JP2005504665A - 丸みのあるエッジ形態を備えたコンタクトレンズの注型方法 - Google Patents

丸みのあるエッジ形態を備えたコンタクトレンズの注型方法 Download PDF

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Abstract

コンタクトレンズ(110)を製造する方法、金型及びツールは、第1の後面金型(166)と第2の前面金型(168)との間にキャビティを形成するよう第1の後面金型(166)と第2の前面金型(168)が組み合わされた注型カップ対(164)を用意する工程と、コンタクトレンズ(110)をキャビティ内で形成する工程とから成る。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は一般に、コンタクトレンズの製造に関し、特に専用処理後工程を必要としない成形エッジを備えたコンタクトレンズを注型する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
コンタクトレンズは従来、ボタン(又はブロック)形態のレンズ材料の前面及び後面を機械加工して眼の1以上の屈折異常を補償する所要の当てはめ又は「ベースカーブ」を有すると共に視覚矯正が施された未完成状態のレンズ製品を製造することにより作られている。かかる屈折異常としては、近視、遠視、乱視、老視等が挙げられる。従来型機械加工法を用いる場合、未完成状態のレンズの光学フェースは、機械加工法により得られた未完成状態のレンズ上に付いているリング(「ターニングリング(turning ring)」と呼ばれている)を除去するために研磨が必要である。装用者の快適性を極力高めると共に眼への損傷を防止するために、典型的にはレンズのエッジも又研磨して滑らかなエッジの幾何学的形状又はプロフィールを生じさせる。エッジ研磨工程は特に、「ハード」レンズの製造において特に重要であり、この場合、レンズ材料は比較的剛性であって不撓性であり、エッジにほんの僅かでも欠陥があると、これにより装用者の眼に刺激が生じる場合がある。
【0003】
上述した機械加工法は、労力を非常に要するので、これに代えてレンズの注型が普及している。従来型注型法では、所要のレンズ処方箋のために前面及び後面用の金型半部が作られる。各金型部分は、射出成型法により製造される。例えば金属、セラミック等で作られた金型インサートツールが設けられ、これは射出成形機内に固定され又は取り付けられる。次に、インサートの輪郭を持つ金型部分又は金型半部を製造する。かくして、金型部分は、所望のレンズ前面又は後面とネガの関係をなす凹み又はこれに一致した輪郭を有することができる。
【0004】
2つの金型半部を組み合わせ、レンズ材料、例えば重合可能なモノマーの硬化可能な混合物を組合せ状態の金型半部相互間に導入する。注型工程後、後処理工程を用いるが、かかる処理工程としては、例えば硬化、脱型、水和(ヒドロゲルレンズの場合)が挙げられる。加うるに、レンズのエッジプロフィールを滑らかにするようエッジ研磨作業を行う場合が多い。
【0005】
コンタクトレンズ、特にトーリックコンタクトレンズを注型する方法が、アポロニーオ等に付与された米国特許第5,611,970号明細書に記載されており、かかる米国特許明細書の記載内容全体を本明細書の一部を形成するものとしてここに引用する。コンタクトレンズを完全に注型する方法が開発された。完全注型レンズは、レンズの全ての表面、即ち前面、後面及びエッジ表面が金型対の一部として成形され、レンズ完成品を生じさせるのに処理後研磨又は機械加工作業は行われない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
残念なことに、完全成形レンズは、機械加工及び研磨が施される注型レンズの安価且つ融通性のある代替手段であるが、完全成形レンズは、装用者にとって不快な場合があり、特に長期間にわたる使用後に眼を傷つける場合さえある。
コンタクトレンズのエッジの形態及びサイズは、装用者の快適性及び結膜の健康に大きな影響を持つことが判明している。完全成形レンズは、何らかの仕方で「のみ切り(chiseled)」又は「尖った(pointed )」状態になるが、研磨済みエッジ又は従来装用者の快適性を高めるよう加工されたエッジの代表例とはならないレンズエッジ形態を有するのが慣例である。従来型完全成形レンズの装用者は、眼に刺激があること及び眼の「1日の終わりの時点における快適性」の低下に悩むことが分かっている。さらに、長時間装用者は、フルオレセイン染料を用いると、強膜上に生じた「擦り」きずを観察しており、擦り傷は、レンズと眼の相互作用により生じる。より望ましいエッジ幾何学的形状を達成すると共により快適なレンズを提供するため、或るレンズ製造業者は、完全成形レンズに追加の別個の加工後工程、例えばエッジ研磨を施している。注型レンズを研磨することにより、一般に従来注型により生じたのみ切り又は尖った状態のエッジプロフィールが除去されることになる。しかしながら、理解されるように、追加の製造工程は、レンズ完成品のコストを増大させる傾向がある。
【0007】
レンズを注型でき、結果的に得られるレンズが加工後研磨工程を必要としないで、所望の実質的に滑らかな又は丸いエッジ幾何学的形状を持つようにする方法を提供できれば非常に有利である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
したがって、丸みのあるエッジ表面を持つコンタクトレンズを完全注型する方法が提供される。有利には、本発明の実施により、費用がかかり且つ時間がかかる形成後処理工程を必要としないで、快適性及び(又は)安全性を高めることができるエッジ形態を備えたレンズを作製することができる。
【0009】
一般に、本発明のコンタクトレンズ製造方法は、所望のコンタクトレンズ表面に全体として一致した表面及び外側又は周辺丸みに沿って設けられた凸カーブを有するツーリングインサート(tooling insert)又はツール、例えば後面ツールを用意する工程を有する。ツールは、一般にレンズ完成品の表面とネガの関係をなす凹みを備える金型部分を形成するのに用いられる。例えば、ツールは、成形機、例えば従来設計の成形機内に位置決めされる。成形可能な配合物、例えばポリマー材料又はポリマー材料の前駆物質としての配合物を成形機内に導入し、ツールの表面のネガの凹みを有する金型部分を形成するのに有効な条件をこれに与える。ツールにより形成された金型部分は、後面金型部分である。換言すると、ツールの表面は一般に、形成されるべきコンタクトレンズのフェース、好ましくは後側フェースに相当している。かくして、ツールは、一般にコンタクトレンズ製品のベースカーブを定める後面ツールであるのがよい。以下に詳細に説明するように、ツールの凸カーブは、後面金型部分を形成するのに用いられる場合、形成後処理工程を必要としないで、所望の丸いエッジ形態を持つコンタクトレンズを提供する。
【0010】
例えば、丸みのあるエッジのコンタクトレンズを形成するため、外側丸みに沿って凸カーブを有する後面ツールを成形機、例えば従来型射出成形機内に位置決めする。ツールの表面のネガの凹みを持つ第1の金型部分を形成する。この第1の金型部分を第2の金型部分と組み合わせる。第2の金型部分は、従来方法で作られたものであるのがよく、好ましくは一般に、製造されるべきコンタクトレンズの前面又は前側フェースとネガの関係をなす凹みを備える。組合せ状態の第1の金型部分と第2の金型部分は、レンズ形のキャビティを形成し、本発明の方法は、組合せ状態の金型部分のレンズ形キャビティ内にコンタクトレンズ部材を形成する工程を含む。金型部分から脱型し又は取り出すと、丸みのあるエッジ形態又は表面を備えた完全成形コンタクトレンズ部材が得られる。
【0011】
脱型されたコンタクトレンズ部材は、完成品としてのコンタクトレンズであってもよい。しかしながら、脱型されたコンタクトレンズ部材を水和させ又は一段と水和させて丸みのあるエッジ表面を備えたコンタクトレンズ完成品を形成するのがよい。本発明の重要な一利点は、本発明のコンタクトレンズが好ましくは、コンタクトレンズ部材又はコンタクトレンズの外側周辺エッジ表面の丸みのある形態を変更させる形成後(成形後)処理を必要としないということにある。コンタクトレンズ又はコンタクトレンズ部材の形成後処理、例えば脱型、水和、滅菌、包装等は、この丸みのあるエッジ表面形態を変更させることはない。
【0012】
レンズ周辺を形成する後面ツールの部分は、形態が凸状であり、好ましくは少なくとも約0.05mm以上の丸み又はアールを有する。それに応じて、ツーリングインサートにより形成される第1の金型部分は、凹状外側エッジ表面を有する。当業者には理解されるように、ツーリングインサートとこれにより形成される金型部分は、本発明によれば、従来型後面ツーリングインサート及び従来方式で製造された後面金型部分とは形態が著しく異なっている。
好ましくは、本発明によれば、レンズ形キャビティのレンズ側での組合せ状態の第1の金型部分と第2の金型部分のなす接合角は、少なくとも約100゜、より好ましくは約100゜〜約170゜である。
【0013】
本発明は、コンタクトレンズ、例えば金型部分を製造する際に丸みのある周辺エッジを有するコンタクトレンズを注型するのに有用なツール、好ましくは後面ツールを更に提供する。本発明のこの実施形態によれば、ツールは主要構成要素として、ツールの表面とネガの関係をなす凹みを持つ第1の金型部分、具体的には後面金型部分を形成する際、成形機内に配置されるようになったインサートを有する。レンズ完成品の丸いエッジ表面を形成するため、ツールの表面は、コンタクトレンズのレンズフェース、好ましくはレンズの後側フェースの全体形状をしている第1の表面部分及びインサートの凸状に湾曲した外側周辺エッジ表面を構成する第2の表面部分を有している。第2の表面部分を、曲率半径が約0.05mmの連続カーブで構成するのがよい。変形例として、第2の表面部分を凸状に湾曲した表面に近似した一連の小さな平坦部又は小さな平坦部とカーブの組合せで構成してもよい。
【0014】
本発明の別の特徴ではコンタクトレンズ、好ましくは丸いエッジ表面を備えたコンタクトレンズを製造し、例えば注型するのに有用な金型が提供される。この金型は主要構成要素として、金型を用いて注型されるべきコンタクトレンズのレンズフェース、好ましくはレンズ後側フェースとネガの関係をなす全体形状をした表面及び凹状外側エッジ表面を備えた第1の金型部分と、金型を用いて注型されるべきコンタクトレンズの反対側のレンズフェース、好ましくはレンズ前側フェースとネガの関係をなす全体形状をした表面を有する第2の金型部分とを有している。第1の金型部分と第2の金型部分は、キャビティを構成するよう例えば従来方法では互いに組み合わされるようになっており、このキャビティ内において、本発明に従って完全注型された丸いエッジのコンタクトレンズ又はコンタクトレンズ部材が形成される。本発明の別の特徴では、丸い周辺エッジ表面を有する完全注型コンタクトレンズが提供される。かかるコンタクトレンズを上述した方法、ツール及び金型を用いて製造することができる。
本明細書において説明した特徴の各々及び全て、並びにかかる特徴のうち2以上の組合せの各々及び全ては、かかる組合せに含まれる特徴が相互に矛盾しない限り、本発明の範囲に含まれる。
【発明の効果】
【0015】
本発明の利点は、添付の図面と関連して以下の説明を読むと一層よく理解されよう。
コンタクトレンズを注型する新規な方法が発見された。本発明は、費用のかかる処理後工程を必要としないで、実質的に滑らかな丸みのあるエッジ形態又は表面を生じさせることができる注型法の実施を容易にする。
完全注型レンズを製造する従来型注型法は、鋭い尖ったエッジプロフィールを持つレンズを生じさせる。上述したように、鋭いエッジは、成形法とは別個の研磨工程により滑らかにされ又は丸くされる場合が多い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
次に、図1Aを参照すると、2つの従来型金型半部20,30(これらは、以下「注型カップ」と呼ばれる場合がある)が、従来型注型法の実施中互いに組み合わされたものとして断面で示されている。レンズ材料、例えば重合可能なモノマーの硬化可能な混合物を注型カップ20,30相互間に形成されたレンズ形キャビティ40に導入して完全成形レンズ製品を形成する。
【0017】
本発明のコンタクトレンズ及び本発明に従ってレンズ本体を形成する際に任意適当なレンズ材料又はレンズ材料前駆物質を用いることができる。完成品としてのコンタクトレンズ及びレンズ本体は、剛性であり、ガス透過性であり、軟質であると共に(或いは)親水性であるのがよい。好ましくは、例えば使用のために水和されたコンタクトレンズ又はレンズ本体は、軟質であり、且つヒドロゲル及び(又は)高酸素透過性の形態をしており、これはDkの高い材料である。レンズ材料の1つの特に有用な等級は、親水性シリコーン含有材料である。かかる親水性シリコーン含有材料は、高Dk材料であり、シリコーンポリマー材料、例えば架橋シリコーンポリマー材料とヒドロゲル形成ポリマー材料の両方の多くの有利な特性を有するのがよい。親水性シリコーン含有材料で作られたコンタクトレンズは、比較的高いモジュラスを有する場合が多く、非常に有利であり、例えば、本発明に従って丸い周辺エッジ形態又は表面を有するよう構成されると、眼の刺激の恐れを減少させることができる。
【0018】
図1に示す例では、一方の注型カップ20は一般に、レンズの後面又は後側フェース(ベースカーブ)とネガの関係をなす凹みを備え、もう一方の注型カップ30は一般に、レンズの前面又は前側フェースとネガの関係をなす凹みを備える。
市販のレンズでは、2つの金型半部が合致する箇所は通常、完成したレンズの外周として選択される。図1Aに示すように金型カップ20,30は、箇所50のところで合致する。この箇所50は一般に、成形レンズエッジを定める。完全成形レンズのエッジは、従来、雄型注型カップ20と雌型注型カップ30との間の分割線60を表している。
【0019】
かかる従来構成の別の例は、図1Bに示されており、後面金型部分70及び前面金型部分80がキャビティ90を形成し、箇所100がレンズ周囲を定めている。
したがって、従来型成形法は、「のみ切り」又は「尖った」状態のレンズエッジ形態を持つレンズを製造することが分かる。従来型注型法により形成された代表的なレンズプロフィールは、図2A、図2B、図2C及び図2Dに示されている。
【0020】
これとは対照的に、以下に説明するように、本発明の方法は、実質的に滑らかで丸みのあるエッジプロフィールを生じさせる。本発明の方法により形成されたコンタクトレンズ110が、図3に示されている。
重要なこととして、図示のレンズ110は、周辺エッジの形状又は形態を変えるよう設計された成形後工程が施されず、完全成形状態で製造されている。図示のように、本発明の方法で製造されたレンズ110は、丸みのある滑らかなエッジ112を有している。
レンズ110は、この種のレンズと従来関連した処理工程、例えば脱型、水和、検査、包装及び滅菌のうち幾つかが施されたものとして考えることができるが、レンズ110のエッジプロフィールは、その元の成形された形状から実質的に変更されていない。
【0021】
図示のレンズ110は、レンズを注型するのに用いられる注型カップ(即ち、金型半部)を形成するのに従来用いられているインサートツーリングを改造することにより製造されている。
当該技術分野においては周知のように、コンタクトレンズの注型に先立ち、金型部分(例えば、図1の後面金型20及び前面金型30)の各々は、樹脂を射出成形機のキャビティ内に射出成形することにより形成される。射出成形機内には、金型部分に光学的表面凹みを形成する「ツール」(以下、「ツーリングインサート」と呼ぶ場合がある)が設けられる。金型部分は代表的には、個々のレンズを注型するのに1度しか使えないが、射出成形ツールは、数百個の金型部分(即ち、金型半部)を製造するのに用いられる。
【0022】
金型部分を製造するのに用いられるツールは、極めて高い仕様通りに製造されている。ツールに関して許容可能な粗さ又は他の表面欠陥というようなものはなく、したがって欠陥はこれから作られた金型部分の全てに移されることになる。金型部分表面のかかる欠陥は成形されたコンタクトレンズに移されることになる。ツールは一般に、真鍮、ステンレス鋼、ニッケル又はこれらの或る組合せから作られている。
【0023】
次に、図4A及び図4Bを参照すると、従来通り製造されたツール120が示されている。
典型的には、後面金型(例えば、図1Aに示す金型半部20)を製造するため、ツール120は、当てはめ及び(又は)屈折異常の矯正をもたらすよう少なくとも1つのベースカーブ(線122で示されている)を有し、矯正は例えば、球面、トロイダル、多焦点、二焦点等によるものである。加うるに、ツール120は、レンズエッジの幾何学的形状の一部をなす特徴部124を有している。特徴部124は、テーパしている場合がある。成形レンズのエッジにテーパを達成するためには、後面ツールのエッジテーパは従来平ら又は凹状である。
【0024】
他の従来型ツール(図示せず)では、エッジ特徴部124は、ツールから省かれ、ベースカーブはレンズ周辺まで続けられており、後面ツール(図示せず)にはエッジ特徴部が設けられていない。理解できるように、この技術により得られるレンズエッジ幾何学的形状も又、尖っており、例えば図2A〜図2Dに示すレンズを参照されたい。
当業者であれば、倍率を十分に大きくすると、図2A〜図2D及び図5に示すレンズの鋭い角のあるコーナ部は、例えば金型内での収縮に起因して良好に僅かに湾曲し又は丸みが付けられており、したがって、成形レンズは、ツーリングインサートの幾何学的形状の正確な複製にはなっていない場合がある。しかしながら、図示の完全成形レンズのエッジプロフィールは、鋭く且つ角があり、しかも、レンズの周辺エッジを変更し、例えば丸くする処理後研磨を受けた注型レンズ又は機械加工レンズに従来利用できるに過ぎなかったより望ましい丸いプロフィールを代表しているわけでない。
【0025】
本明細書のどこか他のところで説明するように、本発明に従ってコンタクトレンズを注型する方法は、所望のコンタクトレンズ表面に一致した表面及び外側丸みに沿って設けられた少なくとも1つの凸カーブを有する後面ツールを用意する工程と、ツールを成形機、例えば従来型射出成形機内に位置決めする工程と、成形可能な材料を成形機内に導入し、かかる材料に、例えばツールの表面とネガの関係をなす凹みを持つ第1の金型部分を形成するのに有効な従来用いられている条件から選択された条件を施す工程と、第1の金型部分と第2の金型部分を組み合わせてこれらの間にレンズ形キャビティを形成する工程と、組合せ状態の金型部分のレンズ形キャビティ内で丸いエッジ形態を持つコンタクトレンズ部材を形成する工程とを有している。脱型時、コンタクトレンズ部材それ自体は、コンタクトレンズ製品であり、或いはこれに水和を施してコンタクトレンズ製品を得てもよい。
【0026】
具体的に説明すると、次に図6〜図8を参照すると、従来通り注型されたレンズとは対照的に、本発明は、少なくとも1つの凸状丸み又は凸カーブを後面ツーリングインサートの外側又は周辺エッジのところに意図的に配置する。この凸状丸みは、一連の平坦部、例えば一緒になると連続的に湾曲した凸の形状を厳密にシミュレートする非常に短い平坦部又は平坦部と凸カーブの組合せによりツーリングインサートに形成できる。
【0027】
次に具体的に図6及び図7を参照すると、本発明の一実施形態では、ツーリングインサート160が提供される。ツーリングインサート160は、概述した凸の形状を有している。本発明に従って製造された図3に示すレンズ110の場合、レンズ110の製造に用いられるツール160は、その外側の丸み又は周辺エッジ表面162に沿って凸カーブを有している。従来通り注型されたレンズの製造で用いられた従来型ツーリングインサートとは異なり、本発明は、レンズエッジ周辺のところに注型された凸状に湾曲した丸みを持つコンタクトレンズを製造する方法を提供する。
【0028】
今図8も参照すると、本発明に従ってエッジの丸いコンタクトレンズを完全注型する組立て状態の注型カップ対164の一部が示されている。カップ対164は、第1の後面金型半部166と第2の前面金型半部168を互いに組み付けたものである。後面金型半部166を製造するのに用いられるツール160の凸状の外側丸みは、半径が約0.05mm以上であるのがよい。
金型半部166,168を互いに組み付けると、完成品としての完全注型レンズ、例えばレンズ110は、図示のように実質的に滑らかな丸みのあるエッジを有する。レンズ周辺を形成する後面ツール160の部分に凸カーブを用いると、例えば図3のレンズ110に見える非常に丸い形状を持つレンズを得ることができる。
【0029】
好ましくは、2つの金型半部166,168を互いに組み付けると、レンズの片側での金型半部166,168の交差角(図8に記号αで示されている)は、約100゜以上である。図3に示すレンズ110の場合、レンズの片側での2つの金型半部の交差角は、乾燥状態においては未処理又は非水和レンズ部材について140゜であり、非常に丸い又は明確には特定できないエッジ表面を持つ最終の又は水和コンタクトレンズ110が製造される。レンズ片側での2つの金型半部の交差角を約180゜よりも小さく又はこれよりも大きくしてもよいことは理解されるべきであり、例えば100゜以上の角度、例えば約100゜〜約170゜以上の角度を採用できる。
【0030】
金型半部166,168を互いに組み付けた後、当業者に知られていて上述したような従来型工程を用いてエッジの丸いコンタクトレンズを注型することができる。ヒドロゲル親水性レンズの場合、注型後に行われる処理工程、例えば水和工程は、本発明に従って製造された完成レンズを或る程度変質させる場合のあることは理解されているが、完成レンズの周辺エッジ形態は、実質的に不変のままであり、従来見られた従来型の「のみ切り」エッジよりも非常に滑らかなままである。
本発明の実施より、所望の周辺エッジ形態を得るのに専用の形成後研磨及び機械加工工程を必要としないで、所望の(丸みのある)エッジを持つ完全注型レンズを作製することができる。
【0031】
本発明を有利に利用する手法を説明する目的で本発明に従って丸みのある周辺エッジ表面又は形態を持つエッジの丸いコンタクトレンズを製造する特定の方法を上述したが、本発明はこれには限定されないことは理解されるべきである。したがって、当業者の想到できる全ての改造例、変形例又は均等構成は、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1A】従来型コンタクトレンズを形成するための従来型金型の断面図である。
【図1B】従来型コンタクトレンズを形成するための従来型金型の断面図である。
【図2A】従来型金型技術を用いて製造された完全注型コンタクトレンズの例の断面図である。
【図2B】従来型金型技術を用いて製造された完全注型コンタクトレンズの例の断面図である。
【図2C】従来型金型技術を用いて製造された完全注型コンタクトレンズの例の断面図である。
【図2D】従来型金型技術を用いて製造された完全注型コンタクトレンズの例の断面図である。
【図3】本発明の方法を用いて製造された完全注型コンタクトレンズの断面図であり、コンタクトレンズが実質的に滑らかで丸みのあるエッジプロフィールを有している状態を示す図である。
【図4A】コンタクトレンズを注型するのに用いられる金型部分を形成するために従来型コンタクトレンズ製造方法で用いられる従来型ツーリングインサートの断面図である。
【図4B】コンタクトレンズを注型するのに用いられる金型部分を形成するために従来型コンタクトレンズ製造方法で用いられる従来型ツーリングインサートの正面図である。
【図5】別の従来型成形法を用いて製造された完全注型コンタクトレンズの断面図である。
【図6】実質的に滑らかで丸みのあるエッジを備えたコンタクトレンズを注型するのに用いられる金型部分を形成するために本発明の方法で用いられるツーリングインサートの正面図である。
【図7】本発明のインサートの図6の7−7線矢視断面図である。
【図8】本発明の方法に従って丸いエッジを持つコンタクトレンズを形成する成形機の断面図である。

Claims (36)

  1. コンタクトレンズを注型する金型部分を製造する際に有用なツールであって、ツールの表面とネガの関係をなす凹みを有する第1の金型部分を形成する際に成形装置内に配置されるようになったインサートを有し、ツールの表面は、コンタクトレンズの後側フェースの全体形状をした第1の表面部分及びインサートの凸状湾曲外側周辺エッジ表面を構成する第2の表面部分を有していることを特徴とするツール。
  2. インサートの凸状湾曲外側周辺エッジ表面の半径は、少なくとも約0.05mmであることを特徴とする請求項1記載のツール。
  3. インサートの凸状湾曲外側周辺エッジ表面は、凸カーブに近似した一連の平坦部によって形成されていることを特徴とする請求項1記載のツール。
  4. インサートの凸状湾曲外側周辺エッジ表面は、平坦部と凸カーブの組合せによって形成されていることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. コンタクトレンズ製品を製造する方法であって、所望のコンタクトレンズ後側フェースに全体として一致した第1の表面部分及び第1の表面部分を包囲した凸に湾曲した第2の表面部分を有する裏面ツールを用意する工程と、裏面ツールを成形装置内に位置決めする工程と、成形可能なポリマー材料を成形装置内に導入し、裏面ツールの第1及び第2の表面部分とネガの関係をなす凹みを持つ第1のポリマー金型部分を形成するのに有効な条件を成形可能な材料に与える工程と、第1のポリマー金型部分と第2の金型部分を組み合わせてこれらの間にレンズの形をしたキャビティを形成する工程と、組合せ状態の金型部分のレンズ形キャビティ中にコンタクトレンズ部材を形成する工程とを有していることを特徴とする方法。
  6. 形成されたコンタクトレンズ部材は、丸みのあるエッジを有していることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 成形工程は、ヒドロゲル形成配合物をコンタクトレンズ形キャビティ内で重合させる工程を含むことを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. コンタクトレンズ部材を脱型し、コンタクトレンズ部材を水和させて丸みのあるエッジを有するヒドロゲルコンタクトレンズを形成する工程を更に有していることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. レンズ形キャビティは、組合せ状態の金型部分相互間のレンズ側部上に接合角を定め、接合角は、少なくとも約100゜であることを特徴とする請求項5記載の方法。
  10. レンズ形キャビティは、組合せ状態の金型部分相互間のレンズ側部上に接合角を定め、接合角は、約100°〜約170゜であることを特徴とする請求項5記載の方法。
  11. 組合せ工程は、第1のポリマー金型部分と第2のポリマー金型部分を組み合わせてこれらの間にレンズ形キャビティを形成する工程を含むことを特徴とする請求項5記載の方法。
  12. 前記表面の外側丸みに沿う凸状湾曲部の半径は、少なくとも約0.05mmであることを特徴とする請求項5記載のツール。
  13. コンタクトレンズを製造するのに有用な金型であって、凹状外側エッジ表面及びコンタクトレンズの後側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面を備えた第1のポリマー金型部分と、コンタクトレンズの前側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面を備えた第2のポリマー金型部分とから成り、第1のポリマー金型部分と第2のポリマー金型部分は、丸みのある外側周辺エッジ表面を有するコンタクトレンズの全体形状を持つレンズ形キャビティを構成するよう互いに組み合わされるようになっていることを特徴とする金型。
  14. レンズ形キャビティは、組合せ状態の金型部分相互間のレンズ側部上に接合角を定め、接合角は、少なくとも約100゜であることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. レンズ形キャビティは、組合せ状態の金型部分相互間のレンズ側部上に接合角を定め、接合角は、約100°〜約170゜であることを特徴とする請求項13記載の方法。
  16. 第1の金型部分の凹状外側エッジ表面の半径は、少なくとも約0.05mmであることを特徴とする請求項13記載の金型。
  17. 眼の角膜上に装着されるようになったサイズのコンタクトレンズであって、ヒドロゲル材料から成り、前側フェース、後側フェース及び前側フェースから後側フェースまで延びる丸みのある外側周辺エッジ表面を有するレンズ本体を有し、レンズ本体は、コンタクトレンズの後側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面及び凹状外側エッジ表面を備えた第1のポリマー金型部分及びコンタクトレンズの前側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面を備えた第2のポリマー金型部分を用いる注型を含む方法により形成され、レンズ本体は、外側周辺エッジ表面の丸い形状を変えるような成形後処理を施されないことを特徴とするコンタクトレンズ。
  18. レンズ本体は、親水性シリコーン含有材料から成ることを特徴とする請求項17記載のコンタクトレンズ。
  19. 眼の角膜上に装着されるようになったサイズのコンタクトレンズであって、親水性シリコーン含有材料から成り、前側フェース、後側フェース及び前側フェースから後側フェースまで延びる丸みのある外側周辺エッジ表面を有するレンズ本体を有し、レンズ本体は、コンタクトレンズの後側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面及び凹状外側エッジ表面を備えた第1のポリマー金型部分及びコンタクトレンズの前側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面を備えた第2のポリマー金型部分を用いる注型を含む方法により形成され、前記コンタクトレンズは、丸い外側周辺エッジ表面の無い同一コンタクトレンズと比べてレンズ装用者の快適性を高めることを特徴とするコンタクトレンズ。
  20. 丸い外側周辺エッジ表面の無い同一コンタクトレンズと比べて強膜に対する安全性が高いことを特徴とする請求項19記載のコンタクトレンズ。
  21. 前記コンタクトレンズは、尖った外側周辺エッジ表面を持つ同一コンタクトレンズと比較してレンズ装用者の快適性を高めることを特徴とする請求項19記載のコンタクトレンズ。
  22. 前記コンタクトレンズは、尖った外側周辺エッジ表面を持つ同一コンタクトレンズと比べて強膜に対する安全性が高いことを特徴とする請求項20記載のコンタクトレンズ。
  23. レンズ本体は、外側周辺エッジ表面の丸い形状を変えるような成形後処理を施されないことを特徴とする請求項19記載のコンタクトレンズ。
  24. 球面矯正、トロイダル矯正及び多焦点矯正から成る群から選択された屈折異常矯正を提供することを特徴とする請求項19記載のコンタクトレンズ。
  25. 眼の角膜上に装着されるようになったサイズのコンタクトレンズであって、親水性シリコーン含有材料から成り、前側フェース、後側フェース及び前側フェースから後側フェースまで延びる丸みのある外側周辺エッジ表面を有するレンズ本体を有し、レンズ本体は、コンタクトレンズの後側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面及び凹状外側エッジ表面を備えた第1のポリマー金型部分及びコンタクトレンズの前側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面を備えた第2のポリマー金型部分を用いる注型を含む方法により形成され、前記コンタクトレンズは、丸い外側周辺エッジ表面の無い同一コンタクトレンズと比べて強膜に対する安全性が高いことを特徴とするコンタクトレンズ。
  26. 前記コンタクトレンズは、尖った外側周辺エッジ表面を持つ同一コンタクトレンズと比較してレンズ装用者の快適性を高めることを特徴とする請求項25記載のコンタクトレンズ。
  27. レンズ本体は、外側周辺エッジ表面の丸い形状を変えるような成形後処理を施されないことを特徴とする請求項25記載のコンタクトレンズ。
  28. 球面矯正、トロイダル矯正及び多焦点矯正から成る群から選択された屈折異常矯正を提供することを特徴とする請求項25記載のコンタクトレンズ。
  29. 眼の角膜上に装着されるようになったサイズのコンタクトレンズであって、親水性シリコーン含有材料のモジュラスにほぼ等しく又はこれよりも大きなモジュラスを備えた材料から成るレンズ本体を有し、レンズ本体は、前側フェース、後側フェース及び前側フェースから後側フェースまで延びる丸みのある外側周辺エッジ表面を有するレンズ本体を有し、レンズ本体は、コンタクトレンズの後側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面及び凹状外側エッジ表面を備えた第1のポリマー金型部分及びコンタクトレンズの前側フェースとネガの関係をなす全体形状の表面を備えた第2のポリマー金型部分を用いる注型を含む方法により形成され、前記コンタクトレンズは、丸い外側周辺エッジ表面の無い同一コンタクトレンズと比べてレンズ装用者の快適性を高めることを特徴とするコンタクトレンズ。
  30. 丸い外側周辺エッジ表面の無い同一コンタクトレンズと比べて強膜に対する安全性が高いことを特徴とする請求項29記載のコンタクトレンズ。
  31. 前記コンタクトレンズは、尖った外側周辺エッジ表面を持つ同一コンタクトレンズと比較してレンズ装用者の快適性を高めることを特徴とする請求項29記載のコンタクトレンズ。
  32. 前記コンタクトレンズは、尖った外側周辺エッジ表面を持つ同一コンタクトレンズと比べて強膜に対する安全性が高いことを特徴とする請求項30記載のコンタクトレンズ。
  33. レンズ本体は、外側周辺エッジ表面の丸い形状を変えるような成形後処理を施されないことを特徴とする請求項29記載のコンタクトレンズ。
  34. レンズ本体は、ヒドロゲル形成ポリマー材料及びこれらの混合物から成る群から選択された材料から成ることを特徴とする請求項29記載のコンタクトレンズ。
  35. 球面矯正、トロイダル矯正及び多焦点矯正から成る群から選択された屈折異常矯正を提供することを特徴とする請求項29記載のコンタクトレンズ。
  36. レンズ本体は、親水性シリコーン含有材料の酸素透過性にほぼ等しく又はこれよりも高い酸素透過性を持つ材料から成ることを特徴とする請求項29記載のコンタクトレンズ。
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