JP2005510120A - W−cdmaシステムにおける圧縮モード用のトランスポートフォーマット組合せ選択 - Google Patents

W−cdmaシステムにおける圧縮モード用のトランスポートフォーマット組合せ選択 Download PDF

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Abstract

通常および圧縮モード用に設定されたすべてのTFCの中から有効な(すなわち、サポートされた)TFCを決定するための技術。これらの技術は“TFC認定”を正確に実行するために十分な履歴情報を維持する。第1のスキームにおいて、各TFCの異なる組合せのために送信電力要求状態が維持される。ひとつの組合せは各TFC間隔での各TFCのために適用され、適切な状態において適用される組合せから有効なTFCが決定される。第2のスキームにおいて、通常および圧縮モード用の各TFCのために2つの送信電力要求状態が維持される。第3のスキームにおいて、特別な相対電力要求に基づく両モードのための各TFCのために単一の送信電力要求状態が維持される。第4のスキームにおいて、すべてのTFCに要求される送信電力の合計レンジをカバーする相対“ビン”のセットのために送信電力要求状態が維持される。第5のスキームにおいて、相対電力要求閾値のセットが維持される。

Description

本発明は一般的にデータ通信に関係し、より具体的には、無線(例えばW−CDMA)通信システムにおける通常および圧縮モードでの使用のためにサポートされるトランスポートフォーマット組合せ(TFC)を決定するための技術に関係する。
無線通信システムは広く配置され音声およびパケットデータサービスを含む各種の通信を提供している。これらのシステムは符号分割多重アクセス(CDMA)、時分割多重アクセス(TDMA)、周波数分割多重アクセス(FDMA)またはその他の多重アクセス技術に基づくことができる。CDMAシステムは他の種類のシステムに対していくつかの利点を提供でき、これには増加したシステム容量を含む。CDMAシステムは概してIS−95、cdma2000およびW−CDMA標準仕様のような1つ以上の標準仕様に準拠するように設計されており、これらの標準仕様は技術的に知られておりここに参考のために組み込まれる。
W−CDMA標準仕様は1つ以上のトランスポートチャネル上でのデータ送信をサポートし、各トランスポートチャネルはデータ送信のために使用できる1つ以上のトランスポートフォーマット(TF)と関連してもよい。各トランスポートフォーマットはその送信時間間隔にわたってトランスポートフォーマットが適用される送信時間間隔(TTI)、データの各トランスポートブロックのサイズ、各TTI内のトランスポートブロックの数、所定のTTIにおけるトランスポートブロックに使用される符号化スキーム等の種々の処理パラメータを規定する。所定のトランスポートチャネルのための複数のトランスポートフォーマットの使用により、異なるタイプまたはレートのデータを同じトランスポートチャネル上で送信することができる。任意の所定時において、各トランスポートチャネルに対して1つのトランスポートフォーマットを備える特定のトランスポートフォーマット組合せ(TFC)を多数の可能性あるトランスポートフォーマット組合せの中から選択してすべてのトランスポートチャネルのために使用する。
W−CDMA標準仕様はまたアップリンク上の“圧縮モード”での動作をサポートし、これによって短縮された(すなわち、時間において圧縮された)時間期間内に端末から基地局へデータを送信する。圧縮モードをW−CDMAシステムにおいて使用すると、システムとアクティブ通信中の(すなわち、トラフィックチャネル上にある)端末は、システムからのデータを失うことなく異なる周波数および/または異なる無線アクセステクノロジー(RAT)上で測定を行なうために、一時的にシステムを離れることができる。アップリンクの圧縮モードにおいて、データは端末によってフレーム(10ミリ秒)の一部だけの間で送信され、フレームの残りの部分(送信ギャップと呼ばれる)は端末が使用して測定を行なうことができる。
W−CDMA標準仕様にしたがって、圧縮フレームの送信時間の減少は、(1)フレームにおいて送信するデータの量を削減すること、(2)符号化レートを増加すること、または(3)データレートを増加することで達成できる。圧縮フレームにおいて送信するデータ量を削減することは、データ削減は著しいサービスの質の低下という結果になりうるので、音声のような用途には実用的ではない。符号化レートまたはデータレートを増加することは、圧縮フレームのノイズと干渉の合計に対するビットあたりのエネルギ比(E/N)が非圧縮フレームのものと同様であるように圧縮フレームの送信電力を増加すれば、可能である。
上記のように、多数のトランスポートチャネルを同時にサポートすることができ、トランスポートフォーマットのセットを各トランスポートチャネルのために規定することができる。“設定された”トランスポートフォーマット組合せのセットは、そのようなトランスポートフォーマット組合せのそれぞれを目標とするブロック誤りレート(BLER)を達成するために必要な特定の相対送信電力レベルと関連付けて、トランスポートチャネルのために規定することができる。各トランスポートフォーマット組合せに要求される送信電力は(1)端末が圧縮モードにあるかどうかおよび(2)圧縮モードでの圧縮送信を規定しているパラメータ値に依存する。高いシステムパフォーマンスを達成するために、現在のチャネル状態での端末の最大送信電力によってサポートされる設定されたトランスポートフォーマット組合せ(すなわち、目標とするブロック誤りレートを達成するために要求される電力で送信することができるもの)のみを使用のために選択できるものとして識別すべきである。そしてその後、ひとつの特定のトランスポートフォーマット組合せだけが、このサポートされたトランスポートフォーマット組合せのセットから、次のフレーム(最短のTTI)境界での実際の使用のために選択される。
それゆえW−CDMAシステムにおける通常および圧縮モードでの使用のためにサポートされたトランスポートフォーマット組合せを決定する技術への技術的な要求がある。
発明の概要
本発明の観点は通常および圧縮モード用のすべての設定されたTFCの中から有効な(すなわち、サポートされた)TFCを決定するための様々な技術を提供する。これらの技術はTTIが圧縮送信を含むかどうかにかかわらず“TFC認定”を正確に実行できるように(様々な形式の)十分な履歴情報を維持する。多数のTFC認定スキームがここに提供される。これらのスキームはW−CDMAシステムで規定されたアルゴリズムに関連して使用することができ、これによってTFCが確実に送信できるかどうかの決定はY個の以前の測定期間についてTFCに要求される送信電力および端末での最大利用可能送信電力(以下に説明する)に依存する。所定のTFCを確実に送信できるかどうかを決定するために必要な情報はそのTFCの送信電力要求状態を含む。
第1のスキームにおいて、各TFCの圧縮および非圧縮フレームの各組合せのために送信電力要求状態が維持される。ここで使用されているように、“組合せ”は所定のTFCのおよび所定のTFC間隔の圧縮および/または非圧縮フレームの特定の組合せを言う。TFC間隔はデータがこのTFCとともに送信されるトランスポートチャネルのいずれかのうち最長のTTIである。ここで使用されているように、“トランスポートフォーマット組合せ”または“TFC”は設定されたトランスポートチャネル上でデータを送信するために使用することができるトランスポートフォーマットの特定の組合せを言う。各TFC選択間隔に対して、各TFCについて次に来る間隔に適用可能な特定の組合せが識別される。その後、この組合せに基づいて各TFCのために適切なTFC状態が識別される。(各TFC間隔のために適用可能な組合せが1つだけあり、この組合せに対応するすべてのTFCの状態が決定される。)有効なTFCのセットはそれらが適切な状態(例えばW−CDMAで規定されたサポートされた状態およびおそらく過剰電力状態のもの)にあるかどうかに基づいて最終的に決定される。
第2のスキームにおいて、通常および圧縮モード用の各TFCのために2つの送信電力要求状態、すなわち、(送信ギャップのない)通常モード用の一方の状態および最大の送信電力を要求する組合せの他方の状態(例えば、設定された送信ギャップパターンシーケンスに基づき、起こり得る最悪のケース、または最悪のケース)が維持される。各TFC選択間隔について、各TFCのために適用可能な組合せが識別され、その後、有効なTFCが、それらが適切な状態にあるかどうかに基づいて、決定される。
第3のTFC認定スキームにおいて、通常および圧縮両方のモード用の各TFCのために単一の送信電力要求状態が維持される。この単一の送信電力要求状態は圧縮モード相対電力要求、αcm,iについて各TFCのために維持することができ、このαcm,iは通常モードのための相対電力要求、αref,i掛けるオフセットαoffset,i(すなわち、αcm,i=αref,i・αoffset,i)として規定することができる。
第4のスキームにおいて、通常および圧縮モード用のすべてのTFCの相対要求送信電力の合計レンジをカバーする“ビン”のセットのために、多数の送信電力要求状態が維持される。各TFCのそれぞれの組合せは特定の相対要求送信電力と関連付けられ、それゆえ特定のビンと関連付けられ、このビンのために維持された送信電力要求状態をさらに利用することができる。
第5のスキームにおいて、Y個の測定期間に対して、相対電力要求“閾値”のセットが決定されて維持される。各測定期間の相対電力要求閾値、αth(k)は基準送信のために要求される送信電力、Pref(k)に対する最大利用可能送信電力、Pmaxの比(すなわち、αth(k)=Pmax/Pref(k))として規定することができる。その後、次に来る間隔のためのTFC相対要求送信電力と、相対電力要求閾値のセットと、各TFCのそれぞれの組合せのために維持されたある(例えば2ビットの)状態およびタイマとに基づいて、各TFCの状態を決定することができる。
これらの様々なスキームならびにそれらの変形および本発明の様々なその他の観点および実施形態は以下にさらに詳細に記述する。発明は、以下にさらに詳細に記述するように、発明の様々な観点、実施形態および特徴を実施する、方法、プログラムコード、デジタルシグナルプロセッサ、受信機ユニット、端末、基地局、システムおよびその他の装置ならびに要素をさらに提供する。
本発明の特徴、目的および利点は同じ参照符号が全体に渡って対応的に同定する図面と共に考慮されたとき以下に述べる詳細な説明からより明らかになるであろう。
詳細な説明
ここに記載されたサポートされたトランスポートフォーマット組合せを決定する技術は様々なCDMAシステムで使用してもよい。これらの技術はまたダウンリンク、アップリンクまたはその両方に適用してもよい。明確にするため、発明の様々な観点および実施形態は特にW−CDMAシステムでのアップリンクのために記述する。
図1は基地局104と端末106の実施形態の簡略化されたブロック図であり、基地局104と端末106は発明の様々な観点および実施形態を実行できる。W−CDMAにおいて、基地局はUMTS無線アクセスネットワーク(UTRAN)の一部であり端末をユーザ装置(UE)とも呼ぶ。他の標準仕様およびシステムにおいては基地局および端末のために他の用語も用いる。
アップリンク上において、端末106では、送信(TX)データプロセッサ114はデータ源112からのユーザ特定データ、コントローラ130からのメッセージ等の異なるタイプのトラフィックを受信する。その後、送信データプロセッサ114は1つ以上の符号化スキームに基づいてデータおよびメッセージをフォーマットおよび符号化し符号化されたデータを提供する。各符号化スキームは巡回冗長検査(CRC)符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化、ブロック符号化およびその他の符号化、またはまったく符号化なしのいずれかの組合せを含んでもよい。一般的には、異なるタイプのトラフィックは異なる符号化スキームを用いて符号化する。
その後、符号化されたデータは変調器(MOD)116に提供されさらに処理されて変調されたデータが生成される。W−CDMAに関しては、変調器116による処理は(1)符号化されたデータを直交可変拡散率(OVSF)符号で“拡散”し、ユーザ特定データおよびメッセージを1つ以上の物理チャネル上にチャネル化すること、および(2)チャネル化されたデータをスクランブリング符号で“スクランブリング”することを含む。OVSF符号での拡散はIS−95およびcdma2000におけるウォルシュ符号でのカバーリングに等しく、スクランブリング符号でのスクランブリングはIS−95およびcdma2000におけるショート擬似ランダムノイズ(PN)シーケンスでの拡散に等しい。その後、変調されたデータは送信機(TMTR)118に提供されて調整され(例えば、1つ以上のアナログ信号に変換され、増幅され、フィルタ処理され、および直角位相変調され)アンテナ120を通じ無線通信チャネルを介して1つ以上の基地局への送信に適したアップリンク変調信号を生成する。
基地局104では、アップリンク変調信号はアンテナ150で受信され受信機(RCVR)152へ提供される。受信機152は受信した信号を調整し(例えば、フィルタ処理し、増幅しおよびダウンコンバートし)、調整した信号をデジタル化しデータサンプルを提供する。その後、復調器(DEMOD)154はデータサンプルを受信して処理し回復したシンボルを提供する。W−CDMAに関しては、復調器154による処理は(1)端末で使用した同一のスクランブリング符号でデータサンプルを逆スクランブリングすること、(2)逆スクランブリングされたサンプルを逆拡散し受信したデータおよびメッセージを適切な物理チャネル上にチャネル化すること、および(3)(おそらく)受信信号から回復したパイロットでチャネル化されたデータをコヒーレントに復調することを含む。その後、受信(RX)データプロセッサ156はシンボルを受信して復号しアップリンク上で端末が送信したユーザ特定データおよびメッセージを回復する。
コントローラ130および160は端末および基地局での処理をそれぞれ制御する。各コントローラをまたここに記載されている使用のためトランスポートフォーマット組合せを選択するプロセスのすべておよび一部を実行するように設計してもよい。コントローラ130および160が要求するプログラムコードおよびデータをメモリ132および162にそれぞれ記憶してもよい。
図2はW−CDMA標準規格にしたがったアップリンクデータ送信のための端末における信号処理の図である。W−CDMAシステムは1つ以上のトランスポートチャネル上でのデータ送信をサポートし、各トランスポートチャネルは1つ以上のサービスのためのデータを搬送することができる。これらのサービスは音声、ビデオ、パケットデータ等を含んでもよい。最初に上位シグナリングレイヤーでの1つ以上のトランスポートチャネルとして送信すべきデータが処理される。その後、トランスポートチャネルは端末に割当てられた1つ以上の物理チャネルへマッピングされる。W−CDMAシステムにおいては、通信期間に対して一般的にアップリンク専用物理チャネル(アップリンクDPCH)が端末に割当てられる。アップリンクDPCHはトランスポートチャネルデータを搬送するために使用されるアップリンク専用物理データチャネル(DPDCH)および制御データ(例えば、パイロット、電力制御情報等)を搬送するために使用されるアップリンク専用物理制御チャネル(DPCCH)を備える。
各トランスポートチャネルのためのデータはそのトランスポートチャネルのために選択されたトランスポートフォーマット(TF)(任意の所定時においても単一のTFが選択される)に基づいて処理する。各トランスポートフォーマットはその送信時間間隔にわたってトランスポートフォーマットが適合する送信時間間隔(TTI)、各トランスポートブロックのデータのサイズ、各TTI内のトランスポートブロックの数、TTIのために使用される符号化スキーム等のような様々な処理パラメータを規定する。TTIは10ミリ秒、20ミリ秒、40ミリ秒または80ミリ秒として特定してもよい。TTIのためのトランスポートフォーマットによって特定されるように、N個の等しいサイズのトランスポートブロックを有するトランスポートブロックセットを送信するために各TTIを使用してもよい。各トランスポートチャネルのために、トランスポートフォーマットはTTI間でダイナミックに変更することができ、トランスポートチャネルのために使用することができるトランスポートフォーマットのセットをトランスポートフォーマットセット(TFS)と呼ぶ。
図2に示すように、各トランスポートチャネルのためのデータが、各TTIのための1つ以上のトランスポートブロックで、それぞれのトランスポートチャネル処理セクション210に供給される。各処理セクション210内では、ブロック212において、各トランスポートブロックにおけるデータを使用してCRCビットのセットを得る。CRCビットはランスポートブロックに付加して、基地局でブロック誤り検出するためにその後使用してもよい。その後、ブロック214において、各TTIのための1つ以上のCRCコード化されたブロックを連続的に一体に連結する。連結後の合計ビット数がコードブロックの最大サイズより大きい場合は、ビットは多数の(等しいサイズの)コードブロックにセグメント化される。最大コードブロックサイズは現在のTTIに対して使用するために選択した特定の符号化スキーム(例えば、畳み込み、ターボまたは符号化なし)によって決定し、そのスキームはTTIのためのトランスポートチャネルのトランスポートフォーマットにおいて特定される。その後、ブロック216で、各コードブロックは選択された符号化スキームで符号化されまたはまったく符号化されずに、符号化されたビットを生成する。
その後、ブロック218において、符号化およびパディングされたビットを確実に同じサイズの整数のデータセグメントにセグメント化できるように、符号化されたビットをパディングすることにより無線フレーム均等化を行なう。その後、ブロック220において、特定のインターリービングスキームにしたがって、各TTIのためのビットはインターリービングされて時間ダイバーシティを提供する。W−CDMA標準規格にしたがって、トランスポートフォーマットで特定されたTTIに対してインターリービングを実行し、そのTTIは10ミリ秒、20ミリ秒、40ミリ秒または80ミリ秒であってもよい。ブロック222において、選択されたTTIが10ミリ秒より長い場合は、TTI内のインターリーブされたビットがセグメント化され、連続したトランスポートチャネルフレーム上にマッピングされる。各トランスポートチャネルフレームは(10ミリ秒の)物理チャネル無線フレーム期間(または単に“フレーム”)にわたって送信されるTTIの一部に相当する。
その後、ブロック224で、各フレームのすべてのトランスポートチャネルのためのトランスポートチャネルフレームに対してレートマッチングが行なわれる。レートマッチングは上位シグナリングレイヤーによって割当てられトランスポートフォーマットで特定されたレートマッチング属性にしたがって行われる。アップリンク上では、ビットは繰り返されまたはパンクチャ(すなわち、削除)されて、送信されるビットの数を利用可能なビットポジションの数にマッチングする。
その後ブロック232において、すべてのアクティブなトランスポートチャネル処理セクション210からレートマッチングされたトランスポートチャネルフレームが、符号化合成トランスポートチャネル(CCTrCH)へ連続的に多重化される。1つより多い物理チャネルを使用する場合は、ブロック234で物理チャネルの中でビットがセグメント化される。その後、ブロック236で、各物理チャネルのための各フレームにおけるビットがさらにインターリーブされ、時間ダイバーシティをさらに提供する。ブロック238において、インターリーブされたビットは、割当てられた物理チャネルへマッピングされる。図2に示した信号処理を図1における送信データプロセッサ114で行ってもよい。
図3は異なるトランスポートチャネルのために使用可能な多数の異なるトランスポートフォーマットを図示する。上記のように、多数のトランスポートチャネルを同時にサポートすることができ、これは3GPP団体から入手可能でここに参考のため組み込まれる3GPPドキュメント番号25.306−320(セクション5.1)に記載されている。各トランスポートチャネルはトランスポートチャネルのための使用に利用可能な1つ以上のトランスポートフォーマットを含むそれぞれのトランスポートフォーマットセットと関連付けてもよい。各トランスポートチャネルのためのトランスポートフォーマットセットは上位レイヤシグナリングを通じて構成される。W−CDMAのためのトランスポートフォーマットはここに参考のため組み込まれる3GPPドキュメント番号25.302−390(セクション7)に規定されている。
図3に示されている例において、1から4のトランスポートチャネルはそれぞれ10ミリ秒、20ミリ秒、40ミリ秒および80ミリ秒のTTIに関連する。各トランスポートチャネルの各TTIのために、特定の数のトランスポートブロックを送信してもよく、各ブロックは、TTIのためのトランスポートチャネルのトランスポートフォーマットによって規定されるように、特定の数のビットを含む。トランスポートフォーマットは各トランスポートチャネルのためにTTI間で変更してもよく、各TTIのために使用する特定のトランスポートフォーマットがトランスポートチャネルに関連したトランスポートフォーマットのセットから選択される。
図3に示すように、特定のトランスポートフォーマット組合せ(TFC)は、すべてのアクティブなトランスポートチャネルの中から最短のTTI(例えば、図3で示した例では10ミリ秒)に相当する、各TFC選択間隔に対して適用可能である。各TFCはアクティブなトランスポートチャネルのそれぞれに対する1つの特定のトランスポートフォーマットの特定の組合せである。TFCは間隔毎に変化し、各間隔のために使用するTFCを“設定された”TFCのセットの中から選択することができる。このトランスポートフォーマット組合せセットはこうしてアクティブなトランスポートチャネルに対して使用するために選択できるすべての可能性あるTFCを含む。
各TFC選択間隔に対して、設定されたTFCのセットの中から特定のTFCを使用するために選択する。TFC選択は2つのパートのプロセスで行なう。ここではTFC認定またはTFC削除と呼ぶ第1のパートでは、端末の最大利用可能送信電力、Pmaxの場合に、設定されたTFCのうちどれが確実に送信できるかを端末は決定し、Pmaxは端末の最大利用可能送信電力またはシステムが端末に課している最大許容送信電力のいずれかであってよい。これらのTFCを“有効な”または“サポートされた”TFCと呼ぶ。第2のパートでは、1組の基準に基づき、有効なTFCの1つを実際の使用のために選択する。これらの2つのパートのそれぞれを以下にさらに詳細に記述する。
図4はW−CDMAによって規定された、設定されたTFCのそれぞれの可能性ある状態の状態図である。状態図は3つの状態、サポートされた状態410、過剰電力状態420およびブロックされた状態430を含む。各TFCはある基準を満たすかどうかに依存してこれらの3つの状態のいずれかひとつであってもよい。
特定の性能レベルを達成するために、特定の目標とするノイズプラス干渉に対するビットあたりのエネルギ比(E/N)に基地局での受信信号品質を維持するように、端末からのデータ送信のための送信電力は電力制御機構で制御される。この目標E/N(セットポイントとも呼ぶ)は一般的に望ましい性能レベルを達成するように調整され、望ましい性能レベルは、特定(例えば、1%)のブロック誤りレート(BLER)またはフレーム誤りレート(FER)によって定量化することができる。送信されるデータビットの合計数は一般的にTFC毎に異なるので、セットポイントを達成するために異なるTFCに対して異なる量の送信電力が一般的に要求される。
各TFCは確実に送信されるために(すなわち、セットポイントを達成するために)特定量の電力を必要とする。各TFCのために要求される送信電力は基準送信を確実に送信するために要求される送信電力Prefに対して正規化され、基準送信はDPCCH上での送信または基準TFCの送信であってもよい。電力レベルPrefは電力制御機構によって継続的に調整され、望ましい性能レベル(例えば、1%のBLER)を達成する。その後、各TFCは、TFCのために要求される送信電力を示す、それぞれの相対電力要求αと関連付けてもよい。実施形態では、相対電力要求αは基準送信のための送信電力に対するTFCの要求送信電力の比として規定される。この場合、所定のTFCは、以下の条件を満たす場合、確実に送信することができる。
Figure 2005510120
ここで、α・Prefはi番目のTFCのために要求される送信電力を表す。各TFCの相対電力要求αは、ここに参考のため組み込まれる3GPPドキュメント番号25.214−360(セクション5.1.2.5.3)に記載されているように、TFCのビットレートおよび基準送信のためのビットレートに基づいて決定してもよい。
W−CDMA標準規格にしたがうと、TFCは削除基準を満たすとサポートされた状態410から過剰電力状態420へ移行し、これは最後のY個の測定期間のうちX個よりも多くに対してα・Pref>Pmaxである場合に発生し、ここでXおよびYならびに測定期間はW−CDMA標準規格で規定することができる。その後、TFCはブロッキング基準を満たすと、過剰電力状態420からブロックされた状態430へ移行し、これはTFCが特定の時間期間Tblockより長い間過剰電力状態にある場合に発生し、TblockはW−CDMA標準規格によって規定される。TFCは回復基準を満たすと過剰電力状態またはブロックされた状態からもとのサポートされた状態へ移行し、これは最後のY個の測定期間の間、
Figure 2005510120
である場合に発生する。状態図および状態間の移行のための基準は、ここに参考のため組み込まれる3GPPドキュメント番号25.321−390(セクション11.4)および番号25.133−370(セクション6.4)にそれぞれ記載されている。
図4に示した状態図は設定されたTFCのそれぞれのために維持される。各TFC選択間隔に対して、サポートされた状態のすべてのTFCが有効なTFCとして識別され、ブロックされた状態のすべてのTFCは次に来る間隔のための使用から削除する。特定の実行に依存して、過剰電力状態におけるTFCは有効なTFCとして識別してもよくまたは削除してもよい。TFCはアクティブトランスポートチャネルの最長TTIの境界のみでブロックされるだけであり、電力制約に基づいて決定される有効なTFCのセットは最長TTIの途中では変わらないことも注意することができる。
TFC認定を行なうための1つの実行において、各TFCのためにビットのセットが維持され、各ビットは最後のY個の測定期間のそれぞれの1つのTFCに対してα・Pref>Pmaxであるかどうかを示すインジケータを記憶する。各測定期間について、各TFCのために式(1)が計算され、計算の結果に基づき新たなインジケータが決定されTFCのために維持されるビットの1つに記憶される。各TFCのために、最後のY個の測定期間について決定されたY個のインジケータに基づき、削除、ブロッキングおよび回復基準が計算され、その結果TFCの状態が更新される。TFCの現在の状態およびTFCのY個のインジケータのセットは集合的にTFC送信電力要求状態と呼ぶ。この実行のために、NセットのY+2ビット(インジケータのためのYビットとTFC状態のための2ビット)はN個の異なるTFCの状態を維持するために十分であろう。各送信電力要求状態のためにいくつかの追加ビットがまた提供され、過剰電力状態におけるタイマが維持されてもよい。例えば、Tblockが120ミリ秒のオーダであれば、4つの追加ビットで十分であろう。
どのトランスポートフォーマットがTFCに含まれているかに関係なく、3つの基準のそれぞれの結果は所定の相対電力要求αについて同一である。設定されたTFCの数は大きくてもよい。(例えば、1024個ほどのTFCを含むようにひとつのTFCセットを規定してもよい)。しかしながら、(量子化後の)固有の相対電力要求の数は設定されたTFCの数よりも著しく少なくてもよい。この場合、以下に記載するように、N個の異なるTFCに対するNセットのYインジケータおよびN個の2ビット状態を維持する代わりに、N個の固有相対電力要求のためにNセットのYインジケータおよびN個の2ビット状態を維持してもよい。その後、各TFCは特定の相対電力要求αと関連付けてもよい。各TFC選択間隔に対して、相対電力要求と関連し、サポートされた状態(あるいは過剰電力状態)にある、すべての設定されたTFCを有効なTFCとして識別してもよい。
上記のように、W−CDMA標準仕様はアップリンク上で圧縮モードをサポートし、これによって端末がユーザ特定データを短縮された時間期間内で送信する。より効率的にシステムリソースを分配するためのスキームの一部として、システムは端末に命令して、端末がサポートすることができる他の周波数および/または他の無線アクセス技術(RAT)上の基地局を監視させることができる。端末が端末の能力に基づき必要として要求された測定を行なうことができるために、システムは端末に圧縮モードで動作するように命令することができる。
図5はW−CDMA標準仕様にしたがった圧縮モード送信を図示する図である。圧縮モードでは、それぞれ512aおよび512bである交互の送信ギャップパターン1および2からなる、送信ギャップパターンシーケンス510にしたがって、端末からユーザ特定データが送信される。各送信ギャップパターン512は、ゼロまたはそれより多くの非圧縮フレームが続くひと続きの1つ以上の圧縮フレームを備える。各圧縮フレームは1つ以上の圧縮送信と送信ギャップのすべてまたは一部とを含む。各送信ギャップは完全に単一の(10ミリ秒の)フレーム内にあってもよくまたは2つのフレームにまたがってもよい。各圧縮フレームのためのデータは圧縮送信で送信され、各非圧縮フレームのためのデータは全フレームにわたって送信される。各フレームは0から14の番号が付けられた15の等しいスロットにさらに分割され、各スロットは0.667ミリ秒の期間を有する。
各送信ギャップパターンのための圧縮フレームのひと続きは1つまたは2つの送信ギャップ514によって中断される圧縮データ送信を含む。送信ギャップパターンシーケンス510のためのパラメータは以下のとおりである。
・ TGSN(送信ギャップ開始スロット番号)−送信ギャップパターン(スロット1から14)の第1の無線フレーム内の第1の送信ギャップスロットのスロット番号。
・ TGL1(送信ギャップ長さ1)−送信ギャップパターン(スロット1から14)内の第1の送信ギャップの期間。最大で7つの送信ギャップスロットを1つのフレームに含むことができるので、もしTGL1>8である場合、送信ギャップのためのスロットを2つのフレームにわたって配分する必要がある。
・ TGL2(送信ギャップ長さ2)−送信ギャップパターン(スロット1から14)内の第2の送信ギャップの期間。TGL1と同じ制限が適用になる。
・ TGD(送信ギャップ距離)−送信ギャップパターン(15から269のスロット、または1からほぼ18フレーム)内の2つの連続する送信ギャップの開始スロット間の期間。
・ TGPL1(送信ギャップパターン長さ1)−送信ギャップパターン1(1から144フレーム)の期間。
・ TGPL2(送信ギャップパターン長さ2)−送信ギャップパターン2(1から144フレーム)の期間。
圧縮モードは、すべてここに参考のため組み込まれる、ドキュメント番号3GPP TS 25.212−370(セクション 4.4)、25.213−360(セクション 5.2.1および5.2.2)および25.215−380(セクション 6.1)にさらに記載されている。
図6はW−CDMA標準規格でサポートされた圧縮モードでのデータ送信を図示する図である。図6に示す例では、非圧縮フレームk、k+2およびk+3は、これらの非圧縮フレームに使用するために選択したTFCに要求される特定の送信電力α・Prefで送信される。送信ギャップがあるため、圧縮フレームk+1のデータは短縮された時間期間内で送信される。圧縮フレームに要求されるE/Nを達成するために、圧縮モード用のデータレートにおける増加に関連した量だけ圧縮フレームk+1の送信電力を増加させる。
送信ギャップの存在は所定のTFCを確実に送信するために要求される電力量に影響を与えるため、圧縮モードはTFC選択プロセスに直接の影響がある。TTIが圧縮フレームを含む場合、設定されたTFCの相対電力要求αのそれぞれは、このTTIに含まれる送信ギャップの詳細に依存して、ある特定量だけ増加する。したがって、Y個の以前の測定期間の非圧縮フレームについてY個のインジケータを得た場合、これらのインジケータは圧縮フレームについては有効ではないであろう。
圧縮モードでは、このように多数の圧縮および/または非圧縮フレームの“組合せ”が各TFCのために可能であってもよい。このような組合せのそれぞれは、所定のTFC間隔のTFCのために1つ以上のアクティブトランスポートチャネル上で送信される圧縮および/または非圧縮フレームの特定の組合せに相当する。TFC間隔はそのトランスポートチャネル上でデータがこのTFCによって送信されるトランスポートチャネルのいずれかのうち最長のTTIである。各組合せはさらに特定の相対要求送信電力レベルに関連付けられる。2つの組合せは、これらが異なる相対送信電力要求と関連する場合、所定のTFCに対して異なっていると考えられる。これは、そのトランスポートチャネル上でデータがこのTFCによって送信されるトランスポートチャネルの1つのTTI長さのいずれかに対して、このTTIにわたる送信ギャップの合計が2つの“組合せ”について異なる場合、一般的に当てはまる。
各TFCに対するの特定の数の可能性ある組合せは、(1)アクティブトランスポートチャネルのために使用される送信ギャップパターンの数、(2)トランスポートチャネルのTTI、(3)送信ギャップ長、(4)各パターンの送信ギャップ間の距離、および(5)異なるパターンの周期性(例えば、他のパターンに関連する各パターンの“スライド”)のような様々な要因に依存する。
例として、以下のパラメータで特定の圧縮モードのケースを検討する。
・ トランスポートチャネルに影響する、物理チャネルに対する3つのアクティブ圧縮モードパターン
・ すべての設定された40ミリ秒のTFCにわたる平均最長TTI長
・ 各パターンに対する単一送信ギャップ長(すなわち、送信ギャップ1および2に対して同じ長さ)
・ 異なるパターンに対する異なる送信ギャップ長(すなわち、異なるパターンの送信ギャップ1に対して異なる長さ)および
・ 送信ギャップパターンの1つに関して、送信ギャップ間の距離は20ミリ秒である。
上記のケースに対して、各TFCの圧縮モード用の異なる組合せの平均数は11個であることを示すことができ、これは3個(単一送信ギャップ)プラス3個(異なるパターンからの2つの送信ギャップ)プラス1個(同じパターンからの2つの送信ギャップ)プラス1個(異なるパターンからの3つの送信ギャップ)プラス2個(同じパターンからの2つの送信ギャップおよびその他のパターンからの1つ)プラス1個(4つの送信ギャップ、2つは同じパターンから)を含む。このように、この特定の圧縮モードのケースに対して、設定されたTFCのそれぞれのために12個の異なる組合せ(すなわち、圧縮モード用の11個の組合せおよび通常モード用の1つ)が可能である。上記の仮定に基づいて、これらの組合せのそれぞれは異なる累積送信ギャップ長さ、およびそれゆえに、異なる相対電力要求αに対応するであろう。
発明の観点は、圧縮モードおよび通常モード用のすべての設定されたTFCの中から有効な(すなわち、サポートされた)TFCを決定するための様々な技術を提供する。これらの技術は(以下に記載するように様々なフォームで)十分な履歴情報を維持し、TTIが圧縮送信を含むかどうかにかかわらず、TFC認定を正確に行なうことができる。多数のTFC認定スキームが以下に記載される。W−CDMAに規定されかつ図4に記載されているアルゴリズムに関連してこれらのスキームを適用してもよく、これによってTFCを確実に送信できるかどうかの決定はY個の以前の測定期間に対するTFCの要求送信電力および最大利用可能送信電力に依存する。
第1のTFC認定スキームにおいて、圧縮モードを使用する場合、多数の送信電力要求状態が各TFCの多数の組合せに対して維持され、上記のとおり状態の数はTFCの異なる組合せの数に等しい。所定のTFCの異なる組合せは確実な送信のために異なる送信電力レベルを要求し、したがって異なる相対電力要求
Figure 2005510120
と関連する。各TFCの異なる組合せは事前に決定してもよく、その後、対応する相対電力要求
Figure 2005510120
を各組合せのために決定してもよい。
もし圧縮および通常モード用の各TFCの異なる組合せの平均数がNであり、設定されたTFCの数がNである場合、すべてのTFCのすべての組合せのためのインジケータに必要なビット数はN・N・Yである。例えば、TFCセットが128個のTFC(例えば、384kbpsクラスのUE)を含み各TFCの異なる組合せの平均数が12の場合、圧縮モード用の11個の異なる組合せおよび通常モード用の1つの組合せに対するインジケータを記憶するために12・128・Y=1536・Yビットを使用することができる。
図7は、第1のTFC認定スキームにしたがって、システムによってサポートされかつ使用するために選択できるTFCを決定するプロセス700の実施形態の流れ図である。最初に、ステップ712において、設定されたTFCのそれぞれに対して可能性ある異なる組合せが識別される。このような組合せのそれぞれは、データ送信のために使用される圧縮および/または非圧縮フレームの特定の組合せに相当し、望ましい性能レベルを達成するために要求される特定の送信電力レベルに関連する。データ送信のために通常モードだけを使用する場合、各TFCについて1つの組合せだけが存在する(すなわち、送信ギャップはない)。しかしデータ送信のために圧縮モードを使用する場合、各TFCについて、圧縮および/または非圧縮フレームの複数の組合せが可能であり、ステップ712において識別される。各TFCの異なるTFCの数は、上記の通り、トランスポートチャネルの圧縮モード送信のために規定されるパラメータ値に依存する。
その後ステップ714で、各TFCのそれぞれの組合せに関連する相対電力要求
Figure 2005510120
が決定される(すなわち、
Figure 2005510120
はi番目のTFCのj番目の組合せに対する相対電力要求である)。相対電力要求は、組合せを使用するために選択した場合、この組合せのために要求される相対送信電力を示す。各TFCについて、圧縮モード用の各組合せに対する相対電力要求
Figure 2005510120
は通常モード用の組合せに対する相対電力要求よりも大きく、相対電力要求における差は圧縮モードでの圧縮フレームのデータレートおよび通常モードでの非圧縮フレームのデータレートに関連する。特に、通常モード用の相対電力要求は3GPPドキュメント番号25.214−360、セクション 5.1.2.5.3に記載され、圧縮モード用はセクション 5.1.2.5.4に記載されている。ステップ712および714は圧縮モードに入るとすぐに行なうことができる設定ステップである。
その後、各測定期間に対して各TFCのそれぞれの組合せの状態が更新される。これはステップ722で各TFCのそれぞれの組合せに対するインジケータを得ることで(例えば、
Figure 2005510120
の比較を行なうことで)達成できる。その後ステップ724で、各TFCのそれぞれの組合せの状態は、新たに得られたインジケータに一部基づいて更新され、図4に示す状態図に基づいて決定することができる。
その後、すべての設定されたTFCのサポートされた組合せが各TFC選択間隔での可能性ある使用のために選択される。これはステップ732で、N個の異なる組合せの中から各TFCに対して次に来る間隔に適用可能な特定の組合せを識別することで達成できる。ステップ732で、N個の組合せがN個のTFCに対して次に来る間隔に適用可能として識別される。その後ステップ734で、サポートされた状態(およびおそらく過剰電力状態)にあるすべての適用可能な組合せのTFCが有効なTFCとして選択される。
第2のTFC認定スキームにおいて、2つの送信電力要求状態が通常および圧縮モード用の各TFCのために維持される。圧縮モードにおいて各TFCのために多数の組合せが可能であるが、最悪のケースの送信電力要求は圧縮フレームにおいて送信ギャップが15スロットの中から7スロットを表すとき発生する。この場合、圧縮フレームのデータは全15スロットの代わりに8スロット内で送信する必要があり、圧縮フレームに要求されるE/Nを達成するためにほぼ2倍の量の送信電力(または3dBの追加送信電力)が必要である。このように、各TFCのために、単一の追加送信電力要求状態を、圧縮モード用のTFCの最悪のケースの送信電力要求に相当する、相対電力要求αmax,iについて維持してもよい。実施形態においては、圧縮モード用の相対電力要求αmax,iを通常モード用の相対電力要求αより約2倍(または3dB)高く設定してもよい。通常および最悪のケースの相対電力要求の間の差としてその他の値を(3dBの代わりに)用いてもよく、これは発明の範囲内である。
各TFCの2つの送信電力要求状態を(第1のTFC認定スキームによって維持されたN個の状態の代わりに)維持すると、バッファリングおよび処理要求を著しく低減することができる。上記の例としてN=12を用いると、第1のスキームによって維持した12個の状態に対して第2のスキームによって各TFCのために2つの状態だけを維持するので、バッファリングおよび処理において6から1への低減を達成する。
圧縮モードでのすべての可能性ある組合せの各TFCに対して単一の追加相対電力要求αmax,iを使用すると、圧縮フレームでのTTIのためのTFCの悲観的な選択という結果になる。これはαmax,iよりも小さい相対電力要求での選択はαmax,iでも表されるからである。別の実施形態では、圧縮モードでのすべての可能性ある組合せのために要求される平均送信電力に相当する平均相対電力要求αavg,iについて、追加送信電力要求状態が維持されてもよい。この平均相対電力要求αavg,iは所定のTFCのすべての可能性ある組合せのための相対電力要求の平均として計算してもよく、それは以下のように表すことができる。
Figure 2005510120
あるいは、平均相対電力要求αavg,iを所定のTFCのすべての可能性ある組合せに対する相対電力要求の加重平均として計算してもよく、それは以下のように表すことができ、
Figure 2005510120
ここで
Figure 2005510120
はi番目のTFCのj番目の組合せの出現度数であってもよい。一般的に、加重値の合計は1(1.0)に等しい。各TFCに対して、端末が、加重値
Figure 2005510120
および/または平均相対電力要求αavg,iを決定してもよい。あるいは、基地局が、加重値
Figure 2005510120
および/または平均相対電力要求αavg,iを決定し、端末に信号で(例えば、レイヤ3のシグナリングを使用して)送ってもよい。
一般的に、各TFCの圧縮モード用の追加送信電力要求状態が、圧縮モード相対電力要求αcm,iに対して、維持されてもよい。このαcm,iは通常モード用の相対電力要求αref,i掛けるオフセットαoffset,i(すなわち、αcm,i=αref,i・αoffset,i)として規定することができる。このオフセットは一般的にはゼロ(0.0)から最悪のケースの追加相対電力要求(すなわち、
Figure 2005510120
)まで及ぶ。端末が各TFCのオフセットを決定してもよく、またはシステムが決定し端末へ信号で送ってもよく、またはその他の手段で決定してもよい。
第3のTFC認定スキームにおいて、通常および圧縮の両モード用の各TFCに対して、単一の送信電力要求状態が維持される。この単一送信電力要求状態を、圧縮モード相対電力要求αcm,iに対する各TFCについて、維持してもよく、αcm,iは上記のように規定することができる(すなわち、αcm,i=αref,i・αoffset,i)。さらに、各TFCの圧縮モード用のオフセットは、様々な手段で決定および/または提供してもよく、TFCのすべての組合せの最悪のケースの相対追加電力要求、平均相対追加電力要求、またはその他の値を示してもよい。
第4の認定スキームにおいて、“ビン”のセットのために、多数の送信電力要求状態を維持する。このようなビンのそれぞれは特定の相対電力要求に相当する。各TFCのそれぞれの組合せは特定の相対要求送信電力と関連し、それゆえに特定のビンと関連してもよく、このビンのために維持された送信電力要求状態をさらに利用してもよい。
圧縮および通常モード用のすべてのTFCに対する最大から最小の相対電力要求をカバーする、すべてのTFCの相対電力要求の合計レンジは一般的には非常に大きくはない(例えば、一般的には30dBよりもずっと少ない)。さらに、送信電力測定のために特定された正確さは非常に正確なものではない(例えば、0.5dBかこれより悪い)。このように、圧縮および通常モード用のすべてのTFCのすべての可能性ある組合せに対する相対電力要求を表すために、特定量(つまりビンサイズ)だけ離して間隔をあけた比較的少数のビンだけで十分である。その後、限られた数の送信電力要求状態がこれらのビンに対して維持されてもよく、各ビンに対する送信電力要求状態がそのビンに関連したすべての組合せによって参照されてもよい。
例として、すべてのTFCの相対電力要求の合計レンジが30dBであり、0.5dBのビンサイズを使用する場合、30dBのレンジをカバーする61個のビンのために、61個の送信電力要求状態を維持してもよい。これはN=128を用いてそれぞれ上述した第1および第2のスキームを使用して維持するために必要な1536個および256個の状態から著しい低減を表すであろう。これらの状態のそれぞれを維持する必要があるので、処理要求もまた比例的に低減する。
相対電力要求のための30dBの合計レンジはあまりにも控えめな見積もりを表す可能性がある。合計レンジは、(コントロールオーバーヘッドなしと仮定して)基準送信のデータレートに対する、すべてのTFCのすべての組合せについての最高データレートの比で制限される。ほとんどのケースに関して、この比は10から1またはそれより小さくてもよく、これらのケースにおいて合計レンジは10dBかそれより小さいものにすぎないであろう。さらに、最大利用可能送信電力Pmaxの見積もりは正確に2dB以内であることが要求されるので、0.5dBよりさらに粗いビンサイズをまた使用してもよい。したがって、より少ない合計レンジおよび/またはより粗いビンサイズに対してはさらにより少ないビンが必要であろう。一般的に、任意の数のビンが維持されてもよく、ビンサイズは均一であるかまたは変化してもよい。ビンの特定の値はシステム要求に基づいて決定してもよい。
図8はビンのセットのために維持された送信電力要求状態に基づいて、システムによってサポートされかつ使用するために選択できるTFCを決定するプロセス800の実施形態の流れ図である。最初に、基準送信電力レベルに対する送信電力レベルのセットに関連するビンのセットαbin,iが規定される。上述の例に関して、30dBのレンジのために61個のビンを規定し、ビンは0.5dBだけ離して間隔をあける。ビンを一度規定しその後端末とシステムの間の各通信のために使用してもよい。ビンは最大のビンから最小のビンへ減少する順番で記憶してもよい。
図4に関して上述したように、ビンのセットのための送信電力要求状態が通信の間維持される。ステップ812において、特に、各測定期間に対して、各ビンについて式αbin,i・Pref>Pmaxが計算され、そのビンの対応したインジケータが得られる。このインジケータはビンが要求する送信電力レベルが最大利用可能送信電力でサポートされているかどうかを示す。その後ステップ814において、各測定期間について、新たに得たインジケータおよびビンのために以前得たY−1個の他のインジケータに基づいて各ビンの状態がそれに応じて更新される。
各TFC選択間隔に対して、設定されたTFCの状態が決定される。これは、ステップ822で、TFCを使用するときに、次に来る間隔のために各TFCに要求されるE/Nを達成するために必要な相対追加送信電力を第1に決定することで達成できる。αadd,iが相対追加送信電力を表し、αref,iがi番目のTFCの通常モード用の相対電力要求を表す場合、i番目のTFCについて次に来る間隔のための相対電力要求α
Figure 2005510120
として決定できる。相対追加送信電力αadd,iは次に来る間隔の任意の送信ギャップの存在に依存し、これに対処するものである。次に来る間隔に送信ギャップがない場合、αadd,i=1である。ステップ824で、式(2)に示すように各TFCに対する相対電力要求αが決定される。
その後ステップ826で、相対電力要求αに相当する、各TFCの特定のビンαbin,iが識別される。各TFCのためのビンは、
αbin,i=round(α
として決定でき、ラウンディングは次に小さなビンに対するものである。その後ステップ828で、次に来る間隔に対する各TFCの状態を、TFCの相対電力要求αに対応するビンαbin,iの状態に等しく設定する。
その後、次に来る間隔においてサポートされるTFCが識別される。これは、ステップ832で、サポートされた状態(およびおそらく過剰電力状態)にあるすべてのTFCを有効なTFCとして選択することで達成できる。
第4のTFC認定スキームはいくつかの利点を提供する。第1に、すべての設定されたTFCに対してより少ない数の送信電力要求状態を維持すればよいので、要求されるバッファリングおよび処理の量を減らすることができる。第2に、すべての可能性ある組合せを事前に決定する必要がない。その代わり、評価されている間隔に送信ギャップが存在する時にこれらの組合せ決定すればよい。第3に、Y個の最新の測定期間に対するインジケータはすべてのTFCのすべての可能な組合せに利用可能であるので、圧縮モードに入るとすぐに(すなわち、処理遅延なく)、圧縮モード用のTFCの状態を決定することができる。それに対し、第1および第2のスキームは相対電力要求が知られた時にインジケータの記憶を開始し、これは状態を決定できる前にY個の測定期間の遅延となる可能性がある。第4に、バッファリング要求はTFCの数とともに増加せず、処理要求は第1のスキームに関するものよりもより緩やかに増加する。
第5の認定スキームにおいて、Y個の測定期間に対して、相対電力要求“閾値”のセットを決定して維持し、設定されたTFCのそれぞれの状態を決定するために使用する。実施形態において、相対電力要求閾値は基準送信のために要求される送信電力に対する最大利用可能送信電力の比として規定する。各測定期間に対して、相対電力要求閾値αth(k)は、
Figure 2005510120
として決定することができ、Pref(k)はk番目の測定期間に対する基準送信に要求される送信電力である。端末の最大利用可能な送信電力が一定(システムが調整しない限り一般的にはそのとおりである)である場合、相対電力要求閾値は基準送信のために要求される送信電力を示し、それに関連する。相対電力要求閾値αth(k)はTFC相対電力要求αに関するものと同じダイナミックレンジおよび正確さを有するはずである。このように、相対電力要求閾値は第4のスキームにおけるビンに関するものと同様なバッファリング要求を有する。
Y個の相対電力閾値のセットとともに、圧縮モードにおける各TFCの可能性ある各組合せのためにある(例えば、2ビットの)状態を維持してもよい。あるいは、それぞれ異なる(概念で上述のビンと類似する)相対電力要求に対してある状態を維持してもよい。さらに、各可能性ある組合せのために、またはそれぞれ異なる相対電力要求(またはビン)のために、タイマを維持してもよい。過剰電力状態とブロックされた状態との間の移行を決定するためにタイマが使用される。
各TFC選択間隔に対して、次に来るTFC間隔の各TFCに適用可能な組合せを最初に識別する。その後、各TFCに適用可能な組合せの状態は、(1)適用可能な組合せによって要求される相対追加送信電力、αadd,i(2)TFCの通常モード用の相対電力要求αref,i(3)Y個の相対電力要求閾値のセット、および(4)組合せまたは関連するビンのために維持される(2ビット)状態およびタイマ、に基づき決定される。
図9は、Y個の測定期間に対して決定される相対電力要求閾値のセットに基づいて、システムによってサポートされかつ使用するために選択できるTFCを決定するプロセス900の実施形態の流れ図である。簡単にするため図9には示していないが、各TFCのそれぞれの組合せの状態をサポートされた状態に初期化する。ステップ912で、各測定期間に対して、相対電力要求閾値αth(k)が式(3)に示すように決定され、バッファに記憶される。図9に示した実施形態に関して、ステップ914で、タイマが過剰電力状態における各組合せのために維持され、このタイマがまた各測定期間に対して更新される。ステップ912および914を各測定期間に対して行なう。
各TFC選択間隔に対して、ブロック920におけるステップに従って、各TFCのそれぞれ適用可能な組合せの状態が決定される。これは、ステップ922で、それぞれ適用可能な組合せに対して次に来る間隔に要求されるE/Nを達成するために必要な相対追加送信電力αadd,iを第1に決定することで達成できる。その後ステップ924で、式(2)に示すように、通常モード用の相対追加送信電力αadd,iおよび相対電力要求αref,iに基づいて、それぞれ適用可能な組合せに対する次に来る間隔の相対電力要求αを決定してもよい。その後、以下に1つの例の組合せとして記載されるステップ932から954に基づいて、それぞれ適用可能な組合せの状態が決定される。
ステップ932で、適用可能な組合せはサポートされた状態にあるかどうか、および組合せの相対電力要求αは、最後のY個の測定期間のうちX個よりも多くに対して、相対電力要求閾値αth(k)よりも大きいかどうか、が決定される。もし答えがそのとおりである場合、その後ステップ934で、組合せが過剰電力状態に設定され、ステップ936で組合せのタイマがリセットされる。プロセスはその後ステップ962に進む。
そうでなければ、ステップ942で、組合せが過剰電力状態にあるかどうか、およびその関連するタイマがTblockより大きいかどうかが決定される。もし答えがそのとおりである場合、ステップ944で、組合せをブロックされた状態に設定する。プロセスはその後ステップ962に進む。
そうでなければ、ステップ952で、Y個の測定期間について、組合せの相対電力要求αが相対電力要求閾値αth(k)に等しいかまたはそれより小さいかどうかが決定される。もし答えがそのとおりであれば、その後ステップ954で組合せがサポートされた状態に設定される。
再度説明すると、それぞれ適用可能な組合せのためにステップ932から954を行なう。すべての適用可能な組合せに対してこれらのステップを完了すると、プロセスはステップ962に進み、次に来る間隔においてサポートされるTFCを識別する。これは、ステップ962で、サポートされた状態(およびおそらく過剰電力状態)において適用可能な組合せを有するすべてのTFCを有効なTFCとして選択することで達成できる。
第5のスキームに関して、各TFC(または各ビン)のそれぞれの組合せのためおよび各TFC選択間隔のために、Y個のすべての測定期間にわたる比較が行なわれる。第5のスキームは第4のスキームについて上に列挙した利点の多くを提供することができ、これには、低減した(相対電力要求を記憶するための)バッファリング要求や、バッファリング要求における追加の増加をほとんどまたはまったく無しですべての可能性あるTFCおよびそれらの組合せをカバーする柔軟性が含まれる。
第5のスキームの上記の記載において、相対電力要求閾値αth(k)得られて記憶される。他の実施形態では、基準送信のために要求される送信電力を示す(またはそれに関連する)他の値が得られて記憶されてもよい。例えば、最大利用可能送信電力Pmaxとともに、要求された送信電力Pref(k)それ自体が記憶されてもよい。所定のTFCの状態を決定するために、TFCのために要求される送信電力は最初、α・Pref(k)として得られてもよく、その後最大利用可能送信電力Pmaxに対して比較される。比較から得られたインジケータはその後TFCの状態を決定するために使用してもよい。
設定されたTFCのうちどれが端末およびチャネル状態によってサポートされる(すなわち、要求された(E/N)を達成することができる)かを決定するために、上記の様々なTFC認定スキームを使用してもよく、したがって次に来る間隔において使用するために選択してもよい。これらのスキームは通常モード、圧縮モードおよび両方のモード用に使用してもよく、送信ギャップが間隔に存在するかどうかに依存して、次に来る間隔において所定のTFCがサポートされるかどうかを宣言するための異なる手段を効果的に実行することができる。他のTFC認定スキームまたはここに記載されたスキームの変形がまた実行されてもよく、それらはやはり発明の範囲内である。
明確にするために、TFC認定スキームはまたW−CDMAに規定され図4に記載された特定のアルゴリズムに対して説明され、これによって、最後のY個の測定期間のうちのX個よりも多くに対して、TFCの要求送信電力α・Prefが、最大利用可能送信電力Pmaxより大きくない場合、TFCがサポートされているとみなされる。ここに記載されたTFC認定スキームはまた他のアルゴリズムと関連して使用してもよく、これは発明の範囲内である。
ここに記載されたTFC認定技術はW−CDMAシステムのアップリンク送信のために有利に実行することができる。これらの技術またはそれらの変形はダウンリンクのためおよび/または他のCDMAシステムにおいて使用するために採用してもよく、これは発明の範囲内である。
ここに記載された技術を様々な手段で実行してもよい。例えば、これらの技術はハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実行してもよい。ハードウェアの実行に関して、これらの技術のすべてまたは一部を実行するために使用される要素を、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ−コントローラ、マイクロプロセッサ、ここに記載された機能を行なうように設計されたその他の電子ユニット、またはそれらの組合せ内で、実行してもよい。
ソフトウェアの実行に関して、ここに記載された技術をここに記載の機能を行なうモジュール(例えば、手順、機能等)で実行してもよい。ソフトウェアコードをメモリユニット(例えば、図1のメモリ132または162)に記憶してもよく、プロセッサ(例えば、コントローラ130または160)で実行してもよい。メモリユニットはプロセッサ内またはプロセッサの外部で実行してもよく、その場合メモリユニットは技術的に知られている様々な手段を通じてプロセッサに通信で結合する。
開示された実施形態のこれまでの記述は当業者が本発明を作成または使用することを可能にするために提供される。これらの実施形態への様々な修正は当業者に容易に明らかであり、ここに規定された一般的な原理を発明の精神または範囲から逸脱することなくその他の実施形態に適用してもよい。このように、本発明はここに示された実施形態に限定すると意図していないが、ここに開示された原理および新規な特徴と矛盾しない最も広い範囲を与えられるべきである。
図1は基地局と端末の実施形態の簡略化されたブロック図である。 図2はW−CDMA標準規格にしたがったアップリンクデータ送信のための端末における信号処理の図である。 図3は異なるトランスポートチャネルのために使用可能な多数の異なるトランスポートフォーマットを図示する。 図4はW−CDMAによって規定された、設定されたTFCのそれぞれの可能性ある状態の状態図である。 図5はW−CDMAにしたがった圧縮モード送信を図示する図である。 図6は圧縮モードでのデータ送信を図示する図である。 図7は各TFCの複数の組合せのために維持された送信電力要求状態に基づいて、システムによってサポートされかつ使用するために選択できるTFCを決定するプロセスの実施形態の流れ図である。 図8はビンのセットのために維持された送信電力要求状態に基づいて、システムによってサポートされかつ使用するために選択できるTFCを決定するプロセスの実施形態の流れ図である。 図9は相対電力要求閾値のセットに基づいて、使用するためにサポートされたTFCを決定するプロセスの実施形態の流れ図である。

Claims (41)

  1. 無線通信システムで使用するためにサポートされたトランスポートフォーマット組合せ(TFC)を決定する方法であって、
    1つ以上のTFCのそれぞれについて、複数の組合せのそれぞれに対して、要求される送信電力を決定し、各TFCはデータ送信のためのパラメータ値のセットに対応し、各TFCのそれぞれの組合せはデータ送信のための特定送信レベルに対応し、
    前記組合せに対して要求される送信電力および最大利用可能送信電力に基づいて各TFCのそれぞれの組合せの状態を決定し、
    それぞれの組合せの前記状態に基づいて、次に来る間隔に対して使用する可能性がある少なくとも1つのTFCのそれぞれのために1つの組合せを選択することを含む方法。
  2. 各TFCに対する複数の可能性ある組合せは通常モード用の1つの組合せおよび圧縮モード用の少なくとも1つの組合せを備える請求項1の方法。
  3. 各TFCのそれぞれの組合せに対する前記特定送信レベルは圧縮モード用に規定された送信ギャップパラメータ値によって決定される請求項2の方法。
  4. 各TFCのそれぞれの組合せに対する前記特定送信レベルは1つ以上のトランスポートチャネル上で送信される1つ以上のフレームの特定のセットに対して決定される請求項2の方法。
  5. 各TFCに対して次に来る間隔に適用可能な特定の組合せを、複数の可能性ある組合せの中から識別することをさらに備え、少なくとも1つの適用可能な組合せは次に来る間隔の可能性ある使用のために選択される請求項2の方法。
  6. 各TFCのそれぞれの組合せは複数の可能性ある状態の1つにある請求項5の方法。
  7. 前記複数の可能性ある状態はサポートされた状態、過剰電力状態およびブロックされた状態を含む請求項6の方法。
  8. 前記サポートされた状態での適用可能な組合せは次に来る間隔のための可能性ある使用のために選択される請求項7の方法。
  9. 各TFCのそれぞれの組合せに対して要求される前記送信電力は前記組合せおよび基準送信に対して要求される送信電力に関連する相対電力要求に基づいて決定される請求項1の方法。
  10. 各TFCのそれぞれの組合せについて、組合せに対して要求される前記送信電力が最大利用可能送信電力によってサポートされるかどうかを示す各測定期間に対するインジケータを得ることをさらに備え、各TFCのそれぞれの組合せの前記状態はY個の測定期間に対するインジケータに基づいて決定される請求項1の方法。
  11. 各TFCのそれぞれの組合せについて、Y個の測定期間に対するインジケータを記憶することをさらに備えた請求項10の方法。
  12. 各TFCの前記複数の可能性ある組合せは通常モード用の1つの組合せおよび圧縮モード用の1つの組合せを備える請求項1の方法。
  13. 各TFCの圧縮モード用の前記組合せはTFCの前記圧縮モードにおける最大要求送信電力と関連する請求項12の方法。
  14. 各TFCの圧縮モード用の前記組合せはTFCの前記圧縮モードにおける平均要求送信電力と関連する請求項12の方法。
  15. 各TFCのそれぞれの組合せについて、前記組合せに対して要求される送信電力が最大利用可能送信電力によってサポートされるかどうかを示す各測定期間のインジケータを得ることをさらに備え、各TFCのそれぞれの組合せの前記状態はY個の測定期間に対するインジケータに基づいて決定される請求項12の方法。
  16. 各TFCの2つの組合せについて、Y個の測定期間に対するインジケータの2つのセットを記憶することをさらに備える請求項15の方法。
  17. 前記無線通信システムはW−CDMAシステムである請求項1の方法。
  18. 1つ以上のTFCのそれぞれについて、複数の組合せのそれぞれに対して、要求される送信電力を決定し、各TFCはデータ送信のためのパラメータ値のセットに対応し、各TFCのそれぞれの組合せはデータ送信のための特定送信レベルに対応し、
    前記組合せに対して要求される前記送信電力および最大利用可能送信電力に基づいて各TFCのそれぞれの組合せの状態を決定し、
    それぞれの組合せの前記状態に基づいて、次に来る間隔に対して使用する可能性がある少なくとも1つのTFCのそれぞれのために1つの組合せを選択するために、
    デジタル情報を解釈することができるデジタルシグナルプロセッシングデバイス(DSPD)と通信可能に結合されたメモリ。
  19. 無線通信システムで使用するためにサポートされたトランスポートフォーマット組合せ(TFC)を決定する方法であって、
    複数のビンのそれぞれについて、前記ビンに対して要求される送信電力が最大利用可能送信電力によってサポートされるかどうかを示す、各測定期間に対するインジケータを得て、
    次に来る間隔について、前記TFCに対して要求される送信電力に基づいて、1つ以上のTFCのそれぞれに対して次に来る間隔に適用可能な特定のビンを、前記複数のビンの中から、特定し、
    前記TFCに適用可能な前記ビンに対して得られたインジケータに基づいて、前記次に来る間隔のために各TFCの状態を決定し
    各TFCの前記状態に基づいて、前記次に来る間隔に対して使用する可能性がある1つ以上のTFCを選択することを含む方法。
  20. 各ビンの状態を維持し、
    前記ビンに対して得られたインジケータに基づいて、各測定期間に対して各ビンの前記状態を更新し、
    各TFCの前記状態を、前記TFCに適用可能な前記ビンの状態に等しく設定することをさらに備えた請求項19の方法。
  21. 前記複数のビンは基準送信電力レベルに関連する複数の送信電力レベルのために規定される請求項19の方法。
  22. 各TFCに対して要求される送信電力はデータ送信のために通常モードまたは圧縮モードを使用するどうかに依存する請求項19の方法。
  23. 各TFCに対して要求される送信電力は前記次に来る間隔において前記TFCのために送信される1つ以上のフレームの特定のセットにさらに依存する請求項22の方法。
  24. 前記複数のビンはすべてのTFCに対して要求される送信電力の範囲をカバーする請求項19の方法。
  25. 前記複数のビンは均一量で分離される請求項24の方法。
  26. 前記無線通信システムはW−CDMAシステムである請求項19の方法。
  27. 無線通信システムで使用するためにサポートされたトランスポートフォーマット組合せ(TFC)を決定する方法であって、
    各測定期間に対して、データ送信のために利用可能な送信電力を示す値を決定し、
    複数の測定期間に対して決定される複数の値に一部基づいて、次に来る間隔に対して1つ以上のTFCのそれぞれの状態を決定し、
    それぞれのTFCの前記状態に基づいて、次に来る間隔に対して使用する可能性がある1つ以上のTFCを選択することを備えた方法。
  28. 前記値は最大利用可能送信電力の基準送信のために要求される送信電力に対する比として決定される請求項27の方法。
  29. 各TFCに対して要求される送信電力を決定し、
    各TFCに対して要求される前記送信電力を、前記複数の測定期間に対する前記複数の値に対して、比較することをさらに備え、各TFCの前記状態は前記比較の結果に基づいて決定される請求項27の方法。
  30. 各TFCの前記状態は、前記複数の測定期間に対して決定される前記複数の値に基づいて、各間隔に対して新たに決定される請求項27の方法。
  31. 各TFCの前記状態を各TFCの現在の状態を記憶することで決定し、
    前記TFCの前記記憶された現在の状態および前記複数の測定期間に対して決定される前記複数の値に基づいて、各測定期間に対する各TFCの前記状態を更新する請求項27の方法。
  32. 前記無線通信システムはW−CDMAシステムである請求項27の方法。
  33. 1つ以上のTFCのそれぞれについて、複数の組合せのそれぞれに対して、要求される送信電力を決定し、各TFCはデータ送信のためのパラメータ値のセットに対応し、各TFCのそれぞれの組合せはデータ送信のための特定送信レベルに対応し、前記組合せに対して要求される送信電力および最大利用可能送信電力に基づいて各TFCのそれぞれの組合せの状態を決定し、それぞれの組合せの前記状態に基づいて、次に来る間隔に対して使用する可能性がある少なくとも1つのTFCのそれぞれのために1つの組合せを選択するように構成された無線通信システムにおけるデジタルシグナルプロセッサ。
  34. 各TFCのそれぞれの組合せに対して要求される送信電力を決定し、各TFCはデータ送信のためのパラメータ値のセットに対応し、各TFCのそれぞれの組合せはデータ送信のための特定送信レベルに対応し、前記組合せに対して要求される送信電力および最大利用可能送信電力に基づいて各TFCのそれぞれの組合せの状態を決定し、それぞれの組合せの前記状態に基づいて、次に来る間隔に対して使用する可能性がある1つ以上のTFCのそれぞれのために1つの組合せを選択するように動作するコントローラと、
    複数の測定期間に対する基準送信のために要求される前記送信電力に関連する複数の値を記憶するように動作するメモリとを備えた無線通信システムにおける送信機ユニット。
  35. 前記メモリは各TFCのそれぞれの組合せについて、前記複数の測定期間に対する値のセットを記憶するように動作する請求項34の送信機ユニット。
  36. 前記メモリは各TFCの2つの組合せについて、前記複数の測定期間に対する値の2セットを記憶するように動作する請求項34の送信機ユニット。
  37. 請求項34の前記送信機ユニットを備えた端末。
  38. 請求項34の前記送信機ユニットを備えた基地局。
  39. 無線通信システムにおけるシグナルプロセッシング装置であって、
    各TFCはデータ送信のためのパラメータ値のセットに対応し、各TFCのそれぞれの組合せはデータ送信のための特定送信レベルに対応し、1つ以上のTFCのそれぞれについて、複数の組合せのそれぞれに対して、要求される送信電力を決定する手段と、
    前記組合せに対して要求される送信電力および最大利用可能送信電力に基づいて各TFCのそれぞれの組合せの状態を決定する手段と、
    それぞれの組合せの前記状態に基づいて、次に来る間隔に対して使用する可能性がある少なくとも1つのTFCのそれぞれのために1つの組合せを選択する手段とを具備するシグナルプロセッシング装置。
  40. 無線通信システムにおけるデジタルシグナルプロセッサであって、
    複数のビンのそれぞれについて、要求される送信電力が最大利用可能送信電力によってサポートされるかどうかを示す各測定期間に対するインジケータを受取とり、
    次に来る間隔について、前記TFCに対して要求される送信電力に基づいて、1つ以上のTFCのそれぞれに対して次に来る間隔に適用可能な特定のビンを、前記複数のビンの中から、識別し、
    前記TFCに適用可能な前記ビンに対して得られたインジケータに基づいて、前記次に来る間隔のために各TFCの状態を決定し、
    各TFCの前記状態に基づいて、前記次に来る間隔に対して使用する可能性がある1つ以上のTFCを選択するように構成されたデジタルシグナルプロセッサ。
  41. 無線通信システムにおけるデジタルシグナルプロセッサであって、
    各測定期間に対して、データ送信のために利用可能な送信電力を示す値を決定し、
    複数の測定期間に対して決定される複数の値に一部基づいて、次に来る間隔に対して1つ以上のTFCのそれぞれの状態を決定し、
    それぞれのTFCの前記状態に基づいて、次に来る間隔に対して使用する可能性がある1つ以上のTFCを選択するように構成されたデジタルシグナルプロセッサ。
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