JP2005510155A - Rnc障害時の接続モードにおける移動局の回復 - Google Patents

Rnc障害時の接続モードにおける移動局の回復 Download PDF

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無線アクセスネットワークの改良型無線ネットワーク制御局(RNC)は、接続モードにあるユーザ機器ユニットについての環境情報を格納し、そのユーザ機器ユニットに送信されるセル更新促進メッセージを創始する。格納された環境情報は、セル更新促進メッセージをユーザ機器ユニットにアドレスする環境強化型無線ネットワーク制御局(RNC)ノードにより用いられる。(接続モードにある)ユーザ機器ユニットが促進されたセル更新手順を実行した後、そのようなユーザ機器ユニット(UE)は従来の呼出メッセージで呼出される。環境強化型無線ネットワーク制御局(RNC)ノードを備えた本発明は、(例えば、)接続モードのCELL_PCH状態やURA_PCH状態のような、接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットに対して特に適している。

Description

本願は2001年9月10日出願の米国特許仮出願番号第60/317,970号の優先権と利益とを主張するものであり、その出願はその全体が参照によってここで組み込まれる。本願は2001年5月11日出願の“総括的解放メッセージを用いた複数の無線接続の解放(RELEASING PLURAL RADIO CONNECTION WITH OMINIBUS REALEASE MESSAGE)”という名称の米国特許出願シリアル番号第09/852,915号(代理人ドケット番号2380−336)に関係するものであり、その出願はここでその全体が参照により組み込まれる。
本発明は無線通信に関し、特に、基地局を制御する無線アクセスネットワークのノードにおけるある情報の喪失があったときの回復に関するものである。
典型的なセルラ無線システムにおいて、移動体ユーザ機器ユニット(UE)は無線アクセスネットワーク(RAN)を介して1つ以上のコアネットワークに通信する。そのユーザ機器ユニット(UE)は移動電話(“セルラ”電話)や移動端末を備えたラップトップのような移動局でも良く、従って、音声とデータとの内少なくともいずれかを無線アクセスネットワークと通信する、例えば、携帯型、ポケット型、手持ち型、コンピュータ内蔵型、或いは車輌積載型の移動体機器でも良い。
無線アクセスネットワーク(RAN)は複数のセル領域に分割された地理的な領域をカバーし、各セル領域は基地局によってサービスを受ける。セルは地理的な領域であり、そこには無線カバレッジが基地局のある場所の無線基地局装置によって備えられる。各セルはユニークなアイデンティティにより識別され、それがそのセルにおいて同報される。基地局は空中インタフェース(例えば、無線周波数)により基地局の範囲内でユーザ機器ユニット(UE)と通信を行なう。無線アクセスネットワークでは、いくつかの基地局は通常は無線ネットワーク制御局(RNC)と(例えば、ランドライン或いはマイクロ波により)接続されている。また、無線ネットワーク制御局は、しばしば基地局制御局(BSC)とも呼ばれ、そこに接続されている複数の基地局の種々のアクティビティを監視し調整する。無線ネットワーク制御局は通常は1つ以上のコアネットワークに接続されている。
無線アクセスネットワークの一例は、世界規模の移動体通信サービス(UMTS)の地上無線アクセス網(UTRAN)である。UMTSは、いくつかの点については、欧州で開発された汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)として知られる無線アクセス技術上に構築した第3世代のシステムである。UTRANは本質的には、ユーザ機器ユニット(UE)に広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)を提供する無線アクセスネットワークである。第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)はUTRAMとGSMを基本とする無線アクセスネットワーク技術をさらに進歩させることに着手した。
当業者であれば認識するように、W−CDMA技術においては、共通の周波数バンドによりユーザ機器ユニット(UE)と複数の基地局との間の同時通信が可能になる。共通の周波数バンドを占有している信号は、高速の擬似ランダム(PN)符号の使用に基づくスペクトラム拡散CDMA波形の特質により受信局において判別される。これらの高速PNコードが用いられて、基地局とユーザ機器ユニット(UE)から送信される信号を変調する。異なるPNコード(或いは、時間的なオフセットのあるPNコード)を用いる送信局では、受信局で別々に復調される信号を生成する。また、高速のPN復調により受信局は、送信信号のいくつかの明瞭に異なる伝播経路を結合することにより、単一の送信局からの受信信号をうまく生成することができる。それ故に、CDMAでは、ユーザ機器ユニット(UE)は、1つのセルから別のセルへの接続のハンドオフがなされるときに、周波数を切り換える必要はない。その結果、宛先のセルは、発信元のセルが接続のサービスを続けると同時に、ユーザ機器ユニット(UE)への接続をサポートできる。ユーザ機器ユニット(UE)は、ハンドオーバ期間には常に少なくとも1つのセルを通して通信を行なっているので、呼に対する中断はない。それ故に、これを“ソフトハンドオーバ”という。ハードハンドオーバとは対照的に、ソフトハンドオーバは“切断前接続(make-before-break)”切り換え動作である。
UTRANには、関心のあるいくつかのインタフェースがある。無線ネットワーク制御局(RNC)とコアネットワークとの間のインタフェースは、“Iu”インタフェースと名づけられる。無線ネットワーク制御局(RNC)とその基地局(BS)との間のインタフェースは、“Iub”インタフェースと名づけられる。ユーザ機器ユニット(UE)と基地局との間のインタフェースは、“空中インタフェース”或いは“無線インタフェース”或いは“Uuインタフェース”として知られている。幾つかの例では、接続にはサービスを行なう或いはソースRNC(SRNC)とターゲット或いはドリフトRNC(DRNC)の両方を関与させ、SRNCでは接続を制御するがその接続の1つ以上のダイバーシティ・レッグがDRNCによって扱われる。RNC間転送リンクは、ソースRNCとドリフト或いはターゲットRNCとの間での制御及びデータ信号の転送のために用いられ、ダイレクトリンク或いはロジカルリンクでも良い。無線ネットワーク制御局間(例えば、サービスを行なうRNC(SRNC)とドリフトRNC(DRNC)との間)でのインタフェースは、“Iur”インタフェースと名づけられる。
無線ネットワーク制御局(RNC)はUTRANを制御する。その制御の役割を成し遂げるときに、RNCはUTRANの資源を管理する。RNCによって管理されるそのような資源は、(とりわけ)基地局により送信されるダウンリンク(DL)電力、基地局により感知されるアップリンク(UL)の干渉、及び基地局に位置するハードウェアを含んでいる。
当業者は、あるRAN−UE接続に関して、RNCはサービスを行なうRNC(SRNC)の役割或いはドリフトRNC(DRNC)の役割をもつことができることを認識するであろう。もし、RNCがサービスを行なうRNC(SRNC)であれば、そのRNCはユーザ機器ユニット(UE)との接続を担当し、例えば、無線アクセスネットワーク(RAN)内での接続を完全に制御する。サービスを行うRNC(SRNC)はコアネットワークに接続される。これに対して、もしそのRNCがドリフトRNC(DRNC)であれば、それはユーザ機器ユニット(UE)との接続に必要な無線資源を(ドリフトRNC(DRNC)により制御されるセル内で)供給することによりサービスを行なうRNC(SRNC)をサポートする。ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によるIubインタフェースにより制御される基地局とを含むシステムは、ここでは、DRNCサブシステム或いはDRNSとして参照される。RNCは、Iubインタフェースによりそれに接続される基地局に対する制御を行うRNC(CRNC)であると言える。このCRNCの役割はUE特有のものではない。CRNCはとりわけ、Iubインタフェースによりそれに接続される基地局におけるセルについて無線資源の管理を扱う任務がある。
UTRANインタフェース(Iu、Iur、Iub)は2つのプレーンをもっている。即ち、制御プレーン(CP)とユーザプレーン(UP)である。UTRANを制御するために、異なる通信ノードにおける無線ネットワークアプリケーションは、制御プレーンプロトコルを用いることにより通信を行う。RANAPはIuインタフェースについての制御プレーンプロトコルであり、RNSAPはIurインタフェースについての制御プレーンプロトコルであり、そして、NBAPはIubインタフェースについての制御プレーンプロトコルである。これらの制御プレーンプロトコルは、信頼性のあるシングナリングベアラにより転送される。無線インタフェースにおいて送受信されるデータの転送はユーザプレーン(UP)において発生する。そのユーザプレーンでは、データは信頼性のないシングナリングベアラにより転送される。サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間で必要な転送ベアラを確立する任務がある。
ユーザ機器ユニット(UE)は、2つのモード、即ち、アイドルモードと接続モードとをもつものとして無線資源制御(RRC)の観点から抽象化される。図10は、これら2つのモードをもつユーザ機器ユニット(UE)に関係した状態モデルを示している。電源投入後はアイドルモードに入る。アイドルモードでは、ユーザ機器ユニット(UE)とUTRANとの間に接続はない。接続が確立されたとき、ユーザ機器ユニット(UE)にはU−RNTIが割当てられ、そのユーザ機器ユニット(UE)は接続モードに入る。U−RNTI(UTRAN無線網臨時アイデンティティ)は全的なアイデンティティであり、それはUTRANのどのセルでも使用される。
接続モードには、4つの異なった状態がある。即ち、CELL_DCH状態、CELL_FACH状態、CELL_PCH状態、及びURA_PCH状態である。以下に、簡単に説明するように、各状態はアクティビティの異なったレベルを反映している。
CELL_DCH状態は、ユーザ機器ユニット(UE)に割当てられた専用チャネル(DCH)があることによって特徴付けられる。マクロダイバーシティがいくつかのセルのDCHの間で用いられても良い。CELL_DCH状態では、ユーザ機器ユニット(UE)とUTRANとの間でのシグナリングメッセージの送信のために用いられる専用制御チャネル(DCCH)がある。
CELL_FACH状態では、専用物理チャネルが割当てられるのではなく、ユーザ機器ユニット(UE)は選択セルに属するダウンリンクにおいて共通チャネル(FACH)を連続的に聴取している。アップリンクにおいては、ユーザ機器ユニット(UE)は通常ランダムアクセスチャネル(RACH)を用いる。各セル再選択において、ユーザ機器ユニット(UE)はネットワークをその現在のセル位置で更新する。この状態では、ユーザ機器ユニット(UE)とUTRANとの間のシグナリングメッセージの送信に用いられる専用制御チャネル(DDCH)がある。DCCHは無線網臨時アイデンティティ(U−RNTI或いはC−RNTI)を全てのシグナリングメッセージに付加し、従って、個々のUEをアドレスすることにより実施される。前に述べたように、U−RNTI(UTRAN RNTI)は全的なアイデンティティであり、それはUTRANのいずれのセルでも使用される。C−RNTI(セルRNTI)は単一のセルにおいて重要なだけであり、各セル毎に再割当てされねばならない。これに対して、C−RNTIはU−RNTIによりかなり短く、それは用いられるときに無線インタフェースによる空間を節約する。また、この状態では、例えば、RNC境界でのセル再選択後のようなSRNCへの接続が利用可能ではないときに、CELL UPDATE或いはURA UPDATEメッセージがDRNCに送信されるときに用いられるCCCH(共通制御チャネル)がある。
CELL_PCH状態では、ユーザ機器ユニット(UE)は選択セルの呼出チャネル(PCH)を監視する。PCHでは、ユーザ機器ユニット(UE)は不連続な受信(DRX)を利用して電力を節約し、そして、いつ聴取するのかについての方式は、ユーザ機器ユニット(UE)毎を基本にネットワークとユーザ機器ユニット(UE)との間で合意がとられる。また、CELL_PCH状態では、ユーザ機器ユニット(UE)はネットワークをセル再選択時に現在のセル位置を更新する。CELL_PCH状態では、DCCHは利用可能ではない。PCHでは、個々のユーザ機器ユニット(UE)をアドレスする手段が(U−RNTIを用いて)存在するが、ユーザ機器ユニット(UE)はネットワークへのどんなシグナリングメッセージを転送することもできない。
URA_PCH状態はCELL_PCH状態とほとんど同一である。その違いは、ユーザ機器ユニット(UE)がURA境界を越えた後にはその位置のネットワークを更新するだけにある。URA(UTRAN登録領域)はセルのグループである。これは、この状態において、ユーザ機器ユニット(UE)の位置が一般にはURAレベルにおいてのみ知られることを意味している。
RRC接続モードのCELL_PCHとURA_PCHの状態において、ユーザ機器ユーザ(UE)はRRCページタイプ1を聴取する(例えば、非特許文献1を参照)。RRCページタイプ1において、呼出されたUEはUTRANアイデンティティ(U−RNTI)によってアドレスされる。図11に示されているように、U−RNTIは実際には2つの部分、特に、12ビットのSRNC−id情報要素部と20ビットのS−RNTI情報要素部とを有している。SRNC−id情報要素は通常、ユーザ機器ユニット(UE)にサービスを行うSRNCの識別子である。S−RNTI情報要素はそのSRNC内でユーザ機器ユニット(UE)を区別するSRNCにより割当てられる番号である。
ユーザ機器ユニット(UE)がアイドルモードにあるとき、これに対して、CNアイデンティティ(TMSI)は呼出のために用いられる。TMSI(一時的な移動局識別子)は通常、ユーザ機器ユニット(UE)に割当てられるが一方、そのユーザ機器ユニット(UE)はあるマルチセル領域にいる。残念なことに、CNアイデンティティ(TMSI)は、ユーザ機器ユニット(UE)がRRC接続モードのCELL_PCHとURA_PCHの状態にあるとき、呼出をするために用いることができない。これは、CNアイデンティティ(TMSI)がそのユーザ機器ユニット(UE)が最初にRRC接続を確立し位置の更新を実行した位置領域においてのみ正当なものであるからである。接続確立と位置更新の後に、接続モードにあるユーザ機器ユニット(UE)が別の位置領域(LA)に移動するなら、さらなる位置更新の手順は発生しない(なぜなら、位置更新手順は実行されないが、その一方でユーザ機器ユニット(UE)は接続モードにあるからである)。それ故に、接続モードでは、UTRANアイデンティティ(U−RNTI)が、CNアイデンティティ(TMSI)の代わりに、ユーザ機器ユニット(UE)を呼出すのに用いられる。
3GPP(第3世代パートナーシッププロジェクト)TS(技術仕様)25.311,RRCプロトコル仕様(3GPP TS 25.311, RRC Protocol Specification)
残念なことに、無線ネットワーク制御局(RNC)ノードの障害の後、そのRNCに接続されているユーザ機器ユニットについてのある関連情報は喪失してしまう。その結果、そのユーザ機器ユニットはUTRANが到達しえないものとなるであろう。例えば、その喪失情報が接続モードにおけるユーザ機器ユニットのU−RNTIを含むなら、そのユーザ機器ユニットの呼出は不可能である。その結果、そのユーザ機器ユニットが次に位置更新(例えば、定期的なセル更新或いは定期的なURA更新)を実行するまでは、そのユーザ機器ユニットは“ハングしたUE”という状態になるであろう。そのような定期的な更新(定期的なセル更新或いは定期的なURA更新)は、例えば、定期的セル更新タイマや定期的URA更新タイマのような適当なタイマの時間切れにより促される。しかしながら、これらのタイマの時間切れは通常、かなり長いものであり、30分から1時間のオーダである。適切に、定期的なセル更新或いは定期的なURA更新が実行されるまで、影響を受けたユーザ機器ユニットには到達することができない。1つの救済的な手段はそれらのタイマの時間切れを短くすることであるかもしれないが、そのように短くすることは、(定期的な更新が増加するために)それに対応して通常の動作中におけるシグナリング負荷が増加する結果となり、これは望まれないことである。
そのようなRNC障害の後、コアネットワーク(CN)により開始されUuインタフェース(例えば、無線インタフェース)によるUTRANにより送信される呼出があり得るが、そのような呼出は、CNアイデンティティ(TMSI)によりアドレスされるであろう。しかしながら、CELL_PCHとURA_PCHの状態にあるユーザ機器ユニット(UE)は単にそのような試行呼出を無視するであろう。
従って、ユーザ機器ユニット(UE)環境の部分的な損失がある場合(即ち、UE環境の情報(U−RNTI)があるユーザ機器ユニットに対して失われること)、UE環境を喪失したユーザ機器ユニット自身は本質的に喪失したのであり、呼出を受けることはできない。それらのユーザ機器ユニットにとって、現在の無線アクセスネットワーク方式において、そのユーザ機器ユニットを再度獲得する可能性はなく、むしろ、セルにおける送信を切断するか或いはそのセルを閉鎖するという抜本的な手段があるだけである。そのような抜本的な手段は、環境情報を喪失してはいない他のユーザ機器ユニットに悪い影響を与えることになる。
上述の問題は様々な場合に生じる。例えば、SRNCとCRNCとが1つであり、同じであるときに、その問題は生じる。その問題はまた、サービスを行うRNC(SRNC)がユーザ機器ユニット(UE)が現在位置するセルを制御するRNCではない、即ち、ユーザ機器ユニットがIurインタフェースを介してSRNCに接続されているときにも生じる。SRNCがリセットされる場合、SRNCにはこれ以上到達不可能であるか、或いは環境が更新される必要があることをこれらの状態ではユーザ機器ユニットに伝える機構はない。
それ故に、必要なことは、そして、本発明の目的は、RNC障害後に発生するようなユーザ機器ユニットの環境情報(例えば、U−RNTI)の喪失後、接続モードのある重要な局面において、さもなければ喪失される(例えば、ハングする)ユーザ機器ユニットの回復技術である。
無線アクセスネットワークの改良された無線ネットワーク制御局(RNC)ノードは、接続モードにあるユーザ機器ユニットについての環境情報を格納し、そのユーザ機器ユニットに送信されるセル更新促進メッセージを創始する。その格納された環境情報は、ユーザ機器ユニットにそのセル更新促進メッセージを宛先にする環境強化された無線ネットワーク制御局(RNC)ノードにより用いられる。(接続モードにある)ユーザ機器ユニットが促進されたセル更新手順を実行した後、そのようなユーザ機器ユニット(UE)は従来の呼出メッセージにより呼出される。環境強化型の無線ネットワーク制御局(RNC)ノードを備えた本発明は、特に、(例えば)接続モードのCELL_PCH状態或いはURA_PCH状態のような、接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットに対して適している。
UE環境情報の格納と環境強化型の無線ネットワーク制御局(RNC)ノードによるセル更新促進メッセージの開始とは特に、無線アクセスネットワークの無線ネットワーク制御局(RNC)ノードの障害時やリセット時に都合が良い。そのような障害は通常、障害を起こした無線ネットワーク制御局(RNC)ノードにおける、ユーザ機器ユニットの環境情報(例えば、ユーザ機器ユニットについてのUTRAN無線網臨時アイデンティティ(U−RNTI))の少なくとも部分的な喪失が関係している。
本発明の1つの態様では、障害を起こしたRNCノードは、ユーザ機器ユニットが留まるセルに関してサービスを行うRNCノードとCRNCノードの両方としての役目を果たす環境強化型の無線ネットワーク制御局(RNC)ノードである。この第1の態様では、CRNC/SRNCノードは、接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットのリストを維持するRNC回復ユニットをもっている。その障害とリセットの後、CRNC/SRNCは(そのCRNC/SRNCにより制御されるセルにいる)ユーザ機器ユニットにセル更新促進メッセージを送信する。
本発明の第2の態様では、障害を起こしたRNCノードはサービスを行うRNCノードであり、そのノードのために環境強化型の無線ネットワーク制御局(RNC)ノードはドリフトRNC(DRNC)ノードとしての役目を果たす。本発明の第2の態様に従えば、ユーザ機器ユニットについての環境情報の喪失を被る無線ネットワーク制御局(RNC)ノードがSRNCノードとしての役目を果たすが、その接続についてのセル資源はドリフトRNC(DRNC)により制御されるとき、環境強化型のDRNCノードのSRNC回復ユニットは接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットのリストを維持する。そのSRNCノードのリセット後、DRNCノードはユーザ機器ユニットにセル更新促進メッセージの送信を開始する。
セル更新促進メッセージは種々の形式をとることができる。例えば、1つの面からすると、そのセル更新促進メッセージは呼出メッセージでも良い。別の面から見ると、セル更新促進メッセージは無線資源制御(RRC)システム情報同報メッセージでも良い。
セル更新促進メッセージの送信/同報の方法もまた、変化があってよい。例えば、セル更新促進メッセージは、接続モードの重大な状態にある複数のユーザ機器ユニットに個々に送信されても良い。特定のユーザ機器ユニットにセル更新促進メッセージをいつ送信するのかを知るために、環境強化型のRNCはまた、接続モードにあるユーザ機器ユニットの国際移動電話加入者アイデンティティ(IMSI)を格納する。そのIMSIは環境強化型のRNCにより利用されて、そのユーザ機器ユニットについての呼出機会を決定、例えば、そのユーザ機器ユニットが呼出チャネルを聴取しているであろう時点を決定する。環境強化型のDRNCがそのリスト上にあるユーザ機器ユニットについてのIMSIを取得するために、SRNCはそのDRNCに接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットについてのIMSIを送信する。SRNCからDRNCへのIMSIのそのような送信は、例えば、ダウンリンク(DL)シグナリング転送メッセージを用いて発生できる。
或いは、セル更新促進メッセージは、接続モードの重大な状態にある複数のユーザ機器ユニットに対して集合的に送信しても良い。そのセル更新促進メッセージが関係する複数のユーザ機器ユニットは、障害のあるRNCのSRNCアイデンティティ、或いはそれら複数のユーザ機器ユニットに関係したグループアドレスを用いてアドレスされる。そのようなグループアドレスは、例えば、障害のあるSRNCのSRNCアイデンティティとS−RNTI情報要素の選択ビットとを用いて形成される。
セル更新促進メッセージが接続モードの重大な状態にある複数のユーザ機器ユニットの少なくともいくつかに対して繰り返し送信されるとき、本発明の1つの面からすれば、そのセル更新促進メッセージのユーザ機器ユニットによる複数回受信の可能性があるにもかかわらず、ユーザ機器ユニットの負荷がただ一回のセル更新を実行するのを容易にするフィールドを含んでも良い。例えば、そのフィールドは値をもつタグ或いはカウンタを有することができる。ユーザ機器ユニットがそのカウンタについて一定の値を含むセル更新促進メッセージによりアドレスされ、そのセル更新を実行した後、ユーザ機器ユニットは、そのタグの値やカウンタが変化していないセル更新促進メッセージのさらなる送信に対しては応答しない(例えば、さらなるセル更新を実行しない)。
本発明の前述などの目的と特徴と利点とは、添付図面において図示されるように好適な実施例についての次のより具体的な記述から明らかになるであろう。その添付図面において、参照記号は種々の図面を通じて同じ部分に言及している。その図面は、必ずしもスケールをきちんを決める必要はなく、その代わりに本発明の原理を図解することに重きが置かれている。
次の記載では、限定ではなく説明を目的として、本発明の完全な理解を提供するために特定のアーキテクチュア、インタフェース、技術などの具体的な詳細が説明される。しかしながら、本発明がこれらの詳細な説明から離れた他の実施例において実践されても良いことが当業者には明らかである。他の例では、公知の機器、回路、及び方法の詳細な説明は、不必要な詳細な説明により本発明の説明をあいまいなものとしないように省略される。さらにその上、個々の機能ブロックが図面のいくつかには示されている。当業者であれば、個々のハードウェア回路と、適切にプログラムされたデジタルマイクロプロセッサ或いは汎用コンピュータとの関連で機能するソフトウェアと、アプリケーション専用集積回路(ASIC)と、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)との少なくともいずれかを用いて、これらの機能が実現されても良いことを認識するであろう。
本発明の第1の態様は、図1Aに示される世界規模の移動体通信(UMTS)10の非限定的な例の環境下で説明される。雲形12として示されている代表的な接続指向の外部コアネットワークは、例えば、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)と統合型サービスデジタルネットワーク(ISDN)との内、少なくともいずれかで良い。雲形14として示されている代表的な非接続型の外部コアネットワークは、例えば、インターネットでも良い。両方のコアネットワークはそれらが対応するサービスノード16に接続される。PSTN/ISDNの接続指向型ネットワーク12は回路交換サービスを提供する移動体交換センタ(MSC)ノード18として示されている接続指向型のサービスノードに接続される。インターネットのような非接続指向型のネットワーク14は、しばしば、サービスを行なうGPRSサービスノード(SGSN)として言及されるパケット交換型のサービスを提供するためにあつらえられた汎用パケット無線サービス(GPRS)ノード20に接続される。
コアネットワークサービスノード18と20の夫々は、Iuインタフェースとして言及されている無線アクセスネットワーク(RAN)インタフェースによりUMTSの地上無線アクセス網(UTRAN)24に接続している。UTRAN24は1つ以上の無線ネットワーク制御局(RNCs)26を含んでいる。説明を単純にするために、図1AのUTRAN24には2つだけのRNCノード、特に、RNC261とRNC262とが示されている。各RNC26は複数の基地局(BS)28に接続されている。例えば、再び説明を簡単にするために、2つの基地局ノードが各RNC26に接続されているように示されている。この点について、RNC261は基地局281-1と基地局281-2にサービスを行なう一方、RNC262は基地局282-1と基地局282-2にサービスを行なう。異なる数の基地局が各RNCによりサービスを受け、RNCは同じ数の基地局にサービスを行なう必要はないことが認識される。さらにその上、図1AはRNCがIurインタフェースによりUTRAN24において1つ以上の別のRNCに接続されることを示している。さらに、当業者であれば、基地局はしばしば、この技術分野では、無線基地局、ノードB、或いはBノードとして言及されることを認識するであろう。
図示された実施例において、説明を簡単にするために、各基地局28は1つのセルにサービスを行なうものとして示されている。各セルは各基地局を囲む円によって表現されている。しかしながら、基地局は1個以上のセルに対して空中インタフェースにより通信を行なうためにサービスを行っても良いことが当業者には認識されるであろう。例えば、2つのセルが同じ基地局のサイトに位置する資源を用いても良い。
図1Aに示されているユーザ機器ユニット(UE)30のようなユーザ機器ユニット(UE)は、1つ以上のセル或いは1つ以上の基地局(BS)28と無線或いは空中インタフェース32を介して通信をする。無線インタフェース32とIuインタフェースとIubインタフェースとIurインタフェースの各々は、図1Aにおいて、一点鎖線で示されている。
無線接続は、CDMA拡散コードを用いて割当てられた個々の無線チャネルを備えた広帯域符号分割多元接続(WCDMA)に基づくのが好ましい。もちろん、他の接続方法が採用されても良い。WCDMAはマルチメディアサービスと他の高速送信要求のための広帯域とダイバーシティハンドオフとRAKE受信機のような耐性の強い特徴とを備え、高品質を保証している。
CELL_DCH状態において、各ユーザ移動局或いは機器ユニット(UE)30にはそれ自身のスクランブルコードが割当てられ、基地局28がその特定のユーザ機器ユニット(UE)からの送信を識別するとともに、ユーザ機器ユニット(UE)がそのユーザ機器ユニットに対して意図された基地局からの送信をその同じ領域に存在する他の全ての送信と雑音の全てから識別する。
1つの基地局28と複数のユーザ機器ユニット(UEs)30との間には制御データとユーザデータの転送のために、異なるタイプのチャネルが存在するかもしれない。例えば、フォワード或いはダウンリンク方向には、汎用同報チャネル(BCH)、呼出チャネル(PCH)、共通パイロットチャネル(CPICH)、及び、フォワードアクセスチャネル(FACH)を含むいくつかのタイプの同報チャネルがあり、ユーザ機器ユニット(UE)に対して種々の別のタイプの制御メッセージを提供している。フォワードアクセスチャネル(FACH)はまたユーザデータを搬送するために用いられる。リバース或いはアップリンク方向には、位置登録、呼の開始、呼出応答、及び他のタイプのアクセス動作を実行するためにアクセスが必要とされるときはいつでも、ランダムアクセスチャネル(RACH)がユーザ機器ユニット(UE)により用いられる。ランダムアクセスチャネル(RACH)はまた、あるユーザデータ、例えばウェブブラウザアプリケーションのための、例えばベストエフォートパケットデータを搬送するのに用いられる。専用チャネル(DCH)が割当てられてユーザ機器ユニット(UE)との実質的な呼の通信を搬送しても良い。制御チャネルによりセットアップされると、トラフィックチャネル(TCH)が割当てられてユーザ機器ユニット(UE)との実質的な呼の通信を搬送しても良い。トラフィックチャネルのいくつかは共通トラフィックチャネルでも良いが、他のトラフィックチャネルは専用トラフィックチャネル(DCH)で良い。
図2は、ユーザ機器ユニット(UE)30と無線ネットワーク制御局26と基地局28のような例示的なノードの選択された概要を示している。図2に示されたユーザ機器ユニット(UE)30は、ユーザ機器ユニット(UE)により要求された種々の動作を制御するデータ処理制御ユニット31を含んでいる。UEのデータ処理制御ユニット31は、アンテナ35に接続された無線トランシーバ33への制御信号とデータとを提供する。
図2に示されている無線ネットワーク制御局26と基地局28の例は、夫々が、RNC26とユーザ機器ユニット(UEs)30との間での通信を行うのに必要とされる数多くの無線とデータの処理動作を実行する対応するデータ処理制御ユニット36と37とを夫々含む無線ネットワークノードである。基地局のデータ処理制御ユニット37によって制御される機器の一部は、1つ以上のアンテナ39に接続される複数の無線トランシーバ38を含む。
本発明の態様では、無線ネットワーク制御局は、接続モードにあるユーザ機器ユニットについての環境情報(例えば、“UE環境情報”或いは“UE環境”)を格納し、特定の接続点では、そのようなユーザ機器ユニットに対してセル更新促進メッセージの送信を発生或いは開始させる特別のユニットを含む。そのような特別なユニットをもつか、さもなければ、本発明の利点を備える無線ネットワーク制御局はここでは、しばしば、“環境強化型の”或いは“改良型”の無線ネットワーク制御局或いはRNCノードとして言及される。明らかになることであるが、環境情報の格納とセル更新促進メッセージの創始とは特に、接続モードの重大な状態(例えば、接続モードのCELL_PCH状態或いはURA_PCH状態)にあるユーザ機器ユニットに適したものである。
上述した特別なユニット或いは改良型RNC機能の実行の原因になる重要な情勢或いは事象とは、無線アクセスネットワークの無線ネットワーク制御局の故障とそれに続くリセットである。本発明の第1の態様では、図1Aと図4Aとに関連してまず以下に説明するように、故障の起きたRNCノードは環境強化型の無線ネットワーク制御局(RNC)ノードそれ自身であり、それはユーザ機器ユニットが留まっているセルに対してサービスを行うRNCノードとCRNCノードの両方として役目を果たしている。本発明の第2の態様では、図1Aと図4Aとに関連してまず以下に説明するように、故障の起きたRNCノードはサービスを行うRNCノードであり、そのノードのために環境強化型のRNCノードはドリフトRNCノード(DRNC)としての役目を果たす。
図1Aに図示されているように本発明の第1の態様では、先に言及された特別のユニットはRNC回復ユニットとして示されている、結局のところ、図1Aでは、無線ネットワーク制御局(RNC)261はRNC回復ユニット1001をもち、無線ネットワーク制御局(RNC)262はRNC回復ユニット1002をもつ。図1Aに示された態様は特に、重要な情勢或いは事象を経験しているRNCがユーザ機器ユニット(UE)30に関与する接続についてCRNCとSRNCの両方としての役目を果たしているときに適用可能である。図1Aにおいて、例えば、無線ネットワーク制御局261は、そのユーザ機器ユニット(UE)30が現在位置するセルの基地局281-1を制御している。
図2に見られるように、RNCノードのためのRNC回復ユニット100は、接続モードの重大な状態(例えば、CELL_PCH状態或いはURA_PCH状態)にあるユーザ機器ユニットについてのUE環境データベース102を維持している。UE環境データベース102は、重大な状態(例えば、CELL_PCH状態或いはURA_PCH状態)にあるユーザ機器ユニットに関与する各接続についての行をもつテーブルとして概念的に表わすことができる。UE環境データベース102のテーブルの各行には、その接続についての接続識別子としての役目を果たすフィールド104と、そのユーザ機器ユニット(UE)についての環境情報が格納されるフィールド105とを含む(UE環境データベース102では列として示されている)一連のフィールドがある。
ユーザ機器ユニットについての“環境情報”の内容、即ち、UE環境は当業者には知られたものである。国際移動電話加入者アイデンティティ(IMSI)が、無線資源制御(RRC)接続がセットアップされるとき、RANAP COMMON IDメッセージにおいて、コアネットワーク(CN)からSRNCノードにおいて最終的には受信される。国際移動電話加入者アイデンティティ(IMSI)(これは数字15個を超えない)は3つの要素を有している。即ち、移動局の国コード(MCC)[数字3個]、移動局ネットワークコード(MNC)[数字2個或いは3個]、移動電話加入者識別番号(MSIN)である。個々のユーザ機器ユニットについての呼出機会を決定するのに関連したIMSIの使用について次に説明する。
改良型無線ネットワーク制御局(RNC)がSRNCであるとき、その環境情報はさらに、とりわけ、次のパラメータ、即ち、C−ID、D−RNTI、そしてユーザ機器ユニット(UE)が現在位置しているDRNCのRNCアイデンティティを含む。そのD−RNTIパラメータはS−RNTIパラメータに類似しているが、DRNCにおけるUE環境情報を識別する。C−IDパラメータは、UEが現在位置するセルのアイデンティティである。C−IDパラメータは、URA_PCHの状態にあるユーザ機器ユニット(UE)の位置がセルレベルでは知られるのではなく、むしろURAレベル(1つのURAレベルとして定義されるセルグループ)で知られるので、URA_PCH状態にあるUEに適用可能なのではない。なお、RNCアイデンティティパラメータに関して、CELL_DCH状態では多くの同時的な無線リンク(RLs)があって良く、それでUEへの接続の脚(leg)を扱う(少なくとも理論的には)同数のRNCが考えられる。改良型無線ネットワーク制御局(RNC)がSRNCであるとき、UE環境データベース102へのエントリは(例えば、列の第1フィールドに含まれる)S−RNTIによりソートされ調整されても良い。
UE環境データベース102は重大な状態、例えば、CELL_PCH状態にあるユーザ機器ユニットを有するUE環境データベース102の第1のサブディビジョンと、URA_PCH状態にあるユーザ機器ユニットを有するUE環境データベース102の第2のサブディビジョンとを備えることで、フォーマット化或いはグループ化される。或いは、付加的なフィールドが各行に対して設けられ、ユーザ機器ユニットについての特定の重大な状態(例えば、CELL_PCH状態、或いはURA_PCH状態)を示すようにしても良い。
図4Aは、ある基本的なメッセージの例と図1Aの第1の態様に関連して実行される事象とを示している。事象4A−1は、RNCが無線接続を制御する接続モードの重要な状態にあるユーザ機器ユニットについてのUE環境情報を維持している、例えば、図1Aにおける無線ネットワーク制御局(RNC)261のようなRNCのRNC回復ユニット100を示している。上述のように、そのようなUE環境情報はUE環境データベース102を介して維持されるが、そのデータベースはRNCが無線接続を制御する接続モードの重要な状態にあるユーザ機器ユニットのリストを含んでいる。
事象4A−2は、例えば、無線ネットワーク制御局(RNC)261のような、RNC回復ユニット100をもつ無線ネットワーク制御局(RNC)によって制御される無線接続をもつ複数のユーザ機器ユニットの内、少なくともいくつかについての環境の喪失を描写している。環境の喪失は、UE環境の部分的な喪失でも良いし、完全な喪失でも良い。事象4A−2によって描写されるように、そのような環境の喪失は通常、1つ以上のユーザ機器ユニットについてのU−RNTIの損失を意味し、一般には、RNCノードが障害中に発生する。その障害が検出されると仮定すると、回復動作(事象4A−3)の一部として、回復するRNCでは、そのUE環境データベース102から、その障害により影響を受けたユーザ機器ユニットについてのUE環境情報を取得する。UE環境情報の回復は、UE環境データベース102が不揮発性メモリに保持されるか、さもなければSRNCの障害後に復旧可能であるので可能である。事象4A−4として、RNCは影響を受けたユーザ機器ユニット(UE)30に対してセル更新促進メッセージの送信を開始する。その障害により影響を受けたユーザ機器ユニットに対してセル更新促進メッセージをアドレスするのに用いられるのは、その障害により影響を受けたユーザ機器ユニットについてのUE環境情報(例えば、U−RNTI)である。
事象4A−4のセル更新促進メッセージの受信時、事象4A−5として、ユーザ機器ユニット(UE)はセル更新手順を開始する。ユーザ機器ユニット(UE)がCELL_PCH状態にあるとき、そのセル更新手順はセル更新手順である。セル更新手順の例は、3GPP TS 25.331のRRCプロトコル仕様の第8.3.1節に記載されている。これに対して、ユーザ機器ユニット(UE)がURA_PCH状態にあるなら、セル更新手順はURA更新手順である。セル更新手順(例えば、事象4A−5)の完了時、事象4A−6として、RNCはそのデータベースのユーザ機器ユニットについてのUE環境を更新する。セル更新促進メッセージは多くの形式をとることができる。図4A(1)と図4A(2)とは具体的に、図1Aと図4Aの第1の態様に関連して特定のメッセージタイプの例を図示している。例えば、図4A(1)は事象4A−4のセル更新促進メッセージが呼出メッセージの形式をとることができることを示している(図4A(1)における事象4A(1)−4を参照)。図4A(2)は、代替案として、事象4A−4のセル更新促進メッセージが無線資源制御(RRC)システム情報同報メッセージの形式をとることができることを示している(図4A(2)における事象4A(2)−4を参照)。図4A(2)の無線資源制御(RRC)システム情報同報メッセージのシナリオは、SRNCがCRNCとしての役目も果たしているときにだけ用いられる。図4A(2)は、無線資源制御(RRC)システム情報同報メッセージを送信するSRNC/CRNCを示している。なぜなら、SRNCが自分自身のセルにおいて、即ち、制御を行っているRNCについてのセルであり、別のRNC(DRNC)によって制御されるセルではないセルにおいて、そのようなメッセージ(システム情報同報メッセージ)を送信することができるだけであるからである。
そのようなものとして具体的に図示されてはないが、図4Aと図4A(1)の実施例に関して、呼出/セル更新促進メッセージが図4Aと図4A(1)において他のDRNCを介して送信されても良いことを理解すべきである。現在のところ、3GPP仕様(25.423)では、他のRNC(DRNC)におけるユーザ機器ユニット(UE)への呼出は、そのユーザ機器ユニットに対して向けられるDRNCに対してIurを介してセットされる。
図1Bと図4Bとは本発明の第2の態様の例を示している。図1B/図4Bの第2の態様は本質的には、図1A/図4Aの第1の態様のそれと類似しており、そのために、第1の態様と本質的には同じである第2の態様の特徴は、図1Aで採用されたのと同じ参照番号を用いて図1Bにおいて描かれている。しかしながら、図1Bの第2の態様では、無線ネットワーク制御局(RNC)261はユーザ機器ユニット(UE)30に関与する制御のためのサービスを行うRNC(SRNC)としての役目を果たす。一方、無線ネットワーク制御局(RNC)262は、ドリフトRNC(DRNC)としての役割を果たす。なぜなら、無線ネットワーク制御局(RNC)262は、ユーザ機器ユニット(UE)30との接続の脚に関与したセルを制御するからである。図1Bの第2の態様では、無線ネットワーク制御局(RNC)261は、SRNC回復準備ユニット1001Bをもつ。さらにその上、第2の態様では、DRNC262は、SRNC回復ユニット1002をもつ。
図1Bの第2の態様では、ユーザ機器ユニット(UE)についての環境情報の喪失を被る無線ネットワーク制御局(RNC)ノードがSRNCノード(例えば、無線ネットワーク制御局261)としての役目を果たす。その接続自体はSRNCにより制御されるが、その接続についてのセル資源はドリフトRNC(DRNC)[例えば、無線ネットワーク制御局(RNC)262]により制御される。
第2の態様[例えば、図4B、図4B(1)、及び図4B(2)]は、Iurインタフェースとシグナリングリンクとがダウンリンクであり、それ故に、SRNCメッセージがIurによりDRNCに対して送信できないとき、特に有用である。従って、第2の態様では、DRNCは都合良くこれらの手順(呼出/セル更新促進手順)を実行する。
第2の態様において、DRNCノードのSRNC回復ユニット1002は、UE環境データベース1022Bを維持する。UE環境データベース1022Bは、SRNC(即ち、無線ネットワーク制御局(RNC)261)により制御される接続をもち、接続モードの重大な状態(例えば、CELL_PCH状態或いはURA_PCH状態)にあるユーザ機器ユニットについてのエントリを含む。UE環境データベース1022Bの内容とフォーマットの例は本質的には、図2を参照して以前に接続したものと同じで良い。
改良型無線ネットワーク制御局(RNC)がDRNCであるとき、データベース1022Bの環境情報はさらに、とりわけ、次のパラメータ、即ち、U−RNTI、IMSI、C−ID、D−RNTI、S−RNTI、SRNCアイデンティティ、及びRL−IDを含む。種々のこれらのパラメータは、既に前に説明したものであり、ここでは、そのような以前の説明に対して参照がなされる。RL−IDパラメータは、DRNCにおいてユーザ機器ユニット(UE)に対して確立された無線リンクの識別子である。RL−IDパラメータはCELL_DCH状態にあるユーザ機器ユニット(UE)に対してのみ適用可能である。改良型無線ネットワーク制御局(RNC)がDRNCであるとき、UE環境データベース1022Bへのエントリは(例えば、行の第1フィールド[図2を参照]に含まれる)D−RNTIによりソートされ調整されても良い。
SRNCのリセット後、DRNCはユーザ機器ユニットに対するセル更新促進メッセージの送信を開始する。ユーザ機器ユニットの従来の呼出がそのユーザ機器ユニットが関与する接続を制御するSRNCにおいて開始される一方、本発明では、DRNCはセル更新促進メッセージの送信を自発的に決定して開始する権限が与えられている。さらにその上、CELL_DCH状態やCELL_FACH状態にあるユーザ機器ユニットについてのUE環境情報が以前にDRNCに保持されていたが、本発明ではCELL_PCH状態やURA_PCH状態にあるユーザ機器ユニットについてのUE環境情報をDRNCに格納させている。
図1Bの図示は、ただ2つのRNCノードを示しているという点でいくらか簡略化されている。例えば、無線ネットワーク制御局262がいくつかの異なるSRNCノードに対してDRNCノードとしての役割を果たしても良いということもありえる。そのような場合、DRNCノードのSRNC回復ユニット1002は、そのようなノード各々についてのUE環境データベースを保持しても良いし、さもなければ、そのデータベースにリストされたユーザ機器ユニットに関与する接続のためのSRNCノードとしてどの特定のRNCノードが役割を果たすのかを(共通データベースの中で)区別する方法をもっても良い。従って、あるSRNCノードが故障するとき、SRNC回復ユニット1002は、故障しているSRNCノードにより制御される接続に関与しているのがどのユーザ機器ユニットであるのかを判断する方法をもたなければならない。
図4Bは、ある基本的なメッセージの例と図1Bの第2の態様に関連して実行される事象とを示している。本発明の1つの付随的な側面として、DRNCはSRNCの故障により影響を受けるユーザ機器ユニットに対して個々にそのセル更新促進メッセージをアドレスすることができる。しかしながら、ユーザ機器ユニットへの個々のそのようなアドレッシングを実施するために、DRNCはユーザ機器ユニットのIMSIを知り、どの各ユーザ機器ユニットに個々にセル更新促進メッセージを送信するのかについての呼出機会を決定或いは計算しなければならない。それ故に、DRNCがユーザ機器ユニットについてのIMSIを取得してそのUE環境データベース1022B上に置き、そのような呼出タイミングを知る目的のために用いるためには、図4Bは事象4B−1として(破線で)、SRNCが接続モードの重要な状態にあるユーザ機器ユニットについてのIMSIをDRNCに送信するのを示している。IMSIのそのような送信は、例えば、ダウンリンク(DL)シグナリング転送メッセージ(3GPP TS 25.423に記載)を用いて発生することができる。
事象4B−2は、例えば、図1Bにおける無線ネットワーク制御局(RNC)262のような、DRNCのSRNC回復ユニット1002BがUE環境データベース1022Bを維持しているのを示している。上述のように、UE環境データベース1022Bは、SRNC(例えば、無線ネットワーク制御局261)によって制御される無線接続をもち、DRNCがユーザ機器ユニット(UE)30との無線接続により利用されるセルを制御する接続モードでの重大な状態にある1つ以上のユーザ機器ユニットについてのUE環境(例えば、U−RNTI)を格納する。
事象4B−3では、SRNC(無線ネットワーク制御局(RNC)261)において、SRNCにより制御される無線接続がある複数のユーザ機器ユニットの内、少なくともいくつかについての環境の損失があり、続いて回復が試みられる様子を描写している。図1Aの第1の態様の場合のように、そのような環境の喪失は通常、ユーザ機器ユニット各々についてのU−RNTIの喪失を意味し、一般には、SRNCノードが障害中に発生する。
SRNCの障害と回復の試みがDRNCにより検出されるとき(そのような検出は事象4B−4として描かれている)、DRNCは(事象4B−5として)、影響を受けたユーザ機器ユニット(UE)30に対してセル更新促進メッセージを送信する。その障害により影響を受けたユーザ機器ユニットについてのUE環境情報(例えば、U−RNTI)はUE環境データベース1022Bから取得され、そのようなUE環境情報が用いられて、その障害により影響を受けたユーザ機器ユニットに対してセル更新促進メッセージをアドレスする。
事象4B−5のセル更新促進メッセージの受信時に、事象4B−6として、ユーザ機器ユニット(UE)はセル更新手順を開始する。第1の態様の場合のように、ユーザ機器ユニット(UE)がCELL_PCH状態にあるとき、そのセル更新手順はセル更新手順である。これに対して、ユーザ機器ユニット(UE)がURA_PCH状態にあるなら、セル更新手順はURA更新手順である。
セル更新手順(例えば、事象4B−6)の完了時、SRNCはユーザ機器ユニット(UE)のU−RNTIを用いて従来の方法でユーザ機器ユニット(UE)30を呼出すことができる。ユーザ機器ユニット(UE)30のそのような呼出は、図4Bに事象4B−7としてラベルが付された2つのステップの事象により描かれており、最初に呼出メッセージがSRNCからDRNCに送信されて、それから、適当な基地局を介してDRNCからユーザ機器ユニット(UE)30に送信される。事象4B−7に関し、DRNCは本質的にはユーザ機器ユニットに対してのSRNCで創始された呼出メッセージを遅延させる。メッセージのそのような遅延は、本発明のセル更新促進メッセージのDRNCによる開始とは全く異なる事柄である。
第2の態様でのSRNC回復準備ユニット1001Bは、SRNCによって制御されるセルにおけるユーザ機器ユニットとの制御に関して、図1Aと図4Aの第1の態様で説明したようなRNC回復ユニット1001の機能を含む他の機能を実行することができる。
第1の態様のように、図1Bと図4Bの第2の態様でも、セル更新促進メッセージは多くの形式をとることができる。図4B(1)と図4B(2)とは具体的に、図1Bと図4Bの第2の態様に関連して特定のメッセージタイプの例を図示している。例えば、図4B(1)は事象4B−5のセル更新促進メッセージが呼出メッセージの形式をとることができることを示している(図4B(1)における事象4B(1)−5を参照)。図4B(2)は、代替案として、事象4B−5のセル更新促進メッセージが無線資源制御(RRC)システム情報同報メッセージの形式をとることができることを示している(図4B(2)における事象4B(2)−5を参照)。
図4Aと図4Bと関係する図面とは、無線基地局をわざわざ示してはいないが、当業者であれば(特に、図1Aと図1Bとを夫々参照して)RNCノードからの無線送信がUTRANの適当な無線基地局ノードを介して発生することを理解するであろう。
セル更新促進メッセージ(どんな形式であれ)の送信/同報の方法もまた変えることができる。例えば、図5に図示されているように、セル更新促進メッセージは接続モードの重大な状態にある複数のユーザ機器ユニットに対して個々に送信されても良い。そのセル更新促進メッセージが個々に送信されるとき、ユーザ機器ユニット(UE)のU−RNTIがセル更新促進メッセージをアドレスするのに採用される。即ち、一連のセル更新促進メッセージはRNCから継続的な時間期間で送信される。例えば、図5は、時刻t1においてユーザ機器ユニット(UE)301に送信される第1のセル更新促進メッセージと、時刻t2においてユーザ機器ユニット(UE)302に送信される第2のセル更新促進メッセージと、そして、ユーザ機器ユニット(UE)30nについて時刻tnまで送信が続くことなどを示している。
図5に示されるRNCは、図1Aと図4Aの第1の態様での方法におけるSRNC或いはSRNC/CRNCでも良いし、或いは図1Bと図4Bの第2の態様での方法におけるDRNCでも良い。図5に示されるRNCがSRNC或いはSRNC/CRNCであるとき、UE環境情報の回復には、UE環境データベース102が不揮発性メモリに維持されるか、さもなければSRNCの故障後に回復可能であることが必要とされる。
セル更新促進メッセージを対応するユーザ機器ユニットに送信する特定の時刻、例えば、t1、t2、……などの決定は、環境の喪失により影響を受けるユーザ機器ユニットについてのIMSIを知っている環境強化型RNCにより容易になされる。IMSIは環境強化型RNCにより利用され、例えば、ユーザ機器ユニットが呼出チャネルを聴取するであろう時点を決定するために、ユーザ機器ユニットについての呼出機会を決定する。図2に示されているように、IMSIは環境強化型のRNCノードのデータベースに随意格納される。上述のように、環境強化型のDRNCがリスト上にあるユーザ機器ユニットについてのIMSIを取得するために、SRNCはDRNCに対して接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットについてのIMSIを送信する。SRNCからDRNCへのIMSIのそのような送信は、例えば、ダウンリンク(DL)シグナリング転送メッセージを用いて発生することができる。
或いは、セル更新促進メッセージは図6に一般的に図示されている方法で、接続モードの重大な状態にある複数のユーザ機器ユニットに対して集合的に送信されても良い。図6は特に、統合或いは集合形式で(例えば、本質的には同時的に)、例えば、ユーザ機器ユニット(UE)301からユーザ機器ユニット(UE)30nまで複数のユーザ機器ユニット(UEs)各々に送信されているセル更新促進メッセージを示している。
セル更新促進メッセージが関係する複数のユーザ機器ユニットは、故障したRNCのSRNCアイデンティティを用いてアドレスされるか、或いはグループアドレスが複数のユーザ機器ユニットに関連している。そのようなグループアドレスは、例えば、故障したSRNCのSRNCアイデンティティとS−RNTI情報要素の選択ビットとを用いて形成される。現在のところ、U−RNTIとして知られる情報要素は、SRNCアイデンティティ[SRNC−id](12ビット)として知られる第1の情報要素(IE)と、S−RNTI(20ビット)として知られる第2の情報要素とから構成される。SRNC−idはU−RNTIの最上位ビットから複数のビットを占める。SRNC−id情報要素は通常、ユーザ機器ユニット(UE)にサービスを行うSRNCの識別子である。S−RNTI情報要素はそのSRNC内にあるユーザ機器ユニット(UE)を区別するためにそのSRNCにより割当てられた番号である。
また、図6に示されるRNCは、図1Aと図4Aの第1の態様の方法におけるSRNC或いはSRNC/CRNCであっても良いし、或いは図1Bと図4Bの第2の態様の方法におけるDRNCであっても良い。ユーザ機器ユニットがグループアイデンティティ(SRNC−ID)、或いは、SRNC−ID+S−RNTIの数ビットでアドレスされるとき、個々のユーザ機器ユニット(UE)のアドレスを回復する必要は必ずしもなく、むしろ、SRNC−id或いはSRNC−id+S−RNTIの数ビットが用いられてその全てのユーザ機器ユニット(UE)をアドレスするため、不揮発性のメッセージは必ずしも必要ではない。
図5に示されるRNCはSRNC或いはSRNC/CRNCであり、UE環境情報の回復にはUE環境データベース102が不揮発性メッセージに維持されるか、さもなければ、SRNCの故障後に回復可能であることを必要とする。
図7は、SRNCアイデンティティに加えて、S−RNTIの余分の数ビットもまた用いられるアドレッシング技術を示している。例えば、図7のセル更新促進メッセージのアドレスフィールドは、U−RNTIの最上位ビット(MSB)からN個のビットを用いる。ここで、N≧12である。このアドレッシング技術は特に、S−RNTIの最初のM個のビットが共通の値をもつ複数のユーザ機器ユニットをグループ化してアドレスするのに有益である。
セル更新促進メッセージが繰り返し接続モードの重大な状態にある複数のユーザ機器ユニットの少なくともいくつかに送信されるような図6に図示されているような状況において、本発明の1つの側面として、セル更新促進メッセージは、セル更新促進メッセージがユーザ機器ユニットにより複数回受信可能であるにも係らず、そのユーザ機器ユニットが一度だけそのセル更新を実行するのを容易にするフィールドを含むことができる。そのフィールドが含まれることで、セル更新繰り返し防止技術として役目を効果的に果たすことになる。
図8はセル更新繰返防止技術の第1の例を表わしている。図8の技術に従えば、その思想はRNC再起動の間に用いられるいくらかのS−RNTIをリザーブしておき、ユーザ機器ユニットがそのセル更新を実行するとき、リザーブされた範囲内にあるS−RNTIがユーザ機器ユニットに割当てられ、Cell Conformメッセージでユーザ機器ユニットに送信されることにある。その後、正常の状態に戻ったとき、S−RNTIがRNCにより再割当てされ、リザーブされていない範囲の値に戻る。S−RNTI再割当機構それ自身は現在の仕様に存在する。
“S−RNTIのリザーブ範囲”はSRNCにより知られる(例えば、オペレータによる運用と保守で定義される)。そのリザーブ範囲内のS−RNTIは正常運用中(例えば、全てが順調に作用し、RNCリセット/回復が進行中ではないとき)には用いられない。例えば、K=4、即ち、(全20ビットをもつ)S−RNTI情報要素の最上位ビット(MSB)から4ビットがリザーブされると、(220)個の可能性のあるS−RNTIの値の内、(216)個のS−RNTI値だけが正常運用の間には用いられることが許され、即ち、(220)−(216)個の値がリザーブされ、それ故に、SRNCによってはどんなUEに対しても用いられない。SRNCリセットのとき、ユーザ機器ユニット(UE)(それは以前にリザーブされない範囲にあったS−RNTIをもっていた)は、SRNCに対してセル更新メッセージの送信を開始する。SRNCはセル更新メッセージを受信し、それから、ユーザ機器ユニット(UE)に対して、そのリザーブ範囲内にあるS−RNTIを再割当てし、この再割当てされ、リザーブされた範囲のS−RNTIの値を応答メッセージ(例えば、Cell Update Confirmメッセージ)においてユーザ機器ユニット(UE)に送信する。SRNCが回復し、正常運用に戻った後、SRNCは複数のユーザ機器ユニット(UEs)を1個1個(或いは、正常セル更新時)呼出し、リザーブされた範囲内にあるS−RNTIをリザーブされていない範囲の値に再割当てして戻す。
第2の例として、セル更新繰返防止フィールドは、図9に示されるセル更新促進メッセージのフォーマット例におけるフィールド“COUNTER”によって示されるもののような値のタグ或いはカウンタを有することができる。ユーザ機器ユニットがそのカウンタについての一定の値を含むセル更新促進メッセージによりアドレスされ、そのセル更新を実行した後、ユーザ機器ユニットは、値のタグやカウンタが変更されないセル更新促進メッセージのさらなる送信に対しては応答しない(例えば、更なるセル更新を実行することはない)。これに対して、セル更新促進メッセージの更なる受信があるとき、もし、セル更新促進メッセージの以前の受信以来のそのカウンタの値が変更されるなら、ユーザ機器ユニットはそのセル更新手順を実行しなければならない。
図9の技術の変形例として、グループアイデンティティをもつユーザ機器ユニットをアドレスすることが可能である。例えば、グループ内の全てのユーザ機器ユニットが影響を受けるなら、そのグループアイデンティティを用いてこれらだけがアドレスされる。これは、RNCが異なるハードウェアプロセッサにより実現され、一定のS−RNTIの範囲が複数のハードウェアエンティティ各々について割当てられるときに実施するシナリオについてのものである。グループアイデンティティはU−RNTIの最上位ビットからのN個のビットであり、N≧16である。図9に示す技術では、セル更新の繰り返しの問題を解決するのに意図されているのはS−RNTIではなく、むしろ、繰り返し送信の問題を解決する値のタグ(或いはカウンタ)である。
従って、広い面から見れば、本発明ではユーザ機器ユニット(UE)がセル更新を実行するのを促進させ、UE環境情報を更新している。或いは、セル更新が可能でないなら(例えば、RNC故障後に回復することが不可能であるなら)、ユーザ機器ユニット(UE)はRRC接続を解放することによりアイドルモードに遷移する。
なお、上述した種々のモードとシナリオとは組み合わされても良い。例えば、図1Bと図4Bの第2の態様におけるSRNC故障の場合、図5の方法では、DRNC(例えば、無線ネットワーク制御局(RNC)262)は個々のユーザ機器ユニット(UE)30を1個1個づつ呼出してセル更新手順を開始できる。前に説明したように、この解決策のために、UE環境情報は、接続モードの重要な状態にあるユーザ機器ユニットについてDRNCに(例えば、UE環境データベース1022Bに)保存されねばならない。さらに上述したように、DRNCはユーザ機器ユニット(UE)のIMSI(それは環境データベース1022B或いはDRNCノードのどこかに格納される)を用いて呼出機会を決定し、これによりセル更新促進メッセージをいつ送信するのかを知る。それ故に、IMSIは、例えば、上述したような3GPP TS 25.423に従ってDLシグナリング転送メッセージを用いてそのIMSIをDRNCに転送することにより、そのDRNCに明らかに利用可能となる。このことは、SRNCの故障時にはIMSIが常にDRNCで利用可能であることを保証する。
図1Bと図4Bの第2の態様におけるSRNC故障の場合、図6の方法では、DRNC(例えば、無線ネットワーク制御局(RNC)262)は呼出メッセージ或いは何らかの他の新しいメッセージをUuインタフェースで、SRNCアイデンティティによりアドレスしている全ての影響を受けたユーザ機器ユニットに送信することができる。連続的な或いは繰返された呼出メッセージの送信のため、ユーザ機器ユニット(UE)による連続的なセル更新を回避するため、図8と図9とを参照して例証したように、種々のセル更新繰返防止フォーマットがセル更新促進メッセージのために利用される。
従って、本発明は、RNC故障後に長い時間にわたり到達されない接続モードの重大な状態(例えば、CELL_PCH状態或いはURA_PCH状態)にあるユーザ機器ユニットの問題をうまく解決する。もしセル更新が可能ではないなら(例えば、RNC故障後に回復することが可能ではないなら)、ユーザ機器ユニット(UE)はRRC接続を解放することによりアイドルモードに遷移する。RRC接続を解放する方法の例は、2001年5月11日出願の発明名称を「総括的解放メッセージを用いた複数の無線接続の解放(RELEASING PLURAL RADIO CONNECTION WITH OMNIBUS RELEASE MESSAGE)」という米国特許出願シリアル番号第09/852,915号(代理人ドケット番号2380−336)に説明されており、その出願はここで参照によりその全体が組み込まれる。
図3は、本発明のRNCノード26の非限定的な例を、いくらか詳細に図示したものである。図3のRNCノード26はたまたまスイッチ120を有する交換を基本にしたノードである。スイッチ120はRNCノード26の他の構成要素を内部接続する役割を果たしている。そのような他の構成要素には内線端末1221から122nを含むとともに、内線端末124を含む。内線端末1221から122nは本質的にはRNCノード26を、RNCノード26によりサービスを受ける基地局28に接続するために機能する。内線端末124はRNCノード26をIuインタフェースによりコアネットワークに接続する。
RNCノード26のさらに別の構成要素は、ダイバーシティ・ハンドオーバ・ユニット126、コーデック130、タイミングユニット132、データサービスアプリケーションユニット134、主プロセッサ140を含む。当業者であれば、一般的に、これらの構成要素を機能を認識するであろう。図2と図3とにおいて、RNC回復ユニット100は一般には、データ処理及び制御機能(或いは、特に、主プロセッサ140により)実行されるものとして示されているが、RNC回復ユニット100の機能は、個々のハードウェア回路と、適切にプログラムされたデジタルマイクロプロセッサ或いは汎用コンピュータとの関連で機能するソフトウェアと、アプリケーション専用集積回路(ASIC)と、1つ以上のデジタル信号プロセッサ(DSP)との少なくともいずれかを用いて、実施されても良いことを理解すべきである。
ここで用いられた接続モードの“重大な状態”とは、RNC故障時において、本質的にユーザ機器ユニットを何らかの時間ハングしたユーザ機器ユニット(例えば、呼出ができない)にするどんな状態でも良い。CELL_PCH状態とURA_PCH状態とはそのような重大な状態の例として引用されたものであり、本発明はこれらの状態によって限定されるものでもないし、これらの状態に特に制限されるものでもない。
本発明を最も実際的で好適な実施例であると現在考えられているものに関連して説明したが、本発明は開示された実施例によって限定されるものではなく、それとは反対に添付した種々の変形例や同等の構成を含むことが意図されていることを理解すべきである。
本発明の第1の態様を実施するのに都合の良い移動体通信システムの実施例を示す図である。 本発明の第2の態様を実施するのに都合の良い移動体通信システムの実施例を示す図である。 ユーザ機器ユニット(UE)局、無線ネットワーク制御局、及び基地局を含むUMTS地上無線アクセス網の一部を示す単純化された機能ブロック図である。 本発明の代表的な1実施例に従うRNCノードの一例を示す図である。 あるメッセージと図1Aの第1の態様に関連して実行される事象とを示す図である。 図1Aの第1の態様に関連した特定のメッセージの採用を模式的に示した図である。 あるメッセージと図1Bの第2の態様に関連して実行される事象とを示す図である。 図1Bの第2の態様に関連した特定のメッセージの採用を模式的に示した図である。 本発明の種々のモードに従う複数のユーザ機器ユニットに対する別のセル更新促進メッセージの送信を示すタイムチャートである。 本発明の種々のモードに従う複数のユーザ機器ユニットに対する統合されたセル更新促進メッセージの送信を示すタイムチャートである。 統合されたセル更新促進メッセージの例のフォーマットを模式的に示す図である。 第1の更新繰返防止技術を用いた統合されたセル更新促進メッセージの例を模式的に示す図である。 第2の更新繰返防止技術を用いた統合されたセル更新促進メッセージの例を模式的に示す図である。 本発明に関連したユーザ機器ユニット(UE)のモードと状態とを模式的に示す図である。 UTRANアイデンティティ(U−RNTI)の構成を示す図である。

Claims (24)

  1. 無線ネットワーク制御局(RNC)ノード(26)を含む無線アクセスネットワーク(24)を動作させる方法であって、前記方法は、
    (1)前記無線ネットワーク制御局(RNC)ノードにおいて、接続モードのユーザ機器ユニット(30)についての環境情報を格納する工程と、
    (2)前記無線ネットワーク制御局(RNC)ノードにおいて、前記ユーザ機器ユニットに対してセル更新促進メッセージの送信を開始させる工程とを有し、
    前記セル更新促進メッセージは前記環境情報を用いる前記ユーザ機器ユニットに宛てられることを特徴とする方法。
  2. 無線アクセスネットワークのサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)ノード(261)において、接続モードのユーザ機器ユニットについてのUTRAN無線網臨時アイデンティティ(U−RNTI)を含む環境情報の少なくとも部分的な喪失からの回復の方法であって、前記方法は、
    前記無線アクセスネットワークのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)ノード(262)において、接続モードの前記ユーザ機器ユニット(30)についての前記環境情報を格納する工程と、
    前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)ノードにおいて、前記ユーザ機器ユニットに対してセル更新促進メッセージの送信を開始させる工程とを有し、
    前記セル更新促進メッセージは前記環境情報を用いる前記ユーザ機器ユニットに宛てられることを特徴とする方法。
  3. 前記セル更新促進メッセージは、呼出メッセージであるか、或いは無線資源制御(RRC)システム情報同報メッセージであることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記接続モードのCELL_PCH状態或いはURA_PCH状態にある前記ユーザ機器ユニットに対して前記セル更新促進メッセージを送信する工程をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  5. 前記セル更新促進メッセージは前記接続モードの複数のユーザ機器ユニットに個々に送信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  6. 前記無線ネットワーク制御局(RNC)ノードにおいて、前記ユーザ機器ユニットの国際移動電話加入者アイデンティティ(IMSI)を格納する工程と、
    前記ユーザ機器ユニットの前記国際移動電話加入者アイデンティティ(IMSI)を用いて前記セル更新促進メッセージについての送信機会を決定する工程とをさらに有することを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記セル更新促進メッセージは、前記接続モードの複数のユーザ機器ユニットに対して集合的に送信されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  8. 前記接続モードの前記複数のユーザ機器ユニットの少なくともいくつかに対して前記セル更新促進メッセージを繰り返し送信する工程と、
    前記セル更新促進メッセージのユーザ機器ユニットによる複数回受信の可能性にもかかわらず、前記ユーザ機器ユニットがただ一回のセル更新を実行するのを容易にするセル更新繰返防止フィールドを前記セル更新促進メッセージに含ませる工程とをさらに有することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記セル更新促進メッセージの前記セル更新繰返防止フィールドに特定のセル更新要求に関係したカウンタを含ませる工程をさらに有し、
    前記ユーザ機器ユニットは前記カウンタに同じ内容をもつセル更新促進メッセージの最初の受信を除く全ての受信を無視することを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記格納する工程と前記開始させる工程とは、ユーザ機器ユニットについての環境情報の少なくとも部分的な喪失から回復するために、前記無線ネットワーク制御局(RNC)ノードにおいて実行され、
    ユーザ機器ユニットについての環境情報の喪失を被る前記無線ネットワーク制御局(RNC)はサービスを行うRNC(SRNC)ノードであり、
    前記方法はさらに、
    前記SRNCノードが前記接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットのリストを維持し、前記リスト上の前記ユーザ機器ユニットについてのIMSIを格納し、
    前記SRNCは前記セル更新促進メッセージを前記ユーザ機器ユニットに送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  11. さらに、前記接続モードにある前記ユーザ機器ユニットはセル更新手順を実行し、
    その後、前記接続モードにある前記ユーザ機器ユニットを前記ユーザ機器ユニットについての前記UTRAN無線網臨時アイデンティティ(U−RNTI)で呼出すことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  12. 接続モードにあるユーザ機器ユニット(30)についての環境情報を格納し、前記ユーザ機器ユニットに対するセル更新促進メッセージの送信を開始させる無線ネットワーク制御局(RNC)ノード(26)を含む無線アクセスネットワークであって、
    前記セル更新促進メッセージは前記環境情報を用いる前記ユーザ機器ユニットに対して宛てられていることを特徴とする無線アクセスネットワーク。
  13. 無線アクセスネットワークの無線ネットワーク制御局(RNC)ノード(26)であって、
    前記無線ネットワーク制御局(RNC)ノードは、
    接続モードにあるユーザ機器ユニット(30)についての環境情報を格納し、
    前記ユーザ機器ユニットに対するセル更新促進メッセージの送信を開始させ、
    前記セル更新促進メッセージは前記環境情報を用いる前記ユーザ機器ユニットに対して宛てられていることを特徴とする無線ネットワーク制御局。
  14. 前記セル更新促進メッセージは、呼出メッセージであるか、或いは無線資源制御(RRC)システム情報同報メッセージであることを特徴とする請求項12又は13に記載の装置。
  15. 前記セル更新促進メッセージは、前記接続モードのCELL_PCH状態或いはURA_PCH状態にある前記ユーザ機器ユニットに対して送信されることを特徴とする請求項12又は13に記載の装置。
  16. 前記セル更新促進メッセージは、前記接続モードにある複数のユーザ機器ユニットに個々に送信されることを特徴とする請求項12又は13に記載の装置。
  17. 前記無線ネットワーク制御局(RNC)ノードは、
    前記ユーザ機器ユニットの国際移動電話加入者アイデンティティ(IMSI)を格納し、
    前記ユーザ機器ユニットの前記国際移動電話加入者アイデンティティ(IMSI)を用いて前記セル更新促進メッセージについての送信機会を決定することを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記セル更新促進メッセージは、前記接続モードにある複数のユーザ機器ユニットに対して集合的に送信されることを特徴とする請求項12又は13に記載の装置。
  19. 前記RNCノードは、前記接続モードにある前記複数のユーザ機器ユニットの少なくともいくつかに対して前記セル更新促進メッセージを繰り返し送信し、
    前記RNCノードは、前記セル更新促進メッセージのユーザ機器ユニットによる複数回受信の可能性にもかかわらず、前記ユーザ機器ユニットがただ一回のセル更新を実行するのを容易にするセル更新繰返防止フィールドを前記セル更新促進メッセージを含ませることを特徴とする請求項18に記載の装置。
  20. 前記セル更新促進メッセージの前記セル更新繰返防止フィールドは、特定のセル更新要求に関係したカウンタを有し、
    前記ユーザ機器ユニットは、前記カウンタに同じ内容をもつセル更新促進メッセージの最初の受信を除く全ての受信を無視することを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 前記無線ネットワーク制御局(RNC)ノードは、ユーザ機器ユニットについての環境情報の、前記無線ネットワーク制御局(RNC)ノードにおける、少なくとも部分的な喪失から回復に関連して、前記セル更新促進メッセージを送信することを特徴とする請求項12又は13に記載の装置。
  22. ユーザ機器ユニットについての環境情報の喪失を被る前記無線ネットワーク制御局(RNC)はサービスを行うRNC(SRNC)ノード(261)であり、
    前記SRNCノードは、前記接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットのリストを維持し、前記リスト上にある前記ユーザ機器ユニットについての環境情報を格納し、
    前記SRNCは、前記セル更新促進メッセージを前記ユーザ機器ユニットに送信することを特徴とする請求項21に記載の装置。
  23. ユーザ機器ユニットについての環境情報の喪失を被る前記無線ネットワーク制御局(RNC)はサービスを行うRNC(SRNC)ノード(261)であり、
    前記無線アクセスネットワークはさらに、前記SRNCノードにより制御される無線アクセス接続をもち、かつ前記接続モードの重大な状態にあるユーザ機器ユニットのリストを維持するドリフトRNC(DRNC)ノード(262)を有し、
    前記DRNCは、前記セル更新促進メッセージの前記ユーザ機器ユニットへの送信を開始することを特徴とする請求項21に記載の装置。
  24. 前記DRNCノードは前記リスト上のユーザ機器ユニットについての国際移動電話加入者アイデンティティ(IMSI)を格納し、
    前記ユーザ機器ユニットの前記IMSIを用いて、前記セル更新促進メッセージについての送信機会を決定することを特徴とする請求項23に記載の装置。
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