JP2005502535A - 電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダ - Google Patents
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Abstract
【課題】本マスターシリンダは、軸線方向に移動自在のピストン(22)、即ちいわゆる二次ピストンによって分けられた一次圧力チャンバ(14)及び二次圧力チャンバ(16)を画定する本体(12)、一次圧力チャンバ(14)を制動力シミュレーション手段(30)に液圧連結するための手段(28)、及びこの液圧連結手段(28)をシールするための相補的移動−定置手段(32、34)を含む。この移動−定置手段(32、34)は、二次ピストン(22)及び本体(12)の夫々によって支持されている。二次ピストン(22)は、相補的シール手段(32、34)が互いから間隔が隔てられた休止位置と相補的シール手段(32、34)が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である。
【解決手段】二次ピストン(22)は、この二次ピストン(22)がその休止位置にあるときに移動−定置シール手段(32、34)の相対的軸線方向位置を調節するため、互いに対して軸線方向に移動できる二つの部分(22P、22D)を含む。
【選択図】図1
【解決手段】二次ピストン(22)は、この二次ピストン(22)がその休止位置にあるときに移動−定置シール手段(32、34)の相対的軸線方向位置を調節するため、互いに対して軸線方向に移動できる二つの部分(22P、22D)を含む。
【選択図】図1
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダに関する。
【背景技術】
【0002】
電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダは、当該技術分野で周知であり、このような装置は、
軸線方向に移動自在のピストン、即ちいわゆる二次ピストンによって分けられた一次圧力チャンバ及び二次圧力チャンバを画定する本体、
一次圧力チャンバを制動力シミュレーション手段に液圧連結するための手段、及び
二次ピストン及び本体の夫々によって支持された、液圧連結手段をシールするための相補的移動−定置手段であって、二次ピストンは、移動−定置シール手段が互いから間隔が隔てられた休止位置と移動−定置シール手段が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である、相補的移動−定置手段を含む種類の装置である。
【0003】
通常、運転者は、二次ピストンに連結されたブレーキペダルを踏み込んで車輛の制動を制動する。ブレーキペダルの移動は、液圧式制動回路に様々な手段を通して伝達される。
上述の種類のマスターシリンダを含む制動システムは、通常形体及び緊急形体の両方で作動できる。
【0004】
制動システムが通常制動モードにある場合には、液圧式制動回路をマスターシリンダから遮断し、ブレーキペダルの移動を液圧式制動回路に電気手段を通して伝達する。
逆に、制動システムが緊急制動モードにある場合には、液圧式制動回路がマスターシリンダに連結され、ブレーキペダルの移動が前記マスターシリンダの内部に収容された制動流体を通して液圧式制動回路に伝達される。
【0005】
通常、定置シール手段は、本体に設けられた環状支承座を含み、移動シール手段は、二次ピストンによって支持されており且つ前記支承座と協働するようになったO−リングを含む。
【0006】
運転者がブレーキペダルを踏み込んだ場合の制動システムの通常の制動形体では、このような作用により二次ピストンを短いストロークに亘って移動し、及び従って、移動−定置シール手段は互いから間隔が隔てられたままであり、従って、液圧連結手段は開放状態のままである。
【0007】
このような通常の作動形体では、シミュレーション手段は、ブレーキペダルが踏み込まれたとき、マスターシリンダが液圧式制動回路に連結された場合に得られるのと同様の制動感覚を運転者に提供する。
【0008】
制動システムの緊急作動形体では、運転者がブレーキペダルに及ぼした力により二次ピストンを長いストロークに亘って移動し、このストロークの終わりに移送−定置シール手段が互いに協働し、一次圧力チャンバを制動力シミュレーション手段に連結する液圧手段を閉鎖する。
【0009】
ピストンの長いストローク中、液圧連結手段が未だ閉鎖されていないため、幾らかの制動流体が一次圧力チャンバからシミュレーション手段内に移送される。当然のことながら、シミュレーション手段に送られる制動流体の量が少なければ少ない程、一次圧力チャンバ内の圧力上昇が早くなり、このことは、制動作業が更に効率的になるということを意味する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、運転者がブレーキペダルを緊急制動形体で踏み込んだ場合に、二次ピストンのストロークをできるだけ制限し、一次圧力チャンバから制動力シミュレーション手段に向かって送られる制動流体の量を制限することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的のため、本発明は、上述の種類の電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダにおいて、二次ピストンがその休止位置にあるとき、移動−定置シール手段の相対的軸線方向位置を調節するため、互いに対して軸線方向に移動できる二つの部分を二次ピストンが含む、ことを特徴とするマスターシリンダに関する。
【0012】
前記マスターシリンダの様々な実施例の特徴によれば、
二次ピストンの二つの部分は、二次ピストンのこれらの部分を連結する、ねじ山を備えた相補的表面が設けられた雄エレメント及び雌エレメントを夫々含み、雄エレメントはねじを構成し、雌エレメントはナットを形成し、
マスターシリンダは、雄エレメント及び雌エレメントを所定の相対位置で係止するための手段を含み、
係止手段は、雄エレメントにねじ込まれており且つ雌エレメントに当たるチェックナットを含み、
係止手段は、雄エレメント及び雌エレメントのねじ山を備えた表面のうちの一方に少なくとも一つの半径方向変形部を含み、
定置シール手段は、本体に設けられた環状支承座を含み、移動シール手段は、二次ピストンによって支持されており且つ支承座と協働するようになったO−リングを含み、
二次ピストンの第1部分は、本体としっかりとリンクした休止ストップと協働するようになっており、二次ピストンの第2部分は、移動シール手段を支承し、
休止ストップは、本体にしっかりと係止されており且つ二次ピストンの移動方向に対して実質的に横方向に延びるピンを含み、このようなピンは、ピストンの第1部分に設けられた細長いキャビティに受け入れられ、
細長いキャビティは、二次供給チャンバと呼ばれる制動流体供給チャンバと連通し、二次ピストンの第1部分には、二次供給チャンバを二次圧力チャンバに連結する、バルブによって閉鎖できる通路が設けられており、
バルブには、二次ピストンに設けられた通路を通って延び、バルブを開放位置に保持するようにピンと協働するようになった制御ステムが装着されている。
【0013】
本発明のこの他の特徴及び利点は、単なる例であって限定でない以下の詳細な説明を添付図面を参照して読むことにより明らかになるであろう。
【実施例】
【0014】
図1は、本発明の第1実施例による電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダを示す。このマスターシリンダ全体に参照番号10が付してある。ここに説明する例において、タンデムマスターシリンダ10は、バルブ型の装置である。
【0015】
概して、及び以下の説明全体に亘り、運転者が作動するブレーキペダルに近いエレメント又は部分を、前記エレメント又は部分をブレーキペダルに連結する運動学的連鎖(キネマティックチェーン)を考慮して「基端」と呼び、その逆の場合には「先端」と呼ぶ。
【0016】
マスターシリンダ10は、二つの制動流体加圧チャンバを画定する本体12を有する。これらのチャンバは、通常は、一次圧力チャンバ14及び二次圧力チャンバ16と呼ばれる。
【0017】
本体12は、更に、二次圧力チャンバ16用の供給チャンバ18を画定する。このようなチャンバ18は、通常は、二次供給チャンバと呼ばれ、制動流体タンク(図示せず)に従来の手段19を通して連結される。
【0018】
マスターシリンダ10は、更に、二つのピストン、即ち一次ピストン20及び二次ピストン22を含む。それ自体周知の方法で、一次ピストン20は、運転者によって踏み込まれるブレーキペダル(図示せず)に連結されている。二次ピストン22は、一次圧力チャンバ14を二次圧力チャンバ16から分離する。
【0019】
両ピストン20、22は、従来の一次バルブ24及び二次バルブ26の夫々に当接している。
マスターシリンダ10は更に、一次圧力チャンバを従来の制動力シミュレーション手段30に液圧連結するための従来の手段28を含む。
【0020】
液圧連結手段28は、O−リング32を使用して閉鎖できる。このO−リングは、二次ピストン22によって支持されており、本体12に設けられた環状支承座34と協働するようになっている。O−リング32及び支承座34は、夫々、液圧連結手段28用の相補的に移動する定置シール手段である。
【0021】
二次ピストン22は、図1に示す軸線Xと平行に、O−リング32及び支承座34が互いから間隔が隔てられた休止位置とO−リング32及び支承座34が互いに協働することにより連結手段28が閉鎖される位置との間で軸線方向に移動自在である。
【0022】
二次ピストン22は、この二次ピストン22が図1に示すようにその休止位置にあるとき、O−リング32及び支承座34の軸線方向相対位置を調節するために互いに対して軸線方向に移動できる二つの部分、即ち基端部分22P及び先端部分22Dを含む。
【0023】
二次ピストンの基端部分22Pは、二次ピストンの先端部分22Dに設けられた雌ねじエレメントFと螺合するための雄ねじエレメントMを含む。雄エレメントMは、二次ピストンの基端部分22Pを先端部分22Dに連結するように、ナットである雌エレメントFと協働するためのねじを構成する。
【0024】
チェックナット36が雄エレメントMに螺合されるようになっており、これらのエレメントM及びFを所定の相対位置で係止するように雌エレメントFに当たる。
好ましい方法では、二次ピストンの基端部分22Pには、このような基端部分を操作するための従来の工具用の横方向スロット38が設けられている。
【0025】
二次ピストンの基端部分22PはO−リング32に当接する。二次ピストンの先端部分22Dは、ピン40と協働するようになっている。このピンは、本体12としっかりと係止し、休止ストップを形成し、二次ピストン22の休止位置を画定する。
【0026】
ピン40は二次ピストン22の移動方向に対して実質的に横方向に延びており、前記ピストンの先端部分22Dに設けられた細長いキャビティ42に受け入れられる。
細長いキャビティ42は二次供給チャンバ18と連通している。この二次供給チャンバは、二次バルブ26によって閉鎖できる通路44を通して二次圧力チャンバ16に連結できる。
【0027】
二次バルブ26には通路44を通って延びる制御ステム46が装着されており、このステムは、二次ピストン22が図1に示すようにその休止位置にある場合にバルブ26を開放位置に保持するようにピン40と協働するようになっている。
【0028】
極めて従来の技術であるが、二次ピストン22は、二次ばねと呼ばれるばね48によってその休止位置に弾性で戻される。
二次ピストン22の図1に示すその休止位置と連結手段28が閉鎖された位置(O−リング32が支承座34と協働する)との間のストロークの調節に関し、このようなストロークがデッドストロークCと呼ばれ、以下の手順を実行する。
【0029】
先ず最初に、二次ピストン22は図1に示すその休止位置にあり、一次ピストン20はマスターシリンダの本体12内に装着されていない。
一次圧力チャンバ14に加圧ガス、更に詳細には空気を供給し、圧力センサを制動力シミュレーション手段30内に配置する。二次ピストン22の移動を計測するため、移動センサを設ける。
【0030】
連結手段28は開放状態にあり、一次圧力チャンバ14内に収容された加圧空気は制動力シミュレーション手段30に流入する。
次いで、O−リング32と支承座34との協働によって連結手段28が閉鎖されるまで、二次ピストン22をばね48の弾性戻し力に抗して移動する。このようなシールは、制動力シミュレーション手段30で圧力の変化が明らかになるため、圧力センサによって検出される。
【0031】
デッドストロークCは、二次ピストン22用の移動センサを使用して決定される。
従って、計測されたデッドストロークCの値は、所望の値と比較しさえすればよく、これらの値が一致しない場合には、二次ピストンの基端部分22Pを前記ピストンの先端部分22Dに対してねじ込んだり緩めたりすることによってデッドストロークCを所望の値にする。
【0032】
ひとたび調節が実施された後、二次ピストン22を本体12から取り出した後にチェックナット26を締め付けることによって二次ピストンの両部分22P及び22Dを互いに対して所定位置に係止する。
【0033】
図2は、本発明の第2実施例による電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダを示す。図2では、同じ参照番号が図1におけるのと同じエレメントを示す。
この本発明の第2実施例では、二次ピストンの基端部分22Pは全体にチューブ状形状をなしており、その先端が閉鎖されている。
【0034】
従って、二次ピストンの基端部分22Pは、この基端部分22Pの操作及び/又は半径方向変形を行うための工具を挿入するための内キャビティを画定する。
かくして、二次ピストンの基端部分22Pを前記ピストンの先端部分22Dに対してねじ込んだり緩めたりすることによってデッドストロークCを調節した後、雄エレメントM及び雌エレメントFの夫々のねじ山を備えた表面のうちの少なくとも一方を半径方向に変形させることによってこれらの部分22P及び22Dを互いに関して所定位置に係止する。
【0035】
図2は、雄エレメントM及び雌エレメントFの夫々のねじ山を備えた表面のうちの少なくとも一方を半径方向に変形させるため、従来の工具を使用してピストンの基端部分22Pに形成された内窪み50を示す。
【0036】
本発明の第2実施例では、部分22P及び22Dの両方を互いに対して所定位置に係止するために二次ピストン22を本体12から取り外す必要がない。
本発明により提供される利点のうち、二次ピストン22のデッドストロークを容易に調節できるということ、及び従って、制動システム(本発明によるマスターシリンダ10を含む)が緊急作動形体にあるため、運転者がブレーキペダルを踏んだときに一次圧力チャンバ14から制動流体シミュレーション手段30に伝達される制動流体の量を制限できるということに着目しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1実施例によるブレーキシステム用マスターシリンダの軸線方向部分断面図である。
【図2】本発明の第2実施例によるブレーキシステム用マスターシリンダの軸線方向部分断面図である。
【符号の説明】
【0038】
10 マスターシリンダ
12 本体
14 一次圧力チャンバ
16 二次圧力チャンバ
18 供給チャンバ
20 一次ピストン
22 二次ピストン
22P 基端部分
22D 先端部分
24 一次バルブ
26 二次バルブ
28 液圧連結手段
30 制動力シミュレーション手段
32 O−リング
34 支承座
36 チェックナット
38 横方向スロット
40 ピン
42 キャビティ
44 通路
46 制御ステム
48 二次ばね
F 雌ねじエレメント
M 雄ねじエレメント
【0001】
本発明は、電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダに関する。
【背景技術】
【0002】
電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダは、当該技術分野で周知であり、このような装置は、
軸線方向に移動自在のピストン、即ちいわゆる二次ピストンによって分けられた一次圧力チャンバ及び二次圧力チャンバを画定する本体、
一次圧力チャンバを制動力シミュレーション手段に液圧連結するための手段、及び
二次ピストン及び本体の夫々によって支持された、液圧連結手段をシールするための相補的移動−定置手段であって、二次ピストンは、移動−定置シール手段が互いから間隔が隔てられた休止位置と移動−定置シール手段が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である、相補的移動−定置手段を含む種類の装置である。
【0003】
通常、運転者は、二次ピストンに連結されたブレーキペダルを踏み込んで車輛の制動を制動する。ブレーキペダルの移動は、液圧式制動回路に様々な手段を通して伝達される。
上述の種類のマスターシリンダを含む制動システムは、通常形体及び緊急形体の両方で作動できる。
【0004】
制動システムが通常制動モードにある場合には、液圧式制動回路をマスターシリンダから遮断し、ブレーキペダルの移動を液圧式制動回路に電気手段を通して伝達する。
逆に、制動システムが緊急制動モードにある場合には、液圧式制動回路がマスターシリンダに連結され、ブレーキペダルの移動が前記マスターシリンダの内部に収容された制動流体を通して液圧式制動回路に伝達される。
【0005】
通常、定置シール手段は、本体に設けられた環状支承座を含み、移動シール手段は、二次ピストンによって支持されており且つ前記支承座と協働するようになったO−リングを含む。
【0006】
運転者がブレーキペダルを踏み込んだ場合の制動システムの通常の制動形体では、このような作用により二次ピストンを短いストロークに亘って移動し、及び従って、移動−定置シール手段は互いから間隔が隔てられたままであり、従って、液圧連結手段は開放状態のままである。
【0007】
このような通常の作動形体では、シミュレーション手段は、ブレーキペダルが踏み込まれたとき、マスターシリンダが液圧式制動回路に連結された場合に得られるのと同様の制動感覚を運転者に提供する。
【0008】
制動システムの緊急作動形体では、運転者がブレーキペダルに及ぼした力により二次ピストンを長いストロークに亘って移動し、このストロークの終わりに移送−定置シール手段が互いに協働し、一次圧力チャンバを制動力シミュレーション手段に連結する液圧手段を閉鎖する。
【0009】
ピストンの長いストローク中、液圧連結手段が未だ閉鎖されていないため、幾らかの制動流体が一次圧力チャンバからシミュレーション手段内に移送される。当然のことながら、シミュレーション手段に送られる制動流体の量が少なければ少ない程、一次圧力チャンバ内の圧力上昇が早くなり、このことは、制動作業が更に効率的になるということを意味する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、運転者がブレーキペダルを緊急制動形体で踏み込んだ場合に、二次ピストンのストロークをできるだけ制限し、一次圧力チャンバから制動力シミュレーション手段に向かって送られる制動流体の量を制限することである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
この目的のため、本発明は、上述の種類の電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダにおいて、二次ピストンがその休止位置にあるとき、移動−定置シール手段の相対的軸線方向位置を調節するため、互いに対して軸線方向に移動できる二つの部分を二次ピストンが含む、ことを特徴とするマスターシリンダに関する。
【0012】
前記マスターシリンダの様々な実施例の特徴によれば、
二次ピストンの二つの部分は、二次ピストンのこれらの部分を連結する、ねじ山を備えた相補的表面が設けられた雄エレメント及び雌エレメントを夫々含み、雄エレメントはねじを構成し、雌エレメントはナットを形成し、
マスターシリンダは、雄エレメント及び雌エレメントを所定の相対位置で係止するための手段を含み、
係止手段は、雄エレメントにねじ込まれており且つ雌エレメントに当たるチェックナットを含み、
係止手段は、雄エレメント及び雌エレメントのねじ山を備えた表面のうちの一方に少なくとも一つの半径方向変形部を含み、
定置シール手段は、本体に設けられた環状支承座を含み、移動シール手段は、二次ピストンによって支持されており且つ支承座と協働するようになったO−リングを含み、
二次ピストンの第1部分は、本体としっかりとリンクした休止ストップと協働するようになっており、二次ピストンの第2部分は、移動シール手段を支承し、
休止ストップは、本体にしっかりと係止されており且つ二次ピストンの移動方向に対して実質的に横方向に延びるピンを含み、このようなピンは、ピストンの第1部分に設けられた細長いキャビティに受け入れられ、
細長いキャビティは、二次供給チャンバと呼ばれる制動流体供給チャンバと連通し、二次ピストンの第1部分には、二次供給チャンバを二次圧力チャンバに連結する、バルブによって閉鎖できる通路が設けられており、
バルブには、二次ピストンに設けられた通路を通って延び、バルブを開放位置に保持するようにピンと協働するようになった制御ステムが装着されている。
【0013】
本発明のこの他の特徴及び利点は、単なる例であって限定でない以下の詳細な説明を添付図面を参照して読むことにより明らかになるであろう。
【実施例】
【0014】
図1は、本発明の第1実施例による電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダを示す。このマスターシリンダ全体に参照番号10が付してある。ここに説明する例において、タンデムマスターシリンダ10は、バルブ型の装置である。
【0015】
概して、及び以下の説明全体に亘り、運転者が作動するブレーキペダルに近いエレメント又は部分を、前記エレメント又は部分をブレーキペダルに連結する運動学的連鎖(キネマティックチェーン)を考慮して「基端」と呼び、その逆の場合には「先端」と呼ぶ。
【0016】
マスターシリンダ10は、二つの制動流体加圧チャンバを画定する本体12を有する。これらのチャンバは、通常は、一次圧力チャンバ14及び二次圧力チャンバ16と呼ばれる。
【0017】
本体12は、更に、二次圧力チャンバ16用の供給チャンバ18を画定する。このようなチャンバ18は、通常は、二次供給チャンバと呼ばれ、制動流体タンク(図示せず)に従来の手段19を通して連結される。
【0018】
マスターシリンダ10は、更に、二つのピストン、即ち一次ピストン20及び二次ピストン22を含む。それ自体周知の方法で、一次ピストン20は、運転者によって踏み込まれるブレーキペダル(図示せず)に連結されている。二次ピストン22は、一次圧力チャンバ14を二次圧力チャンバ16から分離する。
【0019】
両ピストン20、22は、従来の一次バルブ24及び二次バルブ26の夫々に当接している。
マスターシリンダ10は更に、一次圧力チャンバを従来の制動力シミュレーション手段30に液圧連結するための従来の手段28を含む。
【0020】
液圧連結手段28は、O−リング32を使用して閉鎖できる。このO−リングは、二次ピストン22によって支持されており、本体12に設けられた環状支承座34と協働するようになっている。O−リング32及び支承座34は、夫々、液圧連結手段28用の相補的に移動する定置シール手段である。
【0021】
二次ピストン22は、図1に示す軸線Xと平行に、O−リング32及び支承座34が互いから間隔が隔てられた休止位置とO−リング32及び支承座34が互いに協働することにより連結手段28が閉鎖される位置との間で軸線方向に移動自在である。
【0022】
二次ピストン22は、この二次ピストン22が図1に示すようにその休止位置にあるとき、O−リング32及び支承座34の軸線方向相対位置を調節するために互いに対して軸線方向に移動できる二つの部分、即ち基端部分22P及び先端部分22Dを含む。
【0023】
二次ピストンの基端部分22Pは、二次ピストンの先端部分22Dに設けられた雌ねじエレメントFと螺合するための雄ねじエレメントMを含む。雄エレメントMは、二次ピストンの基端部分22Pを先端部分22Dに連結するように、ナットである雌エレメントFと協働するためのねじを構成する。
【0024】
チェックナット36が雄エレメントMに螺合されるようになっており、これらのエレメントM及びFを所定の相対位置で係止するように雌エレメントFに当たる。
好ましい方法では、二次ピストンの基端部分22Pには、このような基端部分を操作するための従来の工具用の横方向スロット38が設けられている。
【0025】
二次ピストンの基端部分22PはO−リング32に当接する。二次ピストンの先端部分22Dは、ピン40と協働するようになっている。このピンは、本体12としっかりと係止し、休止ストップを形成し、二次ピストン22の休止位置を画定する。
【0026】
ピン40は二次ピストン22の移動方向に対して実質的に横方向に延びており、前記ピストンの先端部分22Dに設けられた細長いキャビティ42に受け入れられる。
細長いキャビティ42は二次供給チャンバ18と連通している。この二次供給チャンバは、二次バルブ26によって閉鎖できる通路44を通して二次圧力チャンバ16に連結できる。
【0027】
二次バルブ26には通路44を通って延びる制御ステム46が装着されており、このステムは、二次ピストン22が図1に示すようにその休止位置にある場合にバルブ26を開放位置に保持するようにピン40と協働するようになっている。
【0028】
極めて従来の技術であるが、二次ピストン22は、二次ばねと呼ばれるばね48によってその休止位置に弾性で戻される。
二次ピストン22の図1に示すその休止位置と連結手段28が閉鎖された位置(O−リング32が支承座34と協働する)との間のストロークの調節に関し、このようなストロークがデッドストロークCと呼ばれ、以下の手順を実行する。
【0029】
先ず最初に、二次ピストン22は図1に示すその休止位置にあり、一次ピストン20はマスターシリンダの本体12内に装着されていない。
一次圧力チャンバ14に加圧ガス、更に詳細には空気を供給し、圧力センサを制動力シミュレーション手段30内に配置する。二次ピストン22の移動を計測するため、移動センサを設ける。
【0030】
連結手段28は開放状態にあり、一次圧力チャンバ14内に収容された加圧空気は制動力シミュレーション手段30に流入する。
次いで、O−リング32と支承座34との協働によって連結手段28が閉鎖されるまで、二次ピストン22をばね48の弾性戻し力に抗して移動する。このようなシールは、制動力シミュレーション手段30で圧力の変化が明らかになるため、圧力センサによって検出される。
【0031】
デッドストロークCは、二次ピストン22用の移動センサを使用して決定される。
従って、計測されたデッドストロークCの値は、所望の値と比較しさえすればよく、これらの値が一致しない場合には、二次ピストンの基端部分22Pを前記ピストンの先端部分22Dに対してねじ込んだり緩めたりすることによってデッドストロークCを所望の値にする。
【0032】
ひとたび調節が実施された後、二次ピストン22を本体12から取り出した後にチェックナット26を締め付けることによって二次ピストンの両部分22P及び22Dを互いに対して所定位置に係止する。
【0033】
図2は、本発明の第2実施例による電気液圧式制動システム用タンデムマスターシリンダを示す。図2では、同じ参照番号が図1におけるのと同じエレメントを示す。
この本発明の第2実施例では、二次ピストンの基端部分22Pは全体にチューブ状形状をなしており、その先端が閉鎖されている。
【0034】
従って、二次ピストンの基端部分22Pは、この基端部分22Pの操作及び/又は半径方向変形を行うための工具を挿入するための内キャビティを画定する。
かくして、二次ピストンの基端部分22Pを前記ピストンの先端部分22Dに対してねじ込んだり緩めたりすることによってデッドストロークCを調節した後、雄エレメントM及び雌エレメントFの夫々のねじ山を備えた表面のうちの少なくとも一方を半径方向に変形させることによってこれらの部分22P及び22Dを互いに関して所定位置に係止する。
【0035】
図2は、雄エレメントM及び雌エレメントFの夫々のねじ山を備えた表面のうちの少なくとも一方を半径方向に変形させるため、従来の工具を使用してピストンの基端部分22Pに形成された内窪み50を示す。
【0036】
本発明の第2実施例では、部分22P及び22Dの両方を互いに対して所定位置に係止するために二次ピストン22を本体12から取り外す必要がない。
本発明により提供される利点のうち、二次ピストン22のデッドストロークを容易に調節できるということ、及び従って、制動システム(本発明によるマスターシリンダ10を含む)が緊急作動形体にあるため、運転者がブレーキペダルを踏んだときに一次圧力チャンバ14から制動流体シミュレーション手段30に伝達される制動流体の量を制限できるということに着目しなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明の第1実施例によるブレーキシステム用マスターシリンダの軸線方向部分断面図である。
【図2】本発明の第2実施例によるブレーキシステム用マスターシリンダの軸線方向部分断面図である。
【符号の説明】
【0038】
10 マスターシリンダ
12 本体
14 一次圧力チャンバ
16 二次圧力チャンバ
18 供給チャンバ
20 一次ピストン
22 二次ピストン
22P 基端部分
22D 先端部分
24 一次バルブ
26 二次バルブ
28 液圧連結手段
30 制動力シミュレーション手段
32 O−リング
34 支承座
36 チェックナット
38 横方向スロット
40 ピン
42 キャビティ
44 通路
46 制御ステム
48 二次ばね
F 雌ねじエレメント
M 雄ねじエレメント
Claims (10)
- 軸線方向に移動自在のピストン(22)、即ちいわゆる二次ピストンによって分けられた一次圧力チャンバ(14)及び二次圧力チャンバ(16)を画定する本体(12)、
前記一次圧力チャンバ(14)を制動力シミュレーション手段(30)に液圧連結するための手段(28)、及び
前記二次ピストン(22)及び前記本体(12)の夫々によって支持された、前記液圧連結手段(28)をシールするための相補的移動−定置手段(32、34)であって、前記二次ピストン(22)は、前記移動−定置シール手段(32、34)が互いから間隔が隔てられた休止位置と前記移動−定置シール手段(32、34)が互いに協働する位置との間で軸線方向に移動自在である、相補的移動−定置手段(32、34)を含む種類の、電気液圧式ブレーキシステム用タンデムマスターシリンダにおいて、
前記二次ピストン(22)は、この二次ピストン(22)がその休止位置にあるときに前記移動−定置シール手段(32、34)の相対的軸線方向位置を調節するため、互いに対して軸線方向に移動できる二つの部分(22P、22D)を含む、ことを特徴とするマスターシリンダ。 - 請求項1に記載のマスターシリンダにおいて、前記二次ピストンの前記部分(22P、22D)は、前記二次ピストンのこれらの部分を連結する、ねじ山を備えた相補的表面が設けられた雄エレメント(M)及び雌エレメント(F)を夫々含み、前記雄エレメント(M)はねじを構成し、前記雌エレメント(F)はナットを形成する、ことを特徴とするマスターシリンダ。
- 請求項2に記載のマスターシリンダにおいて、前記雄エレメント(M)及び前記雌エレメント(F)を所定の相対位置で係止するための手段(36、50)を含む、ことを特徴とするマスターシリンダ。
- 請求項3に記載のマスターシリンダにおいて、前記係止手段は、前記雄エレメント(M)にねじ込まれており且つ前記雌エレメント(F)に当たるチェックナット(36)を含む、ことを特徴とするマスターシリンダ。
- 請求項3に記載のマスターシリンダにおいて、前記係止手段は、前記雄エレメント(M)及び前記雌エレメント(F)のねじ山を備えた表面のうちの一方に少なくとも一つの半径方向変形部(50)を含む、ことを特徴とするマスターシリンダ。
- 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載のマスターシリンダにおいて、前記定置シール手段は、前記本体に設けられた環状支承座(34)を含み、前記移動シール手段は、前記二次ピストン(22)によって支持されており且つ前記支承座(34)と協働するようになったO−リング(32)を含む、ことを特徴とするマスターシリンダ。
- 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載のマスターシリンダにおいて、前記二次ピストンの第1部分(22D)は、前記本体としっかりと係止した休止ストップ(40)と協働するようになっており、前記二次ピストンの前記第2部分(22P)は、前記移動シール手段(32)を支承する、ことを特徴とするマスターシリンダ。
- 請求項7に記載のマスターシリンダにおいて、前記休止ストップは、前記本体(12)にしっかりと係止されており且つ前記二次ピストン(22)の前記移動方向に対して実質的に横方向に延びるピン(40)を含み、このようなピンは、前記ピストンの前記第1部分(22D)に設けられた細長いキャビティ(42)に受け入れられる、ことを特徴とするマスターシリンダ。
- 請求項8に記載のマスターシリンダにおいて、前記細長いキャビティ(42)は、二次供給チャンバと呼ばれる制動流体供給チャンバ(18)と連通し、前記二次ピストンの前記第1部分(22D)には、前記二次供給チャンバ(18)を前記二次圧力チャンバ(16)に連結する、バルブ(26)によって閉鎖できる通路(44)が設けられている、ことを特徴とするマスターシリンダ。
- 請求項9に記載のマスターシリンダにおいて、前記バルブ(26)には、前記二次ピストンに設けられた前記通路(44)を通って延び、前記バルブ(26)を開放位置に保持するように前記ピン(40)と協働するようになった制御ステム(46)が装着されている、ことを特徴とするマスターシリンダ。
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