JP2005507734A

JP2005507734A - 腹腔鏡スプレーデバイスおよび使用方法

Info

Publication number: JP2005507734A
Application number: JP2003541471A
Authority: JP
Inventors: リチャードスペロ，; アティフヤーディムシー，; ゴードンエプステイン，
Original assignee: Baxter Healthcare SA
Current assignee: Baxter Healthcare SA
Priority date: 2001-10-05
Filing date: 2002-10-07
Publication date: 2005-03-24
Anticipated expiration: 2022-10-07
Also published as: CA2462498A1; WO2003039375A2; US20030069537A1; CA2462498C; AU2002363414B2; WO2003039375A3; US6921381B2; MXPA04003237A; EP1434524A2; JP4551659B2

Abstract

複数成分材料アプリケータから分配される複数成分材料をインビボの外科的部位に選択的に適用するための腹腔鏡スプレーデバイスが、開示される。このデバイスは、インターフェース部材、本体および取り外し可能なスプレー先端部を備え、このインターフェース部材は、複数の成分アプリケータに係合し得、この本体は、その中に少なくとも２つの管腔を有し、そしてこの検出可能なスプレー先端部は、この本体と流体連絡している。この検出可能なスプレー先端部は、その中に位置付けられる、少なくとも１つの可撓性混合部材を有する混合チャンバを備え、この可撓性混合部材は、混合チャンバ内で乱流を作製し得る。さらに、この少なくとも１つの混合部材は、混合チャンバから少なくとも２つの管腔への材料の逆流を防止する。本発明は、複数成分組織接着物を内部切開に遠隔操作によって適用する際に、特に有用である。

Description

【背景技術】
【０００１】
（発明の背景）
近年、最小侵襲性の外科手術技術が、複数の外科手術手順を実施するための従来の外科手術技術に対する代替物として出現している。最小侵襲性の手順は、従来の外科手術手順とは、複数のデバイスが小さな切開部を通して身体内に導入され得るという点が異なる。その結果、身体に対する外傷は大いに低減され、それにより、患者の回復時間が短縮される。
【０００２】
通常の最小侵襲性の外科手術の一例は、腹腔鏡外科手術手順を含む。腹腔鏡手順を用いて、ヘルニア、結腸機能不全、胃食道逆流性疾患、および胆嚢障害を処置し得る。代表的に、この手順を受けた患者は、外科手術を受けてから数時間後に帰宅する。
【０００３】
一般に、腹腔鏡手順は、目的の領域付近の患者の腹部に少なくとも１つの小さな切開部を作製することを必要とする。カニューレまたはトロカールは、血液の喪失を制限し、そして感染の可能性を減らすために、切開部に導入され得る。その後、種々の外科手術器具が、この切開部を通してこの患者の身体に挿入される。一般に、これらの器具は、外科医が患者の身体の内側を可視化し、そして患者の内部器官に接近するのを可能にする。現行の腹腔鏡外科手術器具としては、カメラ、鋏、解剖器具、把持具およびレトラクタが挙げられる。一般に、これらの器具は、特定の手順を行うために用いられる遠位先端部を有する細長本体に取り付けられたハンドルを備える。このハンドルは、患者の身体の外側に残っており、外科医が、この手順の間のこの器具の操作を制御するために用いられる。
【０００４】
最小侵襲性外科手術手順を行う場合に提示される１つの挑戦は、切断腹腔鏡器具によって患者の身体内に作製された切開部を閉鎖することに関する。従来の外科手術手順とは対照的に、切開部位への外科医の接近は、最小侵襲性手順の間、大いに低減される。その結果、患者の身体の外側で形成された縫合結び目を目的の領域へとインビボで前進させ得るいくつかの結び目プッシュデバイスが開発された。代表的には、縫合腹腔鏡検査デバイスは、患者の身体に挿入され、そして切開領域へと前進される。針は、種々の組織部分を介して切開部に近づくように前進させられ、それにより、縫合材料が組織に固定される。その後、この縫合デバイスは患者の腹部から除去され、縫合材料をこの組織に結合したまま残す。結び目が縫合材料において形成され、そして結び目プッシャによって切開部へと縫合材料に沿って前進され、それによって、この縫合結び目が適用される。一旦切開部が適切に縫合されると、外来縫合材料は腹腔鏡鋏で切り取られる。時折、この縫合結び目は、前進プロセスの間に縫合材料中でもつれることとなる。次いで、外科医は、このもつれた縫合材料をこの切開領域から除去して新たな縫合材料を再度取り付けることが必要とされ、それにより、感染の可能性および患者が麻酔に曝露されることが増大する。
【０００５】
近年、組織封止剤および他の生物学的接着物質の使用が、代替的な切開部閉鎖技術として出現している。好ましい組織封止剤としては、フィブリンが挙げられる。フィブリンは、トロンビンおよびフィブリノゲン材料から構成される。しかし、他の多成分材料が入手可能である。代表的に、接着材料の個々の成分は、単離されたレザバ中に保存される。混合された場合、これらの成分は、極めて迅速に凝集して、おそらく１０秒間または２０秒間以内に接着ゲルを生じ得る。身体の外部に適用された場合、または適用部位への相当のアクセスが可能である場合、この組織封止剤のこの迅速な凝集特性は歓迎される。最小侵襲性手順の間の使用が望ましいとはいえ、従来の組織封止剤および接着剤のこのような迅速に作用する特性は、腹腔鏡デバイスを通しての組織封止剤の適用の間の汚れまたは目詰まりの潜在的問題（これは代表的に、このデバイスの故障をもたらす）を提示している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
従って、複数成分組織封鎖剤を離れた位置からインビボの位置へと有効に送達し得るデバイスについての必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
（発明の簡単な要旨）
本発明は、腹腔鏡（ｌａｒａｏｓｃｏｐｉｃ）デバイスを通してインビボでの位置へと複数封止剤成分を有効に送達するという課題を解決する。当業者は、先行技術のデバイスに関連する汚れの問題も目詰まりの問題も伴わずに、ユーザが、離れた位置から、複数成分材料を患者の身体内の切開部位へと適用することを本発明が可能にすることを認識する。
【０００８】
１つの局面では、本発明は、腹腔鏡スプレーデバイスを提供し、この腹腔鏡スプレーデバイスは、複数成分材料アプリケータに取り外し可能に連結し得るインターフェース部材、このインターフェース部材と流体連絡している、少なくとも２つの管腔が形成された細長本体、およびこの材料をインビボで適用するための、スプレーを作製する際に有用な、この細長本体に連結した混合チャンバを有する、取り外し可能なスプレー先端部を備える。本発明の少なくとも１つの可橈性混合部材は、この混合チャンバ内に乱流を作製し、それによって、この複数成分材料の成分の衝突混合をもたらし得る。さらに、この少なくとも１つの可橈性混合部材を用いて、混合チャンバからの、この細長本体内のこの少なくとも２つ管腔への、材料の逆流を防止し得る。当業者は、材料アプリケータが複数の方法（スリップフィット（ｓｌｉｐ−ｆｉｔ）関係、ルアーロック関係、およびねじ様関係を含むがこれらに限定されない）で本発明に連結され得ることを認識する。
【０００９】
本発明の別の実施形態では、この腹腔鏡スプレーデバイスは、材料アプリケータに取り外し可能に連結し得るインターフェース部材、このインターフェース部材内の少なくとも２つの輸送管腔と流体連絡している少なくとも２つ管腔を有する細長本体、およびこの細長本体と取り外し可能に連結されており、この細長本体と流体連絡している、少なくとも１つの混合部材を含む混合チャンバを有するスプレー先端部を備える。このインターフェース部材はさらに、少なくとも２つの受容開口部が形成された少なくとも２つの連結部材を備える。この受容開口部は、材料アプリケータに連結し得、そしてこのインターフェース部材内に配置された少なくとも２つの輸送管腔と流体連絡している。この細長本体は、長手軸方向に滑動可能な外側本体部材内に配置された固定内側本体部材を備える。この固定内側本体部材は、取り外し可能なスプレー先端部を受け取るように適応させたスプレー先端部レシーバを備える。この滑動可能な外側本体は、スプレー先端部レシーバをそれぞれ覆うためおよび露出させるために前進および引き込みされ得る。本発明の少なくとも１つの可橈性混合部材は、この混合チャンバ内で乱流を作製し、それによって、この複数成分材料の成分の衝撃混合をもたらし得る。さらに、この少なくとも１つの可橈性混合部材を用いて、この混合チャンバからこの細長本体内の少なくとも２つ管腔への材料の逆流を防止し得る。
【００１０】
本発明はまた、複数成分材料を、少なくとも１つの可橈性混合部材と混合する方法を提供する。本発明を実施するために、ユーザは、少なくとも１つの可橈性混合部材を、材料混合チャンバの入り口近くに配置する。この混合チャンバは、複数成分供給源と流体連絡している少なくとも２つの成分管腔に取り付けられる。個々の成分は、別々の管腔を通してこの混合チャンバに向かって前進させられる。その後、この少なくとも１つの可橈性混合部材は、個々の成分と出会い、そしてこれらの成分を強制的に一緒にし、それによって、この混合チャンバ内に乱流を作製する。この混合チャンバ内での乱流の作製は、成分の衝突混合をもたらし、このことは、混合材料を生じる。衝突混合効果を増強することに加えて、この少なくとも１つの可橈性混合部材は、この混合チャンバからこの少なくとも２つの成分の管腔への材料の逆流を防止する。その後、この混合された材料は、この混合チャンバ内に形成された開口部を通して前進させられて、作業表面へと適用される。
【００１１】
本発明の他の目的、特徴、および利点は、以下の詳細な説明を考慮することにより、明らかになる。
【００１２】
（発明の詳細な説明）
本発明の種々の例示の実施形態の詳細な説明が、本明細書中に開示される。この説明は、制限する意味に解釈されるのではなく、本発明の一般的な原理を単に例示するためにのみになされる。この詳細な説明の節の表題および全体的な構成は、簡便さの目的のみのためであり、本発明を制限することを意図しない。
【００１３】
本発明の腹腔鏡スプレーデバイスは、患者の体内に位置する作業表面に複数成分流体を分配するための複数成分アプリケータと共に使用される。当業者は、本発明が、止血を達成するかまたは他の治療的結果を達成し得る複数成分組織封止剤（例えば、フィブリン）を分配するのに特に良く適しいていることを理解する。
【００１４】
本発明の腹腔鏡スプレーデバイスは、複数成分流体の遠隔適用を可能にするように設計される。当業者は、本発明が、複数のアプリケータ（例えば、複数レザバシリンジ型アプリケータ（例えば、ＢａｘｔｅｒＨｅａｌｔｈｃａｒｅＣｏｒｐｏｒａｔｉｏｎにより製造されるＤＵＰＬＯＪＥＣＴ^ＴＭシリンジ型アプリケータ）を含む）に機能的に連結するように適合され得ることを理解する。複数のサイズの複数のアプリケータと機能的に連結し得る腹腔鏡スプレーデバイスを製造することが、本発明の範囲内であることが予想される。
【００１５】
図１は、本発明の斜視図を示す。示されるように、腹腔鏡スプレーデバイス１０は、インターフェース部材１２を備え、このインターフェース部材１２は、これに取り付けられたスプレーヘッド１６を有する細長本体１４と流体連絡している。当業者は、本発明が、複数の材料（ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、または類似の材料が挙げられるが、これらに限定されない）から製造され得ることを理解する。異なる物理的特性を有する複数の材料が、本発明の種々の部分を製造するために使用され得る。例えば、このインターフェース部材１２および細長本体１４は、剛性にされ得、一方、スプレー先端部１６は、弾性である。代替の実施形態において、インターフェース部材１２は、剛性材料から製造され得、一方、細長本体１４およびスプレー先端部１６は、弾性である。
【００１６】
図２は、本発明のインターフェース部材１２の斜視図を示す。このインターフェース部材１２は、少なくとも２つの連結部材１８Ａ、１８Ｂと連絡している部材本体１６を備える。第１の受容開口部２０Ａは、第１の連結部材１８Ａ内に形成される。同様に、第２の受容開口部２０Ｂは、第２の連結部材１８Ｂ内に形成される。これらの受容開口部２０Ａ、２０Ｂは、材料アプリケータ（図示せず）を受容するようなサイズにされる。当業者は、インターフェース部材１２が、複数の材料アプリケータを受容するために複数のサイズで製造され得ることを理解する。このインターフェース部材１２は、細長本体レシーバ２２をさらに備え、このレシーバ２２は、その中に取り付けデバイス２６を受容するようなサイズにされた取り付けデバイス開口部２４と連絡している。この取り付けデバイス２６は、インターフェース部材１２を細長本体１４に取り外し可能に連結する。当業者は、例示的な取り付けデバイス２６が、限定されることなく、ねじおよびボタンを備え得ることを理解する。
【００１７】
図３〜４は、本発明のインターフェース部材１２のいくつかの断面図を示す。連結部材１８Ａ、１８Ｂ内に位置する受容開口部２０Ａ、２０Ｂは、部材本体１６内に位置する少なくとも２つの輸送管腔２８Ａ、２８Ｂと流体連絡している。示されるように、この輸送管腔２８Ａ、２８Ｂは、均一な直径を有する。代替の実施形態において、この輸送管腔２８Ａ、２８Ｂは、異なる直径を有し得る。この輸送管腔２８Ａ、２８Ｂは、細長本体レシーバ２２内で終わる。図３および図４に示されるように、この細長本体レシーバ２２は、その中に少なくとも１つの整列部材３０を備える。この整列部材３０は、この細長本体１４中に形成される少なくとも２つの管腔３２Ａ、３２Ｂが、インターフェース部材１２内の輸送管腔２８Ａ、２８Ｂと整列し、そしてこの輸送管腔２８Ａ、２８Ｂと流体連絡することを保証する。さらに、この整列部材３０は、細長本体１４に圧縮力を付与し得、それにより、その保持を助ける。
【００１８】
図５は、本発明と連結し得る例示的な材料アプリケータ３４の断面図を示す。示されるように、この材料アプリケータ３４は、少なくとも第１のシリンジデバイス３６および第２のシリンジデバイス３８を備え、これらのシリンジデバイスは、シリンジ連結具４０により連結されている。本発明の材料アプリケータ３４は、複数の材料レザバを備え得ること、および本実施形態は限定と解釈されるべきではないことが理解されるべきである。
【００１９】
第１のシリンジデバイス３６は、第１の成分４４を貯蔵する第１のシリンジレザバ４２、およびこの第１のシリンジレザバ４２内に配置可能な第１のシリンジピストン４６を備える。この第１のシリンジデバイス３６は、シリンジ連結具４０を越えて延びる第１のシリンジレザバ４２に連結された第１のシリンジ分配先端部４８、および第１のシリンジプッシャー５０を有し、この第１のシリンジプッシャー５０は、第１のピストンロッド５２に取り付けられている。
【００２０】
同様に、第２のシリンジデバイス３８は、第２の成分５６を貯蔵する第２のシリンジレザバ５４、およびこの第２のシリンジレザバ５４内に配置可能な第２のシリンジピストン５８を備える。この第２のシリンジデバイス３８は、シリンジ連結具４０を越えて延びる第２のシリンジレザバ５４に連結された第２のシリンジ分配先端部６０、および第２のシリンジプッシャー６２を有し、この第２のシリンジプッシャー６２は、第２のピストンロッド６４に取り付けられている。
【００２１】
本発明の連結部材１８Ａ、１８Ｂは、複数の様式（ねじ止め可能な関係（ｓｃｒｅｗ−ａｂｌｅｒｅｌａｔｉｏｎ）またはスナップフィット関係）で、材料アプリケータ３４に連結され得る。図６は、材料アプリケータ３４に連結された本発明のインターフェース部材１２の１つの実施形態を示す。示されるように、シリンジ分配先端部４８、６０は、ルアーロック関係で、連結部材１８Ａ、１８Ｂ内に滑動可能に配置される。一実施形態において、これらの連結部材１８Ａ、１８Ｂは、弾性材料（例えば、生物学的に適合性のエラストマー）から製造され、それにより、これらの連結部材１８Ａ、１８Ｂが分配先端部４８、６０を弾性的に受容することを可能にする。当業者は、これらの連結部材１８Ａ、１８Ｂ中に形成される受容開口部２０Ａ、２０Ｂは、インターフェース部材１６とアプリケータ３４との間の密閉可能なインターフェースが得られることを保証するために、テーパー付けされ得る。代替の実施形態において、これらの受容開口部２０Ａ、２０Ｂは、テーパー付けされない。
【００２２】
連結部材１８Ａ、１８Ｂの代替の実施形態は、図７に示される。回転可能なねじ切りしたスリーブ６５を備え、そして受容開口部２０Ａ内に配置されるロック部材６６を備える連結部材１８Ａが、示される。このロック部材６６は、ねじ様関係で、分配先端部４８上に位置する先端ねじ山６８を係合する。
【００２３】
図８および図９は、本発明の連結部材の代替の実施形態を示す。示されるように、連結部材１８Ａ、１８Ｂは、部材本体１６中に形成される係合チャネル７０Ａ、７０Ｂを備え得る。受容チャネル７０Ａ、７０Ｂは、各受容チャネル７０Ａ、７０Ｂ内に配置される少なくとも１つのロックリッジ７２Ａ、７２Ｂを備える。これらのロックリッジ７２Ａ、７２Ｂは、材料アプリケータ３４の分配先端部４８、６０上に形成される少なくとも１つの係合チャネル７４Ａ、７４Ｂを滑動可能に係合する。
【００２４】
図１０および図１１は、本発明の連結部材１８Ａ、１８Ｂのさらに別の実施形態を示す。示されるように、これらの連結部材１８Ａ、１８Ｂの各々は、その中に圧縮可能なコレット７６Ａ、７６Ｂを備える。各コレット７６Ａ、７６Ｂは、ねじ切りした外側スリーブ８０Ａ，８０Ｂの内径よりもわずかに大きい直径となるようなサイズにされた受容開口部２０Ａ、２０Ｂを規定し、そして各コレット７６Ａ、７６Ｂは、ねじ切りした基部７８Ａ、７８Ｂを備える。示されるように、各コレット７６Ａ、７６Ｂは、テーパー付けされ、そしてこのコレットの周りに放射状に配置された複数の圧縮スリット８２を備える。使用中、各分配先端部４８、６０は、個々のコレット７６Ａ、７６Ｂにより規定される受容開口部２０Ａ、２０Ｂ中に挿入される。その後、ねじ切りした外側スリーブ８０Ａ、８０Ｂは、ねじ切りした基部７８Ａ、７８Ｂと係合するように配置され、そして回転される。結果として、このねじ切りした外側スリーブ８０Ａ、８０Ｂは、コレット７６Ａ、７６Ｂを強制的に圧縮し、それにより、受容開口部２０Ａ、２０Ｂの直径を減少させ、そしてその中に配置された材料アプリケータ３４の分配先端部４８、６０に保持力を付与する。当業者は、材料アプリケータ３４の分配先端部４８、６０は、必要ではないが、その上に保持チャネル（図示せず）を備え得ることを理解する。
【００２５】
図１２は、本発明の細長本体１４の断面図を示す。示されるように、この細長本体１４は、長手軸方向に滑動可能な外側スリーブ８４を備え、この外側スリーブ８４は、固定内側本体８６のまわりに配置される。少なくとも２つの細長本体管腔３２Ａ、３２Ｂは、固定内側本体８６内に配置される。この少なくとも２つの細長本体管腔３２Ａ、３２Ｂは、インターフェース部材１２内に配置される輸送管腔２８Ａ、２８Ｂを係合し得る。取り付けチャネル８８は、細長本体１４上に形成され、これによって、細長本体を、インターフェース部材１２上に配置される取り付けデバイス２６に係合し得る。細長本体１４の遠位部分は、その上に取り外し可能なスプレー先端部（示さず）を受容し得るスプレー先端部レシーバ９０を備える。図１３に示されるように、外側スリーブ８４は、取り付けチャネル８８に向かって、滑動可能に引っ込められ得、それによってスプレー先端部レシーバ９０を露出させる。
【００２６】
細長本体１４内に配置される細長本体管腔３２Ａ、３２Ｂは、複数の形状で形成され得、この形状としては、環状管腔およびＤ字形状の細長本体管腔が挙げられるが、これらに限定されない。図１４は、細長本体管腔３２Ａ、３２ＢがＤ字形状である、１つの実施形態を示す。当業者は、本発明の実施形態のＤ字形状管腔３２Ａ、３２Ｂが、シャフト全体の直径は、より小さくて、より大きい管腔断面積を可能にすることを理解する。結果として、複数の成分材料のスプレー用途を可能にするのに十分な流速で、デバイスを通して個々の成分を前進させるために、より小さな力が必要とされる。
【００２７】
図１４に示されるように、細長本体１４内に配置される細長本体管腔３２Ａ、３２Ｂは、均一な直径を有し得る。通常、複数の成分材料を構成する個々の成分は、異なる粘度および流速を有し得るかまたは別の成分に対して１つの成分の不釣合いな量を必要とし得る。そのため、本発明の代替実施形態において、細長管腔３２Ａ、３２Ｂは、成分材料の異なる粘度および流速に適応させるために、または別の成分に対して１つの成分の一様でない分布を考慮するために、異なる直径であり得る。図１５および１６は、本発明の代替実施形態の断面図を示し、ここで、細長管腔３２Ａ、３２Ｂは、個々の成分の異なる粘度および流速を考慮するため、または別の成分に対して１つの成分の不釣合いな量を分配するために、異なる直径を有する。同様に、輸送管腔２８Ａ、２８Ｂはまた、異なる直径または形状を有し得る。図１５に示されるように、第一の細長本体管腔３２Ａは、第２の細長本体管腔３２Ｂの直径よりもかなり小さい直径を有する。従って、このデバイス１０は、第１の細長本体管腔３２Ａに対して第２の細長本体管腔３２Ｂを通して、より大きい容量の成分材料を輸送する。同様に、図１６は、本発明の別の実施形態を示し、ここで、第２の細長本体管腔３２Ｂは、第１の細長本体管腔３２Ａに対して、第２の細長本体管腔３２Ｂを通してより大きい用量の材料を輸送し得る。
【００２８】
図１７および１８は、本発明の取り外し可能スプレー先端部の種々の図を示す。図１７に示されるように、スプレー先端部１６の外側は、そこに形成されるスプレー開口部９４を有する先端部本体を備える。このスプレー先端部１６は、そこに取り付けられる少なくとも１つのロープロフィール（ｌｏｗ−ｐｒｏｆｉｌｅ）取り付け部材９６をさらに備え、それによってスプレー先端部１６が細長本体１４に取り外し可能に取り付けられることを可能にする。当業者は、このスプレー先端部が、複数の材料（例えば、生体適合性のエラストマー、プラスチックおよび金属を含む）から製造され得ることを理解する。
【００２９】
図１８は、本発明の細長本体１４に連結された取り外し可能なスプレー先端部１６の断面図を示す。示されるように、少なくとも１つの取り付け部材９６は、細長本体１４の外側本体８４と固定内側本体８６との間に配置され、そしてスプレー先端部レシーバ９０を係合している。当業者は、本発明の取り外し可能スプレー先端部１６が複数の方法（スナップフィット関係を含む）で本発明の細長本体１４に取り外し可能に連結し得ることを理解する。少なくとも２つの管腔レシーバ９８Ａ、９８Ｂは、細長本体管腔３２Ａ、３２Ｂを受容する。
【００３０】
本発明のスプレー先端部１６は、少なくとも２つの管腔レシーバ９８Ａ、９８Ｂと連絡する混合チャンバ１００をさらに備える。少なくとも１つの可撓性混合部材１０２は、少なくとも２つの管腔レシーバ９８Ａ、９８Ｂに近位の混合チャンバ１００内に配置される。少なくとも１つの可撓性混合部材１０２は、混合チャンバ１００内に乱流を形成することによって少なくとも２種類の材料成分の衝突混合を引き起こすのを助ける。使用している間、この個々の成分は、細長本体管腔３２Ａ、３２Ｂを通って前進させられ、そして混合チャンバ１００内に配置される少なくとも１つの可撓性混合部材１０２を個々に係合する。個々の成分の前進によって適用される力は、少なくとも１つの混合部材１０２をその力に応答して曲げさせる。この少なくとも可撓性混合部材１０２は、適用された力に対して十分な抵抗を与え、それによって混合チャンバ１００内の狭め要素を形成し、それによって個々の成分を混合チャンバ１００内で一緒にさせる。材料の前方への前進に加えて、少なくとも１つの可撓性混合部材１０２によって適用される抵抗は、混合チャンバ１００内の乱流の発生をもたらす。混合チャンバ１００内の乱流の形成に加えて、少なくとも１つの可撓性混合部材１０２の弾性性質は、混合チャンバ１００から細長本体管腔３２Ａ、３２Ｂ内への材料の逆流を防ぎ、それによって方向性をもつ流れ弁として作用する。図１８に示されるように、少なくとも１つの混合部材１０２は、細長本体支持部材１０３を係合し得、それによって混合チャンバ１００からの細長本体管腔３２Ａ，３２Ｂへの材料のアクセスを制限し、そして材料の逆流を防ぐ。少なくとも１つの可撓性混合部材１０２は、複数の形状（例えば、洗浄器様形状を含む）で製造され得る。
【００３１】
スプレーレギュレータ１０４は、スプレー開口部９４に近位の混合チャンバ１００内に配置される。このスプレーレギュレータ１０４は、混合チャンバ１００内に位置する材料が十分に混合され、そして混合チャンバ１００内にインピーダンスを提供して材料スプレーの形成を助けることをさらに確実にする。当業者は、スプレーレギュレータの位置および大きさが、スプレー開口部９４の大きさと協同して、発射されるスプレーの容量をもたらすことを理解する。
【００３２】
本発明は、患者の体内に位置する作業表面に複数の成分流体を適用するために本発明を使用する方法をさらに包含する。例示された実施形態は、シリンジ型の材料アプリケータ３４を使用する本発明の実施方法を包含するが、当業者は、本発明が複数の他のアプリケータに効率よく連結し得ることを理解する。
【００３３】
本発明を使用するために、使用者は、細長本体１４の外側スリーブ８４をインターフェース部材１２に向かって滑動させてスプレー先端部レシーバ９０を露出させることによって細長本体１４にスプレー先端部１６を取り付ける。その後、使用者は、細長本体１４にスプレー先端部１６を取り付け、ここで、スプレー先端部１６の少なくとも１つの取り付け部材９６は、細長本体１４上の露出されたスプレー先端部レシーバ９０を係合する。次いで、外側スリーブ８４をスプレー先端部１６に向かって滑動させ、それによって適所にスプレー先端部１６をロックする。次いで、使用者は、インターフェース部材１２の連結部材１８Ａ、１８Ｂ上に形成される受容開口部２０Ａ、２０Ｂ内にシリンジ型材料アプリケータ３４の分配先端部４８、６０を挿入し得る。その後、連結部材１８Ａ、１８Ｂを作動させ、分配先端部４８、６０を係合しそして保持する。典型的には、シリンジ型材料アプリケータ３４は、安価なプラスチックおよびポリマーから構築される単一用途使い捨て可能デバイスである。シリンジ型材料アプリケータ３４の第１のピストンロッド５２および第２のピストンロッド６４に対する力の適用は、流体成分の適用を生じる。
【００３４】
次いで、スプレー先端部１６は患者の体内に挿入され、そして目的の領域に前進され得る。一旦適切に配置されると、使用者は、シリンジ型材料アプリケータ３４の第１のピストンロッド５２および第２のピストンロッド６４に力を適用する。シリンジレザバ４２、５４内に保存される材料は、分配先端部４８、６０を通ってそして輸送管腔２８Ａ、２８Ｂ内に前進される。連続した力の適用は、スプレー先端部１６と連絡している細長本体管腔３２Ａ、３２Ｂ内へ材料を前進させる。その後、この材料は、スプレー先端部１６の混合チャンバ１００内に配置される可撓性混合部材１０２に遭遇する。この混合部材１０２は、個々の材料を一緒にして混合チャンバ１００内に乱流を形成させる。連続した力の適用は、スプレー開口部９４を通って、スプレー混合物として混合材料を放出する。当業者は、本発明により使用者が、細長本体１４に、スプレー先端部１６を容易に脱着および適用することが可能になり、それによって使用者が、デバイスが汚れるかまたは詰まることがあればスプレー先端部１６を容易に置き換えることが可能になることを理解する。
【００３５】
おわりに、本明細書中に開示される本発明の実施形態は、本発明の原理を例示するものであることが理解される。他の改変（従って、例えば、代替の連結デバイス、代替のスプレー先端部、および代替の材料アプリケータデバイスだがこれらに限定されない）が使用され得、これらは本発明の範囲内である。従って、本発明は、本発明に以前に示され、記載されたものに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【００３６】
本発明の装置は、添付の図面によって、より詳細に説明される。
【図１】図１は、本発明の腹腔鏡スプレーデバイスの斜視図を示す。
【図２】図２は、本発明のインターフェース部材の斜視図を示す。
【図３】図３は、本発明のインターフェース部材の断面図を示す。
【図４】図４は、本発明の細長本体に連結したインターフェース部材の断面図を示す。
【図５】図５は、複数成分材料を作業表面へと適用する際に有用な複数シリンジ材料アプリケータの断面図を示す。
【図６】図６は、本発明のインターフェース部材に連結された複数シリンジ材料アプリケータの断面図を示す。
【図７】図７は、複数シリンジ材料アプリケータの分配先端部と係合している本発明のインターフェース部材の実施形態の拡大断面図を示す。
【図８】図８は、複数シリンジ材料アプリケータの分配先端部と係合している本発明のインターフェース部材の別の実施形態の斜視図を示す。
【図９】図９は、図８の実施形態の断面図を示し、ここで、本発明のインターフェース部材は、複数シリンジ材料アプリケータの分配先端部を係合している。
【図１０】図１０は、複数シリンジ材料アプリケータの分配先端部を係合している、本発明のインターフェース部材のさらに別の実施形態の斜視図を示す。
【図１１】図１１は、図１０の実施形態の断面図を示し、ここで、本発明のインターフェース部材は、複数シリンジ材料アプリケータの分配先端部を係合している。
【図１２】図１２は、本発明の細長本体の断面図であり、ここで、滑動可能な外側スリーブは、スプレー先端レザバの上に配置されている。
【図１３】図１３は、本発明の細長本体の断面図であり、ここで、滑動可能な外側スリーブは、取り付けチャネルの上に配置されている。
【図１４】図１４は、本発明の細長本体内に位置する少なくとも２つの管腔の断面図である。
【図１５】図１５は、本発明の細長本体内に位置する少なくとも２つの管腔の代替の実施形態の断面図である。
【図１６】図１６は、本発明の細長本体内に位置する少なくとも２つの管腔の別の実施形態の断面図である。
【図１７】図１７は、本発明の取り外し可能なスプレー先端部の側面図である。
【図１８】図１８は、本発明の取り外し可能なスプレー先端部の断面図である。

Claims

複数成分材料をインビボの位置に適用する際に有用な腹腔鏡スプレーデバイスであって、以下：
インターフェース部材であって、少なくとも２種の材料成分を貯蔵する少なくとも２つの材料レザバを有する材料アプリケータに取り外し可能に連結され得る、インターフェース部材；
第一の端部および第二の端部を有する細長本体であって、該細長本体は、少なくとも２つの管腔をその中に有し、該少なくとも２つの管腔は、該第一の細長本体端部にて、該第一のインターフェース部材と流体連絡している、細長本体；ならびに、
該第二の細長本体端部に取り外し可能に連結されるスプレー先端部であって、該スプレー先端部は、混合チャンバおよび少なくとも１つの可撓性混合部材を備え、該可撓性混合部材は、該混合チャンバ内で混合乱流を作製し得る、スプレー先端部、
を備える、腹腔鏡スプレーデバイス。
請求項１に記載のデバイスであって、前記インターフェース部材は、さらに以下：
少なくとも２つの連結部材であって、該連結部材内に形成される少なくとも２つの受容開口部を有する、少なくとも２つの連結部材；
該インターフェース部材内に配置される少なくとも２つの輸送管腔であって、前記細長本体内で、少なくとも２つの管腔と流体連絡している、少なくとも２つの輸送管腔；および、
該少なくとも２つの受容開口部であって、前記少なくとも２つの材料レザバに連結され得る、少なくとも２つの受容開口部、
を備える、デバイス。
前記少なくとも２つの連結部材は、こぶ付きノブ（ｋｎｕｒｌｅｄｋｎｏｂ）を備える、請求項２に記載のデバイス。
前記少なくとも２つの連結部材は、ルアーロック関係で前記少なくとも２つの材料レザバに連結されている、請求項２に記載のデバイス。
前記少なくとも２つの連結部材は、スリップフィット関係で前記少なくとも２つの材料レザバに連結されている、請求項２に記載のデバイス。
前記少なくとも２つの連結部材は、ねじ様関係で少なくとも２つの材料レザバに連結されている、請求項２に記載のデバイス。
請求項２に記載のデバイスであって、前記少なくとも２つの連結部材は、前記受容開口部の各々の内部に配置された少なくとも１つのロッキング部材を備え、該ロッキング部材は、スナップフィット関係で前記材料アプリケータを該ロッキング部材内に係合および保持することができる、デバイス。
請求項２に記載のデバイスであって、前記少なくとも２つの連結部材は、以下：
ネジ切りした内壁を有する少なくとも２つの外側スリーブであって、内径Ｄを有する、少なくとも２つの外側スリーブ；および、
前記受容開口部を規定する少なくとも２つのコレットであって、該少なくとも２つのコレットは、該少なくとも２つの外側スリーブの該ねじ切りした内壁に係合し得る外向きにねじ切りした基部を有し、該少なくとも２つのコレットは、外径Ｄ’を有し、ここでＤ’は、Ｄよりも大きい、少なくとも２つのコレット、
を備える、デバイス。
前記細長本体内の少なくとも２つの管腔は、等しい直径を有する、請求項１に記載のデバイス。
前記細長本体内の少なくとも２つの管腔は、等しい直径を有さない、請求項１に記載のデバイス。
前記細長本体内の少なくとも２つの管腔は、環状である、請求項１に記載のデバイス。
前記細長本体内の少なくとも２つの管腔は、Ｄ字形状である、請求項１に記載のデバイス。
請求項１に記載のデバイスであって、前記細長本体は、さらに以下：
固定内側本体部材であって、該部材内に形成された少なくとも２つの管腔を有する、固定内側本体部材；および、
長手方向に滑動可能な、外側本体部材、
を備える、デバイス。
請求項１３に記載のデバイスであって、前記細長本体は、第二の端部上に配置されたスプレー先端部レシーバを備え、該スプレー先端部レシーバは、前記スプレー先端部を係合および保持することができる、デバイス。
前記細長本体は、剛性である、請求項１に記載のデバイス。
前記細長本体は、可撓性である、請求項１に記載のデバイス。
前記少なくとも１つの可撓性混合部材は、弾性ディスクを備え、該ディスク内に開口部が形成されている、請求項１に記載のデバイス。
前記少なくとも１つの可撓性混合部材は、前記混合チャンバから前記細長本体の前記少なくとも２つの管腔への材料の流れを制限することができる、請求項１に記載のデバイス。
前記スプレー先端部は、スナップフィット関係で前記細長本体に取り外し可能に連結されている、請求項１に記載のデバイス。
複数成分材料をインビボの位置に適用する際に有用な腹腔鏡スプレーデバイスであって、以下のａ）〜ｃ）：
ａ）インターフェース部材であって、少なくとも２種の材料成分を貯蔵する少なくとも２つの材料レザバを有する材料アプリケータに取り外し可能に連結され得る、インターフェース部材であって、該インターフェース部材は、以下：
少なくとも２つの連結部材であって、該少なくとも２つの連結部材は、その中に形成される少なくとも２つの受容開口部を有し、該少なくとも２つの受容開口部は、該少なくとも２つの材料レザバに連結され得る、少なくとも２つの連結部材；および、
該インターフェース部材内に配置される、少なくとも２つの輸送管腔、
を備える、インターフェース部材；
ｂ）細長本体であって、以下：
固定内側本体部材であって、該部材内に位置付けられる少なくとも２つの管腔および該部材上に少なくとも１つのスプレー先端部レシーバを有し、該少なくとも２つの管腔は、該インターフェースの該少なくとも２つの輸送管腔に係合することができる、固定内側本体部材；および、
長手方向に滑動可能な外側本体部材であって、該部材内に該固定内側本体部材を備えており、該長手方向に滑動可能な外側本体部材は、該少なくとも１つのスプレー先端部レシーバを覆う伸長位置と該少なくとも１つのスプレー先端部レシーバを曝す収縮位置とを有する、長手方向に滑動可能な外側本体部材、
を備える、細長本体；ならびに、
ｃ）該細長本体に取り外し可能に連結されるスプレー先端部であって、該スプレー先端部は、以下：
該細長本体の該少なくとも２つの管腔と係合可能な、混合チャンバ；および、
該固定内側本体部材と該長手方向に滑動可能な外側本体部材との間に位置付けられ得る少なくとも１つの取り付け部材であって、該少なくとも１つの取り付け部材は、該固定内側本体部材上に形成される該少なくとも１つのスプレー先端部レシーバに取り外し可能に係合し得る、少なくとも１つの取り付け部材、
を備える、スプレー先端部、
を備える、腹腔鏡スプレーデバイス。
前記少なくとも２つの連結部材は、ルアーロック関係で前記材料アプリケータに連結され得る、請求項２０に記載のデバイス。
前記少なくとも２つの連結部材は、ねじ止め可能な関係で前記材料アプリケータに連結され得る、請求項２０に記載のデバイス。
前記少なくとも２つの連結部材は、スリップフィット関係で前記材料アプリケータに連結され得る、請求項２０に記載のデバイス。
前記固定本体部材内に配置される前記少なくとも２つの管腔は、等しい直径を有する、請求項２０に記載のデバイス。
前記固定本体内に配置される前記少なくとも２つの管腔は、環状である、請求項２０に記載のデバイス。
前記固定本体内に配置される前記少なくとも２つの管腔は、Ｄ字形状である、請求項２０に記載のデバイス。
前記固定本体部材内に配置される前記少なくとも２つの管腔は、等しい直径を有さない、請求項２０に記載のデバイス。
請求項２０に記載のデバイスであって、少なくとも１つの可撓性混合部材をさらに備え、該少なくとも１つの可撓性混合部材は、前記混合チャンバ内に配置されており、かつ該混合チャンバ内で乱流を作製し得る、デバイス。
前記少なくとも１つの可撓性混合部材は、可撓性洗浄器を備える、請求項２８に記載のデバイス。
前記少なくとも１つの可撓性混合部材は、前記混合チャンバから前記少なくとも２つの管腔への材料の逆流を制限し得る、請求項２８に記載のデバイス。
複数成分材料をインビボの位置に適用する際に有用な腹腔鏡スプレーデバイスであって、以下：
インターフェース部材であって、少なくとも２種の材料成分を貯蔵する少なくとも２つの材料レザバを有する材料アプリケータに取り外し可能に連結され得る、インターフェース部材；
細長本体であって、第一の端部および第二の端部を有し、かつ該細長本体中に形成される第一の管腔および少なくとも２つの第二の管腔を有し、該第一の管腔および該少なくとも２つの第二の管腔は、該第一の細長本体端部にて該インターフェース部材と流体連絡しており、ここで、該第一の管腔は、内径Ｄを有し、そして該少なくとも２つの第二の管腔は、内径Ｄ’を有し、ここで、該直径Ｄは、直径Ｄ’よりも大きい、細長本体；ならびに、
該第二の細長本体端部に取り外し可能に連結されるスプレー先端部であって、該スプレー先端部中に混合チャンバを有する、スプレー先端部、
を備える、腹腔鏡スプレーデバイス。
複数の成分材料を少なくとも１つの可撓性混合部材と混合させる方法であって、以下：
該少なくとも１つの可撓性混合部材を、混合チャンバの入口近位に位置付ける、工程；
少なくとも２つの成分管腔を混合チャンバに連結する工程であって、該少なくとも２つの成分管腔は、複数の成分材料供給源と流体連絡している、工程；
該複数の成分材料のうちの少なくとも２種の成分を、該少なくとも２つの成分管腔を通して該混合チャンバまで前進させる、工程；
該複数の成分材料のうちの該少なくとも２種の成分を、該少なくとも１つの可撓性混合チャンバと係合させる工程；
該少なくとも１つの可撓性混合部材を用いて、該混合チャンバ内に材料の乱流を形成する工程；
該少なくとも１つの可撓性混合部材を用いて、該混合チャンバから該少なくとも２つの成分管腔への、該混合された材料の逆流を防止する工程；および、
該混合チャンバ上に形成される開口部を通して作業（ｗｏｒｋ）表面まで、該混合された材料を前進させる工程、
を包含する、方法。