JP2005133270A - かゆみ炎症緩和手袋及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術のようにゴム手袋に含まれる蛋白質成分の含有量を減少するのではなく、フタロシアニンの止痒、消炎作用を利用することにより、医療、理化学、産業等の分野において、ラテックス製、ニトリル製、PVC製等の手袋を使用する際の手のかゆみや炎症等を緩和するようにしたかゆみ炎症緩和手袋を提供する。
【解決手段】手袋を装着した際のかゆみ炎症緩和剤としてフタロシアニンを用い、このフタロシアニンをインナー手袋の素材に混入したり、手袋の素材に混入したり、手袋を装着する際の滑剤に混入したり、手袋の裏側のコーティング材に混入したり、手袋の裏側に施された植毛に付着したりする。
【選択図】なし

Description

本発明は、医療、理化学、産業等の分野において、ラテックス製、ニトリル製、PVC製等の手袋を使用する際の手のかゆみや炎症等を緩和するようにしたかゆみ炎症緩和手袋及びその製造方法に関するものである。
従来から、医療、理化学、産業等の様々な分野で夫々の用途に応じた手袋が使用されている。このような手袋は、衛生、防菌、手の保護、又は滑り止め等の目的で手に装着するものである。そのような手袋に使用される材料としては、天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂等のラテックス、ニトリルゴム、PVC(ポリ塩化ビニル)等が用いられている。
ところで、上記の手袋の使用においては、天然ゴムに含まれる蛋白質等の非ゴム成分又はこれに添加する物質が原因となって手のかぶれやかゆみや湿疹等を引き起こしたり、手袋の着脱をスムーズに行なうための滑剤として使用するコンスターチパウダーに含まれる蛋白質が手袋の内側で汗と化合してかぶれやかゆみや湿疹等を引き起こすというアレルギー性皮膚疾患が問題となっている。
このようなゴム手袋の装着によって引き起こされるかゆみや炎症を防止するための従来例として、特許文献1、2を掲げる。このうち、特許文献1の発明「柔軟ゴム製品及びその製造方法」は、水性天然ゴムラテックスエマルションからフィルムとして形成される患者接触層、アクリルコボリマー及びフルオロカーボンテロマー樹脂からなる水性エマルションからフィルムとして形成される着用者接触層、及び天然ゴムラテックス、ポリウレタンラテックス、ポリ(アクリルアミド/アクリル酸)およびポリエチレンオキシドからなる水性エマルションから形成される上記患者接触層と上記着用者接触層からなる医療用多層手袋である。
また、特許文献2の発明「ゴム手袋」は、脱蛋白処理された天然ゴムからなるゴム手袋であって、前記天然ゴム100重量部に対して基:−OHを有する微粒子を0.5重量部以上の割合で含有することを特徴とするゴム手袋である。
上記の特許文献1と特許文献2の発明は、いずれもゴム手袋に含まれる蛋白質成分の含有量を減少することによって蛋白質性アレルギーを緩和するようにしたものである。
特開平6−70942号公報(第1、2頁) 特開平11−81014号公報(第1、2頁) 「薬理と治療」Japanese Pharmacology & Therapeutics ライフサイエンス出版、1996年4月20日発行、 Vol.24 No.4、132頁〜135頁
一方、従来から染料又は顔料として知られているフタロシアニンの新しい利用分野として、その消臭効果に着目し、これを衣料、寝具、敷物等の繊維の消臭剤に使用する技術が開発されている。
さらに、このフタロシアニンをその他の用途で使用し得る可能性として、近時においては、上記の非特許文献1等で発表された臨床結果として、フタロシアニンに止痒、消炎作用があるという臨床結果が報告されている。
ちなみに、上記の非特許文献1に記載された内容を抜粋的に要約すると、「アレルギー性皮膚疾患の諸症状発生の原因物質の中に、ヒスタミン、セロトニンの存在が確認されているが、両者は生理活性アミンで、その活性作用の一つとして、皮膚に痒みや炎症を起こさせる作用のあることはよく知られているところである。これらの作用に対して現在使用されている一般的な抗ヒスタミン、抗セロトニン剤は、(1)ヒスタミン、セロトニン、レセプターに結合することによって拮抗障害を起こさせるタイプと、(2)肥満細胞からヒスタミン、セロトニンの放出を抑制するタイプの2種類がある。筆者は、前述したように、臨床経験からこれと異なる第3の機構による抗ヒスタミン作用の存在を推定したが、今回、この可能性を検証するために次のような基礎実験を行なったところ」の結論として、「金属フタロシアニンオクタカルボン酸〔金属=Fe、Co〕は、新たな抑制機序をもつ新規の抗ヒスタミン、セロトニン剤として十分に期待できるといえる。」との記載がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、従来技術のようにゴム手袋に含まれる蛋白質成分の含有量を減少するのではなく、フタロシアニンの止痒、消炎作用を利用することにより、医療、理化学、産業等の分野において、ラテックス製、ニトリル製、PVC製等の手袋を使用する際の手のかゆみや炎症等を緩和するようにしたかゆみ炎症緩和手袋及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、綿糸または合成樹脂製糸で編まれたインナー手袋にフタロシアニンが付着されてなることを特徴とする炎症緩和手袋の製造方法である。
また、請求項2の発明は、綿糸または合成樹脂製糸で編んだインナー手袋をフタロシアニン液に漬けることにより、前記手袋にフタロシアニンを付着させるようにしたことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。
また、請求項3の発明は、綿糸または合成樹脂製糸をフタロシアニン液に漬けることにより、フタロシアニンを付着した糸でインナー手袋を編むようにしたことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。
また、請求項4の発明は、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の素材の中にフタロシアニンを混入したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋である。
また、請求項5の発明は、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂の液体の中にフタロシアニンを混入し、該液の中に手袋の型を入れ、該型の表面に付着した液体が加硫凝固することによって作成することを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。
本発明のかゆみ炎症緩和手袋は、ラテックス製、ニトリル製、PVC製等の手袋を装着した際の皮膚のかゆみや炎症緩和にフタロシアニンを適用したものである。
本発明において、綿糸または合成樹脂製糸で編まれたインナー手袋にフタロシアニンが付着されてなるかゆみ炎症緩和手袋を構成した場合、このインナー手袋は、手術用ゴム手袋の内側に装着するものであり、使用中はインナー手袋が手の皮膚に接触するため、このインナー手袋にフタロシアニンを付着することにより、フタロシアニンが皮膚に接触して、使用者のかゆみや炎症緩和に有益となる。
また、本発明の綿糸または合成樹脂製糸で編んだインナー手袋をフタロシアニン液に漬けて該フタロシアニンを付着させる方法、または綿糸または合成樹脂製糸をフタロシアニン液に漬けて該フタロシアニンを付着した糸でインナー手袋を編む方法によって、容易にインナー手袋にフタロシアニンを付着した手袋の製造が可能となる。
また、本発明のかゆみ炎症緩和手袋において、手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入した場合、この滑剤は密着性のあるゴム手袋等の内側と皮膚との間にあって微粒子状の粉末が手袋を装着したり、脱ぎ取ったりする際の動作を円滑に行なうものである。その滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入することにより、フタロシアニンが皮膚に接触して、使用者のかゆみや炎症緩和に有益となる。
このような滑剤として、本発明は、コンスターチパウダーを使用せずに、セルロースにフタロシアニンをカチオン結合した粉末を使用することによって、上記と同様に、フタロシアニンが皮膚に接触して、使用者のかゆみや炎症緩和に有益となる。
また、本発明のかゆみ炎症緩和手袋において、手袋の着脱を円滑に行うために施した手袋の裏側のコーティング材にフタロシアニンを混入した場合、このコーティング材に含まれたフタロシアニンが皮膚に接触して、使用者のかゆみや炎症緩和に有益となる。
また、本発明のかゆみ炎症緩和手袋において、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の素材の中にフタロシアニンを混入した場合、この手袋を装着すると、手袋の素材に含まれたフタロシアニンが直接手の皮膚に接触して、使用者のかゆみや炎症緩和に有益となる。
また、このような手袋を製造する方法として、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂の液体の中にフタロシアニンを混入し、該液の中に手袋の型を入れ、該型の表面に付着した液体が加硫凝固することによって作成する方法を用いることによって、容易にかゆみ炎症緩和手袋を製造することができる。
さらに、本発明のかゆみ炎症緩和手袋において、手袋の裏側に施された植毛にフタロシアニンを付着した場合、この手袋を装着すると、手袋に施された植毛に付着されたフタロシアニンが手の皮膚に接触して、使用者のかゆみや炎症緩和に有益となる。なお、このように手袋の裏側に植毛を施した手袋としては、ビニール厚手手袋、ニトリル製厚手手袋、天然ゴム厚手手袋等が適し、産業用手袋としての用途に最適するものである。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明においては使用するフタロシアニンは、鉄等の金属を含む有機化合物であって、金属フタロシアニンと称せられることもあり、従来から染料として使用され、当業者においては消臭作用を有する物質として周知である。そのようなフタロシアニンのなかでも、かゆみや炎症を緩和する効果を期待できるものとして、例えば、金属フタロシアニンオクタカルボン酸〔金属=Fe,Co〕を挙げることができ、かゆみや炎症を緩和し得る新たな抗ヒスタミン、抗セロトニン作用を有する物質として期待し得るものである。
この実施例のかゆみ炎症緩和手袋はインナー手袋に関するものである。なお、インナー手袋とは、手術用のゴム手袋の中に装着する薄手の手袋のことを云う。このインナー手袋は、綿糸またはポリエステル等の合成樹脂製糸等によって編まれている。本実施例においては、このインナー手袋にフタロシアニンが付着されてなるものである。
そのようなインナー手袋にフタロシアニンを付着する方法としては、綿糸またはポリエステル等の合成樹脂製糸で編んだインナー手袋をフタロシアニン液に漬けることによって該フタロシアニンを付着させることにより実施することができる。
また、綿糸または合成樹脂製糸をフタロシアニン液に漬けることにより、該フタロシアニンを付着した糸でインナー手袋を編むようにすることも可能である。
この実施例のかゆみ炎症緩和手袋は、天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋を装着する際の滑剤を付着した手袋に関するものである。本実施例においては、そのような滑剤として使用されているコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入したものを手袋の裏側に付着させる。
または、手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合したものを付着したものを使用し、これを天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の裏側に付着させる。
さらに、上記の滑剤を手袋の裏側に付着する方法としては、裏返した手袋に滑剤を塗布する他に、手袋を裏返した状態でフタロシアニン液に漬けた後、乾燥させることによって手袋の裏側にフタロシアニンを付着する方法でもよい。
この実施例のかゆみ炎症緩和手袋は、天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の着脱を円滑に行うために手袋の裏側にコーティング材を施した手袋に関するものである。このようなコーティング材としては、通常、ウレタン又はポリマー等を使用している。本実施例においては、このようなコーティング材にフタロシアニンを混入したものを使用し、これを天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の裏面にコーティングするのである。
この実施例のかゆみ炎症緩和手袋は、天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の素材の中にフタロシアニンを混入したものである。
そのような手袋を製造する方法としては、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂の液体の中にフタロシアニンを混入し、この液の中に手袋の型を入れ、該型の表面に付着した液体が加硫凝固することによって製造することができる。
この実施例のかゆみ炎症緩和手袋は、手袋の裏側に施された植毛にフタロシアニンを付着したものである。この手袋の裏面に植毛を施すには、手袋の素材となるゴム面にプラスイオンを帯電させると共に接着材を施す一方、植毛の素材として均等の微小長さに形成した綿にフタロシアニンを含ませ、これをマイナスイオンに帯電させることによって前記プラスイオンの帯電面に植毛状態で接着させることにより製造することができる。
なお、上記の説明において、本発明は、かゆみ炎症緩和手袋としての構成を示すものであるが、同じく手の指に装着する指サックに適用し、該指サックの素材にフタロシアニンを混入したり、指サックを装着する時のパウダーにフタロシアニンを混入したり、上記の発明を適用し得る範囲で指サックにも適用して、フタロシアニンのかゆみ炎症緩和効果を期待することができる。
本発明において、インナー手袋にフタロシアニンを加工した場合、このインナー手袋はかゆみ炎症緩和が施された手術用手袋の内側に装着する手袋として利用することができる。
また、本発明において、手袋を装着する際の滑剤にフタロシアニンを含ませた場合、手の肌に対して密着性を有する天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋を円滑に装着すると共にかゆみ炎症緩和が施された滑剤として利用することができる。
また、本発明において、手袋の裏側に手袋の着脱を円滑に行うためのコーティング材にフタロシアニンを付着した場合、かゆみ炎症緩和がなされたコーティング材が施された手袋として利用することができる。
また、本発明において、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の素材の中にフタロシアニンを混入した場合、手袋の素材が手の皮膚に直接接触する手袋を装着する場合でも、フタロシアニンのかゆみ炎症緩和が施された手術用、理化学用等の手袋として利用することが可能となる。
さらに、本発明において、手袋の裏側に施された植毛にフタロシアニンを付着した場合、主に、この手袋を各種厚手手袋として産業用手袋に利用することが可能となる。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、綿糸または合成樹脂製糸で編まれたインナー手袋にフタロシアニンが付着されてなることを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋である。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、綿糸または合成樹脂製糸で編まれたインナー手袋にフタロシアニンが付着され、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し若しくは手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合したものを付着し、又は手袋の着脱を円滑に行うために施した手袋の裏側のコーティング材にフタロシアニンを混入し若しくは手袋の裏側に施された植毛にフタロシアニンを付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋である
また、請求項2の発明は、綿糸または合成樹脂製糸で編んだインナー手袋をフタロシアニン液に漬けることにより、前記手袋にフタロシアニンを付着させ、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し若しくは手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合したものを付着し、又は手袋の着脱を円滑に行うために施した手袋の裏側のコーティング材にフタロシアニンを混入し若しくは手袋の裏側に施された植毛にフタロシアニンを付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。
また、請求項3の発明は、綿糸または合成樹脂製糸をフタロシアニン液に漬けることにより、フタロシアニンを付着した糸でインナー手袋を編むようにし、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し若しくは手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合したものを付着し、又は手袋の着脱を円滑に行うために施した手袋の裏側のコーティング材にフタロシアニンを混入し若しくは手袋の裏側に施された植毛にフタロシアニンを付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。
また、請求項4の発明は、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の素材の中にフタロシアニンを混入し、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し若しくは手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合したものを付着し、又は手袋の着脱を円滑に行うために施した手袋の裏側のコーティング材にフタロシアニンを混入し若しくは手袋の裏側に施された植毛にフタロシアニンを付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋である。
また、請求項5の発明は、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂の液体の中にフタロシアニンを混入し、該液の中に手袋の型を入れ、該型の表面に付着した液体が加硫凝固することによって作成し、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し若しくは手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合したものを付着し、又は手袋の着脱を円滑に行うために施した手袋の裏側のコーティング材にフタロシアニンを混入し若しくは手袋の裏側に施された植毛にフタロシアニンを付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、綿糸または合成樹脂製糸で編まれたインナー手袋にフタロシアニンが付着され、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し、または手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合した粉末を付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋である
また、請求項2の発明は、綿糸または合成樹脂製糸で編んだインナー手袋をフタロシアニン液に漬けることにより、前記手袋にフタロシアニンを付着させ、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し、または手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合した粉末を付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。
また、請求項3の発明は、綿糸または合成樹脂製糸をフタロシアニン液に漬けることにより、フタロシアニンを付着した糸でインナー手袋を編むようにし、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し、または手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合した粉末を付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。
また、請求項4の発明は、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の素材の中にフタロシアニンを混入し、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し、または手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合した粉末を付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋である。
また、請求項5の発明は、手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂の液体の中にフタロシアニンを混入し、該液の中に手袋の型を入れ、該型の表面に付着した液体が加硫凝固することによって作成し、かつ手袋を装着する際の滑剤として使用するコーンスターチパウダーにフタロシアニンを混入し、または手袋を装着する際の滑剤としてセルロースにフタロシアニンをカチオン結合した粉末を付着したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法である。

Claims (5)

  1. 綿糸または合成樹脂製糸で編まれたインナー手袋にフタロシアニンが付着されてなることを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋。
  2. 綿糸または合成樹脂製糸で編んだインナー手袋をフタロシアニン液に漬けることにより、前記手袋にフタロシアニンを付着させるようにしたことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法。
  3. 綿糸または合成樹脂製糸をフタロシアニン液に漬けることにより、フタロシアニンを付着した糸でインナー手袋を編むようにしたことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法。
  4. 手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂からなる手袋の素材の中にフタロシアニンを混入したことを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋。
  5. 手袋の素材となる天然ゴム、合成ゴムまたは合成樹脂の液体の中にフタロシアニンを混入し、該液の中に手袋の型を入れ、該型の表面に付着した液体が加硫凝固することによって作成することを特徴とするかゆみ炎症緩和手袋の製造方法。
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