるであろう通信の1以上の品質測定のために有益な測定手段をさらに備える。
この測定により、モバイル送受信機は、原則、モバイル送受信機とその隣接アクセスポイントと信号を交換することによってその動作環境をモニタリングすることができる。このようなモニタリングは、モバイル送受信機が、そのアクセスポイントと通常的にするように、継続的に行われてもよいが、継続的なモニタリングは、例えば、電力を確実に供給するバッテリのように、モバイル送受信機の動作に必要なモビライジング資源の除外といったリスクを負う。さらに、モニタリングに基づいたモビリティ管理部への頻繁なレポートの送信が、アクセスポイントの飽和を引き起こしてモバイル送受信機の動作環境を損なう可能性がある相当量の通信となり得るリスクがある。実施形態の特定の態様において、測定手段は、モバイル送受信機と現アクセスポイントの間の通信の品質が所定の参照閾値よりも低い場合にのみ動作するものであってもよい。
モバイル送受信機とそのアクセスポイントとの間の通信の低い品質が、該通信の中断のおそれがある旨を知る目安となり、アクセスポイントの変更につながるので、所定のモバイル送受信機が、上述のようなモビリティ管理部の動作の結果、効果的に利用される強い機会を有する場合のみ、モニタリング動作の要因となることが確実にできるようにする。
測定手段の実施形態の有利な形態として、参照閾値が、モバイル送受信機が有する記憶手段に、モビリティ管理部から前記値を受け取った後に記憶されるようにしてもよい。
この実施形態によれば、モビリティ管理部が、モバイル送受信機によって行われる動作環境のモニタリングを制御できる。モビリティ管理部が、モバイル送受信機にとって許容可能な通信の品質レベルを判別するからであり、このレベルよりも通信の品質が高い場合は、いかなる動作も防止される。モビリティ管理部は、各々の動作環境により、異なる参照閾値をそれぞれのモバイル送受信機に割り当てることができる。特に、参照閾値は対応する地理的領域及びこれらの通信に要求されるサービスの品質の、進行中の通信の値に従って調整される。
本発明の実施形態の特定の形態においては、システムが有するモバイル送受信機が、その現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントと通信を開始するために、隣接アクセスポイントとの通信が現アクセスポイントとの通信よりも良好であるといった品質測定結果が得られた場合、ハンドオーバリクエストと呼ばれるリクエスト(要求)をモビリティ管理部に送るための手段を備えるものであってもよい。
当該形態は、品質測定を通じて動作環境がモニタリングされた後に、モバイル送受信機に様々な可能性を提供する。
第1の可能性によれば、モバイル送受信機が、これらの測定の結果を分析することが可能となり、また、及び最適な新たなアクセスポイントとなり得る特定のアクセスポイントを識別することが可能となる。モバイル送受信機は、この特定のアクセスポイントへの接続許可をリクエストにおいて問い合わせる。
第2の可能性によれば、モバイル送受信機は、それ自身が行う品質測定を分析することができず、分析結果が、好ましくは、ハンドオーバリクエストを介してモビリティ管理部に送信されて分析される。送受信機はゆえに、ハンドオーバリクエストを介して新たなアクセスポイントを割り当てるための信号を送付することを送ること自身で制限する。
第1の可能性は、より大きな自由度をモバイル送受信機に与える傾向がある。それは、モバイル送受信機が、システムがモビリティ管理部の全く有しなくてもよいようにするが、送受信機の無秩序な動作であって、飽和及び情報の紛失の潜在的なリスクを備えた送受信機の動作の原因ともなる。
第2の可能性は、システムを通じたより大きな制御をモビリティ管理部へ提供する。モビリティ管理部は、モバイル送受信機による品質測定の結果を分析し、該分析結果及びインターフェース装置やアクセスポイントの動作状況から、モバイル送受信機が通信をすべき特定の隣接アクセスポイントを識別するための識別情報を特定し、この識別情報を該モバイル送受信機へ伝達するための手段を有する。
本発明の特定の実施形態において、遠隔通信システムは、モビリティ管理部に関連し、アクセスポイントの動作状況に関連する情報を蓄積するデータベースと、モビリティ管理部がリンクするインターフェース装置とを有する。
この実施形態は、モビリティ管理部が、例えば、配線変更、インターフェース及び/又はアクセスポイントの追加若しくは撤去等の原則的には不変だがまれに変化するシステム構成に関連した多量な情報を記憶することを不要とする点で有利である。モビリティ管理部は、それ自身、システムの瞬時の動作状況に関連する動的な情報を管理することを制限する。ただし、この目的に適合させる場合、この種の情報がデータベースに記憶されるようにしてもよい。このデータベースは、システムの動作状況に関する情報の集中的な収集を許可されることによって、モビリティ管理部にかかる管理の仕事を簡単にする。
他の実施形態では、アクセスポイントと前記通信ネットワークとの間に少なくとも2台のインターフェース装置が配置され、各インターフェース装置は、アクセスポイントの所定のグループと通信できる。
例えば、IPプロトコルに従ったデータ送信に関連する少なくとも1台のアクセスルータとのインターフェースであるインターフェース装置は、アクセスポイント間の通信を局所的に組織化することを可能にし、それにより通信ネットワークの管理インフラストラクチャの負荷、特にモビリティ管理部の負荷が低減され、モバイル情報をインターフェース装置に送信することができ、アクセスポイントに関連する該情報に従って通信することを許可できるようになる。
モバイル送受信機とインターフェース装置との間で可能な多大な情報の通過を低減することによってシステムの管理を更に単純化するため、各アクセスポイントを、単一のインターフェース装置と通信できるようにしてもとよい。
予め存在する資源及び地理的位置を用いて本発明の遠隔通信システムの物理的な環境を単純化するため、少なくとも1台のインターフェース装置にモビリティ管理部を設置するようにしてもよい。モビリティ管理部は異なるインターフェース装置に分配するサブユニットに分断される。
本発明は、また、その実施の本質的な手段として、上述の遠隔通信システムが有するモバイル送受信機の機能を実行することができる装置に関する。この装置としては、例えば、無線電話、システム手帳又は送受信機能を備えたモバイルコンピュータ、無線電話によって形成されるユニット、システム手帳又はそれらの間で通信できるモバイルコンピュータが挙げられる。
本発明はまた、その実施をするための本質的な手段として、上述した、例えばサーバのような、遠隔通信システムが有するモビリティ管理部の機能を実現可能な装置に関する。
本発明は、さらに、少なくとも1台のモバイル送受信機と、複数のアクセスポイントであって、それぞれ、そのサービスエリアに前記モバイル送受信機が配置された場合に該モバイル送受信機と通信可能なアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間の通信を可能にする通信ネットワークとに適用されるデータ通信方法であって、前記複数のアクセスポイントの動作状況に応じて、前記モビリティ管理部が、前記モバイル送受信機が通信を確立しなければならない特定のアクセスポイントを識別するステップを少なくとも1つ含むことを特徴とするデータ通信方法に関する。
1の実施態様で、本方法は、現アクセスポイントと呼ばれるアクセスポイントと通信状態にある場合、モビリティ管理部に送信されるリストであって現ポイントに隣接するアクセスポイントのリストをモバイル送受信機が記憶し、このリストがモビリティ管理部によって送信されるステップを備える。
モビリティ管理部が隣接アクセスポイントのリストを生成するためのステップをさらに含み、該リストが、対象となるモバイル送受信機に特有の動作環境情報に基づいて生成されるようにしてもよい。
前記モバイル送受信機特有の動作環境情報が、ユーザの所定のグループ内の、前記送受信機ユーザの自明性及び該グループに指定された少なくとも1の所定のアクセスポイントへのアクセス許可と、異なる種類の通信システムにリンクされた異なるアクセスポイントへの通信が許可されたユーザによる事前捕捉と、
所定の地域における前記モバイル送受信機のユーザの地理的位置及び該地域に対して用意された少なくとも1つの所定のアクセスポイントへのアクセス許可と、のリストに一致するプロファイルを特に示すものであってもよい。
本方法の有利な実施形態では、品質測定ステップは、モバイル送受信機とアクセスポイントとの間の通信が所定の参照閾値以下の場合のみ実行される。
この方法は、前記送受信機が前記値をモビリティ管理部から受信した後にモバイル送受信機が参照閾値を記憶するステップをさらに含むものであってもよい。
本発明の特定の実施の形態では、上述したデータ通信方法は、隣接するアクセスポイントとの通信の品質が、現アクセスポイントよりも良好である旨の品質測定結果が得られた場合、前記モバイル送受信機が、現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントとの通信を確立するために前記モビリティ管理部へハンドオーバリクエストを送信するステップをさらに含む。
本発明の好ましい実施の形態では、モビリティ管理部が実行する識別ステップが、前記品質測定の結果の分析のためのサブステップと、前記分析結果及びアクセスポイントの動作状況から、前記モバイル送受信機が通信を行う特定の隣接アクセスポイントの識別情報を特定するためのサブステップと、前記モバイル送受信機へ前記識別情報を送信するためのサブステップと、を含む。
そして、本発明は、上述の方法の実施に役立つ要素として、モバイル送受信機によってモビリティ管理部に送信される信号に関連し、該信号は、モバイル送受信機が現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントと確立することができる少なくとも1つの通信の品質測定の1以上の結果を含む。
図1は、遠隔通信システムSYSTの構成の概略を示す図であり、この遠隔通信システムSYSTは、無線電話等から構成される少なくとも1台のモバイル送受信機ERMと、複数のアクセスポイントPA1i、PA2j(i=1〜N,j=1〜P)であって、それぞれサービスエリアZA1i、ZA2jを有してモバイル送受信機ERMが該サービスエリア内に配置された場合に該モバイル送受信機ERMと通信可能なアクセスポイントと、アクセスポイントがIEEE802.11規格に準じた場合、イーサネット(登録商標)リンクを介してアクセスポイントPA1i、PA2jのうちの所定のグループのそれぞれと通信可能な少なくとも2台のインターフェース装置DI1、DI2と、インターフェース装置DI1、DI2間の通信を可能にする通信ネットワークNWとを有する。
この種のシステムは、モバイル送受信機ERMとインターネット・ネットワークNWGとの間、又はモバイル送受信機ERMとシステムSYSTに存在する他のモバイル送受信機との間でデータの送受信を実行するために用いられる。インターフェース装置DI1、DI2は、例えば、インターネット・ネットワーク・アーキテクチャにおいてインターネット又はイーサネット(登録商標)リンクを介した通信に一般的に用いられるアクセス・ルータ・インターフェースから構成される。
これらインターフェース装置DI(1、DI2は異なる種類のネットワークにおいては、アクセス・ブリッジ・インターフェースから構成されてもよく、例えば、インターフェース装置DI1はモバイル無線電話ネットワークへのアクセスブリッジから構成され、インターフェース装置DI2は、ローカルブリッジへのアクセスブリッジから構成されてもよい。
なお、本発明の他の実施の形態として、これらインターフェース装置が存在しなくてもよい。この場合は、アクセスポイントが、例えばイーサネット(登録商標)式の通信ネットワークNW1を介して直接的に通信を行うようにするとよい。本実施の形態のシステムSYSTは、さらに、アクセスポイントPA1i、PA2j(i=1〜N、j=1〜P)の動作状況に応じてモバイル送受信機ERMが接続を確立すべき特定のアクセスポイントを特定するモビリティ管理部GM1を有する。
遠隔通信システムSYSTでは、モバイル送受信機ERMが例えば1のサービスエリアZA11から他のサービスエリアZA12へ移動した場合、モビリティ管理部GM1が、モバイル送受信機ERMへアクセスポイントの変更が適切か否かを判別し、また、どのアクセスポイントがモバイル送受信機ERMに対して新たなアクセスポイントとして適切に機能するのかを特定する。このため、モビリティ制御部GM1による制御により、アクセスポイントPA1i、PA2j(i=1〜N,j=1〜P)が飽和状態となる危険性が制限される。モビリティ管理部GM1は、モバイル送受信機ERMと選択した新たなアクセスポイントとの接続が確立された場合に、モバイル送受信機ERMへ新たな識別情報の割り当てが必要か否かを判別する。また、モビリティ管理部GM1は、アクセスポイントの変更時に、モバイル送受信機ERMへ伝送されるデータが含む識別情報を新たな識別情報に変更し、このデータが既存のシステムで知られているように紛失されることがなく新たなアクセスポイントPA12を介してモバイル送受信機ERMに伝達されるようにする。既存のIPプロトコルによれば、このような識別情報の変更が、例えば、新旧のアクセスポイントが2台の異なるインターフェース装置に依存する場合に実行される。
また、本実施の形態では、遠隔通信システムは、モビリティ管理部GM1に関連したデータベースBD1であって、アクセスポイントPA1i、PA2j(i=1〜N,j=1〜P)及びモビリティ管理部GM1がリンクされたインターフェース装置DI1の動作状況についての情報を含むデータベースBD1を備える。このデータベースBD1を備えることにより、モビリティ管理部GM1が、例えば、回線の変更、インターフェース装置やアクセスポイントの追加若しくは除去といった原則的には変更されることがないが場合によっては変更されることがあるシステムSYSTの構造に関する情報を多量に記憶することが防止される。システムの即座の動作状況についての動的情報がデータベースBD1に記憶されるようにした場合であってもモビリティ管理部GM1がこの種の情報を管理することを制限することができる。データベースBD1へのシステムSYSTの動作状況についての情報の集中的な収集を許容することにより、モビリティ管理部GM1がすべき管理タスクを単純化することができる。
送受信機ERMとインターフェース装置DI1又はDI2間での情報の可能な交換を低減してさらにシステムSYSTの管理を単純化するため、各アクセスポイントPA1i、PA2j(i=1〜N,j=1〜P)が例えば単一のインターフェース装置DI1又はDI2と通信できるようにした。
モビリティ管理部GM1、インターフェース装置DI1、DI2及びアクセスポイントPA1i、PA2j(i=1〜N,j=1〜P)が、モバイル送受信機ERMが移動可能な第1のモビリティ領域DM1を形成する。なお、システムSYSTが、第1及び第2のモビリティ領域[D]M1及び[D]M2を有するようにしてもよく、この場合には第1及び第2のモビリティ領域[D]M1及び[D]M2間で通信ネットワークNWGを介して互いに通信可能な構成とし、モビリティ管理部GM1、GM2が、それぞれ、データベースBD1、BD2を備え、互いにネットワークNW1、NW2に接続されたインターフェース装置を制御するようにするとよい。送受信機は、例えば、第1のモビリティ領域DM1に属するアクセスポイントを離れて第2のモビリティ領域に属する新たなアクセスポイントに接続することにより、1のモビリティ領域から他のモビリティ領域への切り替えをする。領域の変更を実行するための手順については、同一のモバイルドメイン領域内でアクセスポイントを変更する場合と原則同様だが、アクセスポイントの変更と同時に送信されたモバイル送受信機へのデータが、新たなアクセスポイントが属する移動後のモビリティ領域のモビリティ管理部を介して、前のアクセスポイントが属する移動前のモビリティ領域のモビリティ管理部により再送信される点が異なる。
図2は、モビリティ領域DMをより詳細に示す図であり、本発明の遠隔通信システムの動作を説明するための図である。モビリティ領域DMは、モビリティ管理部GMと、多数のインターフェース装置DIk(k=1〜M、そのうちの1つを図示)と、インターフェース装置DIkと通信するための第1、第2及び第3のアクセスポイントPAk1、PAk2及びPAk3とを含む。これらのアクセスポイントは、それぞれ、第1、第2及び第3のサービスエリアZAk1、ZAk2及びZAk3に対応する。本実施の形態では、本システムに含まれるモバイル送受信機ERMは、例えば、送信/受信機能を備えた電子手帳(organizer)から構成され、モバイル領域DM内を移動できる。モバイル送受信機ERMがまず第2のサービスエリアZAk2に位置し、第2のアクセスポイントPAk2に接続され、モバイル送受信機ERMの現アクセスポイントがアクセスポイントPAk2である場合を例として説明する。モビリティ管理部GMは、アクセスポイントPAk2に隣接したアクセスポイントのリストLV2を、インターフェース装置DIk及びアクセスポイントPAk2を介してモバイル送受信機ERMに送信する。リストLV2は、地理的な近似基準に基づいてモビリティ管理部によって生成され、現アクセスポイントのサービスエリアに隣接したサービスエリアを有するアクセスポイントを示す。なお、モビリティ管理部GMは、アクセスポイントが既に飽和状態にあることを特定した場合や飽和状態になりそうなことを特定した場合には、モバイル送受信機ERMに送信するリストに、このような状態のアクセスポイントを含まないように選択するようにしてもよい。また、モビリティ管理部GMは、モバイル領域DMに含まれる全てのアクセスポイント及びインターフェース装置の動作状況を概略的に識別することを通じて、現アクセスポイントのサービスエリアに隣接するサービスエリアを有するアクセスポイント以外のものの、より大きな伝達能力若しくはより大きな利用可能性等の特別な特性のためにアクセスポイント変更の際の候補となり得ることを特定するようにしてもよい。モビリティ管理部は、モバイル送受信機ERMへ送信される、隣接アクセスポイントのリスト中のアクセスポイントを含んでもよい。
隣接アクセスポイントLV2のリストは、例えば、無線リンクR2を介して、現アクセスポイントPAk2からモバイル送受信機ERMに伝達された場合、モバイル送受信機ERMによって保存される。ここでは、隣接アクセスポイントLV2のリストが、現アクセスポイントPAk2のサービスエリアZAk2に隣接するサービスエリアZAk1、ZAk3を有するアクセスポイントPAk1、PAk3を含む場合を例とする。モバイル送受信機ERMは、隣接アクセスポイントPAk1、PAk3において確立される通信の品質測定M1、M3を実行するための測定手段を有する。この品質測定M1、M3は、例えば、隣接アクセスポイントPAk1、PAk3への無線信号の送受信と、完全性のチェックと、隣接アクセスポイントによるリターンされる信号の信号−ノイズの比(S/N比)の測定とから構成される。なお、品質測定のために送受信機ERMが、アクセスポイントPAk1、PAk2及びPAk3から連続的に送信された特定の信号のS/N比を測定するようにしてもよい。
品質測定M1、M3をすることにより、モバイル送受信機ERMが、その環境をモニタリング(監視)することができる。モニタリングは、モバイル送受信機と現アクセスポイントPAk2との通信の品質M2を定期的に測定するために連続的なものでもよいが、電力を供給するバッテリ等の送受信機ERMが動作するための本質的な資源を不必要に移動させるおそれがある。さらに、このモニタリングに従ってモビリティ管理部GMへレポートを頻繁に送信した場合、通信が多量なためにアクセスポイントが飽和してしまうおそれがある。そこで、測定手段は、モバイル送受信機ERMと現アクセスポイントPAk2との間の通信の品質が所定の参照閾値未満となった場合のみ動作するようにするとよい。このようにすることにより、モバイル送受信機ERMと現アクセスポイントPAk2間での劣悪な通信品質が、この通信の間に好ましくない中断が生じるおそれがあることを示し、結果としてアクセスポイントPAk2の変更することにつながるので、モニタリング動作の結果が効果的に使用され得る場合のみにモバイル送受信機ERMがモニタリング動作することを確実にすることができる。参照閾値の値は、モビリティ管理部GMによって定められ、隣接アクセスポイントのリストLV2と同時に、モバイル送受信機ERMに伝達されるようにするとよい。これにより、モビリティ管理部GMが、モバイル送受信機ERMに許容可能とする通信品質のレベルを決定するので、閾値の選択を通じてモバイル送受信機ERMにより実行される環境的モニタリング動作全体を制御することができるようになり、この結果通信の品質がこのレベルより高い場合にその部分のいかなる動作も防止されるからである。また、モビリティ管理部GMが、異なる参照閾値を、それぞれの環境を基に異なるモバイル送受信機ERMに割り当てるようにしてもよい。特に、参照閾値の値が、対応する地理的領域で実行されている通信量と、これらの通信のサービスに要求される品質に従って調整されるようにするとよい。例えば、ビデオデータのフローが、ある領域において実行中の他の通信と比べて優先的に処理されるべき品質を示すIP識別情報を有するようにすることにより、モビリティ管理部GMが、現アクセスポイントを変更するために、対応するアクセスポイントと比較的優先度の低い通信を維持するようにモバイル送受信機ERMに通知するようにすることができる。
本実施形態では、モバイル送受信機ERMは、現アクセスポイントPAk2のサービスエリアである第2のサービスエリアZAk2を離れて第3のサービスエリアZAk3に入る、といった移動MVを行う。移動中は現アクセスポイントPAk2との通信を維持し、連続的に測定装置M2を通じて測定する通信品質が、所定の参照閾値以下に下がる。従って、モバイル送受信機ERMは、モビリティ管理部GMによって送信される隣接アクセスポイントのリストLV2に示されたアクセスポイントとの通信の品質測定M1、M3をする。モバイル送受信機ERMは、隣接アクセスポイントとの通信品質が現アクセスポイントとの通信よりも良好であるという測定をした場合に、ハンドオーバリクエストと呼ばれるリクエストRBを、該現アクセスポイントに隣接する隣接アクセスポイントと通信するためにモビリティ管理部GMに送信する手段を備える。本実施形態の第1の変形例では、モバイル送受信機ERMは、品質測定M1、M3の結果を分析することができ、最も適切な新たな現アクセスポイントを構成可能な特定のアクセスポイントPAk1又はPAk3を判別することができる。次に、モバイル送受信機ERMは、特定のアクセスポイントPAk1又はPAk3への接続の認証のためのそのハンドオーバリクエストRBにおいて、要求された該ハンドオーバリクエストに対して該特定のアクセスポイントが最良の選択であることを示すことによって問い合わせる。
第2の変形例では、モバイル送受信機ERMは、それ自身品質測定M1、M3の結果を分析しない。好ましくは、ハンドオーバリクエストRBを介して、品質測定の結果をモビリティ管理部GMに送信するようにし、分析のために該モビリティ管理部GMに残されるようにするとよく、モバイル送受信機ERMは、それ自身がハンドオーバリクエストRBを通じて新たなアクセスポイントが割り当てられる必要性を示すことを制限するようにするとよい。
第1の変形例は、モバイル送受信機ERMに大きな独立性を与える傾向があり、これによりモバイル送受信機ERMがモビリティ管理部GMの欠乏をオフセット(offset)できるようにするが、上述したような情報の損失及び飽和の可能性のおそれがある、送受信機部分での無秩序な動作の結果となる場合が多い。
特に送受信機は、境界値と呼ばれる参照閾値より低い第2の閾値を記憶し、実行中の通信の品質がこの境界値よりも下がった場合に、実行された品質測定に基づいて最良の新たな現アクセスポイントとして特定すべきアクセスポイントに自発的に接続するための手段を備えてもよい。
第2の変形例はモビリティ管理部GMに、より大きなシステムの制御を提供する。それは、いずれにせよ、モビリティ管理部GMがない場合にモバイル送受信機を選択的にしておくことが可能とし、現アクセスポイントとの通信を維持する品質が、該通信が実質的に確実に中断される第2の閾値以下に下がった状態の場合、実行中の通信の間に送られるデータが紛失しないように、例えば、前記のリストに最初に示される隣接アクセスポイントのリストから任意に選択された現アクセスポイントの隣接アクセスポイントに接続されることができるようにする。
第2の変形例で、管理部GMは、好ましくは、モバイル送受信機ERMによって行われる品質測定M1、M3の結果の分析手段と、この分析、アクセスポイントPAk1、PAk2、PAk3の動作状況及びインターフェース装置DIkとから、例えばモバイル送受信機ERMが位置するサービスエリアZAk3の第3のアクセスポイントPAk3である、モバイル送受信機が通信すべき隣接アクセスポイントの識別情報の推定手段と、識別信号IDNPAを介したモバイル送受信機ERMへのアクセスポイントPAk3の識別情報の伝達手段とを備える。
新たな現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントのリストを含んでいてもよい識別信号IDNPAを受信した後、モバイル送受信機ERMは、その送受信手段を再構築する。すなわち、例えば、新たな現アクセスポイントPAk3とコンタクトするため、対応無線リンクR3を介して送受信されるべき信号の搬送周波数を再設定する。旧現アクセスポイントPAk2及び新たな現アクセスポイントPAk3は、例えば、同一のインターフェース装置DI1kに依る。これは、周知のIPプロトコルに従った現アクセスポイントの変更が、モバイル送受信機ERMに対する識別情報、すなわちIPアドレスのいかなる変更ももたらさないこと意味する。例えば、新たな現アクセスポイントがモビリティ領域DMの縁にあった場合、新たな隣接アクセスポイントのリストは、モビリティ領域DMに隣接するモビリティ領域に属するアクセスポイントを含むとよい。
図3は、第2の実施の形態のシステムの現アクセスポイントにおいての変更を説明するための図である。モバイル送受信機ERMは、移動MVにより所定のアクセスポイントPAk3のサービスエリアZAk3を離れて新たなアクセスポイントPA11のサービスエリアZA11に入る。アクセスポイントPAk3、PA11は、互いに別々のインターフェース装置DIk、DI1に依存する。この例では、モバイル送受信機ERMは、上述したものと同様に、モビリティ管理部GMから新たなアクセスポイントPA11の絶対的かつ明確な識別情報を含む識別信号IDNPAを受信し、これに応じてハンドオーバリクエストRBをモビリティ管理部GMに送信する。また、第2の実施の形態での新たな識別情報は、新たなアクセスポイントPA11が新たなインターフェース装置DI1に依るので、モバイル送受信機に依る。次に、モバイル送受信機ERMは、その送受信手段を再構成する。例えば、モバイル送受信機ERMは、対応する無線リンクR1を介して新たなアクセスポイントPA11に接続するために送受信される信号の搬送周波数を変更したり、新たな識別情報を受信した旨を、無線リンクR1を介してモビリティ管理部GMに通知したりする。本発明の有利な実施の形態において、モビリティ管理部GMは、古い識別情報のモバイル送受信機ERMに送信された全てのデータパケットを遮断するとともに、モバイル送受信機ERMのアクセスポイントの変更に起因するデータの紛失を最小限にするためにモバイル送受信機ERMの古い識別情報を新たな識別情報に置き換える。
図4は、本発明の実施の形態のデータ通信プロセスを示すフローチャートである。このプロセスの最初のステップERPACにおいて、上述の遠隔通信システムに含まれるモバイル送受信機は、現アクセスポイントとして機能しているアクセスポイントと通信する。次に、モバイル送受信機ERMは、モビリティ管理部から、現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントのリストLVCを受信し、記憶手段に記憶する。同様に、モバイル送受信機ERMは、現アクセスポイントとの通信において維持する通信品質が耐久的でない状態を超えた参照閾値SCVを受信して記憶手段に記憶する。続いて、ステップMPACにおいて、モバイル送受信機ERMは、現アクセスポイントと維持する通信の品質を測定する。そして、テストステップQ(MC)<SCでは、モバイル送受信機ERMは、測定された通信品質の値が参照閾値より低いか否かを判別する。テストステップQ(MC)<SCにおける判別結果が否定的な場合、モバイル送受信機ERMは、新たなMPACステップにおいて現アクセスポイントと維持している他の通信について品質測定を行う。一方、テストステップQ(MC)<SCにおいて肯定的な判別結果が生じた場合、モバイル送受信機ERMは、次のステップMPAVの間に、記憶された隣接アクセスポイントのリストに含まれるアクセスポイントと確立可能な通信の品質を測定する。次のステップS(RB)の間に、モバイル送受信機ERMは、ハンドオーバリクエストRBをモビリティ管理部GMに伝達する。これは、テストの結果が現アクセスポイントの変更の必要性を示すためである。ハンドオーバリクエストは、モバイル送受信機ERMによって実行された品質測定の結果を含むのが好ましい。次のステップAN(RB)の間、モビリティ管理部は、ハンドオーバリクエストRBと、アクセスポイントの動作状況に関するデータに対応した品質測定の結果と、それから推定されるモビリティ管理部の制御の下に置かれるインターフェース装置の動作状況とを分析し、次に、ステップGNPAの間に、モバイル送受信機ERMに対する新たなアクセスポイントとして最も有利な特性を有する隣接アクセスポイントを識別する。
本発明の実施の形態の特定のモードでは、2つの連続的な動作が並列して実行される。
第1の連続的動作の第1のステップS(IDNPA)で、モビリティ管理部は、モバイル送受信機ERMに対して新たなアクセスポイントとなるアクセスポイントの識別情報を送信する。この第1の連続的動作の次のステップERNPACにおいて、モバイル送受信機ERMは、モビリティ管理部によって新たなアクセスポイントとして示されたアクセスポイントへ接続することにより、識別情報を受信した旨を認証する。
第2の連続的動作の第1ステップNRINFにおいて、モビリティ管理部は、新たなルーチン情報を生成する。新たなルーチン情報は、例えば、接続の際にモバイル送受信機ERMに対応すべき新たなあて先アドレスであり、モビリティ管理部はこの新たなあて先アドレスを用いてモバイル送受信機ERMと通信する。新たなあて先アドレスは、モバイル送受信機ERMのための新たな識別情報を形成する。第2の連続的動作の次の新たなステップUPDNWでは、モビリティ管理部は、モバイル送受信機ERMの新たな識別情報を制御する全てのインターフェース装置及びアクセスポイントと通信し、アクセスポイントの変更前にモバイル送受信機ERMへ送信中であった情報が、新たなアクセスポイントを介してモバイル送受信機ERMへ送信される。ステップUPDNWの変形ステップでは、モビリティ管理部は、関係するモバイル送受信機の旧識別情報としてのあて先アドレスを含む情報を遮断し、関連するモバイル送受信機の新たな識別情報に関連するあて先アドレスとしてリダイレクトし、そして、所定の間隔で前記の情報の複製を旧アドレスへ向けて送信する。これによってアクセスポイントの変更により情報が紛失することの可能性を低減する。
モビリティ管理部の制御下の全てのアクセスポイント及びインターフェース装置の動作状況と、参照閾値と、モバイル送受信機のアクセスポイントに隣接するアクセスポイントのリストとの分析が行われた後、上記第1及び第2の連続的動作は、次のステップS(LVC、SC)へ進み、その次のステップMPACの間、新たなアクセスポイントと維持する通信の品質が測定される。
図5は、本発明の特定の実施の形態に従ってハンドオーバリクエストRBを構成する信号の該略図である。ハンドオーバリクエストRBは、情報パケットの形式をとり、このパケットは、その種類を特定するための第1のフィールドHORQを有し、パケットの種類は、例えば、アクセスポイントを変更するためのモバイル送受信機からのリクエストである。また、ハンドオーバリクエストRBは、モバイル送受信機の現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントの識別情報を含む第2のフィールドIDPAを有する。さらに、ハンドオーバリクエストRBは、第2のフィールドIDPで識別されたモバイル送受信機と隣接アクセスポイントとにより確立された通信の測定結果によるSN比を含む第3の領域SNR(PA)を有する。なお、ハンドオーバリクエストRBが、モバイル送受信機がモビリティ管理部から受信する隣接アクセスポイントのリスト内のアクセスポイントの数よりも少ないか、或いは等しい第2及び第3の領域の型に連結された多くの領域を含むようにしてもよい。
図6は、モバイル送受信機によって送信されたハンドオーバリクエストRBに応答してモバイル管理部によって該モバイル送受信機へ送信される識別信号IDNPAの構造の概略を示す図である。この識別信号IDNPAは、パケットの形式をとり、このパケットは、その種類を識別するための第1のフィールドHORSPを有し、パケットの種類は、例えば、ハンドオーバリクエストに対する応答である。識別信号IDNPAは、ハンドオーバリクエストが伝達されたモバイル送受信機の新たなアクセスポイントNPAとして機能するアクセスポイントであって、モビリティ管理部によって選択されたアクセスポイントの識別情報を含む第2の領域ID(NPA)を含む。この識別情報は、モビリティ管理部により、例えばIPアドレスの形だったり、識別信号IDNPAが新たなIPアドレスを生成するためのものとしてモバイル送受信機が識別できるようなデータセットの形式で示される。この例では、識別信号IDNPAは、第2の領域ID(NPA)で示されたアクセスポイントに隣接するアクセスポイントのリストを示す第3の領域LV(NPA)を含み、このためにモバイル送受信機は、その新たな環境のモニタリング動作を直ちに実行することができる。
(適用例)
以下、本発明の特定の適用例について説明する。ここでは、上述した遠隔通信システムが、IETFモバイルIPワーキンググループより利用可能なHMIPv6(Hierarchical Mobile Internet Protocol version 6)インターネットプロトコルの一般的なインストラクションに従ってデータ通信を実行する場合を例として説明する。この例は、あくまでも一例であって、請求項の範囲を限定するためのものではなく、また、図7〜図20に対応するものである。
図7〜図12は、上述のHMIPv6プロトコルの一般的な原理と、このプロトコルを実施するために用いられる遠隔通信システムを示す図である。
図7は、この種の遠隔通信システムSYSTを示し、この遠隔通信システムSYSTは、モバイルIPプロトコルにより管理されるインターネット・ネットワークを含み、このインターネット・ネットワークは、2つのモビリティ領域DomA及びDomBを含み、その各々が少なくとも1つの境界ルータBRA又はBRBを備える。境界ルータは、対応する各モビリティ領域を他のインターネット・ネットワークに接続するためのものであり、例えば、LAN形式のモビリティネットワークMNA、MNBとして機能する。モビリティネットワークMNA、MNBは、モビリティサーバMSA、MSBを有し、モビリティサーバMSA、MSBはモビリティネットワークのルータとして機能し、また基地局BSA又はBSBと通信する。モバイル送受信機ERMを構成する移動ノードNMは、モビリティ領域DomA、DomBに対応する地理的領域内で移動可能である。基地局BSR、BSBは移動ノードNMにおいてアクセスルータを構成する。
図8〜図12は、HMIPv6プロトコルの本質的な特徴を説明するための概略図である。
図8は、HMIPv6プロトコルに従ってモビリティサーバからその領域のアクセスルータへ送信される情報メッセージの「関連リクエスト」あて先オプションヘッダBRHDに要求されるフォーマットの概略を示す。OT(当業者に周知のOption Typeの頭文字の略)フィールドは、1バイトの長さを有し、8と等しい値をとり、オプションが「関連リクエストオプション」(当業者にバインディングリクエストとして周知)であることを示す。OL(当業者に周知のOption Lengthの頭文字の略)フィールドは、1バイトの長さで、20と等しい値をとり、最初の2つのフィールドをカウントすることなくオプションの長さを通知することができる。SOT(当業者に周知のSub-Option Typeの頭文字の略)フィールドは、1バイト長で、102と等しい値をとり、「モビリティ情報」サブオプションであることを示す。SOL(当業者に周知のSub-Option Lengthの頭文字の略)フィールドは、1バイト長で、18と等しい値をとり、最初の2つのフィールドをカウントすることなくバイト内のサブオプション長を通知するためのものである。MODEフィールドは、1バイト長で、モビリティサーバに使用されるプロトコルを識別する。0の値がモバイルIPv6プロトコルに対応し、1の値がモバイルIPv6プロトコルを有するHMIPv6プロトコルに対応し、2の値がモバイルIPv6プロトコルなしのHMIPv6プロトコルに対応する。PLENフィールドは、1バイトの長さを有し、モビリティネットワークのネットワークプレフィックスの長さを示す。そして、MSAD(当業者に周知のMobile Server ADdressの頭文字の略)アドレスはモビリティサーバのアドレスを示す。
すなわち、モビリティ情報サブオプションは、モビリティサーバのアドレスとともにモビリティネットワークのネットワークプレフィックス長を含む。使用されるルータは、これらのパラメータをバックアップし、これらのパラメータがモビリティ情報オプションと呼ばれるオプションND6の結果としてルータ通知において広める。
図9は、HMIPv6プロトコルに適合するモビリティ情報オプションND6の構成を示し、モビリティ情報オプションND6は、例えば、100に等しい値をとる1バイト長のTYPEフィールドと、20に等しい値をとる1バイト長のLENGフィールドと、モビリティサーバによって使用されるプロトコルを識別する1バイトの長さのMODEフィールドであって、値0がモバイルIPv6に対応し、値1がモバイルIPv6を備えたHMIPv6プロトコルに対応し、値2がモバイルIPv6のないHMIPv6プロトコルに対応するMODE領域と、1バイト長のPLENフィールドであって、モビリティネットワークのネットワークプレフィックスの長さを特定するためのPLENフィールドとを有する。そして、MSAD(当業者に周知のMobile Server ADdressの頭文字の略)アドレスは、モビリティサーバのアドレスを示す。
移動ノードは、新たなHMIPv6領域に移動してモビリティ情報オプションとともに新たなルータの通知を検出した場合、2つの新たな一時的なアドレスを取得する。第1のアドレスはモビリティネットワークで有効であり、バーチャルアドレスVCOA(当業者に周知のVirtual Care-Of Addressの頭文字の略である)と呼ばれる。この第1のアドレスは、ルータ通知において収集されるモビリティネットワークプレフィックスを有する移動ノードのインターフェースの識別情報を連結させることによって決定される。第2のアドレスはローカルリンクを示し、現基地局のネットワークプレフィックスを有する移動ノードのインターフェースの識別情報を連結することによって得ることができ、ローカルアドレスLCOA(当業者に周知のLocal Care-Of Addressの頭文字の略)と呼ばれる。仮想アドレスVCOAは、最初の一時的なアドレスとして機能する。移動ノードは、移動ノードは、ホームエージェント及び領域の外にある対応ノードに、この一時的アドレスをモバイルIPv6プロトコルのメッセージの標準関連更新メッセージを用いて通知する。移動ノードへ領域の外から送信される全てのパケットは、モビリティネットワークのそのアドレスVCOAに対して送信される。次に、モビリティサーバは、これらのパケットを遮断し、LCOAアドレスの移動ノードに転送する。しかし、これらのパケットを送信可能なモビリティサーバに対し、LCOA及びVCOAアドレスに対応するものを通知しなければならない。移動ノードは、これらの2つのアドレスを要求してすぐに、対応するもの(LCOA、VCOA)のモビリティネットワークに、HMIPv6登録リクエストパケットを送信することによって通知する。この登録リクエストは新たな経路更新あて先オプションヘッダを有するIPv6パケットである。
図10は、HMIPv6プロトコルに従ったこの種の登録リクエストヘッダBRQを示す。このヘッダは、1バイトの長さで9と等しい値をとるOTフィールドを含み、リクエストが経路更新リクエストであることを示す。1バイトの長さで32と等しい値をとるOLフィールドは、最初の2つのフィールドをカウントすることなくオプションのバイト長をアナウンスする。1バイトの長さのMODEフィールドは、モビリティサーバが使用するプロトコルの種類を示し、値0がモバイルIPv6プロトコルに対応し、値1がモバイルIPv6を有するHMIPv6プロトコルに対応し、値2がモバイルIPv6なしのHMIPv6プロトコルに対応する。1バイトのPLENフィールドは、モビリティネットワークのネットワークプレフィックスの長さを示す。モビリティサーバがPLENフィールドに示される情報を不要とするため、このフィールドはゼロに初期化されてもよい。2バイト長のSEQN(当業者に周知のSEQuence Number)フィールドは、シーケンス更新メッセージへの受信ノードと、更新メッセージとそれらの確認応答(バインディング・アクノリッジメントとして当業者に知られているもの)とを関連付けるための送信機に適用される。4バイトの長さのLTIMフィールド(当業者に周知のLife TIMeの頭文字の略)は、最後の更新メッセージの通知の期限が切れるまでの残りの秒数を示す。1バイトの長さのSOTフィールドは、102と等しい値をとり、「モバイル情報」サブオプションを含む。1バイトの長さのSOLフィールドは、22と等しい値をとり、最初の2つのフィールドをカウントすることなくサブオプションの長さをバイトで通知するためのものである。16バイトの長さのMSADフィールドは、旧モビリティサーバのアドレスを示す。HMIPv6ドメインへの最初の接続の場合では、このフィールドはゼロに初期化される。1バイトの長さのOTフィールドは、201と等しい値をとり、ホームアドレスを通知するためのものである。1バイトの長さのOLフィールドは、16と等しい値をとり、最初の2つのフィールドをカウントすることなくオプションの長さをバイトで通知する。HOADフィールドは、移動ノードのホームアドレスを示す。登録リクエストBRQは、該登録リクエストBRQによって構成される情報パケットの長さをIPv6プロトコルによって要求される標準の長さへと調整することを意図する値のない所定の数のフィリングフィールドPADを含む。
ドメイン内の全ての対応ノードに対し、移動ノードは、一時的アドレスとしてLCOAアドレスを有するモバイルIPv6フォーマットの対応付け情報(Binding Updateとして当業者に周知)を送らなくてはならない。従って、これら対応ノードによって移動ノードへ送信されるパケットは、一時的ローカルアドレスに直接送られる。移動先の領域内で移動する限り、移動ノードは、そのVCOAアドレスを維持し、新たなローカルリンクに関連した新たなnLCOAアドレスのみを取得する。移動ノードは、モバイルIPv6フォーマットの登録更新のために、新たなnLCOAのアドレスの領域内の全ての通信相手に通知をする。
図11は、HMIPv6プロトコルに適合したBRFR登録更新パケットの構成を示す。このパケットは、1バイトの長さで10と等しい値をとり、要求がバインディング・アップデートであることを示すOTフィールドを有する。1バイトの長さで、8と等しい値をとるOLフィールドは、最初の2つのフィールドをカウントすることなくオプションのバイト長を通知するためのものである。1バイトのFLGSフィールドは、1セットのフラグを含み、更新であることを示すために1に初期化されるためのものである。1バイトの長さのPLENフィールドは、モビリティネットワークのネットワークプレフィックスの長さを示す。モビリティサーバがこの情報を不用とするので、このフィールドはゼロに初期化されてもよい。2バイトの長さのSEQNフィールドは、受信ノードによるシーケンス更新メッセージや、更新メッセージに関する送信機による応答通知に用いられる。4バイトの長さのLTIMフィールドは、最後の更新メッセージの通知の期限が切れるまでの残りの秒数を示す。1バイトの長さのOTフィールドは、201に等しい値をとり、ホームアドレスを通知するためのものである。1バイトの長さのOLフィールドは、16と等しい値をとり、オプションのバイトの長さを、最初の2つのフィールドをカウントすることなく通知するためのものである。そして、HOADフィールドは、移動ノードのホームアドレスを示す。
2つのHMIPv6領域の間で移動した場合、移動ノードは最初の一時的アドレスVCOAを変更し、旧アドレスVCOAに送信されたパケットが紛失する。この紛失を制限するため、HMIPv6プロトコルによってフォワードハンドオーバと呼ばれるハンドオーバが実行される。このフォワードハンドオーバは、具体的には以下のようにして実行される。すなわち、まず、移動ノードがMSADフィールドの旧モビリティサーバのアドレスを有するHMIPv6登録リクエストを送信する。このリクエストを受信して、新たなモビリティサーバは、領域における変更を検出し、フォワーディング・リクエストを、新たなVCOAアドレスを特定した旧モビリティサーバに送信する。フォワーディング・リクエストは、上述のバインディング・アップデートメッセージであり、特別なFLAGフィールドを有する。
図12は、HMIPv6プロトコルに適合するハンドオーバリクエストFWRQの構成を示す。このリクエストは、1バイトの長さで198と等しい値をとり、リクエストが特定のバインディング・アップデートであることを示すOTフィールドを有する。1バイトの長さのOLフィールドは、24と等しい値をとり、最初の2つのフィールドをカウントすることなくオプションのバイト長を通知するためのものである。1バイトの長さのFLAGフィールドは、0×22に初期化されている(0×2は、これがハンドオーバリクエストであることを示し、0×20は、LTIMフィールドの直ぐ後ろに移動ノードのVCOAアドレスを備えるフィールドがあることを示す)。1バイトの長さのPLANフィールドは、モバイルネットワークのプレフィックスの長さを示す。このフィールドは、送信時にはゼロに初期化され、受信時には無視される。SEQNフィールドは、2バイトの長さで、受信ノードによって更新メッセージを順序付けるためと、送信機による更新メッセージを受信した旨の確認応答とに使用される。この移動ノードは、同じ目的地に送られる前の更新メッセージ内で使用されるシーケンスの数より大きな数のシーケンスを使用しなければならない。4バイトの長さのLTIMフィールドは、最終更新メッセージの通知の期限が切れるまでの残りの秒数を示す。16バイトの長さのVCOAフィールドは、移動ノードの新たなバーチャルアドレスを含む。1バイトの長さのOTフィールドは、201と等しい値をとり、ホームアドレスを通知する。1バイトの長さのOLフィールドは、16と等しい値をとり、オプションのバイト長を最初の2つのフィールドをカウントすることなく通知するためのものである。そして、HOADフィールドは、移動ノードのホームアドレスを示す。
従って、上記のフォワーディング・リクエストの対象である旧モバイルサーバは、旧VCOAアドレスのパケットを新たなVCOAアドレスへ転送し、これによって移動ノードの領域が変更される際に送信されるパケットの紛失が制限される。ホームネットワークへと再移動した場合、移動ノードは、一時的アドレスを破棄し、モビリティエージェントなしで動作する。更に、領域が変更された場合の伝送プロセスでパケットが紛失することを防止するため、移動ノードが上述のフォワーディング・リクエストをその最後のモビリティサーバへ通知し、その結果この最後のサーバが送信されるパケットをホームアドレスへと転送する。
図13は、本発明者によるNCHMIPv6と呼ばれる新たなプロトコルを使用する遠隔通信システムSYSTIを示す。NCHMIPv6とは、ネットワークコントロールド(Network Controlled)HMIPv6という意義である。そのプロトコルは、上述のHMIPv6プロトコルの特定のリソースを生かす。このシステムSYSTIは、モバイルIPインターネット・ネットワークと、移動ノードNMに対するIIv6ネットワークへのアクセスルータRAとを有する。モビリティ管理部GMは、移動ノードによるハンドオーバと呼ばれるアクセスポイントの変更についての意思決定プロセスで本質的な役割を果たす。各アクセスルータRAはモビリティ管理部GMに関連付けられている。データベースBDは、パラメータをホストするためのモビリティ管理部GMに関連し、ハンドオーバと、モビリティ管理部GMが依存するアクセスポイントPAに関する情報との管理に役立つ。本発明に基づいてNCHMIPv6プロトコルをサポートする領域において、各アクセスポイントPAは、アクセスルータのインターフェースと関連し、モビリティ管理部GMの制御に従って動作し、隣接アクセスポイントの集合を有する。隣接アクセスポイントのリストは、モビリティ管理部GMに関連したデータベースBDに格納され、データベース[BD](sic)は、ハンドオーバの実行に関する決定に用いられる情報を格納する。アクセスポイントは、単一の識別情報(そのセルネームか物理的な添付アドレス)、関連アクセスルータのインターフェースのプレフィックス、若しくはこのプレフィックスの長さから識別される。モビリティ管理部は、これらのアクセスルータに、本発明に従ったNCHMIPv6プロトコルをサポートする旨を「ネットワークによる制御」モードを示す追加のMODEフィールドを有するHMIPv6プロトコルの1つと同様な情報パケットを周期的に広めることによって通知する。存在するMODEフィールドの新たな値が、この目的のために定義され、3に初期化され、ネットワークモードによる制御される制御を示す。移動ノードNMが、本発明に従ってNCHMIPv6プロトコルをサポートする新たな領域へ移動した場合、そのアクセスルータから、「ネットワークによる制御」MODEフィールドがHMIPv6プロトコルで定義されるものと同様なモビリティサーバオプションとともにルータ通知を受信する。移動ノードNMは、HMIPv6プロトコルの場合で上述したものと類似の2つの一時的アドレスを取得する。2つの一時的アドレスは、モビリティ管理部レベルでのVCOAアドレス及びそのローカルリンクでのLCOAアドレスである。次に、移動ノードNMは、そのモビリティ管理部との関係(LCOA、VCOA)を、HMIPv6フォーマットの登録リクエストで送信することよって登録し、ホームエージェント及びその関連ノードとの関係(VCOA、ホームアドレス)を、上述したようなHMIPv6フォーマットのバインディング・アップデートメッセージを用いて登録する。モビリティ管理部は、新たな関係を受け入れる場合は、肯定的な関連アクノリッジメント(バインディング・アクノリッジメント)をモバイルノードNMへ返信するとともに、その現アクセスポイントの隣接アクセスポイントのリストを含む情報メッセージを返信しなければならない。モビリティ管理部は、現アクセスポイントをそのアクセスルータを介して識別する。しかし、ネットワークが、2つのアクセスポイントPAが同一のイーサネット(登録商標)リンク内に存在することを許容した場合、移動ノードNMは、モビリティ管理部が、該移動ノードNMが関連するアクセスポイントを特定できるようにするために登録リクエストのなかで現時点でのアクセスポイントの識別情報を伝達しなければならない。これは、HMIPv6プロトコルの説明で上述したものと同様の登録リクエストを形成する情報パケットによってなされ、この情報パケットは「アクセスポイント情報」と呼ばれる新たなサブオプションを含んでいる。
図14は、この種の情報パケットBRQIに使用されるフォーマットの概略図である。1バイトの長さのSOTフィールドが103に初期化され、これが新たな「アクセスポイント情報」サブオプションであることを示す。1バイトの長さのSOLフィールドは、10と等しい値をとり、最初の2つのフィールドをカウントすることなくサブオプションのバイトの長さを通知するためのものである。1バイトの長さのPAIDフィールドは、モビリティ管理部によって割り当てられたアクセスポイントの数値の識別情報を含む。移動ノードが、一度対応(PAID,PANM)を知らされた場合、モビリティ管理部と移動ノードとの間で、この数値の識別情報が、対応するアクセスポイントを特定するために使用される。数値の識別情報(1〜128の間)が1バイトを必要とするとともに、8−キャラクターネームが8バイトを必要とするので、更新パケットのサイズを小さくすることが可能となる。1バイトのPRFE領域は、移動ノードNMがネットワークの補助なしでハンドオーバを実行することが強制された場合に、アクセスポイントのそれぞれのネットワークからの優先性(preference)の使用を示す。このPREFフィールドの高い値は、このアクセスポイントが優先的に選択されたことを示す。一方、アクセスポイントが、ゼロ値のPREFフィールドを有した場合、移動ノードNMはこのアクセスポイントを無視し、リストから該アクセスポイントを除外する。8バイトの長さのPANMフィールドは、アクセスポイントで制御されるセル名を示す。このPANM領域は、アクセスポイントへの物理的な添付パラメータ、又は、このアクセスポイントによって管理されるセルを示す。このパラメータが通知された移動ノードは、対応するアクセスポイントに接続することができる。ここに記載される本発明の実施態様では、このPANMフィールドは、アクセスポイントによって管理されるセルの名前に対応するが、アクセスポイントの無線リンクカードの物理的アドレスを示すものでもよいし、アクセスポイントのイーサネット(登録商標)アドレス又は関連するアクセスルータのインターフェースのイーサネット(登録商標)アドレスであってもよい。
本発明に従ったNCHMIPv6プロトコルをサポートする領域で、移動ノードは、継続的に現在のアクセスポイントの無線リンクの品質をチェックする。品質が閾値S1以下に落ちた場合、移動ノードは、現アクセスポイントの隣接アクセスポイントとの通信品質の測定を行い、ハンドオーバリクエストにおいて測定値をモビリティ管理部へ送信する。移動ノードは、現アクセスポイントとのリンクと同様に、隣接アクセスポイントとのリンクの品質測定値がアクセスポイントのリストに含まれた場合のみ、ハンドオーバリクエストを送信する。隣接アクセスポイントのリストは、移動ノードからの登録リクエストをアクノリッジするメッセージにおいてモビリティ管理部によって送信される上述したような「アクセスポイント情報」パケットにより更新される。隣接アクセスポイントリストに含まれるアクセスポイントへの制限は、モビリティ管理部による第1の選択によってハンドオーバリクエストRBのサイズを制限する。ハンドオーバリクエストはIPvt6パケットであり、ハンドオーバリクエストと呼ばれる新たなあて先オプションを含む。
図15は、この種の情報パケットHVRQに使用されるフォーマットの概略を示す図である。1バイトの長さのOTフィールドは11と等しい値をとり、リクエストがハンドオーバリクエストであることを示す。1バイトの長さのOLフィールドは、オプションのバイトの長さを、最初の2つのフィールドをカウントすることなく通知するためのもので、(12.N)+4.((N+1)modulo2)と等しくなるように算出される。ここで、Nは通知されたアクセスポイントの数である。アクセスポイントの数が偶数の場合、あて先オプションが常に8の倍数のバイト長を有するようにするため、値を有しない4つのパッキングバイトとしなければならない。1バイトの長さのMODEフィールドは、3に初期化されており、本発明の実施例のモードである「ネットワークによる制御」モードを示す。NPAフィールドは、1バイトの長さで、通知されたアクセスポイントの数を示す。この領域は、モビリティ管理部がこの情報を必要としないので、実質的に案内の目的で用いられる。SEQNフィールドは2バイトの長さで、受信ノードで継続的更新メッセージのために使用され、また、更新メッセージに関連したアクノリッジのために送信機に使用される。1バイトの長さのSOTフィールドは、110と等しい値をとり、新たな「アクセスポイント測定」サブオプションであることを示す。1バイトの長さのSOLフィールドは、2と等しい値をとり、サブオプションのバイト長を、最初の2つのフィールドをカウントすることなく通知するためのものである。PAIDフィールドは、1バイトの長さで、アクセスポイントの数字による識別情報を含む。QUALフィールドは、1バイトの長さで、移動ノードとアクセスポイントとの間で無線リンクに対して測定されたSN比の値により実現される品質値を含む。OTフィールドは、1バイトの長さで201と等しい値をとり、ホームアドレスを通知するためのものである。OLフィールドは、1バイトの長さで16と等しい値をとり、オプションの長さを最初の2つのフィールドをカウントすることなくバイトで通知するためのものである。そして、HOADフィールドが移動ノードのホームアドレスを示す。
モビリティ管理部は、測定結果の内容を調べ、それを送信し、どの隣接アクセスポイントに移動ノードが接続すべきかを特定する。データ管理部は、ハンドオーバの実行に関する決定を行う手助けになる可能性のあるデータベース内の様々な情報を保持する。例えば、データ管理部がアクセスポイントの現在の負荷状態についての情報を保持する場合、モビリティ管理部は負荷を分配するようにしてもよい。モビリティ管理部が、移動ノードの新たなアクセスポイントを構成すべき選択されたアクセスポイントを特定するハンドオーバリクエストに応答する。同時に、モビリティ管理部は、新たな関連(VCOA、nLCOA)を生成し、nLCOAは、選択されたアクセスポイントに関連するモバイルノードの将来的なアドレスとなり、これによって移動ノードに送信されるデータの複製が可能となり、該データが同時に新旧のアクセスポイントに送信される。新たなアクセスルータのネットワークプレフィックスと、移動ノードのインターフェースの物理的な識別情報との連結を使用して生成されるため、新たなアドレスは予想可能なものであり、その構成はしばしば非飽和構成(stateless configuration)と呼ばれる。モビリティ管理部は、「ハンドオーバレスポンス」と呼ばれる新たな宛名オプションが含まれるIPv6パケットにより応答する。
図16は、この種の情報パケットHVRTで使用されるフォーマットの概略を示す図である。OTフィールドは、1バイトの長さで12と等しい値をとり、リクエストがハンドオーバレスポンスであることを示す。OLフィールドは、1バイトの長さで、最初の2つのフィールドをカウントすることなく、オプションの長さをバイトで通知するためのもので、28と等しい値が選択される。MODEフィールドは、1バイトの長さで、モビリティ管理部で使用されるプロトコルを特定するためのものである。NPAフィールドは、1バイトの長さで、通知されたアクセスポイントを示す。このフィールドは、実質的に案内の目的で使用され、モビリティ管理部に対して必要とされない。SEQNフィールドは、2バイトで、受信ノードにより継続的な更新メッセージのために使用され、送信機により、更新メッセージに関連したアクノリッジのために使用される。本発明のこの実施モードでは、SOTフィールドは、1バイトで114と等しい値をとり、新たな「選択アクセスポイント」サブオプションであることを示す。SOLフィールドは、1バイトの長さで、22と等しい値をとり、サブオプションの長さを、最初の2つのフィールドをカウントすることなくバイトで通知するためのものである。IDフィールドは、1バイトの長さを有し、選択されたアクセスポイントの識別情報を含む。PANMフィールドは、1バイトの長さで、選択されたアクセスポイントが接続されるアクセスルータプレフィックスの長さを示す。RAADフィールドは、16バイトの長さで、選択されたアクセスポイントが接続されるアクセスルータのアドレスを識別するためのものである。
上述したハンドオーバリクエストを受信した後、移動ノードは、その将来のnLCOAアドレスを、その将来のアクセスネットワークのネットワークプレフィックスを有する物理的インターフェース識別情報を連結させることによって構成し、ハンドオーバを実行する。新たなアクセスポイントに接続するとすぐに、移動ノードは隣接通知を新たな対応(IPアドレスnLCOA、リンク層アドレス)の通知のために送信する。また、移動ノードは、新たなアクセスルータから即座にルータ通知を受信できるようにするために、ルータリクエストを伝達する。これにより、本発明に従ったNCHMIPv6プロトコルをサポートするネットワーク内のルータアナウンスの普及周波数(dissemination frequency)を低減することが可能となり、ひいては無線リンクの過負荷を制限することが可能となる。ルータが、既に移動ノードへの入力、又は、送信するデータを有した場合、新たなアクセスルータは、モバイルノードの隣接通知を、該隣接通知において通知されたモバイルノードのリンク層アドレスに対応するIPnLCOAアドレスを生成することによってルータがルーティングテーブルを更新したことに従った将来のnLCOAアドレスを受信し、移動ノードに対するパケットが既にモビリティ管理部によって再送信されるので、移動ノードとの接続が途切れない。新たなアクセスルータからのルータ通知を受信することにより、移動ノードは、使用ライフ又は構成フラグ等の新たなnLCOAアドレスのパラメータを完成させて更新する。次に、移動ノードは、価値を下げるためにタイムアウトを始め、旧プレフィックス及び初期設定ルータを無効にする。移動ノードは、領域内を移動した場合、登録リクエストをそのモビリティ管理部へと送信してハンドオーバリクエストによって以前に生成された関連(VCO、nLCOA)を更新させ、データパケットの複製と、送信の中断を可能にする。一方、移動ノードは、領域間を移動した場合、その物理的アドレスnLCOAに加えて新たな仮想アドレスnVCOAを要求し、モバイルIPフォーマットの新たな登録リクエスト及びバインディング・アップデートメッセージを新たなモビリティ管理部とその対応ノードとのそれぞれに伝達することにより、該仮想アドレスの登録を行う。移動ノードも価値を下げ、その旧仮想アドレスを無効にしなくてはならない。このリクエストを受信することにより、新たなモビリティ管理部は、HMIPv6プロトコルに適合するフォワーディング・リクエストを構成する特別なバインディングメッセージを旧モビリティ管理部へ伝達し、その結果旧モビリティ管理部が移動ノードの旧アドレスへのパケットを転送する。旧モビリティ管理部は以前の関連(VCOA、nLCOA)を新たな関連(VCOA、nVCOA)に更新する。移動ノードが移動してアクセスポイントを変更した場合には常に、隣接アクセスポイントのリストが更新される。これは、特に新たな登録に従ったモビリティ管理部によって発信されたアクセスポイントについての情報パケットによって行われる。モビリティ管理部は、新たな隣接アクセスポイントを加えることを要求した場合、数字による識別情報、プリファレンス及び名前を有するオプションの完全なフォーム(form)を使用しなければならない。また、モビリティ管理部は、アクセスポイントをリストから除外することを要求した場合には、除外されるアクセスポイントの識別情報及び初期値としてゼロにされるプリファレンスを有する縮小されたフォームのオプションを使用しなければならない。さらに、モビリティ管理部は、隣接するアクセスポイントのリスト内のアクセスポイントのプリファレンスの更新を要求した場合には、新たな参照値を有する縮減されたフォームを使用しなくてはならない。隣接アクセスポイントのリストに既に存在するアクセスポイントについての情報を送信するためにモビリティ管理部によって縮減されたフォームの使用により、実際にこの目的のために使用される情報パケットのサイズが制限可能となる。
図17〜20は、既存のHMIPv6プロトコルに従ったデータ通信システムのハンドオーバと、新たなNCHMIPv6プロトコルに従ったデータ通信システムのハンドオーバとの相違点を説明するための図である。
図17は、移動ノードNMが領域内、すなわち同一の領域内でハンドオーバをする場合のHMIPv6プロトコルを使用した通信システムを示す。ステップ1において、移動ノードNMとその現アクセスポイントとで維持される通信の品質が低下する。ステップ2において、移動ノードNMは、無線ハンドオーバを新たなアクセスポイントPA2への無線ハンドオーバをする。ステップ3において、移動ノードNMは、アクセスルータRA2からの利用で可能なルータの通知を待つ。ステップ4において、移動ノードNMは、ルータ通知をアクセスルータRA2から受信する。ステップ5において、移動ノードは、新たなアドレスnLCOAを取得する。ステップ6において、移動ノードNMは、モビリティサーバNSAにMHMIPv6フォーマットの登録リクエストを送信する。ステップ7で、移動ノードNM用のデータパケットが、モビリティサーバMSAによって、アドレスnLCOAへと再送される。
図18は、同様の場面で、NCHMIPv6プロトコルを使用した本発明の送信システムを示す。移動ノードNMは、同一の領域内を移動する。ステップ1で、モバイルノードNMとその現アクセスポイントPA1とで維持される通信の品質が低下し、この通信品質の低下が、上述した品質測定の値が閾値S1よりも低いという事実によって認識される。ステップ2で、移動ノードNMは、ハンドオーバリクエストを、現アクセスポイントに関連したアクセスポイントPA1及びアクセスルータRA1を制御するモビリティ管理部へ送信する。ステップ3で、モビリティ管理部は、ターゲットのアクセスルータRA2を選択する。ステップ4で、モビリティ管理部は、移動ノードNMへそのハンドオーバリクエストに応答し、この応答には、新たなアドレスnLCOAが含まれる。ステップ5で、モビリティ管理部は、移動ノードNMへのデータパケットをnLCOAへとあて先を変更(リダイレクト)する。ステップ6で、移動ノードNMは、新たなアドレスnLCOAを取得し、選択された対応アクセスポイントPA2へハンドオーバする。ステップ7で、移動ノードNMは、新たなアクセスルータRA2に、nLCOAの隣接の通知と、ルータ通知に対するリクエストとを送信する。ステップ8において、アクセスルータRA2は、移動ノードNMに、ルータ通知を伝達する。ステップ9で、移動ノードNMは、有効時間及び新たなパラメータを更新する。ステップ10で、移動ノードNMは、モビリティ管理部にHMIPv6フォーマットの登録リクエストを伝達する。
図19は、移動ノードNMが領域間をハンドオーバ、すなわち、第1のモビリティサーバMSA1が管理する第1のモビリティ領域から第2のモビリティサーバMSA2が管理する第2のモビリティ領域へ移動する場合のHMIPv6プロトコルを使用した通信システムを示す。ステップ1において、移動ノードNMと、第1のモビリティサーバMSA1の制御下にある現アクセスポイントとの間で維持される通信の品質が低下する。ステップ2で、移動ノードNMは、第2のモビリティサーバMSA2に管理される新たなアクセスポイントPA2への無線ハンドオーバを実行する。ステップ3で、移動ノードNMは、利用可能なルータ通知を待つ。ステップ4で、移動ノードNMは、アクセスルータRA2からルータ通知を受信する。ステップ5で、移動ノードは、2つの新たなアドレスnLCOA及びnVCOAを取得する。ステップ6で、移動ノードNMは、HMIPv6フォーマットの登録リクエストを、モビリティサーバMSA2へ伝達する。ステップ7において、移動ノードNMへのデータパケットが、第2のモビリティサーバMSA2によりアドレスnLCOAへリダイレクトされる。ステップ8において、第2のモビリティサーバMSA2は、第1のモビリティサーバMSA1へフォワーディング・リクエストを送信する。ステップ9で、移動ノードNMへのデータパケットは、第1のモビリティサーバMSA1によりアドレスnVCOAへリダイレクトされる。
図20は、上述した場合と同様に、移動ノードNMが領域間をハンドオーバする場合のNCHMIPv6プロトコルを使用した通信システムを示す。ステップ1で、移動ノードNMは、品質測定の値が閾値S1よりも低下したことを判別することにより、該移動ノードNMと現アクセスポイントPA1との間で維持される通信の品質が低下したことを識別する。ステップ2で、移動ノードNMは、ハンドオーバリクエストを、アクセスポイントPA1及び該アクセスポイントPA1に関するアクセスルータRA1を制御下に置く第1のモビリティ管理部GM1へ送信する。ステップ3で、モビリティ管理部GM1はターゲットアクセスルータRA2を選択する。ステップ4で、第1のモビリティ管理部GM1は、移動ノードNMへ、新たなアドレスnLCOAを含むそのハンドオーバリクエストに対する応答を伝達する。ステップ5で、第1のモビリティ管理部GM1は、移動ノードNMへのデータパケットを、新たなアドレスnLCOAにリダイレクトする。ステップ6で、移動ノードNMは、その新たなアドレスnLCOAを構成し、対応する選択アクセスポイントPA2へハンドオーバする。ステップ7で、移動ノードNMは、その新たなアクセスルータRA2にnLCOA隣接通知及びルータ通知に対するリクエストを伝達する。ステップ8で、アクセスルータRA2は、ルータ通知を移動ノードNMに伝達する。ステップ9で、移動ノードNMは、新たなアドレスnVCOAを取得する。ステップ10で、移動ノードNMは、HMIPv6フォーマットの登録リクエストを、新たなアクセスポイントPA2及びアクセスルータRA2を制御下におく第2のモビリティ管理部GM2に伝達する。ステップ11で、移動ノードNMへのデータパケットは、第2のモビリティ管理部GM2によってアドレスnLCOAにリダイレクトされる。ステップ12で、第2のモビリティ管理部GM2は、フォワーディング・リクエストを第1のモビリティ管理部GM1に伝達する。ステップ13で、移動ノードNMへのデータパケットは、第1のモビリティ管理部GM1によって、アドレスnVCOAにリダイレクトされる。
以下、上記本発明の実施の形態の種々の変形例について説明する。
上述の例では、第1の閾値S1より低い品質測定を識別することにより、その無線リンクの品質の低下を検出する移動ノードが、ハンドオーバリクエストを出力し、原則としてこのリクエストの再送を、モビリティ管理部から返信による応答を受信するまで継続した。本発明の1つの変形例では、品質測定が第2の閾値S2以下に低下した場合、あるいは、いかなる応答を受信することなく、伝達されたハンドオーバリクエストの数が制限値を超えた場合、移動ノードは、アクセスポイントのプリファレンスを考慮するとともに、現アクセスポイントに隣接し、最良の通信品質を提供可能なアクセスポイントと関連するセルを選択することによらないでハンドオーバをそれ自身で決定し、且つ実行する。
第1の閾値S1は、現アクセスポイントに制御されるセルの制御下にあるモビリティ管理部と、IPv6ヘッダの「フローラベル」と呼ばれる領域によって特定されるデータフローの伝達環境とにより設定される。モビリティ管理部は、実行される無線リンクの品質制御に用いられる閾値を構成し、「制御閾値」と呼ばれる構成メッセージを常に送信する。この更新メッセージは、「制御閾値」と呼ばれる新たなサブオプションを含むIPv6パケットである。また、更新メッセージは、例えば、1バイトの長さで、13に等しい値が割り当てられ、さらにモビリティ管理部によって構成されることが意図されることを示す制御閾値と呼ばれるOTフィールドと、1バイトの長さを有し、2と等しい値が割り当てられ、最初の2つのフィールドをカウントすることなくオプションの長さをバイトで通知するための第2のOLフィールドと、2バイトの長さを有する第3の閾値フィールドとを備え、モビリティ管理部によって選択される制御閾値を決定するものである。この閾値フィールドがゼロの場合、移動ノードは、直ちにハンドオーバを開始する。
伝達されるデータのフローが、ハンドオーバの結果をあえて許容しない場合、モビリティ管理部は、ハンドオーバの実行の遅延のために比較的低い値を第1の閾値として選択する。一方、伝達されるデータのフローに、無線リンクレベルで高い品質のサービスが必要な場合、モビリティ管理部は、比較的高い値を第1の閾値として選択する。
以下、公知のHMIPv6プロトコルを使用した上記本発明の実施の形態の態様と比べることにより、本質的な相違点を明らかにする。
HMIPv6プロトコルでは、移動ノードは、無線カードのハンドオーバを受ける。本発明に係るプロトコルによれば、移動ノードは、現アクセスポイントと維持する無線リンクの品質を制御する。この品質の測定値が所定の閾値以下に低下した場合、移動ノードは、その現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントと確立できる無線リンクの品質測定の値を収集し、これらの測定値を例えばハンドオーバリクエストに含ませて移動ノードへ伝達する。本発明のプロトコルでは、移動ノードは、現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントのリストを維持し、このリストは、モビリティ管理部によって発信され、隣接アクセスポイントに関する情報メッセージによって各ハンドオーバが行われた際に更新される。
既存のHMIPv6プロトコルに準拠したモビリティサーバとしての役割を実行することに加え、モビリティ管理部は、さらに、本発明に係るNCHMIPv6プロトコルに準拠して、該モビリティ管理部の制御に従う移動ノードによるハンドオーバを実行するための決定プロセスを制御する。複数の移動ノードのうちのいずれか1つからハンドオーバリクエストを受信した場合は、モビリティ管理部は、この移動ノードが収集した品質測定の結果を分析し、該モビリティ管理部に関連するデータベースを検索し、移動ノードが接続されるべき選択されたアクセスポイントを識別する。次に、モビリティ管理部は、ハンドオーバリクエストに対する応答を、該ハンドオーバリクエストの送信元の移動ノードへ伝達し、該移動ノードの将来的なアドレスを予想し、送信すべきパケットを、複製して前記移動ノードの古いアドレスと新たなアドレスにリダイレクトする。そして、モビリティ管理部が、移動ノードから送信され、本発明に係るNCHMIPv6プロトコルに準拠した登録リクエストを受信するたびに、モビリティ管理部は、前記移動ノードに、隣接アクセスポイントのリストを更新できるようにするため、この移動ノードに対して選択された現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントについての情報パケットを返信する。
以上説明したように、本発明によれば、モバイル送受信機又は移動ノードが例えば、会社の1以上の建物内の異なる階にあるアクセスポイントのような複数のアクセスポイントへの選択的なアクセスを管理することが可能となる。
各アクセスポイントは、図14に示すように、PANMフィールドに記載された、SSID(当業者によって周知の標準IEE802.11によって定義されたService Set IDentifier)によって具現化される1つの独特の識別情報を有する。
モビリティ管理部は、これらの識別情報を認識することができ、また、識別情報を、アドレス、参考となる建物及び建物の階といったカテゴリのいずれか1つに属する地理的位置情報に対応付けることができる。
本発明の実施形態のこの態様の変形例では、識別情報は、分類目的のために備えられたデータベースに記載された種類に従って分類されてもよい。
モビリティ管理部は、管理のためのモバイル送受信機のプロファイルを認識することができる。プロファイルを利用して、所定のモバイル送受信機の、ある特定のアクセスポイントへのアクセス権が制限されるようにしてもよい。
例えば、第1のアドレスIP1(モバイル送受信機のホームアドレスを識別するためのHOAD領域に記述されるもの)を有する第1のモバイル送受信機が、第1の所定の建物の2階及び第2の所定の建物の3階に関連するアクセスポイントへ接続することの権限を与えるための許可を受け、第2のアドレスIP2を有する第2のモバイル送受信機は、第1の所定の建物の3階に関連するアクセスポイントへの接続の権限を与える許可を受ける場合について説明する。ここで、より概略的には、第2のアドレスIPNを有するN番目のモバイル送受信機は、所定の建物W及びZのX階及びY階に関連するアクセスポイントへの接続の権限を与える許可を受ける場合について説明する。
上述の異なる情報(アクセスポイントの識別情報及びアクセスポイントの位置情報)は、モビリティ管理部のデータベースに記録される。
モバイル送受信機は、上述したように登録リクエストを伝達することによって上記の情報をモビリティ管理部とともに現アクセスポイントを介して記録し、登録リクエストは、具体的にはモバイル送受信機のホームアドレスを含む。次に、モビリティ管理部は、前記モバイ送受信機を識別し、そのデータベース内の対応するプロファイルを検索する。モビリティ管理部は、プロファイル及び現時点での位置情報(リクエストの際に得られる現アクセスポイントの識別情報から特定可能)から、例えば、所定の建物の所定の階に関連、モバイル送受信機に許可されたアクセスポイントを特定し、このモバイル送受信機の近傍に位置するアクセスポイントのリストを生成する。
ここで、理解を容易にするため、モビリティ管理部が、所定の建物に配置されたモバイル送受信機から送信され、このモバイル送受信機のIPアドレス及び使用対象のアクセスポイントの識別情報を含むリクエストに応答し、この所定の建物の1以上の階に関連するアクセスポイントの識別情報のリストを生成する場合を例にして説明する。
次に、モビリティ管理部は、モバイル送受信機に、このモバイル送受信機が接続を許可されるであろうアクセスポイントを識別するためのリストを伝達する。
複数のアクセスポイントが同一の識別子を有した場合、モバイル送受信機は、追加の基準、例えば異なるアクセスポイントによって提供された通信品質に関連した基準に基づいて、これらのアクセスポイントのうちのいずれか1つを選択する。
モビリティ管理部によってモバイル送受信機へ送信された情報により、例えば、第2世代のGSM無線電話ネットワーク、第3世代のUMTS無線電話ネットワーク、ローカル無線WLAN802.11ネットワーク、又はGPRSネットワーム等の技術的に異なるネットワークに属するアクセスポイントを指定される。これを具現化するため、許可されたアクセスポイントのリストが、このリストに挙げられた各所定のアクセスポイントの識別情報を含む第1のフィールドに加え、この所定のアクセスポイントに関連する通信ネットワークの種類を識別するための識別情報を含む第2のフィールドを有するようにするとよい。
上述したように、モバイル送受信機は、上記リストによって識別される許可アクセスポイントと確立可能な通信の品質を測定する。
本発明の1実施形態の1態様に従った遠隔通信システムを示すブロック図である。 第1の場面の遠隔通信システムの動作を説明するためのブロック図である。 第2の場面の遠隔通信システムの動作を説明するためのブロック図である。 この種のシステムで実施されるデータ通信方法を示すフローチャートである。 この種のシステムが有する送受信機が出力するハンドオーバリクエストを形成する信号を説明するための概略図である。 ハンドオーバリクエストに応答してモビリティ管理部が送信する信号を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態の適用例に係る遠隔通信システムの構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態の適用例のHMIPv6プロトコルに従ってモビリティサーバからその領域のアクセスルータへ送信される情報メッセージの「関連リクエスト」あて先オプションヘッダに要求されるフォーマットを説明するための概略図である。 本発明の実施の形態の適用例のHMIPv6プロトコルに適合するモビリティ情報オプションの構成を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態の適用例のHMIPv6プロトコルに従った登録リクエストヘッダを説明するための概略図である。 本発明の実施の形態の適用例のHMIPv6プロトコルに適合した登録更新パケットの構成を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態の適用例のHMIPv6プロトコルに適合するハンドオーバリクエストFWRQの構成を示す。 本発明の実施の形態の適用例に係る遠隔通信システムSYSTIの構成を示す概略図である。 情報パケットに使用されるフォーマットを説明するための概略図である。 情報パケットに使用されるフォーマットを説明するための概略図である。 情報パケットで使用されるフォーマットを説明するための概略図である。 移動ノードが同一の領域内でハンドオーバをする場合の遠隔通信システムの動作を説明するための図である。 移動ノードが同一の領域内でハンドオーバをする場合の本発明の実施の形態の適用例に係る遠隔通信システムの動作を説明するための図である。 移動ノードが領域間をハンドオーバする場合の遠隔通信システムの動作を説明するための図である。 移動ノードが領域間をハンドオーバする場合の本発明の実施の形態の適用例に係る遠隔通信システムの動作を説明するための図である。
符号の説明
SYST 遠隔通信システム
ERM モバイル送受信機
PA1i〜PA2j アクセスポイント
ZA1i〜ZA2j サービスエリア
DI1〜DI2 インターフェース装置
NW1〜NW2 通信ネットワーク
GM1〜GM2 モビリティ管理部
BD1〜BD2 データベース
DM1〜DM2 領域

Claims (19)

  1. 少なくとも1台のモバイル送受信機と、
    複数のアクセスポイントであって、それぞれ、そのサービスエリアに前記モバイル送受信機が配置された場合に、該モバイル送受信機と通信可能なアクセスポイントと、
    前記複数のアクセスポイント間の通信を可能にする通信ネットワークと、
    を備える遠隔通信システムであって、
    さらに、前記アクセスポイントの動作状況に応じて、前記モバイル送受信機が通信を確立しなければならない特定のアクセスポイントを識別することができる少なくとも1つのモビリティ管理部を有し
    前記モバイル送受信機が、該モバイル送受信機が通信している現アクセスポイントに隣接する少なくとも1つのアクセスポイントと確立できる通信の品質を少なくとも1回測定するための測定手段を有し、
    前記測定手段が、前記モバイル送受信機と、前記現アクセスポイントとの間の通信の品質が規定参照閾値に低下した場合だけ動作する、
    ことを特徴とする遠隔通信システム。
  2. 前記モバイル送受信機が、さらに、前記モビリティ管理部からの参照閾値を受信した後に前記参照閾値を記憶するための記憶手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の遠隔通信システム。
  3. 前記モバイル送受信機が、さらに、前記現アクセスポイントと通信状態にある場合、該現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントのリストを記憶する記憶手段を有し、前記リストが前記モビリティ管理部によって前記モバイル送受信機に送信され続けることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔通信システム。
  4. 前記モバイル送受信機が、さらに、現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントとの通信が現アクセスポイントとの通信よりもより良好な品質である旨の品質測定結果が得られた場合、現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントとの通信を確立するため、ハンドオーバリクエストと呼ばれるリクエストを前記モビリティ管理部に送るための手段を備えることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の遠隔通信システム。
  5. 前記ハンドオーバリクエストが、前記モバイル送受信機によって行われた品質測定結果を含み、前記モビリティ管理部が、該結果を分析し、該分析結果及び前記アクセスポイントの動作状況から、前記モバイル送受信機が通信をすべき特定の隣接アクセスポイントを識別するための識別情報を特定し、前記識別情報を該モバイル送受信機へ伝達するための手段を有することを特徴とする請求項4に記載の遠隔通信システム。
  6. 前記モビリティ管理部と関連して前記アクセスポイントの動作状況に関する情報を記憶するためのデータベースを有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の遠隔通信システム。
  7. 前記アクセスポイントと前記通信ネットワークとの間に少なくとも2台のインターフェース装置を有し、各インターフェース装置が、アクセスポイントの所定のグループと通信できることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の遠隔通信システム。
  8. 前記各アクセスポイントが、単一のインターフェース装置とのみ通信可能なことを特徴とする請求項7に記載の遠隔通信システム。
  9. 前記モビリティ管理部が、少なくとも1つのインターフェース装置に設けられることを特徴とする請求項7又は8に記載の遠隔通信システム。
  10. 請求項1乃至9に記載の前記遠隔通信システムが有する前記モバイル送受信機の機能を実現可能な装置。
  11. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の前記遠隔通信システムが有する前記モビリティ管理部の機能を実現可能な装置。
  12. 少なくとも1台のモバイル送受信機と、複数のアクセスポイントであって、それぞれ、そのサービスエリアに前記モバイル送受信機が配置された場合に該モバイル送受信機と通信可能なアクセスポイントと、前記複数のアクセスポイント間の通信を可能にする通信ネットワークとに適用されるデータ通信方法であって、
    前記複数のアクセスポイントの動作状況に応じて、前記モビリティ管理部が、前記モバイル送受信機が通信を確立しなければならない特定のアクセスポイントを識別するステップを少なくとも1つ含み、
    さらに、該モバイル送受信機が現アクセスポイントに隣接する少なくとも1つのアクセスポイントとの接続を確立し、これによって該モバイル送受信機が通信状態となり、この通信の品質を該モバイル送受信機が測定する品質測定ステップであって、該モバイル送受信機と該アクセスポイントとの間の通信の品質が規定参照閾値以下に低下した場合にのみ実行される品質測定ステップを含むことを特徴とするデータ通信方法。
  13. 前記モビリティ管理部からの参照閾値の受信に続き、前記モバイル送受信機が前記参照閾値を記憶するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のデータ通信方法。
  14. 現アクセスポイントと通信状態にある場合、前記モバイル送受信機が、該現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントのリストを記憶し、該リストがモビリティ管理部によって前記モバイル送受信機に送信される記憶ステップをさらに含むことを特徴とする請求項12又は13に記載のデータ通信方法。
  15. モビリティ管理部が隣接アクセスポイントのリストを生成するためのステップをさらに含み、該リストが、対象となる該モバイル送受信機に特有の動作環境情報に基づいて生成されることを特徴とする請求項14に記載のデータ通信方法。
  16. 前記モバイル送受信機特有の動作環境情報が、
    ユーザの所定のグループ内の、前記送受信機ユーザの自明性及び該グループに指定された少なくとも1の所定のアクセスポイントへのアクセス許可と、
    異なる種類の通信システムにリンクされた異なるアクセスポイントへの通信が許可されたユーザによる事前捕捉と、
    所定の地域における前記モバイル送受信機のユーザの地理的位置及び該地域に対して用意された少なくとも1つの所定のアクセスポイントへのアクセス許可と、
    のリストに一致するプロファイルを特に示すものであることを特徴とする請求項15に記載のデータ通信方法。
  17. 隣接するアクセスポイントとの通信の品質が、現アクセスポイントよりも良好である旨の品質測定結果が得られた場合、前記モバイル送受信機が、現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントとの通信を確立するために前記モビリティ管理部へハンドオーバリクエストを送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12乃至16の何れか1項に記載のデータ通信方法。
  18. 前記ハンドオーバリクエストが、前記モバイル送受信機によって実行される品質測定の結果を含み、前記モビリティ管理部が実行する識別ステップが、前記品質測定の結果の分析のためのサブステップと、前記分析結果及びアクセスポイントの動作状況から、前記モバイル送受信機が通信を行う特定の隣接アクセスポイントの識別情報を特定するためのサブステップと、前記モバイル送受信機へ前記識別情報を送信するためのサブステップと、を含むことを特徴とする請求項17に記載のデータ通信方法。
  19. 前記モバイル送受信機から請求項1乃至9の何れか1項に記載された遠隔通信システムが有するモビリティ管理部へ伝達される信号であって、該モバイル送受信機がその現アクセスポイントに隣接するアクセスポイントと確立可能な少なくとも1の通信の品質測定の1以上の結果を含むことを特徴とする信号。

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