JP2005500539A - 光ビームの導光および補正 - Google Patents

光ビームの導光および補正 Download PDF

Info

Publication number
JP2005500539A
JP2005500539A JP2003521426A JP2003521426A JP2005500539A JP 2005500539 A JP2005500539 A JP 2005500539A JP 2003521426 A JP2003521426 A JP 2003521426A JP 2003521426 A JP2003521426 A JP 2003521426A JP 2005500539 A JP2005500539 A JP 2005500539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical system
mirror
sample
measurement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003521426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4029406B2 (ja
JP2005500539A5 (ja
Inventor
トゥーナネン ユッカ
Original Assignee
サーモ エレクトロン オイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サーモ エレクトロン オイ filed Critical サーモ エレクトロン オイ
Publication of JP2005500539A publication Critical patent/JP2005500539A/ja
Publication of JP2005500539A5 publication Critical patent/JP2005500539A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4029406B2 publication Critical patent/JP4029406B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/4233Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having a diffractive element [DOE] contributing to a non-imaging application
    • G02B27/4244Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having a diffractive element [DOE] contributing to a non-imaging application in wavelength selecting devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/02Details
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/02Details
    • G01J3/0205Optical elements not provided otherwise, e.g. optical manifolds, diffusers, windows
    • G01J3/0208Optical elements not provided otherwise, e.g. optical manifolds, diffusers, windows using focussing or collimating elements, e.g. lenses or mirrors; performing aberration correction
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B17/00Systems with reflecting surfaces, with or without refracting elements
    • G02B17/02Catoptric systems, e.g. image erecting and reversing system
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/42Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect
    • G02B27/4272Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having plural diffractive elements positioned sequentially along the optical path
    • G02B27/4277Diffraction optics, i.e. systems including a diffractive element being designed for providing a diffractive effect having plural diffractive elements positioned sequentially along the optical path being separated by an air space

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Abstract

【課題】非点収差を補正する導光用の装置を提供すること。
【解決手段】この装置は、球面鏡または凹面回折格子のような2つの凹面屈折要素を含み、両要素の中心を結ぶ接続線分は、第1要素(2)の主軸に対して0を超える入射角を形成する。第2要素(5)の主軸と接続線分は、接続線分と第1要素の主軸から定まる平面に直交する平面内で、同じ大きさの入射角を形成する。これによって、非点収差が補正される。本発明は、たとえば、測定光をサンプルに向けてまたはサンプルから導光するための光学分析器に適用することができる。
【選択図】図2

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、曲面を有する光学屈折装置に関し、特に球面鏡または凹面回折格子によって光を導光することに関する。本発明は、たとえば、臨床化学において容器中に配置されたサンプルから放射される放射光を測定するために使用される分析器のような、光学分析器に適用することができる。
【背景技術】
【0002】
光学分析器において、測定光の導光は、一般的にはレンズ系を使用して実施される。たとえば、特許文献1には、サンプルウエル中の定められた領域からの測定光が、平面鏡およびレンズによって検出器に供給される蛍光光度計(fluorometer)が開示されている。このような装置で処理される光は、典型的には320〜800nmの範囲の波長を有している。たとえば分散のようなレンズの結像誤差は、レンズ光学系によってかなりの広範囲に渡って最小化することができるが、通常、その補正を最適に実施できるのは、特定の波長に対してだけである。より広い波長範囲を要する場合、レンズ系の適用は非常に不便なものになる。
【特許文献1】
国際特許公開第WO 97/11354号
【特許文献2】
国際特許公開第WO 00/63680号
【特許文献3】
国際特許公開第WO 97/11352号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
レンズ光学系では、分散は、異なる種類のガラスを組み合わせることによって補正される。非常に広い波長範囲(たとえば、200〜1000nm)が所望の場合、適用可能なレンズ材料は事実上合成シリカのみである。しかし、合成シリカも、問題の要因となる分散を有し、色補正を実施することは非常に困難である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
そこで、光を導光するための請求項1に記載された装置が発明された。この発明のいくつかの実施形態は、他の請求項に開示されている。
【0005】
光軸外に存在する点の像を形成するために凹面鏡を使用する場合、光ビームの様々な平面内を伝播する光線は、距離が様々に異なる点に結像する。その点および主軸によって定まる平面(水平面)内を伝播する光線と、その平面に直交する平面(垂直面)内を伝播する光線が両極端の場合である。水平面内を伝播する光線の焦点が最も近くにあり、垂直面内を伝播する光線の焦点は最も遠くにある。垂直面では、鏡の曲面がより広範囲に投影され、その結果、結像点が遠くに形成される。この現象は、非点収差と呼ばれる。
【0006】
凹面鏡の1つの応用は、回折格子と共に使用して導光することである。回折格子は、近接して配置された複数の溝からなり、それによって、異なる波長の光を異なる角度に回折させるものである。透過型回折格子と屈折型回折格子があるが、実用上、より一般的なのは屈折型回折格子である。通常、屈折型回折格子は平面である。このような回折格子は、比較的容易に作製できる形状を有し、その作用はほぼ理想的なものである。この場合、回折格子に導く平行光を形成し、回折格子からの所望の光を集光するために、付加的な光学系が必要となる。この付加的な光学系は、周知のツェルニ−ターナー(Czerny−Turner)型回折格子光学系のように、通常、2つの球面鏡からなる。第1の鏡は、回折格子に入射する前にビームを平行にするために使用され、第2の鏡は、出力ビームを焦点に集束するものである。平面回折格子で使用される別の周知の配置は、エバート−ファスティ(Ebert−Fastie)光学系である。この配置構成では、円錐ビームが光軸外凹面鏡に導かれ、ビームがコリメートされて回折格子へと反射される。回折格子からの光は鏡の反対側の領域に導かれる。この場合でも、非点収差は顕著な問題である。
【0007】
回折格子に対してさらなる光学系を使用することを回避するため、凹面回折格子が使用される。円錐状の光ビームがこのような回折格子に導かれ、回折格子は、波長に応じて異なる角度で集束する円錐状の光ビームを形成する。したがって、この回折格子は、凹面鏡のように作用する。この場合でも、非点収差は重要な問題である。波長の選択のために回転が使用される場合には、通常は入射軸と出射軸との角度が、典型的には20〜60°、たとえば30〜50°など、非常に大きくなるため、この問題は特に顕著になる。凹面回折格子は、点状物体から線状の像を形成する。たとえば、多くの種類の光学分析器では、単色光を形成し、それを小容器中のサンプルのような所望の場所に小さなドットとして導光する必要がある。同様なことは、たとえば小さなサンプルから単色光を導光する場合にも発生する。光学系が線状の像を形成する場合、使用できるのはその一部のみであり、望ましくない減衰が生じる。非点収差を回避するために、回折格子の表面を非球面にすることができるが、このような回折格子を作製することは困難である。可能な別の手段として、非均一な密度で配置された溝を使用することがあり、こちらの方が作製は容易である。しかし、このような補正においても、満足すべき結果が得られるのは特定の波長領域のみであり、他の領域はかなり未補正のままになる。
【0008】
多くの光学系では、拡散光を低減するために、直列に配列された2つの回折格子が使用されている。拡散光は、溝の表面が完全に滑らかではないことによって生じ、それによって、所望の波長に加えて他の波長の光も伝達される。このような拡散光のレベルは、たとえば1:100〜1:1000の範囲である。2つの凹面回折格子を直列に使用すると、非点収差はさらに増大する。したがって、たとえば小さなサンプルウエルを励起する場合の蛍光測定など、多くの場合において非点収差は許容限度を超えるものとなる。
【0009】
本発明の配置構成は、凹面鏡または回折格子のような2つの凹面要素を含む。これらの要素の中心を結ぶ接続線分は、第1要素の主軸に対しては0ではない入射角を形成し、第2要素の主軸に対しては、第1要素の主軸とこの接続線分によって定まる平面に直交する平面において、同一の入射角を形成する。これによって、光学系の光軸外に存在する点の結像で発生する非点収差を解消することができる。
【0010】
実際の光学要素の配置では、鏡への入射角は、典型的には5〜20°、特に10〜15°である。
【0011】
本発明によれば、屈折要素の主軸外に存在する物体の像を正確に形成することができる。物体は、焦点面よりも遠くに配置することもできる。したがって、像の比率(image ratio)は、たとえば0.5〜2:1、典型的には約1:1である。物体を第1要素の焦点面に配置してもよく、この場合、第1要素は無限遠に像を形成し、そこから第2要素によって焦点面上に像が形成される。
【0012】
本発明の利点は、精細に定められた小領域からまたはこのような小領域に対して、それぞれ光を案内すなわち導くことができることである。これによって、たとえば、非常に小さなサンプルまたは非常に近接して配置されたサンプルを測定することが可能となる。形成される像または結像される物体の直径は、たとえば0.5〜2mm、特に約1mmとすることができる。
【0013】
本発明の別の利点は、すべての波長の光に対して等しく良好に作用することである。したがって、1つの同一の装置によって、非常に異なる波長の光を同様に誤差のない方法で処理することができる。たとえば、従来の分析器において200〜1000nmの波長範囲が必要な場合がある。鏡面をできるだけ広い領域に渡って利用し、したがってできるだけ大きな立体角を使用することの結果として、効果が高まる。大きな立体角によって、光信号の減衰が抑制されると共に、測定感度が向上する。
【0014】
本発明は、光がサンプルに向けてまたはサンプルから導光される光学分析器に対して、特に好適に適用される。このような分析器には、たとえば、光度計(photometer)、蛍光光度計(fluorometer)、発光光度計(luminometer)が含まれる。たとえば、臨床化学、生化学、および分子生物学における分析では、直径が2mmしかないウエルを備えたサンプルプレートを使用する場合がある。たとえば位置に対する公差を考えると、この場合のウエルにおいて、光学分析で使用可能な測定範囲の直径は約1mmである。さらに、ウエルの入口は、狭いトンネル状の通路の形に形成されている。本発明によれば、これを取り扱うことができ、さらに、ウエルによって与えられる全立体角を使用することができる。光を正確に焦点に集束させることによって、ウエル間のクロストークの問題も回避することができる。
【0015】
本発明に従って結像過程が二度実施される場合、像がサンプルに対して光学系の反対外に形成されるように、結像方向を精密に構成することができる。
【0016】
サンプル上の焦点に集束される光は、通常、モノクロメータを通して導かれるかまたは案内される。モノクロメータは、特に回折格子とすることができる。回折格子モジュールは、回折格子モジュール中のスリットのサイズの出射面を有して発散する光束(light pencil)を生成する。回折格子モジュールからの出射光束は、本発明に従ってサンプル上に結像される。出射スリットが適切なサイズである場合、像の比率を、たとえば1:1とすることができる。スリットのサイズをさらに調整し、像の比率をサンプルのサイズにできるだけ適合するように変化させることもできる。特に狭い波長帯域を実現するために、いくつかの、特に2つの、回折格子を直列に結合させてもよい(特許文献2参照)。サンプルから放射される光も、通常モノクロメータを通して導かれる。出射光のためのモノクロメータは、入射光のためのモノクロメータと同様のものとすることができ、そのモノクロメータ内を光は反対方向に進行する。高い波長分解能および良好な測定感度のために、回折格子のかなり広い領域を使用する必要があるため、回折格子モノクロメータに結合される光学系は、光束をかなり広角に受光しなければならない。本発明によれば、これを良好に実現できる。
【0017】
円錐回折格子を含む配置構成において、非点収差は鏡の場合に該当する方法、すなわち、第2の回折格子の平面を90°傾けることによって、補正することができる。これは、2つの回折格子、または複数の異なる格子領域を使用する1つの回折格子によって達成できる。球面鏡には小さな結像誤差が生じ、これによってシステムの最小スポットサイズが定まる。回折格子が1つの場合、迷光レベルによってシステムの最小スポットサイズが定まる場合があり、その迷光レベルが大きくなり過ぎる可能性がある。これは、2つの回折格子を直列に使用することによって顕著に低減させることができる。
【0018】
両方の回折格子は、非点収差または他の光学誤差に対して未補正であっても、または(部分的に)補正されていてもよい。
【0019】
回折格子同士の間には、通常、選択された光ビームを第2の回折格子に貫通させるための開口部がある。これによって、迷光の伝達が最小限に抑えられる。回折格子同士の間に2つの焦線がある場合、2つのスリットを使用することができ、これによって、消去される迷光がさらに増大する。
【0020】
光度計は、サンプルを通過する光の吸光度を測定するために使用される。本発明は、光源からサンプルへまたはサンプルから検出器へ光を導光するために、適用することができる。光度測定において、濃度についての高い測定感度を達成するには、サンプル容器を通過する光ビームの通路を制御することが特に重要である。
【0021】
蛍光光度計では、サンプルに励起光が照射され、それによってサンプル内で発生した放射光が検出器に伝達される。本発明は、励起光および放射光のいずれか、または特に好適には両方に、適用することができる。これは、1つの同一の配置構成によって達成することができ、特に、励起光を、サンプルから放射される放射光のビーム内でサンプルへ導光することによって達成できる。これは、たとえば、ダイクロイックミラーを適切に配置することによって達成される(特許文献1参照)。ダイクロイックミラーは、特に第1の球面鏡の上流に配置することができる。両方の球面鏡は二度作用するものの、励起フォトンおよび放射フォトンが異なる方向に進行する際のクロストークは生じない。
【0022】
励起ビームおよび放射ビームが互いに重なり合っている場合において、ビームよりも小さな平面鏡によって励起ビームと放射ビームを互いに分離することもできる。放射ビームよりも小さな平面鏡を使用して、放射ビームにその鏡の外側を通過させることが特に有用である。
【0023】
蛍光測定における特に望ましい利点には、クロストークを排除して測定結果の安定性を改善することが含まれる。直径が2mmよりも小さい非常に小さなウエルからでも、測定を実施することができる。励起光と放射光の両方に、1組の同一の鏡を使用することによって、部材コストが低減する。光軸が一致しているため、結像光学系の調整も容易である。配置構成中にレンズが全く存在しないことによって、一般にレンズに伴う背景蛍光の問題が消失する。
【0024】
発光光度計は、サンプル内で発生する発光を測定するために使用され、これは、本発明の配置構成によって実施することができる。
【0025】
サンプルは、複数のウエルからなるサンプルプレートのウエル中に配置することができ、このサンプルプレートは、各ウエルが順番に測定位置に来るように操作することができる。このプレートは、特許文献3に記載されているように、たとえば、装置の下側部分に存在する漏洩光のない(light-tight)空間内で操作されるフレーム上に取り付けることができる。このプレートは、たとえば、9mmピッチの12×8個のウエルを備えた従来のマイクロ滴定プレート(microtitration plate)とすることができる。しかし、このプレートは、たとえば、等しい面積に384個または最大で1536個のウエルを備えた、より小さなウエルを有するように設計することもできる。本発明によれば、プレートに対する通常の位置公差の範囲内におけるウエル間のクロストークを回避することができる。しかし、光度計への適用では、実用上、蛍光光度計または発光光度計への適用で使用されるものと同程度に小さいウエルからの測定を実行することはできない。
【0026】
光学分析器において、本発明に係る測定光学系は、光を測定光学系からサンプルへまたはサンプルから測定光学系へ導光するための適切な配置構成を備えたハウジング中に配置されることが特に好ましい。この配置構成は、光を通過させるための平面窓を含んでいてもよい。この窓は、好ましくはシリカからなるものである。この窓を、光路に対して適切に傾いた配向で配置することによって、光の一部は対応する角度で反射され、この反射光を参照光として容易に使用することができる。この窓は、たとえば5〜20%、特に約8%の反射率を有する。入射角は、たとえば10〜40°、特に約25°とすることができる。窓は、ハウジングの壁に含めることもでき、必要な場合には、特殊な測定のために取り外し可能にすることもできる。
【0027】
測定光学系は、好ましくはサンプル上に点状またはドット状の像を形成するものである。
【0028】
ハウジングは、さらに、測定光学系からの(放射)光を、読み取り光学系に導光するための出力アパーチャを備えていてもよい。最適な例では、測定光学系は、出力アパーチャ中に、好ましくは点状の、像を形成するものである。出力アパーチャは、好ましくは光路に垂直な平面内に配置されている。
【0029】
さらに、ハウジングは、光源光学系(励起光学系)からの(励起)光を、測定光学系に導光するための入力アパーチャを備えていてもよい。光源光学系は、好ましくは入力アパーチャ中に点状の像を形成するものである。入力アパーチャは、好ましくは光路に垂直な平面内に配置されている。
【0030】
光が鏡同士の間を平行光として伝播するときに、物体の距離の変動によって測定値に発生する誤差を補正するために、適切に配置された制限器(delimiter)を使用することができる。適切な距離は、物体の結像のために使用される第1の鏡の曲率半径のおよそ半分である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、添付図面に基づいて、本発明を詳細に説明する。
【0032】
球面鏡によって結像させる物体が光軸外にある場合、点状物体が線分として結像される非点収差が発生する。これは、物体から様々な平面に沿って放射される光ビームが異なる角度で鏡に到達し、したがって、異なる角度で反射されるからである。両極端の場合は点状物体と主軸によって定まる面(水平面)内、およびその面に直交する面(垂直面)内を伝播するビームによって生じ、水平面内を伝播するビームの焦点は最も近くにあり、垂直面内を伝播するビームの焦点は最も遠くにある。
【0033】
図1は、非点収差の発生を示す図である。結像させる物体1は、凹状球面鏡2の回転面(水平面)内では点3に集束する。垂直面では、遠くの焦点4に像が形成され、焦点3には垂直な線分が現れる。焦点4には、水平面内を伝播するビームによって水平な線分が現れる。鏡面によって形成される像は、最適な焦点すなわち点3と点4との中間地点においても、ピントがぼけたものになる。焦点間の距離は、鏡の回転角度が増大する程増大する。
【0034】
非点収差は、鏡を非球面に研磨することによって補正できる。しかし、要求される面が一様な回転対称性を有さないため、そのような研磨加工は非常に困難な工程となる。さらに、この工程では、特定の点から発生する非点収差を補正できるだけである。研磨によって鏡面の光学特性が損なわれるおそれもある。
【0035】
図2に示す配置構成には、2つの同一半径(R)の凹状球面鏡、すなわち第1の鏡2と第2の鏡5が含まれている。物体1は、第1の鏡2の曲率中心、したがって第1の鏡からの距離がRの地点に配置されている。鏡同士の間の距離は2Rであり、第1の鏡によって形成される像3、4が、第2の鏡に対する物体を構成する。第2の鏡は、第2の鏡からの距離がRの地点に像6を形成する。第1の鏡は水平面内を回転する(すなわち、回転面は水平面である)。第2の鏡は、この水平面に直交する面内で同じ角度だけ回転する。
【0036】
図1に示すように、第1の鏡2は、2つの焦点3、4を順次的に形成する。点3は、水平部分によって形成される像を含み、点4は、垂直部分によって形成される像を有する。点6には、非点収差が補正された完全に点状の像が形成される。
【0037】
鏡の間の散乱光または拡散光の伝播を制限するために、仮の焦点3、4の間に円状の中間アパーチャを配置することもできる。中間アパーチャを点3または点4の位置に正確に配置することもでき、この場合、アパーチャは、物体の線状の像に適合するスリットの形状にすることができる。それぞれの仮の焦線に対して個別に線状アパーチャを配置することを含む、幾種類かの組み合せを考えることもできる。
【0038】
鏡2および鏡5が、物体および像からそれぞれの曲率半径の距離に配置され、また仮の焦点3、4からもそれぞれの曲率半径の距離に配置されている場合、この結像過程で球面収差は発生しない。
【0039】
図3に示す配置構成には、第1の鏡2および第2の鏡5が含まれ、それらの鏡は、図4に適合するような方法で互いに回転する。第1の鏡は水平面内で回転し(すなわち、水平面を定め)、第2の鏡は垂直面内で同じ角度だけ回転する。物体1.1は、第1の鏡の焦点に配置され、この鏡から反射されたビームは、ほぼ平行光線になって無限遠に像が形成される。第1の鏡から発する光ビームの経路は、第2の鏡によって遮られる。それぞれの鏡は、結像において非点収差を発生させるが、その非点収差は解消され、点状またはドット状の像6.1が形成される。
【0040】
図3の配置構成の特に有利な点は、物体と像の位置が鏡光学系の両側にあることであり、それによって光学系の配置が容易になる。図2の解決手段では、物体と像とは互いに近接し、配置空間に関する問題が発生し易い。この問題の解決方法は、たとえば、平面鏡によってビームを偏向することである。
【0041】
図3の場合、球面収差による誤差のため、像は、図2の場合のように正確にドット状にはならない。この場合でも、単一の鏡によって達成されるものよりも像をかなり小さくすることができ、少なくとも、後述する適用例では、この結像誤差は問題にならない。
【0042】
結像される物体の光エネルギーの伝達は、距離の2乗に比例する。これは、たとえば蛍光測定において、物体の距離の変動に応じて放射光が検出される立体角が変化するため、問題となる可能性がある。これは、たとえばサンプルウエルプレートの使用において、窪みごとに液体の容積が異なる場合、誤差の主要な要因となる可能性がある。たとえば希釈の設定において、容積を意図的に変動させる場合もある。誤差は、プレートの通常の公差および曲率の偏差からも発生する。光学系の測定範囲がたとえば100mmの場合、範囲または距離における1mmの誤差によって、約2%の測定誤差が発生する。
【0043】
図3の配置構成において、距離の変動の影響は、第2の鏡5の周りに遮蔽リム(shading rim)または円環7を取り付けることによって相殺することができる。この遮蔽リムは、口径食の結果として光学系に対する立体角を定める。鏡同士の間の距離を適切に選択することの結果として、口径食の効果は物体が近付く程増大し、遠ざかる程減少する。これによって、物体の距離変動の影響を相殺することができ、たとえば、放射光の測定は常に一定の立体角で実施される。鏡同士の間の距離は、最も好ましくは鏡の曲率半径の半分、すなわちR/2である。
【0044】
口径食の詳細を図4に示す。鏡2の半径は200mmである。物体1.1aは97mmの距離に配置され、物体1.1bは77mmの距離に配置されている。鏡から100mmの距離には、アパーチャリング7a、7bが配置されている。図から分かるように、大きなアパーチャリング7aを使用する場合、直線8Aおよび直線8Bは平行であるため、物体の位置の変動(1.1a→1.1b)によって、物体から見込む立体角の大きさは変化しない。立体角は、様々なアパーチャリングの直径においても物体の位置の変化に依存せずに維持される(小さなアパーチャリング7bにおける1組の直線9A、9B)。
【0045】
図5aおよび図5bは、蛍光測定器に適用された本発明に係る光学系の配置構成を示す図である。これらの図では、分かりやすくするために、励起光と放射光の光路が個別に示されている。
【0046】
励起光は、励起光学系10から測定光学系へ供給され、測定光学系は、直方性多面体(rectangular polyhedron)の形状を有するハウジング内に取り付けられている。ハウジングは、その頂部に横方向の入力アパーチャ11を備え、入力アパーチャ11には、それに直交する方向に励起光学系から励起光が供給されて点状物体が構成される。光ビームはハウジングの側壁に対して斜めに到達するため、側壁には、光ビームに垂直な受光面を有しかつ入力アパーチャを備えた出窓(bracket)12が形成されている。
【0047】
入力アパーチャ11からの光ビームは、小さな平面鏡13で第1の凹面鏡2へと反射され、この第1の凹面鏡2は、同様の第2の凹面鏡5へ平行光を発する。第2の凹面鏡5は、第1の鏡の傾斜面に対して90°をなす傾斜面を有している。この配置構成では、非点収差は相殺され、第2の凹面鏡は、測定されるサンプルが収容された下方の測定ウエル15にガラス窓14を通じてドット状の像を形成する。
【0048】
ガラス窓14は、光路に対して僅かに傾斜している。励起光の一部は、この窓面から参照検出器16に反射される。参照検出器は、測定ウエルと同様に光学系によって設定された像面内に存在する。参照検出器は、光源の強度変動を監視するために使用され、この強度変動は、蛍光を計算する際に考慮される。光束は、ウエル15に向かって集束する過程にあるため、参照検出器に到達する光束も同様に集束する。窓が約8%の反射を有する場合、全信号損失は20%よりも小さい。これは、装置の感度をほとんど損なわない。背景蛍光の可能性を回避するために、窓はできるだけ薄くすることができる。
【0049】
窓は、測定光学系のシールドとしても機能し、それによって、サンプルウエルは密閉された空間に収容され、そこからの蒸気または他の噴気が光学系内に入り込めなくなる。窓の材料は、最も好適にはシリカである。窓は、計量装置からの飛び跳ね(spatter)が窓面に到達できないように、測定ウエル15上に十分な距離をおいて配置しなければならない。
【0050】
測定ウエル15内で発生した放射光は、第2の鏡5から第1の鏡2へと伝播し、その後、平面鏡13に伝播する。放射光の一部は、この平面鏡の外側を通過して直進し、ハウジング面の突出部17中のアパーチャ18に、非点収差が補正されたドット状の像が形成され、そこから、放射光読み取り光学系19に導かれる。
【0051】
したがって、平面鏡13の機能は、放射光から励起光を分離することである。最大効率のために、分岐比は、最も好適には約50%−50%である。
【0052】
図6は、測定光学系に導光するための励起光学系10を示す図である。光は、ランプ20(たとえば、閃光キセノンランプ)から、凹面鏡21と2つの凹面回折格子22、23を経由して測定光学系の入力アパーチャ11に供給される。拡散光を消去するため、鏡と最初の回折格子との間の結像点には中間スリット24があり、回折格子同士の間には中間スリット25がある。最初の中間スリットの上流には、さらに回折格子の次数読み取りフィルタ(order reading filter)26が備えられている。
【0053】
図7は、図5bに示す測定光学系と一体化された放射光読み取り光学系19を示す図である。光は、測定光学系の出力アパーチャ18から、2つの凹面回折格子27、28を経由して検出器29(光電子増倍管)に案内される。回折格子同士の間には、中間スリット20がある。検出器の前には、スリット31とフィルタ32がある。
【0054】
図8は、図5aおよび図5bに示す光学系の光度計による測定への適用例を示す図である。
【0055】
測定ウエル15.1は透光性の底部を有しており、(励起)光はウエルを通過し、続いて、サンプル中で吸収された放射光の量が測定される。吸光度を測定するには、ウエル内の光ビームと励起面とを正確に制御する必要がある。励起面は参照検出器16によって測定され、参照検出器では、測定されるウエル内に供給される光ビームと全く同じ光ビームを見ることができる。光ビームは測定ウエルを通じて伝播する。ウエルの通過後に拡散する光ビームは、2つの対向する平凸レンズからなる光学系33および制限プレート34中の円形アパーチャ35を通じて検出器36に導かれる。レンズ光学系からの距離が十分に短くかつ検出器の領域が十分である場合、光ビームが常に検出面に到達できる限り、レンズ材料(好ましくはシリカ)の分散は測定結果に影響を及ぼさない、
【0056】
ウエルの下流における光ビームの集光は、測定光学系の場合と同様に、完全に分散のない作用のための角度に設定された2つの鏡によって実施することもできる。
【0057】
図9は、図5aおよび図5bの光学系を発光光度計による測定へ適用した例を示す図である。
【0058】
発光測定では、光はウエル15.2中で励起することなく発生する。
【0059】
発光光度計による測定では、読み取り光学系19.2に含まれる検出器29(光電子増倍管)の上流でフィルタ37を使用することができる。このフィルタに加えて、底部レベルの測定のために光路遮蔽器を備える必要がある場合もある。フィルタ機構に適切なプラグまたはシャッターを組み込むことができる(1つのフィルタ=プラグ)。
【0060】
図10は、球面鏡38および平面鏡39を備えた配置構成を示している。光は、物体1.1´から球面鏡の中心から外れた第1の反射領域2´に導かれ、この第1の領域から平行光として平面鏡に、そして平面鏡から第2の領域5´に導かれて、この第2の領域から像6.1´が形成される。平面鏡は、ビームが第1の領域から鏡上の90°右または左へ反射されるように傾斜している。これによって、非点収差が補正される。この例では、必要な球面鏡は、比較的大きなものにはなるものの、1枚だけである。平面鏡は、球面鏡の光軸に対してその中心を一致させて配置され、2つの反射領域は、球面鏡の中心から同一の距離にある。
【0061】
図11は、凹面回折格子40による非点収差の形成を示す図である。点状物体1から、焦点面3´に線分が形成される。
【0062】
図12は、凹面回折格子40および平面鏡41を備えた配置構成を示している。光は物体1から回折格子の中心から外れた第1の格子領域40aに導かれ、この第1の領域から所望の波長の光が、平行光からなる平面状の光束として平面鏡に導かれ、平面鏡から第2の領域40bに導かれる。中心から第2の領域への距離は、中心から第1の領域および平面鏡への距離と同一になるように配置され、2つの領域は、たとえば正面から見たときに、互いに90°の角度をなしている。これによって、非点収差は補正され、点状の像6´が形成される。
【0063】
図13に示す配置構成では、光は、点1から第1の球面鏡2、第1の平面回折格子42、第2の平面回折格子43、そして第2の球面鏡5へ導かれて、単色性の高い光による点状の像6が形成される。非点収差を解消するために、上述したように、鏡同士は90°に配置されている。中間の焦点には、スリット44が配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】図1は、球面鏡における軸外の点からの像形成を水平面で示す図である。
【図2】図2は、球面鏡によって導光するための本発明に係る配置構成を示す図である。
【図3】図3は、球面鏡によって導光するための本発明に係る別の配置構成を示す図である。
【図4】図4は、図3に適合する配置構成における口径食を示す図である。
【図5a】図5aは、蛍光測定器における本発明に係る配置構成を示す図である。
【図5b】図5bは、蛍光測定器における本発明に係る配置構成を示す図である。
【図6】図6は、図5aおよび図5bの蛍光光度計で使用できる励起光の伝播を示す図である。
【図7】図7は、放射光を処理するための1つの配置構成内に組み込まれた蛍光光度計において、図5bの配置構成を示す図である。
【図8】図8は、光度計における本発明に係る配置構成を示す図である。
【図9】図9は、発光光度計における本発明に係る配置構成を示す図である。
【図10】図10は、1つの球面鏡と1つの平面鏡とを備えた本発明に係る配置構成を示す図である。
【図11】図11は、凹面回折格子による非点収差の発生を示す図である。
【図12】図12は、1つの凹面回折格子と1つの平面鏡とを備えた本発明に係る配置構成を示す図である。
【図13】図13は、2つの球面鏡と2つの平面回折格子とを備えた本発明に係る配置構成を示す図である。

Claims (18)

  1. 第1の凹面屈折要素と第2の凹面屈折要素とを含み、一方の前記要素から他方の前記要素へと光が伝播できる導光用の装置であって、
    前記要素同士の中心を結ぶ接続線分は、前記第1要素(2;2')の主軸に対しては0を超える入射角を形成し、前記第2要素(5;5')の主軸に対しては、前記接続線分と前記第1要素の主軸によって定まる平面に対して直交する平面内で、同一の大きさを有する入射角を形成することを特徴とする装置。
  2. 物体(1;1.1;11;1.1')から像(6;6.1;18;1.1';6')を形成することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記物体(1)は前記第1要素の曲率中心に配置されるか、または、前記物体(1.1;11;1.1')は前記第1要素の焦点に配置されることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 点状物体(1;1.1;11;1.1')から像(6;6.1;18;6')を形成することを特徴とする請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記第1要素(2;2';40a)の焦点面に存在する物体(1;1.1;11)から像(6.1;18)を形成することを特徴とする請求項3または4に記載の装置。
  6. 前記屈折要素は球面鏡(2,5;2',5')かまたは凹面回折格子(40;40a,40b)であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の装置。
  7. 前記屈折要素は球面鏡であり、前記入射角は5〜20°、特に10〜15°であるか、または、前記屈折要素は凹面回折格子であり、前記入射角は20〜60°、特に30〜50°であることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  8. 光は前記屈折要素同士の間の制限器を通過することを特徴とする請求項1から7のいずれか1つに記載の装置。
  9. 少なくとも1つの前記屈折要素は、遮蔽リム(7)を備えていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1つに記載の装置。
  10. 第1の凹面屈折要素と第2の凹面屈折要素とを含み、一方の前記要素から他方の前記要素へと光が伝播でき、測定光をサンプル(15;15.1)に向けてまたはサンプル(15;15.2)から導光するための装置であって、
    前記要素同士の中心を結ぶ接続線分は、前記第1要素(2)の主軸に対しては0を超える入射角を形成し、前記第2要素(5)の主軸に対しては、前記接続線分と前記第1要素の主軸によって定まる平面に対して直交する平面内で、同一の大きさを有する入射角を形成することを特徴とする装置。
  11. 第1の凹面屈折要素と第2の凹面屈折要素とを含み、一方の前記要素から他方の前記要素へと光が伝播でき、測定光をサンプル(15;15.1)に向けてまたはサンプル(15;15.2)から導光するための測定光学系を備えた光学分析器であって、
    前記要素同士の中心を結ぶ接続線分は、前記第1要素(2)の主軸に対しては0を超える入射角を形成し、前記第2要素(5)の主軸に対しては、前記接続線分と前記第1要素の主軸によって定まる平面に対して直交する平面内で、同一の大きさを有する入射角を形成することを特徴とする光学分析器。
  12. 前記測定光学系は、前記測定光学系へ導光するための入力アパーチャ(11)かまたは前記測定光学系から導光するための出力アパーチャ(18)を備えたハウジング内に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の光学分析器。
  13. 前記測定光を案内して前記入力アパーチャ(11)中に点状物体を形成する光源光学系(10)を含むか、または、前記測定光学系は前記出力アパーチャ(18)中に点状の像を形成することを特徴とする請求項12に記載の光学分析器。
  14. 前記測定光学系は、光を前記測定光学系からサンプルに向けてまたはサンプルから前記測定光学系へ案内するための窓(14)を備えたハウジング内に配置され、前記窓は、好ましくは前記窓を通過する光路に対して傾いて配置されることを特徴とする請求項11から13のいずれか1つに記載の光学分析器。
  15. 前記測定光学系は、導光のための平面鏡(13)を備えることを特徴とする請求項11から14のいずれか1つに記載の光学分析器。
  16. 鏡によって形成される光学系の像の比率は、0.5〜2:1、特に約1:1であることを特徴とする請求項11から15のいずれか1つに記載の光学分析器。
  17. 前記測定光を前記サンプル(15)へおよび前記サンプル(15)から導光し、前記サンプルへの前記測定光は励起光であり、前記サンプルからの前記測定光は放射光であることを特徴とする請求項11から16のいずれか1つに記載の光学分析器。
  18. 前記励起光および前記放射光は、互いに重なり合っていることを特徴とする請求項17に記載の光学分析器。
JP2003521426A 2001-08-20 2002-08-20 光学分析器 Expired - Lifetime JP4029406B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI20011672A FI20011672A0 (fi) 2001-08-20 2001-08-20 Valon johtaminen
PCT/FI2002/000680 WO2003016979A1 (en) 2001-08-20 2002-08-20 Conduction and correction of a light beam

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005500539A true JP2005500539A (ja) 2005-01-06
JP2005500539A5 JP2005500539A5 (ja) 2005-12-22
JP4029406B2 JP4029406B2 (ja) 2008-01-09

Family

ID=8561762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003521426A Expired - Lifetime JP4029406B2 (ja) 2001-08-20 2002-08-20 光学分析器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20040218261A1 (ja)
EP (1) EP1438626A1 (ja)
JP (1) JP4029406B2 (ja)
FI (1) FI20011672A0 (ja)
WO (1) WO2003016979A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI20031294A0 (fi) 2003-09-10 2003-09-10 Thermo Labsystems Oy Fluorometrin kalibrointi
US8253940B1 (en) * 2009-08-24 2012-08-28 J. A. Woollam Co., Inc. UV-IR range variable angle spectroscopic ellipsometer
CN102967365B (zh) * 2012-10-08 2014-12-24 上海交通大学 扩展光谱仪光谱测量范围方法及系统
CA3096129A1 (en) 2018-04-25 2019-10-31 National Research Council Of Canada High resolution and high throughput spectrometer
DE102018215587A1 (de) * 2018-09-13 2020-03-19 Osram Opto Semiconductors Gmbh Strahlleitende kavitätsstrukur, gassensor und verfahren zum herstellen der derselben

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2688094A (en) * 1952-05-09 1954-08-31 California Inst Res Found Point-focusing X-ray monochromator for low angle x-ray diffraction
US2941078A (en) * 1954-02-16 1960-06-14 Centre Nat Rech Scient Anastigmatic catoptric device
FR2125114B1 (ja) * 1971-02-11 1973-12-07 Nal Etu Spatia Es Centre
FR2392376A1 (fr) * 1977-05-26 1978-12-22 Acec Sonde optique
DE3020342C2 (de) * 1980-05-29 1985-10-03 Elektro-Optik GmbH & Co KG, 2392 Glücksburg Optisch-mechanische Abtastvorrichtung
DD218791A3 (de) * 1982-06-29 1985-02-13 Akad Wissenschaften Ddr Circulardichroismus (cd)-messgeraet
GB2141554A (en) * 1983-06-15 1984-12-19 Philips Electronic Associated A slit imaging system using two concave mirrors
JPS628730A (ja) * 1985-07-03 1987-01-16 工業技術院長 眼球屈折力測定装置
US4921338A (en) * 1989-05-09 1990-05-01 Macken John A Corrective optics for rectangular laser beams
US5066127A (en) * 1989-08-29 1991-11-19 Hyperfine, Inc. Stigmatic imaging with spherical concave diffraction gratings
US5140459A (en) * 1989-08-29 1992-08-18 Texas Instruments Apparatus and method for optical relay and reimaging
US5018856A (en) * 1989-10-30 1991-05-28 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture Continuum source atomic absorption spectrometry
WO1993016352A1 (en) * 1992-02-05 1993-08-19 Laser Machining, Inc. Reflective collimator
US5436723A (en) * 1993-03-05 1995-07-25 Thermo Jarrell Ash Corporation Spectroscopic analysis
US5506149A (en) * 1995-03-03 1996-04-09 Thermo Jarrell Ash Corporation Spectroanalytical system and method
FI954511A0 (fi) 1995-09-22 1995-09-22 Labsystems Oy Fluorometer
US6022114A (en) * 1998-05-01 2000-02-08 Nikon Corporation Anamorphic afocal beam shaping assembly
US6654119B1 (en) 1999-04-21 2003-11-25 Chromagen, Inc. Scanning spectrophotometer for high throughput fluroescence detection

Also Published As

Publication number Publication date
EP1438626A1 (en) 2004-07-21
WO2003016979A1 (en) 2003-02-27
FI20011672A0 (fi) 2001-08-20
JP4029406B2 (ja) 2008-01-09
US20040218261A1 (en) 2004-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4791625B2 (ja) 分光光度・比濁検出ユニット
JP5546454B2 (ja) 広幅分光計
JP2019515256A (ja) マルチパスサンプルセル
JPH11511561A (ja) 蛍光光度計
JPS628729B2 (ja)
JPS591971B2 (ja) ブンコウコウドケイ
JPH07286957A (ja) 屈折計
JP5743558B2 (ja) 分析装置
EP3748339B1 (en) Device for gas analysis using raman spectroscopy
US20070030482A1 (en) Spectrophotometer with adjustable light pathlength
JP4029406B2 (ja) 光学分析器
JP2009128073A (ja) 光学ユニット
US8541760B2 (en) Method for calibrating a deflection unit in a TIRF microscope, TIRF microscope, and method for operating the same
US9632023B2 (en) V-block refractometer
JP7486178B2 (ja) 分光分析装置
WO2019105245A1 (zh) 光谱仪及光谱检测系统
JPH01291130A (ja) フォトグラフィックデータ測定装置用測定ヘッド
CN212059104U (zh) 一种宽光谱高灵敏度拉曼光谱仪
JP4692848B2 (ja) 蛍光計の較正方法
JP2011058953A (ja) 検出装置、それを備えた光学装置
JPH11142241A (ja) 分光透過率測定装置
JP2014115268A (ja) 分光分析装置
JP7194580B2 (ja) 分光計測装置
JP7070797B2 (ja) 光散乱検出装置
US20240110874A1 (en) Intensity calibration of multipass raman systems using standard reference materials

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051102

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060201

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070905

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4029406

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101026

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111026

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121026

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131026

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term