JP2005504615A - 懸架走路 - Google Patents
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Abstract
重力のみによって、または主に重力によって駆動される車両がその上を走行できる懸架走路において:支持構造(1);そして走路を形成し、支持構造(1)によって支えられ、上方出発区域(2')から下方到着区域(3')まで伸びてこれら区域(2',3')が支持構造(1)へ直接連結された軌道部によって画定される軌道路構造(2,3);でその全体が構成され、支持構造(1)は走路全体の中央部に限定され、軌道路構造(2,3)は、支持構造(1)へ直接連結されたいくつかの部分(2)、及び支持構造(1)から突き出る大規模ないくつかの突出部(3)を含んでおり、軌道路構造の突出部(3)はリギング・システム(4)を使って支持構造(1)へ連結され、そのリギング・システム(4)は前記突出軌道路部(3)を支持し、それらの幾何学的位置を確立することを特徴とする懸架走路である。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
この発明は、主として娯楽の目的のために意図された懸架走路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
娯楽の目的のために意図された走路構造が知られており、それは支持構造及び前記支持構造によって支持され、走路を形成する軌道路構造で構成され、その走路は上方出発部から出発して下方到着部で終わる直線部及び曲線部を有して伸長しており、重力で駆動される非自動型車両によって走行されることが意図されている。そうした構造は、車両を操作する乗客によって走行されることが意図された大きな規模(いわゆる『スイッチバック式鉄道』または『豆鉄道』)で、あるいは、ゲームとして用いられ、そして、しばしば単純なビー玉によって表される車両模型によって走行されることが意図されている小さな規模のいずれかで具現化される。その性質上、走路はそれ全体として下降しているべきであるが、先行する下降部で得られた運動エネルギーを消費することにより車両による走行が意図されて、いくつかの水平部または上昇部を含んでいてもよく、ある場合にはその上の走行がアクロバット的特徴を有するいくつかの部分があってもよく、そこで十分なスピードを有する車両は遠心力によって走路との接触が保持されるが、静止条件または減速されたスピードでは車両はこれらの走路部で安定しないであろう。
【0003】
周知の走路において、支持構造は、走路全体によって占められる領域のほぼ全体に広がり、軌道路構造は、支持構造からの突出部を有する実質的に無視できる伸長部だけを突き出すことによって支持構造によって占められる領域内のほぼ全体に伸びる。これは、一方で、支持構造は大きな拡張部を有するべきであり、他方で、軌道路構造の設計、その結果として、走路全体に大きな制限が課されることを意味する。
【0004】
さらに、車両による走行が実質的に支持構造の内側で行われるという事実によって、もし乗客がいる場合にはその運ばれる乗客、そして車両走行を外から観察する人の両方において、車両走行によって刺激される感情が制限される。
【発明の開示】
【0005】
この発明の第1の目的は、重力によって駆動される実質的に非自動型車両によって走行されることが意図された走路を提案することであり、そこで軌道路構造は支持構造の広がりから高度に独立的であるべきで、それによってその2つの構造は一定の制限内で相互に独立的に設計され、きわめて大きな設計上の自由も享受することができる。
【0006】
この発明の別の目的は、軌道路構造が、支持構造によって占められる領域の外側の大きな伸長部に突出することができ、それによって走路を走行する車両によって運ばれる乗客、そして車両走行を外から観察する人の両方において、特別な感情が刺激されるような走路を提案することである。
【0007】
さらにこの発明の1つの目的は、ゲームとして用いられることが意図された走路の実施の形態で、広範囲に可変的で、随意に変更可能な構造と軌道を走路に付与することによって建造することができる走路を提案することである。この事実は、走路がすべて重力によって走行されるために、そして、車両が走路のいずれの部分においても安定性を失わないために満たされるべき種々のファクターをゲームをする人が、論理性と経験から、高く評価することのニーズを考慮すると、特にゲームに造形的な特徴を与える。
【0008】
最後に、この発明の1つの目的は、組立て可能なモジュラー要素を用いて静的及び動的構造体の組立てのための汎用システムを有する、ゲームとして用いられることが意図された走路の構成のためのシステムの効果的な統合を可能にすることである。
【0009】
この発明による走路の本質的特徴は、支持構造が走路全体の中央部に限定されていること、そして、軌道路構造は支持構造に直接連結されたいくつかの部分、及び支持構造から突き出している大規模ないくつかの突出部を含んでおり、軌道路構造の前記突出部が、前記突出部を支持し、それらの幾何学的位置を確立するリギング・システムを使って支持構造に連結されることである。
【0010】
このように、走路の全体が、支持構造の限定された伸長部に対して、その軌道及びその伸長部の両方において大きな自由度で設計することができる軌道路構造で構成され、軌道路構造上の車両走行は中央支持構造外の目立つ部分で行われる。車両を操作する乗客によって走行される走路の場合、乗客は軌道路構造の突出部上を走行する間に飛んでいるような感覚を体験し、ゲームとして用いられる走路の場合は、通常のように大きな支持構造の存在によって視界が妨げられないので、車両の走行が外部からよりよく観察できる。
【0011】
この発明の重要な特徴によれば、軌道路構造の突出部を支持する前記リギング・システムは、伸長部の調節が可能なケーブルによって形成される。この特徴は、このようにして、走路上の車両走行条件を従前の設計検討に基づくだけでなく、車両の動きの試験的な確認にも基づいて調節することができるので、きわめて重要である。車両の種々の動きを達成するため、そしてその結果走路の魅力を高めるため、この可能性は、軌道路構造の部分の位置及び勾配の初期設定だけでなく、それより後の時期であっても享受することができる。
【0012】
有利なことに、前記中央支持構造は、軌道部を支持し、恐らくは直立材を使ってリギング・システムが連結される略水平伸長部を有する略垂直マストに恐らくは縮小された支柱を実質的に形成する。このようにして、支持構造の伸長部は、走路の伸長部全体に対して最小限に縮小されることが可能である。
【0013】
ゲームとして用いられることが意図された実施の形態で、前記支持構造及び上記軌道路構造の両方が、組立て可能なモジュラー要素のシステム構成によって具現化される。これによって、所定の要素システムを用いて、比較的単純な構造での動きから始め、その構成を組立てる人がより能力を高めて経験を積むにつれ、より広範で複雑な構造体を具現化することによって継続するという可能性を有する、複数の異なる走路を得ることが可能である。
【0014】
特に、有利なことに、組立て可能なモジュラー要素の前記システムによって、より単純な走路構造を組立てることも可能であり、そこですべての軌道部は支持構造によって直接支持され、リギング・システムを使って懸架されることはない。この事実によって、まだわずかしか能力と経験を持たずに走路の建造を始める人であっても、最初は設計や構成がそれほど難しくない実質的に従来の種類の非懸架走路に建造を限定し、後の時期になってから、当然のことながらはるかに難しい懸架走路の組立てに挑戦することが可能になる。難しさの等級付けはゲームの造形的特徴にとってきわめて重要である。さらに、それによってゲームがより低年齢の対象者に適したものになる。
【0015】
走路の支持構造及び軌道路構造の組立てのために特に意図された組立て可能なモジュラー要素の前記システムが、静的及び動的構造体の組立てのための組立て可能な要素の汎用システムと互換性があり、統合されることはきわめて有利である。この特徴によって、走路の建造に取りかかる人は、既に習熟している一種の組立て可能な要素を利用し、特に、異なる種類の構造体を建造する上で既に培われた経験を活用することが可能になり、そして、それが有用な場合には、走路構造をより複雑な構造体の構造に統合することも可能になる。
【0016】
有利なことに、静的及び動的構造体の構成のための組立て可能な要素の上記汎用システムは、それをもって走路の支持構造及び軌道路構造の組立てのために特に意図された組立て可能なモジュラー要素の前記システムと互換性があり、統合されるのだが、欧州特許第1,022,040による組立て可能な要素のシステムである。この要素システムの汎用性は、走路の組立てのために具体的に意図された要素との統合にきわめて有利に適合する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
この発明のこれら及びその他の特徴、目的及び利点は、いくつかの実施の形態の以下の説明からより明らかになり、添付図面を参照しながら提供される非限定的な例とみなされる。
【0018】
前記図面は、ゲームとして用いられることが意図された懸架走路の実施の形態に主として言及するものであるが、1つの図だけは、車両を操作する乗客によって走行されることが意図された懸架走路の実施の形態に言及するものである。これによって、ゲームとして用いられる実施の形態は、それが建造技術に全く熟練していない人によって建造されるので、実際には、より重大な問題を提起するということが正当化される。これに対して、車両を操作する乗客によって走行されることが意図された大規模な走路構造は熟練者によって常に設計、建造され、その熟練者に対して本明細書及び図面によって提供される教示は、建造技術の熟練者の通常の知識と統合されれば、その特定の分野におけるこの発明の適用に取りかかるのに十分である。
【0019】
この発明による懸架走路は、その全体が図1に示され、そのいくつかの可能な実施の形態の第1の例が示され、この場合は、ゲームとして用いられることが意図された実施の形態である。この発明によれば、参考文献1によってその全体が設計された支持構造は走路中央部に限定され、この場合は単独の支柱で構成される。他の実施の形態では2本または3本の支柱を想定することも可能であろうが、全体として常に走路の中央部に限定され、それらは単独の支柱の別個の部分とみなされることも可能であろう。
【0020】
適切な走路を形成する軌道路構造は、支持構造1によって直接支えられるいくつかの軌道部2を含んでいるが、軌道路構造が支持構造1から大きな伸長部をもって突出する突き出したいくつかの軌道部3も含んでいることがこの発明に独特な特徴である。これらの軌道部3は、支持構造の外側に位置しているので支持構造によって直接支えられることはできないが、第1の端部で支持構造に、反対側の端部で突出軌道部3に、連結されたリギング・システムを形成するケーブル4を通じて支持構造によって支えられる。
【0021】
図1を参照することによって、この発明による懸架走路が従来の走路といかに異なり、より大きな設計上の自由がいかに可能であるかが理解される。さらに、そのような懸架走路上での車両または車両模型の走行が従来の走路上の走行よりも魅力的であること、そして、車両を操作する乗客のための大規模な実施の形態において、突出軌道部3によって画定される領域で乗客は、従来の走路には全く欠けている、飛んでいるような感覚を受けるであろうことが、直感的に理解される。
【0022】
次に図1の走路についてより詳細に述べるが、支柱を形成する支持構造1は、この場合、柱やクロスバーを含んでいる直線構造であり、その構造は平面図では小さな空間しか占めないが、大きな抵抗と安定性を持つことができることが観察される。支持構造1は、この場合は両端部で支持構造1と連結される軌道部2を直接支持し、一方、走路の大部分は、ある重要な様態で、すなわち支持構造1の両方の反対側で突出している一群の軌道部3によって形成される。一群の突出軌道部3は一般に、外側へ、かつ支持構造1の方へ向けられた直線軌道部、及び前記直線軌道部と連結する曲線軌道部で構成される。走路は上方出発軌道部2'から出発して、例えば、この場合は車両を減速、停止させるために上り坂になっている下方到着軌道部3'で終わる。非懸架軌道部2と懸架軌道部3の間の車両の通行は、支持構造1の中空要素を通って好適に行われることが可能である。観察されるように、走路は楕円型平面を有する略螺旋形経路をたどる。この種の軌道が技術的及び実用的な理由で好ましいが、非楕円型経路によって引き起こされる問題を解決することによって、ユーザーが異なる軌道を選択することもできるので、それだけに限定されるものではない。
【0023】
支持構造1によって直接支えられることが不可能な突出軌道部3のすべては、そこからケーブル4を用いて支持され、ケーブル4は、好ましくは調節されることが可能であり、リギング・システムを形成し、一方の端部で支持される軌道部3へ、そして反対側の端部で支持構造1へ固定される。
【0024】
理解されるように、ケーブル4の長さの調節によって、走路の安定性と望ましい走行形態の両方を達成するために、軌道部3の位置と勾配の両方、そして、その結果、重力によって駆動される車両の走行条件を調節することが可能になる。
【0025】
既に述べられたように走路は、ゲームとして用いられるために実施される場合、後に述べる組立て可能な要素のシステムによって好適に組立てられる。これによって、懸架走路の建造者は、それに対して高度に変化可能及び変更可能な形状と起動を提供することが可能になること、そして、これによって、設計上の論理性の必要に加えて、きわめて有用で実用的な経験の涵養を確実なものにすることに注目すべきである。従って、比較的単純な構造体の建造から始めて、十分な経験を涵養した後、より複雑な構造体に取り組むことが可能である。これによって、ゲームのきわめて造形的な効果が確実になる。
【0026】
図2は、ゲームとして用いられる懸架走路の第2の例を示し、それはこの発明による組立て可能な要素のシステムを使って実現されることが可能である。この走路と図1による走路の違いは主として、支持構造1に直接連結される軌道部2が、それら自体の両端部で支持構造に連結されるのではなく、それら自体の中央部に近接して支持構造に繋止されることである。このようにして、軌道路構造は、支持構造に対してほぼ完全に外側になる。さらに、この例の実施の形態で、走路は慣性による走行が意図された伸長された水平軌道路部3'で終わる。また、2つの終着駅、すなわち、車両を最初の軌道部2'へ動かすための上方出発駅41、及び最後の軌道部3'から来る車両を迎えるための下方到着駅42も想定される。
【0027】
図3は、この発明による懸架走路の1つの例をきわめて図式的に表し、この場合は、車両を操作する乗客によって走行されることが意図された走路の特徴を有している。先の場合と対照的に、この例の支持構造1は組立て可能な要素によって作られてはいない。支持構造1は、水平伸長部1Bがそこからはじまる中央垂直マスト1Aを含んでおり、これら伸長部から軌道部2が直接連結され、そして、それら伸長部から上方または下方へ、突出軌道部3を支えるリギング・システムが連結されているいくつかの直立材1Cが伸びる。この場合には下方到着軌道部3'から上方出発軌道部2'へ車両を持ち上げるための吊り上げ装置43が想定される。その構造の残りの部分は、当然のことながら、規模が大きく、車両を操作する乗客の走行に適した形状を持つことを除いて、先に述べられた構造と実質的に一致する。
【0028】
ゲームとして用いられるための懸架走路の実現のために意図された組立て可能な要素を用いることによって、図4に表された例のように、より単純な非懸架走路を実現することも可能であることを既に述べた。この場合、その構造は実質的に従来の種類のものであり、その構造は、多数の支柱5で構成され、全体として複雑で伸長された支持構造を形成し、直線及び曲線軌道部6を直接支え、上方出発軌道部6'からはじまり、そして、下方最終軌道部6''で終わる。
【0029】
そのような走路も確かに興味深いものであるが、懸架走路特有の魅力に欠けている。それに対して、この発明は、設計及び実現がはるかに容易であり、従って、最初は準備が不足している建造者に一定の経験を涵養するための有用な基礎訓練であり、そうした非懸架走路の建造で経験を積んだ後、その建造者は懸架走路建造のための準備が整う。従って、述べられてきた可能性によって、この発明による組立て可能な要素のシステムの実用化の分野が拡大され、最初に比較的容易な実現を可能にし、その後より魅力のある建造を奨励することによって、その造形的特徴が著しく高められる。さらに、このようにして、そのゲームは、より低年齢の対象者にも適したものになる。
【0030】
既に述べたように、特に懸架走路構造の実現のために、そして付随的に非懸架走路の実現のためにも意図された組立て可能な要素のシステムは、欧州特許第1,022,040に述べられた静的及び動的構造の組立てのための汎用システムと互換性があり、統合されることが好ましいと考えられる。そのシステムは、壁部が断面において継手部材の中央に対して左右対称に続く8個の円弧によって形成されるメス型管状継手部材によって主に特徴づけられる。従って、メス型継手部材のこの特定の構造は、ここで述べられ、特に走路のための構造支持の実現のために意図された要素内に維持され、そして、すべての要素は前記メス型継手部材のこの構造と両立する特徴と形状を備えている。走路構造の実現のために特に意図された主な要素を以下に述べる。
【0031】
図5は、下から見た、直線軌道路部7を示す。直線軌道路部7は軌道部の特徴を有し、湾曲タイ9によって間隔を置いて互いに連結された1組の直線バー8で構成され、湾曲タイ9の凹部は走行が意図された軌道の側面を向く。その軌道部の各端部には、後に述べられる2個の歯を底部に有する継手タイ10が設けられる。さらに、底部にいくつかの突起部9'が設けられており、その目的は、図2の実施の形態のように中央部のみで、または図1のように両端部でないいずれか1箇所で、支持構造によって支えられる場合、軌道部の縦方向の位置を安定させることである。好ましくは、図5で示されるように、1組の上記下部突起部9'がいくつか設けられている。この複数設けることの理由は、走路の実現において、建造者が、他の軌道部の勾配と著しく異なる勾配を特定の軌道部に与える決定ができることである。この場合、種々の軌道部の正確な位置が損なわれことがあるが、その後元に戻される。これは、いくつかの軌道部が支持構造に固定されている位置を適切に変更することによって得られる。下部中央突起部9'を複数設けることによって、そうした変更を容易に行う可能性が確保されるが、その変更は場合により異なることが必要とされる。
【0032】
図6は、同様に曲線軌道路部12を表し、軌道部を形成するクロスバー13が直線ではなく同心円状に曲線を描いていることだけが直線軌道路部7と異なっている、この例では、その曲線は90oに広がるが、異なる角度で広がった曲線部を選択することもできる。タイ9及び端部継手タイ10は既に述べられた直線軌道路部7のものと同一である。
【0033】
図7は、軌道部7及び12を、どのような組み合わせ方でもよいが、相互連結するための役目を果たす継手要素14を表す。継手要素14は、継手タイ10を収容することができる幅広のH型断面を有し、継手タイ10の歯11と噛み合うために適した2組の横断スロットを有する。継手要素14を用いた2つの直線軌道部7の間(または、同様に、2つの曲線軌道部の間、あるいは隣接する軌道部7及び12の間)の連結は、図8及び図9に示すように行われる。各軌道部の歯11の1つは、継手要素14のスロット15と噛み合い、前記の両部品は、平面図では位置が揃うが、立面図では角度を成す(図8)。その後、各軌道部のその他の歯11は、弾性スナップによって対応するスロット15と噛み合い、その結果、両方の軌道部は相互に完全に位置が揃って配置される(図9)。このようにして、適切な数の直線軌道部7と曲線軌道部12を用いることによって、あらゆる望ましい長さと経路の軌道路を組み立てることが可能である。
【0034】
図8により、各継手タイ12の2個の歯11は異なる外形を持つことがわかる。これは、歯の一方の噛み合いは逆行できないようにし、他方の歯は噛み合い解除可能な繋止の機能が与えられるためである。
【0035】
軌道部7及び12は、軌道部の走行平面に平行な横軸を中心として、軌道部の限定された曲率、及び縦軸に沿った軌道部の限定されたねじれは可能にするが、横断方向に軌道部の顕著な変形がない、半硬質プラスチック素材で形成される。これによって、望ましい軌道に沿った軌道路の配置が可能になるが、軌道路上の車両の正確な走行の可能性を損なうことはない。
【0036】
図11は、走路の支持構造のための基部要素を示す。この要素は、この例ではスポーク付き車輪の形状を有する台部16、及び、その横断面が、欧州特許第1,022,040で述べられているような静的及び動的構造の組立てのための要素システムの管状メス型継手部材の既に述べられた横断面と同様に、前記要素の中央部に対して左右対称に続く8個の円弧で構成される中央スリーブ17を含んでいる。前記横断面は、すべてのメス型継手部材内で維持され、本システムの組立て可能な要素においても同様である。
【0037】
有利なことに、メス型部材の今述べた断面と軌道要素7及び12の横断面は、軌道部が、軌道部の8または13の両方のバーをメス型部材の軌道部のすぐ次の円弧でなく2つに噛み合わせることによってメス型部材の空洞部へ弾性スナップによって固定されることが可能な方法で相互に均衡される。これによって、支持構造1によって直接支えられることになる軌道部2の取り付けが特に容易に可能になる。
【0038】
図12は、支持構造のための継手要素を示し、継手要素は2つのメス型継手部材間の相互連結を可能にすることが意図されている。継手要素は、メス型継手要素と同一の外形を有する薄板18、及び、この板の両面から突き出して、2つの直交方向に沿って、メス型継手部材の8個の円弧のうちの6個へ摩擦によって挿入されるために適した6枚の端面を有する平面部19で構成される。
【0039】
図13は、両端部にメス型継手部材21を有する柱幹部20によって形成され、その長さが1つのモジュールの倍数である要素を示す。これらの要素は、少ない数の要素を用いて、望ましい寸法で支持構造の柱部とクロスバーを実現するために、すべてモジュールの倍数になっているが、異なる長さで好適に提供される。
【0040】
図14は、多連結要素、いわゆる節部を示し、多連結要素は、メス型継手部材の輪郭を有する管状部22によって形成され、その反対側から既に述べられた平面部19に対応するオス型継手平面部23が突き出している。さらに、上記節部は、その1つが図15に示されているが、1つまたは2つの付加的要素のための噛み合わせ手段24も備えている。節部は、噛み合わせ手段24を噛み合わせるのに適した板25、及びオス型継手平面部23に対応するオス型継手平面部26で構成される。この付加的要素によって、節部がその動きを行うための基準となる方向の数を増やすことが可能になる。
【0041】
節部の管状部22は貫通空洞を有し、従って、軌道部7または12によって横断されるために、及びそれを支持するために特に適している。
【0042】
図16は、2個のメス型継手部材の間の相互連結を可能にし、さらに突出要素を支持するケーブルを繋止することを可能にすることが意図された、支持構造のための連結要素を示す。その連結要素は、メス型継手要素の外形と同一の外形を有し、そして、前記板の両側から、メス型継手部材の8個の円弧のうちの4個へ摩擦によって挿入されるために適した4枚の円筒形スリーブが突き出している薄板27で構成される。さらに、前記板27の周辺端部から、懸架ケーブル4によって形成されるヌースを受け取るために適したフック29が突き出ている。これらの要素は、突出軌道部を支えるリギング・システムのためのいくつかの固定点を支持構造の上に提供する役割を果たす。
【0043】
図17及び図18は、懸架ケーブルの伸長を調節するために意図された装置を形成する要素を示す。その要素は、ケーブルの挿入のために開いた状態が図17に、作動位置で閉じた状態が図18に示されている。この要素は、動きを揃えて相互連結されており、スナップ式に閉じられるために適した1組のクランプ30及び31、そして、制御ハンドルとしても機能するフック32で構成される。ケーブル4(図17)は第1のクランプ30に挿入され、第2のクランプ31につながるよう動かされ、それに挿入される。ここから、ケーブルは懸架部材まで(例えば、後に述べられる、図19による要素のフック39へ)伸長され、フック32にはめ込まれるリング4'を形成することによってそこから元に戻る。従って、ケーブル4には各回ごとに先のずれとは反対の、次のずれが課される。両クランプが閉じると(図18)、ケーブルはクランプによって所定の位置を保ち、自動ロックの構造をとる。従って、ケーブルは保持の作用を受け取り、自然発生的にも、引っ張りの作用に対しても滑動することはない。しかし、要素30−32は、掴んで、ケーブルに沿って容易に滑らせることが可能である。このようにして、懸架要素まで伸長し、そこから元に戻ってくるケーブル部の伸長を変更し、その結果ケーブルの有用な長さを調節することができる。フック32はハンドルとして用いられ、抵抗力を受けることなくこの操作を容易にし、軌道要素が望ましい位置に配置されるように、ケーブルによって支えられる軌道要素によって想定される位置及び勾配の実行中の調節によって引き起こされる効果に人が注意を向けることを可能にする。いくつかの壁部30'が、クランプへのケーブルの正確なはめ込みを容易にする誘導表面部を形成し、好適に提供される。
【0044】
図19は、2つの軌道部の間の継手要素を示し、継手要素は、軌道部上の走行を妨げることなく懸架ケーブルの固定をさらに可能にする。この要素は、既に述べられた継手要素14と部分的に同一の継手要素34を含んでおり、同様に軌道部を繋止するための2組の横断スロット35が設けられるが、2本の直立材36がその側面から、この場合は三角形を成して、突き出ていること、その端部にはピボット37が、その回転を可能にすることによって可動要素38に連結することが前者と異なっている。可動要素38はその端部がフック39になっており、そこに懸架ケーブル4の端部ヌースを固定することができる。継手要素34の上方の2本の直立材36及びピボット37による何もない空間は、継手要素34によって支えられる軌道部上の車両の走行を可能にするために十分なように設計される。可動要素38の方向性によって、可動要素38がそれに連結されたケーブルの引っ張り方向に沿って自然にその位置を決めることが確保される。
【0045】
従って、図19による要素によって、2つの軌道部7及び12を相互に連結し、連結ポイントで懸架ケーブル4の1つの端部をつなぐことが可能になり、ケーブル4の他方の端部は、例えば、図16による要素27−29を用いて支持構造1へ連結される。
【0046】
述べられた組立て可能なモジュラー要素は、従って、例えば、図1及び図2に示された走路のような懸架走路、及び、リギング・システムを意味する要素を省略することによって、例えば、図4に示されるような非懸架走路の実現を可能にする。述べられた要素は、欧州特許第1,022,040による組立て可能な要素のシステムと互換性があり、統合されるような方法で設計され。そのシステムの要素は述べられた要素と共に用いられるので、事実上制限なしに、そのように統合された要素システムによって提供される実現の可能性が広がる。
【0047】
尚、この発明は、例示の目的で述べられ、示された実施の形態に限定されるものではない。いくつかの変更は、本技術分野、特にシステムの統合に適した組立て可能な要素の設計、及び付加的要素の実現における当業者にとって可能なものである。例えば、出発駅と到着駅の両方に車両を保管し、迎え入れるための特別な駅を提供することが可能であり、到着駅から出発駅へ車両を戻すために吊り上げ手段を提供することも可能である。走路を走行することが意図された車両は主に引力によって駆動されるが、これはいくつかの補助的な駆動手段の可能な提供を除外するものではない。
【0048】
これら及びその他の変更、そして技術的に同等な手段によるいかなる差し替えも、本特許請求の範囲から生じるようなこの発明の精神及び本特許の範囲を逸脱することなく、上に述べられ、示されてきた事項において行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】ゲームとして用いられることが意図された、この発明による懸架走路の第1の例を遠近法で図式的に示す図である。
【図2】これもゲームとして用いられることが意図された、この発明による懸架走路の第2の例を遠近法で図式的に示す図である。
【図3】車両を操作する乗客によって走行されることが意図された、この発明による懸架走路の1つの例を遠近法で図式的に示す図である。
【図4】この発明による組立て可能な要素を用いて実現されることが可能な非懸架走路の1つの例を遠近法で図式的に示す図である。
【図5】走路の軌道路を組立てるために意図された直線軌道部を下から見た、遠近法で図式的に示す図である。
【図6】走路の軌道路を組立てるために意図された曲線軌道部を上から見た、遠近法で図式的に示す図である。
【図7】走路の軌道路を組立てるために意図された直線軌道部の間に連結するための要素を遠近法で示す図である。
【図8】図7による連結要素を用いて、図5及び図6による2つの軌道部の間に連結する方法を示す拡大縦断面である。
【図9】図7による連結要素を用いて、図5及び図6による2つの軌道部の間に連結する方法を示す拡大縦断面である。
【図10】軌道部を走行することが意図された軌道部、連結要素及びビー玉の相対的な位置を示す拡大断面図である。
【図11】走路の支持構造のための基部要素を遠近法で示す図である。
【図12】走路の支持構造のための継手要素を遠近法で示す図である。
【図13】走路の支持構造のための、モジュール1個分を超える長さを有する要素を遠近法で示す図である。
【図14】走路の支持構造のための多連結要素、いわゆる節部を遠近法で示す図である。
【図15】図14の連結要素のための付加的な要素を遠近法で示す図である。
【図16】リギング・システムのための繋止する手段を有する、走路の支持構造の継手要素を遠近法で示す図である。
【図17】リギング・システムのケーブルの長さを調節するための要素の、それぞれ開いた状態と閉じた状態を遠近法で示す図である。
【図18】リギング・システムのケーブルの長さを調節するための要素の、それぞれ開いた状態と閉じた状態を遠近法で示す図である。
【図19】走路を形成する軌道部のための懸架要素を遠近法で示す図である。
【0001】
この発明は、主として娯楽の目的のために意図された懸架走路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
娯楽の目的のために意図された走路構造が知られており、それは支持構造及び前記支持構造によって支持され、走路を形成する軌道路構造で構成され、その走路は上方出発部から出発して下方到着部で終わる直線部及び曲線部を有して伸長しており、重力で駆動される非自動型車両によって走行されることが意図されている。そうした構造は、車両を操作する乗客によって走行されることが意図された大きな規模(いわゆる『スイッチバック式鉄道』または『豆鉄道』)で、あるいは、ゲームとして用いられ、そして、しばしば単純なビー玉によって表される車両模型によって走行されることが意図されている小さな規模のいずれかで具現化される。その性質上、走路はそれ全体として下降しているべきであるが、先行する下降部で得られた運動エネルギーを消費することにより車両による走行が意図されて、いくつかの水平部または上昇部を含んでいてもよく、ある場合にはその上の走行がアクロバット的特徴を有するいくつかの部分があってもよく、そこで十分なスピードを有する車両は遠心力によって走路との接触が保持されるが、静止条件または減速されたスピードでは車両はこれらの走路部で安定しないであろう。
【0003】
周知の走路において、支持構造は、走路全体によって占められる領域のほぼ全体に広がり、軌道路構造は、支持構造からの突出部を有する実質的に無視できる伸長部だけを突き出すことによって支持構造によって占められる領域内のほぼ全体に伸びる。これは、一方で、支持構造は大きな拡張部を有するべきであり、他方で、軌道路構造の設計、その結果として、走路全体に大きな制限が課されることを意味する。
【0004】
さらに、車両による走行が実質的に支持構造の内側で行われるという事実によって、もし乗客がいる場合にはその運ばれる乗客、そして車両走行を外から観察する人の両方において、車両走行によって刺激される感情が制限される。
【発明の開示】
【0005】
この発明の第1の目的は、重力によって駆動される実質的に非自動型車両によって走行されることが意図された走路を提案することであり、そこで軌道路構造は支持構造の広がりから高度に独立的であるべきで、それによってその2つの構造は一定の制限内で相互に独立的に設計され、きわめて大きな設計上の自由も享受することができる。
【0006】
この発明の別の目的は、軌道路構造が、支持構造によって占められる領域の外側の大きな伸長部に突出することができ、それによって走路を走行する車両によって運ばれる乗客、そして車両走行を外から観察する人の両方において、特別な感情が刺激されるような走路を提案することである。
【0007】
さらにこの発明の1つの目的は、ゲームとして用いられることが意図された走路の実施の形態で、広範囲に可変的で、随意に変更可能な構造と軌道を走路に付与することによって建造することができる走路を提案することである。この事実は、走路がすべて重力によって走行されるために、そして、車両が走路のいずれの部分においても安定性を失わないために満たされるべき種々のファクターをゲームをする人が、論理性と経験から、高く評価することのニーズを考慮すると、特にゲームに造形的な特徴を与える。
【0008】
最後に、この発明の1つの目的は、組立て可能なモジュラー要素を用いて静的及び動的構造体の組立てのための汎用システムを有する、ゲームとして用いられることが意図された走路の構成のためのシステムの効果的な統合を可能にすることである。
【0009】
この発明による走路の本質的特徴は、支持構造が走路全体の中央部に限定されていること、そして、軌道路構造は支持構造に直接連結されたいくつかの部分、及び支持構造から突き出している大規模ないくつかの突出部を含んでおり、軌道路構造の前記突出部が、前記突出部を支持し、それらの幾何学的位置を確立するリギング・システムを使って支持構造に連結されることである。
【0010】
このように、走路の全体が、支持構造の限定された伸長部に対して、その軌道及びその伸長部の両方において大きな自由度で設計することができる軌道路構造で構成され、軌道路構造上の車両走行は中央支持構造外の目立つ部分で行われる。車両を操作する乗客によって走行される走路の場合、乗客は軌道路構造の突出部上を走行する間に飛んでいるような感覚を体験し、ゲームとして用いられる走路の場合は、通常のように大きな支持構造の存在によって視界が妨げられないので、車両の走行が外部からよりよく観察できる。
【0011】
この発明の重要な特徴によれば、軌道路構造の突出部を支持する前記リギング・システムは、伸長部の調節が可能なケーブルによって形成される。この特徴は、このようにして、走路上の車両走行条件を従前の設計検討に基づくだけでなく、車両の動きの試験的な確認にも基づいて調節することができるので、きわめて重要である。車両の種々の動きを達成するため、そしてその結果走路の魅力を高めるため、この可能性は、軌道路構造の部分の位置及び勾配の初期設定だけでなく、それより後の時期であっても享受することができる。
【0012】
有利なことに、前記中央支持構造は、軌道部を支持し、恐らくは直立材を使ってリギング・システムが連結される略水平伸長部を有する略垂直マストに恐らくは縮小された支柱を実質的に形成する。このようにして、支持構造の伸長部は、走路の伸長部全体に対して最小限に縮小されることが可能である。
【0013】
ゲームとして用いられることが意図された実施の形態で、前記支持構造及び上記軌道路構造の両方が、組立て可能なモジュラー要素のシステム構成によって具現化される。これによって、所定の要素システムを用いて、比較的単純な構造での動きから始め、その構成を組立てる人がより能力を高めて経験を積むにつれ、より広範で複雑な構造体を具現化することによって継続するという可能性を有する、複数の異なる走路を得ることが可能である。
【0014】
特に、有利なことに、組立て可能なモジュラー要素の前記システムによって、より単純な走路構造を組立てることも可能であり、そこですべての軌道部は支持構造によって直接支持され、リギング・システムを使って懸架されることはない。この事実によって、まだわずかしか能力と経験を持たずに走路の建造を始める人であっても、最初は設計や構成がそれほど難しくない実質的に従来の種類の非懸架走路に建造を限定し、後の時期になってから、当然のことながらはるかに難しい懸架走路の組立てに挑戦することが可能になる。難しさの等級付けはゲームの造形的特徴にとってきわめて重要である。さらに、それによってゲームがより低年齢の対象者に適したものになる。
【0015】
走路の支持構造及び軌道路構造の組立てのために特に意図された組立て可能なモジュラー要素の前記システムが、静的及び動的構造体の組立てのための組立て可能な要素の汎用システムと互換性があり、統合されることはきわめて有利である。この特徴によって、走路の建造に取りかかる人は、既に習熟している一種の組立て可能な要素を利用し、特に、異なる種類の構造体を建造する上で既に培われた経験を活用することが可能になり、そして、それが有用な場合には、走路構造をより複雑な構造体の構造に統合することも可能になる。
【0016】
有利なことに、静的及び動的構造体の構成のための組立て可能な要素の上記汎用システムは、それをもって走路の支持構造及び軌道路構造の組立てのために特に意図された組立て可能なモジュラー要素の前記システムと互換性があり、統合されるのだが、欧州特許第1,022,040による組立て可能な要素のシステムである。この要素システムの汎用性は、走路の組立てのために具体的に意図された要素との統合にきわめて有利に適合する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
この発明のこれら及びその他の特徴、目的及び利点は、いくつかの実施の形態の以下の説明からより明らかになり、添付図面を参照しながら提供される非限定的な例とみなされる。
【0018】
前記図面は、ゲームとして用いられることが意図された懸架走路の実施の形態に主として言及するものであるが、1つの図だけは、車両を操作する乗客によって走行されることが意図された懸架走路の実施の形態に言及するものである。これによって、ゲームとして用いられる実施の形態は、それが建造技術に全く熟練していない人によって建造されるので、実際には、より重大な問題を提起するということが正当化される。これに対して、車両を操作する乗客によって走行されることが意図された大規模な走路構造は熟練者によって常に設計、建造され、その熟練者に対して本明細書及び図面によって提供される教示は、建造技術の熟練者の通常の知識と統合されれば、その特定の分野におけるこの発明の適用に取りかかるのに十分である。
【0019】
この発明による懸架走路は、その全体が図1に示され、そのいくつかの可能な実施の形態の第1の例が示され、この場合は、ゲームとして用いられることが意図された実施の形態である。この発明によれば、参考文献1によってその全体が設計された支持構造は走路中央部に限定され、この場合は単独の支柱で構成される。他の実施の形態では2本または3本の支柱を想定することも可能であろうが、全体として常に走路の中央部に限定され、それらは単独の支柱の別個の部分とみなされることも可能であろう。
【0020】
適切な走路を形成する軌道路構造は、支持構造1によって直接支えられるいくつかの軌道部2を含んでいるが、軌道路構造が支持構造1から大きな伸長部をもって突出する突き出したいくつかの軌道部3も含んでいることがこの発明に独特な特徴である。これらの軌道部3は、支持構造の外側に位置しているので支持構造によって直接支えられることはできないが、第1の端部で支持構造に、反対側の端部で突出軌道部3に、連結されたリギング・システムを形成するケーブル4を通じて支持構造によって支えられる。
【0021】
図1を参照することによって、この発明による懸架走路が従来の走路といかに異なり、より大きな設計上の自由がいかに可能であるかが理解される。さらに、そのような懸架走路上での車両または車両模型の走行が従来の走路上の走行よりも魅力的であること、そして、車両を操作する乗客のための大規模な実施の形態において、突出軌道部3によって画定される領域で乗客は、従来の走路には全く欠けている、飛んでいるような感覚を受けるであろうことが、直感的に理解される。
【0022】
次に図1の走路についてより詳細に述べるが、支柱を形成する支持構造1は、この場合、柱やクロスバーを含んでいる直線構造であり、その構造は平面図では小さな空間しか占めないが、大きな抵抗と安定性を持つことができることが観察される。支持構造1は、この場合は両端部で支持構造1と連結される軌道部2を直接支持し、一方、走路の大部分は、ある重要な様態で、すなわち支持構造1の両方の反対側で突出している一群の軌道部3によって形成される。一群の突出軌道部3は一般に、外側へ、かつ支持構造1の方へ向けられた直線軌道部、及び前記直線軌道部と連結する曲線軌道部で構成される。走路は上方出発軌道部2'から出発して、例えば、この場合は車両を減速、停止させるために上り坂になっている下方到着軌道部3'で終わる。非懸架軌道部2と懸架軌道部3の間の車両の通行は、支持構造1の中空要素を通って好適に行われることが可能である。観察されるように、走路は楕円型平面を有する略螺旋形経路をたどる。この種の軌道が技術的及び実用的な理由で好ましいが、非楕円型経路によって引き起こされる問題を解決することによって、ユーザーが異なる軌道を選択することもできるので、それだけに限定されるものではない。
【0023】
支持構造1によって直接支えられることが不可能な突出軌道部3のすべては、そこからケーブル4を用いて支持され、ケーブル4は、好ましくは調節されることが可能であり、リギング・システムを形成し、一方の端部で支持される軌道部3へ、そして反対側の端部で支持構造1へ固定される。
【0024】
理解されるように、ケーブル4の長さの調節によって、走路の安定性と望ましい走行形態の両方を達成するために、軌道部3の位置と勾配の両方、そして、その結果、重力によって駆動される車両の走行条件を調節することが可能になる。
【0025】
既に述べられたように走路は、ゲームとして用いられるために実施される場合、後に述べる組立て可能な要素のシステムによって好適に組立てられる。これによって、懸架走路の建造者は、それに対して高度に変化可能及び変更可能な形状と起動を提供することが可能になること、そして、これによって、設計上の論理性の必要に加えて、きわめて有用で実用的な経験の涵養を確実なものにすることに注目すべきである。従って、比較的単純な構造体の建造から始めて、十分な経験を涵養した後、より複雑な構造体に取り組むことが可能である。これによって、ゲームのきわめて造形的な効果が確実になる。
【0026】
図2は、ゲームとして用いられる懸架走路の第2の例を示し、それはこの発明による組立て可能な要素のシステムを使って実現されることが可能である。この走路と図1による走路の違いは主として、支持構造1に直接連結される軌道部2が、それら自体の両端部で支持構造に連結されるのではなく、それら自体の中央部に近接して支持構造に繋止されることである。このようにして、軌道路構造は、支持構造に対してほぼ完全に外側になる。さらに、この例の実施の形態で、走路は慣性による走行が意図された伸長された水平軌道路部3'で終わる。また、2つの終着駅、すなわち、車両を最初の軌道部2'へ動かすための上方出発駅41、及び最後の軌道部3'から来る車両を迎えるための下方到着駅42も想定される。
【0027】
図3は、この発明による懸架走路の1つの例をきわめて図式的に表し、この場合は、車両を操作する乗客によって走行されることが意図された走路の特徴を有している。先の場合と対照的に、この例の支持構造1は組立て可能な要素によって作られてはいない。支持構造1は、水平伸長部1Bがそこからはじまる中央垂直マスト1Aを含んでおり、これら伸長部から軌道部2が直接連結され、そして、それら伸長部から上方または下方へ、突出軌道部3を支えるリギング・システムが連結されているいくつかの直立材1Cが伸びる。この場合には下方到着軌道部3'から上方出発軌道部2'へ車両を持ち上げるための吊り上げ装置43が想定される。その構造の残りの部分は、当然のことながら、規模が大きく、車両を操作する乗客の走行に適した形状を持つことを除いて、先に述べられた構造と実質的に一致する。
【0028】
ゲームとして用いられるための懸架走路の実現のために意図された組立て可能な要素を用いることによって、図4に表された例のように、より単純な非懸架走路を実現することも可能であることを既に述べた。この場合、その構造は実質的に従来の種類のものであり、その構造は、多数の支柱5で構成され、全体として複雑で伸長された支持構造を形成し、直線及び曲線軌道部6を直接支え、上方出発軌道部6'からはじまり、そして、下方最終軌道部6''で終わる。
【0029】
そのような走路も確かに興味深いものであるが、懸架走路特有の魅力に欠けている。それに対して、この発明は、設計及び実現がはるかに容易であり、従って、最初は準備が不足している建造者に一定の経験を涵養するための有用な基礎訓練であり、そうした非懸架走路の建造で経験を積んだ後、その建造者は懸架走路建造のための準備が整う。従って、述べられてきた可能性によって、この発明による組立て可能な要素のシステムの実用化の分野が拡大され、最初に比較的容易な実現を可能にし、その後より魅力のある建造を奨励することによって、その造形的特徴が著しく高められる。さらに、このようにして、そのゲームは、より低年齢の対象者にも適したものになる。
【0030】
既に述べたように、特に懸架走路構造の実現のために、そして付随的に非懸架走路の実現のためにも意図された組立て可能な要素のシステムは、欧州特許第1,022,040に述べられた静的及び動的構造の組立てのための汎用システムと互換性があり、統合されることが好ましいと考えられる。そのシステムは、壁部が断面において継手部材の中央に対して左右対称に続く8個の円弧によって形成されるメス型管状継手部材によって主に特徴づけられる。従って、メス型継手部材のこの特定の構造は、ここで述べられ、特に走路のための構造支持の実現のために意図された要素内に維持され、そして、すべての要素は前記メス型継手部材のこの構造と両立する特徴と形状を備えている。走路構造の実現のために特に意図された主な要素を以下に述べる。
【0031】
図5は、下から見た、直線軌道路部7を示す。直線軌道路部7は軌道部の特徴を有し、湾曲タイ9によって間隔を置いて互いに連結された1組の直線バー8で構成され、湾曲タイ9の凹部は走行が意図された軌道の側面を向く。その軌道部の各端部には、後に述べられる2個の歯を底部に有する継手タイ10が設けられる。さらに、底部にいくつかの突起部9'が設けられており、その目的は、図2の実施の形態のように中央部のみで、または図1のように両端部でないいずれか1箇所で、支持構造によって支えられる場合、軌道部の縦方向の位置を安定させることである。好ましくは、図5で示されるように、1組の上記下部突起部9'がいくつか設けられている。この複数設けることの理由は、走路の実現において、建造者が、他の軌道部の勾配と著しく異なる勾配を特定の軌道部に与える決定ができることである。この場合、種々の軌道部の正確な位置が損なわれことがあるが、その後元に戻される。これは、いくつかの軌道部が支持構造に固定されている位置を適切に変更することによって得られる。下部中央突起部9'を複数設けることによって、そうした変更を容易に行う可能性が確保されるが、その変更は場合により異なることが必要とされる。
【0032】
図6は、同様に曲線軌道路部12を表し、軌道部を形成するクロスバー13が直線ではなく同心円状に曲線を描いていることだけが直線軌道路部7と異なっている、この例では、その曲線は90oに広がるが、異なる角度で広がった曲線部を選択することもできる。タイ9及び端部継手タイ10は既に述べられた直線軌道路部7のものと同一である。
【0033】
図7は、軌道部7及び12を、どのような組み合わせ方でもよいが、相互連結するための役目を果たす継手要素14を表す。継手要素14は、継手タイ10を収容することができる幅広のH型断面を有し、継手タイ10の歯11と噛み合うために適した2組の横断スロットを有する。継手要素14を用いた2つの直線軌道部7の間(または、同様に、2つの曲線軌道部の間、あるいは隣接する軌道部7及び12の間)の連結は、図8及び図9に示すように行われる。各軌道部の歯11の1つは、継手要素14のスロット15と噛み合い、前記の両部品は、平面図では位置が揃うが、立面図では角度を成す(図8)。その後、各軌道部のその他の歯11は、弾性スナップによって対応するスロット15と噛み合い、その結果、両方の軌道部は相互に完全に位置が揃って配置される(図9)。このようにして、適切な数の直線軌道部7と曲線軌道部12を用いることによって、あらゆる望ましい長さと経路の軌道路を組み立てることが可能である。
【0034】
図8により、各継手タイ12の2個の歯11は異なる外形を持つことがわかる。これは、歯の一方の噛み合いは逆行できないようにし、他方の歯は噛み合い解除可能な繋止の機能が与えられるためである。
【0035】
軌道部7及び12は、軌道部の走行平面に平行な横軸を中心として、軌道部の限定された曲率、及び縦軸に沿った軌道部の限定されたねじれは可能にするが、横断方向に軌道部の顕著な変形がない、半硬質プラスチック素材で形成される。これによって、望ましい軌道に沿った軌道路の配置が可能になるが、軌道路上の車両の正確な走行の可能性を損なうことはない。
【0036】
図11は、走路の支持構造のための基部要素を示す。この要素は、この例ではスポーク付き車輪の形状を有する台部16、及び、その横断面が、欧州特許第1,022,040で述べられているような静的及び動的構造の組立てのための要素システムの管状メス型継手部材の既に述べられた横断面と同様に、前記要素の中央部に対して左右対称に続く8個の円弧で構成される中央スリーブ17を含んでいる。前記横断面は、すべてのメス型継手部材内で維持され、本システムの組立て可能な要素においても同様である。
【0037】
有利なことに、メス型部材の今述べた断面と軌道要素7及び12の横断面は、軌道部が、軌道部の8または13の両方のバーをメス型部材の軌道部のすぐ次の円弧でなく2つに噛み合わせることによってメス型部材の空洞部へ弾性スナップによって固定されることが可能な方法で相互に均衡される。これによって、支持構造1によって直接支えられることになる軌道部2の取り付けが特に容易に可能になる。
【0038】
図12は、支持構造のための継手要素を示し、継手要素は2つのメス型継手部材間の相互連結を可能にすることが意図されている。継手要素は、メス型継手要素と同一の外形を有する薄板18、及び、この板の両面から突き出して、2つの直交方向に沿って、メス型継手部材の8個の円弧のうちの6個へ摩擦によって挿入されるために適した6枚の端面を有する平面部19で構成される。
【0039】
図13は、両端部にメス型継手部材21を有する柱幹部20によって形成され、その長さが1つのモジュールの倍数である要素を示す。これらの要素は、少ない数の要素を用いて、望ましい寸法で支持構造の柱部とクロスバーを実現するために、すべてモジュールの倍数になっているが、異なる長さで好適に提供される。
【0040】
図14は、多連結要素、いわゆる節部を示し、多連結要素は、メス型継手部材の輪郭を有する管状部22によって形成され、その反対側から既に述べられた平面部19に対応するオス型継手平面部23が突き出している。さらに、上記節部は、その1つが図15に示されているが、1つまたは2つの付加的要素のための噛み合わせ手段24も備えている。節部は、噛み合わせ手段24を噛み合わせるのに適した板25、及びオス型継手平面部23に対応するオス型継手平面部26で構成される。この付加的要素によって、節部がその動きを行うための基準となる方向の数を増やすことが可能になる。
【0041】
節部の管状部22は貫通空洞を有し、従って、軌道部7または12によって横断されるために、及びそれを支持するために特に適している。
【0042】
図16は、2個のメス型継手部材の間の相互連結を可能にし、さらに突出要素を支持するケーブルを繋止することを可能にすることが意図された、支持構造のための連結要素を示す。その連結要素は、メス型継手要素の外形と同一の外形を有し、そして、前記板の両側から、メス型継手部材の8個の円弧のうちの4個へ摩擦によって挿入されるために適した4枚の円筒形スリーブが突き出している薄板27で構成される。さらに、前記板27の周辺端部から、懸架ケーブル4によって形成されるヌースを受け取るために適したフック29が突き出ている。これらの要素は、突出軌道部を支えるリギング・システムのためのいくつかの固定点を支持構造の上に提供する役割を果たす。
【0043】
図17及び図18は、懸架ケーブルの伸長を調節するために意図された装置を形成する要素を示す。その要素は、ケーブルの挿入のために開いた状態が図17に、作動位置で閉じた状態が図18に示されている。この要素は、動きを揃えて相互連結されており、スナップ式に閉じられるために適した1組のクランプ30及び31、そして、制御ハンドルとしても機能するフック32で構成される。ケーブル4(図17)は第1のクランプ30に挿入され、第2のクランプ31につながるよう動かされ、それに挿入される。ここから、ケーブルは懸架部材まで(例えば、後に述べられる、図19による要素のフック39へ)伸長され、フック32にはめ込まれるリング4'を形成することによってそこから元に戻る。従って、ケーブル4には各回ごとに先のずれとは反対の、次のずれが課される。両クランプが閉じると(図18)、ケーブルはクランプによって所定の位置を保ち、自動ロックの構造をとる。従って、ケーブルは保持の作用を受け取り、自然発生的にも、引っ張りの作用に対しても滑動することはない。しかし、要素30−32は、掴んで、ケーブルに沿って容易に滑らせることが可能である。このようにして、懸架要素まで伸長し、そこから元に戻ってくるケーブル部の伸長を変更し、その結果ケーブルの有用な長さを調節することができる。フック32はハンドルとして用いられ、抵抗力を受けることなくこの操作を容易にし、軌道要素が望ましい位置に配置されるように、ケーブルによって支えられる軌道要素によって想定される位置及び勾配の実行中の調節によって引き起こされる効果に人が注意を向けることを可能にする。いくつかの壁部30'が、クランプへのケーブルの正確なはめ込みを容易にする誘導表面部を形成し、好適に提供される。
【0044】
図19は、2つの軌道部の間の継手要素を示し、継手要素は、軌道部上の走行を妨げることなく懸架ケーブルの固定をさらに可能にする。この要素は、既に述べられた継手要素14と部分的に同一の継手要素34を含んでおり、同様に軌道部を繋止するための2組の横断スロット35が設けられるが、2本の直立材36がその側面から、この場合は三角形を成して、突き出ていること、その端部にはピボット37が、その回転を可能にすることによって可動要素38に連結することが前者と異なっている。可動要素38はその端部がフック39になっており、そこに懸架ケーブル4の端部ヌースを固定することができる。継手要素34の上方の2本の直立材36及びピボット37による何もない空間は、継手要素34によって支えられる軌道部上の車両の走行を可能にするために十分なように設計される。可動要素38の方向性によって、可動要素38がそれに連結されたケーブルの引っ張り方向に沿って自然にその位置を決めることが確保される。
【0045】
従って、図19による要素によって、2つの軌道部7及び12を相互に連結し、連結ポイントで懸架ケーブル4の1つの端部をつなぐことが可能になり、ケーブル4の他方の端部は、例えば、図16による要素27−29を用いて支持構造1へ連結される。
【0046】
述べられた組立て可能なモジュラー要素は、従って、例えば、図1及び図2に示された走路のような懸架走路、及び、リギング・システムを意味する要素を省略することによって、例えば、図4に示されるような非懸架走路の実現を可能にする。述べられた要素は、欧州特許第1,022,040による組立て可能な要素のシステムと互換性があり、統合されるような方法で設計され。そのシステムの要素は述べられた要素と共に用いられるので、事実上制限なしに、そのように統合された要素システムによって提供される実現の可能性が広がる。
【0047】
尚、この発明は、例示の目的で述べられ、示された実施の形態に限定されるものではない。いくつかの変更は、本技術分野、特にシステムの統合に適した組立て可能な要素の設計、及び付加的要素の実現における当業者にとって可能なものである。例えば、出発駅と到着駅の両方に車両を保管し、迎え入れるための特別な駅を提供することが可能であり、到着駅から出発駅へ車両を戻すために吊り上げ手段を提供することも可能である。走路を走行することが意図された車両は主に引力によって駆動されるが、これはいくつかの補助的な駆動手段の可能な提供を除外するものではない。
【0048】
これら及びその他の変更、そして技術的に同等な手段によるいかなる差し替えも、本特許請求の範囲から生じるようなこの発明の精神及び本特許の範囲を逸脱することなく、上に述べられ、示されてきた事項において行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】ゲームとして用いられることが意図された、この発明による懸架走路の第1の例を遠近法で図式的に示す図である。
【図2】これもゲームとして用いられることが意図された、この発明による懸架走路の第2の例を遠近法で図式的に示す図である。
【図3】車両を操作する乗客によって走行されることが意図された、この発明による懸架走路の1つの例を遠近法で図式的に示す図である。
【図4】この発明による組立て可能な要素を用いて実現されることが可能な非懸架走路の1つの例を遠近法で図式的に示す図である。
【図5】走路の軌道路を組立てるために意図された直線軌道部を下から見た、遠近法で図式的に示す図である。
【図6】走路の軌道路を組立てるために意図された曲線軌道部を上から見た、遠近法で図式的に示す図である。
【図7】走路の軌道路を組立てるために意図された直線軌道部の間に連結するための要素を遠近法で示す図である。
【図8】図7による連結要素を用いて、図5及び図6による2つの軌道部の間に連結する方法を示す拡大縦断面である。
【図9】図7による連結要素を用いて、図5及び図6による2つの軌道部の間に連結する方法を示す拡大縦断面である。
【図10】軌道部を走行することが意図された軌道部、連結要素及びビー玉の相対的な位置を示す拡大断面図である。
【図11】走路の支持構造のための基部要素を遠近法で示す図である。
【図12】走路の支持構造のための継手要素を遠近法で示す図である。
【図13】走路の支持構造のための、モジュール1個分を超える長さを有する要素を遠近法で示す図である。
【図14】走路の支持構造のための多連結要素、いわゆる節部を遠近法で示す図である。
【図15】図14の連結要素のための付加的な要素を遠近法で示す図である。
【図16】リギング・システムのための繋止する手段を有する、走路の支持構造の継手要素を遠近法で示す図である。
【図17】リギング・システムのケーブルの長さを調節するための要素の、それぞれ開いた状態と閉じた状態を遠近法で示す図である。
【図18】リギング・システムのケーブルの長さを調節するための要素の、それぞれ開いた状態と閉じた状態を遠近法で示す図である。
【図19】走路を形成する軌道部のための懸架要素を遠近法で示す図である。
Claims (27)
- 重力のみによって、または主に重力によって駆動される車両がその上を走行できる懸架走路において:支持構造(1);そして走路を形成し、前記支持構造(1)によって支えられ、上方出発区域(2')から下方到着区域(3')まで伸びてこれら区域(2',3')が支持構造(1)へ直接連結された軌道部によって画定されることを特徴とする軌道路構造(2,3);でその全体が構成され、支持構造(1)は走路全体の中央部に限定され、軌道路構造(2,3)は、支持構造(1)へ直接連結されたいくつかの部分(2)、及び支持構造(1)から突き出る大規模ないくつかの突出部(3)を含んでおり、軌道路構造の前記突出部(3)はリギング・システム(4)を使って支持構造(1)へ連結され、そのリギング・システム(4)は前記突出軌道路部(3)を支持し、それらの幾何学的位置を確立することを特徴とする懸架走路。
- 軌道路構造の突出部(3)を支持する前記リギング・システム(4)が、その伸長が調節されることが可能なケーブル(4)によって形成されることを特徴とする請求項1記載の走路。
- 前記中央支持構造(1)が、実質的に支柱を形成することを特徴とする請求項1記載の走路。
- 中央支持構造(1)を形成する前記支柱が、軌道部(3)を支持し、恐らくは直立材(3C)を使ってリギング・システム(4)が連結される、略水平伸長部(1B)を有する略垂直マスト(1A)に縮小されることを特徴とする請求項3記載の走路。
- 軌道路構造(2,3)によって画定される前記走路が、楕円型平面を有する略螺旋形経路をたどることを特徴とする請求項1記載の走路。
- 前記支持構造(1)と前記軌道路構造(2,3)の両方が、組立て可能なモジュラー要素のシステムの組立てによって具現化されることを特徴とする、ゲームとして用いられることが意図された請求項1記載の走路。
- 前記組立て可能なモジュラー要素の前記システムが単純な走路構造を組立てるためにも適しており、すべての軌道路部(6)が支持構造(5)によって直接支持され、リギング・システムを使って懸架されないことを特徴とする請求項6記載の走路。
- 走路の支持構造(1)及び軌道路構造(2,3)の組立てのために特に意図された組立て可能なモジュラー要素の前記システムが、静的及び動的構造体の組立てのための組立て可能な要素の汎用システムと互換性があり、統合されることを特徴とする請求項6記載の走路。
- 走路の支持構造(1)及び軌道路構造(2,3)の組立てのために特に意図された組立て可能なモジュラー要素の前記システムと互換性があり、統合される、静的及び動的構造体の組立てのための組立て可能な要素の前記汎用システムが、欧州特許第1,022,040による組立て可能な要素のシステムであることを特徴とする請求項8記載の走路。
- 走路の軌道路構造のための直線または曲線走路要素において、前記直線または曲線走路要素が、1組の直線または曲線バー(8;13)で形成され、その空洞が軌道部(7;12)の走行側を向いている湾曲タイ(9)によって間隔を置いて連結される軌道部(7;12)の特徴を有し、前記1組のバー(8;13)は、2個の連結歯(11)と共に底部に備えられた継手タイ(10)を各端部に有することを特徴とする請求項6から9のいずれか1項以上に記載の直線または曲線走路要素。
- 前記軌道部(7;12)が、その縦方向の位置を安定化させることが意図されたいくつかの突起(9')を底部に有することを特徴とする請求項10記載の走路要素。
- 走路要素において、前記走路要素が、軌道部の走行平面に平行な横軸を中心として、軌道部(7;12)の限定された曲率、及び軌道部の限定されたねじれを可能にするが、横断方向には軌道部の顕著な変形がない、半硬質プラスチック素材で形成されることを特徴とする請求項10記載の走路要素。
- 走路要素(7;12)のための継手要素(14)において、前記継手要素(14)が、継手タイ(10)を収容することができる幅広のH型断面を有し、そして、前記継手要素が、継手タイ(10)の連結歯(11)と噛み合うのに適した2組の横断スロット(15)を備えていることを特徴とする請求項10記載の継手要素。
- 走路の支持構造(1)の組立てのための要素において、前記要素が、その断面が要素中央部に対して左右対称に続き、空洞部を取り囲んでいる8個の円弧によって構成されるメス型管状継手部材(21)を含んでいることを特徴とする請求項6から9のいずれか1項以上に記載の要素。
- 軌道路構造のための走路要素(21)、及び支持構造(1)の組立てのための要素(7;12)において、それらは、軌道部(7;12)が、両方の軌道バー(8;13)を継手部材(21)の断面のすぐ次の円弧でなく2つに噛み合わせることによって継手部材(21)の空洞部へ弾性スナップによって固定されることが可能な方法で相互に均衡されることを特徴とする請求項10記載の走路要素及び要素。
- 支持構造(1)のための基部要素(16,17)において、前記基部要素(16,17)が、恐らくはスポーク付き車輪の形状を有する台部(16)、及び、メス型管状継手部材(21)の横断面に対応するその横断面を有する中央スリーブ(17)を含んでいることを特徴とする請求項14記載の要素。
- 2個のメス型管状継手部材(21)の間の相互連結を可能にすることが意図された、支持構造(1)のための継手要素(18,19)において、前記継手要素(18,19)が、メス型継手要素(21)と同一の外形を有する薄板(18)、及び、その板の両面から突き出して、2つの直交方向に沿って、メス型継手部材(21)の8個の円弧のうちの6個へ摩擦によって挿入されるために適した6枚の端面を有する平面部(19)を含んでいることを特徴とする請求項14記載の継手要素。
- 1つのモジュールの倍数の長さを有する、支持構造(1)のための要素(20,21)において、前記要素(20,21)が、その両端部でメス型継手部材(21)を有する柱幹部(20)の形状を成し、前記要素(20,21)が柱部またはクロスバーを形成するために有用であることを特徴とする請求項14記載の要素。
- 支持構造(1)のための多連結要素、いわゆる節部(22,23)において、前記多連結要素が、メス型継手要素(21)の外形を有する管状部(22)の形状を成し、そのメス型継手要素(21)の反対側の両面から、2つの直交方向に沿って、メス型継手部材(21)の8個の円弧のうちの6個へ摩擦によって挿入されるために適した6枚の端面を有する平らなオス型継手表面部(23)が突き出すことを特徴とする請求項14記載の多連結要素。
- 多連結要素(22,23)において、前記多連結要素(22,23)が、1つまたは2つの付加的要素(25,26)のための噛み合わせ手段(24)を備え、各付加的要素(25,26)は、前記噛み合わせ手段(24)へ連結するために適した板(25)、及び前記板(25)から突き出し、2つの直交方向に沿って、メス型継手部材(21)の8個の円弧のうちの6個へ摩擦によって挿入されるために適した6枚の端面を有する平らなオス型継手表面部(26)で構成されることを特徴とする請求項19記載の多連結要素。
- 多連結要素(22,23)において、前記多連結要素(22,23)の管状部(22)が貫通空洞を有し、軌道路(7;12)によって横断されるために、そして、前記軌道路(7;12)を支持するために適していることを特徴とする請求項19記載の多連結要素。
- 支持構造(1)のための連結要素(27−29)において、前記連結要素(27−29)が、メス型継手要素(21)の外形と同様の外形を有し、前記板(21)の両側から、メス型継手部材(21)の8個の円弧のうちの4個へ摩擦によって挿入されるために適した4枚の円筒形スリーブ(22)が突き出している薄板(27);及び、前記板(21)の周辺端部から突き出し、突出軌道部(3)を支持するケーブル(4)の端部ヌースを受け取るために適したフック(29)で構成されることを特徴とする請求項14記載の連結要素。
- 請求項2による支持リギング・システムのケーブル(4)の伸長を調節するための要素(30−32)において、前記要素(30−32)が、動きを揃えて相互連結されており、スナップ式に閉じられることが可能で、そして、ケーブル(4)に沿って前記要素(30−32)の故意による滑動は可能にするものの、支持ケーブル(4)に自動ロックの構造を与えることが意図された1組のクランプ(31,31)で構成され、この要素(30−32)は、制御ハンドルとしても機能するフック(32)、及びケーブル(4)の正確なはめ込みを容易にするための誘導表面部(30')でさらに構成されることを特徴とする要素。
- 継手要素(34)において、前記継手要素(34)の側面から2本の直立材(36)が伸び、その直立材(36)の端部でピボット(37)が可動要素(38)に連結し、懸架ケーブル(4)の連結を受け取るために適したフック(39)で終わることを特徴とする請求項13記載の継手要素。
- 娯楽の目的のための懸架走路において、重力のみによって、または主に重力によって駆動される車両によって走行されることが意図され、そして、車両を操作する乗客のため、あるいはゲームとして用いられるために、車両模型またはビー玉のためのいずれかで具現化されることができ、その特性、配置及び動きが本明細書及び添付図面から明らかになるにつれ、または、それらの種々の組み合わせにおいて、または別個に、技術的に同等な手段によって差し替えられ、それらの全体に取り込まれて、それらによって特徴づけられることを特徴とする懸架走路。
- 重力のみによって、または主に重力によって駆動される車両によって走行される走路の組立てのためであって、ゲームとして用いられるための組立て可能なモジュラー要素のシステムにおいて、その特性、配置及び動きが本明細書及び添付図面から明らかになるにつれて、または、それらの種々の組み合わせにおいて、または別個に、技術的に同等な手段によって差し替えられ、それらの全体に取り込まれて、それらによって特徴づけられることを特徴とするシステム。
- 構造体の組立てのためのいずれかの組立て可能なモジュラー要素において、前記いずれかの組立て可能なモジュラー要素を組立て可能なモジュラー要素のシステムで用いられるために適したものにする特徴を有する請求項26記載のいずれかの組立て可能なモジュラー要素。
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