JP2005502826A - 真空起動流れ弁 - Google Patents

Abstract

流動性物質を分配する弁が開示されている。この弁は、第一圧力の第一チャンバ（４０）を有し、ここで、この第一チャンバ（４０）は、この第一チャンバ（４０）と連絡した出口（２８）を規定する。第二チャンバ（４２）は、第二圧力にある。この弁は、ストップ（１８）を有し、これは、第三圧力に対して指標付けされ、第一チャンバ（４０）を第二チャンバ（４２）と連絡して選択的に配置するように、作動する。ストップ（１８）は、第一圧力が第三圧力未満であるとき、第二チャンバ（４２）を該第一チャンバ（４０）に連結するように作動する。

Description

【技術分野】
【０００１】
本発明は、一般に、流体容器または配管で併用される弁に関し、さらに特定すると、流体容器に付随して真空により起動される弁に関する。
【背景技術】
【０００２】
流体容器は、世界中で広く使用されており、多くの形態をとる。このような流体容器は、種々の材料から作製され、多くの目的に使用される。例えば、容器は、一般に、個人の消費者が使用し消費するために、水、清涼飲料、スポーツドリンク、アルコール飲料などのような流体を含めるのに使用されている。流体容器はまた、医療状況のような他の用途でも、広く使用されている。例えば、流体容器は、固形食品を食べることができない患者に栄養液を供給するために、病院で使用されている。また、流体容器は、工業や種々の医療技術（例えば、エンジンなど）で使用される種々の材料を含む。
【０００３】
このような容器を使用することの欠点は、その容器の内容物が簡単にこぼれ、従って、無駄になることにある。これらの内容物が失われるだけでなく、流体のこぼれは、その流体が接触する表面に損傷を与え得る。流体内容物のこぼれは、病院環境のいる患者に、特に一般的に起こる現象である。これらの患者は、眠気または失見当識を引き起こす鎮静剤または他の薬剤適用を受け得る。これらの患者はまた、しばしば、栄養製品を消費している間、非自発的で無意識の状態に漂流し得る。この結果、患者の寝具に栄養食品がこぼれるので、寝具を変えこぼれをきれいにする必要がある。図１は、流体のこぼれが起こり得る種々の設定を示す。例えば、子供に人気のある飲料袋や飲料箱に含まれる流体は、これらの容器に付いているストローを通って、こぼれ得る。さらに、工業環境において、流体のこぼれで生じる問題は、よく知られており、ここで、腐食性化学薬品または危険な化学薬品のこぼれにより、著しい浄化費用がかかるだけでなく、作業者が危険な場所に置かれる可能性がある。
【０００４】
ある種の流体容器は、栓（例えば、ネジ付きキャップ）と共に供給され得る。しかしながら、このような栓は、通常、手で開閉されなければならない。こうすると、ランニングやサイクリングのような特定の活動中、または消費者が下に置くことができない他の品を運ぶなら、消費者が使用するのが困難となる。自動的に起動できるが使用が困難な他の栓が開発されている。このような容器はまた、使い捨て流体容器と併用するように経済的には製造されない。
【０００５】
本発明は、これらの問題および他の問題を解決するために、提供されている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【０００６】
（発明の要旨）
本発明は、流動性物質を分配できる真空要求流動弁を提供する。好ましい１実施形態では、この真空要求流動弁は、飲料容器に装着される。
【０００７】
本発明の１局面によれば、真空要求流動弁は、第一力を受ける部材を有し、該第一力は、該弁を閉じたままにするように作動可能である。該部材は、指標圧力に感受性である。該弁は、第二圧力の出口を有し、該指標圧力は、該第二圧力と該指標圧力との間の差が該部材に加えられるとき、該第一力と反対の第二力を加え、該第二圧力が該第一力に耐えるのに十分に該指標圧力よりも低いとき、該弁を開く。
【０００８】
本発明の他の局面によれば、前記弁は、流動性物質送達装置を提供する。該装置は、第一圧力の第一チャンバを有し、ここで、該第一チャンバは、出口を規定し、該出口は、該第一チャンバと連絡している。該装置は、第二圧力の第二チャンバを有し、該第二圧力は、少なくとも、該第一圧力と実質的に等しい。該装置は、弁部材を有し、該弁部材は、第三圧力に対して指標付けされ、該第一チャンバを該第二チャンバと連絡して選択的に配置するように作動する。ストップは、該第一圧力が該第三圧力未満であるとき、該第二チャンバを該第一チャンバに連絡するように作動可能である。
【０００９】
本発明の他の局面によれば、真空要求流動弁は、ハウジングを有し、該ハウジングは、そこを通る流動性物質用の通路を規定する。該通路は、第一位置にあるとき、第一容量を有し、ここで、該流動性物質は、該通路を通ることができない。該通路は、第二位置にあるとき、該第一容量よりも小さい第二容量を有し、該第二位置では、該流動性物質は、該通路を通ることができる。該通路は、該通路を通して加えられる真空によって、該第一位置から該第二位置へと移動可能であり、ここで、該容量の差は、該第一位置および該第二位置に関連しており、該流動性物質を該弁の該出口から後退させ、従って、該通路内で保持させる。
【００１０】
本発明の他の局面によれば、前記ハウジングは、ポート部材を有し、該ポート部材は、前記通路と連絡する外部開口部を規定する。前記ポート部材は、ユーザーの口で覆われるように適合されて、前記通路を通って真空を加える。前記真空が加えられるとき、力は、該真空に応答して、第一方向で、前記ハウジングに加えられ、それにより、前記通路を前記第二位置に配置し、ここで、該通路を通って、第二方向で、流動性物質を流す。前記真空はまた、前記通路に連絡した注射器またはポンプにより、加えることができる。
【００１１】
本発明の他の局面によれば、前記第二位置と前記第一位置との間の前記通路内の容量移行は、前記流動性物質を該通路に後退させる。出口は、前記通路と連絡しており、ここで、前記容量移行は、前記流動性物質を該出口から後退させる。
【００１２】
本発明の他の局面によれば、前記ポート部材は、オリフィスを有する。前記オリフィスは、前記通路から前記真空を取り除いたとき、該オリフィスを横切る前記流動性物質に付随した表面張力により該通路内に位置している該流動性物質が該オリフィスを通れなくなるような大きさにされている。前記ポート部材はまた、外部開口部を規定するベンチュリ構造を有する。
【００１３】
本発明のさらに他の局面によれば、弁は、ポート部材を有し、該ポート部材は、外部開口部を規定する。該弁は、ベース部材を有し、該ベース部材は、該ポート部材から伸長しており、該ベース部材は、内部開口部を有する。ダイアフラムは、該ポート部材と該ベース部材との間で伸長してそれらに連結され、ここで、該ベース部材と該ダイアフラムとの間で、通路が規定される。該通路は、該外部開口部および該内部開口部と連絡している。ストップ部材は、該ダイアフラムに連結され、そしてプラグを有し、該プラグは、該内部開口部に嵌る。該ダイアフラムは、第一位置および第二位置から可撓性であり、該第一位置では、該通路は、第一容量を有し、そして該第二位置では、該通路は、第二容量を有する。該プラグは、該ダイアフラムの移動に応答して、該内部開口部から、該第二位置へと移動し、ここで、流動性物質は、該内部開口部および該通路および該外部開口部を通ることができる。
【００１４】
本発明のさらに他の局面によれば、前記弁は、少なくとも１個の可撓性側壁を有する容器に装着されており、該可撓性側壁の一部は、前記ダイアフラムを含む。前記ベース部材の末端は、前記可撓性側壁の上面に連結されている。
【００１５】
本発明のさらに他の局面によれば、ダイアフラムが設けられ、該ダイアフラムは、前記通路を通って加えられた真空に応答するように、可撓性である。前記ダイアフラムはまた、該ダイアフラムを反らせるために該ダイアフラムに加えられた外力に応答して、可撓性であり得る。
【００１６】
本発明の他の局面によれば、前記ハウジングは、ポート部材を有し、該ポート部材は、前記通路と連絡する外部開口部を規定し、ここで、該ポート部材は、ユーザーの口で覆われて、真空加えるように適合されている。
【００１７】
本発明の他の局面によれば、前記真空要求流動弁は、流体容器の開口部に装着されている。
【００１８】
本発明のさらに他の局面によれば、流動性物質を送達する方法が開示されている。第一チャンバが提供され、該第一チャンバは、出口を規定する。第二チャンバが提供され、該第二チャンバは、流体レザバとして作用する。弁指標圧力もまた、提供されている。開口部が提供され、該開口部は、該第一チャンバと該第二チャンバとを連結し、弁は、該開口部に位置している。該第一チャンバには、第一圧力が加えられ、該第一圧力は、該指標圧力未満であり、ここで、該弁は、閉鎖位置から開放位置へと移動し、ここで、該流動性物質は、該出口を通って流れる。
【００１９】
本発明の他の局面によれば、流動性物質を送達する方法は、ハウジングを提供し、該ハウジングは、そこを通る流動性物質用の通路を規定する。該通路は、第一位置にあるとき、第一容量を有し、ここで、該流動性物質は、該通路を通ることができない。該通路は、第二位置にあるとき、該第一容量よりも小さい第二容量を有し、ここで、該流動性物質は、該通路を通ることができる。該通路を通して、真空が加えられ、ここで、該通路は、該第一位置から該第二位置へと移動可能であり、ここで、該通路を該第二位置から該第一位置へと戻すと、該流動性物質を該通路に後退させることにより、該通路内で、該流動性物質を保持するように働く。
【００２０】
本発明の他の特徴および利点は、以下の図面と共に、以下の明細書から明らかとなる。
【００２１】
（詳細な説明）
本発明は、多くの異なる様式の実施形態の影響を受けるものの、本発明の開示が本発明の原理の１つの例示と見なされるべきであり本発明の広範な局面を例示の実施形態に限定するようには解釈されないことを理解して、本発明の好ましい実施形態が図面で示され本明細書中で詳細に記述されている。
【００２２】
図２は、真空要求流動弁を開示し、これは、一般に、参照番号１０で呼ばれ、可撓性流体容器１１に装着される。弁１０は、流動性物質を含有する種々の種類の容器と併用できることが分かる。それゆえ、容器１１の形状は、任意であり得る。弁１０の構造をまず記述し、続いて、弁１０の操作を記述する。この弁の他の実施形態もまた、記述する。
【００２３】
図２〜７で示すように、弁１０は、一般に、ハウジング１２を含む。弁１０はまた、ダイアフラム１４、ストップ１８および放射状拡大プラグ７０（これは、弁部材と組み合わせて、考えることができる）を含む。同様に、本発明の他の実施形態において、引き続いて、同等の弁部材が示され、これは、異なる参照番号を有する。また、ダイアフラムカバー２０およびキャップ２１も示されている。この弁１０は、容器１１に連結されるように適合される。この容器１１は、第一側壁２２および第二側壁２４を有するように形成され得る。弁１０により、この容器１１から流動性物質を分配することが可能となる。この容器１１は、流動性物質を収容するレザバを規定する。以下でさらに詳細に述べるように、ダイアフラム部材１４は、可撓性部材であり、これは、真空圧力または正の外圧を使用することにより、ユーザーにより、起動できる。
【００２４】
図５で示すように、ハウジング１２は、ほぼ管状構造を有し、これは、流動性物質をそこに通す通路２６を規定する。ハウジング１２は、第一開口部２８（これは、弁出口を規定する）と、第二開口部３０または入口開口部３０（これは、容器１１と連絡するように適合されている）を有する。通路２６は、弁開口部２８と入口開口部３０との間にある。ハウジング１２は、さらに、一般に、上壁３２および下壁３４を有する。ハウジング１２の壁３２、３４は、協同して、第一ハウジングセクション３６および第二ハウジングセクション３８を規定する。第一セクション３６は、第一チャンバ４０を規定し、そして第二セクション３８は、第二チャンバ４２を規定する。ある実施形態では、通路２６は、第一チャンバ４０を含むことができるにすぎない。第一セクション３６は、ポート部材４４を有し、これは、一端を有し、この一端は、ハウジング１２の第一開口部２８を規定する。ポート部材４４は、一般に、管状構造であり、人が直接使用できるように適合された実施形態では、ユーザーの口がポート部材４４を快適に覆うことができるような大きさにされる。それゆえ、ポート部材４４は、ユーザー用のマウスピースと考えることができる。ポンプまたは注射器と併用するように適合した実施形態では、適切な形状のポート部材が供給される。ポート部材４４はまた、オリフィス４６を有し、これは、通路２６の残りの部分よりも小さい直径を有する。これは、以下でより詳細に記述されている。オリフィス４６は、複数のオリフィスを含むことができる。第一セクションおよび第二セクションならびにチャンバの命名は、逆にできることが分かる。
【００２５】
ハウジング１２は、さらに、内壁または中間壁４８を有し、これは、上壁３２と下壁３４との間で伸長している。中間壁４８は、内部開口部５０を有する。この内部開口部５０は、第二開口部と考えることができる。中間壁４８は、さらに、裏面５２を有する。中間壁４８は、一般に、第一チャンバ４０および第二チャンバ４２を規定するように、ハウジング１２を分割する。第一チャンバ４０は、弁１０の下流側と考えることができ、第二チャンバ４２は、この弁の上流側と考えることができる。内部開口部５０は、第二チャンバ４２を経由して、流体容器１１に連絡している。第二チャンバ４２は、流体容器１１を含むことができる。
【００２６】
上壁３２は、環状リム５６により規定された略円形開口部５４を有する。円形開口部５４は、以下で詳細に記述するダイアフラム１４を収容するように適合されている。環状リム５６は、リップ５８を有する。環状リム５６の前部は、ポート部材４４の垂直壁６０と協働して、溝部６２を規定する。
【００２７】
図５でさらに示すように、ダイアフラム１４は、弾力性のたわみ可能部材であり、これは、好ましい１実施形態では、一般に、円形である。ダイアフラム１４は、中心部６４および環状周縁６６（これは、フランジ６８を規定する）を有する。ダイアフラム１４は、ハウジング１２に連結され、そして円形開口部５４により収容される。フランジ６８は、環状リム５６のリップ５８と協働する。ダイアフラム１４は、環状リム５６と比較して、僅かに大きさが小さく、ここで、ダイアフラム１４のエラストマー特性により、ダイアフラム１４とリム５６との間の密封が保証される。一旦、連結されると、ダイアフラム１４は、ハウジング１２の一部であると考えられ、これは、第一位置から第二位置へと可撓性かつたわみ可能であり、下記のように弁１０を開くだけでなく、そのアセンブリの構造的な特性またはダイアフラム１４の機械的な特性のいずれかが原因で、第一位置の方へと偏らされる。それゆえ、好ましい実施形態では、ダイアフラム１４は、ハウジング１２の可撓性部分を含む。
【００２８】
また、図５で示すように、ストップ部材１８は、一般に、プラグ部材であり、これは、一端に、フランジ７０を有する。ストップ部材１８は、ダイアフラム１４の中心部６４から垂れ下がり、内部開口部５０を通って伸長している。フランジ７０は、中間壁４８の裏面５２と接して、閉鎖弁位置を規定する。フランジ７０は、プラグであると考えることができ、これは、ストップ１８から放射状に伸長し、内部開口部５０を閉じる大きさにされている。このプラグまたはフランジ７０は、このストップから弁の上流側に向かうように、位置していると考えることができる。この弁の上流側は、一般に、第二部材４２にあると考えることができ、また、この弁の下流側は、一般に、第一部材４０にあると考えることができる。好ましい実施形態では、ストップ部材１８およびダイアフラム１４は、上記弁部材を形成するように、共に一体的に成形できる。以下で詳細に記述するように、ダイアフラム１４の弾力性により、ストップ部材１８は、内部開口部５０に対して偏り、閉鎖弁位置を規定する。フランジ７０は、内壁４８の裏面５２と接する。
【００２９】
好ましい１実施形態では、弁１０は、ダイアフラムカバー２０を利用する。ダイアフラムカバー２０は、ダイアフラム１４の上に位置している。ダイアフラムカバー２０は、カラー６５を有し、これは、ダイアフラム１４のフランジ６８の周りに嵌る。ダイアフラムカバー２０は、弁１０の前部で、溝部６２内に嵌ることができる。ダイアフラムカバー２０は、環状リム５６の周りでのダイアフラム１４の圧縮を助ける大きさである。ダイアフラムカバー２０は、偶発的な起動から弁１０を保護するのを助ける。図２および３で示すように、もの望ましいなら、弁１０はまた、キャップ２１を備えることができ、これは、ポート部材４４の上に圧入される。いたずら防止密封部材７２もまた、含めることができる。いたずら防止密封部材７２は、キャップ２１をハウジング１２に密封し、弁１０がいたずらされたり予め操作されたかどうかの視覚的表示を提供する。これらの部品は、種々の方法によって連結できることが分かり、これには、高周波または超音波溶接だけでなく、溶媒結合、または使用する材料に適切な他の方法が挙げられる。
【００３０】
上述のように、好ましい１実施形態では、弁１０は、流体容器１１に装着される。この容器は、単一ウェブから形成され得るか、可撓性第一側壁２２および可撓性第二側壁２４を有し得る。この構成では、図２、３および４で示すように、弁１０は、側壁２２、２４の周縁間に挿入される。上壁３２は、一般に、第一側壁に連結され、そして下壁３４は、一般に、第二側壁２４に連結される。
【００３１】
図５で示すように、容器１１は、吹き込み成形などにより形成され得るように、単一円周側壁を有する形状で、示されている。
【００３２】
弁１０を操作する前、キャップ２１は、いたずら防止ストリップ７２により、ハウジング１２に確保される。図３および４で示すように、いたずら防止ストリップ７０は、剥がされ、そしてキャップ２１は、ポート部材４４を露出させるように取り除かれる。
【００３３】
図５〜７は、弁１０の操作を開示している。初期状態では、図５で示すように、弁１０は、閉鎖位置にあり、ここで、ストップ部材１８は、裏面５２に偏り、内部開口部５０を閉じる。この弁部材は、弁１０を閉じたままにするように操作される第一力を受ける。この第一位置では、通路２６の第一チャンバ４０は、第一容量Ｖ１を有する。ダイアフラム１４の外面１５、従って、ダイアフラム１４とストップ１８とフランジ７０との組合せは、組み合わせて、弁部材と呼ぶことができるが、一般に、指標圧力ＰＩを受け、それに敏感である。この指標圧力は、例えば、大気圧であり得、キャップ２０が排気されるか、ダイアフラム１４とキャップ２０との間の隙間には、一定の他の圧力がかかり続けている。この弁部材は、この指標圧力ＰＩに対して、指標付けされる。第一部材４０もまた、一般に、圧力Ｐ１を受け、これは、指標圧力ＰＩとほぼ等しいかそれより高くできる。
【００３４】
第二チャンバ４２および容器１１はまた、大気圧にあり得るか、または指標圧力ＰＩと実質的に同じかそれより高い一定圧力にあり得る。第二チャンバ４２および容器１１内の圧力は、ＰＣと呼ばれ得る。容器１１内の圧力は、実質的に、第一チャンバ４０内の圧力未満ではない。図６で示すように、ユーザーは、ポート部材４４を口で覆って、通路２６の第一チャンバ４０を通る圧力を低くする。この低下した圧力は、Ｐ２と呼ぶことができる。この部分真空は、この指標圧力未満の圧力を与える。図６で示すように、この真空は、ダイアフラム１４の下面７４に作用して、そのダイアフラムの上面にかかる指標圧力により、ダイアフラム１４に、指標圧力と、この部分真空×ダイアフラム１４の面積の圧力との差に等しい力を加え、それを下向きに引き出す。これは、ストップ部材１８を、矢印Ａの方向で、下向きに移動させ、容器１１に向かって、第二チャンバ４２に入れる。フランジ７０は、内部開口部５０から離れて間隔を置いて配置され、それにより、弁１０を開く。これは、加えた力がダイアフラム１４に関連した第一力（これは、ストップ部材１８を支持して、内部開口部５０を閉じる）に打ち勝つときに、起こる。この力は、好ましくは、このダイアフラム構造に付随した弾力性バネ力であり得るか、他の実施形態では、ダイアフラム１４に作用する第一チャンバ内の初期圧力より実質的に低い指標圧力により得るか、またはプラグ７０の領域にかかる容器１１内の圧力による力であり得るか、または図１８のバネ１６４により例示されるように、外部手段により加えられ得る。この第二位置では、通路２６の第一チャンバ４０は、第二容量Ｖ２を有する。第二容量Ｖ２は、ダイアフラム１４が中間壁４８に近づいて移動するとき、第一容量Ｖ１未満である。また、ダイアフラム１４とカバー２０との間の領域は、この位置でのＶ３の容量まで高まることが分かる。この位置では、この流動性物質（例えば、図示しているような飲料流体）は、容器１１から、矢印Ｂの方向で内部開口部５０を通り、通路２６を通って、第一開口部２８（ここで、ユーザーが消費する）に流出できる。それゆえ、真空を加えたとき、ハウジング４６には、真空に応答して、第一方向（矢印Ａ）で、力が加えられ、それにより、通路４８を第二位置に配置し、ここで、流体は、図６の矢印Ｃで一般に示す第二方向で、この通路を流れる。それゆえ、この弁部材に、第二圧力と指標圧力との間の差が加えられるとき、弁１０は、第二圧力が弁部材に操作可能な第一力に打ち勝つのに十分に指標圧力より低いとき、開く。容器１１（例えば、排出口を有する可撓性容器１１または剛性容器）は、弁１０が開いたとき、定圧を供給するように適合される。弁１０は、たとえ容器１１を加圧したとしても、作動可能であることが分かる。
【００３５】
さらに、この弁部材は、上記のように、第一力（これは、弁１０を閉じたままにするように作動可能である）を受けることが理解できる。この弁部材（すなわち、ダイアフラム１４、ストップ１８およびフランジ７０の組合せ）は、上記のように、この偏向力を供給する。この弁部材は、この指標圧力に敏感である。弁１０の出口２８は、第二圧力を受ける。この指標圧力は、第二圧力が指標圧力（これには、その弁部材の面積を掛けた）よりも十分に低くなりって第一力に打ち勝つように第一圧力と指標圧力との間の差が加えられるとき、第一力と反対の第二力を与える。図６で示すように、この真空は、ダイアフラム１４の下面７４に作用して、そのダイアフラムの上面にかかる指標圧力が、ダイアフラム１４に、この指標圧力と部分真空×ダイアフラム１４の面積の圧力との差に等しい力を加え、それを下向きに引き出す。これは、ストップ部材１８を、矢印Ａの方向で、下向きに移動させ、容器１１に向かって、第二チャンバ４２に入れる。フランジ７０は、内部開口部５０から離れて間隔を置いて配置され、それにより、弁１０を開く。これは、第二圧力が指標圧力よりも十分に小さいときに起こり、ここで、加えられた力は、弾力性バネ力または他のダイアフラム１４に付随した力源（これは、ストップ部材１８を偏らせて、内部開口部５０を閉じる）に打ち勝つ。
【００３６】
図７で示すように、一旦、この真空が取り除かれると、弁１０は、第一位置、すなわち、閉鎖位置に戻る。それゆえ、第二圧力が指標圧力と実質的に等しいかそれより大きいとき、弁１０は、閉じる。ダイアフラム１４の弾力性は、ストップ部材１８を中間壁４８の裏面５２に偏らせて、内部開口部５０を閉じ、従って、弁１０を閉じる。ボード部材４４を通る流体は、この真空を取り除いた後、ユーザーにより消費される。第一容量Ｖ１と第二容量Ｖ２との間の変化により、この流体を出口２８から出口通路２９に引き戻す作用が得られ、その結果、この流体が出口通路２９に引き出される直線距離は、容量Ｖ２と容量Ｖ１との間の差を出口２８の面積で割った値（これは、出口２８から離れて、通路２６に向かって、この流体を引き出すのに十分である）に等しい。直径の小さいオリフィス４６にある通路２６に残っている流体は、真空を除くとき、しかしながら、弁１０から滴らない。オリフィス４６は、ポート部材４４内では、一旦、この真空が取り除かれると、オリフィス４６を横切る流体の表面張力ＳＴが通路４８内の流体を維持するような大きさにされる。この流体の分子は、他の流体分子からの内力に遭遇し、ここで、その流体は、オリフィス３０を横切る弾性シートのように作用する。このオリフィスの縁部にある分子は、オリフィス３０を規定するハウジング１２の表面に引き付けられる。それゆえ、この流体の表面張力ＳＴが原因で、既に通路２６内にある流体は、真空が再度加えられるまで、オリフィス４６を通ることができない。
【００３７】
図２〜７で開示したこの弁形状では、弁１０の通路２６の第二チャンバ４２は、容器１１と連絡していることが理解できる。第二チャンバ４２は、容器１１を含むことができる。ストップ部材１８および内部開口部５０は、簡単な弁を規定できる。初期状態では、ダイアフラム１４の上面１５は、指標圧力ＰＩを受ける。１実施形態では、指標圧力ＰＩは、大気圧であり得る。また、その初期状態では、通路２６の第一チャンバ４０はまた、一定の異なる第一圧力Ｐ１または指標圧力ＰＩ下にある。第二チャンバ４２は、第二圧力ＰＣ下にあり、この圧力はまた、代表的に大気圧でもあり得る。容器１１はまた、初期には、容器圧力ＰＣ下にある。この圧力は、大気圧であり得る。部分真空を加えるとき、第一チャンバ４０は、現在、第二圧力Ｐ２（これは、指標圧力ＰＩ未満である）にある。この状態では、この弁は、閉鎖位置から開放位置へと移動し、ここで、この流体は、外部開口部５０を通って流れることができる。それゆえ、この弁は、第一チャンバ４０を第二チャンバ４２と連絡して配置するように、作動する。従って、ダイアフラム１４を横切って、差圧が加えられ、弁１０を開いて、流体を開口部５０に通す。好ましい１実施形態では、大気圧からの圧力差が生じ、ここで、この指標圧力は、大気圧であり、そのハウジングチャンバは、負圧を受ける。それゆえ、弁１０は、大気圧よりも低い圧力を加えることにより、起動される。大気圧と等しくない初期圧力からの圧力差もまた、加えることができることが分かる。また、この指標圧力を第三圧力と見なすことができ、ここで、第一チャンバは、第一圧力を受け、そして第二チャンバは、第一圧力と少なくとも実質的に等しい第二圧力を受ける。この弁は、第三圧力に対して指標付け（ｉｎｄｅｘ）される。この弁は、第一圧力が第三圧力、すなわち、指標圧力未満であるとき、第一チャンバを第二チャンバと連絡して選択的に配置するように、作動する。図８は、さらに、これらの圧力、およびその圧力に付随した力を図示しており、それは、弁１０の作動中にて、この弁部材に作用する。この指標圧力は、ダイアフラム１４の外面に、指標力ＦＩを加える。操作前にて、第一チャンバは、第一圧力ＰＩおよび第一力Ｆ１を有し、これは、ダイアフラム１４の内面に作用して、この弁に作用する残りの力と均衡するように働く。容器圧力ＰＣおよび容器力ＦＣもまた、プラグ７０にある弁部材に作用する。偏向力ＦＢはまた、この弁部材に作用し、特定の実施形態では、ダイアフラム１４の構造により、供給される。第一力Ｐ１が新規圧力Ｐ２に低下されるとき、力Ｆ２（Ｆ１より小さい）がダイアフラム１４に加えられる。ダイアフラム１４に作用して弁１０を開く力は、以下のベクトル式により、表わすことができる：ＦＲ（生じる力）＝ＡＤ（ＰＩ−Ｐ２）−ＡＰ（ＰＣ）−ＦＢであって、ここで、ＡＤは、ダイアフラム１４の面積であり、そしてＡＰは、プラグ７０の面積である。
【００３８】
弁１０は、ダイアフラムカバー２０を使用することなく作動できることが分かる。図８は、弁１０の簡単にした型を開示しており、ここで、ダイアフラムカバー２０は、使用されない。ダイアフラム１４は、ハウジング１２の可撓性部分を含むことができる。起動すると、このハウジング部分は、曲がって、ストップ部材１８を内部開口部５０から離れて移動させる。
【００３９】
さらに、典型的には、ユーザーにより、弁１０を起動する真空が加えられて、通路２６を通る圧力を低下させることが分かる。この真空はまた、図９で示すように、他の手段（例えば、注射器５１）により、加えることができる。真空はまた、ポンプまたは他の機械的手段により、加えることができる。最後に、チャンバ、圧力および弁位置に関する「第一」および「第二」との名称は、交換可能であり得ることが分かる。
【００４０】
弁起動の代替方法では、ユーザーは、カバー２０を通ってダイアフラム１４を押し下げ、ストップ部材１８を内部開口部５０から離して移動できる。次いで、流体は、通路２６を通って、外部開口部２８に流出できる。
【００４１】
弁１０は、配管に組み込むことができることが分かる。この配管の一部は、可撓性であり得、ダイアフラム１４を提供する。この配管の反対部分は、容器１１と連絡するように、開口部５０を備え付けることができる。ストップ部材１８は、ダイアフラム１４と開口部５０との間に設けることができる。
【００４２】
さらに、弁１０が複数のチャンバおよびダイアフラムと共に構成できるか、複数チャンバ容器の別々のチャンバと連絡するように設計されたマニホルドに連結できることが分かる。別々に保管された異なる流体は、次いで、共に消費できる。
【００４３】
それらの弁部品は、種々の材料から作製できる。これらの材料は、弁１０の目的用途に基づいて、選択できる。１実施形態（例えば、飲料容器と併用される弁）では、それらの弁部品は、種々の重合体または他の構造上適切な材料から作製できる。他の材料もまた、可能である。材料の選択は、その流体および弁の用途にだけ関連している。例えば、この弁を、注入ポンプ（これは、部分真空を与える）を備えたロケットエンジンの燃料または酸化剤供給セクションで使用し、その指標圧力を外から加えるなら、この弁部材およびハウジングは、ステンレス鋼から作製され得る。
【００４４】
図１０〜１４は、本発明の真空要求流動弁の他の実施形態を開示しており、これは、一般に、参照番号１００で示される。真空要求流動弁１００は、図２〜７で開示された弁１０と類似しており、類似の要素は、同じ参照番号で示されている。図１１で示すように、ハウジング１２の上壁３２は、環状リム５６で規定される略円形開口部５４を有する。ハウジング１２の前部に近接して、上壁３２は、第一垂直壁１０２を有する。第一垂直壁１０２は、環状リム５６と協働して、第一溝部１０４を規定する。ハウジング１２の後部に近接して、上壁３２は、第二垂直壁１０６を有する。第二垂直壁１０６は、環状リム５６と協働して、第二溝部１０８を規定する。先に述べたように、ダイアフラム１４は、環状リム５６に連結され、ここで、フランジ６８は、環状リム５６のリップ５８と協働する。ダイアフラムカバー２０は、ダイアフラム１４上に位置付けられ、ここで、カラー６５は、ダイアフラム１４のフランジ６８の周りに嵌る。ダイアフラムカバー２０は、第一溝部１０４および第二溝部１０８内にぴったりと嵌る。図１２は、開放位置の弁１００を示し、ここで、通路２６を通って、部分真空が加えられる。図１２で示すストップ１８は、内部開口部５０を通って、外部開口部２８から流出できるように構成されている。図１３では、この真空は、取り除かれ、ここで、弁１００は、上述のように、閉鎖位置に戻る。この流体は、オリフィスに引き戻され、ここで、それは、弁１００から流出する。
【００４５】
図１０および１４は、僅かに改良したカバー／キャップアセンブリ１１０を開示している。この設計では、アセンブリ１１０は、カラー１１２、キャップ１１４およびダイアフラムカバー１１６を有する。カラー１１２は、図３のいたずら防止ストリップ７２と類似のいたずら防止ストリップ１１８により、キャップ１１４に連結される。ダイアフラムカバー１１６は、可撓性ストリップ１２０により、カラー１１２に連結される。図１４ａ〜ｄは、弁１００の一般的な組立を開示している。ハウジング１２には、まず、ダイアフラム１４が連結される。次いで、ハウジング１２には、カバー／キャップアセンブリ１１０が連結される。カラー１１２およびキャップ１１４は、ハウジング１２のポートアセンブリ４４の上を滑る。ダイアフラムカバー１１６は、次いで、図１４ｄで示すように、旋回されて、ダイアフラム１４上に連結される。弁１１０を作動する前に、いたずら防止ストリップ１１８は、カラー１１２からキャップ１１４を取り除くように引き離されて、ハウジング１２のポート部材４４を露出させる。弁１００は、上記のように、操作される。
【００４６】
図１５〜１７は、本発明の真空要求弁の他の実施形態を開示しており、これは、一般に、参照番号１３０で指定される。この実施形態では、このハウジングのボート部材は、分離されて、その代わりに、ダイアフラム部材１４に連結される。図１５および１６で示すように、ポート部材１３２は、ダイアフラム１３４に一体的に連結される。カラー１３８、ハウジング１４０およびダイアフラムカバー１４２を有するカラーアセンブリ１３６が設けられる。ハウジング１４０は、第一可撓性ストラップ１４４により、カラー１３８に連結される。ダイアフラムカバー１４２は、第二可撓性ストラップ１４６により、カラー１３８に連結される。カラーアセンブリ１３６はまた、いたずら防止ストリップ１４８を有し、これは、キャップ１５０をカラー１３８に連結する。図１７ａ〜ｃは、弁１３０の一般的な組立を開示している。ポート部材１３２は、カラーアセンブリ１３６に挿入される。ハウジング１４０は、第一可撓性ストラップ１４４の周りで旋回され、ここで、ダイアフラム１３４に連結されたストップ部材１８は、ハウジング１４０の内部開口部に挿入される。ポート部材１３２およびダイアフラム１３４は、ハウジング１４０上の環状リム５６に連結される。ダイアフラムカバー１４２は、第二可撓性ストラップ１４６の周りで旋回され、そしてダイアフラム１３４上に連結される。弁１３０は、上記のように、操作される。
【００４７】
図１８〜２０は、本発明の真空要求弁の他の実施形態を開示しており、これは、一般に、参照番号１５０で指定される。図１８で示すように、弁１５０は、ダイアフラムカバー／キャップアセンブリ１５２を有する。この設計では、アセンブリ１５２は、カラー１５４、キャップ１５６およびダイアフラムカバー１５８を有する。カラー１５４は、図３のいたずら防止ストリップ７２と類似のいたずら防止ストリップ１５９により、キャップ１５６に連結される。ダイアフラムカバー１５８は、可撓性ストラップ１６０により、カラー１５４に連結される。弁１５０は、ハウジング１６１およびダイアフラム１６２を利用する。ダイアフラム１６２は、バネ１６４により、閉鎖位置の方へと偏る。バネ１６４は、ストップ部材１８の周りに位置付けられ、ここで、一端は、ハウジング１６１の中間壁に接し、他端は、ダイアフラム１６２の裏面に接する。図２０ａ〜ｄは、弁１５０の一般的な組立を開示している。バネ１６４は、ハウジング１６１の中間壁上にあり、ダイアフラム１６２は、環状リム５６を経由して、ハウジング１６２に連結されている。ハウジング１６１は、図２０ｃで示すように、アセンブリ１５２に挿入される。ダイアフラムカバー１５８は、次いで、可撓性ストラップ１６０を経由して旋回され、そしてダイアフラム１６２上に連結される。図１９は、別のダイアフラムカバー１５８を使用する弁１５０を示し、これは、図１１で示した弁構造と類似している。弁１５０は、上記のようにして、操作される。
【００４８】
図２１〜２５は、本発明の真空要求弁のさらに他の実施形態を開示している。この弁は、一般に、参照番号２００で呼ばれ、可撓性流体容器２１１に装着されることが示される。弁２００は、流動性材料または物質を含有する種々の種類の容器と併用できることが分かる。弁２００の構造をまず記述し、続いて、弁２００の操作を記述する。
【００４９】
図２４で示すように、弁２００は、一般に、ポート部材２１２、第一部材またはダイアフラム部材２１４、第二部材またはベース部材２１６、ストップ部材２１８、ダイアフラムカバー２２０およびキャップ２２１を含む。弁２００は、容器２１１に連結されるように適合し、これは、第一側壁２２２および第二側壁２２４を有する。弁２００により、容器２１１から流動性物質を分配することが可能となる。以下でさらに詳細に述べるように、ダイアフラム部材２１４は、可撓性部材であり、これは、真空圧または正の外力を使用することにより、ユーザーにより起動できる。
【００５０】
図２４および２５でさらに示すように、ポート部材２１２は、一般に、管状構造であり、出口または外部開口部２２６を規定する。ポート部材２１２は、ユーザーの口がポート部材２１２を快適に覆うことができるような大きさにされる。図２３で示した好ましい１実施形態では、ポート部材２１２は、楕円形状を有する。ポート部材２１２は、円形部材２２８を有し、これは、オリフィス２３０を有する（図２４）。
【００５１】
ベース部材２１６は、細長い部材であり、これは、ポート部材２１２の底部から伸長している。ベース部材２１６は、第一末端２３２を有し、これは、ポート部材２１２から伸長している。ベース部材２１６の第二末端２３４は、以下で詳細に記述する中間位置２３６で、ダイアフラム２１４の一端に連結される。ベース部材２１６は、内部開口部２３８を有する。内部開口部２３８は、流体容器２１１に連絡している。ダイアフラム２１４は、一端２４０を有する可撓性部材であり、これは、ポート部材２１２の上部２４２から伸長している。ダイアフラム２１４は、第二末端２４４を有し、これは、中間位置２３６で、ベース部材２１６の末端２３４に連結されている。以下でさらに詳細に述べるように、好ましい１実施形態では、弁２００を可撓性容器２１１に装着するとき、ダイアフラム２１４は、可撓性側壁２２２の１つの一部を含む。ベース部材２１６およびダイアフラム２１４は、集合的に、弁２００のハウジング２４６を含む。ハウジング２４６の一部は、第一位置から第二位置へと可撓性であり、弁２００を開く。好ましい実施形態では、ダイアフラム２１４は、ハウジング２４６の可撓性部分を含む。ポート部材２１２もまた、ハウジング２４６の一部として含めることができる。ベース部材２１６およびダイアフラム２１４はまた、集合的に、弁２００の通路２４８を規定する。
【００５２】
ストップ部材２１８は、一般に、通路２４８内で、ダイアフラム２１４とベース部材２１６との間に位置している。ストップ部材２１８は、アーム２５０およびプランジャー２５２を有し、プランジャー２５２の遠位末端には、プラグ２５４を有する。アーム２５０は、可撓性ストラップ２５６により、ポート部材２１２にヒンジ連結される。プランジャー２５２は、アーム２５０の遠位末端に連結される。プランジャー２５２およびアーム２５０は、ダイアフラム２１４の底面２５８に連結される。プラグ２５４は、内部開口部２３８を通って位置付けられ、ベース部材２１６の底面２６０と接して、内部開口部２３８を閉じる。プランジャー２５２は、さらに、一対の弾力性部材２６２を有する。弾力性部材２６２は、プラグ２５４が底面２６０に接して開口部２３８を閉じるように、ベース部材２１６の底面２６０に対して、プラグ２５４を偏らせる。
【００５３】
好ましい１実施形態では、弁２００は、ダイアフラムカバー２２０を利用する。ダイアフラムカバー２２０は、ダイアフラム２１４上に位置付けられる。ダイアフラムカバー２２０は、カラー２６４を有し、これは、ポート部材２１２の周りに位置付けられ、そこに近接して連結される。ダイアフラムカバー２２０の反対端は、中間位置２３６で、ダイアフラム２１４に連結される。ダイアフラムカバー２２０は、排出口２６６を有する。もし、望ましいなら、弁２００はまた、キャップ２２１を備えることができ、これは、ポート部材２１２に嵌る。いたずら防止密封部材２７０もまた、含めることができる。いたずら防止密封部材２７０は、キャップ２２１をカラー２６４に密封し、弁２００がいたずらされたり予め操作されたかどうかの視覚的表示を提供する。
【００５４】
上述のように、好ましい１実施形態では、弁２００は、流体容器２１１に装着され、これは、可撓性第一側壁２２２および可撓性第二側壁２２４を有する。この構成では、図２４および２５で示すように、弁２００は、側壁２２２、２２４の周縁間に挿入される。ベース部材２１６の末端２３４は、中間位置２３６にて、第一側壁２２２の裏面２７２に連結される。第一側壁２２２は、さらに伸長し、ここで、その周縁は、ポート部材２１２に近接した弁２００に連結される。この構成では、中間位置２３６から連結部（これは、ポート部材２１２に近接している）へと伸長している第一側壁２２２の一部は、ダイアフラム２１４を含む。底部または第二側壁２２４は、ポート部材２１２にあるベース部材２１６に近接して連結されて、弁２００を容器２１１に密封する。内部開口部２３８は、可撓性側壁２２２、２２４で規定される容器２１１の内部チャンバと連絡している。弁２００は、ダイアフラム２１４を有することができ、これは、側壁２２２とは別の部材から構成されることが分かる。
【００５５】
弁２００を操作する前に、キャップ２２１は、いたずら防止ストリップ２７０により、弁２００に確保される。図２２および２３で示すように、いたずら防止ストリップ２７０は、剥がされ、そしてキャップ２２１は、ポート部材２１２を露出させるように取り除かれる。
【００５６】
図２４および２５は、弁２００の操作を一般的に開示している。初期状態では、図２４で示すように、弁２００は、閉鎖位置にあり、ここで、プラグ２５４は、底面２６０に偏り、内部開口部２３８を閉じる。この第一位置では、通路２４８は、第一容量Ｖ１を有する。この容量は、一般に、ベース部材２１６およびダイアフラム２１４の接合部からポート部材２１２へと伸長する。ユーザーは、ポート部材２１２を口で覆って、通路２４８を通って部分真空を与えるように吸引する。この真空は、大気圧未満の圧力である。図２５で示すように、この真空は、ダイアフラム２１４の下面２５８に作用し、ここで、その指標圧力に関連した力は、ダイアフラム２１４を下向きに押す。これは、矢印Ａの方向で、プランジャー２５２を下向きに移動させ、ここで、プラグ２５４は、内部開口部２３８から離れて間隔を置いて配置され、それにより、弁２００を開く。この第二位置では、通路２４８は、第二容量Ｖ２を有する。第二容量Ｖ２は、このダイアフラムがベース部材２１６に近づいて移動するとき、第一容量Ｖ１未満である。また、ダイアフラム２１４とカバー２２０との間の領域は、この位置でのＶ３の容量まで高まることが分かる。この位置では、この流体は、容器２１１から、矢印Ｂの方向で内部開口部２３８を通り、通路２４８を通って、オリフィス２３０および外部開口部２２６（ここで、ユーザーが消費する）に流出できる。それゆえ、真空を加えたとき、ハウジング２４６には、真空に応答して、第一方向（矢印Ａ）で、力が加えられ、それにより、通路２４８を第二位置に配置し、ここで、流体は、図２５の矢印Ｃで一般に示す第二方向で、この通路を流れる。
【００５７】
一旦、この真空を除くと、弁２００は、第一位置に戻る。弾力性部材２６２は、内部開口部２３８次いで弁２００を閉じるように、ベース部材２１６の底面２６０に対して、プラグ２５４を偏らせる。オリフィス２３０を通る流体は、この真空を取り除いた後、ユーザーにより消費される。しかしながら、通路２４８に残っている流体は、真空を除くとき、弁２００から滴らない。第一容量Ｖ１と第二容量Ｖ２との間の変化により、この流体を出口２３８から出口通路２２９に引き戻す作用が得られ、その結果、この流体が出口通路２２９に引き出される直線距離は、容量Ｖ２と容量Ｖ１との間の差を出口２３８の面積で割った値（これは、通路２４８に向かって、この流体を引き出すのに十分である）に等しい。オリフィス２３０は、ポート部材２１２内では、一旦、この真空が取り除かれると、オリフィス２３０を横切る流体の表面張力が通路２４８内の流体を維持するような大きさにされる。この流体の分子は、他の流体分子からの内力に遭遇し、ここで、その流体は、オリフィス２３０を横切る弾性シートのように作用する。このオリフィスの縁部にある分子は、オリフィス２３０を規定する円板形部材２２８の表面に引き付けられる。それゆえ、この流体の表面張力が原因で、既に通路２４８内にある流体は、真空が再度加えられるまで、オリフィス２３０を通ることができない。図２５で示した代替実施形態では、ポート部材１２は、ベンチュリ構造２３１を有し得、これは、一般に、ポート部材２１２にある。
【００５８】
図２１〜２５で開示したこの弁形状では、弁２００の通路２４８は、第一チャンバを規定するのに対して、容器２１１は、第二チャンバを規定することが理解できる。プラグ２５４および内部開口部２３８は、簡単な弁を規定する。初期状態では、ダイアフラム２１４の上面は、第一圧力または指標圧力ＰＩを受ける。通路２４８はまた、指標圧力ＰＩまたは他の第一圧力にかけることができる。特定の１実施形態では、この指標圧力は、大気圧であり得る。容器２１１は、容器圧力ＰＣを受ける。この容器圧力もまた、大気圧であり得る。図２５で示すように、ユーザーが部分真空を加えるとき、通路２４８により規定される第一チャンバは、第二圧力Ｐ２（これは、指標圧力ＰＩ未満である）を受ける。この状態では、この弁は、閉鎖位置から開放位置へと移動し、ここで、この流体は、外部開口部２６を通って流れることができる。好ましい１実施形態では、指標圧力ＰＩは、大気圧に相当し、これは、平衡状態で、通路２４８および容器２１１内に存在している。この初期状態（図２４）では、指標圧力ＰＩは、一般に、大気圧下にあり、プラグ２５４は、開口部２３８を閉じる。通路２４８に第二圧力Ｐ２（これは、大気圧未満である）を加えるとき、真空が存在している。この結果、上で説明したように、ダイアフラム２１４に作用する力が生じ、これは、このダイアフラムを下方に引き出し、ここで、プラグ２５４は、開口部２３８から離れて移動し、流体を開口部２３８に通す。それゆえ、ダイアフラム２１４を横切って、差圧が加えられ、弁２００を開き、流体を開口部２３８に通す。好ましい１実施形態では、この圧力差は、大気圧である指標圧力から生じる。それゆえ、弁２００は、大気圧未満の圧力を加えることにより、起動される。圧力差はまた、大気圧と等しくない指標圧力から加えることができることが分かる。また、典型的には、ユーザーにより、この真空が加えられて、この通路を通る圧力を低下させることが分かる。この真空はまた、他の手段（例えば、注射器）により、加えることができる。真空はまた、ポンプまたは他の機械的手段により、加えることができる。最後に、チャンバ、圧力および弁位置に関する「第一」、「第二」および「第三」との名称は、交換可能であり得ることが分かる。
【００５９】
弁起動の代替方法では、ユーザーは、カバー２２０を通ってダイアフラム２１４を押し下げ、プラグ２５４を内部開口部２３８から離して移動できる。次いで、流体は、通路２４８を通って、外部開口部２２６に流出できる。
【００６０】
それらの弁部品は、種々の材料から作製できる。本発明の好ましい形態では、弁部品は、射出成形プロセスから製造され、ここで、ポート部材１２、ベース部材１６およびストップ部材１８の一部は、一体的に成形される。しかしながら、これらの弁部品は、別々に形成して互いに連結できることが分かる。
【００６１】
弁１０は、配管に組み込むことができることが分かる。この配管の一部は、可撓性であり得、ダイアフラム１４を提供する。この配管の反対部分は、容器１１と連絡するように、開口部を備え付けることができる。ストップ部材は、ダイアフラム１４と開口部との間に設けることができる。
【００６２】
それゆえ、装置１０（だけでなく、開示された他の装置）が提供され、これは、構造および用途が簡単である。図２６で示すように、容器１１に連結された弁１０は、単に、ポート部材１２を通して真空を加えることにより、ユーザーにより簡単に起動できる。流体は、必要に応じて、消費され、弁１０から滴らない。それに加えて、装置１０の構造のために、流体は、容器１１の可撓性側壁２２、２４を絞ることにより、弁１０から放出できない。これと反対に、側壁２２、２４を絞ると、プラグ７０がハウジングの中間壁にさらに押し付けられる場合、より大きい密封が得られる。それゆえ、もし、容器１１が偶発的に圧縮されるなら、流体は、弁１０を通って噴霧されない。
【００６３】
図２７および２８で示すように、弁１０が構成でき、ここで、例えば、ダイアフラムカバー２０は、販売促進の目的上、またはブランド設定の機会を与えるために、独特の形状１８０（図２７および２８）または刻印を持つ表面１８２（図２８）を有することができる。
【００６４】
本発明の流動性物質送達装置／弁を利用する容器は、広範な種々の用途および応用を有する。弁１０は、熱いまたは冷たい飲料だけでなく非炭酸飲料に使用するのに理想的である。ユーザーは、このような容器１１を携帯して簡単に運ぶことができる（図２９および３０）。例えば、ジュースまたはミルクを入れた容器１１はまた、子供および幼児に使用できる（図２９および３２）。容器１１はまた、ハンガー部材１８４を付属させることができる。図３２および３３ａで示すように、ハンガー部材１８４は、クランプ１８６およびバンド１８８（これは、クランプ１８６を容器１１に連結する）を含み得る。クランプ１８６は、支持部材に取り外し可能に固着できる。この支持部材は、複数の異なる種類の部材（例えば、車両（図３３ａ）または幼児用乳母車のような乳母車（図３２）の部材）を含むことができる。容器１１は、次いで、ユーザーが握る支持部材から吊すことができる。図３４ｃで示すように、クランプ１８６はまた、容器１１に直接装着できる。容器１１はまた、多数の異なるレクリエーション環境で使用できる（図３１および３５）。容器１１はまた、活動的なスポーツ活動に参加するとき、理想的である（図３４ａ〜ｄ）。図３４ｂおよび３４ｄで示すように、容器１１には、可撓性配管１９０を装着でき、弁１０は、チューブ１９０の遠位末端に装着され、ここで、チューブ１９０は、例えば、サイクリングやランニングのとき、手を使わずに簡単にアクセスできる。容器１１はまた、片手で握ることができ、流体は、弁１０をさらに手動操作することなく、消費される（図２６を参照）。容器１１は、さらに、旅行の際に使用するのに理想的である（図３３ａ〜ｂ）。
【００６５】
容器１１は、さらに、所定位置で直立させるように設計できる。図３３ｂで示すように、容器１１はまた、キャリア１９２を有し得、これは、容器１１を所定位置で支持できる。１実施形態では、キャリア１９２は、基部１９４および側壁１９６を有することができる。キャリア１９２はまた、ハンドル１９８を有し得る。最後に、図３６ａおよび３６ｂで示すように、容器１１は、病院環境において、患者が使用できる。図３６ｂでさらに示すように、細長配管１９９は、容器１１にそのチューブの遠位末端の弁１０をが装着され得る。本発明の範囲に含まれる用途には、工業用化学物質、薬物または任意の他の流動性物質の保管および分配が挙げられる。
【００６６】
弁１０は、いくつかの利点をもたらす。容器１１および弁１０は、低価格であり、使い捨て用に設計され、ここで、容器１１および弁１０は、容器１１が空になったとき、捨てることができる。しかしながら、弁１０はまた、複数回使う用途で使用できる。弁１０は、吸引起動され、ここで、ユーザーは、普通のストローと同じように簡単に、弁１０を通って飲むことができる。このハウジング構造および弁機能によっても、その弁からの滴りが阻止される。弁１０の構造により、流体は、一旦、その内部開口部を通ると、容器に引き戻されない。弁１０の構造はまた、容器１１からの圧力に耐え、偶発的には起動できない。弁１０は、一旦開くと、弁１０が使用していない時にその閉鎖位置に戻るので、再びキャップを付ける必要はない。これらの弁部品は、例えば、好ましい１実施形態では、射出成形方法により、簡単に製造される。この弁は、ある種の射出成形材料から作成できるので、この弁は、広範囲の温度にわたって、長時間、作動可能であり得る。
【００６７】
本発明は、その精神または中心的特徴から逸脱することなく、他の特定の形状で具体化され得ることが分かる。従って、本発明の実施形態は、全ての点で、限定ではなく例示と見なすべきであり、本発明は、本明細書中で示した詳細には限定されない。
【図面の簡単な説明】
【００６８】
【図１】図１は、従来の流体容器で遭遇する問題を図示している複数の概略図を示す。
【図２】図２は、本発明の真空要求流動弁の透視図であり、これは、可撓性流体容器に装着されている。
【図３】図３は、いたずら防止ストリップを取り外した図２の容器の透視図である。
【図４】図４は、この弁および容器の透視図であり、ここで、その弁のキャップは、取り外されている。
【図５】図５は、この弁および容器の部分断面図であり、その弁は、閉鎖位置で示されている。
【図６】図６は、この弁および容器の部分断面図であり、その弁は、ユーザーにより、開放位置に置かれている。
【図７】図７は、この弁および容器の部分断面図であり、その弁は、閉鎖位置に戻されている。
【図８】図８は、本発明の弁の概略図である。
【図９】図９は、この弁および容器の部分断面図であり、その弁は、注射器を経由して、開放位置に置かれるように適合されている。
【図１０】図１０は、本発明の真空要求流動弁の他の実施形態の分解透視図である。
【図１１】図１１は、本発明の真空要求流動弁および容器の他の実施形態の部分断面図であり、その弁は、閉鎖位置で、示されている。
【図１２】図１２は、図１１の弁および容器の部分断面図であり、その弁は、ユーザーにより、開放位置に置かれている。
【図１３】図１３は、図１１の弁および容器の部分断面図であり、その弁は、閉鎖位置に戻されている。
【図１４ａ】図１４ａは、図１０の弁の組立を示す断面図である。
【図１４ｂ】図１４ｂは、図１０の弁の組立を示す断面図である。
【図１４ｃ】図１４ｃは、図１０の弁の組立を示す断面図である。
【図１４ｄ】図１４ｄは、図１０の弁の組立を示す断面図である。
【図１５】図１５は、本発明の真空要求流動弁の他の実施形態の分解透視図である。
【図１６】図１６は、図１５の弁の断面図であり、その弁は、閉鎖位置で示されている。
【図１７ａ】図１７ａは、図１５の弁の組立を示す断面図である。
【図１７ｂ】図１７ｂは、図１５の弁の組立を示す断面図である。
【図１７ｃ】図１７ｃは、図１５の弁の組立を示す断面図である。
【図１８】図１８は、本発明の真空要求流動弁の他の実施形態の分解透視図である。
【図１９】図１９は、図１８の弁の断面図であり、その弁は、閉鎖位置で示されている。
【図２０ａ】図２０ａは、図１８の弁の組立を示す断面図である。
【図２０ｂ】図２０ｂは、図１８の弁の組立を示す断面図である。
【図２０ｃ】図２０ｃは、図１８の弁の組立を示す断面図である。
【図２０ｄ】図２０ｄは、図１８の弁の組立を示す断面図である。
【図２１】図２１は、本発明の真空要求流動弁の他の実施形態の透視図であり、これは、可撓性流体容器に装着されている。
【図２２】図２２は、図２１の容器の部分透視図であり、これは、いたずら防止ストリップを取り外して、示されている。
【図２３】図２３は、この弁および容器の透視図であり、ここで、その弁のキャップは、取り外されている。
【図２４】図２４は、図２１の弁および容器の部分断面図であり、その弁は、閉鎖位置で示されている。
【図２５】図２５は、図２１の弁および容器の部分断面図であり、その弁は、ユーザーにより、開放位置に置かれている。
【図２６】図２６は、本発明の真空要求流動弁を有する容器から流体を消費するユーザーの概略図である。
【図２７】図２７は、本発明の真空要求流動弁の透視図であり、これは、流体容器に装着され、その弁は、刻印を持つ表面を有する。
【図２８】図２８は、本発明の他の真空要求流動弁の透視図であり、これは、流体容器に装着され、その弁は、刻印を持つ表面を有する。
【図２９ａ】図２９ａは、本発明の真空要求流動弁の種々の用途を示す概略図である。
【図２９ｂ】図２９ｂは、本発明の真空要求流動弁の種々の用途を示す概略図である。
【図２９ｃ】図２９ｃは、本発明の真空要求流動弁の種々の用途を示す概略図である。
【図３０】図３０は、本発明の真空要求流動弁の他の用途を示す概略図である。
【図３１】図３１は、本発明の真空要求流動弁の他の用途を示す概略図である。
【図３２】図３２は、本発明の真空要求流動弁の他の用途を示す概略図である。
【図３３ａ】図３３ａは、本発明の真空要求流動弁の追加用途を示す概略図である。
【図３３ｂ】図３３ｂは、本発明の真空要求流動弁の追加用途を示す概略図である。
【図３４ａ】図３４ａは、本発明の真空要求流動弁の追加用途を示す概略図である。
【図３４ｂ】図３４ｂは、本発明の真空要求流動弁の追加用途を示す概略図である。
【図３４ｃ】図３４ｃは、本発明の真空要求流動弁の追加用途を示す概略図である。
【図３４ｄ】図３４ｄは、本発明の真空要求流動弁の追加用途を示す概略図である。
【図３５】図３５は、本発明の真空要求流動弁の他の用途を示す概略図である。
【図３６ａ】図３６ａは、本発明の真空要求流動弁の追加用途を示す概略図である。
【図３６ｂ】図３６ｂは、本発明の真空要求流動弁の追加用途を示す概略図である。

Claims (93)

1. 以下：第一力を受ける部材であって、該第一力は、該弁を閉じたままにするように作動可能であり、該部材は、指標圧力に感受性である部材；および第二圧力の出口を含む弁であって：該指標圧力は、該第二圧力と該指標圧力との差が該部材に加えられるとき、該第一力と反対の第二力を加え、該第二圧力が該第一力に耐えるのに十分に該指標圧力よりも低いとき、該弁を開く、
   弁。
2. 前記部材が、前記第一力と同じ方向で、偏向力を供給する、請求項１に記載の弁。
3. 前記指標圧力が、前記部材に、前記第一力より小さい規模の前記第二力を加えたとき、前記弁が、前記第二圧力の作用下にて、閉じる、請求項１に記載の弁。
4. 前記部材にかかる第二圧力が、前記指標圧力と実質的に等しいとき、前記弁が、該第二圧力の作用下にて、閉じる、請求項２に記載の弁。
5. 前記部材が、ダイアフラムを含む、請求項１に記載の弁。
6. 前記部材が、ストップを含む、請求項１に記載の弁。
7. 前記部材が、プラグを含む、請求項１に記載の弁。
8. 前記部材が、流動性物質の流れを選択的に制御するように、内部開口部と協働する、請求項７に記載の弁。
9. 前記指標圧力が、大気圧である、請求項１に記載の弁。
10. 前記弁が、定圧を送達するように適合された流体レザバ容器と連絡している、請求項１に記載の弁。
11. 流動性物質送達装置であって、該装置は、以下を含む：第一圧力の第一チャンバであって、ここで、該第一チャンバは、出口を規定し、該出口は、該第一チャンバと連絡している、第一圧力の第一チャンバ；該第一圧力と実質的に等しい第二圧力の第二チャンバ；および弁部材であって、該弁部材は、第三圧力に対して指標付けされ、該第一チャンバを該第二チャンバと連絡して選択的に配置するように作動し、該弁部材は、該第一圧力が該第三圧力未満であるとき、該第二チャンバを該第一チャンバに連絡するように作動可能である、弁部材、
    を含む、装置。
12. 前記弁部材が、閉鎖位置に偏向され、ここで、前記第一チャンバが、前記第二チャンバと連絡していない、請求項１１に記載の装置。
13. 前記第三圧力が、大気圧である、請求項１１に記載の弁。
14. 前記第二チャンバが、定圧の流体レザバ容器と連絡している、請求項１１に記載の弁。
15. 前記装置用のキャリアを含み、該キャリアが、該装置を所定位置で支持できる、請求項１１に記載の容器。
16. 前記装置の壁に装着されたハンガー部材をさらに含み、該ハンガー部材が、支持部材に取り外し可能に固着されるように適合されている、請求項１１に記載の容器。
17. ハウジングを含む弁であって、該ハウジングは、そこを通る流動性物質用の通路を規定し、該通路は、第一位置にあるとき、第一容量を有し、ここで、該流動性物質は、該通路を通ることができず、該通路は、第二位置にあるとき、該第一容量よりも小さい第二容量を有し、該第二位置は、該流動性物質を該通路に通すことができ、ここで、該通路は、該第一位置から該第二位置へと移動可能である、
    弁。
18. 前記第二位置と前記第一位置との間の前記通路内の容量移行が、前記流動性物質を該通路に後退させる、請求項１７に記載の弁。
19. 出口を含み、該出口が、前記通路と連絡しており、ここで、前記容量移行が、前記流動性物質を該出口から後退させる、請求項１８に記載の弁。
20. 前記出口からの前記後退が、前記通路内の前記流体を保持するように作動可能である、請求項１９に記載の弁。
21. 前記ハウジングが、ポート部材を有し、該ポート部材が、前記通路と連絡する外部開口部を規定し、ここで、該ポート部材が、前記弁を、前記第一位置から前記第二位置へと起動するように適合される、請求項１７に記載の弁。
22. 前記通路が、該通路に加えられる圧力により、前記第一位置から前記第二位置へと移動される、請求項１７に記載の弁。
23. 前記通路に加えられる前記圧力が、部分真空である、請求項２２に記載の弁。
24. 前記部分真空が加えられるとき、力が、該部分真空に応答して、第一方向で、前記ハウジングに付随した部材に加えられ、それにより、前記通路を前記第二位置に配置する、請求項２３に記載の弁。
25. 前記部分真空が、前記通路に連絡した注射器により、加えられる、請求項２３に記載の弁。
26. 前記部分真空が、ユーザーの口により、加えられる、請求項２３に記載の弁。
27. 前記部分真空が、ポンプにより、加えられる、請求項２３に記載の弁。
28. 前記ポート部材が、オリフィスを有する、請求項２１に記載の弁。
29. 前記通路から前記部分真空を取り除いたとき、前記オリフィスが、該オリフィスを横切る前記流動性物質に付随した表面張力により該通路内に位置している該流動性物質が該オリフィスを通れなくなるような大きさにされている、請求項２８に記載の弁。
30. 前記ポート部材が、出口を規定するベンチュリ構造を有する、請求項２１に記載の弁。
31. 以下：
    ハウジングであって、該ハウジングは、出口開口部と入口開口部との間の通路、および第一位置から該ハウジングに付随した第二位置へとたわみ可能な部材を規定するハウジング；および
    該たわみ可能部材に連結されたストップであって、ここで、該たわみ可能部材が該第一位置にあるとき、該ストップは、該内部開口部と密封接触して、該内部開口部を閉じ、また、該たわみ可能部材が該第二位置にあるとき、該ストップは、該内部開口部から間隔を置いて配置されて、該内部開口部を開く、ストップ
    を含む、弁。
32. 前記ストップが、前記内部開口部を通り、そしてプラグを有し、該プラグが、該ストップから放射状の広がりを持ち、該ストップが前記第一位置にあるとき、前記第二開口部を閉じるような大きさである、請求項３１に記載の弁。
33. 前記弁が、上流側および下流側を有し、ここで、前記プラグが、前記ストップから該上流側の方に位置している、請求項３１に記載の弁。
34. 前記ハウジングが、前記出口開口部を規定するポート部材を含む、請求項３１に記載の弁。
35. 前記たわみ可能部材が、ダイアフラムを含む、請求項３１に記載の弁。
36. 前記ストップが、前記ダイアフラムに連結され、そして前記内部開口部を通って伸長する、請求項３５に記載の弁。
37. 前記ストップが、プラグを備え、該プラグが、前記第二開口部を密封する広がりを持ち、前記密封が、前記内部開口部で、前記通路の反対側から起こる、請求項３１に記載の弁。
38. 前記ストップ部材が、プランジャーを有し、該プランジャーが、遠位末端にプラグを有し、該プラグが、前記第二開口部にて、前記内部開口部を閉じるように位置している、請求項３１に記載の弁。
39. 前記部材が、前記ストップを前記第一位置に偏らせるように働く、請求項３１に記載の弁。
40. 前記プランジャーが、弾力性部材を有し、該弾力性部材が、前記ハウジングの表面と噛み合って、前記プラグを前記内部開口部に対して偏らせる、請求項３８に記載の弁。
41. さらに、カバーを含み、該カバーが、前記ハウジングに装着され、そして前記ダイアフラム上に位置しており、該カバーが、排出口を有する、請求項３５に記載の弁。
42. 前記弁が、少なくとも１個の可撓性側壁を有する容器に装着されている、請求項３１に記載の弁。
43. 前記可撓性側壁の一部が、前記たわみ可能部材を含む、請求項４２に記載の弁。
44. 前記ポート部材が、オリフィスを有する、請求項３４に記載の弁。
45. 以下：
    大気圧下の第一チャンバであって、該第一チャンバは、出口を規定する、第一チャンバ；
    流動性物質のレザバを含有する第二チャンバ；
    該第一チャンバおよび該第二チャンバを連結する開口部；ならびに
    弁部材であって、該弁部材は、該第一チャンバと該第二チャンバの間の該開口部に位置しており、そして該第一チャンバに大気圧未満の圧力を加えたとき、閉鎖位置から開放位置へと移動可能であり、ここで、該流動性物質は、該出口を通って、該第二チャンバから流出する、弁部材、
    を含む、流動性物質送達装置。
46. 前記弁部材が、閉鎖位置に偏らされ、ここで、前記第一チャンバが、前記第二チャンバと連絡していない、請求項４５に記載の装置。
47. 前記第二チャンバが、定圧の流体レザバ容器に連絡している、請求項４５に記載の装置。
48. 前記装置用のキャリアを含み、該キャリアが、該装置を所定位置で支持できる、請求項４５に記載の容器。
49. さらに、ハンガー部材を備え、該ハンガー部材が、該容器の壁に装着され、該ハンガー部材が、支持部材に取り外し可能に固着されるように適合されている、請求項４７に記載の容器。
50. 流動性物質を分配する容器であって、該容器は、以下：
    容器壁であって、該容器壁は、第一チャンバを規定し、該第一チャンバは、流動性物質を収容するように適合され、該容器壁は、開口部を規定し、該第一チャンバは、第一圧力下にある容器壁；
    弁であって、該弁は、第二チャンバを規定し、該第二チャンバは、第二圧力下にあり、該弁は、出口を有し、ここで、該弁は、第三圧力と連絡している弁；
    を含み、
    該弁は、該開口部に位置しており、そして該第二圧力が該第三圧力未満であるとき、閉鎖位置から開放位置へと移動可能であり、ここで、該流動性物質は、該開口部を通り、該出口を通って、該第一チャンバから流出する、
    容器。
51. 以下：
    外部開口部を規定するポート部材；
    ベース部材であって、該ベース部材は、該ポート部材から伸長しており、該ベース部材は、内部開口部を有する、ベース部材；
    ダイアフラムであって、該ダイアフラムは、該ポート部材と該ベース部材との間で伸長してそれらに連結され、ここで、該ベース部材と該ダイアフラムとの間では、通路が規定され、該通路は、該外部開口部および該内部開口部と連絡している、ダイアフラム；
    ストップ部材であって、該ストップ部材は、該ダイアフラムに連結され、そしてプラグを有し、該プラグは、該内部開口部に嵌る、ストップ部材；
    を含む弁であって、
    ここで、該ダイアフラムは、第一位置および第二位置から可撓性であり、該第一位置では、該通路は、第一容量を有し、そして該第二位置では、該通路は、第二容量を有し、該プラグは、該ダイアフラムの移動に応答して、該内部開口部から、該第二位置へと移動し、ここで、流動性物質は、該内部開口部および該通路および該外部開口部を通ることができる、
    弁。
52. 前記弁が、容器に連結され、該容器が、少なくとも１個の可撓性側壁を有し、該可撓性側壁の一部が、前記ダイアフラムを含む、請求項５１に記載の弁。
53. 前記ベース部材の末端が、前記可撓性側壁の上面に連結されている、請求項５２に記載の弁。
54. 前記ダイアフラムが、前記通路を通って加えられた部分真空に応答して、可撓性である、請求項５１に記載の弁。
55. 前記ダイアフラムが、該ダイアフラムを反らせるために該ダイアフラムに加えられた外力に応答して、可撓性である、請求項５１に記載の弁。
56. 前記ポート部材が、ユーザーの口で覆われるように適合され、ここで、該ユーザーが、部分真空を加える、請求項５１に記載の弁。
57. 前記部分真空が、前記通路に連絡している注射器により、加えられる、請求項５４に記載の弁。
58. 分配弁であって、該分配弁は、流動性物質を分配する容器に連結されるように適合され、該容器は、第一側壁を有し、該第一側壁は、側壁のそれぞれの周縁で、第二側壁に連結されて、その中に、チャンバを規定し、該チャンバは、その中に該流動性物質を収容し、該弁は、以下を含む：
    ポートチューブであって、該ポートチューブは、外部開口部を有し、該ポートチューブは、該側壁の該周縁間に装着されるように適合されている、ポートチューブ；
    ベース部材であって、該ベース部材は、該ポートチューブの下部から伸長しており、該ベース部材は、中間位置で該第一側壁の裏面部分に連結された一端を有し、該ベース部材は、該チャンバと連絡した内部開口部を有する、ベース部材；
    可撓性部材であって、該可撓性部材は、該ポートチューブの上部から伸長しており、そして該中間位置で、該第一側壁に連結されている、可撓性部材；
    ストップ部材であって、該ストップ部材は、該可撓性部材に連結され、そしてプラグを有し、該プラグは、該内部開口部を閉じるように適合されている；
    ここで、該可撓性部材に力を加えたとき、該ストップ部材は、該内部開口部から離れて移動して、該流動性物質を、該チャンバから、該内部開口部を通り、該外部開口部を通って、流出させる、
    分配弁。
59. 流動性物質を分配する容器であって、該容器は、以下を含む：
    側壁であって、該側壁は、レザバを規定し、該レザバは、その内に該流動性物質を収容する、側壁；
    分配弁であって、該弁は、以下を含む：
    ポートチューブであって、該ポートチューブは、外部開口部を有し、該ポートチューブは、該側壁の該周縁間に装着されるように適合されている、ポートチューブ；
    ベース部材であって、該ベース部材は、該ポートチューブの下部から伸長しており、該ベース部材は、中間位置で該側壁の裏面部分に連結された一端を有し、該ベース部材は、該チャンバと連絡した内部開口部を有する、ベース部材；
    可撓性部材であって、該可撓性部材は、該ポートチューブの上部から伸長しており、そして該中間位置で、該側壁に連結されている、可撓性部材；
    ストップ部材であって、該ストップ部材は、該可撓性に連結され、そしてプラグを有し、該プラグは、該内部開口部を閉じるように適合されている、ストップ部材；
    ここで、該可撓性部材に力を加えたとき、該ストップ部材は、該内部開口部から離れて移動して、該流動性物質を、該チャンバから、該内部開口部を通り、該外部開口部を通って、流出させる、
    容器。
60. 流動性物質を分配できる容器であって、該容器は、以下を含む：
    容器壁であって、該容器壁は、第一チャンバを規定し、該第一チャンバは、流動性物質を収容するように適合され、該容器壁は、開口部を規定する、容器壁；
    弁であって、該弁は、第二チャンバを規定し、そして大気圧に連絡しており、該弁は、出口を有する、弁；
    該弁は、該開口部内に位置づけられ、そして該第二チャンバが大気圧未満の圧力を受けるとき、閉鎖位置から開放位置へと移動可能であり、ここで、該流動性物質は、該第一チャンバから、該開口部を通り、該出口を通って、流出する、
    容器。
61. 前記容器を支持するためのキャリアが、該容器を所定位置で支持できる、請求項６０に記載の容器。
62. 前記容器壁が、前記容器を所定位置で支持できる、請求項６０に記載の容器。
63. さらに、ハンガー部材を含み、該ハンガー部材が、前記容器壁に装着され、該ハンガー部材が、支持部材に取り外し可能に固着されるように適合されている、請求項６０に記載の容器。
64. さらに、容器支持体を含み、該容器支持体が、前記容器に装着され、該容器支持体が、該容器を所定位置で支持できる、請求項６０に記載の容器。
65. 前記所定位置が、直立位置である、請求項６４に記載の容器。
66. 以下を含む、弁：
    ハウジングであって、該ハウジングは、出口開口部と入口開口部との間で流動性物質がそこを通る通路を規定し、該ハウジングは、内壁を有し、該内壁は、該通路を第一チャンバと第二チャンバとに分割し、該内壁は、内部開口部を有し、該内部開口部は、該第一チャンバおよび該第二チャンバを連絡し、該ハウジングは、環状リムを有し、該環状リムは、該第一チャンバと連絡したアパーチャを規定する；
    ダイアフラムであって、該ダイアフラムは、該環状リムに連結されている；
    ストップであって、該ストップは、該ダイアフラムに連結され、該ストップは、該内部開口部を通り、そしてフランジを有し、該フランジは、該内部開口部と密封接触している；
    該ダイアフラムは、第一位置から第二位置へとたわみ可能であり、ここで、該たわみ可能部材は、該第一位置にあり、該ストップは、該内部開口部と密封接触して内部開口部を閉じており、該ダイアフラム部材が該第二位置にあるとき、該ストップは、該第二開口部から間隔を置いて配置されて、該内部開口部を開き、ここで、該流動性物質は、該通路を通ることができる、
    弁。
67. 前記通路が、前記第一チャンバに適用された部分真空により、前記第一位置から前記第二位置へと移動可能である、請求項６６に記載の弁。
68. 前記ハウジングが、ポート部材を有し、該ポート部材が、出口開口部を規定する、請求項６６に記載の弁。
69. さらに、キャップを含み、該キャップが、前記ハウジングに連結され、そして前記ポート部材の上に位置している、請求項６８に記載の弁。
70. 前記キャップが、いたずら防止ストリップにより、ハウジングに連結されている、請求項６９に記載の弁。
71. 前記環状リムが、リップを有し、そして前記ダイアフラムが、フランジを有し、該フランジが、該リップと協同して、該ダイアフラムを前記ハウジングに密封連結する、請求項６６に記載の弁。
72. 前記ハウジングが、前記環状リムに隣接した垂直壁を有し、該垂直壁が、溝部を規定し、前記ダイアフラムの一部が、該溝部に位置している、請求項６６に記載の弁。
73. 前記ハウジングが、前記環状リムに隣接した第二垂直壁を有し、該第二垂直壁が、第二溝部を規定し、前記ダイアフラムの第二部分が、該第二溝部に位置している、請求項７２に記載の弁。
74. さらに、ダイアフラムカバーを含み、該ダイアフラムカバーが、前記ダイアフラムの上に位置しており、そして前記第一溝部および第二溝部内に位置している、請求項７３に記載の弁。
75. さらに、ダイアフラムカバーを含み、該ダイアフラムカバーが、前記ダイアフラムおよび前記環状リムの上に位置している、請求項６６に記載の弁。
76. さらに、カラーおよびダイアフラムカバーを含み、該カラーが、前記ハウジングの周りに位置しており、そして前記いたずら防止防止ストリップに連結され、そして該ダイアフラムカバーが、前記ダイアフラム上に位置しており、該カラーが、可撓性ストラップにより、該ダイアフラムカバーに連結されている、請求項６９に記載の弁。
77. さらに、バネを含み、該バネが、前記内壁と前記ダイアフラムとの間に位置しており、前記ストップを、前記内部開口部と密封接触して偏らせる、請求項６６に記載の弁。
78. 以下を含む、弁：
    ハウジングであって、該ハウジングは、そこを通る流動性物質用の通路を規定し、該ハウジングは、内壁を有し、該内壁は、該通路を第一チャンバと第二チャンバとに分割し、該内壁は、内部開口部を有し、該内部開口部は、該第一チャンバおよび該第二チャンバを連絡し、該ハウジングは、環状リムを有し、該環状リムは、該第一チャンバと連絡したアパーチャを規定する；
    ポート部材であって、該ポート部材は、該ハウシングに連結され、該ポート部材は、該通路に連絡した出口を規定する；
    ダイアフラムであって、該ダイアフラムは、該環状リムに連結されている；
    ストップであって、該ストップは、該ダイアフラムに連結され、該ストップは、該内部開口部を通り、そしてフランジを有し、該フランジは、該内部開口部と密封接触している；
    該ダイアフラムは、第一位置から第二位置へとたわみ可能であり、ここで、該たわみ可能部材は、該第一位置にあり、該ストップは、該内部開口部と密封接触して内部開口部を閉じており、該ダイアフラム部材が該第二位置にあるとき、該ストップは、該第二開口部から間隔を置いて配置されて、該内部開口部を開き、ここで、該流動性物質は、該通路を通ることができる、
    弁。
79. 前記ポート部材および前記ダイアフラムが、一体的に連結されている、請求項７８に記載の弁。
80. さらに、カラーを含み、該カラーが、前記ポート部材の周りに位置している、請求項７９に記載の弁。
81. さらに、ダイアフラムカバーを含み、該ダイアフラムカバーが、前記ダイアフラム上に位置している、請求項７８に記載の弁。
82. 前記ハウジングが、第一可撓性ストラップにより、前記カラーに連結され、そして前記ダイアフラムカバーが、第二可撓性ストラップにより、該カラーに連結される、請求項８０に記載の弁。
83. 弁を通って容器から流動性物質を送達する方法であって、該弁は、該容器の開口部に位置しており、該方法は、以下の工程：
    ここで、該弁は、上流側を有し、該流動性物質を該弁の該上流側と連絡して設置する工程；
    ここで、該弁は、第一圧力に指標付けされ、該弁は、該上流側から遠位に出口を有し、該出口に、該第一圧力未満の圧力を加えて、該弁を開く、工程、
    を包含する、方法。
84. 請求項８３に記載の方法、および前記出口に関連した前記圧力を、実質的に、前記第一圧力に戻して、前記弁を閉じる工程。
85. 流動性物質を送達する方法であって、該方法は、以下の工程：
    第一チャンバを提供する工程であって、該第一チャンバは、出口を規定する、工程；
    第二チャンバを提供する工程であって、該第二チャンバは、流動性物質のレザバを有する、工程；
    該第一チャンバと該第二チャンバとを連結する開口部を提供する工程；
    弁を提供する工程であって、該弁は、開口部に位置しており、該開口部は、それに関連した指標圧力を有する、工程；
    該第一チャンバに第一圧力を加える工程であって、該第一圧力は、該指標圧力未満である、工程；
    該指標圧力の影響下にて、該弁を、閉鎖位置から開放位置へと移動させる工程であって、ここで、該流動性物質は、該出口を通って流れる、工程、
    を包含する、方法。
86. 前記指標圧力が、前記第一チャンバに対して大気圧である、請求項８５に記載の方法。
87. 流動性物質を送達する方法であって、該方法は、以下の工程：
    そこを通る該流動性物質用の通路を規定するハウジングを提供する工程であって、該通路は、第一位置にあるとき、第一容量を有し、ここで、該流動性物質は、該通路を通ることができず、そして該通路は、第二位置にあるとき、該第一容量よりも小さい第二容量を有し、ここで、該流動性物質は該通路を通ることができる、工程；
    該通路を通って、部分真空を適用する工程；
    該部分真空の影響下にて、該通路を、該第一位置から該第二位置へと移動する工程、
    を包含する、方法。
88. 流動性物質の流れを止める方法であって、該方法は、以下の工程：
    指標圧力を加える工程；
    弁を提供する工程であって、該弁は、出口を有し、該出口は、該指標圧力未満の圧力を該出口に加えたとき、該流動性物質だけを供給するように作動する、工程；
    該出口に加えた該圧力を、該指標圧力と実質的に等しくする工程；
    該出口に、該圧力および該指標圧力を実質的に均等に加える工程であって、該圧力は、該弁を閉じるように働く、工程、
    を包含する、方法。
89. 流動性物質をオリフィス中に保持する方法であって、該方法は、以下の工程：
    弁を提供する工程であって、該弁は、それに付随した通路を有し、該通路は、出口を有し、該出口は、オリフィスを含み、ここで、該弁は、第一位置および第二位置を有する、工程；
    該第一位置に、該通路に関連した容量を減少させる工程であって、ここで、該第一位置は、該弁を開くことに関連している、工程；
    該第二位置に、該通路に関連した容量を増加させる工程であって、ここで、該第二容量は、該弁を閉じることに関連している、工程；
    を包含し、
    ここで、該第一容量と該第二容量との間の差により、該流動性物質は、該出口から後退する、
    方法。
90. 流動性物質をオリフィス中に保持する方法であって、該方法は、以下の工程：
    開くと弁が該オリフィスの内部容量を減少させるように、該オリフィスに関連する該弁を開く工程；
    該オリフィスの内部に流動性物質を据え付ける工程；
    該流動性物質を該オリフィスを通して流す工程；
    閉じると該弁が該オリフィスの該内部容量を増加させるように、該オリフィスに関連する該弁を閉じる工程であって、
    ここで、該弁を閉じたときの該容量の該増加により、該流動性物質は、該オリフィスの該内部容量に引き入れられる、工程、
    を包含する、方法。
91. 流動性物質を送達する方法であって、該方法は、以下の工程：
    ハウジングを提供する工程であって、該ハウジングは、第一開口部と第二開口部との間に通路を規定し、該ハウジングの一部は、第一位置から第二位置へと可撓性である、工程；
    ストップ部材を提供する工程であって、該ストップ部材は、該ハウジングの一部分に連結されており、ここで、該ハウジングの一部分が第一位置にあるとき、該ストップ部材は、該第二開口部と接して、該第二開口部を閉じ、そして該ハウジングの一部分が該第二位置にあるとき、該ストップ部材は、該第二開口部から間隔を置いて配置されて、該第二開口部を開く、工程；ならびに
    該通路に真空を適用して、該ハウジングの一部分を、該真空の影響下にて、該第一位置から該第二位置へと移動する工程、
    を包含する、方法。
92. 流動性物質を送達する方法であって、該方法は、以下の工程：
    大気圧下にて第一チャンバを提供する工程であって、該第一チャンバは、出口を規定する、工程；
    流動性物質のレザバとして、第二チャンバを提供する工程；
    該第一チャンバと該第二チャンバとを連結する開口部を提供する工程；
    弁を提供する工程であって、該弁は、開口部に位置している、工程；
    該第一チャンバに圧力を加える工程であって、該圧力は、該大気圧未満である、工程；
    該弁を、閉鎖位置から開放位置へと移動させる工程；
    該出口を通って該流動性物質を流す工程、
    を包含する、方法。
93. 流動性物質を送達する方法であって、該方法は、以下の工程：
    弁により分離された第一チャンバおよび第二チャンバを提供する工程；
    指標圧力を加える工程；
    該第一チャンバに別の圧力を加えることにより、該弁を起動する工程であって、該第一チャンバ圧力は、該指標圧力未満である、工程；
    該第一チャンバ圧力の影響下にて、該第二チャンバから該第一チャンバへと該流動性物質を流す工程、
    を包含する、方法。