JP4020383B2 - セルラ通信ネットワークにおけるセル変更時のrnsapプロトコルでの信号発信の減少 - Google Patents

セルラ通信ネットワークにおけるセル変更時のrnsapプロトコルでの信号発信の減少 Download PDF

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Description

本発明は無線通信に関し、特に、ユーザ機器ユニットがドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御される新しいセルへと移動するとき、サービスを行っている無線ネットワーク制御局(SRNC)によって制御されるユーザ機器ユニットとの無線接続に関し、無線アクセスネットワークにおける共通転送チャネルをサポートするのに必要な信号発信に関するものである。
典型的なセルラ無線システムにおいて、移動体ユーザ機器ユニット(UE)は無線アクセスネットワーク(RAN)を介して1つ以上のコアネットワークに通信する。そのユーザ機器ユニット(UE)は移動電話(“セルラ”電話)や移動端末を備えたラップトップのような移動局でも良く、従って、音声とデータとの内少なくともいずれかを無線アクセスネットワークを用いて通信する、例えば、携帯型、ポケット型、手持ち型、コンピュータ内蔵型、或いは車輌積載型の移動体機器でも良い。
無線アクセスネットワーク(RAN)は複数のセル領域に分割された地理的な領域をカバーし、各セル領域は基地局によってサービスを受ける。セルは地理的な領域であり、そこには無線カバレッジが基地局のある場所の無線基地局装置によって備えられる。各セルはユニークなアイデンティティにより識別され、それがセルにおいて同報される。基地局は空中インタフェース(例えば、無線周波数)により基地局の範囲内でユーザ機器ユニット(UE)と通信を行なう。無線アクセスネットワークでは、いくつかの基地局は通常は無線ネットワーク制御局(RNC)と(例えば、ランドライン或いはマイクロ波により)接続されている。また、無線ネットワーク制御局は、しばしば基地局制御局(BSC)とも呼ばれ、そこに接続されている複数の基地局の種々のアクティビティを監視し調整する。無線ネットワーク制御局は通常は1つ以上のコアネットワークに接続されている。
無線アクセスネットワークの一例は、世界規模の移動体通信サービス(UMTS)の地上無線アクセス網(UTRAN)である。UTRANは、いくつかの点について欧州で開発された汎欧州デジタル移動電話方式(GSM)として知られる無線アクセス技術上に構築した第3世代のシステムである。UTRANは本質的には、広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)システムである。
当業者であれば認識するように、W−CDMA技術においては、共通の周波数バンドによりユーザ機器ユニット(UE)と複数の基地局との間の同時通信が可能になる。共通の周波数バンドを占有している信号は、高速の擬似ランダム(PN)符号の使用に基づくスペクトラム拡散CDMA波形の特質により受信局において判別される。これらの高速PNコードが用いられて、基地局とユーザ機器ユニット(UE)から送信される信号を変調する。異なるPNコード(或いは、時間的なPNコードのオフセット)を用いる送信局では、受信局で別々に復調される信号を生成する。また、高速のPN復調により受信局は、送信信号のいくつかの明瞭に異なる伝播経路を結合することにより、単一の送信局からの受信信号をうまく生成することができる。それ故に、CDMAでは、ユーザ機器ユニット(UE)は、1つのセルから別のセルへの接続のハンドオフがなされるときに、周波数を切り換える必要はない。その結果、宛先のセルは、発信元のセルが接続のサービスを続けると同時に、ユーザ機器ユニット(UE)への接続をサポートできる。ユーザ機器ユニット(UE)は、ハンドオーバ期間には常に少なくとも1つのセルを通して通信を行なっているので、呼に対する中断はない。それ故に、これを“ソフトハンドオーバ”という。ハードハンドオーバとは対照的に、ソフトハンドオーバは“切断前接続(make-before-break)”切り換え動作である。
世界規模の移動体通信サービス(UMTS)の地上無線アクセス網(UTRAN)は回路交換とパケット交換の両方の接続を取り込んでいる。この点に関して、UTRANにおいては、回路交換接続は移動交換センタ(MSC)と通信を行なう無線ネットワーク制御局(RNC)を関与させる。また、MSCは、(例えば)公衆交換電話ネットワーク(PSTN)と統合型サービスデジタルネットワーク(ISDN)との少なくとものいずれかでも良い接続指向の外部コアネットワークに接続される。これに対して、UTRANにおいて、パケット交換接続はサービスを行なっているGPRSサポートノード(SGSN)との通信を行なう無線ネットワーク制御局を関与させる。また、SGSNは、バックボーンネットワークとゲートウェイGPRSサポートノード(GGSN)とを通じて、パケット交換ネットワーク(例えば、インターネット、X.25外部ネットワーク)に接続される。
UTRANには、関心のあるいくつかのインタフェースがある。無線ネットワーク制御局(RNC)とコアネットワークとの間のインタフェースは、“Iu”インタフェースと名づけられる。無線ネットワーク制御局(RNC)とその基地局(BS)との間のインタフェースは、“Iub”インタフェースと名づけられる。ユーザ機器ユニット(UE)と基地局との間のインタフェースは、“空中インタフェース”或いは“無線インタフェース”或いは“Uuインタフェース”として知られている。幾つかの例では、接続にはサービスを行なう或いはソースRNC(SRNC)とターゲット或いはドリフトRNC(DRNC)の両方を関与させ、SRNCでは無線接続を制御するがその無線接続の1つ以上の無線リンクがDRNCによって扱われる。RNC間転送リンクは、ソースRNCとドリフト或いはターゲットRNCとの間での制御及びデータ信号の転送のために用いられ、例えば、以下の特許文献1に記載されているようなダイレクトリンク或いはロジカルリンクでも良い。無線ネットワーク制御局間(例えば、サービスを行なうRNC(SRNC)とドリフトRNC(DRNC)との間)でのインタフェースは、“Iur”インタフェースと名づけられる。
国際出願番号PCT/US94/12419(国際公開公報WO95/15665)
無線ネットワーク制御局(RNC)はUTRANを制御する。その制御の役割を成し遂げるときに、RNCはUTRANの資源を管理する。RNCによって管理されるそのような資源は、(とりわけ)基地局により送信されるダウンリンク(DL)電力、基地局により感知されるアップリンク(UL)の干渉、及び基地局に位置するハードウェアを含んでいる。
当業者は、あるRAN−UE接続に関して、RNCはサービスを行なうRNC(SRNC)の役割或いはドリフトRNC(DRNC)の役割をもつことができることを認識するであろう。もし、RNCがサービスを行なうRNC(SRNC)であれば、そのRNCはユーザ機器ユニット(UE)との無線接続を担当し、例えば、無線アクセスネットワーク(RAN)内での無線接続を完全に制御する。これに対して、もしそのRNCがドリフトRNC(DRNC)であれば、それはユーザ機器ユニット(UE)との無線接続に必要な無線資源(ドリフトRNC(DRNC)により制御されるセル内で)を供給することによりサービスを行なうRNC(SRNC)をサポートする。ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によるIubインタフェースにより制御される基地局とを含むシステムは、ここでは、DRNCシステム或いはDRNSとして参照される。
無線アクセスネットワーク(RAN)とユーザ機器ユニット(UE)との間の無線接続が確立されるとき、無線アクセスネットワーク(RAN)は、どのRNCがサービスを行うRNC(SRNC)となるのか、そして、必要であれば、どのRNCがドリフトRNC(DRNC)となるのかを決定する。通常、無線接続が最初に確立されるとき、ユーザ機器ユニット(UE)が位置するセルを制御するRNCが初期的にサービスを行うRNC(SRNC)として選択される。ユーザ機器ユニット(UE)が移動するとき、たとえ、ユーザ機器ユニット(UE)が新しいセル、おそらくは別のRNCによって制御される新しいセルにまでも移動するとしても、無線接続は維持される。その別のRNCはRAN−UE接続に関してドリフトRNC(DRNC)となる。RNCは、Iubインタフェースによりそれに接続される基地局に関して制御を行うRNC(CRNC)であると言われる。このCRNCの役割はUEに特定のものではない。とりわけ、CRNCは、Iubインタフェースによりそれに接続される基地局におけるセルについての無線資源管理を扱う責務を担っている。
世界規模の移動体通信サービス(UMTS)の地上無線アクセス網(UTRAN)において、無線インタフェースには、共通転送チャネルと専用転送チャネルとがある。共通転送チャネルは、アップリンク・ランダム・アクセス・チャネル(RACH)、ダウンリンク・フォワード・アクセス・チャネル(FACH)、アップリンク共通パケットチャネル(CPCH)、アップリンク共有チャネル(USCH)、及びダウンリンク共有チャネル(DSCH)である。専用転送チャネルは専用チャネル(DCH)である。UMTSにおける転送チャネルは以下の仕様書の内1つ以上に記載されている(その全てはここで参照によってその全体が組み込まれる)。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様25.211,v.3.5.0(Third Generation Partnership Project (3GPP) Technical Specification 25.211, v.3.5.0)"物理チャネルと転送チャネルの物理チャネルへのマッピング(FDD)(Physical Channels and Mapping of Transport Channels Onto Physical Channels (FDD))" 第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様25.221,v.3.5.0(Third Generation Partnership Project (3GPP) Technical Specification 25.211, v.3.5.0)"物理チャネルと転送チャネルの物理チャネルへのマッピング(TDD)(Physical Channels and Mapping of Transport Channels Onto Physical Channels (TDD))" 第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様25.331,v.3.5.0(Third Generation Partnership Project (3GPP) Technical Specification 25.331, v.3.5.0)"RRCプロトコル仕様(RRC protocol specification)"
ダウンリンクフォワードアクセスチャネル(FACH)はデータを多くの異なるユーザ機器ユニット(UE)に転送するのに用いられる共通転送チャネルである。ダウンリンクフォワードアクセスチャネル(FACH)の多重化は、各FACHデータ送信においてUEアイデンティティを含めることにより達成される。CRNC[ユーザ機器ユニット(UE)に対するドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)としての役割を現在のところ仮定している]は、ダウンリンクフォワードアクセスチャネル(FACH)で、異なるユーザ機器ユニット(UE)についてサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)から受信されるデータをスケジュールする。
ダウンリンクフォワードアクセスチャネル(FACH)は、2次的共通制御チャネル(S−CCPCH)として知られる物理チャネルにマップされる。各2次的共通制御チャネル(S−CCPCH)は、1つ以上のダウンリンクフォワードアクセスチャネル(FACH)を搬送しても良い。転送チャネルの物理チャネルへのマッピングの詳細は、上にリストした3GPP仕様の最初の2つで提供されている。
ダウンリンクフォワードアクセスチャネル(FACH)で幾つかのユーザ機器ユニット(UEs)に関係した情報を転送するのに加えて、さらなる多重化レベルが、ダウンリンクフォワードアクセスチャネル(FACH)で1つのユーザ機器ユニット(UE)についての多数の論理チャネルを転送することにより用いられる。そのような論理チャネルの3つのタイプがある。第1のタイプは、CRNCとユーザ機器ユニット(UE)との間に伸びている共通制御チャネル(CCCH)である。第2のタイプは、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とユーザ機器ユニット(UE)との間に伸びている専用制御チャネル(DCCH)である。第3のタイプは、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とユーザ機器ユニット(UE)との間に伸びている専用転送チャネル(DTCH)である。
共通制御チャネル(CCCH)はCRNCとユーザ機器ユニット(UE)との間に伸びている。そのようなものとして、Iurインタフェースによる共通制御チャネル(CCCH)の直接転送はない。しかしながら、CRNCは共通制御チャネル(CCCH)で受信されたある情報をサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に対して中継することを決定するかもしれない。サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)はまた、CRNCに対して共通制御チャネル(CCCH)によりある情報を送信するように依頼するかもしれない。Iurインタフェースによるこの情報の転送は、無線・ネットワーク・サブシステム・アプリケーション・プロトコル(RNSAP:Radio Network Subsystem Application Protocol)によって扱われる。
専用転送チャネル(DTCH)と専用制御チャネル(DCCH)の論理チャネルで送受信されるデータは、Iurインタフェースによる所謂“転送ベアラ”で転送される。1つの転送ベアラが用いられて、多数のユーザ機器ユニット(UEs)のためにダウンリンクフォワードアクセスチャネル(FACH)の転送チャネルで送受信されるDTCH/DCCH情報を転送する。
Iurインタフェースは2つのプレーンをもっている。即ち、制御プレーン(CP)とユーザプレーン(UP)である。制御プレーンにおいて、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)とは、無線・ネットワーク・サブシステム・アプリケーション・プロトコル(RNSAP)を用いて通信を行う。無線・ネットワーク・サブシステム・アプリケーション・プロトコル(RNSAP)は、以下の文献に記載されているように、信頼性のあるシングナリングベアラにより転送される。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様 3G TS 25.423,v.3.4.0(Third Generation Partnership Project (3GPP) Technical Specification 3G TS 25.423, v.3.4.0)"UTRAN IurインタフェースのRNSAPシグナリング)(UTRAN Iur Interface RNSAP Signaling)"
無線インタフェースで送受信されるデータの転送は、ユーザプレーン(UP)で発生する。そのユーザプレーン(UP)において、データは信頼性のない転送ベアラにより転送される。FACH転送チャネルに関し、多数のユーザ機器ユニット(UEs)に関係した情報は、以下の文献に記載されているように1つの転送ベアラに多重化される。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様 3G TS 25.425,v.3.3.0(Third Generation Partnership Project (3GPP) Technical Specification 3G TS 25.425, v.3.3.0)"CCHデータストリームのためのUTRAN Iurインタフェースのユーザ・プレーン・プロトコル)(UTRAN Iur Interface User Plane Protocols for CCH Data Streams)"
サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、そのサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間での必要な転送ベアラを確立することを担当する。例えば、専用制御チャネル(DCCH)/専用転送チャネル(DTCH)と新しいユーザ機器ユニット(UE)との通信がFACHによって確立される必要があり、存在する転送ベアラのいずれかで不十分な転送能力しか利用可能ではないとき、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、新しい転送ベアラの確立を開始する。
ユーザ機器ユニット(UE)がRACH/FACH共通チャネル(例えば、UE RRC状態はCELL_FACH)を用いるとき、新しいセルに入るときにそのユーザ機器ユニット(UE)から送信される第1のメッセージはCELL−UPDATE RRCメッセージである。CELL−UPDATE RRCメッセージは、UTRANにユーザ機器ユニット(UE)の新しい位置を知らせるためのある種の登録メッセージとしての役割を果たす。そのとき、UTRANはこのユーザ機器ユニット(UE)の扱い方を決定する。もし、UTRANがそのユーザ機器ユニット(UE)が共通チャネル上に留まることになることを決定するなら、ユーザ機器ユニット(UE)は共通チャネル上に留まるように依頼されるであろう。そのとき、ユーザ機器ユニット(UE)はいずれかのダウンリンク送信についてFACHを監視し、アップリンク・アクセスについてのあるRACHを用いる。共通チャネルを用いるユーザ機器ユニット(UE)の場合は、従って、専用チャネルを用いるユーザ機器ユニット(UE)の場合とは異なる。なぜなら、専用チャネルの使用は、ユーザ機器ユニット(UE)との新しい無線リンク或いは接続の脚が新しいセルを介して確立されるソフトハンドオーバの状態を設定するかもしれないからである。
ユーザ機器ユニット(UE)はFACH転送チャネルを用いるとき、これまで、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、ユーザ機器ユニット(UE)がDRNSにおいて1つのセルから他のセルへと移動し、そしてユーザ機器ユニット(UE)が新しいセルにおける共通チャネルを用いることになる毎に、RNSAP共通転送チャネル資源初期化手順として知られる手順を開始する。共通転送チャネル資源初期化手順はRNSAP手順であり、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間で送信されるメッセージを有するそのサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)によって開始される。共通転送チャネル資源初期化手順の実行は、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)があるアクティビティを実行し、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に、例えば、サポートされる転送ブロック(TB)サイズに関する情報とフロー制御情報を提供できることが必要とされる。加えて、共通転送チャネル資源初期化手順は、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)がIurインタフェースによる別の転送ベアラが要求されるべきであることを決定するときに実行される。これら夫々については簡単に次に検討する。
各UTRANセルにおいて、FACH転送チャネルにより転送されるデータはある長さ制限に準拠する必要がある。これらの長さ制限はセルごとに変化しても良く、専用制御チャネル(DCCH)/専用転送チャネル(DTCH)データの分割の仕方を決定するサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)により用いられる。ユーザ機器ユニット(UE)が1つのセルから別のセルへと移動するとき、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は新しい適用可能な長さ制限についての情報が備えられる必要がある。この情報はRNSAP共通転送チャネル資源初期化手順においてCRNCによって提供される。
フロー制御に関して、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)としての役割において、CRNCはサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に数多くの“クレジット(credit)”を提供する。これらのクレジットはサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)がどのくらい多くのデータをCRNCに送信することが許されているのかを示す。もし、SRNCに残りのクレジットがないなら、それがさらなるデータをCRNCに送信できる前に、CRNCから受信される新しいクレジットを待ち合わせなければならない。従って、クレジットの機構はCRNCに対して、あるユーザ機器ユニット(UE)についてあるSRNCから受信するであろうデータ量を制御するための手段を提供する。ユーザ機器ユニット(UE)が1つのセルから他のセルへと移動するときに、負荷状態は変化するかもしれない。そのような場合、クレジット機構への現在具体化された解決策は常にリスタートである。このことは、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)が、新しいセルにおいて送信を開始できる前に、CRNCからの新しいクレジットを取得しなければならないことを意味する。新しいセルに対して適用可能なクレジットは、CRNCにより、RNSAP共通転送チャネル資源初期化手順においてサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に供給される。
上述のように、それは、新しい転送ベアラがIurインタフェースによって確立されるべきであるかどうかを決定するサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)である。もし、そのサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)が新しい転送ベアラが確立されるべきであることを決定するなら、RNSAP共通転送チャネル資源初期化手順はSRNCにそのような確立を可能にする関連のあるDRNCに関係した情報を提供する。
その共通転送チャネル資源初期化手順の実行は、ユーザ機器ユニット(UE)がDRNSの1つのセルからそのDRNSの別のセルへと移動する状態を扱うのに必要とされるIurシグナリングが本質的に半分の割合を占めている。
必要なことは、そしてそれ故に、本発明の目的は、セル変更がDRNSにおいて発生するときのIurシグナリングを減少させる技術である。
発 明 の 簡 単 な 要 約
セルラ通信システムにおいて、ユーザ機器ユニット(UE)がドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルにおいてFACH共通転送チャネルの使用を求めるとき、そのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に対して、共通転送チャネル資源初期化手順の開始、それ故に実行を必要とするかどうかの信号を発信する。もし、その信号の発信が、そのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要としないことを示すなら、そのサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)がそのセルにおけるユーザ機器ユニット(UE)に関して、共通転送チャネル資源初期化手順の開始をするかどうかを自己判断する。
都合の良いことに、1つの実施形の例では、共通転送チャネル資源初期化手順の開始或いは開始しないことに関連した信号の発信が、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)とサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)との間での現存するシグナリングメッセージ、例えば、RNSAP UL シグナリング・トランスファー・メッセージを用いて実行される。
本発明の1つの側面からすれば、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、そのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が、そのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルについて、(a)FACH転送チャネルによって転送されるデータの長さ制限と、(b)フロー制御条件との内の1つ以上のものについての違いに基づいて、共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを決定する。
ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)からの信号の発信に係りなく、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は自分の都合で、もし、そのサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)が、該サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間のインタフェースにより、新しい転送ベアラが必要とされると判断するなら、共通転送チャネル資源初期化手順を開始することができる。
従って、本発明は、ユーザ機器ユニット(UE)が、無線インタフェースによりRACH/RACH共通転送チャネルを用いながら、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の制御下にある1つのセルからそのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の制御下にある別のセルへと移動するとき、サービスを行う無線ネットワーク制御局とそのドリフト無線ネットワーク制御局との間で実行されるシグナリングを減少させる。本発明により、ユーザ機器ユニット(UE)がFACH(それはRACH或いはCPCHと結合して用いられる)を用いながらも、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)配下にある各セル変更において共通転送チャネル資源初期化手順を開始する必要を除去することにより、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間でのシグナリング量をかなりの程度減少させる(最大で50%ほど)ことが可能になる。
本発明の前述などの目的と特徴と利点とは、添付図面において図示されるように好適な実施形態についての次のより具体的な記述から明らかになるであろう。その添付図面において、参照記号は種々の図面を通じて同じ部分に言及している。その図面は、必ずしもスケールをきちんを決める必要はなく、その代わりに本発明の原理を図解することに重きが置かれている。
次の記載では、限定ではなく説明を目的として、本発明の完全な理解を提供するために特定のアーキテクチュア、インタフェース、技術などの具体的な詳細が説明される。しかしながら、本発明がこれらの詳細な説明から離れた他の実施形態において実践されても良いことが当業者には明らかである。他の例では、公知の機器、回路、及び方法の詳細な説明は、不必要な詳細な説明により本発明の説明をあいまいなものとしないように省略される。
本発明は、図1に示される世界規模の移動体通信(UMTS)10の非限定的な例の環境下で説明される。雲形12として示されている代表的な接続指向の外部コアネットワークは、例えば、公衆交換電話ネットワーク(PSTN)と統合型サービスデジタルネットワーク(ISDN)との少なくとものいずれかで良い。雲形14として示されている代表的な非接続指向の外部コアネットワークは、例えば、インターネットでも良い。両方のコアネットワークはそれらが対応するサービスノード16に接続される。PSTN/ISDNの接続指向型ネットワーク12は回路交換サービスを提供する移動体交換センタ(MSC)ノード18として示されている接続指向型のサービスノードに接続される。インターネットのような非接続指向型のネットワーク14は、しばしば、サービスを行なうGPRSサービスノード(SGSN)として言及されるパケット交換型のサービスを提供するためにあつらえられた汎用パケット無線サービス(GPRS)ノード20に接続される。
コアネットワークサービスノード18と20の夫々は、Iuインタフェースとして言及されている無線アクセスネットワーク(RAN)インタフェースによりUMTSの地上無線アクセス網(UTRAN)24に接続している。UTRAN24は1つ以上の無線ネットワーク制御局(RNC)26を含んでいる。説明を単純にするために、図1のUTRAN24には2つだけのRNCノード、特に、サービスを行なう無線ネットワーク制御局(SRNC)261とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262とが示されている。各RNC26は複数の基地局(BS)28に接続されている。例えば、再び説明を簡単にするために、2つの基地局ノードが各RNC26に接続されているように示されている。この点について、SRNC261は基地局281-1と基地局281-2にサービスを行なう一方、SRNC262は基地局282-1と基地局282-2にサービスを行なう。異なる数の基地局が各RNCによりサービスを受け、RNCは同じ数の基地局にサービスを行なう必要はないことが認識される。さらにその上、図1はRNCがIurインタフェースによりUTRAN24において1つ以上の別のRNCに接続されることを示している。
図示された実施形態において、各基地局28は1つのセルにサービスを行なうものとして示されている。各セルは各基地局を囲む円によって表現されている。しかしながら、基地局は1個以上のセルに対して空中インタフェースにより通信を行なうためにサービスを行っても良いことが当業者には認識されるであろう。例えば、2つのセルが同じ基地局のサイトに位置する資源を用いても良い。
本発明では、図1に示された時点で、ユーザ機器ユニット(UE)30のようなユーザ機器ユニット(UE)は、共通チャネルを利用しており、それ故に、時間的に任意の時点において、ただ1つ基地局(BS)28と無線或いは空中インタフェース32を介して通信をする。無線インタフェース32とIuインタフェースとIubインタフェースとIurインタフェースの各々は、一点鎖線で示されている。図1で示された時点で、ユーザ機器ユニット(UE)30は基地局282-1を介して共通チャネルを用いて登録される。基地局282-1によりサービスを受けるセルは、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262のDRNSにある。
上述した転送チャネル、物理チャネル、及び論理チャネルは、図1のUMTSの地上無線アクセス網(UTRAN)において利用され、そのチャネルには無線インタフェースによるRACH及びFACH共通転送チャネルを含んでいる。無線接続は、CDMA拡散コードを用いて割当てられた個々の無線チャネルを備えた広帯域符号分割多元接続(WCDMA)に基づくのが好ましい。もちろん、他の接続方法が採用されても良い。WCDMAはマルチメディアサービスと他の高速送信要求とダイバーシティハンドオフとRAKE受信機のような耐性の強い特徴のための広帯域を備え、高品質を保証している。各ユーザ移動局或いは機器ユニット(UE)30はそれ自身のスクランブルコードが割当てられ、基地局28が特定のユーザ機器ユニット(UE)からの伝送を識別するとともに、ユーザ機器ユニット(UE)がそのユーザ機器ユニット(UE)に対して意図された基地局からの伝送を同じ領域に存在する他の全ての送信と雑音とから識別する。
ユーザ機器ユニット(UE)は、特定の方向に十分に遠くに移動して、そのユーザ機器ユニット(UE)が以前には留まったことのないDRNSの別のセルで登録するかもしれない。図2はそのような状態を示し、その状態で、ユーザ機器ユニット(UE)は今、基地局282-2によりサービスを受けるセルで登録することを求めている。基地局282-2によりサービスを受けるセルは、基地局281-2のセルのように、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262のDRNSの中にある。
共通チャネルを利用するユーザ機器ユニット(UE)が、そのユーザ機器ユニット(UE)が未だに留まったことのないドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262によって制御される新しいセルで登録するときにはいつでも、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262は資源割当て機能を実行してその新しいセルのために無線ネットワーク資源を割当てなければならない。図3は、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262により実行される資源割当機能300の例に関連して実行されるある基本的な事象、ステップ、或いは動作とともに、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261において無線接続管理機能302によって実行される相関のある動作とを示している。
図3は、事象3D−1として、ユーザ機器ユニット(UE)30がドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262により制御される新しいセルで登録することを求めているという指示を取得する資源割当機能300を示している。その新しいセルは最初のものであり、従って、そのユーザ機器ユニット(UE)30が登録することを求めているドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262により制御されるただ1つのセルであるか、或いは、ユーザ機器ユニット(UE)30の登録がドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262により制御される1つのセルに関して既に発生しているなら、さらなるセルである。そのような指示の受信時、資源割当機能300は、事象3D−2として、ユーザ機器ユニット(UE)30への無線接続のための可能性のある新しいセルのために用いられる資源の割当てを開始する。事象3D−2における資源割当は典型的には最小限で準備的なものであり、新しいセルにおける最初のアクセスの場合には、2〜3個の識別子の割当てに関与する。
事象3D−1に関して、資源割当機能300がユーザ機器ユニット(UE)30がドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262により制御される新しいセルでの登録を試みているという指示を取得できる1つの方法の例は、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262が、ユーザ機器ユニット(UE)が以前には用いていないセルを介して無線資源制御(RRC)プロトコルメッセージを中継することに関与することである。そのようなRRCプロトコルメッセージの一例は、RRC CELL−UPDATEメッセージである。RRCメッセージはサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)において終点となるが、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)はそれが新しいセルにおけるユーザ機器ユニット(UE)からの最初のメッセージであることを確認できる。
事象3D−3として、資源割当機能300は、共通転送チャネル資源初期化手順の開始(そして、それ故に実行)が、例えば、ユーザ機器ユニット(UE)30との無線接続によって利用される新しいセルに関して、必要とされるかどうかを判断する。もし、その新しいセルが最初の、従って、ユーザ機器ユニット(UE)30が登録することを求めたドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262により制御されるただ1つのセルであるなら、共通転送チャネル資源初期化手順の開始と実行が必要とされる。
もし、ユーザ機器ユニット(UE)30の登録が既に無線ネットワーク制御局(DRNC)262により制御される1つのセルに関して発生したのなら(例えば、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262は既に無線接続に関与している)、事象3D−3の決定は、例えば、新しいセル(ユーザ機器ユニット(UE)が移動して入っていく)に関する資源が異なる転送ブロック(TB)サイズ或いは異なるフロー制御情報(無線接続に既に関与したDRNSのセルについてのTBサイズ或いはフロー制御情報とは反対に)を必要とするかどうかなどの、上述した事柄を含む考慮検討に基づく。例えば、多くの場合、DRNSにおけるS−CCPCHのいくつか或いは全ては、同じ転送ブロック(TB)サイズ、例えば、同じ長さ制限や同じフロー制御情報で構成される。そのような場合、もし、ユーザ機器ユニット(UE)30がDRNSの第1のセルからそのDRNSの第2のセルに移動し、そして、第1のセルと第2のセルの両方が同じ転送ブロック(TB)サイズをもち、同じフロー制御の考慮があるなら、サポートされる転送ブロック(TB)サイズについての情報或いはフロー制御情報を更新する理由はない。事象3D−3において、共通転送チャネル資源初期化手順の開始がドリフトRNC(DRNC)の観点からすれば必要ではないと判断されるならば、事象3D−3の後には事象3D−4が続く。事象3D−4において、資源割当機能300が予約された資源を新しいセルへと移動させ、同じ転送ブロック(TB)サイズが用いられることを保証する。さもなければ、事象3D−3の後には事象3D−5が続く。
この場合がそうであるかもしれないが事象3D−3或いは事象3D−4に続く資源割当機能300の事象3D−5は、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)261からサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)262に送信されるシグナリング・メッセージの準備について描いている。本発明に従えば、事象3D−5において資源割当機能300により準備されるシグナリング・メッセージは、フィールド、フラグ、或いはサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)262に事象3D−3において判断したようにドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262の観点からすれば共通転送チャネル資源初期化手順の開始が必要であるかどうかを通知する情報の要素を含む。
本発明の限定的ではない実施形の1つの例として、事象3D−5のように準備され送信される特定のシグナリング・メッセージは、RNSAPシグナリング・メッセージ、特に、RNSAP UL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEで良い。そのRNSAP UL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEが用いられて、ユーザ機器ユニット(UE)30によりUTRANに送信されるメッセージ、例えば、上述のRRCプロトコルメッセージを、このRRCプロトコルメッセージが無線インタフェースにより特定のチャネルで送信されるときに、転送する。IurインタフェースによるRNSAP UL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEの実際の送信は、図3に事象3Iur−1として描かれている。
従って、実施形の例では、フィールド、フラグ、或いは情報要素は、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262の観点から、RNSAP UL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEがRRCプロトコルメッセージを含む特定のユーザ機器ユニット(UE)について共通転送チャネル資源初期化手順を実行する必要があるかどうかを示す値をもっている。例えば、もし共通転送チャネル資源初期化手順を開始する必要が存在するなら、そのようなフラグが設定され、或いは、もし共通転送チャネル資源初期化手順を開始する必要が(ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262の観点から)ないのであれば、そのフラグはクリアされる。
資源割当機能300に関連した事象を示すことに加えて、図3はさらに、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261の無線接続管理機能302によって実行されるある基本的で例示的な事象とアクティビティの例を示している。無線接続管理機能302は、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御される新しいセルでの登録と、その新しいセル(例えば、RRC CELL−UPDATEメッセージの主体であったセル)においてFACH転送チャネルを使用するUTRANによる実施可能性とに関係したアクティビティとを実行する。この点について、図3では、事象3S−1として、RNSAP UL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEから、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262が共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを確認することが示されている。この判別は、事象3D−3に関して前に説明したように、この目的に割当てられたフィールド、フラグ、或いは情報要素の内容を解析することによりなされる。
もし、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262の観点から、共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とはしないことをサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261が確認したなら、事象3S−2として、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261は、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261それ自身が共通転送チャネル資源初期化手順の開始が必要である或いは当を得ていると思われるかどうかを判断する機会をもつ。事象3S−2についての判断の例は、新しい転送ベアラがIurインタフェースによって必要とされると判断するサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261を含むことができる。この点について、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261は、それが管理を行う種々の転送ベアラについての負荷状態に注意している。それで、たとえドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262が共通転送チャネル資源初期化手順の開始が必ずしも必要ではないことを示唆したとしても、もしサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261が新しい転送ベアラを用いることを望むなら、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261は、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262の資源割当機能300から必要なパラメータを得るために共通転送チャネル資源初期化手順を開始するであろう。
事象3S−1或いは事象3S−2により、共通転送チャネル資源初期化手順の開始が必要或いは望ましいと判断されたなら、SRNCは事象3S−3により示唆されているように共通転送チャネル資源初期化手順を開始する。その共通転送チャネル資源初期化手順とは、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の両方を関与させ、従って、図3では単に2点鎖線200によって枠で囲まれるようにして描かれているRNSAPである。共通転送チャネル資源初期化手順の詳細は、UTRAN技術を良く知るものによって理解されていることであり、それ故にここでは説明しない。共通転送チャネル資源初期化手順の開始と実行には、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262との間でのIurインタフェースによる2つのシグナリングメッセージの送信を関与させる。これら2つのシグナリングメッセージはCOMMON TRCH RESOURCE REQUEST MESSAGEとCOMMON TRCH RESOURCE RESPONSE MESSAGEである。これら2つのメッセージ送信は、図3に夫々、事象3Iur−2と3Iur−3として図示されている。
サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261が共通転送チャネル資源初期化手順を開始することが必要であるとき、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262によって実行される資源割当機能300は、図3において事象3D−6により描かれているように、DRNS共通転送チャネル資源初期化アクティビティを実行する。そのDRNS共通転送チャネル資源初期化アクティビティの一部として、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262は資源を予約しておき、事象3S−3における共通転送チャネル資源初期化手順の実行のためにサービスを行う無線ネットワーク制御局(DRNC)261によって必要とされる情報を(事象3Iur−3のCOMMON TRCH RESOURCE RESPONSE MESSAGEにおいて)送信する。資源予約に関する限り、事象3D−5の一部として、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262は、ユーザ機器ユニット(UE)30のための新しいセルにおいて、RACH/FACHチャネルでのいくらかの能力を予約しておき、例えば、DRNCにおけるバッファ空間を割当て、SRNCにそのクレジットを割当てる。事象3D−6の一部としてサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に送信される情報は、サポートされる転送ブロック(TB)サイズとフロー制御情報に関した前述の情報を含む。
事象3S−1と事象3S−2との両方で、共通転送チャネル資源初期化手順の開始が必要とされないか或いは望まれるかについて判断される場合、そして、その共通転送チャネル資源初期化手順が必要とされるか或いは望まれる状態においてそれが実行された後、事象3S−4が結局実行される。事象3S−4はドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262への送信についてRNSAP DL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEを準備するサービスを行う無線ネットワーク制御局(DRNC)261を関与させる。RNSAP DL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEの送信は、図3において、事象3Iur−4として描かれている。事象3D−7として、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262によって実行される資源割当機能300は、通例の方法で、RNSAP DL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEを待ち合わせ処理する。例えば、RNSAP DL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEは、無線インタフェースによりユーザ機器ユニット(UE)30に送信されるRRC CELL−UPDATE CONFIRMメッセージを含むことができる。
従って、上述の本発明の例示的な実施形態において、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262は、ユーザ機器ユニット(UE)30がそのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262により制御される新しいセルにおいて登録を行うとき、そのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262が共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261に対して信号で発信する。もし、そのような信号の発信がドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)262は共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要としないことを示すなら、その共通転送資源初期化手順はドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)のためだけに実行される必要はない。しかしながら、自分自身の検討から、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)261はそれにもかかわらず、その共通転送チャネル資源初期化手順を開始することができる。従って、その共通転送チャネル資源初期化手順の開始がドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の観点から必ずしも必要ではない場面において、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は随意に、自分自身の都合の良い検討から共通転送チャネル資源初期化手順を開始することができる。
従って、本発明に従えば、共通転送チャネル資源初期化手順の開始は必須のものではなく、むしろ随意的なものである。このため、共通転送チャネル資源初期化手順(図3には線200により描かれている)と夫々事象3Iur−2と3Iur−3として示されているCOMMON TRCH RESOURCE REQUEST MESSAGEとCOMMON TRCH RESOURCE RESPONSE MESSAGEの生成/送信とは、図3において破線によって表現されている。これとは反対に、従来技術においては、図3に示されている全てのメッセージが必要とされる。図3における4つのIurシグナリングメッセージ全てを指定する従来技術のやり方と比較して、本発明ではそのようなIurシグナリングが50%ほど減少する結果になる。
1つの実施形の例では、本発明は、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の観点からして、共通転送チャネル資源初期化手順のサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)による実施が必要とされるかどうかを示すUL SIGNALING TRANSFER INDICATION MESSAGEのような存在するRNSAPシグナリングメッセージにおける指示を含む。そのようなタイプの実施形では、本発明は何か新しいシグナリングには関与しない。さらにその上、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、ユーザ機器ユニット(UE)が新しいセルへ移動する時に、(ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の観点からして)共通転送チャネル資源初期化手順が実行されねばならないかどうかを、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に対して示すことが可能になる。
クレジットのある状態を扱うことは、サービスを行うRNC(SRNC)が事象3S−2において共通転送チャネル資源初期化手順の開始が例えば新しい転送ベアラについて必要とされると判断するときに生じるシナリオのような、上述の1つ以上のシナリオにおける問題となるかもしれない。当業者であれば、そのような問題を解決するのにいくつかの方法があるかもしれないことを認識するであろう。例えば、1つの方法は、事象3D−2から結果として生じる既に割当てられたクレジットを用いて続けることである。別の方法はフロー制御機構を再初期化することである。
従って、本発明は、ユーザ機器ユニット(UE)が、無線インタフェースによりRACH/FACH共通転送チャネルを用いる一方で、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の制御下にある1つのセルからドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の制御下にある別のセルへと移動するとき、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間で実行されるシグナリングを減少させる。本発明により、ユーザ機器ユニット(UE)が(RACH或いはCPCHと結合して利用される)FACHを用いている一方で、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)の制御下でセル変更毎に共通転送チャネル資源初期化手順を実行する必要を除去することにより、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間でのシグナリング量を大きく減少(最大で50%ほど)させることが可能になる。
本発明を最も実際的で好適な実施形態であると現在考えられているものに関連して説明したが、本発明は開示された実施形態によって限定されるものではなく、それとは反対に、添付した請求の範囲の精神と範囲の中に含まれる種々の変形例や同等の構成を含むことが意図されていることを理解すべきである。
本発明が都合良く採用される移動体通信システムの例を示す図である。 ユーザ機器ユニット(UE)局、無線ネットワーク制御局、及び基地局を含むUMTS地上無線アクセス網の単純化された機能ブロック図である。 ユーザ機器ユニット(UE)がドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)により制御されるセルへと移動していくことに関し、ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)とサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)とにより実行される種々の事象を示す図である。

Claims (26)

  1. 無線アクセスネットワークを有しているサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)により制御されるユーザ機器ユニット(UE)との無線接続をサポートする、セルラ通信システムの前記無線アクセスネットワークにおいて使用される方法であって、前記方法は、
    (1)ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に対して、前記ユーザ機器ユニット(UE)が前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルにおいてFACH共通転送チャネルの使用を求めるとき、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかの信号を発信し、
    (2)もし、前記(1)での信号の発信が、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要としないことを示すなら、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)によってなされた判断に従って、前記セルにおける前記ユーザ機器ユニット(UE)に関して、前記共通転送チャネル資源初期化手順を実行しないことを特徴とする方法。
  2. さらに、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)と前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)との間で存在する信号メッセージを利用して、前記(1)の工程の信号の発信を実行することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. さらに、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)から前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に送信されるRNSAP UL シグナリング・トランスファー・メッセージを利用して、前記(1)の工程の信号の発信を実行することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. さらに、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを決定し、
    前記決定は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルについて、
    (a)前記FACH転送チャネルによって転送されるデータの長さ制限と
    (b)フロー制御条件との
    内の1つ以上のものについての違いに基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. さらに、もし、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)が、該サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)と前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間のインタフェースにより、新しい転送ベアラが必要とされると判断するなら、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、前記(1)の工程の信号の発信を実行するかどうかに係りなく、前記共通転送チャネル資源初期化手順を開始することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 無線アクセスネットワークを有しているサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)により制御されるユーザ機器ユニット(UE)との無線接続をサポートする、セルラ通信システムの前記無線アクセスネットワークにおいて使用される方法であって、前記方法は、
    (1)ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に対して、前記ユーザ機器ユニット(UE)が前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルにおいてFACH共通転送チャネルの使用を求めるとき、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかの信号を発信し、
    (2)もし、前記(1)での信号の発信が、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要としないことを示すなら、前記セルにおける前記ユーザ機器ユニット(UE)に関して、前記共通転送チャネル資源初期化手順を前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)の都合で随意的に実行しないことを特徴とする方法。
  7. さらに、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)と前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)との間で存在する信号メッセージを利用して、前記(1)の工程の信号の発信を実行することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. さらに、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)から前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に送信されるRNSAP UL シグナリング・トランスファー・メッセージを利用して、前記(1)の工程の信号の発信を実行することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. さらに、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを決定し、
    前記決定は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルについて、
    (a)前記FACH転送チャネルによって転送されるデータの長さ制限と
    (b)フロー制御条件との
    内の1つ以上のものについての違いに基づくことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. さらに、もし、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)が、該サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)と前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間のインタフェースにより新しい転送ベアラが必要とされると判断するなら、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、前記(1)の工程の信号の発信を実行するかどうかに係りなく、前記共通転送チャネル資源初期化手順を開始することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  11. サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)により制御されるユーザ機器ユニット(UE)との無線接続をサポートするセルラ通信システムの前記無線ネットワーク制御局に含まれる無線アクセスネットワークであって、
    前記無線アクセスネットワークを有するドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)を有し、
    前記ユーザ機器ユニット(UE)が前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルにおいてFACH共通転送チャネルの使用を求めるとき、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に対して、共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかの信号を発信し、
    たとえ、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要としないとしても、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、前記セルにおける前記ユーザ機器ユニット(UE)に関して、前記共通転送チャネル資源初期化手順を開始するかどうかを判断することを特徴とする無線アクセスネットワーク。
  12. さらに、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)と前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)との間で存在する信号メッセージは、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかの信号の発信を行うことを特徴とする請求項11に記載の無線アクセスネットワーク。
  13. 前記存在する信号メッセージは、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)から前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に送信されるRNSAP UL シグナリング・トランスファー・メッセージであることを特徴とする請求項11に記載の無線アクセスネットワーク。
  14. 前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを決定し、
    前記決定は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルについて、
    (a)前記FACH転送チャネルによって転送されるデータの長さ制限と
    (b)フロー制御条件との
    内の1つ以上のものについての違いに基づくことを特徴とする請求項11に記載の無線アクセスネットワーク。
  15. もし、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)が、該サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)と前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間のインタフェースにより、新しい転送ベアラが必要とされると判断するなら、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、前記(1)の工程の信号の発信を実行するかどうかに係りなく、前記共通転送チャネル資源初期化手順を開始することを特徴とする請求項11に記載の無線アクセスネットワーク。
  16. サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)により制御されるユーザ機器ユニット(UE)との無線接続をサポートする、セルラ通信システムの前記無線ネットワーク制御局に含まれる無線アクセスネットワークであって、
    前記無線アクセスネットワークを有するドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)を有し、
    前記ユーザ機器ユニット(UE)が前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルにおいてFACH共通転送チャネルの使用を求めるとき、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に対して、共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかの信号を発信し、
    もし、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要としないなら、前記セルにおける前記ユーザ機器ユニット(UE)に関して、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)の都合に従って、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、前記共通転送チャネル資源初期化手順を随意的に実行しないことを特徴とする無線アクセスネットワーク。
  17. さらに、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかの信号の発信を行うための前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)と前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)との間で存在する信号メッセージで特徴づけられる請求項16に記載の無線アクセスネットワーク。
  18. 前記存在する信号メッセージは、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)から前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に送信されるRNSAP UL シグナリング・トランスファー・メッセージであることを特徴とする請求項17に記載の無線アクセスネットワーク。
  19. 前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを決定し、
    前記決定は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルについて、
    (a)前記FACH転送チャネルによって転送されるデータの長さ制限と
    (b)フロー制御条件との
    内の1つ以上のものについての違いに基づくことを特徴とする請求項16に記載の無線アクセスネットワーク。
  20. もし、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)が、該サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)と前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)との間のインタフェースにより、新しい転送ベアラが必要とされると判断するなら、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)は、前記(1)の工程の信号の発信を実行するかどうかに係りなく、前記共通転送チャネル資源初期化手順を開始することを特徴とする請求項16に記載の無線アクセスネットワーク。
  21. ユーザ機器ユニット(UE)との無線接続をサポートするセルラ通信システムの無線アクセスネットワークのドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)であって、
    前記ユーザ機器ユニット(UE)が前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルにおいてフォワード・アクセス・チャネル(FACH)共通転送チャネルの使用を求めるとき、共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを決定する手段と、
    前記決定に従って、サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に対して、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかの信号を発信する手段と
    前記信号に応答して前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)によってなされた判断に従って、前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)と協働して前記共通転送チャネル資源初期化手順を実行する手段とを有することを特徴とするドリフト無線ネットワーク制御局。
  22. 前記決定は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)によって制御されるセルについて、
    (a)前記FACH転送チャネルによって転送されるデータの長さ制限と
    (b)フロー制御条件との
    内の1つ以上のものについての違いに基づくことを特徴とする請求項21に記載のドリフト無線ネットワーク制御局。
  23. 前記信号の発信は、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかの信号の発信を行うために、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)と前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)との間で存在する信号を送信することにより実行されることを特徴とする請求項21に記載のドリフト無線ネットワーク制御局。
  24. 前記存在する信号メッセージは、前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)から前記サービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)に送信されるRNSAP UL シグナリング・トランスファー・メッセージであることを特徴とする請求項23に記載のドリフト無線ネットワーク制御局。
  25. ユーザ機器ユニット(UE)との無線接続をサポートするセルラ通信システムの無線アクセスネットワークのサービスを行う無線ネットワーク制御局(SRNC)であって、
    ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が共通転送チャネル資源初期化手順の開始を必要とするかどうかを示す信号メッセージを受信する手段と、
    前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を要求しないことを示す前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)からの信号メッセージの受信に応答して、セルのユーザ機器ユニット(UE)に関して前記共通転送チャネル資源初期化手順の実行を随意的に禁止する手段とを有することを特徴とするサービスを行う無線ネットワーク制御局。
  26. 前記ドリフト無線ネットワーク制御局(DRNC)が前記共通転送チャネル資源初期化手順の開始を要求することを示す前記信号メッセージの受信に応答して、前記共通転送チャネル資源初期化手順を実行するように構成されることを特徴とするサービスを行う請求項25に記載のサービスを行う無線ネットワーク制御局。
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