JP2005504136A - 手袋のマイクロカプセルコーティング - Google Patents
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Abstract
Description
発明の分野
本発明は、マイクロカプセル化された物質を含む新規なコーティング組成物を使用して製造される、容易に装着可能な手袋に関する。
【0002】
発明の背景
ゴムラテックスから作られる医療、手術及び他の手袋は、一般にそれらのゴムが人の手にしっかりとフィットするように作られている。このタイトフィットのため、そのような手袋は装着を容易にするために、一般に皮膚に触れる内表面が潤滑化されている。この目的に使用される標準的な潤滑剤は、ダスティングパウダー(dusting powder)、例えば、架橋コーンスターチである。
【0003】
ゴム製品に潤滑性を与える様々な方法が提案がなされ、粉状の内表面潤滑剤を使用しない方法が検討されている。例えば、ゴム手袋の表面を臭素あるいは塩素でハロゲン化することにより、潤滑性を与えることができる。しかしこの処理は、当業者に周知の確かな不利益があり、また一般的にダスティングパウダーで内表面がコートされた手袋よりも装着しやすい手袋は製造できない。1つの先行例は、ゴムラテックスと樹脂ラテックスのブレンド物からなる、潤滑性を有する手袋を提供する。このアプローチでは、ゴム手袋の摩擦係数を低下させるが、顕著には装着性を改良することができない。他の先行技術では、手袋層と手袋をする者の皮膚との間の摩擦性の接触を低減するために、単層ビニルあるいはシリコン手袋の内側、皮膚接触表面上に顆粒状物質が配置されている。しかし、その手袋の使用は、手袋内表面から顆粒物質が削られ、顆粒物質が剥がれ落ちてしまう。
【0004】
従来技術の一例は、乾燥した手用の治療用手袋である。その手袋は、2層のメッシュまたはスクリム、上部手のひらパネルまたは層、および手の裏部または層を含む。そのスクリムは、すべての5本の指の境界で熱融合されていて、メッシュ層は乾燥ポリビニルアルコールのコーティングを有する。その手袋を装着すると湿潤し、ほとんどまたはすべてのポリビニルアルコールコーティングが溶解し、溶解したポリビニルアルコールと水の混合物を生じ、幾分スラリー状またはスラッシュ状でメッシュ上に存在することになる。加えて、そのスラリーの最も外側が普通の蒸発により乾燥し始めるにつれ、手袋の外側と皮膚の間に配置されたスラリーの内部は、皮膚を湿潤し続ける。このタイプの従来技術の1つの顕著な不利益は、繊細な動きでの使用のためには手指の器用さに欠けるということである。他の不利益は、手袋内部に付着しているポリビニルアルコールの使用である。手は、まずポリビニルアルコールを溶解するために濡れるまたは湿らないといけない。加えて、手袋の外側は、継続したポリビニルアルコールの溶解のために湿っていなければならない。
【0005】
それゆえ、湿気を与える特性を有し、乾燥および湿った手の両方の状態で装着が容易な手袋であって、手袋の内部に脱離粒子状物を生じないプロセスにより製造される手袋が望まれている。
【0006】
従って、皮膚に湿気を与え、使用者の手指の繊細な動きの器用さを維持することを可能にする手袋が望まれている。
装着容易性のために、粉剤に頼らない、または内表面の潤滑剤に頼らない、その代わりに新規で改良された方法で表面潤滑性を与える手袋は有益である。
【0007】
手袋の装着の前に手または手袋の内部の湿気または濡れが要求されない手袋は、さらに有益である。
発明の概要
1つの態様において本発明は、マイクロカプセル、水およびポリウレタンの混合物を含む組成物を提供する。そのマイクロカプセルは、低粘度炭化水素、フレグランス、ビタミン、およびマイクロカプセルコーティングを含む。そのマイクロカプセルコーティングは、ポリアセタールウレア(polyacetal urea)を含む。
【0008】
他の態様において本発明は、マイクロカプセル、水およびポリウレタンの混合物を含む手袋コーティングを提供する。そのマイクロカプセルは、低粘度炭化水素、フレグランス、ビタミン、およびマイクロカプセルコーティングを含む。そのマイクロカプセルコーティングは、ポリアセタールウレア(polyacetal urea)を含む。
【0009】
他の態様において本発明は、マイクロカプセル、水およびポリウレタンの混合物を含む組成物を提供する。そのマイクロカプセルは、水素化ポリイソブテン、バニラフレグランス、ビタミンAパルミテート、ビタミンEアセテート、およびマイクロカプセルコーティングを含む。そのマイクロカプセルコーティングは、ポリオキシメチレンウレア(polyoxymethylene urea)を含む。
【0010】
他の態様において本発明は、マイクロカプセル、水およびポリウレタンの混合物を含む手袋コーティングを提供する。そのマイクロカプセルは、水素化ポリイソブテン、バニラフレグランス、ビタミンAパルミテート、ビタミンEアセテート、およびマイクロカプセルコーティングを含む。そのマイクロカプセルコーティングは、ポリオキシメチレンウレア(polyoxymethylene urea)を含む。
【0011】
他の態様において本発明は、マイクロカプセルを含む外表面と内の皮膚接触表面を含む手袋を提供する。そのマイクロカプセルは、低粘度炭化水素、フレグランス、ビタミン、およびマイクロカプセルコーティングを含む。そのマイクロカプセルコーティングは 、ポリアセタールウレア(polyacetal urea)を含む。
【0012】
他の態様において本発明は、マイクロカプセルを含む外表面と内の皮膚接触表面を含む手袋を提供する。そのマイクロカプセルは、水素化ポリイソブテン、バニラフレグランス、ビタミンAパルミテート、ビタミンEアセテート、およびマイクロカプセルコーティングを含む。そのマイクロカプセルコーティングは、ポリオキシメチレンウレア(polyoxymethylene urea)を含む。
【0013】
他の態様において本発明は、低粘度炭化水素、フレグランス、加湿剤、染料、およびビタミンを含むマイクロカプセルを、ゴム手袋の装着容易性の改良のために使用する。そのマイクロカプセルは、手接触表面上に層を形成する様々な方法で手袋に適用され、手袋の装着容易性、臭い、および湿潤特性を改良する。手袋が手に装着されると、マイクロカプセルは手に加湿剤およびビタミンを提供するために破裂する。本発明はさらに、ゴムラテックス手袋層上の浸漬コーティングにおけるマイクロカプセルの使用を含む、装着容易性の向上した手袋の製造方法を提供する。
【0014】
他の態様において本発明は、水素化ポリイソブテン、フレグランス、加湿剤、染料、およびビタミンを含むマイクロカプセルを、ゴム手袋の装着容易性の改良のために使用する。そのマイクロカプセルは、手接触表面上に層を形成する様々な方法で手袋に適用され、手袋の装着容易性、臭い、および湿潤特性を改良する。手袋が手に装着されると、マイクロカプセルは手に加湿剤およびビタミンを提供するために破裂する。本発明はさらに、ゴムラテックス手袋層上の浸漬コーティングにおけるマイクロカプセルの使用を含む、装着容易性の向上した手袋の製造方法を提供する。
【0015】
本発明の原則に従い、湿潤および乾燥した手両方において装着容易で、粒子状物質の脱離の起こらない湿潤特性を有する手袋が提供される。
本発明の原則に従い、皮膚に加湿剤を与え、手指両方に繊細な動きを維持することができる手袋がさらに提供される。
【0016】
発明の詳細な説明
本発明の思想に従い、装着容易性を向上させるため、湿潤特性を向上させるため、および心地よい臭いを与えるために使用するマイクロカプセル内に含まれる物質を有するマイクロカプセルを含む手袋コーティングが提供される。マイクロカプセルは、湿潤ラテックスフィルムへの直接の適用用の装着容易化コーティング上塗り浸漬(overdip)として、そのラテックスの成分として、または最終浸漬用のスラリーとして、手袋に適用される。
【0017】
表1−6に示す態様は、装着容易化コーティング上塗り浸漬にマイクロカプセルを使用している。一般的に、本発明のマイクロカプセルは、低粘度炭化水素、フレグランス、ビタミン、加湿剤、染料、およびポリアセタールウレアを有するマイクロカプセルコーティングを含む。あるいは、そのマイクロカプセルコーティングは、ポリアミド及び/またはゼラチンを含む。低粘度炭化水素の例には、水素化ポリイソブテン、水素化ポリブテン、水素化ポリデセン等を含む。下に示す態様は、マイクロカプセルが使用される一つの態様であるが、上塗り浸漬溶液中でのマイクロカプセルの濃度を表す。上塗り浸漬溶液は、手袋に適用され、マイクロカプセルを含有する溶液中に型作られたゴム手袋を浸すことを含む、本発明の態様の一例である。そのマイクロカプセルは、手袋の内側の装着容易化表面の部分となる層に配置される。下に示す態様では、加湿剤およびフレグランス物質を含むマイクロカプセルを含み、そのマイクロカプセルは水およびポリウレタンを含む上塗り浸漬溶液の約1重量%から約5重量%の範囲である。手袋が手に装着されることによりマイクロカプセルが崩壊するように、マイクロカプセルは手袋の内側装着容易化表面に付着している。崩壊したマイクロカプセルは、濡れたおよび乾燥した両方の手での装着容易性を改良するために、手袋を潤滑化させ手を湿潤化させる。マイクロカプセルは、装着容易性の向上という点で同等またはよりよい結果を得られるように、他の物質と共に異なった量で使用することができる。表1−6に示す態様は網羅的なものではなく、手袋装着容易性を向上させるマイクロカプセルを含む幾つかの可能な組合せを示しているにすぎない。
【0018】
【表1】
【0019】
ここで示す本発明の態様に従い使用されるポリウレタンの一例は、Solucote1088である。Solucote1088は、ウエストウォリック(West Warwick)、ロードアイランドにあるSoluol Chemical Company から購入でき、それは本発明の原則に従い使用することができるポリウレタンの一例であるが、それに限定されるものではない。特に示さなければ、本発明に従いここに示す例で使用されるポリウレタンはSolucote1088である。
【0020】
ここで示す本発明の態様に従い使用されるマイクロカプセルの一例は、LIPOCAPSULE(登録商標)である。LIPOCAPSULE(登録商標)は、Lipo Technologiesから購入でき、それは本発明の原則に従い使用することができるマイクロカプセルの一例であるが、それに限定されるものではない。特に示さなければ、本発明の例で使用されるマイクロカプセルは、Panalene(登録商標)、バニラフレグランス、ビタミンAパルミテートおよびビタミンEアセテートから調製されるLIPOCAPSULE(登録商標)であり、ポリオキシメチレンウレアを有するマイクロカプセルコーティングを有する。Panalene(登録商標)は、水素化ポリイソブテンであり、BPの登録マークである。
【0021】
本発明では、ポリウレタンは好適にマイクロカプセルを手袋のラテックスフィルムに結合させる。図1は、マイクロカプセルの走査電子顕微鏡写真を示し、おおよその大きさを示している。そのマイクロカプセルは、本明細書に示すコア物質とマイクロカプセルコーティングを含む。他のコア物質とマイクロカプセルコーティングを有するマイクロカプセルコーティングの使用では、本発明の向上した装着容易性、好ましい臭いおよび向上した湿潤特性は様々となる。
【0022】
表1−6に示す本発明の例では、試験したマイクロカプセルは、ポリウレタンの使用によりラテックスによく結合し、湿ったおよび乾燥した両方の手での装着容易性を向上させる。本発明の更なる態様は、手袋の湿ったラテックスフィルムにマイクロカプセルを適用すること、マイクロカプセルおよびラテックスで混合物を形成すること、または最終浸漬としてスラリー中にマイクロカプセルを使用することによって、同様のまたはよりよい結果を得るために用いられる。
【0023】
本発明の1つの態様では、マイクロカプセルは上塗り浸漬コーティング中にポリウレタンおよび水と混ぜられ1重量%含まれる。表1中の試験1およびラージバッチの試験2に示す本態様は、乾燥装着試験で好ましい結果を示し、ポリウレタンはマイクロカプセルを手袋の表面によく結合させていた。図2−9は、1重量%マイクロカプセルで上塗り浸漬したチューブサンプルの走査電子顕微鏡写真を示す。図10および11は、1重量%マイクロカプセルで上塗り浸漬したサンプル手袋の走査電子顕微鏡写真を示す。
【0024】
本発明の他の態様では、2重量%マイクロカプセル上塗り浸漬コーティングが調製される。2重量%マイクロカプセルコーティングを表2に示す。この例では、マイクロカプセルは上塗り浸漬ミックスを調製するために水中でポリウレタンと混ぜられ、手袋に適用される。上塗り浸漬コーティングが適用された後、手袋の表面にはある程度の粒子物質が見られた。図12および13は、2重量%マイクロカプセル上塗り浸漬での手袋表面の走査電子顕微鏡写真を示す。
【0025】
【表2】
【0026】
本発明の他の態様では、マイクロカプセル上塗り浸漬は、1.75重量%のマイクロカプセルをポリウレタンおよび水中で含む。図14−19は、1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬での手袋の走査電子顕微鏡写真を示す。表3は、1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬コーティングで使用される物質の比を示す。1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬コーティングは、向上した装着容易性能並びに向上した湿潤特性および香りを有していた。
【0027】
【表3】
【0028】
本発明の他の態様は、1.5重量%マイクロカプセル、ポリウレタンおよび水を含む上塗り浸漬を含む。1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬コーティングを表4に示す。図20−25は、1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬での手袋の走査電子顕微鏡写真を示す。示した1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬は、好ましい臭いおよび手の湿潤性を維持しつつ、湿ったおよび乾燥した両方の手での手袋の装着を容易とする。
【0029】
【表4】
【0030】
本発明の更なる態様は、1.25重量%マイクロカプセル、水およびポリウレタンを含む上塗り浸漬コーティング溶液を含む。1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬コーティング剤の成分を表5に示す。図26−31は、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬での手袋の走査電子顕微鏡写真を示す。1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬コーティングは、湿ったおよび乾燥した両方の手での装着容易性を向上させることを証明した。それは、改良されたフレグランスおよび湿潤特性をも示した。
【0031】
【表5】
【0032】
本発明の他の例は、水およびポリウレタンを含む約4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬を有する。この態様の上塗り浸漬溶液の成分を表6に示す。図32−39は、4重量%上塗り浸漬溶液でのチューブサンプルの走査電子顕微鏡写真を示す。この例でも湿ったおよび乾燥した両方の手での向上した装着容易性が示され、ゴム層へ良好に付着する。
【0033】
【表6】
【0034】
表1−6に示す約1重量%および約5重量%の間のマイクロカプセルを含む手袋コーティングは、乾燥したおよび湿った状態の装着容易性試験で、手袋の装着容易性を向上させることが示された。表1−6に示す比は実例であるが、本発明の態様のいくつかの例にすぎない。マイクロカプセル、ポリウレタンおよび水は、同様のまたはよりよい結果を得るためにその比を変えて使用することができる。しかし、本発明の思想に従い、手袋コーティングの全重量に対する約1重量%および約5重量%の間のマイクロカプセルの濃度は、コーティングの調製に用いることができる。
【0035】
表1−6に示す本発明の例は、手袋の製造が完了した後にはパウダーフリーの表面を維持する。表1−6に示すマイクロカプセル上塗り浸漬で調製された手袋は、手袋の硬化の後は、表7に示すように大変低いレベルのパウダー、手袋当たり2ミリグラムより少ないパウダー重量を示す。本発明の例で示されるパウダーのレベルは、標準的な手袋中の典型的な量に比べて極端に低い。FDAの規則によれば、標準的なパウダーフリーのパウダーのレベルは2ミリグラムより少なく、一方、パウダー化手袋は手袋当たり約200ミリグラムのパウダーを有する。
【0036】
【表7】
【0037】
さらに、上塗り浸漬溶液中でのマイクロカプセルの使用は、パウダーフリー凝固剤の使用と両立できる。図40および41は、表5に示す1.25%重量マイクロカプセル上塗り浸漬で調製した手袋の外表面およびパウダーフリー凝固剤の使用を含むプロセスにて調製した手袋の外表面の走査電子顕微鏡写真を示す。図42および43は、1.25%重量マイクロカプセル上塗り浸漬およびパウダーフリー凝固剤で調製した手袋の内側または装着容易化表面の走査電子顕微鏡写真を示す。本発明のパウダーフリー凝固剤およびマイクロカプセル上塗り浸漬の組み合せでの使用により、手袋は湿ったまたは乾燥した手での手袋の装着が容易となり、実質的粒子状物質フリーとなる。
【0038】
本発明のコーティングを使用した手袋の調製方法は、以下に記載している。標準的なラテックス凝集剤は、きれいなセラミック型に適用され、乾燥される。標準的なラテックス凝集剤は、一般的に2価カチオン金属塩、界面活性剤または湿潤剤、および離型剤の水溶液を含む。典型的な2価金属塩には、制限的でない例として硝酸カルシウムを含み、典型的な界面活性剤または湿潤剤系としてはノニオン系であり、典型的な離型剤は炭酸カルシウムである。もちろん、水の代わりにアルコールを使用することができ、他の2価または3価の金属塩を使用することができ、塩安定な他の界面活性剤系を使用することができ、他の離型剤には制限的でない例としてデンプンおよびタルクが含まれる。
【0039】
好ましくは、塩は硝酸カルシウムであり、硝酸カルシウム含量はトータル凝集剤含量の約7重量%から約50重量%の間である。より好ましくは、硝酸カルシウム含量は、トータル凝集剤含量の約30重量%から約45重量%の範囲である。凝集剤は、最も好ましくは原料重量に対して約60%から約70%の固形物含量を有する水性ベース硝酸カルシウムを含む。例えば塩化カルシウム、硝酸亜鉛、塩化亜鉛、酢酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウムおよび硫酸アルミニウムのような他の2価カチオン金属塩を個々に、または硝酸カルシウムと組合せて使用することができる。
【0040】
セラミック型は、手の形のゴムフィルムまたはラミネート層を形成するために、混合されたラテックスに漬けられる。例えば、離型剤/凝集剤浸漬が適用された後、ラミネート層が型に適用される。そのラミネート層は、天然ゴムラテックスのようなエラストマー性又は液体樹脂浸漬を含むことができる。あるいは、そのラミネート層は、合成ラテックス、ポリウレタン、ニトリルまたはポリクロロプレンのような合成ゴムであってもよい。ラテックス物質の含量を変化させることにより、ラミネート層は異なった程度の強度、快適さおよび柔軟性を示す。とにかく、型に適用されるラテックスの含量は、望ましいつかみやすさ、切断に対する保護、および剥離および防液体性を得るために、好ましく調整される。望ましければ、ゲル化ラテックスフィルムを、ビニルメチルエーテルおよびマレイン酸エステルのコポリマーで上塗り浸漬することができる。
【0041】
ラミネート層の調製の後、もし更なるラミネート層が適用されるのであれば、2番目の凝集剤浸漬を適用することができる。好ましくは粘着付与剤の形である2番目の凝集剤浸漬は、次の工程で適用されるラミネートの付着のための媒体を供給する。他の技術では、強度と次のラミネート層の適用のための付着表面を与えるために、型は付着浸漬中に漬けられる。そのような付着浸漬は、いずれかの合成樹脂物質、およびこのましくはエラストマーを含む。異なった程度の強度および柔軟性は、付着物質の特性を変化させることにより得られる。2番目の凝集剤浸漬または他の付着浸漬のいずれかの適用の後、次のラミネート層が適用される。
【0042】
次に、ゲル化ラテックスは水に通され、硫酸アルミニウムプライマーに浸漬される。次にラテックスフィルムは、約1重量%から5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬を有する本発明のコーティング溶液に漬けられる。次に手袋は、乾燥および硬化するために高温のオーブン中を通される。硬化の後、装着容易性および型からの脱離性を改良するためにシリコンエマルジョン中に浸すことができる。
【0043】
本発明の態様によれば、パウダーフリー凝集剤浸漬が提供される。パウダーフリー凝集剤浸漬は、水と混合した凝集剤、界面活性剤、剥離剤(detackification agent)、水性ポリクロロプレン、および硬化促進剤を含む。凝集剤の硬化の後、装着容易性を向上させるために、約1重量%から約5重量%マイクロカプセル、水およびポリウレタン、さらに水素化ポリイソブテン、フレグランス、ビタミン、湿潤剤または染料およびポリアセタールウレアを有するマイクロカプセルコーティングを含むマイクロカプセルを含む上塗り浸漬を適用することができる。他の態様では、マイクロカプセルコーティングは、ポリアミドおよび/またはゼラチンを含む。
【0044】
本発明の他の態様によれば、マイクロカプセルを含むコーティングを有する手袋の調製方法が提供される。当業者によく知られた標準ラテックス凝集剤は、きれいなセラミック型に適用され、乾燥される。ゲル化したラテックスは水に通される。水に通されたラテックスは、通常は硫酸アルミニウムプライマー中に浸けられる。しかしこの方法では、ラテックスは硫酸アルミニウムでは下塗りされず、マイクロカプセル、ポリウレタンおよび水を含む装着容易化コーティング上塗り浸漬に直接浸けられる。次にラテックスフィルムは、本発明のコーティング溶液に浸けられる。そして手袋は、乾燥および硬化するために高温のオーブン中を通される。硬化の後、装着容易性および型からの脱離性を改良するためにシリコンエマルジョン中に浸すことができる。
【0045】
本発明の他の態様によれば、装着容易性改良のためのマイクロカプセルを含むコーティングを有する手袋の調製方法が提供される。本明細書に記載した標準ラテックス凝集剤は、マイクロカプセル、水およびポリウレタンを有する本発明のコーティング溶液と混合され、きれいなセラミック型に適用され、乾燥される。ゲル化したラテックスは水に通される。そして手袋は硬化され、本明細書に示すように硬化後プロセシングの通常の方法で処理される。
【0046】
本発明のコーティングを使用した手袋の他の製造方法は、それを最終浸漬として使用する。本明細書に記載した標準的ラテックス凝集剤は、きれいなセラミック型に適用され、乾燥される。セラミック型は、手の形のゴムフィルムを調製するために混合されたラテックス中に浸けられる。ゲル化したラテックスは水に通される。例えば粘着剤または付着浸漬である、更なるコーティングをラテックス手袋に適用することができる。本発明のコーティングは、スラリーの一部として調製され、最終浸漬コーティングとして使用される。そして手袋は、乾燥および硬化するために高温のオーブン中を通される。手袋が硬化した後、改良された装着容易性を促進するためにシリコンエマルジョン中に浸すことができる。さらに、シリコンエマルジョンは、型から手袋の脱離性を改善する。
【0047】
本発明について特定の態様に関連して記載しているが、変更、修正およびバリエーションは、本明細書の記載から当業者には明白であろう。従って、本発明の精神および添付の特許請求の範囲の範疇に含まれる全てのそのような変更、修正およびバリエーションは本発明に包含される。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】図1は、本発明のマイクロカプセルの走査電子顕微鏡写真である。
【図2】図2は、本発明のチューブサンプルで、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図3】図3は、本発明のチューブサンプルで、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図4】図4は、本発明のチューブサンプルで、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図5】図5は、本発明のチューブサンプルで、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図6】図6は、本発明のチューブサンプルで、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図7】図7は、本発明のチューブサンプルで、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図8】図8は、本発明のチューブサンプルで、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、破断後の走査電子顕微鏡写真である。
【図9】図9は、本発明のチューブサンプルで、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、破断後の走査電子顕微鏡写真である。
【図10】図10は、本発明の態様に従った、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図11】図11は、本発明の態様に従った、1重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図12】図12は、本発明の態様に従った、2重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図13】図13は、本発明の態様に従った、2重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図14】図14は、本発明の態様に従った、1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図15】図15は、本発明の態様に従った、1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図16】図16は、本発明の態様に従った、1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図17】図17は、本発明の態様に従った、1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図18】図18は、本発明の態様に従った、1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図19】図19は、本発明の態様に従った、1.75重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図20】図20は、本発明の態様に従った、1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図21】図21は、本発明の態様に従った、1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図22】図22は、本発明の態様に従った、1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図23】図23は、本発明の態様に従った、1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図24】図24は、本発明の態様に従った、1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図25】図25は、本発明の態様に従った、1.5重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図26】図26は、本発明の態様に従った、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図27】図27は、本発明の態様に従った、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図28】図28は、本発明の態様に従った、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図29】図29は、本発明の態様に従った、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図30】図30は、本発明の態様に従った、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図31】図31は、本発明の態様に従った、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図32】図32は、本発明のチューブサンプルで、4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図33】図33は、本発明のチューブサンプルで、4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図34】図34は、本発明のチューブサンプルで、4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図35】図35は、本発明のチューブサンプルで、4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、500%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図36】図36は、本発明のチューブサンプルで、4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図37】図37は、本発明のチューブサンプルで、4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、破断後の走査電子顕微鏡写真である。
【図38】図38は、本発明のチューブサンプルで、4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、5×700%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図39】図39は、本発明のチューブサンプルで、4重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、破断後の走査電子顕微鏡写真である。
【図40】図40は、本発明のパウダーフリー凝集剤手袋で、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図41】図41は、本発明のパウダーフリー凝集剤手袋で、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図42】図42は、本発明のパウダーフリー凝集剤手袋で、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
【図43】図43は、本発明のパウダーフリー凝集剤手袋で、1.25重量%マイクロカプセル上塗り浸漬、0%ストレッチでの走査電子顕微鏡写真である。
Claims (24)
- 水;
ポリウレタン;および
低粘度炭化水素、フレグランス、およびビタミンを含むマイクロカプセル;ここで該マイクロカプセルはポリアセタールウレアを含むコーティングを有する、
の混合物を含む組成物。 - 請求項1の組成物であって、前記マイクロカプセルがさらに湿潤剤および染料を含む、前記組成物。
- 請求項1の組成物であって、前記マイクロカプセルコーティングがさらにポリアミドを含む、前記組成物。
- 請求項1の組成物であって、前記マイクロカプセルコーティングがさらにゼラチンを含む、前記組成物。
- 請求項1の組成物であって、前記マイクロカプセルが約1重量%〜約5重量%の量存在する、前記組成物。
- 請求項1の組成物であって、ポリウレタンが約1重量%〜約15重量%の量存在する、前記組成物。
- 請求項1の組成物であって、低粘度炭化水素が水素化ポリイソブテン、水素化ポリブテン、および水素化ポリデセンからなる群から選択される、前記組成物。
- 請求項7の組成物であって、低粘度炭化水素が水素化ポリイソブテンである、前記組成物。
- 水;
ポリウレタン;および
水素化イソブテン、バニラフレグランス、ビタミンAパルミテート、およびビタミンEアセテートを含むマイクロカプセル;ここで該マイクロカプセルはポリオキシメチレンウレアを含むコーティングを有する、
の混合物を含む組成物。 - 請求項9の組成物であって、前記マイクロカプセルがさらに湿潤剤および染料を含む、前記組成物。
- 請求項9の組成物であって、前記マイクロカプセルコーティングがさらにポリアミドを含む、前記組成物。
- 請求項9の組成物であって、前記マイクロカプセルコーティングがさらにゼラチンを含む、前記組成物。
- 請求項9の組成物であって、前記マイクロカプセルが約1重量%〜約5重量%の量存在する、前記組成物。
- 請求項9の組成物であって、ポリウレタンが約1重量%〜約15重量%の量存在する、前記組成物。
- 外表面;および
低粘度炭化水素、フレグランス、およびビタミンを含むマイクロカプセルを含む内側皮膚接触表面;ここで該マイクロカプセルはポリアセタールウレアを含むコーティングを有する、
を含む手袋。 - 請求項15の手袋であって、前記マイクロカプセルがさらに湿潤剤および染料を含む、前記手袋。
- 請求項15の手袋であって、前記マイクロカプセルコーティングがさらにポリアミドを含む、前記手袋。
- 請求項15の手袋であって、前記マイクロカプセルコーティングがさらにゼラチンを含む、前記手袋。
- 請求項15の手袋であって、低粘度炭化水素が水素化ポリイソブテン、水素化ポリブテン、および水素化ポリデセンからなる群から選択される、前記手袋。
- 請求項19の手袋であって、低粘度炭化水素が水素化ポリイソブテンである、前記手袋。
- 外表面;および
水素化イソブテン、バニラフレグランス、ビタミンAパルミテート、およびビタミンEアセテートを含むマイクロカプセルを含む内側皮膚接触表面;ここで該マイクロカプセルはポリオキシメチレンウレアを含むコーティングを有する、
を含む手袋。 - 請求項21の手袋であって、前記マイクロカプセルがさらに湿潤剤および染料を含む、前記手袋。
- 請求項21の手袋であって、前記マイクロカプセルコーティングがさらにポリアミドを含む、前記手袋。
- 請求項21の手袋であって、前記マイクロカプセルコーティングがさらにゼラチンを含む、前記手袋。
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